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お初です♪♪
179
:
YUNA
:2003/03/25(火) 15:21
〜Hitomi’s Story〜
気付いたら、今日の授業の終了のベルが鳴っていて...
うちはそれまで、ずっと保健室に居た。
なんかいつの間にか、仲良くなってた。
呼び方も、“梨華ちゃん”と“よっすぃ〜”になって...
んで、いろ②彼女の事を知る事が出来た。
付き合ってる人が居るとか。
その人がどんな人とか。
スゴク寂しい思いをしてるとか...
だけど、うちと居るとスゴク楽しいと言ってくれた。
初めて話すけど、楽だと言ってくれた。
少しでも気が紛れてくれるなら、それはそれで嬉しかった。
理由なんて分かんない。
うちも同じ事を思っていたし、ただ素直ににそう思った。
こんな気持ち初めてだ。
なん②なんだろう、この気持ち...
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
自慢じゃないけど、うちは今まで彼女に困った事は無い。
別れてもすぐできたし、相手はうちにゾッコンだから
ヤりたい時にヤらせてくれるし、結構それで満足してた。
少しでも、普段のぶつけ様のない気持ちが紛れればよかったから。
本気で誰かを好きになるのが、うちは怖い。
失った時の事を思うと、認める事ができない。
大切な人を失うのは、たった1度だけで充分だし...
だから、付き合っても長くて2・3ヶ月程度。
そして、結局パターンはいつも一緒。
言い寄られて、付き合って...
ヤる事やって、性格的にも合わなかったら捨てて...
少しでも続けられそうなら、付き合って...
今付き合ってる高橋は、本当に愛しい存在だったりする。
めちゃ②可愛いいし、尽くしてくれるし...
うちの事を、本当に好きで居てくれる。
今時、珍しいくらい純粋で...
だけど、きっとうちのスベテを受け止めてはくれない。
うちは誰かに弱音を吐いた事がない...
ココまで来たら、今更ダサい事なんか言えない...
だけど、梨華ちゃんは違った。
何でも話せるような気がした。
きっと、彼女が自分の事をいろ②話してくれたから。
もっと彼女の事を知りたい。
少しでも、彼女の支えになりたい。
あの笑顔を、自分だけのモノにしたい。
うちは、本気でそう思った。
だけど...
これが恋心だという事に...
今のうちはまだ気付いていない...
continues。。。
180
:
YUNA
:2003/03/25(火) 15:26
更新遅れて、すんませんっしたっっっ!!!
>28さん。
>>保健教師の石と生徒の吉・・萌えそうな設定ですw
できる限り、頑張りたいと思います。
>>YUNAさんのいしよしは甘いのも痛いのもイイですね。
マぁジっすかぁ〜〜!?
ありがとぉございますっ、めっちゃ嬉しいっす!!!
>173&174の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとぉございますっっっ!!!
ご期待に添えられるよう、頑張りたいと思いますっっっ!!!
181
:
28
:2003/03/25(火) 23:09
更新、お疲れ様です。
今回のいしよしは、お互いに付き合ってる相手がいるんですね。
よしたかはあまり見かけないCPなので新鮮ですw
これからふたりの距離がどう近づいて行くのか楽しみです。
次回更新、まったりとお待ちしてますよ。
182
:
YUNA
:2003/03/30(日) 16:06
『my life。/ur life。/our life。』
=============================
−Ⅱ−
〜Rika’s Story〜
校門を抜ける直前、笑顔で手を振ってくれるよっすぃ〜。
窓を通して、アタシも手を振り返す。
外はすっかりオレンジ色。
「なんや石川、顔ニヤけとるぞ??(笑)」
中澤先生が、保健室に入って来た。
「なんか、ええ事でもあったんか??」
「いえ。ただ、今日吉澤さんとちょっとお話をしたんですよ。」
「あいつ、またココでサボってたんかい。
まぁ、頭ええから子やから何の問題もないんやろぉけどなぁ。」
「そうなんですか??」
「何言ってん? 学園トップやぞ??」
「学園トップ、ですか!?」
「絶対、うちら先コウより頭ええであの子。
どんな問題も、見てパっとパズルみたいに解けるんやと。」
「....そうなんですかぁ。」
183
:
YUNA
:2003/03/30(日) 16:06
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
《頭も良くて、運動神経も抜群で...》
《明るくて、優しくて、軽いトコもあるみたいやけど、性格も良くて...》
《おまけにあの容姿やもん、モテない訳がないねん...》
新学期の光景を思い出しながら、真っ暗な空を見上げた。
あれから半年が経って、よっすぃ〜とは先生・生徒っていうより...
本当に友達っていう感覚で一緒に居て...
毎日、よっすぃ〜と話をするのが楽しみだったりする。
学校から数十分歩けば、いつもの様に広がる真っ白な壁。
ココは吉澤家。いつ見てもスゴイ。
すると後ろの方から足音が聞こえて来て、体が強張るの感じた。
だけど、それはほんの一瞬で...
「梨華ちゃん、何してんのこんなトコで??」
振り向くと、ソコには思っていた通りの人が立っていた。
「よっすぃ〜こそ。」
「うちは、コンビニの帰り。(笑)」
と言って、よっすぃ〜は袋を軽く持ち上げた。
「よっすぃ〜もコンビニとか行くんだぁ??」
「どういう意味、それ??(笑)」
「ごめん②。(笑)」
よっすぃ〜の笑顔につられて、自然と笑顔になってしまう。
自分でも分かる。
今の自分の笑顔は、けしてツクり笑いなんかじゃない事。
「梨華ちゃん何処住んでんの? この辺??」
「うん。ソコのマンションなんだ。」
「へぇ、そうなんだ? 送るよ。」
「え〜、悪いよぉ。」
「ってか、実は今家に帰りたくないんだ。(笑)」
笑いながら、小声でよっすぃ〜はアタシに言った。
ふと、この前の中澤先生が言った言葉が頭を過ぎった...
“いつも笑顔やけどなぁ...
あの子、多分いろ②悩み抱えてるで...??
お嬢様っていうのも、楽じゃないやろぉしなぁ....”
184
:
YUNA
:2003/03/30(日) 16:07
〜Hitomi’s Story〜
さっき、家に帰って来た親父に早々言われた。
“お前、大学はどうするんだ??”
ココ最近、毎日の様に言われる。
もう、うんざりだ。
うちは目的もないのに、大学になんて行きたくない。
この家の事だって、姉さんに任せて置けばいいんだ。
いつもの様に言い合いの喧嘩になって...
最終的に、殴られたお返しに親父を殴り飛ばして家を飛び出した。
うちは、あの家を出たくて②しょうがなかった。
うちを庇ってくれる母さんは、もうこの世には居ない。
全部②、あの親父の所為だ。
母さんが死んでしまったあの日から...
うちは、内緒で掛け持ちのバイトを始めた。
バイトを始めてから、親父の金には一切手を付けていない。
《人並み以上にIQがあるからって、なんだってんだ??》
《分かった振りしやがって...》
《いい親父っ面しやがって...》
《あのクソ親父、結局何も分かっちゃいねぇ!!》
コンビニに寄って、イラ②しながら家路に着くと前を歩く人影が揺れている。
それが梨華ちゃんだと、うちはすぐに気付いた。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「ってか、実は今家に帰りたくないんだ。(笑)」
梨華ちゃんに小声で伝える。
あんま意味ないかも??
「....どうか..したの??
...アタシで良かったら話、聞くよ??」
真剣な顔して、梨華ちゃんは言ってくれた。
そして、梨華ちゃんの部屋の前。
平気だって言ってるうちを差し置いて...
ある意味、梨華ちゃんに無理矢理連れて来られた。
「あがって。」
「....お邪魔..しまぁす。」
すごくキレイに片付いている部屋だった。
ソファーに座って、梨華ちゃんが来るのを待つ。
私服に着替えた彼女は、紅茶をいれてくれた。
「よっすぃ〜〜??」
「ん?」
「無理にとは言わないよ。
だけどさ、辛い事とかあるなら言って欲しいな。」
その控え目な言い方は...
今のうちにとって1番優しい言葉に聞こえた。
「.....不安っていうかさ..もう嫌なんだ...
...今の自分も...あの家も.....全部②.......」
あの日以来、何年も溜めていた涙。
今ココで、一気に溢れ出してしまいそうだった。
ホントは、ずっと誰かに聞いてもらいたかった。
185
:
YUNA
:2003/03/30(日) 16:08
〜Rika’s Story〜
よっすぃ〜は全部話してくれた。
過去の事、恋の事、両親の事、家での事も全部②。
聞いているアタシが、辛くなってしまったくらいだ。
今、彼女が抱えているモノは...
17歳が抱え込むような悩みじゃない。
彼女の軽い性格にも裏があって...
次から次へと彼女をツクるのは...
不安な気持ち、寂しい気持ちを紛らわす為だと言う。
1人になるのが、怖い・嫌だと言っていた。
あの眩しい笑顔の裏に...
よっすぃ〜はいろ②な痛み・悲しみを隠していた。
アタシが何も言わずに、彼女を抱きしめると...
彼女は、押し殺していた声を放った。
《どうして、今まで気付いてあげられなかったんだろう...??》
自己嫌悪に陥る。
その日、よっすぃ〜を部屋に泊めた。
タイミングがいいのかどうかは分からない...
だけどこの日、最近疎遠になってた保田さんは家に帰って来なかった。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
あれから、よっすぃ〜はアタシの部屋によく来るようになった。
保田さんとは、どん②距離が出来て行った。
っていうより、ここ何日か保田さんは家に帰って来ていない。
それはそれで、アタシは別に構わなかった。
お互いの事は、もう必要としていないのかもしれない。
もうそろ②、潮時だって気付いてた。
「.....昨日は..ごめん。」
必ず朝目を覚ますと、よっすぃ〜はすぐに頭を下げる。
もうこれ日常茶飯の1つになってしまってるかも。
目は真っ赤で腫れてしまっている。
「何、言ってるの??
少しは、スッキリしたんじゃない??」
「....ありがと..梨華ちゃん。」
ギュっと後ろから抱きしめられる。
彼女の肩が震え始めているのが分かった。
「....うちずっと..誰にも言えなかったんだ...
.....親友の真希にも..言えなかった.........
...うち梨華ちゃんが居なかったら..どうなってたか分からない.......」
こんなにも弱くて、実は甘えん坊で...
気付いたら、よっすぃ〜はアタシにとって...
スゴク、愛しい存在になっていた。
186
:
YUNA
:2003/03/30(日) 16:11
更新完了ぉ〜♪♪♪
>28さん。
いつも②、レスありがとぉございますっっっ!!!
少し展開が早いかな?とは思ったんですが...
あまり長く書けないんです...(苦笑)
駄文ですが、最後までお付き合いください。
187
:
名無しひょうたん島
:2003/04/07(月) 21:36
展開速くても、充分ついていけますよ。
188
:
YUNA
:2003/04/09(水) 13:02
〜Hitomi’s Story〜
精神的に、うちは確実にヤバかった。
日が経つに連れて、積み重なっていくモノ...
最近特に、今の生活に耐え切れないと感じ始めた...
だからまず、彼女をツクるのをヤメた...
そして、寂しさを紛らわすのもヤメた...
うちが今、こうして存在するのも...
毎日、笑顔で居られるのも...
梨華ちゃんが、傍に居てくれるから...
そう、気付いたから...
唯一、心からホッとできる居場所を見つけた...
梨華ちゃんの腕の中は、きっと...
大好きだった母さんの腕の中以上に安心できる...
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「....吉澤..先輩??」
「...高橋.....」
放課後、高橋を呼び出した。
彼女と逢うのは、いつぶりだろう...??
「....あの..っ.......」
「...ごめん高橋..もう逢うのヤメよう。」
「......どうしてっ..ですか!?」
「最近ちょっと、精神的に辛いんだ....
....もぉ高橋の傍に..居れない.......」
「....待ってちゃ..駄目ですか??」
「...ごめん..当分の間は1人がいいんだ。
....それに..うちみたいな奴待つなよ。
...高橋は可愛いんだから、もっといい奴見つかるって。」
そっと彼女を引き寄せて、唇に最後のキス。
彼女の涙が痛い。
「.....じゃ〜ね??」
握り締められた手をゆっくり離していく。
《.....高橋..ホントごめん。》
初めて、愛しいと思った存在。
そして初めて、うちは付き合った相手に罪悪感を感じた。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「ひとみちゃん、今日晴れてよかったね??」
「そだね。」
無事、高3に進学して...
少しでも、家、父親、そして受験からのプレッシャーから逃れる為に...
梨華ちゃんと公園に来ていた。
この間、梨華ちゃんから...
保田さんっていう人と別れたって事を聞いた。
あの部屋も、その人との思い出があるから...
引っ越したいとも言っていた。
この頃から、うちはやっと...
自分の気持ちに気付き始めていた。
そして、ある事を彼女に伝える事を決意していた。
「ねぇ、梨華ちゃん...??」
「なぁ〜に??」
ボートの上。
青い空を見上げる優しい表情がうちの方を向く。
「....いつ、引っ越すの??」
「あ〜うん、いつか。(笑)」
と言って、笑いながら振り向いた。
「...あの..さ.....」
「どうしたの、改まっちゃって??」
「....うち、家を出ようと思ってるんだ。」
「.....えっ!?」
「....一緒に..来て欲しい。」
189
:
YUNA
:2003/04/09(水) 13:03
「.....なぁ..石川??」
「....なんですか??」
「...あの吉澤って子と、どんな関係な訳??」
今から2週間前。
そんな保田さんのその一言から、事が始まった。
「....アイツとアタシ、どっちが大事なのよ!?」
「...よっすぃ〜の事、アイツなんて呼ばないで下さい!」
「何庇ってんのよ!?
知らないの、アイツの噂??
アイツは、アンタの事弄んでるだけなのよ!?」
「....何も知らないくせに、そういう事言わないで!」
「...知る訳ないでしょ!?
アンタだって、アイツの何を知ってるっていうの!?」
「.....分かるんです!!
...母親を失って、頼れる人も居なくて......
...あの子の気持ちが..痛いくらい分かるんです........」
そう言い終えると...
保田さんがハっとした顔をした事を今でも思い出せる。
そう、アタシには両親が居ない。
高1の夏、1人置き去りにされた。
「...保田さん..別れませんか......??」
「....石..川??」
「...アタシ..もう駄目です。」
「...何、言ってんの??」
「.....この間、見ちゃいました。
背の高い女の人と、腕を組んでホテルに入って行きましたよね??」
「....えっ!?」
「もう、いいんです。
そろ②、潮時だって気付いてました。
楽しかったです。 今までありがとうございました。」
アタシは立ち上がって、その日は1日中自分の部屋にこもった。
そして次の日、その事をよっすぃ〜に打ち明けると...
彼女は、何も言わずに抱きしめてくれた。
どうしてか分からないけど、涙が止まらなかった。
よっすぃ〜の腕の中は、スゴク②温かかった事を今でも覚えてる。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「“一緒に来て欲しい。”..かぁ.....」
保健室の窓から、空を見上げる。
あの日みたいに、キレイな空が何処までも続いている。
「どしたん石川、元気ないやん??」
中澤先生に声をかけられる。
「...そんな事..ないですよ??」
「...あんなぁ.....」
呆れた顔で中澤先生が言う。
「....ちょっと考え事をしてて...」
「...吉澤の事か??」
「.....はい...って違いますよぉ〜!!」
顔が真っ赤になっていくのが分かった。
中澤先生の顔がニヤけている。
「まぁ〜ええやないのぉ。
吉澤の事、大切にしたってや。
あの子、最近ホントに澄んだ目しとる。
石川とおる時の吉澤の笑顔、うち今まで見た事ないくらい輝いてるで??」
190
:
YUNA
:2003/04/09(水) 13:03
〜Hitomi’s Story〜
あれから、受験の事で忙しくなって...
梨華ちゃんと逢う時間が急激に減ってしまっていた。
毎日、家に来る家庭教師。
うちにそんな奴は必要無いし、はっきり言って意味無い。
そして、今日もアイツが来る。
はっきり言って、うざい。
“勉強以外の事教えてあげる♪♪”
なんて今時言わねぇし、流行らねぇ〜っつぅ〜〜の!!
放課後。
梨華ちゃんの仕事が終わるのを待って、2人で家路に着く。
その話を、久しぶりに逢った梨華ちゃんに話した。
すると、彼女は声を出して笑い始めた。
「あっはっはっはっ、何それぇ〜〜〜!!(笑)」
「変っしょ??ホント、まじキモイんだってぇ。(笑)」
久しぶりに笑ったかも。
「.....梨華..ちゃん??」
「...ん?」
「....こないだの..事なんだけどさ.......」
道の真ん中...
うちは立ち止まって、振り向いた梨華ちゃんを見つめた...
「....う..ん.......」
「...言う事ちゃんと、うち言ってなかった。」
「.....えっ??」
胸が痛い。
きっとこれが最初で最後。
「.....好き..なんだ、梨華ちゃんが。」
「...よっ..すぃ......」
「....本気..だから。」
そっと、うちの頬を撫でた細い指。
自分が泣いてしまっている事に気付く。
そして、梨華ちゃんも....
「.....いいの..アタシで??」
「...梨華ちゃんが..いい.......」
ギュッと細い腰を抱き寄せる。
「.......部屋..探さないとね??」
と言って、少し体を離して梨華ちゃんは優しく微笑んだ。
ゆっくり重なっていく唇。
夕日は静かに沈んでいった。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「.....今日..家庭教師来るんじゃなかったの?」
「....いいよ..あんなの必要ない。」
梨華ちゃんの部屋。もちろん2人きり。
「...梨華ちゃんが..居るから。」
腕の中に居る彼女のこめかみにキスをする。
すると、くすぐったそうに片目をつぶった。
あれから、まめに梨華ちゃんと逢うようになった。
本当に愛しくて②しょうがない...
毎日が、スゴク幸せで...
だけど、そんな幸せもつかの間だった...
『...ガチャっ.....』
ゆっくりと開いた玄関のドア。
幸せな時間はその音で、一瞬の内に掻き消された。
そこには立っていたのは、梨華ちゃんの元カノ。
梨華ちゃんの戸惑った顔。
その人の手にはナイフ。
「.....石川、アタシと一緒に死んで。」
突進してくるナイフ。
確実に梨華ちゃんを狙っている。
彼女に触れる直前、うちは体をひねって...
梨華ちゃんを庇うように、ナイフに背中を向けた。
一瞬の出来事だった...
怯えた顔をしたその人が、部屋を逃げるように出て行った。
怖いくらい、心臓の音が感じ取れる。
鈍い痛みを感じる部分に触れると、手は真っ赤に染まった。
そして、だん②と意識が遠退いて行くのが分かった。
そんな中、うちの名前を呼ぶ梨華ちゃんの声が聞こえた。
だけどうちは、梨華ちゃんに答える事ができなかった...
continues。。。
191
:
YUNA
:2003/04/09(水) 13:11
少ないですが、更新しました。
あ”っ!?
189は、〜Rika’s Story〜です。
いれたつもりだったんだけどなぁ...
消えちゃってました...(汗)
>187の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとぉ〜ございますっっっ!!!
>>展開速くても、充分ついていけますよ。
大丈夫っすかねぇ...??
最後まで、頑張りたいと思います。
192
:
マー
:2003/04/10(木) 03:46
更新楽しみに読んでます。
せっかく甘〜い感じになってたのに・・
お願い、二人を幸せにしてあげて
下さいね!これでもか!って
いうぐらいに・・。
193
:
28
:2003/04/16(水) 21:48
しばらく来ない合間に更新されてる〜!
お疲れ様です。
んぉ〜、何と言うところで止めるのですかっ!
やっとお互いに向き合えたのにこんなことに・・(泣)
ドキドキしつつ、次回をお待ちしておりまする。
194
:
YUNA
:2003/04/18(金) 14:07
『my life。/ur life。/our life。』
================
−Ⅲ−
〜Rika’s Story〜
とある病院の1室。
閉じられたままの大きな瞳を見つめる。
あの事があってから、もう丸3日が経つ。
刺された場所が、急所から微妙に外れていたらしく...
運良く、よっすぃ〜は一命を取り止めた。
後遺症も残らないとの事だった。
外を見れば...
季節は、夏から秋へと移り変わろうとしていた。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
『すみませんが、もうひとみにはもう逢わないで下さい。』
5日目の朝方。
よっすぃ〜のお姉さんが病室にやって来た。
「....えっ??」
「分かっているでしょう。
この子がこうなったのも、アナタの所為なんですよ??」
そう言われてしまうと、何も言えなくなってしまう。
アタシは頭を深く下げて、病室を出た。
そして数日後、後藤さんから聞いた。
よっすぃ〜が目を覚ました事。
だけど、アソコに戻る事はもうなかった。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「梨ぃ〜華ちゃ〜〜ん♪♪」
退院したと聞いた数日後。
棚の中を整理していると...
よっすぃ〜の声と共に、保健室のドアが開いた。
「なんで、お見舞い来てくんなかったのさぁ。」
ギュッとよっすぃ〜の腕が後ろから、アタシの腰に巻き付く。
「......えっ...
...あ..うんと....忙しかったの......」
「....そっかぁ。
...残念、いっぱい甘えようと思ったのにぃ。(笑)」
「......そ..だね...」
どうしても、笑顔がツクり笑いになってしまう。
「.....どしたの??」
心配そうに、アタシの顔を覗き込んできたよっすぃ〜。
アタシこれ以上優しくされたら、割り切れなくなる。
「....あのさ..姉さんが言った事気にしてんの??」
「...えっ..なんの事??」
最近、嘘を吐くのがスゴク下手になってきてる。
「....気にしなくていいから。
うちが勝手に、梨華ちゃんの事守りたくて守ったんだからさ。
置いてくなんて事しないでよ、もう1人にしないで。」
よっすぃ〜の顔が、首に埋められると...
かすかにだけど、肩が震え始めているのが分かった。
《馬鹿だなぁ..アタシ...》
《どうして..気付かないかなぁ...》
《よっすぃ〜がアタシの事を必要としてくれてる以上に...》
《アタシはよっすぃ〜の事必要としてるのに...》
195
:
YUNA
:2003/04/18(金) 14:08
〜Hitomi’s Story〜
入院をしてる間、梨華ちゃんは1度も逢いに来てくれなかった。
きっと彼女の事だから...
うちが刺されたのは“自分の所為”とか思ってるんだろう。
けど、理由は絶対それだけじゃない。
梨華ちゃんの事を姉さんに聞けば、余所余所しい。
絶対、何か知ってる。
そう思ったうちは、姉さんを問い詰めたらあっさり口を開いた。
親父にそう彼女に言えと言われたって。
許せなかった。
会いにも来ないくせに、あのクソ親父。
いい親っ面しやがって。
退院早々、うちは親父に話をした。
家を出るつもりで居る事。
大学に行くつもりもない事。
もちろん、向こうも黙っちゃいなかった。
言いたい事を言って来た。
誰のおかげでココまでやってこれたとか。
恩着せがましい事を言って来た。
都合が悪くなるといつもそうだった。
だけど、もう限界だった。
『うちと姉さんは違うんだ!!
アンタの思い通りになんかならない!!
これ以上、大事なモノを奪わないでくれ!!
もうこれ以上、うちの人生をめちゃくちゃにしないでくれ!!』
言ってやった。
溜まりに溜まってた感情。
この一言で、あの親父が黙った。
その日は、何も言わずに親父の部屋を後にした。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「...ごめんね...ごめんね.......」
梨華ちゃんは、さっきから何度も②うちに謝ってくる。
「....どして..謝るのさ??」
「...だって..アタシよっすぃ〜にヒドイ事した.......」
「...してないって。」
「...だって、寂しい時に傍に居てあげなかった........」
「.....今..傍に居るからいい。」
梨華ちゃんの肩を掴んで、うちの方を向かせる。。
「....今こうして、梨華ちゃんの温もり感じて居られるからいい。」
どちらからともなく、ゆっくりと唇を近付けていく。
そして、タイミング悪く鳴る授業再開のベル。
だけど、うちはココを動く気なんて最初からない。
俯いてる梨華ちゃんの頬に触れて、そっとキスをする。
「......授業は??」
「....ん〜、サボる。」
そう彼女に告げ...
うちはゆっくり、梨華ちゃんの体をベッドに押し倒した。
196
:
YUNA
:2003/04/18(金) 14:09
〜Rika’s Story〜
「....駄目っ...よっ..すぃ........」
「......駄目??」
「....だって....学校ぉ......」
「...気にするよね..ごめん。」
よっすぃ〜は体を起こして、アタシに手を差し出した。
何も言わずにその手をとる。
「.....ねぇ..笑わない??」
「ん〜〜??」
「....ねぇ、笑わないって約束して??」
「ん〜、どうしよう。」
「...ちょっとぉ.......」
「ごめん嘘だよ。何?」
「...初めて..なの.......」
「ん??」
「...アタシ..シた事ないの......」
「.....マジっ!?」
「....う..ん.......」
よっすぃ〜驚き過ぎ。
答えるに答えられなくなっちゃうじゃん。
「んじゃ〜、大切にしなきゃね。
だけどいつか、梨華ちゃんの大事なモノはうちがモラうから。」
と言って、アタシのこめかみにキスをした。
「....うん。」
ギュッとよっすぃ〜に抱き付く。
「....絶対..大切にするから。」
よっすぃ〜のその言葉に頷いて、もう1度唇を重ねた。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「ねぇ、ココは??」
待ちに待ったひとみちゃんと過ごす、何ヶ月ぶりかの週末。
今日は、2人でお部屋探し。
いつから、“ひとみちゃん”って呼ぶようになったかって??
それは内緒〜〜〜♪♪
「ん〜、高くない??
うち、毎月こんな出せないよぉ。」
「何言ってるのぉ。
ひとみちゃんに全部払ってもらうつもりないよぉ。」
「えぇ〜、なんでぇ??」
「一緒に払おうよ。
ひとみちゃん、大学行くにもお金必要でしょ??」
「あ〜、まだ言ってなかったっけ??」
「ん??」
「うち、大学行かない事にしたから。」
「えぇっ!? 聞いてないよぉ!?」
「だって、言ってないもん。」
「もぉ、大学は行かなきゃ駄目でしょ??」
「ん〜、やりたい事ないしぃ。
それに、自分より大事なモノ見っけちゃったから。」
話をはぐらかす様に...
後ろから抱きしめられて頬にキスをされる。
そういう事言われちゃうと、何も言えなくなっちゃう。
「....後悔しても、しらないからね??」
「梨華ちゃんが一生傍に居てくれるなら、後悔しないもん。」
ひとみちゃんは、いつも平気で恥ずかしい事を言う。
これじゃ〜、どっちが年上か分かんないよぉ。
でも、スゴク②嬉しいよ。
言葉にはできないけど...
アナタが、アタシの事を想ってくれる気持ちより...
きっと、アタシがアナタを想う気持ちの方が強いから。
197
:
YUNA
:2003/04/18(金) 14:13
更新しましたっ♪
>マーさん。
レス、ありがとぉございますっっっ!!!
>更新楽しみに読んでます。
んぁ!?
マジっすかぁ、ありがとぉございますっっっ!!!!!
ん〜、うちも2人には幸せになって欲しいですっっっ♪♪♪
>28さん。
レス、ありがとぉございますっっっ!!!
ちと、キレのいいトコで止めてみました。(笑
今回の話は、いかがでしょ...??
ぶっちゃけ、あまり自信が...(汗
198
:
28
:2003/04/18(金) 22:31
更新、お疲れ様でした。
吉が無事でまずホっといたしました。良かった良かった。
しかし、梨華ちゃんの
(#´▽`)>初めてなの・・
には何だか萌えてしまいましたw
強くて優しいよっすぃ〜が素敵です。
いよいよ二人の新婚(?)生活がスタートですか。
甘く甘くなりそうな予感・・
次回も期待しております。
199
:
マー
:2003/04/19(土) 00:42
わあ・・更新されてるぅ嬉しい・・
次回も楽しみにしてます!!
小説の中だけでも、堂々と・仲良く・
させてあげて下さいねっ。
200
:
YUNA
:2003/04/25(金) 14:28
〜Hitomi’s Story〜
親父から、数年に渡って貰ったお金は...
大き目のバックの中に入れて机の上に置いて来た。
そして1週間前、うちはあの家を黙って出た。
必要な物だけを持って。
行き先は、もちろん梨華ちゃんの部屋。
高校はまだ通ってる。
ヤメる気で居たんだけど...
大学には行かないと言い張ったうちに...
せめて高校だけは卒業してと、梨華ちゃんに頼まれた。
そこまで言われちゃうと、行くしかなくて。
だけど、梨華ちゃんの白衣見れるから行ってるっていうのも一理ある。
季節が変わって行く...
もうすぐ春がやってくる...
卒業まで、後残り1ヶ月...
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
住む場所も決まって、引っ越す日にちも決まって...
毎日、2人で少しずつ荷物をまとめている。
「なんか、あっという間だったなぁ。」
「ん〜??」
「いろ②あったなぁって。」
なぁんか、遠く見つめてしみじみしてる梨華ちゃん。
「んじゃ、引っ越すのヤメる??」
なんかムカついて、ついキツイ口調で言ってしまう。
単なる、ヤキモチなんだけど...
「.....それって、ヤキモチ??」
「...ちっ..ちげぇ〜よ!」
まさかの図星。
1人顔を真っ赤にして、ふて腐れる。
「やぁだぁ〜、可愛い〜〜〜 vV」
ギュッと、梨華ちゃんに後ろから抱きしめられる。
《...ちょ..っ....梨華ちゃんの..胸が!?》
「.....スゴク..嬉しいよ??」
うちを見上げる、何とも言えない表情。
《メチャ②..押し倒したくなるんすけど...》
「....ごめん!」
梨華ちゃんの方を向いて、キスをしながら押し倒した。
201
:
YUNA
:2003/04/25(金) 14:28
〜Hitomi’s Story〜
親父から、数年に渡って貰ったお金は...
大き目のバックの中に入れて机の上に置いて来た。
そして1週間前、うちはあの家を黙って出た。
必要な物だけを持って。
行き先は、もちろん梨華ちゃんの部屋。
高校はまだ通ってる。
ヤメる気で居たんだけど...
大学には行かないと言い張ったうちに...
せめて高校だけは卒業してと、梨華ちゃんに頼まれた。
そこまで言われちゃうと、行くしかなくて。
だけど、梨華ちゃんの白衣見れるから行ってるっていうのも一理ある。
季節が変わって行く...
もうすぐ春がやってくる...
卒業まで、後残り1ヶ月...
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
住む場所も決まって、引っ越す日にちも決まって...
毎日、2人で少しずつ荷物をまとめている。
「なんか、あっという間だったなぁ。」
「ん〜??」
「いろ②あったなぁって。」
なぁんか、遠く見つめてしみじみしてる梨華ちゃん。
「んじゃ、引っ越すのヤメる??」
なんかムカついて、ついキツイ口調で言ってしまう。
単なる、ヤキモチなんだけど...
「.....それって、ヤキモチ??」
「...ちっ..ちげぇ〜よ!」
まさかの図星。
1人顔を真っ赤にして、ふて腐れる。
「やぁだぁ〜、可愛い〜〜〜 vV」
ギュッと、梨華ちゃんに後ろから抱きしめられる。
《...ちょ..っ....梨華ちゃんの..胸が!?》
「.....スゴク..嬉しいよ??」
うちを見上げる、何とも言えない表情。
《メチャ②..押し倒したくなるんすけど...》
「....ごめん!」
梨華ちゃんの方を向いて、キスをしながら押し倒した。
202
:
YUNA
:2003/04/25(金) 14:28
〜Rika’s Story〜
「...ひとみ..ちゃん......!?」
キスをされて、押し倒されて...
ひとみちゃんは、アタシの上に覆い被さった。
「......我慢..できないんだ...」
ひとみちゃんの舌が絡んでくる。
カッターシャツのボタンが外されていく。
脇腹を撫でる指。
自然と息も上がっていってしまう。
「.....っ..とみちゃん??」
彼女の名前を呼ぶと、眉を八の字にしてアタシを見た。
「...アタシの事..愛してる??」
「.....愛してるよ。」
「...ずっと..一緒??」
「.....一緒だよ。」
少し間をおいて伝える。
「...なら..いいよ...シよ..ぉっ.....??」
少し体を起こして、ひとみちゃんにキスをする。
そして、自分から舌を絡めて見る。
「.....梨華..ちゃん.........」
真っ白になっていく意識の中、ゆっくり体が押し倒されていく。
ブラが、優しく押し上げられた。
「...メチャ②..キレイだよ......??」
ひとみちゃんの唇が首筋に埋められる。
生暖かい感触。
体中にキスをされて、アタシは声をあげる事しかできない。
「.....感じちゃってる??」
胸の突起が、ひとみちゃんの口の中に含まれる。
「...んっ!!」
素直に反応してしまう体。
気付いたら、ジーンズが脱がされていた。
ソコはもう、恥ずかしいくらい濡れてしまっている。
「....もう..グショ②だね??」
つ〜っと、割れ目を指でなぞられる。
「...はぁ...ヤん..っ.....!」
「........梨..華......」
舌を絡め合うキス。
そして、ひとみちゃんの唇が下に下りていく
スゴク恥ずかしい格好をさせられて...
下着越しに、その部分に触れられる。
《....もぉ...おかしくなりそう..っ.......!》
203
:
YUNA
:2003/04/25(金) 14:29
〜Hitomi’s Story〜
「...あっ...あっ...あっ...ん.....!
....ねぇ...もぉ..っタシ....駄目ぇ......!!」
梨華ちゃんの体が落ち着いてから...
そっと指を引き抜いた。
薄く血で染まった指。
舌でゆっくりと舐め取る。
「...ちょっ..ヤぁ...ひとみちゃん......!!」
顔を赤らめて、うちから目線を逸らす梨華ちゃん。
そっとおでこにキスをして...
もう1度、梨華ちゃんの脚を広げる。
「......ひとみ..ちゃん!?」
「ん〜ほら、傷の手当てしないと。」
血が滲み出ている部分に...
舌を這わせたり、中に入れてみたりする。
「...はぁ...ぁ..ん....ヤぁ.......」
「....もっかい..イっとく??」
意地悪い笑み。
「......馬鹿ぁ..っ....」
204
:
YUNA
:2003/04/25(金) 14:29
〜Rika’s Story〜
気付いたら、アタシはひとみちゃんの腕の中で寝ていた。
いつの間にかかかっているブランケット。
《っていうか、リビングでシちゃったんだ...》
《しかも、ダンボールに囲まれて...(苦笑)》
なんか、自然と笑みが零れてしまう。
アタシの胸の中は、不思議なくらい安心してて...
ひとみちゃんの腕の中だから、きっと余計そう感じちゃう。
ひとみちゃんはいつも、幸せをいっぱいくれる。
アタシも、ひとみちゃんにとってそんな存在で在りたい。
「.....梨華??」
目を擦りながら、ひとみちゃんが目を覚ました。
「...今..何時??」
と言ったひとみちゃんに、ギュっと抱きしめられる。
身動きとれないんだけど...
「...えっと..ねぇ......」
なんとかして、コーヒーテーブルの上の腕時計を取る。
「...もぉ、7時だよぉ!?」
「................マジぃっ!?」
《ひとみちゃん..反応遅いよ.....》
「....アタシ、ご飯の支度するね??」
「ん〜、いいよぉ。
コンビニかどっか、後で行って来るよぉ。」
「えぇ〜、でもぉ。」
「.....身体..ダルイっしょ??」
ニヤ②しながら、ひとみちゃんが言う。
「...もぉ........」
ブランケットを頭から被る。
だけどそう言われてみると...
腰が重くて、アソコが痛い...!?
「...シャワー浴びよう??」
ブランケットから、目だけを出すと...
ひとみちゃんは笑いながら立ち上がって、手を差し伸べた。
1度頷いて、大きな手を握る。
ふと、体が宙に浮かんだ。
「...ひっ、ひとみちゃん!?」
「歩けないっしょ??」
ニカっと笑ってひとみちゃんは言った。
反抗出来ないのが悔しい。
腰が重くて、動けないのが事実。
アタシはひとみちゃんに、お姫様抱っこをされて...
そのまま、バスルームに向かった。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「.....ただいまぁ。」
夕方、いつもの時間より今日はちょっと遅い。
目の前のドアに鍵を差し込んで、中に入った。
するとダンボールに囲まれて、ひとみちゃんが横になっているのが見えた。
《可愛い〜〜〜》
静かに寝息をたてる表情は、誰がどう見ても可愛い。
スゴク得した気分に浸る。
「ん〜、梨華ぁ.....」
ひとみちゃんの腕が絡み付いてくる。
「おけぇりぃ〜〜〜」
顔をアタシの腕の中に埋めたまま、ひとみちゃんは呟いた。
「ただいま。
って、ひとみちゃんこんな所で寝たら...
風邪ひくでしょ?? それに明後日、卒業式なんだからね??」
「ん〜、うん。
愛してるよぉ、梨華ちゃ〜〜〜ん♪♪」
会話、噛み合ってないし...
「ってかさか、寂しいっす。
もぉ学校で逢えなくなるしさぁ、留年でもすっかなぁ...」
「もぉ、しっかりしてよぉ。
働くんでしょ?? 仕事先も決まったんだから、ちゃんとしなきゃ。」
「ほぉ〜〜い。」
2人で笑い合える時間。
アタシはスゴク幸せだよ??
アナタは??
continue。。。
205
:
YUNA
:2003/04/25(金) 14:38
更新終了いたしました♪
って、うげっ!?
ダブちゃった、ごめんなさいです...
>28さん。
レス、ありがとぉございます。
梨華ちゃんには、いつも純で居て欲しい願望が...(笑
でも、エロいみたいな。(ぇ
>マーさん。
レス、ありがとぉございます。
そんな楽しみにだなんて...
駄文で、ごめんなさい...(苦笑
でも、頑張りますっっっ!!!
次が最後のCHAPTERになります。
よかったら最後まで、お付き合いください。
206
:
マー
:2003/04/26(土) 01:41
更新、お疲れ様ですぅ〜。
甘・甘でいいですね♪"初めて・"に
読みながらドキドキしたりなんかして・・。
でも二人の会話とか、実際のよっすぃと
りかちゃんぽくて好きです!!
楽しみにしてますね。
207
:
28
:2003/04/27(日) 21:55
更新、お疲れ様です。
はぁ・・ついに、ついに結ばれたのですねぇ(遠い目)
石川さんは天然フェロモンの持ち主ですからw
ピュアでありつつエロイのがまたイイですw
次回で最後ですか・・
寂しいような楽しみのような心境ですが、楽しみにしてます。
208
:
YUNA
:2003/05/07(水) 13:26
『my life。/ur life。/our life。』
================
−Ⅳ−
〜Hitomi’s Story〜
卒業式は無事に終了して...
後輩から貰った花束を...
両手一杯に抱えて、真希と校門を出てた。
すると、目の前には...
去年卒業して行った、市井さんと矢口さんが手を繋いで立っていた。
「いいっすねぇ、ラブ②で。(笑)」
矢口さんに向かって、笑いながら話し掛ける。
「よっすぃ〜だって、梨華ちゃんと上手く行ってんでしょ??」
「分かります??」
「お前、その左の指輪見りゃ〜一目瞭然だろ??」
変わらない市井さんの笑顔を見て、なんかホっとしてる自分が居る。
「後藤はどうなんだ??」
「ん〜後藤はぁ、適当っすかねぇ。」
「お前は、ホント相変わらずだなぁ。(笑)」
それから、一旦部屋に戻って花を置いて...
久しぶりに、4人で出かけた。
なんか、かなり懐かしいなぁなんて思っちゃったり...
途中で、梨華ちゃんから仕事が終わったいうメールが届いた。
市井さんが、“呼んだら??”と言ってくれて...
後で、彼女も合流する事になった。
真希はというと...
ついさっき、携帯を通してカテキョの安部さんと話しをしていた。
名前は、よく真希から聞くんだけど...
実際に、うちは逢った事がない。
かなり可愛いって事は...
安部さんと仲の良い、市井さんと矢口さんから聞いてる。
真希は、いつも安部さんの事を話してくる。
きっとっていうか、絶対本命だ。
どれくらい付き合ってると思ってんだってぇ。
気付かないと思うほうがおかしいって。
「なぁ〜ぁ〜、真希??」
待ち合わせの場所に着いて...
市井さんと、矢口さんに聞こえないように話し掛ける。
「ん〜〜〜〜??」
「安部さん、本命っしょ??」
「へっ!? ちっ..違うって!!!
なっ...なっちとは、何もないってぇ〜〜〜!!!」
「なぁ〜に、キョドってんだよっ??
それに、何したとかうち聞いてないしぃ〜〜〜」
「...う”っ........」
《分かりやすい奴ぅ〜〜〜(笑)》
「ん〜でもいいじゃん。
お互いさ、いい人見つかってさ??」
「.....そだ..な...」
「おっ、認めたなぁ〜〜!!(笑)」
「...げっ!お前、かなりムカツク!!」
「あはははははははは!!!!」
「どした、お前等??」
「いやぁ〜、真希がさっき話してた安部さん。」
「なっちがどした??」
「....なぁんか、本命らしいっすよ??」
「何っ!! マジかよっ!!
ごとぉ〜〜、良かったじゃねぇかなぁ〜〜〜!!」
バシ②と真希の腕を叩く市井さん。
そして、顔を真っ赤にしている真希。
そして...
「....うるせぇ〜〜〜〜!!」
と真希がそう叫んだ時...
「....ごっちん??」
「.........なっ..ち!?」
《この人が、なっちさん??》
《うっわぁ、メッチャ可愛い!?》
なぁんか、ホッとしてしまう笑顔。
白くて、まさに天使の様な人。
まさに、ごっちんが好きになりそうなタイプ。
《ってか..マジ可愛い....》
なんて思いながら、1人彼女を見つめていると...
「顔、ニヤ②してる...」
ふと、背後から聞こえた声...
一瞬で、血の気がひいていくのが分かった...
「.....りっ...梨華ちゃん...」
声が、思いっ切り裏返った。
「もぉ、最低....」
「...ごめん!! ホントごめんなさい!!」
「...もぉ、知らない!!」
みんなの後を追うように...
どん②先を歩いて行ってしまう梨華ちゃん。
うちは急いで、彼女の背中を追いかけた。
209
:
YUNA
:2003/05/07(水) 13:26
〜Rika’s Story〜
実はあんまり怒ってなかったり...??(笑)
ただ、ひとみちゃんの焦る顔が見たかっただけだったり...??(更笑)
アタシ性格悪い!?
「梨ぃ〜華ぁ〜〜ちゃ〜〜〜ん!!」
後ろから抱き付いてくるひとみちゃん。
軽く振り払ってみる。
「なんだよぉ。」
《ふくれされてるぅ〜》
《可愛い〜〜〜♪♪》
「あぁいう事、もう2度とないようにしてね??」
「...はぁい。」
「っていうかね??
アタシ、最初っから全然怒ってないしぃ。」
「....ほぇ!?」
「ちょっと、意地悪してみたかっただけぇ。」
「うっわぁ何っ、かなりムカツクんだけどぉ」
「いいじゃない。」
ひとみちゃんの腕をとって抱き付く。
ちょっと胸を押し付けてみたり...??
「....ねぇ..人居ないトコ行かない??」
「もぉ、何考えてんのよぉ!?」
頭を軽く叩く。
「いいじゃんかよぉ。」
「部屋、戻ったらね??」
「ん〜じゃ〜、今夜も頑張っちゃおぉかなぁ!!」
「馬鹿っ...」
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
あの後、ごちゃ②してるアタシ達の部屋へ来て飲み会(?)をした。
安部さんに、べったりなごっちん。
そんな安部さんも、満更ではなさそう。
矢口さんは、市井さんをバシ②叩いて笑っている。
そして、ひとみちゃんはというと...
「...梨..華.......」
すごくクールな声が、耳元で囁かれた。
そして、唇に優しくキスをされる。
なんか、ひとみちゃんいつもと違う!?
いつになく、クールになってる...
お酒飲むと、こうなるんだぁ...
《だけどぉ...》
《クールなひとみちゃんもいいなぁ、カッコよくてぇ〜》
ちょっとだけ、ひとみちゃんに抱きついてみる。
すると、何も言わずに抱き寄せてくれる。
「....愛してるよ、梨華。」
「...アタシも..ひとみちゃん.......」
もう1度重なる唇。
そして...
「...ベッド、行こっか??」
みんなが寝静りかえった頃...
ひとみちゃんは、アタシの耳元で囁いた。
「......うん...」
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「あんっ...っとみ..ちゃっ.....!!」
「...ほらっ、聞こえちゃうよ??」
「だっ..ぇ...あ..ぁ....っ......」
もうすでに、意識が飛びそうだった。
頭の中は真っ白で...
何も考えられなくなってる...
《おかしくなりそぉ..だよぉ....》
「....気持ちぃ??」
「あんっ...!気持ち..ぃ...よぉ.....
...壊れちゃ..っ...おかしくなりそ..ぉ.......」
「.....いいよ..イっても??」
その言葉が合図。
アタシはそのまま、ひとみちゃんの腕の中に沈んでいった。
210
:
YUNA
:2003/05/07(水) 13:27
〜Hitomi’s Story〜
そして、引越し当日。
市井さん、矢口さん、ごっちん、なっちさん...
そして、中澤先生・平家先生まで手伝いに来てくれた。
思ったよりも、かなりのペースで引越しは終わって...
日が暮れる前には、大体片付いていた。
「.....どうぞぉ。」
と言って、みんなにお茶を淹れた梨華。
「「「いただきまぁす。」」」
声が重なる。
そして、部屋中に笑い声が響き渡った。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
日が暮れ...
中澤先生・平家先生は...
“これから飲みに行くぞぉ〜〜〜!!!”
と、張り切っていた。
そして、日にちが変わり...
市井さんと矢口さん...
そして、ごっちんとなっちさんは...
仲良さそうに手を繋いで帰って行った。
あれから、ごっちんはなっちさんと上手くいったみたい。
そして、今日から2人で新しいスタート。
この先、どんな事が待ち構えているか分からない...
だけど、ずっと一緒。
これだけは、約束できるから。
「梨華ちゃ〜ん??」
「なぁに??」
「よろしくね、今日から。」
「うん。」
うちらは微笑み合って、今日最初のキスを交わした。
少し前まで、違う人生【みち】を歩いて来たけど...
これからは、新しい人生【みち】...
この先はずっと②2人、同じ人生【みち】...
the end。。。
211
:
YUNA
:2003/05/07(水) 13:33
完結です。
UP遅れてごめんなさいれす...
>マーさん。
レス、いつもありがとぉございます♪♪♪
2人の会話...
実は、結構無意識で書いているんですが...(ぇぇ
実際の会話っぽいっすかっっっ!?
嬉しいっす♪♪♪
> 28さん。
レス、いつもありがとぉございます♪♪♪
梨華ちゃんはぁ、自覚無しですから困ったものです。(笑
吉も大変っすねぇ〜。
最後まで読んでくださった方、ありがとぉございます♪♪♪
ちょっといまいちだったかも...!?
次があったら、次に頑張りたいと思います。
212
:
マー
:2003/05/08(木) 01:39
完結・おめでとうございますぅ♪
ず〜っと楽しみに読ませてもらってました。
ハッピーエンド♪で嬉しい〜。でも、終わっ
て、ちょっと淋しい・・また、待ってますね!
いつか、新作読めますよ・ね・ね?!
213
:
名無し( `.∀´)
:2003/05/11(日) 11:29
完結お疲れ様でした。
ずっと読ませてもらっていました。
次回作も期待しちゃいます。
214
:
YUNA
:2003/05/29(木) 13:37
おひさしぶりです♪
ちょっと古いですか、藤本の歓迎会の
「もしも生まれ変わるなら、誰??」の時の
なっちの、吉を男として見てる発言をネタにしました。
かなり駄文ですが、お暇なら読んでください。
えっとぉ〜、まずレスのお返事を...
>マーさん。
レス、そして最後まで読んでくださってありがとぉございます。
新作はぁ、もうちょっと待ってください。
今、ストックを作ってます。
そっちの方も、読んでいただけたら嬉しいです♪♪♪
>名無し( `.∀´) さん。
レス、そして最後まで読んでくださってありがとぉございます。
次回作、ご期待に添えられるかどうかは分かりませんが...
頑張りたいと思います♪♪♪
215
:
YUNA
:2003/05/29(木) 13:38
『the way u r...』
===============
「...うちってさ、女に見えないかな??」
番組の収録が終わって...
控え室に戻って...
今は2人きり...
着替え終えたひとみちゃんは...
ソファーに座りながらボソっと呟いた...
「どぉしたの??」
「....うちって、女に見えない??」
あぁ、さっきの事か...
さっきの安部さんの...
ひとみちゃんの事を男としてしか見てない発言の事...
まだ気にしてるのかなぁ...??
そんなに気にする事ないのになぁ...
「気にしてるの??」
向かい合う様に...
ひとみちゃんの膝の上に座る...
「...だって..梨華ちゃんはさぁ........
.....男、苦手でしょ??
....だからやっぱ、うちもっと女っぽい方がいいのかなぁ〜なんて??」
落ちないように、腰にまわしてくれた腕...
「なぁ〜に言ってるの??
ひとみちゃんはぁ、ひとみちゃんでしょ??」
「....でも..さぁ..........」
久しぶりにネガティブ入ってる...
ちょっといつもと逆...
「どんなひとみちゃんでも、大好きだよ??
アタシはぁ、吉澤ひとみっていう1人の人を好きになったの。
ひとみちゃんが、女の子だから好きになったっていうのもあるよ??
だけどぉ、どんなひとみちゃんでも....
やっぱり、ひとみちゃんはひとみちゃんじゃない。」
そっと髪を撫でて、おでこにキスを落とす...
「....ホント??」
「ホント。」
「...うちが、性転換とかしても??」
「したいの??」
「....違う、例えだよ。」
「でも、嫌いになると思う??」
「...........思わない。」
「でしょ??」
ひとみちゃんは知ってる...
アタシに、スゴク愛されてる事...
だけど、アタシも知ってる...
ひとみちゃんに、スゴク②愛されてる事...
「無理なんてしないで??
ひとみちゃんの好きな様にすればいいんだよ??
どんなひとみちゃんでも、アタシはずっと②大好きだから。」
「.....うん。」
大きな瞳から涙が零れ落ちた時...
アタシも気付いたら涙が溢れてた事に気付いた...
言葉にして...
初めて気付かされる事もある...
そして、何度も②自覚する...
ねぇ、ひとみちゃん...??
アタシひとみちゃんと、ずっと②一緒がいいなぁ...
同じモノを見てぇ、“キレイだね??”って言いたいの...
同じ時間過ごして、笑い合えたらきっともっと素敵だよね...??
“愛してる”なんて言う歳じゃないのかもしれない...
まして...
一生一緒の相手を決める歳でもない...
だけど...
アタシもぉ決めちゃったよ...??
っていうか、もぉ決まってたの...
初めてアナタに出逢ったあの日から...
20年後も...
アタシの隣りで寄り添ってくれる笑顔は...
ひとみちゃんだって...
the end...
216
:
名無し( `.∀´)
:2003/05/31(土) 21:09
age
217
:
YUNA
:2003/06/18(水) 14:22
どぉもみなさん、お久です。
今回も短編ですが、よかったら読んでやってください。
長編の方は、もう少し時間がかかりそぉなので...(汗
誰かが読んでくれてる事を願って...
レスとかくれちゃったら、嬉しいです♪♪♪(何っ
218
:
YUNA
:2003/06/18(水) 14:23
「....ごめんなさい、他に好きな人ができたの。」
18になったばっかの春...
3年間付き合った彼女に、振られた...
彼女は、3つ年上の女性〜ひと〜...
ガキのうちなんかを、相手してくれた方が笑っちゃうよ...
それでも、大好きだった...
誰よりも、愛してた...
だから...
「...そっか。」
うちは出来るだけ笑顔で、そう言って...
その場を後にした...
大人のフリをした...
だけど、その後涙がずっと②止まらなかった...
“もっと②、大人になりたい...”
あの時ほど、そぉ願った事はなかった...
『大人になりたい...』
==========
「ひぃとみちゃんっっっ♪♪♪」
と言って、幼馴染の彼女―石川梨華―は部屋に入ってきた...
締め切ったブラインド...
空気の入れ替えなんて、1週間以上してない...
もぉ部屋に篭って、1週間と3日...
ろくにご飯も食べないで、ただ②部屋でボーっと過ごす毎日...
学校は、行く気がおきなくって行ってない...
母さんは分かってるのか、何も言って来ない...
「暗いぞぉ〜!!!!!」
彼女はうちの隣りに腰をおろして、顔を覗き込んだ...
うちは焦って顔を俯いて隠した...
見られたくなかった...
うちきっと、すんげぇ顔してる...
「...ねぇ、ひとみちゃん。」
「ん??」
「.....アタシには、涙見せてくれないの??」
「別に、そぉいう訳じゃないよ。」
「...アタシばっか、ひとみちゃんの事頼りにしてて........
.....ひとみちゃん、ちっともアタシを頼りにしてくれないじゃない。
....ぅぇっく...ひぃ..っく......馬鹿ぁ〜〜〜!!!!!」
頭をバシ②叩かれる...
彼女は泣いていた...
全部②、彼女にはお見通しみたいだ...
うちは顔を上げて、彼女の隣りに座り直すと...
そっと彼女に体重を預けた...
「.....慰めてよ。」
「...ぅん。」
ギュッとうちを抱きしめてくれる細い腕...
自然とまた涙が零れた...
「....ぅっく...ふぅっ....っっぅ..っくぅ..........」
「辛かったよね。」
梨華ちゃんの唇が...
うちの唇と重なった...
「アヤカさんの代わりになんてなれないのは、分かってる。
だけど、アタシがずっとひとみちゃんの傍に居たげるから。
だから、もぉ大丈夫だよ??」
うちはその言葉に頷いた...
もっと、大人になれたら...
アヤカは、もう1度振り向いてくれるかな...??
もっと、大人だったら...
こんなにも、梨華ちゃんを心配させないで済むのかな...??
うちが...
もっと②、大人だったら...
もっと②、カッケぇ人間だったら...
219
:
YUNA
:2003/06/18(水) 14:23
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
「...ひとみ、久しぶり。」
うちの目の前には、元カノのアヤカ...
どして...??
・・・・
・・・・
・・・・
アヤカと別れてから、9ヶ月...
彼女の存在は、うちの中から完全に消えた...
なんて言ったら嘘になるけど...
彼女の居ない空気に、完全に慣れてきていた...
そして、今でも...
うちの隣りで笑ってくれてるのは梨華ちゃん...
いつも傍に居てくれて...
ヘコんでると、さり気なく声をかけてくれて...
気付いたら...
うちの中で、今まで以上に...
今までとはまた違う感じに、すんげぇ大きな存在になっていた...
「ねぇ、どこ行くのよぉ〜??」
休日...
彼女の手を引っ張って街に出た...
「もぉすぐ誕生日じゃんか、なんか買ってあげるよ。」
「えぇ、いいよぉ。」
「なぁに、遠慮してんの?
うちこの日の為に、バイト代貯めてたんだ。」
毎日②頑張ってバイトしたんだ...
梨華ちゃんの笑顔の為に...
どしちゃったんだろぉなぁ、うち...
いつもなら、金ねぇ〜!!!って1人騒いでたのにね...
・・・・
・・・・
・・・・
彼女の誕生日プレゼントをブラさせながら、家路に着いた...
途中から、自然と繋がれた手...
その手を通して、バレなきゃいいけど...
こんなにも、心臓がバク②いってるから...
だけど、家の前には人影...
遠くからでも気付いてしまうなんて、そんな自分...
まさか...
今更、こんなトコに来る訳ないんだ...
だけどそれは確信に変わって、うちは固まった...
「...ひとみ、久しぶり。」
彼女はニコっと微笑んで、うちに言った...
隣りに居た梨華ちゃんは...
繋いでいる手を離そうとしていた...
だけど、うちは構わず彼女の手をそっと握りしめ直した...
「梨華ちゃんも久しぶり、相変わらず仲良いのね??」
繋ぎ合ってる手を見て、アヤカは微笑った。
「何か用??」
「今、時間ある??」
「...なんで??」
「....話があるのよ。」
「うちは、今更話す事はないよ。」
梨華ちゃんの手を引っ張って、家の鍵をポケットの中から取り出す...
「...お願いっ、ひとみ。」
震えた彼女のその言葉に、うちは振り向いてしまった...
なんで...??
どして、泣いてるのさ...??
「.....ぉ願..ぃ...........」
うちはその場に立ち尽くした...
すると、梨華ちゃんは...
繋いでいた手を解いて、そっとうちの背中をアヤカの方に押した...
「行ってあげて??
....アタシ、部屋で待ってるから。」
少し寂しそうな笑みを浮かべて...
彼女は自分の家へ帰ってしまった...
220
:
YUNA
:2003/06/18(水) 14:23
「....あがる??」
「.....ぃぃ..の??」
「...しょうがないじゃん。」
うちは家の鍵を開けて中に入った...
「.....先、行っててよ。」
彼女にそう告げて、うちはリビングに向かった...
そして、携帯を取り出して速攻メールを送った...
≪ごめんね...
アヤカが帰ったら、すぐに部屋行くから...
それまで待ってて...〜ひとみ〜≫
メールの返事はすぐに来た...
≪ん〜ん、平気だよ。
うん、待ってるね??〜梨華vvV〜≫
うちは携帯をポケットにしまうと...
アヤカが待ってる部屋に足を進めた...
『ガチャ...』
部屋に入ると、彼女は壁の写真を見つめていた...
「...座ればいいのに。」
「ん〜、けど写真見てたから。」
アヤカはニコっと微笑んで、ソファーに腰をおろした。
「話って何??」
「.....ごめん..ね。」
「ん??」
「....ごめんなさい。」
彼女はうちに頭を下げて、涙を流していた...
急に謝られたって、意味が分からないよ...
「......どぉして..嘘なんか吐いたんだろ??」
「...えっ??」
「...好きな人ができたなんて、嘘だったの。
....怖かった。
...いつかひとみが、アタシから離れてっちゃうんじゃないかって。
.......ごめんね、試したの。
.....引き止めてくれるって、思ってたの。」
と言って、アヤカはうちに抱き付いてきた...
「.....ひとみじゃなきゃ、駄目なの。
.....今まで以上に、ひとみの事好きになってる。」
うちは何も言えずに居た...
余りにも、急で...
余りにも、今更すぎたから...
「...アヤカ..うちさ............」
「....ぉ願い、まだ好きだって言って。」
「.......アヤ..カ....」
正直戸惑ってる自分が居た...
だけど、もぉ決めてるんだ...
うちはもぉ、アヤカじゃ満たされない...
「......ごめん。
....大切にしたいって思ってる子が、居るんだ。」
そっと彼女の肩を掴んで、押し戻した。
「...もし..またアヤカと付き合ったとしても.......
....うちは前にみたいに、アヤカの事愛してあげられない。
.....アヤカ以上に、愛してみたい人が居るんだ。」
「....ひと..み...........」
「...もぉ、戻れないんだよ。」
そっと彼女の涙を拭って、最後に口付けた...
「だから、友達じゃ駄目??」
ココから先を選ぶのは彼女...
「.......大人に..なったね??」
「...えっ??」
「.....変わったね。」
「...そんな..事..........」
「....ごめんね、ありがとぉ。」
そう言って、アヤカは部屋を出て行った...
うちは彼女を引き止める事もできずに...
ただ、その場に立ち尽くしていた...
221
:
YUNA
:2003/06/18(水) 14:24
「......ひとみ..ちゃん??」
名前を呼ばれて、ふと我に返る...
どして、梨華ちゃんがココに...??
「えっ??」
「...アヤカさんが.......
...ひとみちゃん家から出て行ったの.......
....部屋の窓から、見えたの。
......なのに..ひとみちゃん来てくれないから.............」
うちは無意識の内に彼女を抱きしめていた...
「ひとみちゃん...!?」
「....心配..だった??」
「.........心配だったよ、スゴク。」
「...ホントに??」
「...ホントに。
.....スゴク②、不安だったよ??」
と言って、梨華ちゃんはうちの腕の中で泣き出した...
「....梨華ちゃん..好きだよ。」
「...ふぇっ??」
「........好きだ。」
彼女をギュッと抱きしめて、そっとベッドに押し倒した...
そんなうちの行動に、戸惑ってる彼女...
うちは彼女の上に覆い被さって、そっと首筋に顔を埋めた...
ゆっくりと息を吸い込む...
甘い...
優しい...
梨華ちゃん匂いがする...
「......ひとみ..ちゃん??」
「....ん??」
「.....ねぇ、ってば。」
彼女に肩を掴まれて、軽く押し戻される...
「...何??」
「.........アタシも、ひとみちゃんの事好きだよ??」
彼女はニコっと微笑った...
細めた瞳からは、また涙が零れ落ちる...
「......ずっと②..ひとみちゃんの事見てたよ。
....だけど、このままずっと幼馴染でもいいって思ってた。
.....でも...駄目...ったよぉ........
....一緒に..居れっ...居るほど....好きっ..なってる..........」
梨華ちゃんは大粒の涙を流しながら...
うちにギュッと抱き付いた...
「.....好き。」
真っ赤な目をうちに向けて、梨華ちゃんは言った...
「...うちも、好きだよ。
.......これからもずっと②、傍に居てよ。」
幼馴染の一線を越えてからの、初めてのキスは...
しょっぱいはずなのに...
なんか、大人の味がした...
222
:
YUNA
:2003/06/18(水) 14:24
大人になりたかった、9ヶ月前...
だけど...
アヤカに大人になったなんて言われて...
自分的には、何1つ変わってないのにね...??
大人になるって、結局何...??
いつから人は、大人って呼ばれるようになんの...??
っつぅ〜かさ、なんか今のままでいいやぁ...
疲れちゃったし...
今は大人になれなくたって...
いつかは嫌でも...
大人になんなきゃいけない日が来るんだし...
今のうちに、いっぱい子供してよぉ〜っと♪♪♪
うちをいっぱい②甘やかせてくれる...
そんなうちを可愛いと言ってくれる...
大切な人が居るから...
だから...
だから...
うちまだ、ガキのままでいいやぁ〜♪♪♪
FIN...
223
:
YUNA
:2003/06/18(水) 14:34
なんか、誤字がいっぱい...(汗
許してやってください...(涙
>218
× うちは焦って顔を俯いて隠した...
○ うちは焦って顔を俯かせて、隠した...
>219
× 遠くからでも気付いてしまうなんて、そんな自分...
○ 遠くからでも気付いてしまう、そんな自分...
× だけど、うちは構わず彼女の手をそっと握りしめ直した
○ だけど、うちは構わず彼女の手をそっと握り直した
多いし...酷ぇなぁ...(汗
224
:
マー
:2003/06/19(木) 01:44
更新お疲れ様です☆新作読めて嬉しいですぅ。「まだかな〜・・」
なんてちょっと待ってたりなんかしてたのです・・短編と言われて
ますけど、すご〜くこちらに気持ちが伝わってきます。行間に文字
にならない部分が書かれてる、って感じです。どちらも好きでした。
作者様のペースで頑張って下さいね♪ひっそり待ってます。
225
:
名無し(0´〜`0)
:2003/06/20(金) 19:41
私も、ひっそり待っている人間その2です。
楽しみにしています。がんばってください。
226
:
クロイツ
:2003/06/21(土) 11:23
どうも、はじめまして!!クロイツと言います。
今までずっとROMってたのですが…もう、感想書きたくてたまらなくなってしまいました…。
すごいです。YUNA様の書かれる小説や梨華ちゃんには、いつもツボを押されまくっているのですが、
今回のお話は本当に…ハートをゲッツ!って感じですー!!
何度も何度も読み返してしまいましたー!!
次回作も楽しみにしております!!
227
:
YUNA
:2003/07/20(日) 17:30
おひさしぶりです。
こりもせず、またココに来てしましました...w
やっと②できあがったので
暇があったら、読んでやってください。
>マーさん。
レスありがとぉございます。
ちゃんと伝わっているようで...
いかったぁ...(ホっ
ありがとぉございます、これからも頑張りたいと思います。
>名無し(0´〜`0) さん。
遅くなってごめんなさい。
うちの書く駄文なんかでいいのでしょうか...??
できる限り、頑張ります♪
>クロイツさん。
レス、マジで感激っす♪♪♪
うちの梨華ちゃんを気に入っていただけて、光栄です♪♪♪
こんな駄文を、何度も②読んでいただいてありがとぉございます。
やばいくらい駄文ですが...
よかったら、読んでやってください。
2週間くらい、日本に帰るので更新できません...
ちょこっとだけですが、始めたいと思います。
もしかしたら、帰る前にちこっとだけ更新するかも??w
タイトルは、『luv u taught me...』です。
よろしくおねがいします。
228
:
YUNA
:2003/07/20(日) 17:30
「「はぁっ、はぁっ.....」」
うちは必死になって走った...
幼馴染の手を固く掴んで、引っ張りながら...
自分らも知らない世界へと向かって、ひたすら走った...
・・・・
・・・・
・・・・
「「腹減ったなぁ〜〜」」
歩道の段に座り込んで、行き交う人を見つめる。
今は金もない...
行く場所は探せばある...
だけど、そんな気力今はなんかない...
ただ②街をさ迷う毎日...
「なぁ〜、そこのお2人さん。」
その声に、うちらは逃げようと立ち上がった...
「ちょ〜っ、待ちぃや。」
不思議と足を止め、2人で振り向いた。
「アタシの店で、働かんか??」
それが、彼女との最初の出逢いだった...
229
:
名無し(0´〜`0)
:2003/07/26(土) 03:40
日本に帰る前?
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
作者様は、外国暮らし??
素敵です。続き楽しみにしています
230
:
YUNA
:2003/09/08(月) 16:29
どうも、お久しぶりです...(汗
放置してすいません...(苦笑
っていうか、気にしてくれてた人なんて居たのか...
まぁいいや...(ぇっ
↑とは全然関係ぇないですが...
ちょっとした短編を書きました。
相変わらず、どこまでいっても駄文ですが...
よかったら、読んでください。
レスとかくれちゃったら、嬉しいっす♪♪♪(ワガママっ
> 名無し(0´〜`0)
レスありがとぉございます。
一応、海外に住んでます。(w
続きの方、これからちょこ②更新したいと思っています。
っていうか、もう忘れてますよね。(苦笑
気が向いたら、読んでやってください♪
231
:
YUNA
:2003/09/08(月) 16:31
『直感...』
======
“可愛いな...”
って、直感的にそう思った...
“守って上げたいな...”
って、直感的にそう感じた...
不思議だょ...
今までこんな事なかった...
なんとなくで、誰かと付き合ったり...
なんとなくで、その子と別れたり...
そんな事ばかり繰り返していたのに...
キミと初めて出会った...
あの日...
あの時...
うちは、
“絶対に好きになる...”
って、直感的にマジでそう思った...
今まで友達の距離を保って来たけど...
なんかもぉ、限界みたいだょ...
「.....好きだょ。」
TV画面を見ていたキミ...
目を丸くして、うちの方振り向いて...
途端、大粒の涙を流し始めた...
「..........っとみ..ちゃ....」
うちの腕の中で涙を流し続けるキミ...
答えは、触れ合った唇から...
不思議と胸いっぱい、伝わってきて...
気付いたら、涙が溢れてた...
必ず守るょ...
すんげぇ、泣かせるかもしれない...
かなり、傷付けてしまうかもしれなぃ...
それでも、キミの事...
うちは愛さずには居られないんだょ...
ねぇ、梨華ちゃん...
〜THE END〜
232
:
マー
:2003/09/09(火) 00:12
作者様〜・・ず〜っと、気にしてましたよー・・催促はいけない・いけない、
な〜んて思いながら待ってました♪ でも、海外に住んでいらしゃるとは
知りませんでちた・・。 今回の短編も好きです。これからも 日本で
楽しみに待ってますね。いしよし・甘・甘でお願いできたら嬉しい・・
233
:
YUNA
:2003/09/11(木) 15:15
どぉも♪
また②続きではないんですが...
マーさんから甘・甘のリク(?)をいただいたんで...
そちらを先に、のせたいと思います。
よかったら、読んでやってください。
>マーさん。
レスありがとぉございます!!!(号泣
気にしてくれてたんですかっ!?
ありがとぉございます。
帰ってきてから何かと忙しくて、これなかったんですよぉ。
これからは、ちょこ②来るんでよろしくお願いします。
234
:
YUNA
:2003/09/11(木) 15:16
『ゴメンネ。。。?』
=========
ひとみちゃんと喧嘩をした...
アタシの所為...
なのに...
なのに...
“ごめんね...”
たった一言なのに、出てこなぃ...
書けばまだ少し、楽になるかな...?
ペンと紙を用意して、一言書く...
“ごめんね...”
さっきまで不機嫌そうだったアナタの顔が...
今は不思議そうにアタシを見てる...
キレイに折りたたんで...
目を見て渡す...
“...何?”
言葉にはしないけど...
アナタの顔はアタシにそう言ってる...
“読んで...”
言葉にはしないけど...
ココロの中でアナタにそう伝える...
アナタは首を傾げながらもその紙を開いた...
驚いた顔を一瞬したけど...
何も言わずに、アタシからペンを取り上げると...
その紙にまた何か書き足した...
そして優しく笑って、アタシに紙を差し出した...
今度は、アタシがひろげる番...
“うちも、ごめんね...??”
アタシがアナタを見上げると...
アナタはアタシを優しく包んでくれる...
すると不思議と素直になれる...
「...ごめんね..ひとみちゃん........」
「....うちもごめんねっ、怒ったりして。」
そして...
仲直りのキス...
さっき食べたチョコレートの味...
「梨華ちゃんのキス、チョコレートの味がする。」
アナタは優しくアタシに微笑んで...
何度も②キスをくれる...
“ごめんね...”
たった一言なのに...
喧嘩をすれば、きっとまた言えなくなる...
だから今のうちに、たくさん謝っておこぉかな...
「...ごめんね.....?」
「...ぇっ、何??」
「....今度喧嘩した時の、ぶん。」
「...へっ!?」
気の抜けたような声...
そして喉の奥で笑うアナタ...
“相変わらずだなぁ〜”
アナタは口にしないけど...
そう言ってるよね、きっと...
「じゃ〜、今のうちに仲直りしとこっか?」
アナタは微笑んで、そっと甘いキスをくれた...
いっぱい②、喧嘩して...
いっぱい②、謝って...
いっぱい②、キスして...
これからも...
いっぱい②...
2人の思い出、作っていこうね...?
END...
235
:
マー
:2003/09/12(金) 00:24
うっわ〜・・甘・甘♪ 作者様、私のわがままに答えて頂いてありがとう
ございますぅ。なんか、嬉しいです。「今度喧嘩した時のぶん〜・・」
ってところ、良いですね!かわいい♪
私、ここに来る度にYUNA様の書かれた小説最初から読み返すんです。
一番始めの、よっすぃが ごっちんと電話で話し込んで、りかちゃんと
喧嘩に・・の話が印象的なんですよ、私のなかで。
これからも、日本の空の下で楽しみにしていますね。
236
:
YUNA
:2003/09/12(金) 14:40
どもです♪
今日から↑の↑の↑の、続きをのせたいと思います。
長めですが、よかったら最後までお付き合い下さい。
>マーさん。
いつも②レスありがとぉございます♪
っていうか、いつも最初から読み返してくれてるんですかっ!?
ヤバイっ、なんか泣けてきた...(ぇっ
かなり嬉しいっす♪♪♪
これからも、頑張りますっっっ!!!!!
237
:
YUNA
:2003/09/12(金) 14:41
「「はぁっ、はぁっ.....」」
うちは必死になって走った...
幼馴染の手を固く掴んで、引っ張りながら...
自分らも知らない世界へと向かって、ひたすら走った...
・・・・
・・・・
・・・・
「「腹減ったなぁ〜〜」」
歩道の段に座り込んで、行き交う人を見つめる。
今は金もない...
行く場所は探せばある...
だけど、そんな気力今はなんかない...
ただ②街をさ迷う毎日...
「なぁ〜、そこのお2人さん。」
その声に、うちらは逃げようと立ち上がった...
「ちょ〜っ、待ちぃや。」
不思議と足を止め、2人で振り向いた。
「アタシの店で、働かんか??」
それが、彼女との最初の出逢いだった...
238
:
YUNA
:2003/09/12(金) 14:41
『luv u taught me...』
============
〜Ⅰ〜
≪2年後...≫
「吉澤ひとみさんっ、アタシとお友達になってくださいっっっ!!!」
それは、突然の事だった...
授業が終わって、何かといろ②話してたら外はもぉ薄暗い...
幼馴染の紗耶香と今日の夕飯を何にするか話していたら...
いきなり真正面から、髪の長い女の子がうちの前に立ちはだかって...
えっ、なんでうちの名前知ってんのっっっ!?
もしかして、出てくるまでずっと待ってた訳っっっ!?
っつぅ〜か、これは一体何っっっ...!?
ん”っっっ!?
アンタ誰っっっ...!?
「...あのっ、お友達にっっっ!!!」
街灯に照らされた彼女の瞳は、明らかに震えていて...
「友達っすか...??」
「....駄目ぇ、ですか??」
「...駄目じゃないけど、うちアナタの事何も知らない。」
「これから、知ってください。」
「....まぁ、いいけど。」
「ホントっっっ!?」
途端彼女は笑顔になり...
後ろを見たと思ったら、今度は...
向こうの方に居る友達らしき子に、“OKぇサイン”を出していた。
なんなんだ、コノ子は...!?
「あのコレっ、アタシのメアドと番号です。
....メールでも電話でもいいんですっ、よかったらください。」
彼女が差し出したピンクの紙を受け取って、見てみると...
『 〜石川梨華〜
☆__-___-___☆
☆__@_____☆』
ピンクの、めちゃくちゃ可愛い字で書いてあった。
「...んとぉ、石川さんでいいのかな??」
「あのっ梨華って、呼んでください。」
「...えっとじゃ〜、梨華ちゃん。」
「きゃ〜〜〜〜!!!!!」
大丈夫かコノ子...!?
239
:
YUNA
:2003/09/12(金) 14:41
「それじゃ〜うちら行くから、あんがとねっコレ。」
手に持ってる紙を軽く上げて...
彼女の友達の前まで行くと、軽く頭を下げてその場を後にした。
んっ、今の子どっかで見た事ある気ぃする...
「お前さぁ、相変わらずモテんのなぁ〜」
「アレは違うっしょ。」
「あの子さぁ、お前の隣りのクラスの2年Aの石川梨華じゃない??」
「えっ、誰それっっっ!?」
「転校生だよ。」
「知らないよ、そんな事。」
「このっ、アホっっっ!!!!」
“あんなに可愛い子、なんで知らないんだよっっっ!!!”
文句言うのはいいさっ...
っ痛ぇ〜なぁ、ど突くなよこのアホっっっ!!!
でも結構、可愛かったなぁ...
240
:
YUNA
:2003/09/12(金) 14:42
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
「おはよっ、よっすぃ〜」
「あぁ〜柴ちゃん、はよぉ〜っす。」
そこ②仲のいいクラスメイトに挨拶をしながら教室の奥へ...
んっ!?、っつぅ〜か...
「...柴ちゃんさっ、もしかして昨日夜石川さんと居たっっっ!?」
「あはっ、居た。
気付こうよ、その場でさぁ〜〜!!!」
「ごめん②、っつぅ〜か友達なんだ??」
「うん、幼馴染なの。
最近、こっちに戻ってきてさぁ〜」
「へぇ〜」
「メールさぁ、送ってあげてね。
昨日夜来なかったって、落ち込んでたから。(笑)」
んぁ、紙どぉしたっけ...!?
「...もしかして、紙失くしたとか!?」
「.....え”っっっ!?」
「今顔が思いっきり、“どぉ〜したっけ!?”って顔してたよ。(笑)」
「...多分..部屋のどこかに........」
「もぉ〜、携帯貸して??」
「えっ??」
「いいから②。」
そう言われて、おず②と彼女に携帯を渡す。
すると、彼女は何も言わずに何かを記入し始めた。
「はいっっっ♪♪♪」
「何したの??」
「梨華ちゃんの、メモリーに入れちゃった♪♪♪」
「....え”っ!?」
メモリーを見てみると、ちゃんと入ってるよ...(涙
「仲良くしてあげてよ。
友達になりたいって、ずっと言ってたんだから。」
「...だったら..最初から紹介してくれれば........」
「あぁ〜、そっか。」
ポンっと手を叩いて、柴ちゃんは頷いた。
柴ちゃんって、意外とボケ②なんだよなぁ...
「じゃ〜、今度どっか行こう??」
「... ... ...うん、いいよ。」
「その“... ... ...”は、何??」
「いやっ、うち金曜と週末は働いてるからさぁ。」
「...ん〜、いつ暇??」
「そだなぁ、またメールするよ。」
「OKぇ〜♪♪♪」
柴ちゃんの返事と共に、ベルが鳴って先生が入ってきた。
手を軽くあげて返事を返すと、うちは席に付いた。
241
:
YUNA
:2003/09/12(金) 14:43
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
「...ふぅ..........」
夜が明けて...
普段の明るさを取り戻し始めた空...
少し肌寒く感じて、襟を立てると...
うちはタバコに火をつけた...
「お疲れさん。」
紗耶香はうちに缶ビールを差し出すと...
うちの隣りに腰を降ろして、慣れた手付きでタバコを咥えた。
「...さんきゅ。」
「“No.1”も楽じゃねぇ〜ってかぁ〜〜??(笑」
「それは、紗耶香も一緒じゃんか。
それに、他に働かせてもらえるトコなんてないしね。」
「...そだなぁ。」
紗耶香は少しだけ寂しそうな顔をして空を見上げた...
うちらの仕事...
それは、某2丁目にある様なお店のホスト...
お客のほとんどは、女の人...
平日は学校通って...
金曜と土曜の夜はココに来て、朝が明けるまでお客さんの相手をする...
未成年だし、本当は↑トコロでは働いちゃいけないんだけど...
今からちょうど2年前...
うちらは、ある場所を抜け出した...
そして、ある日ココのオーナーに拾われた...
その人はなぜか、うちらの学費から生活費まで全部負担してくれてる...
おまけに給料まで...
「今日もお疲れさん。」
隣りからした声に2人で振り向く。
金パにカラコンのこの人は、中澤裕子。
一見怖そうなだけど、めちゃくちゃ優しくて理解のある人。
うちらが働かせてもらってる店の、オーナーなんだ。
「「お疲れっす。」」
彼女が咥えたタバコに火をつける。
「おおきに。」
「もぉ、条件反射っすね。(苦笑」
「それは、いいこっちゃ。(笑」
と言って、豪快に笑った。
あれから、2年...
彼女は、うちらの事を何1つ聞かなかったし...
聞いてもこなかった...
242
:
YUNA
:2003/09/12(金) 14:43
・・・・
・・・・
・・・・
「なぁ、よっさん??」
「はい??」
「もぉ〜2年やなぁ〜〜」
「そっすねぇ〜」
あれから他愛のない話をしていて...
ふと、中澤さんがそんな事を口にした...
紗耶香はうちの肩で、静かに寝息をたてている...
「なんで自分らの事聞かへんのやろって、思ぉとるやろ??」
「...そぉっすねぇ、どうしてっすか??」
中澤さんはチラっとうちを見て俯くと...
そのまま少しだけ笑みを零したまま、話し出した...
「最初街でお前ら見かけた時なぁ、すぐ分かったんよ。
こいつら、家出ちゃうなぁ〜って。(笑)」
「えぇっ??(笑」
「...ウチなぁ、っていうかなぁ〜
.....ウチもなぁ、養護施設で育ったんよぉ〜
アンタら2人、どぉしても放って置けんかったんや。」
「...え..っ.........」
「ウチも抜け出したんよ。
17ん時やったかなぁ、酷いってもんじゃなかったからなぁ。
ウチもなぁ拾われたんよぉ〜。
ウチはぁ、みっちゃんって人にだけどなっ。」
「...もし..かして.........」
平家さん...
ココに居た先輩たちに、話にだけは聞いた事がある...
ココの元、オーナーだとか...
「...せやっ、ウチの大事だった人や。
学校には行けへんかったけどぉ、必要な時はいつも傍に居てくれはった。
厳しかった、でもめっさ優しい人やった。
バイトだって、そんな簡単に見つからんかった。
だけどやっと見つけて、そのバイトした金を溜めて...
みっちゃんの誕生日とかに、プレゼント買うたりした。
みっちゃんの笑顔見れるだけど、幸せやった。
せやけど、あの人病弱でなぁ...
入退院を繰り返してた。
んでぇその3ヵ月後とかに、医者に告げられたのが余命3ヶ月やって事。
ウチ、初めて泣いたわぁそん時。
初めて、失いたくないと思った。
それでも、みっちゃんの前では笑顔で居るようにしとった。
だけど気付いとったみたいやっ、もぉそう長くない事。
ウチはぁ悔いの無い様に、彼女に悔いを残さんように頑張った。
一緒に過ごした、十数年無駄にしたくなかった。
んでみっちゃんがぁ、うちに最後に預けてくれたのがこの店や。
ウチはぁ、この店を一生守っていかなあかんねん。」
中澤さんの目には、涙が溜まっていた...
「みっちゃんの宝物やから。」
強い人だと思ってた...
だけど、色んな事抱えて今ココに居るんだ...
「裕子ぉ〜、風邪ひくぞぉ〜〜!!!」
裏口からした声に、2人で振り向く。
「よっすぃ〜もっっっ!!!って....
ったく、紗耶香は何やってんだよぉ〜こんなトコでぇ〜〜」
彼女は、紗耶香に飛び蹴りを入れたり...
顔を百面相みたいに変えて、ちょこ②うちらの周りを動き回っている...
だけどふと、ギュッと中澤さんの腕の中に抱きとめられた...
「...ちょっ、裕子何すんだよぉ〜〜!!!」
と言って、腕の中でもがいている...
だけど...
「...矢口ぃ.........」
中澤さんのそんな声に、彼女は何も言わなくなった...
「どしたぁ、裕子??」
「....ずっとぉ、傍に居ってくれるかぁ??」
中澤さんにとって...
矢口さんはスゴク特別な存在で...
「ったり前だろっっっ??」
矢口さんにだって...
キツイ事は言うけど、中澤さんの事めちゃくちゃ大事にしてて...
そんな2人を見て、胸が熱くなった...
いつか、そんな人と巡り合えたらいいなぁ...
そんな事を思いながら...
半目の紗耶香を引きずりながら、うちはその場を後にした...
〜continues...〜
243
:
名無し(0´〜`0)
:2003/09/17(水) 19:18
続きまだかな?
すごく楽しみにしちゃってます!!
がんばってください!
244
:
マー
:2003/09/18(木) 00:24
更新 お疲れ様です! 新作、楽しみぃ〜♪ ちょっと影のあるよっすぃ。
梨華ちゃんとどんな恋愛になるのかな・・?YUNA様、日本はやっと
少し涼しくなりましたよー。 ま〜ったり待ってますね。
245
:
YUNA
:2003/09/18(木) 15:54
更新の前に、レスのお返事を...
>名無し(0´〜`0)さん。
レス、ありがとぉございます。
ってか、楽しみにしてくれてるんですかっ!?
マジっすかぁ〜!?
もぉ、うちメチャクチャ頑張っちゃいますよっっっ♪♪♪(単純っ
>マーさん。
レス、ありがとぉございます。
2人はこの先どうなる事やら...w
一応完結してるので、
ヒマさえあればどん②更新していきたいと思ってますっ♪
日本はやっと涼しくなったんですかぁ〜
こっちはぁ、う〜ん...w
暑いんですけどねぇ、なぜ朝と夜だけ寒ぃ...(苦笑
246
:
YUNA
:2003/09/18(木) 15:54
『luv u taught me...』
============
〜Ⅱ〜
「......あ”ぁ〜ぁ”〜〜〜〜!!!!!」
目が覚めて、カーテンを開けて背筋を伸ばす。
「馬鹿っ、お前眩しいじゃねぇ〜かよっっっ!!!!」
隣りで寝ている紗耶香に蹴りを入れられる。
「出かけるぞぉ〜」
「どこにだよぉ〜〜」
「柴ちゃんと、石川さんとデート。
向こう2人だから、紗耶香も来い。」
「おっしゃ、あゆみちゃん・梨華ちゃん待っててねぇ〜♪♪♪」
なんて気の変わりの早い奴...
呆れるょ...
「馬ぁ鹿っっっ!!!」
頭を小突いてやる。
「あんだよぉ、いいじゃんかよぉ〜」
「駄目だよっ、紗耶香みたいなタラシに任せられる訳ないだろっ。」
「ちぇ〜、ケチだなぁお前。
しかも、お前にだけは言われたくないねっっっ!!!!」
「あっ、でもなんか友達もう1人連れて来るって。
って、なんか今言ったかっっっ!?」
「マジっ!? そっち狙いで行くかな。」
「こんの、ド・アホぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
矢口さん伝授の飛び蹴りを、紗耶香に思いっきりくらわせてやった。
かんなり、鈍い音がしたけどぉ...
まぁ、気にしない②♪♪♪
・・・・
・・・・
・・・・
247
:
YUNA
:2003/09/18(木) 15:54
「ごめん、待った??」
紗耶香を引きずりながら、待ち合わせ場所へ走る。
「遅いっっっ!!!」
「ごめん②、コイツ相変わらずトロくてさぁ。」
腕を組んで怒ってる(?)柴ちゃんに謝る。
石川さんはその後ろで、なんかモジ②してる...
ぇっ、トイレ我慢してるの...??
「あんれぇ、もう1人の子は??」
「....あぁ、あの子遅刻常習犯なの。」
「ははっ、じゃ〜紗耶香と気が合うかもなぁ〜(笑」
こうして、柴ちゃんと石川さんと遊ぶのも実は5度目。
なんだかんだ言ってたけど、毎週こうして出かけてる。
仕事が終わって、少しだけ寝て...
んでぇ〜夜遅くまで遊んで、寝て次の日は学校...
毎週日曜は、そうやって過ごしてる。
ちと厳しいっちゃ〜厳しいけど...
珍しく、楽しみにしてる自分が居たり...??
こうして遊ぶ前はぁ...
毎日が、同じ事の繰り返しで...
ぶっちゃけ、嫌気がさしてた...
だから、なんか丁度いい気晴らしになってる...
っていうか、初めてかもしれなぃ...
紗耶香以外の誰かと、こうして出かけて馬鹿騒ぎするのは...
最初は、渋々だった気がする...
だけど今じゃ、楽しみで②しょうがない...
友達の存在の大きさ・大切さに、気付かされた...
248
:
YUNA
:2003/09/18(木) 15:55
「ごめぇ〜〜〜〜〜〜〜んっっっ!!!!」
向こうの方から、かなりの勢いで走ってきた女の子。
あのぉ...
スカートの中、丸見えなんですけど...(汗
「遅いよぉ、ごっちんっっっ!!!」
「...ごめんっ、寝坊した。」
「もぉ〜〜〜!!!」
「はははっ、いいじゃん②、なぁ〜紗耶香っ??」
「後藤っっっ!!!」
「あぁ〜、いちぃ〜ちゃん♪♪♪」
後藤と呼ばれた子は、満面笑顔で紗耶香に抱き付いた。
「お前っ、何っ、どしたのっっっ??」
「あはっ、後藤いちぃ〜ちゃんに逢えて超〜ラッキ〜♪♪♪」
話噛み合ってねぇ〜ょ、この2人...
「っつぅ〜か、知り合い??」
「ほらっ、やぐっちゃんの義妹〜いもうと〜。」
「あぁ〜!!!」
「初めまして、後藤真希です。」
「初めまして、吉澤ひとみです。」
「真里姉ちゃんから、よく話は聞いてるよ??
お店のNo.1のっ...っっっ!?」
うちは慌てて彼女の口を抑えた...
そして、みんなに背を向けて彼女に伝えた...
「.....内緒にしてるから。」
「あはっ、ごっめぇ〜ん忘れてた。
真里姉にもぉ、言われてたんだっけぇ〜〜」
てへっ、とか言って舌出して笑ってるコノ子...
ホントに大丈夫なのかぁ...??
「ホント、マジで口滑らさないで。」
「あはっ、分かったぁ〜♪♪♪
んでさぁ、今からどこ行くぅ〜〜〜???」
彼女は振り向いて、みんなに話し始めた...
信用して大丈夫かっ、コノ子...
249
:
YUNA
:2003/09/18(木) 15:56
・・・・
・・・・
・・・・
「...ねぇ、よっすぃ〜??」
うちの隣りを歩いていた石川さんが...
少し控えめに、うちに声をかけてきた。
「ん〜??」
「...あのっ..ね........」
「吉子ぉ〜〜♪♪♪」
途端、後ろからごっちんが背中に乗ってきた...
うちはいつから“吉子”になったのっ!?
っつぅ〜か、お”っ、重い...
「おいっ、お前何してんだよっっっ!!!」
紗耶香に耳元で怒鳴られたあげく、脇腹を肘で殴られた...
痛ぇ...(涙
っつぅ〜か、なんで怒ってる訳!?
うちだって、好きでこんな事してるんじゃないんだけど...
「後藤さん、悪いけど降りて。」
「えぇ、いいじゃん②♪♪♪」
分かってやってんのか...!?
っつぅ〜か、石川さんは...??
ヤバっ、放置...!?
石川さんは外れで俯いてる...
せっかく話しかけてくれたのになぁ...
悪い事しちゃったなぁ...
250
:
YUNA
:2003/09/18(木) 15:56
「石川さん??」
なんとか、後藤さんを背中から降ろして...
うちは石川さんの隣りを歩いた。
「えっ、どしたの??」
「だって、なんか言おうとしてたっしょ??」
「...もぉ、いいの。」
石川さんは、少し寂しそうな笑みをうちに向けた。
本人はきっと、めいっぱい笑ってるつもりなんだろぉなぁ...
「...言ってよ。
今度はさっ、うちちゃんと聞くから。」
うちは石川さんの手をそっと握って、笑顔を向けた。
「....後でぇ、2人きりになりたいの。」
「後で??」
「...駄目..かなぁ......??」
「あぁ〜、全然いいよ。
っつぅ〜か、今バックれちゃう??(笑」
「もぉ〜、今からカラオケ行くんでしょ〜??」
石川さんに笑顔が戻った...
どしてだろぉねぇ...??
それだけなのに、なんか嬉しかった...
251
:
YUNA
:2003/09/18(木) 15:58
今日はココまでです♪
いんやぁ、あまりの文章力の無さに凹...
もっと日本語の勉強してきまぁ〜す...w
252
:
名無し(0´〜`0)
:2003/09/19(金) 00:41
いつも楽しく読ませてもらってます。
できれば
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
が出ない程度に区切って頂ければ、もっと読みやすいと思います。
生意気な事書いてご免なさい。
253
:
名無し(0´〜`0)
:2003/10/16(木) 19:09
更新最近ないね…。書き込まないけど楽しみにしてたんですがね
254
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:36
「んじゃ〜、また明日ねぇ〜〜♪♪♪」
それそれが家路に着き始めて...
うちは紗耶香に用があるからと、適当に理由を付けて...
石川さんとの待ち合わせの公園に向かった...
「...ごめんっ、待った??」
「ん〜ん。」
石川さんは少し寒そうに肩をすくめて、首を横に振った。
「....これ着てょ。」
うちは上着を脱いで、石川さんの肩にかけた。
「...でも、よっすぃ〜が風邪ひいちゃうょ。」
「うちは平気だよ。
それに少し走ったから、暑くってさ。(笑」
「....ありがと。」
255
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:37
微笑んだ彼女に笑みを返すと...
うちはポケットの中から、タバコを取り出して火を付けた。
「....タバコ、吸うんだ??」
「あぁっ、煙とか駄目??」
「ん〜ん、平気だよ。
ただ、よっすぃ〜の知らないトコいっぱいあるなぁ〜って。」
石川さんは、少し寂しげに笑った...
「うちだって、石川さんの事何も知らないよ??
でもさっお互いの事これから知ってければいいしさっ、ねっ??」
「...よっ..すぃ.........」
256
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:37
一瞬の出来事だった...
石川さんの細い腕が腰に巻かれて...
うちも無意識の内に、彼女を抱き寄せていた...
「...ねぇ、聞いてくれる??」
「どしたの??」
「....アタシ今、好きな人が居るの。」
「えっ??」
「...だけどねっ、その子女の子なの。」
と言って、彼女はうちを見上げた...
「....どしたら..いいかなぁ??
...っていうかやっぱ..おかしい事なのかなぁ??」
眉を八の字にして...
今にも泣き出しそうな瞳...
257
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:37
「ん〜全然、おかしい事じゃないよ??
それってさぁ、個性な訳じゃん??」
「...よっ..すぃ..........」
「ん〜まぁ、考えは人それぞれだからね。
だけどぉ、うちはぁ全然ありだと思うよ??
っつぅ〜かっ、うちは普通に彼女とか居ちゃう人だから。(笑」
誰かに、紗耶香以外に...
こんな事カムする日がくるなんて思わなかった...
だけど、少しでも石川さんの気持ちが楽になってくれるなら...
それでよかった...
「...ホント??」
「ん〜、今まで付き合った子はみんな女の子。」
258
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:38
じゃなきゃ、あそこで働くなんて事できない。
「....ありがとっ、大好きっっっ♪♪♪」
チュっ...
一瞬だけ唇に触れた感触...
うちはぁ、慣れてるからいいけどさぁ...
石川さん、なんで顔真っ赤にしてるの...??
「...石川..さん??」
「....名前でぇ..呼んでくれないの??」
「...んじゃ、梨華ちゃん??」
初めて逢った時の勢い、どこいっちゃったんだ??
259
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:38
「...アナタが..好き。」
へっ...!?
「....アナタの事が..好き。」
梨華ちゃんの瞳は揺れていた...
ぶっちゃけ、こぉして告られんのはよくある...
「...ごめん、今は返事できない。」
「....そっか、ごめんね急に。」
ニコっと笑った彼女の瞳から、大粒の涙が零れ落ちた...
「...ごめん..ぇ.........」
260
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:39
と言って、彼女はうちに背を向けて走り出した...
「....待ってよっっっ!!!」
うちは急いでその背中を追いかけて...
彼女の手首を掴んだ...
「...お願っ..放して.......??」
「....話、聞いてくれないの??」
「...聞けなぃょ。」
彼女の頬には、涙の筋がいくつも通っていて...
うちは無理に彼女の腕を引っ張って...
腕の中に抱きとめた...
261
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:39
「......うち...人を好きになれないんだ。」
「....え..っ........」
「...だから、今はやっぱ答えらんないょ。
....もしかしたら、返せないかもしれない。
.....それに、梨華ちゃんの事何も知らないし。
...だからもっと、一緒に時間を過ごしてみたいってのもあるから。」
考えた事も無かった...
彼女を、そういう対象で見た事もなかった...
告られた事は何度もある...
だけど告られて、初めて胸が熱くなった気がした...
「...よっ..すぃ..........」
「....今日はまだ、一緒に居れる??」
262
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:39
うちのその言葉に、彼女は涙を流しながら頷いた...
「...じゃぁ、どこ行こっか??
....その前に、泣き止もうね??」
うちはジーンズの後ろからハンカチを出して...
彼女に差し出した...
「....ありがと。」
ニコっと微笑んだ彼女の笑みは...
なんでか分かんないけど...
うちの胸を掴んで、ずっと②離さなかった...
〜continues...〜
263
:
YUNA
:2003/10/26(日) 13:40
ぇぇ、お久しぶりです。(苦笑
更新かなり遅れてしまって、本当にごめんなさぃ...
マメに来る予定だったんですが...
ごめんなさぃ〜〜!!!!
気合入れ直してていきたいと思います!!!!!!!
>252の名無し(0´〜`0) さん。
ごめんなさぃ...
以後気を付けます...
ので、これからも読んでやって下さぃ...
>252の名無し(0´〜`0) さん。
ごめんなさぃ...
↑に書いたとおり、気合入れ直したので...
また頑張っていきたいと思ってます。
これからも、よろしくお願いします。
264
:
マー
:2003/10/26(日) 23:26
更新 お疲れ様です! 待ってましたよ〜 ちょこちょこ
のぞきに来てたんです。でも、作者様のペースがあるし、とも
思いますから、無理せずに頑張って下さいね!
いしよし・のお話は良いですね〜・・いくらでも読みた〜い!!
復活されて嬉しいです♪ 日本は日に日に冬へ近づいてますよ・・
265
:
名無し(0´〜`0)
:2003/10/30(木) 16:03
気合入れなおしお疲れ様です。
毎回楽しみにしています。吉視点が私的にはツボなんです。
がんがってくださいね
266
:
252
:2003/10/30(木) 23:42
あやまらないで下さい・・・
すごく見やすくなりました。ありがとうございました。
とてもせつなくて、引き込まれます。
次の更新も楽しみにしてますのでよろしくお願いします。
267
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:02
『luv u taught me...』
============
〜Ⅲ〜
「映画でも観る??」
「...でも、アタシもぉお金ない。」
「あぁ、うちが出すよ。」
「....駄目だよぉ。」
「そんなん、気にしなくていいから。」
うちは彼女の手を引っ張って...
2人分のチケットを買うと映画館の中に入った...
あれから、3ヶ月...
梨華ちゃんと一緒に過ごす時間は、少しずつだけど増えていった...
268
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:02
「....ごめん..ね??」
「何言ってんの。
観たいっつってたじゃん、昼間通りかかった時さ。」
不思議と覚えてた...
彼女が隣りに歩いていた訳じゃない...
だけど、どこかで耳を傾けていたのかもしれない...
「....ねぇ??」
「ん〜??」
「よっすぃ〜、寒くない??」
「なんで??」
「...だって、上着借りたままだし。」
「んじゃ、こぉ〜しよっ??」
うちは梨華ちゃんの肩に手をまわして...
そっと抱き寄せると、体をぴったりくっ付けた...
梨華ちゃんは、顔真っ赤にしてる...
「....温かい??」
「すんげぇ、温かい。」
「...ホントに??」
「ホントに。」
うちがそっと彼女の髪にキスを落とすと...
うちの肩に頭をあずけてくれた...
恋人に見えんのかなぁ、やっぱ...??
269
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:03
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
「...なぁ、ひとみぃ〜??」
今日の仕事を終え、いつも通り外で一服...
紗耶香はマジな顔してうちを見た...
「ん〜??」
「....お前さぁ、梨華ちゃんと付き合ってる訳??」
「付き合ってないよぉ〜」
「...遊んでんのか??」
「そぉいう訳じゃないけどぉ〜??」
紗耶香はうちをチラっと見て、タメイキを吐いた...
270
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:03
「...思わせ振りな態度って、1番よくないぞ。」
「そんなつもりないけど??」
「....じゃ〜なんだよ。」
「分かんないよ、なんとなく。」
「お前っっっ!!!!!!」
紗耶香に胸倉を掴まれて、そのまま壁に押し付けられた。
「ざけんなよっっっ!!!」
「あんだよっっっ!?」
「向き合ってやったらどぉ〜なんだよっっっ!?
彼女がお前にマジなのは、見て分かるだろっっっ!?
お前はそぉしてこれからも、生きてくのかっっっ!?
なぁ〜っっっ!?
ろくに人も好きになれない奴がっ...
好きになってもらおうなんてムシがよすぎんだよっっっ!!!」
271
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:04
分かってるんだ...
紗耶香が、こぉして怒ってくれんのも...
うちの為だって...
「....じゃ〜、どぉしたらいいんだよっっっ!?
...どぉしたら、好きんなれんだよっっっ!!!!」
涙が一気に溢れた...
272
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:04
人に愛される事を知らないまま育った...
だからきっと、人を愛するって機能も...
途中でどっかに落として来ちゃったんだ...
人を好きになるって、どぉいう事っっっ...??
好きになられるのは悪くない...
愛されるのだって悪くない...
ぶっちゃけ、楽だし...
だけど、それはただ逃げてるだけで...
自分とちゃんと向き合えてないって事...
分かってる...
273
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:04
ただ、置いていかれるのが怖い...
取り残されるのが怖い...
忘れもしない...
うちと母親を置いて、他の女を連れて出て行った父親の顔...
そして、必ず迎えに来ると言って...
結局迎えに来なかった、母親の顔...
うちは誰を信じて生きてけばいい...??
信じて裏切られるのはもぉ嫌だった...
274
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:05
「...誰も信じられないのか??
....俺の事も..中澤さんの事も......
....柴ちゃんも..梨華ちゃんもみんな②.......」
紗耶香の瞳は揺れていた...
「....信じてるよっっっ!!!!!
...ただ、怖いんだよ。
.....もぉ、裏切られたくないんだよっっっ!!!」
275
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:06
「...それは、俺も一緒だ。
....今でも忘れもしねぇよ、俺を捨てた親の顔。
...だけど、あいつらが捨ててくれたから今の俺が居る。
....俺は、今の俺が好きだ。
...ひとみと逢えた事も、運命だって思ってる。
....だから苦しんでんだったら、とことん付き合ってやっから。
.....なぁ、もう1度向き合ってみないか??
....最後で構わない、梨華ちゃんに賭けてみないか??」
紗耶香は泣いていた...
っつぅ〜か、うちの為に泣いてくれてるんだ...
276
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:06
うちは紗耶香の肩に顔を埋めた...
ギュッて抱きしめてくれる腕が、温かかった...
涙がずっと②止まらなかったよ...
幸せだって思った...
すんげぇ感じた...
誰も信用できないなんて嘘だ...
うちはきっと、紗耶香が居なきゃ生きてけない...
277
:
YUNA
:2003/10/31(金) 14:16
更新完了ですっ♪
では、レスのお返事を...
>マーさん。
いつも②レスありがとぉございます♪
最近いしよし不足ですが、頭の中は常に...(ぇっ
こっちは、やっと秋って感じになってきましたねぇ〜
ついこの間まで、ヤバイくらい暑かったです...
あぁ、日本に帰りたぃ...
>名無し(0´〜`0)さん。
レスありがとぉございます。
吉視点は、意外と書いてて楽しいんですよね。
はいっ、これからも頑張ります♪♪♪
>252さん。
レスありがとぉございます。
↑1つ、やっちゃいました...(苦笑
切ないっすかっ!?
よかったぁ〜、書いてる本人は分からず...(ぇっ
278
:
名無し(0´〜`0)
:2003/11/09(日) 01:50
更新お疲れ様です。
続きを楽しみにしている一人です
がんばってください
279
:
マー
:2003/11/13(木) 23:17
待ってま〜す・・・
280
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:13
日曜日...
皆は騒いでるのに、自分だけ低いテンション...
そんなん最低だ...
だけど、笑う事さえできない...
あれから、すんげぇ悩んで...
次の日の仕事もぶっちゃけ手ぇつかなくって...
中澤さんに、休めと家に帰らされた...
「....大丈夫??」
うちの手をとって、ギュッて握りしめてくれる細い指...
心配でしょうがないって言ってる彼女の瞳は...
うちを捕らえて放してくれない...
「大丈夫。」
「...嘘。」
281
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:13
いつから、彼女は強くなったんだろぉ...??
「よっすぃ〜は、嘘吐きだよ。」
梨華ちゃんは指を解いて、少しだけ目に涙を溜めていた...
うちは一体...
何回この子を泣かせれば気がすむんだろぉ...??
「....ちょっといい??」
うちは彼女の手を掴んで、元来た道を戻った...
「...でもっっっ!!!」
「.....お願い、2人きりになりたい。」
それから、彼女は何も言わなかった...
282
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:13
・・・・
・・・・
・・・・
「...どぉしたの??」
いつもの待ち合わせ場所の公園...
今日は、人1人居なくって...
「....梨華ちゃんさっ、うちの事好き??」
唐突過ぎたかな...??
彼女の瞳が揺れた...
「.....好き..だよ??」
「...うちのどこが好き??」
「...う〜ん..全部って言いたいけどぉ.......」
283
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:13
「....強いて言うならぁ、優しくて温かいトコかな。」
梨華ちゃんはニコっと微笑った...
「...甘えん坊なトコも好き。
....たまに見せる、女の子なトコも好き。
...よっすぃ〜の全部..まだ知らないけど.......
.....アタシ、どんなよっすぃ〜でも受け止めてあげられる。
...顔もカッコいいと思う。
....性格は、もっと②カッコいいと思う。
....っていうかね..どんなにダサくたって........
......アタシ吉澤ひとみっていう1人の人に..恋をしてるから。」
284
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:14
胸が熱くなった...
初めて、そんな事を言われた...
見られんのが嫌だった...
自分を出すのが怖かった...
だけど...
うちは不思議と、彼女の前で無意識の内に素で居れた...
「...どんなよっすぃ〜でも、大好きだよ??
....ごめんねっ、どぉしても嫌いにはなれないの。」
梨華ちゃんは泣いていた...
どして、胸が痛むんだろ...??
どして、うちまで泣きそうなんだろっ...??
285
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:17
胸が熱くなった...
初めて、そんな事を言われた...
見られんのが嫌だった...
自分を出すのが怖かった...
だけど...
うちは不思議と、彼女の前で無意識の内に素で居れた...
「...どんなよっすぃ〜でも、大好きだよ??
....ごめんねっ、どぉしても嫌いにはなれないの。」
梨華ちゃんは泣いていた...
どして、胸が痛むんだろ...??
どして、うちまで泣きそうなんだろっ...??
286
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:17
「...アナタじゃなきゃ、駄目なの。」
そう...
こんな風に、誰かに必要とされたかった...
言葉で欲しかったんだ...
うちの事が必要だって...
うちじゃなきゃ駄目だって...
287
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:18
「.....賭けてみても..いいかな??」
「...っ.....??」
「...人を...ううん.......
....梨華ちゃんを..好きになってみたいんだ.......」
「....アタシなんかで..ぃぃの??」
「...梨華ちゃんが..いいんだ。
....ううん..きっと梨華ちゃんじゃなきゃ駄目なんだ。
...不器用かもしんない。
....いっぱい泣かせると思うし、傷付けると思う。
......うち..もぉ自分からも人からも逃げたくない。」
涙が溢れそうだった...
胸がいっぱいで、苦しくって...
「...何から始めたら、いいのかな??」
288
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:18
梨華ちゃんの細い腕が、うちをギュッと抱きしめてくれて...
優しい甘い声が、うちをそっと包み込んだ...
「.....ひとみちゃん..って呼んでもいい??」
「....うん。」
「...好きっ、ひとみちゃん。
.....ゆっくり、歩いて行こうね??」
柴ちゃんから聞いた...
彼女自身も、恋愛経験があまりないらしくって...
なのに、一生懸命うちの事を分かろうとしてくれて...
必死んなって、うちの事掴まえようとしていてくれる...
289
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:19
「...あんがと、梨華ちゃん。」
「.....離したりしないから。
....ちゃんと、ひとみちゃんの傍に居るからね??」
「.....えっ??」
「...ごめんねっ、市井さんから大体は聞いたの。
....事情があって、人を信用できなくなってるからって。
.....アタシ、ひとみちゃんの事任せられたから。」
梨華ちゃんはハニかんでうちを見た。
「....1人になんかしないよ??」
290
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:19
うちは頷くと俯いた...
ふと、涙が零れたんだ...
「...涙、ちゃんと見せて??」
その言葉に、うちは彼女の顔を上げた...
「隠さないで??
寂しかったら、寂しいって言っていいんだよ??
甘えたいなら、甘えてくれていいから。
.....アタシはちゃんと、ひとみちゃんの事が大好きだから。」
それから結構長い間、涙が止まる事はなかった...
291
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:19
・・・・
・・・・
・・・・
「...なぁ、紗耶香??」
月曜の早朝...
うちは一端部屋に戻って...
シャワーを浴びて、制服に着替えた...
「んぅ〜??」
「......ありがとね。」
「ん〜だよぉ、キショいなぁ。」
笑顔で、軽く突き飛ばされる。
292
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:19
「....頑張ってみるよ。」
「...おう。」
紗耶香の腕がうちの肩に回って...
せっかくセットした髪を、グチャ②にされた...
「「おはよぉ〜♪♪♪」」
校門の入り口前...
向こうの方からした声に、うちらは振り向いた。
293
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:20
「...おはよっ、ひとみちゃん。」
「....おはよ。」
お互い、なんか照れ臭い...
「お前一体、いつからひとみちゃんなんだよぉ〜!?」
「うっさいっっっ!!!」
「さては、もぉ最後までいっちゃったか!?」
「この、どアホっ!!!
こんな奴放っといて行こっ、梨華ちゃん。」
紗耶香の頭をど突いて突き放すと...
うちはどん②歩き出した...
294
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:20
「...待ってよぉ、ひとみちゃん。」
うちの腕に絡む彼女の細い腕...
隣りに彼女の笑顔があって...
うちにだけ優しく②話し掛けてくれる...
「「ひとみちゃ〜〜ん♪♪♪」」
ヤ”な予感...!?
295
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:20
すると、後ろから...
がぁ〜っと走ってくる音が聞こえて来て...
うちらは、紗耶香と柴ちゃんに抱きつかれた...
お”っ、重い...
でもなんだろっ...
すんげぇ、楽しい♪♪♪
〜continues...〜
296
:
YUNA
:2003/11/14(金) 14:28
更新遅くなりました、ごめんなさぃ。
気付いたら、かなり経ってて焦りました...(汗
そして、284・285ダブりました。
もう1つ、ごめんなさぁ〜ぃ!!!
>278の名無し(0´〜`0)さん。
レスありがとぉございます!!!
楽しみにしていただけてるんですかっ!?
マジ嬉しいです♪♪♪
最後の最後まで頑張りますので、よろしくお願いします!!!
>マーさん。
レスいつもありがとぉございます。
そして、いつも待たせてしまったごめんなさぃ。
放置は絶対にしないので、最後までお付き合いくださぃ。
297
:
名無し(0´〜`0)
:2003/11/23(日) 14:59
待ってますよー
298
:
マー
:2003/12/08(月) 23:50
ゆっくりお待ちしてまーす。ちょこちょこ通ってます・・
299
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:10
お久しぶりです。
そして、かなり遅れてしまいましたが...
あけましておめでとうございます。
気付いたらかなり経っててビックリ...
待っててくれた人なんて居るんだろぉか...(苦笑
我が侭ですが、マイペースにやらせていただきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします!!!
>297の名無し(0´〜`0)さん。
遅くなってすみませんでした。
今即効UPします!!!
>マーさん。
いつも遅くてすいません...
これからも、ちょこ②見に来てやってください。
では、更新します。
300
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:11
『luv u taught me...』
============
〜Ⅳ〜
柴:「ひとみちゃん、今日はどこ連れてってくれるの??」
市:「そだなぁ、梨華ちゃんの部屋に行きたいなぁ〜」
柴:「えぇ〜、でもお部屋で何するのぉ〜??」
市:「何って、分かってるくせにぃ〜♪」
柴:「もぉ、エッチぃ〜♪♪♪」
市:「そういう梨華ちゃんだって、エッチじゃんかぁ〜♪」
昼休み...
寄り添いながら、そんな勝手な会話を繰り広げてるアホ2人...
柴ちゃん...
彼女さんがそんなトコ見たら呆れるよ...??
紗耶香...
相変わらず、アホだなぁ...
301
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:11
「...シカト②。」
最後の一口のパンを口の中に放り込んで...
ゴミを2人に投げ付けてやった。
「あんだよぉ、ホントの事じゃんよぉ。
お前の頭ん中は、いつもそういう事しかないくせにさっ。」
紗耶香がうちの隣りでボソっと呟く...
「...な”っ!?」
「溜まってんじゃないのぉ〜??」
うちの反対側に居る梨華ちゃんの顔は真っ赤...
おまけに、じゃねぇ〜なんつって逃げやがったな...
柴ちゃんまで居ないよ...
後で覚えてろっ...
アイツら、絶対ぇ許さねぇからな...(激怒
302
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:11
「....ひとみ..ちゃん??」
「...ん”っ!?(怒」
「....怖いよ??」
「あっ、ごめん。」
沈黙...
「...ひとみちゃんは..やっぱ... ... ...」
「ん??」
「....ん〜ん、なんでもない。」
つってる梨華ちゃんの顔は真っ赤...
303
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:12
「すんげぇスケベだよ、うち。」
「... ...えっ!?」
「駄目??」
「... ... ...駄目じゃ..ない。」
“駄目じゃない。”の前の...
“... ... ...”が気になるけどまぁいいか...
「....好き。」
うちの腕に絡む腕...
うちを見上げる梨華ちゃんの目は熱を持ってて...
いかん、心臓がマジでドキ②いってる...
押し倒してぇ...って駄目だろ自分っっっ!!!
304
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:12
「...うちらも行こうか。」
「.....ヤっ..まだ一緒に居たい。」
立ち上がろうとしたうちの腕を、もっと抱き寄せられた...
ヤベぇ、梨華ちゃんの胸が...
「...キス..いつになったらしてくれるの... ...??」
その言葉に、うちの心臓は跳ね上がった...
305
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:12
ぶっちゃけ、付き合い始めて3ヶ月...
まだ1度もキスしてないんです...
どぉしたもんだか...
そぉなんっすよ、らしくないんっすよ自分...
「....いい..の??」
「...言わなきゃ..いつまで経ってもしてくれないじゃない... ... ...」
ホントはそんな事...
女の子に、言わせちゃいけないんだろぉな...
306
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:12
うちはそっと彼女の頬を撫でて、顔を近付けた...
「...ねぇ、好き??...アタシの事。」
「....好きだょ。」
声が掠れた...
梨華ちゃんはニコっと微笑んで目を閉じた...
うちはそんな彼女に吸い込まれるように...
そっと口付けた...
307
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:13
いかん...
心臓が痛いんだけど、なんで...??
“好き。”っていう、たった1つの言葉...
よく考えてみたら、誰にも言った事ないや...
それにキスって、こんなに気持ちぃもんなの...??
「....もっとしてもいい??」
「...聞かないで。
....ひとみちゃんが..ιたい様にιて........」
308
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:13
梨華ちゃんからそっとキスをくれた...
最初はそっと...
そして少しずつ②、大胆なキスに変えていく...
うちの制服のシャツを掴む梨華ちゃんの指...
唇の隙間から漏れる声に...
うちの体温はどん②、どん②上がってく...
舌を絡ませようと、閉じられた向こうをノックして...
ゆっくりと開かれた口内に舌を入れた時...
309
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:13
『キーンコーンカーンコーン...』
見事に、邪魔が入った...
予鈴だ...
「...ぃっ、行かなきゃっ。」
うちの肩を押して、遠ざける梨華ちゃん...
けして、目を合わせようとしない...
そして、彼女が立ち上がろうとしたその時...
そのまま、うちの膝の上に落ちて来た...
310
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:14
「どっ、どしたの...??」
「...立てなぃ。」
梨華ちゃんは顔を真っ赤にして...
うちの胸に顔を埋めた...
「....サボっちゃおっか??」
「...ぇっ??」
「......キスの続き..ιょっ??」
311
:
YUNA
:2004/01/06(火) 14:14
彼女の耳元でそっと囁く...
眉を八の字にしながらも、彼女が頷くのを確認して...
深く彼女に口付けた...
初めて2人でサボった...
全然耳に入って来なかった...
授業再開のベルも...
授業終了のベルも...
312
:
名無し(0´〜`0)
:2004/01/06(火) 21:01
更新待ってましたよ!!
今年もマイペースでがんばってください。
313
:
ちゃみ
:2004/01/07(水) 18:24
こらこらこらーーーー、新年早々、何という気持ちの良いことを・・・・
キスで腰が抜けてしまう梨華ちゃん、きゃわいい〜。
314
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:37
「あれぇ、お前こんな時間に何してんのぉ〜??」
「....ばっ、紗耶香っっっ!!!」
「ごっ、ごめん取り込み中に悪ぃ〜〜!!!」
と言って紗耶香は、適当に着替えを済ますと...
部屋から出てこうとした...
「そんなんじゃないですっっっ!!!」
梨華ちゃんは顔を真っ赤にして抗議した...
だけど、紗耶香はニヤっと笑って出て行った...
そりゃ、こんな格好してりゃ誰でも疑うわなぁ...
「....もぉ、言ったじゃない!!!」
「だぁからぁ、ごめんね??」
「...知らないっっっ!!!」
315
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:38
「ちょっと傘返してよぉ〜!!!」
放課後の帰り道...
うちらは手を繋いで、1つの傘の下に居た...
だけど、うちがふざけて彼女から傘を取り上げた。
「濡れて帰ろぉよぉ〜〜」
「ヤダぁ、着替えないんだからぁ!!!」
「明日休みじゃんよぉ〜」
なんて言いながら、傘を折りたたんだその時...
通りかかったトラックに、水をはねられ...
梨華ちゃんもビショ②...
うちもビショ②...
316
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:38
膨れっ面の彼女の手を引いて...
1番近いうちの部屋へ彼女を連れて行った...
「とりあえずこれ着ててよ、今から即行風呂沸かすから。」
なんて言いながら2人して着替えてて...
そん時調度紗耶香が帰って来たって訳...
「....どぉするのよぉ。」
「大丈夫だよ。」
「...大丈夫じゃないのぉ。」
「早く風呂入って来なよ、ねっっっ??」
317
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:38
梨華ちゃんを促しながら、バスルームに押し込む。
ヤベぇ...
うちはドアに凭れて、そのまま座り込んだ。
濡れたシャツと髪...
褐色色の肌とは対照的な白いブラが透けて...
う”っ...
318
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:39
思春期のガキじゃあるまいし...
って今、思春期真っ盛りか...!?
うちはそんな欲求不満なのかっっっ...!?
多分、そぉだろぉなぁ...
319
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:40
・・・・
・・・・
・・・・
交代で風呂に入って...
適当にシャワーを浴びて、うちは出た...
リビングに戻ると、梨華ちゃんは未だに...
少しムスっとした顔をしていた...
320
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:40
「なぁ〜に、まだ怒ってんのぉ〜??」
「別に。」
明らかに怒ってんじゃんよ...
「...梨ぃ華ちゃん。」
「ねぇ、ひとみちゃん...??」
「ん〜??」
「ひとみちゃんって、どんなお仕事してるの??」
321
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:40
突然のその質問に、うちはドキっとした...
うちは彼女に秘密にしてる事が、いくつも②あるんだ...
「...んと、飲食店なんだ。」
「夜にぃ〜??」
「....そぉいうトコもあるんだよ。」
「へぇ〜」
322
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:40
ごめんね梨華ちゃん...
どぉしても、まだ言えないや...
実は、ホストやってるなんて...(涙
「そう言えば、ひとみちゃんご両親は??」
「...あぁ、小さい頃事故で亡くしてさぁ。」
「....ごめ..っ.........」
「ん〜ん、全然いいよ。」
323
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:41
ごめんね梨華ちゃん...
これだけは、言えないや...
親に捨てられて、養護施設で育ったなんて...
「ねぇ??」
「ん〜??」
「....ひとみちゃん..アタシに秘密にしてる事あるでしょ??」
「えぇ、ないよぉ〜」
「...無理には聞かないよ?
.....だけど..言える時が来たら教えてね??」
324
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:41
梨華ちゃんはうちに抱き付いてきた...
「...アタシには..自信もないし魅力もない。
.....だけどね??
...ひとみちゃんの全部、受け止めてあげられる自信はあるから。」
325
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:41
うちを見上げる瞳...
胸の痛みを感じながら...
うちはそっと彼女を抱き寄せた...
「...あんがとね。」
「大好きだよ?」
「....うん、うちも大好き。」
326
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:41
彼女の首筋に顔を埋めて、キスを落とした...
濡れた髪に、うちの大きめの白いシャツ...
少しだけ漏れた彼女の吐息...
音を立てながら、ゆっくりと耳にもキスをする...
「....ャっ...駄目っ...........」
327
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:42
タメイキ混じりのその声...
かなり刺激強いんっすけど...
「...耳..弱ぃの??」
「....ぁ..ゃ...喋らな..ぃで........」
「.....好きだょ..梨華ちゃん。」
「...っタシ..も...好き........」
「...もぉ..無理.....ιょ??」
328
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:42
耳元でそう囁いて、唇にキスをする...
だけど梨華ちゃんは何も言わない...
OKぇって事なのかな...??
うちはキスを激しくしていって...
彼女の胸に触れた...
329
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:42
すんげぇ、思った以上にデカいっっっ...!?
「...はぁ..ぁ...ゃぁ............」
感じてるってすぐに分かった...
ブラをしてない彼女の胸の突起が勃ってるのが...
シャツの上からでも分かるから...
330
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:43
「.....脱ごぉ..ね??」
彼女の首筋に舌を這わせながら...
シャツのボタンを1つ②外していく...
331
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:43
「....お願..ぃ..駄目........」
「...駄目??」
「.....今日は..ゴメン..ネ.........」
「....そっか..ごめん。」
気まずい空気...
332
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:43
「....アタシ..帰るね........」
外はまだ雨が降っている...
「...泊まって来なよ。」
「....でも..ぉ..........」
「...何もしないから。」
「.....ゴメンネ..っタシ...怖いの........」
333
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:43
梨華ちゃんは泣きながらうちに抱き付いてきた...
「...ずっと待つよ、だから大丈夫。」
ずっと...
334
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:44
一生待ってられるっていう根拠なんてどこにも無い...
だけど、絶対待てる...
そんな気がしたんだ...
〜continues...〜
335
:
YUNA
:2004/01/20(火) 15:49
更新しました♪
気付いたら...げっ、2月っ!?
なんて事のないように、頑張ります。w
≪312の名無し(0´〜`0)さん。≫
レスありがとぉございます。
ワガママでごめんなさぃ。
マイペース過ぎだろっ!?って感じですよね。(苦笑
頑張ります!!!
≪ちゃみさん。≫
初めましてですよね??
レス、ありがとぉございます♪
コノ先もずっと、いしよし小説に愛をい〜っぱい込めて
書いていくつもりなので、これからもよろしくお願いします!!!
336
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:34
『luv u taught me...』
============
〜Ⅴ〜
《半年後...》
337
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:34
「...おはよ、ひとみちゃん。」
彼女の甘い声で...
夢の世界から現実へ...
「はよぉ。」
うちは体を起こして...
ベッドの縁に座る彼女を...
ギュッと後ろから抱きしめた...
338
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:34
「....ご飯、できてるよ??」
「...う”ぅ..ん.........」
彼女の首筋に顔を埋めて、目を閉じる...
香水とかそんなんじゃなくって...
なんか甘い匂いがする...
なんて事を思いながら、夢の中...
「もぉ、起きてよぉ〜」
肩を揺すぶられて、現実の世界へと引き戻される...
339
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:35
「....まだ..眠いよぉ...........」
「...駄ぁ目、もぉ時間だよ??」
「...ヤダぁ、まだ寝んのぉ〜〜!!!」
うちは梨華ちゃんを無理矢理ベッドの中に押し込んで...
腕と脚で抱き抱えた...
マイ抱き枕の完成♪♪♪
「ちょっ、動けないでしょ〜!?」
「...おやすみぃ、マイハニ〜♪♪♪」
「ひとみちゃ〜〜ん!!!」
340
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:35
そして、1時間後...
うちが起きたら...
梨華ちゃんはうちの腕の中で...
静かに寝息を立てていた...
341
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:35
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
342
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:36
「...なぁ、ひとみぃ〜〜??」
「ん〜??」
「上手くいってんの??」
タバコを口に咥えたまま、ベッドに横になった紗耶香。
「何がぁ??」
「何すっ呆けてんだよ、梨華ちゃんとだよ。」
343
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:36
紗耶香の隣りに寝転がって、天井を見上げる。
「あぁ〜、おかげ様で。(笑」
「そっかぁ〜、よかったな。」
ニカっと笑って、紗耶香はうちの肩を軽く叩いた。
344
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:36
「...大切にしてやれよぉ??」
「分かってるよ。」
それ以上、紗耶香は何も聞いてこなかった。
普段なら、どこまでいったとか聞いてくる奴だけど...
マジな話はちゃんとマジになってくれる...
345
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:36
うちさっ、誰よりも紗耶香の事信頼してるよ...??
だからさっ...
「なぁ、紗耶香ぁ〜??」
「んぉ〜??」
「ごっちんに、どん②告れば??」
「...ぐぇっ、ごほっ、お前何言ってんのっっっ!?」
346
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:37
煙が変なトコ入ったじゃねぇ〜かっっっ!!!
なんて言いながら、紗耶香は顔を真っ赤にしていた...
「照れんなょ。(笑
素直になるのも、たまには必要だって思うよ??」
347
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:37
ずっと②、このままで居ようなっっっ??
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
348
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:37
「ねぇ〜ぇ〜、携帯の番号教えてよぉ〜〜♪♪♪」
「すいません、店の決りとしてお客様にはお教えられませんので。」
「お・ね・が・い♪♪♪」
困ったなぁ...
かなり年配のこの人...
いつも来てくれるのは嬉しいんだけど...
こないだから、番号くれってちょっとウザい...
349
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:37
中澤さんから、まだ未成年だから...
って事で、一応断っとけって言われてる...
今まで、なんとなくいいなって思った人には...
内緒で渡した事が何度かある...
だけど、今は裏切れない人が居るから...
350
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:38
「吉くん、今ちょっといいかなぁ〜??」
真里さんに向こうの方から呼ばれて、うちは席を立った。
「...それじゃうちは、コレで失礼します。」
「えぇ、行っちゃうのぉ〜〜??」
「....今度またご指名ください。」
351
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:38
うちは笑顔をツクって頭を軽く下げると、真里さんの元へ向かった。
「ヤベぇ、助かったっす。」
「あの人さぁ、いつも居るよね。(笑」
「一応お客様だからさっ、しょうがないっすよ。」
「さすがNo.1、言う事が違うねぇ〜♪」
352
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:38
「...ヤメて下さいよ。
好きでぇ、No.1やってる訳じゃないんで。(苦笑」
「ねぇ〜自信持ちなよ、もっと。
裕ちゃん言ってたよ、吉澤はもっと堂々とすればえぇねんって。(笑」
353
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:38
「...っすかねぇ。」
「ほらっ、休憩入っちゃっていいから。
少しゆっくりしなよっ、彼女ができてお疲れ??(笑」
354
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:40
きゃははっ、なんて笑いながら...
真里さんは、店の奥に行ってしまった...
バレてる...
なんで...??
355
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:41
「...お前は分かりやすいんだよ。」
たま②通りかかった紗耶香に、そんな事を言われた。
356
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:41
「ほぇっ!?」
「ほぇっ!?、じゃねぇ〜よ。
隠したいなら、もっと普通にしろ普通にっっっ!!!!!」
軽く頭をど突かれた...
あまり紗耶香に言われたくないんだけど...
357
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:41
うちは首を傾げながら、店の奥の部屋に入って腰を降ろした。
そして机の上に置いてある携帯を掴んで...
そのまま横になった...
んっ、メールだっ...!?
358
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:41
『お仕事お疲れ様です。
明日逢えるんだよねっ、楽しみだよっっっ♪♪♪
明日は、何着てこうかなぁ〜〜?? 〜梨華 vvV〜』
359
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:42
可愛い...(涙
すんげぇ、可愛い...(号泣
360
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:42
『梨華ちゃんは今何してんの??
明日はぁ、こないだ買ったスカート穿いてきてよ??
あれっ、すんげぇ似合ってたっっっ♪♪♪ 〜ひとみ〜』
361
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:42
『ホントぉ〜〜!?
じゃ〜、それ穿いてくねっっっ♪♪♪
今はぁ、柴ちゃんとTV見てるよ。
ひとみちゃん、今お仕事中じゃないの?? 〜梨華 vvV〜』
362
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:43
『今、ちと休憩しております。
もぉ夜遅いから、早く寝ましょぉっ♪♪♪
愛してるよ??(笑〜ひとみ〜』
363
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:43
あれから、30分...
梨華ちゃんからの返事は来ない...
どしちゃったんだっっっ...??
怒ってんのかなぁ...??
364
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:43
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
365
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:43
翌日、約束の場所...
「はよぉ〜っす♪♪♪」
「今日も遅刻ぅ〜、お昼2人の奢りねっ♪」
「「え”ぇ〜〜〜!?」」
366
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:44
紗耶香と顔を見合わせる...
「あれっ、吉に市井じゃんか。」
「あっ、マサオさんじゃないっすかっ!?」
「2人とも、あゆみの友達??」
「はいっ、学校が一緒なんっすよぉ〜」
「へぇ〜〜」
367
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:44
マサオさんは、うちらが働いてるお店の人...
うちらより、3つ年上だったかな??
超〜、めちゃくちゃ頼りになる先輩。
あゆみちゃんは、知ってるんだろうか...??
「結構狭いもんなんだねぇ〜??」
368
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:44
なんて言いながら、柴ちゃんは首を傾げていた。
そりゃぁねぇ、首を傾げたくもなるわなぁ...
っていうか...
「梨ぃ華ちゃんっっっ♪♪♪」
369
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:44
彼女の隣りを歩く。
だけど、返事が無いんっすけど...
「梨華ちゃんってばぁ〜」
「何よっ!?」
げっ、超〜不機嫌...
もしかして今日、月1のアレかなぁ...??
370
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:45
「どしたの??」
「...別になんでもない。」
と言って、ごっちんのトコロへ行ってしまった。
ちぇぇ、なんだよぉ...
「梨華ちゃん、ご機嫌斜めだねぇ〜」
柴ちゃんが、後ろから抱き付いてきた。
371
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:45
「なんでじゃろっ??」
「ん〜、自分の発言には気を付けましょう。」
と言って、柴ちゃんもどん②歩いて行ってしまった。
っつぅ〜か、どぉいう意味よ...??
うち、なんか機嫌悪くなる様な事言った...??
372
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:45
・・・・
・・・・
・・・・
「...ねぇ、なんでそんな怒ってる訳??」
「知らないっっっ!!!」
373
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:45
みんなと別れた後...
帰ると言い張る彼女を、無理矢理近くの公園へと引っ張った。
「分かんないよ、言ってくんなきゃ。」
「...馬鹿っっっ!!!
そんな事、自分に聞いてみなさいよっっっ!!!」
梨華ちゃんは半泣き状態だった...
うちだって泣きたいよ...
374
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:46
「...昨日の..メール.........」
「メール??」
「....んっっっ!!!」
と言って、彼女の携帯を差し出された。
『今、ちと休憩しております。
もぉ夜遅いから、早く寝ましょぉっ♪♪♪
愛してるよ??(笑〜ひとみ〜』
375
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:46
うちが最後に送ったやつだ...
これのどこがいけない訳...??
「.......ねぇ..本気なのはアタシだけ...??」
「...えっ??」
「....“愛してるよ??(笑”って、冗談なの??」
376
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:46
違っ...
違うよ...
ちょっと、照れくさくって...
「...マジだよ。」
「じゃ〜、どぉして“笑”なんて付けるのよっっっ!!!」
「...それ..はぁ.......」
「なによぉ〜!?」
「....言った事ないんだよっ..誰にも。
...メールでもないし、実際口にした事もないんだ。
.....照れ臭かったんだ、ごめん。
....梨華ちゃんの事、泣かせるつもりでやったんじゃないんだ。」
377
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:47
涙が零れた...
なんでか分かんない...
ただ、この空気が苦しくって...
「...愛してる、なんて言う歳じゃないのかもしんない。
...だけど..うち梨華ちゃんの事......
....すんげぇ......愛してる..........」
378
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:47
心臓が張り裂けそうだった...
誰かに告るって、こんな感じなのかね...??
「...アタシも、愛してるよ??
....毎日②..不安なんだからっ。」
「どしてさっ??」
「....モテるんだよっ、ひとみちゃん。」
「えぇ、モテないよぉ〜」
379
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:47
「...うちのクラスなんて、スゴイんだから。
...ひとみちゃんには..その気が無くっても.......
....微笑みかけられたとか、ノートを拾ってもらったとか......
...毎日、そういう話ばかり聞くの。
.....何でもないフリして、ずっと②笑顔で居るのって、辛いんだよ??」
380
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:47
梨華ちゃんは静かに泣いていた...
「....堂々とすればいいじゃんよ。」
そっと彼女を抱きしめる...
「...うちが見てるのは、梨華ちゃんだけだよ??」
381
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:48
今までもそぉ...
だから、何年経っても...
ずっと②、そぉだよ...??
〜continues...〜
382
:
YUNA
:2004/03/04(木) 15:52
えっとぉ、お久しぶりです。
自分言ってる事と、やってる事が違いますね...(苦笑
長編、やっぱ向いてないのかも..._| ̄|○
読んでくれてる方が居るかは不明ですが...
今回は、1CHAPTER分更新しました。
これからも、ちょこ②(ぇっ)更新しに来るんで...
よろしくお願いします。
誰か読んでくれてるといいなぁ...(ぼそっ
383
:
名無し(0´〜`0)
:2004/03/04(木) 17:29
おはつでございます。
このスレの小説全部大好きです。
めちゃめちゃ、読んでますんでこれからもがんばってください。
いつでまでも、まっております。
384
:
名無し(0´〜`0)
:2004/03/04(木) 23:39
読んでおりますとも。YUNA樣のいしよし大好きですから。
ご自分のペースですすめてくださいな。
いつでも応援しております。
385
:
名無し(0´〜`0)
:2004/03/14(日) 12:15
読んでるよーーー
386
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:07
『luv u taught me...』
===================
〜Ⅵ〜
387
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:07
「...ねぇ、面白い??」
放課後...
梨華ちゃんの部屋でのんびり...
うちはファッション雑誌を見てる彼女の肩を揺らした。
「面白いよぉ〜??」
「どこがさぁ〜??」
分かんないよ...
そんなん見て何が面白い訳っ!?
やっぱ女の子って分かんない...
388
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:08
あれから、3ヶ月...
付き合い出して、気付けばもうすぐ1年...
うちらの関係は、未だに進んでいなかったり...??
ぶっちゃけ、うちはシたい...
ねぇ、うちは間違ってる...??
大好きな人に触れてみたいって思うのは...
間違ってる事なんですか...??
389
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:08
超〜欲求不満だよぉ...
隣りに居るのに、今以上触れる事さえできないなんてさぁ...
「....梨華ちゃん。」
耳元でそっと囁いてみる...
390
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:08
「ん〜??」
なんかムードねぇ...(涙
「...梨華。」
彼女から雑誌を取り上げて、後ろからギュッと抱きしめる...
391
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:09
「ちょっとぉ〜〜!?」
「...後でいいじゃん。」
彼女の首筋にキスを落とす...
「.....ヤダぁ、駄目。」
タメイキ混じりの声でそんな事言われても...
効果ないんっすけどぉ...??
392
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:09
「....うちもぉ..我慢できないよ。」
「...我慢..してよぉ。」
「...なんで..駄目なの??」
「.....恥ずか..ιぃ。」
梨華ちゃんの目には涙が溜まっていた...
393
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:09
「なんでよ??」
「........っめて..なの....」
「ん??」
「.....ιた事..ないの...........」
梨華ちゃんの顔が真っ赤に染まっていく...
マジっすか...!?
マぁジっすかぁ〜、神様っっっ!?
394
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:09
あゆみちゃんからも、梨華ちゃん本人からも...
恋愛経験が全然無いって聞かされてたけど...
これほどにも無いとは...!?
え”っ!?
ちょっと待て自分、落ち着けぇ...
っつぅ事は、うちが初めてって事っっっ!?
395
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:10
「....マジでぇ!?」
「.....そんな..驚かないでよ。」
「...最初がうちじゃ..ャっ??」
捨てられた子犬(←梨華ちゃん曰く)、みたいな目をしてみる...
396
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:10
「....ゃじゃなぃょ..だけどぉ.........」
「...だけど??」
「........嫌ぃに..ならなぃ...??」
なんて可愛い事言うんだこの子は...(涙
嫌いになんかなんない...
絶対、なんないってば...(泣
397
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:10
「...なんないよ。」
「....ひとみちゃんが思ってる風じゃ..きっとなぃょ??」
「...ん〜なら尚更知りたいよ、梨華ちゃんの全部。」
彼女の唇にキスを落とす...
398
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:11
「.....全部、頂戴よ。」
「...........っ..ょ...」
「...ん??」
「.......ぃぃ..ょ....」
梨華ちゃんがギュッて抱き付いてきた...
うちは焦る気持ちを抑えて、彼女を抱きしめ返した...
399
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:11
「....愛してる。」
「...っタシ..も........」
彼女が愛しい...
すんげぇ、壊したい...
・・・・
・・・・
・・・・
400
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:11
「...梨..華........」
切なそうに息をする、愛しい彼女のおでこにキスを落とす...
「....っとみ..ちゃ.........」
何も言わずに見つめ合う...
言葉なんかいらないよね...??
401
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:12
「...眠い??」
うちのその言葉に、彼女は小さく頷いた...
「....いいよ、おやすみ。」
402
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:12
彼女の唇にキスを落として、そっと抱きしると...
彼女は静かに寝息をたて始めた...
“幸せ”の意味を初めて知った...
そんな夜だった...
403
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:15
・・・・
・・・・
・・・・
次の日、朝目が覚めたら...
梨華ちゃんは、もぉ隣りに居なかった...
「....梨華ちゃん??」
キッチンを覗くと、彼女はエプロンをして朝食を作っていた。
404
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:15
「...はよぉ。」
後ろから細い腰をそっと抱き寄せる...
「......お..はょ...」
どことなくぎこちない感じ...??
405
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:15
「よく寝れた??」
「....うん。」
そう頷いた彼女の顔は真っ赤...
「...昨日の梨華ちゃん、可愛かったよ。」
「.....馬..鹿...」
「...愛してる。」
406
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:15
ホントは朝起きて、ベッドの中で言いたかったんだ...
だけど、まいっかぁ〜♪♪♪
「梨華ちゃんは??」
「....愛してる。」
彼女からのキス...
ヤベぇ、押し倒してぇ...
407
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:16
ゆっくりとT−シャツの中に手をしのばせる...
「...ちょっ、駄目っっっ!!!」
手を思いっきり叩かれた...(涙
408
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:16
「....駄目??」
「...恥ずかしいから..ャぁ.......」
「...なんでよぉ〜、昨日はスゴかったじゃんよぉ。」
「.....どぉして..そぉいう事言うの??」
涙目の彼女...
いかん...(汗
アホっ、泣かしてどぉすんだよ...
409
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:16
「......ιょ??」
「....ぅん。」
梨華ちゃん...
うち今、すんげぇ幸せだよ...
ねぇ、梨華ちゃんは...??
410
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:16
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
411
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:17
「マサオさん、お疲れっす♪」
仕事も終わり...
外に出てみると、タバコを吸っている背中を見つけた。
「おぉ吉ぃ、お疲れぇ〜」
かっけぇ...
煙を吐き出す横顔は男前...
412
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:17
「マサオさん??」
「どしたぁ〜??」
「あのぉ、いきなりなんっすけどぉ〜
あゆみちゃんはぁ、知ってるんですか??」
「何をぉ〜〜??」
「マサオさんが、この仕事してる事。」
マサオさんの隣りに腰を降ろして、タバコに火をつける。
413
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:18
「...ん〜、微妙だなぁ。(苦笑
....俺からは何も言ってないけど、あいつ多分気付いてるんだろぉなぁ。」
「えぇっ!?」
「....今、一緒に住んでんだ。
....付き合いだして、2年とかになるんかねぇ〜??
...服だってそぉ、貰い物とかでも分かっちゃうだろ。
...最初の内は、いろ②聞かれたけど......
....最近じゃ仕事の事は、一切聞いてこないよ。
...夕方出かけて、朝帰って来てさ。
...それでも笑顔で毎日見送ってくれてさ。
.....アイツ多分無理してるわ。
...昔っから、そぉいうトコあったからさ。」
414
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:19
マサオさんは少し遠い目をして言った...
「...もぉそろ②、あゆにも言わなきゃならん。
....俺の過去も、今の仕事も。」
タメイキ混じりに吐き出した煙...
いつもは凛々しい顔も...
今はなんだか泣きそうな顔...
415
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:19
「...どうせ俺きっと、あゆに辞めろって言われても.......
....ココは、辞めらんねぇし。」
「....マサオさん。」
「...やっぱ、恩返したいじゃん??
...ココに居る奴らほとんどは、みんな姐さんに拾われた奴等で。
.....俺もその1人。
...姐さんには、すんげぇ感謝してる。
.....姐さんが居なかったら、今の俺存在しないから。」
416
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:19
明らかに、涙が溜まっていて...
「...泣いて..いいっすよ??」
「ばっ、馬鹿言えぇ〜〜!!!」
なんて言いながら、マサオさんは乱暴に涙を拭った。
417
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:20
高校を卒業して、そのまま大学へ進学する人も居る...
他の就職先を探す人も居る...
中澤さんは、他へ行く事を進める...
だけど、マサオさんは中澤さんになんて言われても...
意地でココに残ったんだ...
めちゃくちゃ頭がいいのに...
なんで??って最初は思った...
だけど、ココでマジに働き出して分かった気がしたんだ...
今なら痛いくらい、マサオさんの気持ちが分かる...
418
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:20
「....でも、あんがとな。
...吉の気持ちは、すんげぇ嬉しいよ。」
ニカっと笑った顔は、いつもの顔だった。
「...カッケぇっす。」
「ん〜??」
「....うち駄目なんっすよぉ。
...今でもやっぱ、どっかで過去引きずっちゃってて。」
419
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:21
「ははっ、俺もそぉ〜だぞ??
...たまに怖くなるよ。
....ホントの事言ったら、あゆに置いてかれるんじゃないかって。
....だけどぉ、信じてみたいんだ。
...どんな俺でも、愛してくれるっていうあゆの言葉。
....そっから、全部始まると思うからさ。」
「...けどやっぱ、うちは駄目っすねぇ。」
420
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:21
マサオさんの言葉を聞いて...
自分がとことん情けなくなってくる...
「...なんでも、結局口ばっかで。
....コレっていう、自分の考えもなくって。
...梨華ちゃんにも、結局何1つしてあげられなくって。」
421
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:21
「そんな事ないんじゃん??」
「....えっ??」
「梨華ちゃん言ってたぞぉ〜
お前の事、頼れる奴だって。
それから、すんげぇノロケ聞かされたよ。(苦笑
お前、梨華ちゃんに相当愛されてんのなぁ〜??(笑」
422
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:21
「....っすかね??」
「もっと、自信を持てっっっ!!!
じゃなきゃ守るべき時に、守りたいモノも守れないぞ??」
423
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:23
守りたいモノ...
うちの頭に1番最初に浮かんだのは...
梨華ちゃんの笑顔だった...
〜continues...〜
424
:
YUNA
:2004/03/14(日) 15:27
更新しました♪
これから、CHAPTERごと更新しよぉかなぁ...
なんて考えております。
>383の名無し(0´〜`0)さん。 投稿日: 2004/03/04(木) 17:29
レスありがとぉございます。
この小説にも目を通していただいて、ありがとうございます。
他のみなさんと比べたら、かなりの駄文ですが...
最後までお付き合いください。
>384の名無し(0´〜`0)さん。
レスありがとぉございます。
マジっすかぁっ!?
すんげぇ、嬉しい...(号泣
頑張ります!!!(単純
>385の名無し(0´〜`0)さん。
レス、ありがとぉございます。
読んでさって、涙が...(ぇっ
最後まで頑張るので、よろしくお願いします。
425
:
名無し(0´〜`0)
:2004/03/14(日) 21:30
ぜんぜん、駄文じゃないですよ。
かなりすばらしいと思います。
最後まで見るんでがんばってください。
てか、梨華ちゃんかわいすぎ。よっすぃーも、かっけー。
426
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:57
『luv u taught me...』
============
〜Ⅶ〜
427
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:57
「....駄目っ...今日は........」
「...どしてさ??」
「....駄目。」
「...昨日も、そぉ言ったじゃんよぉ。」
「......駄目。」
初Hから、3週間が経とうとしている...
428
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:57
ねぇ、どしてさぁ〜!?(涙
どしてぇ〜〜!?(泣
あれから、1度もHしてないんです...(号泣
「...もぉ、いいよ。」
うちは立ち上がって、携帯をポケットにしまった。
「.....帰っちゃう..の??」
だってさぁ...
429
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:58
「....Hしたくて..アタシに逢いに来たの??」
涙目の彼女...
そぉじゃないよ...??
っつぅ〜か、Hが目的だけで逢いに来た訳じゃないよ...??
だけど、期待はするじゃんよ...
「そじゃないよ。」
「....じゃ〜いいよ、ιょ?」
と言って、立ち上がると上着を脱ぎだした彼女...
だけどその言い方に、少しだけムっとする...
430
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:58
「もぉいいってば。」
うちは彼女に上着を着せ直した。
「どぉしてよっっっ!?
抱きたいんでしょっ、抱けばいいじゃないっっっ!!!」
「........泣かないでよ、梨華ちゃん。」
うちはそっと彼女を抱きしめた。
「....ねぇ、話そっ??」
431
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:58
・・・・
・・・・
・・・・
彼女が泣き止むのを待つ事10分...
「...するなら...ιょぅょ........」
梨華ちゃんはうちの膝の上に座った...
432
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:58
「....シないよ、ちゃんと話そっ??」
抱き付いてきた彼女の肩を押して、ちゃんと向き合う...
「...なんて言ったらいいのかなぁ??
梨華ちゃんはぁ、あんまHとかしたくないの??」
「.....分かんなぃ。」
「....相手がうちだから、いけないのかなぁ〜??」
「そぉじゃないっっっ!!!」
433
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:59
そんな大きい声出さなくても...
でも、嬉しかった...
涙目になって、そぉ否定してくれて...
「....そっか。」
うちが彼女に微笑みかけると...
少し恥ずかしそうに頷いて、うちに体を預けてくれた...
434
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:59
「.....嫌われたく..ないの。」
「ん〜??」
「....初めてHして..思ったの..........」
「ん??」
「.....っタシ..って....Hかなぁ........??」
すんげぇ、真剣な顔で梨華ちゃんは言った...
ごめん、笑っちゃ駄目...??
435
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:59
「...笑わないでょぉ........」
と言って、膨れた彼女。
なんで、言動1つ②がこんなに可愛いんだろっ...??
うちの胸を掴んで離してくれない...
「....ごめん②。
...でもぉ、すんげぇ可愛いと思う。
...っつぅ〜か..どんな梨華ちゃんでも.......
....うちからしたら、ヤバいくらい可愛く見えるんだけど。」
「.....嘘。」
「...嘘じゃない。
.....じゃ〜なんで、こんなに心臓バク②いってるんだろっ??」
436
:
YUNA
:2004/03/23(火) 13:59
うちは彼女の手をとって、そっと胸に置いた...
「....梨華ちゃんと居る時は、いつもそぉだよ??」
「...ホント??」
「...ホントだよ。」
「.....っタシだけだと..思ってたょぉ.........」
と言って、泣き出してしまった梨華ちゃん...
なんで泣くかなぁ...
437
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:00
「...エッチ目当てだけなら、あんなに待てないよ。
.....ちゃんと、大事に思ってるからだよ??
....今のうちにとって、梨華ちゃんが全部だから。」
あの後...
結局Hしちゃったけど...
梨華ちゃんがすんげぇ幸せそうな顔をしてくれたから...
うちもすんげぇ、幸せだったよ...??
438
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:00
んでぇ、あれから逢う度してたら...
怒られた...
おまけに...
1週間のH禁止令出ちったよぉ...(涙
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
439
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:00
「...ごめんなぁ..わざ②外出てきてもらっちゃって........」
梨華ちゃん家からの帰り道だった...
「ん〜ん、それより仕事は??」
「...今ちょっと休憩もらってるんだ。」
「そっかぁ、でっ、どしたのぉ〜??」
「....なぁ..あゆっ.........」
440
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:00
公園を通りかかった時...
たま②、聞きなれた声が聞こえたんだ...
だけど、かなり深刻そう...
「何よぉ、改まっちゃってぇ??」
「....お前に..ずっと隠してた事がある.......」
見ちゃ悪い...
聞いちゃ悪い...
そぉ思いながらも、うちは物陰に隠れて息を潜めた...
441
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:01
「...話そう②って思ってて..結局何年も経っちゃってさ.......」
「....どしたの??」
声だけで分かる...
柴ちゃんの不安が伝わってくる...
「...俺さっ、飲食店でバイトしてるつったじゃん??」
「....うん。」
「......実は...さっ.........
..........ナベバーで、ホスト....やってるんだ。」
442
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:01
「...え..っ........」
「....お世話になってる人が居るんだ。
...中澤さんって言うんだけどさっ、俺はその人に恩返しをしたい。」
「...何..言ってるの??」
「......俺っ、拾われたんだよ。」
「.....えっ??」
「....中澤さんは養護施設抜け出した俺を、拾ってくれたんだ。」
「.....話が..見えないよ..........」
柴ちゃんは静かに涙を流していた...
443
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:02
「...前に話したと思うけど、俺には親が居ない。
...俺は物心ついた頃から..ソコに預けられてて.......
....だから、親の顔も知らない。
...16ん時、嫌になって抜け出したんだ。
.....さ迷ってる俺を、助けてくれた。」
「.....ひぃっ..ぅ...くっ...........」
「....お前と出逢った時は、もぉすでにホストとしてた。
.....俺は金が欲しい訳じゃない。
...ただあの人に、どぉしてもお礼がしたいんだ。
....あゆ、俺はホストを辞める気はない。
...それでも辞めて欲しいと思うなら、俺らはもぉ駄目だよ。」
444
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:02
沈黙...
だけど途端...
「...........馬鹿っっっ!!!」
すんげぇ音がした...
正面を向いてたマサオさんの顔は...
一瞬で斜め下を向いていた...
だけど、マサオさんの頬を叩いた柴ちゃんの手は...
何も言わずにそっとマサオさんの頭を包み込んだ...
445
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:02
「....気付いてなかった訳じゃ..ないの......
...だけど..まさかって思ってて........
...ねぇ...もぉ駄目なんて..言わないで.........??
....っタシ...今更マサオから..離れらんないんだから..........」
柴ちゃんは、いっぱい泣いていた...
446
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:02
「....どんな..マサオでも........
....マサオじゃなきゃ..駄目なんだからぁ.........」
マサオさんも泣いていた...
うちはその場に座り込んで...
溢れ出した涙を止められないでいた...
447
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:03
ねぇ、梨華ちゃん...??
もしうちがカムしたらさ...
柴ちゃんみたいに、必要だって言ってくれる...??
それでもうちの事、好きだって言ってくれる...??
448
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:04
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
「どしたのぉ、ひとみちゃん??」
「ん〜??」
あれから1週間...
うちの前には、笑顔のマサオさんと柴ちゃん...
あれから上手く行ったんだ...
449
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:04
「.....最近、おかしいよ。」
「そんな事ないよ。」
何1つ心配はないよ...
うちは大丈夫...
「.......でも..ぉ...」
「何も無いってぇ。」
450
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:04
彼女の髪にキスを落として、そっと手をとる。
「...早く行こっ、置いてかれちゃうよ。」
・・・・
・・・・
・・・・
451
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:04
『♪♪〜〜♪〜♪♪♪〜〜〜♪〜〜〜〜』
みんなでカラオケの最中...
いきなり鳴り出した携帯...
見慣れない番号...
誰...??
「......もし②??」
「あっ、吉くぅ〜〜ん♪♪♪」
え”っ...!?
まっ、まさか...
452
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:04
うちは急いで部屋から出てドアの向こうへ...
梨華ちゃんの不信そうな顔が気になったけど...
今はそれどころじゃない...
「....どぉして..この番号...........」
「教えてもらったの♪♪♪」
マジかよぉ...
っつぅ〜か、誰だよぉ...
453
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:05
「.........っすか....」
「今何してるのぉ〜??
ねぇ、今から逢えない〜〜??」
「.....今友達と居るんで。」
「そぉ〜??
じゃ〜、いつ逢ってくれるの??」
「.....それ..はぁ...........」
やぶぁい...(汗
454
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:05
「どぉしたのっ、ひとみちゃん??」
ドアの隙間から顔を出した梨華ちゃん。
助かった...
「...すんません、今ちょっと友達呼んでるんで。
.....それじゃ〜、またぁ。」
うちは慌てて携帯の電源を切った...
455
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:05
「誰??」
「あぁ〜、んとぉ中学の時の先輩でさ。」
とっさに思い付いた嘘...
「....そう。」
浮かない顔...
「トイレ行こっ??」
456
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:06
彼女の手を引っ張って、トイレの個室へ...
「...ちょっ、ひとみちゃん!?」
「....少しだけ..このままで居させてよ..........」
うちは彼女にギュッと抱き付いた...
「....ぅん。」
梨華ちゃんは何も言わずに、うちを抱きしめてくれた...
457
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:06
あれから、あの人からかかってくる事はなかった...
そりゃそうだ...
電源自体切っちゃってんだから...
このままじゃまずい...
そぉ思っても、何もできない自分が嫌になる...
ごめんね、梨華ちゃん...
458
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:06
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
あれから...
毎日の様に、あの人から電話がきた...
あ”ぁ〜、ぶっちゃけウザい...
459
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:06
おまけに、いつもタイミングよく...
梨華ちゃんと一緒に居る時とかで...
彼女の不安そうな顔...
明らかに、うちは疑われてる...
460
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:06
そして今日も...
「ねぇ〜、吉くぅん??
いつんなったら逢ってくれるのぉ〜??」
「...いや..ぁ.........」
「ねぇ②、何が欲しい??
お姉さん、なんでも買ってあげちゃうわよ??」
「....いやっ、平気っす。」
「遠慮しなくていいのよぉ〜??」
461
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:07
誰か、助け”て”ぇ〜〜〜〜!!!!(泣
「.....あのっ、今日はもぉ遅いんでこれで失礼しますね。」
適当な嘘言って、電話を切る...
ふぅ...
462
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:07
毎日こんなんだ...
中澤さんに相談した方がいいのかもしんない...
このままじゃ、最悪な場合..........
463
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:07
嫌だっっっ...!!!
梨華ちゃんと別れたくなんかないよ...
〜continues...〜
464
:
YUNA
:2004/03/23(火) 14:21
更新完了れす♪
このまま最後まで頑張るじょ〜!!!
話はまだ②続くので、お付き合いよろしくお願いします。
>425の名無し(0´〜`0)さん。
レスありがとぉございます!!!
微妙なトコ、あり②だと思いますが...
最後まで精一杯、吉と梨華ちゃんに愛を注ぎたいと思っています。w
(0^〜^)<梨華ちゃん可愛いってさぁ〜
(*^▽^)<ふふふっ♪
(0^〜^)<きしょっ!?
( T▽T)<... ... ...
結局いつものパターンですね。w
でもそこには愛があるんですょね♪
465
:
レオナ
:2004/03/23(火) 19:01
>>383
>>425
にレスしたものです。名無しはやめました。あらてめて、よろしくです。
今回も、かなり楽しめました。
まだ②、待ち続けます。がんばってください。
466
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:26
『luv u taught me...』
============
〜Ⅷ〜
467
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:26
「....よっすぃ〜」
放課後...
柴ちゃんに呼び止められた...
「ん〜??」
「...ちょっと..話があるんだけど..........」
「どしたの??」
「....梨華ちゃんの..事なんだけど.........」
468
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:26
と言って、柴ちゃんはうちを見上げた。
「梨華ちゃんが、どぉしたの??」
「....よっすぃ〜さぁ、浮気してる??」
「はぁっ!?」
「...最近..様子がおかしいって.......
.....梨華ちゃん泣きながら、アタシの所に来たの。
....心当たり、あるんじゃないの??」
469
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:27
彼女にそう問われて、うちはハっとした...
アレしかない...
「....まさかホントに、浮気してるのっ!?」
「してないっっっ!!!」
「...じゃ〜なんなのよっっっ!?
どぉして、毎日女の人から電話がかかってくるのよっっっ!?」
「....それ..は............」
「言えないのっっっ!?
じゃ〜疑われても、しょうがないんじゃないのっっっ!?」
470
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:27
柴ちゃんの目には涙がたまっていた...
「...よっすぃ〜がそういう事する人だって..思いたくなぃょ........」
と言って、柴ちゃんはその場に蹲ってしまった...
うちは迷った...
柴ちゃんに全部話すべきなのかどぉか...
「....柴..ちゃん??」
471
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:27
うちはその場に腰を降ろして、彼女を見つめた。
「何よっ!?」
「...話さなきゃいけない事があるんだ。」
「....何??」
「.....うち..さ....同じなんだ..........」
「...何..が??」
「....マサオさんと。」
「...えっ??」
472
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:27
「.....同じ場所で、同じ仕事してる。
....うちにも親が居ないんだ。
...んで養護施設抜け出して、同じ人に拾われて今のうちが居る。」
「...梨華ちゃんは、その事知ってるの??」
「....知らないし..言えないよ.......」
「どぉしてっっっ!?」
「堂々としてられる様な過去じゃ、ないんだっっっ!!!」
涙が一気に溢れた...
473
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:28
背負いきれない過去...
思い出したくも無い過去...
消し去りたい過去...
474
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:28
4歳の時だった...
父親がうちと母親を残して、別の女の人と消えた...
それからは母さんと2人きりだったけど、それでも幸せだったんだ...
うちが養護施設に預けられたのはぁ...
5歳の時だったかな...
あの人は、必ず迎えに来ると言った...
だけど、嘘だって5歳のうちでも気付いていた...
アイツは泣いてなんか居なかった...
それどころか...
嬉しそうに養護施設を出て行ったのを今でも覚えてる...
475
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:28
そこで1番最初にできた友達が紗耶香だった...
今じゃ、幼馴染同然...
1コ年上なのに、いつもトロくて泣き虫で...
だけど、いつもうちの傍に居てくれた...
寂しくて泣いてた時、“大丈夫”と言って抱きしめてくれた...
476
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:28
だけど、そこの養護施設は最悪だった...
正確に言うと...
12歳の時まではよかった...
そん時、養護施設で1番偉かった人...
バアちゃん(←うちらはそぉ呼んでた。)が何故か急に来なくなった...
死んだんだって、大人が話してるのを耳にして...
うちは初めて、大事な誰かを失って涙が出た...
バアちゃんは、すんげぇ優しかった...
本当の親みたいに、いつも②温かかった...
だから、うちらはいつも笑っていられた...
それは、アソコに居た誰もがそぉ思ってたはず...
477
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:29
その所為もある...
だから...
バアちゃんが死んでから、その場所は余計地獄と化した...
偉い人が変わってから...
うちらは、扱き使われる様になったから...
478
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:29
そして、養護施設を2人で抜け出したのがぁ...
14歳の時...
んでぇ、養護施設を抜け出して...
中澤さんに拾われるまで...
うちも紗耶香も、声かけて来た女の人の家を転々としてた...
寝て、お金を貰って...
その金で、食い繋いでた...
抜け出してから、1・2ヶ月はそぉやって生きて来て...
調度金が底をついた時に、中澤さんに声をかけられた...
479
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:29
それからも、女癖の悪さは変わらなかった...
学校もあんま行ってなかった...
ろくに勉強もしないで、女の子とばっか遊んでた...
授業は受けなくても、結構余裕でついてはいけてたから...
だけどその事が、中澤さんにバレて...
うちは、初めて誰かに引っ叩かれて叱られた...
そして初めて、うちの為に誰かが泣いてくれた...
480
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:30
それからだった...
変わろうと思ったのは...
全部②、柴ちゃんに話した...
柴ちゃんは頷きながら、途中から泣いていた...
うちも、ずっと②涙が止まらなかった...
481
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:30
「....梨華ちゃんには、話さないの??」
「う〜ん、まだ無理。」
「...でも、多分気付いてるよ??」
「ん??」
「.....よっすぃ〜が、何か隠してるって。」
「うん、言われた。
受け止めてくれるって言ったけど......
それとこれとはぁ、やっぱ別っしょ??(苦笑」
482
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:30
きっとどっかで、自棄んなってる...
「別じゃないっっっ!!!」
だけど、柴ちゃんは見抜いてるみたい...
483
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:30
「....別じゃないのぉ。
....1度..愛しちゃったら.......
...どんな過去でも、嫌いになれないもんなのぉ。
...梨華ちゃんは関係ないなんて言わせないっっっ!!!」
柴ちゃんはまた泣き出してしまった...
彼女のその言葉は...
うちの胸にそのまま突き刺さった...
484
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:31
「...お願い..全部話してあげて。
.....梨華ちゃんは、絶対受け止めてくれるから。」
これは、柴ちゃんだから言える事...??
「....自棄にならないで。」
485
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:31
柴ちゃんに、ギュッと抱きしめられた...
うちは彼女の背中に腕をまわして...
無意識の内に、涙を流していた...
柴ちゃんの腕の中は...
すんげぇ、温かかった...
486
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:31
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
487
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:32
「...困りますから。」
「いいじゃない②♪♪♪」
と言って、腕に腕を絡ませてきたのは...
店のあの常連さん...
うちの手には、いっぱいのプレゼント...
困るんだよなぁ...(汗
っつぅ〜か、そも②なんでこぉいう事になったんだろぉ...
488
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:32
毎日②かかってくる電話...
いい加減うんざり...
だから、梨華ちゃんと喧嘩になる前に...
こぉして逢うのは、最初で最後...
そぉいう約束だった気がする...
じゃなきゃ困るよ...
489
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:32
「ねぇ、何が欲しい??」
「...だから、困りますって。
.....そぉいうつもりで来たんじゃないんで。」
「じゃ〜、ちょっと早いけど行く??」
「.....はいっ!?」
うちはずる②と、車の前まで引きずられて...
おまけに、うちの目の前には...
メっ、メルセデスっ!?
っつぅか、どっ、どこ行くのっっっ!?
490
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:32
・・・・
・・・・
・・・・
まっ、マジかよ...(汗
気付けばそこはホテル街...
ヤベぇ〜〜!!!!!!!!
梨華ちゃん、助け”でぇ〜〜〜〜!!!!!(泣
491
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:33
「行きましょ??」
行きましょ??ってどこにぃ〜〜〜!?
「....あの、困るんで。」
「えぇ〜、どぉしてぇ〜??」
「.....店長に言われてるんで。」
「言わなきゃ、分からないわよ??」
「....いやっ、駄目ですから。」
492
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:33
ラブホの前...
明らかにおかしいだろぉ...
それに、バレたらアナタが捕まりますよ...??
「場所がいけないの??
じゃ〜、お姉さんの部屋来る??」
「....いやっ..それも無理です。
...っていうか、さっき貰った物も全部お返しします。」
493
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:33
「どぉして??」
「....うち付き合ってる子が居るんです、だからごめんなさい。
......今日は、その事も言うつもりで来たんです。」
うちは頭を下げて謝った...
「ならっ、最初から期待させないでっっっ!!!」
494
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:33
うちは、引っ叩かれた...
「失礼します。」
うちはもう1度頭を下げて、その場を後にした。
っつぅ〜か、なんでうちが叩かれなきゃいけないんだぁ...!?
まぁ〜いっか...
これで、収まるなら...
495
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:34
だけど、これだけじゃ...
収まらなかったんだ...
最悪の事態が、うちを待ち受けていた...
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
496
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:34
「...ひとみちゃん..話したい事があるの........」
彼女が目いっぱい涙を溜めて...
うちに逢いに来たのは、真夜中を過ぎた午前2時...
うちは嫌な予感がしたんだ...
すんごい...
497
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:34
・・・・
・・・・
・・・・
「.....どしたの??」
彼女に触れようと、手を伸ばした時...
「...嫌っっっ!!!」
498
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:34
手をはねのけられて...
拒否られた...
「....ごめっ..........」
こんな事初めてだ...
「...何に対して謝ってるのっ、ねぇ??」
499
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:35
彼女の瞳から、ぽろ②と涙が零れ落ち始めた...
「.....嫌だったなら、ごめんって。」
「...アタシに謝る事は..それだけっっっ??」
「....えっ??」
「...他に付き合ってる人が居る様な人に.........
.....容易く触れさせるほど..アタシは馬鹿な女じゃないっっっ!!!」
「...話が、見えないよ。」
「...お願い..これ以上嘘吐かないで。
....ひとみちゃんの事..嫌いにさせないで..........」
500
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:35
彼女は蹲って泣き始めた...
話が見えない...
他に付き合ってる人...??
そんな人..居ない...
「....この間..見ちゃったの。
...ひとみちゃんが、女の人とホテル入るトコロ........」
「...えっ!?」
「........お願い..否定して...??」
「....梨華..ちゃん。」
「...アタシ以外に居ないって..言い訳してよぉ........」
501
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:35
頭の中が真っ白だった...
アレがいけなかったんだ...
逢わなきゃよかったんだ...
見られてたなんて...
「......ねぇ..梨華ちゃん??」
「.......ぅっ...??」
502
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:35
もぉ、覚悟はできていた...
「...ずっと②、隠してる事があるんだ。」
「.....浮気してるって!?」
「...そじゃない。
....ねぇ、うちの話聞いてくれる??」
503
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:35
うちはもぉ...
過去からも、梨華ちゃんからも逃げない...
〜continues...〜
504
:
YUNA
:2004/03/24(水) 11:40
更新しましたぁ♪
気付けば、500...
最初と比べたら、ダラ②と...
はぁ、申し訳ねぇっす...
>レオナさん。
レス、いつも②ありがとぉございます。
めちゃくちゃ励みになってます♪
今回のも、楽しんでいただけたでしょうか??
テンポよく更新できたらなぁ〜と思ってるんで...
こちらこそ、よろしくお願いします!!!
505
:
レオナ
:2004/03/24(水) 12:48
更新お疲れ様です。
二日連続での更新たいへんお疲れ様です。
今回も、かなり楽しめましたよ〜。よっすぃー辛そうですが・・・。
次回も、たのしみにしております。
506
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:13
『luv u taught me...』
============
〜Ⅸ〜
507
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:14
あれから1週間...
梨華ちゃんからの連絡は途絶えた...
あの後、彼女は泣きながら...
部屋を出て行った...
きっと彼女には、重過ぎたんだ...
そぉ、何度も②自分に言い聞かせて...
うちは今日も部屋にこもる...
508
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:15
調度学校が、長期の休みに入って...
うちが連絡をしない限り、逢う事はない...
毎週楽しみだった日曜も...
先週からは、普段と変わらない日と変わっていた...
仕事も手につかなくって...
中澤さんに学校の休みと合わせて...
休みをもらった...
あの日から、1歩も外に出ていない...
509
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:15
「....元気出せよぉ。」
うちにジュースを差し出して...
紗耶香はうちの隣りに腰を降ろした...
「...充分、元気だよ。」
「どこがだよっっっ!!!」
頭を引っ叩かれた...
だけど、怒る気にもなれない...
かと言って、泣ける訳でもなくって...
涙、乾いちゃったみたいだよ...
泣きたくても、もぉ出てきもしない...
510
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:15
「....なぁ??」
「...なんだよっ、もぉ放っといてくれよ。」
「なぁ〜に、自棄になってんだよ。
それにそんな落ち込むなよっ、ガリ②になりやがって。」
紗耶香は、うちにクリームパンを押し付けた...
「昔から、好きだったろ??」
と言って、自分の分のクリームパンを頬張った...
「俺がこの先も、一生傍に居てやるから。」
紗耶香は頭をかきながら言った...
511
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:15
「...心配するなっ。
俺はお前を裏切ったりなんかしねぇから。」
ニカっと笑って、紗耶香はうちの肩をポンっと押した...
「元気出せ。」
紗耶香の言葉が、そのまま胸に染み込んでった...
どれくらいぶりだろぉ...??
5日ぶりとか...??
うちは声を押し殺して泣いた...
512
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:16
「泣くならデカイ声で泣けよ、我慢なんてお前らしくねぇ。」
と言って、紗耶香はうちをギュッと抱きしめてくれた...
「...終わったなんて、勝手に決め付けんな。
....まだちゃんと、返事も聞いてないんだろ??
...もし駄目だったとしてもさ、また頑張ればいいじゃんよ。
.......うぜぇくらい、俺はお前の傍に居てやるから。」
涙が止まらなかった...
乾いたんじゃなかったんだ...
ずっと②溜まってたんだ...
流すタイミングが分からなかっただけで...
513
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:16
ありがとぉ、紗耶香...
お前が、居てくれて良かった...
お前が、幼馴染でマジ良かった...
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
514
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:16
そして、休みに入って2週目の水曜日...
紗耶香に誘われて...
久しぶりに外に出た...
すんげぇ、眩しい...
「んじゃ〜、行くべ??」
うちの前を歩く紗耶香...
たまには外に出てみるのもいいのかもしれない...
515
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:17
だけど、ジーンズが...
こんなデカかったけ、これ...
思いっきり腰まで下がって、靴で裾を踏んで歩く...
そぉとぉ痩せたなぁ...
それが少し可笑しくなった...
「歩くの遅ぇぞっ。」
紗耶香に手首を掴まれた...
と思ったら、思いっきり引っ張って走り始めた。
これじゃ〜いつもと逆...
516
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:17
「どこ行くんだよっ!?」
「ん〜、内緒だよ♪♪♪」
紗耶香は楽しそうにニカっと笑った...
うちはそんな紗耶香に、ただ②引っ張られて行った...
・・・・
・・・・
・・・・
517
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:17
「お待たせぇ〜♪♪♪」
紗耶香がかけた声の方を見れば...
柴ちゃん、ごっちん、そして...
「.......梨華..ちゃ....」
「こいつが遅くってさぁ〜」
と言って、柴ちゃん達に話し掛ける紗耶香...
そして、ふと梨華ちゃんと目が合った...
518
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:17
「....うち、帰るよ。」
「はぁっ!? お前何言ってんのっ!?」
「帰るっつってんじゃん。
悪いけど、4人で遊びに行って来てよ。」
うちは紗耶香の手を振り解いた...
「.......悪..ぃ...」
紗耶香に謝って、うちは背を向けた...
519
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:18
逢いたくなかった...
どぉしても逢いたくなかった...
この気持ちに整理が付くまでは...
「................ひとみちゃんっっっ!!!」
だけど...
だけど...
すぐ後ろから聞こえた、甘くてその独特な声に...
反射神経の様に振り向いてしまった...
「...行かないで..お願い..........」
520
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:18
グっと、うちのシャツの裾を掴んで...
俯く彼女は泣いていた...
「.......梨華..ちゃん。」
「...あの日、逃げたりしてごめんなさい。
......だけど、もぉ大丈夫だよ??
...少し時間かかっちゃたけど、全部②受け止められるから。」
「....いい..の??」
「...ん??」
「........傍に..居てくれんの...??」
「....ずっと。」
521
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:18
彼女に抱きしめられて...
2人して涙流して...
目が合うと、微笑み合った...
そして、ゆっくりと唇が近付いた時...
「完全に2人の世界かよっっっ!?」
紗耶香の突っ込みで、ふと我に返った...
そして、お互い顔を真っ赤にした...
522
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:18
・・・・
・・・・
・・・・
手を繋いで歩く道...
もぉ2度と来ないって思ってたよ...
「.....大好き。」
もぉ一生聞けないって思ってたよ...
「...うちも大好きだよ、愛してる。」
523
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:19
もぉ一生言う事ないって思ってたよ...
「ねぇ、痩せた??」
心配そうにうちの目を見る梨華ちゃん...
何1つ変わってない...
「分かんない。」
「色もさぁ、白くなってない??」
「ん〜、ココ10日くらい家から1歩も出なかったから。」
524
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:19
何も考えずにそぉ答えると...
彼女はシュンっとしてしまった...
「どしたの??」
「.....アタシの所為だよね。」
始まったぞぉ、ネガティブ思考...
落ちるトコまで落ちるんだもんなぁ...
そこがまた可愛くてしょうがないんだけどさ...
525
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:20
「そぉじゃないとは言えないけどさ。
だけどぉ、うち全部梨華ちゃんに話してよかった。
もぉ、終わりかななんて思っちゃったけど。」
なんでだろっ...
ホロっと、左目から1粒の涙が零れ落ちて...
「....辛かったよね??」
うちの手をギュッと握りしめた梨華ちゃん...
うちは立ち止まって、彼女が振り向くのを待った...
そして...
526
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:20
「...でも、ありがと。」
ギュッと彼女を抱きしめた...
「.....ありがと。」
「...アタシもありがと。」
彼女の細い腕がうちの背中に回って...
ギュッて抱きしめてくれた...
527
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:20
それだけでも、今以上に涙が出そうだったよ...
ありがとぉ...
マジで、ありがとぉ...
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
528
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:20
「...あのっ、中澤さん。」
今日の仕事を終えて...
うちは中澤さんに声をかけた...
「おぉ、どしたん??」
「....お話したい事があります。」
「そなん??
ちょっと待っててなぁ、書かな書類があんねん。
それ終わらせな矢口に怒られる。(笑」
529
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:21
笑いながら、中澤さんは個室のドアを開けた...
「分かりました。」
うちは頭を下げて、一端着替えにその場を後にした...
・・・・
・・・・
・・・・
530
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:21
「...よかったなぁ、吉ぃ。」
「一時は駄目かと思いましたけどね。(苦笑」
タバコの煙を吐き出したマサオさんを見る。
「お前さぁ、変わったよなぁ〜」
「っすかぁ??」
「来たばっかん時、どぉしよぉもねぇ奴でよぉ。
学校は行かねぇ〜わ...
普通にお客さんお持ち帰りしちゃうわ....
平気で、女の家を泊まり歩くわ.....」
531
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:21
「....すんませんした。」
「っつぅ〜か、梨華ちゃんと逢って変わったんかな??」
「えっ??」
「大人になったよなぁ、お前。」
ニカっと笑ったマサオさんに頭を撫でられる...
「お前さっ、前言ってたじゃん??
姐さんと矢口みたいな関係が羨ましいって。」
532
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:21
「....はい。」
「お前と梨華ちゃん、今そんな感じなんじゃねぇ〜の??
お互いを必要とし合ってて、支え合っててさ??
そぉいう相手ってさ、中々巡り合えるモノじゃないと思うからさ。
お前、大事にしなきゃ駄目だぞ??
手放したりなんか、お前死んでもすんなよっっっ!?
以上、あゆみからの伝言でした。(笑
まぁ、俺がいくつか足したトコもあるけどな??」
大きな声を出して笑い始めたマサオさん...
533
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:21
「....お前の手で、幸せにしてやれ。」
「はいっっっ!!!」
うちの返事を聞いて、ニカっと微笑ったマサオさんは...
すんげぇ、カッケかった...
「よっさん、どこ行ったぁ〜ん??」
裏のドアが開く...
534
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:22
「すんません、ココです。」
タバコを消して立ち上がる...
「全部、中澤さんに話してきます。」
マサオさんに頭を下げると、急いで中澤さんの元へ向かった...
535
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:22
・・・・
・・・・
・・・・
「んでぇ、どしたん??」
個室に2人きり...
矢口さんが淹れてくれたコーヒーが...
テーブルの上でまだ湯気をたてている...
「最近、だら②してて申し訳ありませんでした。」
うちは立ち上がって頭を下げた...
536
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:23
「なぁ〜に、言ってるんっ??
店よりも、アンタの体の方がもっと大事やねん。
休めって時は、休めばええねん。」
中澤さんはニコっと笑った...
「まぁ座りぃや、話は長くなりそぉなんやろっ??」
「.....はい。」
「でっ、どしたん??」
「あのっ、いつもお店によく...
来てくださってた方が、いらしたじゃないですか??」
537
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:23
「あぁ、最近見ぃへんなぁ....」
「....実は、後輩がうちの番号を滑らせたらしくって。
....毎日電話がかかって来てたんです。
...こんな事..言ったら........
...失礼なのかもしれないっすけど...うざくって。
.....何度も②、断ったんです。
....それでも..引き下がってくれなくて........
....1度だけって約束して、逢ったんっすよ。
538
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:23
...それで..ホテルに連れて行かれて.........
......だけどそれだけは、どぉしてもできなくって。
....理由をちゃんと言って、断ったんです。
.....したら、“期待させないで”って殴られました。
....ごめんなさいっっっ!!!!!
......お客様を1人減らしてしまいましたっっっ!!!!!」
うちはもう1度立ち上がって、頭を下げた...
539
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:24
「なぁ、その理由ってなんなん??」
「えっ...??」
「断った理由や。」
「...それ..は........」
「別に隠す事ないやろぉ〜??
矢口から聞いてるでぇ、可愛ぇコレがおるんやって??」
と言って、小指だけを立てた。
540
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:24
「...いやっ..まぁ..........」
「なら、しゃ〜ないやろぉ〜??
別に大丈夫や、お前の人気が衰える訳でもないんやから。(笑」
ガハ②笑いながら、中澤さんは言った。
541
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:24
「話はそれだけかぁ〜??」
「...後、もう1つあるんです。」
「どしたん??」
「うちもぉすぐ、高校を卒業するんです。」
「もぉそんな時期かぁ、早いなぁ〜
ちゃんと、進路考えたん??」
「......はぃ、うちこの店に残ります。」
「はぁっ、お前自分の言ってる事分かってるんかっっっ!?」
542
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:24
バンっっっ!!!!!!!
中澤さんは、机を叩いて立ち上がった...
「...分かってます。」
「よっさん、アンタはめちゃくちゃ頭がえぇ子なんよ??
もっと②勉強すれば、こんなんよりも全然えぇ仕事が見付かるんや。」
543
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:25
「.....うちが欲しいのは、そんなんじゃないんです。
....お金なんか要らないんです。
...名誉とか、そんなアホくさいモノも要らないんです。
.....ただ、小さい幸せでいいんです。
...うちは、ただそれだけが欲しいんです。
....うち、もぉ手放せません。
544
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:25
.....やっと幸せだって、感じられるんです。
...大事な人が居て..最高ぉな幼馴染と友達が居て.........
.....いつも②支えてくれる先輩とか..店長さんとか.......
....うちは手放したくないんですっっっ!!!!!
........大切な家族だって思っちゃ、駄目ですか??」
545
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:25
気付いたら、涙が溢れてた...
最近また、涙腺が壊れてるらしい...
「....でもちゃんと、1から考え直さな。」
「...もぉ、決めたんです。
.....うちは、この店を継ぐ人間です。」
546
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:25
なんて大それた事を...
だけど、マジなんだ...
「...アホっ、そんな簡単に言うなやっ。」
547
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:25
マジな顔で怒られた...
「.....お前はこれからなんや。」
「...だけど、うちの考えは変わりませんから。」
548
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:26
うちは頭を下げて、部屋を出た...
マジでキレたらかなり怖い中澤さんだけど...
少しだけ...
ほんの少しだけど、嬉しそうな顔してた気がした...
〜continues...〜
549
:
YUNA
:2004/04/13(火) 15:30
また遅くなりましたが、更新しましたぁ♪
>>レオナさん。
いつも②、レスありがとぉございます。
かなりの励みになってます!!!
暇なくせに、更新しない馬鹿でごめんなさぃ。(苦笑
でも、最後まで頑張ります。
↓に、よっちゃんのおたおめ短編を書きました。
よかったら、そっちも読んでやってくださぃ。
550
:
レオナ
:2004/04/13(火) 19:47
更新お疲れ様です。
よかったよかったって、感じです。
やっぱ、幸せでいてほしいですしね。
短編の方も読ませていただきました。とってもよかったで〜す。
これからも、がんばってください。
551
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:56
『luv u taught me...』
============
〜Ⅹ〜
552
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:57
「っつぅ〜か、ホントいいんっすか??」
「なぁ〜んだよぉ、いいじゃんか。」
マサオさんに誘われて...
今日はふたりの部屋で飲み会...
今は買出しの帰り...
しかも、全部奢ってもらってしまった...
柴ちゃんと梨華ちゃんは、部屋で待ってる...
紗耶香誘ったんだけど、今日ごっちんと逢うとか言ってた...
せっかくの2人きりになれるからって...
「「ただいまぁ〜」」
「「お帰りぃ〜♪♪♪」」
553
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:57
・・・・
・・・・
・・・・
台所に立って、エプロン姿の2人...
2人とも、可愛い...(涙
めちゃくちゃ、可愛い...(泣
「マサオも手伝ってよねぇ〜???」
「はい②。」
マサオさんは立ち上がって、キッチンに向かった...
「梨華ちゃん座ってなよ、後は俺がやるからさ。」
「...でも.......」
「お客さんなんだから。」
「そだよ、マサオに全部やらせればいいって。(笑」
「そぉ②って、おい。」
554
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:57
楽しそうに笑う2人...
恋人っていうよりも夫婦...
2年・3年の付き合いって凄いな...
「ひとみちゃん、もぉ飲んでるの??」
うちの隣りに腰をおろして、梨華ちゃんは口を尖らせた。
「梨華ちゃんも飲む??」
「....アタシはぁ、ぃぃ。」
「どしたの??」
「梨華ちゃん、飲んで大変な事になった事あるから。(笑」
555
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:57
キッチンから聞こえて来た柴ちゃんの声。
「ちょっ、柴ちゃん!?」
と言って、梨華ちゃんはぷくぅ〜っとほっぺを膨らませた。
可愛いんだけど...
「ねぇ②、大変な事って何??」
彼女のほっぺを突付く。
「...う”ぅ........」
「...うちにはぁ..言えない事なんだ.......」
556
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:58
少し寂しそうな顔をしてみる...
「...違..っ.....!!!」
「じゃ〜、教えてよ。」
「柴ちゃ〜ん!!!(泣」
「教えてあげれば??」
できあがった料理を置きながら、柴ちゃんは笑った。
「えっ、何??」
「....アタシ..脱いじゃうらしいの.........」
「へっ!?」
「すっごいよぉ〜??
抱き付くは、チュ〜はするは、おまけに脱ぎ出しちゃうわでさぁ〜」
「....そん時..誰と居たの??」
「大丈夫、部屋でアタシと2人きりだっただから。」
557
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:58
よかった...
マジでよかった...
変な男とかに見られなくて、よかった...(涙
「...だからぁ、もぉ飲まない。」
シュンとして、俯いてしまった梨華ちゃん。
「うちの前ならいいよ??」
「...馬鹿っ、何されるか分からないじゃない。」
うげっ...
超〜信用されてない...
「....駄目??」
558
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:58
彼女を後ろから抱きしめて、耳元で囁いてみる...
「駄目。」
即答...
しかも思いっきり、断言かよ...
「......2人きりの時にね。」
顔を真っ赤にして、梨華ちゃんはうちの胸に顔を埋めた...
この子はどぉしてこんなにも...
うちの胸をくすぐるんだろぉ...??
「なぁに、ラブ②しちゃってぇ〜♪♪♪」
559
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:58
一通り終わったのか、お皿をいくつか置いて...
柴ちゃんはテーブルを挟んで、うちらの正面に座った。
「....俺らもあったよなぁ、そぉいう時期。」
と言って、ビールやらお酒やらテーブルの上に置いた。
そして、タメイキ...
マサオさん、何でそんなに寂しそぉなんっすか...??
「なによぉ〜、じゃ〜お店に来る女の子と浮気でもすれば??」
それ言っちゃ駄目だよ、柴ちゃん...(汗
「アホっ、しねぇ〜よ。
俺には、お前しか居ねぇんだから。」
560
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:59
ビールの飲みながら、マサオさんはサラっとそんな事を言った...
柴ちゃんは、顔を真っ赤にしている...
最初は驚いてた梨華ちゃんだけど...
そんな柴ちゃんを見て、安心した様に笑った...
うちも正直驚いた...
マサオさんは普段...
どっちかって言うと、柴ちゃんに尻に敷かれてる感じなのに...
言う時はぁ、ちゃんと言う人なんだって...
それってすんげぇ、カッケぇ事だと思う...
うちがそんな事言っても、どぉせ決まんないし...
だけど、うちもいつかマサオさんみたいな人になりたい...
梨華ちゃんを、カッケぇ一言で泣かせてしまえるよぉな...
そんなカッケぇ人になりたい...
561
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:59
・・・・
・・・・
・・・・
「.....ひとみちゃ〜ん♪♪♪」
ほろ酔い気分(?)の梨華ちゃん。
ちょっと積極的でいい感じ??
「どした??」
「飲んでるのぉ??
ひとみちゃん、全然変わらないじゃない。」
当たり前だ...
お店でいつも飲んでるんだから...
562
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:59
「飲んでるよ。
梨華ちゃんが酔っちゃうの早いんだよ。」
「アタシ、酔ってないもん!!!」
なぁに意地張ってんだか...
顔真っ赤にして、説得力ないっつぅ〜の。
「.....なんか、暑くなって来ちゃった。」
うちの腕の中でモゾ②し始めた梨華ちゃん...
ん”っ、何してんのっっっ!?
「持っててぇ、これ。」
563
:
YUNA
:2004/05/08(土) 12:59
と言って、うちにT−シャツを差し出した...
えっ...
ちょっと待ってよ...
これ着てた奴じゃんかっっっ!!!!!!
そう...
うちの腕の中に居るのは、上半身ブラだけの梨華ちゃん...
ちょっと待ってよぉ...(涙
「早く着てぇ〜!!!」
「嫌っっっ!!!!!」
「風邪ひくってぇ!!!」
「暑いのぉ!!!」
「どぉしたのぉって、あははははははっっっ!!!!!!」
564
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:00
うちらのやり取りを見て、爆笑し始めた柴ちゃん...
マサオさんは、目を見開いて固まってる...
そんなに梨華ちゃんの胸見ないで下さいよ...(涙
「って、ちょっとぉマサオどこ見てんのよぉ〜!?」
マサオさんは、柴ちゃんに思いっきり...
なぜかおでこに、ゲンコツ(!?)をくらったらしい...
真っ赤になってシュ〜っとかつって煙でてるよ、シュ〜って...
超〜痛そぉ...
おでこを抑えて、蹲ってるし...
「梨ぃ華ぁちゃ〜〜ん!!!(涙」
「なによぉ〜〜!!!」
「っつぅ〜か、ちょっと来てよ。」
「嫌っっっ!!!」
565
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:00
ムカっ...
だけど、ココは抑えて...
うちはT−シャツで彼女の前を隠すと...
立ち上がって、どこか2人きりになれる場所を探した...
「部屋、使っていいよ。」
柴ちゃんは、お酒を口に含みながら言ってくれた...
「ごめん、ありがと。」
マジ助かった...
彼女の手を引いて、部屋に入る。
566
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:00
「ちょっとぉ、まだ飲むのぉ〜〜!!!」
うちの腕の中で暴れる梨華ちゃん...
「早く着てっっっ!!!」
気付いたら、デカい声出してた...
うちの腕の中に今度居るのは、涙目の梨華ちゃん...
「ごべんな”しゃい”ぃ〜〜!!!!」
泣き出しちゃったよ...
デカい声出したうちも悪いけどさぁ...
小さい子みたいに、わん②泣かないでよ...
567
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:01
うちはそっとベッドに腰を降ろして...
ベッドに膝立ちしてる彼女の腰を抱き寄せた...
そして、T−シャツを着ていないお腹に顔を埋める...
「....っく..ぅ...とみ..ちゃっっ........??」
「...梨華ちゃんのお腹、マジ好き。」
スリ②...
温かくて、気持ちぃ...
「...ねぇ...ひとみ..ちゃん........」
返事をしようと彼女を見上げた時...
気付いたら、うちはベッドに押し倒されてて...
568
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:01
「....梨華..ちゃん??」
声がかすれる...
梨華ちゃんは、うちの上に馬乗りになって...
おおい被さる様にうちの顔を見つめてる...
「...ぉか..ιぃの........」
「...んっ??」
「....体が..熱いよぉ.........」
彼女の涙が、重力には逆らえず...
うちの顔を濡らしていく...
「...熱ぃの??」
「.....ぅん。」
「....どしたら..ぃぃ??」
「...触っ..て.........??」
569
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:01
梨華ちゃんの手は、うちの手をとると...
そっと自分の胸に当てた...
「...いいの??」
「....じゃなきゃ..おかしくなりそぉ.........」
570
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:01
うちは体を起こして...
涙を流し続ける彼女をギュッと抱きしめた...
そして、ブラのホックを外して彼女と向き合うと...
梨華..ちゃん...??
571
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:02
彼女は目を閉じて、静かに寝息を立てていた...
寝ちゃったのか...
ちょっと残念...
いやっ、そぉとぉ残念...
だけどぉ、まぁいっか...
572
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:02
彼女をベッドに横たわらせ、部屋のドアを開けた...
だけど、アチラもお取り込み中だったらしい...
幸い気付かれてはまだいない...
573
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:02
ソファーの上に組み敷かれてる柴ちゃんは...
なんだか、すんげぇ大人な顔...
上半身は既に裸で...
ヤベぇ声とか、超〜色っぺぇ...
胸も、結構あるんだ...
574
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:03
2人の言葉のやりとりが、うちの胸を高鳴らせる...
マサオさんが羨ましかった...
すんげぇ、大人でカッケくって...
柴ちゃんも羨ましかった...
こんなカッケぇ人が、恋人で...
575
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:03
うちは、いつまで経っても子供...
中途半端だし、いい加減だし...
優柔不断だし、頭も空っぽだし、エロいし...
ワガママだし、自己中だし、すぐキレるし...
すぐ泣くし、甘えたがりだし、ガキだし...
576
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:03
あげたらキリがないんだ...
うちはへコみながら、部屋の中に戻った...
そして、目を閉じたままの彼女の瞳にキスを落とした...
577
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:03
おやすみ、梨華ちゃん...
ごめんね、こんな奴で...
だけど...
こんなうちを愛してくれて、ありがとぉ...
〜continues...〜
578
:
YUNA
:2004/05/08(土) 13:08
1ヶ月ぶりです...
自分って、つくづく駄目な奴だなぁ...
と思いながら、更新しました...
できたら、また明日更新したいと思います!!!
頑張るじょ〜!!!!!!!
>レオナさん。
いつもレス、ありがとぉございます。
すんげぇ励みになってます♪
短編の方も読んでいただき、ありがとぉございます。
残り、後2つのCHAPTERとなりました...
う〜ん長かったです、頑張ります!!!
579
:
レオナ
:2004/05/08(土) 16:46
更新お疲れ様です。
あと、2つですか。たのしみです。
けど、完結もさびしいような。。
お酒飲んだ、梨華ちゃんすご〜くいいと思います。(笑
明日?もたのしみにしてます。作者さまの、ペースでがんばってください。
580
:
YUNA
:2004/05/09(日) 05:35
『luv u taught me...』
============
〜ⅩⅠ〜
581
:
YUNA
:2004/05/09(日) 05:35
「「「ねぇ、行こ②っっっ??」」」
女の子3人が...
めちゃくちゃはしゃいでる理由...
それは...
「「「温泉っっっ♪♪♪」」」
「「「温泉っっっ!?」」」
3人の手にはパンフ...
3泊4日で、卒業旅行みたいなの行こうって話らしい...
っつぅ〜か、パンフいつ貰って来たの...??
「ねぇ、ひとみちゃん行こうよぉ〜♪♪♪」
「ん〜??」
「市井さんなんか、超〜行く気だよ??」
「えぇ〜!?」
582
:
YUNA
:2004/05/09(日) 05:35
梨華ちゃんにそう言われて、紗耶香の方を見る...
すると...
「後藤がそんなに行きたいなら、行くかぁ〜!!!!」
「やった、市井ちゃん大好きっっっ!!!」
抱き付かれて、鼻の下伸ばしてるよあの馬鹿っっっ!!!
昔っから、“余計疲れるから”とかっつって温泉とか嫌いな癖に...
アホが付くくらい、単純な奴...
でもそんだけ、ごっちんの事が好きなんだなぁ...
「ねぇ、行こうよぉ〜??」
マサオさんと柴ちゃんも行くって決めたらしい。
だけど...
「でも、うちは仕事休めないよ。」
583
:
YUNA
:2004/05/09(日) 05:36
2人が居ないなら、尚更だ...
「.....そっかぁ。」
ちょっと可愛そうだけど...
最近、かなり休み過ぎな気もするから...
「ごめんね??」
「ん〜ん、今度2人で行こうね??」
そう言って笑ってくれた彼女は...
やっぱりどこか寂しそう...
だけど、どうする事もできないから...
・・・・
・・・・
・・・・
584
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:14
「よっさんは、温泉行かないんかいっっっ!?」
仕事が終わって、外でタバコを吸ってると...
ドアがいきなり開いて、中澤さんが入ってきた。
「えっ、だって紗耶香もマサオさんも休むんですよ??
店の方が困るじゃないですかぁ。」
「えぇ〜ねん、閉めるから。」
「はいっ!?」
「その日は、臨時休業にするつもりやし。」
「なんでですかぁっ!?」
「うちと矢口もアイツらと行くんょ、温泉。」
「はいっ!?」
「なんなら、よっさんに店任せてもえぇねんで??」
「.......ぃぇっ、行かせていただきます。」
って事で、今週末は温泉へ...
その事を梨華ちゃんに告げたら...
彼女は嬉しそうにうちに抱き付いた...
よかった、行ける事になって...
585
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:15
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
「っしゃ、んじゃ行くでぇ〜〜♪♪♪」
中澤さんが、友人から借りて来てくれたバン。
だけど、運転するのはマサオさん。
うちは助手席に座って、マサオさんが眠くならないように声をかける。
っつぅ〜か...
「これ、めっさ美味いやんっ!?
石川、この菓子マジで自分が作ったんかっ!?
料理も、きっと上手いねんなぁ〜」
車内で、1番テンションが高いのは...
そぉ...
中澤さん...
なんか、子供みたいにはしゃいでる。
意外と(!?)可愛い一面もあるんですねぇ...(笑
586
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:16
「今はいいものの、梨華ちゃん昔凄かったんですよ!?」
「ちょっ、それは内緒って約束ぅ〜!!!」
シぃ〜っと言って、人差し指は口の前...
「でも、えぇやん。
今は上手いねんから。
かぁ〜、よっさんが羨ましいなぁ〜」
と言って、肩をバシ②叩かれた。
中澤さんの隣りで、矢口さんは呆れ顔...
梨華ちゃんと柴ちゃんも...
最初はビビってたっつぅ〜か、ヒキ気味だったものの...
中澤さんが気さくで、優しい感じの人だと知り...
なんかホっとしてるみたい。
今は仲良さそうに話してる。
よかった...
・・・・
・・・・
・・・・
587
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:16
「到着ぅ〜♪♪♪」
やっぱり、1番嬉しそうなのは中澤さんだ。
「まだ少し時間あんねんなぁ??
矢口ぃ〜、ちとその辺散歩でも行こうかぁ〜??」
「はぁっ、なんで矢口が裕ちゃんなんかと.....」
「ヤキモチ妬いてるんか??」
「...ばっ、違うし!!!」
矢口さんは少し顔を赤くして口を尖らせた。
そんな彼女を見て、中澤さんは優しく微笑うと...
そっと彼女の手をとって、歩き出した。
「すぐ戻ってくるから。」
振り向いた矢口さんは一言うちらにそう言うと...
中澤さんにそっと寄り添った...
なんつぅ〜か、理想だよなぁ...
588
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:17
「おいっ、紗耶香。」
「ん〜??」
「お前、ごっちんと2人で行って来いよ。」
「えぇ〜!?」
えぇ〜!?じゃねぇよ...
こういう時ばっか、ヘコタレやがって...
「早くっっっ!!!
今日がチャンスじゃねぇ〜かっっっ!!!」
紗耶香の背中を思いっきり押して、ごっちんの所へ...
紗耶香は頭をかきながら、照れ臭そうにごっちんを誘ってる。
うちらのやり取りを見てたのか...
ごっちんはチラっとうちの方を見て、ニコっと笑い...
口に出さずに、“ありがとぉ”と言った...
紗耶香の手を取って、歩き出した...
なぁんだ...
うまく行きそうなんじゃん、アノ2人...
「ひとみちゃん??」
「...んっ??」
「アタシ達もお散歩行こう??」
「えっ、でも....」
589
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:17
うちは、マサオさんの方を見た...
マサオさんは、かなりお疲れの様子...
間に、30分の休憩を入れたものの...
さすがに、2時間ぶっつけで運転は疲れるんだろぉ...
2人置いてっていいのか...??
「あぁ、行って来いよ。
俺ちょっと車の中で寝るわ。」
と言って、うちの肩を叩くと...
マサオさんは車の中に入って行った...
「柴ちゃんどぉ〜する、うちらと来る??」
「ん〜ん、マサオと居るよ。
それに、ラブ②なトコ見せ付けられてもねぇ〜??(笑」
「....ちょっ!?」
梨華ちゃんは顔を真っ赤にしていた...
「ほれ②、行っといで。」
590
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:18
柴ちゃんの言葉に甘えて、うちらは歩き出した...
少し歩くと、一面に広がった海...
傍にあった日陰のベンチに座って、まったり...
来て良かった...
なんか、時間がゆっくり動いてる感じ...
「.....ひとみちゃん??」
「ん〜??」
梨華ちゃんの方を振り向くと...
いきなりギュッと抱きつかれた...
「ん〜、どしたぁ〜??」
「....こうして2人きりになるの、久しぶりだね。」
「そだね。」
微笑み合うと、そっと彼女を抱き寄せた...
梨華ちゃんはうちの腕の中に顔を埋めて、目を閉じている...
こんなに甘えん坊な彼女を見るのは...
かなり、久しぶりかもしれない...
休んだ分も頑張ってたから...
仕事の方が忙しくって...
こうして構って上げられる時間が減っていた...
591
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:19
「...キス、しよっか??」
彼女の顎を軽く持ち上げて、する前に一応確認...
「....ぅん。」
そっと重なる唇...
最初は触れるだけ...
だけど、だん②と大胆なモノに変わっていく...
「...駄..目っ........」
苦しそうに肩で息をしてる梨華ちゃんに...
そっと、肩を押し戻された...
「どしたの??」
「.....外..だもん。」
「ャだった??」
「...そじゃなくって。」
「ん??」
「........恥ずかιぃょ。」
592
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:19
梨華ちゃんはうちの胸に顔を埋めた...
そんな彼女の髪をそって撫でながら、抱き寄せる...
たまに...
膨らんでくこの気持ちが怖くなる...
こんなに好きでいいのか、不安になる...
もし梨華ちゃんがうちから離れて行ってしまったら...
うちはきっと、生きていけなくなる...
「...梨華..ちゃん??」
「どしたの??」
「.....ずっと..一緒だよね??」
「そだよ??」
言葉だけの約束なんて...
無意味だって分かってる...
だけど信じたい、彼女の言葉を...
「ひとみちゃんが、アタシの手を離さない限り...
アタシはずっと、ひとみちゃんの手を握ってるから。」
チュっと手の甲にキスが落ちた...
「....だって、ひとみちゃんが居なきゃアタシ駄目だもん。」
と言って、梨華ちゃんはうちを見上げて微笑った。
「...うちも駄目だよ。」
593
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:19
そっと彼女の前髪をかき上げて、チュっと唇にキスをした...
「........もっと早く、出逢いたかったよ。」
「....そだね。
...でも、いいじゃない。
....今はこうして、ずっと一緒に居られるんだから。」
ニコっと笑って、梨華ちゃんはうちの手を握りしめた...
離さないよ...
もぉ、離せないから...
もぉ、君しか愛せないから...
・・・・
・・・・
・・・・
「「「「「「「「乾杯っっっ♪♪♪♪」」」」」」」」
みんなで温泉に入った後...
中澤さんの部屋に集まって...
みんな夕飯を食べながら飲む。
なぜか、梨華ちゃんの手にはジュース...
594
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:20
「飲みなよ。」
「...駄目っ、この間みたいな事になったらヤダもん。」
梨華ちゃんは俯き加減にジュースを一口飲んだ。
あの時の事、何にも覚えてなかった梨華ちゃんだけど...
あの後、柴ちゃんに話を聞いたのか...
あれから一切、お酒を飲まなくなった...
別に大丈夫なのに...
「大丈夫だよ。」
「....いいの。」
「ちょっとだけ。」
「...嫌。」
「んじゃ〜、うちも飲まないよ。」
ビールをテーブルの上に置いて、ジュースの蓋を開ける。
「どしてよぉ〜??」
「だって、なんかヤダもん。」
「...じゃぁ、アタシも飲む。」
「そぉこなくっちゃ♪♪♪」
ノセられた!!!って顔して、梨華ちゃんは少し膨れていた。
可愛い②♪♪♪
空のコップにビールを注いで、彼女に渡す。
「ありがと。」
なぁんか、やぶぁいんだけど...
浴衣姿がさぁ、こりゃまたなんとも言えないっつぅ〜かねぇ...
って、エロオヤジかようちはっっっ!?
595
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:20
・・・・
・・・・
・・・・
「んじゃ、お先に失礼します。」
「「「「おやすみぃ〜」」」」
ごっちんと紗耶香は、もぉすでに部屋に戻ってる...
うまくいってるといいけどなぁ...
少しうと②してる梨華ちゃんをおんぶして...
部屋に戻る...
あんれぇまぁ...
なぜか一組しか敷れてない布団...
まぁいっか...
梨華ちゃんを布団の上に降ろして、うちは電気を消した...
「....ごめんね??」
「ん??」
「....ひとみちゃん、もっと飲んで来たら??」
「もぉいいよ、腹もいっぱいだし。」
梨華ちゃんの隣りに座って、そっと寄り添う...
「.....ねぇ..キスして??」
596
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:21
と言って、ねだる様にうちに腕を伸ばした。
うちはそんな梨華ちゃんが可愛くって...
彼女の要望に答える様に、キスをした...
「....ちゅっ、ちゅっ、ぅん、ふぁ、ぁん.............」
「...っ....っはぁ........」
静かな部屋に響く音は...
うちの中の欲求を目覚めさせていく...
「....ねぇ..ひとみちゃん.........??」
「ん??」
「.......ιょ?」
「....ぅん。」
どれくらいぶりだろぉ...
うちが忙しくって...
ぶっちゃけ、元に戻ったアノ日からシてない気が...
「.....ずっと..我慢してたょ。」
と言って、梨華ちゃんはギュッと抱きついてきた...
酔ってるの...??
梨華ちゃんから誘ってくるなんて事...
今まで1度もなかった...
「....ごめんね??」
「...ん〜ん。」
597
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:22
梨華ちゃんからの甘える様なキス...
そのキスは、うちの首筋を伝って鎖骨へ...
「....っ華..ちゃっ..ん.........」
彼女の髪をそっと撫でる...
思ったよりも気持ちくて、ヤバイ...
自然と声が出る...
「....ひとみちゃん..気持ちぃの??」
「...ぅん...気持ちぃ..ょ.........」
梨華ちゃんの熱い吐息が耳元で感じる...
「......好..き...」
「...ぅちも..好きだょ.......」
今まで誰にも触れさせた事がなかった...
嫌だった、触れられる事が...
なのに、梨華ちゃんは...
こんなにも、体が欲しがってる...
「......もぉ..ぃぃょ。」
そっと彼女の肩を掴んで、ゆっくりと離す...
「...でもっ.......」
「...今度は..梨華ちゃんが気持ちくなろぉね??」
彼女の唇に優しくキスを落とした...
598
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:22
・・・・
・・・・
・・・・
静かな部屋に響くのは、2人の荒い息遣い...
虚ろな瞳の梨華ちゃんを腕の中に抱き留めると...
あまり苦しくならない程度に、抱きしめた...
「....っとみ..ちゃ..........」
「...ん??」
「......好き。」
「...うちも好きだよ。」
こうして、ギュッて手を握りしめ合って...
お互いを感じ合って...
これからも、ずっと②一緒に居ようね...??
〜continues...〜
599
:
YUNA
:2004/05/11(火) 14:28
更新しましたぁ。
PCの調子が悪く...
中途半端に更新してしまぃ、申し訳ありませんでした。
次回がラストです。
どうか最後までお付き合いください。
>レオナさん。
レスありがとぉございます♪
いよ②、次回ラストです...
お酒飲んだ梨華ちゃんは、自分好みにしちゃいました。(をぃ②
最後まで、ぜひお付き合いください。
600
:
レオナ
:2004/05/11(火) 20:31
更新お疲れ様です。
最後まで、絶対に付き合います。
完結がんばってくださいね。
やっぱ、梨華ちゃんはかわいいですね。
601
:
YUNA
:2004/06/16(水) 15:51
更新できずにいて、ごめんなさぃ。
今家のPCの調子が悪いので、なか②更新できません...
PC直り次第、更新しに来ます!
必ず完結させますので、待っていただけたら幸いです。
602
:
おおよど
:2004/06/16(水) 17:50
YUNAさんの小説大好きっす。
切ねぇYUNAさんのいしよしが何ともスキ。
じっくり待っているので更新を楽しみにしています。
603
:
YUNA
:2004/09/16(木) 16:16
いつぶりだろ...
放置ごめんなさぃ!!!
やっとPCができる環境になったので、最終回をのせたいのですが...
書いた小説のファイルを実家に忘れました..._| ̄|○
ごめんなさぃ、馬鹿です...
待ってくださってる方がいるかどうかは分かりませんが...
手に入り次第、更新したいと思います。
本当にごめんなさぃ。
604
:
名無し(0´〜`0)
:2004/09/20(月) 03:22
いつまでも待ってますYO!
605
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:19
『luv u taught me...』
============
〜ⅩⅡ〜
次の日の朝...
交代で梨華ちゃんとお風呂に入った後...
うちは着替えて、中澤さんの部屋を覗いた...
「うげっ...!?」
606
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:20
思ってた以上に凄い事になっていた...
食いっぱ、飲みっぱで、散らかってる...
しかも、部屋の中の空気最悪...
畳の上では、中澤さんとマサオさんがぐでぇ〜んてしてて...
柴ちゃんは壁に凭れて、マサオさんに膝枕してあげたまま寝ている...
矢口さんが居ないんだけど、どこ行ったんだろ...??
うちはタメイキを吐いて、空気を入れ替えようと窓を開けた...
そして、空き缶とかゴミを拾い始めた...
「ごめんねぇ、矢口も手伝うよ。」
さっぱりとした顔で部屋に入って来たのは、矢口さん。
「一体、何時まで飲んでたんですか??」
「さぁ〜??
矢口はどん②寝ちゃったし。」
矢口さん、なんか怒ってません...??
「起きろっっ、この馬鹿裕子ぉ〜〜!!!!!」
上から思いっきり飛び蹴り...
マジで痛そぉ...(汗
「なんやねんっっっ!!!」
607
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:21
ぶそぉ〜っとした顔で起き上がった中澤さん...
ぼさ②の金パの髪をかき上げて...
化粧が中途半端に落ちてますよ...??
はっきり言って怖いです...
「とっとと起きて、片付けろっっっ!!!」
「朝っぱらから、うっさいっっっ!!!」
と言って、中澤さんは矢口さんを腕の中に無理矢理連れ込んで...
着ているT−シャツの中に手を突っ込んだ...
「わ”っ、わ”っ、わ”ぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
馬鹿っ、馬鹿っ、裕子目ぇ覚ませっっっ!!!!!
よっすぃ〜、お願い裕ちゃん止めてぇっっっ!!!!!!」
もうすでに上半身裸の矢口さん...
中澤さん、かなりの早業っすねぇ...
吉澤も今勉強しておこうかな...
「...ぁんっ、ぁっ、裕子マジやめろぉ...!!!
....よっすぃ〜..もぉ...はぁん、ぁっ、止めてってぇ...!!!」
そんな声で言われちゃうと、余計見ちゃうですけど...
608
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:21
「.........ひとみ、ちゃん??」
う”っ...
背中に冷や汗...
すんげぇヤな予感...
「ちょっと、こっち来なさいっっっ!!!」
耳を掴まれて、部屋へ...
矢口さん助けなくてもいいの...??
「どういう事よぉ〜!?」
「...えっ??」
「えっ??じゃないでしょ〜!?
アタシだけじゃ、不満なの??
.....昨日のだけじゃ、満足しなかった??」
そこには、ついさっきまでの強気な彼女はいなくって...
今はただ俯いて、涙目...
「そんなんじゃないよ。」
そっと彼女を後ろから抱きしめる...
石鹸のいい匂いがする...
髪を上の方で結わいでるから、うなじが...
うちはそそられるままソコにキスをして、吸い付いた...
609
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:21
・・・・
・・・・
・・・・
「....はぁっ...ひとみちゃん..大好き。」
コトも終えて...
中途半端に裸な梨華ちゃんは...
正面からうちに抱き付いた...
「...うちも好きだよ。」
彼女をギュッと抱きしめて、そのまま後ろに倒れた...
「....ねぇ??」
「ん〜??」
「...ずっと、傍に居てくれる??」
「当たり前じゃん。」
彼女の前髪をそっとすく...
「....ホントに??」
「ホントだよ。」
梨華ちゃんは嬉しそうにニコっと微笑った。
610
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:22
「ねぇ、梨華ちゃん??」
「なぁ〜に??」
「...うちと居て、幸せ??」
「うん、幸せだよっっっ♪♪♪」
「そっか。」
「どしたの??」
少し不安そうに、彼女はうちをまっすぐに見た...
「なんでもないよぉ〜
たださっ、うちはこれからも梨華ちゃんの事大事にするから。
梨華ちゃんの幸せが、1つも欠けない様に...」
そっと彼女に口付けて、もう1度抱きしめた...
うちの腕の中で涙を流す彼女は...
誰よりも愛しくて...
もぉ彼女じゃなきゃ駄目なんだって...
何度も②、思い返した...
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
611
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:22
昨日の夜は、結局何もなかったらしい...
なんか、ごっちんが部屋に入った途端...
コテって寝ちゃったって...(笑
なんつぅ〜か、ごっちんらしい...
「....なんか、俺自信ねぇよ。」
かなりらしくない事言ってるこの人...
いつもなら、自信過剰すぎんのに...
「何、らしくない事言ってんのっ!?
俺が振り向かせてやる、くらいの勢い見せろよぉ〜!!!」
「...はぁ、無理だから。」
「なんだよっっっ!?
紗耶香が幸せにしてやれなきゃ、誰にできんだよ。」
うちは思いっきり、紗耶香の頭を小突いてやった。
「もっと、自信持てよ。」
紗耶香の頭をグシャ②にしてやる。
いつものお返しだ。
なぁ、紗耶香...??
ちゃんと分かってっから...
人前だったりすると、結構軽い奴演じてんの...
好きじゃない子には、ちょっと酷ぇ奴なのかもしんない...
だけど...
本当は、誰よりも純粋な奴だって...
だってこんなにも、ごっちんの事想って悩んでる...
それは誰よりも、大事にしたいと思ってるからなんだろ...??
612
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:23
もっと自信持てよ...
ごっちん見れば分かるじゃん...
紗耶香の事、好いてくれてるよ...
「...........ありがとな。」
紗耶香はボソ②っと言うと...
ごっちんの元へと走って行った...
頑張れよ...
もし駄目だったとしても...
うちがずっと、傍に居てやっから...
・・・・
・・・・
・・・・
「疲れたぁ〜!!!」
旅館に戻って、畳の上で大の字に寝転がる。
脚、超〜痛ぇんだけど...
久しぶりに歩き過ぎた...
「もぉ、ひとみちゃんったらぁ〜」
と言って、うちの横に腰を下ろした...
TVを見ながら、ただ②時間だけが過ぎて行く...
そんな中、うちはウト②...
「膝、貸してあげよっか??」
「.....ぅん。」
613
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:23
うちは寝たまま体を移動させて...
梨華ちゃんの細い膝に頭を乗せた...
はぁ、超〜気持ちぃ...
「...ひとみちゃん、可愛ぃ。」
そっとうちの前髪を撫でながら、梨華ちゃんは微笑んだ...
うちの胸が大きく鼓動をうつ...
彼女の事が、好きで②しょうがない自分...
こぉなっちゃったら、どぉしよぉもない...
大丈夫か、うち...
梨華ちゃんに、こんなに依存して...
「.....好き。」
彼女のその言葉に...
うちは腕を伸ばして...
少しだけ赤くなってる頬を、そっと撫でた...
「....梨華ちゃん、キスして。」
「.........ぅん。」
彼女の顔が近付いてくる...
うちはそっと目を閉じた...
614
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:23
「.......もっと、ιょっか??」
「....ぅん。」
うちは体を起こして、彼女にキスを繰り返した...
その時ふと思う...
ちと、シすぎじゃないかっっっ...!?
Hのマンネリだけは避けたい...
うちは今で、もぉ充分過ぎんだけどさぁ...
梨華ちゃんが満足してくれなくなったら...(↓
「...どし..たの??」
梨華ちゃんは、トロンとした目でうちを見た...
「...いやっ、ちょっとシ過ぎかなぁなんて??...あははっ........」
「....じゃ..ャめょ??」
「えっ...」
「.....だって、ひとみちゃんが飽きちゃったらヤダもん。」
と言って、梨華ちゃんは涙目になって俯いた。
「.....それ..逆だよ。」
「...どぉして??」
「....梨華ちゃんが満足してくれなくなったら..うち.........」
「...充分..過ぎるのに。」
615
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:24
梨華ちゃんは顔を真っ赤にしてる...
「.....スゴク..気持ちぃょ..........??」
と言って、うちの腕の中に顔を埋めた...
こんなにも、うちの胸をくすぐる人は初めてだ...
やるせない気持ちが、胸に充満して...
うちは彼女をそっと押し倒した...
「....我慢..できなぃ............」
「......ぃぃ..ょ...??」
今以上、彼女に依存をすれば...
もし彼女がうちの前から居なくなってしまった時...
うちは、どぉなってしまうんだろぉ...
「.....はぁっ、ぁん、好きぃっ..............」
だけど、距離なんて置きたくない...
これでいいのかな...??
これで、いいんだよね...??
愛してるよ、梨華ちゃん...
616
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:24
*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*
617
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:25
《5年後...》
気付けばうちも、もう22歳...
あれから、いろ②あった...
紗耶香とごっちんは...
温泉行ったアノ日から、今でも上手くやってる...
こんなに誰かを純粋に好きで居る紗耶香を...
うちは初めて見た...
だからこれからも...
うちはそんな紗耶香の背中を支えてやりたい...
618
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:25
店の方は、今も変わらず...
明るい笑顔で、元気付けてくれる矢口さんが居て...
いつも優しくて、陰ながら支えてくれる中澤さんも居る...
マサオさんは、店の主任になって...
うちは、マネージャーとして頑張ってる...
紗耶香は、去年店をヤメて...
ごっちんの実家の居酒屋で、見習として頑張ってる...
梨華ちゃんはぁ、高校を卒業した後美大へ...
柴ちゃんはぁ、マサオさんの専業主婦として毎日忙しいらしい...
619
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:25
みんな、それぞれの道を歩き出した...
だけど今でも、週に1度...
みんなで集まって、お酒を飲んだり遊びに行ったりしてる...
620
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:25
そして、うちと梨華ちゃん...
逢える時間は、昔と比べたら確実に減っていた...
それでも、少しでも一緒に居られる時間が幸せだって事に...
お互いやっと、気付いたから...
だから、毎日笑顔で居られるんだ...
621
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:26
ねぇ、梨華ちゃん...??
いつか、結婚しよっか...??
うち後悔なんかしないよ...
梨華ちゃんが、ばぁちゃんになっても...
隣りで笑ってるのは、うちでありたい...
622
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:26
1度きりの人生だもんね...
やっぱ、後悔だけはしたくないじゃん...
初めて、誰かに心から愛されて...
気付いた事はたくさんあった...
623
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:26
梨華ちゃんがくれた愛...
今でも大事に、うちの胸の中に存在してる...
THE END...
624
:
YUNA
:2004/10/24(日) 12:37
完結です。
っていうか、もう本当にごめんなさぃ!!!
やっと、実家から送られてきました。
本当に、遅くなってごめんなさぃ。
>レオナさん
かなり遅くなってしまいましたが、一応完結です。
駄文を読んでいただいて、ありがとうございました。
>おおよどさん
初めまして。
オイラの小説を好きと言ってくれるんですか!?(号泣
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。
>604の無し(0´〜`0)さん
待っていただいて、ありがとうございます。
やっとやっと完結しました。
これからもちょこちょこきますので、よろしくお願いします。
>管理人様
やっと完結いたしました。
長い間の放置、ごめんなさぃ。
次は、いしよしと他のカプの小説をと考えています。
新しいスレをたてさせていただきたいのですが...
お返事のほう待っております。
みなさん、最後までありがとうございました!!!
625
:
大淀
:2004/10/24(日) 22:10
完結おめでとうございます。
ホント、よかったっす。
YUNAさんの小説、ほんま甘くって、大好きです。
梨華ちゃんかぁいいし・・・!
よっすぃーがメロメロなのも、頷ける。うんうん。
次回のいしよしも期待しております。
626
:
レオナ
:2004/10/25(月) 21:02
完結お疲れ様でした。
最後までよんでほんとよかったです。
テスト期間中なんでかなりの、癒しになりました。
次回作も、がんばってください。
627
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:18
最近、アイツの様子が明らかにおかしい...
アタシ、完璧に無視られてます...??
真琴と仲良くするのはいいょ...??
ののとか、あいぼんとかと仲良くするのも全然いいょ...??
だけどさぁ...
どぉして、アタシは放置なのよぉ〜!?
628
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:21
『アナタの体温...』
=========
629
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:21
今日も、娘。の楽屋はうるさぁ〜い!!!
アタシのイライラは頂点に達していた。
真里ちゃんには...
“石川、もしかして今生理??”なんて聞かれて...
おまけに、“もしかして欲求不満!?”なんてまで言われて...
全然、そんなんじゃないもん...
ただただ、アイツが...
アタシの事見てくれないから...
アタシ、嫌われちゃったのかなぁ...
・・・・
・・・・
・・・・
630
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:21
「ちょぉ〜っと、待ったぁ!!!」
と、親友に缶チュウハイを取り上げられた。
「梨華ちゃ〜ん、飲み過ぎぃ。」
「いいのぉ、ほっといてよぉ〜」
「お酒ばっか飲んでると、ブクブク太っちゃうぞぉ??」
「いいもん、見ててもらいたい人は見てくれないし...」
「何、イジけてるのょ??
昔の、ネガティブ梨華ちゃんになってる。」
「...ぶぅ。」
柴ちゃんだけは知ってる...
アタシとアイツの本当の関係...
メンバーは、友達以上だって事は知ってる...
でもまさかキスしたり、エッチな事までしてる仲だとは思ってないだろう...
真里ちゃんは、気付いてはいるみたいだけど...
何も言ってこない...
言われたところで、別れる気なんてないって...
真里ちゃんは分かってるのかもしれない...
それとなく、注意はよくされるけど...
631
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:21
「ねぇ、梨華ちゃん??」
「なによぉ。」
「よしこんトコ、行って来なよ。」
柴ちゃんはアタシの隣に座って言った...
「行ったって、うざそうな顔されるだけだもん。」
「よしこって、そういう奴じゃん。」
「...そぉだけどぉ...........」
「会って話さなきゃ、なぁんも始まらないょ??」
柴ちゃんはいつも...
どぉでもいい、アタシの悩みとか...
自分の事みたいに一緒に悩んでくれて...
愚痴だって、嫌な顔しないで聞いてくれて...
アタシなんか、全然気が利かない友達...
もしかしたら、アイツにもそぉなのかもしれなぃ...
話ばっかいつも聞いてもらって...
アタシ、アイツの愚痴とか弱音とか聞いてあげた事ないや...
もぉ、何年もずっと一緒のいるのに...
今になって気付くなんて...
アタシ、アイツの恋人失格じゃん...
632
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:22
・・・・
・・・・
・・・・
あれから、強制的に部屋を追い出され...
しょうがなく、ホントにしょうがなくだょ!?
なんの連絡もせずに、アイツの家へ向かった...
家に居ないかもしれないのに...
けど、居るってなんとなくだけど思ったんだ...
お父さんとお母さん、まだ起きてるょね...
っていうか、アタシお酒臭いかも...
持ってたガムを、2粒口に放り込む...
『ピンポーン...』
633
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:22
慣れないなぁ...
待ってるこの時間、いつも胸が痛ぃ...
「あいよぉ〜」
と、ドアを開けたのは...
「りっ、梨華っっっ!?」
眼を丸くした、ジャージ姿のアイツ...
ダッサイ格好なのに...
頭ボサボサで、かっこ悪いのに...
なんでだろ、胸がどんどん苦しくなって涙まで溢れて...
「....ゃっぱ、帰る。」
634
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:22
アイツに背を向けて、駅に向かって走った...
こんなはずじゃなかった...
ガツンって、言ってやるはずだった...
なのに、なのに...
「何、泣いてんだょ。」
手首を掴まれて、気付いたらアイツの腕の中に居て...
「....ひと、みぃ..........」
「ん〜??」
「...好きぃ。」
「うちだって好きだょ??」
「.....ねぇ??」
「ん〜??」
「...今すぐ、愛して。」
「こっ、ココでかっ!?」
「.....どこでも、ぃぃ。」
「ラブホにでも行くか??w」
「....ぅん。」
「じょっ、冗談だょ、撮られたらどぉすんだょ。」
635
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:22
自分から言ったくせに、顔赤くしてるし...
「......どこでもぃぃ、ひとみに早く触って欲しい。」
こんな風に、エッチをおねだりするのは...
いっつもアタシで...
アイツから、しかけてくるなんて事もなくって...
だけど、今日のひとみは少し...
ん〜ん、かなり強引だった...
636
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:22
部屋に入った途端、思いっきりベッドに押し倒されて...
「....ャダッ、すけべ。」
「好きなくせに、そういう事言うのか??」
「...馬、鹿。」
「めちゃくちゃにされたいくせに。」
「......ぅん、ιて。」
「しらねぇぞ??」
「...ひとみの好きなようにして。」
637
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:23
全部、あげるから...
お願ぃ、離さないで...
******
638
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:23
「......馬鹿だなぁ。」
Hの間、ずっと泣いてたアタシを...
ギュッと抱きしめて、ひとみは言った...
「別にシカトしてた訳じゃねぇってばょ。
お前が最近、あゆみんと居る事が多いんじゃんか。
うち的にはさ、お前に友達も大事にしてもらいたいんだ。
たまにこうして、お前とまったりできたらうちはいいから。」
「...ャダもん!!!」
「ん??」
「.....アタシは、毎日ひとみと一緒に居たいもん。」
「毎日仕事で会ってんじゃんか。」
「...会えなく、なるじゃなぃ..........」
639
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:23
「......馬鹿だなぁ。」
Hの間、ずっと泣いてたアタシを...
ギュッと抱きしめて、ひとみは言った...
「別にシカトしてた訳じゃねぇってばょ。
お前が最近、あゆみんと居る事が多いんじゃんか。
うち的にはさ、お前に友達も大事にしてもらいたいんだ。
たまにこうして、お前とまったりできたらうちはいいから。」
「...ャダもん!!!」
「ん??」
「.....アタシは、毎日ひとみと一緒に居たいもん。」
「毎日仕事で会ってんじゃんか。」
「...会えなく、なるじゃなぃ..........」
640
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:23
もうすぐ...
後半年で、毎日会えなくなるじゃなぃ...
「それは、しょんないじゃんょ。
お前はお前の道行くんだから。」
「...そぉだけどぉ........」
「梨華が卒業しても...
この関係が変わらない自信、うちにはあるょ。」
「.....ひとみ。」
641
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:24
「今更、他の誰かなんて要らないんだょ。
この先何があっても、お前が居てくれたらそれでぃぃ。
周りに認められなくてもいいんだ。
お前がずっと変わらず愛してくれるなら、絶対ぇ幸せにするし。」
「....ぅん。」
「梨華と幸せになりたぃんだ。」
「...ぅん!!!」
642
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:24
幸せなんて...
一緒に居れば当たり前に感じてて...
すっかり忘れてた気がする...
643
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:24
アタシは...
アナタがこうして側に居てくれるだけで幸せ...
アナタの体温をこうして感じてられるだけで幸せ...
644
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:24
そう、再確認した...
あんな事言われちゃったら...
アタシ死んでも、ひとみの事愛し続けちゃうょ...??
645
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:24
アナタだけじゃなぃ...
だって...
アタシもね...
ひとみと幸せになりたぃょ...??
646
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:25
〜END〜
647
:
YUNA
:2004/10/28(木) 14:34
短編です。
いやぁ、ホントいしよしはいいっすねぇ♪(爆
書いてて楽しぃ♪
>大淀さん
ありがとうございますぅ〜!!!(号泣
HP覗かせていただきましたょ♪
ハマっちゃってます。(爆
>レオナさん
遅れてごめんなさぁ〜い!!!
そして、待っていただいてありがとうございました!!!
これからも、ちょこちょこ書いていきたいと思ってるんで
これからもよろしくお願いします!!!
テスト期間中ですかっ!?頑張ってくださぃねぇ〜!!!!!
えっとですねぇ、吉柴・あやみきなどなど...
他のカプものせたいと思ってるんですが、いいですか??
リクとかもあったら、受付てまぁす♪
相変わらず、ヘボいですが。(爆
648
:
名無し(0´〜`0)
:2004/10/28(木) 21:18
みきよしがいいな・・・
649
:
名無し(0´〜`0)
:2004/10/28(木) 21:58
↑直球だなオイw
いやぁ〜いしよしいいっす。
おねだり梨華ちゃんムハーw
650
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:07
よっちゃんさんは...
美貴のカッコ可愛い親友であり...
美貴がマネージャーをしてるフットサル部のエースであり...
そしてそして、美貴の憧れの人で...
あの日、美貴めがけて飛んで来たボールで怪我をした時...
誰よりも早く駆け寄ってくれて...
あんな真剣な顔で...
あんな風に優しく抱きかかえたりするから、美貴...
よっちゃんさんの事一人占めしたくなっちゃったじゃん...
よっちゃんさんはズルぃ...
美貴の気持ち知ってて、束縛して優しくするから...
651
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:07
『restriction〜束縛〜』
===========
652
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:07
「ごめんごめん、待った??」
部活が終わって...
熱心なよっちゃんさんはいつも残って練習...
美貴、なんで待ってんだろ...??
なんて寒い中、たまにふと思っちゃうんだけど...
本当は分かってる...
美貴がよっちゃんさんと帰りたいから...
653
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:07
よっちゃんさんは、それを分かってる...
だから約束なんかしなくても、美貴が待ってる事知ってる...
黙って帰ったら、よっちゃんさん怒るかなぁ...??
「寒かっただろ??」
そう言って、美貴の手をそっと握って...
隣りでニッコリ微笑った...
この笑顔が、美貴を束縛する...
654
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:08
「....ねぇ、ょっちゃんさん??」
「ん〜??」
「...美貴達、親友だょね??」
「だろ??w」
「親友なら、親友の話ちゃんと聞いてくれるょね??」
「なんか、どっかで聞いた事あるようなセリフだな。w」
「...もぉ、真剣に聞いてょ!!!」
「はぃはぃ、でどした??」
「.......ょっちゃんさんは、美貴の事どう思ってる??」
「どうって??」
「....ょっちゃんさはズルぃょ、分かってて聞くから。」
655
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:08
繋いでた手を少し乱暴に解いて、立ち止まって...
見上げれば、街灯に照らされたよっちゃんさんの困り顔...
キュッと結ばれた唇に、美貴は背伸びをしてキスをした...
「...こんなに、好きなのに。」
人前で泣くなんて、ありえないのに...
美貴今なんで、こんな奴の為に泣いてるんだろ...??
こんな奴の為なのに、なんで止まらないんだろ...??
656
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:08
「美貴...」
そっと美貴のほっぺたを包む大きな手...
「....それは、こっちのセリフだょ。」
そっと、よっちゃんさんの腕の中に引き寄せられて...
657
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:08
「...うちの気持ち、知っててそういう事すんだもんさ。」
よっちゃんさんの腕の中はスゴク温かくて...
ドキドキが止まらなくて...
「.....好きだょ。」
658
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:09
普段素直じゃない美貴も...
素直に嬉しくて、素直に好きだと感じてる...
659
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:09
美貴は基本的に...
束縛するのもされるのも、大嫌い...
だけど、よっちゃんさんになら...
美貴は逆に嬉しいょ...??
660
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:09
いつまでも、その笑顔に束縛されてたぃょ...
ねぇ、よっちゃんさん...
661
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:09
〜THE END〜
662
:
YUNA
:2004/11/02(火) 12:13
648の名無し(0´〜`0)さんのリクの、みきよしでした。
う〜ん、うまく書けたんだろうか...
自分は“よっちゃんさん”って響きが、大好きです♪w
>648の名無し(0´〜`0)さん
リクありがとうございました。
なんか、微妙でごめんなさぃ。(苦笑
修行しまぁ〜す!!!
>649の名無し(0´〜`0)さん
レスありがとうございます。
いしよしは、やっぱいいですよねぇ♪
2人が一緒に居ると、癒されます。w
663
:
648
:2004/11/02(火) 12:42
直球なリクにお答え頂いてありがとうございました!
いいですね〜マネージャーとエースっていう設定(>_<)
かなり萌えました(*´Д`)ポワワ
自分も“よっちゃんさん”って響き大好きです
初め美貴様の“よっちゃんさん”発言にはビックリ
しましたが、今ではすっかり定着しましたね。
ありがとうございましたww
664
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:38
『変わらないモノ...』
==========
久しぶりのオフ...
平日の昼下がりはやけに静かで...
人気のない公園を選んで...
色あせたベンチに座って、肩寄せ合って...
665
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:38
うちの隣りには、笑顔の君が居て...
それとなく繋がれた手から、温かい鼓動が伝わってきて...
残り後、半年...
残りの半年、どう過ごそうか...??
こうして、まったり過ごすのもいいょね...
少し遠出して、君と思い出作りに行くのも悪くなぃ...
666
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:38
100%、今うちの隣りに君の笑顔があるから...
どんなに離れても、きっと平気だょ...
次会った時の笑顔は、きっと今の100倍になるから...
辛い時は、いつでもおいで...
君が涙流す場所は、いつもココにあるから...
667
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:39
「梨華ちゃん??」
「ん〜??」
「呼んだだけ。」
「何ょ、それぇ〜w」
うちの肩をそっと押す、華奢な小さな手...
そっと掴んで、引き寄せて...
「....好き、だ。」
「ふふっ、アタシも好き。」
668
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:39
たまにどころか、全然口にしない言葉...
あえて、君も何も言わない...
“慣れちゃったら、ヤダもん...”
付き合いだした当初、俯いた君は言ったっけ...
669
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:39
4年経った今でも、ドキドキするのは...
なんでだろね...??
今でも、君のしぐさ1つ1つに胸を締め付けられて...
その度、苦しいくらい好きなんだって感じる...
670
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:39
君が卒業したら...
また新しいスタートラインに立とう...
うちらは、まだまだこれからだから...
これからも、手を繋いで...
ゆっくり前に進んで行こ...??
671
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:39
いつまでも...
いつまでも変わらず...
梨華ちゃんの笑顔が、うちの隣りにありますように...
672
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:40
〜END〜
673
:
YUNA
:2004/11/03(水) 15:45
短編です。
めちゃくちゃ、短いです。w
ふと思いついて、書いちゃいました...
うまく、よしこの心情を書けてるかどうか微妙ですが...
きっとこうなんじゃないかと...
よしこも、来年20歳なんですねぇ...
>648さん
レスありがとうございます!
あんな感じで良かったですかね??
よしこに気を許してる、ふじもっつぁんが好きなんです。
また、リクあったら教えてくださいねぇ♪
674
:
レオナ
:2004/11/03(水) 19:51
更新お疲れ様です。
試験疲れかなり、癒されました。
休みはさんで、連続の試験だったもんで。
やっぱ、『いしよし』はよいですよ。『みきよし』もすきですけどね〜。
これからも、期待してます。
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