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B'zレビュースレッド

100管理人:2017/04/06(木) 00:52:20 ID:???0
これを忘れていた
夢ファンタジーは俺空耳だと思ってたら、あれが実歌詞だったというw

あのセンスは稲葉に継承されたところがあるんじゃないかと思う


>>99
サークルで入門は無理だわなw
偏ったイメージを植え付けるだけ

雷鼎も書いてたオールナイトニッポンで何曲か流したのが
俺は初聴きだったのだけど

すぐに買いに行こうと思わせる魅力がなかったのはよく覚えてる

101管理人:2017/04/06(木) 00:53:28 ID:???0
松本のアコギはあまりプレイ幅広くないからね

とはいえ
デジタルサウンドと組み合わせてのアコギ(初期)、
ブルースやアメリカンロックを意識していた頃のアコギ(93〜98年頃)
はまだ上手くはないなりにも使用度と存在意義のバランスは取れていたわけだが

00年代以降、そういうキャラというか位置付けのよくわからない
とりあえずストローク入れといた、みたいなのがやけに増えて…


hole in my heart
(これはMixtureのよりオリジナルの方がエコーのかかり具合が
曲に合ってるんだわこれが)
ハピネスとかはアコギが良かった曲としてすぐ思い浮かぶし

BLOWIN'やHiもなんか雰囲気によくマッチしていたし

意表を突いたSHINEのイントロも良し

他にも部分部分でとか印象に残るものがあったわけで、
技術はともかく、入れ方のセンスが無いってことはなかったはずなんだが…
どうしてああなった

102 ◆Qss0HrE9To:2017/04/06(木) 02:52:38 ID:ibo5..Dw0
稲葉の歌詞だが、00年代は曲調アレンジがシンプルに
なったのに引っ張られて表現がストレートになりすぎてるのが
気になったな。
応援歌が増えたとよく言われるけど、そこだけじゃなく
ストレートボール投げまくりだったぞ。
僕には君がいるってタイトル90年代じゃ絶対使わんだろ。
あの頃ならもう少し比喩を交える。
まぁ春(直球)なんて曲もあったけどww
あれも歌詞は捻くってて00年代曲とはやっぱ違うんだよなぁ。

>>95
あのフルピッキングも調子悪い時のインギーみたいな
手癖プレイで駄目でしたね(諦観)
エピックナイトだとGREENの曲もいい感じになったから
今こそ再録アルバム出して欲しいな。
00年代の曲はほぼ全部再録していいわ。
俺もMagicツアーが初めての生B'zだったよww
あれは松本は良かったんだけど謎セトリに戸惑ったな。

>>101
エレキのパワコーにアコギ重ねるアレは
今でも何がしたかったのかよく解らんね。
GREENツアーとかゆずかよって弾き語りアレンジやってたな。
あの頃から何かおかしくなった。
それ迄の松本ってHOMEのイントロとかさ、アコギでも
割りと凝った入れ方するイメージあったんだよなぁ。

103管理人:2017/04/08(土) 20:44:08 ID:???0
>>102
http://bztak1783.livedoor.biz/archives/50917813.html
ここのブログ主による

>「ACTION」での内容ですでにわかりきった、終わった問題だと考えられます。

の言い分は、??でしかないのでスルー対象だが


引用されている夏至明が全肯定を撤回した時の一文、

>ベタはいらない。ネタがほしい。

結局これに尽きるんだよなと


まぁ歳を取って、制作全般をプロデュースするソロ活動も増えると
捻った歌詞で存在感を出すことへの比重は減っていくものなのかもしれないし

信者にしても高齢化で、もうネタじゃなくてストレートでいいと、
並走するように何も疑問を持たずにここまで続けてる層も
一定数いるというのが現状だろうなと

107THOUSAND NANASHI:2017/04/09(日) 02:03:10 ID:Goi7Loy.0
>>104
おっ待てい、大賀がサポメン入りしたのはカモンツアーからだゾ(指摘)
管理人はプレイかなり高評価なんすね〜
個人的には後期B'zの印象薄バラードの一味扱いだったわ。

108管理人:2017/04/09(日) 12:06:24 ID:???0
>>107
おっと違ったか
マジック、カモンDVD持ってないからモロに記憶違いだw

これから修正しますわ

109管理人:2017/04/09(日) 13:47:07 ID:???0

【 B'z アルバム 】 


▼ MAGIC


 前作の迷走具合から一転してストレートな作風となった本作だが、
 松本のギターはここにきてやっと、ふっ切れたように全編勢いの感じるプレイを見せ、
 トーンもボグナー時代の胸毛サウンドから脱却した新嗜好が感じられる。

 とはいえ、これを復調と言うと90年代回帰のように思えるので、
 正確には00年代スタイルの集大成、もしくは10年代を目前にしての
 新機軸とでも言う方が正しいだろうか。

 まぁこの後、10年代が経過してから振り返ってみると、
 B'zとしての活動ペースは緩やかなもの(大御所化)になっていくので、
 どちらかというと集大成というニュアンスの方が強い印象を受ける。

110管理人:2017/04/09(日) 13:47:59 ID:???0

01. Introduction  【 70点 】

 MAGICのメロディを使ったインスト。すぐに終わる。


02. DIVE

 記載済み。


03. Time Flies  【 75点 】

 気持ちVAN HALEN風ってとこか?

 DIVEとテンポを同じにして曲が繋がる形になっているのは
 何かを狙ったのかもしれないが、前の曲にイメージを引きずられてしまうので
 個人的には区切りがないのはしっくりこない…。


04. MY LONELY TOWN

 記載済み。


05. long time no see  【 80点 】

 単音リフがコミカルに聞こえなくもないので点を下げそうになるが、
 プレイの勢いが評価を補っている。


06. イチブトゼンブ

 記載済み。


07. PRAY  【 95点 】

 ブラフ(曲)からオルタナ感、余計なヘヴィネス性が抜けるとこうなるというか。
 00年代B'zのバラードの集大成と言っていい。

111管理人:2017/04/09(日) 13:49:06 ID:???0

08. MAGIC  【 80点 】

 MY LONELY TOWNのようなイントロに一瞬ん?と思うが、ブルースハープと
 チョーキングフレーズが入ることでHR側のニュアンスになっているのは正解。

 歌部分に入ると、ファンクなカッティングを交えた
 B'zらしい典型曲であるとわかる。


09. Mayday!  【 75点 】

 ウィキペディアより
 >松本によるとモータウンではなく、ディスコを意識したらしい。

 ディスコなのか。よくわからないけど(笑)


10. TINY DROPS  【 60点 】

 これは退屈。


11. だれにも言えねぇ  【 85点 】

 カチコチ鳴っている打楽器が、必要なのかと思うと微妙なところ。
 まぁプレイや曲は十分良いので評価にほとんど影響はないと言えば無いのだが。


12. 夢の中で逢いましょう  【 70点 】

 昭和歌謡を意識、ということでイントロからの感じからすると、
 サビのギターはクリーン寄りのものにした方がよかった気がする。


13. Freedom Train  【 85点 】

 メロハーでブラスが入って人生訓な歌詞が乗っかる、
 これまた「らしい」典型曲で安定の締め。

112THOUSAND NANASHI:2017/04/15(土) 10:17:55 ID:6eAOnzx60
ID:Goi7Loy.0さん、リクエストでPleasure2000 -juice-のレビューしていただきたいです。

このツアーは極端に映像化されたものが少ない反面、翌年のELEVENツアーDVDがまさかの名作となったので未だ埋もれている名演があるのではないかと思ったからです。

もっともノロノロPleasureや原曲のスマートさが無くなってしまっているLOVE PHANTOM(2人のヤケクソなテンションは嫌いではないですが)を聴く辺りスカくさいですが...。

115管理人:2017/05/02(火) 21:40:04 ID:???0

【 B'z シングル 】



▼ さよなら傷だらけの日々よ  [ 75点 ]


 ペプシコーラのCMタイアップ。なので曲自体は爽やかではあるが、
 リフはラウドロック気味、歌詞は「恋人との破局から次へと踏み出そう」
 という幾らかの泥臭さを持たせたもので
 (なんせ「傷だらけの日々」なわけでw、どんだけ上手くいかなかったんだと)
 爽やかジャストになってはいないのは

 (Wikipediaより)
 >僕らが『普通の爽やかさ』を追求してもどうだろう?
 
 という意識からとった結果ということか。


 ギタープレイも主張は少なく簡略ロック。
 最後の砦ギターソロでもトレモロ祭り、ってことで
 MAGICでの勢いはどうしたと言いたくなる後退ぶりである(苦笑)。
 (この結論はC'monのレビューに続く)

 ということで、ギターがもっと頑張っていれば
 5点、10点プラスできたはずなのに…、そんな曲。



▼ Dawn Runner  [ 50点 ]


 アコギの出だしは、カヴァーデールペイジでこんな感じのやつあったでしょw

 で、曲が始まるとZEPのカシミール風ってとこか?
 やはりペイジ意識。

 まぁでも出来はというと単純な重い曲で、全然フックが無いのでつまらない。

116管理人:2017/05/02(火) 21:40:47 ID:???0

【 B'z シングル 】



▼ Don't Wanna Lie  [ 80点 ]


 3連もの?だよなこれは。シングルでは珍しい(MOTEL以来か)。

 個人的にはMY LONELY TOWNに近いポジション。
 飛び抜けた良さは無いが、ちょっとした佳曲。

 アニメタイアップ用に適度に仕事した結果、ってとこか。



▼ Homebound  [ 70点 ]


 曲自体は悪くないはずだが、
 アコギのストロークで「またこのパターンか…」感が増幅される。

 松本の場合、アコギジャカジャカは
 単調に聞こえるものが多いのでいい加減封印して欲しい。

 別に弾きまくりじゃなくていいから、
 ジャカジャカ「だけは」禁じ手にすることで
 バッキングのバリエーションは自然と増えるんじゃないの?

 まぁこんなもの素人の戯言でしかないんだろうが…。

117管理人:2017/05/02(火) 21:43:38 ID:???0

【 B'z アルバム 】 


▼ C'mon


 これはMONSTERの再来か…?と言えるほど、前作の様な勢いは感じられない。
 のだが、この後の作品も含めてリリース間隔を見ると、
 B'zは大御所路線に入ったのだと見ればまぁこんなもんかとは思える
 (本作では震災の影響による製作期間の延長があったとはいえ)。

 00年代は過ぎ去り、もはや時代に迎合することもなくなったのかもしれないが、
 既に若くはない事実は変えようがなく、意図的にハッスルすることなしに
 今のB'zが普通にやったらこうなったとでもいうような作品。

 そしてツアーに入ると遂にというか、
 十分にリードの弾けるサイドギタリスト(大賀好修)がサポートメンバーに加わることに。
 その結果、松本がプレイをしなくなる部分もちらほらと…。

 そんなところで改めて振り返ると、MAGICは何らかの集大成的なものであったと感じるわけだ。

119管理人:2017/05/02(火) 21:50:00 ID:???0

01. C'mon  【 85点 】

 東北震災後に作られたメッセージソング。
 ということで穏やかな曲調からのスタート。


02. さよなら傷だらけの日々よ

 記載済み。


03. ひとしずくのアナタ  【 70点 】

 この打ち込みとリフの感じだとCOMPLEXを連想してしまうw
 (別に元ネタという意味ではなく)
 打ち込みだからといってB'zの王道とはまた違うニュアンスになっている。

 その辺りでこのアルバムでは異色な曲だと思う。


04. Homebound

 記載済み。


05. Don't Wanna Lie

 記載済み。


06. DAREKA  【 80点 】

 間延びしたリフがどうも不足感が拭えないがw
 曲は悪くない。

 ギターソロ後のコーラスが新鮮。


07. ボス  【 60点 】

 ジャジーな曲に乗っかる歌詞は…、ミスマッチな印象が強い。
 (当時の総理大臣批判だという)

 愚痴る権利は誰にでもあるが、こういう形で出されるとなんとも中途半端な、
 やらない方がよかったと思うんだが、どうだろう。

 例えば何かメッセージを出すならば、まず一曲目でメタル調に乗せて怒り爆発、
 アルバム最後はC'monで締める、なんて単純極まりない形にするとか、
 …だと主張が過ぎて避けたいと思うタイプだから
 こういう形にしたんだろうけどね、稲松は。

120管理人:2017/05/02(火) 21:54:14 ID:???0

08. Too Young  【 75点 】

 昭和歌謡意識だと。

 MAGICでの「夢の中で〜」に続いてということになるが(正確には「雨だれ〜」も含むか)、
 これは、今こういうものをやることに意味がある、というような
 音楽的に狙ってやったというよりは、
 単純に松本が懐古する年齢になってきたからだ、と解釈する方がしっくりくる。


09. ピルグリム  【 80点 】

 儚げな曲に乗るギターのメロディが印象強い。


10. ザ・マイスター  【 55点 】

 パルスの系統になる微妙曲。

 このタイプのロックものは紙一重でコミカルにも聞こえるので、
 そこに加えてアップアップアップとかヒィヒィヒィなんて言葉が乗っかると
 滑稽な側にメーターが振れ過ぎるw
 カッコ悪くなってしまってはダメだと思うわけ。
 
 逆に、紙一重で良い方に持って行けているのはlong time no seeとかで、
 あれは勢いで納得させてるような例。


11. デッドエンド  【 85点 】

 このイントロでどこへ行く?と思ったところハードロッキンなリフになり俺歓喜w
 90点級にはいかないものの、このアルバムではこれがベスト曲か。


12. 命名  【 65点 】

 ギリギリ聴けるレベルだが、バラードのテンプレ通りで退屈。
 
 お仕事的に入れてるのか、演奏する側は飽きないのかよくわからないが。


13. ultra soul 2011  【 70点 】

 アレンジに変化らしい変化はなく、原曲に忠実でありつつバンドサウンドを強調したバージョン。
 つまりやってることはこれまでやってきたライブバージョンと同じようなもの。

 それだったらこれまでのライブテイクを聞けばいいわけだし、
 あれだけ00年代B'zの定番曲として受け入れられたオリジナル版に対して
 再録曲として記憶を上書きする必要も感じないので、
 個人的には蛇足でしなかない。

 まぁタイアップ絡みで入れたボーナストラックのようなものらしいが、
 シングルの3曲目にするとか、完全なオマケでもよさそうなところを
 アルバムにねじ込んだというのは、少しでも売れ線曲を増やしてておきたかった
 事務所の要望感が拭えない(苦笑)。

121THOUSAND NANASHI:2017/05/06(土) 15:31:36 ID:Goi7Loy.0
>>112
最近多忙なことなどありすぐにとはいかんが、少しずつ聞き進めている
ただ基本の参考音源が台風でライブ短縮した日の分なので
コンディションが悪い中でのものを評価するといった形になるのはご了承いただきたい
実際に別日の大阪ドームの音源(こっちは三曲くらいしかないw)については
所々千葉マリンよりいいんじゃないか?ってとこもあるので
DVD化されると案外…って可能性もあるってことね(実際映像化に短縮されたライブは使わないだろうしw)

122THOUSAND NANASHI:2017/07/01(土) 01:58:52 ID:Goi7Loy.0
随分遅れてしまったが、前にリクエストあったレビューを。

ジュースツアー(参考音源、千葉マリン8/9、大阪ドームの一部)→80/100点
プレジャーツアー+ベスト三枚の発売直後ということもあり、90年代の人気曲を中心とした選曲。
その中でもプレジャー2000は松スレでは「モタモタプレジャー」と評されており、稲葉松本の劣化の象徴とされてきた。
しかしそのモタモタについて、違った視点で考察することからレビューを始めたい。
プレジャーのモタモタぶりは稲松の劣化というよりも、ブラフ以降のラブファンと同じように、バンド全体の演奏が原曲を離れて行っていることが原因なのではないだろうか。
一番わかりやすいのがドラムのリズムパターンで、原曲の一光テイクは16ビートのような叩き方なのに対して黒瀬テイクは8ビートに近いものになっている。
松本のサビでのバッキングも同じようなことが言えて、これは一概に劣化といえるものではないのでは?というのが個人的な考えである。
事実、ほぼ原曲通りの演奏といえるラブミーやユーアンドアイでは特にモタつき等の傾向は見られないし
孤独のランナウェイでは前のレビューで管理人が言った所の「グルーヴィーな脂ののった演奏」を披露してくれている。
一方もう一度キスしたかったではなぜか原曲よりBPMが下がっており、結果モタついた感じを招いている所があるので、映像化の際この曲は期待しない方が吉。
統括すると原曲に近い形でメンバーが演奏しようと思っているであろう曲については、イレブンに通じるような質の高い演奏ができていると言えるのではないだろうか。
稲松別にコメントするなら松本の調子はイレブンに近い感じで、稲葉の調子はイレブンが比べ物にならない程好調、かつブラフ程ネバりやキンキンが気にならないといった所。
演出面でも孤独のランナウェイでタイムツアーでの稲松腰振りを再現するなど、90年代の流れが幾分残っているツアーであったと言えるだろう。
また>>121でも書いた通り、参考音源のうち千葉マリンは台風でライブが短縮になったものなのに対し、大阪ドームは通常通りということで
演奏のクオリティ的には後者に軍配が上がる。なのでかつての松スレ民の様に、豪雨の中のOPアクトを見ただけで劣化のせいでモタつきまくり、とするのは
やや早計だったのではないか、ということで、ブラフやファイナルプレジャーよりは高めの80点をつけさせてもらった。
結論としてはイレブンツアーのさよならなんかは言わせないやさま弾、ジャップザリッパーといった過去曲の出来が許容できる人であれば
ジュースツアーの演奏も一部を除いて満足できる、といった所になるだろう。

123THOUSAND NANASHI:2017/12/17(日) 01:28:07 ID:dHEXa/5.0
ダイナソー何周かしたのでここでレビューをば。

DINOSAUR 85点
先行シングルの声明やタイトル曲の様相からして、前作のようなルーツHR回帰路線を行くのかと思いきや
内容はそれを裏切ってくる、まさにごった煮とも言えるジャンルの多様さであった。
しかしこれは肩すかしとか期待外れとかそういう風にはなっておらず、どの曲も主にサウンド面で一癖も二癖もあることで
かなり判断の難しい、その点では聴きごたえのあるアルバムだったと言える。
フックの利いたメロディを並べた松本と、新アレンジャーであるYT(だよな?w)の手柄なのではないだろうか。
前作と比べ勝っている点として、そういった癖のお陰でバラード曲が中々魅力あるものとなっていることがある。
前作のクラスメイトやエンサマEDSEの曲などははっきり言って「ここいる?」レベルの出来だったが、今作にはほぼそういう曲はない。
一方でギターのミックス?録音?はイマイチで、一部の曲ではかなり音割れが発生している。
これさえなければ個人的には90点以上を付けられる出来だったのだが…本当に惜しい
良質なコンポで聴けばノイズも気にならないという噂を聞いたので、もし避難所民にオーヲタがいれば是非意見を拝聴したい。
まとめとしては、前作のエピックデイと今回の新譜で、丁度7thの一枚目と二枚目のような関係にあるのかな?と感じた。
7thとどちらが出来が良いかといえばそれは言うまでもないが、ここにきてまた当時を髣髴とさせるようなわかりづらいアルバムを出してくるとは思わんかったぜ。
わかりづらいと言う意味で言えばイレブンとかと共通するのかもしれんが、松本のプレイ等の下地にしっかりとHRHMが生きているか否かという点では全く別物だね。

124THOUSAND NANASHI:2017/12/17(日) 02:09:27 ID:dHEXa/5.0
①Dinosaur 85点
アルバムのドアタマ、そしてタイトル曲として相応しい出来になっている。
松本のシェンカー感がかなりカッコよい上に、難点であるメロディの微妙さも稲葉の面白い歌詞でカバーされているのでは。
惜しむらくはギターの音割れか。それさえなければ+5点といった所

②CHAMP 80点
タイアップの都合もあったんだろうが、稲葉がサビにうまく言葉をのせれていない点はマイナス。
ただ松本のプレイが上質なお陰でかなり救われているということでこの評価となった。
80点といえばそれなりに見えるが、サビ〆のぶっちぎる連呼は絶許。

③Still Alive 100点
おれたちがB'zに求めるものが全て詰まっている。
てかタイアップと同時にちゃんとシングル出しとけばそれなりに売れたと思うんですけど(名推理)

④ハルカ 85点
トミーボーリン時代のDPを一寸髣髴とさせる感じ。
00年代の松本なら胸毛ぼさぼさでイミフな曲になってただろうが
今作ではしっかりとHR魂のあるプレイを披露してくれており、ファンキーさとその相乗効果が心地よい。

⑤それでもやっぱり 90点
やっぱり…松本君のテレキャスを…最高やな!
個人的にはギタープレイだけでもう90点あげられるくらいすき。
稲葉はグリコのおまけという松スレの常套句を思い出す時が来た。

⑥声明 70点
MOVEの焼き直しは今やったところでMOVEを越えられん。

⑦Queen Of The Night 95点
今回のブラックコーヒー枠かな?
こういうAOR感(雷県曰く深夜の首都高か何かか)出そうと思えばまだ出せるんじゃないか(憤怒)
俺知ってるんですよお〜、こんな曲出せるならフレンズⅢも出来るって(ねっとり)

⑧SKYROCKET 70点
サークルを今やったらこんな感じになりますって曲かね。
好きな人も結構いそうだが、個人的にはイマイチ。

⑨ルーフトップ 85点
松本らしいメロディで結構好き。サビメロでユニゾンしてるのも結構珍しいんじゃなかろうか。
歌詞は近年の稲葉に頻出の、青春を振り返って的な所か(古くは恋心まで遡るが)。
なんとなくメロディにいい感じでマッチしてる気がするゾ。

⑩弱い男 85点
トミーボーリン第二弾。こいつ絶対カムテイストザバンド最近聴き返したゾ(確信)
評価はハルカと全く同じ。Bメロが結構お気に入りなのと、これは無関係だが稲葉の最後の溜息で毎回草を抑えきれないw

⑪愛しき幽霊 65点
これいる?ぶっちゃけ曲名通り、幽霊並の存在感のなさじゃないか。
13年あたりに作った曲でずっと松本のお気に入りだったらしいが、やっぱりこの時期の作品はダメみたいですね…

⑫King Of The Street 85点
これぞHRギタリスト、という曲で、気持ちよく85点を付けられた。
てかキングオブストリートってそういう意味かよwww
あっお前さ稲葉さ、さっき犬の散歩してた時、渋谷のホームレスチラチラ見てただろ(迫真)

⑬Purple Pink Orange 90点
モンスターで影武者が弾いた無言のプロミスを、本気の松本がガチで弾けばこうなるという曲。
コナンの曲と若干かぶってねえか?と思わないこともないが、名曲であることは間違いない。
インタビューによると松本が思ってたより稲葉がノリノリで取り組んでくれたらしく、近年のバラードでは稲松共に白眉であると言えよう。
惜しむらくはやはりギターの音割れで、それさえなければ95〜100点まであった。

125管理人:2020/11/08(日) 14:50:56 ID:???0

【 松本ソロ 映像 】 


▼ TMG / Dodge The Bullet  [ 80点 ]


ライブはギター1本、作り込み不可の一発演奏。というわけでHRをベーシックとしながらもわずかながらに当時流行のダークでモダンなロックも意識したような癖のあるニュアンスは音源(アルバム)程には出ていないと言えるが、ここぞとばかりに炸裂しているBognerアンプ(Uberschall)のギンギンギラギラな轟音は好みの分かれそうな濃厚な主張を放っている。松本のUberschall時代の音を知りたきゃこれ観とけ、と断言できる程の。(とは言いつつも、個人的には00年代のExtacyのトーンと比べればこっちの方が松本「らしい」音ではあるか、とも思っている。あくまで比較的には、で)

パフォーマンスの面では、カバー曲ROCK IN AMERICAのギターソロが完コピではないだとかそんな細かい部分は抜きにして、夢の舞台を自然体で楽しむ松本が全開であり、総合的に見て十分合格ラインに達している。…はずなのだが、個人的にはヘビロテするほどツボに入り切らないのもまた確かでどうにも何かが足りない。

それは、「勢い」なのかな、と。ベテランらしい安定確実なHRギターを聞かせてはいるものの、もしこれが90年代後半であったならこの時以上にロックな魅力をアピールできていたのではないかと思うと歯がゆいところで。

まぁ時は04年。さすがに松本も一段歳を取ったのだと言わざるをえない惜しさが残る。

「安定の良いライブ」であることは確かだが、聴き手を選ぶこの「ある程度ダーク」な作風をものともしないような強い魅力には欠けている。そんな一枚と言えるのではないか。

126THOUSAND NANASHI:2020/11/09(月) 10:30:22 ID:j7plBCzo0
Uberschallはツアーではファイナルプレジャー、BMでも使ってますよね

127管理人:2020/11/14(土) 20:58:21 ID:???0
>>126
その2ツアーは時期的にそうだろうなという気はしていたんだけども
俺はまだ未確認だった

TMGは鍵盤なしのギター1人だったから
空間を埋めるのに、ロック感を出すのに
Uberschall期では一番ギンギンな音にしてたんだろうなとは思う

128管理人:2020/11/14(土) 21:02:45 ID:???0

【 B'z アルバム 】


▼ EPIC DAY ▼


前作から3年以上の間を置いてのリリースであるが、
「ファン皆、待たせたな!」と言わんばかりに多数の曲収録、ということはなく。
珍しく曲数がかなり絞り込まれており、10曲という結果に。

それにより、楽曲個々のクオリティも練り上げれられて...
いるのかというとそうでもないのが本作を語る上での悩みどころで(苦笑)。

曲数絞った割に作風はポップにもロックにも比重を寄せていない。
それは言葉の上ではバランス型のようでいて、総合的な印象は中途半端ではあるのだが、
アナログレコードのようにA SIDEとB SIDEという区切りを意識した選曲をしていたり、
ロック曲ではクラシックロックな雰囲気が強かったり、
ソフトな曲でも稲葉ソロ感の強いシンプルさを許容している辺りで
ある程度の制作意図は見える。

それは自然体。と言うとこれまでもメンバーが度々発言してきたような
「その時々やりたいことをやってるだけ」という意味合いと同じであり
何が違うんだということになるが、
これまでのアルバムはなんだかんだで、コンセプトのようなものがある時はあったし、
(程度の差はあれ)「B'zらしいポップさ(バランス感)を意識した」結果に収まってきたものだと思う。
そんなバランス感や目的すら取っ払った自然体で出てきた結果が本作なのではないか、
というのが個人的見解になる。

稲葉ソロ感が強くてもよしとしていること。
クラシックロック感を比較的出してはいるが色全開というほどでもない。
ポップ性への配慮もモダンなロックへの目配せも無い。
そんな「2015年という時点での大御所の自然体」。

5曲区切りの選曲、稲葉ソロばりに装飾性を削ぎ落としたソフト曲、
「ある程度の」クラシックロック感、などまさに
ルーツとして馴染んできた昔ながらの洋楽ロック的な大味でシンプルな肌触りのものを
意識していたようにはなんとなく見える。(洋楽感が強いのかは別として、様式的なところで)

このコンセプトと断言しない程度の「自然体」を理解しつつ受け入れるには、
それなりのマニア度が要求されるのは正直なところだと思う(苦笑)。
端的に言って一般向けでもロックファン向けでも無いのだが、
あえて言えば、この歳を重ねたトップアーティストの肩の力の抜け具合に共感できそうな、
どちらかというと稲松に近い年齢の人の方が馴染めるものがある作品?なのかもしれない…。

129管理人:2020/11/14(土) 21:06:37 ID:???0

01. Las Vegas  【 50点 】

ブラスものはB'z定番なのだが、ポップ感が低いため印象薄し。
ギターのトーンも明瞭さに欠けるのがマイナス。

らしさを捨ててでも大味なものを作りたかったのだろうか?


02. 有頂天  【 85点 】

やり過ぎない自然体の重厚なハードロック。
学園ドラマタイアップではあったがそっち方面への愛想はゼロ、というのは大御所ゆえの割り切りか...。

シングルとしては80点で。


03. Exit To The Sun  【 60点 】

曲の印象は薄く、

Wikipediaより
>当初の構想として「ピアノと歌だけで全部やって、最後のサビまでギターを入れなくてもいい」と考えていた。

と言う程のシンプルさ。ギターソロだけゲストに松本、とでもいうような稲葉ソロ感が強い。


04. NO EXCUSE  【 60点 】

イントロのギターフレーズこそクラシックなロック感のあるものだが、
詞は00年代から続く「まだまだこんなもんじゃないぜオレ達...」パターンで、
食傷気味な印象に引き戻される。


05. アマリニモ  【 80点 】

ギターのリフはZEP風。Aメロのエフェクトの効いたアルペジオ、
Bメロのハモり感のある刻み、サビのチャリーンと鳴るフレーズ、
ソロ直後のクラップなどに過去曲から継ぎ接ぎしたようなパターン感はあるが
曲としては本作の中では印象に残る方。

131管理人:2020/11/14(土) 21:18:55 ID:???0

06. EPIC DAY  【 70点 】

ギターリフ、鍵盤がオルガン、ソロの掛け合い(フレーズそのものではなく)
などからするとDEEP PURPLE風であるが、
徹底再現というほど寄せているわけでもない匙加減。

ソロに気合い入ってるのは良し。

そして、アルバムタイトル曲でもあるのだが、歌詞は「まだまだ(略)〜」パターンなので、
「2015年の今こそが俺たちのEPIC DAYだぜ」という意図は無いらしい。


07. Classmate  【 65点 】

MVが制作されていたこともあり、歌詞をパッと聴いた当時では、
今学生モノやるタイミングか?(苦笑)という印象がどうにも強く残ったのは確か。

一方、こうやって時間を置いて改めて最後まで聴いてみると
実は惚気のような「輝かしかったオレの青春」ではなく、
稲葉らしい「ホロ苦い青春」を描いた詞でそれほど悪くはない。
むしろ安心するぐらいなのだが(笑)、その詞を尊重したかのように
(実際松本は気に入っているという)シンプルさに徹したアレンジと合わさると
稲葉ソロ感を際立たせるので、結局のところ印象薄しで終わる...。


08. Black Coffee  【 70点 】

以前のB'zであればもっとポップに寄せたように思える曲で、
なんとも微妙なもの足りなさが残る。

ギターソロは良い。


09. 君を気にしない日など  【 50点 】

退屈なバラードのパターンそのものでとりあえず我慢して
サビまで入ったところで停止を押してしまう...。

シンプル&ソフトであることを=稲葉ソロというのは些か強引ではあるが、
大衆性に配慮したり、曲に何らかのB'z印なフックがあったり、
ギタープレイを練りこんだり、という部分が抜ければ
最も近い比較対象は稲葉ソロになってしまう。

これは00年代後半ぐらいから所々で出てきた傾向ではあるが、
そんな飾り気のない素朴なB'zもOK、という判断が特に目立ったように見える
本作はやはり過去と違う作風を意識していたように思えてならない。
それを俺は「大御所化した2015年における自然体」と解釈するわけだが。


10. Man Of The Match  【 70点 】

ギターがZEP風。

天才バカボン関連でタイアップの取れそうなサビの詞はズッコケ気味だが(苦笑)、
それをフックにしつつも昇華するような魅力に今一つ欠ける。
これももうちょっとが足りない曲、になる。

132THOUSAND NANASHI:2020/11/15(日) 16:53:12 ID:5Z6h8V4o0
EPIC DAYは曲単位は地味だけど曲数の少なさもあってサラっと流して聴けるので個人的には好き
Las Vegasはアウトロがバカぽっくってお気に入り
あと初聴時はC'monと比べギターのトーンにしろプレイにしろかなり復調した感があって「おー!」となった

バラードは確かにどれも印象ないなー
Exit〜なんてカノン進行丸出しで「ベテランがこんな曲作らんでも」と思った

133THOUSAND NANASHI:2020/11/15(日) 18:23:58 ID:9V7d1v120
Exist〜はアウトロの展開は嫌いじゃない、むしろ好きなんだけどそこに至るまでのアコギジャカジャカがね...(エピナイのDVDでもGソロまで松本は舞台袖に引っ込んでたぐらい)
他の曲もそんな調子なんで、寺地のバラードの編曲に限界とマンネリが来てた時期って印象だなぁ

134THOUSAND NANASHI:2020/11/15(日) 21:04:58 ID:z2WnkwQ20
https://www.youtube.com/watch?v=4E1ptItaRR4
Las VegasのPVは色々既視感はあるんだけど、一番それっぽいのはDatsunsのコレなんだよね
偶然の一致かもしれないけど、曲そのものも今までのB'zには無かったガレージ的な大味さが見え隠れしていたり
俺はこういうの大好きだから久々にいいものを作ってくれたなって感じで嬉しかったんだけど
B'zにそれは求めてないってのも分かるっちゃ分かる

135管理人:2020/11/25(水) 16:15:32 ID:???0
>>134
懐かしいな〜ダットサンズw

ガレージロック感もあるなぁ言われてみれば
ブラスの雰囲気に隠れて意識しにくいけど

NO EXCUSEのジャカジャカやるバッキングもロックンロール系になるか

クラシックロック意識に含まれてたんだろうな、そういうところも

138管理人:2020/11/25(水) 16:50:44 ID:???0
>>129
後になって修正、補足入れたくなるんだよなー、と

(02.) リフは重厚だが、力みのない自然体のハードロック
(10.) ジャジーなパートは継ぎ接ぎ感が強い

とか、他のレビューでも直そうとすれば結構あると言えばあるんだが
とりあえず書き出さないと何も始まらないのでね…


で、書いておきたいのが
有頂天のリフはトニー・アイオミ感があるなと思っている
確かあの頃、松本はBLACK SABBTHの再結成アルバム聴いてたでしょ?
(そこから持ってきたかどうかは別として)
これも「クラシックロック」としてリンクしてくる部分なのかなと

139管理人:2020/11/25(水) 16:52:13 ID:???0

【 B'z シングル 】


▼ GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-  【 75点 】


さよ傷に続いてペプシコーラのタイアップ。

このリフから連想されるのはまさしくこれ↓

Joan Jett - I Love Rock 'n' Roll
https://www.youtube.com/watch?v=iC8oP4Z_xPw

これはかつては大黒摩季のゲンキダシテなんかにも引用されていたりして、
(そういやあの曲も炭酸飲料のタイアップだったりした)
まぁロックの古典という認識なんだろう。

引用どうこうなんて理屈は無しに、あくまでスタンダードなロックリフである、と

C'monの時点でB'zは大御所路線に入り始めたと俺は書いたわけだが、
それが深まったEPIC DAYの予兆は既にここで出ていたのだと言える。

そんな直球に洋楽下敷きの「ロック」というそれ以上でも以下でもないシンプル極まりない曲に
乗っかる詞はというと00年から連発気味の「過去に対してストイックに戦う俺」であり、
勢いやノリに欠ける不足感は拭えない。
爽やか爽快というよりは、「気合いを入れる」ベクトル向きだろう。
どちらかという栄養ドリンクとタイアップする方がマッチしていたのでは?

そんな、印象の作り方次第では5点プラスできたかも…。

140管理人:2020/11/25(水) 16:53:37 ID:???0

▼ 仄かなる火  【 85点 】


C'monのアウトテイク。

スガシカオ風に聞こえるのは俺だけだろうかw そんな比較的素朴な味わい。

ギターのロングトーンの印象が強い。
(多重録音でハモらせてコードにするパターンの多い松本だが、ここは珍しく単音)



▼ 流星マスク  【 65点 】


C'monのアウトテイク。

1stアルバム辺りのモトリークルー的とでもいうか、ロックンロール的なギター。
松本のプレイスタイルのからするとそっち寄りという程度で。

そこに乗っかるのはパターン化した詞。

一言で言って退屈。印象薄し。

141THOUSAND NANASHI:2021/12/09(木) 09:55:45 ID:62Vwon7Q0
FRIENDSⅢ 75/100

昨今の特別な時流もあり例年通りの活動が難しい中、松本の決断は25年ぶり3度目のフレンズだった。
近年では異例のリリース前ライブではフレンズ過去曲全披露、アンコールでJOY演奏など珍しくマニアの期待に満点回答だったものの新曲の出来という意味ではライブレポで記した通り玉石混合以外の何物でもない。
詳しくは曲別に記述するとして、全体を通して評価できる点としては近年の爆音サチりまくりMIXから完全に脱却した点があるのではないかと。。。
当然アルバムのコンセプトや、100%国産での制作となったことが影響してると思うがこれは大正解。今後もこれくらいのMIXで行ってくれるとなおよし。

①harunohi -/100
インタミのため点数はなし。HINOTORIとどっちがどっちだよ(困惑)

②シーズンエンド 75/100
曲としては一番フレンズっぽい空気が出てるけど、個人的にはだから何?というレベルの曲。
当時の空気を再現してるという意味では高評価だが、曲として好みとか面白いようなものではない。

③ミダレチル 90/100
ウルフ、イエス×3と近年微妙だったブラスロック路線の借金を返済したような出来。
ギターの聴きごたえも十分で、ABメロの質も高いのでサビメロがイントロ流用でも勢いで押し切れる。
歌詞も全般的にFRIENDSⅡの頃の雰囲気があるネガティブさで大変よろしい。やっぱ00年代以降の激励系よりこっちの方が稲葉節と呼ぶに相応しい。
最後のシャウト込みで、B'zの新曲で稲葉の仕事を手放しで褒めたくなったのは久々かも。

④Friends III -/100
オーボエの耽美な音色が素晴らしい。弦楽→ギターと来てⅢがピアノ主体なのは予定調和とも言えるがオーボエに目をつけたのは松本かアレンジャーか知らんが流石。

⑤Butterfly 70/100
ライブでは稲葉ソロの焼き増しかと思ったけど、CDで聴くと歌詞が面白い分まだ聴ける。
安井かずみの伝記にインスパイアされて書き上げたらしい内容はメンヘラ女そのもの。
サウンドはやっぱり近年の退屈なバラードと大差なし。

⑥こんな時だけあなたが恋しい 95/100
FRIENDSⅢをある程度評価しているのはミダレチルとこの曲の存在がほとんどと言っても過言ではない。
曲名もそうだが全般的にいい意味で全盛期のビーイングっぽさがある。
松本が目立つのはリフ程度で後は脇役に徹しているが、メロディとアレンジが良いので物足りなさは感じない。小野塚ピアノのソロも流石の出来。
恋じゃなくなる日の「君」目線での続編的な歌詞はこれまた当時の雰囲気を再現できていてこれまたgood。
普段散々今のB'zが最高ツラしてる某所の連中も全員この曲絶賛で、普段の態度は痩せ我慢してるだけだってハッキリわかんだね。

⑦GROW&GLOW 40/100
これいる?君を気にしない日などとの違いが全くわからないんですがそれは…
最後がこれなせいでアルバム全体としてもシマリがなくコソコソ笑われても仕方ない。
これ収録するくらいならダイナソーの客出し曲入れた方が全然マシだったと思うんですけど(半ギレ)

※通常盤購入につき再録いつメリは未聴。初回盤購入者にレポは任せた!

142THOUSAND NANASHI:2021/12/31(金) 09:32:36 ID:GHB8xo/o0
便乗してFRIENDS Ⅲ

1.harunohi
順当にFRIENDS Ⅲ始まりかと思いきやミダレチルのBメロを拝借してのイントロで意表を突いてくる。導入としては下手なこともせずいいんじゃないでしょうか

2.シーズンエンド
個人的なベストトラックはこれ。きみをつれてもそうだけど、冬を強く意識した音像に夏の象徴とも言えるレゲエのノリが組み合わさると、うまいこと春の雪解けを思わせるようなイメージに組み合わさる
キャッチーになり過ぎない淡々としたフックに稲葉の諦観めいた歌詞が映える。気に入った

3.ミダレチル
大野雄二風ビッグバンド編成。メロディが淡白な分ノリと圧で押し切る。って言うか松本ってまだこの手の16分でこんなキメの細かいカッティングができるのね…ってのは流石にナメ過ぎか

4.FRIENDS Ⅲ
ストリングス、ギターと来たらまぁピアノかオーボエだろうなと思っていたらどっちも来た。山下達郎ばりの多重アカペラなんて面白そうだからⅣの時は是非それで

5.Butterfly
箸休め曲。ふわふわとおぼつかないコード進行に稲葉の病的な偏執女の歌詞が乗り、アレンジがこじんまりとしている割には曲単体が持つ雰囲気と言うかおどろおどろしさはアルバム随一で、何度も繰り返そうとは思わんけど好きな人は好きそうだ

6.こんな時だけあなたが恋しい
アルバム最キャッチー。これはB'zファンなら好きだろうなというツボを的確に突いてくる。これがFRIENDSじゃなければサビでド派手なホーンを入れていたんだろう
ソロをエレピに譲ってギターは脇に引いているけど、よく聴くとサビのバッキングとかエラい忙しない。近年のB'zの中ではアマリニモとかあの辺りと並んでよく動くバッキングじゃないだろうか

7.GROW & GLOW
個人的には近年のバラードの中でもメロが立っていてアレンジもいい分結構好きな部類だ。第4弾があるのか分からない、いや恐らく無いであろうFRIENDSを暖かい方向で締め括るには必要なナンバーだとも思う
色々あったけどこの退屈も幸福と受け入れて残りもやっていこうよ的な歌詞を読むと、二人も歳食ったんだなぁという印象がある。浜田省吾とかが似たようなシチュエーションの曲を数年前に出してたよ

総評
メチャクチャ甘めな評価だけど、ちゃんとFRIENDSシリーズとしてこっちが期待しているものは出してくれたなといったところ。流石にⅠやⅡと同じレベルのものを出してくれとは思わない、歳を重ねた二人なりの現段階の解釈のFRIENDSを覗けるだけでも価値がある
ただまぁ、GGROW & GLOWを聴く限りこれでシリーズ完結なんじゃないかという気はする。何にせよ個人的には満足した

143THOUSAND NANASHI:2021/12/31(金) 14:46:50 ID:QWBnVYRM0
様式美というものがあって、1曲目にFRIENDS Ⅲが良かった派

144管理人:2022/01/02(日) 23:22:07 ID:???0
音源では未だ聴けていないんだが、
ライブの雑感として本スレに書かなかったところを書く


どうしても〜の辺りで俺もさすがにちょっとグッと来るところがあったりしたのだけどw
ただ、そこでふと思ったのが、1・2共にリアルタイムの人こそ
俺のような後追いなんかよりもずっと感慨深いのだろうなぁ
という気がしてならなかった

エピックデイのレビューぐらいから考えてはいたんだが
年齢が稲松に近ければ近いほど作品に対して同時代、同歩調的な傾向はあるのかもしれない、と
(悪いと言いたいのでなく、それはそれで自然な形だという意味)

だから今回の3にしても比較的寛容に受けて止めているのは
自分より上の世代の人達なのかもしれない、という勝手な解釈が
やけに確信めいて離れないところがある...

145管理人:2022/01/02(日) 23:28:39 ID:???0
特権というと言い過ぎかもしれないが
ちょうど同時代を生きた同世代間特有の特別な感覚というのは
誰しも何かに対して少なからずあるはずで

それなりに離れた下の世代として、その境地というものからは随分遠くにいるような
若輩もんの出る幕の無さ、ウンチクを述べる必要の無さ
というのもまた感じなくもないんだわ、ホントにw

まぁだからといってそれが羨ましいかどうかは別として
下の世代で、加えて純粋なファンというよりはメタラーみたいなポジションでも
語る余地・意義はあるのだ、という意識に変わりはないんだけど


稲松に近い世代層(加えるなら思春時代が90年代直撃だった層も)
のナチュラルな評価(というものがあるとするなら)
に対してまで異論を立てるつもりはないよ、という
ささやかな雑感をあえてここに残しておくことにする

146THOUSAND NANASHI:2022/01/04(火) 12:54:13 ID:RQksHMUs0
あの時代にこんなことをやったのが凄い
ジャンルとして確立させた名盤等の
ロックにおける歴史的な革新性を無視して
演奏力や音質の向上だけを評価して
お気に入りのバンドや曲に対する個人の感情を排除すれば
後続のバンド・円盤の方が質が高いと思うのリスナーが多くても当然と思うのだが?

147THOUSAND NANASHI:2022/05/25(水) 21:06:45 ID:GaS4JJEY0
THE CIRCLE レビュー

今でこそ、新しいメタルを受け入れられずに
ビンテージロックしかできないと開き直るのもありだが
新しいメタルはメタルじゃないと排除する勢力と
新しいメタルもメタルだと主張する対立も多かった
そういった時代の中でVelvet Revolver、Brides of Destruction、
Silvertide、Aerosmith╴Honkin' on Bobo(Bluesのカバーアルバムだが……)といった
モダンなビンテージロックが誕生して
2010年代になってもWhitesnake、Sinaiなどがモダンなビンテージロックを奏でていた
B'zでも時代の流れでBIG MACHINEではビンテージロックの影響が薄くなっていたが
THE CIRCLEでモダンなビンテージロックを奏でた

気になった曲レビュー


THE CIRCLE
前作BIG MACHINEで稲葉がアコギを裏で鳴らして音の厚みを出すアイデアを提示する
4ピース縛りで制作する音像の穴埋めで都合が良かったアコギを多用するようになる
だが、稲葉が好きなLed Zeppelinライクな使い方では無いうえに
タイトル曲は松本好みのCoverdale-Pageに似た曲になってしまった

パルス
曲本編はジャーマンメタル(Helloween) ギターソロはIron Maidenなのだが
テンポが速いせいかメロコア扱いされる曲

愛のバクダン
何故かGreen Dayや青春パンクだと言われてしまっている

アクアブルー
シングル候補曲
大黒摩季╴あなただけ見つめてるの歌詞のポケベルという単語が時代に合わなくなっていったので
携帯電話の着信ランプが廃れたことを考えると長く歌い続けるシングルにしなくて正解だった

睡蓮
2009年に松本が華についてこう語っている
「ああいうアプローチの仕方は稲葉君があまり好みではないかもと僕は思ってるんですよ
B'zがやるべきでないものは稲葉君が心から歌えないもの……という事になるのかな
華は確かに僕の世界なんですけど、あそこまでオリエンタルテイストが強くなるとそれをメロディーとして歌う事を彼は好まないんじゃないかなと」
時折B'zで制作される和風、オリエンタルテイストの曲は稲葉の許容範囲なのか?

Fever
KISSを彷彿させる70年代風味のディスコロック
愛のバクダンのカップリングだが、真の先行シングル曲

BLACK AND WHITE
前作BIG MACHINEのアウトテイク
BIG MACHINEのイメージに合わないという理由でアウトテイクになったが
モダン要素が強くてTHE CIRCLEに合わないのでは?

Brighter Day
音楽雑誌関係者に配られたサンプルには収録されていなかった曲
アルバム作りが一段落してアルバムとは別での制作の曲が急遽追加された
曲収録の経緯とB'zは数年先のスケジュールまで埋まっている事から
英詩が必要なライブが決まり制作されたのはでないかと推測される
事実、2006年9月1日 B'z NETWORK LIVE in Japanで披露されている


まとめ
稲葉お気に入りのCosmosquadのShane GaalaasをBIG MACHINEに引き続き起用した
BIG MACHINE時に
子供の頃からガレージでガンガン爆音で叩いている外人ドラマーを
起用しようと決めていましたと述べていたように
Shane Gaalaas本来のプレイスタイルとは別のパワーを重視したドラミングをしている
稲葉は自身が好きなLed ZeppelinのJohn Bonhamを求めたか?

アレンジャーの徳永がアレンジャーとして能力を発揮するのではなく、
バンドのいちベーシストとして制作に携わった
徳永のカラーが薄い分だけ、Shane Gaalaasがリズムセクションのアイデアを多くだした
松本は以前からバンドのジャムセッションで曲作りをやっているが
Beingのミュージシャンと献身的なShane Gaalaasの協力で曲を作れた成功体験を得たせいか
後にBeing外部のミュージシャンとジャムセッションして失敗している

基本的にはモダンなビンテージロックなのだが、
ポップ・パンクの曲、テンポが速いとメロコアに聞こえるリスナー、
Avril Lavigneが元ネタの曲がある、
モダンなサウンド・要素があるなどの理由で
こんなのメタルじゃない!こんなのパンクじゃない!等の賛否両論となっている


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