アルバム「Pursuance: The Music of John Coltrane」から一曲
ギャレットのアルトは薄っぺらなので、いくら俊敏に吹いてもわたしの気持ちは溶け込まない
でも、このアルバム
彼の気持ちがコルトレーンに溶け込んでいる様子は充分、感じ取れる
努力を重ね、ハードボイルドというものに迫りたいと願う彼らの熱情を聴きたい
「ヘヴィ・メタル・ビバップ」あたりに比べて、
演奏からランディ&マイケルの体温をしっかり感じさせてくれる、意外な好作品
「And Then She Wept」は昔ながらのフュージョン風だけど好きだな
モード系ジャズの香りを感じさせる「The Nightwalker」もカッコいい https://www.youtube.com/watch?v=ZSIxnvOnDts
アコースティック・ギターでブラジルの香りを漂わせるチャーリー・バード
オーソドックスなバーニー・ケッセル
カントリーの影響も受けたハーブ・エリス
三人とも個性的なので共演しても聴き分けられると思うし、楽しい一作
曲はメドレーの「Nuages〜Goin' Out Of My Head〜Flying Home」 https://www.youtube.com/watch?v=ljnTiNgcLbE
セルダン・パウエルは後年、スタジオ・ミュージシャンで小銭を稼いだ
ダニー・ハサウェイの「Extension Of A Man」にまで参加してたのは驚いたなあ
彼のテナーサックスは、むしろアルトのジョニー・ホッジスあたりの影響大かも
「サマータイム」あたりを聴くと、そう感じる
盤全体は中身のないスイングセッションだけど、ちょっとブルージーなギターといい、
聴くたびに長所の数がつまらなさを上回っていく https://www.youtube.com/watch?v=aaxowhtrV7U