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東方魔弾撃

107終わり無き刃黒騎士 ◆/U2i7AL6pc:2010/07/03(土) 00:03:29 ID:q2rPdsZs
将の呼吸が荒い。
これはちょっと危険かも・・・。
私は、将を担いで部屋まで・・・・って重!
将ってこんなに重かったっけ?
とりあえず移動させないと・・・。
「師匠!手伝ってください!」
すると、師匠が早歩きで来た。
「・・・遅かった。」
「え?何がです?」
「後で説明するわそれより早く将を部屋へ!」
「は、はい!」
私は師匠にうながされるまま将を一人で部屋に運ぶ。
「とりあえず、将の武器をはずしてちょうだい。」
「はい。」
私は師匠の指示の元、将の武器をはずしていく。
案外色々出てくる。
全部装備をはずしてから思ったこと。
どれだけ持って行ってるのよ!と心の中でつっこんでおく。
その後服を脱がせると・・・その肉体からは黒い何かが火のように立ち上っていた。
「し、師匠・・・・これは?」
「将の使う闇の力よ。」
「え?ああ、アレですか。」
その力は黒い鎧の騎士の状態とあの狼みたいな妖獣見たいな状態で使う力。
「その力があまりにも強力すぎて、将はその力に飲み込まれたの。その結果がこれよ。」
「え!?じゃあ・・・・。」
「大丈夫、今は死んでないわ。」
私は師匠の言った「今は」という単語に不安を覚えた。
「え!?どういうことですか?」
「これは将の精神の問題。もし将の精神が負ければ・・・。」
「どうなるんですか?」
「闇の力に体を乗っ取られるわ。」
「もし、そうなったら?」
「闇の力に乗っ取られたらどうなるか分からないわ。でも多分・・・・殺すことになるでしょうね。」
師匠の口からそんな単語が出るなんて思わなかった。
でも・・・もし乗っ取られたら、どうなるんだろう?
「将は絶対に負けません!いつもここに帰って来ました!だから今度も・・・きっと・・・」
私の声がしだいに小さくなっていくのがわかる。
だってもう家族なんだから・・・。
「・・・そうね、私が間違ってたわ。うどんげ、将が起きるまで看病は任せたわよ。」
「はい!」
将は今精神の中で戦っている。
もしかしたら、負けるかもしれない。
そうならないためにも私ががんばって看病しないと・・・・ね?
〜Episode鈴仙END〜


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