三重大
課:G1 自:「Oculi Omnium」「I Will Lift Mine Eyes」「te lucis ante terminum」
○音楽性の高い課題曲。ポリフォニーのパートバランス絶妙。音楽も淀みなく流れる。自由曲はウィテカー、ルーンスタッド、ジェンジェシ。3曲通して目や光といった視覚に関する楽曲群。まずは女声のみで上昇音からの虹の七色のスペクトルのような和音。後半男声が加わり7×7=49色のような半端ない和音。ジェンジェシは意外性の和音だがややボヤけた。多分もっと鮮烈な和音が鳴る筈だ。全国にとっておこう。
Sorciere
課:F4 自:「Even When He Is Silent」「O,havas erdo nemasaga」
○課自通して子守唄→沈黙→静寂。決して大声に頼ることなく、ココのホールの特性…というか、三重のコンクールの特徴というか。和声>音圧に特化した合唱の原点。しかし、1曲目キラキラ光る♪2曲目I Believe?♪コチャールのラストなど。必ず明るい兆しが差し込む。
Luce
課:F3 自:「負けるな」「いのちのうた」
○世の中が変わり果てたとしても、いつも私の依り所だった“ねむの花”。私に再び夢を見させてくれる。自由曲は私は初見、横山智昭。何が凄いって訳ではないので評価の割れる所だが。1曲目は反戦歌か。銃には勝てない♪というフレーズがあった。2曲目は、星の言葉を聴いて欲しい♪喜びと悲しみを見て欲しい♪←豊島岡の「影絵」にリンク。命に触れて欲しい♪母からの激励の言葉に聴こえた。うんうんと頷きながら聴く。
EST
課:G1 自:「Gloria」「Gloria」
○曲の構造を緻密に分析し、団員全員が理解せねばこのような演奏とはならぬだろう。主旋律、副旋律の棲み分けだけじゃない。副旋律でココが強調されたら面白いだろうという部分は惜しげもなく強調。例えばTenのplena?中間部のSopがしつこいくらい繰り返す下降音型が脳裡に焼き付く。自由曲1曲目はラウタバーラ。確か昨年JCAで聴いた(どこがやってたかは忘れた)。悪人は悔い改めよ!主に栄光あれ!と言ってるよう。厳格なGloria。対して2曲目は不来方がやってたかヒンデミット。長い旋律がお経のように…東洋と西洋の宗教の統一か?
佐賀女子 F4「Prayer Before Birth」
○三宅を佐賀女色に染めようとするが、上手くいったとは思えない。高校生には背伸びした表現、音色。自由曲は、イエスが生まれる前の混沌とした世界を描いたか?宣教師のような人物が現れるも世の乱れは一向に収まらない。音楽も通り一辺倒な単純な和音ではなく。だからこそ紀元前の世界がよりリアルに描かれる…。と待てよ。そうするとF4も違った解釈が生まれてくる。そういうことか…。これは聖母マリア…。