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「松田聖子という奇跡を追って」 vol.21
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● 本当に歌のうまいアイドルは誰だったのか 聖子、あやや、AKB48は?
https://dot.asahi.com/amp/dot/2019110500093.html
アイドルの歌唱力。これを論じるのは難しい。
芸能や芸術の巧拙なんて、しょせんは好みによるところが大だし、
そもそも、アイドルの魅力において「歌のうまさ」がどれほどの意味を持つのか、
よくわからないからだ。
ちなみに、メリー喜多川さんはアイドルのライブについて
「何か鳴ってりゃいいのよ」と言い放ったという。
男性アイドルの場合「ヘタなほうが女の子の母性本能をくすぐる」として
事務所が歌の練習をさせないケースもあるようだ。
これは、女性アイドルにも通じる話だろう。
歌のうまさはともすれば「可愛げのなさ」につながるから、両刃の剣でもある。
そんななか、歌唱力と可愛げとを
高いレベルで両立させたのが、松田聖子と松浦亜弥だ。
ふたりとも、可愛い歌を聴かせるとともに、自分を可愛く見せる天才だった。
それゆえ、歌のうまさが嫌味にならず、
いわば「歌ウマ」アイドルの理想型となれたのである。
(後略)
https://i.imgur.com/q8KgxBY.jpg
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