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初めてスレ立てます
1
:
スライム
:2005/01/23(日) 22:57
初めまして!スライムと言います。
ずっとROM専だったのですが、自分でも書いてみたいと思ってスレたてさせていただきました。
つたない文章ですが、よろしくおねがいします。
689
:
203
:2005/03/18(金) 18:33:39
更新お疲れ様です♪よっすぃ〜頑張れ!?石川さんに気持ち悪がられてるのって新鮮ですねw
私事ですが明日ちょっと遠征してきます。
(´-`)。o0(作者様のお話を読むのが毎日の楽しみになってます。これからも、まったり頑張ってくださいね)
690
:
スライム
:2005/03/18(金) 21:44:02
明日朝が早いので、今日は少し早めに更新です。
>ゆう様
いつもありがとうございます!!
タイトルのあれを活かしたいと思ったらよっすぃーがこんなことに…。
当初はもどかしい感じにしたかったのですが、どうにもこうにもおかしな方向に
行ってしまいましたw捕まらないことを祈るのみです(爆)
>203様
いつもありがとうございます!!
遠征ですか?もしや、なちごま娘。コンだったり???
私も明日遠征しますが、ハローとは少し近いけど限りなく遠いジャンルのためなので
もし203様が行かれるのが名古屋だったら…うらやましすぎですw
それでは本日の更新始めます。
691
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:45:40
そういう状態が毎日続いて。
ついでに言うとバイトも毎日続いてるっていうことだから。
精神的にも体力的にも疲れきっていた。
それなのにそういう時に限って彼女は他の友達を連れ立ってやってきて、その子たちが
レジにいる私の方を見てニヤニヤしながら騒いでいる。
彼女自身は何かに焦りながら友達たちを止めようとしているんだけど、周りは
盛り上がりすぎているのかどんどん大声で騒ぎ始めた。
ちょうど余裕がない時にそんなことをされたから私のイライラはピークに達してて。
すぐにでも彼女たちの所へ行き怒鳴ってやろうかと思った。
でも、私よりも先にそういう気持ちになった人がいて。
692
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:47:11
保田さんが客席の彼女たちに近づいていき、
「申し訳ありませんが、他のお客様の迷惑ですので静かにしていただけませんか?」
とキツイ口調で言った。
するとさっきまで騒がしかった彼女たちが一瞬で大人しくなり、皆口々に
「すいません」と言いながら気まずそうに店を出ようとした。
彼女も友達に続き一番後ろで店を出ようとしたんだけど、
「ちょっと待って!あなたには他にも言いたいことがあるの。」
という保田さんに呼び止められて立ち止まった。
「あのさ、石川…って分かるわよね? あの子がさ、あなたのことで
ちょっと困ってて、迷惑だからもう来ないでもらえるかな?」
「えっ…あっ…」
私の方をチラッと見ながら彼女は何か言いたそうだったけど。
「わかった?」って保田さんに遮られて。
「…はい。」と言った後、俯きながら店を出て行った。
その時の表情があまりにも寂しげだったから、
(なんか悪いことしちゃったかな……)
こっちまで切ない気持ちになってしまった。
693
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:48:21
ずっと嫌だと思っていたし、迷惑だとも思っていたんだけど。
損な性格なのかな?こういう風になると逆に彼女のことが気になってしまう。
その日はずっと彼女のことを考えていてほとんど眠れなかった。
次の日眠い目をこすりながらバイトへ向かうと。
店の手前のところに彼女が立っていた。
私に気付くと急いで近づいてきて、呆然と立ちすくむ私に
「…これ……」と手紙を握らせて走り去る。
あまりにも突然の出来事に驚いて私はただ彼女のうしろ姿を見ているだけだった。
694
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:49:08
『石川さんへ
まずは、迷惑をかけたことを謝ります。ごめんなさい。
でも、決して石川さんに迷惑をかけたかったわけではありません。
実は初めてお店に行った時に石川さんに一目惚れして、それから
何とかして仲良くなりたいと思っていたんですが、勇気がなくて
声をかけれず、結果的に石川さんのことを困らせることをしてしまい
ました。店にはもう行かないので、安心してください。
本当にすいませんでした。 吉澤ひとみ 』
こう書いてある手紙と、あの時慌てていた彼女が落としていったブレスレットだけが
私の手元に残り、返すことも出来ぬままただ時だけが過ぎていった。
695
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:50:21
夏休みも残り1週間という8月の暑い日。
たまにしか訪れない休日に私は店の近くのコンビニで柴ちゃんと待ち合わせていた。
学校でいつも一緒にいる美貴ちゃんがこの夏から新たにバレー部の部長になった
ということで、記念すべき初試合を見るためにこれから近くの高校に行くのだ。
「ごめん、ごめん。待った? バス遅れてさー」
息を切らして柴ちゃんがやってくる。
「ううん、そうでもないよ。」
「そっかぁ、良かった〜。あーそれよりさー今日行く岡女ってあの子の
学校だよね〜?」
「えっ?」
「ほらー、前に毎日来て“スマイル下さい”とか言い続けてた変な子。
店長に怒られて来なくなったけどさー、あの子って何だったんだろうねー?」
696
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:51:28
「…………。」
柴ちゃんには、ううん、誰にもあの手紙のことは話していない。
確かに彼女は変な子だったけど、よく考えてみたらお店以外で何かをされた
わけではないし、店の中でも悪いことをしていたわけではない。
それなのに私の一方的な都合で彼女のことを拒否し、結果彼女を傷つけてしまった。
だからせめて彼女が最後に勇気を出して伝えてくれた気持ちだけは大切にしようと
思い、私の胸だけにしまっておこうと決めた。
そしていつか私の方こそ悪いことをしたって謝ろうとも…。
だけどあの日以来彼女が店に現れることはなかった。
あれから私はいつも心のどこかで彼女のことを考えるようになって。
忘れ物のブレスレットが私のポケットの中で自己主張するようになった。
697
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:53:01
「…それでさー。って、梨華ちゃん聞いてる?」
「えっ?あっ、ごめん……何?」
「大丈夫〜(笑)? 」
「…うん。」
「まぁいいけどさー。なんかね、美貴が言ってたんだけど今日の対戦相手
けっこう強いらしいんだよね。」
「そうなの?」
あれ?でも前の大会ではうちの学校が圧勝してたよね?
「うん。今年入った1年にうまい子がいて、前回は出てなかったらしいけど
けっこう有名な選手らしいよ〜。」
「そうなんだ…。」
「もしかしてあの子だったりして〜(笑)」
「…え……」
「背高かったしさー、それによく考えたらけっこう美形だったよね〜?
ん?梨華ちゃん、どうかした?」
「…ううん、なんでもない。」
「そう? まぁ梨華ちゃん的にはあの子だと困っちゃうかもしれないもんね。」
「……(苦笑)」
それが本当にあの子だったらって思っちゃったんだけど。
もう一度あの子に会えるかもって思っちゃったんだけど。
(何だろう…このかんじ……)
698
:
スマイル0円サービス
:2005/03/18(金) 21:54:35
「あー!もう試合始まっちゃってるよー。」
私たちが体育館に着いた時にはすでに試合が始まっていた。
慌てて応援席に向かって試合に目を向ける。
まだ1セット目が始まったばかりなんだけど、うちの学校が苦戦している。
相手にかなり押されてて、みんな動揺しちゃったのかな?
美貴ちゃんが一生懸命声をかけているんだけど、落ち着かない感じで。
慌てちゃってミスが続きポイントを取られてる。
(あっ!また決められた…)
って、えっ? あれって……。
“バンッ”って力強い音が響き渡るほどのスパイクを決め、ガッツポーズで
仲間と喜び合っているのは、紛れもなくあの子。
私がずっと探していたあの子がコートの中にいた。
699
:
スライム
:2005/03/18(金) 22:02:57
更新終了。
少なめなのですが、ここできらないとけっこう進んでしまい自分の首をしめかねないのとw
あとは、せっかくですので読者の方にキリ番踏んでもらいたいかなと思い止めておきました。
ということで、もしかしたらこの話4回まで伸びるかも(?)しれません。
明日も更新したいとは思いますが、作者が明日朝からちょっとした遠征(ハロ系ではないうえ
部活とかでもないですが)に出るので、その帰宅時間と疲れ具合によってはどうなるか
わかりません。なんせ一人で500kmくらい運転しますのでw
もし明日ダメでも連休中には必ず更新&できれば完結させますので宜しくお願いします!
700
:
203
:2005/03/19(土) 07:11:35
更新お疲れ様です。作者様も遠征ですか?気をつけていってらっしゃい。
昨晩早く寝たので今朝1番で見に来ました。これから行きます<名古屋(^◇^;)
吉澤さん、あと少しだね頑張れっ! 石川さんの「損な性格」彼女らしいですね。
優しいから逆に気になっちゃうという・・・。
701
:
ゆう
:2005/03/19(土) 12:08:46
更新お疲れ様です!!
切ないですね〜よっすぃー・・・でも梨華ちゃんも気になってるようだし、
もうよっすぃー頑張れって感じです!!作者様遠征で500km運転ですか??
大変ですね〜!!家にお帰りになったらくれぐれも御身体を大切に休めてくださいね
702
:
35
:2005/03/19(土) 19:13:17
お久しぶりです。
しばらくこれなかった間にこんなに進んでて出遅れた!と少々焦ってます(^^;
梨華ちゃんもなんだかんだできになってんじゃ〜ん・・・と心の中で
にやけつつ続きに大期待です!
P.S 中澤さんの出番が減ったのはもしや虎屋のせいか?!と思い一瞬身の危険を
感じてしまいますた(笑)
703
:
スライム
:2005/03/20(日) 22:23:13
昨日はとあるスポーツ見てきたのですが、負けてしまって残念・゚・(ノД`)・゚・。
次こそは勝利を!と祈りつつ更新です。
>203様
いつもありがとうございます!!
そしてまたまたキリ番ですね、リクの方宜しくお願いします!
名、名古屋がうらやましい…楽しめたことを願うのみです。
>ゆう様
いつもありがとうございます!!
高速使ったりしたので300kmくらいですみました、だから大丈夫です♪
と言いつつ昨日は疲れてバタンキュー(死語)だったんですが…。
とりあえず一晩明けてスッキリなので続き頑張ります!
>35様
お久しぶり&レスありがとうございます!!
大丈夫ですよ〜虎屋なしでもこうでしたのでw ただ、その後は虎屋効果絶大で
密かに今ヤッス−主役の話のアイディアもあったり…(ぼそっ)。実現するかは
ヤッス−からの次の貢物しだいですw
それでは本日の更新始めます。
704
:
スマイル0円サービス
:2005/03/20(日) 22:26:17
美貴ちゃんが言っていたというすごい1年というのは本当に彼女だったらしい。
さっきから何本もスパイクを決めては喜びの笑顔を浮かべている。
柴ちゃんは応援に夢中で彼女に気付いていないみたいだけど。
私は彼女の笑顔に釘付けにされてしまった。
結局試合はうちの学校のストレート負け。
美貴ちゃんを始めみんな落ち込んでいるみたいで。
「とりあえず慰めにでもいこっか?」
という柴ちゃんの合図でベンチの方へ向かう。
705
:
スマイル0円サービス
:2005/03/20(日) 22:27:54
「美貴〜お疲れ〜!」
「美貴ちゃんお疲れさま!」
「あぁ、来てくれてたんだ。いや〜参った、正直ここまでやられると思わなかったよ。」
負けたというのになんだか美貴ちゃんはさっぱりとした表情。
「ちょっとー負けたのにあっさりしすぎじゃなーい!?」
「んー、ここまで思い切り負けちゃうとね(苦笑) でもまぁ実力はわかったし、
次やった時は勝つからいいさ。」
柴ちゃんの突っ込みにも素早い切り替えし。
その冷静さがつまらなかったのか柴ちゃんは別の子のところに絡みに行ってしまった。
2人で残されたんだけど、美貴ちゃんは私の様子がおかしいことに気付いたみたい。
「梨華ちゃん? どうかした? 何か今日元気ないけど…」
706
:
スマイル0円サービス
:2005/03/20(日) 22:29:34
「え?あ、そんなことないよ!」
慌てて返したけど、強がりってバレバレかな?
「そう? 具合悪いとかじゃない?大丈夫?」
「う、うん。本当に大丈夫だから。 それより美貴ちゃん、あの子……」
私の視線の先には仲間と談笑する彼女の姿があった。
「あーあの子中学の時から有名な選手だったけど、マジでうまいわ。
って、何?梨華ちゃんもあの子気になるの?」
「えっ?」
「女子高だしねーそうとうもてるみたいだね。試合中とかすごかったもん。」
確かに試合中の彼女への声援はすごいものだった。
もちろん彼女の高校だからっていうのもあるんだろうけど…。
それでも彼女への歓声は人一倍大きくて。
今も応援にきていた生徒だろうか?たくさんの人に囲まれている。
707
:
スマイル0円サービス
:2005/03/20(日) 22:30:40
「もしかして梨華ちゃんもあの子のファンになっちゃったとか?
美貴声かけてきてあげるから紹介しようか?」
「…え…あ、いや……」
『おーい!藤本―!』
「あ、ごめん、ちょっと行ってくるから待ってて!」
「…うん。」
一人取り残されて手持ち無沙汰になってしまった。
(どうしよう…本当に美貴ちゃんに頼んだ方がいいかな…)
私が一人そんなことを考えていると…
“あっ!”
彼女と目が合ってしまった。
708
:
スマイル0円サービス
:2005/03/20(日) 22:32:12
そのまま目を離せなくなった。
彼女の方も私に気付き少し気まずそうにしたが、かわらずこっちを見ている。
見詰め合うこと数秒。
「梨華ちゃんどうかした?」
先に戻ってきた柴ちゃんに声をかけられて我に返る。
「って、あれ?あれって…あの子だよね?」
「う、うん…そうみたいだね。」
一度離した視線を戻すと彼女はもう別のところを向いていた。
「ふ〜ん、そっかそっか、そういうことだったか〜。」
「え?何?どうかしたの?」
「いや〜最近梨華ちゃんの様子が微妙におかしいなーと思ってたんだよね。
そっかー、嫌いきらいも好きのうちってやつだったのかね〜。」
「なっ!ちょっと、柴ちゃん!」
「まあまあ照れることないって。私声かけてきてあげるよ。」
「え…あ…いいってばぁ…」
709
:
スマイル0円サービス
:2005/03/20(日) 22:33:25
「どうかしたのー?」
私が柴ちゃんの腕をつかんで行かせないようにしている所に美貴ちゃんが戻ってきた。
「あ!ちょうど良かった。ねぇ美貴さーちょっとあの子のこと
こっちに呼んできてくれない?」
「柴ちゃん…本当にいいってばぁ〜」
「なんかよくわかんないけど、とりあえず連れてくればいいわけ?
すぐ戻ってくるからちょっとだけ待っててよ。」
そう言うと美貴ちゃんは彼女の元へ近づいて行った。
710
:
スマイル0円サービス
:2005/03/20(日) 22:34:37
「お待たせ!」
美貴ちゃんは彼女を連れてすぐに戻ってきた。
「…………。」
「…………。」
何も言えない私と、同じく何も言わない彼女。
「私たちあっち行ってるから、ゆっくり話しなよ。」
その様子にしびれを切らしたのか、柴ちゃんが切り出した。
そして美貴ちゃんを引き連れこの場を離れる。
「…………。」
「……あっ、あの…とりあえず場所変えませんか?」
「え?」
「ちょっと…ここじゃゆっくり話せないですし。」
俯いていた顔をあげると、彼女のファンらしき人たちが何か囁いているのが聞こえた。
「…うん。」
お互い何も話さないまま、彼女と連れ立って歩く。
711
:
スライム
:2005/03/20(日) 22:38:32
更新終了。
少なめですが、とりあえず手元にあるところまで。
これから続き書きますが、調子良ければ昨日休んだ分また後で更新に来ます。
来なかったら…(調子悪かったんだね)と思っておいてくださいw
明日にはラストまであげる予定ですので(^▽^;)
712
:
前274
:2005/03/21(月) 00:17:52
ちょっとお久しぶりです・・
あっ、でもずっと楽しみに拝見してます。
作者さまの作品、大好きなんですよ〜。
新作も続きが気になりま〜す!
これからも楽しみに待ってますね。
713
:
スライム
:2005/03/21(月) 01:43:49
書けた♪書けた♪書き終えたっ♪
ということで本日(日付はかわりましたが)2度目の更新です。
>前274様
お久しぶりですね。またレスをしていただきありがとうございます!!
ずっと気にかけていただいたうえに「大好き」と言っていただき、作者感激です♪
これからも楽しんでもらえるよう頑張りますね!
では、ラストまで一気に更新始めます。
714
:
スライム
:2005/03/21(月) 01:46:21
「あの…大事な話って?」
誰もいない体育館裏に着いていきなりそんなことを言われた。
「えっ?」
「あれっ? 違うんですか…?」
美貴ちゃんってば、いったい何を言ったのよ〜。
“大事な話”だなんて、そんなのどうしたらいいかわからないじゃない!
「…………。」
「…石川さん?」
「へっ?」
「あ、いや…あの……」
ものすごく微妙な雰囲気。
何か言わなくちゃダメよね?えーっと、あっそうだ!
715
:
スマイル0円サービス
:2005/03/21(月) 01:48:32
「あの…これ…」
あの日彼女が落としていったブレスレットを見せる。
「あ!これって…石川さんが拾ってくれてたんですね。探してたんです。
ありがとうございました!」
「…う、うん。」
「…………。」
「…………。」
「…あ…じゃあ…その…自分もう行きますね…」
もう行っちゃうんだ…。
せっかくまた会えたのにこのままじゃ意味がないよね…。
なんとかしなくちゃ…。
「…待って!」
立ち去ろうとする彼女を慌てて呼び止めると。
不思議そうな顔で振り返る彼女。
716
:
スマイル0円サービス
:2005/03/21(月) 01:50:35
「…あ…えっと……」
その先の言葉が出てこない。
「石川さん?」
「あ…あの…迷惑なんかじゃないから!」
「えっ?」
「だから、お店…もう来ないとか言わないでほしいの…」
「えっと、それって、その少しは期待してもいいってことですか?」
「あ!」
忘れてた…私彼女に告白されてたんだよね。
「…違うんですか?」
ちょっと沈んだ彼女の声。
「う、ううん。そうじゃないんだけど…。あの…私、吉澤さんのこと好きとか
そういうのは自分でもよくわからないんだけど…でも、吉澤さんが来なくなって
から何か変っていうか…もう会えないとか嫌っていうか……」
自分でも何を言いたいのかわからない。
だけど彼女は何かを悟ったみたい。
717
:
スマイル0円サービス
:2005/03/21(月) 01:52:03
「…わかりました。とりあえず、手紙…なかったことにしてください!」
「え?(私嫌われちゃった?)」
「そんな顔しないで下さいよ(苦笑)。そんな顔されて諦められるわけない
じゃないですか!?って、そうじゃなくても諦めないけど…」
「え?じゃあ…」
「もう一回頑張って、今度は石川さんのこと絶対振り向かせてみせます。
だからそれまではあの手紙のこと、一旦忘れて下さい!」
「…う、うん(照)」
「「「おー!」」」
突然聞こえてきた大きな歓声。
(え?何?何があったの?)
彼女と顔を見合わせて声をした方を見る。
そこには彼女の友達かな?お店でも見たことがある子が数人と…柴ちゃん!?
718
:
スマイル0円サービス
:2005/03/21(月) 01:53:34
「いや〜いい物見させてもらったよー。吉澤さんだっけ?かっこよかったよ。」
「よっすぃーほんとやればできるんじゃーん!」
「良かったね〜毎日通った成果あったねー。」
口々に賞賛の声をあげる人たち。
「……柴ちゃん?」
「ん?あー梨華ちゃんもよくやったね。良かったじゃん!」
なんか柴ちゃん適当じゃない!?しかも何でここにいるの…?
「石川さん!よっすぃーイイ奴なんでよろしくお願いします!」
「普段はかっこいい子なんで、本当にお願いします!」
柴ちゃんを問い詰めようとしたら彼女の友達に遮られた。
「……はい…」
「「「おー!」」」
再び歓声をあげる友達たち…プラス柴ちゃん。
って、なんか馴染んでるけどいったい何があったの?
柴ちゃんは友達に混じって彼女に何かけしかけている。
本当、もうわかんないよ…。
719
:
スマイル0円サービス
:2005/03/21(月) 01:54:57
「…なんか変な展開になっちゃってすいません。あとで言い聞かせますから。」
「ううん、私の方こそ。あんな友達でごめんね…」
輪の中心になって盛り上がっている柴ちゃん。
突っ込みたいことはいっぱいあるけど…もういいよ、諦めた。
「お互い大変ですけど…頑張りましょうね。」
「うん。」
2人で目を合わせて笑う。
「あー何見詰め合ってんのー!」
「何々〜もうそういう関係なのー!?」
「ちょっとー梨華ちゃんどうなのさー?」
協力したいのか邪魔したいのかわからない柴ちゃんたち。
「………。」
「…ははは(苦笑)。とりあえず皆連れて帰りますね。」
「う、うん。」
「それじゃあ。またお店の方で!」
そう言って彼女はこの場を後にした(友達にからかわれながら)。
それで私はというと…こっちもさんざんからかわれた、柴ちゃん一人に。
720
:
スマイル0円サービス
:2005/03/21(月) 01:56:51
(今日はもう来ないのかな?)
次のバイトの時。
保田店長にも説明しておいたし、準備は万端なんだけど。
肝心の彼女の姿が現れない。
私のバイト時間も残り5分。
半分諦めかけてたんだけど…入口の自動ドアが勢い良く開いて。
顔を真っ赤にし息を切らせた彼女が入ってきた。
「…いらっしゃいませ!」
「はぁ、はぁっ…良かった間に合って。」
「でももう私あがりだよ?せっかく来てくれたのに悪いけど…」
「い、いえ…それでいいんです。」
「え?」
721
:
スマイル0円サービス
:2005/03/21(月) 01:57:59
「あの、注文いいですか?」
「え?…あっ、はい! ご注文はいかがなさいますか?」
「はい。スマイル1つ、テイクアウトで!」
(あ、それって……?)
彼女を見ると、照れているのかすごく恥ずかしそうにしている。
(なんかカワイイかも…。)
「…かしこまりました。もう少々お待ちください!(照)」
End
722
:
スライム
:2005/03/21(月) 02:04:59
更新終了。
ということで、「スマイル0円サービス」完結です。
気付かれた方もいらっしゃいますでしょうが、ラストは昔テレビか何かで圭ちゃんが
話していた話をアレンジしたものですw。ファーストフードを題材に書こうとしたら
急に思い出したので、思い切ってオチに使ってみました。
ヤッス−マジックは未だに解けないみたいですw
ちなみに次回作未定です。アイディアはあるので何かは書きますが、次の更新日はまだ
分からず…明日かもしれないし、1週間後かもしれません。
それでは、今回も読んでいただきありがとうございました!!
723
:
前274
:2005/03/21(月) 02:34:34
更新アンド完結お疲れ様です。
春・らしくて、ハッピーで良いですね〜♪
今日2回目のレスしちゃいました・・夜ふかし
バレバレですね(笑)
新作、楽しみに待ってますね。
724
:
35
:2005/03/21(月) 03:09:00
よっすぃ〜男前じゃないですか〜。
やるときゃやんのねよっすぃ〜♪次のお話も楽しみです。
そしてスライムさん・・・いや、スライム様々ッス!!
ヤッス―よかったねヤッス―!!昔マ○クでバイトしててよかったね。・゚・(ノД`)・゚・。
これはまた御礼をせねばなりませぬ!!よろしく!保田さん!!
ホイ>( `.∀´)つ[芋焼酎][白子][ホルモン]
・・・すみません、なんかカナ―リ微妙なラインアップです。
あ、一応ヤススからのお礼なんで返品不可の方向でお願いします(^^;)
725
:
名無しのS
:2005/03/21(月) 03:43:35
先日はどうもでしたwwwさきほど遠征より帰って参りました。
よかった〜、このハッピーエンドがたまりませんね!!
暗躍する柴っちゃんが結構ツボだったり・・・。
テイクアウト、キュンってなりましたよほ。
次回作もまったりお待ちしております。
どうぞゆっくりスライムさまのペースで・・・。
726
:
203
:2005/03/21(月) 10:57:37
完結お疲れ様です♪テイクアウト・・・めっちゃ可愛いです!?
周りのお友達が何気に良い味出してて面白かったです。
キリ番だったんですね・・・名古屋で藤本さんと石川さんの美しさにやられました(^^;
なのでこの二人が出てくるお話をリクしても良いですか?
内容は作者様にお任せします(釻v釻川
まったりとお待ちしてますので、無理せずに作者様のペースで執筆頑張ってください。
727
:
ゆう
:2005/03/21(月) 18:28:17
更新&完結お疲れ様です!!
最後のよっすぃーのセリフがすっごい可愛かったですっ♪
作者様にお願いした柴ちゃんがとっても面白くて最高でした!!遠征で
疲れていらっしゃったのにどうもありがとうございました。
次回も素敵な作品が読めることを楽しみにお待ちしています〜!!
728
:
スライム
:2005/03/23(水) 01:21:50
今週はいろいろと立て込んでいてあまり制作時間がないのですが、書けてる所まで
で、少しずつ更新の方を……。
>前274様
連続レスありがとうございます!!
大丈夫ですよ〜、同じくらい作者も夜更かししていますのでw
夜更かし同盟として(!?)今後もよろしくおねがいします♪
>35様
いつもありがとうございます!!
わぁお!ヤッス−から沢山の贈り物が!!小説制作のお供にありがたくいただきます。
(;^▽^)<で、でも全部濃いよ、けめちゃんw
>名無しのS様
レスありがとうございます! & 遠征お疲れ様です!
某所の方でも大変お世話になり…感謝感謝です。
あちらには仙台コン後にまたお邪魔させていただく予定なので、その時はまたよろしくお願いしますね♪
>203様
いつもありがとうございます!!
リク了解しました!!(さっそく書いてみたり…w)
内容はお任せということで作者なりに書いてみましたが…恋愛か友情か悩んだ末に
こんなことに……これでいいのか激しく葛藤中です(爆)
>ゆう様
いつもありがとうございます!!
前回の「秘密」と違いあんまり優しくない柴ちゃんになってしまいましたがw
喜んでいただけたようで幸いです(0^〜^0)今度また柴ちゃん出しますね!
今回は、キリ番記念に203様からいただいたりクを元に”りかみき”を書いてみました。
(厳密に言うとそれに値しないかもしれませんが……)
思いがけず長くなったので、前・後編と2回にわけて更新する予定です。
とりあえず今夜は前編の方を。
更新スタートです。
729
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:23:53
「美貴ちゃ〜ん、らいしゅきぃー(はぁと)」
「ちょっ、ちょっと。梨華ちゃんってば!」
「ん〜?何れしゅかぁ?」
「…しっかりしてよ!もう!」
「えへへ〜」
はぁ…なんでこうなっちゃったのかなぁ……。
730
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:25:12
今日は仕事が早く終わったから、帰りに一人で買物に出かけた。
普段あまり来れない分、一気にいろいろ買って。
夕飯をどうしようかななんて考えていたら偶然梨華ちゃんと柴ちゃんに会った。
たまたまお母さんもいない日だし、亜弥ちゃんも忙しくて会えないって言ってたから
2人からの食事の誘いに乗ってご飯を食べて帰ることにしたんだけど。
そこまでは良かったんだよね。
問題はその先で……。
731
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:26:10
ちょうど美貴も梨華ちゃんも二十歳になったばかりだったから、ちょっとだけ
お酒を飲むことにした。
本当に少しだけだったから、美貴と柴ちゃんは別に何でもなかったんだけど、
どうやら梨華ちゃんは弱いらしく、徐々にほろ酔い加減になってきて。
その様子も面白かったし、お酒が入ってテンションも上がってきたのもあって
「もっと飲もう!」って話になり、美貴のマンションにやってきたんだけど。
思っていた以上に梨華ちゃんが酔ってしまって、大変なことになってきた。
で、その時はまだ柴ちゃんもいたから大丈夫って思ってたんだけど、急に柴ちゃんの
携帯に連絡が来て、明日の仕事が予定より早くなってしまったみたい。
柴ちゃんは「ごめんね、ごめんね」って何度も申し訳なさそうに言いながら、最後に
梨華ちゃんのことを美貴に頼んで帰って行った。
732
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:27:32
とりあえず酔い気味の梨華ちゃんを部屋に残し、美貴一人で柴ちゃんを見送ったん
だけど、その時から惨事は始まっていた。
美貴たちが出て行く前の梨華ちゃんは「酔ったかも〜もう無理〜」なんて言ってた
から、てっきりもう飲んでいないだろうと思っていたんだけど。
戻ってきた美貴を出迎えたのは、泥酔状態の梨華ちゃん。
周りにはお酒の空き缶が1、2…3本!
ほんの数分の間に梨華ちゃんは一人でこれをあけたらしい。
「…あんたお酒弱いんじゃなかったのかよ(ぼそっ)」
733
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:28:47
「ん〜?美貴しゃんにゃんか言っら〜?」
「あー何でもない。って、とりあえずこれはもうダメね!」
「え〜!しょんにゃあ〜。」
ふてくされ気味の梨華ちゃんから缶を取り上げ、片付ける。
とりあえずこのままじゃいけないし…ってことで水を取りに行ったんだけど。
「ちょ!ちょっと!梨華ちゃん何してんの!」
「ふぇ〜?」
部屋に戻った美貴が見たのは……下着姿の梨華ちゃん。
734
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:29:56
「な、なんでもいいから早くそれ着て!」
「えぇ〜!らってこの部屋あちゅいんらも〜ん。」
「いいから、早く!」
てんぱり気味の美貴とのほほんマイペースな梨華ちゃん。
脱いだ服を着させようと近づいたらおもむろに抱きつかれて。
「美貴しゃん、あったか〜い。」
「な…!」
がっちりホールディングされたまま床に押し倒される美貴。
で、冒頭のシーンに至ったわけなんだけど。
この状況ってそうとうやばいよね!?
万が一誰かに見られたら取り返しつかないよね!?
735
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:32:11
って、焦る美貴とは裏腹に。
「えへへ〜、美貴ちゃんチュウしよう!チュ〜ウ!」
とんでもないことを言ってくる梨華ちゃん。
「や…ダメだって……」
「え〜!なんれぇ〜?」
「…なんでって……お互い付き合ってる人いるでしょ!?こんなのばれたらよっちゃん怒るよ!?」
「ん〜?よっちゃん?よっちゃん? よっちゃんらい好き〜!チュウしよ〜!」
ダメだ…よっちゃんと間違い始めちゃったよ。
これってかなり本気でヤバイ状況じゃん……。
どんどん近づいてくる梨華ちゃんの顔。
(目つぶっちゃってるし…う…でも……かわいいかも…)
美貴の頭の中にいけない考えが巡ってくる。
(いや…でも…亜弥ちゃんのことは裏切れない…で、でも……)
736
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:33:35
(梨華ちゃん酔ってるし…美貴が言わなきゃばれないよな〜……)
目の前に迫った梨華ちゃんの唇に魅了されて。
思わず自分の唇をそこに近づけようとして…。
もうあと数ミリで触れるっていう瞬間。
“ピンポーン”
美貴の家のインターフォンが鳴った。
(ちっ!いいところで……)
相変わらずいけない考えのままの美貴がしぶしぶ立ち上がり、インターフォンの
受話器を上げカメラに映る画面を覗くと……。
そこに映っていたのは、なんと…よっちゃんと亜弥ちゃん!!
737
:
浮気心にご用心!
:2005/03/23(水) 01:34:46
「…えっ?あっ、あの…どうしたの?」
『今から上行くから!』
美貴の質問にも答えず画面からフレームアウトする2人。
あまりにも突然すぎて呆然としちゃったんだけど。
良く考えたらこの状況って…。
「梨華ちゃん!ちょっと、早く服着て!」
「ふぇ〜、なんれ〜?ちゅうはぁ?」
「そんなのいいから早く!」
“ガチャッ”
美貴が梨華ちゃん相手に四苦八苦している間に合鍵で入ってきた2人。
738
:
スライム
:2005/03/23(水) 01:37:52
更新終了。
なんですかね〜、これ!?w
むしろタイトルは作中の2人というより作者の方にかかってるんじゃあ……(爆)
恋愛か友情か悩んだ末にどっちつかずなこんな話になってしまいましたが、
後編は多分明日あげられると思いますので…続きはもう少々お待ちください!
739
:
203
:2005/03/23(水) 11:03:07
更新お疲れ様です!?&早速ありがとうございます♪
自分的には、石川さん無自覚誘い受けに負けそうな藤本さんはツボです。
めっちゃ良いところできちゃいましたね、お互いの本命が。
この後、(釻v釻川さんの運命は?梨華ちゃんお洋服はちゃんと着るんだよ・゚・(ノД`)・゚・。
吉澤さんよりも、はるかに松浦さんの方が怖いような気がします・・・�堯放�o釻;从
740
:
ゆう
:2005/03/23(水) 12:15:18
更新お疲れ様です!!
梨華ちゃん酔っても本命にしか迫っちゃダメだよ〜〈笑〉
ミキティのこの後がとても心配です(笑)
741
:
35
:2005/03/23(水) 23:48:37
いやん♪修羅場?修羅場か??シュラバランバか??♪
これはかなり続きが楽しみです♪♪(←悪趣味)
酔っ払いに何言ったって無駄なんでなによりよっちゃんよりまっつ〜のが
確実に恐ろしそうなヨカーソ。
ミキティは果たして次の日お天道様が拝めるのかなぁ・・・。
がんがれ!ミキティ!!
>(;^▽^)<で、でも全部濃いよ、けめちゃんw
( `.∀´)<この程度で鯉・・・じゃない濃いなんて言ってるから悪酔いすんのよ!!
・・・だそうです(笑)
742
:
スライム
:2005/03/24(木) 00:54:10
明日は朝早いので、早めに更新しようと思っていたのですが、ウィルス感染してしまい
まして、こんな時間になってやっと来ることが出来ました・゚・(ノД`)・゚・。
ウ、ウィルス怖いよお〜。友人の力がなければ危うくここから失踪することになってました(汗
>203様
いつもありがとうございます!!
ちょうど何から書くか悩んでいたのでナイスタイミングでした!かなり楽しめて書けましたよ〜。
確かにあややは怖いかも……作者もそう思いますw
>ゆう様
いつもありがとうございます!!
リアル石川さんが「両親が飲まないから私もきっと弱い」ってことで、こんな展開に…。
ほんっと、こんなことになってちゃダメですよねw
>35様
いつもありがとうございます!!
多分というか確実に石川さんが悪いのに貧乏くじ引かされちゃう藤本さんですw
(あややに殺されなきゃいいけど……)
P.S (;^▽^)<けめちゃん……説得力ありすぎだよ、けめちゃん…
それでは後編の方、更新スタートです。
743
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 00:56:25
部屋の中には下着姿の梨華ちゃんと、おろおろしてる美貴。
どこからどう見てもって状態すぎて言い訳すら思いつかない。
「あ…いや…ち、違うんだよ…これはその、あの…」
「美貴たん!」
「ミキティ!」
「は、はいぃ!!」
「どういうこと!」
「どういうことだよ!」
「あ、あの…これは…その…ご、誤解です…」
744
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 00:58:23
「「言い訳するなー!」」
「は、はい!すいません!」
もう、なんで美貴だけ怒られなきゃなんないんだよー。
元はといえば梨華ちゃんが悪いのにさー。
不満顔でチラッと見やると、何が何だかわかってない顔の梨華ちゃん。
「………。」
「梨華ちゃんも梨華ちゃんだよ!柴ちゃんから連絡もらってなかったら…」
「ふぇ?な〜に?」
責められてるのにも気付かず甘えた声を出す梨華ちゃん。
よっちゃんももうどうしようもないと思ったのか半分諦め顔。
745
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:00:21
「…ったく。ほら、帰るよ!」
「えー!やら〜。まらここにいるぅ〜!」
「いいから!」
「やらやらー。まら帰りたくないもん!」
「…梨華ちゃんってばー!」
「……にゃあ、チュウちて?そちたらきゃえりゅ。」
「…………。」
「…………。」
「……吉澤さん、してあげて下さい!」
美貴とよっちゃんが何も言えないでいたら亜弥ちゃんが口を開いた。
746
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:02:07
「え…でも……」
「いいから早く!じゃないと話進まないじゃないですか!」
「あっ…うん。」
よっちゃんの顔が梨華ちゃんの顔に重なる。
“ぶちゅー”って音が聞こえそうなくらい濃厚なキスを済ませて、2人の唇が離れた。
(これでいいだろう)って全員が思ったんだけど。
次の瞬間、梨華ちゃんの口からはとんでもない言葉が出された。
「やら〜もっとぉ〜。もっとしてくれにゃきゃ帰りゃにゃいぃー。」
「「「…………。」」」
さすがにこれには全員唖然とした。
747
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:03:59
「…や、梨華ちゃん…さすがにそれは、ちょっと。ここミキティの家だし、それに…」
「やらやらやら!よっひぃーがちてくれにゃいにゃら自分でするもん!」
そう言って下着に手をかける梨華ちゃん。
「あー待った!待った!さすがにそれはマズイって!」
「りゃってー……よっひぃーのチュウ気持ちよかったきゃら、我慢れきないんらもん…」
「(照)え、えっと……」
気まずそうにこっちの顔色を伺うよっちゃん。
何?まさか本当にここで始めようとか思ってないよね?
「…………。」
「……あ、あの…すぐに終わらせるんで…その……」
本気かよ!よっちゃんがそんな人だったなんて…。
748
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:05:51
「…………。」
「…わかりました。でもここではやめてくださいね。バスルーム貸しますから、
そっちでして下さい!」
美貴が何も言えないでいると亜弥ちゃんがそう切り出した。
え?いいの?許しちゃうの?
ってか、ここ美貴の家なのに亜弥ちゃんが決めちゃうんだね…。
「あっ…ありがとう、松浦。」
「いえ。そんなことよりさっさと梨華ちゃんのことイカせて、早く連れて帰って下さい!」
亜、亜弥ちゃん!なんてこと言ってるのさ!
「…う、うん。」
よっちゃんも驚きつつ照れながら梨華ちゃんを引っ張って行く。
749
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:07:42
バスルームからかすかにもれてくる梨華ちゃんの…その……あの声。
亜弥ちゃんが何も話してくれないから、無言の部屋にはその音が反射して聞こえる。
(うわー!本気でやっちゃわないでよ〜。)
30分後、バスルームから出てくる2人。
心持ち髪と服が乱れているよっちゃんと。
欲望を満たして満足気な顔の梨華ちゃん。
部屋にはものすごく微妙な空気が流れている。
「…あ、あの…うちら帰るから…なんか、その…ごめん!」
「……うん。」
「ほら!梨華ちゃん帰ろう?」
もうすでに怒った様子のないよっちゃんの姿。
「うん!帰ったら続きもっとしよ〜ね!」
さっきよりは呂律がまわっているけど、まだまだ酔っ払ったままの梨華ちゃん。
ってか、さっきから相当すごいこと言ってるよね、この人…。
「…あ、じゃあ。」
750
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:09:45
2人が去って無言の部屋に取り残される美貴。
「……はぁ〜。もう!美貴たんってば本当何やってるのよ!」
やっと口を開いた亜弥ちゃんの言葉が胸に突き刺さる。
「ごめん…本当にごめん!でも…亜弥ちゃんが心配するようなことは…」
「言い訳は聞きたくない!」
「…ごめん。」
「……あのね、何もなかったって言うのは信じるけど……。
それでも、十分私怒ってるんだからね!」
「うん…本当ごめんね。」
「……美貴たんのバカバカバカー!」
「う…すいません。」
751
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:11:41
「…あのね、許してあげてもいいけど、その代わりもうこの部屋には誰も
呼ばないでね? もちろん美貴たんが行ってもダメだよ。」
「…う、うん。」
「それから、私がいいって言うまではプライベートで梨華ちゃんと会っちゃダメ!
楽屋とかでも絶対に2人っきりになっちゃダメだからね!」
「…うん。」
少し厳しすぎる気もするけど…でも仕方ないのかな。
(でもでも、梨華ちゃんと2人の仕事の時はどうすればいいんだろう…)
「何?美貴たん何か言いたそうだけど…」
「あ、いや、その…何でもないんだけど…(なんでわかったんだろう?)
えっと、あ! それちゃんと守るから…許してくれる?」
「しょうがないからね。」
「良かったー!」
752
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:13:44
「…でも次あったら今度は許さないからね。未遂だったみたいだし…今回だけだよ。」
「…うん。」
良かった良かった!なんとか無事に(?)仲直りできた!
もう許してもらえなかったらどうしようかと思ったよ。
んーでも、そうなるとやっぱりねぇ……。
「…あ、あのさ、亜弥ちゃん?」
「ん?何? 言っておくけどHならしないからね!」
えっ?なんで美貴の考えたことわかったんだろう?
これも愛の力ってやつかな?
…って、そんなことより。
「え〜!なんで〜???」
753
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:15:43
「当たり前でしょ!浮気しようとした美貴たんが悪いんだから!私が許すまで
当分はH禁止ですっ! 反省しなさい!!」
「…う〜。」
そりゃあね、美貴だって自分が悪いことくらいわかってるよ。
でもさ、あんな近くであんな声聞かされちゃったらさ…我慢できないって。
だいたい誘ってきたのだって梨華ちゃんなのに…。
梨華ちゃんはハッピーエンドで美貴だけこれっておかしくない?
「亜弥ちゃ〜ん、お願いだからー!」
「知らない!美貴たんのバカ!H!スケベ!変態!」
う…かなりひどい言われ様……。
754
:
浮気心にご用心!
:2005/03/24(木) 01:17:36
でもね、逆に美貴の本能に火がついちゃったよ!
「…亜弥ちゃん!」
「えっ?あっ?ちょ、ちょっと!美貴たんやめてってば!」
亜弥ちゃんの言葉を無視してお姫様抱っこ。
暴れまくる亜弥ちゃんを無理矢理ベッドに押し倒して。
その後は…まあね、そういうことですよ。
「…亜弥ちゃん、ごめんね。美貴我慢できなくってさー。」
「ううん、いいの…気持ちよかったし……」
良し!梨華ちゃんに引き続き美貴もこれで大丈夫かな?
「…でもね、これも次やったら許さないから。」
さっきまでと違ってニコニコ笑いながら言う亜弥ちゃん。
(あ!目笑ってない!この方ヤバイじゃん…)
「……う、うん。気をつけます。」
二度と浮気心なんか持たないことを決めた夜でした。
End
755
:
スライム
:2005/03/24(木) 01:22:15
更新終了。
今日はいろいろあってかなりブルーですが、なんとか無事に「浮気心にご用心!」の
方を完結&アップさせられたので、ほっと一安心です。
次回作については…引き続き未定。
(ちょっと書いてるやつはあるんですけどね、いまいち進んでないので…。)
明日は所用があるので更新お休みします。次回更新は来れれば明後日に…と言いつつ
ちょっと微妙なところがあるので何とも言えなかったり。
もしかしたら週末になるかもしれません。
それでは、今回もお付き合いいただきありがとうございました!!
756
:
ゆう
:2005/03/24(木) 15:04:31
更新&完結お疲れ様です!!
酔った勢いで凄いこと言ってる梨華ちゃんと、普通に恥ずかしい事を言っちゃう
あややに読んでてとっても恥ずかしかったです。でもその言葉を素直に聞いてしまう
よっすぃーは凄いなぁ(笑)でも、ミキティ良かったね〜♪
次回作楽しみにしています!!
757
:
203
:2005/03/24(木) 20:04:55
大変な中の完結お疲れ様です♪
梨華ちゃんも凄いけど、亜弥ちゃんの表現が相変わらずストレートで面白いw
美貴さん吹っ飛ばされなくて良かったね(釻v釻;从
まったりお待ちしていますので、作者様のペースで無理せず頑張ってください。
758
:
前274
:2005/03/27(日) 00:28:26
更新アンド完結お疲れ様です。
酔ちゃう梨華ちゃんと甘いよっすい〜♪イイですね〜
作者さま、私はこちらで元気をもらってます。
ゆ〜っくり頑張って下さい。
759
:
35
:2005/03/27(日) 01:15:45
交信&完結お疲れ様です。
いしかーさんは酔うとかなり人格変わるようですね(笑)
かなり積極的になるようであのよっさんが慌ててるのに笑ってしまいますた。
・・・でもやっぱ一番笑ったのはミキティの家なのに主導権握っているあややでしょうか。
てかあんなお願いを許している松浦さんに乾杯です。
これからもミキティは尻にしかれつづけんだろ〜なぁ。
スライムさんのペースで頑張ってください。無理は体によくありませんので・・・。
760
:
スライム
:2005/03/28(月) 03:47:57
遅くなりました…もう週末じゃないですよね!?…ごめんなさい!!
なんだか思った以上にやることが多くて、妄想しても文字に起こす時間が取れず…。
って、言い訳はここまでにして…「今後頑張りますので今回はご勘弁を!」
(P.S 娘。コン最高でした!!)
>ゆう様
いつもありがとうございます!!
なんだか最近恥ずかしい話ばかり書いてしまっています…。
今回もまた変な話を書いてしまいましたし(爆)
いつかは爽やか路線に戻るので見捨てないでくださいね!w
>203様
いつもありがとうございます!!
リクをなされた時はまさかこんな話がくるなんて思わなかったことだと思います。
ほんと、変な話でごめんなさい!! 面白いと言っていただいたことが作者の救いですw
追伸:吹っ飛ばすのもアリだったな…と思ったりw
>前274様
いつもありがとうございます!!
こんな変な話で元気を出していただいてるだなんて…申し訳ないです、なんか。
ちなみに作者はいただたレスで元気をもらっておりますよ(0^〜^0)
>35様
いつもありがとうございます!!
なぜ私が”交信”していることをご存知で!?…って、違いますねw
ちなみに作者はあの贈呈品以来ますます圭ちゃんマジックにかかったらしく、
あまりのはまりっぷりに某所で「もうケメコはいい!」と怒られましたwww
え〜今回のお話は、某巨大掲示板(w)に以前あったネタスレ?を見て思いついたものです。
ちなみに内容は…相当バカな話になっておりますので、ご覚悟ください!
それではラストまで一気にあげちゃいます。
761
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 03:51:27
「よっちゃんって、梨華ちゃんと別れたんだべか?」
復帰してきた安倍さんに、「ちょっとちょっと」と呼び出されそんな事を言われた。
「は、はいぃ? なんでですか? そんなことないですよ!」
「ありゃあ、なっちの気のせいだったかなー。それならいいんだべ。
気にしない、気にしない。 気のせいでよかったな〜。」
はぁ、それなら……って、良くないだろ!
「いや、あの…なんでそんなこと思ったんですか?」
「う〜ん………なんとなく?」
なんとなく?って聞き返されても…。
っつうかそんな理由もないのにそう見えるって、うちらけっこうヤバイのか?
762
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 03:53:55
「…………。」
「あっ、でも、ほらっ!なっちぼけっとしてるから勘違いしたのかも〜あはは。」
そんな乾いた笑いを浮かべられてもさ。
「……いや、あの…。」
「そっそんな気にしないで!ねっ?ねっ?」
「……はぁ。」
そんな必死な顔されたら…。
「良かった〜じゃあなっちはもう行くべさ!梨華ちゃんと仲良くねっ!!」
普段は早くないはずなのに、こんな時だけ猛ダッシュを見せ消えた安倍さん。
(おいおい…不安だけ残して消えるなよ…)
別にさ、安倍さんが間違ってるんだから気にしなければいいのかもしれないけど。
そういうわけにも行かないんだよね……。
だって、最近マジで微妙な空気流れてるんだもんな…。
763
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 03:56:21
気がついた時には既に存在していた梨華ちゃんとの距離。
毎日行っていた梨華ちゃんの部屋に呼ばれなくなって数週間。
周りが呆れるくらいベタベタくっ付いてきた梨華ちゃんの温もりが消えて数週間。
充電がなくなるまでメールした携帯から特定の着メロが聞こえなくなって数週間。
今もそう。
あたしが見ていることに気付いているはずなのに決してこっちを見ようとしない。
不自然なほどに正面を見たまま身動きをとらない。
余りにも頑なな態度だから正面に座る麻琴が不思議がっていることにも気付かない。
(マジで嫌われたかな……)
今まで気付かない振りして考えようとしなかった。
何かの間違いだろうって考えないようにしていた。
だけどさすがにこれはなんとかしなくてはいけないと思う。
他のことならともかく梨華ちゃんのことだけは何もしないわけにはいかない。
764
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 03:58:52
その日の夜、何も言わずに梨華ちゃんのマンションまでやってきた。
インターフォン越しに話す梨華ちゃんはとても驚いていて。
それでもなんとか部屋に入れてくれた。
「よっすぃーどうしたのー?急に来るからビックリしたよー。」
努めて明るく振舞おうとする梨華ちゃん。
だけどあたしにはそれが無理してるってわかる。
「…梨華ちゃん。あのさ…話があって…」
「あっ!私何も出してなかったね。今何か持ってくるから…」
「梨華ちゃん!」
無理矢理あたしの話を遮ろうとする梨華ちゃんと、それをまた遮るあたし。
765
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:01:10
「…話聞いてくれないかな?」
「ヤダ!」
「…………。」
まさかそんな切り返しをされるなんて思っていなかった。
「…話なんて聞きたくない。」
やべぇ…もしかしてあたし本格的に嫌われたか?
「…話なんて聞きたくないよ……。」
「…………。」
「別れ話なんて聞きたくないよ……。」
「はぁああ?」
梨華ちゃん今何言った? 別れ話?
あたしから梨華ちゃんに?
梨華ちゃんからあたしにじゃなくて?
766
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:03:43
「いや、あの…なんのこと?」
「えっ!? 違うの?」
違うの?って違うに決まってんじゃん。
なんであたしが梨華ちゃんに別れ話なんてしなきゃいけないのさ。
「うん…ってかなんでそんなことになってんの?」
「え…!?だって…」
「うん?」
「…よっすぃー私のこともう好きじゃないみたいだったから……」
はい? なんで? なんでそんなこと思うのさ?
「や、意味わかんないから! そんなのあるわけないじゃん!!」
「…ほんとに?」
「当たり前じゃん! なんであたしが梨華ちゃん好きじゃなくなるのさ!」
「…だって〜…(ごにょごにょ)…なんだもん。」
「ん?何?もう一回言って!」
「……(ごにょごにょ)……だから…」
「はい?聞こえないって!おっきい声で言ってよ!」
「……だって私の胸じゃよっすぃーを満足させられないんだもん!」
767
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:05:44
「はぁ???」
胸? 今胸って言った? 胸って確かに言ったよなぁ? 胸って何のことだ?
「…えっと、どういう意味?」
「…だってぇ、よっすぃー私といる時よりまいちゃんとかアヤカさんといる
時の方が楽しそうなんだもん。だから本当は私と一緒になんていたくないの
かもって思って……」
「…………。」
まぁ確かにアヤカとまいちんと遊ぶのは楽しいけどさ、でも梨華ちゃんといる
のが嫌とかそんなわけないじゃん。つーか、付き合って何年も立つのにこんな
こと言うのも変かもしれないけど、未だに梨華ちゃんといるとドキドキしちゃって
照れくさいだけなんだって!
768
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:07:44
「でも、たとえ気持ちが離れたとしても…その…よっすぃーH好きでしょ?
だからせめて体だけでいいから繋がっていたいと思って、それだけでもいいから
よっすぃーの側にいたいって思ったんだけど…」
「…………。」
それじゃああたしがただのスケベみたいじゃん!
あたしだって好きな人…つーか梨華ちゃん以外とそんなことしたいとか思わないから。
梨華ちゃんが好きだからだよ? 気持ちがあるからだよ?
「でも、岡やんと楽しそうにしてるよっすぃー見て思っちゃったんだもん…」
「…………。」
ん?何?岡田ちゃん?
あたし岡田ちゃんとなんかあったか?
769
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:10:01
「…あいぼんとかごっちんとか…アヤカさんとかもそうだけど、昔からよっすぃーって
胸の大きい人とばっかり一緒にいるから。だからよっすぃー私と付き合ってくれたの
かなって? 私より胸の大きい岡やんがいたら私なんて捨てられちゃうんだって、
そう思っちゃったんだもん…。」
「…………。」
あの…それって何かの冗談?……って、そんなわけないよなぁ。
でもさ、梨華ちゃん、あたし別に“おっぱい星人”じゃないんだから、胸の大きさで
恋人とか友達とか選ばないって!そんなのただの偶然だって!
(まぁ胸でかいのは嫌いじゃない…ってか好きだけどさ……)
「…………。」
「…………。」
「…………。」
その後梨華ちゃんは何も話さなくなった。
770
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:12:43
え?あれ?え?それってもしかして…。
「…あのさ、まさか……それだけ?」
「“それだけ”って……私には重要な問題だもん!」
すっごい真剣にそう答える梨華ちゃん。
うわっ!やべぇ、それって…
「くっ…くくっ…」
堪えきれず笑いがこみ上げてくる。
「…笑わなくたっていいでしょ〜。」
「や、ごめん…でもさ、まさかそんなことだなんて思わなかったから…くくっ。」
「ひど〜い!よっすぃーのバカ!私本気で悩んだんだからね!
おっぱい大きくなればもう一回よっすぃーに振り向いてもらえると思って
頑張ってバストアップしてたんだから! 次にHする時までに大きくしようと
思って体操したり食べ物に気使ったりしてたんだよ〜。」
「はは…あははは(爆笑)」
やべぇ笑い止まんねぇ…。
って、あれ?じゃあもしかして…。
771
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:15:11
「…あのさ、まさかとか思うけど…部屋呼んでくれなくなったのって…」
「だって、よっすぃーうち来ると絶対Hしようとするから……。
まだダメだったんだもん。ちょっとずつ効果出てきてるから、岡やんまでは
無理でも時間かければもうちょっと大きくなると思ったから……」
マジでそうだったのか…ん?となるとあれも?
「じゃあくっ付いてこなくなったのももしかして…?」
「…抱きついたりしたらおっぱい当たっちゃうし………」
うひょー!マジっすか?そんな理由?そんな理由であたし悩まされてたの?
「…そっか…でもさ、メールは別に関係ないんじゃないかな…?」
「だってだって、なんのきっかけで別れ話切り出されるかわかんないから不安
だったんだもん…。逆にうまく行っても、まだ自信持てるくらいおっきくなって
なかったし……そしたら怖くてメール出来なくなっちゃったの…。」
772
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:17:38
「…………。」
全て聞き終えて正直安心した。
これで“嫌いになった”とか言われたら立ち直れなかった。
だからこんな結末でマジ良かったと思う。
でもさ、それだけじゃいけないんだよね。
あたしが不安だったように梨華ちゃんも不安だったんだから。
それはちゃんと取り除いてあげないとね。
じゃないと前のようなラブラブな日々は戻ってこない。
「…あのさ、一つだけ言ってもいい?」
「うん?」
まだぶつぶつ言ってる梨華ちゃんを黙らせてその目を見つめる。
773
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:20:10
「確かにアヤカとまいちんと遊ぶのは楽しい。おっぱい大きい人が好きっていう
のも、ちょっと違う気もするけど、まぁ否定はしない。」
「…………。」
「でも、そんなことで梨華ちゃんを想う気持ちは変わったりしないから!」
「…よっすぃー……」
「何があっても梨華ちゃんのこと好きって気持ちは変わらないから!
梨華ちゃんの胸が小さくなろうがなくなろうがそんなことで嫌いになったりしない!」
「友達と遊んでる時だって、梨華ちゃんのこと忘れてるわけじゃない!
おいしいもの食べれば“今度梨華ちゃんにも食べさせたい”って思うし、
おもしろい場所見つければ“今度梨華ちゃんと一緒に来よう”って考える。
照れくさくってそっけない態度とる時もあるけど、でも梨華ちゃんといて
つまんないとか思ったことも一回もないし、いつだって楽しんでる。」
「…………。」
774
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:22:46
「そんぐらい梨華ちゃんのこと好きだよ! ……それでもダメ?」
「…ううん、ごめんね。なんか私バカだね(笑)」
「いえいえ(笑)」
見詰め合ったまま2人で笑う。
額と額をくっつけてしばらく微笑みあった後。
「あのさ、もしまだ梨華ちゃんが胸大きくしたいならあたしも協力するから!」
思い切ってそんなことを言ってみた。
「えっ?」
不思議そうな梨華ちゃん。
「ほら、なんかおっぱいって揉むと大きくなるとかいうじゃん!」
「…………。」
あれ? もしかして外した?
「…よっすぃーのバカ!せっかく感動してたのに、ムード壊さないでよ!
バカバカバカ! エロ親父!!」
おもいっきり膨れっ面の梨華ちゃん。
やべーマジでミスった?ってちょっと不安になりそうになったら。
「……でも、好きなんだけどね(はぁと)」
775
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:24:44
その後はもう、ここ数週間のことが嘘のようなことばかりした。
この数週間に梨華ちゃんがしたこと、見たこと、考えたことを全部聞いて。
この数週間にあたしがしたこと、見たこと、考えたことを全部話して。
久しぶりに一緒にご飯を食べた。
久しぶりに一緒にお風呂に入った。
そして、久しぶりに一緒に…ベッドに入った。
ずっとお預けくらってたからその夜はめちゃくちゃ燃えて。
梨華ちゃんの胸が大きくなったかは正直あんましわかんないけど、でも
久しぶりに触れることを許されたそれにとにかくひたすらがっついて。
後から梨華ちゃんに「やっぱり…」って言われたけど、そんなのおかまいなしで
梨華ちゃんの体を隅から隅まで味わった。
目で…耳で…鼻で…口で…手で…全ての感覚を使って無我夢中に。
776
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:27:06
「やっぱりよっすぃーは“おっぱい星人”だったね(笑)」
「なんだよー!悪いかよー!(笑)」
「別に〜」
「ったく…だいたい一つ間違ってるんだよ!」
「へっ?」
「あたしは“おっぱい星人”じゃなくて“梨華ちゃん限定おっぱい星人”なんだよ!」
「もう!よっすぃーってばぁ(照)」
「へへへっ。」
「…って、ちょっと待ってよ!結局おっぱい好きには変わりないんじゃない!?」
「ん? あー。 まーいいじゃん!」
「良くない! よっすぃーのバカ!!(笑)」
777
:
よっすぃーの彼女
:2005/03/28(月) 04:29:19
〜おまけ〜
「あっ!」
「うん?どうかした?」
「あーいやーあのさ、こないだミキティにぼそっとこのこと相談したら、
“美貴に次その話題振ったらよっちゃんでも許さないから!”って、
めっちゃキレられたんだけど…もしかして………」
「…うん。美貴ちゃんにはちょっと話した…」
「あぁそっか、それでか…。んで、大丈夫だった?」
「へっ?」
「や、ミキティにキレられなかったかなぁって…」
「あっうん、私も怒られた…亜弥ちゃんに言ったら何とかしてくれたけど…」
「…そっかそっか。お互いこれからは気をつけようね!」
「…うん………」
End
778
:
スライム
:2005/03/28(月) 04:43:25
更新終了。
日曜の夜、と言うかもう朝なのに私は一体何をしているんですかね!?
なんか最近どんどん恥ずかしさがエスカレートしていってる気がします。
さすがにこれ以上のエ○は書けないと思うので(いや、リクエスト多数でしたら頑張ります
けどねw)、多分この先は大丈夫だとは思いますが…爽やか系に戻る日は遠いかもしれません(爆)
ちなみにこの話、タイトルと無関係なように見えますが、元ネタがこんな感じのスレタイだったので
そこから文字ってます。
どうしても「?」な方がいらっしゃいましたら、後で詳しく説明入れますのでご一報下さい!
ちなみのちなみにこの話の裏タイトルは「π」ですwww
(某所でこの話した皆様、結局こんな出来でございました。期待外れだったらごめんなさい!)
それでは、こんなバカすぎる話にお付き合いいただいた方、本当にありがとうございました!!
(読者の皆様にはいつも感謝感謝の嵐ですが、今回は特にその思いが強いですw)
779
:
スライム
:2005/03/28(月) 04:58:08
〜今後の更新について〜
以前「4月から忙しくなる」と書きましたが、なにやらもう既に忙しさが始まっています。
本当は、自分の時間に余裕がある3月中にこのスレを使い切り、そのまま娘。小説界から
フェードアウトするつもりでした。
(ですが、どうやら今月中にスレを使い切るのは無理っぽいので、その案は廃止します。)
レスをいただいたり、他の作家さんと知り合いになれたり、なにより小説を書くことの楽しみ
を知ったりと、ここで書かせていただくようになってから毎日が充実しています。
ですので、今後もまだまだ頑張りたいと思います。
(書きたいネタもいっぱい残っておりますし♪)
ただ、今までのように毎日更新することはほぼ不可能に近いです(多分)。
ということで、ここは以前から皆様に言っていただいていた「まったりでいい」という
お言葉に甘えさせていただくことにしました。
気持ち的には週に1〜2回、余裕がある時は連続でくる予定です。
こんな変な話ばかり書く作者ですが、今後も宜しくお願いします!!
780
:
某所連S
:2005/03/28(月) 13:20:47
どうも。先日は乙でした。
π。こんな風にきましたねえw予告先発だったのでワクワクして読みましたが、
期待以上に仕上がっていて、とっても楽しませてもらいましたw
こんなことでこんなに悩んじゃう石が可愛すぎてw
さすがスライムさんw
というわけでまた一緒に闘える日を楽しみにしております。なんだこのレスは??
781
:
ゆう
:2005/03/28(月) 14:08:27
更新&完結お疲れ様です!!
梨華ちゃんの悩みに笑っちゃったんですけど、一途で可愛いなぁ〜って思っちゃいました♪
最後は甘〜くて良かったです!!
>作者様、見捨てるわけないじゃないですか!作者様の作品をこれからも読む事が
出来るだけでも凄い幸せなんですから〜これからも応援しています!!
782
:
前274
:2005/03/28(月) 23:16:59
更新アンド新作お疲れ様です〜☆おもしろかったです!
梨華ちゃんが まいちん達にちくっと妬いちゃう・ってお話、
すご〜っく読んでみたかったんですよ。当たらずも遠からじ・・
っ気がして。
もちろん、本命は・・ね!♪
(スライムさま、ず〜っと・ゆ〜っくり、待ってます。
フェードアウトなんて、そんなこと言わないでくだしゃい・・)
783
:
35
:2005/03/28(月) 23:47:32
��( `.∀´)
よっちゃんはタ○リさんと同じ星の出身だったのれすね!!(ヲイ)
なんだかんだでバカップルバンジャーイな二人に乾杯です。
>そのまま娘。小説界からフェードアウトするつもりでした。
そんなこと許さないわよ!!>( `.∀´) パシーン!
⊂彡☆))▽T)<なんで私が・・・。
・・・ヤッス―がご立腹です。
それhともかく自分のペース最優先でマタ―リと続けていってほしいなぁ・・・
というのが勝手ながら一ファンとしての願いです。
我がままでごめんなさい。
でもスライムさんのお話が本当に大好きです!
・・・ちょっと恥ずかしいですね(^^;)
784
:
203
:2005/03/29(火) 10:47:25
スライム様
梨華ちゃん可愛過ぎです!?悩みが可愛過ぎ・・・。
美貴さんに相談しちゃダメだよぉ川釻-釻)
お忙しい中の更新大変だと思いますが、まったりとご自分のペースで頑張ってください。
読めるだけで幸せなのでペースは気にしていませんよ(^▽^*)
(´-`)。o0(フェードアウトなんて寂しいです。ここのお話大好きです!)
785
:
スライム
:2005/03/30(水) 02:42:25
何だか申し訳ないので、ひとまずレスだけでも。
>某所連S様
レスありがとうございます! いつもお世話になり大感謝の毎日ですよ♪
”π”楽しんでいただけて良かったです。
しかしながらもう一つの予告(ファンタジー云々)は絶対無理なので期待しないで下さいねw
>ゆう様
いつもありがとうございます!!
どんどんエスカレートしていくバカ話にお付き合いいただいてる上に、見捨てない
でいただけるなんて……・゚・(ノД`)・゚・。 感涙です。
>前274様
いつもありがとうございます!!
全くもって同じこと考えていました。で、見つけられないので自分で更新をと…w
同志がいたこととっても嬉しいです(0^〜^0)
>35様
いつもありがとうございます!!
そして…す、すいません。けめこのためにも(?)今後もっともっと精進しますので。
( T▽T)<けめちゃんごめん……私、書く!(ピンチランナー風に)
>203様
いつもありがとうございます!!
カワイイ梨華ちゃんを書くのが自分の一番の楽しみでもあるので、褒めていただき光栄です。
ちなみにミキティ…ノーコメントでお願いしますw
前回のレスで言葉足らずな発言をしてしまい、ご心配おかけして申し訳ありません。
とりあえず言いたかったことは、
『最初はあんな予定だったけど、今はそんな気なくすくらいこの世界にどっぷりはまってます。
そう思えるようになったのも皆様の温かいレスのおかげ…大大大感謝しています!』 です。
更新ペースは本当にゆっくりになりますが、石川さんが走り続ける限りは自分も頑張り続ける
覚悟ですので、バカなことばっかり言ってるバカな作者ですが、この先も宜しくお願いします!
786
:
スライム
:2005/03/31(木) 00:48:28
どうしても何か書きたくてしかったなかったので……。
恒例の(?)楽曲ものを一つ。
例によってすごく短い話ですが、よろしければお付き合いください!
787
:
恋 ING
:2005/03/31(木) 00:50:40
全然興味なんてなかったはずだけど。
皆が“素敵”って騒ぐから興味ひかれちゃって。
ほとんど話したこともないのに近づいていって。
なんて呼べばいいのかも分からないのに貴方の隣に来てしまって。
普段の私じゃありえないこと。
普段の私じゃ考えられないこと。
人見知りのはずの私の心を奪った貴方。
788
:
恋 ING
:2005/03/31(木) 00:52:34
こんなに素敵な人なのに…。
こんなに優しい人なのに…。
どうして気付かなかったのかな?
どうして神様を疑っちゃってたのかな?
気がついた時にはすっかり貴方の虜。
“出会いがない”なんて愚痴ってた頃が懐かしい。
“恋なんてしなくてもいい”なんて言ってた頃が懐かしい。
気がついたら私の隣にはいつも貴方の横顔。
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