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「松田聖子という奇跡を追って」 vol.21

916名無しの聖子ファン:2019/12/08(日) 22:04:27 ID:qznPxKG60
● 『Windy Shadow』 テーマはアメリカン・シネマ

1984年の松田聖子プロジェクトのテーマは「シネマ(虚構世界)」。
前作『Tinker Bell』が「メルヘンとファンタジー」のアプローチであったのに対し、
本作は当時の「アメリカンシネマ」をテーマとしている。
佐野元春作曲のシングル曲「ハートのイヤリング」など物語性に富んだ曲が多く、
松田聖子自身のプライベートや心情を想起させるような楽曲もあり、
新規を含めた作家陣が、松田聖子と言う類稀な素材で遊んでいるような印象だ。

サウンド的にはゴージャスで実験的。
それはデジタル音楽機器の普及期という当時の背景もあるのだが、
最先端の音を、大胆にも超ド級のメジャー歌手に適用するという、
松田聖子プロジェクトの柔軟で強気の姿勢と、影響力の大きさが伺える。

比較的、音数が多く余白の少ないアレンジの曲が多い本作であるが、
その割にボーカルがくっきり立って、すっきりと聞けるのは、録音の秀逸に因る。
ハイレゾ音源などではサウンド面の充実が際立っている。

尚、松本隆は本作を持って松田聖子プロジェクトから一旦離脱。
次のコラボは86年発表のアルバム『SUPREME』を待つこととなる。

https://i.imgur.com/xtWycid.jpg
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