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お初です♪♪

441YUNA:2004/03/23(火) 14:01

「...話そう②って思ってて..結局何年も経っちゃってさ.......」
「....どしたの??」

声だけで分かる...
柴ちゃんの不安が伝わってくる...

「...俺さっ、飲食店でバイトしてるつったじゃん??」
「....うん。」
「......実は...さっ.........
..........ナベバーで、ホスト....やってるんだ。」

442YUNA:2004/03/23(火) 14:01
「...え..っ........」
「....お世話になってる人が居るんだ。
...中澤さんって言うんだけどさっ、俺はその人に恩返しをしたい。」
「...何..言ってるの??」
「......俺っ、拾われたんだよ。」
「.....えっ??」
「....中澤さんは養護施設抜け出した俺を、拾ってくれたんだ。」
「.....話が..見えないよ..........」

柴ちゃんは静かに涙を流していた...

443YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「...前に話したと思うけど、俺には親が居ない。
...俺は物心ついた頃から..ソコに預けられてて.......
....だから、親の顔も知らない。
...16ん時、嫌になって抜け出したんだ。
.....さ迷ってる俺を、助けてくれた。」
「.....ひぃっ..ぅ...くっ...........」
「....お前と出逢った時は、もぉすでにホストとしてた。
.....俺は金が欲しい訳じゃない。
...ただあの人に、どぉしてもお礼がしたいんだ。
....あゆ、俺はホストを辞める気はない。
...それでも辞めて欲しいと思うなら、俺らはもぉ駄目だよ。」

444YUNA:2004/03/23(火) 14:02

沈黙...
だけど途端...

「...........馬鹿っっっ!!!」

すんげぇ音がした...
正面を向いてたマサオさんの顔は...
一瞬で斜め下を向いていた...
だけど、マサオさんの頬を叩いた柴ちゃんの手は...
何も言わずにそっとマサオさんの頭を包み込んだ...

445YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「....気付いてなかった訳じゃ..ないの......
...だけど..まさかって思ってて........
...ねぇ...もぉ駄目なんて..言わないで.........??
....っタシ...今更マサオから..離れらんないんだから..........」

柴ちゃんは、いっぱい泣いていた...

446YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「....どんな..マサオでも........
....マサオじゃなきゃ..駄目なんだからぁ.........」

マサオさんも泣いていた...

うちはその場に座り込んで...
溢れ出した涙を止められないでいた...

447YUNA:2004/03/23(火) 14:03


ねぇ、梨華ちゃん...??

もしうちがカムしたらさ...

柴ちゃんみたいに、必要だって言ってくれる...??

それでもうちの事、好きだって言ってくれる...??

448YUNA:2004/03/23(火) 14:04


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「どしたのぉ、ひとみちゃん??」
「ん〜??」

あれから1週間...
うちの前には、笑顔のマサオさんと柴ちゃん...
あれから上手く行ったんだ...

449YUNA:2004/03/23(火) 14:04

「.....最近、おかしいよ。」
「そんな事ないよ。」

何1つ心配はないよ...
うちは大丈夫...

「.......でも..ぉ...」
「何も無いってぇ。」

450YUNA:2004/03/23(火) 14:04

彼女の髪にキスを落として、そっと手をとる。

「...早く行こっ、置いてかれちゃうよ。」

・・・・
・・・・
・・・・

451YUNA:2004/03/23(火) 14:04

『♪♪〜〜♪〜♪♪♪〜〜〜♪〜〜〜〜』

みんなでカラオケの最中...
いきなり鳴り出した携帯...
見慣れない番号...
誰...??

「......もし②??」
「あっ、吉くぅ〜〜ん♪♪♪」

え”っ...!?
まっ、まさか...

452YUNA:2004/03/23(火) 14:04

うちは急いで部屋から出てドアの向こうへ...
梨華ちゃんの不信そうな顔が気になったけど...
今はそれどころじゃない...

「....どぉして..この番号...........」
「教えてもらったの♪♪♪」

マジかよぉ...
っつぅ〜か、誰だよぉ...

453YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「.........っすか....」
「今何してるのぉ〜??
ねぇ、今から逢えない〜〜??」
「.....今友達と居るんで。」
「そぉ〜??
じゃ〜、いつ逢ってくれるの??」
「.....それ..はぁ...........」

やぶぁい...(汗

454YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「どぉしたのっ、ひとみちゃん??」

ドアの隙間から顔を出した梨華ちゃん。
助かった...

「...すんません、今ちょっと友達呼んでるんで。
.....それじゃ〜、またぁ。」

うちは慌てて携帯の電源を切った...

455YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「誰??」
「あぁ〜、んとぉ中学の時の先輩でさ。」

とっさに思い付いた嘘...

「....そう。」

浮かない顔...

「トイレ行こっ??」

456YUNA:2004/03/23(火) 14:06

彼女の手を引っ張って、トイレの個室へ...

「...ちょっ、ひとみちゃん!?」
「....少しだけ..このままで居させてよ..........」

うちは彼女にギュッと抱き付いた...

「....ぅん。」

梨華ちゃんは何も言わずに、うちを抱きしめてくれた...

457YUNA:2004/03/23(火) 14:06


あれから、あの人からかかってくる事はなかった...
そりゃそうだ...
電源自体切っちゃってんだから...

このままじゃまずい...
そぉ思っても、何もできない自分が嫌になる...

ごめんね、梨華ちゃん...

458YUNA:2004/03/23(火) 14:06


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


あれから...
毎日の様に、あの人から電話がきた...
あ”ぁ〜、ぶっちゃけウザい...

459YUNA:2004/03/23(火) 14:06

おまけに、いつもタイミングよく...
梨華ちゃんと一緒に居る時とかで...

彼女の不安そうな顔...
明らかに、うちは疑われてる...

460YUNA:2004/03/23(火) 14:06


そして今日も...

「ねぇ〜、吉くぅん??
いつんなったら逢ってくれるのぉ〜??」
「...いや..ぁ.........」
「ねぇ②、何が欲しい??
お姉さん、なんでも買ってあげちゃうわよ??」
「....いやっ、平気っす。」
「遠慮しなくていいのよぉ〜??」

461YUNA:2004/03/23(火) 14:07

誰か、助け”て”ぇ〜〜〜〜!!!!(泣

「.....あのっ、今日はもぉ遅いんでこれで失礼しますね。」

適当な嘘言って、電話を切る...
ふぅ...

462YUNA:2004/03/23(火) 14:07
毎日こんなんだ...
中澤さんに相談した方がいいのかもしんない...

このままじゃ、最悪な場合..........

463YUNA:2004/03/23(火) 14:07

嫌だっっっ...!!!
梨華ちゃんと別れたくなんかないよ...





〜continues...〜

464YUNA:2004/03/23(火) 14:21
更新完了れす♪
このまま最後まで頑張るじょ〜!!!
話はまだ②続くので、お付き合いよろしくお願いします。

>425の名無し(0´〜`0)さん。

レスありがとぉございます!!!
微妙なトコ、あり②だと思いますが...
最後まで精一杯、吉と梨華ちゃんに愛を注ぎたいと思っています。w
(0^〜^)<梨華ちゃん可愛いってさぁ〜 
(*^▽^)<ふふふっ♪
(0^〜^)<きしょっ!?
( T▽T)<... ... ...
結局いつものパターンですね。w
でもそこには愛があるんですょね♪

465レオナ:2004/03/23(火) 19:01
>>383 >>425
にレスしたものです。名無しはやめました。あらてめて、よろしくです。
今回も、かなり楽しめました。
まだ②、待ち続けます。がんばってください。

466YUNA:2004/03/24(水) 11:26



『luv u taught me...』
============


〜Ⅷ〜

467YUNA:2004/03/24(水) 11:26
「....よっすぃ〜」

放課後...
柴ちゃんに呼び止められた...

「ん〜??」
「...ちょっと..話があるんだけど..........」
「どしたの??」
「....梨華ちゃんの..事なんだけど.........」

468YUNA:2004/03/24(水) 11:26

と言って、柴ちゃんはうちを見上げた。

「梨華ちゃんが、どぉしたの??」
「....よっすぃ〜さぁ、浮気してる??」
「はぁっ!?」
「...最近..様子がおかしいって.......
.....梨華ちゃん泣きながら、アタシの所に来たの。
....心当たり、あるんじゃないの??」

469YUNA:2004/03/24(水) 11:27

彼女にそう問われて、うちはハっとした...
アレしかない...

「....まさかホントに、浮気してるのっ!?」
「してないっっっ!!!」
「...じゃ〜なんなのよっっっ!?
どぉして、毎日女の人から電話がかかってくるのよっっっ!?」
「....それ..は............」
「言えないのっっっ!?
じゃ〜疑われても、しょうがないんじゃないのっっっ!?」

470YUNA:2004/03/24(水) 11:27

柴ちゃんの目には涙がたまっていた...

「...よっすぃ〜がそういう事する人だって..思いたくなぃょ........」

と言って、柴ちゃんはその場に蹲ってしまった...
うちは迷った...
柴ちゃんに全部話すべきなのかどぉか...

「....柴..ちゃん??」

471YUNA:2004/03/24(水) 11:27

うちはその場に腰を降ろして、彼女を見つめた。

「何よっ!?」
「...話さなきゃいけない事があるんだ。」
「....何??」
「.....うち..さ....同じなんだ..........」
「...何..が??」
「....マサオさんと。」
「...えっ??」

472YUNA:2004/03/24(水) 11:27
「.....同じ場所で、同じ仕事してる。
....うちにも親が居ないんだ。
...んで養護施設抜け出して、同じ人に拾われて今のうちが居る。」
「...梨華ちゃんは、その事知ってるの??」
「....知らないし..言えないよ.......」
「どぉしてっっっ!?」
「堂々としてられる様な過去じゃ、ないんだっっっ!!!」

涙が一気に溢れた...

473YUNA:2004/03/24(水) 11:28


背負いきれない過去...
思い出したくも無い過去...
消し去りたい過去...

474YUNA:2004/03/24(水) 11:28




4歳の時だった...
父親がうちと母親を残して、別の女の人と消えた...
それからは母さんと2人きりだったけど、それでも幸せだったんだ...
うちが養護施設に預けられたのはぁ...
5歳の時だったかな...
あの人は、必ず迎えに来ると言った...
だけど、嘘だって5歳のうちでも気付いていた...
アイツは泣いてなんか居なかった...
それどころか...
嬉しそうに養護施設を出て行ったのを今でも覚えてる...

475YUNA:2004/03/24(水) 11:28

そこで1番最初にできた友達が紗耶香だった...
今じゃ、幼馴染同然...
1コ年上なのに、いつもトロくて泣き虫で...
だけど、いつもうちの傍に居てくれた...
寂しくて泣いてた時、“大丈夫”と言って抱きしめてくれた...

476YUNA:2004/03/24(水) 11:28

だけど、そこの養護施設は最悪だった...
正確に言うと...
12歳の時まではよかった...
そん時、養護施設で1番偉かった人...
バアちゃん(←うちらはそぉ呼んでた。)が何故か急に来なくなった...
死んだんだって、大人が話してるのを耳にして...
うちは初めて、大事な誰かを失って涙が出た...
バアちゃんは、すんげぇ優しかった...
本当の親みたいに、いつも②温かかった...
だから、うちらはいつも笑っていられた...
それは、アソコに居た誰もがそぉ思ってたはず...

477YUNA:2004/03/24(水) 11:29

その所為もある...
だから...
バアちゃんが死んでから、その場所は余計地獄と化した...
偉い人が変わってから...
うちらは、扱き使われる様になったから...

478YUNA:2004/03/24(水) 11:29

そして、養護施設を2人で抜け出したのがぁ...
14歳の時...
んでぇ、養護施設を抜け出して...
中澤さんに拾われるまで...
うちも紗耶香も、声かけて来た女の人の家を転々としてた...
寝て、お金を貰って...
その金で、食い繋いでた...
抜け出してから、1・2ヶ月はそぉやって生きて来て...
調度金が底をついた時に、中澤さんに声をかけられた...

479YUNA:2004/03/24(水) 11:29

それからも、女癖の悪さは変わらなかった...
学校もあんま行ってなかった...
ろくに勉強もしないで、女の子とばっか遊んでた...
授業は受けなくても、結構余裕でついてはいけてたから...
だけどその事が、中澤さんにバレて...
うちは、初めて誰かに引っ叩かれて叱られた...
そして初めて、うちの為に誰かが泣いてくれた...

480YUNA:2004/03/24(水) 11:30

それからだった...
変わろうと思ったのは...



全部②、柴ちゃんに話した...
柴ちゃんは頷きながら、途中から泣いていた...
うちも、ずっと②涙が止まらなかった...

481YUNA:2004/03/24(水) 11:30


「....梨華ちゃんには、話さないの??」
「う〜ん、まだ無理。」
「...でも、多分気付いてるよ??」
「ん??」
「.....よっすぃ〜が、何か隠してるって。」
「うん、言われた。
受け止めてくれるって言ったけど......
それとこれとはぁ、やっぱ別っしょ??(苦笑」

482YUNA:2004/03/24(水) 11:30

きっとどっかで、自棄んなってる...

「別じゃないっっっ!!!」

だけど、柴ちゃんは見抜いてるみたい...

483YUNA:2004/03/24(水) 11:30

「....別じゃないのぉ。
....1度..愛しちゃったら.......
...どんな過去でも、嫌いになれないもんなのぉ。
...梨華ちゃんは関係ないなんて言わせないっっっ!!!」

柴ちゃんはまた泣き出してしまった...
彼女のその言葉は...
うちの胸にそのまま突き刺さった...

484YUNA:2004/03/24(水) 11:31

「...お願い..全部話してあげて。
.....梨華ちゃんは、絶対受け止めてくれるから。」

これは、柴ちゃんだから言える事...??

「....自棄にならないで。」

485YUNA:2004/03/24(水) 11:31

柴ちゃんに、ギュッと抱きしめられた...
うちは彼女の背中に腕をまわして...
無意識の内に、涙を流していた...

柴ちゃんの腕の中は...
すんげぇ、温かかった...

486YUNA:2004/03/24(水) 11:31


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

487YUNA:2004/03/24(水) 11:32


「...困りますから。」
「いいじゃない②♪♪♪」

と言って、腕に腕を絡ませてきたのは...
店のあの常連さん...

うちの手には、いっぱいのプレゼント...
困るんだよなぁ...(汗

っつぅ〜か、そも②なんでこぉいう事になったんだろぉ...

488YUNA:2004/03/24(水) 11:32


毎日②かかってくる電話...
いい加減うんざり...

だから、梨華ちゃんと喧嘩になる前に...
こぉして逢うのは、最初で最後...
そぉいう約束だった気がする...

じゃなきゃ困るよ...

489YUNA:2004/03/24(水) 11:32


「ねぇ、何が欲しい??」
「...だから、困りますって。
.....そぉいうつもりで来たんじゃないんで。」
「じゃ〜、ちょっと早いけど行く??」
「.....はいっ!?」

うちはずる②と、車の前まで引きずられて...
おまけに、うちの目の前には...
メっ、メルセデスっ!?
っつぅか、どっ、どこ行くのっっっ!?

490YUNA:2004/03/24(水) 11:32

・・・・
・・・・
・・・・

まっ、マジかよ...(汗

気付けばそこはホテル街...

ヤベぇ〜〜!!!!!!!!
梨華ちゃん、助け”でぇ〜〜〜〜!!!!!(泣

491YUNA:2004/03/24(水) 11:33

「行きましょ??」

行きましょ??ってどこにぃ〜〜〜!?

「....あの、困るんで。」
「えぇ〜、どぉしてぇ〜??」
「.....店長に言われてるんで。」
「言わなきゃ、分からないわよ??」
「....いやっ、駄目ですから。」

492YUNA:2004/03/24(水) 11:33

ラブホの前...
明らかにおかしいだろぉ...
それに、バレたらアナタが捕まりますよ...??

「場所がいけないの??
じゃ〜、お姉さんの部屋来る??」
「....いやっ..それも無理です。
...っていうか、さっき貰った物も全部お返しします。」

493YUNA:2004/03/24(水) 11:33
「どぉして??」
「....うち付き合ってる子が居るんです、だからごめんなさい。
......今日は、その事も言うつもりで来たんです。」

うちは頭を下げて謝った...

「ならっ、最初から期待させないでっっっ!!!」

494YUNA:2004/03/24(水) 11:33

うちは、引っ叩かれた...

「失礼します。」

うちはもう1度頭を下げて、その場を後にした。

っつぅ〜か、なんでうちが叩かれなきゃいけないんだぁ...!?
まぁ〜いっか...
これで、収まるなら...

495YUNA:2004/03/24(水) 11:34

だけど、これだけじゃ...
収まらなかったんだ...
最悪の事態が、うちを待ち受けていた...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

496YUNA:2004/03/24(水) 11:34


「...ひとみちゃん..話したい事があるの........」

彼女が目いっぱい涙を溜めて...
うちに逢いに来たのは、真夜中を過ぎた午前2時...

うちは嫌な予感がしたんだ...
すんごい...

497YUNA:2004/03/24(水) 11:34

・・・・
・・・・
・・・・

「.....どしたの??」

彼女に触れようと、手を伸ばした時...

「...嫌っっっ!!!」

498YUNA:2004/03/24(水) 11:34

手をはねのけられて...
拒否られた...

「....ごめっ..........」

こんな事初めてだ...

「...何に対して謝ってるのっ、ねぇ??」

499YUNA:2004/03/24(水) 11:35

彼女の瞳から、ぽろ②と涙が零れ落ち始めた...

「.....嫌だったなら、ごめんって。」
「...アタシに謝る事は..それだけっっっ??」
「....えっ??」
「...他に付き合ってる人が居る様な人に.........
.....容易く触れさせるほど..アタシは馬鹿な女じゃないっっっ!!!」
「...話が、見えないよ。」
「...お願い..これ以上嘘吐かないで。
....ひとみちゃんの事..嫌いにさせないで..........」

500YUNA:2004/03/24(水) 11:35

彼女は蹲って泣き始めた...
話が見えない...
他に付き合ってる人...??
そんな人..居ない...

「....この間..見ちゃったの。
...ひとみちゃんが、女の人とホテル入るトコロ........」
「...えっ!?」
「........お願い..否定して...??」
「....梨華..ちゃん。」
「...アタシ以外に居ないって..言い訳してよぉ........」

501YUNA:2004/03/24(水) 11:35

頭の中が真っ白だった...
アレがいけなかったんだ...
逢わなきゃよかったんだ...
見られてたなんて...

「......ねぇ..梨華ちゃん??」
「.......ぅっ...??」

502YUNA:2004/03/24(水) 11:35

もぉ、覚悟はできていた...

「...ずっと②、隠してる事があるんだ。」
「.....浮気してるって!?」
「...そじゃない。
....ねぇ、うちの話聞いてくれる??」

503YUNA:2004/03/24(水) 11:35

うちはもぉ...
過去からも、梨華ちゃんからも逃げない...





〜continues...〜

504YUNA:2004/03/24(水) 11:40
更新しましたぁ♪
気付けば、500...
最初と比べたら、ダラ②と...
はぁ、申し訳ねぇっす...

>レオナさん。
レス、いつも②ありがとぉございます。
めちゃくちゃ励みになってます♪
今回のも、楽しんでいただけたでしょうか??
テンポよく更新できたらなぁ〜と思ってるんで...
こちらこそ、よろしくお願いします!!!

505レオナ:2004/03/24(水) 12:48
更新お疲れ様です。
二日連続での更新たいへんお疲れ様です。
今回も、かなり楽しめましたよ〜。よっすぃー辛そうですが・・・。
次回も、たのしみにしております。

506YUNA:2004/04/13(火) 15:13



『luv u taught me...』
============


〜Ⅸ〜

507YUNA:2004/04/13(火) 15:14


あれから1週間...
梨華ちゃんからの連絡は途絶えた...


あの後、彼女は泣きながら...
部屋を出て行った...

きっと彼女には、重過ぎたんだ...

そぉ、何度も②自分に言い聞かせて...
うちは今日も部屋にこもる...

508YUNA:2004/04/13(火) 15:15


調度学校が、長期の休みに入って...
うちが連絡をしない限り、逢う事はない...
毎週楽しみだった日曜も...
先週からは、普段と変わらない日と変わっていた...

仕事も手につかなくって...
中澤さんに学校の休みと合わせて...
休みをもらった...

あの日から、1歩も外に出ていない...

509YUNA:2004/04/13(火) 15:15


「....元気出せよぉ。」

うちにジュースを差し出して...
紗耶香はうちの隣りに腰を降ろした...

「...充分、元気だよ。」
「どこがだよっっっ!!!」

頭を引っ叩かれた...
だけど、怒る気にもなれない...
かと言って、泣ける訳でもなくって...
涙、乾いちゃったみたいだよ...
泣きたくても、もぉ出てきもしない...

510YUNA:2004/04/13(火) 15:15

「....なぁ??」
「...なんだよっ、もぉ放っといてくれよ。」
「なぁ〜に、自棄になってんだよ。
それにそんな落ち込むなよっ、ガリ②になりやがって。」

紗耶香は、うちにクリームパンを押し付けた...

「昔から、好きだったろ??」

と言って、自分の分のクリームパンを頬張った...

「俺がこの先も、一生傍に居てやるから。」

紗耶香は頭をかきながら言った...

511YUNA:2004/04/13(火) 15:15

「...心配するなっ。
俺はお前を裏切ったりなんかしねぇから。」

ニカっと笑って、紗耶香はうちの肩をポンっと押した...

「元気出せ。」

紗耶香の言葉が、そのまま胸に染み込んでった...
どれくらいぶりだろぉ...??
5日ぶりとか...??
うちは声を押し殺して泣いた...

512YUNA:2004/04/13(火) 15:16

「泣くならデカイ声で泣けよ、我慢なんてお前らしくねぇ。」

と言って、紗耶香はうちをギュッと抱きしめてくれた...

「...終わったなんて、勝手に決め付けんな。
....まだちゃんと、返事も聞いてないんだろ??
...もし駄目だったとしてもさ、また頑張ればいいじゃんよ。
.......うぜぇくらい、俺はお前の傍に居てやるから。」

涙が止まらなかった...
乾いたんじゃなかったんだ...
ずっと②溜まってたんだ...
流すタイミングが分からなかっただけで...

513YUNA:2004/04/13(火) 15:16


ありがとぉ、紗耶香...

お前が、居てくれて良かった...
お前が、幼馴染でマジ良かった...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

514YUNA:2004/04/13(火) 15:16


そして、休みに入って2週目の水曜日...
紗耶香に誘われて...
久しぶりに外に出た...
すんげぇ、眩しい...

「んじゃ〜、行くべ??」

うちの前を歩く紗耶香...
たまには外に出てみるのもいいのかもしれない...

515YUNA:2004/04/13(火) 15:17

だけど、ジーンズが...
こんなデカかったけ、これ...
思いっきり腰まで下がって、靴で裾を踏んで歩く...
そぉとぉ痩せたなぁ...

それが少し可笑しくなった...

「歩くの遅ぇぞっ。」

紗耶香に手首を掴まれた...
と思ったら、思いっきり引っ張って走り始めた。
これじゃ〜いつもと逆...

516YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「どこ行くんだよっ!?」
「ん〜、内緒だよ♪♪♪」

紗耶香は楽しそうにニカっと笑った...
うちはそんな紗耶香に、ただ②引っ張られて行った...

・・・・
・・・・
・・・・

517YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「お待たせぇ〜♪♪♪」

紗耶香がかけた声の方を見れば...
柴ちゃん、ごっちん、そして...

「.......梨華..ちゃ....」
「こいつが遅くってさぁ〜」

と言って、柴ちゃん達に話し掛ける紗耶香...
そして、ふと梨華ちゃんと目が合った...

518YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「....うち、帰るよ。」
「はぁっ!? お前何言ってんのっ!?」
「帰るっつってんじゃん。
悪いけど、4人で遊びに行って来てよ。」

うちは紗耶香の手を振り解いた...

「.......悪..ぃ...」

紗耶香に謝って、うちは背を向けた...

519YUNA:2004/04/13(火) 15:18

逢いたくなかった...
どぉしても逢いたくなかった...
この気持ちに整理が付くまでは...

「................ひとみちゃんっっっ!!!」

だけど...
だけど...
すぐ後ろから聞こえた、甘くてその独特な声に...
反射神経の様に振り向いてしまった...

「...行かないで..お願い..........」

520YUNA:2004/04/13(火) 15:18

グっと、うちのシャツの裾を掴んで...
俯く彼女は泣いていた...

「.......梨華..ちゃん。」
「...あの日、逃げたりしてごめんなさい。
......だけど、もぉ大丈夫だよ??
...少し時間かかっちゃたけど、全部②受け止められるから。」
「....いい..の??」
「...ん??」
「........傍に..居てくれんの...??」
「....ずっと。」

521YUNA:2004/04/13(火) 15:18

彼女に抱きしめられて...
2人して涙流して...
目が合うと、微笑み合った...
そして、ゆっくりと唇が近付いた時...

「完全に2人の世界かよっっっ!?」

紗耶香の突っ込みで、ふと我に返った...
そして、お互い顔を真っ赤にした...

522YUNA:2004/04/13(火) 15:18

・・・・
・・・・
・・・・

手を繋いで歩く道...
もぉ2度と来ないって思ってたよ...

「.....大好き。」

もぉ一生聞けないって思ってたよ...

「...うちも大好きだよ、愛してる。」

523YUNA:2004/04/13(火) 15:19

もぉ一生言う事ないって思ってたよ...

「ねぇ、痩せた??」

心配そうにうちの目を見る梨華ちゃん...
何1つ変わってない...

「分かんない。」
「色もさぁ、白くなってない??」
「ん〜、ココ10日くらい家から1歩も出なかったから。」

524YUNA:2004/04/13(火) 15:19

何も考えずにそぉ答えると...
彼女はシュンっとしてしまった...

「どしたの??」
「.....アタシの所為だよね。」

始まったぞぉ、ネガティブ思考...
落ちるトコまで落ちるんだもんなぁ...
そこがまた可愛くてしょうがないんだけどさ...

525YUNA:2004/04/13(火) 15:20

「そぉじゃないとは言えないけどさ。
だけどぉ、うち全部梨華ちゃんに話してよかった。
もぉ、終わりかななんて思っちゃったけど。」

なんでだろっ...
ホロっと、左目から1粒の涙が零れ落ちて...

「....辛かったよね??」

うちの手をギュッと握りしめた梨華ちゃん...
うちは立ち止まって、彼女が振り向くのを待った...
そして...

526YUNA:2004/04/13(火) 15:20

「...でも、ありがと。」

ギュッと彼女を抱きしめた...

「.....ありがと。」
「...アタシもありがと。」

彼女の細い腕がうちの背中に回って...
ギュッて抱きしめてくれた...

527YUNA:2004/04/13(火) 15:20

それだけでも、今以上に涙が出そうだったよ...

ありがとぉ...
マジで、ありがとぉ...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

528YUNA:2004/04/13(火) 15:20


「...あのっ、中澤さん。」

今日の仕事を終えて...
うちは中澤さんに声をかけた...

「おぉ、どしたん??」
「....お話したい事があります。」
「そなん??
ちょっと待っててなぁ、書かな書類があんねん。
それ終わらせな矢口に怒られる。(笑」

529YUNA:2004/04/13(火) 15:21

笑いながら、中澤さんは個室のドアを開けた...

「分かりました。」

うちは頭を下げて、一端着替えにその場を後にした...

・・・・
・・・・
・・・・

530YUNA:2004/04/13(火) 15:21

「...よかったなぁ、吉ぃ。」
「一時は駄目かと思いましたけどね。(苦笑」

タバコの煙を吐き出したマサオさんを見る。

「お前さぁ、変わったよなぁ〜」
「っすかぁ??」
「来たばっかん時、どぉしよぉもねぇ奴でよぉ。
学校は行かねぇ〜わ...
普通にお客さんお持ち帰りしちゃうわ....
平気で、女の家を泊まり歩くわ.....」

531YUNA:2004/04/13(火) 15:21
「....すんませんした。」
「っつぅ〜か、梨華ちゃんと逢って変わったんかな??」
「えっ??」
「大人になったよなぁ、お前。」

ニカっと笑ったマサオさんに頭を撫でられる...

「お前さっ、前言ってたじゃん??
姐さんと矢口みたいな関係が羨ましいって。」

532YUNA:2004/04/13(火) 15:21
「....はい。」
「お前と梨華ちゃん、今そんな感じなんじゃねぇ〜の??
お互いを必要とし合ってて、支え合っててさ??
そぉいう相手ってさ、中々巡り合えるモノじゃないと思うからさ。
お前、大事にしなきゃ駄目だぞ??
手放したりなんか、お前死んでもすんなよっっっ!?
以上、あゆみからの伝言でした。(笑
まぁ、俺がいくつか足したトコもあるけどな??」

大きな声を出して笑い始めたマサオさん...

533YUNA:2004/04/13(火) 15:21

「....お前の手で、幸せにしてやれ。」
「はいっっっ!!!」

うちの返事を聞いて、ニカっと微笑ったマサオさんは...
すんげぇ、カッケかった...

「よっさん、どこ行ったぁ〜ん??」

裏のドアが開く...

534YUNA:2004/04/13(火) 15:22

「すんません、ココです。」

タバコを消して立ち上がる...

「全部、中澤さんに話してきます。」

マサオさんに頭を下げると、急いで中澤さんの元へ向かった...

535YUNA:2004/04/13(火) 15:22

・・・・
・・・・
・・・・

「んでぇ、どしたん??」

個室に2人きり...
矢口さんが淹れてくれたコーヒーが...
テーブルの上でまだ湯気をたてている...

「最近、だら②してて申し訳ありませんでした。」

うちは立ち上がって頭を下げた...

536YUNA:2004/04/13(火) 15:23

「なぁ〜に、言ってるんっ??
店よりも、アンタの体の方がもっと大事やねん。
休めって時は、休めばええねん。」

中澤さんはニコっと笑った...

「まぁ座りぃや、話は長くなりそぉなんやろっ??」
「.....はい。」
「でっ、どしたん??」
「あのっ、いつもお店によく...
来てくださってた方が、いらしたじゃないですか??」

537YUNA:2004/04/13(火) 15:23
「あぁ、最近見ぃへんなぁ....」
「....実は、後輩がうちの番号を滑らせたらしくって。
....毎日電話がかかって来てたんです。
...こんな事..言ったら........
...失礼なのかもしれないっすけど...うざくって。
.....何度も②、断ったんです。
....それでも..引き下がってくれなくて........
....1度だけって約束して、逢ったんっすよ。

538YUNA:2004/04/13(火) 15:23
...それで..ホテルに連れて行かれて.........
......だけどそれだけは、どぉしてもできなくって。
....理由をちゃんと言って、断ったんです。
.....したら、“期待させないで”って殴られました。
....ごめんなさいっっっ!!!!!
......お客様を1人減らしてしまいましたっっっ!!!!!」

うちはもう1度立ち上がって、頭を下げた...

539YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「なぁ、その理由ってなんなん??」
「えっ...??」
「断った理由や。」
「...それ..は........」
「別に隠す事ないやろぉ〜??
矢口から聞いてるでぇ、可愛ぇコレがおるんやって??」

と言って、小指だけを立てた。

540YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「...いやっ..まぁ..........」
「なら、しゃ〜ないやろぉ〜??
別に大丈夫や、お前の人気が衰える訳でもないんやから。(笑」

ガハ②笑いながら、中澤さんは言った。

541YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「話はそれだけかぁ〜??」
「...後、もう1つあるんです。」
「どしたん??」
「うちもぉすぐ、高校を卒業するんです。」
「もぉそんな時期かぁ、早いなぁ〜
ちゃんと、進路考えたん??」
「......はぃ、うちこの店に残ります。」
「はぁっ、お前自分の言ってる事分かってるんかっっっ!?」

542YUNA:2004/04/13(火) 15:24

バンっっっ!!!!!!!
中澤さんは、机を叩いて立ち上がった...

「...分かってます。」
「よっさん、アンタはめちゃくちゃ頭がえぇ子なんよ??
もっと②勉強すれば、こんなんよりも全然えぇ仕事が見付かるんや。」

543YUNA:2004/04/13(火) 15:25
「.....うちが欲しいのは、そんなんじゃないんです。
....お金なんか要らないんです。
...名誉とか、そんなアホくさいモノも要らないんです。
.....ただ、小さい幸せでいいんです。
...うちは、ただそれだけが欲しいんです。
....うち、もぉ手放せません。

544YUNA:2004/04/13(火) 15:25
.....やっと幸せだって、感じられるんです。
...大事な人が居て..最高ぉな幼馴染と友達が居て.........
.....いつも②支えてくれる先輩とか..店長さんとか.......
....うちは手放したくないんですっっっ!!!!!
........大切な家族だって思っちゃ、駄目ですか??」

545YUNA:2004/04/13(火) 15:25

気付いたら、涙が溢れてた...
最近また、涙腺が壊れてるらしい...

「....でもちゃんと、1から考え直さな。」
「...もぉ、決めたんです。
.....うちは、この店を継ぐ人間です。」

546YUNA:2004/04/13(火) 15:25

なんて大それた事を...
だけど、マジなんだ...

「...アホっ、そんな簡単に言うなやっ。」

547YUNA:2004/04/13(火) 15:25

マジな顔で怒られた...

「.....お前はこれからなんや。」
「...だけど、うちの考えは変わりませんから。」

548YUNA:2004/04/13(火) 15:26

うちは頭を下げて、部屋を出た...
マジでキレたらかなり怖い中澤さんだけど...
少しだけ...
ほんの少しだけど、嬉しそうな顔してた気がした...





〜continues...〜

549YUNA:2004/04/13(火) 15:30
また遅くなりましたが、更新しましたぁ♪

>>レオナさん。
いつも②、レスありがとぉございます。
かなりの励みになってます!!!
暇なくせに、更新しない馬鹿でごめんなさぃ。(苦笑
でも、最後まで頑張ります。

↓に、よっちゃんのおたおめ短編を書きました。
よかったら、そっちも読んでやってくださぃ。

550レオナ:2004/04/13(火) 19:47
更新お疲れ様です。
よかったよかったって、感じです。
やっぱ、幸せでいてほしいですしね。
短編の方も読ませていただきました。とってもよかったで〜す。
これからも、がんばってください。

551YUNA:2004/05/08(土) 12:56



『luv u taught me...』
============


〜Ⅹ〜

552YUNA:2004/05/08(土) 12:57


「っつぅ〜か、ホントいいんっすか??」
「なぁ〜んだよぉ、いいじゃんか。」

マサオさんに誘われて...
今日はふたりの部屋で飲み会...
今は買出しの帰り...
しかも、全部奢ってもらってしまった...
柴ちゃんと梨華ちゃんは、部屋で待ってる...
紗耶香誘ったんだけど、今日ごっちんと逢うとか言ってた...
せっかくの2人きりになれるからって...

「「ただいまぁ〜」」

「「お帰りぃ〜♪♪♪」」

553YUNA:2004/05/08(土) 12:57

・・・・
・・・・
・・・・

台所に立って、エプロン姿の2人...
2人とも、可愛い...(涙
めちゃくちゃ、可愛い...(泣

「マサオも手伝ってよねぇ〜???」
「はい②。」

マサオさんは立ち上がって、キッチンに向かった...

「梨華ちゃん座ってなよ、後は俺がやるからさ。」
「...でも.......」
「お客さんなんだから。」
「そだよ、マサオに全部やらせればいいって。(笑」
「そぉ②って、おい。」

554YUNA:2004/05/08(土) 12:57

楽しそうに笑う2人...
恋人っていうよりも夫婦...
2年・3年の付き合いって凄いな...

「ひとみちゃん、もぉ飲んでるの??」

うちの隣りに腰をおろして、梨華ちゃんは口を尖らせた。

「梨華ちゃんも飲む??」
「....アタシはぁ、ぃぃ。」
「どしたの??」
「梨華ちゃん、飲んで大変な事になった事あるから。(笑」

555YUNA:2004/05/08(土) 12:57

キッチンから聞こえて来た柴ちゃんの声。

「ちょっ、柴ちゃん!?」

と言って、梨華ちゃんはぷくぅ〜っとほっぺを膨らませた。
可愛いんだけど...

「ねぇ②、大変な事って何??」

彼女のほっぺを突付く。

「...う”ぅ........」
「...うちにはぁ..言えない事なんだ.......」

556YUNA:2004/05/08(土) 12:58

少し寂しそうな顔をしてみる...

「...違..っ.....!!!」
「じゃ〜、教えてよ。」
「柴ちゃ〜ん!!!(泣」
「教えてあげれば??」

できあがった料理を置きながら、柴ちゃんは笑った。

「えっ、何??」
「....アタシ..脱いじゃうらしいの.........」
「へっ!?」
「すっごいよぉ〜??
抱き付くは、チュ〜はするは、おまけに脱ぎ出しちゃうわでさぁ〜」
「....そん時..誰と居たの??」
「大丈夫、部屋でアタシと2人きりだっただから。」

557YUNA:2004/05/08(土) 12:58

よかった...
マジでよかった...
変な男とかに見られなくて、よかった...(涙

「...だからぁ、もぉ飲まない。」

シュンとして、俯いてしまった梨華ちゃん。

「うちの前ならいいよ??」
「...馬鹿っ、何されるか分からないじゃない。」

うげっ...
超〜信用されてない...

「....駄目??」

558YUNA:2004/05/08(土) 12:58

彼女を後ろから抱きしめて、耳元で囁いてみる...

「駄目。」

即答...
しかも思いっきり、断言かよ...

「......2人きりの時にね。」

顔を真っ赤にして、梨華ちゃんはうちの胸に顔を埋めた...
この子はどぉしてこんなにも...
うちの胸をくすぐるんだろぉ...??

「なぁに、ラブ②しちゃってぇ〜♪♪♪」

559YUNA:2004/05/08(土) 12:58

一通り終わったのか、お皿をいくつか置いて...
柴ちゃんはテーブルを挟んで、うちらの正面に座った。

「....俺らもあったよなぁ、そぉいう時期。」

と言って、ビールやらお酒やらテーブルの上に置いた。
そして、タメイキ...
マサオさん、何でそんなに寂しそぉなんっすか...??

「なによぉ〜、じゃ〜お店に来る女の子と浮気でもすれば??」

それ言っちゃ駄目だよ、柴ちゃん...(汗

「アホっ、しねぇ〜よ。
俺には、お前しか居ねぇんだから。」

560YUNA:2004/05/08(土) 12:59

ビールの飲みながら、マサオさんはサラっとそんな事を言った...
柴ちゃんは、顔を真っ赤にしている...
最初は驚いてた梨華ちゃんだけど...
そんな柴ちゃんを見て、安心した様に笑った...

うちも正直驚いた...
マサオさんは普段...
どっちかって言うと、柴ちゃんに尻に敷かれてる感じなのに...
言う時はぁ、ちゃんと言う人なんだって...
それってすんげぇ、カッケぇ事だと思う...
うちがそんな事言っても、どぉせ決まんないし...
だけど、うちもいつかマサオさんみたいな人になりたい...

梨華ちゃんを、カッケぇ一言で泣かせてしまえるよぉな...
そんなカッケぇ人になりたい...

561YUNA:2004/05/08(土) 12:59

・・・・
・・・・
・・・・

「.....ひとみちゃ〜ん♪♪♪」

ほろ酔い気分(?)の梨華ちゃん。
ちょっと積極的でいい感じ??

「どした??」
「飲んでるのぉ??
ひとみちゃん、全然変わらないじゃない。」

当たり前だ...
お店でいつも飲んでるんだから...

562YUNA:2004/05/08(土) 12:59

「飲んでるよ。
梨華ちゃんが酔っちゃうの早いんだよ。」
「アタシ、酔ってないもん!!!」

なぁに意地張ってんだか...
顔真っ赤にして、説得力ないっつぅ〜の。

「.....なんか、暑くなって来ちゃった。」

うちの腕の中でモゾ②し始めた梨華ちゃん...
ん”っ、何してんのっっっ!?

「持っててぇ、これ。」

563YUNA:2004/05/08(土) 12:59

と言って、うちにT−シャツを差し出した...
えっ...
ちょっと待ってよ...
これ着てた奴じゃんかっっっ!!!!!!

そう...
うちの腕の中に居るのは、上半身ブラだけの梨華ちゃん...
ちょっと待ってよぉ...(涙

「早く着てぇ〜!!!」
「嫌っっっ!!!!!」
「風邪ひくってぇ!!!」
「暑いのぉ!!!」
「どぉしたのぉって、あははははははっっっ!!!!!!」

564YUNA:2004/05/08(土) 13:00

うちらのやり取りを見て、爆笑し始めた柴ちゃん...
マサオさんは、目を見開いて固まってる...
そんなに梨華ちゃんの胸見ないで下さいよ...(涙

「って、ちょっとぉマサオどこ見てんのよぉ〜!?」

マサオさんは、柴ちゃんに思いっきり...
なぜかおでこに、ゲンコツ(!?)をくらったらしい...
真っ赤になってシュ〜っとかつって煙でてるよ、シュ〜って...
超〜痛そぉ...
おでこを抑えて、蹲ってるし...

「梨ぃ華ぁちゃ〜〜ん!!!(涙」
「なによぉ〜〜!!!」
「っつぅ〜か、ちょっと来てよ。」
「嫌っっっ!!!」

565YUNA:2004/05/08(土) 13:00

ムカっ...
だけど、ココは抑えて...
うちはT−シャツで彼女の前を隠すと...
立ち上がって、どこか2人きりになれる場所を探した...

「部屋、使っていいよ。」

柴ちゃんは、お酒を口に含みながら言ってくれた...

「ごめん、ありがと。」

マジ助かった...

彼女の手を引いて、部屋に入る。

566YUNA:2004/05/08(土) 13:00

「ちょっとぉ、まだ飲むのぉ〜〜!!!」

うちの腕の中で暴れる梨華ちゃん...

「早く着てっっっ!!!」

気付いたら、デカい声出してた...
うちの腕の中に今度居るのは、涙目の梨華ちゃん...

「ごべんな”しゃい”ぃ〜〜!!!!」

泣き出しちゃったよ...
デカい声出したうちも悪いけどさぁ...
小さい子みたいに、わん②泣かないでよ...

567YUNA:2004/05/08(土) 13:01

うちはそっとベッドに腰を降ろして...
ベッドに膝立ちしてる彼女の腰を抱き寄せた...
そして、T−シャツを着ていないお腹に顔を埋める...

「....っく..ぅ...とみ..ちゃっっ........??」
「...梨華ちゃんのお腹、マジ好き。」

スリ②...
温かくて、気持ちぃ...

「...ねぇ...ひとみ..ちゃん........」

返事をしようと彼女を見上げた時...
気付いたら、うちはベッドに押し倒されてて...

568YUNA:2004/05/08(土) 13:01

「....梨華..ちゃん??」

声がかすれる...

梨華ちゃんは、うちの上に馬乗りになって...
おおい被さる様にうちの顔を見つめてる...

「...ぉか..ιぃの........」
「...んっ??」
「....体が..熱いよぉ.........」

彼女の涙が、重力には逆らえず...
うちの顔を濡らしていく...

「...熱ぃの??」
「.....ぅん。」
「....どしたら..ぃぃ??」
「...触っ..て.........??」

569YUNA:2004/05/08(土) 13:01

梨華ちゃんの手は、うちの手をとると...
そっと自分の胸に当てた...

「...いいの??」
「....じゃなきゃ..おかしくなりそぉ.........」

570YUNA:2004/05/08(土) 13:01

うちは体を起こして...
涙を流し続ける彼女をギュッと抱きしめた...
そして、ブラのホックを外して彼女と向き合うと...

梨華..ちゃん...??

571YUNA:2004/05/08(土) 13:02

彼女は目を閉じて、静かに寝息を立てていた...
寝ちゃったのか...
ちょっと残念...
いやっ、そぉとぉ残念...
だけどぉ、まぁいっか...

572YUNA:2004/05/08(土) 13:02

彼女をベッドに横たわらせ、部屋のドアを開けた...
だけど、アチラもお取り込み中だったらしい...
幸い気付かれてはまだいない...

573YUNA:2004/05/08(土) 13:02

ソファーの上に組み敷かれてる柴ちゃんは...
なんだか、すんげぇ大人な顔...
上半身は既に裸で...
ヤベぇ声とか、超〜色っぺぇ...
胸も、結構あるんだ...

574YUNA:2004/05/08(土) 13:03

2人の言葉のやりとりが、うちの胸を高鳴らせる...
マサオさんが羨ましかった...
すんげぇ、大人でカッケくって...
柴ちゃんも羨ましかった...
こんなカッケぇ人が、恋人で...

575YUNA:2004/05/08(土) 13:03

うちは、いつまで経っても子供...
中途半端だし、いい加減だし...
優柔不断だし、頭も空っぽだし、エロいし...
ワガママだし、自己中だし、すぐキレるし...
すぐ泣くし、甘えたがりだし、ガキだし...

576YUNA:2004/05/08(土) 13:03

あげたらキリがないんだ...

うちはへコみながら、部屋の中に戻った...
そして、目を閉じたままの彼女の瞳にキスを落とした...

577YUNA:2004/05/08(土) 13:03



おやすみ、梨華ちゃん...

ごめんね、こんな奴で...

だけど...

こんなうちを愛してくれて、ありがとぉ...





〜continues...〜

578YUNA:2004/05/08(土) 13:08
1ヶ月ぶりです...
自分って、つくづく駄目な奴だなぁ...
と思いながら、更新しました...
できたら、また明日更新したいと思います!!!
頑張るじょ〜!!!!!!!

>レオナさん。
いつもレス、ありがとぉございます。
すんげぇ励みになってます♪
短編の方も読んでいただき、ありがとぉございます。
残り、後2つのCHAPTERとなりました...
う〜ん長かったです、頑張ります!!!

579レオナ:2004/05/08(土) 16:46
更新お疲れ様です。
あと、2つですか。たのしみです。
けど、完結もさびしいような。。
お酒飲んだ、梨華ちゃんすご〜くいいと思います。(笑
明日?もたのしみにしてます。作者さまの、ペースでがんばってください。

580YUNA:2004/05/09(日) 05:35



『luv u taught me...』
============


〜ⅩⅠ〜

581YUNA:2004/05/09(日) 05:35


「「「ねぇ、行こ②っっっ??」」」

女の子3人が...
めちゃくちゃはしゃいでる理由...
それは...

「「「温泉っっっ♪♪♪」」」

「「「温泉っっっ!?」」」

3人の手にはパンフ...
3泊4日で、卒業旅行みたいなの行こうって話らしい...
っつぅ〜か、パンフいつ貰って来たの...??

「ねぇ、ひとみちゃん行こうよぉ〜♪♪♪」
「ん〜??」
「市井さんなんか、超〜行く気だよ??」
「えぇ〜!?」

582YUNA:2004/05/09(日) 05:35

梨華ちゃんにそう言われて、紗耶香の方を見る...
すると...

「後藤がそんなに行きたいなら、行くかぁ〜!!!!」
「やった、市井ちゃん大好きっっっ!!!」

抱き付かれて、鼻の下伸ばしてるよあの馬鹿っっっ!!!
昔っから、“余計疲れるから”とかっつって温泉とか嫌いな癖に...
アホが付くくらい、単純な奴...
でもそんだけ、ごっちんの事が好きなんだなぁ...

「ねぇ、行こうよぉ〜??」

マサオさんと柴ちゃんも行くって決めたらしい。
だけど...

「でも、うちは仕事休めないよ。」

583YUNA:2004/05/09(日) 05:36

2人が居ないなら、尚更だ...

「.....そっかぁ。」

ちょっと可愛そうだけど...
最近、かなり休み過ぎな気もするから...

「ごめんね??」
「ん〜ん、今度2人で行こうね??」

そう言って笑ってくれた彼女は...
やっぱりどこか寂しそう...
だけど、どうする事もできないから...

・・・・
・・・・
・・・・

584YUNA:2004/05/11(火) 14:14

「よっさんは、温泉行かないんかいっっっ!?」

仕事が終わって、外でタバコを吸ってると...
ドアがいきなり開いて、中澤さんが入ってきた。

「えっ、だって紗耶香もマサオさんも休むんですよ??
店の方が困るじゃないですかぁ。」
「えぇ〜ねん、閉めるから。」
「はいっ!?」
「その日は、臨時休業にするつもりやし。」
「なんでですかぁっ!?」
「うちと矢口もアイツらと行くんょ、温泉。」
「はいっ!?」
「なんなら、よっさんに店任せてもえぇねんで??」
「.......ぃぇっ、行かせていただきます。」

って事で、今週末は温泉へ...
その事を梨華ちゃんに告げたら...
彼女は嬉しそうにうちに抱き付いた...

よかった、行ける事になって...

585YUNA:2004/05/11(火) 14:15


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「っしゃ、んじゃ行くでぇ〜〜♪♪♪」

中澤さんが、友人から借りて来てくれたバン。
だけど、運転するのはマサオさん。
うちは助手席に座って、マサオさんが眠くならないように声をかける。

っつぅ〜か...

「これ、めっさ美味いやんっ!?
石川、この菓子マジで自分が作ったんかっ!?
料理も、きっと上手いねんなぁ〜」

車内で、1番テンションが高いのは...
そぉ...
中澤さん...
なんか、子供みたいにはしゃいでる。
意外と(!?)可愛い一面もあるんですねぇ...(笑

586YUNA:2004/05/11(火) 14:16

「今はいいものの、梨華ちゃん昔凄かったんですよ!?」
「ちょっ、それは内緒って約束ぅ〜!!!」

シぃ〜っと言って、人差し指は口の前...

「でも、えぇやん。
今は上手いねんから。
かぁ〜、よっさんが羨ましいなぁ〜」

と言って、肩をバシ②叩かれた。
中澤さんの隣りで、矢口さんは呆れ顔...

梨華ちゃんと柴ちゃんも...
最初はビビってたっつぅ〜か、ヒキ気味だったものの...
中澤さんが気さくで、優しい感じの人だと知り...
なんかホっとしてるみたい。
今は仲良さそうに話してる。

よかった...

・・・・
・・・・
・・・・

587YUNA:2004/05/11(火) 14:16

「到着ぅ〜♪♪♪」

やっぱり、1番嬉しそうなのは中澤さんだ。

「まだ少し時間あんねんなぁ??
矢口ぃ〜、ちとその辺散歩でも行こうかぁ〜??」
「はぁっ、なんで矢口が裕ちゃんなんかと.....」
「ヤキモチ妬いてるんか??」
「...ばっ、違うし!!!」

矢口さんは少し顔を赤くして口を尖らせた。
そんな彼女を見て、中澤さんは優しく微笑うと...
そっと彼女の手をとって、歩き出した。

「すぐ戻ってくるから。」

振り向いた矢口さんは一言うちらにそう言うと...
中澤さんにそっと寄り添った...
なんつぅ〜か、理想だよなぁ...

588YUNA:2004/05/11(火) 14:17

「おいっ、紗耶香。」
「ん〜??」
「お前、ごっちんと2人で行って来いよ。」
「えぇ〜!?」

えぇ〜!?じゃねぇよ...
こういう時ばっか、ヘコタレやがって...

「早くっっっ!!!
今日がチャンスじゃねぇ〜かっっっ!!!」

紗耶香の背中を思いっきり押して、ごっちんの所へ...
紗耶香は頭をかきながら、照れ臭そうにごっちんを誘ってる。
うちらのやり取りを見てたのか...
ごっちんはチラっとうちの方を見て、ニコっと笑い...
口に出さずに、“ありがとぉ”と言った...
紗耶香の手を取って、歩き出した...

なぁんだ...
うまく行きそうなんじゃん、アノ2人...

「ひとみちゃん??」
「...んっ??」
「アタシ達もお散歩行こう??」
「えっ、でも....」

589YUNA:2004/05/11(火) 14:17

うちは、マサオさんの方を見た...
マサオさんは、かなりお疲れの様子...
間に、30分の休憩を入れたものの...
さすがに、2時間ぶっつけで運転は疲れるんだろぉ...
2人置いてっていいのか...??

「あぁ、行って来いよ。
俺ちょっと車の中で寝るわ。」

と言って、うちの肩を叩くと...
マサオさんは車の中に入って行った...

「柴ちゃんどぉ〜する、うちらと来る??」
「ん〜ん、マサオと居るよ。
それに、ラブ②なトコ見せ付けられてもねぇ〜??(笑」
「....ちょっ!?」

梨華ちゃんは顔を真っ赤にしていた...

「ほれ②、行っといで。」

590YUNA:2004/05/11(火) 14:18

柴ちゃんの言葉に甘えて、うちらは歩き出した...
少し歩くと、一面に広がった海...

傍にあった日陰のベンチに座って、まったり...
来て良かった...
なんか、時間がゆっくり動いてる感じ...

「.....ひとみちゃん??」
「ん〜??」

梨華ちゃんの方を振り向くと...
いきなりギュッと抱きつかれた...

「ん〜、どしたぁ〜??」
「....こうして2人きりになるの、久しぶりだね。」
「そだね。」

微笑み合うと、そっと彼女を抱き寄せた...
梨華ちゃんはうちの腕の中に顔を埋めて、目を閉じている...
こんなに甘えん坊な彼女を見るのは...
かなり、久しぶりかもしれない...
休んだ分も頑張ってたから...
仕事の方が忙しくって...
こうして構って上げられる時間が減っていた...

591YUNA:2004/05/11(火) 14:19

「...キス、しよっか??」

彼女の顎を軽く持ち上げて、する前に一応確認...

「....ぅん。」

そっと重なる唇...
最初は触れるだけ...
だけど、だん②と大胆なモノに変わっていく...

「...駄..目っ........」

苦しそうに肩で息をしてる梨華ちゃんに...
そっと、肩を押し戻された...

「どしたの??」
「.....外..だもん。」
「ャだった??」
「...そじゃなくって。」
「ん??」
「........恥ずかιぃょ。」

592YUNA:2004/05/11(火) 14:19

梨華ちゃんはうちの胸に顔を埋めた...
そんな彼女の髪をそって撫でながら、抱き寄せる...

たまに...
膨らんでくこの気持ちが怖くなる...
こんなに好きでいいのか、不安になる...
もし梨華ちゃんがうちから離れて行ってしまったら...
うちはきっと、生きていけなくなる...

「...梨華..ちゃん??」
「どしたの??」
「.....ずっと..一緒だよね??」
「そだよ??」

言葉だけの約束なんて...
無意味だって分かってる...
だけど信じたい、彼女の言葉を...

「ひとみちゃんが、アタシの手を離さない限り...
アタシはずっと、ひとみちゃんの手を握ってるから。」

チュっと手の甲にキスが落ちた...

「....だって、ひとみちゃんが居なきゃアタシ駄目だもん。」

と言って、梨華ちゃんはうちを見上げて微笑った。

「...うちも駄目だよ。」

593YUNA:2004/05/11(火) 14:19

そっと彼女の前髪をかき上げて、チュっと唇にキスをした...

「........もっと早く、出逢いたかったよ。」
「....そだね。
...でも、いいじゃない。
....今はこうして、ずっと一緒に居られるんだから。」

ニコっと笑って、梨華ちゃんはうちの手を握りしめた...

離さないよ...
もぉ、離せないから...
もぉ、君しか愛せないから...

・・・・
・・・・
・・・・

「「「「「「「「乾杯っっっ♪♪♪♪」」」」」」」」

みんなで温泉に入った後...
中澤さんの部屋に集まって...
みんな夕飯を食べながら飲む。

なぜか、梨華ちゃんの手にはジュース...

594YUNA:2004/05/11(火) 14:20

「飲みなよ。」
「...駄目っ、この間みたいな事になったらヤダもん。」

梨華ちゃんは俯き加減にジュースを一口飲んだ。

あの時の事、何にも覚えてなかった梨華ちゃんだけど...
あの後、柴ちゃんに話を聞いたのか...
あれから一切、お酒を飲まなくなった...
別に大丈夫なのに...

「大丈夫だよ。」
「....いいの。」
「ちょっとだけ。」
「...嫌。」
「んじゃ〜、うちも飲まないよ。」

ビールをテーブルの上に置いて、ジュースの蓋を開ける。

「どしてよぉ〜??」
「だって、なんかヤダもん。」
「...じゃぁ、アタシも飲む。」
「そぉこなくっちゃ♪♪♪」

ノセられた!!!って顔して、梨華ちゃんは少し膨れていた。
可愛い②♪♪♪

空のコップにビールを注いで、彼女に渡す。

「ありがと。」

なぁんか、やぶぁいんだけど...
浴衣姿がさぁ、こりゃまたなんとも言えないっつぅ〜かねぇ...
って、エロオヤジかようちはっっっ!?

595YUNA:2004/05/11(火) 14:20

・・・・
・・・・
・・・・

「んじゃ、お先に失礼します。」
「「「「おやすみぃ〜」」」」

ごっちんと紗耶香は、もぉすでに部屋に戻ってる...
うまくいってるといいけどなぁ...

少しうと②してる梨華ちゃんをおんぶして...
部屋に戻る...

あんれぇまぁ...

なぜか一組しか敷れてない布団...

まぁいっか...

梨華ちゃんを布団の上に降ろして、うちは電気を消した...

「....ごめんね??」
「ん??」
「....ひとみちゃん、もっと飲んで来たら??」
「もぉいいよ、腹もいっぱいだし。」

梨華ちゃんの隣りに座って、そっと寄り添う...

「.....ねぇ..キスして??」

596YUNA:2004/05/11(火) 14:21

と言って、ねだる様にうちに腕を伸ばした。
うちはそんな梨華ちゃんが可愛くって...
彼女の要望に答える様に、キスをした...

「....ちゅっ、ちゅっ、ぅん、ふぁ、ぁん.............」
「...っ....っはぁ........」

静かな部屋に響く音は...
うちの中の欲求を目覚めさせていく...

「....ねぇ..ひとみちゃん.........??」
「ん??」
「.......ιょ?」
「....ぅん。」

どれくらいぶりだろぉ...
うちが忙しくって...
ぶっちゃけ、元に戻ったアノ日からシてない気が...

「.....ずっと..我慢してたょ。」

と言って、梨華ちゃんはギュッと抱きついてきた...

酔ってるの...??

梨華ちゃんから誘ってくるなんて事...
今まで1度もなかった...

「....ごめんね??」
「...ん〜ん。」

597YUNA:2004/05/11(火) 14:22

梨華ちゃんからの甘える様なキス...
そのキスは、うちの首筋を伝って鎖骨へ...

「....っ華..ちゃっ..ん.........」

彼女の髪をそっと撫でる...
思ったよりも気持ちくて、ヤバイ...
自然と声が出る...

「....ひとみちゃん..気持ちぃの??」
「...ぅん...気持ちぃ..ょ.........」

梨華ちゃんの熱い吐息が耳元で感じる...

「......好..き...」
「...ぅちも..好きだょ.......」

今まで誰にも触れさせた事がなかった...
嫌だった、触れられる事が...
なのに、梨華ちゃんは...
こんなにも、体が欲しがってる...

「......もぉ..ぃぃょ。」

そっと彼女の肩を掴んで、ゆっくりと離す...

「...でもっ.......」
「...今度は..梨華ちゃんが気持ちくなろぉね??」

彼女の唇に優しくキスを落とした...

598YUNA:2004/05/11(火) 14:22
・・・・
・・・・
・・・・

静かな部屋に響くのは、2人の荒い息遣い...

虚ろな瞳の梨華ちゃんを腕の中に抱き留めると...
あまり苦しくならない程度に、抱きしめた...

「....っとみ..ちゃ..........」
「...ん??」
「......好き。」
「...うちも好きだよ。」


こうして、ギュッて手を握りしめ合って...

お互いを感じ合って...

これからも、ずっと②一緒に居ようね...??





〜continues...〜

599YUNA:2004/05/11(火) 14:28

更新しましたぁ。
PCの調子が悪く...
中途半端に更新してしまぃ、申し訳ありませんでした。
次回がラストです。
どうか最後までお付き合いください。

>レオナさん。
レスありがとぉございます♪
いよ②、次回ラストです...
お酒飲んだ梨華ちゃんは、自分好みにしちゃいました。(をぃ②
最後まで、ぜひお付き合いください。

600レオナ:2004/05/11(火) 20:31
更新お疲れ様です。
最後まで、絶対に付き合います。
完結がんばってくださいね。
やっぱ、梨華ちゃんはかわいいですね。

601YUNA:2004/06/16(水) 15:51
更新できずにいて、ごめんなさぃ。
今家のPCの調子が悪いので、なか②更新できません...
PC直り次第、更新しに来ます!
必ず完結させますので、待っていただけたら幸いです。

602おおよど:2004/06/16(水) 17:50
YUNAさんの小説大好きっす。
切ねぇYUNAさんのいしよしが何ともスキ。
じっくり待っているので更新を楽しみにしています。

603YUNA:2004/09/16(木) 16:16
いつぶりだろ...
放置ごめんなさぃ!!!
やっとPCができる環境になったので、最終回をのせたいのですが...
書いた小説のファイルを実家に忘れました..._| ̄|○
ごめんなさぃ、馬鹿です...
待ってくださってる方がいるかどうかは分かりませんが...
手に入り次第、更新したいと思います。

本当にごめんなさぃ。

604名無し(0´〜`0):2004/09/20(月) 03:22
いつまでも待ってますYO!

605YUNA:2004/10/24(日) 12:19



『luv u taught me...』
============


〜ⅩⅡ〜



次の日の朝...
交代で梨華ちゃんとお風呂に入った後...
うちは着替えて、中澤さんの部屋を覗いた...

「うげっ...!?」

606YUNA:2004/10/24(日) 12:20

思ってた以上に凄い事になっていた...
食いっぱ、飲みっぱで、散らかってる...

しかも、部屋の中の空気最悪...
畳の上では、中澤さんとマサオさんがぐでぇ〜んてしてて...
柴ちゃんは壁に凭れて、マサオさんに膝枕してあげたまま寝ている...
矢口さんが居ないんだけど、どこ行ったんだろ...??

うちはタメイキを吐いて、空気を入れ替えようと窓を開けた...
そして、空き缶とかゴミを拾い始めた...

「ごめんねぇ、矢口も手伝うよ。」

さっぱりとした顔で部屋に入って来たのは、矢口さん。

「一体、何時まで飲んでたんですか??」
「さぁ〜??
矢口はどん②寝ちゃったし。」

矢口さん、なんか怒ってません...??

「起きろっっ、この馬鹿裕子ぉ〜〜!!!!!」

上から思いっきり飛び蹴り...
マジで痛そぉ...(汗

「なんやねんっっっ!!!」

607YUNA:2004/10/24(日) 12:21

ぶそぉ〜っとした顔で起き上がった中澤さん...
ぼさ②の金パの髪をかき上げて...
化粧が中途半端に落ちてますよ...??
はっきり言って怖いです...

「とっとと起きて、片付けろっっっ!!!」
「朝っぱらから、うっさいっっっ!!!」

と言って、中澤さんは矢口さんを腕の中に無理矢理連れ込んで...
着ているT−シャツの中に手を突っ込んだ...

「わ”っ、わ”っ、わ”ぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
馬鹿っ、馬鹿っ、裕子目ぇ覚ませっっっ!!!!!
よっすぃ〜、お願い裕ちゃん止めてぇっっっ!!!!!!」

もうすでに上半身裸の矢口さん...
中澤さん、かなりの早業っすねぇ...
吉澤も今勉強しておこうかな...

「...ぁんっ、ぁっ、裕子マジやめろぉ...!!!
....よっすぃ〜..もぉ...はぁん、ぁっ、止めてってぇ...!!!」

そんな声で言われちゃうと、余計見ちゃうですけど...

608YUNA:2004/10/24(日) 12:21

「.........ひとみ、ちゃん??」

う”っ...
背中に冷や汗...
すんげぇヤな予感...

「ちょっと、こっち来なさいっっっ!!!」

耳を掴まれて、部屋へ...
矢口さん助けなくてもいいの...??

「どういう事よぉ〜!?」
「...えっ??」
「えっ??じゃないでしょ〜!?
アタシだけじゃ、不満なの??
.....昨日のだけじゃ、満足しなかった??」

そこには、ついさっきまでの強気な彼女はいなくって...
今はただ俯いて、涙目...

「そんなんじゃないよ。」

そっと彼女を後ろから抱きしめる...
石鹸のいい匂いがする...
髪を上の方で結わいでるから、うなじが...
うちはそそられるままソコにキスをして、吸い付いた...

609YUNA:2004/10/24(日) 12:21

・・・・
・・・・
・・・・

「....はぁっ...ひとみちゃん..大好き。」

コトも終えて...
中途半端に裸な梨華ちゃんは...
正面からうちに抱き付いた...

「...うちも好きだよ。」

彼女をギュッと抱きしめて、そのまま後ろに倒れた...

「....ねぇ??」
「ん〜??」
「...ずっと、傍に居てくれる??」
「当たり前じゃん。」

彼女の前髪をそっとすく...

「....ホントに??」
「ホントだよ。」

梨華ちゃんは嬉しそうにニコっと微笑った。

610YUNA:2004/10/24(日) 12:22

「ねぇ、梨華ちゃん??」
「なぁ〜に??」
「...うちと居て、幸せ??」
「うん、幸せだよっっっ♪♪♪」
「そっか。」
「どしたの??」

少し不安そうに、彼女はうちをまっすぐに見た...

「なんでもないよぉ〜
たださっ、うちはこれからも梨華ちゃんの事大事にするから。
梨華ちゃんの幸せが、1つも欠けない様に...」

そっと彼女に口付けて、もう1度抱きしめた...

うちの腕の中で涙を流す彼女は...
誰よりも愛しくて...
もぉ彼女じゃなきゃ駄目なんだって...
何度も②、思い返した...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

611YUNA:2004/10/24(日) 12:22



昨日の夜は、結局何もなかったらしい...
なんか、ごっちんが部屋に入った途端...
コテって寝ちゃったって...(笑
なんつぅ〜か、ごっちんらしい...


「....なんか、俺自信ねぇよ。」

かなりらしくない事言ってるこの人...
いつもなら、自信過剰すぎんのに...

「何、らしくない事言ってんのっ!?
俺が振り向かせてやる、くらいの勢い見せろよぉ〜!!!」
「...はぁ、無理だから。」
「なんだよっっっ!?
紗耶香が幸せにしてやれなきゃ、誰にできんだよ。」

うちは思いっきり、紗耶香の頭を小突いてやった。

「もっと、自信持てよ。」

紗耶香の頭をグシャ②にしてやる。
いつものお返しだ。

なぁ、紗耶香...??
ちゃんと分かってっから...
人前だったりすると、結構軽い奴演じてんの...
好きじゃない子には、ちょっと酷ぇ奴なのかもしんない...
だけど...
本当は、誰よりも純粋な奴だって...
だってこんなにも、ごっちんの事想って悩んでる...
それは誰よりも、大事にしたいと思ってるからなんだろ...??

612YUNA:2004/10/24(日) 12:23

もっと自信持てよ...
ごっちん見れば分かるじゃん...
紗耶香の事、好いてくれてるよ...

「...........ありがとな。」

紗耶香はボソ②っと言うと...
ごっちんの元へと走って行った...

頑張れよ...
もし駄目だったとしても...
うちがずっと、傍に居てやっから...

・・・・
・・・・
・・・・

「疲れたぁ〜!!!」

旅館に戻って、畳の上で大の字に寝転がる。
脚、超〜痛ぇんだけど...
久しぶりに歩き過ぎた...

「もぉ、ひとみちゃんったらぁ〜」

と言って、うちの横に腰を下ろした...
TVを見ながら、ただ②時間だけが過ぎて行く...
そんな中、うちはウト②...

「膝、貸してあげよっか??」
「.....ぅん。」

613YUNA:2004/10/24(日) 12:23

うちは寝たまま体を移動させて...
梨華ちゃんの細い膝に頭を乗せた...
はぁ、超〜気持ちぃ...

「...ひとみちゃん、可愛ぃ。」

そっとうちの前髪を撫でながら、梨華ちゃんは微笑んだ...
うちの胸が大きく鼓動をうつ...

彼女の事が、好きで②しょうがない自分...
こぉなっちゃったら、どぉしよぉもない...
大丈夫か、うち...
梨華ちゃんに、こんなに依存して...

「.....好き。」

彼女のその言葉に...
うちは腕を伸ばして...
少しだけ赤くなってる頬を、そっと撫でた...

「....梨華ちゃん、キスして。」
「.........ぅん。」

彼女の顔が近付いてくる...
うちはそっと目を閉じた...

614YUNA:2004/10/24(日) 12:23

「.......もっと、ιょっか??」
「....ぅん。」

うちは体を起こして、彼女にキスを繰り返した...
その時ふと思う...
ちと、シすぎじゃないかっっっ...!?
Hのマンネリだけは避けたい...
うちは今で、もぉ充分過ぎんだけどさぁ...
梨華ちゃんが満足してくれなくなったら...(↓

「...どし..たの??」

梨華ちゃんは、トロンとした目でうちを見た...

「...いやっ、ちょっとシ過ぎかなぁなんて??...あははっ........」
「....じゃ..ャめょ??」
「えっ...」
「.....だって、ひとみちゃんが飽きちゃったらヤダもん。」

と言って、梨華ちゃんは涙目になって俯いた。

「.....それ..逆だよ。」
「...どぉして??」
「....梨華ちゃんが満足してくれなくなったら..うち.........」
「...充分..過ぎるのに。」

615YUNA:2004/10/24(日) 12:24

梨華ちゃんは顔を真っ赤にしてる...

「.....スゴク..気持ちぃょ..........??」

と言って、うちの腕の中に顔を埋めた...
こんなにも、うちの胸をくすぐる人は初めてだ...
やるせない気持ちが、胸に充満して...
うちは彼女をそっと押し倒した...

「....我慢..できなぃ............」
「......ぃぃ..ょ...??」

今以上、彼女に依存をすれば...
もし彼女がうちの前から居なくなってしまった時...
うちは、どぉなってしまうんだろぉ...

「.....はぁっ、ぁん、好きぃっ..............」

だけど、距離なんて置きたくない...
これでいいのかな...??
これで、いいんだよね...??

愛してるよ、梨華ちゃん...

616YUNA:2004/10/24(日) 12:24




*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

617YUNA:2004/10/24(日) 12:25
《5年後...》

気付けばうちも、もう22歳...
あれから、いろ②あった...

紗耶香とごっちんは...
温泉行ったアノ日から、今でも上手くやってる...

こんなに誰かを純粋に好きで居る紗耶香を...
うちは初めて見た...

だからこれからも...
うちはそんな紗耶香の背中を支えてやりたい...

618YUNA:2004/10/24(日) 12:25
店の方は、今も変わらず...

明るい笑顔で、元気付けてくれる矢口さんが居て...
いつも優しくて、陰ながら支えてくれる中澤さんも居る...

マサオさんは、店の主任になって...
うちは、マネージャーとして頑張ってる...

紗耶香は、去年店をヤメて...
ごっちんの実家の居酒屋で、見習として頑張ってる...

梨華ちゃんはぁ、高校を卒業した後美大へ...

柴ちゃんはぁ、マサオさんの専業主婦として毎日忙しいらしい...

619YUNA:2004/10/24(日) 12:25
みんな、それぞれの道を歩き出した...

だけど今でも、週に1度...

みんなで集まって、お酒を飲んだり遊びに行ったりしてる...

620YUNA:2004/10/24(日) 12:25
そして、うちと梨華ちゃん...

逢える時間は、昔と比べたら確実に減っていた...

それでも、少しでも一緒に居られる時間が幸せだって事に...

お互いやっと、気付いたから...

だから、毎日笑顔で居られるんだ...

621YUNA:2004/10/24(日) 12:26
ねぇ、梨華ちゃん...??

いつか、結婚しよっか...??


うち後悔なんかしないよ...

梨華ちゃんが、ばぁちゃんになっても...

隣りで笑ってるのは、うちでありたい...

622YUNA:2004/10/24(日) 12:26
1度きりの人生だもんね...

やっぱ、後悔だけはしたくないじゃん...


初めて、誰かに心から愛されて...

気付いた事はたくさんあった...

623YUNA:2004/10/24(日) 12:26


梨華ちゃんがくれた愛...

今でも大事に、うちの胸の中に存在してる...





THE END...

624YUNA:2004/10/24(日) 12:37
完結です。
っていうか、もう本当にごめんなさぃ!!!
やっと、実家から送られてきました。
本当に、遅くなってごめんなさぃ。

>レオナさん
かなり遅くなってしまいましたが、一応完結です。
駄文を読んでいただいて、ありがとうございました。

>おおよどさん
初めまして。
オイラの小説を好きと言ってくれるんですか!?(号泣
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。

>604の無し(0´〜`0)さん
待っていただいて、ありがとうございます。
やっとやっと完結しました。
これからもちょこちょこきますので、よろしくお願いします。

>管理人様
やっと完結いたしました。
長い間の放置、ごめんなさぃ。
次は、いしよしと他のカプの小説をと考えています。
新しいスレをたてさせていただきたいのですが...
お返事のほう待っております。


みなさん、最後までありがとうございました!!!

625大淀:2004/10/24(日) 22:10
完結おめでとうございます。
ホント、よかったっす。
YUNAさんの小説、ほんま甘くって、大好きです。
梨華ちゃんかぁいいし・・・!
よっすぃーがメロメロなのも、頷ける。うんうん。
次回のいしよしも期待しております。

626レオナ:2004/10/25(月) 21:02
完結お疲れ様でした。
最後までよんでほんとよかったです。
テスト期間中なんでかなりの、癒しになりました。
次回作も、がんばってください。

627YUNA:2004/10/28(木) 14:18



最近、アイツの様子が明らかにおかしい...
アタシ、完璧に無視られてます...??

真琴と仲良くするのはいいょ...??
ののとか、あいぼんとかと仲良くするのも全然いいょ...??

だけどさぁ...
どぉして、アタシは放置なのよぉ〜!?

628YUNA:2004/10/28(木) 14:21



『アナタの体温...』
=========

629YUNA:2004/10/28(木) 14:21
今日も、娘。の楽屋はうるさぁ〜い!!!
アタシのイライラは頂点に達していた。

真里ちゃんには...
“石川、もしかして今生理??”なんて聞かれて...
おまけに、“もしかして欲求不満!?”なんてまで言われて...

全然、そんなんじゃないもん...
ただただ、アイツが...
アタシの事見てくれないから...

アタシ、嫌われちゃったのかなぁ...

・・・・
・・・・
・・・・

630YUNA:2004/10/28(木) 14:21

「ちょぉ〜っと、待ったぁ!!!」

と、親友に缶チュウハイを取り上げられた。

「梨華ちゃ〜ん、飲み過ぎぃ。」
「いいのぉ、ほっといてよぉ〜」
「お酒ばっか飲んでると、ブクブク太っちゃうぞぉ??」
「いいもん、見ててもらいたい人は見てくれないし...」
「何、イジけてるのょ??
昔の、ネガティブ梨華ちゃんになってる。」
「...ぶぅ。」

柴ちゃんだけは知ってる...
アタシとアイツの本当の関係...
メンバーは、友達以上だって事は知ってる...
でもまさかキスしたり、エッチな事までしてる仲だとは思ってないだろう...
真里ちゃんは、気付いてはいるみたいだけど...
何も言ってこない...
言われたところで、別れる気なんてないって...
真里ちゃんは分かってるのかもしれない...
それとなく、注意はよくされるけど...

631YUNA:2004/10/28(木) 14:21

「ねぇ、梨華ちゃん??」
「なによぉ。」
「よしこんトコ、行って来なよ。」

柴ちゃんはアタシの隣に座って言った...

「行ったって、うざそうな顔されるだけだもん。」
「よしこって、そういう奴じゃん。」
「...そぉだけどぉ...........」
「会って話さなきゃ、なぁんも始まらないょ??」

柴ちゃんはいつも...
どぉでもいい、アタシの悩みとか...
自分の事みたいに一緒に悩んでくれて...
愚痴だって、嫌な顔しないで聞いてくれて...
アタシなんか、全然気が利かない友達...
もしかしたら、アイツにもそぉなのかもしれなぃ...
話ばっかいつも聞いてもらって...
アタシ、アイツの愚痴とか弱音とか聞いてあげた事ないや...
もぉ、何年もずっと一緒のいるのに...
今になって気付くなんて...
アタシ、アイツの恋人失格じゃん...

632YUNA:2004/10/28(木) 14:22

・・・・
・・・・
・・・・

あれから、強制的に部屋を追い出され...
しょうがなく、ホントにしょうがなくだょ!?
なんの連絡もせずに、アイツの家へ向かった...
家に居ないかもしれないのに...
けど、居るってなんとなくだけど思ったんだ...

お父さんとお母さん、まだ起きてるょね...
っていうか、アタシお酒臭いかも...
持ってたガムを、2粒口に放り込む...

『ピンポーン...』

633YUNA:2004/10/28(木) 14:22

慣れないなぁ...
待ってるこの時間、いつも胸が痛ぃ...

「あいよぉ〜」

と、ドアを開けたのは...

「りっ、梨華っっっ!?」

眼を丸くした、ジャージ姿のアイツ...
ダッサイ格好なのに...
頭ボサボサで、かっこ悪いのに...
なんでだろ、胸がどんどん苦しくなって涙まで溢れて...

「....ゃっぱ、帰る。」

634YUNA:2004/10/28(木) 14:22

アイツに背を向けて、駅に向かって走った...
こんなはずじゃなかった...
ガツンって、言ってやるはずだった...
なのに、なのに...

「何、泣いてんだょ。」

手首を掴まれて、気付いたらアイツの腕の中に居て...

「....ひと、みぃ..........」
「ん〜??」
「...好きぃ。」
「うちだって好きだょ??」
「.....ねぇ??」
「ん〜??」
「...今すぐ、愛して。」
「こっ、ココでかっ!?」
「.....どこでも、ぃぃ。」
「ラブホにでも行くか??w」
「....ぅん。」
「じょっ、冗談だょ、撮られたらどぉすんだょ。」

635YUNA:2004/10/28(木) 14:22

自分から言ったくせに、顔赤くしてるし...

「......どこでもぃぃ、ひとみに早く触って欲しい。」

こんな風に、エッチをおねだりするのは...
いっつもアタシで...
アイツから、しかけてくるなんて事もなくって...
だけど、今日のひとみは少し...
ん〜ん、かなり強引だった...

636YUNA:2004/10/28(木) 14:22

部屋に入った途端、思いっきりベッドに押し倒されて...

「....ャダッ、すけべ。」
「好きなくせに、そういう事言うのか??」
「...馬、鹿。」
「めちゃくちゃにされたいくせに。」
「......ぅん、ιて。」
「しらねぇぞ??」
「...ひとみの好きなようにして。」

637YUNA:2004/10/28(木) 14:23

全部、あげるから...
お願ぃ、離さないで...


******

638YUNA:2004/10/28(木) 14:23


「......馬鹿だなぁ。」

Hの間、ずっと泣いてたアタシを...
ギュッと抱きしめて、ひとみは言った...

「別にシカトしてた訳じゃねぇってばょ。
お前が最近、あゆみんと居る事が多いんじゃんか。
うち的にはさ、お前に友達も大事にしてもらいたいんだ。
たまにこうして、お前とまったりできたらうちはいいから。」
「...ャダもん!!!」
「ん??」
「.....アタシは、毎日ひとみと一緒に居たいもん。」
「毎日仕事で会ってんじゃんか。」
「...会えなく、なるじゃなぃ..........」

639YUNA:2004/10/28(木) 14:23


「......馬鹿だなぁ。」

Hの間、ずっと泣いてたアタシを...
ギュッと抱きしめて、ひとみは言った...

「別にシカトしてた訳じゃねぇってばょ。
お前が最近、あゆみんと居る事が多いんじゃんか。
うち的にはさ、お前に友達も大事にしてもらいたいんだ。
たまにこうして、お前とまったりできたらうちはいいから。」
「...ャダもん!!!」
「ん??」
「.....アタシは、毎日ひとみと一緒に居たいもん。」
「毎日仕事で会ってんじゃんか。」
「...会えなく、なるじゃなぃ..........」

640YUNA:2004/10/28(木) 14:23

もうすぐ...
後半年で、毎日会えなくなるじゃなぃ...

「それは、しょんないじゃんょ。
お前はお前の道行くんだから。」
「...そぉだけどぉ........」
「梨華が卒業しても...
この関係が変わらない自信、うちにはあるょ。」
「.....ひとみ。」

641YUNA:2004/10/28(木) 14:24
「今更、他の誰かなんて要らないんだょ。
この先何があっても、お前が居てくれたらそれでぃぃ。
周りに認められなくてもいいんだ。
お前がずっと変わらず愛してくれるなら、絶対ぇ幸せにするし。」
「....ぅん。」
「梨華と幸せになりたぃんだ。」
「...ぅん!!!」

642YUNA:2004/10/28(木) 14:24

幸せなんて...
一緒に居れば当たり前に感じてて...
すっかり忘れてた気がする...

643YUNA:2004/10/28(木) 14:24

アタシは...
アナタがこうして側に居てくれるだけで幸せ...
アナタの体温をこうして感じてられるだけで幸せ...

644YUNA:2004/10/28(木) 14:24

そう、再確認した...

あんな事言われちゃったら...
アタシ死んでも、ひとみの事愛し続けちゃうょ...??

645YUNA:2004/10/28(木) 14:24
アナタだけじゃなぃ...

だって...

アタシもね...

ひとみと幸せになりたぃょ...??

646YUNA:2004/10/28(木) 14:25






〜END〜

647YUNA:2004/10/28(木) 14:34
短編です。
いやぁ、ホントいしよしはいいっすねぇ♪(爆
書いてて楽しぃ♪

>大淀さん
ありがとうございますぅ〜!!!(号泣
HP覗かせていただきましたょ♪
ハマっちゃってます。(爆

>レオナさん
遅れてごめんなさぁ〜い!!!
そして、待っていただいてありがとうございました!!!
これからも、ちょこちょこ書いていきたいと思ってるんで
これからもよろしくお願いします!!!
テスト期間中ですかっ!?頑張ってくださぃねぇ〜!!!!!

えっとですねぇ、吉柴・あやみきなどなど...
他のカプものせたいと思ってるんですが、いいですか??
リクとかもあったら、受付てまぁす♪
相変わらず、ヘボいですが。(爆

648名無し(0´〜`0):2004/10/28(木) 21:18
みきよしがいいな・・・

649名無し(0´〜`0):2004/10/28(木) 21:58
↑直球だなオイw

いやぁ〜いしよしいいっす。
おねだり梨華ちゃんムハーw

650YUNA:2004/11/02(火) 12:07


よっちゃんさんは...
美貴のカッコ可愛い親友であり...
美貴がマネージャーをしてるフットサル部のエースであり...

そしてそして、美貴の憧れの人で...

あの日、美貴めがけて飛んで来たボールで怪我をした時...
誰よりも早く駆け寄ってくれて...
あんな真剣な顔で...
あんな風に優しく抱きかかえたりするから、美貴...
よっちゃんさんの事一人占めしたくなっちゃったじゃん...

よっちゃんさんはズルぃ...
美貴の気持ち知ってて、束縛して優しくするから...

651YUNA:2004/11/02(火) 12:07


『restriction〜束縛〜』
===========

652YUNA:2004/11/02(火) 12:07
「ごめんごめん、待った??」

部活が終わって...
熱心なよっちゃんさんはいつも残って練習...

美貴、なんで待ってんだろ...??
なんて寒い中、たまにふと思っちゃうんだけど...
本当は分かってる...
美貴がよっちゃんさんと帰りたいから...

653YUNA:2004/11/02(火) 12:07
よっちゃんさんは、それを分かってる...
だから約束なんかしなくても、美貴が待ってる事知ってる...
黙って帰ったら、よっちゃんさん怒るかなぁ...??

「寒かっただろ??」

そう言って、美貴の手をそっと握って...
隣りでニッコリ微笑った...
この笑顔が、美貴を束縛する...

654YUNA:2004/11/02(火) 12:08
「....ねぇ、ょっちゃんさん??」
「ん〜??」
「...美貴達、親友だょね??」
「だろ??w」
「親友なら、親友の話ちゃんと聞いてくれるょね??」
「なんか、どっかで聞いた事あるようなセリフだな。w」
「...もぉ、真剣に聞いてょ!!!」
「はぃはぃ、でどした??」
「.......ょっちゃんさんは、美貴の事どう思ってる??」
「どうって??」
「....ょっちゃんさはズルぃょ、分かってて聞くから。」

655YUNA:2004/11/02(火) 12:08
繋いでた手を少し乱暴に解いて、立ち止まって...
見上げれば、街灯に照らされたよっちゃんさんの困り顔...
キュッと結ばれた唇に、美貴は背伸びをしてキスをした...

「...こんなに、好きなのに。」

人前で泣くなんて、ありえないのに...
美貴今なんで、こんな奴の為に泣いてるんだろ...??
こんな奴の為なのに、なんで止まらないんだろ...??

656YUNA:2004/11/02(火) 12:08
「美貴...」

そっと美貴のほっぺたを包む大きな手...

「....それは、こっちのセリフだょ。」

そっと、よっちゃんさんの腕の中に引き寄せられて...

657YUNA:2004/11/02(火) 12:08
「...うちの気持ち、知っててそういう事すんだもんさ。」

よっちゃんさんの腕の中はスゴク温かくて...
ドキドキが止まらなくて...

「.....好きだょ。」

658YUNA:2004/11/02(火) 12:09
普段素直じゃない美貴も...

素直に嬉しくて、素直に好きだと感じてる...

659YUNA:2004/11/02(火) 12:09
美貴は基本的に...

束縛するのもされるのも、大嫌い...

だけど、よっちゃんさんになら...

美貴は逆に嬉しいょ...??

660YUNA:2004/11/02(火) 12:09
いつまでも、その笑顔に束縛されてたぃょ...

ねぇ、よっちゃんさん...

661YUNA:2004/11/02(火) 12:09





〜THE END〜

662YUNA:2004/11/02(火) 12:13
648の名無し(0´〜`0)さんのリクの、みきよしでした。
う〜ん、うまく書けたんだろうか...
自分は“よっちゃんさん”って響きが、大好きです♪w

>648の名無し(0´〜`0)さん
リクありがとうございました。
なんか、微妙でごめんなさぃ。(苦笑
修行しまぁ〜す!!!


>649の名無し(0´〜`0)さん
レスありがとうございます。
いしよしは、やっぱいいですよねぇ♪
2人が一緒に居ると、癒されます。w

663648:2004/11/02(火) 12:42
直球なリクにお答え頂いてありがとうございました!

いいですね〜マネージャーとエースっていう設定(>_<)
かなり萌えました(*´Д`)ポワワ
自分も“よっちゃんさん”って響き大好きです
初め美貴様の“よっちゃんさん”発言にはビックリ
しましたが、今ではすっかり定着しましたね。

ありがとうございましたww

664YUNA:2004/11/03(水) 15:38



『変わらないモノ...』
==========



久しぶりのオフ...
平日の昼下がりはやけに静かで...
人気のない公園を選んで...
色あせたベンチに座って、肩寄せ合って...

665YUNA:2004/11/03(水) 15:38

うちの隣りには、笑顔の君が居て...
それとなく繋がれた手から、温かい鼓動が伝わってきて...

残り後、半年...

残りの半年、どう過ごそうか...??
こうして、まったり過ごすのもいいょね...
少し遠出して、君と思い出作りに行くのも悪くなぃ...

666YUNA:2004/11/03(水) 15:38

100%、今うちの隣りに君の笑顔があるから...
どんなに離れても、きっと平気だょ...
次会った時の笑顔は、きっと今の100倍になるから...

辛い時は、いつでもおいで...
君が涙流す場所は、いつもココにあるから...

667YUNA:2004/11/03(水) 15:39

「梨華ちゃん??」
「ん〜??」
「呼んだだけ。」
「何ょ、それぇ〜w」

うちの肩をそっと押す、華奢な小さな手...
そっと掴んで、引き寄せて...

「....好き、だ。」
「ふふっ、アタシも好き。」

668YUNA:2004/11/03(水) 15:39

たまにどころか、全然口にしない言葉...
あえて、君も何も言わない...

“慣れちゃったら、ヤダもん...”
付き合いだした当初、俯いた君は言ったっけ...

669YUNA:2004/11/03(水) 15:39

4年経った今でも、ドキドキするのは...
なんでだろね...??
今でも、君のしぐさ1つ1つに胸を締め付けられて...
その度、苦しいくらい好きなんだって感じる...

670YUNA:2004/11/03(水) 15:39

君が卒業したら...
また新しいスタートラインに立とう...
うちらは、まだまだこれからだから...

これからも、手を繋いで...
ゆっくり前に進んで行こ...??

671YUNA:2004/11/03(水) 15:39


いつまでも...

いつまでも変わらず...

梨華ちゃんの笑顔が、うちの隣りにありますように...

672YUNA:2004/11/03(水) 15:40






〜END〜

673YUNA:2004/11/03(水) 15:45
短編です。
めちゃくちゃ、短いです。w
ふと思いついて、書いちゃいました...
うまく、よしこの心情を書けてるかどうか微妙ですが...
きっとこうなんじゃないかと...
よしこも、来年20歳なんですねぇ...

>648さん
レスありがとうございます!
あんな感じで良かったですかね??
よしこに気を許してる、ふじもっつぁんが好きなんです。
また、リクあったら教えてくださいねぇ♪

674レオナ:2004/11/03(水) 19:51
更新お疲れ様です。
試験疲れかなり、癒されました。
休みはさんで、連続の試験だったもんで。
やっぱ、『いしよし』はよいですよ。『みきよし』もすきですけどね〜。
これからも、期待してます。


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