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お初です♪♪

1YUNA:2002/12/28(土) 15:07

駄文ですが...
よかったら、読んでください。






困らせたい訳じゃないの...

だけど...

アタシがワガママを言えば...
アナタは困った顔をする...

アタシが涙を見せても...
アナタは困った顔をする...

ねぇ...
めんどくさいの...??
もうアタシに飽きちゃったの...??

最近...
スゴク冷たいね...??

今日だって...
久しぶりに2人きりなのに...
アナタは楽しそうに携帯で話をしてる...

もう、駄目なのかな...??

もう、終わっちゃうのかな...??


『どれくらい...??』
============



「あっはっはっはっはっ、マジでぇ〜!?
ごっちん最悪じゃ〜ん、きっしょぉ〜〜っっ!!!」


あれから1時間...
ひとみちゃんは、ごっちんと携帯で話をしている...
久しぶりっていうのは、スゴク分かるよ...??
だけどさぁ、こうして2人きりになるのも...
スゴク②、久しぶりなんだよ...??


「.....ねぇ..ひとみちゃん??」

彼女の隣りに座って、シャツを袖を引っ張る。

「あぁ〜、ごっちんちょっと待ってて。 
何っ?? 梨華ちゃん。」
「...夕飯、何食べたい??」
「なんでもいいよ。あぁ〜、でさぁ〜ぁ〜〜...」

嘘..でしょ...??

アタシは何も言えずに居た...
ただ楽しそうに笑うひとみちゃんを横に...
溢れ出しそうな涙を我慢していた...
だって、ココで泣いたりなんかしたら...
ひとみちゃん、絶対困った顔をするから...

アタシは何も言わずにバックを掴むと...
1人で夕飯の買い物に出かけた...

ひとみちゃんと2人で...
手を繋いで、行きたかったなぁ...

・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・

『.....ガチャっ。』

重い荷物を抱えて、鍵を開けて中に入る...
リビングの方から聞こえてくるTVの音...
ひとみちゃんの声は聞こえてこない...

「........ただい..まぁ...」

ドアを開けて、キッチンへ...
ひとみちゃんは、ソファーに座って腕を組んでいる。
表情は見えないけど...
なんか、背中が怒ってる...??

「....どこ行ってたの??」

振り向きもせずに、そんな事を聞いて来た...

「...えっ??」
「どこ行ってたのって、聞いてんのっっ!!!」

ひとみちゃんは立ち上がって、アタシを見た。

「...どこって..夕飯の買い物だけど......??」
「っつぅ〜か、普通黙って行くっっ???
携帯もっっ、なんで持ってかないんだよっ!?」

と言って、目の前のテーブルを蹴飛ばした。

「何よっ、物にあたんないでよっっ!!!

442YUNA:2004/03/23(火) 14:01
「...え..っ........」
「....お世話になってる人が居るんだ。
...中澤さんって言うんだけどさっ、俺はその人に恩返しをしたい。」
「...何..言ってるの??」
「......俺っ、拾われたんだよ。」
「.....えっ??」
「....中澤さんは養護施設抜け出した俺を、拾ってくれたんだ。」
「.....話が..見えないよ..........」

柴ちゃんは静かに涙を流していた...

443YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「...前に話したと思うけど、俺には親が居ない。
...俺は物心ついた頃から..ソコに預けられてて.......
....だから、親の顔も知らない。
...16ん時、嫌になって抜け出したんだ。
.....さ迷ってる俺を、助けてくれた。」
「.....ひぃっ..ぅ...くっ...........」
「....お前と出逢った時は、もぉすでにホストとしてた。
.....俺は金が欲しい訳じゃない。
...ただあの人に、どぉしてもお礼がしたいんだ。
....あゆ、俺はホストを辞める気はない。
...それでも辞めて欲しいと思うなら、俺らはもぉ駄目だよ。」

444YUNA:2004/03/23(火) 14:02

沈黙...
だけど途端...

「...........馬鹿っっっ!!!」

すんげぇ音がした...
正面を向いてたマサオさんの顔は...
一瞬で斜め下を向いていた...
だけど、マサオさんの頬を叩いた柴ちゃんの手は...
何も言わずにそっとマサオさんの頭を包み込んだ...

445YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「....気付いてなかった訳じゃ..ないの......
...だけど..まさかって思ってて........
...ねぇ...もぉ駄目なんて..言わないで.........??
....っタシ...今更マサオから..離れらんないんだから..........」

柴ちゃんは、いっぱい泣いていた...

446YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「....どんな..マサオでも........
....マサオじゃなきゃ..駄目なんだからぁ.........」

マサオさんも泣いていた...

うちはその場に座り込んで...
溢れ出した涙を止められないでいた...

447YUNA:2004/03/23(火) 14:03


ねぇ、梨華ちゃん...??

もしうちがカムしたらさ...

柴ちゃんみたいに、必要だって言ってくれる...??

それでもうちの事、好きだって言ってくれる...??

448YUNA:2004/03/23(火) 14:04


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「どしたのぉ、ひとみちゃん??」
「ん〜??」

あれから1週間...
うちの前には、笑顔のマサオさんと柴ちゃん...
あれから上手く行ったんだ...

449YUNA:2004/03/23(火) 14:04

「.....最近、おかしいよ。」
「そんな事ないよ。」

何1つ心配はないよ...
うちは大丈夫...

「.......でも..ぉ...」
「何も無いってぇ。」

450YUNA:2004/03/23(火) 14:04

彼女の髪にキスを落として、そっと手をとる。

「...早く行こっ、置いてかれちゃうよ。」

・・・・
・・・・
・・・・

451YUNA:2004/03/23(火) 14:04

『♪♪〜〜♪〜♪♪♪〜〜〜♪〜〜〜〜』

みんなでカラオケの最中...
いきなり鳴り出した携帯...
見慣れない番号...
誰...??

「......もし②??」
「あっ、吉くぅ〜〜ん♪♪♪」

え”っ...!?
まっ、まさか...

452YUNA:2004/03/23(火) 14:04

うちは急いで部屋から出てドアの向こうへ...
梨華ちゃんの不信そうな顔が気になったけど...
今はそれどころじゃない...

「....どぉして..この番号...........」
「教えてもらったの♪♪♪」

マジかよぉ...
っつぅ〜か、誰だよぉ...

453YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「.........っすか....」
「今何してるのぉ〜??
ねぇ、今から逢えない〜〜??」
「.....今友達と居るんで。」
「そぉ〜??
じゃ〜、いつ逢ってくれるの??」
「.....それ..はぁ...........」

やぶぁい...(汗

454YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「どぉしたのっ、ひとみちゃん??」

ドアの隙間から顔を出した梨華ちゃん。
助かった...

「...すんません、今ちょっと友達呼んでるんで。
.....それじゃ〜、またぁ。」

うちは慌てて携帯の電源を切った...

455YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「誰??」
「あぁ〜、んとぉ中学の時の先輩でさ。」

とっさに思い付いた嘘...

「....そう。」

浮かない顔...

「トイレ行こっ??」

456YUNA:2004/03/23(火) 14:06

彼女の手を引っ張って、トイレの個室へ...

「...ちょっ、ひとみちゃん!?」
「....少しだけ..このままで居させてよ..........」

うちは彼女にギュッと抱き付いた...

「....ぅん。」

梨華ちゃんは何も言わずに、うちを抱きしめてくれた...

457YUNA:2004/03/23(火) 14:06


あれから、あの人からかかってくる事はなかった...
そりゃそうだ...
電源自体切っちゃってんだから...

このままじゃまずい...
そぉ思っても、何もできない自分が嫌になる...

ごめんね、梨華ちゃん...

458YUNA:2004/03/23(火) 14:06


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


あれから...
毎日の様に、あの人から電話がきた...
あ”ぁ〜、ぶっちゃけウザい...

459YUNA:2004/03/23(火) 14:06

おまけに、いつもタイミングよく...
梨華ちゃんと一緒に居る時とかで...

彼女の不安そうな顔...
明らかに、うちは疑われてる...

460YUNA:2004/03/23(火) 14:06


そして今日も...

「ねぇ〜、吉くぅん??
いつんなったら逢ってくれるのぉ〜??」
「...いや..ぁ.........」
「ねぇ②、何が欲しい??
お姉さん、なんでも買ってあげちゃうわよ??」
「....いやっ、平気っす。」
「遠慮しなくていいのよぉ〜??」

461YUNA:2004/03/23(火) 14:07

誰か、助け”て”ぇ〜〜〜〜!!!!(泣

「.....あのっ、今日はもぉ遅いんでこれで失礼しますね。」

適当な嘘言って、電話を切る...
ふぅ...

462YUNA:2004/03/23(火) 14:07
毎日こんなんだ...
中澤さんに相談した方がいいのかもしんない...

このままじゃ、最悪な場合..........

463YUNA:2004/03/23(火) 14:07

嫌だっっっ...!!!
梨華ちゃんと別れたくなんかないよ...





〜continues...〜

464YUNA:2004/03/23(火) 14:21
更新完了れす♪
このまま最後まで頑張るじょ〜!!!
話はまだ②続くので、お付き合いよろしくお願いします。

>425の名無し(0´〜`0)さん。

レスありがとぉございます!!!
微妙なトコ、あり②だと思いますが...
最後まで精一杯、吉と梨華ちゃんに愛を注ぎたいと思っています。w
(0^〜^)<梨華ちゃん可愛いってさぁ〜 
(*^▽^)<ふふふっ♪
(0^〜^)<きしょっ!?
( T▽T)<... ... ...
結局いつものパターンですね。w
でもそこには愛があるんですょね♪

465レオナ:2004/03/23(火) 19:01
>>383 >>425
にレスしたものです。名無しはやめました。あらてめて、よろしくです。
今回も、かなり楽しめました。
まだ②、待ち続けます。がんばってください。

466YUNA:2004/03/24(水) 11:26



『luv u taught me...』
============


〜Ⅷ〜

467YUNA:2004/03/24(水) 11:26
「....よっすぃ〜」

放課後...
柴ちゃんに呼び止められた...

「ん〜??」
「...ちょっと..話があるんだけど..........」
「どしたの??」
「....梨華ちゃんの..事なんだけど.........」

468YUNA:2004/03/24(水) 11:26

と言って、柴ちゃんはうちを見上げた。

「梨華ちゃんが、どぉしたの??」
「....よっすぃ〜さぁ、浮気してる??」
「はぁっ!?」
「...最近..様子がおかしいって.......
.....梨華ちゃん泣きながら、アタシの所に来たの。
....心当たり、あるんじゃないの??」

469YUNA:2004/03/24(水) 11:27

彼女にそう問われて、うちはハっとした...
アレしかない...

「....まさかホントに、浮気してるのっ!?」
「してないっっっ!!!」
「...じゃ〜なんなのよっっっ!?
どぉして、毎日女の人から電話がかかってくるのよっっっ!?」
「....それ..は............」
「言えないのっっっ!?
じゃ〜疑われても、しょうがないんじゃないのっっっ!?」

470YUNA:2004/03/24(水) 11:27

柴ちゃんの目には涙がたまっていた...

「...よっすぃ〜がそういう事する人だって..思いたくなぃょ........」

と言って、柴ちゃんはその場に蹲ってしまった...
うちは迷った...
柴ちゃんに全部話すべきなのかどぉか...

「....柴..ちゃん??」

471YUNA:2004/03/24(水) 11:27

うちはその場に腰を降ろして、彼女を見つめた。

「何よっ!?」
「...話さなきゃいけない事があるんだ。」
「....何??」
「.....うち..さ....同じなんだ..........」
「...何..が??」
「....マサオさんと。」
「...えっ??」

472YUNA:2004/03/24(水) 11:27
「.....同じ場所で、同じ仕事してる。
....うちにも親が居ないんだ。
...んで養護施設抜け出して、同じ人に拾われて今のうちが居る。」
「...梨華ちゃんは、その事知ってるの??」
「....知らないし..言えないよ.......」
「どぉしてっっっ!?」
「堂々としてられる様な過去じゃ、ないんだっっっ!!!」

涙が一気に溢れた...

473YUNA:2004/03/24(水) 11:28


背負いきれない過去...
思い出したくも無い過去...
消し去りたい過去...

474YUNA:2004/03/24(水) 11:28




4歳の時だった...
父親がうちと母親を残して、別の女の人と消えた...
それからは母さんと2人きりだったけど、それでも幸せだったんだ...
うちが養護施設に預けられたのはぁ...
5歳の時だったかな...
あの人は、必ず迎えに来ると言った...
だけど、嘘だって5歳のうちでも気付いていた...
アイツは泣いてなんか居なかった...
それどころか...
嬉しそうに養護施設を出て行ったのを今でも覚えてる...

475YUNA:2004/03/24(水) 11:28

そこで1番最初にできた友達が紗耶香だった...
今じゃ、幼馴染同然...
1コ年上なのに、いつもトロくて泣き虫で...
だけど、いつもうちの傍に居てくれた...
寂しくて泣いてた時、“大丈夫”と言って抱きしめてくれた...

476YUNA:2004/03/24(水) 11:28

だけど、そこの養護施設は最悪だった...
正確に言うと...
12歳の時まではよかった...
そん時、養護施設で1番偉かった人...
バアちゃん(←うちらはそぉ呼んでた。)が何故か急に来なくなった...
死んだんだって、大人が話してるのを耳にして...
うちは初めて、大事な誰かを失って涙が出た...
バアちゃんは、すんげぇ優しかった...
本当の親みたいに、いつも②温かかった...
だから、うちらはいつも笑っていられた...
それは、アソコに居た誰もがそぉ思ってたはず...

477YUNA:2004/03/24(水) 11:29

その所為もある...
だから...
バアちゃんが死んでから、その場所は余計地獄と化した...
偉い人が変わってから...
うちらは、扱き使われる様になったから...

478YUNA:2004/03/24(水) 11:29

そして、養護施設を2人で抜け出したのがぁ...
14歳の時...
んでぇ、養護施設を抜け出して...
中澤さんに拾われるまで...
うちも紗耶香も、声かけて来た女の人の家を転々としてた...
寝て、お金を貰って...
その金で、食い繋いでた...
抜け出してから、1・2ヶ月はそぉやって生きて来て...
調度金が底をついた時に、中澤さんに声をかけられた...

479YUNA:2004/03/24(水) 11:29

それからも、女癖の悪さは変わらなかった...
学校もあんま行ってなかった...
ろくに勉強もしないで、女の子とばっか遊んでた...
授業は受けなくても、結構余裕でついてはいけてたから...
だけどその事が、中澤さんにバレて...
うちは、初めて誰かに引っ叩かれて叱られた...
そして初めて、うちの為に誰かが泣いてくれた...

480YUNA:2004/03/24(水) 11:30

それからだった...
変わろうと思ったのは...



全部②、柴ちゃんに話した...
柴ちゃんは頷きながら、途中から泣いていた...
うちも、ずっと②涙が止まらなかった...

481YUNA:2004/03/24(水) 11:30


「....梨華ちゃんには、話さないの??」
「う〜ん、まだ無理。」
「...でも、多分気付いてるよ??」
「ん??」
「.....よっすぃ〜が、何か隠してるって。」
「うん、言われた。
受け止めてくれるって言ったけど......
それとこれとはぁ、やっぱ別っしょ??(苦笑」

482YUNA:2004/03/24(水) 11:30

きっとどっかで、自棄んなってる...

「別じゃないっっっ!!!」

だけど、柴ちゃんは見抜いてるみたい...

483YUNA:2004/03/24(水) 11:30

「....別じゃないのぉ。
....1度..愛しちゃったら.......
...どんな過去でも、嫌いになれないもんなのぉ。
...梨華ちゃんは関係ないなんて言わせないっっっ!!!」

柴ちゃんはまた泣き出してしまった...
彼女のその言葉は...
うちの胸にそのまま突き刺さった...

484YUNA:2004/03/24(水) 11:31

「...お願い..全部話してあげて。
.....梨華ちゃんは、絶対受け止めてくれるから。」

これは、柴ちゃんだから言える事...??

「....自棄にならないで。」

485YUNA:2004/03/24(水) 11:31

柴ちゃんに、ギュッと抱きしめられた...
うちは彼女の背中に腕をまわして...
無意識の内に、涙を流していた...

柴ちゃんの腕の中は...
すんげぇ、温かかった...

486YUNA:2004/03/24(水) 11:31


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

487YUNA:2004/03/24(水) 11:32


「...困りますから。」
「いいじゃない②♪♪♪」

と言って、腕に腕を絡ませてきたのは...
店のあの常連さん...

うちの手には、いっぱいのプレゼント...
困るんだよなぁ...(汗

っつぅ〜か、そも②なんでこぉいう事になったんだろぉ...

488YUNA:2004/03/24(水) 11:32


毎日②かかってくる電話...
いい加減うんざり...

だから、梨華ちゃんと喧嘩になる前に...
こぉして逢うのは、最初で最後...
そぉいう約束だった気がする...

じゃなきゃ困るよ...

489YUNA:2004/03/24(水) 11:32


「ねぇ、何が欲しい??」
「...だから、困りますって。
.....そぉいうつもりで来たんじゃないんで。」
「じゃ〜、ちょっと早いけど行く??」
「.....はいっ!?」

うちはずる②と、車の前まで引きずられて...
おまけに、うちの目の前には...
メっ、メルセデスっ!?
っつぅか、どっ、どこ行くのっっっ!?

490YUNA:2004/03/24(水) 11:32

・・・・
・・・・
・・・・

まっ、マジかよ...(汗

気付けばそこはホテル街...

ヤベぇ〜〜!!!!!!!!
梨華ちゃん、助け”でぇ〜〜〜〜!!!!!(泣

491YUNA:2004/03/24(水) 11:33

「行きましょ??」

行きましょ??ってどこにぃ〜〜〜!?

「....あの、困るんで。」
「えぇ〜、どぉしてぇ〜??」
「.....店長に言われてるんで。」
「言わなきゃ、分からないわよ??」
「....いやっ、駄目ですから。」

492YUNA:2004/03/24(水) 11:33

ラブホの前...
明らかにおかしいだろぉ...
それに、バレたらアナタが捕まりますよ...??

「場所がいけないの??
じゃ〜、お姉さんの部屋来る??」
「....いやっ..それも無理です。
...っていうか、さっき貰った物も全部お返しします。」

493YUNA:2004/03/24(水) 11:33
「どぉして??」
「....うち付き合ってる子が居るんです、だからごめんなさい。
......今日は、その事も言うつもりで来たんです。」

うちは頭を下げて謝った...

「ならっ、最初から期待させないでっっっ!!!」

494YUNA:2004/03/24(水) 11:33

うちは、引っ叩かれた...

「失礼します。」

うちはもう1度頭を下げて、その場を後にした。

っつぅ〜か、なんでうちが叩かれなきゃいけないんだぁ...!?
まぁ〜いっか...
これで、収まるなら...

495YUNA:2004/03/24(水) 11:34

だけど、これだけじゃ...
収まらなかったんだ...
最悪の事態が、うちを待ち受けていた...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

496YUNA:2004/03/24(水) 11:34


「...ひとみちゃん..話したい事があるの........」

彼女が目いっぱい涙を溜めて...
うちに逢いに来たのは、真夜中を過ぎた午前2時...

うちは嫌な予感がしたんだ...
すんごい...

497YUNA:2004/03/24(水) 11:34

・・・・
・・・・
・・・・

「.....どしたの??」

彼女に触れようと、手を伸ばした時...

「...嫌っっっ!!!」

498YUNA:2004/03/24(水) 11:34

手をはねのけられて...
拒否られた...

「....ごめっ..........」

こんな事初めてだ...

「...何に対して謝ってるのっ、ねぇ??」

499YUNA:2004/03/24(水) 11:35

彼女の瞳から、ぽろ②と涙が零れ落ち始めた...

「.....嫌だったなら、ごめんって。」
「...アタシに謝る事は..それだけっっっ??」
「....えっ??」
「...他に付き合ってる人が居る様な人に.........
.....容易く触れさせるほど..アタシは馬鹿な女じゃないっっっ!!!」
「...話が、見えないよ。」
「...お願い..これ以上嘘吐かないで。
....ひとみちゃんの事..嫌いにさせないで..........」

500YUNA:2004/03/24(水) 11:35

彼女は蹲って泣き始めた...
話が見えない...
他に付き合ってる人...??
そんな人..居ない...

「....この間..見ちゃったの。
...ひとみちゃんが、女の人とホテル入るトコロ........」
「...えっ!?」
「........お願い..否定して...??」
「....梨華..ちゃん。」
「...アタシ以外に居ないって..言い訳してよぉ........」

501YUNA:2004/03/24(水) 11:35

頭の中が真っ白だった...
アレがいけなかったんだ...
逢わなきゃよかったんだ...
見られてたなんて...

「......ねぇ..梨華ちゃん??」
「.......ぅっ...??」

502YUNA:2004/03/24(水) 11:35

もぉ、覚悟はできていた...

「...ずっと②、隠してる事があるんだ。」
「.....浮気してるって!?」
「...そじゃない。
....ねぇ、うちの話聞いてくれる??」

503YUNA:2004/03/24(水) 11:35

うちはもぉ...
過去からも、梨華ちゃんからも逃げない...





〜continues...〜

504YUNA:2004/03/24(水) 11:40
更新しましたぁ♪
気付けば、500...
最初と比べたら、ダラ②と...
はぁ、申し訳ねぇっす...

>レオナさん。
レス、いつも②ありがとぉございます。
めちゃくちゃ励みになってます♪
今回のも、楽しんでいただけたでしょうか??
テンポよく更新できたらなぁ〜と思ってるんで...
こちらこそ、よろしくお願いします!!!

505レオナ:2004/03/24(水) 12:48
更新お疲れ様です。
二日連続での更新たいへんお疲れ様です。
今回も、かなり楽しめましたよ〜。よっすぃー辛そうですが・・・。
次回も、たのしみにしております。

506YUNA:2004/04/13(火) 15:13



『luv u taught me...』
============


〜Ⅸ〜

507YUNA:2004/04/13(火) 15:14


あれから1週間...
梨華ちゃんからの連絡は途絶えた...


あの後、彼女は泣きながら...
部屋を出て行った...

きっと彼女には、重過ぎたんだ...

そぉ、何度も②自分に言い聞かせて...
うちは今日も部屋にこもる...

508YUNA:2004/04/13(火) 15:15


調度学校が、長期の休みに入って...
うちが連絡をしない限り、逢う事はない...
毎週楽しみだった日曜も...
先週からは、普段と変わらない日と変わっていた...

仕事も手につかなくって...
中澤さんに学校の休みと合わせて...
休みをもらった...

あの日から、1歩も外に出ていない...

509YUNA:2004/04/13(火) 15:15


「....元気出せよぉ。」

うちにジュースを差し出して...
紗耶香はうちの隣りに腰を降ろした...

「...充分、元気だよ。」
「どこがだよっっっ!!!」

頭を引っ叩かれた...
だけど、怒る気にもなれない...
かと言って、泣ける訳でもなくって...
涙、乾いちゃったみたいだよ...
泣きたくても、もぉ出てきもしない...

510YUNA:2004/04/13(火) 15:15

「....なぁ??」
「...なんだよっ、もぉ放っといてくれよ。」
「なぁ〜に、自棄になってんだよ。
それにそんな落ち込むなよっ、ガリ②になりやがって。」

紗耶香は、うちにクリームパンを押し付けた...

「昔から、好きだったろ??」

と言って、自分の分のクリームパンを頬張った...

「俺がこの先も、一生傍に居てやるから。」

紗耶香は頭をかきながら言った...

511YUNA:2004/04/13(火) 15:15

「...心配するなっ。
俺はお前を裏切ったりなんかしねぇから。」

ニカっと笑って、紗耶香はうちの肩をポンっと押した...

「元気出せ。」

紗耶香の言葉が、そのまま胸に染み込んでった...
どれくらいぶりだろぉ...??
5日ぶりとか...??
うちは声を押し殺して泣いた...

512YUNA:2004/04/13(火) 15:16

「泣くならデカイ声で泣けよ、我慢なんてお前らしくねぇ。」

と言って、紗耶香はうちをギュッと抱きしめてくれた...

「...終わったなんて、勝手に決め付けんな。
....まだちゃんと、返事も聞いてないんだろ??
...もし駄目だったとしてもさ、また頑張ればいいじゃんよ。
.......うぜぇくらい、俺はお前の傍に居てやるから。」

涙が止まらなかった...
乾いたんじゃなかったんだ...
ずっと②溜まってたんだ...
流すタイミングが分からなかっただけで...

513YUNA:2004/04/13(火) 15:16


ありがとぉ、紗耶香...

お前が、居てくれて良かった...
お前が、幼馴染でマジ良かった...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

514YUNA:2004/04/13(火) 15:16


そして、休みに入って2週目の水曜日...
紗耶香に誘われて...
久しぶりに外に出た...
すんげぇ、眩しい...

「んじゃ〜、行くべ??」

うちの前を歩く紗耶香...
たまには外に出てみるのもいいのかもしれない...

515YUNA:2004/04/13(火) 15:17

だけど、ジーンズが...
こんなデカかったけ、これ...
思いっきり腰まで下がって、靴で裾を踏んで歩く...
そぉとぉ痩せたなぁ...

それが少し可笑しくなった...

「歩くの遅ぇぞっ。」

紗耶香に手首を掴まれた...
と思ったら、思いっきり引っ張って走り始めた。
これじゃ〜いつもと逆...

516YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「どこ行くんだよっ!?」
「ん〜、内緒だよ♪♪♪」

紗耶香は楽しそうにニカっと笑った...
うちはそんな紗耶香に、ただ②引っ張られて行った...

・・・・
・・・・
・・・・

517YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「お待たせぇ〜♪♪♪」

紗耶香がかけた声の方を見れば...
柴ちゃん、ごっちん、そして...

「.......梨華..ちゃ....」
「こいつが遅くってさぁ〜」

と言って、柴ちゃん達に話し掛ける紗耶香...
そして、ふと梨華ちゃんと目が合った...

518YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「....うち、帰るよ。」
「はぁっ!? お前何言ってんのっ!?」
「帰るっつってんじゃん。
悪いけど、4人で遊びに行って来てよ。」

うちは紗耶香の手を振り解いた...

「.......悪..ぃ...」

紗耶香に謝って、うちは背を向けた...

519YUNA:2004/04/13(火) 15:18

逢いたくなかった...
どぉしても逢いたくなかった...
この気持ちに整理が付くまでは...

「................ひとみちゃんっっっ!!!」

だけど...
だけど...
すぐ後ろから聞こえた、甘くてその独特な声に...
反射神経の様に振り向いてしまった...

「...行かないで..お願い..........」

520YUNA:2004/04/13(火) 15:18

グっと、うちのシャツの裾を掴んで...
俯く彼女は泣いていた...

「.......梨華..ちゃん。」
「...あの日、逃げたりしてごめんなさい。
......だけど、もぉ大丈夫だよ??
...少し時間かかっちゃたけど、全部②受け止められるから。」
「....いい..の??」
「...ん??」
「........傍に..居てくれんの...??」
「....ずっと。」

521YUNA:2004/04/13(火) 15:18

彼女に抱きしめられて...
2人して涙流して...
目が合うと、微笑み合った...
そして、ゆっくりと唇が近付いた時...

「完全に2人の世界かよっっっ!?」

紗耶香の突っ込みで、ふと我に返った...
そして、お互い顔を真っ赤にした...

522YUNA:2004/04/13(火) 15:18

・・・・
・・・・
・・・・

手を繋いで歩く道...
もぉ2度と来ないって思ってたよ...

「.....大好き。」

もぉ一生聞けないって思ってたよ...

「...うちも大好きだよ、愛してる。」

523YUNA:2004/04/13(火) 15:19

もぉ一生言う事ないって思ってたよ...

「ねぇ、痩せた??」

心配そうにうちの目を見る梨華ちゃん...
何1つ変わってない...

「分かんない。」
「色もさぁ、白くなってない??」
「ん〜、ココ10日くらい家から1歩も出なかったから。」

524YUNA:2004/04/13(火) 15:19

何も考えずにそぉ答えると...
彼女はシュンっとしてしまった...

「どしたの??」
「.....アタシの所為だよね。」

始まったぞぉ、ネガティブ思考...
落ちるトコまで落ちるんだもんなぁ...
そこがまた可愛くてしょうがないんだけどさ...

525YUNA:2004/04/13(火) 15:20

「そぉじゃないとは言えないけどさ。
だけどぉ、うち全部梨華ちゃんに話してよかった。
もぉ、終わりかななんて思っちゃったけど。」

なんでだろっ...
ホロっと、左目から1粒の涙が零れ落ちて...

「....辛かったよね??」

うちの手をギュッと握りしめた梨華ちゃん...
うちは立ち止まって、彼女が振り向くのを待った...
そして...

526YUNA:2004/04/13(火) 15:20

「...でも、ありがと。」

ギュッと彼女を抱きしめた...

「.....ありがと。」
「...アタシもありがと。」

彼女の細い腕がうちの背中に回って...
ギュッて抱きしめてくれた...

527YUNA:2004/04/13(火) 15:20

それだけでも、今以上に涙が出そうだったよ...

ありがとぉ...
マジで、ありがとぉ...


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528YUNA:2004/04/13(火) 15:20


「...あのっ、中澤さん。」

今日の仕事を終えて...
うちは中澤さんに声をかけた...

「おぉ、どしたん??」
「....お話したい事があります。」
「そなん??
ちょっと待っててなぁ、書かな書類があんねん。
それ終わらせな矢口に怒られる。(笑」

529YUNA:2004/04/13(火) 15:21

笑いながら、中澤さんは個室のドアを開けた...

「分かりました。」

うちは頭を下げて、一端着替えにその場を後にした...

・・・・
・・・・
・・・・

530YUNA:2004/04/13(火) 15:21

「...よかったなぁ、吉ぃ。」
「一時は駄目かと思いましたけどね。(苦笑」

タバコの煙を吐き出したマサオさんを見る。

「お前さぁ、変わったよなぁ〜」
「っすかぁ??」
「来たばっかん時、どぉしよぉもねぇ奴でよぉ。
学校は行かねぇ〜わ...
普通にお客さんお持ち帰りしちゃうわ....
平気で、女の家を泊まり歩くわ.....」

531YUNA:2004/04/13(火) 15:21
「....すんませんした。」
「っつぅ〜か、梨華ちゃんと逢って変わったんかな??」
「えっ??」
「大人になったよなぁ、お前。」

ニカっと笑ったマサオさんに頭を撫でられる...

「お前さっ、前言ってたじゃん??
姐さんと矢口みたいな関係が羨ましいって。」

532YUNA:2004/04/13(火) 15:21
「....はい。」
「お前と梨華ちゃん、今そんな感じなんじゃねぇ〜の??
お互いを必要とし合ってて、支え合っててさ??
そぉいう相手ってさ、中々巡り合えるモノじゃないと思うからさ。
お前、大事にしなきゃ駄目だぞ??
手放したりなんか、お前死んでもすんなよっっっ!?
以上、あゆみからの伝言でした。(笑
まぁ、俺がいくつか足したトコもあるけどな??」

大きな声を出して笑い始めたマサオさん...

533YUNA:2004/04/13(火) 15:21

「....お前の手で、幸せにしてやれ。」
「はいっっっ!!!」

うちの返事を聞いて、ニカっと微笑ったマサオさんは...
すんげぇ、カッケかった...

「よっさん、どこ行ったぁ〜ん??」

裏のドアが開く...

534YUNA:2004/04/13(火) 15:22

「すんません、ココです。」

タバコを消して立ち上がる...

「全部、中澤さんに話してきます。」

マサオさんに頭を下げると、急いで中澤さんの元へ向かった...

535YUNA:2004/04/13(火) 15:22

・・・・
・・・・
・・・・

「んでぇ、どしたん??」

個室に2人きり...
矢口さんが淹れてくれたコーヒーが...
テーブルの上でまだ湯気をたてている...

「最近、だら②してて申し訳ありませんでした。」

うちは立ち上がって頭を下げた...

536YUNA:2004/04/13(火) 15:23

「なぁ〜に、言ってるんっ??
店よりも、アンタの体の方がもっと大事やねん。
休めって時は、休めばええねん。」

中澤さんはニコっと笑った...

「まぁ座りぃや、話は長くなりそぉなんやろっ??」
「.....はい。」
「でっ、どしたん??」
「あのっ、いつもお店によく...
来てくださってた方が、いらしたじゃないですか??」

537YUNA:2004/04/13(火) 15:23
「あぁ、最近見ぃへんなぁ....」
「....実は、後輩がうちの番号を滑らせたらしくって。
....毎日電話がかかって来てたんです。
...こんな事..言ったら........
...失礼なのかもしれないっすけど...うざくって。
.....何度も②、断ったんです。
....それでも..引き下がってくれなくて........
....1度だけって約束して、逢ったんっすよ。

538YUNA:2004/04/13(火) 15:23
...それで..ホテルに連れて行かれて.........
......だけどそれだけは、どぉしてもできなくって。
....理由をちゃんと言って、断ったんです。
.....したら、“期待させないで”って殴られました。
....ごめんなさいっっっ!!!!!
......お客様を1人減らしてしまいましたっっっ!!!!!」

うちはもう1度立ち上がって、頭を下げた...

539YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「なぁ、その理由ってなんなん??」
「えっ...??」
「断った理由や。」
「...それ..は........」
「別に隠す事ないやろぉ〜??
矢口から聞いてるでぇ、可愛ぇコレがおるんやって??」

と言って、小指だけを立てた。

540YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「...いやっ..まぁ..........」
「なら、しゃ〜ないやろぉ〜??
別に大丈夫や、お前の人気が衰える訳でもないんやから。(笑」

ガハ②笑いながら、中澤さんは言った。

541YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「話はそれだけかぁ〜??」
「...後、もう1つあるんです。」
「どしたん??」
「うちもぉすぐ、高校を卒業するんです。」
「もぉそんな時期かぁ、早いなぁ〜
ちゃんと、進路考えたん??」
「......はぃ、うちこの店に残ります。」
「はぁっ、お前自分の言ってる事分かってるんかっっっ!?」


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