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満月

1すえきち:2006/05/24(水) 19:22:49
他で1作だけ書いたことがありますが、
初心者です。
よろしくお願いします。

45838:2006/08/11(金) 23:29:33
更新お疲れ様です。
感想は・・・・恥ずかしいのでノーコメントで・・ドキドキです。

459すえきち:2006/08/12(土) 16:49:20
腕枕をして梨華ちゃんの呼吸が落ち着くのを待った。

「ねぇ、梨華ちゃん?」

「ん?なぁに?」

「・・・・・。」 恥ずかしくて言えません。

「・・・いいの?」 黙って頷いた。

自信なんてもんないけど、好きだから。それだけ

梨華ちゃんがウチを見下ろしてる。真っ直ぐに見つめてる。

「無理、してない?」

「・・・してるよ。でも、たぶん、乗り越えるには、こーするのがいいと思うんだ。」

「・・我慢しないで、だめなら言ってね?」

「うん。」 ウチ、笑えてたかな?

460満月:2006/08/12(土) 16:59:51
梨華ちゃんがウチに覆いかぶさってくる。今までには無い行為。

優しく労わる様なキスは、少しずつ緊張を解してくれた。

手が胸を這い、キスが耳から首筋、そして、胸へ・・

相手が梨華ちゃんでも、やっぱり、思い出す感触。

義父にされた、荒々しい行為。

梨華ちゃんは優しく愛でる様に愛撫する。

好きな人に愛されてる悦びと、込み上げる嫌悪感。

それでも、愛撫による快感はあって、自然に声が漏れる。

「・・ぁあ・・梨、華ちゃ・・んぅ・・・・はぁぁ・・」

梨華ちゃんの手がウチの太ももを撫でる。

461満月:2006/08/12(土) 17:11:13
「・・あぁぁ・・・」

もう溢れきっている場所に手が触れ、ウチの体に一瞬電気が走った。

胸に口付けながら、下の蕾を攻められる。

「・・あぁっ・・梨、華ちゃ・・はぁん・・・やぁ・・・・」

梨華ちゃんが下がっていく。

「ひとみちゃん、感じてくれてるんだね」

溢れてるソコを舐められた時、

頭の中を、映像が走り抜けた。

フラッシュバックが起こった。

462満月:2006/08/12(土) 17:17:31
「梨、梨華ちゃん、待って!!」

ウチの声が切羽詰ってたせいか、梨華ちゃんが上がってきて抱き締めてくれた。

「ひとみちゃん、私がいるからね」

震えだしたウチを力一杯抱き締めてくれる。

「梨華ちゃん、梨華ちゃん・・・・」

うわ言の様に梨華ちゃんの名前を呼びながら、体の震えが収まるのを待った。

その間、梨華ちゃんはずっと、抱き締めてくれてた。

463満月:2006/08/12(土) 17:22:29
「今日は辞めよ?」 梨華ちゃんの言葉に首を振った。

「ウチ、今日、梨華ちゃんのモノになるんだ。だから、して?」

「・・・ひとみちゃん・・」

「・・あ、あの、たぶん、舐められると、息のかかる感じとかで、思い出すから、あの、手だけなら、大丈夫・・かも」

きっと、真っ赤だよ、ウチの顔・・

「・・・わかった」

梨華ちゃんはまじめな顔で頷いて、初めからやり直した。

464満月:2006/08/12(土) 17:27:06








「・・あぁ・・梨、華ちゃん、ウチ・・もぉ・・・・なんか・・くるぅ・・あぁん・・」

執拗に指で蕾を攻められて、ウチはドロドロに溶けそう・・

「入れるね?」

「・・・うん・・梨華ちゃん・・」

「なに?」

「・・・・・ウチの事、好き?」

「大好きだよ。」

465満月:2006/08/12(土) 17:34:07
真っ直ぐに見つめられながら、そう言われた。

「・・入れて・・」

頷いた梨華ちゃんが 「私に捕まって、爪立てていいから」

「ごめんね」って梨華ちゃんが言った直後、痛みが体を突き抜ける。

「う、あぁぁ!?」 こ、こんなに痛いんですか?初めてって?

「ごめんね、動かさないからね」 って梨華ちゃんのが泣きそうな顔してる。

ウチはただ梨華ちゃんにしがみついてた。

「・・くぅぅ・・」

梨華ちゃんは 髪や頬にキスしながら、甘い言葉をかけてくれてた。

466満月:2006/08/12(土) 17:47:48
どの位時間が経ったのか、ウチの呼吸が落ち着いてきた頃、

「動かすね?」 って・・・

「・・あぁん・・」無意識にいやらしい声が出た。

声を聞いて梨華ちゃんがゆっくりゆっくり動かし続ける。

「・・んん・・はぁ・ああん・・・あぁ・・梨華、ちゃん・・ウチ・・ぁあ・・」

初めての感覚にウチはどうしていいのかわからない。

「ひとみちゃん、大好き、もっと、感じて・・」

「・・あぁん・・梨、華・・・はああ・・ウチ・怖いよぉ・・おかしい・・はぁん・・か、らだぁ」

「怖くないよ。私に捕まって?」

梨華ちゃんにしがみ付くと、動きが激しくなった。

「あああ・・・梨華ちゃ・・・ウチ・・ああん・・はぁ・・壊れちゃうぅ・・」

「いいよ、私も一緒だから・・」

「あああぁぁ・・梨華ぁ・・梨華ぁ・はぁん・・くるぅ・なんか、くるぅ・・」

「ひとみ・・感じて・・・」

「・・んん・はぁあん・・だめぇ・・だめぇ・・あ、あ、あ、・・ああああぁぁぁ」

頭の中が、真っ白になった・・

467満月:2006/08/12(土) 18:02:30
息の荒いウチを、同じように息の荒い梨華ちゃんに抱き締められた。

「ひとみちゃん、大丈夫?」

「う、うん、は、恥ずかしいよぉ」

梨華ちゃんの胸に顔を埋めて隠す。

「何で恥ずかしいの?」

「だ、だ、だってぇ・・あ、あんな、声、出して、」

「私はすっごい幸せだなぁ〜 ひとつになれたんだもん♪」

「ひ、ひとつに、なれたって、や、やらしいよぉ・・」

「やらしくていいもん!?幸せなんだから・・」

「・・・発作、起きなくてよかったぁ」

「うん、よかったね。」

しばらく抱き合ったままお喋りをしていたが、

「梨華ちゃん、ごめんね。ウチ、眠くなっちゃった・・」

「じゃ、一緒にシャワー浴びよ?」

手を引かれバスルームに行こうと、ベットから出ると、シーツにシミが・・

「ひとみちゃんの初めての印だね」

梨華ちゃん、改めて言わなくても・・・

468すえきち:2006/08/12(土) 18:08:20
ほ、本日は、以上です!
結ばれて、よかったぁ 自分で書きながら、正直な感想ですw

>38様
恥ずかしいですよね? 作者も恥ずかしいですもん

469満月:2006/08/13(日) 15:44:52
2人でシャワーを浴びてベットに戻る。

ウチは相変わらず、梨華ちゃんの腕の中。

緊張のせいか、頑張ったせいか、異常に眠い・・・

「ひとみちゃんとは、結ばれないって思ってたの。戸籍上もだけど、体もね。

 気持ちでしか繋がれないって。だからね、もっと強くならなきゃって。

 誰に何を言われても、気持ちでつながってるから大丈夫って、言える位ね。

 夢みたい・・・・今。  夢じゃないよね?ひとみちゃん?」

「・・・夢、じゃない・・」

「うん。ひとみちゃん、おやすみ・・」

「・・ぉ・すみ・・」

470満月:2006/08/13(日) 15:56:52
深い、深い、眠りの中、梨華ちゃんが抱き締めていてくれる感触だけは、はっきりわかってた。





ん?  キスの感触?

無理矢理目を開けると、とびっきり笑顔の梨華ちゃん

「おはよ!」 「・・はよぉ・・、キスしたぁ?」

「うん!ずーっとしてたのに、全然起きないんだもん」

うぇぇ? 「・・気づいてなかったんだぁ?」  「・・・・ぁい・・」

「・・はぁ、哀しい・・」  「・・・ごめんねぇ・・」

47138:2006/08/13(日) 21:54:49
更新お疲れ様です。
ようやく、結ばれて理科ちゃんはよっすぃ〜が可愛くて仕方がないって感じですね
「・・ぁい・・」がツボでした。

472満月:2006/08/18(金) 13:46:56
ホテルをチェックアウトした後、のんびり帰った。

梨華ちゃんは終始ウチに腕を組んだまま、にこにこしてる。

「梨華ちゃ〜ん、どしたの?」

「ん?幸せだな〜って♪」

ほんと幸せそうな笑顔だね! ウチまでうれしくなるよ

「ひとみちゃん、体、平気?」

「ふぇ?」 そ、そんな事言われたら、昨夜の行為を思い出すでしょ!?

「・・・顔真っ赤ぁ・・何考えてるのぉ〜?」

「な、な、何って・・・・・梨、梨華ちゃんが、そんな事言うから・・」

「そんな事って?」 くぅ〜 いじわるだなぁ〜

「・・・・・・。」 黙って俯いたウチに 「ごめんね、帰ろう?」

「うん」 「ほんとに体、辛くない?」 

「・・う、うん、大丈夫」

473満月:2006/08/18(金) 14:02:01
その夜、いつものようにウチは梨華ちゃんの腕の中。

「昨日、発作起きなくてよかったね?」

「うん。やばかったけど、梨華ちゃんが抱き締めてくれたから・・」

「夢、あんまり見なくなったよね?」

「うん。寝てても梨華ちゃんが抱き締めてくれてるのわかるから・・」

なにげに・・・・

「梨華ちゃんがいないと、だめってことだね?」

「だね?って言われても・・」

「梨華ちゃ〜〜ん!」 って思いっきり胸に顔をすりすり や〜らかい

「梨華ちゃんのおっぱい、安心するんだぁ」

「もぉ、何よぉ〜」 

「ん〜 梨華ちゃんがいれば、なんもいらんのぉ〜」

474満月:2006/08/18(金) 14:14:08
「もぉ、オヤジ〜!?」

「オヤジでもいいやい!?」

おもむろに、梨華ちゃんがパジャマのボタンを外し始めた。

「ちょ、ちょ、梨華ちゃん!!」

「素肌のほうが、効力あるかなぁ?って思ったの。」

「こ、効力?」

「うん、安心する効力!」

はだけたパジャマ。「はい、ひとみちゃん!」って・・

エッチ以外で素肌に顔を埋めるなんて、初めてです。

はぁ〜 「・・どぉ?」 「・・幸せ・・です・・」

ちゅ 思わずキスしちゃいました。

475満月:2006/08/18(金) 14:24:00
「よしこ〜〜〜〜!?」

梨華ちゃんと仲良く出勤。

自転車を停めて、更衣室に行くとごっちんがでっかい声でウチの名前を呼びながら走ってきた。

「ごっちん、朝から何さ?」

「んぁ〜・・・」 ジーっとウチの顔を見る。 「・・な、何さ?」

怖いなぁ〜 何だよぉ〜

「・・誰に無料券貰ったか聞いてる?」 

「・・・聞いてない・・けど・・・・まさか・・・」

「ピンポ〜ン!ごとーで〜す!! へこんでないから、出来たんだね?」

「そ、そ、そ、そ、そんなことを、朝から言うかぁ?」

狼狽しきってるウチに抱きつくごっちん。

476満月:2006/08/18(金) 14:30:27
「・・・・ぐすっ・・うぅぅ・・・・」

「・・ごっちん・・・・泣いてるの?・・」

バシバシ背中を叩かれた。 「泣かないでよぉ・・」

「・・よしこぉ・・・よかった・・うぅ・・よかったぁ・・う、わぁああああん・・・」

大絶叫で泣き出したごっちんを抱きしたまま

「ごっちん、ありがと、いっつも心配ばっかかけて、ごめんねぇ」

「・・ヘタレのよしこがぁ・・こんな事、言えるようになったぁ〜・・うわぁあああん・・」

何気に失礼じゃないかぁ?

でもね、ずっと心配してくれてたんだもんね。

感謝してます。

477満月:2006/08/18(金) 14:45:53
「ひとみちゃん、ごっちんどーしたの?」

ごっちんの大絶叫を聞きつけて、梨華ちゃんが心配そうにやってきた。

「あ、あの・・・」

「梨華ちゃ〜ん!?」

こんどは梨華ちゃんに抱きついて号泣

釣られて梨華ちゃんも号泣

ウチ、みんな泣かすの得意よね?

478すえきち:2006/08/18(金) 14:48:24
本日は以上です

>38さま
はい。梨華ちゃんはペットのような溺愛ぶりで・・w

479満月:2006/08/21(月) 18:15:29
その夜

食後、ソファーでまったり。梨華ちゃんは後片付け中

ぼーっとしながら、昼間のごっちんを思い返してみた。

無料券まで用意して、ウチの初体験を成功させようとして・・・

ほんとに、ウチはごっちんに頭上がんないよなぁ・・

中澤さんだって、ウチにも梨華ちゃんにも良くしてくれる。

なち姉だって、ウチを一人に出来ないからって、結婚断ったんだよねぇ・・

義兄さんはウチが二十歳になるまで、待っててくれたんだ。

ほんとみんなに迷惑掛けっ放しだよ。

480満月:2006/08/21(月) 18:22:44
ウチ、そんな価値無いよぉ

みんなにそんなに大切にしてもらえる価値、無いんだよ・・

「ひとみちゃん、何考えてるの?」

「・・・ん?・・何でもないよぉ・・」

「・・そぉ?」 「・・・ん・・」

ウチの隣に座って、腕を組んできた。

幸せなんだよねぇ・・ すっごくさぁ・・ 

ウチ、幸せになっていいの?

「悲しそうな顔してるよ?」

「・・・・そんな事、ないよ。」

481満月:2006/08/21(月) 18:32:22
「・・・どこにも、行かないでね?」 「えっ?」

「・・だって、消えちゃいそうなんだもん・・」

そー言うと、ウチの腕を強く抱き締めた。

「また、悪いほうに考えてるんでしょ?」

何も言えずに、俯いた。

「・・・一緒に、死のうか?」

「ちょ、梨華ちゃん、何言って・・」

「辛いんなら、いいよ、それでも」

「・・梨華ちゃんは、だめ」

「じゃ、ひとみちゃんも、だめだよ」

482満月:2006/08/21(月) 18:44:12
真っ直ぐな強い瞳で、ウチを見つめる。

「ウチ、みんなの事泣かしてばっかだから・・・」

「それは、ひとみちゃんの事が好きだからなんだよ?」

「それでもさ、辛いよ。涙、見るのは。」

「・・うん。」

「泣かして、心配させて、ウチ、何にも出来ないんだもん。」

「・・・ひとみちゃん・・」

「ウチには、何が出来るのかなぁ? みんなの涙に値する物、ウチにないじゃん?」

梨華ちゃんがウチの頭を胸に抱いて、泣きだした。

ほら、やっぱり、ウチと居ると、泣いてばっかなんだよ。

483満月:2006/08/21(月) 19:27:29
「いっつも、泣かしてばっかでごめんね。」

「好きだから、涙が出るの。嫌いだったら、涙なんか出ないよぉ」

梨華ちゃんは一頻り泣いた後、

「私といるの辛いなら、出て行くよ?」

「ウチ、梨華ちゃんの笑顔、すっごく好きでね、守りたいって思ってんだ。

 でも、守られてんのは、ウチなんだよね。

 ずーっと一緒に居たいんだよ。だけどさぁ、いっつも泣かしてばっかで・・・」

泣いちゃって話せなくなっちゃったよ。

「ここに居てもいい?」

ウチは何にも言えずに、頷くだけだった。

484満月:2006/08/21(月) 19:34:37
幸せすぎて、怖いんだ。

いつか、いつか、この幸せが終わっちゃって、

ぽーんっと、放り出される気がして・・

誰も居なくて、真っ暗で、

“まだ生きてたのか? 汚れたヤツが! 触るな! 近寄るな! クズが!!”

そー言われて、何処までも、何処までも、転がり堕ちていく。

そんな日が、来るんじゃないか? って

怖いんだ

485満月:2006/08/21(月) 19:41:14
嗚咽交じりに話すウチを、黙って頭を撫でながら聞いていた梨華ちゃん

「幸せすぎて怖いのは、一緒だよ。私もそーだもん。

 でもね、1人にしないよ。」

見上げたウチに梨華ちゃんが

「だって、ひとみちゃんの居ない毎日なんて、考えられないから、私。」

真剣な眼差しで言う梨華ちゃんに、ウチが出来たことは、

泣き笑いだけでした。

486すえきち:2006/08/21(月) 19:43:21
本日は以上です。

って、読んでくれてる方はいるんでしょうか?(^^;

48738:2006/08/21(月) 22:21:20
更新お疲れ様です。
読んでますよー。
よっすぃ〜はホント梨華ちゃんの深い愛に包まれていますね。羨ましい限りです。

488名無し(0´〜`0):2006/08/22(火) 00:11:53
更新お疲れ様です。
ず〜っと読ませてもらってますよ!楽しみにしてます。
自分、いしよしオンリーなので・・これからもまったり
待ってます。

489満月:2006/08/23(水) 18:28:25
金曜日の仕事帰り

梨華ちゃんと2人乗りをしていたら携帯が鳴った。

「梨華ちゃ〜ん!携帯出て?」

「は〜い!あっお姉さんだよ!」

「ふぇ?何だろう?」

自転車を歩道に停めて出てみた。

「もしもし、なち姉、どーしたの?」

『もう部屋に着いたかい?』 

「今、梨華ちゃんと帰る途中だよ!」

『梨華ちゃんと仲良くやってるみたいだねぇ〜 ごっちんから聞いてるよぉ』

ごっちん、何報告してんだ?まさか・・・初体験まで報告してないだろーなぁ・・・

「仲良くしてるよ!で、どーしたの?」

『今、お母さんとこなんだよ!ひとみも来ないかい?』

「えー!?今からはキツイよぉ 明日・・・待って、梨華ちゃんに聞いてみる」

「梨華ちゃん、なち姉が今お母さんとこなんだって!明日、一緒に行かない?」

「うん、いいよ!お母さんに会うのも久しぶりだもんね♪」

「明日、梨華ちゃんと一緒に行くよ!お母さんにも言っておいて!」

490満月:2006/08/23(水) 18:33:19
『了解!楽しみにしてるよ♪梨華ちゃんによろしくねぇ〜』

「うん!じゃ、明日ね〜」

「なち姉が明日楽しみにしてるって」

「うん。お泊りする?」

「狭いけど、それでもいいならそーしよっか?」

「ごっちんも居たりしてね?」

「居そーだよぉ・・」

当たり前のよーに、「いらっしゃい!」って言いそうだ

491満月:2006/08/23(水) 18:39:42
夜、梨華ちゃんは鼻歌交じりに荷造りをしてる。

こないだは、緊張するって言ってたのになぁ・・

「ひとみちゃん、お洋服何持ってく?」

「あぁ、Tシャツでいいよ。梨華ちゃん、楽しそうだね?」

「うん♪」 「前は緊張するって言ってたのに・・」

「だって、私の両親も認めてくれてるし、・・そのぉ・・・結ばれたし・・」

耳まで真っ赤だ!

確かに、そーゆーのは関係するよねぇ

「・・・・黙ってないで、何とか言ってよぉ・・」

「・・梨華ちゃん、かぁ〜いぃ〜」

「・・・・・バカ・・」

492満月:2006/08/23(水) 18:47:01
一緒にお風呂に入って、ウチはいつものように梨華ちゃんの腕の中。

「ひとみちゃん、もぉ寝ちゃった?」

半分、夢の中から・・・・

「・・ん・・・なぁにぃ?」

黙ってじっと見つめる梨華ちゃんに、何となくわかったけど、

「なぁ〜にぃ〜?」

「・・・・・・・・・・して?」

もそもそと、梨華ちゃんの胸から上がっていくと、熱っぽい潤んだ瞳で

「して?」って、ウチを殺す気かぁ!?

493満月:2006/08/23(水) 19:30:45
なんでこんなに色っぽいんでしょう? ウチの鼓動の速さは尋常じゃない。

梨華ちゃんに見とれていたら、首に腕を回され、あっさり唇を奪われた。

深い、深いキスにウチの頭が麻痺しちゃって、形勢逆転、いつの間にかウチが下。

何も言わずにウチの素肌に手を伸ばす。

肩を押して唇を離し「梨華ちゃん、立場が逆でしょ?」

「いいの」 って、パジャマをあっさり脱がされた。

這い回る手と舌に、ウチの意識は痺れて行く。

最後の砦のショーツもあっさり脱がされ、そこはもう溢れてて・・

494満月:2006/08/23(水) 19:42:51
おもむろに、梨華ちゃんがウチの片足に跨り、片足を抱えるようにして・・・

「はぁはぁ、梨華ちゃん、何するの?」

「一緒にイキたいのぉ」

ウチと梨華ちゃんのが合わさる。そんな行為だけでおかしくなりそうだよ

「動かすね?」 って梨華ちゃんが腰を動かしだした。

蕾に梨華ちゃんのが擦れて、この間とは違う快感がウチを襲う

梨華ちゃんの艶かしい声を聞きながら、ウチも声を上げる

495満月:2006/08/23(水) 20:54:28
だんだん梨華ちゃんの動きが早くなる。

ウチはただシーツを掴む。

お互いの名前を呼びながら、同時に果てた。

荒い息遣いだけが響く。



「ひとみちゃん、ごめんね」

「なんで?」

「ん〜 無理矢理っぽかったからかなぁ・・」

「謝んなくていいよ」

「やっぱり、緊張、してるかな?」

ん?って梨華ちゃんを見つめてたら

「ごっちんが、お姉さんに私の両親に挨拶に行った事、話したらね、わんわん泣かれたんだって」

「・・・・うん」 やっぱ話してたかぁ

496満月:2006/08/23(水) 21:00:03
「そのね、お姉さんの泣き声聞いてたら、ごっちんも一緒に泣いちゃったんだって」

「・・・・うん。」

「きっと、お母さんも知ってると思うの。だから、なんかね、明日2人に会うの、怖いなぁって・・・」

「ウチが付いてるし、緊張しなくても大丈夫。怖いこともないよ。」

「うん。ありがと。」 「ん」

今日は梨華ちゃんを抱き締めて寝よう。

497すえきち:2006/08/23(水) 21:09:09
本日は以上です
ちょっと、暴走しました。

>38様
>488様
ありがとうございます。
いしよしはいいですよねぇ〜w

498満月:2006/08/25(金) 18:34:04
翌日、緊張のせいか、ちょっと顔の強張った梨華ちゃんの手を引いて母の暮す貸家へ。

必然的に通ることになる、実家跡。

そこでちょっと立ち止まった。

「梨華ちゃんに、お父さんの残した家、見せたかったなぁ・・」

「・・・ひとみちゃん・・・」

「今はね、そー思うんだよ。でも、実家があったらやっぱり思い出すんだろうけどさ。」

「・・うん。」

「思い出もいっぱいあったからさ。さみしいってのもあるよ。うん。」

ウチが感傷に浸ってる間、ずっと何にも言わないで手を握っててくれた。

499満月:2006/08/25(金) 18:39:32
「さっ!行こうか?」 梨華ちゃんの手を引いて歩き出した。

ピンポ〜ン

「は〜い!」 ん? 梨華ちゃんと顔を見合す。

「いらっしゃ〜い!」 やっぱり、ごっちん・・・・

「何で普通にウチの親の所にいるかなぁ?」

「んぁ〜やっぱ、なち姉に声掛かればさぁ来ないわけにいかないじゃん!?」

「ごっちんらしぃ」って梨華ちゃんは笑ってた。

500満月:2006/08/25(金) 18:51:16
「ささ、上がって、上がって」 ごっちんに促されて居間に行く。

「お母さん、ただいまぁ」「お邪魔します。」

「お帰り。梨華さんもいらっしゃい。」

「お母さん、よかったね!ひとみがただいまだって!」

「もぉ、なつみのお喋り!!」

んん?どーゆーこと?

「ひとみがここは帰って来る所って思ってるから“ただいま”なんでしょ?」

「うん。」 

「お母さんはそう思ってくれてることがうれしいんだよ!あの事があったから、そう思ってくれないんじゃないかって・・」

「・・・そっかぁ・・。ウチ、ここは帰って来る所だって思ってるよ。実家だもん。」

「でもぉ、一番大切な帰る場所は梨華ちゃんの所でしょぉ?」

って、ごっちんが冷やかしながら言う。

「そんなの当たり前じゃん!!」

「梨華ちゃん、うれしそ〜♪」

みんなに冷やかされて、梨華ちゃんが真っ赤になって俯いちゃった。

501満月:2006/08/25(金) 18:57:09
「そーだわ、ひとみ。梨華さんのご両親にご挨拶に行ったの?」

「うん。認めてもらったよ♪」

「そぉ、よかったわねぇ。今度、お母さんもご挨拶に伺わなきゃね。」

「その時はなっちも一緒に行くよ!」

「そ、そんな、改まるような両親じゃありませんから・・」

「そんな訳にはいかないわ。ちゃんとしなきゃだめよ!」

「うん。なっちもそう思う。」

「んぁ〜ごとーもその時は行こう♪」

「ごっちん、楽しそうだからでしょ?」 ウチのツッコミに、

「わかったぁ?あはっ♪」 悪びれた様子もなくあっさり認めた。

502満月:2006/08/25(金) 19:41:51
「2人とも、今日は泊まれるの?」 お母さんに聞かれて 「うん!泊まるつもりだよ」

「じゃ、明日みんなでお父さんのお墓参り行こう?」 なち姉の提案にみんなで賛成した。

「実はねぇ〜・・」 何々?手招きされ、ウチと梨華ちゃんとごっちんがなち姉の傍に集合。

お母さんは、にこにこと微笑んでるけど・・・

「なっちに赤ちゃんが出来ました♪」

「「「え〜〜〜!?」」」 「おめでとう!いやぁ〜ウチ叔母さんになるんだぁ」

「えっえっ、いつ産まれるの?」

「ん〜、来年の春頃かなぁ」

「いいなぁ〜・・・」 「・・ん?梨華ちゃん、うらやましいのかい?」

「・・・・・はい。」 今、いいなぁ〜って・・・やっぱ、欲しいよね?女の子に産まれたら、欲しいよね?

「・・・ひとみちゃんの子、欲しいなぁ・・」

503満月:2006/08/25(金) 19:49:21
「・・・・・・・・・・うぇぇぇぇぇ!!!!!」

「・・何?そのリアクション?」

ごっちんのツッコミはとりあえずスルー

「梨、梨華ちゃん、ほんと?」

「ひとみ、すっごい失礼だよ!」

「そーだよ!好きな人の子供欲しいの、当たり前じゃんかぁ!!」

「・・・・ぁい・・」

シュンと落ち込んでると「無理なんだけど、ひとみちゃんとの子、欲しいなぁ・・」

胸の前で両手を組んで、瞳をキラキラさせてる梨華ちゃん。

そーだね。2人の子、欲しいね。

みんなの目を考えずに、梨華ちゃんを抱き締めちゃった。

504すえきち:2006/08/25(金) 19:51:03
本日は以上です。

見てみたいなぁ〜 2人の子♪
いいとこ取りで、かわいいでしょうねぇ〜w

50538:2006/08/25(金) 23:46:24
更新お疲れさんです。

うん。そうですね、色黒でパッチリお目目の男の子だったり、色白でふんわり微笑む女の子だったり、二卵性で二人にそっくりだったり
と考えてたら限がないくらい出てきちゃいますw。

506満月:2006/08/31(木) 18:01:13
みんなでのんびりお喋りしてたら、

「なち姉やよしこの子供の頃の写真見た〜い!」

とゆーごっちんの一言で、みんなでアルバムを見ることになった。

「よしこ、なち姉の後ろに隠れてるのばっかじゃん!?」

「う〜ん・・恥ずかしかったんだもん。」

「ひとみちゃん、かわいい♪」

「梨華ちゃん、ひとみしか目に入ってないべ?」

「そ、そんなことないですよぉ〜・・」

「焦ってるしぃ、梨華ちゃんバレバレだよぉ♪」

みんなにからかわれて梨華ちゃん真っ赤になってる。

507満月:2006/08/31(木) 18:08:04
そんなこんなで小学校高学年頃から、ウチの写真が激減した。

「な〜んでよしこの写真ないの?」

「写真撮ろうとすると怒り出してねぇ」

お母さんが淋しそうに言った。

ウチがウチを嫌いになり出した頃。

たまに写っていても、不機嫌極まりない無愛想な顔。

ウチは何も言えずに黙ったまま・・・

梨華ちゃんが何も言わずにウチの手を握ってくれた。

顔を見ると、穏やかな笑顔。

言ってもいいかな?

頷いた梨華ちゃん

508満月:2006/08/31(木) 18:12:24
「あのぉ・・・」

「何?よしこ?」

「その頃ね、わかったんだ。何をされたのか・・・だから・・・」

「・・・あっ!ごめん。ごとー・・・」

「ごっちん、謝らないでよ!!克服するんだから、大丈夫だよ。たぶん・・・・・。」

「たぶんってのが、よしこらしーやぁ」

って、思いっきり笑われた。

うん。重い雰囲気が軽くなったよ!さすが、ごっちん!?

509満月:2006/08/31(木) 18:19:45
アルバムをそのまま捲っていくと、思いがけない顔がいた。

養父だ。

この写真を撮った時のことは憶えてる。

なち姉の就職が決まって、実家を出る日に実家の前で撮ったんだ。

あの時以来、養父の顔を見るのは初めてだった。

無意識に体が力んでたせいか、フラッシュバックを起こしてないのに、体が震えだす。

真っ先に梨華ちゃんが気が付いた。

「ひとみちゃん!!」

ウチは固まったように何も反応できない。

そんなウチを梨華ちゃんがきつく抱き締めてくれる。

510満月:2006/08/31(木) 18:26:19
「「ひとみ!」」 「よしこ!」

みんなの声に応えられない。

震えがどんどん酷くなる。

ウチは怖くて梨華ちゃんにしがみついた。

「ひとみちゃん、私が付いてるから、大丈夫だよ。怖くないよ。」

何回も呪文のように繰り返す。

「お母さん、この写真捨てて!!」

なち姉の声に 「捨てちゃだめ!!」

ウチは無意識にそう言っていた。

「だって、ひとみを苦しめてるじゃない!そんな写真いらないよ!!」

声を荒げるなち姉に、ウチは震えながら

「い、いきなりだったから、驚いたけど、・・ヒッ・・・ヒッ・・・」

呼吸がうまくできない・・・

511満月:2006/08/31(木) 18:35:13
「よしこ、過呼吸だ!!紙袋か、ビニール袋!」

梨華ちゃんに体を横にしてもらい、ごっちんの持ってきた紙袋を口にあてて、呼吸を繰り返す。

少しして呼吸が落ち着いてきたウチは梨華ちゃんの膝枕で少しおやすみ。

だるい。とにかくだるい。

っと、泣き声が聞こえる・・・

「お母さん・・・」

「ひとみが発作起こすの初めて見たから・・・・・。ごめんね、ごめんなさい。」

「お母さんが謝る事ないよ。梨華ちゃんもごっちんも助けてくれるから・・」

「なっちも安心だよ!2人が助けてくれてるからさ!」

「・・・そんな・・・」

「梨華ちゃん、照れてるぅ〜♪ ごとーみたいに任せなさい!!って応えなきゃだめじゃん!?」

ごっちんはいっつも、空気を軽くしてくれる。

頼れる最高の友達だよ!

512すえきち:2006/08/31(木) 18:39:34
本日は以上です
少しですが更新しました。

コンコンとまこっちゃんの連続卒業で、凹み気味です。

51338:2006/09/01(金) 22:54:42
更新お疲れ様です。
連続卒業・・・私てきにはまだ実感がわきません。いつもは卒業して行ったメンバーのソロパートを
他のメンバーが歌っているのをみた時に一番実感します。

514満月:2006/09/04(月) 18:17:35
夕食後、交代でお風呂に入って並んで寝ることにした。

ごっちんは「デートなのぉ♪」って夕飯前に帰った。

明日、駅前で待ち合わせして一緒にお墓参りに行くことになった。

母、なち姉、ウチ、梨華ちゃんの順番。

母と梨華ちゃんはあっさり眠ってしまった。

ウチは眠れずに寝返りを繰り返す。

「ひとみ、眠れないのかい?」

「・・・うん。」

「なんで?やっぱり、思い出すから?」

「ううん、違うよ。いっつも梨華ちゃんに抱き締めてもらってるから・・・

 別々に寝るのに慣れてない・・」

「な〜んだぁ、だったら最初から一緒に寝ればいいべさ!」

「そ、そ、そんなの、お母さんの前で言えないよぉ・・」

「なんで言えないのさ?」

「・・・・・は、恥ずかしいもん・・」

515満月:2006/09/04(月) 18:25:17
にっこり笑うなち姉。

「恥ずかしがることなんか無いんだよ!」

そー言って起き上がると、ハイハイして梨華ちゃんの枕元へ。

「梨華ちゃん、梨華ちゃん」

「い、いいよぉ、寝てるんだから、起こさなくって・・」

ウチが止めるのも聞かずに

「梨華ちゃん、起きて」耳元で呼び梨華ちゃんを起こした。

「・・・ぁ・・お姉さん・・」

ウチは、恥ずかしくて布団に潜り込む。

「ひとみが眠れないって言うから一緒に寝てくれるかい?」

「・・・ぁ、はい」

うぅぅ・・恥ずかしくて、出れない・・

516満月:2006/09/04(月) 18:26:35
にっこり笑うなち姉。

「恥ずかしがることなんか無いんだよ!」

そー言って起き上がると、ハイハイして梨華ちゃんの枕元へ。

「梨華ちゃん、梨華ちゃん」

「い、いいよぉ、寝てるんだから、起こさなくって・・」

ウチが止めるのも聞かずに

「梨華ちゃん、起きて」耳元で呼び梨華ちゃんを起こした。

「・・・ぁ・・お姉さん・・」

ウチは、恥ずかしくて布団に潜り込む。

「ひとみが眠れないって言うから一緒に寝てくれるかい?」

「・・・ぁ、はい」

うぅぅ・・恥ずかしくて、出れない・・

517すえきち:2006/09/04(月) 18:28:08
すいません
二重書き込みしてしまいましたm(__)m

518満月:2006/09/04(月) 18:34:15
「ほら、ひとみ!隠れてないで出ておいで!!」

もそもそと顔を出すと、なち姉も梨華ちゃんも笑ってた。

「ひ、ひとりでも寝れるもん!?」

「素直になりなさい。」 

なち姉に一喝され、うなだれる。

「ひとみちゃん、一緒に寝よ!はい!」

って布団をめくってくれたから、枕を持って梨華ちゃんの横に寝る。

チラッとなち姉を見ると、優しい笑顔だった。

「ひとみ、梨華ちゃん、おやすみ」

「おやすみ」 「おやすみなさい」

ウチはいつものように梨華ちゃんの腕の中に抱き締められたら、あっという間に眠ってしまった。

519満月:2006/09/04(月) 18:42:54
朝、目が覚めると梨華ちゃんはまだ夢の中。

はぁ〜、かぁ〜いいなぁ・・・

しばらく寝顔を見てたけど、起きる気配が無いので、ちょっと・・・

瞼・鼻・おでこ・唇に、ちゅっちゅっキスをして遊んでたら

「そーゆーのは、2人っきりの時にやってくれるかい!?」

「・・うぇぇぇぇ!!!」

わ、忘れてた!! ここは実家。そして、目の前にはなち姉とごっちん・・・

「ごっちん!何でいるの?」

「んぁ〜 楽しいことありそーだから♪ 予感的中!!写メール送んなきゃ!?」

「な、な、な、そんなの誰に送んのさ?」

「ふっふっふっ だ〜れかなぁ?」

寝起きから、遊ばれるなんて・・・

520満月:2006/09/04(月) 18:53:51
「ひとみちゃん、何したの?」

ウチの雄叫びで起きた梨華ちゃん。

「あのぉ・・梨華ちゃんの寝顔が可愛かったからぁ・・ちゅぅして遊んでました。」

「ここは何処かなぁ?」

「・・・実家・・で、す・・」

「もぉ、どんな顔して挨拶すればいいのよぉ・・」

「実家って忘れてて・・ごめんねぇ」

pipipipipi

梨華ちゃんの携帯にメールが・・

メールを見た梨華ちゃんの顔が真っ赤

もしや・・・・・

携帯を奪い取ると、やっぱり!!!

さっきの写メールだ!

「ごっちん!!梨華ちゃんに送ることないじゃんかぁ!?」

「んぁ〜 良く見なよぉ よしこの幸せそうな顔。いい顔だと思うけどなぁ〜」

「なっちもそー思うよ!ひとみ、溶けちゃいそぉ〜」

その声に梨華ちゃんが携帯を覗き込む。

「ひとみちゃん、かわいい・・」

「はいはい、バカップル!いいかげんに起きろ!!!」

ごっちんに怒鳴られ慌てて起き上がると、みんな着替えてて、朝食の準備も万端!

お母さんが食卓から、ニコニコとウチ達を見てた。

521すえきち:2006/09/04(月) 18:58:25
本日は以上です。
少量ですが更新しました。

>38様
そーですね、パート割が変わりますもんねぇ
未だにピースは慣れません;

52238:2006/09/05(火) 22:17:08
更新お疲れ様です。
みんなに遊ばれるもといかわいがられるよっすぃキャワッイイw
たしかにピースや浪漫を見ると改めて梨華ちゃんがいないことを思い知らされます。

523満月:2006/09/12(火) 18:07:34
みんなで朝食を食べた後、支度をしてお墓参りに出かけた。

電車の中、みんなでお喋りをしている。

「ひとみちゃん、どうしたの?」

黙り込んでいたウチに梨華ちゃんが心配そうに声を掛けてきた。

「ん?すごく久し振りだからさぁ・・・」

「緊張してるの?」

「ううん。そーじゃなくてね、色んなことがあったなぁって思って。」

「うん。」

「前に来た時って、確かなち姉の就職が決まった時だったんだよねぇ。お父さんに報告することがたくさんだよ。」

そう言って笑うウチを見て、梨華ちゃんも笑顔になった。

524満月:2006/09/12(火) 18:16:04
駅に着き、花屋さんに寄って霊園に向かう。

相変わらず、無口なウチの手を何にも言わずに梨華ちゃんが握ってくれた。

母がまめに着ているので、お墓はきれいだった。

花とお線香を供えてウチは梨華ちゃんと一緒に手を合わせる。

〔お父さん、ずっと来れなくてごめんなさい。色んなことがあってね、少しずつだけど前に進めてるかなって思うんだ。

 ごっちんと出会えて、自分を取り戻して、梨華ちゃんと出会えて、人を愛することをしったんだよ。

 色々な人たちの支えでね、ウチは今生きていられるんだ。〕

閉じている瞳から、涙が流れた。

525満月:2006/09/12(火) 18:22:57
〔お母さんとも、ちゃんと話せるようになったよ。恨んだ事もあったけど、それはお母さんのせいじゃないんだもんね。

 ウチのせいで、お父さんの残してくれた家、壊すことになっちゃって、ほんとごめんなさい。

 もぉお父さんには親孝行出来ないけど、お母さんにはお父さんの分も親孝行するからね。

 今はまだ自分の事で精一杯だけど。

 あとね、ウチ、梨華ちゃんと一緒に生きていくって決めたんだ。お父さん、認めてくれるよね?

 すっごく優しいんだよ。ウチ、梨華ちゃんが居ないとダメなんだ。

 ねぇ、お父さん、ウチ達の事天国で見守っててね。〕

526満月:2006/09/12(火) 18:24:24

□   □   □   □   □   □   □


  □   □   □   □   □   □

527満月:2006/09/12(火) 18:34:05
ひとみちゃんの隣で手を合わせる。

〔お父さん、初めまして、石川梨華です。今、ひとみちゃんと一緒に暮しています。

 私、ひとみちゃんとずっと一緒に生きて居たいって思っています。

 楽しいことも、辛い事も2人で半分づつにして、生きて行きたいって思ってます。

 許して頂けますか? 〕

隣を見るとひとみちゃんはまだお父さんとお話中で、涙で頬が濡れていた。

そのまま見つめていると、目を開けたひとみちゃんが私のほうを見て照れたように微笑んだ。

私は何も言わずにハンカチで、涙を拭いた。

「ありがと」

「ううん。お父さん、認めてくれたかな?」

「うん、認めてくれたよ!大丈夫!」

私はもう1度、手を合わせた。

〔お父さん、また来ます。ひとみちゃんと一緒に。〕

“待ってるよ” って聞こえた気がした。

528満月:2006/09/12(火) 18:35:21


▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽


  ▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽

529満月:2006/09/12(火) 18:43:52
ウチと梨華ちゃんとごっちんは駅で母達と別れて電車で帰った。

駅に着くと、ごっちんは買い物があるからとそこで別れて、ウチは梨華ちゃんの手を握りながら帰る。

何となく、2人とも無口。

でも、こんな沈黙もいいよね。2人ならさ。

アパートに着くと、まだ靴も脱いでないのにウチは梨華ちゃんを抱き締めた。

「ひとみちゃん、どうしたの?」

「ん?どーもしないよ。」

「・・・だって、ここ玄関だよ?」

「うん。抱き締めたくなったの。梨華ちゃんのこと。」

梨華ちゃんは何も言わずにウチの背中に腕を回す。

しばらく、玄関で抱き締めあってた。

530満月:2006/09/12(火) 19:23:29
そっと、梨華ちゃんから離れると

「気が済んだ?」 って梨華ちゃんが首を傾げながら言う。

「うん。充電完了!!」

靴を脱いで、いつものソファーに座ると、梨華ちゃんがウチの膝に跨って座る。

「梨華ちゃん?」

「今度は私が充電する番!!」 って、抱きついてきた。

ウチの頬に梨華ちゃんの頬が・・・

「ひとみちゃん・・」 「ん?」

「大好き」 「ウチも」

「ちゃんと言って?」 「梨華ちゃん、大好きだよ。」

「・・ありがと」 「愛してるんだ。」

「・・うん」 ちょっと涙声な梨華ちゃん。

「これからも、ずっと一緒だよ?何があってもね?」

「うん。ずっとひとみちゃんと一緒。」

ウチは泣き止むまで梨華ちゃんの髪を撫で続けた。

531満月:2006/09/12(火) 19:32:49
泣き止んだ後もずっと膝に乗ったまま、頬ずりしたりぎゅって抱き付いたり、甘えん坊になった梨華ちゃん。

「梨華ちゃん、夕飯どーする?」

ウチの首筋に顔を埋めてた梨華ちゃんは 「離れたくないからいらない。」

って、いつもはウチがそー言ってるのにねぇ〜

「う〜ん・・ウチ、お腹空いてんだよぉ〜」

「離れるの、いやぁ」 

困ったなぁ・・ レトルトのカレーでも食べるかなぁ・・・

「カレー温める間だけ、離れられない?」

「・・・・・いいよぉ」 渋々降りた梨華ちゃんの頭をポンポンと叩き、キッチンへ。

「梨華ちゃんも食べる?」 「・・・食べるぅ」

532満月:2006/09/12(火) 19:42:27
リビングを覗くと、体育座りをして膝に顔を埋めてる梨華ちゃん。

手早く支度をして 「はい、おまたせ!!」

梨華ちゃんがウチに手を伸ばすから、後ろに座って足の間に梨華ちゃんを挟む。

「後ろじゃいやぁ」って足の間で横を向きウチの膝をテーブル代わりにしてる。

2皿用意したのにお互いに食べさせあってるし・・・

食べ終わっても、片付けさせてくれなくて、お風呂の準備もさせてくれなくて・・

「梨華ちゃん、お風呂の準備はさせてよぉ」

潤んだ瞳で見つめられると、罪悪感が・・・

「一緒に入ってくれる?」 「もっちろん♪」

「じゃ、いいよぉ」 って開放された。

533満月:2006/09/12(火) 19:49:14
お風呂の中でも、甘えん坊で、やたらくっついてくるんだけど、エッチな雰囲気じゃなくて

赤ちゃんになったみたいなんだよねぇ〜

お風呂上りの移動も手を繋いでくるし、ソファーに座ればウチに跨って座ってくるし・・

「梨華ちゃん?」 「すっごく甘えたいの」 「ん」

いっつもいっつもしっかりした梨華ちゃん。

こんな日もあるよね?

この日は寝るまで、じゃない。寝てても、甘えん坊な梨華ちゃんだった。

534すえきち:2006/09/12(火) 19:54:29
お久しぶりです。更新しました。
本日は以上です。

>38様
いつもありがとうございます。
今回はいつもと逆ですが、こんな日もありますよね?w

53538:2006/09/12(火) 21:21:55
お久しぶりです。そして更新お疲れ様です。
どんな人でも甘えたくなる時ってあるでしょうね。
甘える梨華ちゃんは声もいつもよりより甘くってすごくカワイイでしょうね。

536すえきち:2006/09/20(水) 21:02:49
ご無沙汰しております。
体調を崩してしまい、更新が出来ない状態です。
読んでくださっている方々、申し訳ありません。
正直、今月の更新は無理かと・・・
放置はしません。絶対にしません!!
必ず、復帰します。
もうしばらくお待ちください。
すいません。

53738:2006/09/21(木) 22:26:06
ちゃんと待っているので無理せずお体を大事にしてください。

538すえきち:2006/10/02(月) 17:53:15
本日より復帰します。
よろしくお願いします

539満月:2006/10/02(月) 17:54:28


□   □   □   □   □   □   □



  □   □   □   □   □   □   □

540満月:2006/10/02(月) 17:57:53
今、仕事をひとみちゃんは新人さんと組んでしてる。

2週間前に入った新人さんは、わかりやすいくらいひとみちゃんにアピールしてる。

でも、鈍感なひとみちゃんは全然わかってないの。

今日は、その新人さんとお出かけ。

はぁ〜 どう見てもデートだよ? ひとみちゃん

541満月:2006/10/02(月) 18:06:38



「吉澤!今日から新人が入るから、アンタ面倒見てやぁ」

中澤さんの言葉に、嫌な予感がしたの。

「あぁ、はい。ども、吉澤です。」

「初めまして、松浦で〜す!よろしくお願いしま〜す」

「ははは、元気だね♪」

「はい!吉澤さん、メルアド教えてくださ〜い!」

「あぁ、うん・・・」

もぉ、そんなに簡単に教えないでよ!!

「・・・ん?梨華ちゃん、どーしたの?」

「なんでもないよ!」

イライラして見ていられないから、自分の持ち場へ行った。

542満月:2006/10/02(月) 18:12:01
その後も、松浦さんはひとみちゃんにアピールしてる。

もぉ見ないように仕事に集中した。

お昼休みになると、3人でお弁当を食べていたら松浦さんも来て、

ひとみちゃんの隣に座り、マシンガントーク。

私は全然お話が出来ない。

「んぁ〜、よしこ、モテテるねぇ〜 梨華ちゃん、無視ぃ?」

「えぇ!?そんなことないよ!ウチは梨華ちゃん」

「いいよ!無理しないで!!」

ひとみちゃんの言葉を遮って、席を立った。

543満月:2006/10/02(月) 18:20:03
帰りもひとみちゃんは松浦さんに捕まってて、私は悲しくって1人で帰った。

慌ててひとみちゃんが自転車で追いかけてきたんだけど、なんか素直に話せなくて・・

アパートに帰っても、嫌な空気。

そんな中、ひとみちゃんの携帯には、松浦さんからメールがくる。

律儀に返信するもんだから、ず〜とやり取りが続いてて・・・

私は、無意識に、泣いてしまった。

「梨、梨華ちゃん、なんで泣いてるの?」

抱き締めようとした手を拒んだ。

「梨華ちゃん・・・」

ひとみちゃんが淋しそうに私の名前を呼ぶ。

そこにまたメールが来た。

また、律儀に返信してる。

はぁ、もぉ、嫌!!!

「今日、ごっちんのとこに泊めてもらうから!!」

そう言い残して部屋を出た。

「ちょ、ちょ、梨華ちゃ〜ん」

544満月:2006/10/02(月) 18:28:51
ごっちんの部屋に着いても、ひとみちゃんは迎えに来てくれない。

「ごとー、よしこに話すよ。まったく鈍感すぎなんだよ!!」

そう言って部屋を出ようとしたら、ごっちんの部屋の前にひとみちゃんがいた。

「よしこ!来たんなら何で呼び鈴鳴らさないのさ?」

「ウチ、なんか、したのかなぁ?・・って・・わかんないから・・」

「わかんないの?」  「・・・うん」

「じゃー、わかるまで、梨華ちゃんにはここに居てもらうから」

「えぇぇぇ!! ごっちんはわかるの?」

「当たり前じゃん! よしこ、最低・・」

「最、低・・・・ なんだぁ、ウチ」

ガックリ肩を落とすひとみちゃん。 ちょっと可哀想かなぁ・・

「・・・ウチ、帰る、ね・・」

一人で帰るひとみちゃんの背中が弱弱しくて・・・

545満月:2006/10/02(月) 18:34:59
「ごっちん!私、帰るね?」

「そー言うと思ってたよ!早く追いかけて!」

「うん!ありがとう」

急いで後を追いかける。

「ひとみちゃ〜ん!!」

振り向いたひとみちゃんは、今にも泣き出しそうで、思わず抱きついた。

「梨華ちゃん、ごめんね。ウチ、鈍感だからわかんないけど、酷いことしたんだよね?」

「うん、したね。」 「・・・うぅ・・ごめんねぇ」

「泣かないでよぉ・・一緒に帰ろう?」

「・・・いいの?」 「うん!」

ぱぁって笑顔になった。

「ひとみちゃん、好き」

「ウ、ウチも、梨華ちゃん大好き」

手を繋いで一緒に帰った。

546満月:2006/10/02(月) 18:43:36
お部屋に帰ってから、いつものようにソファーに座って色んな話をした。

私の松浦さんへのヤキモチなんだけどね。

でも、ひとみちゃんも悪いんだよぉ〜

思わせぶりな態度は、良くないよ。

「・・そっか・・松浦はウチが好きなのかぁ・・全然、わかんなかったなぁ・・」

「・・・どーするの?」

「ウチは梨華ちゃん以外、考えられないから、はっきり言うよ!

 そーだ、今、メールしよう!」

って、いきなりメールを始めた。

「ウチは梨華ちゃんと付き合ってて、一緒に住んでる。梨華ちゃんを愛してる。

 だから、松浦の気持ちには答えらんない。ごめん。  どう?」

「どう?って言われても・・」

「送信っと」

松浦さんはどう思うんだろう?

547満月:2006/10/02(月) 18:50:32
すぐに返事が来た。

「・・・えぇ〜〜〜〜!?」

「どーしたの?」

「諦めるから、1回、遊んでって・・」

はぁ〜、そのくらい、仕方ないなぁ・・・

「いいよぉ、1回ならぁ・・ほんとに諦めてくれるんでしょ?」

「念押してみる。いいの?」

「・・私、だけだよね?」

「うん、ウチが好きなのは梨華ちゃんだけだよ」

ひとみちゃんの唇から熱い思いが私の唇に伝わってくる。

「いいよ。我慢するから。」

「じゃ、メールする。」

ひとみちゃんが松浦さんにメールした後、

「こっちは我慢しなくていいよね?」って、ソファーに押し倒された。

548満月:2006/10/02(月) 19:20:14
「い、いやっ!」

「あっ、ご、ごめん・・」

無意識にひとみちゃんを拒んだ。 たぶん、初めて・・

気まずい沈黙。

そんな中、松浦さんからメールが来た。

ひとみちゃんは、携帯をいじってるから、私は何も言わずにお風呂に入った。

やきもちだって、松浦さんに嫉妬してるって、わかってる。

ひとみちゃんが、好きって言ってくれてるのに。

私って、嫌な性格だなぁ・・・

549すえきち:2006/10/02(月) 19:27:25
本日は以上です。

>38様
ご心配をお掛けしまして、申し訳ない。
まだ、本調子ではありませんが、少しづつ更新して行きたいと思ってます。
また、よろしくお願いします。

55038:2006/10/02(月) 23:31:05
お帰りなさい。そして、更新お疲れ様でした。
無理せずすえきちさんのペースで更新してください。

梨華ちゃん、強敵が現れましたね。
よっすぃーしっかりしろ!梨華ちゃんを悲しませるんじゃないよ。

551満月:2006/10/08(日) 13:12:31
お風呂から上がるとひとみちゃんはソファーに座ってた。

「ひとみちゃん、お風呂どーぞ!」

話しかけても返事がない。キッチンからリビングに行くと、ひとみちゃんが泣いてた。

「ひとみちゃん・・・」

「・・・梨、華ちゃん、怒ってるぅ?」

はぁ〜 思わずため息。

「違うよ。」

「ち、違わないよ!・・ウチ・・」

pipipipipi・・

また、メールだ。松浦さんかなぁ?

「・・・メールだよ。見ないの?」

「見ない。」

「じゃ、電源切って!」

すぐに携帯の電源を切った。

552満月:2006/10/08(日) 13:19:48
ひとみちゃんの手を握って、本音を言うことにした。

「松浦さんに、やきもち焼いたの。私と一緒に居るのに、メールばっかりしてるんだもん。

 ひとみちゃんが好きって言ってくれても、松浦さんとずっとメールしてて、一緒にいるのに私の事みてくれないんだって・・

 淋しくなっちゃった。」

いつも、私の事見ててくれたのに、もぉ見てくれないんじゃないかって。

「・・梨華ちゃん、泣かないでよぉ」

いつのまにか、泣いてたんだ。

だって、一緒に居るのに、淋しいなんて悲しすぎるじゃない。

553満月:2006/10/08(日) 13:29:20
「ごめんね。ウチが好きなのは梨華ちゃんだけだから。いつも梨華ちゃんの事思ってるよ。」

素直になれない私は、ただ首を振る。

「梨華ちゃん・・・」

悲しませたくないのに、そんな顔させたくないのに・・・・

両手で顔を覆って泣いた。

「抱き締めさせてよ」

って言う、ひとみちゃんの腕から逃れようとするけど、力強く抱き締められて大人しく抱き締められた。

大好きなひとみちゃんの腕の中。

カチカチに固まってた心が解けていく。

顔を覆ってた手を、ひとみちゃんの背中に回して。

「梨華ちゃん、愛してるよ。梨華ちゃんだけだから」

耳元で囁かれて、ひとみちゃんの胸で思いっきり泣いた。

554満月:2006/10/08(日) 13:35:20
一頻り泣いた後、顔を上げるとひとみちゃんの瞳も真っ赤で、

潤んだ瞳で見つめられたら、もぉ、いいやって思えた。

「ひとみちゃん、好き」

「ウチも好きだよ。キ、ス、していい?」

なんで真っ赤になって言うのよぉ・・

私は黙って目を閉じた。

唇から熱い思いが伝わってくる。

555満月:2006/10/08(日) 13:40:08


▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽


  ▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽   ▽

556満月:2006/10/08(日) 14:05:56
松浦のような女の子はウチがもっとも苦手とするタイプで、

強く押されると流されちゃうんだ。

そのせいで、梨華ちゃんを泣かして、悲しませて、

はぁ、ウチなにやってんだぁ?





次の日からも、もう押されまくりで、昨日メールしたじゃん!その気ないってさぁ・・・

昼休みもウチの隣を陣取って喋り捲ってて、全然、梨華ちゃんと話せないしぃぃぃぃぃ

ごっちんは梨華ちゃんと楽しそうに話してる。

何話てんだろう?

「ねぇねぇ、何話てんの?」

松浦の話を遮ってごっちんに声を掛ける。

「んぁ〜、ヘタレには教えな〜い!?」

むぅ 否定は出来ないけど・・

「よしこは何時亜弥ちゃんとデートなの?」

「デ、デートォ!!??」

「デートでしょぉ?2人っきりでさぁ。亜弥ちゃんの気持ち知ってんだしぃ」

「あ、遊びに行くだけだよ!!」

「なんでもいいよ。何時なの?」

「今週の土曜日は一緒にお買い物行くの♪」

梨華ちゃんの言葉を受けて

「んじゃ、来週末ね!亜弥ちゃん、OK?」

「は〜い、OKですぅ〜 楽しみぃ〜♪」

557満月:2006/10/08(日) 14:23:16
勝手にごっちんに決められた。

デートォ? はぁ まいったなぁ・・・

松浦はうれしそうにどこに行くのか話してた。

でも、ウチはそんなのどーでもよかった。

デートなんて、考えもしなかった。

ごっちんと梨華ちゃんは楽しそうに話してる。

ウチは俯いたまま、松浦の声も、耳に入らなかった。


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