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お初です♪♪

111名無しひょうたん島:2003/02/12(水) 22:36
完結お疲れ様でした。
よかった〜ハッピーエンドで(0T〜T0)
本当によかったです。(涙)
次作も期待しています!
ガンガッテください!!

11228:2003/02/13(木) 16:40
完結、お疲れ様でした。
梨花ちゃん、よっすぃ〜にスキって言えて良かったよほ。。
期待通り、いやそれ以上に良かったです。
次回作、思い切り期待しています。

113YUNA:2003/02/18(火) 14:50
新作の前に、レスのお返事を...

>チップさん。
レス、ありがとうございますっっっ!!!
マぁジっすかぁっ!?
でも、チップさんのお友達も幸せになれて
ホントにいかったっっっ!!!!!

>111の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとうございますっっっ!!!
こんな駄文を気に入っていただけて、光栄です。
はいっ、ご期待に添えられる様頑張りますっっっ!!!

>28さん。
レス、ありがとうございますっっっ!!!
いんやぁ、期待外れでなくてよかった。(笑)
う〜ん、思い切りは期待しないでください...(苦笑)

今回は短編です。
2・3回くらいで終えようと思っています。
よろしくお願いしまぁ〜す!!!

114YUNA:2003/02/18(火) 14:50



いつからか...
僕にとって、君は特別な存在で...
気付いたら、こんなにも必要としていて...

今まで、そんな事恥ずくて...
1度も口にした事はないけれど...
君はちゃんと、それを分かってくれていた...


付き合ってるとか、そういう訳じゃない...
かと言って、どっちかが告った訳でもなくって...

だけど、当たり前の様に...
僕の傍に、君が居て...
君の傍に、僕が居て...
お互い寄り添い合って、今こうしてる...


いつからか...
僕はコノ空気に慣れてしまって...
だから君が、僕の隣りに居ない日は...
めちゃくちゃ、泣きたくなる...

だって、君は騙されやすいから...
どっかその辺の、だらしない男に...
捕まってしまうんじゃないかって...
怖くて②、しょうがなくなるんだよ...


いつでも君を守りたいんだ...
君を笑顔にするのも...
幸せにするのも...
いつだって、僕で在りたい...


僕らは、いつまで経っても...
前に進めないし、前に進まない仲...

このままでもいいって...
一生、こうして一緒に居られればいいって...
そう、思ってた...


だけど...

もう限界みたい...

君が好き...

溢れちゃってるんだよ...

コノ胸の中、いっぱいに...

115YUNA:2003/02/18(火) 14:51



『promise I can keep...』
=============



「....ふぅ..っ..........」

重い荷物を肩から提げて...
うちは、とあるマンションの部屋を見上げた...
電気が付いているのを確認すると...
躊躇う事無く、押しなれた暗証番号を押し...
開いた扉の奥へと入り、エレベータに乗った。

着いた階で下りると、奥から3番目の部屋の前に立ち...
合鍵を取り出し、中に入る。

「....ただいまぁ。」
「お帰りなさい。」

パタ②とスリッパを鳴らして...
彼女は笑顔で、向こうから小走りで走って来た。

「実はねぇ、ご飯まだなの。
お風呂沸いてるから、先に入って来て??」
「うん、そうする。」

これは日課。
ってか、気付いたら日課になってた。

同じ部屋に帰って来て...
一緒にご飯を食べて、一緒に寝て...
時間がある時は、一緒に夕飯の買い物に行って...
一緒にキッチンに立って、一緒にご飯を作る...

いつからか、それが当たり前になっていた...

・・・・
・・・・
・・・・

116YUNA:2003/02/18(火) 14:51

「腹減ったぁ〜〜!!!
おっ、今日はシチューじゃんっっっ!!!」

タオルを肩にかけ、頭をガシ②拭きながらイスに腰掛ける。
テーブルに並んだ2人分の夕飯。
笑顔の彼女が、エプロンを外してうちの向かいの席に座った。

「じゃ〜、食べよっか??」
「うん。」

「「いただきまぁ〜すっっっ!!!」」

「美味しい??」

不安そうにうちを見る表情。

「ん〜、うめぇ〜〜っっっ!!!」
「ホントぉっ、よかったぁ〜」

嬉しそうに笑う彼女に、うちの胸はまた温かくなる。

「料理、上手くなったよねぇ〜??」
「そうかなぁ〜〜??」
「絶対、いい奥さんになれるよ。」
「....ありがと。」

彼女は笑顔でそう言ったけど...
いつもの笑顔じゃない事、鈍感なうちでも分かった...

「...ねぇ〜??」
「なぁ〜に??」
「....後でさぁ、話があるから。」
「......どうした..の??」
「ん〜、後で話す。」

眉を八の字にした彼女が気になりながらも...
そこで話を切り、残りのシチューに口をつけた。

117YUNA:2003/02/18(火) 14:54
短いですが、今日はココまでですっっっ!!!

11828:2003/02/18(火) 15:31
おぉ〜、新作始まりましたね!
更新、お疲れ様でした。

ん、いしよしが一緒に暮らしてるんでしょうか。
面白そうな展開になりそう・・
期待させていただきますとも!

119YUNA:2003/02/19(水) 14:57

食器を洗い終え、うちは手を拭くとソファーに腰を下ろした。
彼女は今、お風呂に入っている。

あれから、会話っていう会話はなかった...
あれ以上、うちの心境を知られたくなかった...
っていうのは、事実で...
もし、このキモチがバレてしまったら...
今まで築き上げてきたモノ全てが...
崩れ落ちてしまうんじゃないかって...
ぶっちゃけ、怖いと思う反面...
このままじゃ、居られない自分がどこかに居て...

「...どうしたの、怖い顔して??」

お風呂から出て来た彼女は...
うちの顔を覗き込むようにソファーに座った。

「....なんでも、ないよ。」

うちは彼女の頬に触れて、そっと唇にキスを落とした...
そして、そのキスを...
耳、首筋、鎖骨へと下ろしていく...

「....ココじゃ..ヤっ.......
......っ..願い...ベッドで..シて...??」

彼女のその言葉に、うちは頷いて...
彼女の手を引いて、ベッドまでの距離を歩いた。

「......好きよ、ひとみちゃん。」

ギュッと彼女に抱き締められて...
うちらは、そのままベッドの中に沈んでいった...

120YUNA:2003/02/19(水) 14:58

・・・・
・・・・
・・・・

「...今日のひとみちゃん..少し変.......」

うちの胸に頭を乗せ、細い指でそっとうちのお腹を撫でている。

「.....そう??」
「...いつもと、違った。」

彼女はギュッとうちに抱き付き、うちに見えないようにと顔を隠した。
顔を真っ赤にしているのは、分かっている。
彼女は、そういう子だから。

「....そんな事ないよ。」

彼女の髪をそっと撫でて、うちの方を向かせる。

「...ねぇ〜ぇ〜〜??」
「ん〜〜??」
「.....話って..なぁ〜に??」

彼女のその言葉に、心臓が強く鼓動を打つ...

「ん〜好きだなぁ〜って、梨華ちゃんの事。」

さらっと、言ってみる...
今まで、こうして一緒に居て...
1度も口にした事ない言葉...
だけどうちのその言葉に、彼女の瞳が大きく揺れた...

「....初めてだね、言ってくれるの。」

と言って、彼女は涙を流した。

「...アタシも、好きだよ??」

優しく微笑み、彼女はうちの唇にキスを落とした...

121YUNA:2003/02/19(水) 14:58


「...梨華ちゃんが言ってる好きと..うちが言ってる好きとは........」
「一緒だよ??」

うちの言葉は、終わる前に彼女の言葉で遮られた。

「...アタシ..好きでもない人に抱かれるほど......
....馬鹿な女じゃない。
...ひとみちゃんが好きで居てくれてるのも......
.....アタシ、ちゃんと分かってたから。」

一線を超えられずにいたのは、自分...
彼女はいつでも...
うちの事を好きだと伝えてくれていた...

「.....ひとみちゃんじゃなきゃ、駄目なんだよ??」

うちは無意識の内に、彼女にキスをして...
ベッドに組み敷いていた...

「...うちも、梨華ちゃんじゃなきゃヤダ。」

彼女の細い腕が、首を通って...
Yシャツを着ているうちの背中へと入ってくる...

「....ねぇ..もう1回.........」

言葉が終わる前に、彼女にキスをされてた...
それは、彼女の“OK”の合図...

122YUNA:2003/02/19(水) 15:06
更新終了ですっっっ!!!
次回がラストです。

>28さん。
いつもレス、ありがとうございますっっっ!!!
2人は一緒に暮らしていると言うより...
よっすぃ〜が通ってますね。(笑)
でっ、それが気付いたら当たり前になっていたと...
今の2人を見ていて、そんな感じがすると思うんですよ。
ちょっと曖昧な関係みたいな。(笑)
ラスト、期待にこたえられるといいんですが...(苦笑)

123名無しひょうたん島:2003/02/19(水) 18:51
次がラストですか。
曖昧な関係ってなんかいいですね。
期待しています。がんばってください!!

124ななしのどくしゃ:2003/02/19(水) 23:16
どぉーも、また来ちゃいました。
いやぁん、なんだかんだ言いながらラブラブ(*´▽`)´〜`0*)
次ラストですか? って事で待ってます。。。

12528:2003/02/20(木) 12:45
更新、お疲れ様でした。
想いが通じ合ったふたり・・良かったです。
これぞいしよしの真髄ですね。
そうですか、よっすぃが通い夫でしたかw

次回ラストなんですか?
結ばれた先には何があるんでしょうか・・

126YUNA:2003/02/20(木) 14:51

その日はずっと、体を重ね合ってて...
気付いたら、外が少しだけ明るくなってた...

「...ねぇ、ひとみちゃん??」
「ん〜??」
「....アタシ、いい奥さんになれるかなぁ??」

うつ伏せになり肘をつくと、首を傾げてちを見た彼女。

「どしたの、急に??」
「...だって、言ってくれたじゃない。」
「....あぁ........」

そう言えば、そんな事言ったっけ...
なんて、曖昧に思い出してみる...

「...本当に..そう思う??」

うちに体を寄せて、彼女は寂しそうな顔をしている...

「思うよ。」
「....ホントに??」
「ホントに、ホント。」
「...じゃ..ぁ.......」
「ん〜??」
「....ひとみちゃんの奥さんに、してくれる??」
「はぁっ!?」
「...なによ..ぉ...ヤなの........??」

と言って、悲しそうな顔をして膨れる彼女。
ホントはただの照れ隠しだって事に気付いてない...
ってか、気付かれなくてマジ良かった...
なんて思ってる自分がどこかに居て...

127YUNA:2003/02/20(木) 14:51

本当は、誰より彼女の事を自分は必要としているし...
自惚れかもだけど...
きっと彼女も、うちの事を1番必要としてくれてる...

今でも充分...
夫婦とはまではいかないけど...
そういう近い関係に居るんじゃないかって思う...

「...いいの、うちなんかとそんな事誓っちゃって??」
「....えっ??」
「...付き合う時も..言ったけど........
...うちはぁ、この先も梨華ちゃんの事きっと.......
...いっぱい泣かせるし..いっぱい傷付けるよ......??」

そっと彼女の髪を撫でる...

「.....だけど..言ってくれたじゃない??」
「...ん??」
「....覚えてないの??」
「....何を??」
「......“だけど、幸せにする事はできるから”って。」

梨華ちゃんのその言葉に、うちの顔は一気に赤くなっていった...

「...そんな恥い事..言ったっけ??」
「....もぉ、ホントに覚えてないのぉ??
...アタシ..スゴク嬉しかったんだから........」

と言って、彼女は泣き出してしまった...
多分、ずっと②我慢していたんだろぉ...

「.....幸せにするから。
....だから、泣かないでよ??」


梨華ちゃんの笑顔、見せてよ...??

128YUNA:2003/02/20(木) 14:52




『絶対、君を傷付けないから...』
『絶対、君を泣かせたりなんかしないから...』

って...
君に約束できたら、すげぇかっけぇ〜んだろぉ...

だけど僕には、できない...
っていうか、約束を守り通す事がきっとできない...

僕は無力だから...

きっとなんらかのカタチで...
絶対に君を傷付けてしまうし...
絶対に君を泣かせてしまう...

だけど...
これだけは約束できる...

僕と一緒に過ごす時間...
一分一秒...
絶対に、後悔はさせないから...



約束する...

約束するよ...

絶対に、君を幸せにする...

それが今の僕に守りとおせる...

君との約束だから...




fin...

129YUNA:2003/02/20(木) 15:00
終わったじょ〜〜!!!
いんやぁ、微妙...(苦笑)
期待外れだったら、どぉしよっっっ...

>123の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとうございますっっっ!!!
特に、「いしよし」は曖昧な関係だけど...
スゴクお互いを意識していて...
それをただ口にしないだけって感じがするのは...
うちだけでしょうか...??

>ななしのどくしゃさん。
レス、ありがとうございますっっっ!!!
「いしよし」は、やっぱりラブ②に限りますね♪♪♪
いつまでも、ラブ②で居て欲しいものです。(笑)

>28さん。
レス、ありがとうございますっっっ!!!
結ばれた後、特に何も無くてごめんなさい...(苦笑)
次回、頑張りまぁ〜す...

130(ToT):2003/02/22(土) 23:11
初めて見ました。
感動です(泣

131YUNA:2003/02/23(日) 17:13
かんなり今更ですが...
バレンタイン、ネタで...(苦笑)
ってか、ホント今更だっっっ...

その前に、レスのお返事を...

>130の(ToT)さん。
レスありがとうございます。
感動なんて、駄文なのに...
初めて言われました、ありがとうございます!!!

えっとぉ、今回も短編です。

132YUNA:2003/02/23(日) 17:14




『チョコくれっっっ!!!』

楽屋で他愛のない話をしてて...
たま②、バレンタインの話になった途端...
隣りに座っていた、よっすぃ〜は笑顔で...
アタシにそう言って手を出した...


アナタには居るじゃない...
プレゼントをくれる、大切な人が...

それに、アタシからじゃなくても貰えるのに...
メンバーからだけじゃなくって...
色んな人から貰えるのに...


アタシにとって、アナタは大切は人...
だけど、アナタにとってアタシは...


ただの友達...

133YUNA:2003/02/23(日) 17:15



『素直になろぉよ...??』
===============



《バレンタイン1週間前...》

「....はよぉ。」
「遅いぞぉ、吉澤ぁ〜〜〜!!!」

飯田さんが軽く注意をする...

「.....すんません。」

珍しく、よっすぃ〜が集合時間に遅れて来た...

浮かない顔してる...
昨日は、あんなに笑顔だったのに...

話すに話しかけられない背中...
タイミングがなか②合わない...
ただ②、寂しそうな背中を見る事しかできない...

気が利かないなぁ、アタシ...

134YUNA:2003/02/23(日) 17:15

・・・・
・・・・
・・・・

「「「お疲れぇ、じゃ〜お先ぃ〜〜!!!」」」

メンバーが次々と帰って行く...
気付いたら、よっすぃ〜と2人きり...

「...あんれぇ〜、梨華ちゃんは帰らないの??」

いつもの口調...
だけど寂しい笑み...

「...よっすぃ〜は??」
「うちはぁ、もう少し居る。」
「...じゃ〜アタシもまだ居ようかな。」
「うちに付き合う事ないよ??」
「ん〜ん、帰ってもどうせ1人だし。」
「....そっか。」

ニコっと微笑むと、よっすぃ〜は視線を元に戻した。

「...ねぇ、よっすぃ〜??」
「んっ??」
「....どこか、食べに行かない??」
「...えっ??」
「...アタシ、お腹すいちゃって。」

今にも鳴りそうなお腹を撫でる。

「ははっ、じゃ〜行く??」

少しだけ...
ほんの少しだけ...
アタシはいつものよっすぃ〜の笑顔を見れた。

135YUNA:2003/02/23(日) 17:16
今日は、ココまでですっっっ。

136(ToT):2003/02/23(日) 17:25
更新ご苦労様です。

13728:2003/02/23(日) 23:54
おぉっ、新作が始まってる〜!
更新、お疲れ様です。
何だかちょっと切なめでしょうか?
続きを期待しております。

138YUNA:2003/02/25(火) 16:50

「.....ありがとっ、今日は。」

帰り際に立ち寄った公園。
よっすぃ〜は立ち上がって振り向くと...
笑顔でアタシに言った。

「...えっ??」
「ちと、落ち込んでたんだ。
けどなんとかさっ、なりそぉ〜な気がするは。」
「....よっすぃ〜。」
「っつぅ〜かさぁ、聞いてくれる??
...うちさぁ、フラれちったんだはぁ亜弥に。」

と言ったよっすぃ〜のは目は、少し揺れていた...

「...好きで居るのに、疲れたって言われたよ。
...うち馬鹿だよなぁ。
...アイツ寂しがってて、逢いたいつっててもぉ......
....口実ツクって、逢いに行ってやらんかった。
....好きだって気持ちも、ろくに返してやれんかった。
...亜弥泣いてたんだ、うちの事嫌いになる前に別れたいって。」
「.....よっ..すぃ...」
「っつぅ〜か、間違ってたんだよなぁやっぱ。」

と言って、よっすぃ〜は空を見上げた。

139YUNA:2003/02/25(火) 16:51

「...他に好きな子が居るんだ、うち。
...けど、その子にはどうしても告れなくってさぁ。
...亜弥に..今は好きじゃなくてもいいから.....
...って言われて、付き合い始めた。
....けど結局自分の気持ち誤魔化す為に、付き合ってた様なもん。
...ってか、忘れられると思ったんだ。
....けど..なんつぅ〜か......
...気付いたらさ、重ねてるんだはその好きな子とさ。
...亜弥もその事気付いてんのに、気付かない振りしてて。
....うちも、もうそろ②亜弥は限界なんじゃないかって思ってた。
...アホっしょ??
....幻滅したっしょ??
...いつも、その繰り返しなんだ。
...うちは昔から、そういう人間なんだ。」

上を見上げたままだったよっすぃ〜の瞳から...
涙が次々と零れ落ちてきていて...

「....そんな自分が、すんげぇ〜嫌い。」

よっすぃ〜の震えた声...
アタシは無意識の内に...
よっすぃ〜の事、背中から抱き締めてた...

「...そんな事、言わないで??
....よっすぃ〜も、辛かったよね??」
「....梨華..ちゃん.........」

よっすぃ〜をもう1度ベンチに座らせて...
アタシは立ったまま正面から...
ギュッとよっすぃ〜を包み込んだ...

「....っく...っ梨華..ちゃ........」

アタシは何も言わずに...
ただ②涙を流すよっすぃ〜を抱き締めていた...

140YUNA:2003/02/25(火) 16:52


・・・・
・・・・
・・・・

「....今日、泊まって行きなよ??」

その誘いに、何も言わずに頷くよっすぃ〜。
アタシはそっと彼女の手をとって、駅に向かった。

・・・・
・・・・
・・・・

「...ごめんねっ、散らかってるの。」

鍵を開けて、よっすぃ〜を中に通す。
よっすぃ〜はあれからずっと無表情...

「....お風呂、今入れるから。」

靴を脱いで、奥に行こうとした時...

「...傍に居て。」

よっすぃ〜に後ろから抱き締められた...

「...どこにも行っちゃヤダよ。」

泣き顔のよっすぃ〜...
アタシはそっと彼女の手を握りしめて...
腕をそっと解くと、よっすぃ〜と向かい合った...

「....どこにも..行かないよ??」
「...ホント??」

首を傾げて、よっすぃ〜は声を震わせている...

「...ホントだよ??」

そっと髪を撫でて、微笑みかける。
すると、よっすぃ〜の大きな手がアタシの頬を撫でて...
ゆっくりと顔を近付けて来た...
そして、そのまま唇は重なって...

141YUNA:2003/02/25(火) 16:52

「.....どう..したの??」
「....ヤ..だった??」

不安で揺れている大きな瞳...
アタシは何も言わずに首を横に振って...
今度は自分からキスをした...

「...梨華ちゃんの唇..やぁらかい.......」

アタシの唇をそっとなぞるよっすぃ〜の指...
少し乱れたお互いの息が感じられるほど...
アタシ達の顔は接近していて...
ギュッと、よっすぃ〜に腰を抱き寄せられる...

「.....ココ..キスしてもいい??」

髪を耳にかけられて、耳朶をそっと指で撫でられる...
そして、生暖かいモノが耳をなぞって...
耳朶を甘噛みされる...

「...ねぇ..駄目っ........」
「.....駄目っっっ??」
「...よっすぃ..また傷付いちゃ.......」

言葉が終わる前に、玄関の壁に押し付けられてて...
少し強引にキスをされたと思ったら...
よっすぃ〜の熱い舌が口内に入って来た...

「......よっ..すぃ....」

コートを脱がされて...
よっすぃ〜の冷たい手が、セーターの中に入ってくる...
そして、ブラを押し上げられて...
もうすでに、その存在を強調するかの様に...
固く尖った胸の突起を、優しく撫でられる...

「....ヤぁ..んっ....よっ..すぃ..........」
「...梨華..ちゃん.......」
「...ねぇっ..ココじゃ...ヤっ.........」
「.....じゃぁ..ベッド行こ??」

耳元でそう囁かれ、アタシは素直に頷いた...
胸を弄られながら、キスをされたまま...
部屋の隅にあるベッドに押し倒された...
熱いよっすぃ〜の吐息が耳にかかる...

「....ねぇ..シャワー.........」
「...後でいいよ。」
「....じゃぁお願い..電気消して.......」

142YUNA:2003/02/25(火) 16:56
更新終了ぉ〜〜♪♪♪

>136の(ToT)さん。
レス、ありがとうございます!!!
頑張りまぁ〜す!!!

>28さん。
いつも②、レスありがとうございます。
前回が、ちといまいちだったので...
今回、ご期待に添えられるかは分かりませんが...
精一杯、頑張りまぁ〜す!!!

14328:2003/02/28(金) 01:01
う〜ん、せつない・・
微妙によしあやだったんですねw
吉の好きな人ってやっぱり・・
またしても結ばれた後はどうなるんでしょうか・・
期待しております。

144YUNA:2003/02/28(金) 15:31

・・・・
・・・・
・・・・

結局、最後まで言えなかった...
初めてって事も...
よっすぃ〜の事が、大好きだって事も...


―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―


「....んっ..ぅ........」

ふと目が覚め、隣りにある温もりに気付く...
だけど、どこか冷め切ってるアタシが居て...

あぁ、結局あのまま...
最後まで抱かれちゃったんだ...

まだ痛みを感じる部分をそっと押さえ...
アタシは、よっすぃ〜が起きないように起き上がると...
そのままバスルームに向かった...

145YUNA:2003/02/28(金) 15:32

・・・・
・・・・
・・・・

「...はよ..ぉ........」

ボサ②の頭で、目を擦りながらよっすぃ〜は起きて来た。

「...おはよ、ご飯もうすぐできるから。」

そう告げ彼女に背を向け、冷蔵庫を開けた。
その時...

「.....よっすぃ〜!?」

後ろからギュッと抱きすくめられた...

「...ごめん..少しだけこのままで居させて.......」

よっすぃ〜の声は、少し涙声で...

「....どうしたの??」
「...なんで言ってくんなかったの??」
「....何を??」
「...初めて..だったんしょ??」

アタシを抱き締めてる腕に、ギュッと力が入る...

「.....初めてじゃ..ないよ??」
「...嘘だっ..シーツに薄く血が付いてる........」

アタシはそれ以上、反論できなかった...

「...どうして..言ってくんなかったんだよぉ.......」
「....言える訳ないじゃないっっっ!?」
「.....梨華..ちゃん...??」
「...大好きな人が..傷付いてて......
...アタシの事を..必要としてくれてるのに......
....嫌なんて言えないし..拒める訳ないじゃない........」

アタシはその場に崩れ落ちた...
涙が止まんなくって...
胸がスゴク痛くって...

「...ごめっ..気付かなっ........」
「....ごめんねっ、嘘。
...アタシご飯の支度するから、シャワー浴びて来たら??」

無理に笑顔をツクって、よっすぃ〜に背中を向けた...
ずっと②、涙が止まらなかった...

146YUNA:2003/02/28(金) 15:33


―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―


あれから1週間...
よっすぃ〜とは疎遠になってて...

そして、あっという間にバレンタイン当日...
本当は、よっすぃ〜にケーキを作ろうと思ってた...
だけど材料を目の前にしたら、涙が溢れて来て...
結局、作れなかった...


「...おはよぉ..ございまぁす........」

楽屋のドアを開けて中に入る...
中ではすでに、チョコレートの匂いが充満していて...
アタシは吐き気を覚えた...

「どしたぁ、元気ないぞぉ〜〜??
目の下、まぁた真っ黒にしちゃってぇ〜〜」

矢口さんに肩をポンっと叩かれる。

「ほれっ、クッキー作ってきた。」

と、可愛いデザインの袋を渡された。

「...ありがとぉ..ございます......」
「....なんかぁ、あったのか??」
「...いえ..ただ眠れなかっただけですから.......」
「...そうか。」

矢口さんの優しさなのか...
それ以上、触れては来なかった...

147YUNA:2003/02/28(金) 15:33

・・・・
・・・・
・・・・

その日の仕事を終えて...
楽屋に戻って、アタシはソファーに座った...

入り口の方では、両手いっぱいに...
包みを抱えてるよっすぃ〜が居て...
嬉しそうに、みんなから受け取っている...

「石川ぁ、早く着替えなさい。
アンタだけよ、まだ衣装着てるの。」

保田さんに肩を叩かれて、我にかえる。

「...はい。」
「アンタ目の下、朝より酷いじゃない。
せっかくのバレンタインなのに、どうしちゃったの??」
「....なんでもないですよぉ〜〜!!!」

いつもの笑顔...
引きつらない様に、必死に笑顔をツクって...

「...吉澤と、何かあったの??
....ココ最近、おかしいじゃない。
...何かあるならいいなさい、1人で抱え込みすぎよ。」

だけど、全部知ってる保田さんには...
すべてお見通しで...

「.......分からないんです..よっすぃ〜の考えてる事が...」
「....あの子も、松浦とゴタ②あったみたいだからねぇ。」
「...でももういいんです..アタシ諦める事にしましたから......」
「...いいの、それで??」
「....辛いだけなんです。」

我慢していた涙が、一気に溢れて来て...

「...もう少し、考えてみたらどう??」

保田さんに頭を撫でられて...
アタシは何も言えずに俯いた...

148YUNA:2003/02/28(金) 15:41
更新終了ですっっっ!!!

>28さん。
いつも②、レスありがとぉございますっっっ!!!
よっすぃ〜の相手、いつも迷うんですよねぇ...
ご期待に添えられるよう、頑張りますっっっ!!!

次回、ラストですっっっ!!!

149名無しひょうたん島:2003/03/01(土) 14:59
ヤッスーいい人だ!(涙
続き期待しています。(次ラストですよね)
ガンガッテください!!

150YUNA:2003/03/02(日) 17:13

「...あらっ、王子様のお出迎えじゃない。」

今届いたらしいメールを見て、保田さんは呟いた...
そして携帯をバックにしまうと...
アタシに手を振りながら、楽屋から出て行ってしまった...

そして気付く、もう誰も残っていなくって...
静まり返る楽屋の中...
ふと、アタシの携帯が鳴り出した...

《もうすぐ王子様が迎えに来るわよ??
   ちゃんと、素直になりなさい。 〜圭〜》

そのメールに、アタシは首を傾げた...
その時...

「....梨華ちゃんっっっ!!!!!」

アノ人の大きな声と共に、楽屋のドアが勢い良く開いた。

151YUNA:2003/03/02(日) 17:14

「...よっ..すぃ........」
「...はぁっ...はぁっ....っごめっ..ちょっ...待っ..て........!!!」

膝に手を付いて、肩で息をしながら呼吸を整えている。
そして、アタシの目を見てよっすぃ〜は話し始めた。

「...何がいいか、分からなかったんだ。
...チョコじゃぁ..在り来たりだし.......
....アクセはぁ..ひかれたらヤダし........」

後ろの方で何かを隠しながら...
よっすぃ〜が歩み寄ってくる...

「....だからっ..そのっ、これっ!!!!」

と言って、よっすぃ〜は後ろで持っていた物を...
バっとアタシの目の前に差し出した...

「...これだけで、ごめん。
...実は今日..お金持ち合わせて無くて......」

アタシの目の前にある物...
頭の中は混乱していた...
どうして...??
どうして...??

よっすぃ〜が握りしめているのは...
1本の真っ赤な薔薇の花...

「....好きだっ、梨華ちゃんの事が。」

それはストレートな言葉だった...
だから...
その言葉は、そのままアタシの胸に突き刺さって...

「...ずっと見てきた。」

152YUNA:2003/03/02(日) 17:14

ぽろ②と溢れる涙に気付いた時...
ギュッと、よっすぃ〜の腕の中に包み込まれた...

「...誰の変わりもできないんだ。」

そっと涙を拭われて、目が合うと...
よっすぃ〜は眉間に皺を寄せて、笑った...

「...あの夜..あんなカタチだったけど......
.....うちは、マジだったから。」
「....っい..よぉ........」
「...ん??」
「.......遅いよぉ...!!!」

アタシはギュッとよっすぃ〜に抱き付いた...

「...ごめ..っ.........」
「....ずっと②..好きだったんだから。」
「...それは、お互い様だよ??」

唇が重なり合ったその瞬間...
やっと、よっすぃ〜と繋がれた...
そんな気がした...

153YUNA:2003/03/02(日) 17:15


―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―


「....梨華ちゃんってさぁ、エロいよね??」
「...はぁっ!?」

アタシは布団を胸元に抑えて...
起き上がると、ひとみちゃんを見た...

「なんつぅ〜かぁ、たまんねぇ〜って感じ??」

クス②笑いながら、ひとみちゃんは起き上がると...
ギュッと、後ろから抱き締めてくれた...

「うちなんかで、よかったのかなぁ〜??
....なんて、マジで思ってしまう訳ですよ。」

少し情けない顔をして、ひとみちゃんは言う...

「....馬鹿っ、ちゃんと責任とってよっっっ!!!」
「...分かってる。」

いつになく真面目な声に、ドキっとしてしまう...
肩口に触れた、ひとみちゃんの唇...

「.....告って、マジ良かった。」

背中に感じるひとみちゃんの体温...



アタシはきっと...

ううん絶対...

この人から離れられないと思う...


もっと素直になろぉよ、アタシ...

この人と居ると...

こんなにも、幸せを感じられるじゃない...


ねぇ...??

ひとみちゃんだけだよ...??

素直に、“愛してるよ...??”と...

心から伝えられるのは...




〜the end〜

154YUNA:2003/03/02(日) 17:19
無事終了♪♪

>149の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとうございますっっっ!!!
やっぱり、保田さんしか居ません!!!
ご期待に、添えられたでしょうか...??

155名無しひょうたん島:2003/03/02(日) 19:17
完結お疲れ様でした!!じっれたっかったけど
最後ハッピーエンドでよかったです!
次作も、期待しています。ガンガッテください!

15628:2003/03/02(日) 23:20
完結、お疲れ様でした。
いやぁ〜、やっぱりいしよしはイイですねぇ・・
途中せつなくなったけど、やっぱり最後は石川さんが持ってきましたねw
期待通りでよかったです。

157YUNA:2003/03/05(水) 17:44



『as time passes by...』
=====================


「...好きだよ??」

うちの腕の中に居る、愛しい彼女は...
何の前触れもなく、そんな事を1日に...
最低でも1度は必ず、うちの目を見て言う...

これは、付き合いだした当初から...
変わらない事...

大切な事だと彼女は言う...
うちもそう思うよ...??
思うけどさぁ...
恥ずくて言えないんだよ...

「....ひとみちゃんは??」

その後は、決まった事の様に...
必ず聞いてくる...
ココで言わなかったら...
きっと彼女は...
“アタシの事、好きじゃないの...??”
って言って、大粒の涙を流しながら...
うちの肩をグーで叩くんだろぉ...

「...もち、愛してるよ??」

知ってる...??
昔ほどじゃないけどさ...
うちの顔が今真っ赤だって事...
今だけじゃない、いつもそう...
だから、バレない様に...
こうして君を腕の中に連れ込むんだ...

「....こんなに幸せで..いいのかなぁ??」

そんな事を言って...
ふと、泣き出してしまう君...
うちは何も言えずにそっと...
涙で濡れる瞳にキスを落としたんだ...

「...いいじゃんか。
....うちも幸せ、梨華ちゃんも幸せ。
...コレ以上幸せな事って、なくない??」

158YUNA:2003/03/05(水) 17:45





そう...
コレ以上幸せな事ってないんだよ...

君がうちの傍に居て...
うちが君の傍に居て...

ちょっと前まで...
お互いが顔を真っ赤にしてて...
だけど、いつからか...
まだ完全じゃないけど...
この、のほほんとした感じの空気っつぅ〜の...??
結構、当たり前になってるけど...

この空気、うちは好き...

お互いまだ...
ちょっと急ぎ過ぎてる感じはするけど...

君と過ごす...
毎時...
毎分...
毎秒を...

それでもちゃんと、感じられるから...


きっと、時間が経っちゃえば...
今感じてる空気が...
“当たり前”になっちゃうんだろぉけど...
それはそれで、うちはいいんじゃないかなって思う...

なんかよくない...??
誰にも入れない...
うちら2人だけの空気っつぅ〜の...??
そういうのが、いい方に変化してくのも有りじゃない...??


ねぇ②、梨華ちゃん...??

あのさぁ...

照れ臭いんだけどさっ...

ありがとぉ...

今うちが伝えたい、精一杯の思いだよ...??


だけどね...??

それ以上に...

伝えたい事があるんだよ...


うちさぁ、梨華ちゃんの事さぁ...

マジで好きだよ...??

すんげぇ、愛してる...


この先、何年経っても...

コレだけは、絶対に変わらないから...




〜fin〜

159YUNA:2003/03/05(水) 17:50
なんとなぁ〜くで書いてみました。
かなり、微妙です...

>155の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとうございます!!!
焦れたかったっすか??
そこ、狙いだったんです。(笑)
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!!!

>28さん。
レス、ありがとうございます!!!
期待通りでしたかっ!?
いんやぁ、よかった...
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!!!

160名無しひょうたん島:2003/03/06(木) 17:53
吉のキモチが・・・。
私こういうのすごく好きです!!
次作も期待!!

161YUNA:2003/03/07(金) 16:22


『ウチの恋人。』
=========


ウチの恋人はぁ...

どうしようもないくらい、喜怒哀楽が激しい奴...


だけど...

どうしようもないくらい、可愛い奴...


1日1度、彼女は必ず...

“大好きだよ。”、と笑顔で伝えてくれる...

軽くて、優柔不断で...

どうしようもないこんな奴なのに...

いつも②、たくさんの愛をくれる...

ウチには、勿体無いくらいの恋人...


どこまでも、ワガママで...

だけど、そうしてるのはウチだって分かってるから...

だから、愛しくてしょうがない...


だけどさ...??

ウチにも不安になる事あるんだよ...??


いつまでも②、大好きだから...

だから...

ずっと②、ウチの傍で笑って居てよ...??



THE END。。。

162YUNA:2003/03/07(金) 16:26
気まぐれに書いてみました。
梨華ちゃんVer.も、あります。
それは、次回にでも...

>160の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとうございます!!!
気に入っていただけたようで...
嬉しいお言葉、ありがとうございますっっっ!!!
今回のは、どぉでしょ〜〜??

163名無しひょうたん島:2003/03/07(金) 18:11

梨華ちゃんVer.楽しみです!!
繊細な気持ちが…。

164ごまべーぐる:2003/03/08(土) 03:14
初レスです。
梨華ちゃんVer.期待2号参上。
吉澤さんの心情描写が(・∀・)イイ!
続き楽しみにしています。

165YUNA:2003/03/09(日) 14:48



『アタシの恋人。』
=========


アタシの恋人はぁ...

どうしようもないくらい、軽い奴...


だけど...

どうしようもないくらい、包容力のある奴...


不安な時、寂しい時...

どうしても、傍に居てもらいたい時...

無意識なんだろうけど...

アタシが必要としてる時...

突然現れて、何も言わずに傍に居てくれる...


どこまでも、優しくて温かくて...

だけど、誰にでもそうだから...

不安は、いっぱい②あるんだよ...??


だけどね...??

結局はぁ、嫌いになれないんだ...


だって...

どうしようもないくらい...

大好きな奴だから...



THE END。。。

166YUNA:2003/03/09(日) 15:38
きまぐれPART②〜♪♪
梨華ちゃんVer。でした。

>163の名無しひょうたん島さん
レス、ありがとうございますっっっ!!!
恥ずかしくて、口にする事はないけど
誰よりも、大事だって思ってるんだよ??
それぞれの言い方で書いてみました。
梨華ちゃんVer.どぉ〜でしょ〜??

>ごまべーぐるさん。
ごまべーぐるさんだぁ〜〜〜!!!
レス、ありがとうございますっっっ!!!
駄文を期待していただいて...
嬉すぃ〜〜♪♪♪
梨華ちゃんVer.いかがでしたでしょ〜か??

167名無しひょうたん島:2003/03/13(木) 12:12
梨華ちゃんVerよかったです!
次作も、期待しています!!

168YUNA:2003/03/17(月) 15:54
保健室の先生の梨華ちゃんと
生徒のよっちぃ〜の話を書いてみよぉかと...
相変わらず、駄文ですが...
よろしくお願いします。

>167の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとうございますっ♪♪♪
期待に添えられるよう、頑張りますっっっ!!!

169YUNA:2003/03/17(月) 15:54



『my life。/ur life。/our life。』
================


−Ⅰ−



〜Hitomi’s Story〜

「さぁ〜て、行くかぁ〜〜〜!!」


―――いつもの時間。
―――いつもの格好。


自転車にまたがって、ペダルを踏む。

「おぉ〜っす、真希ぃ!!」

男前な背中に声をかける。


真希こと、後藤真希はアタシの幼馴染。
幼稚園から高校まで、見事同じトコに通っている。


「......ホントうっさいなぁ..朝からぁ...」

自転車をこぎながら、眠そうな顔してブツ②言ってる。
毎朝の事だから気にせず、声をかける。

「...んなぁ、昨日のあの子とどうなった??」
「ん〜〜〜〜??
あ〜、なんか初めてだったらしくてさぁ反応いまいちだった。」
「マジぃ〜〜? んじゃ、いつもの様にポイっすか??」
「まぁ〜、そういう事っす。」
「ひでぇ〜なぁ〜〜〜」
「ひとみに言われたくないぞ、それぇ!!(笑)」
「んだよぉ〜〜〜!(笑)」


―――いつもと変わらない通学路。
―――いつもと変わらない会話。


「おはよぉ〜〜」

生徒に挨拶をしながら、校門をくぐり抜けていく彼女。
名前なんて知らない。
何の教科を教えてるのかさえ分からない。
別にタイプって訳でもない。
彼女を見かけたのは、高1の終わり頃。
けど、それから結構気になってて...
他人...特に教師に興味を示すなんて...
うちには、かなり珍しい事なのかもしれない。


《いつもと変わらないはずなのに...》
《うちは最近、どうかしてるみたいだ...》

170YUNA:2003/03/17(月) 15:56



〜Rika’s Story〜

毎朝...
決まった時間に起きて...
決まった時間に部屋を出て...
学園に着いて、みんなに挨拶をして...
1度職員室に寄って、それから保健室に行く。

今日から新学期。
この学園に来たのは、数ヶ月前。
保健の先生だけど、やっとそれなりの自覚が持てるようになった。


「おはようございまぁす。」

保健室のドアを開けて、中澤先生に声をかける。


金髪の髪に、カラーコンタクト。
大阪弁のこの先生は、中澤裕子先生。
スゴク頼れる、いい先生。


何故か、必ず朝コーヒーを飲みに保健室に来る。

「お〜石川ぁ、はよぉ〜さん。」
「おはようございます。」
「なんや、今日はエライ遅いやん。
朝から、恋人とHな事でもしとったんかい??」

この先生は、いつも一言多い...
毎朝必ず、似たようなカラカイを受ける。

《っていうか、もう2年も経つのにまだキス止まりだもん...》
《それに、キス自体あまりしてくれないし...》
《アタシってそんなに魅力ないかなぁ...》

中澤先生を他所に、1人で勝手にネガティブモードに入っていく。

「なんやぁ、またネガティブになってるんか!?」
「...そんなんじゃないですぅ。」

机に向かって座ると、外を見つめてタメイキ。
ふと目に付いたのは、自転車置き場の人だかり。

「新学期早々、あいつらは相変わらずスゴイわなぁ。」
「誰がですか??」
「お前知らんのか?
あそこの背の高めの奴、吉澤ぁ言うねんけど...」
「........もっ、もしかして!?」
「せや、あの有名な吉澤財閥のご令嬢や。
この女子高も、あの子の祖父だかが建てたらしいで?
だから、吉澤もやりたい事やってるって感じやし。
吉澤と後藤、スカートと同じ柄のパンツ穿いてるやろ??
あれ特注らしいで?? そういやぁ、市井も穿いてたなぁ...」
「お嬢様なのに、自転車通ですか...??」

パッと見、普通の生徒となんの変わりもない。
ただ外見がスゴク、カッコいいっていうくらいで...

「ホントお嬢様らしくないっていうか、珍しい子やよぉ。」

《そうなんだ...》
《あの子が、吉澤さんなんだ...》

171YUNA:2003/03/17(月) 15:57
短いですが、今日はココまでです。

17228:2003/03/17(月) 21:33
新作始まりましたね!
保健教師の石と生徒の吉・・萌えそうな設定ですw
YUNAさんのいしよしは甘いのも痛いのもイイですね。
次回更新、楽しみにしてます。

173名無しひょうたん島:2003/03/20(木) 02:18
新作開始ですねっ!!
楽しみにしていました。
保険教師イイ!!ですね。期待大!!がんがってください!

174名無しひょうたん島:2003/03/21(金) 18:32
新作だ〜♪
期待!

175YUNA:2003/03/25(火) 15:19


〜Hitomi’s Story〜

「今年も一緒だなぁ、クラス。」
「ホントだよ、まさに腐れ縁ってやつだよなぁ。(笑)」

隣りを歩く真希と、いつもと変わらない会話をする。

「あっ、市井さんだ!」
「あっ、ホントだ! はよぉざいます!!」

真希と、軽く頭を下げる。

「お〜、吉澤に後藤じゃん。
お前等、また同じクラスなんだってぇ??」
「どうして、知ってるんっすか!?」
「お前何言ってんだよぉ、もうぉ話題になってんぞ?」
「「マジっすか!?」」

2人で声を揃えて驚く。

《もう話題になってんのか...》
《ある意味怖い...》

「相変わらずだなぁお前等。声まで揃えちゃってよぉ。(笑)」


爽やかな笑顔が印象的なこの人名前は、市井紗弥香。
めちゃ②頼れる、うちらのかっけぇ〜先輩。


「そう②、お前等保健の石川って先生知ってっか??」
「石川??」
「去年の終わり頃に入って来たのかなぁ。
さっきソコですれ違ったんだけどよぉ、メチャ②可愛いんだコレがぁ!
しかも、超〜胸デカイんだぜっ!?」
「「マジっすか!?」」

真希と2人で目を輝かせる。

「お前等、ホント面白ぇなぁ。(笑)」
「「いいよなぁ、保健の先生と......」」

2人で、妄想の世界へと入っていく。

「お〜い、戻って来いってぇ。いちぃ〜を置いてくなぁ!(笑)」
「....あっ、あのどんな人なんっすか??」
「そだなぁ、う〜ん... お〜、あそこに居る人だよ。」

市井さんが指差した方を見る。

《あ、あの人...》
《あの人、石川っていうんだ...》

「下の名前とか分かります??」
「確か、やぐっちゃんが“梨華ちゃん”とか呼んでたかなぁ。」

《石川梨華..かぁ...》

176YUNA:2003/03/25(火) 15:19


〜Rika’s Story〜

さすがに、初日って事もあってする事がない。
背筋を伸ばして立ち上がる。

《中澤先生も確か1限目ないはずなんだけどなぁ...》
《何処行っちゃったんだろぉ??》

目的も無いまま、保健室を出る。
なんとなく向かった屋上。
ドアを開けて外に出る。
青い空に、真っ白な雲。
そう言えば、最近ゆっくりする時間がなかった事に気付く。
じっと空を見上げていると、何処からか話し声が聞こえた。

「.....あの..誰か来たみたいですよ??」
「平気だよ。ってか、見られたいくせに...」
「...あんっ..先輩.......!!」

《えっ、もしかして...!?》

「...吉澤..先輩....大好きです......」
「...高..橋.......」

《.....吉澤さん!?》
《っていうか、2人とも授業はぁ!?》

だけど最中の2人に、声をかける事なんて出来ない。
中澤先生なら、トコロ構わず...
“何やってんねん、お前等ぁ〜〜〜〜!!”
とかって、言えるんだろうけどアタシにはまず無理。

っていうか、スゴク気になる。
どんな事してるんだろぉ??
陰に隠れて、覗き見なんていうのをしてみると...
高橋って子のシャツのボタンは外されていて、胸が露になっていた。
吉澤さんの顔は、彼女のスカートの中に隠れている。
顔が真っ赤になっていくのが分かった。
恥ずかしくて見ていられなくなって...
アタシは屋上を後にした。

《見ちゃいけないもの、見ちゃったかもぉ...》

177YUNA:2003/03/25(火) 15:20


〜Hitomi’s Story〜

人の気配が消えるのを感じた。
高橋から体を離して、ドアを方を見る。
すると、あの人がドアから出て行くのが見えた。
壁に凭れかかると、タメイキが漏れた。
理由なんて分からない。

《ってか、初日から何やってんだか...》
《まぁ、親父が適当に消してくれっからいっかなぁ。》
《今のうち、使えるだけ使っとかないと...》

「....先..輩.......??」

《そういやぁ、放置したままだっけ...》
《すっかり忘れてたは。》
《けど、なぁんかヤる気失せちまったなぁ。》

「ごめん、うちなんか疲れたは。」

立ち上がって屋上を後にする。
ホント、最低な奴だ。
なんて思いながら、保健室のドアを開く。
いつものサボり場所。
この部屋には大体誰も居ない。

《保健って誰だっけ??》
《いっつも居ないんだよなぁ。》
《まぁ、何も言われないからいっかなぁ。》

部屋を1度見渡して、ベッドの中に入る。
深い眠りにつくまで、そう時間はかからなかった。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

「んっ??」

ふと目が覚めて、寝返りを打った。
はっきりしていく視界に、最初に映ったのは...

《えっ、石川梨華...!?》

彼女は机に向かって、何か書いている。
うちが目を覚ました事に、まだ気付いていないようだ。

《そういやぁさっき、“保健の石川”って市井さんが言ってたっけ...》
《忘れてたよ、すっかり。》
《ってか、今何時だぁ...??》

体を起こして、辺りを見回していると...

「吉澤さん起きてたの??」

甘くて優しい声にドキっとして...
なんか、微妙に心をくすぐられてしまう。

「今、5時限目よ。 疲れてるのね??
ずっと寝ているから、もう目を覚まさないのかと思っちゃったわ。」

サボってる事知ってるはずなのに、指摘さえしない。
それどころか、笑顔で話し掛けてきてくれる。

「担任の先生には、貧血って言っておいたから。」
「あ〜、すんません。」
「だけど後々考えてみたら、そんな事する必要ないのよね。」
「....えっ??」
「だって、誤魔化せちゃうもんね??」

嫌味に聞こえないのが不思議なくらいだ。

《どうしてだ...??》
《この人と居ると、なんか落ち着くなぁ...》

柔らかい笑顔。
うちはふと、母親の腕の中を思い出していた...

178YUNA:2003/03/25(火) 15:20


〜Rika’s Story〜

屋上を後にしてすぐ、中澤先生に声をかけられた。
そして、保健室に戻ると誰かがベッドに横になっていて...
顔を覗き込むと...

《....吉澤さん!?》
《...さっき屋上に居なかったっけ??》

なんていう疑問は、彼女の寝顔を見て消えてしまう。
スゴク整った顔をしていて...
普段見るカッコいいイメージとは違って、可愛いなぁなんて事を思ってしまう。
机に向かって、ボーっと空を眺めていると...
マナーモードになっている携帯が震え出した。
ディスプレイを見ると、恋人からのメールだった。

 『『 はよぉ。学校、今日からだっけ?
   起きたら居ないからビックリしたよ。
   そう②、変な奴に掴まるなよ??
   他の誰かに、惚れたりなんかするなよ??
   アタシには、石川しか居ないんだからね?? 圭 』』

いつも、この時間に必ず届くメール。
どんなに忙しくても、必ず送ってくれる。


アタシの恋人の名前は、保田圭。
彼氏っていうか、彼女っていうか...
もうすぐ、付き合って2年になる。
彼女と出逢ったのは、高校の時。
怒ると怖いけど、スゴク頼れるし本当に優しい人。
だけど、アタシ以上に毎日忙しい人。
結構っていうか、かなり仕事を優先にしてて...
朝は意外とゆっくりだけど、帰りは毎晩深夜を過ぎている。
帰って来ない日だってある。
アタシはその逆だから、すれ違いの生活。

 『『 おはようございます、保田さん。
   朝ご飯、ちゃんと食べましたか??
   そんなに心配しないで下さい。
   石川にも、保田さんしか居ませんよ?? 梨華 』』

嘘が詰まったメールを返す。
“寂しい”なんて本音、絶対に言えない。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

吉澤さんが目を覚ました後、平静を装って話し掛けた。
なんか、平静装うの上手くなった気がする。

《1年以上、平気な振りし続けてるもんなぁ...》
《上手くもなるかも...》

「先生さ、さっき屋上来たっしょ??」
「....えっ??」

《......バレてる!?》

「...なっ..何も見てないよ??」
「あははははっ、なんかキョドってますよ??(笑)」

《吉澤さんって、こんな風に笑う子なんだ...》

「...もぉ〜。」
「なんか可愛いっすね、先生。(笑)」
「...先生をからかわないのぉ!!」
「本当の事、言っただけですよ?」
「吉澤さんは、人を喜ばせるの上手ね??
だからみんなにモテるのね、きっと。」
「そんな事ないっすよぉ。」
「ふふふっ。」

アタシは、不思議と笑顔になっていた。

《こんな風に自然と笑ったのは、久しぶりかもしれない。》

179YUNA:2003/03/25(火) 15:21


〜Hitomi’s Story〜

気付いたら、今日の授業の終了のベルが鳴っていて...
うちはそれまで、ずっと保健室に居た。
なんかいつの間にか、仲良くなってた。
呼び方も、“梨華ちゃん”と“よっすぃ〜”になって...
んで、いろ②彼女の事を知る事が出来た。
付き合ってる人が居るとか。
その人がどんな人とか。
スゴク寂しい思いをしてるとか...
だけど、うちと居るとスゴク楽しいと言ってくれた。
初めて話すけど、楽だと言ってくれた。
少しでも気が紛れてくれるなら、それはそれで嬉しかった。
理由なんて分かんない。
うちも同じ事を思っていたし、ただ素直ににそう思った。
こんな気持ち初めてだ。
なん②なんだろう、この気持ち...

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

自慢じゃないけど、うちは今まで彼女に困った事は無い。
別れてもすぐできたし、相手はうちにゾッコンだから
ヤりたい時にヤらせてくれるし、結構それで満足してた。
少しでも、普段のぶつけ様のない気持ちが紛れればよかったから。

本気で誰かを好きになるのが、うちは怖い。
失った時の事を思うと、認める事ができない。
大切な人を失うのは、たった1度だけで充分だし...

だから、付き合っても長くて2・3ヶ月程度。
そして、結局パターンはいつも一緒。
言い寄られて、付き合って...
ヤる事やって、性格的にも合わなかったら捨てて...
少しでも続けられそうなら、付き合って...
今付き合ってる高橋は、本当に愛しい存在だったりする。
めちゃ②可愛いいし、尽くしてくれるし...
うちの事を、本当に好きで居てくれる。
今時、珍しいくらい純粋で...
だけど、きっとうちのスベテを受け止めてはくれない。
うちは誰かに弱音を吐いた事がない...
ココまで来たら、今更ダサい事なんか言えない...

だけど、梨華ちゃんは違った。
何でも話せるような気がした。
きっと、彼女が自分の事をいろ②話してくれたから。

もっと彼女の事を知りたい。
少しでも、彼女の支えになりたい。
あの笑顔を、自分だけのモノにしたい。
うちは、本気でそう思った。


だけど...
これが恋心だという事に...
今のうちはまだ気付いていない...





continues。。。

180YUNA:2003/03/25(火) 15:26
更新遅れて、すんませんっしたっっっ!!!

>28さん。
>>保健教師の石と生徒の吉・・萌えそうな設定ですw
できる限り、頑張りたいと思います。

>>YUNAさんのいしよしは甘いのも痛いのもイイですね。
マぁジっすかぁ〜〜!?
ありがとぉございますっ、めっちゃ嬉しいっす!!!

>173&174の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとぉございますっっっ!!!
ご期待に添えられるよう、頑張りたいと思いますっっっ!!!

18128:2003/03/25(火) 23:09
更新、お疲れ様です。
今回のいしよしは、お互いに付き合ってる相手がいるんですね。
よしたかはあまり見かけないCPなので新鮮ですw

これからふたりの距離がどう近づいて行くのか楽しみです。
次回更新、まったりとお待ちしてますよ。

182YUNA:2003/03/30(日) 16:06



『my life。/ur life。/our life。』
=============================


−Ⅱ−



〜Rika’s Story〜

校門を抜ける直前、笑顔で手を振ってくれるよっすぃ〜。
窓を通して、アタシも手を振り返す。
外はすっかりオレンジ色。

「なんや石川、顔ニヤけとるぞ??(笑)」

中澤先生が、保健室に入って来た。

「なんか、ええ事でもあったんか??」
「いえ。ただ、今日吉澤さんとちょっとお話をしたんですよ。」
「あいつ、またココでサボってたんかい。
まぁ、頭ええから子やから何の問題もないんやろぉけどなぁ。」
「そうなんですか??」
「何言ってん? 学園トップやぞ??」
「学園トップ、ですか!?」
「絶対、うちら先コウより頭ええであの子。
どんな問題も、見てパっとパズルみたいに解けるんやと。」
「....そうなんですかぁ。」

183YUNA:2003/03/30(日) 16:06


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


《頭も良くて、運動神経も抜群で...》
《明るくて、優しくて、軽いトコもあるみたいやけど、性格も良くて...》
《おまけにあの容姿やもん、モテない訳がないねん...》

新学期の光景を思い出しながら、真っ暗な空を見上げた。
あれから半年が経って、よっすぃ〜とは先生・生徒っていうより...
本当に友達っていう感覚で一緒に居て...
毎日、よっすぃ〜と話をするのが楽しみだったりする。

学校から数十分歩けば、いつもの様に広がる真っ白な壁。
ココは吉澤家。いつ見てもスゴイ。
すると後ろの方から足音が聞こえて来て、体が強張るの感じた。
だけど、それはほんの一瞬で...

「梨華ちゃん、何してんのこんなトコで??」

振り向くと、ソコには思っていた通りの人が立っていた。

「よっすぃ〜こそ。」
「うちは、コンビニの帰り。(笑)」

と言って、よっすぃ〜は袋を軽く持ち上げた。

「よっすぃ〜もコンビニとか行くんだぁ??」
「どういう意味、それ??(笑)」
「ごめん②。(笑)」

よっすぃ〜の笑顔につられて、自然と笑顔になってしまう。
自分でも分かる。
今の自分の笑顔は、けしてツクり笑いなんかじゃない事。

「梨華ちゃん何処住んでんの? この辺??」
「うん。ソコのマンションなんだ。」
「へぇ、そうなんだ? 送るよ。」
「え〜、悪いよぉ。」
「ってか、実は今家に帰りたくないんだ。(笑)」

笑いながら、小声でよっすぃ〜はアタシに言った。
ふと、この前の中澤先生が言った言葉が頭を過ぎった...


“いつも笑顔やけどなぁ...
 あの子、多分いろ②悩み抱えてるで...??
 お嬢様っていうのも、楽じゃないやろぉしなぁ....”

184YUNA:2003/03/30(日) 16:07


〜Hitomi’s Story〜

さっき、家に帰って来た親父に早々言われた。
“お前、大学はどうするんだ??”
ココ最近、毎日の様に言われる。
もう、うんざりだ。
うちは目的もないのに、大学になんて行きたくない。
この家の事だって、姉さんに任せて置けばいいんだ。
いつもの様に言い合いの喧嘩になって...
最終的に、殴られたお返しに親父を殴り飛ばして家を飛び出した。

うちは、あの家を出たくて②しょうがなかった。
うちを庇ってくれる母さんは、もうこの世には居ない。
全部②、あの親父の所為だ。
母さんが死んでしまったあの日から...
うちは、内緒で掛け持ちのバイトを始めた。
バイトを始めてから、親父の金には一切手を付けていない。


《人並み以上にIQがあるからって、なんだってんだ??》
《分かった振りしやがって...》
《いい親父っ面しやがって...》
《あのクソ親父、結局何も分かっちゃいねぇ!!》

コンビニに寄って、イラ②しながら家路に着くと前を歩く人影が揺れている。
それが梨華ちゃんだと、うちはすぐに気付いた。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

「ってか、実は今家に帰りたくないんだ。(笑)」

梨華ちゃんに小声で伝える。
あんま意味ないかも??

「....どうか..したの??
...アタシで良かったら話、聞くよ??」

真剣な顔して、梨華ちゃんは言ってくれた。


そして、梨華ちゃんの部屋の前。
平気だって言ってるうちを差し置いて...
ある意味、梨華ちゃんに無理矢理連れて来られた。

「あがって。」
「....お邪魔..しまぁす。」

すごくキレイに片付いている部屋だった。
ソファーに座って、梨華ちゃんが来るのを待つ。
私服に着替えた彼女は、紅茶をいれてくれた。

「よっすぃ〜〜??」
「ん?」
「無理にとは言わないよ。
だけどさ、辛い事とかあるなら言って欲しいな。」

その控え目な言い方は...
今のうちにとって1番優しい言葉に聞こえた。

「.....不安っていうかさ..もう嫌なんだ...
...今の自分も...あの家も.....全部②.......」

あの日以来、何年も溜めていた涙。
今ココで、一気に溢れ出してしまいそうだった。
ホントは、ずっと誰かに聞いてもらいたかった。

185YUNA:2003/03/30(日) 16:08


〜Rika’s Story〜

よっすぃ〜は全部話してくれた。
過去の事、恋の事、両親の事、家での事も全部②。
聞いているアタシが、辛くなってしまったくらいだ。
今、彼女が抱えているモノは...
17歳が抱え込むような悩みじゃない。

彼女の軽い性格にも裏があって...
次から次へと彼女をツクるのは...
不安な気持ち、寂しい気持ちを紛らわす為だと言う。
1人になるのが、怖い・嫌だと言っていた。
あの眩しい笑顔の裏に...
よっすぃ〜はいろ②な痛み・悲しみを隠していた。
アタシが何も言わずに、彼女を抱きしめると...
彼女は、押し殺していた声を放った。

《どうして、今まで気付いてあげられなかったんだろう...??》

自己嫌悪に陥る。
その日、よっすぃ〜を部屋に泊めた。
タイミングがいいのかどうかは分からない...
だけどこの日、最近疎遠になってた保田さんは家に帰って来なかった。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


あれから、よっすぃ〜はアタシの部屋によく来るようになった。
保田さんとは、どん②距離が出来て行った。
っていうより、ここ何日か保田さんは家に帰って来ていない。
それはそれで、アタシは別に構わなかった。
お互いの事は、もう必要としていないのかもしれない。
もうそろ②、潮時だって気付いてた。


「.....昨日は..ごめん。」

必ず朝目を覚ますと、よっすぃ〜はすぐに頭を下げる。
もうこれ日常茶飯の1つになってしまってるかも。
目は真っ赤で腫れてしまっている。

「何、言ってるの??
少しは、スッキリしたんじゃない??」
「....ありがと..梨華ちゃん。」

ギュっと後ろから抱きしめられる。
彼女の肩が震え始めているのが分かった。

「....うちずっと..誰にも言えなかったんだ...
.....親友の真希にも..言えなかった.........
...うち梨華ちゃんが居なかったら..どうなってたか分からない.......」

こんなにも弱くて、実は甘えん坊で...
気付いたら、よっすぃ〜はアタシにとって...
スゴク、愛しい存在になっていた。

186YUNA:2003/03/30(日) 16:11
更新完了ぉ〜♪♪♪

>28さん。
いつも②、レスありがとぉございますっっっ!!!
少し展開が早いかな?とは思ったんですが...
あまり長く書けないんです...(苦笑)
駄文ですが、最後までお付き合いください。

187名無しひょうたん島:2003/04/07(月) 21:36
展開速くても、充分ついていけますよ。

188YUNA:2003/04/09(水) 13:02


〜Hitomi’s Story〜

精神的に、うちは確実にヤバかった。
日が経つに連れて、積み重なっていくモノ...

最近特に、今の生活に耐え切れないと感じ始めた...
だからまず、彼女をツクるのをヤメた...
そして、寂しさを紛らわすのもヤメた...
うちが今、こうして存在するのも...
毎日、笑顔で居られるのも...
梨華ちゃんが、傍に居てくれるから...
そう、気付いたから...

唯一、心からホッとできる居場所を見つけた...
梨華ちゃんの腕の中は、きっと...
大好きだった母さんの腕の中以上に安心できる...

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

「....吉澤..先輩??」
「...高橋.....」

放課後、高橋を呼び出した。
彼女と逢うのは、いつぶりだろう...??

「....あの..っ.......」
「...ごめん高橋..もう逢うのヤメよう。」
「......どうしてっ..ですか!?」
「最近ちょっと、精神的に辛いんだ....
....もぉ高橋の傍に..居れない.......」
「....待ってちゃ..駄目ですか??」
「...ごめん..当分の間は1人がいいんだ。
....それに..うちみたいな奴待つなよ。
...高橋は可愛いんだから、もっといい奴見つかるって。」

そっと彼女を引き寄せて、唇に最後のキス。
彼女の涙が痛い。

「.....じゃ〜ね??」

握り締められた手をゆっくり離していく。

《.....高橋..ホントごめん。》

初めて、愛しいと思った存在。
そして初めて、うちは付き合った相手に罪悪感を感じた。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

「ひとみちゃん、今日晴れてよかったね??」
「そだね。」

無事、高3に進学して...
少しでも、家、父親、そして受験からのプレッシャーから逃れる為に...
梨華ちゃんと公園に来ていた。

この間、梨華ちゃんから...
保田さんっていう人と別れたって事を聞いた。
あの部屋も、その人との思い出があるから...
引っ越したいとも言っていた。

この頃から、うちはやっと...
自分の気持ちに気付き始めていた。
そして、ある事を彼女に伝える事を決意していた。

「ねぇ、梨華ちゃん...??」
「なぁ〜に??」

ボートの上。
青い空を見上げる優しい表情がうちの方を向く。

「....いつ、引っ越すの??」
「あ〜うん、いつか。(笑)」

と言って、笑いながら振り向いた。

「...あの..さ.....」
「どうしたの、改まっちゃって??」
「....うち、家を出ようと思ってるんだ。」
「.....えっ!?」
「....一緒に..来て欲しい。」

189YUNA:2003/04/09(水) 13:03

「.....なぁ..石川??」
「....なんですか??」
「...あの吉澤って子と、どんな関係な訳??」

今から2週間前。
そんな保田さんのその一言から、事が始まった。

「....アイツとアタシ、どっちが大事なのよ!?」
「...よっすぃ〜の事、アイツなんて呼ばないで下さい!」
「何庇ってんのよ!?
知らないの、アイツの噂??
アイツは、アンタの事弄んでるだけなのよ!?」
「....何も知らないくせに、そういう事言わないで!」
「...知る訳ないでしょ!?
アンタだって、アイツの何を知ってるっていうの!?」
「.....分かるんです!!
...母親を失って、頼れる人も居なくて......
...あの子の気持ちが..痛いくらい分かるんです........」

そう言い終えると...
保田さんがハっとした顔をした事を今でも思い出せる。
そう、アタシには両親が居ない。
高1の夏、1人置き去りにされた。

「...保田さん..別れませんか......??」
「....石..川??」
「...アタシ..もう駄目です。」
「...何、言ってんの??」
「.....この間、見ちゃいました。
背の高い女の人と、腕を組んでホテルに入って行きましたよね??」
「....えっ!?」
「もう、いいんです。
そろ②、潮時だって気付いてました。
楽しかったです。 今までありがとうございました。」

アタシは立ち上がって、その日は1日中自分の部屋にこもった。
そして次の日、その事をよっすぃ〜に打ち明けると...
彼女は、何も言わずに抱きしめてくれた。
どうしてか分からないけど、涙が止まらなかった。
よっすぃ〜の腕の中は、スゴク②温かかった事を今でも覚えてる。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


「“一緒に来て欲しい。”..かぁ.....」

保健室の窓から、空を見上げる。
あの日みたいに、キレイな空が何処までも続いている。

「どしたん石川、元気ないやん??」

中澤先生に声をかけられる。

「...そんな事..ないですよ??」
「...あんなぁ.....」

呆れた顔で中澤先生が言う。

「....ちょっと考え事をしてて...」
「...吉澤の事か??」
「.....はい...って違いますよぉ〜!!」

顔が真っ赤になっていくのが分かった。
中澤先生の顔がニヤけている。

「まぁ〜ええやないのぉ。
吉澤の事、大切にしたってや。
あの子、最近ホントに澄んだ目しとる。
石川とおる時の吉澤の笑顔、うち今まで見た事ないくらい輝いてるで??」

190YUNA:2003/04/09(水) 13:03


〜Hitomi’s Story〜

あれから、受験の事で忙しくなって...
梨華ちゃんと逢う時間が急激に減ってしまっていた。
毎日、家に来る家庭教師。
うちにそんな奴は必要無いし、はっきり言って意味無い。

そして、今日もアイツが来る。
はっきり言って、うざい。
“勉強以外の事教えてあげる♪♪”
なんて今時言わねぇし、流行らねぇ〜っつぅ〜〜の!!

放課後。
梨華ちゃんの仕事が終わるのを待って、2人で家路に着く。
その話を、久しぶりに逢った梨華ちゃんに話した。
すると、彼女は声を出して笑い始めた。

「あっはっはっはっ、何それぇ〜〜〜!!(笑)」
「変っしょ??ホント、まじキモイんだってぇ。(笑)」

久しぶりに笑ったかも。

「.....梨華..ちゃん??」
「...ん?」
「....こないだの..事なんだけどさ.......」

道の真ん中...
うちは立ち止まって、振り向いた梨華ちゃんを見つめた...

「....う..ん.......」
「...言う事ちゃんと、うち言ってなかった。」
「.....えっ??」

胸が痛い。
きっとこれが最初で最後。

「.....好き..なんだ、梨華ちゃんが。」
「...よっ..すぃ......」
「....本気..だから。」

そっと、うちの頬を撫でた細い指。
自分が泣いてしまっている事に気付く。
そして、梨華ちゃんも....

「.....いいの..アタシで??」
「...梨華ちゃんが..いい.......」

ギュッと細い腰を抱き寄せる。

「.......部屋..探さないとね??」

と言って、少し体を離して梨華ちゃんは優しく微笑んだ。
ゆっくり重なっていく唇。
夕日は静かに沈んでいった。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


「.....今日..家庭教師来るんじゃなかったの?」
「....いいよ..あんなの必要ない。」

梨華ちゃんの部屋。もちろん2人きり。

「...梨華ちゃんが..居るから。」

腕の中に居る彼女のこめかみにキスをする。
すると、くすぐったそうに片目をつぶった。
あれから、まめに梨華ちゃんと逢うようになった。
本当に愛しくて②しょうがない...

毎日が、スゴク幸せで...
だけど、そんな幸せもつかの間だった...


『...ガチャっ.....』

ゆっくりと開いた玄関のドア。
幸せな時間はその音で、一瞬の内に掻き消された。
そこには立っていたのは、梨華ちゃんの元カノ。
梨華ちゃんの戸惑った顔。
その人の手にはナイフ。

「.....石川、アタシと一緒に死んで。」

突進してくるナイフ。
確実に梨華ちゃんを狙っている。
彼女に触れる直前、うちは体をひねって...
梨華ちゃんを庇うように、ナイフに背中を向けた。

一瞬の出来事だった...
怯えた顔をしたその人が、部屋を逃げるように出て行った。

怖いくらい、心臓の音が感じ取れる。
鈍い痛みを感じる部分に触れると、手は真っ赤に染まった。
そして、だん②と意識が遠退いて行くのが分かった。
そんな中、うちの名前を呼ぶ梨華ちゃんの声が聞こえた。
だけどうちは、梨華ちゃんに答える事ができなかった...





continues。。。

191YUNA:2003/04/09(水) 13:11
少ないですが、更新しました。

あ”っ!?
189は、〜Rika’s Story〜です。
いれたつもりだったんだけどなぁ...
消えちゃってました...(汗)


>187の名無しひょうたん島さん。
レス、ありがとぉ〜ございますっっっ!!!

>>展開速くても、充分ついていけますよ。

大丈夫っすかねぇ...??
最後まで、頑張りたいと思います。

192マー:2003/04/10(木) 03:46
更新楽しみに読んでます。
せっかく甘〜い感じになってたのに・・
お願い、二人を幸せにしてあげて
下さいね!これでもか!って
いうぐらいに・・。

19328:2003/04/16(水) 21:48
しばらく来ない合間に更新されてる〜!
お疲れ様です。
んぉ〜、何と言うところで止めるのですかっ!
やっとお互いに向き合えたのにこんなことに・・(泣)
ドキドキしつつ、次回をお待ちしておりまする。

194YUNA:2003/04/18(金) 14:07



『my life。/ur life。/our life。』
================


−Ⅲ−



〜Rika’s Story〜

とある病院の1室。
閉じられたままの大きな瞳を見つめる。
あの事があってから、もう丸3日が経つ。
刺された場所が、急所から微妙に外れていたらしく...
運良く、よっすぃ〜は一命を取り止めた。
後遺症も残らないとの事だった。

外を見れば...
季節は、夏から秋へと移り変わろうとしていた。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


『すみませんが、もうひとみにはもう逢わないで下さい。』

5日目の朝方。
よっすぃ〜のお姉さんが病室にやって来た。

「....えっ??」
「分かっているでしょう。
この子がこうなったのも、アナタの所為なんですよ??」

そう言われてしまうと、何も言えなくなってしまう。
アタシは頭を深く下げて、病室を出た。
そして数日後、後藤さんから聞いた。
よっすぃ〜が目を覚ました事。
だけど、アソコに戻る事はもうなかった。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


「梨ぃ〜華ちゃ〜〜ん♪♪」

退院したと聞いた数日後。
棚の中を整理していると...
よっすぃ〜の声と共に、保健室のドアが開いた。

「なんで、お見舞い来てくんなかったのさぁ。」

ギュッとよっすぃ〜の腕が後ろから、アタシの腰に巻き付く。

「......えっ...
...あ..うんと....忙しかったの......」
「....そっかぁ。
...残念、いっぱい甘えようと思ったのにぃ。(笑)」
「......そ..だね...」

どうしても、笑顔がツクり笑いになってしまう。

「.....どしたの??」

心配そうに、アタシの顔を覗き込んできたよっすぃ〜。
アタシこれ以上優しくされたら、割り切れなくなる。

「....あのさ..姉さんが言った事気にしてんの??」
「...えっ..なんの事??」

最近、嘘を吐くのがスゴク下手になってきてる。

「....気にしなくていいから。
うちが勝手に、梨華ちゃんの事守りたくて守ったんだからさ。
置いてくなんて事しないでよ、もう1人にしないで。」

よっすぃ〜の顔が、首に埋められると...
かすかにだけど、肩が震え始めているのが分かった。

《馬鹿だなぁ..アタシ...》
《どうして..気付かないかなぁ...》
《よっすぃ〜がアタシの事を必要としてくれてる以上に...》
《アタシはよっすぃ〜の事必要としてるのに...》

195YUNA:2003/04/18(金) 14:08


〜Hitomi’s Story〜

入院をしてる間、梨華ちゃんは1度も逢いに来てくれなかった。
きっと彼女の事だから...
うちが刺されたのは“自分の所為”とか思ってるんだろう。
けど、理由は絶対それだけじゃない。
梨華ちゃんの事を姉さんに聞けば、余所余所しい。
絶対、何か知ってる。
そう思ったうちは、姉さんを問い詰めたらあっさり口を開いた。
親父にそう彼女に言えと言われたって。
許せなかった。
会いにも来ないくせに、あのクソ親父。
いい親っ面しやがって。

退院早々、うちは親父に話をした。
家を出るつもりで居る事。
大学に行くつもりもない事。
もちろん、向こうも黙っちゃいなかった。
言いたい事を言って来た。
誰のおかげでココまでやってこれたとか。
恩着せがましい事を言って来た。
都合が悪くなるといつもそうだった。
だけど、もう限界だった。

『うちと姉さんは違うんだ!!
アンタの思い通りになんかならない!!
これ以上、大事なモノを奪わないでくれ!!
もうこれ以上、うちの人生をめちゃくちゃにしないでくれ!!』

言ってやった。
溜まりに溜まってた感情。
この一言で、あの親父が黙った。
その日は、何も言わずに親父の部屋を後にした。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


「...ごめんね...ごめんね.......」

梨華ちゃんは、さっきから何度も②うちに謝ってくる。

「....どして..謝るのさ??」
「...だって..アタシよっすぃ〜にヒドイ事した.......」
「...してないって。」
「...だって、寂しい時に傍に居てあげなかった........」
「.....今..傍に居るからいい。」

梨華ちゃんの肩を掴んで、うちの方を向かせる。。

「....今こうして、梨華ちゃんの温もり感じて居られるからいい。」

どちらからともなく、ゆっくりと唇を近付けていく。
そして、タイミング悪く鳴る授業再開のベル。
だけど、うちはココを動く気なんて最初からない。
俯いてる梨華ちゃんの頬に触れて、そっとキスをする。

「......授業は??」
「....ん〜、サボる。」

そう彼女に告げ...
うちはゆっくり、梨華ちゃんの体をベッドに押し倒した。

196YUNA:2003/04/18(金) 14:09


〜Rika’s Story〜

「....駄目っ...よっ..すぃ........」
「......駄目??」
「....だって....学校ぉ......」
「...気にするよね..ごめん。」

よっすぃ〜は体を起こして、アタシに手を差し出した。
何も言わずにその手をとる。

「.....ねぇ..笑わない??」
「ん〜〜??」
「....ねぇ、笑わないって約束して??」
「ん〜、どうしよう。」
「...ちょっとぉ.......」
「ごめん嘘だよ。何?」
「...初めて..なの.......」
「ん??」
「...アタシ..シた事ないの......」
「.....マジっ!?」
「....う..ん.......」

よっすぃ〜驚き過ぎ。
答えるに答えられなくなっちゃうじゃん。

「んじゃ〜、大切にしなきゃね。
だけどいつか、梨華ちゃんの大事なモノはうちがモラうから。」

と言って、アタシのこめかみにキスをした。

「....うん。」

ギュッとよっすぃ〜に抱き付く。

「....絶対..大切にするから。」

よっすぃ〜のその言葉に頷いて、もう1度唇を重ねた。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


「ねぇ、ココは??」

待ちに待ったひとみちゃんと過ごす、何ヶ月ぶりかの週末。
今日は、2人でお部屋探し。
いつから、“ひとみちゃん”って呼ぶようになったかって??
それは内緒〜〜〜♪♪

「ん〜、高くない??
うち、毎月こんな出せないよぉ。」
「何言ってるのぉ。
ひとみちゃんに全部払ってもらうつもりないよぉ。」
「えぇ〜、なんでぇ??」
「一緒に払おうよ。
ひとみちゃん、大学行くにもお金必要でしょ??」
「あ〜、まだ言ってなかったっけ??」
「ん??」
「うち、大学行かない事にしたから。」
「えぇっ!? 聞いてないよぉ!?」
「だって、言ってないもん。」
「もぉ、大学は行かなきゃ駄目でしょ??」
「ん〜、やりたい事ないしぃ。
それに、自分より大事なモノ見っけちゃったから。」

話をはぐらかす様に...
後ろから抱きしめられて頬にキスをされる。
そういう事言われちゃうと、何も言えなくなっちゃう。

「....後悔しても、しらないからね??」
「梨華ちゃんが一生傍に居てくれるなら、後悔しないもん。」

ひとみちゃんは、いつも平気で恥ずかしい事を言う。
これじゃ〜、どっちが年上か分かんないよぉ。
でも、スゴク②嬉しいよ。

言葉にはできないけど...
アナタが、アタシの事を想ってくれる気持ちより...
きっと、アタシがアナタを想う気持ちの方が強いから。

197YUNA:2003/04/18(金) 14:13
更新しましたっ♪


>マーさん。
レス、ありがとぉございますっっっ!!!

>更新楽しみに読んでます。
んぁ!?
マジっすかぁ、ありがとぉございますっっっ!!!!!
ん〜、うちも2人には幸せになって欲しいですっっっ♪♪♪


>28さん。
レス、ありがとぉございますっっっ!!!
ちと、キレのいいトコで止めてみました。(笑
今回の話は、いかがでしょ...??
ぶっちゃけ、あまり自信が...(汗

19828:2003/04/18(金) 22:31
更新、お疲れ様でした。
吉が無事でまずホっといたしました。良かった良かった。
しかし、梨華ちゃんの
(#´▽`)>初めてなの・・
には何だか萌えてしまいましたw
強くて優しいよっすぃ〜が素敵です。

いよいよ二人の新婚(?)生活がスタートですか。
甘く甘くなりそうな予感・・
次回も期待しております。

199マー:2003/04/19(土) 00:42
わあ・・更新されてるぅ嬉しい・・
次回も楽しみにしてます!!
小説の中だけでも、堂々と・仲良く・
させてあげて下さいねっ。

200YUNA:2003/04/25(金) 14:28


〜Hitomi’s Story〜

親父から、数年に渡って貰ったお金は...
大き目のバックの中に入れて机の上に置いて来た。
そして1週間前、うちはあの家を黙って出た。
必要な物だけを持って。
行き先は、もちろん梨華ちゃんの部屋。

高校はまだ通ってる。
ヤメる気で居たんだけど...
大学には行かないと言い張ったうちに...
せめて高校だけは卒業してと、梨華ちゃんに頼まれた。
そこまで言われちゃうと、行くしかなくて。
だけど、梨華ちゃんの白衣見れるから行ってるっていうのも一理ある。

季節が変わって行く...
もうすぐ春がやってくる...
卒業まで、後残り1ヶ月...

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

住む場所も決まって、引っ越す日にちも決まって...
毎日、2人で少しずつ荷物をまとめている。

「なんか、あっという間だったなぁ。」
「ん〜??」
「いろ②あったなぁって。」

なぁんか、遠く見つめてしみじみしてる梨華ちゃん。

「んじゃ、引っ越すのヤメる??」

なんかムカついて、ついキツイ口調で言ってしまう。
単なる、ヤキモチなんだけど...

「.....それって、ヤキモチ??」
「...ちっ..ちげぇ〜よ!」

まさかの図星。
1人顔を真っ赤にして、ふて腐れる。

「やぁだぁ〜、可愛い〜〜〜 vV」

ギュッと、梨華ちゃんに後ろから抱きしめられる。

《...ちょ..っ....梨華ちゃんの..胸が!?》

「.....スゴク..嬉しいよ??」

うちを見上げる、何とも言えない表情。

《メチャ②..押し倒したくなるんすけど...》

「....ごめん!」

梨華ちゃんの方を向いて、キスをしながら押し倒した。

201YUNA:2003/04/25(金) 14:28


〜Hitomi’s Story〜

親父から、数年に渡って貰ったお金は...
大き目のバックの中に入れて机の上に置いて来た。
そして1週間前、うちはあの家を黙って出た。
必要な物だけを持って。
行き先は、もちろん梨華ちゃんの部屋。

高校はまだ通ってる。
ヤメる気で居たんだけど...
大学には行かないと言い張ったうちに...
せめて高校だけは卒業してと、梨華ちゃんに頼まれた。
そこまで言われちゃうと、行くしかなくて。
だけど、梨華ちゃんの白衣見れるから行ってるっていうのも一理ある。

季節が変わって行く...
もうすぐ春がやってくる...
卒業まで、後残り1ヶ月...

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

住む場所も決まって、引っ越す日にちも決まって...
毎日、2人で少しずつ荷物をまとめている。

「なんか、あっという間だったなぁ。」
「ん〜??」
「いろ②あったなぁって。」

なぁんか、遠く見つめてしみじみしてる梨華ちゃん。

「んじゃ、引っ越すのヤメる??」

なんかムカついて、ついキツイ口調で言ってしまう。
単なる、ヤキモチなんだけど...

「.....それって、ヤキモチ??」
「...ちっ..ちげぇ〜よ!」

まさかの図星。
1人顔を真っ赤にして、ふて腐れる。

「やぁだぁ〜、可愛い〜〜〜 vV」

ギュッと、梨華ちゃんに後ろから抱きしめられる。

《...ちょ..っ....梨華ちゃんの..胸が!?》

「.....スゴク..嬉しいよ??」

うちを見上げる、何とも言えない表情。

《メチャ②..押し倒したくなるんすけど...》

「....ごめん!」

梨華ちゃんの方を向いて、キスをしながら押し倒した。

202YUNA:2003/04/25(金) 14:28


〜Rika’s Story〜

「...ひとみ..ちゃん......!?」

キスをされて、押し倒されて...
ひとみちゃんは、アタシの上に覆い被さった。

「......我慢..できないんだ...」

ひとみちゃんの舌が絡んでくる。
カッターシャツのボタンが外されていく。
脇腹を撫でる指。
自然と息も上がっていってしまう。

「.....っ..とみちゃん??」

彼女の名前を呼ぶと、眉を八の字にしてアタシを見た。

「...アタシの事..愛してる??」
「.....愛してるよ。」
「...ずっと..一緒??」
「.....一緒だよ。」

少し間をおいて伝える。

「...なら..いいよ...シよ..ぉっ.....??」

少し体を起こして、ひとみちゃんにキスをする。
そして、自分から舌を絡めて見る。

「.....梨華..ちゃん.........」

真っ白になっていく意識の中、ゆっくり体が押し倒されていく。
ブラが、優しく押し上げられた。

「...メチャ②..キレイだよ......??」

ひとみちゃんの唇が首筋に埋められる。
生暖かい感触。
体中にキスをされて、アタシは声をあげる事しかできない。

「.....感じちゃってる??」

胸の突起が、ひとみちゃんの口の中に含まれる。

「...んっ!!」

素直に反応してしまう体。
気付いたら、ジーンズが脱がされていた。
ソコはもう、恥ずかしいくらい濡れてしまっている。

「....もう..グショ②だね??」

つ〜っと、割れ目を指でなぞられる。

「...はぁ...ヤん..っ.....!」
「........梨..華......」

舌を絡め合うキス。
そして、ひとみちゃんの唇が下に下りていく
スゴク恥ずかしい格好をさせられて...
下着越しに、その部分に触れられる。

《....もぉ...おかしくなりそう..っ.......!》

203YUNA:2003/04/25(金) 14:29


〜Hitomi’s Story〜

「...あっ...あっ...あっ...ん.....!
....ねぇ...もぉ..っタシ....駄目ぇ......!!」



梨華ちゃんの体が落ち着いてから...
そっと指を引き抜いた。
薄く血で染まった指。
舌でゆっくりと舐め取る。

「...ちょっ..ヤぁ...ひとみちゃん......!!」

顔を赤らめて、うちから目線を逸らす梨華ちゃん。
そっとおでこにキスをして...
もう1度、梨華ちゃんの脚を広げる。

「......ひとみ..ちゃん!?」
「ん〜ほら、傷の手当てしないと。」

血が滲み出ている部分に...
舌を這わせたり、中に入れてみたりする。

「...はぁ...ぁ..ん....ヤぁ.......」
「....もっかい..イっとく??」

意地悪い笑み。

「......馬鹿ぁ..っ....」

204YUNA:2003/04/25(金) 14:29


〜Rika’s Story〜

気付いたら、アタシはひとみちゃんの腕の中で寝ていた。
いつの間にかかかっているブランケット。

《っていうか、リビングでシちゃったんだ...》
《しかも、ダンボールに囲まれて...(苦笑)》

なんか、自然と笑みが零れてしまう。
アタシの胸の中は、不思議なくらい安心してて...
ひとみちゃんの腕の中だから、きっと余計そう感じちゃう。
ひとみちゃんはいつも、幸せをいっぱいくれる。
アタシも、ひとみちゃんにとってそんな存在で在りたい。

「.....梨華??」

目を擦りながら、ひとみちゃんが目を覚ました。

「...今..何時??」

と言ったひとみちゃんに、ギュっと抱きしめられる。
身動きとれないんだけど...

「...えっと..ねぇ......」

なんとかして、コーヒーテーブルの上の腕時計を取る。

「...もぉ、7時だよぉ!?」
「................マジぃっ!?」

《ひとみちゃん..反応遅いよ.....》

「....アタシ、ご飯の支度するね??」
「ん〜、いいよぉ。
コンビニかどっか、後で行って来るよぉ。」
「えぇ〜、でもぉ。」
「.....身体..ダルイっしょ??」

ニヤ②しながら、ひとみちゃんが言う。

「...もぉ........」

ブランケットを頭から被る。
だけどそう言われてみると...
腰が重くて、アソコが痛い...!?

「...シャワー浴びよう??」

ブランケットから、目だけを出すと...
ひとみちゃんは笑いながら立ち上がって、手を差し伸べた。
1度頷いて、大きな手を握る。
ふと、体が宙に浮かんだ。

「...ひっ、ひとみちゃん!?」
「歩けないっしょ??」

ニカっと笑ってひとみちゃんは言った。
反抗出来ないのが悔しい。
腰が重くて、動けないのが事実。
アタシはひとみちゃんに、お姫様抱っこをされて...
そのまま、バスルームに向かった。


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


「.....ただいまぁ。」

夕方、いつもの時間より今日はちょっと遅い。
目の前のドアに鍵を差し込んで、中に入った。
するとダンボールに囲まれて、ひとみちゃんが横になっているのが見えた。

《可愛い〜〜〜》

静かに寝息をたてる表情は、誰がどう見ても可愛い。
スゴク得した気分に浸る。

「ん〜、梨華ぁ.....」

ひとみちゃんの腕が絡み付いてくる。

「おけぇりぃ〜〜〜」

顔をアタシの腕の中に埋めたまま、ひとみちゃんは呟いた。

「ただいま。
って、ひとみちゃんこんな所で寝たら...
風邪ひくでしょ?? それに明後日、卒業式なんだからね??」
「ん〜、うん。
愛してるよぉ、梨華ちゃ〜〜〜ん♪♪」

会話、噛み合ってないし...

「ってかさか、寂しいっす。
もぉ学校で逢えなくなるしさぁ、留年でもすっかなぁ...」
「もぉ、しっかりしてよぉ。
働くんでしょ?? 仕事先も決まったんだから、ちゃんとしなきゃ。」
「ほぉ〜〜い。」

2人で笑い合える時間。
アタシはスゴク幸せだよ??
アナタは??





continue。。。

205YUNA:2003/04/25(金) 14:38
更新終了いたしました♪
って、うげっ!?
ダブちゃった、ごめんなさいです...

>28さん。
レス、ありがとぉございます。
梨華ちゃんには、いつも純で居て欲しい願望が...(笑
でも、エロいみたいな。(ぇ


>マーさん。

レス、ありがとぉございます。
そんな楽しみにだなんて...
駄文で、ごめんなさい...(苦笑
でも、頑張りますっっっ!!!

次が最後のCHAPTERになります。
よかったら最後まで、お付き合いください。

206マー:2003/04/26(土) 01:41
更新、お疲れ様ですぅ〜。
甘・甘でいいですね♪"初めて・"に
読みながらドキドキしたりなんかして・・。
でも二人の会話とか、実際のよっすぃと
りかちゃんぽくて好きです!!
楽しみにしてますね。

20728:2003/04/27(日) 21:55
更新、お疲れ様です。
はぁ・・ついに、ついに結ばれたのですねぇ(遠い目)
石川さんは天然フェロモンの持ち主ですからw
ピュアでありつつエロイのがまたイイですw
次回で最後ですか・・
寂しいような楽しみのような心境ですが、楽しみにしてます。

208YUNA:2003/05/07(水) 13:26





『my life。/ur life。/our life。』
================


−Ⅳ−



〜Hitomi’s Story〜

卒業式は無事に終了して...
後輩から貰った花束を...
両手一杯に抱えて、真希と校門を出てた。
すると、目の前には...
去年卒業して行った、市井さんと矢口さんが手を繋いで立っていた。

「いいっすねぇ、ラブ②で。(笑)」

矢口さんに向かって、笑いながら話し掛ける。

「よっすぃ〜だって、梨華ちゃんと上手く行ってんでしょ??」
「分かります??」
「お前、その左の指輪見りゃ〜一目瞭然だろ??」

変わらない市井さんの笑顔を見て、なんかホっとしてる自分が居る。

「後藤はどうなんだ??」
「ん〜後藤はぁ、適当っすかねぇ。」
「お前は、ホント相変わらずだなぁ。(笑)」


それから、一旦部屋に戻って花を置いて...
久しぶりに、4人で出かけた。
なんか、かなり懐かしいなぁなんて思っちゃったり...

途中で、梨華ちゃんから仕事が終わったいうメールが届いた。
市井さんが、“呼んだら??”と言ってくれて...
後で、彼女も合流する事になった。

真希はというと...
ついさっき、携帯を通してカテキョの安部さんと話しをしていた。
名前は、よく真希から聞くんだけど...
実際に、うちは逢った事がない。
かなり可愛いって事は...
安部さんと仲の良い、市井さんと矢口さんから聞いてる。
真希は、いつも安部さんの事を話してくる。
きっとっていうか、絶対本命だ。
どれくらい付き合ってると思ってんだってぇ。
気付かないと思うほうがおかしいって。

「なぁ〜ぁ〜、真希??」

待ち合わせの場所に着いて...
市井さんと、矢口さんに聞こえないように話し掛ける。

「ん〜〜〜〜??」
「安部さん、本命っしょ??」
「へっ!? ちっ..違うって!!!
なっ...なっちとは、何もないってぇ〜〜〜!!!」
「なぁ〜に、キョドってんだよっ??
それに、何したとかうち聞いてないしぃ〜〜〜」
「...う”っ........」

《分かりやすい奴ぅ〜〜〜(笑)》

「ん〜でもいいじゃん。
お互いさ、いい人見つかってさ??」
「.....そだ..な...」
「おっ、認めたなぁ〜〜!!(笑)」
「...げっ!お前、かなりムカツク!!」
「あはははははははは!!!!」
「どした、お前等??」
「いやぁ〜、真希がさっき話してた安部さん。」
「なっちがどした??」
「....なぁんか、本命らしいっすよ??」
「何っ!! マジかよっ!!
ごとぉ〜〜、良かったじゃねぇかなぁ〜〜〜!!」

バシ②と真希の腕を叩く市井さん。
そして、顔を真っ赤にしている真希。
そして...

「....うるせぇ〜〜〜〜!!」

と真希がそう叫んだ時...

「....ごっちん??」
「.........なっ..ち!?」

《この人が、なっちさん??》
《うっわぁ、メッチャ可愛い!?》

なぁんか、ホッとしてしまう笑顔。
白くて、まさに天使の様な人。
まさに、ごっちんが好きになりそうなタイプ。

《ってか..マジ可愛い....》

なんて思いながら、1人彼女を見つめていると...

「顔、ニヤ②してる...」

ふと、背後から聞こえた声...
一瞬で、血の気がひいていくのが分かった...

「.....りっ...梨華ちゃん...」

声が、思いっ切り裏返った。

「もぉ、最低....」
「...ごめん!! ホントごめんなさい!!」
「...もぉ、知らない!!」

みんなの後を追うように...
どん②先を歩いて行ってしまう梨華ちゃん。
うちは急いで、彼女の背中を追いかけた。

209YUNA:2003/05/07(水) 13:26


〜Rika’s Story〜

実はあんまり怒ってなかったり...??(笑)
ただ、ひとみちゃんの焦る顔が見たかっただけだったり...??(更笑)
アタシ性格悪い!?

「梨ぃ〜華ぁ〜〜ちゃ〜〜〜ん!!」

後ろから抱き付いてくるひとみちゃん。
軽く振り払ってみる。

「なんだよぉ。」

《ふくれされてるぅ〜》
《可愛い〜〜〜♪♪》

「あぁいう事、もう2度とないようにしてね??」
「...はぁい。」
「っていうかね??
アタシ、最初っから全然怒ってないしぃ。」
「....ほぇ!?」
「ちょっと、意地悪してみたかっただけぇ。」
「うっわぁ何っ、かなりムカツクんだけどぉ」
「いいじゃない。」

ひとみちゃんの腕をとって抱き付く。
ちょっと胸を押し付けてみたり...??

「....ねぇ..人居ないトコ行かない??」
「もぉ、何考えてんのよぉ!?」

頭を軽く叩く。

「いいじゃんかよぉ。」
「部屋、戻ったらね??」
「ん〜じゃ〜、今夜も頑張っちゃおぉかなぁ!!」
「馬鹿っ...」

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

あの後、ごちゃ②してるアタシ達の部屋へ来て飲み会(?)をした。
安部さんに、べったりなごっちん。
そんな安部さんも、満更ではなさそう。
矢口さんは、市井さんをバシ②叩いて笑っている。
そして、ひとみちゃんはというと...

「...梨..華.......」

すごくクールな声が、耳元で囁かれた。
そして、唇に優しくキスをされる。
なんか、ひとみちゃんいつもと違う!?
いつになく、クールになってる...
お酒飲むと、こうなるんだぁ...

《だけどぉ...》
《クールなひとみちゃんもいいなぁ、カッコよくてぇ〜》

ちょっとだけ、ひとみちゃんに抱きついてみる。
すると、何も言わずに抱き寄せてくれる。

「....愛してるよ、梨華。」
「...アタシも..ひとみちゃん.......」

もう1度重なる唇。
そして...

「...ベッド、行こっか??」

みんなが寝静りかえった頃...
ひとみちゃんは、アタシの耳元で囁いた。

「......うん...」

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

「あんっ...っとみ..ちゃっ.....!!」
「...ほらっ、聞こえちゃうよ??」
「だっ..ぇ...あ..ぁ....っ......」

もうすでに、意識が飛びそうだった。
頭の中は真っ白で...
何も考えられなくなってる...

《おかしくなりそぉ..だよぉ....》

「....気持ちぃ??」
「あんっ...!気持ち..ぃ...よぉ.....
...壊れちゃ..っ...おかしくなりそ..ぉ.......」
「.....いいよ..イっても??」

その言葉が合図。
アタシはそのまま、ひとみちゃんの腕の中に沈んでいった。

210YUNA:2003/05/07(水) 13:27


〜Hitomi’s Story〜

そして、引越し当日。
市井さん、矢口さん、ごっちん、なっちさん...
そして、中澤先生・平家先生まで手伝いに来てくれた。

思ったよりも、かなりのペースで引越しは終わって...
日が暮れる前には、大体片付いていた。

「.....どうぞぉ。」

と言って、みんなにお茶を淹れた梨華。

「「「いただきまぁす。」」」

声が重なる。
そして、部屋中に笑い声が響き渡った。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

日が暮れ...
中澤先生・平家先生は...
“これから飲みに行くぞぉ〜〜〜!!!”
と、張り切っていた。

そして、日にちが変わり...
市井さんと矢口さん...
そして、ごっちんとなっちさんは...
仲良さそうに手を繋いで帰って行った。

あれから、ごっちんはなっちさんと上手くいったみたい。



そして、今日から2人で新しいスタート。

この先、どんな事が待ち構えているか分からない...

だけど、ずっと一緒。

これだけは、約束できるから。


「梨華ちゃ〜ん??」
「なぁに??」
「よろしくね、今日から。」
「うん。」

うちらは微笑み合って、今日最初のキスを交わした。


少し前まで、違う人生【みち】を歩いて来たけど...
これからは、新しい人生【みち】...
この先はずっと②2人、同じ人生【みち】...




the end。。。

211YUNA:2003/05/07(水) 13:33
完結です。
UP遅れてごめんなさいれす...

>マーさん。
レス、いつもありがとぉございます♪♪♪
2人の会話...
実は、結構無意識で書いているんですが...(ぇぇ
実際の会話っぽいっすかっっっ!?
嬉しいっす♪♪♪

> 28さん。
レス、いつもありがとぉございます♪♪♪
梨華ちゃんはぁ、自覚無しですから困ったものです。(笑
吉も大変っすねぇ〜。


最後まで読んでくださった方、ありがとぉございます♪♪♪
ちょっといまいちだったかも...!?
次があったら、次に頑張りたいと思います。

212マー:2003/05/08(木) 01:39
完結・おめでとうございますぅ♪
ず〜っと楽しみに読ませてもらってました。
ハッピーエンド♪で嬉しい〜。でも、終わっ
て、ちょっと淋しい・・また、待ってますね!
いつか、新作読めますよ・ね・ね?!

213名無し( `.∀´):2003/05/11(日) 11:29
完結お疲れ様でした。
ずっと読ませてもらっていました。
次回作も期待しちゃいます。

214YUNA:2003/05/29(木) 13:37
おひさしぶりです♪
ちょっと古いですか、藤本の歓迎会の
「もしも生まれ変わるなら、誰??」の時の
なっちの、吉を男として見てる発言をネタにしました。

かなり駄文ですが、お暇なら読んでください。
えっとぉ〜、まずレスのお返事を...

>マーさん。
レス、そして最後まで読んでくださってありがとぉございます。
新作はぁ、もうちょっと待ってください。
今、ストックを作ってます。
そっちの方も、読んでいただけたら嬉しいです♪♪♪

>名無し( `.∀´) さん。
レス、そして最後まで読んでくださってありがとぉございます。
次回作、ご期待に添えられるかどうかは分かりませんが...
頑張りたいと思います♪♪♪

215YUNA:2003/05/29(木) 13:38




『the way u r...』
===============


「...うちってさ、女に見えないかな??」

番組の収録が終わって...
控え室に戻って...
今は2人きり...
着替え終えたひとみちゃんは...
ソファーに座りながらボソっと呟いた...

「どぉしたの??」
「....うちって、女に見えない??」

あぁ、さっきの事か...
さっきの安部さんの...
ひとみちゃんの事を男としてしか見てない発言の事...
まだ気にしてるのかなぁ...??
そんなに気にする事ないのになぁ...

「気にしてるの??」

向かい合う様に...
ひとみちゃんの膝の上に座る...

「...だって..梨華ちゃんはさぁ........
.....男、苦手でしょ??
....だからやっぱ、うちもっと女っぽい方がいいのかなぁ〜なんて??」

落ちないように、腰にまわしてくれた腕...

「なぁ〜に言ってるの??
ひとみちゃんはぁ、ひとみちゃんでしょ??」
「....でも..さぁ..........」

久しぶりにネガティブ入ってる...
ちょっといつもと逆...

「どんなひとみちゃんでも、大好きだよ??
アタシはぁ、吉澤ひとみっていう1人の人を好きになったの。
ひとみちゃんが、女の子だから好きになったっていうのもあるよ??
だけどぉ、どんなひとみちゃんでも....
やっぱり、ひとみちゃんはひとみちゃんじゃない。」

そっと髪を撫でて、おでこにキスを落とす...

「....ホント??」
「ホント。」
「...うちが、性転換とかしても??」
「したいの??」
「....違う、例えだよ。」
「でも、嫌いになると思う??」
「...........思わない。」
「でしょ??」

ひとみちゃんは知ってる...
アタシに、スゴク愛されてる事...
だけど、アタシも知ってる...
ひとみちゃんに、スゴク②愛されてる事...

「無理なんてしないで??
ひとみちゃんの好きな様にすればいいんだよ??
どんなひとみちゃんでも、アタシはずっと②大好きだから。」
「.....うん。」

大きな瞳から涙が零れ落ちた時...
アタシも気付いたら涙が溢れてた事に気付いた...



言葉にして...
初めて気付かされる事もある...
そして、何度も②自覚する...

ねぇ、ひとみちゃん...??
アタシひとみちゃんと、ずっと②一緒がいいなぁ...

同じモノを見てぇ、“キレイだね??”って言いたいの...
同じ時間過ごして、笑い合えたらきっともっと素敵だよね...??

“愛してる”なんて言う歳じゃないのかもしれない...
まして...
一生一緒の相手を決める歳でもない...

だけど...

アタシもぉ決めちゃったよ...??
っていうか、もぉ決まってたの...
初めてアナタに出逢ったあの日から...


20年後も...
アタシの隣りで寄り添ってくれる笑顔は...
ひとみちゃんだって...




the end...

216名無し( `.∀´):2003/05/31(土) 21:09
age

217YUNA:2003/06/18(水) 14:22
どぉもみなさん、お久です。
今回も短編ですが、よかったら読んでやってください。
長編の方は、もう少し時間がかかりそぉなので...(汗

誰かが読んでくれてる事を願って...
レスとかくれちゃったら、嬉しいです♪♪♪(何っ

218YUNA:2003/06/18(水) 14:23





「....ごめんなさい、他に好きな人ができたの。」

18になったばっかの春...
3年間付き合った彼女に、振られた...
彼女は、3つ年上の女性〜ひと〜...
ガキのうちなんかを、相手してくれた方が笑っちゃうよ...

それでも、大好きだった...
誰よりも、愛してた...
だから...

「...そっか。」

うちは出来るだけ笑顔で、そう言って...
その場を後にした...
大人のフリをした...
だけど、その後涙がずっと②止まらなかった...

“もっと②、大人になりたい...”

あの時ほど、そぉ願った事はなかった...



『大人になりたい...』
==========



「ひぃとみちゃんっっっ♪♪♪」

と言って、幼馴染の彼女―石川梨華―は部屋に入ってきた...
締め切ったブラインド...
空気の入れ替えなんて、1週間以上してない...
もぉ部屋に篭って、1週間と3日...
ろくにご飯も食べないで、ただ②部屋でボーっと過ごす毎日...
学校は、行く気がおきなくって行ってない...
母さんは分かってるのか、何も言って来ない...

「暗いぞぉ〜!!!!!」

彼女はうちの隣りに腰をおろして、顔を覗き込んだ...
うちは焦って顔を俯いて隠した...

見られたくなかった...
うちきっと、すんげぇ顔してる...

「...ねぇ、ひとみちゃん。」
「ん??」
「.....アタシには、涙見せてくれないの??」
「別に、そぉいう訳じゃないよ。」
「...アタシばっか、ひとみちゃんの事頼りにしてて........
.....ひとみちゃん、ちっともアタシを頼りにしてくれないじゃない。
....ぅぇっく...ひぃ..っく......馬鹿ぁ〜〜〜!!!!!」

頭をバシ②叩かれる...
彼女は泣いていた...
全部②、彼女にはお見通しみたいだ...

うちは顔を上げて、彼女の隣りに座り直すと...
そっと彼女に体重を預けた...

「.....慰めてよ。」
「...ぅん。」

ギュッとうちを抱きしめてくれる細い腕...
自然とまた涙が零れた...

「....ぅっく...ふぅっ....っっぅ..っくぅ..........」
「辛かったよね。」

梨華ちゃんの唇が...
うちの唇と重なった...

「アヤカさんの代わりになんてなれないのは、分かってる。
だけど、アタシがずっとひとみちゃんの傍に居たげるから。
だから、もぉ大丈夫だよ??」

うちはその言葉に頷いた...


もっと、大人になれたら...
アヤカは、もう1度振り向いてくれるかな...??

もっと、大人だったら...
こんなにも、梨華ちゃんを心配させないで済むのかな...??


うちが...
もっと②、大人だったら...
もっと②、カッケぇ人間だったら...

219YUNA:2003/06/18(水) 14:23


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「...ひとみ、久しぶり。」

うちの目の前には、元カノのアヤカ...
どして...??

・・・・
・・・・
・・・・

アヤカと別れてから、9ヶ月...
彼女の存在は、うちの中から完全に消えた...
なんて言ったら嘘になるけど...
彼女の居ない空気に、完全に慣れてきていた...

そして、今でも...
うちの隣りで笑ってくれてるのは梨華ちゃん...

いつも傍に居てくれて...
ヘコんでると、さり気なく声をかけてくれて...

気付いたら...
うちの中で、今まで以上に...
今までとはまた違う感じに、すんげぇ大きな存在になっていた...


「ねぇ、どこ行くのよぉ〜??」

休日...
彼女の手を引っ張って街に出た...

「もぉすぐ誕生日じゃんか、なんか買ってあげるよ。」
「えぇ、いいよぉ。」
「なぁに、遠慮してんの?
うちこの日の為に、バイト代貯めてたんだ。」

毎日②頑張ってバイトしたんだ...
梨華ちゃんの笑顔の為に...

どしちゃったんだろぉなぁ、うち...
いつもなら、金ねぇ〜!!!って1人騒いでたのにね...

・・・・
・・・・
・・・・

彼女の誕生日プレゼントをブラさせながら、家路に着いた...
途中から、自然と繋がれた手...
その手を通して、バレなきゃいいけど...
こんなにも、心臓がバク②いってるから...

だけど、家の前には人影...
遠くからでも気付いてしまうなんて、そんな自分...
まさか...
今更、こんなトコに来る訳ないんだ...
だけどそれは確信に変わって、うちは固まった...

「...ひとみ、久しぶり。」

彼女はニコっと微笑んで、うちに言った...
隣りに居た梨華ちゃんは...
繋いでいる手を離そうとしていた...
だけど、うちは構わず彼女の手をそっと握りしめ直した...

「梨華ちゃんも久しぶり、相変わらず仲良いのね??」

繋ぎ合ってる手を見て、アヤカは微笑った。

「何か用??」
「今、時間ある??」
「...なんで??」
「....話があるのよ。」
「うちは、今更話す事はないよ。」

梨華ちゃんの手を引っ張って、家の鍵をポケットの中から取り出す...

「...お願いっ、ひとみ。」

震えた彼女のその言葉に、うちは振り向いてしまった...
なんで...??
どして、泣いてるのさ...??

「.....ぉ願..ぃ...........」

うちはその場に立ち尽くした...
すると、梨華ちゃんは...
繋いでいた手を解いて、そっとうちの背中をアヤカの方に押した...

「行ってあげて??
....アタシ、部屋で待ってるから。」

少し寂しそうな笑みを浮かべて...
彼女は自分の家へ帰ってしまった...

220YUNA:2003/06/18(水) 14:23

「....あがる??」
「.....ぃぃ..の??」
「...しょうがないじゃん。」

うちは家の鍵を開けて中に入った...

「.....先、行っててよ。」

彼女にそう告げて、うちはリビングに向かった...
そして、携帯を取り出して速攻メールを送った...

≪ごめんね...
 アヤカが帰ったら、すぐに部屋行くから...
 それまで待ってて...〜ひとみ〜≫

メールの返事はすぐに来た...

≪ん〜ん、平気だよ。
 うん、待ってるね??〜梨華vvV〜≫

うちは携帯をポケットにしまうと...
アヤカが待ってる部屋に足を進めた...

『ガチャ...』

部屋に入ると、彼女は壁の写真を見つめていた...

「...座ればいいのに。」
「ん〜、けど写真見てたから。」

アヤカはニコっと微笑んで、ソファーに腰をおろした。

「話って何??」
「.....ごめん..ね。」
「ん??」
「....ごめんなさい。」

彼女はうちに頭を下げて、涙を流していた...
急に謝られたって、意味が分からないよ...

「......どぉして..嘘なんか吐いたんだろ??」
「...えっ??」
「...好きな人ができたなんて、嘘だったの。
....怖かった。
...いつかひとみが、アタシから離れてっちゃうんじゃないかって。
.......ごめんね、試したの。
.....引き止めてくれるって、思ってたの。」

と言って、アヤカはうちに抱き付いてきた...

「.....ひとみじゃなきゃ、駄目なの。
.....今まで以上に、ひとみの事好きになってる。」

うちは何も言えずに居た...
余りにも、急で...
余りにも、今更すぎたから...

「...アヤカ..うちさ............」
「....ぉ願い、まだ好きだって言って。」
「.......アヤ..カ....」

正直戸惑ってる自分が居た...
だけど、もぉ決めてるんだ...
うちはもぉ、アヤカじゃ満たされない...

「......ごめん。
....大切にしたいって思ってる子が、居るんだ。」

そっと彼女の肩を掴んで、押し戻した。

「...もし..またアヤカと付き合ったとしても.......
....うちは前にみたいに、アヤカの事愛してあげられない。
.....アヤカ以上に、愛してみたい人が居るんだ。」
「....ひと..み...........」
「...もぉ、戻れないんだよ。」

そっと彼女の涙を拭って、最後に口付けた...

「だから、友達じゃ駄目??」

ココから先を選ぶのは彼女...

「.......大人に..なったね??」
「...えっ??」
「.....変わったね。」
「...そんな..事..........」
「....ごめんね、ありがとぉ。」

そう言って、アヤカは部屋を出て行った...
うちは彼女を引き止める事もできずに...
ただ、その場に立ち尽くしていた...

221YUNA:2003/06/18(水) 14:24



「......ひとみ..ちゃん??」

名前を呼ばれて、ふと我に返る...
どして、梨華ちゃんがココに...??

「えっ??」
「...アヤカさんが.......
...ひとみちゃん家から出て行ったの.......
....部屋の窓から、見えたの。
......なのに..ひとみちゃん来てくれないから.............」

うちは無意識の内に彼女を抱きしめていた...

「ひとみちゃん...!?」
「....心配..だった??」
「.........心配だったよ、スゴク。」
「...ホントに??」
「...ホントに。
.....スゴク②、不安だったよ??」

と言って、梨華ちゃんはうちの腕の中で泣き出した...

「....梨華ちゃん..好きだよ。」
「...ふぇっ??」
「........好きだ。」

彼女をギュッと抱きしめて、そっとベッドに押し倒した...
そんなうちの行動に、戸惑ってる彼女...
うちは彼女の上に覆い被さって、そっと首筋に顔を埋めた...

ゆっくりと息を吸い込む...
甘い...
優しい...
梨華ちゃん匂いがする...

「......ひとみ..ちゃん??」
「....ん??」
「.....ねぇ、ってば。」

彼女に肩を掴まれて、軽く押し戻される...

「...何??」
「.........アタシも、ひとみちゃんの事好きだよ??」

彼女はニコっと微笑った...
細めた瞳からは、また涙が零れ落ちる...

「......ずっと②..ひとみちゃんの事見てたよ。
....だけど、このままずっと幼馴染でもいいって思ってた。
.....でも...駄目...ったよぉ........
....一緒に..居れっ...居るほど....好きっ..なってる..........」

梨華ちゃんは大粒の涙を流しながら...
うちにギュッと抱き付いた...

「.....好き。」

真っ赤な目をうちに向けて、梨華ちゃんは言った...

「...うちも、好きだよ。
.......これからもずっと②、傍に居てよ。」

幼馴染の一線を越えてからの、初めてのキスは...
しょっぱいはずなのに...
なんか、大人の味がした...

222YUNA:2003/06/18(水) 14:24



大人になりたかった、9ヶ月前...

だけど...

アヤカに大人になったなんて言われて...


自分的には、何1つ変わってないのにね...??


大人になるって、結局何...??

いつから人は、大人って呼ばれるようになんの...??


っつぅ〜かさ、なんか今のままでいいやぁ...

疲れちゃったし...

今は大人になれなくたって...

いつかは嫌でも...

大人になんなきゃいけない日が来るんだし...


今のうちに、いっぱい子供してよぉ〜っと♪♪♪

うちをいっぱい②甘やかせてくれる...

そんなうちを可愛いと言ってくれる...

大切な人が居るから...


だから...

だから...

うちまだ、ガキのままでいいやぁ〜♪♪♪




FIN...

223YUNA:2003/06/18(水) 14:34
なんか、誤字がいっぱい...(汗
許してやってください...(涙

>218
× うちは焦って顔を俯いて隠した...
○ うちは焦って顔を俯かせて、隠した...

>219
× 遠くからでも気付いてしまうなんて、そんな自分...
○ 遠くからでも気付いてしまう、そんな自分...

× だけど、うちは構わず彼女の手をそっと握りしめ直した
○ だけど、うちは構わず彼女の手をそっと握り直した

多いし...酷ぇなぁ...(汗

224マー:2003/06/19(木) 01:44
更新お疲れ様です☆新作読めて嬉しいですぅ。「まだかな〜・・」
なんてちょっと待ってたりなんかしてたのです・・短編と言われて
ますけど、すご〜くこちらに気持ちが伝わってきます。行間に文字
にならない部分が書かれてる、って感じです。どちらも好きでした。
作者様のペースで頑張って下さいね♪ひっそり待ってます。

225名無し(0´〜`0):2003/06/20(金) 19:41
私も、ひっそり待っている人間その2です。
楽しみにしています。がんばってください。

226クロイツ:2003/06/21(土) 11:23
どうも、はじめまして!!クロイツと言います。
今までずっとROMってたのですが…もう、感想書きたくてたまらなくなってしまいました…。
すごいです。YUNA様の書かれる小説や梨華ちゃんには、いつもツボを押されまくっているのですが、
今回のお話は本当に…ハートをゲッツ!って感じですー!!
何度も何度も読み返してしまいましたー!!

次回作も楽しみにしております!!

227YUNA:2003/07/20(日) 17:30
おひさしぶりです。
こりもせず、またココに来てしましました...w
やっと②できあがったので
暇があったら、読んでやってください。

>マーさん。
レスありがとぉございます。
ちゃんと伝わっているようで...
いかったぁ...(ホっ
ありがとぉございます、これからも頑張りたいと思います。

>名無し(0´〜`0) さん。
遅くなってごめんなさい。
うちの書く駄文なんかでいいのでしょうか...??
できる限り、頑張ります♪

>クロイツさん。
レス、マジで感激っす♪♪♪
うちの梨華ちゃんを気に入っていただけて、光栄です♪♪♪
こんな駄文を、何度も②読んでいただいてありがとぉございます。
やばいくらい駄文ですが...
よかったら、読んでやってください。


2週間くらい、日本に帰るので更新できません...
ちょこっとだけですが、始めたいと思います。
もしかしたら、帰る前にちこっとだけ更新するかも??w

タイトルは、『luv u taught me...』です。
よろしくおねがいします。

228YUNA:2003/07/20(日) 17:30




「「はぁっ、はぁっ.....」」

うちは必死になって走った...
幼馴染の手を固く掴んで、引っ張りながら...
自分らも知らない世界へと向かって、ひたすら走った...

・・・・
・・・・
・・・・

「「腹減ったなぁ〜〜」」

歩道の段に座り込んで、行き交う人を見つめる。

今は金もない...
行く場所は探せばある...
だけど、そんな気力今はなんかない...
ただ②街をさ迷う毎日...

「なぁ〜、そこのお2人さん。」

その声に、うちらは逃げようと立ち上がった...

「ちょ〜っ、待ちぃや。」

不思議と足を止め、2人で振り向いた。

「アタシの店で、働かんか??」

それが、彼女との最初の出逢いだった...

229名無し(0´〜`0):2003/07/26(土) 03:40
日本に帰る前?
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
作者様は、外国暮らし??
素敵です。続き楽しみにしています

230YUNA:2003/09/08(月) 16:29
どうも、お久しぶりです...(汗
放置してすいません...(苦笑
っていうか、気にしてくれてた人なんて居たのか...
まぁいいや...(ぇっ

↑とは全然関係ぇないですが...
ちょっとした短編を書きました。
相変わらず、どこまでいっても駄文ですが...
よかったら、読んでください。
レスとかくれちゃったら、嬉しいっす♪♪♪(ワガママっ

> 名無し(0´〜`0)
レスありがとぉございます。
一応、海外に住んでます。(w
続きの方、これからちょこ②更新したいと思っています。
っていうか、もう忘れてますよね。(苦笑
気が向いたら、読んでやってください♪

231YUNA:2003/09/08(月) 16:31





『直感...』
======



“可愛いな...”
って、直感的にそう思った...

“守って上げたいな...”
って、直感的にそう感じた...


不思議だょ...
今までこんな事なかった...

なんとなくで、誰かと付き合ったり...
なんとなくで、その子と別れたり...
そんな事ばかり繰り返していたのに...

キミと初めて出会った...
あの日...
あの時...

うちは、
“絶対に好きになる...”
って、直感的にマジでそう思った...


今まで友達の距離を保って来たけど...
なんかもぉ、限界みたいだょ...


「.....好きだょ。」

TV画面を見ていたキミ...
目を丸くして、うちの方振り向いて...
途端、大粒の涙を流し始めた...

「..........っとみ..ちゃ....」

うちの腕の中で涙を流し続けるキミ...

答えは、触れ合った唇から...
不思議と胸いっぱい、伝わってきて...

気付いたら、涙が溢れてた...



必ず守るょ...

すんげぇ、泣かせるかもしれない...

かなり、傷付けてしまうかもしれなぃ...

それでも、キミの事...

うちは愛さずには居られないんだょ...

ねぇ、梨華ちゃん...




〜THE END〜

232マー:2003/09/09(火) 00:12
作者様〜・・ず〜っと、気にしてましたよー・・催促はいけない・いけない、
な〜んて思いながら待ってました♪ でも、海外に住んでいらしゃるとは
知りませんでちた・・。 今回の短編も好きです。これからも 日本で
楽しみに待ってますね。いしよし・甘・甘でお願いできたら嬉しい・・

233YUNA:2003/09/11(木) 15:15
どぉも♪
また②続きではないんですが...
マーさんから甘・甘のリク(?)をいただいたんで...
そちらを先に、のせたいと思います。
よかったら、読んでやってください。

>マーさん。
レスありがとぉございます!!!(号泣
気にしてくれてたんですかっ!?
ありがとぉございます。
帰ってきてから何かと忙しくて、これなかったんですよぉ。
これからは、ちょこ②来るんでよろしくお願いします。

234YUNA:2003/09/11(木) 15:16



『ゴメンネ。。。?』
=========


ひとみちゃんと喧嘩をした...
アタシの所為...
なのに...
なのに...

“ごめんね...”

たった一言なのに、出てこなぃ...
書けばまだ少し、楽になるかな...?

ペンと紙を用意して、一言書く...

“ごめんね...”

さっきまで不機嫌そうだったアナタの顔が...
今は不思議そうにアタシを見てる...

キレイに折りたたんで...
目を見て渡す...

“...何?”

言葉にはしないけど...
アナタの顔はアタシにそう言ってる...

“読んで...”

言葉にはしないけど...
ココロの中でアナタにそう伝える...

アナタは首を傾げながらもその紙を開いた...
驚いた顔を一瞬したけど...
何も言わずに、アタシからペンを取り上げると...
その紙にまた何か書き足した...

そして優しく笑って、アタシに紙を差し出した...
今度は、アタシがひろげる番...

“うちも、ごめんね...??”

アタシがアナタを見上げると...
アナタはアタシを優しく包んでくれる...
すると不思議と素直になれる...

「...ごめんね..ひとみちゃん........」
「....うちもごめんねっ、怒ったりして。」

そして...
仲直りのキス...
さっき食べたチョコレートの味...

「梨華ちゃんのキス、チョコレートの味がする。」

アナタは優しくアタシに微笑んで...
何度も②キスをくれる...



“ごめんね...”

たった一言なのに...
喧嘩をすれば、きっとまた言えなくなる...
だから今のうちに、たくさん謝っておこぉかな...

「...ごめんね.....?」
「...ぇっ、何??」
「....今度喧嘩した時の、ぶん。」
「...へっ!?」

気の抜けたような声...
そして喉の奥で笑うアナタ...

“相変わらずだなぁ〜”

アナタは口にしないけど...
そう言ってるよね、きっと...

「じゃ〜、今のうちに仲直りしとこっか?」

アナタは微笑んで、そっと甘いキスをくれた...


いっぱい②、喧嘩して...
いっぱい②、謝って...
いっぱい②、キスして...


これからも...

いっぱい②...

2人の思い出、作っていこうね...?




END...

235マー:2003/09/12(金) 00:24
うっわ〜・・甘・甘♪ 作者様、私のわがままに答えて頂いてありがとう
ございますぅ。なんか、嬉しいです。「今度喧嘩した時のぶん〜・・」
ってところ、良いですね!かわいい♪
私、ここに来る度にYUNA様の書かれた小説最初から読み返すんです。
一番始めの、よっすぃが ごっちんと電話で話し込んで、りかちゃんと
喧嘩に・・の話が印象的なんですよ、私のなかで。
これからも、日本の空の下で楽しみにしていますね。

236YUNA:2003/09/12(金) 14:40
どもです♪
今日から↑の↑の↑の、続きをのせたいと思います。
長めですが、よかったら最後までお付き合い下さい。

>マーさん。
いつも②レスありがとぉございます♪
っていうか、いつも最初から読み返してくれてるんですかっ!?
ヤバイっ、なんか泣けてきた...(ぇっ
かなり嬉しいっす♪♪♪
これからも、頑張りますっっっ!!!!!

237YUNA:2003/09/12(金) 14:41




「「はぁっ、はぁっ.....」」

うちは必死になって走った...
幼馴染の手を固く掴んで、引っ張りながら...
自分らも知らない世界へと向かって、ひたすら走った...

・・・・
・・・・
・・・・

「「腹減ったなぁ〜〜」」

歩道の段に座り込んで、行き交う人を見つめる。

今は金もない...
行く場所は探せばある...
だけど、そんな気力今はなんかない...
ただ②街をさ迷う毎日...

「なぁ〜、そこのお2人さん。」

その声に、うちらは逃げようと立ち上がった...

「ちょ〜っ、待ちぃや。」

不思議と足を止め、2人で振り向いた。

「アタシの店で、働かんか??」

それが、彼女との最初の出逢いだった...

238YUNA:2003/09/12(金) 14:41



『luv u taught me...』
============


〜Ⅰ〜


≪2年後...≫


「吉澤ひとみさんっ、アタシとお友達になってくださいっっっ!!!」

それは、突然の事だった...
授業が終わって、何かといろ②話してたら外はもぉ薄暗い...
幼馴染の紗耶香と今日の夕飯を何にするか話していたら...
いきなり真正面から、髪の長い女の子がうちの前に立ちはだかって...

えっ、なんでうちの名前知ってんのっっっ!?
もしかして、出てくるまでずっと待ってた訳っっっ!?

っつぅ〜か、これは一体何っっっ...!?
ん”っっっ!?
アンタ誰っっっ...!?

「...あのっ、お友達にっっっ!!!」

街灯に照らされた彼女の瞳は、明らかに震えていて...

「友達っすか...??」
「....駄目ぇ、ですか??」
「...駄目じゃないけど、うちアナタの事何も知らない。」
「これから、知ってください。」
「....まぁ、いいけど。」
「ホントっっっ!?」

途端彼女は笑顔になり...
後ろを見たと思ったら、今度は...
向こうの方に居る友達らしき子に、“OKぇサイン”を出していた。

なんなんだ、コノ子は...!?

「あのコレっ、アタシのメアドと番号です。
....メールでも電話でもいいんですっ、よかったらください。」

彼女が差し出したピンクの紙を受け取って、見てみると...

『 〜石川梨華〜
☆__-___-___☆
☆__@_____☆』

ピンクの、めちゃくちゃ可愛い字で書いてあった。

「...んとぉ、石川さんでいいのかな??」
「あのっ梨華って、呼んでください。」
「...えっとじゃ〜、梨華ちゃん。」
「きゃ〜〜〜〜!!!!!」

大丈夫かコノ子...!?

239YUNA:2003/09/12(金) 14:41

「それじゃ〜うちら行くから、あんがとねっコレ。」

手に持ってる紙を軽く上げて...
彼女の友達の前まで行くと、軽く頭を下げてその場を後にした。
んっ、今の子どっかで見た事ある気ぃする...

「お前さぁ、相変わらずモテんのなぁ〜」
「アレは違うっしょ。」
「あの子さぁ、お前の隣りのクラスの2年Aの石川梨華じゃない??」
「えっ、誰それっっっ!?」
「転校生だよ。」
「知らないよ、そんな事。」
「このっ、アホっっっ!!!!」

“あんなに可愛い子、なんで知らないんだよっっっ!!!”
文句言うのはいいさっ...
っ痛ぇ〜なぁ、ど突くなよこのアホっっっ!!!

でも結構、可愛かったなぁ...

240YUNA:2003/09/12(金) 14:42


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「おはよっ、よっすぃ〜」
「あぁ〜柴ちゃん、はよぉ〜っす。」

そこ②仲のいいクラスメイトに挨拶をしながら教室の奥へ...
んっ!?、っつぅ〜か...

「...柴ちゃんさっ、もしかして昨日夜石川さんと居たっっっ!?」
「あはっ、居た。
気付こうよ、その場でさぁ〜〜!!!」
「ごめん②、っつぅ〜か友達なんだ??」
「うん、幼馴染なの。
最近、こっちに戻ってきてさぁ〜」
「へぇ〜」
「メールさぁ、送ってあげてね。
昨日夜来なかったって、落ち込んでたから。(笑)」

んぁ、紙どぉしたっけ...!?

「...もしかして、紙失くしたとか!?」
「.....え”っっっ!?」
「今顔が思いっきり、“どぉ〜したっけ!?”って顔してたよ。(笑)」
「...多分..部屋のどこかに........」
「もぉ〜、携帯貸して??」
「えっ??」
「いいから②。」

そう言われて、おず②と彼女に携帯を渡す。
すると、彼女は何も言わずに何かを記入し始めた。

「はいっっっ♪♪♪」
「何したの??」
「梨華ちゃんの、メモリーに入れちゃった♪♪♪」
「....え”っ!?」

メモリーを見てみると、ちゃんと入ってるよ...(涙

「仲良くしてあげてよ。
友達になりたいって、ずっと言ってたんだから。」
「...だったら..最初から紹介してくれれば........」
「あぁ〜、そっか。」

ポンっと手を叩いて、柴ちゃんは頷いた。
柴ちゃんって、意外とボケ②なんだよなぁ...

「じゃ〜、今度どっか行こう??」
「... ... ...うん、いいよ。」
「その“... ... ...”は、何??」
「いやっ、うち金曜と週末は働いてるからさぁ。」
「...ん〜、いつ暇??」
「そだなぁ、またメールするよ。」
「OKぇ〜♪♪♪」

柴ちゃんの返事と共に、ベルが鳴って先生が入ってきた。
手を軽くあげて返事を返すと、うちは席に付いた。

241YUNA:2003/09/12(金) 14:43


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「...ふぅ..........」

夜が明けて...
普段の明るさを取り戻し始めた空...
少し肌寒く感じて、襟を立てると...
うちはタバコに火をつけた...

「お疲れさん。」

紗耶香はうちに缶ビールを差し出すと...
うちの隣りに腰を降ろして、慣れた手付きでタバコを咥えた。

「...さんきゅ。」
「“No.1”も楽じゃねぇ〜ってかぁ〜〜??(笑」
「それは、紗耶香も一緒じゃんか。
それに、他に働かせてもらえるトコなんてないしね。」
「...そだなぁ。」

紗耶香は少しだけ寂しそうな顔をして空を見上げた...


うちらの仕事...
それは、某2丁目にある様なお店のホスト...
お客のほとんどは、女の人...

平日は学校通って...
金曜と土曜の夜はココに来て、朝が明けるまでお客さんの相手をする...

未成年だし、本当は↑トコロでは働いちゃいけないんだけど...
今からちょうど2年前...
うちらは、ある場所を抜け出した...
そして、ある日ココのオーナーに拾われた...
その人はなぜか、うちらの学費から生活費まで全部負担してくれてる...
おまけに給料まで...


「今日もお疲れさん。」

隣りからした声に2人で振り向く。
金パにカラコンのこの人は、中澤裕子。
一見怖そうなだけど、めちゃくちゃ優しくて理解のある人。
うちらが働かせてもらってる店の、オーナーなんだ。

「「お疲れっす。」」

彼女が咥えたタバコに火をつける。

「おおきに。」
「もぉ、条件反射っすね。(苦笑」
「それは、いいこっちゃ。(笑」

と言って、豪快に笑った。

あれから、2年...
彼女は、うちらの事を何1つ聞かなかったし...
聞いてもこなかった...

242YUNA:2003/09/12(金) 14:43

・・・・
・・・・
・・・・

「なぁ、よっさん??」
「はい??」
「もぉ〜2年やなぁ〜〜」
「そっすねぇ〜」

あれから他愛のない話をしていて...
ふと、中澤さんがそんな事を口にした...
紗耶香はうちの肩で、静かに寝息をたてている...

「なんで自分らの事聞かへんのやろって、思ぉとるやろ??」
「...そぉっすねぇ、どうしてっすか??」

中澤さんはチラっとうちを見て俯くと...
そのまま少しだけ笑みを零したまま、話し出した...

「最初街でお前ら見かけた時なぁ、すぐ分かったんよ。
こいつら、家出ちゃうなぁ〜って。(笑)」
「えぇっ??(笑」
「...ウチなぁ、っていうかなぁ〜
.....ウチもなぁ、養護施設で育ったんよぉ〜
アンタら2人、どぉしても放って置けんかったんや。」
「...え..っ.........」
「ウチも抜け出したんよ。
17ん時やったかなぁ、酷いってもんじゃなかったからなぁ。
ウチもなぁ拾われたんよぉ〜。
ウチはぁ、みっちゃんって人にだけどなっ。」
「...もし..かして.........」

平家さん...
ココに居た先輩たちに、話にだけは聞いた事がある...
ココの元、オーナーだとか...

「...せやっ、ウチの大事だった人や。
学校には行けへんかったけどぉ、必要な時はいつも傍に居てくれはった。
厳しかった、でもめっさ優しい人やった。
バイトだって、そんな簡単に見つからんかった。
だけどやっと見つけて、そのバイトした金を溜めて...
みっちゃんの誕生日とかに、プレゼント買うたりした。
みっちゃんの笑顔見れるだけど、幸せやった。
せやけど、あの人病弱でなぁ...
入退院を繰り返してた。
んでぇその3ヵ月後とかに、医者に告げられたのが余命3ヶ月やって事。
ウチ、初めて泣いたわぁそん時。
初めて、失いたくないと思った。
それでも、みっちゃんの前では笑顔で居るようにしとった。
だけど気付いとったみたいやっ、もぉそう長くない事。
ウチはぁ悔いの無い様に、彼女に悔いを残さんように頑張った。
一緒に過ごした、十数年無駄にしたくなかった。
んでみっちゃんがぁ、うちに最後に預けてくれたのがこの店や。
ウチはぁ、この店を一生守っていかなあかんねん。」

中澤さんの目には、涙が溜まっていた...

「みっちゃんの宝物やから。」

強い人だと思ってた...
だけど、色んな事抱えて今ココに居るんだ...

「裕子ぉ〜、風邪ひくぞぉ〜〜!!!」

裏口からした声に、2人で振り向く。

「よっすぃ〜もっっっ!!!って....
ったく、紗耶香は何やってんだよぉ〜こんなトコでぇ〜〜」

彼女は、紗耶香に飛び蹴りを入れたり...
顔を百面相みたいに変えて、ちょこ②うちらの周りを動き回っている...
だけどふと、ギュッと中澤さんの腕の中に抱きとめられた...

「...ちょっ、裕子何すんだよぉ〜〜!!!」

と言って、腕の中でもがいている...
だけど...

「...矢口ぃ.........」

中澤さんのそんな声に、彼女は何も言わなくなった...

「どしたぁ、裕子??」
「....ずっとぉ、傍に居ってくれるかぁ??」

中澤さんにとって...
矢口さんはスゴク特別な存在で...

「ったり前だろっっっ??」

矢口さんにだって...
キツイ事は言うけど、中澤さんの事めちゃくちゃ大事にしてて...

そんな2人を見て、胸が熱くなった...
いつか、そんな人と巡り合えたらいいなぁ...

そんな事を思いながら...
半目の紗耶香を引きずりながら、うちはその場を後にした...





〜continues...〜

243名無し(0´〜`0):2003/09/17(水) 19:18
続きまだかな?
すごく楽しみにしちゃってます!!
がんばってください!

244マー:2003/09/18(木) 00:24
更新 お疲れ様です! 新作、楽しみぃ〜♪ ちょっと影のあるよっすぃ。
梨華ちゃんとどんな恋愛になるのかな・・?YUNA様、日本はやっと
少し涼しくなりましたよー。 ま〜ったり待ってますね。

245YUNA:2003/09/18(木) 15:54

更新の前に、レスのお返事を...

>名無し(0´〜`0)さん。
レス、ありがとぉございます。
ってか、楽しみにしてくれてるんですかっ!?
マジっすかぁ〜!?
もぉ、うちメチャクチャ頑張っちゃいますよっっっ♪♪♪(単純っ

>マーさん。
レス、ありがとぉございます。
2人はこの先どうなる事やら...w
一応完結してるので、
ヒマさえあればどん②更新していきたいと思ってますっ♪
日本はやっと涼しくなったんですかぁ〜
こっちはぁ、う〜ん...w
暑いんですけどねぇ、なぜ朝と夜だけ寒ぃ...(苦笑

246YUNA:2003/09/18(木) 15:54



『luv u taught me...』
============


〜Ⅱ〜


「......あ”ぁ〜ぁ”〜〜〜〜!!!!!」

目が覚めて、カーテンを開けて背筋を伸ばす。

「馬鹿っ、お前眩しいじゃねぇ〜かよっっっ!!!!」

隣りで寝ている紗耶香に蹴りを入れられる。

「出かけるぞぉ〜」
「どこにだよぉ〜〜」
「柴ちゃんと、石川さんとデート。
向こう2人だから、紗耶香も来い。」
「おっしゃ、あゆみちゃん・梨華ちゃん待っててねぇ〜♪♪♪」

なんて気の変わりの早い奴...
呆れるょ...

「馬ぁ鹿っっっ!!!」

頭を小突いてやる。

「あんだよぉ、いいじゃんかよぉ〜」
「駄目だよっ、紗耶香みたいなタラシに任せられる訳ないだろっ。」
「ちぇ〜、ケチだなぁお前。
しかも、お前にだけは言われたくないねっっっ!!!!」
「あっ、でもなんか友達もう1人連れて来るって。
って、なんか今言ったかっっっ!?」
「マジっ!? そっち狙いで行くかな。」
「こんの、ド・アホぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

矢口さん伝授の飛び蹴りを、紗耶香に思いっきりくらわせてやった。
かんなり、鈍い音がしたけどぉ...
まぁ、気にしない②♪♪♪

・・・・
・・・・
・・・・

247YUNA:2003/09/18(木) 15:54

「ごめん、待った??」

紗耶香を引きずりながら、待ち合わせ場所へ走る。

「遅いっっっ!!!」
「ごめん②、コイツ相変わらずトロくてさぁ。」

腕を組んで怒ってる(?)柴ちゃんに謝る。
石川さんはその後ろで、なんかモジ②してる...
ぇっ、トイレ我慢してるの...??

「あんれぇ、もう1人の子は??」
「....あぁ、あの子遅刻常習犯なの。」
「ははっ、じゃ〜紗耶香と気が合うかもなぁ〜(笑」


こうして、柴ちゃんと石川さんと遊ぶのも実は5度目。
なんだかんだ言ってたけど、毎週こうして出かけてる。
仕事が終わって、少しだけ寝て...
んでぇ〜夜遅くまで遊んで、寝て次の日は学校...
毎週日曜は、そうやって過ごしてる。
ちと厳しいっちゃ〜厳しいけど...
珍しく、楽しみにしてる自分が居たり...??

こうして遊ぶ前はぁ...
毎日が、同じ事の繰り返しで...
ぶっちゃけ、嫌気がさしてた...
だから、なんか丁度いい気晴らしになってる...
っていうか、初めてかもしれなぃ...
紗耶香以外の誰かと、こうして出かけて馬鹿騒ぎするのは...
最初は、渋々だった気がする...
だけど今じゃ、楽しみで②しょうがない...

友達の存在の大きさ・大切さに、気付かされた...

248YUNA:2003/09/18(木) 15:55


「ごめぇ〜〜〜〜〜〜〜んっっっ!!!!」

向こうの方から、かなりの勢いで走ってきた女の子。
あのぉ...
スカートの中、丸見えなんですけど...(汗

「遅いよぉ、ごっちんっっっ!!!」
「...ごめんっ、寝坊した。」
「もぉ〜〜〜!!!」
「はははっ、いいじゃん②、なぁ〜紗耶香っ??」
「後藤っっっ!!!」
「あぁ〜、いちぃ〜ちゃん♪♪♪」

後藤と呼ばれた子は、満面笑顔で紗耶香に抱き付いた。

「お前っ、何っ、どしたのっっっ??」
「あはっ、後藤いちぃ〜ちゃんに逢えて超〜ラッキ〜♪♪♪」

話噛み合ってねぇ〜ょ、この2人...

「っつぅ〜か、知り合い??」
「ほらっ、やぐっちゃんの義妹〜いもうと〜。」
「あぁ〜!!!」
「初めまして、後藤真希です。」
「初めまして、吉澤ひとみです。」
「真里姉ちゃんから、よく話は聞いてるよ??
お店のNo.1のっ...っっっ!?」

うちは慌てて彼女の口を抑えた...
そして、みんなに背を向けて彼女に伝えた...

「.....内緒にしてるから。」
「あはっ、ごっめぇ〜ん忘れてた。
真里姉にもぉ、言われてたんだっけぇ〜〜」

てへっ、とか言って舌出して笑ってるコノ子...
ホントに大丈夫なのかぁ...??

「ホント、マジで口滑らさないで。」
「あはっ、分かったぁ〜♪♪♪
んでさぁ、今からどこ行くぅ〜〜〜???」

彼女は振り向いて、みんなに話し始めた...
信用して大丈夫かっ、コノ子...

249YUNA:2003/09/18(木) 15:56

・・・・
・・・・
・・・・

「...ねぇ、よっすぃ〜??」

うちの隣りを歩いていた石川さんが...
少し控えめに、うちに声をかけてきた。

「ん〜??」
「...あのっ..ね........」
「吉子ぉ〜〜♪♪♪」

途端、後ろからごっちんが背中に乗ってきた...
うちはいつから“吉子”になったのっ!?
っつぅ〜か、お”っ、重い...

「おいっ、お前何してんだよっっっ!!!」

紗耶香に耳元で怒鳴られたあげく、脇腹を肘で殴られた...
痛ぇ...(涙
っつぅ〜か、なんで怒ってる訳!?
うちだって、好きでこんな事してるんじゃないんだけど...

「後藤さん、悪いけど降りて。」
「えぇ、いいじゃん②♪♪♪」

分かってやってんのか...!?
っつぅ〜か、石川さんは...??
ヤバっ、放置...!?

石川さんは外れで俯いてる...
せっかく話しかけてくれたのになぁ...
悪い事しちゃったなぁ...

250YUNA:2003/09/18(木) 15:56



「石川さん??」

なんとか、後藤さんを背中から降ろして...
うちは石川さんの隣りを歩いた。

「えっ、どしたの??」
「だって、なんか言おうとしてたっしょ??」
「...もぉ、いいの。」

石川さんは、少し寂しそうな笑みをうちに向けた。
本人はきっと、めいっぱい笑ってるつもりなんだろぉなぁ...

「...言ってよ。
今度はさっ、うちちゃんと聞くから。」

うちは石川さんの手をそっと握って、笑顔を向けた。

「....後でぇ、2人きりになりたいの。」
「後で??」
「...駄目..かなぁ......??」
「あぁ〜、全然いいよ。
っつぅ〜か、今バックれちゃう??(笑」
「もぉ〜、今からカラオケ行くんでしょ〜??」

石川さんに笑顔が戻った...
どしてだろぉねぇ...??
それだけなのに、なんか嬉しかった...

251YUNA:2003/09/18(木) 15:58
今日はココまでです♪
いんやぁ、あまりの文章力の無さに凹...
もっと日本語の勉強してきまぁ〜す...w

252名無し(0´〜`0):2003/09/19(金) 00:41
いつも楽しく読ませてもらってます。
できれば
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
が出ない程度に区切って頂ければ、もっと読みやすいと思います。

生意気な事書いてご免なさい。

253名無し(0´〜`0):2003/10/16(木) 19:09
更新最近ないね…。書き込まないけど楽しみにしてたんですがね

254YUNA:2003/10/26(日) 13:36

「んじゃ〜、また明日ねぇ〜〜♪♪♪」

それそれが家路に着き始めて...
うちは紗耶香に用があるからと、適当に理由を付けて...
石川さんとの待ち合わせの公園に向かった...

「...ごめんっ、待った??」
「ん〜ん。」

石川さんは少し寒そうに肩をすくめて、首を横に振った。

「....これ着てょ。」

うちは上着を脱いで、石川さんの肩にかけた。

「...でも、よっすぃ〜が風邪ひいちゃうょ。」
「うちは平気だよ。
それに少し走ったから、暑くってさ。(笑」
「....ありがと。」

255YUNA:2003/10/26(日) 13:37

微笑んだ彼女に笑みを返すと...
うちはポケットの中から、タバコを取り出して火を付けた。

「....タバコ、吸うんだ??」
「あぁっ、煙とか駄目??」
「ん〜ん、平気だよ。
ただ、よっすぃ〜の知らないトコいっぱいあるなぁ〜って。」

石川さんは、少し寂しげに笑った...

「うちだって、石川さんの事何も知らないよ??
でもさっお互いの事これから知ってければいいしさっ、ねっ??」
「...よっ..すぃ.........」

256YUNA:2003/10/26(日) 13:37

一瞬の出来事だった... 
石川さんの細い腕が腰に巻かれて...
うちも無意識の内に、彼女を抱き寄せていた...

「...ねぇ、聞いてくれる??」
「どしたの??」
「....アタシ今、好きな人が居るの。」
「えっ??」
「...だけどねっ、その子女の子なの。」

と言って、彼女はうちを見上げた...

「....どしたら..いいかなぁ??
...っていうかやっぱ..おかしい事なのかなぁ??」

眉を八の字にして...
今にも泣き出しそうな瞳...

257YUNA:2003/10/26(日) 13:37

「ん〜全然、おかしい事じゃないよ??
それってさぁ、個性な訳じゃん??」
「...よっ..すぃ..........」
「ん〜まぁ、考えは人それぞれだからね。
だけどぉ、うちはぁ全然ありだと思うよ??
っつぅ〜かっ、うちは普通に彼女とか居ちゃう人だから。(笑」

誰かに、紗耶香以外に...
こんな事カムする日がくるなんて思わなかった...
だけど、少しでも石川さんの気持ちが楽になってくれるなら...
それでよかった...

「...ホント??」
「ん〜、今まで付き合った子はみんな女の子。」

258YUNA:2003/10/26(日) 13:38

じゃなきゃ、あそこで働くなんて事できない。

「....ありがとっ、大好きっっっ♪♪♪」

チュっ...
一瞬だけ唇に触れた感触...
うちはぁ、慣れてるからいいけどさぁ...
石川さん、なんで顔真っ赤にしてるの...??

「...石川..さん??」
「....名前でぇ..呼んでくれないの??」
「...んじゃ、梨華ちゃん??」

初めて逢った時の勢い、どこいっちゃったんだ??

259YUNA:2003/10/26(日) 13:38

「...アナタが..好き。」

へっ...!?

「....アナタの事が..好き。」

梨華ちゃんの瞳は揺れていた...
ぶっちゃけ、こぉして告られんのはよくある...

「...ごめん、今は返事できない。」
「....そっか、ごめんね急に。」

ニコっと笑った彼女の瞳から、大粒の涙が零れ落ちた...

「...ごめん..ぇ.........」

260YUNA:2003/10/26(日) 13:39

と言って、彼女はうちに背を向けて走り出した...

「....待ってよっっっ!!!」

うちは急いでその背中を追いかけて...
彼女の手首を掴んだ...

「...お願っ..放して.......??」
「....話、聞いてくれないの??」
「...聞けなぃょ。」

彼女の頬には、涙の筋がいくつも通っていて...
うちは無理に彼女の腕を引っ張って...
腕の中に抱きとめた...

261YUNA:2003/10/26(日) 13:39

「......うち...人を好きになれないんだ。」
「....え..っ........」
「...だから、今はやっぱ答えらんないょ。
....もしかしたら、返せないかもしれない。
.....それに、梨華ちゃんの事何も知らないし。
...だからもっと、一緒に時間を過ごしてみたいってのもあるから。」

考えた事も無かった...
彼女を、そういう対象で見た事もなかった...
告られた事は何度もある...
だけど告られて、初めて胸が熱くなった気がした...

「...よっ..すぃ..........」
「....今日はまだ、一緒に居れる??」

262YUNA:2003/10/26(日) 13:39

うちのその言葉に、彼女は涙を流しながら頷いた...

「...じゃぁ、どこ行こっか??
....その前に、泣き止もうね??」

うちはジーンズの後ろからハンカチを出して...
彼女に差し出した...

「....ありがと。」

ニコっと微笑んだ彼女の笑みは...
なんでか分かんないけど...
うちの胸を掴んで、ずっと②離さなかった...





〜continues...〜

263YUNA:2003/10/26(日) 13:40
ぇぇ、お久しぶりです。(苦笑
更新かなり遅れてしまって、本当にごめんなさぃ...
マメに来る予定だったんですが...
ごめんなさぃ〜〜!!!!
気合入れ直してていきたいと思います!!!!!!!

>252の名無し(0´〜`0) さん。

ごめんなさぃ...
以後気を付けます...
ので、これからも読んでやって下さぃ...


>252の名無し(0´〜`0) さん。

ごめんなさぃ...
↑に書いたとおり、気合入れ直したので...
また頑張っていきたいと思ってます。
これからも、よろしくお願いします。

264マー:2003/10/26(日) 23:26
更新 お疲れ様です! 待ってましたよ〜 ちょこちょこ
のぞきに来てたんです。でも、作者様のペースがあるし、とも
思いますから、無理せずに頑張って下さいね!
いしよし・のお話は良いですね〜・・いくらでも読みた〜い!!
復活されて嬉しいです♪ 日本は日に日に冬へ近づいてますよ・・

265名無し(0´〜`0):2003/10/30(木) 16:03
気合入れなおしお疲れ様です。
毎回楽しみにしています。吉視点が私的にはツボなんです。
がんがってくださいね

266252:2003/10/30(木) 23:42
あやまらないで下さい・・・
すごく見やすくなりました。ありがとうございました。

とてもせつなくて、引き込まれます。
次の更新も楽しみにしてますのでよろしくお願いします。

267YUNA:2003/10/31(金) 14:02



『luv u taught me...』
============


〜Ⅲ〜


「映画でも観る??」
「...でも、アタシもぉお金ない。」
「あぁ、うちが出すよ。」
「....駄目だよぉ。」
「そんなん、気にしなくていいから。」

うちは彼女の手を引っ張って...
2人分のチケットを買うと映画館の中に入った...

あれから、3ヶ月...
梨華ちゃんと一緒に過ごす時間は、少しずつだけど増えていった...

268YUNA:2003/10/31(金) 14:02


「....ごめん..ね??」
「何言ってんの。
観たいっつってたじゃん、昼間通りかかった時さ。」

不思議と覚えてた...
彼女が隣りに歩いていた訳じゃない...
だけど、どこかで耳を傾けていたのかもしれない...

「....ねぇ??」
「ん〜??」
「よっすぃ〜、寒くない??」
「なんで??」
「...だって、上着借りたままだし。」
「んじゃ、こぉ〜しよっ??」

うちは梨華ちゃんの肩に手をまわして...
そっと抱き寄せると、体をぴったりくっ付けた...
梨華ちゃんは、顔真っ赤にしてる...

「....温かい??」
「すんげぇ、温かい。」
「...ホントに??」
「ホントに。」

うちがそっと彼女の髪にキスを落とすと...
うちの肩に頭をあずけてくれた...

恋人に見えんのかなぁ、やっぱ...??

269YUNA:2003/10/31(金) 14:03


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「...なぁ、ひとみぃ〜??」

今日の仕事を終え、いつも通り外で一服...
紗耶香はマジな顔してうちを見た...

「ん〜??」
「....お前さぁ、梨華ちゃんと付き合ってる訳??」
「付き合ってないよぉ〜」
「...遊んでんのか??」
「そぉいう訳じゃないけどぉ〜??」

紗耶香はうちをチラっと見て、タメイキを吐いた...

270YUNA:2003/10/31(金) 14:03

「...思わせ振りな態度って、1番よくないぞ。」
「そんなつもりないけど??」
「....じゃ〜なんだよ。」
「分かんないよ、なんとなく。」
「お前っっっ!!!!!!」

紗耶香に胸倉を掴まれて、そのまま壁に押し付けられた。

「ざけんなよっっっ!!!」
「あんだよっっっ!?」
「向き合ってやったらどぉ〜なんだよっっっ!?
彼女がお前にマジなのは、見て分かるだろっっっ!?
お前はそぉしてこれからも、生きてくのかっっっ!?
なぁ〜っっっ!?
ろくに人も好きになれない奴がっ...
好きになってもらおうなんてムシがよすぎんだよっっっ!!!」

271YUNA:2003/10/31(金) 14:04

分かってるんだ...
紗耶香が、こぉして怒ってくれんのも...
うちの為だって...

「....じゃ〜、どぉしたらいいんだよっっっ!?
...どぉしたら、好きんなれんだよっっっ!!!!」

涙が一気に溢れた...

272YUNA:2003/10/31(金) 14:04


人に愛される事を知らないまま育った...
だからきっと、人を愛するって機能も...
途中でどっかに落として来ちゃったんだ...

人を好きになるって、どぉいう事っっっ...??

好きになられるのは悪くない...
愛されるのだって悪くない...
ぶっちゃけ、楽だし...

だけど、それはただ逃げてるだけで...
自分とちゃんと向き合えてないって事...
分かってる...

273YUNA:2003/10/31(金) 14:04

ただ、置いていかれるのが怖い...
取り残されるのが怖い...
忘れもしない...
うちと母親を置いて、他の女を連れて出て行った父親の顔...
そして、必ず迎えに来ると言って...
結局迎えに来なかった、母親の顔...

うちは誰を信じて生きてけばいい...??
信じて裏切られるのはもぉ嫌だった...

274YUNA:2003/10/31(金) 14:05


「...誰も信じられないのか??
....俺の事も..中澤さんの事も......
....柴ちゃんも..梨華ちゃんもみんな②.......」

紗耶香の瞳は揺れていた...

「....信じてるよっっっ!!!!!
...ただ、怖いんだよ。
.....もぉ、裏切られたくないんだよっっっ!!!」

275YUNA:2003/10/31(金) 14:06
「...それは、俺も一緒だ。
....今でも忘れもしねぇよ、俺を捨てた親の顔。
...だけど、あいつらが捨ててくれたから今の俺が居る。
....俺は、今の俺が好きだ。
...ひとみと逢えた事も、運命だって思ってる。
....だから苦しんでんだったら、とことん付き合ってやっから。
.....なぁ、もう1度向き合ってみないか??
....最後で構わない、梨華ちゃんに賭けてみないか??」

紗耶香は泣いていた...
っつぅ〜か、うちの為に泣いてくれてるんだ...

276YUNA:2003/10/31(金) 14:06

うちは紗耶香の肩に顔を埋めた...
ギュッて抱きしめてくれる腕が、温かかった...
涙がずっと②止まらなかったよ...

幸せだって思った...
すんげぇ感じた...

誰も信用できないなんて嘘だ...
うちはきっと、紗耶香が居なきゃ生きてけない...

277YUNA:2003/10/31(金) 14:16
更新完了ですっ♪
では、レスのお返事を...

>マーさん。
いつも②レスありがとぉございます♪
最近いしよし不足ですが、頭の中は常に...(ぇっ
こっちは、やっと秋って感じになってきましたねぇ〜
ついこの間まで、ヤバイくらい暑かったです...
あぁ、日本に帰りたぃ...

>名無し(0´〜`0)さん。
レスありがとぉございます。
吉視点は、意外と書いてて楽しいんですよね。
はいっ、これからも頑張ります♪♪♪

>252さん。
レスありがとぉございます。
↑1つ、やっちゃいました...(苦笑
切ないっすかっ!?
よかったぁ〜、書いてる本人は分からず...(ぇっ

278名無し(0´〜`0):2003/11/09(日) 01:50
更新お疲れ様です。
続きを楽しみにしている一人です
がんばってください

279マー:2003/11/13(木) 23:17
待ってま〜す・・・

280YUNA:2003/11/14(金) 14:13


日曜日...
皆は騒いでるのに、自分だけ低いテンション...
そんなん最低だ...
だけど、笑う事さえできない...

あれから、すんげぇ悩んで...
次の日の仕事もぶっちゃけ手ぇつかなくって...
中澤さんに、休めと家に帰らされた...


「....大丈夫??」

うちの手をとって、ギュッて握りしめてくれる細い指...
心配でしょうがないって言ってる彼女の瞳は...
うちを捕らえて放してくれない...

「大丈夫。」
「...嘘。」

281YUNA:2003/11/14(金) 14:13

いつから、彼女は強くなったんだろぉ...??

「よっすぃ〜は、嘘吐きだよ。」

梨華ちゃんは指を解いて、少しだけ目に涙を溜めていた...
うちは一体...
何回この子を泣かせれば気がすむんだろぉ...??

「....ちょっといい??」

うちは彼女の手を掴んで、元来た道を戻った...

「...でもっっっ!!!」
「.....お願い、2人きりになりたい。」

それから、彼女は何も言わなかった...

282YUNA:2003/11/14(金) 14:13

・・・・
・・・・
・・・・

「...どぉしたの??」

いつもの待ち合わせ場所の公園...
今日は、人1人居なくって...

「....梨華ちゃんさっ、うちの事好き??」

唐突過ぎたかな...??
彼女の瞳が揺れた...

「.....好き..だよ??」
「...うちのどこが好き??」
「...う〜ん..全部って言いたいけどぉ.......」

283YUNA:2003/11/14(金) 14:13

「....強いて言うならぁ、優しくて温かいトコかな。」

梨華ちゃんはニコっと微笑った...

「...甘えん坊なトコも好き。
....たまに見せる、女の子なトコも好き。
...よっすぃ〜の全部..まだ知らないけど.......
.....アタシ、どんなよっすぃ〜でも受け止めてあげられる。
...顔もカッコいいと思う。
....性格は、もっと②カッコいいと思う。
....っていうかね..どんなにダサくたって........
......アタシ吉澤ひとみっていう1人の人に..恋をしてるから。」

284YUNA:2003/11/14(金) 14:14

胸が熱くなった...
初めて、そんな事を言われた...
見られんのが嫌だった...
自分を出すのが怖かった...

だけど...
うちは不思議と、彼女の前で無意識の内に素で居れた...

「...どんなよっすぃ〜でも、大好きだよ??
....ごめんねっ、どぉしても嫌いにはなれないの。」

梨華ちゃんは泣いていた...

どして、胸が痛むんだろ...??
どして、うちまで泣きそうなんだろっ...??

285YUNA:2003/11/14(金) 14:17

胸が熱くなった...
初めて、そんな事を言われた...
見られんのが嫌だった...
自分を出すのが怖かった...

だけど...
うちは不思議と、彼女の前で無意識の内に素で居れた...

「...どんなよっすぃ〜でも、大好きだよ??
....ごめんねっ、どぉしても嫌いにはなれないの。」

梨華ちゃんは泣いていた...

どして、胸が痛むんだろ...??
どして、うちまで泣きそうなんだろっ...??

286YUNA:2003/11/14(金) 14:17

「...アナタじゃなきゃ、駄目なの。」


そう...
こんな風に、誰かに必要とされたかった...
言葉で欲しかったんだ...

うちの事が必要だって...
うちじゃなきゃ駄目だって...

287YUNA:2003/11/14(金) 14:18


「.....賭けてみても..いいかな??」
「...っ.....??」
「...人を...ううん.......
....梨華ちゃんを..好きになってみたいんだ.......」
「....アタシなんかで..ぃぃの??」
「...梨華ちゃんが..いいんだ。
....ううん..きっと梨華ちゃんじゃなきゃ駄目なんだ。
...不器用かもしんない。
....いっぱい泣かせると思うし、傷付けると思う。
......うち..もぉ自分からも人からも逃げたくない。」

涙が溢れそうだった...
胸がいっぱいで、苦しくって...

「...何から始めたら、いいのかな??」

288YUNA:2003/11/14(金) 14:18

梨華ちゃんの細い腕が、うちをギュッと抱きしめてくれて...
優しい甘い声が、うちをそっと包み込んだ...

「.....ひとみちゃん..って呼んでもいい??」
「....うん。」
「...好きっ、ひとみちゃん。
.....ゆっくり、歩いて行こうね??」

柴ちゃんから聞いた...
彼女自身も、恋愛経験があまりないらしくって...
なのに、一生懸命うちの事を分かろうとしてくれて...
必死んなって、うちの事掴まえようとしていてくれる...

289YUNA:2003/11/14(金) 14:19

「...あんがと、梨華ちゃん。」
「.....離したりしないから。
....ちゃんと、ひとみちゃんの傍に居るからね??」
「.....えっ??」
「...ごめんねっ、市井さんから大体は聞いたの。
....事情があって、人を信用できなくなってるからって。
.....アタシ、ひとみちゃんの事任せられたから。」

梨華ちゃんはハニかんでうちを見た。

「....1人になんかしないよ??」

290YUNA:2003/11/14(金) 14:19

うちは頷くと俯いた...
ふと、涙が零れたんだ...

「...涙、ちゃんと見せて??」

その言葉に、うちは彼女の顔を上げた...

「隠さないで??
寂しかったら、寂しいって言っていいんだよ??
甘えたいなら、甘えてくれていいから。
.....アタシはちゃんと、ひとみちゃんの事が大好きだから。」

それから結構長い間、涙が止まる事はなかった...

291YUNA:2003/11/14(金) 14:19

・・・・
・・・・
・・・・

「...なぁ、紗耶香??」

月曜の早朝...
うちは一端部屋に戻って...
シャワーを浴びて、制服に着替えた...

「んぅ〜??」
「......ありがとね。」
「ん〜だよぉ、キショいなぁ。」

笑顔で、軽く突き飛ばされる。

292YUNA:2003/11/14(金) 14:19

「....頑張ってみるよ。」
「...おう。」

紗耶香の腕がうちの肩に回って...
せっかくセットした髪を、グチャ②にされた...



「「おはよぉ〜♪♪♪」」

校門の入り口前...
向こうの方からした声に、うちらは振り向いた。

293YUNA:2003/11/14(金) 14:20

「...おはよっ、ひとみちゃん。」
「....おはよ。」

お互い、なんか照れ臭い...

「お前一体、いつからひとみちゃんなんだよぉ〜!?」
「うっさいっっっ!!!」
「さては、もぉ最後までいっちゃったか!?」
「この、どアホっ!!!
こんな奴放っといて行こっ、梨華ちゃん。」

紗耶香の頭をど突いて突き放すと...
うちはどん②歩き出した...

294YUNA:2003/11/14(金) 14:20

「...待ってよぉ、ひとみちゃん。」

うちの腕に絡む彼女の細い腕...
隣りに彼女の笑顔があって...
うちにだけ優しく②話し掛けてくれる...

「「ひとみちゃ〜〜ん♪♪♪」」

ヤ”な予感...!?

295YUNA:2003/11/14(金) 14:20

すると、後ろから...
がぁ〜っと走ってくる音が聞こえて来て...
うちらは、紗耶香と柴ちゃんに抱きつかれた...

お”っ、重い...

でもなんだろっ...
すんげぇ、楽しい♪♪♪





〜continues...〜

296YUNA:2003/11/14(金) 14:28
更新遅くなりました、ごめんなさぃ。
気付いたら、かなり経ってて焦りました...(汗
そして、284・285ダブりました。
もう1つ、ごめんなさぁ〜ぃ!!!

>278の名無し(0´〜`0)さん。
レスありがとぉございます!!!
楽しみにしていただけてるんですかっ!?
マジ嬉しいです♪♪♪
最後の最後まで頑張りますので、よろしくお願いします!!!


>マーさん。

レスいつもありがとぉございます。
そして、いつも待たせてしまったごめんなさぃ。
放置は絶対にしないので、最後までお付き合いくださぃ。

297名無し(0´〜`0):2003/11/23(日) 14:59
待ってますよー

298マー:2003/12/08(月) 23:50
ゆっくりお待ちしてまーす。ちょこちょこ通ってます・・

299YUNA:2004/01/06(火) 14:10
お久しぶりです。
そして、かなり遅れてしまいましたが...
あけましておめでとうございます。
気付いたらかなり経っててビックリ...
待っててくれた人なんて居るんだろぉか...(苦笑
我が侭ですが、マイペースにやらせていただきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします!!!

>297の名無し(0´〜`0)さん。
遅くなってすみませんでした。
今即効UPします!!!

>マーさん。
いつも遅くてすいません...
これからも、ちょこ②見に来てやってください。

では、更新します。

300YUNA:2004/01/06(火) 14:11



『luv u taught me...』
============


〜Ⅳ〜


柴:「ひとみちゃん、今日はどこ連れてってくれるの??」
市:「そだなぁ、梨華ちゃんの部屋に行きたいなぁ〜」
柴:「えぇ〜、でもお部屋で何するのぉ〜??」
市:「何って、分かってるくせにぃ〜♪」
柴:「もぉ、エッチぃ〜♪♪♪」
市:「そういう梨華ちゃんだって、エッチじゃんかぁ〜♪」

昼休み...
寄り添いながら、そんな勝手な会話を繰り広げてるアホ2人...

柴ちゃん...
彼女さんがそんなトコ見たら呆れるよ...??
紗耶香...
相変わらず、アホだなぁ...

301YUNA:2004/01/06(火) 14:11

「...シカト②。」

最後の一口のパンを口の中に放り込んで...
ゴミを2人に投げ付けてやった。

「あんだよぉ、ホントの事じゃんよぉ。
お前の頭ん中は、いつもそういう事しかないくせにさっ。」

紗耶香がうちの隣りでボソっと呟く...

「...な”っ!?」
「溜まってんじゃないのぉ〜??」

うちの反対側に居る梨華ちゃんの顔は真っ赤...
おまけに、じゃねぇ〜なんつって逃げやがったな...
柴ちゃんまで居ないよ...
後で覚えてろっ...
アイツら、絶対ぇ許さねぇからな...(激怒

302YUNA:2004/01/06(火) 14:11

「....ひとみ..ちゃん??」
「...ん”っ!?(怒」
「....怖いよ??」
「あっ、ごめん。」

沈黙...

「...ひとみちゃんは..やっぱ... ... ...」
「ん??」
「....ん〜ん、なんでもない。」

つってる梨華ちゃんの顔は真っ赤...

303YUNA:2004/01/06(火) 14:12

「すんげぇスケベだよ、うち。」
「... ...えっ!?」
「駄目??」
「... ... ...駄目じゃ..ない。」

“駄目じゃない。”の前の...
“... ... ...”が気になるけどまぁいいか...

「....好き。」

うちの腕に絡む腕...
うちを見上げる梨華ちゃんの目は熱を持ってて...
いかん、心臓がマジでドキ②いってる...
押し倒してぇ...って駄目だろ自分っっっ!!!

304YUNA:2004/01/06(火) 14:12

「...うちらも行こうか。」
「.....ヤっ..まだ一緒に居たい。」

立ち上がろうとしたうちの腕を、もっと抱き寄せられた...
ヤベぇ、梨華ちゃんの胸が...

「...キス..いつになったらしてくれるの... ...??」

その言葉に、うちの心臓は跳ね上がった...

305YUNA:2004/01/06(火) 14:12

ぶっちゃけ、付き合い始めて3ヶ月...
まだ1度もキスしてないんです...
どぉしたもんだか...
そぉなんっすよ、らしくないんっすよ自分...

「....いい..の??」
「...言わなきゃ..いつまで経ってもしてくれないじゃない... ... ...」

ホントはそんな事...
女の子に、言わせちゃいけないんだろぉな...

306YUNA:2004/01/06(火) 14:12

うちはそっと彼女の頬を撫でて、顔を近付けた...

「...ねぇ、好き??...アタシの事。」
「....好きだょ。」

声が掠れた...
梨華ちゃんはニコっと微笑んで目を閉じた...
うちはそんな彼女に吸い込まれるように...
そっと口付けた...

307YUNA:2004/01/06(火) 14:13

いかん...
心臓が痛いんだけど、なんで...??

“好き。”っていう、たった1つの言葉...
よく考えてみたら、誰にも言った事ないや...
それにキスって、こんなに気持ちぃもんなの...??

「....もっとしてもいい??」
「...聞かないで。
....ひとみちゃんが..ιたい様にιて........」

308YUNA:2004/01/06(火) 14:13

梨華ちゃんからそっとキスをくれた...

最初はそっと...
そして少しずつ②、大胆なキスに変えていく...
うちの制服のシャツを掴む梨華ちゃんの指...
唇の隙間から漏れる声に...
うちの体温はどん②、どん②上がってく...
舌を絡ませようと、閉じられた向こうをノックして...
ゆっくりと開かれた口内に舌を入れた時...

309YUNA:2004/01/06(火) 14:13

『キーンコーンカーンコーン...』

見事に、邪魔が入った...
予鈴だ...

「...ぃっ、行かなきゃっ。」

うちの肩を押して、遠ざける梨華ちゃん...
けして、目を合わせようとしない...
そして、彼女が立ち上がろうとしたその時...
そのまま、うちの膝の上に落ちて来た...

310YUNA:2004/01/06(火) 14:14

「どっ、どしたの...??」
「...立てなぃ。」

梨華ちゃんは顔を真っ赤にして...
うちの胸に顔を埋めた...

「....サボっちゃおっか??」
「...ぇっ??」
「......キスの続き..ιょっ??」

311YUNA:2004/01/06(火) 14:14

彼女の耳元でそっと囁く...
眉を八の字にしながらも、彼女が頷くのを確認して...
深く彼女に口付けた...

初めて2人でサボった...

全然耳に入って来なかった...

授業再開のベルも...
授業終了のベルも...

312名無し(0´〜`0):2004/01/06(火) 21:01
更新待ってましたよ!!
今年もマイペースでがんばってください。

313ちゃみ:2004/01/07(水) 18:24
こらこらこらーーーー、新年早々、何という気持ちの良いことを・・・・
キスで腰が抜けてしまう梨華ちゃん、きゃわいい〜。

314YUNA:2004/01/20(火) 15:37


「あれぇ、お前こんな時間に何してんのぉ〜??」
「....ばっ、紗耶香っっっ!!!」
「ごっ、ごめん取り込み中に悪ぃ〜〜!!!」

と言って紗耶香は、適当に着替えを済ますと...
部屋から出てこうとした...

「そんなんじゃないですっっっ!!!」

梨華ちゃんは顔を真っ赤にして抗議した...
だけど、紗耶香はニヤっと笑って出て行った...
そりゃ、こんな格好してりゃ誰でも疑うわなぁ...

「....もぉ、言ったじゃない!!!」
「だぁからぁ、ごめんね??」
「...知らないっっっ!!!」

315YUNA:2004/01/20(火) 15:38



「ちょっと傘返してよぉ〜!!!」

放課後の帰り道...
うちらは手を繋いで、1つの傘の下に居た...
だけど、うちがふざけて彼女から傘を取り上げた。

「濡れて帰ろぉよぉ〜〜」
「ヤダぁ、着替えないんだからぁ!!!」
「明日休みじゃんよぉ〜」

なんて言いながら、傘を折りたたんだその時...
通りかかったトラックに、水をはねられ...
梨華ちゃんもビショ②...
うちもビショ②...

316YUNA:2004/01/20(火) 15:38

膨れっ面の彼女の手を引いて...
1番近いうちの部屋へ彼女を連れて行った...

「とりあえずこれ着ててよ、今から即行風呂沸かすから。」

なんて言いながら2人して着替えてて...
そん時調度紗耶香が帰って来たって訳...

「....どぉするのよぉ。」
「大丈夫だよ。」
「...大丈夫じゃないのぉ。」
「早く風呂入って来なよ、ねっっっ??」

317YUNA:2004/01/20(火) 15:38

梨華ちゃんを促しながら、バスルームに押し込む。
ヤベぇ...
うちはドアに凭れて、そのまま座り込んだ。
濡れたシャツと髪...
褐色色の肌とは対照的な白いブラが透けて...
う”っ...

318YUNA:2004/01/20(火) 15:39

思春期のガキじゃあるまいし...
って今、思春期真っ盛りか...!?
うちはそんな欲求不満なのかっっっ...!?

多分、そぉだろぉなぁ...

319YUNA:2004/01/20(火) 15:40

・・・・
・・・・
・・・・

交代で風呂に入って...
適当にシャワーを浴びて、うちは出た...

リビングに戻ると、梨華ちゃんは未だに...
少しムスっとした顔をしていた...

320YUNA:2004/01/20(火) 15:40

「なぁ〜に、まだ怒ってんのぉ〜??」
「別に。」

明らかに怒ってんじゃんよ...

「...梨ぃ華ちゃん。」
「ねぇ、ひとみちゃん...??」
「ん〜??」
「ひとみちゃんって、どんなお仕事してるの??」

321YUNA:2004/01/20(火) 15:40

突然のその質問に、うちはドキっとした...
うちは彼女に秘密にしてる事が、いくつも②あるんだ...

「...んと、飲食店なんだ。」
「夜にぃ〜??」
「....そぉいうトコもあるんだよ。」
「へぇ〜」

322YUNA:2004/01/20(火) 15:40

ごめんね梨華ちゃん...
どぉしても、まだ言えないや...
実は、ホストやってるなんて...(涙

「そう言えば、ひとみちゃんご両親は??」
「...あぁ、小さい頃事故で亡くしてさぁ。」
「....ごめ..っ.........」
「ん〜ん、全然いいよ。」

323YUNA:2004/01/20(火) 15:41

ごめんね梨華ちゃん...
これだけは、言えないや...
親に捨てられて、養護施設で育ったなんて...

「ねぇ??」
「ん〜??」
「....ひとみちゃん..アタシに秘密にしてる事あるでしょ??」
「えぇ、ないよぉ〜」
「...無理には聞かないよ?
.....だけど..言える時が来たら教えてね??」

324YUNA:2004/01/20(火) 15:41

梨華ちゃんはうちに抱き付いてきた...

「...アタシには..自信もないし魅力もない。
.....だけどね??
...ひとみちゃんの全部、受け止めてあげられる自信はあるから。」

325YUNA:2004/01/20(火) 15:41

うちを見上げる瞳...
胸の痛みを感じながら...
うちはそっと彼女を抱き寄せた...

「...あんがとね。」
「大好きだよ?」
「....うん、うちも大好き。」

326YUNA:2004/01/20(火) 15:41

彼女の首筋に顔を埋めて、キスを落とした...
濡れた髪に、うちの大きめの白いシャツ...
少しだけ漏れた彼女の吐息...
音を立てながら、ゆっくりと耳にもキスをする...

「....ャっ...駄目っ...........」

327YUNA:2004/01/20(火) 15:42

タメイキ混じりのその声...
かなり刺激強いんっすけど...

「...耳..弱ぃの??」
「....ぁ..ゃ...喋らな..ぃで........」
「.....好きだょ..梨華ちゃん。」
「...っタシ..も...好き........」
「...もぉ..無理.....ιょ??」

328YUNA:2004/01/20(火) 15:42

耳元でそう囁いて、唇にキスをする...
だけど梨華ちゃんは何も言わない...
OKぇって事なのかな...??

うちはキスを激しくしていって...
彼女の胸に触れた...

329YUNA:2004/01/20(火) 15:42

すんげぇ、思った以上にデカいっっっ...!?

「...はぁ..ぁ...ゃぁ............」

感じてるってすぐに分かった...
ブラをしてない彼女の胸の突起が勃ってるのが...
シャツの上からでも分かるから...

330YUNA:2004/01/20(火) 15:43

「.....脱ごぉ..ね??」

彼女の首筋に舌を這わせながら...
シャツのボタンを1つ②外していく...

331YUNA:2004/01/20(火) 15:43

「....お願..ぃ..駄目........」
「...駄目??」
「.....今日は..ゴメン..ネ.........」
「....そっか..ごめん。」

気まずい空気...

332YUNA:2004/01/20(火) 15:43

「....アタシ..帰るね........」

外はまだ雨が降っている...

「...泊まって来なよ。」
「....でも..ぉ..........」
「...何もしないから。」
「.....ゴメンネ..っタシ...怖いの........」

333YUNA:2004/01/20(火) 15:43

梨華ちゃんは泣きながらうちに抱き付いてきた...

「...ずっと待つよ、だから大丈夫。」

ずっと...

334YUNA:2004/01/20(火) 15:44
一生待ってられるっていう根拠なんてどこにも無い...
だけど、絶対待てる...
そんな気がしたんだ...


〜continues...〜

335YUNA:2004/01/20(火) 15:49
更新しました♪
気付いたら...げっ、2月っ!?
なんて事のないように、頑張ります。w

≪312の名無し(0´〜`0)さん。≫
レスありがとぉございます。
ワガママでごめんなさぃ。
マイペース過ぎだろっ!?って感じですよね。(苦笑
頑張ります!!!

≪ちゃみさん。≫
初めましてですよね??
レス、ありがとぉございます♪
コノ先もずっと、いしよし小説に愛をい〜っぱい込めて
書いていくつもりなので、これからもよろしくお願いします!!!

336YUNA:2004/03/04(木) 15:34



『luv u taught me...』
============


〜Ⅴ〜


《半年後...》

337YUNA:2004/03/04(木) 15:34


「...おはよ、ひとみちゃん。」

彼女の甘い声で...
夢の世界から現実へ...

「はよぉ。」

うちは体を起こして...
ベッドの縁に座る彼女を...
ギュッと後ろから抱きしめた...

338YUNA:2004/03/04(木) 15:34

「....ご飯、できてるよ??」
「...う”ぅ..ん.........」

彼女の首筋に顔を埋めて、目を閉じる...
香水とかそんなんじゃなくって...
なんか甘い匂いがする...

なんて事を思いながら、夢の中...

「もぉ、起きてよぉ〜」

肩を揺すぶられて、現実の世界へと引き戻される...

339YUNA:2004/03/04(木) 15:35

「....まだ..眠いよぉ...........」
「...駄ぁ目、もぉ時間だよ??」
「...ヤダぁ、まだ寝んのぉ〜〜!!!」

うちは梨華ちゃんを無理矢理ベッドの中に押し込んで...
腕と脚で抱き抱えた...
マイ抱き枕の完成♪♪♪

「ちょっ、動けないでしょ〜!?」
「...おやすみぃ、マイハニ〜♪♪♪」
「ひとみちゃ〜〜ん!!!」

340YUNA:2004/03/04(木) 15:35


そして、1時間後...
うちが起きたら...
梨華ちゃんはうちの腕の中で...
静かに寝息を立てていた...

341YUNA:2004/03/04(木) 15:35



*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

342YUNA:2004/03/04(木) 15:36


「...なぁ、ひとみぃ〜〜??」
「ん〜??」
「上手くいってんの??」

タバコを口に咥えたまま、ベッドに横になった紗耶香。

「何がぁ??」
「何すっ呆けてんだよ、梨華ちゃんとだよ。」

343YUNA:2004/03/04(木) 15:36

紗耶香の隣りに寝転がって、天井を見上げる。

「あぁ〜、おかげ様で。(笑」
「そっかぁ〜、よかったな。」

ニカっと笑って、紗耶香はうちの肩を軽く叩いた。

344YUNA:2004/03/04(木) 15:36

「...大切にしてやれよぉ??」
「分かってるよ。」

それ以上、紗耶香は何も聞いてこなかった。
普段なら、どこまでいったとか聞いてくる奴だけど...
マジな話はちゃんとマジになってくれる...

345YUNA:2004/03/04(木) 15:36

うちさっ、誰よりも紗耶香の事信頼してるよ...??
だからさっ...

「なぁ、紗耶香ぁ〜??」
「んぉ〜??」
「ごっちんに、どん②告れば??」
「...ぐぇっ、ごほっ、お前何言ってんのっっっ!?」

346YUNA:2004/03/04(木) 15:37

煙が変なトコ入ったじゃねぇ〜かっっっ!!!
なんて言いながら、紗耶香は顔を真っ赤にしていた...

「照れんなょ。(笑
素直になるのも、たまには必要だって思うよ??」

347YUNA:2004/03/04(木) 15:37


ずっと②、このままで居ようなっっっ??


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

348YUNA:2004/03/04(木) 15:37


「ねぇ〜ぇ〜、携帯の番号教えてよぉ〜〜♪♪♪」
「すいません、店の決りとしてお客様にはお教えられませんので。」
「お・ね・が・い♪♪♪」

困ったなぁ...
かなり年配のこの人...
いつも来てくれるのは嬉しいんだけど...
こないだから、番号くれってちょっとウザい...

349YUNA:2004/03/04(木) 15:37

中澤さんから、まだ未成年だから...
って事で、一応断っとけって言われてる...

今まで、なんとなくいいなって思った人には...
内緒で渡した事が何度かある...
だけど、今は裏切れない人が居るから...

350YUNA:2004/03/04(木) 15:38

「吉くん、今ちょっといいかなぁ〜??」

真里さんに向こうの方から呼ばれて、うちは席を立った。

「...それじゃうちは、コレで失礼します。」
「えぇ、行っちゃうのぉ〜〜??」
「....今度またご指名ください。」

351YUNA:2004/03/04(木) 15:38

うちは笑顔をツクって頭を軽く下げると、真里さんの元へ向かった。

「ヤベぇ、助かったっす。」
「あの人さぁ、いつも居るよね。(笑」
「一応お客様だからさっ、しょうがないっすよ。」
「さすがNo.1、言う事が違うねぇ〜♪」

352YUNA:2004/03/04(木) 15:38
「...ヤメて下さいよ。
好きでぇ、No.1やってる訳じゃないんで。(苦笑」
「ねぇ〜自信持ちなよ、もっと。
裕ちゃん言ってたよ、吉澤はもっと堂々とすればえぇねんって。(笑」

353YUNA:2004/03/04(木) 15:38
「...っすかねぇ。」
「ほらっ、休憩入っちゃっていいから。
少しゆっくりしなよっ、彼女ができてお疲れ??(笑」

354YUNA:2004/03/04(木) 15:40

きゃははっ、なんて笑いながら...
真里さんは、店の奥に行ってしまった...
バレてる...
なんで...??

355YUNA:2004/03/04(木) 15:41

「...お前は分かりやすいんだよ。」

たま②通りかかった紗耶香に、そんな事を言われた。

356YUNA:2004/03/04(木) 15:41

「ほぇっ!?」
「ほぇっ!?、じゃねぇ〜よ。
隠したいなら、もっと普通にしろ普通にっっっ!!!!!」

軽く頭をど突かれた...
あまり紗耶香に言われたくないんだけど...

357YUNA:2004/03/04(木) 15:41

うちは首を傾げながら、店の奥の部屋に入って腰を降ろした。
そして机の上に置いてある携帯を掴んで...
そのまま横になった...

んっ、メールだっ...!?

358YUNA:2004/03/04(木) 15:41

『お仕事お疲れ様です。
明日逢えるんだよねっ、楽しみだよっっっ♪♪♪
明日は、何着てこうかなぁ〜〜?? 〜梨華 vvV〜』

359YUNA:2004/03/04(木) 15:42

可愛い...(涙
すんげぇ、可愛い...(号泣

360YUNA:2004/03/04(木) 15:42

『梨華ちゃんは今何してんの??
明日はぁ、こないだ買ったスカート穿いてきてよ??
あれっ、すんげぇ似合ってたっっっ♪♪♪ 〜ひとみ〜』

361YUNA:2004/03/04(木) 15:42

『ホントぉ〜〜!?
じゃ〜、それ穿いてくねっっっ♪♪♪
今はぁ、柴ちゃんとTV見てるよ。
ひとみちゃん、今お仕事中じゃないの?? 〜梨華 vvV〜』

362YUNA:2004/03/04(木) 15:43

『今、ちと休憩しております。
もぉ夜遅いから、早く寝ましょぉっ♪♪♪
愛してるよ??(笑〜ひとみ〜』

363YUNA:2004/03/04(木) 15:43


あれから、30分...
梨華ちゃんからの返事は来ない...
どしちゃったんだっっっ...??
怒ってんのかなぁ...??

364YUNA:2004/03/04(木) 15:43



*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

365YUNA:2004/03/04(木) 15:43


翌日、約束の場所...

「はよぉ〜っす♪♪♪」
「今日も遅刻ぅ〜、お昼2人の奢りねっ♪」
「「え”ぇ〜〜〜!?」」

366YUNA:2004/03/04(木) 15:44

紗耶香と顔を見合わせる...

「あれっ、吉に市井じゃんか。」
「あっ、マサオさんじゃないっすかっ!?」
「2人とも、あゆみの友達??」
「はいっ、学校が一緒なんっすよぉ〜」
「へぇ〜〜」

367YUNA:2004/03/04(木) 15:44

マサオさんは、うちらが働いてるお店の人...
うちらより、3つ年上だったかな??
超〜、めちゃくちゃ頼りになる先輩。
あゆみちゃんは、知ってるんだろうか...??

「結構狭いもんなんだねぇ〜??」

368YUNA:2004/03/04(木) 15:44

なんて言いながら、柴ちゃんは首を傾げていた。
そりゃぁねぇ、首を傾げたくもなるわなぁ...
っていうか...

「梨ぃ華ちゃんっっっ♪♪♪」

369YUNA:2004/03/04(木) 15:44

彼女の隣りを歩く。
だけど、返事が無いんっすけど...

「梨華ちゃんってばぁ〜」
「何よっ!?」

げっ、超〜不機嫌...
もしかして今日、月1のアレかなぁ...??

370YUNA:2004/03/04(木) 15:45

「どしたの??」
「...別になんでもない。」

と言って、ごっちんのトコロへ行ってしまった。
ちぇぇ、なんだよぉ...

「梨華ちゃん、ご機嫌斜めだねぇ〜」

柴ちゃんが、後ろから抱き付いてきた。

371YUNA:2004/03/04(木) 15:45

「なんでじゃろっ??」
「ん〜、自分の発言には気を付けましょう。」

と言って、柴ちゃんもどん②歩いて行ってしまった。
っつぅ〜か、どぉいう意味よ...??
うち、なんか機嫌悪くなる様な事言った...??

372YUNA:2004/03/04(木) 15:45

・・・・
・・・・
・・・・

「...ねぇ、なんでそんな怒ってる訳??」
「知らないっっっ!!!」

373YUNA:2004/03/04(木) 15:45

みんなと別れた後...
帰ると言い張る彼女を、無理矢理近くの公園へと引っ張った。

「分かんないよ、言ってくんなきゃ。」
「...馬鹿っっっ!!!
そんな事、自分に聞いてみなさいよっっっ!!!」

梨華ちゃんは半泣き状態だった...
うちだって泣きたいよ...

374YUNA:2004/03/04(木) 15:46

「...昨日の..メール.........」
「メール??」
「....んっっっ!!!」

と言って、彼女の携帯を差し出された。

『今、ちと休憩しております。
もぉ夜遅いから、早く寝ましょぉっ♪♪♪
愛してるよ??(笑〜ひとみ〜』

375YUNA:2004/03/04(木) 15:46

うちが最後に送ったやつだ...
これのどこがいけない訳...??

「.......ねぇ..本気なのはアタシだけ...??」
「...えっ??」
「....“愛してるよ??(笑”って、冗談なの??」

376YUNA:2004/03/04(木) 15:46

違っ...
違うよ...
ちょっと、照れくさくって...

「...マジだよ。」
「じゃ〜、どぉして“笑”なんて付けるのよっっっ!!!」
「...それ..はぁ.......」
「なによぉ〜!?」
「....言った事ないんだよっ..誰にも。
...メールでもないし、実際口にした事もないんだ。
.....照れ臭かったんだ、ごめん。
....梨華ちゃんの事、泣かせるつもりでやったんじゃないんだ。」

377YUNA:2004/03/04(木) 15:47

涙が零れた...
なんでか分かんない...
ただ、この空気が苦しくって...

「...愛してる、なんて言う歳じゃないのかもしんない。
...だけど..うち梨華ちゃんの事......
....すんげぇ......愛してる..........」

378YUNA:2004/03/04(木) 15:47

心臓が張り裂けそうだった...
誰かに告るって、こんな感じなのかね...??

「...アタシも、愛してるよ??
....毎日②..不安なんだからっ。」
「どしてさっ??」
「....モテるんだよっ、ひとみちゃん。」
「えぇ、モテないよぉ〜」

379YUNA:2004/03/04(木) 15:47
「...うちのクラスなんて、スゴイんだから。
...ひとみちゃんには..その気が無くっても.......
....微笑みかけられたとか、ノートを拾ってもらったとか......
...毎日、そういう話ばかり聞くの。
.....何でもないフリして、ずっと②笑顔で居るのって、辛いんだよ??」

380YUNA:2004/03/04(木) 15:47

梨華ちゃんは静かに泣いていた...

「....堂々とすればいいじゃんよ。」

そっと彼女を抱きしめる...

「...うちが見てるのは、梨華ちゃんだけだよ??」

381YUNA:2004/03/04(木) 15:48


今までもそぉ...

だから、何年経っても...

ずっと②、そぉだよ...??





〜continues...〜

382YUNA:2004/03/04(木) 15:52
えっとぉ、お久しぶりです。
自分言ってる事と、やってる事が違いますね...(苦笑
長編、やっぱ向いてないのかも..._| ̄|○

読んでくれてる方が居るかは不明ですが...
今回は、1CHAPTER分更新しました。
これからも、ちょこ②(ぇっ)更新しに来るんで...
よろしくお願いします。

誰か読んでくれてるといいなぁ...(ぼそっ

383名無し(0´〜`0):2004/03/04(木) 17:29
おはつでございます。
このスレの小説全部大好きです。
めちゃめちゃ、読んでますんでこれからもがんばってください。
いつでまでも、まっております。

384名無し(0´〜`0):2004/03/04(木) 23:39
読んでおりますとも。YUNA樣のいしよし大好きですから。
ご自分のペースですすめてくださいな。
いつでも応援しております。

385名無し(0´〜`0):2004/03/14(日) 12:15
読んでるよーーー

386YUNA:2004/03/14(日) 15:07



『luv u taught me...』
===================


〜Ⅵ〜

387YUNA:2004/03/14(日) 15:07
「...ねぇ、面白い??」

放課後...
梨華ちゃんの部屋でのんびり...
うちはファッション雑誌を見てる彼女の肩を揺らした。

「面白いよぉ〜??」
「どこがさぁ〜??」

分かんないよ...
そんなん見て何が面白い訳っ!?
やっぱ女の子って分かんない...

388YUNA:2004/03/14(日) 15:08
あれから、3ヶ月...
付き合い出して、気付けばもうすぐ1年...
うちらの関係は、未だに進んでいなかったり...??

ぶっちゃけ、うちはシたい...
ねぇ、うちは間違ってる...??
大好きな人に触れてみたいって思うのは...
間違ってる事なんですか...??

389YUNA:2004/03/14(日) 15:08

超〜欲求不満だよぉ...
隣りに居るのに、今以上触れる事さえできないなんてさぁ...


「....梨華ちゃん。」

耳元でそっと囁いてみる...

390YUNA:2004/03/14(日) 15:08

「ん〜??」

なんかムードねぇ...(涙

「...梨華。」

彼女から雑誌を取り上げて、後ろからギュッと抱きしめる...

391YUNA:2004/03/14(日) 15:09

「ちょっとぉ〜〜!?」
「...後でいいじゃん。」

彼女の首筋にキスを落とす...

「.....ヤダぁ、駄目。」

タメイキ混じりの声でそんな事言われても...
効果ないんっすけどぉ...??

392YUNA:2004/03/14(日) 15:09

「....うちもぉ..我慢できないよ。」
「...我慢..してよぉ。」
「...なんで..駄目なの??」
「.....恥ずか..ιぃ。」

梨華ちゃんの目には涙が溜まっていた...

393YUNA:2004/03/14(日) 15:09

「なんでよ??」
「........っめて..なの....」
「ん??」
「.....ιた事..ないの...........」

梨華ちゃんの顔が真っ赤に染まっていく...

マジっすか...!?
マぁジっすかぁ〜、神様っっっ!?

394YUNA:2004/03/14(日) 15:09

あゆみちゃんからも、梨華ちゃん本人からも...
恋愛経験が全然無いって聞かされてたけど...
これほどにも無いとは...!?

え”っ!?
ちょっと待て自分、落ち着けぇ...
っつぅ事は、うちが初めてって事っっっ!?

395YUNA:2004/03/14(日) 15:10

「....マジでぇ!?」
「.....そんな..驚かないでよ。」
「...最初がうちじゃ..ャっ??」

捨てられた子犬(←梨華ちゃん曰く)、みたいな目をしてみる...

396YUNA:2004/03/14(日) 15:10

「....ゃじゃなぃょ..だけどぉ.........」
「...だけど??」
「........嫌ぃに..ならなぃ...??」

なんて可愛い事言うんだこの子は...(涙
嫌いになんかなんない...
絶対、なんないってば...(泣

397YUNA:2004/03/14(日) 15:10

「...なんないよ。」
「....ひとみちゃんが思ってる風じゃ..きっとなぃょ??」
「...ん〜なら尚更知りたいよ、梨華ちゃんの全部。」

彼女の唇にキスを落とす...

398YUNA:2004/03/14(日) 15:11

「.....全部、頂戴よ。」
「...........っ..ょ...」
「...ん??」
「.......ぃぃ..ょ....」

梨華ちゃんがギュッて抱き付いてきた...
うちは焦る気持ちを抑えて、彼女を抱きしめ返した...

399YUNA:2004/03/14(日) 15:11

「....愛してる。」
「...っタシ..も........」


彼女が愛しい...
すんげぇ、壊したい...

・・・・
・・・・
・・・・

400YUNA:2004/03/14(日) 15:11

「...梨..華........」

切なそうに息をする、愛しい彼女のおでこにキスを落とす...

「....っとみ..ちゃ.........」

何も言わずに見つめ合う...
言葉なんかいらないよね...??

401YUNA:2004/03/14(日) 15:12

「...眠い??」

うちのその言葉に、彼女は小さく頷いた...

「....いいよ、おやすみ。」

402YUNA:2004/03/14(日) 15:12

彼女の唇にキスを落として、そっと抱きしると...
彼女は静かに寝息をたて始めた...

“幸せ”の意味を初めて知った...
そんな夜だった...

403YUNA:2004/03/14(日) 15:15

・・・・
・・・・
・・・・

次の日、朝目が覚めたら...
梨華ちゃんは、もぉ隣りに居なかった...

「....梨華ちゃん??」

キッチンを覗くと、彼女はエプロンをして朝食を作っていた。

404YUNA:2004/03/14(日) 15:15

「...はよぉ。」

後ろから細い腰をそっと抱き寄せる...

「......お..はょ...」

どことなくぎこちない感じ...??

405YUNA:2004/03/14(日) 15:15

「よく寝れた??」
「....うん。」

そう頷いた彼女の顔は真っ赤...

「...昨日の梨華ちゃん、可愛かったよ。」
「.....馬..鹿...」
「...愛してる。」

406YUNA:2004/03/14(日) 15:15

ホントは朝起きて、ベッドの中で言いたかったんだ...
だけど、まいっかぁ〜♪♪♪

「梨華ちゃんは??」
「....愛してる。」

彼女からのキス...
ヤベぇ、押し倒してぇ...

407YUNA:2004/03/14(日) 15:16

ゆっくりとT−シャツの中に手をしのばせる...

「...ちょっ、駄目っっっ!!!」

手を思いっきり叩かれた...(涙

408YUNA:2004/03/14(日) 15:16

「....駄目??」
「...恥ずかしいから..ャぁ.......」
「...なんでよぉ〜、昨日はスゴかったじゃんよぉ。」
「.....どぉして..そぉいう事言うの??」

涙目の彼女...
いかん...(汗
アホっ、泣かしてどぉすんだよ...

409YUNA:2004/03/14(日) 15:16

「......ιょ??」
「....ぅん。」

梨華ちゃん...
うち今、すんげぇ幸せだよ...
ねぇ、梨華ちゃんは...??

410YUNA:2004/03/14(日) 15:16



*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

411YUNA:2004/03/14(日) 15:17
「マサオさん、お疲れっす♪」

仕事も終わり...
外に出てみると、タバコを吸っている背中を見つけた。

「おぉ吉ぃ、お疲れぇ〜」

かっけぇ...
煙を吐き出す横顔は男前...

412YUNA:2004/03/14(日) 15:17

「マサオさん??」
「どしたぁ〜??」
「あのぉ、いきなりなんっすけどぉ〜
あゆみちゃんはぁ、知ってるんですか??」
「何をぉ〜〜??」
「マサオさんが、この仕事してる事。」

マサオさんの隣りに腰を降ろして、タバコに火をつける。

413YUNA:2004/03/14(日) 15:18

「...ん〜、微妙だなぁ。(苦笑
....俺からは何も言ってないけど、あいつ多分気付いてるんだろぉなぁ。」
「えぇっ!?」
「....今、一緒に住んでんだ。
....付き合いだして、2年とかになるんかねぇ〜??
...服だってそぉ、貰い物とかでも分かっちゃうだろ。
...最初の内は、いろ②聞かれたけど......
....最近じゃ仕事の事は、一切聞いてこないよ。
...夕方出かけて、朝帰って来てさ。
...それでも笑顔で毎日見送ってくれてさ。
.....アイツ多分無理してるわ。
...昔っから、そぉいうトコあったからさ。」

414YUNA:2004/03/14(日) 15:19

マサオさんは少し遠い目をして言った...

「...もぉそろ②、あゆにも言わなきゃならん。
....俺の過去も、今の仕事も。」

タメイキ混じりに吐き出した煙...
いつもは凛々しい顔も...
今はなんだか泣きそうな顔...

415YUNA:2004/03/14(日) 15:19

「...どうせ俺きっと、あゆに辞めろって言われても.......
....ココは、辞めらんねぇし。」
「....マサオさん。」
「...やっぱ、恩返したいじゃん??
...ココに居る奴らほとんどは、みんな姐さんに拾われた奴等で。
.....俺もその1人。
...姐さんには、すんげぇ感謝してる。
.....姐さんが居なかったら、今の俺存在しないから。」

416YUNA:2004/03/14(日) 15:19

明らかに、涙が溜まっていて...

「...泣いて..いいっすよ??」
「ばっ、馬鹿言えぇ〜〜!!!」

なんて言いながら、マサオさんは乱暴に涙を拭った。

417YUNA:2004/03/14(日) 15:20


高校を卒業して、そのまま大学へ進学する人も居る...
他の就職先を探す人も居る...
中澤さんは、他へ行く事を進める...
だけど、マサオさんは中澤さんになんて言われても...
意地でココに残ったんだ...
めちゃくちゃ頭がいいのに...
なんで??って最初は思った...
だけど、ココでマジに働き出して分かった気がしたんだ...
今なら痛いくらい、マサオさんの気持ちが分かる...

418YUNA:2004/03/14(日) 15:20
「....でも、あんがとな。
...吉の気持ちは、すんげぇ嬉しいよ。」

ニカっと笑った顔は、いつもの顔だった。

「...カッケぇっす。」
「ん〜??」
「....うち駄目なんっすよぉ。
...今でもやっぱ、どっかで過去引きずっちゃってて。」

419YUNA:2004/03/14(日) 15:21
「ははっ、俺もそぉ〜だぞ??
...たまに怖くなるよ。
....ホントの事言ったら、あゆに置いてかれるんじゃないかって。
....だけどぉ、信じてみたいんだ。
...どんな俺でも、愛してくれるっていうあゆの言葉。
....そっから、全部始まると思うからさ。」
「...けどやっぱ、うちは駄目っすねぇ。」

420YUNA:2004/03/14(日) 15:21

マサオさんの言葉を聞いて...
自分がとことん情けなくなってくる...

「...なんでも、結局口ばっかで。
....コレっていう、自分の考えもなくって。
...梨華ちゃんにも、結局何1つしてあげられなくって。」

421YUNA:2004/03/14(日) 15:21
「そんな事ないんじゃん??」
「....えっ??」
「梨華ちゃん言ってたぞぉ〜
お前の事、頼れる奴だって。
それから、すんげぇノロケ聞かされたよ。(苦笑
お前、梨華ちゃんに相当愛されてんのなぁ〜??(笑」

422YUNA:2004/03/14(日) 15:21
「....っすかね??」
「もっと、自信を持てっっっ!!!
じゃなきゃ守るべき時に、守りたいモノも守れないぞ??」

423YUNA:2004/03/14(日) 15:23


守りたいモノ...

うちの頭に1番最初に浮かんだのは...

梨華ちゃんの笑顔だった...


〜continues...〜

424YUNA:2004/03/14(日) 15:27
更新しました♪
これから、CHAPTERごと更新しよぉかなぁ...
なんて考えております。

>383の名無し(0´〜`0)さん。 投稿日: 2004/03/04(木) 17:29
レスありがとぉございます。
この小説にも目を通していただいて、ありがとうございます。
他のみなさんと比べたら、かなりの駄文ですが...
最後までお付き合いください。

>384の名無し(0´〜`0)さん。
レスありがとぉございます。
マジっすかぁっ!?
すんげぇ、嬉しい...(号泣
頑張ります!!!(単純

>385の名無し(0´〜`0)さん。
レス、ありがとぉございます。
読んでさって、涙が...(ぇっ
最後まで頑張るので、よろしくお願いします。

425名無し(0´〜`0):2004/03/14(日) 21:30
ぜんぜん、駄文じゃないですよ。
かなりすばらしいと思います。
最後まで見るんでがんばってください。
てか、梨華ちゃんかわいすぎ。よっすぃーも、かっけー。

426YUNA:2004/03/23(火) 13:57



『luv u taught me...』
============


〜Ⅶ〜

427YUNA:2004/03/23(火) 13:57
「....駄目っ...今日は........」
「...どしてさ??」
「....駄目。」
「...昨日も、そぉ言ったじゃんよぉ。」
「......駄目。」

初Hから、3週間が経とうとしている...

428YUNA:2004/03/23(火) 13:57

ねぇ、どしてさぁ〜!?(涙
どしてぇ〜〜!?(泣
あれから、1度もHしてないんです...(号泣

「...もぉ、いいよ。」

うちは立ち上がって、携帯をポケットにしまった。

「.....帰っちゃう..の??」

だってさぁ...

429YUNA:2004/03/23(火) 13:58

「....Hしたくて..アタシに逢いに来たの??」

涙目の彼女...
そぉじゃないよ...??
っつぅ〜か、Hが目的だけで逢いに来た訳じゃないよ...??
だけど、期待はするじゃんよ...

「そじゃないよ。」
「....じゃ〜いいよ、ιょ?」

と言って、立ち上がると上着を脱ぎだした彼女...
だけどその言い方に、少しだけムっとする...

430YUNA:2004/03/23(火) 13:58

「もぉいいってば。」

うちは彼女に上着を着せ直した。

「どぉしてよっっっ!?
抱きたいんでしょっ、抱けばいいじゃないっっっ!!!」
「........泣かないでよ、梨華ちゃん。」

うちはそっと彼女を抱きしめた。

「....ねぇ、話そっ??」

431YUNA:2004/03/23(火) 13:58

・・・・
・・・・
・・・・

彼女が泣き止むのを待つ事10分...

「...するなら...ιょぅょ........」

梨華ちゃんはうちの膝の上に座った...

432YUNA:2004/03/23(火) 13:58

「....シないよ、ちゃんと話そっ??」

抱き付いてきた彼女の肩を押して、ちゃんと向き合う...

「...なんて言ったらいいのかなぁ??
梨華ちゃんはぁ、あんまHとかしたくないの??」
「.....分かんなぃ。」
「....相手がうちだから、いけないのかなぁ〜??」
「そぉじゃないっっっ!!!」

433YUNA:2004/03/23(火) 13:59

そんな大きい声出さなくても...
でも、嬉しかった...
涙目になって、そぉ否定してくれて...

「....そっか。」

うちが彼女に微笑みかけると...
少し恥ずかしそうに頷いて、うちに体を預けてくれた...

434YUNA:2004/03/23(火) 13:59

「.....嫌われたく..ないの。」
「ん〜??」
「....初めてHして..思ったの..........」
「ん??」
「.....っタシ..って....Hかなぁ........??」

すんげぇ、真剣な顔で梨華ちゃんは言った...
ごめん、笑っちゃ駄目...??

435YUNA:2004/03/23(火) 13:59

「...笑わないでょぉ........」

と言って、膨れた彼女。
なんで、言動1つ②がこんなに可愛いんだろっ...??
うちの胸を掴んで離してくれない...

「....ごめん②。
...でもぉ、すんげぇ可愛いと思う。
...っつぅ〜か..どんな梨華ちゃんでも.......
....うちからしたら、ヤバいくらい可愛く見えるんだけど。」
「.....嘘。」
「...嘘じゃない。
.....じゃ〜なんで、こんなに心臓バク②いってるんだろっ??」

436YUNA:2004/03/23(火) 13:59

うちは彼女の手をとって、そっと胸に置いた...

「....梨華ちゃんと居る時は、いつもそぉだよ??」
「...ホント??」
「...ホントだよ。」
「.....っタシだけだと..思ってたょぉ.........」

と言って、泣き出してしまった梨華ちゃん...
なんで泣くかなぁ...

437YUNA:2004/03/23(火) 14:00

「...エッチ目当てだけなら、あんなに待てないよ。
.....ちゃんと、大事に思ってるからだよ??
....今のうちにとって、梨華ちゃんが全部だから。」


あの後...
結局Hしちゃったけど...
梨華ちゃんがすんげぇ幸せそうな顔をしてくれたから...
うちもすんげぇ、幸せだったよ...??

438YUNA:2004/03/23(火) 14:00


んでぇ、あれから逢う度してたら...
怒られた...
おまけに...
1週間のH禁止令出ちったよぉ...(涙


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

439YUNA:2004/03/23(火) 14:00


「...ごめんなぁ..わざ②外出てきてもらっちゃって........」

梨華ちゃん家からの帰り道だった...

「ん〜ん、それより仕事は??」
「...今ちょっと休憩もらってるんだ。」
「そっかぁ、でっ、どしたのぉ〜??」
「....なぁ..あゆっ.........」

440YUNA:2004/03/23(火) 14:00

公園を通りかかった時...
たま②、聞きなれた声が聞こえたんだ...
だけど、かなり深刻そう...

「何よぉ、改まっちゃってぇ??」
「....お前に..ずっと隠してた事がある.......」

見ちゃ悪い...
聞いちゃ悪い...
そぉ思いながらも、うちは物陰に隠れて息を潜めた...

441YUNA:2004/03/23(火) 14:01

「...話そう②って思ってて..結局何年も経っちゃってさ.......」
「....どしたの??」

声だけで分かる...
柴ちゃんの不安が伝わってくる...

「...俺さっ、飲食店でバイトしてるつったじゃん??」
「....うん。」
「......実は...さっ.........
..........ナベバーで、ホスト....やってるんだ。」

442YUNA:2004/03/23(火) 14:01
「...え..っ........」
「....お世話になってる人が居るんだ。
...中澤さんって言うんだけどさっ、俺はその人に恩返しをしたい。」
「...何..言ってるの??」
「......俺っ、拾われたんだよ。」
「.....えっ??」
「....中澤さんは養護施設抜け出した俺を、拾ってくれたんだ。」
「.....話が..見えないよ..........」

柴ちゃんは静かに涙を流していた...

443YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「...前に話したと思うけど、俺には親が居ない。
...俺は物心ついた頃から..ソコに預けられてて.......
....だから、親の顔も知らない。
...16ん時、嫌になって抜け出したんだ。
.....さ迷ってる俺を、助けてくれた。」
「.....ひぃっ..ぅ...くっ...........」
「....お前と出逢った時は、もぉすでにホストとしてた。
.....俺は金が欲しい訳じゃない。
...ただあの人に、どぉしてもお礼がしたいんだ。
....あゆ、俺はホストを辞める気はない。
...それでも辞めて欲しいと思うなら、俺らはもぉ駄目だよ。」

444YUNA:2004/03/23(火) 14:02

沈黙...
だけど途端...

「...........馬鹿っっっ!!!」

すんげぇ音がした...
正面を向いてたマサオさんの顔は...
一瞬で斜め下を向いていた...
だけど、マサオさんの頬を叩いた柴ちゃんの手は...
何も言わずにそっとマサオさんの頭を包み込んだ...

445YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「....気付いてなかった訳じゃ..ないの......
...だけど..まさかって思ってて........
...ねぇ...もぉ駄目なんて..言わないで.........??
....っタシ...今更マサオから..離れらんないんだから..........」

柴ちゃんは、いっぱい泣いていた...

446YUNA:2004/03/23(火) 14:02

「....どんな..マサオでも........
....マサオじゃなきゃ..駄目なんだからぁ.........」

マサオさんも泣いていた...

うちはその場に座り込んで...
溢れ出した涙を止められないでいた...

447YUNA:2004/03/23(火) 14:03


ねぇ、梨華ちゃん...??

もしうちがカムしたらさ...

柴ちゃんみたいに、必要だって言ってくれる...??

それでもうちの事、好きだって言ってくれる...??

448YUNA:2004/03/23(火) 14:04


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「どしたのぉ、ひとみちゃん??」
「ん〜??」

あれから1週間...
うちの前には、笑顔のマサオさんと柴ちゃん...
あれから上手く行ったんだ...

449YUNA:2004/03/23(火) 14:04

「.....最近、おかしいよ。」
「そんな事ないよ。」

何1つ心配はないよ...
うちは大丈夫...

「.......でも..ぉ...」
「何も無いってぇ。」

450YUNA:2004/03/23(火) 14:04

彼女の髪にキスを落として、そっと手をとる。

「...早く行こっ、置いてかれちゃうよ。」

・・・・
・・・・
・・・・

451YUNA:2004/03/23(火) 14:04

『♪♪〜〜♪〜♪♪♪〜〜〜♪〜〜〜〜』

みんなでカラオケの最中...
いきなり鳴り出した携帯...
見慣れない番号...
誰...??

「......もし②??」
「あっ、吉くぅ〜〜ん♪♪♪」

え”っ...!?
まっ、まさか...

452YUNA:2004/03/23(火) 14:04

うちは急いで部屋から出てドアの向こうへ...
梨華ちゃんの不信そうな顔が気になったけど...
今はそれどころじゃない...

「....どぉして..この番号...........」
「教えてもらったの♪♪♪」

マジかよぉ...
っつぅ〜か、誰だよぉ...

453YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「.........っすか....」
「今何してるのぉ〜??
ねぇ、今から逢えない〜〜??」
「.....今友達と居るんで。」
「そぉ〜??
じゃ〜、いつ逢ってくれるの??」
「.....それ..はぁ...........」

やぶぁい...(汗

454YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「どぉしたのっ、ひとみちゃん??」

ドアの隙間から顔を出した梨華ちゃん。
助かった...

「...すんません、今ちょっと友達呼んでるんで。
.....それじゃ〜、またぁ。」

うちは慌てて携帯の電源を切った...

455YUNA:2004/03/23(火) 14:05

「誰??」
「あぁ〜、んとぉ中学の時の先輩でさ。」

とっさに思い付いた嘘...

「....そう。」

浮かない顔...

「トイレ行こっ??」

456YUNA:2004/03/23(火) 14:06

彼女の手を引っ張って、トイレの個室へ...

「...ちょっ、ひとみちゃん!?」
「....少しだけ..このままで居させてよ..........」

うちは彼女にギュッと抱き付いた...

「....ぅん。」

梨華ちゃんは何も言わずに、うちを抱きしめてくれた...

457YUNA:2004/03/23(火) 14:06


あれから、あの人からかかってくる事はなかった...
そりゃそうだ...
電源自体切っちゃってんだから...

このままじゃまずい...
そぉ思っても、何もできない自分が嫌になる...

ごめんね、梨華ちゃん...

458YUNA:2004/03/23(火) 14:06


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


あれから...
毎日の様に、あの人から電話がきた...
あ”ぁ〜、ぶっちゃけウザい...

459YUNA:2004/03/23(火) 14:06

おまけに、いつもタイミングよく...
梨華ちゃんと一緒に居る時とかで...

彼女の不安そうな顔...
明らかに、うちは疑われてる...

460YUNA:2004/03/23(火) 14:06


そして今日も...

「ねぇ〜、吉くぅん??
いつんなったら逢ってくれるのぉ〜??」
「...いや..ぁ.........」
「ねぇ②、何が欲しい??
お姉さん、なんでも買ってあげちゃうわよ??」
「....いやっ、平気っす。」
「遠慮しなくていいのよぉ〜??」

461YUNA:2004/03/23(火) 14:07

誰か、助け”て”ぇ〜〜〜〜!!!!(泣

「.....あのっ、今日はもぉ遅いんでこれで失礼しますね。」

適当な嘘言って、電話を切る...
ふぅ...

462YUNA:2004/03/23(火) 14:07
毎日こんなんだ...
中澤さんに相談した方がいいのかもしんない...

このままじゃ、最悪な場合..........

463YUNA:2004/03/23(火) 14:07

嫌だっっっ...!!!
梨華ちゃんと別れたくなんかないよ...





〜continues...〜

464YUNA:2004/03/23(火) 14:21
更新完了れす♪
このまま最後まで頑張るじょ〜!!!
話はまだ②続くので、お付き合いよろしくお願いします。

>425の名無し(0´〜`0)さん。

レスありがとぉございます!!!
微妙なトコ、あり②だと思いますが...
最後まで精一杯、吉と梨華ちゃんに愛を注ぎたいと思っています。w
(0^〜^)<梨華ちゃん可愛いってさぁ〜 
(*^▽^)<ふふふっ♪
(0^〜^)<きしょっ!?
( T▽T)<... ... ...
結局いつものパターンですね。w
でもそこには愛があるんですょね♪

465レオナ:2004/03/23(火) 19:01
>>383 >>425
にレスしたものです。名無しはやめました。あらてめて、よろしくです。
今回も、かなり楽しめました。
まだ②、待ち続けます。がんばってください。

466YUNA:2004/03/24(水) 11:26



『luv u taught me...』
============


〜Ⅷ〜

467YUNA:2004/03/24(水) 11:26
「....よっすぃ〜」

放課後...
柴ちゃんに呼び止められた...

「ん〜??」
「...ちょっと..話があるんだけど..........」
「どしたの??」
「....梨華ちゃんの..事なんだけど.........」

468YUNA:2004/03/24(水) 11:26

と言って、柴ちゃんはうちを見上げた。

「梨華ちゃんが、どぉしたの??」
「....よっすぃ〜さぁ、浮気してる??」
「はぁっ!?」
「...最近..様子がおかしいって.......
.....梨華ちゃん泣きながら、アタシの所に来たの。
....心当たり、あるんじゃないの??」

469YUNA:2004/03/24(水) 11:27

彼女にそう問われて、うちはハっとした...
アレしかない...

「....まさかホントに、浮気してるのっ!?」
「してないっっっ!!!」
「...じゃ〜なんなのよっっっ!?
どぉして、毎日女の人から電話がかかってくるのよっっっ!?」
「....それ..は............」
「言えないのっっっ!?
じゃ〜疑われても、しょうがないんじゃないのっっっ!?」

470YUNA:2004/03/24(水) 11:27

柴ちゃんの目には涙がたまっていた...

「...よっすぃ〜がそういう事する人だって..思いたくなぃょ........」

と言って、柴ちゃんはその場に蹲ってしまった...
うちは迷った...
柴ちゃんに全部話すべきなのかどぉか...

「....柴..ちゃん??」

471YUNA:2004/03/24(水) 11:27

うちはその場に腰を降ろして、彼女を見つめた。

「何よっ!?」
「...話さなきゃいけない事があるんだ。」
「....何??」
「.....うち..さ....同じなんだ..........」
「...何..が??」
「....マサオさんと。」
「...えっ??」

472YUNA:2004/03/24(水) 11:27
「.....同じ場所で、同じ仕事してる。
....うちにも親が居ないんだ。
...んで養護施設抜け出して、同じ人に拾われて今のうちが居る。」
「...梨華ちゃんは、その事知ってるの??」
「....知らないし..言えないよ.......」
「どぉしてっっっ!?」
「堂々としてられる様な過去じゃ、ないんだっっっ!!!」

涙が一気に溢れた...

473YUNA:2004/03/24(水) 11:28


背負いきれない過去...
思い出したくも無い過去...
消し去りたい過去...

474YUNA:2004/03/24(水) 11:28




4歳の時だった...
父親がうちと母親を残して、別の女の人と消えた...
それからは母さんと2人きりだったけど、それでも幸せだったんだ...
うちが養護施設に預けられたのはぁ...
5歳の時だったかな...
あの人は、必ず迎えに来ると言った...
だけど、嘘だって5歳のうちでも気付いていた...
アイツは泣いてなんか居なかった...
それどころか...
嬉しそうに養護施設を出て行ったのを今でも覚えてる...

475YUNA:2004/03/24(水) 11:28

そこで1番最初にできた友達が紗耶香だった...
今じゃ、幼馴染同然...
1コ年上なのに、いつもトロくて泣き虫で...
だけど、いつもうちの傍に居てくれた...
寂しくて泣いてた時、“大丈夫”と言って抱きしめてくれた...

476YUNA:2004/03/24(水) 11:28

だけど、そこの養護施設は最悪だった...
正確に言うと...
12歳の時まではよかった...
そん時、養護施設で1番偉かった人...
バアちゃん(←うちらはそぉ呼んでた。)が何故か急に来なくなった...
死んだんだって、大人が話してるのを耳にして...
うちは初めて、大事な誰かを失って涙が出た...
バアちゃんは、すんげぇ優しかった...
本当の親みたいに、いつも②温かかった...
だから、うちらはいつも笑っていられた...
それは、アソコに居た誰もがそぉ思ってたはず...

477YUNA:2004/03/24(水) 11:29

その所為もある...
だから...
バアちゃんが死んでから、その場所は余計地獄と化した...
偉い人が変わってから...
うちらは、扱き使われる様になったから...

478YUNA:2004/03/24(水) 11:29

そして、養護施設を2人で抜け出したのがぁ...
14歳の時...
んでぇ、養護施設を抜け出して...
中澤さんに拾われるまで...
うちも紗耶香も、声かけて来た女の人の家を転々としてた...
寝て、お金を貰って...
その金で、食い繋いでた...
抜け出してから、1・2ヶ月はそぉやって生きて来て...
調度金が底をついた時に、中澤さんに声をかけられた...

479YUNA:2004/03/24(水) 11:29

それからも、女癖の悪さは変わらなかった...
学校もあんま行ってなかった...
ろくに勉強もしないで、女の子とばっか遊んでた...
授業は受けなくても、結構余裕でついてはいけてたから...
だけどその事が、中澤さんにバレて...
うちは、初めて誰かに引っ叩かれて叱られた...
そして初めて、うちの為に誰かが泣いてくれた...

480YUNA:2004/03/24(水) 11:30

それからだった...
変わろうと思ったのは...



全部②、柴ちゃんに話した...
柴ちゃんは頷きながら、途中から泣いていた...
うちも、ずっと②涙が止まらなかった...

481YUNA:2004/03/24(水) 11:30


「....梨華ちゃんには、話さないの??」
「う〜ん、まだ無理。」
「...でも、多分気付いてるよ??」
「ん??」
「.....よっすぃ〜が、何か隠してるって。」
「うん、言われた。
受け止めてくれるって言ったけど......
それとこれとはぁ、やっぱ別っしょ??(苦笑」

482YUNA:2004/03/24(水) 11:30

きっとどっかで、自棄んなってる...

「別じゃないっっっ!!!」

だけど、柴ちゃんは見抜いてるみたい...

483YUNA:2004/03/24(水) 11:30

「....別じゃないのぉ。
....1度..愛しちゃったら.......
...どんな過去でも、嫌いになれないもんなのぉ。
...梨華ちゃんは関係ないなんて言わせないっっっ!!!」

柴ちゃんはまた泣き出してしまった...
彼女のその言葉は...
うちの胸にそのまま突き刺さった...

484YUNA:2004/03/24(水) 11:31

「...お願い..全部話してあげて。
.....梨華ちゃんは、絶対受け止めてくれるから。」

これは、柴ちゃんだから言える事...??

「....自棄にならないで。」

485YUNA:2004/03/24(水) 11:31

柴ちゃんに、ギュッと抱きしめられた...
うちは彼女の背中に腕をまわして...
無意識の内に、涙を流していた...

柴ちゃんの腕の中は...
すんげぇ、温かかった...

486YUNA:2004/03/24(水) 11:31


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

487YUNA:2004/03/24(水) 11:32


「...困りますから。」
「いいじゃない②♪♪♪」

と言って、腕に腕を絡ませてきたのは...
店のあの常連さん...

うちの手には、いっぱいのプレゼント...
困るんだよなぁ...(汗

っつぅ〜か、そも②なんでこぉいう事になったんだろぉ...

488YUNA:2004/03/24(水) 11:32


毎日②かかってくる電話...
いい加減うんざり...

だから、梨華ちゃんと喧嘩になる前に...
こぉして逢うのは、最初で最後...
そぉいう約束だった気がする...

じゃなきゃ困るよ...

489YUNA:2004/03/24(水) 11:32


「ねぇ、何が欲しい??」
「...だから、困りますって。
.....そぉいうつもりで来たんじゃないんで。」
「じゃ〜、ちょっと早いけど行く??」
「.....はいっ!?」

うちはずる②と、車の前まで引きずられて...
おまけに、うちの目の前には...
メっ、メルセデスっ!?
っつぅか、どっ、どこ行くのっっっ!?

490YUNA:2004/03/24(水) 11:32

・・・・
・・・・
・・・・

まっ、マジかよ...(汗

気付けばそこはホテル街...

ヤベぇ〜〜!!!!!!!!
梨華ちゃん、助け”でぇ〜〜〜〜!!!!!(泣

491YUNA:2004/03/24(水) 11:33

「行きましょ??」

行きましょ??ってどこにぃ〜〜〜!?

「....あの、困るんで。」
「えぇ〜、どぉしてぇ〜??」
「.....店長に言われてるんで。」
「言わなきゃ、分からないわよ??」
「....いやっ、駄目ですから。」

492YUNA:2004/03/24(水) 11:33

ラブホの前...
明らかにおかしいだろぉ...
それに、バレたらアナタが捕まりますよ...??

「場所がいけないの??
じゃ〜、お姉さんの部屋来る??」
「....いやっ..それも無理です。
...っていうか、さっき貰った物も全部お返しします。」

493YUNA:2004/03/24(水) 11:33
「どぉして??」
「....うち付き合ってる子が居るんです、だからごめんなさい。
......今日は、その事も言うつもりで来たんです。」

うちは頭を下げて謝った...

「ならっ、最初から期待させないでっっっ!!!」

494YUNA:2004/03/24(水) 11:33

うちは、引っ叩かれた...

「失礼します。」

うちはもう1度頭を下げて、その場を後にした。

っつぅ〜か、なんでうちが叩かれなきゃいけないんだぁ...!?
まぁ〜いっか...
これで、収まるなら...

495YUNA:2004/03/24(水) 11:34

だけど、これだけじゃ...
収まらなかったんだ...
最悪の事態が、うちを待ち受けていた...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

496YUNA:2004/03/24(水) 11:34


「...ひとみちゃん..話したい事があるの........」

彼女が目いっぱい涙を溜めて...
うちに逢いに来たのは、真夜中を過ぎた午前2時...

うちは嫌な予感がしたんだ...
すんごい...

497YUNA:2004/03/24(水) 11:34

・・・・
・・・・
・・・・

「.....どしたの??」

彼女に触れようと、手を伸ばした時...

「...嫌っっっ!!!」

498YUNA:2004/03/24(水) 11:34

手をはねのけられて...
拒否られた...

「....ごめっ..........」

こんな事初めてだ...

「...何に対して謝ってるのっ、ねぇ??」

499YUNA:2004/03/24(水) 11:35

彼女の瞳から、ぽろ②と涙が零れ落ち始めた...

「.....嫌だったなら、ごめんって。」
「...アタシに謝る事は..それだけっっっ??」
「....えっ??」
「...他に付き合ってる人が居る様な人に.........
.....容易く触れさせるほど..アタシは馬鹿な女じゃないっっっ!!!」
「...話が、見えないよ。」
「...お願い..これ以上嘘吐かないで。
....ひとみちゃんの事..嫌いにさせないで..........」

500YUNA:2004/03/24(水) 11:35

彼女は蹲って泣き始めた...
話が見えない...
他に付き合ってる人...??
そんな人..居ない...

「....この間..見ちゃったの。
...ひとみちゃんが、女の人とホテル入るトコロ........」
「...えっ!?」
「........お願い..否定して...??」
「....梨華..ちゃん。」
「...アタシ以外に居ないって..言い訳してよぉ........」

501YUNA:2004/03/24(水) 11:35

頭の中が真っ白だった...
アレがいけなかったんだ...
逢わなきゃよかったんだ...
見られてたなんて...

「......ねぇ..梨華ちゃん??」
「.......ぅっ...??」

502YUNA:2004/03/24(水) 11:35

もぉ、覚悟はできていた...

「...ずっと②、隠してる事があるんだ。」
「.....浮気してるって!?」
「...そじゃない。
....ねぇ、うちの話聞いてくれる??」

503YUNA:2004/03/24(水) 11:35

うちはもぉ...
過去からも、梨華ちゃんからも逃げない...





〜continues...〜

504YUNA:2004/03/24(水) 11:40
更新しましたぁ♪
気付けば、500...
最初と比べたら、ダラ②と...
はぁ、申し訳ねぇっす...

>レオナさん。
レス、いつも②ありがとぉございます。
めちゃくちゃ励みになってます♪
今回のも、楽しんでいただけたでしょうか??
テンポよく更新できたらなぁ〜と思ってるんで...
こちらこそ、よろしくお願いします!!!

505レオナ:2004/03/24(水) 12:48
更新お疲れ様です。
二日連続での更新たいへんお疲れ様です。
今回も、かなり楽しめましたよ〜。よっすぃー辛そうですが・・・。
次回も、たのしみにしております。

506YUNA:2004/04/13(火) 15:13



『luv u taught me...』
============


〜Ⅸ〜

507YUNA:2004/04/13(火) 15:14


あれから1週間...
梨華ちゃんからの連絡は途絶えた...


あの後、彼女は泣きながら...
部屋を出て行った...

きっと彼女には、重過ぎたんだ...

そぉ、何度も②自分に言い聞かせて...
うちは今日も部屋にこもる...

508YUNA:2004/04/13(火) 15:15


調度学校が、長期の休みに入って...
うちが連絡をしない限り、逢う事はない...
毎週楽しみだった日曜も...
先週からは、普段と変わらない日と変わっていた...

仕事も手につかなくって...
中澤さんに学校の休みと合わせて...
休みをもらった...

あの日から、1歩も外に出ていない...

509YUNA:2004/04/13(火) 15:15


「....元気出せよぉ。」

うちにジュースを差し出して...
紗耶香はうちの隣りに腰を降ろした...

「...充分、元気だよ。」
「どこがだよっっっ!!!」

頭を引っ叩かれた...
だけど、怒る気にもなれない...
かと言って、泣ける訳でもなくって...
涙、乾いちゃったみたいだよ...
泣きたくても、もぉ出てきもしない...

510YUNA:2004/04/13(火) 15:15

「....なぁ??」
「...なんだよっ、もぉ放っといてくれよ。」
「なぁ〜に、自棄になってんだよ。
それにそんな落ち込むなよっ、ガリ②になりやがって。」

紗耶香は、うちにクリームパンを押し付けた...

「昔から、好きだったろ??」

と言って、自分の分のクリームパンを頬張った...

「俺がこの先も、一生傍に居てやるから。」

紗耶香は頭をかきながら言った...

511YUNA:2004/04/13(火) 15:15

「...心配するなっ。
俺はお前を裏切ったりなんかしねぇから。」

ニカっと笑って、紗耶香はうちの肩をポンっと押した...

「元気出せ。」

紗耶香の言葉が、そのまま胸に染み込んでった...
どれくらいぶりだろぉ...??
5日ぶりとか...??
うちは声を押し殺して泣いた...

512YUNA:2004/04/13(火) 15:16

「泣くならデカイ声で泣けよ、我慢なんてお前らしくねぇ。」

と言って、紗耶香はうちをギュッと抱きしめてくれた...

「...終わったなんて、勝手に決め付けんな。
....まだちゃんと、返事も聞いてないんだろ??
...もし駄目だったとしてもさ、また頑張ればいいじゃんよ。
.......うぜぇくらい、俺はお前の傍に居てやるから。」

涙が止まらなかった...
乾いたんじゃなかったんだ...
ずっと②溜まってたんだ...
流すタイミングが分からなかっただけで...

513YUNA:2004/04/13(火) 15:16


ありがとぉ、紗耶香...

お前が、居てくれて良かった...
お前が、幼馴染でマジ良かった...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

514YUNA:2004/04/13(火) 15:16


そして、休みに入って2週目の水曜日...
紗耶香に誘われて...
久しぶりに外に出た...
すんげぇ、眩しい...

「んじゃ〜、行くべ??」

うちの前を歩く紗耶香...
たまには外に出てみるのもいいのかもしれない...

515YUNA:2004/04/13(火) 15:17

だけど、ジーンズが...
こんなデカかったけ、これ...
思いっきり腰まで下がって、靴で裾を踏んで歩く...
そぉとぉ痩せたなぁ...

それが少し可笑しくなった...

「歩くの遅ぇぞっ。」

紗耶香に手首を掴まれた...
と思ったら、思いっきり引っ張って走り始めた。
これじゃ〜いつもと逆...

516YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「どこ行くんだよっ!?」
「ん〜、内緒だよ♪♪♪」

紗耶香は楽しそうにニカっと笑った...
うちはそんな紗耶香に、ただ②引っ張られて行った...

・・・・
・・・・
・・・・

517YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「お待たせぇ〜♪♪♪」

紗耶香がかけた声の方を見れば...
柴ちゃん、ごっちん、そして...

「.......梨華..ちゃ....」
「こいつが遅くってさぁ〜」

と言って、柴ちゃん達に話し掛ける紗耶香...
そして、ふと梨華ちゃんと目が合った...

518YUNA:2004/04/13(火) 15:17

「....うち、帰るよ。」
「はぁっ!? お前何言ってんのっ!?」
「帰るっつってんじゃん。
悪いけど、4人で遊びに行って来てよ。」

うちは紗耶香の手を振り解いた...

「.......悪..ぃ...」

紗耶香に謝って、うちは背を向けた...

519YUNA:2004/04/13(火) 15:18

逢いたくなかった...
どぉしても逢いたくなかった...
この気持ちに整理が付くまでは...

「................ひとみちゃんっっっ!!!」

だけど...
だけど...
すぐ後ろから聞こえた、甘くてその独特な声に...
反射神経の様に振り向いてしまった...

「...行かないで..お願い..........」

520YUNA:2004/04/13(火) 15:18

グっと、うちのシャツの裾を掴んで...
俯く彼女は泣いていた...

「.......梨華..ちゃん。」
「...あの日、逃げたりしてごめんなさい。
......だけど、もぉ大丈夫だよ??
...少し時間かかっちゃたけど、全部②受け止められるから。」
「....いい..の??」
「...ん??」
「........傍に..居てくれんの...??」
「....ずっと。」

521YUNA:2004/04/13(火) 15:18

彼女に抱きしめられて...
2人して涙流して...
目が合うと、微笑み合った...
そして、ゆっくりと唇が近付いた時...

「完全に2人の世界かよっっっ!?」

紗耶香の突っ込みで、ふと我に返った...
そして、お互い顔を真っ赤にした...

522YUNA:2004/04/13(火) 15:18

・・・・
・・・・
・・・・

手を繋いで歩く道...
もぉ2度と来ないって思ってたよ...

「.....大好き。」

もぉ一生聞けないって思ってたよ...

「...うちも大好きだよ、愛してる。」

523YUNA:2004/04/13(火) 15:19

もぉ一生言う事ないって思ってたよ...

「ねぇ、痩せた??」

心配そうにうちの目を見る梨華ちゃん...
何1つ変わってない...

「分かんない。」
「色もさぁ、白くなってない??」
「ん〜、ココ10日くらい家から1歩も出なかったから。」

524YUNA:2004/04/13(火) 15:19

何も考えずにそぉ答えると...
彼女はシュンっとしてしまった...

「どしたの??」
「.....アタシの所為だよね。」

始まったぞぉ、ネガティブ思考...
落ちるトコまで落ちるんだもんなぁ...
そこがまた可愛くてしょうがないんだけどさ...

525YUNA:2004/04/13(火) 15:20

「そぉじゃないとは言えないけどさ。
だけどぉ、うち全部梨華ちゃんに話してよかった。
もぉ、終わりかななんて思っちゃったけど。」

なんでだろっ...
ホロっと、左目から1粒の涙が零れ落ちて...

「....辛かったよね??」

うちの手をギュッと握りしめた梨華ちゃん...
うちは立ち止まって、彼女が振り向くのを待った...
そして...

526YUNA:2004/04/13(火) 15:20

「...でも、ありがと。」

ギュッと彼女を抱きしめた...

「.....ありがと。」
「...アタシもありがと。」

彼女の細い腕がうちの背中に回って...
ギュッて抱きしめてくれた...

527YUNA:2004/04/13(火) 15:20

それだけでも、今以上に涙が出そうだったよ...

ありがとぉ...
マジで、ありがとぉ...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

528YUNA:2004/04/13(火) 15:20


「...あのっ、中澤さん。」

今日の仕事を終えて...
うちは中澤さんに声をかけた...

「おぉ、どしたん??」
「....お話したい事があります。」
「そなん??
ちょっと待っててなぁ、書かな書類があんねん。
それ終わらせな矢口に怒られる。(笑」

529YUNA:2004/04/13(火) 15:21

笑いながら、中澤さんは個室のドアを開けた...

「分かりました。」

うちは頭を下げて、一端着替えにその場を後にした...

・・・・
・・・・
・・・・

530YUNA:2004/04/13(火) 15:21

「...よかったなぁ、吉ぃ。」
「一時は駄目かと思いましたけどね。(苦笑」

タバコの煙を吐き出したマサオさんを見る。

「お前さぁ、変わったよなぁ〜」
「っすかぁ??」
「来たばっかん時、どぉしよぉもねぇ奴でよぉ。
学校は行かねぇ〜わ...
普通にお客さんお持ち帰りしちゃうわ....
平気で、女の家を泊まり歩くわ.....」

531YUNA:2004/04/13(火) 15:21
「....すんませんした。」
「っつぅ〜か、梨華ちゃんと逢って変わったんかな??」
「えっ??」
「大人になったよなぁ、お前。」

ニカっと笑ったマサオさんに頭を撫でられる...

「お前さっ、前言ってたじゃん??
姐さんと矢口みたいな関係が羨ましいって。」

532YUNA:2004/04/13(火) 15:21
「....はい。」
「お前と梨華ちゃん、今そんな感じなんじゃねぇ〜の??
お互いを必要とし合ってて、支え合っててさ??
そぉいう相手ってさ、中々巡り合えるモノじゃないと思うからさ。
お前、大事にしなきゃ駄目だぞ??
手放したりなんか、お前死んでもすんなよっっっ!?
以上、あゆみからの伝言でした。(笑
まぁ、俺がいくつか足したトコもあるけどな??」

大きな声を出して笑い始めたマサオさん...

533YUNA:2004/04/13(火) 15:21

「....お前の手で、幸せにしてやれ。」
「はいっっっ!!!」

うちの返事を聞いて、ニカっと微笑ったマサオさんは...
すんげぇ、カッケかった...

「よっさん、どこ行ったぁ〜ん??」

裏のドアが開く...

534YUNA:2004/04/13(火) 15:22

「すんません、ココです。」

タバコを消して立ち上がる...

「全部、中澤さんに話してきます。」

マサオさんに頭を下げると、急いで中澤さんの元へ向かった...

535YUNA:2004/04/13(火) 15:22

・・・・
・・・・
・・・・

「んでぇ、どしたん??」

個室に2人きり...
矢口さんが淹れてくれたコーヒーが...
テーブルの上でまだ湯気をたてている...

「最近、だら②してて申し訳ありませんでした。」

うちは立ち上がって頭を下げた...

536YUNA:2004/04/13(火) 15:23

「なぁ〜に、言ってるんっ??
店よりも、アンタの体の方がもっと大事やねん。
休めって時は、休めばええねん。」

中澤さんはニコっと笑った...

「まぁ座りぃや、話は長くなりそぉなんやろっ??」
「.....はい。」
「でっ、どしたん??」
「あのっ、いつもお店によく...
来てくださってた方が、いらしたじゃないですか??」

537YUNA:2004/04/13(火) 15:23
「あぁ、最近見ぃへんなぁ....」
「....実は、後輩がうちの番号を滑らせたらしくって。
....毎日電話がかかって来てたんです。
...こんな事..言ったら........
...失礼なのかもしれないっすけど...うざくって。
.....何度も②、断ったんです。
....それでも..引き下がってくれなくて........
....1度だけって約束して、逢ったんっすよ。

538YUNA:2004/04/13(火) 15:23
...それで..ホテルに連れて行かれて.........
......だけどそれだけは、どぉしてもできなくって。
....理由をちゃんと言って、断ったんです。
.....したら、“期待させないで”って殴られました。
....ごめんなさいっっっ!!!!!
......お客様を1人減らしてしまいましたっっっ!!!!!」

うちはもう1度立ち上がって、頭を下げた...

539YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「なぁ、その理由ってなんなん??」
「えっ...??」
「断った理由や。」
「...それ..は........」
「別に隠す事ないやろぉ〜??
矢口から聞いてるでぇ、可愛ぇコレがおるんやって??」

と言って、小指だけを立てた。

540YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「...いやっ..まぁ..........」
「なら、しゃ〜ないやろぉ〜??
別に大丈夫や、お前の人気が衰える訳でもないんやから。(笑」

ガハ②笑いながら、中澤さんは言った。

541YUNA:2004/04/13(火) 15:24

「話はそれだけかぁ〜??」
「...後、もう1つあるんです。」
「どしたん??」
「うちもぉすぐ、高校を卒業するんです。」
「もぉそんな時期かぁ、早いなぁ〜
ちゃんと、進路考えたん??」
「......はぃ、うちこの店に残ります。」
「はぁっ、お前自分の言ってる事分かってるんかっっっ!?」

542YUNA:2004/04/13(火) 15:24

バンっっっ!!!!!!!
中澤さんは、机を叩いて立ち上がった...

「...分かってます。」
「よっさん、アンタはめちゃくちゃ頭がえぇ子なんよ??
もっと②勉強すれば、こんなんよりも全然えぇ仕事が見付かるんや。」

543YUNA:2004/04/13(火) 15:25
「.....うちが欲しいのは、そんなんじゃないんです。
....お金なんか要らないんです。
...名誉とか、そんなアホくさいモノも要らないんです。
.....ただ、小さい幸せでいいんです。
...うちは、ただそれだけが欲しいんです。
....うち、もぉ手放せません。

544YUNA:2004/04/13(火) 15:25
.....やっと幸せだって、感じられるんです。
...大事な人が居て..最高ぉな幼馴染と友達が居て.........
.....いつも②支えてくれる先輩とか..店長さんとか.......
....うちは手放したくないんですっっっ!!!!!
........大切な家族だって思っちゃ、駄目ですか??」

545YUNA:2004/04/13(火) 15:25

気付いたら、涙が溢れてた...
最近また、涙腺が壊れてるらしい...

「....でもちゃんと、1から考え直さな。」
「...もぉ、決めたんです。
.....うちは、この店を継ぐ人間です。」

546YUNA:2004/04/13(火) 15:25

なんて大それた事を...
だけど、マジなんだ...

「...アホっ、そんな簡単に言うなやっ。」

547YUNA:2004/04/13(火) 15:25

マジな顔で怒られた...

「.....お前はこれからなんや。」
「...だけど、うちの考えは変わりませんから。」

548YUNA:2004/04/13(火) 15:26

うちは頭を下げて、部屋を出た...
マジでキレたらかなり怖い中澤さんだけど...
少しだけ...
ほんの少しだけど、嬉しそうな顔してた気がした...





〜continues...〜

549YUNA:2004/04/13(火) 15:30
また遅くなりましたが、更新しましたぁ♪

>>レオナさん。
いつも②、レスありがとぉございます。
かなりの励みになってます!!!
暇なくせに、更新しない馬鹿でごめんなさぃ。(苦笑
でも、最後まで頑張ります。

↓に、よっちゃんのおたおめ短編を書きました。
よかったら、そっちも読んでやってくださぃ。

550レオナ:2004/04/13(火) 19:47
更新お疲れ様です。
よかったよかったって、感じです。
やっぱ、幸せでいてほしいですしね。
短編の方も読ませていただきました。とってもよかったで〜す。
これからも、がんばってください。

551YUNA:2004/05/08(土) 12:56



『luv u taught me...』
============


〜Ⅹ〜

552YUNA:2004/05/08(土) 12:57


「っつぅ〜か、ホントいいんっすか??」
「なぁ〜んだよぉ、いいじゃんか。」

マサオさんに誘われて...
今日はふたりの部屋で飲み会...
今は買出しの帰り...
しかも、全部奢ってもらってしまった...
柴ちゃんと梨華ちゃんは、部屋で待ってる...
紗耶香誘ったんだけど、今日ごっちんと逢うとか言ってた...
せっかくの2人きりになれるからって...

「「ただいまぁ〜」」

「「お帰りぃ〜♪♪♪」」

553YUNA:2004/05/08(土) 12:57

・・・・
・・・・
・・・・

台所に立って、エプロン姿の2人...
2人とも、可愛い...(涙
めちゃくちゃ、可愛い...(泣

「マサオも手伝ってよねぇ〜???」
「はい②。」

マサオさんは立ち上がって、キッチンに向かった...

「梨華ちゃん座ってなよ、後は俺がやるからさ。」
「...でも.......」
「お客さんなんだから。」
「そだよ、マサオに全部やらせればいいって。(笑」
「そぉ②って、おい。」

554YUNA:2004/05/08(土) 12:57

楽しそうに笑う2人...
恋人っていうよりも夫婦...
2年・3年の付き合いって凄いな...

「ひとみちゃん、もぉ飲んでるの??」

うちの隣りに腰をおろして、梨華ちゃんは口を尖らせた。

「梨華ちゃんも飲む??」
「....アタシはぁ、ぃぃ。」
「どしたの??」
「梨華ちゃん、飲んで大変な事になった事あるから。(笑」

555YUNA:2004/05/08(土) 12:57

キッチンから聞こえて来た柴ちゃんの声。

「ちょっ、柴ちゃん!?」

と言って、梨華ちゃんはぷくぅ〜っとほっぺを膨らませた。
可愛いんだけど...

「ねぇ②、大変な事って何??」

彼女のほっぺを突付く。

「...う”ぅ........」
「...うちにはぁ..言えない事なんだ.......」

556YUNA:2004/05/08(土) 12:58

少し寂しそうな顔をしてみる...

「...違..っ.....!!!」
「じゃ〜、教えてよ。」
「柴ちゃ〜ん!!!(泣」
「教えてあげれば??」

できあがった料理を置きながら、柴ちゃんは笑った。

「えっ、何??」
「....アタシ..脱いじゃうらしいの.........」
「へっ!?」
「すっごいよぉ〜??
抱き付くは、チュ〜はするは、おまけに脱ぎ出しちゃうわでさぁ〜」
「....そん時..誰と居たの??」
「大丈夫、部屋でアタシと2人きりだっただから。」

557YUNA:2004/05/08(土) 12:58

よかった...
マジでよかった...
変な男とかに見られなくて、よかった...(涙

「...だからぁ、もぉ飲まない。」

シュンとして、俯いてしまった梨華ちゃん。

「うちの前ならいいよ??」
「...馬鹿っ、何されるか分からないじゃない。」

うげっ...
超〜信用されてない...

「....駄目??」

558YUNA:2004/05/08(土) 12:58

彼女を後ろから抱きしめて、耳元で囁いてみる...

「駄目。」

即答...
しかも思いっきり、断言かよ...

「......2人きりの時にね。」

顔を真っ赤にして、梨華ちゃんはうちの胸に顔を埋めた...
この子はどぉしてこんなにも...
うちの胸をくすぐるんだろぉ...??

「なぁに、ラブ②しちゃってぇ〜♪♪♪」

559YUNA:2004/05/08(土) 12:58

一通り終わったのか、お皿をいくつか置いて...
柴ちゃんはテーブルを挟んで、うちらの正面に座った。

「....俺らもあったよなぁ、そぉいう時期。」

と言って、ビールやらお酒やらテーブルの上に置いた。
そして、タメイキ...
マサオさん、何でそんなに寂しそぉなんっすか...??

「なによぉ〜、じゃ〜お店に来る女の子と浮気でもすれば??」

それ言っちゃ駄目だよ、柴ちゃん...(汗

「アホっ、しねぇ〜よ。
俺には、お前しか居ねぇんだから。」

560YUNA:2004/05/08(土) 12:59

ビールの飲みながら、マサオさんはサラっとそんな事を言った...
柴ちゃんは、顔を真っ赤にしている...
最初は驚いてた梨華ちゃんだけど...
そんな柴ちゃんを見て、安心した様に笑った...

うちも正直驚いた...
マサオさんは普段...
どっちかって言うと、柴ちゃんに尻に敷かれてる感じなのに...
言う時はぁ、ちゃんと言う人なんだって...
それってすんげぇ、カッケぇ事だと思う...
うちがそんな事言っても、どぉせ決まんないし...
だけど、うちもいつかマサオさんみたいな人になりたい...

梨華ちゃんを、カッケぇ一言で泣かせてしまえるよぉな...
そんなカッケぇ人になりたい...

561YUNA:2004/05/08(土) 12:59

・・・・
・・・・
・・・・

「.....ひとみちゃ〜ん♪♪♪」

ほろ酔い気分(?)の梨華ちゃん。
ちょっと積極的でいい感じ??

「どした??」
「飲んでるのぉ??
ひとみちゃん、全然変わらないじゃない。」

当たり前だ...
お店でいつも飲んでるんだから...

562YUNA:2004/05/08(土) 12:59

「飲んでるよ。
梨華ちゃんが酔っちゃうの早いんだよ。」
「アタシ、酔ってないもん!!!」

なぁに意地張ってんだか...
顔真っ赤にして、説得力ないっつぅ〜の。

「.....なんか、暑くなって来ちゃった。」

うちの腕の中でモゾ②し始めた梨華ちゃん...
ん”っ、何してんのっっっ!?

「持っててぇ、これ。」

563YUNA:2004/05/08(土) 12:59

と言って、うちにT−シャツを差し出した...
えっ...
ちょっと待ってよ...
これ着てた奴じゃんかっっっ!!!!!!

そう...
うちの腕の中に居るのは、上半身ブラだけの梨華ちゃん...
ちょっと待ってよぉ...(涙

「早く着てぇ〜!!!」
「嫌っっっ!!!!!」
「風邪ひくってぇ!!!」
「暑いのぉ!!!」
「どぉしたのぉって、あははははははっっっ!!!!!!」

564YUNA:2004/05/08(土) 13:00

うちらのやり取りを見て、爆笑し始めた柴ちゃん...
マサオさんは、目を見開いて固まってる...
そんなに梨華ちゃんの胸見ないで下さいよ...(涙

「って、ちょっとぉマサオどこ見てんのよぉ〜!?」

マサオさんは、柴ちゃんに思いっきり...
なぜかおでこに、ゲンコツ(!?)をくらったらしい...
真っ赤になってシュ〜っとかつって煙でてるよ、シュ〜って...
超〜痛そぉ...
おでこを抑えて、蹲ってるし...

「梨ぃ華ぁちゃ〜〜ん!!!(涙」
「なによぉ〜〜!!!」
「っつぅ〜か、ちょっと来てよ。」
「嫌っっっ!!!」

565YUNA:2004/05/08(土) 13:00

ムカっ...
だけど、ココは抑えて...
うちはT−シャツで彼女の前を隠すと...
立ち上がって、どこか2人きりになれる場所を探した...

「部屋、使っていいよ。」

柴ちゃんは、お酒を口に含みながら言ってくれた...

「ごめん、ありがと。」

マジ助かった...

彼女の手を引いて、部屋に入る。

566YUNA:2004/05/08(土) 13:00

「ちょっとぉ、まだ飲むのぉ〜〜!!!」

うちの腕の中で暴れる梨華ちゃん...

「早く着てっっっ!!!」

気付いたら、デカい声出してた...
うちの腕の中に今度居るのは、涙目の梨華ちゃん...

「ごべんな”しゃい”ぃ〜〜!!!!」

泣き出しちゃったよ...
デカい声出したうちも悪いけどさぁ...
小さい子みたいに、わん②泣かないでよ...

567YUNA:2004/05/08(土) 13:01

うちはそっとベッドに腰を降ろして...
ベッドに膝立ちしてる彼女の腰を抱き寄せた...
そして、T−シャツを着ていないお腹に顔を埋める...

「....っく..ぅ...とみ..ちゃっっ........??」
「...梨華ちゃんのお腹、マジ好き。」

スリ②...
温かくて、気持ちぃ...

「...ねぇ...ひとみ..ちゃん........」

返事をしようと彼女を見上げた時...
気付いたら、うちはベッドに押し倒されてて...

568YUNA:2004/05/08(土) 13:01

「....梨華..ちゃん??」

声がかすれる...

梨華ちゃんは、うちの上に馬乗りになって...
おおい被さる様にうちの顔を見つめてる...

「...ぉか..ιぃの........」
「...んっ??」
「....体が..熱いよぉ.........」

彼女の涙が、重力には逆らえず...
うちの顔を濡らしていく...

「...熱ぃの??」
「.....ぅん。」
「....どしたら..ぃぃ??」
「...触っ..て.........??」

569YUNA:2004/05/08(土) 13:01

梨華ちゃんの手は、うちの手をとると...
そっと自分の胸に当てた...

「...いいの??」
「....じゃなきゃ..おかしくなりそぉ.........」

570YUNA:2004/05/08(土) 13:01

うちは体を起こして...
涙を流し続ける彼女をギュッと抱きしめた...
そして、ブラのホックを外して彼女と向き合うと...

梨華..ちゃん...??

571YUNA:2004/05/08(土) 13:02

彼女は目を閉じて、静かに寝息を立てていた...
寝ちゃったのか...
ちょっと残念...
いやっ、そぉとぉ残念...
だけどぉ、まぁいっか...

572YUNA:2004/05/08(土) 13:02

彼女をベッドに横たわらせ、部屋のドアを開けた...
だけど、アチラもお取り込み中だったらしい...
幸い気付かれてはまだいない...

573YUNA:2004/05/08(土) 13:02

ソファーの上に組み敷かれてる柴ちゃんは...
なんだか、すんげぇ大人な顔...
上半身は既に裸で...
ヤベぇ声とか、超〜色っぺぇ...
胸も、結構あるんだ...

574YUNA:2004/05/08(土) 13:03

2人の言葉のやりとりが、うちの胸を高鳴らせる...
マサオさんが羨ましかった...
すんげぇ、大人でカッケくって...
柴ちゃんも羨ましかった...
こんなカッケぇ人が、恋人で...

575YUNA:2004/05/08(土) 13:03

うちは、いつまで経っても子供...
中途半端だし、いい加減だし...
優柔不断だし、頭も空っぽだし、エロいし...
ワガママだし、自己中だし、すぐキレるし...
すぐ泣くし、甘えたがりだし、ガキだし...

576YUNA:2004/05/08(土) 13:03

あげたらキリがないんだ...

うちはへコみながら、部屋の中に戻った...
そして、目を閉じたままの彼女の瞳にキスを落とした...

577YUNA:2004/05/08(土) 13:03



おやすみ、梨華ちゃん...

ごめんね、こんな奴で...

だけど...

こんなうちを愛してくれて、ありがとぉ...





〜continues...〜

578YUNA:2004/05/08(土) 13:08
1ヶ月ぶりです...
自分って、つくづく駄目な奴だなぁ...
と思いながら、更新しました...
できたら、また明日更新したいと思います!!!
頑張るじょ〜!!!!!!!

>レオナさん。
いつもレス、ありがとぉございます。
すんげぇ励みになってます♪
短編の方も読んでいただき、ありがとぉございます。
残り、後2つのCHAPTERとなりました...
う〜ん長かったです、頑張ります!!!

579レオナ:2004/05/08(土) 16:46
更新お疲れ様です。
あと、2つですか。たのしみです。
けど、完結もさびしいような。。
お酒飲んだ、梨華ちゃんすご〜くいいと思います。(笑
明日?もたのしみにしてます。作者さまの、ペースでがんばってください。

580YUNA:2004/05/09(日) 05:35



『luv u taught me...』
============


〜ⅩⅠ〜

581YUNA:2004/05/09(日) 05:35


「「「ねぇ、行こ②っっっ??」」」

女の子3人が...
めちゃくちゃはしゃいでる理由...
それは...

「「「温泉っっっ♪♪♪」」」

「「「温泉っっっ!?」」」

3人の手にはパンフ...
3泊4日で、卒業旅行みたいなの行こうって話らしい...
っつぅ〜か、パンフいつ貰って来たの...??

「ねぇ、ひとみちゃん行こうよぉ〜♪♪♪」
「ん〜??」
「市井さんなんか、超〜行く気だよ??」
「えぇ〜!?」

582YUNA:2004/05/09(日) 05:35

梨華ちゃんにそう言われて、紗耶香の方を見る...
すると...

「後藤がそんなに行きたいなら、行くかぁ〜!!!!」
「やった、市井ちゃん大好きっっっ!!!」

抱き付かれて、鼻の下伸ばしてるよあの馬鹿っっっ!!!
昔っから、“余計疲れるから”とかっつって温泉とか嫌いな癖に...
アホが付くくらい、単純な奴...
でもそんだけ、ごっちんの事が好きなんだなぁ...

「ねぇ、行こうよぉ〜??」

マサオさんと柴ちゃんも行くって決めたらしい。
だけど...

「でも、うちは仕事休めないよ。」

583YUNA:2004/05/09(日) 05:36

2人が居ないなら、尚更だ...

「.....そっかぁ。」

ちょっと可愛そうだけど...
最近、かなり休み過ぎな気もするから...

「ごめんね??」
「ん〜ん、今度2人で行こうね??」

そう言って笑ってくれた彼女は...
やっぱりどこか寂しそう...
だけど、どうする事もできないから...

・・・・
・・・・
・・・・

584YUNA:2004/05/11(火) 14:14

「よっさんは、温泉行かないんかいっっっ!?」

仕事が終わって、外でタバコを吸ってると...
ドアがいきなり開いて、中澤さんが入ってきた。

「えっ、だって紗耶香もマサオさんも休むんですよ??
店の方が困るじゃないですかぁ。」
「えぇ〜ねん、閉めるから。」
「はいっ!?」
「その日は、臨時休業にするつもりやし。」
「なんでですかぁっ!?」
「うちと矢口もアイツらと行くんょ、温泉。」
「はいっ!?」
「なんなら、よっさんに店任せてもえぇねんで??」
「.......ぃぇっ、行かせていただきます。」

って事で、今週末は温泉へ...
その事を梨華ちゃんに告げたら...
彼女は嬉しそうにうちに抱き付いた...

よかった、行ける事になって...

585YUNA:2004/05/11(火) 14:15


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


「っしゃ、んじゃ行くでぇ〜〜♪♪♪」

中澤さんが、友人から借りて来てくれたバン。
だけど、運転するのはマサオさん。
うちは助手席に座って、マサオさんが眠くならないように声をかける。

っつぅ〜か...

「これ、めっさ美味いやんっ!?
石川、この菓子マジで自分が作ったんかっ!?
料理も、きっと上手いねんなぁ〜」

車内で、1番テンションが高いのは...
そぉ...
中澤さん...
なんか、子供みたいにはしゃいでる。
意外と(!?)可愛い一面もあるんですねぇ...(笑

586YUNA:2004/05/11(火) 14:16

「今はいいものの、梨華ちゃん昔凄かったんですよ!?」
「ちょっ、それは内緒って約束ぅ〜!!!」

シぃ〜っと言って、人差し指は口の前...

「でも、えぇやん。
今は上手いねんから。
かぁ〜、よっさんが羨ましいなぁ〜」

と言って、肩をバシ②叩かれた。
中澤さんの隣りで、矢口さんは呆れ顔...

梨華ちゃんと柴ちゃんも...
最初はビビってたっつぅ〜か、ヒキ気味だったものの...
中澤さんが気さくで、優しい感じの人だと知り...
なんかホっとしてるみたい。
今は仲良さそうに話してる。

よかった...

・・・・
・・・・
・・・・

587YUNA:2004/05/11(火) 14:16

「到着ぅ〜♪♪♪」

やっぱり、1番嬉しそうなのは中澤さんだ。

「まだ少し時間あんねんなぁ??
矢口ぃ〜、ちとその辺散歩でも行こうかぁ〜??」
「はぁっ、なんで矢口が裕ちゃんなんかと.....」
「ヤキモチ妬いてるんか??」
「...ばっ、違うし!!!」

矢口さんは少し顔を赤くして口を尖らせた。
そんな彼女を見て、中澤さんは優しく微笑うと...
そっと彼女の手をとって、歩き出した。

「すぐ戻ってくるから。」

振り向いた矢口さんは一言うちらにそう言うと...
中澤さんにそっと寄り添った...
なんつぅ〜か、理想だよなぁ...

588YUNA:2004/05/11(火) 14:17

「おいっ、紗耶香。」
「ん〜??」
「お前、ごっちんと2人で行って来いよ。」
「えぇ〜!?」

えぇ〜!?じゃねぇよ...
こういう時ばっか、ヘコタレやがって...

「早くっっっ!!!
今日がチャンスじゃねぇ〜かっっっ!!!」

紗耶香の背中を思いっきり押して、ごっちんの所へ...
紗耶香は頭をかきながら、照れ臭そうにごっちんを誘ってる。
うちらのやり取りを見てたのか...
ごっちんはチラっとうちの方を見て、ニコっと笑い...
口に出さずに、“ありがとぉ”と言った...
紗耶香の手を取って、歩き出した...

なぁんだ...
うまく行きそうなんじゃん、アノ2人...

「ひとみちゃん??」
「...んっ??」
「アタシ達もお散歩行こう??」
「えっ、でも....」

589YUNA:2004/05/11(火) 14:17

うちは、マサオさんの方を見た...
マサオさんは、かなりお疲れの様子...
間に、30分の休憩を入れたものの...
さすがに、2時間ぶっつけで運転は疲れるんだろぉ...
2人置いてっていいのか...??

「あぁ、行って来いよ。
俺ちょっと車の中で寝るわ。」

と言って、うちの肩を叩くと...
マサオさんは車の中に入って行った...

「柴ちゃんどぉ〜する、うちらと来る??」
「ん〜ん、マサオと居るよ。
それに、ラブ②なトコ見せ付けられてもねぇ〜??(笑」
「....ちょっ!?」

梨華ちゃんは顔を真っ赤にしていた...

「ほれ②、行っといで。」

590YUNA:2004/05/11(火) 14:18

柴ちゃんの言葉に甘えて、うちらは歩き出した...
少し歩くと、一面に広がった海...

傍にあった日陰のベンチに座って、まったり...
来て良かった...
なんか、時間がゆっくり動いてる感じ...

「.....ひとみちゃん??」
「ん〜??」

梨華ちゃんの方を振り向くと...
いきなりギュッと抱きつかれた...

「ん〜、どしたぁ〜??」
「....こうして2人きりになるの、久しぶりだね。」
「そだね。」

微笑み合うと、そっと彼女を抱き寄せた...
梨華ちゃんはうちの腕の中に顔を埋めて、目を閉じている...
こんなに甘えん坊な彼女を見るのは...
かなり、久しぶりかもしれない...
休んだ分も頑張ってたから...
仕事の方が忙しくって...
こうして構って上げられる時間が減っていた...

591YUNA:2004/05/11(火) 14:19

「...キス、しよっか??」

彼女の顎を軽く持ち上げて、する前に一応確認...

「....ぅん。」

そっと重なる唇...
最初は触れるだけ...
だけど、だん②と大胆なモノに変わっていく...

「...駄..目っ........」

苦しそうに肩で息をしてる梨華ちゃんに...
そっと、肩を押し戻された...

「どしたの??」
「.....外..だもん。」
「ャだった??」
「...そじゃなくって。」
「ん??」
「........恥ずかιぃょ。」

592YUNA:2004/05/11(火) 14:19

梨華ちゃんはうちの胸に顔を埋めた...
そんな彼女の髪をそって撫でながら、抱き寄せる...

たまに...
膨らんでくこの気持ちが怖くなる...
こんなに好きでいいのか、不安になる...
もし梨華ちゃんがうちから離れて行ってしまったら...
うちはきっと、生きていけなくなる...

「...梨華..ちゃん??」
「どしたの??」
「.....ずっと..一緒だよね??」
「そだよ??」

言葉だけの約束なんて...
無意味だって分かってる...
だけど信じたい、彼女の言葉を...

「ひとみちゃんが、アタシの手を離さない限り...
アタシはずっと、ひとみちゃんの手を握ってるから。」

チュっと手の甲にキスが落ちた...

「....だって、ひとみちゃんが居なきゃアタシ駄目だもん。」

と言って、梨華ちゃんはうちを見上げて微笑った。

「...うちも駄目だよ。」

593YUNA:2004/05/11(火) 14:19

そっと彼女の前髪をかき上げて、チュっと唇にキスをした...

「........もっと早く、出逢いたかったよ。」
「....そだね。
...でも、いいじゃない。
....今はこうして、ずっと一緒に居られるんだから。」

ニコっと笑って、梨華ちゃんはうちの手を握りしめた...

離さないよ...
もぉ、離せないから...
もぉ、君しか愛せないから...

・・・・
・・・・
・・・・

「「「「「「「「乾杯っっっ♪♪♪♪」」」」」」」」

みんなで温泉に入った後...
中澤さんの部屋に集まって...
みんな夕飯を食べながら飲む。

なぜか、梨華ちゃんの手にはジュース...

594YUNA:2004/05/11(火) 14:20

「飲みなよ。」
「...駄目っ、この間みたいな事になったらヤダもん。」

梨華ちゃんは俯き加減にジュースを一口飲んだ。

あの時の事、何にも覚えてなかった梨華ちゃんだけど...
あの後、柴ちゃんに話を聞いたのか...
あれから一切、お酒を飲まなくなった...
別に大丈夫なのに...

「大丈夫だよ。」
「....いいの。」
「ちょっとだけ。」
「...嫌。」
「んじゃ〜、うちも飲まないよ。」

ビールをテーブルの上に置いて、ジュースの蓋を開ける。

「どしてよぉ〜??」
「だって、なんかヤダもん。」
「...じゃぁ、アタシも飲む。」
「そぉこなくっちゃ♪♪♪」

ノセられた!!!って顔して、梨華ちゃんは少し膨れていた。
可愛い②♪♪♪

空のコップにビールを注いで、彼女に渡す。

「ありがと。」

なぁんか、やぶぁいんだけど...
浴衣姿がさぁ、こりゃまたなんとも言えないっつぅ〜かねぇ...
って、エロオヤジかようちはっっっ!?

595YUNA:2004/05/11(火) 14:20

・・・・
・・・・
・・・・

「んじゃ、お先に失礼します。」
「「「「おやすみぃ〜」」」」

ごっちんと紗耶香は、もぉすでに部屋に戻ってる...
うまくいってるといいけどなぁ...

少しうと②してる梨華ちゃんをおんぶして...
部屋に戻る...

あんれぇまぁ...

なぜか一組しか敷れてない布団...

まぁいっか...

梨華ちゃんを布団の上に降ろして、うちは電気を消した...

「....ごめんね??」
「ん??」
「....ひとみちゃん、もっと飲んで来たら??」
「もぉいいよ、腹もいっぱいだし。」

梨華ちゃんの隣りに座って、そっと寄り添う...

「.....ねぇ..キスして??」

596YUNA:2004/05/11(火) 14:21

と言って、ねだる様にうちに腕を伸ばした。
うちはそんな梨華ちゃんが可愛くって...
彼女の要望に答える様に、キスをした...

「....ちゅっ、ちゅっ、ぅん、ふぁ、ぁん.............」
「...っ....っはぁ........」

静かな部屋に響く音は...
うちの中の欲求を目覚めさせていく...

「....ねぇ..ひとみちゃん.........??」
「ん??」
「.......ιょ?」
「....ぅん。」

どれくらいぶりだろぉ...
うちが忙しくって...
ぶっちゃけ、元に戻ったアノ日からシてない気が...

「.....ずっと..我慢してたょ。」

と言って、梨華ちゃんはギュッと抱きついてきた...

酔ってるの...??

梨華ちゃんから誘ってくるなんて事...
今まで1度もなかった...

「....ごめんね??」
「...ん〜ん。」

597YUNA:2004/05/11(火) 14:22

梨華ちゃんからの甘える様なキス...
そのキスは、うちの首筋を伝って鎖骨へ...

「....っ華..ちゃっ..ん.........」

彼女の髪をそっと撫でる...
思ったよりも気持ちくて、ヤバイ...
自然と声が出る...

「....ひとみちゃん..気持ちぃの??」
「...ぅん...気持ちぃ..ょ.........」

梨華ちゃんの熱い吐息が耳元で感じる...

「......好..き...」
「...ぅちも..好きだょ.......」

今まで誰にも触れさせた事がなかった...
嫌だった、触れられる事が...
なのに、梨華ちゃんは...
こんなにも、体が欲しがってる...

「......もぉ..ぃぃょ。」

そっと彼女の肩を掴んで、ゆっくりと離す...

「...でもっ.......」
「...今度は..梨華ちゃんが気持ちくなろぉね??」

彼女の唇に優しくキスを落とした...

598YUNA:2004/05/11(火) 14:22
・・・・
・・・・
・・・・

静かな部屋に響くのは、2人の荒い息遣い...

虚ろな瞳の梨華ちゃんを腕の中に抱き留めると...
あまり苦しくならない程度に、抱きしめた...

「....っとみ..ちゃ..........」
「...ん??」
「......好き。」
「...うちも好きだよ。」


こうして、ギュッて手を握りしめ合って...

お互いを感じ合って...

これからも、ずっと②一緒に居ようね...??





〜continues...〜

599YUNA:2004/05/11(火) 14:28

更新しましたぁ。
PCの調子が悪く...
中途半端に更新してしまぃ、申し訳ありませんでした。
次回がラストです。
どうか最後までお付き合いください。

>レオナさん。
レスありがとぉございます♪
いよ②、次回ラストです...
お酒飲んだ梨華ちゃんは、自分好みにしちゃいました。(をぃ②
最後まで、ぜひお付き合いください。

600レオナ:2004/05/11(火) 20:31
更新お疲れ様です。
最後まで、絶対に付き合います。
完結がんばってくださいね。
やっぱ、梨華ちゃんはかわいいですね。

601YUNA:2004/06/16(水) 15:51
更新できずにいて、ごめんなさぃ。
今家のPCの調子が悪いので、なか②更新できません...
PC直り次第、更新しに来ます!
必ず完結させますので、待っていただけたら幸いです。

602おおよど:2004/06/16(水) 17:50
YUNAさんの小説大好きっす。
切ねぇYUNAさんのいしよしが何ともスキ。
じっくり待っているので更新を楽しみにしています。

603YUNA:2004/09/16(木) 16:16
いつぶりだろ...
放置ごめんなさぃ!!!
やっとPCができる環境になったので、最終回をのせたいのですが...
書いた小説のファイルを実家に忘れました..._| ̄|○
ごめんなさぃ、馬鹿です...
待ってくださってる方がいるかどうかは分かりませんが...
手に入り次第、更新したいと思います。

本当にごめんなさぃ。

604名無し(0´〜`0):2004/09/20(月) 03:22
いつまでも待ってますYO!

605YUNA:2004/10/24(日) 12:19



『luv u taught me...』
============


〜ⅩⅡ〜



次の日の朝...
交代で梨華ちゃんとお風呂に入った後...
うちは着替えて、中澤さんの部屋を覗いた...

「うげっ...!?」

606YUNA:2004/10/24(日) 12:20

思ってた以上に凄い事になっていた...
食いっぱ、飲みっぱで、散らかってる...

しかも、部屋の中の空気最悪...
畳の上では、中澤さんとマサオさんがぐでぇ〜んてしてて...
柴ちゃんは壁に凭れて、マサオさんに膝枕してあげたまま寝ている...
矢口さんが居ないんだけど、どこ行ったんだろ...??

うちはタメイキを吐いて、空気を入れ替えようと窓を開けた...
そして、空き缶とかゴミを拾い始めた...

「ごめんねぇ、矢口も手伝うよ。」

さっぱりとした顔で部屋に入って来たのは、矢口さん。

「一体、何時まで飲んでたんですか??」
「さぁ〜??
矢口はどん②寝ちゃったし。」

矢口さん、なんか怒ってません...??

「起きろっっ、この馬鹿裕子ぉ〜〜!!!!!」

上から思いっきり飛び蹴り...
マジで痛そぉ...(汗

「なんやねんっっっ!!!」

607YUNA:2004/10/24(日) 12:21

ぶそぉ〜っとした顔で起き上がった中澤さん...
ぼさ②の金パの髪をかき上げて...
化粧が中途半端に落ちてますよ...??
はっきり言って怖いです...

「とっとと起きて、片付けろっっっ!!!」
「朝っぱらから、うっさいっっっ!!!」

と言って、中澤さんは矢口さんを腕の中に無理矢理連れ込んで...
着ているT−シャツの中に手を突っ込んだ...

「わ”っ、わ”っ、わ”ぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
馬鹿っ、馬鹿っ、裕子目ぇ覚ませっっっ!!!!!
よっすぃ〜、お願い裕ちゃん止めてぇっっっ!!!!!!」

もうすでに上半身裸の矢口さん...
中澤さん、かなりの早業っすねぇ...
吉澤も今勉強しておこうかな...

「...ぁんっ、ぁっ、裕子マジやめろぉ...!!!
....よっすぃ〜..もぉ...はぁん、ぁっ、止めてってぇ...!!!」

そんな声で言われちゃうと、余計見ちゃうですけど...

608YUNA:2004/10/24(日) 12:21

「.........ひとみ、ちゃん??」

う”っ...
背中に冷や汗...
すんげぇヤな予感...

「ちょっと、こっち来なさいっっっ!!!」

耳を掴まれて、部屋へ...
矢口さん助けなくてもいいの...??

「どういう事よぉ〜!?」
「...えっ??」
「えっ??じゃないでしょ〜!?
アタシだけじゃ、不満なの??
.....昨日のだけじゃ、満足しなかった??」

そこには、ついさっきまでの強気な彼女はいなくって...
今はただ俯いて、涙目...

「そんなんじゃないよ。」

そっと彼女を後ろから抱きしめる...
石鹸のいい匂いがする...
髪を上の方で結わいでるから、うなじが...
うちはそそられるままソコにキスをして、吸い付いた...

609YUNA:2004/10/24(日) 12:21

・・・・
・・・・
・・・・

「....はぁっ...ひとみちゃん..大好き。」

コトも終えて...
中途半端に裸な梨華ちゃんは...
正面からうちに抱き付いた...

「...うちも好きだよ。」

彼女をギュッと抱きしめて、そのまま後ろに倒れた...

「....ねぇ??」
「ん〜??」
「...ずっと、傍に居てくれる??」
「当たり前じゃん。」

彼女の前髪をそっとすく...

「....ホントに??」
「ホントだよ。」

梨華ちゃんは嬉しそうにニコっと微笑った。

610YUNA:2004/10/24(日) 12:22

「ねぇ、梨華ちゃん??」
「なぁ〜に??」
「...うちと居て、幸せ??」
「うん、幸せだよっっっ♪♪♪」
「そっか。」
「どしたの??」

少し不安そうに、彼女はうちをまっすぐに見た...

「なんでもないよぉ〜
たださっ、うちはこれからも梨華ちゃんの事大事にするから。
梨華ちゃんの幸せが、1つも欠けない様に...」

そっと彼女に口付けて、もう1度抱きしめた...

うちの腕の中で涙を流す彼女は...
誰よりも愛しくて...
もぉ彼女じゃなきゃ駄目なんだって...
何度も②、思い返した...


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

611YUNA:2004/10/24(日) 12:22



昨日の夜は、結局何もなかったらしい...
なんか、ごっちんが部屋に入った途端...
コテって寝ちゃったって...(笑
なんつぅ〜か、ごっちんらしい...


「....なんか、俺自信ねぇよ。」

かなりらしくない事言ってるこの人...
いつもなら、自信過剰すぎんのに...

「何、らしくない事言ってんのっ!?
俺が振り向かせてやる、くらいの勢い見せろよぉ〜!!!」
「...はぁ、無理だから。」
「なんだよっっっ!?
紗耶香が幸せにしてやれなきゃ、誰にできんだよ。」

うちは思いっきり、紗耶香の頭を小突いてやった。

「もっと、自信持てよ。」

紗耶香の頭をグシャ②にしてやる。
いつものお返しだ。

なぁ、紗耶香...??
ちゃんと分かってっから...
人前だったりすると、結構軽い奴演じてんの...
好きじゃない子には、ちょっと酷ぇ奴なのかもしんない...
だけど...
本当は、誰よりも純粋な奴だって...
だってこんなにも、ごっちんの事想って悩んでる...
それは誰よりも、大事にしたいと思ってるからなんだろ...??

612YUNA:2004/10/24(日) 12:23

もっと自信持てよ...
ごっちん見れば分かるじゃん...
紗耶香の事、好いてくれてるよ...

「...........ありがとな。」

紗耶香はボソ②っと言うと...
ごっちんの元へと走って行った...

頑張れよ...
もし駄目だったとしても...
うちがずっと、傍に居てやっから...

・・・・
・・・・
・・・・

「疲れたぁ〜!!!」

旅館に戻って、畳の上で大の字に寝転がる。
脚、超〜痛ぇんだけど...
久しぶりに歩き過ぎた...

「もぉ、ひとみちゃんったらぁ〜」

と言って、うちの横に腰を下ろした...
TVを見ながら、ただ②時間だけが過ぎて行く...
そんな中、うちはウト②...

「膝、貸してあげよっか??」
「.....ぅん。」

613YUNA:2004/10/24(日) 12:23

うちは寝たまま体を移動させて...
梨華ちゃんの細い膝に頭を乗せた...
はぁ、超〜気持ちぃ...

「...ひとみちゃん、可愛ぃ。」

そっとうちの前髪を撫でながら、梨華ちゃんは微笑んだ...
うちの胸が大きく鼓動をうつ...

彼女の事が、好きで②しょうがない自分...
こぉなっちゃったら、どぉしよぉもない...
大丈夫か、うち...
梨華ちゃんに、こんなに依存して...

「.....好き。」

彼女のその言葉に...
うちは腕を伸ばして...
少しだけ赤くなってる頬を、そっと撫でた...

「....梨華ちゃん、キスして。」
「.........ぅん。」

彼女の顔が近付いてくる...
うちはそっと目を閉じた...

614YUNA:2004/10/24(日) 12:23

「.......もっと、ιょっか??」
「....ぅん。」

うちは体を起こして、彼女にキスを繰り返した...
その時ふと思う...
ちと、シすぎじゃないかっっっ...!?
Hのマンネリだけは避けたい...
うちは今で、もぉ充分過ぎんだけどさぁ...
梨華ちゃんが満足してくれなくなったら...(↓

「...どし..たの??」

梨華ちゃんは、トロンとした目でうちを見た...

「...いやっ、ちょっとシ過ぎかなぁなんて??...あははっ........」
「....じゃ..ャめょ??」
「えっ...」
「.....だって、ひとみちゃんが飽きちゃったらヤダもん。」

と言って、梨華ちゃんは涙目になって俯いた。

「.....それ..逆だよ。」
「...どぉして??」
「....梨華ちゃんが満足してくれなくなったら..うち.........」
「...充分..過ぎるのに。」

615YUNA:2004/10/24(日) 12:24

梨華ちゃんは顔を真っ赤にしてる...

「.....スゴク..気持ちぃょ..........??」

と言って、うちの腕の中に顔を埋めた...
こんなにも、うちの胸をくすぐる人は初めてだ...
やるせない気持ちが、胸に充満して...
うちは彼女をそっと押し倒した...

「....我慢..できなぃ............」
「......ぃぃ..ょ...??」

今以上、彼女に依存をすれば...
もし彼女がうちの前から居なくなってしまった時...
うちは、どぉなってしまうんだろぉ...

「.....はぁっ、ぁん、好きぃっ..............」

だけど、距離なんて置きたくない...
これでいいのかな...??
これで、いいんだよね...??

愛してるよ、梨華ちゃん...

616YUNA:2004/10/24(日) 12:24




*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*

617YUNA:2004/10/24(日) 12:25
《5年後...》

気付けばうちも、もう22歳...
あれから、いろ②あった...

紗耶香とごっちんは...
温泉行ったアノ日から、今でも上手くやってる...

こんなに誰かを純粋に好きで居る紗耶香を...
うちは初めて見た...

だからこれからも...
うちはそんな紗耶香の背中を支えてやりたい...

618YUNA:2004/10/24(日) 12:25
店の方は、今も変わらず...

明るい笑顔で、元気付けてくれる矢口さんが居て...
いつも優しくて、陰ながら支えてくれる中澤さんも居る...

マサオさんは、店の主任になって...
うちは、マネージャーとして頑張ってる...

紗耶香は、去年店をヤメて...
ごっちんの実家の居酒屋で、見習として頑張ってる...

梨華ちゃんはぁ、高校を卒業した後美大へ...

柴ちゃんはぁ、マサオさんの専業主婦として毎日忙しいらしい...

619YUNA:2004/10/24(日) 12:25
みんな、それぞれの道を歩き出した...

だけど今でも、週に1度...

みんなで集まって、お酒を飲んだり遊びに行ったりしてる...

620YUNA:2004/10/24(日) 12:25
そして、うちと梨華ちゃん...

逢える時間は、昔と比べたら確実に減っていた...

それでも、少しでも一緒に居られる時間が幸せだって事に...

お互いやっと、気付いたから...

だから、毎日笑顔で居られるんだ...

621YUNA:2004/10/24(日) 12:26
ねぇ、梨華ちゃん...??

いつか、結婚しよっか...??


うち後悔なんかしないよ...

梨華ちゃんが、ばぁちゃんになっても...

隣りで笑ってるのは、うちでありたい...

622YUNA:2004/10/24(日) 12:26
1度きりの人生だもんね...

やっぱ、後悔だけはしたくないじゃん...


初めて、誰かに心から愛されて...

気付いた事はたくさんあった...

623YUNA:2004/10/24(日) 12:26


梨華ちゃんがくれた愛...

今でも大事に、うちの胸の中に存在してる...





THE END...

624YUNA:2004/10/24(日) 12:37
完結です。
っていうか、もう本当にごめんなさぃ!!!
やっと、実家から送られてきました。
本当に、遅くなってごめんなさぃ。

>レオナさん
かなり遅くなってしまいましたが、一応完結です。
駄文を読んでいただいて、ありがとうございました。

>おおよどさん
初めまして。
オイラの小説を好きと言ってくれるんですか!?(号泣
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。

>604の無し(0´〜`0)さん
待っていただいて、ありがとうございます。
やっとやっと完結しました。
これからもちょこちょこきますので、よろしくお願いします。

>管理人様
やっと完結いたしました。
長い間の放置、ごめんなさぃ。
次は、いしよしと他のカプの小説をと考えています。
新しいスレをたてさせていただきたいのですが...
お返事のほう待っております。


みなさん、最後までありがとうございました!!!

625大淀:2004/10/24(日) 22:10
完結おめでとうございます。
ホント、よかったっす。
YUNAさんの小説、ほんま甘くって、大好きです。
梨華ちゃんかぁいいし・・・!
よっすぃーがメロメロなのも、頷ける。うんうん。
次回のいしよしも期待しております。

626レオナ:2004/10/25(月) 21:02
完結お疲れ様でした。
最後までよんでほんとよかったです。
テスト期間中なんでかなりの、癒しになりました。
次回作も、がんばってください。

627YUNA:2004/10/28(木) 14:18



最近、アイツの様子が明らかにおかしい...
アタシ、完璧に無視られてます...??

真琴と仲良くするのはいいょ...??
ののとか、あいぼんとかと仲良くするのも全然いいょ...??

だけどさぁ...
どぉして、アタシは放置なのよぉ〜!?

628YUNA:2004/10/28(木) 14:21



『アナタの体温...』
=========

629YUNA:2004/10/28(木) 14:21
今日も、娘。の楽屋はうるさぁ〜い!!!
アタシのイライラは頂点に達していた。

真里ちゃんには...
“石川、もしかして今生理??”なんて聞かれて...
おまけに、“もしかして欲求不満!?”なんてまで言われて...

全然、そんなんじゃないもん...
ただただ、アイツが...
アタシの事見てくれないから...

アタシ、嫌われちゃったのかなぁ...

・・・・
・・・・
・・・・

630YUNA:2004/10/28(木) 14:21

「ちょぉ〜っと、待ったぁ!!!」

と、親友に缶チュウハイを取り上げられた。

「梨華ちゃ〜ん、飲み過ぎぃ。」
「いいのぉ、ほっといてよぉ〜」
「お酒ばっか飲んでると、ブクブク太っちゃうぞぉ??」
「いいもん、見ててもらいたい人は見てくれないし...」
「何、イジけてるのょ??
昔の、ネガティブ梨華ちゃんになってる。」
「...ぶぅ。」

柴ちゃんだけは知ってる...
アタシとアイツの本当の関係...
メンバーは、友達以上だって事は知ってる...
でもまさかキスしたり、エッチな事までしてる仲だとは思ってないだろう...
真里ちゃんは、気付いてはいるみたいだけど...
何も言ってこない...
言われたところで、別れる気なんてないって...
真里ちゃんは分かってるのかもしれない...
それとなく、注意はよくされるけど...

631YUNA:2004/10/28(木) 14:21

「ねぇ、梨華ちゃん??」
「なによぉ。」
「よしこんトコ、行って来なよ。」

柴ちゃんはアタシの隣に座って言った...

「行ったって、うざそうな顔されるだけだもん。」
「よしこって、そういう奴じゃん。」
「...そぉだけどぉ...........」
「会って話さなきゃ、なぁんも始まらないょ??」

柴ちゃんはいつも...
どぉでもいい、アタシの悩みとか...
自分の事みたいに一緒に悩んでくれて...
愚痴だって、嫌な顔しないで聞いてくれて...
アタシなんか、全然気が利かない友達...
もしかしたら、アイツにもそぉなのかもしれなぃ...
話ばっかいつも聞いてもらって...
アタシ、アイツの愚痴とか弱音とか聞いてあげた事ないや...
もぉ、何年もずっと一緒のいるのに...
今になって気付くなんて...
アタシ、アイツの恋人失格じゃん...

632YUNA:2004/10/28(木) 14:22

・・・・
・・・・
・・・・

あれから、強制的に部屋を追い出され...
しょうがなく、ホントにしょうがなくだょ!?
なんの連絡もせずに、アイツの家へ向かった...
家に居ないかもしれないのに...
けど、居るってなんとなくだけど思ったんだ...

お父さんとお母さん、まだ起きてるょね...
っていうか、アタシお酒臭いかも...
持ってたガムを、2粒口に放り込む...

『ピンポーン...』

633YUNA:2004/10/28(木) 14:22

慣れないなぁ...
待ってるこの時間、いつも胸が痛ぃ...

「あいよぉ〜」

と、ドアを開けたのは...

「りっ、梨華っっっ!?」

眼を丸くした、ジャージ姿のアイツ...
ダッサイ格好なのに...
頭ボサボサで、かっこ悪いのに...
なんでだろ、胸がどんどん苦しくなって涙まで溢れて...

「....ゃっぱ、帰る。」

634YUNA:2004/10/28(木) 14:22

アイツに背を向けて、駅に向かって走った...
こんなはずじゃなかった...
ガツンって、言ってやるはずだった...
なのに、なのに...

「何、泣いてんだょ。」

手首を掴まれて、気付いたらアイツの腕の中に居て...

「....ひと、みぃ..........」
「ん〜??」
「...好きぃ。」
「うちだって好きだょ??」
「.....ねぇ??」
「ん〜??」
「...今すぐ、愛して。」
「こっ、ココでかっ!?」
「.....どこでも、ぃぃ。」
「ラブホにでも行くか??w」
「....ぅん。」
「じょっ、冗談だょ、撮られたらどぉすんだょ。」

635YUNA:2004/10/28(木) 14:22

自分から言ったくせに、顔赤くしてるし...

「......どこでもぃぃ、ひとみに早く触って欲しい。」

こんな風に、エッチをおねだりするのは...
いっつもアタシで...
アイツから、しかけてくるなんて事もなくって...
だけど、今日のひとみは少し...
ん〜ん、かなり強引だった...

636YUNA:2004/10/28(木) 14:22

部屋に入った途端、思いっきりベッドに押し倒されて...

「....ャダッ、すけべ。」
「好きなくせに、そういう事言うのか??」
「...馬、鹿。」
「めちゃくちゃにされたいくせに。」
「......ぅん、ιて。」
「しらねぇぞ??」
「...ひとみの好きなようにして。」

637YUNA:2004/10/28(木) 14:23

全部、あげるから...
お願ぃ、離さないで...


******

638YUNA:2004/10/28(木) 14:23


「......馬鹿だなぁ。」

Hの間、ずっと泣いてたアタシを...
ギュッと抱きしめて、ひとみは言った...

「別にシカトしてた訳じゃねぇってばょ。
お前が最近、あゆみんと居る事が多いんじゃんか。
うち的にはさ、お前に友達も大事にしてもらいたいんだ。
たまにこうして、お前とまったりできたらうちはいいから。」
「...ャダもん!!!」
「ん??」
「.....アタシは、毎日ひとみと一緒に居たいもん。」
「毎日仕事で会ってんじゃんか。」
「...会えなく、なるじゃなぃ..........」

639YUNA:2004/10/28(木) 14:23


「......馬鹿だなぁ。」

Hの間、ずっと泣いてたアタシを...
ギュッと抱きしめて、ひとみは言った...

「別にシカトしてた訳じゃねぇってばょ。
お前が最近、あゆみんと居る事が多いんじゃんか。
うち的にはさ、お前に友達も大事にしてもらいたいんだ。
たまにこうして、お前とまったりできたらうちはいいから。」
「...ャダもん!!!」
「ん??」
「.....アタシは、毎日ひとみと一緒に居たいもん。」
「毎日仕事で会ってんじゃんか。」
「...会えなく、なるじゃなぃ..........」

640YUNA:2004/10/28(木) 14:23

もうすぐ...
後半年で、毎日会えなくなるじゃなぃ...

「それは、しょんないじゃんょ。
お前はお前の道行くんだから。」
「...そぉだけどぉ........」
「梨華が卒業しても...
この関係が変わらない自信、うちにはあるょ。」
「.....ひとみ。」

641YUNA:2004/10/28(木) 14:24
「今更、他の誰かなんて要らないんだょ。
この先何があっても、お前が居てくれたらそれでぃぃ。
周りに認められなくてもいいんだ。
お前がずっと変わらず愛してくれるなら、絶対ぇ幸せにするし。」
「....ぅん。」
「梨華と幸せになりたぃんだ。」
「...ぅん!!!」

642YUNA:2004/10/28(木) 14:24

幸せなんて...
一緒に居れば当たり前に感じてて...
すっかり忘れてた気がする...

643YUNA:2004/10/28(木) 14:24

アタシは...
アナタがこうして側に居てくれるだけで幸せ...
アナタの体温をこうして感じてられるだけで幸せ...

644YUNA:2004/10/28(木) 14:24

そう、再確認した...

あんな事言われちゃったら...
アタシ死んでも、ひとみの事愛し続けちゃうょ...??

645YUNA:2004/10/28(木) 14:24
アナタだけじゃなぃ...

だって...

アタシもね...

ひとみと幸せになりたぃょ...??

646YUNA:2004/10/28(木) 14:25






〜END〜

647YUNA:2004/10/28(木) 14:34
短編です。
いやぁ、ホントいしよしはいいっすねぇ♪(爆
書いてて楽しぃ♪

>大淀さん
ありがとうございますぅ〜!!!(号泣
HP覗かせていただきましたょ♪
ハマっちゃってます。(爆

>レオナさん
遅れてごめんなさぁ〜い!!!
そして、待っていただいてありがとうございました!!!
これからも、ちょこちょこ書いていきたいと思ってるんで
これからもよろしくお願いします!!!
テスト期間中ですかっ!?頑張ってくださぃねぇ〜!!!!!

えっとですねぇ、吉柴・あやみきなどなど...
他のカプものせたいと思ってるんですが、いいですか??
リクとかもあったら、受付てまぁす♪
相変わらず、ヘボいですが。(爆

648名無し(0´〜`0):2004/10/28(木) 21:18
みきよしがいいな・・・

649名無し(0´〜`0):2004/10/28(木) 21:58
↑直球だなオイw

いやぁ〜いしよしいいっす。
おねだり梨華ちゃんムハーw

650YUNA:2004/11/02(火) 12:07


よっちゃんさんは...
美貴のカッコ可愛い親友であり...
美貴がマネージャーをしてるフットサル部のエースであり...

そしてそして、美貴の憧れの人で...

あの日、美貴めがけて飛んで来たボールで怪我をした時...
誰よりも早く駆け寄ってくれて...
あんな真剣な顔で...
あんな風に優しく抱きかかえたりするから、美貴...
よっちゃんさんの事一人占めしたくなっちゃったじゃん...

よっちゃんさんはズルぃ...
美貴の気持ち知ってて、束縛して優しくするから...

651YUNA:2004/11/02(火) 12:07


『restriction〜束縛〜』
===========

652YUNA:2004/11/02(火) 12:07
「ごめんごめん、待った??」

部活が終わって...
熱心なよっちゃんさんはいつも残って練習...

美貴、なんで待ってんだろ...??
なんて寒い中、たまにふと思っちゃうんだけど...
本当は分かってる...
美貴がよっちゃんさんと帰りたいから...

653YUNA:2004/11/02(火) 12:07
よっちゃんさんは、それを分かってる...
だから約束なんかしなくても、美貴が待ってる事知ってる...
黙って帰ったら、よっちゃんさん怒るかなぁ...??

「寒かっただろ??」

そう言って、美貴の手をそっと握って...
隣りでニッコリ微笑った...
この笑顔が、美貴を束縛する...

654YUNA:2004/11/02(火) 12:08
「....ねぇ、ょっちゃんさん??」
「ん〜??」
「...美貴達、親友だょね??」
「だろ??w」
「親友なら、親友の話ちゃんと聞いてくれるょね??」
「なんか、どっかで聞いた事あるようなセリフだな。w」
「...もぉ、真剣に聞いてょ!!!」
「はぃはぃ、でどした??」
「.......ょっちゃんさんは、美貴の事どう思ってる??」
「どうって??」
「....ょっちゃんさはズルぃょ、分かってて聞くから。」

655YUNA:2004/11/02(火) 12:08
繋いでた手を少し乱暴に解いて、立ち止まって...
見上げれば、街灯に照らされたよっちゃんさんの困り顔...
キュッと結ばれた唇に、美貴は背伸びをしてキスをした...

「...こんなに、好きなのに。」

人前で泣くなんて、ありえないのに...
美貴今なんで、こんな奴の為に泣いてるんだろ...??
こんな奴の為なのに、なんで止まらないんだろ...??

656YUNA:2004/11/02(火) 12:08
「美貴...」

そっと美貴のほっぺたを包む大きな手...

「....それは、こっちのセリフだょ。」

そっと、よっちゃんさんの腕の中に引き寄せられて...

657YUNA:2004/11/02(火) 12:08
「...うちの気持ち、知っててそういう事すんだもんさ。」

よっちゃんさんの腕の中はスゴク温かくて...
ドキドキが止まらなくて...

「.....好きだょ。」

658YUNA:2004/11/02(火) 12:09
普段素直じゃない美貴も...

素直に嬉しくて、素直に好きだと感じてる...

659YUNA:2004/11/02(火) 12:09
美貴は基本的に...

束縛するのもされるのも、大嫌い...

だけど、よっちゃんさんになら...

美貴は逆に嬉しいょ...??

660YUNA:2004/11/02(火) 12:09
いつまでも、その笑顔に束縛されてたぃょ...

ねぇ、よっちゃんさん...

661YUNA:2004/11/02(火) 12:09





〜THE END〜

662YUNA:2004/11/02(火) 12:13
648の名無し(0´〜`0)さんのリクの、みきよしでした。
う〜ん、うまく書けたんだろうか...
自分は“よっちゃんさん”って響きが、大好きです♪w

>648の名無し(0´〜`0)さん
リクありがとうございました。
なんか、微妙でごめんなさぃ。(苦笑
修行しまぁ〜す!!!


>649の名無し(0´〜`0)さん
レスありがとうございます。
いしよしは、やっぱいいですよねぇ♪
2人が一緒に居ると、癒されます。w

663648:2004/11/02(火) 12:42
直球なリクにお答え頂いてありがとうございました!

いいですね〜マネージャーとエースっていう設定(>_<)
かなり萌えました(*´Д`)ポワワ
自分も“よっちゃんさん”って響き大好きです
初め美貴様の“よっちゃんさん”発言にはビックリ
しましたが、今ではすっかり定着しましたね。

ありがとうございましたww

664YUNA:2004/11/03(水) 15:38



『変わらないモノ...』
==========



久しぶりのオフ...
平日の昼下がりはやけに静かで...
人気のない公園を選んで...
色あせたベンチに座って、肩寄せ合って...

665YUNA:2004/11/03(水) 15:38

うちの隣りには、笑顔の君が居て...
それとなく繋がれた手から、温かい鼓動が伝わってきて...

残り後、半年...

残りの半年、どう過ごそうか...??
こうして、まったり過ごすのもいいょね...
少し遠出して、君と思い出作りに行くのも悪くなぃ...

666YUNA:2004/11/03(水) 15:38

100%、今うちの隣りに君の笑顔があるから...
どんなに離れても、きっと平気だょ...
次会った時の笑顔は、きっと今の100倍になるから...

辛い時は、いつでもおいで...
君が涙流す場所は、いつもココにあるから...

667YUNA:2004/11/03(水) 15:39

「梨華ちゃん??」
「ん〜??」
「呼んだだけ。」
「何ょ、それぇ〜w」

うちの肩をそっと押す、華奢な小さな手...
そっと掴んで、引き寄せて...

「....好き、だ。」
「ふふっ、アタシも好き。」

668YUNA:2004/11/03(水) 15:39

たまにどころか、全然口にしない言葉...
あえて、君も何も言わない...

“慣れちゃったら、ヤダもん...”
付き合いだした当初、俯いた君は言ったっけ...

669YUNA:2004/11/03(水) 15:39

4年経った今でも、ドキドキするのは...
なんでだろね...??
今でも、君のしぐさ1つ1つに胸を締め付けられて...
その度、苦しいくらい好きなんだって感じる...

670YUNA:2004/11/03(水) 15:39

君が卒業したら...
また新しいスタートラインに立とう...
うちらは、まだまだこれからだから...

これからも、手を繋いで...
ゆっくり前に進んで行こ...??

671YUNA:2004/11/03(水) 15:39


いつまでも...

いつまでも変わらず...

梨華ちゃんの笑顔が、うちの隣りにありますように...

672YUNA:2004/11/03(水) 15:40






〜END〜

673YUNA:2004/11/03(水) 15:45
短編です。
めちゃくちゃ、短いです。w
ふと思いついて、書いちゃいました...
うまく、よしこの心情を書けてるかどうか微妙ですが...
きっとこうなんじゃないかと...
よしこも、来年20歳なんですねぇ...

>648さん
レスありがとうございます!
あんな感じで良かったですかね??
よしこに気を許してる、ふじもっつぁんが好きなんです。
また、リクあったら教えてくださいねぇ♪

674レオナ:2004/11/03(水) 19:51
更新お疲れ様です。
試験疲れかなり、癒されました。
休みはさんで、連続の試験だったもんで。
やっぱ、『いしよし』はよいですよ。『みきよし』もすきですけどね〜。
これからも、期待してます。


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