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気ままに短編集!!(何でもあり)

875楽屋話2〜逃すと魚は大きいぞ!〜:2005/11/07(月) 21:35:13
「そうだ、吉澤さん!お話があります」
思い出した。関わり合いたくないリーダーに寄ってきた理由があったんだ。

「顔がコワイよ、亀ちゃん。アイドルの顔じゃないよ」
「うるさいっ!石川さん、どうにかしてください」
「ど、どうにか?」
「亀井ちゃん急にテンション上げすぎ」

「写真集ですよ!」
「あ〜もうすぐだよねぇ、よしざーさん楽しみなんだぁ」
ニタニタ締まりなく表情を崩す。
キショイです、吉澤さんの頭の中の展開がキショイです。

「よっちゃんさんは、恋人の写真集に何を期待してるの」
「印刷物の新鮮みは捨てがたいでしょ」
「キショイから」
「あのね、全部知っている恋人だからこその楽しみ方もあるわけ、醍醐味?」
だから吉澤さん、普通にキショイ。

876楽屋話2〜逃すと魚は大きいぞ!〜:2005/11/07(月) 21:35:46
「もう!なんでサユと何ですか?絶対エリの方が似合ってるんです。
黒さを武器にしゃしゃり出られると迷惑なんです」
「武器って」
「うん、亀井ちゃんその語法は間違ってそうだよ」

「イヤじゃないんですか、吉澤さんは」
「梨華ちゃんと一緒じゃないのが?」
「そうですよ」

「いんにゃ、慣れた。うちの事務所はあたし達を並ばせる気はない」
「亀井ちゃん、想像して。よっちゃんさんと梨華ちゃん。
簡単に想像できるでしょ。絡んだら微笑ましくもシャレにもなんない絵が」

「もう!もう!そっちはどうでもいいんです、サユとエリが…エリが…」
「あーでもそれだと6期括りなんでないの」
「みきは入れないけどね」
「浮くしね」
藤本さんがどつく。ツッコミに見えないときは不必要な笑顔で乗り切ろう。

877楽屋話2〜逃すと魚は大きいぞ!〜:2005/11/07(月) 21:36:28
「みきとしてはデフの方が気になるけど」
どうしよ、パンドラの箱をエリは開けてしまったのでしょうか。

「纏まりとして、グループとして亀井ちゃんどう思う?」
「えっエリですか。……良くないとも………」

「纏まりはないでしょ」
「でしょ!?よっちゃんさんもそう思うでしょ」
「年末恒例行事になっちゃうのかね」
「ね〜もうみきが一肌脱ぐしかないよね」

大人の話の邪魔はしちゃいけないよね。
そうだよね、エリはこの場を離れよう、そうしよう。

「この際亜弥ちゃんには悪いけど、85年とかでいけると思うんだけどな」
あの、安部さんは?安部さんはいいんですか。
「俄然強めだね」
お願い、今はエリに振らないで。

878楽屋話2〜逃すと魚は大きいぞ!〜:2005/11/07(月) 21:36:52
「よっちゃんさん意味分かんない、亀井ちゃん決めゼリフ取られるよ」
「いいじゃん、いいじゃん、リーダーだって言ってみたかったの」
腕を捕らわれ、浮きかけていた腰を仕方なく戻した。

「…使用料考えますね」
「リーダー特権で使わせてよ」
「ダメです」

「え〜…美貴ちゃんさん、ここでウサちゃんピースしないと」
聞こえる声で藤本さんに耳打ちするリーダー。

「カメラもないのにするわけないじゃん」
藤本さんは完全拒否の姿勢を貫いた。俄然強め。

879楽屋話2〜逃すと魚は大きいぞ!〜:2005/11/07(月) 21:37:28
「そういや、重さん達はどこ行ったの?」
しかと位でへこたれていては娘。の長は務まらない。きっとそうなんだ。

「レイナと小春ちゃんと3人でコンビニ行きました」
「一緒に行かなかったんだ」
「ジェラシーで気が立ってるわけだ」
小憎たらしいの成人コンビ。
身近に反面教師、エリは絶対こんな大人にはならない。

「亀ちゃん、のんびりしててはいけないよ」
「なにが、ですか」
「取られっぞ」

「エリとサユは仲良しなだけですってば」
「油断してるけど30人いたら1人は重さん好きになっちゃうかもなんだぞ」
「またマイノリティ広報活動?」

880楽屋話2〜逃すと魚は大きいぞ!〜:2005/11/07(月) 21:37:55
「違います、愛の伝道師」
「そうですか。ミキ10人に1人だって世界がもし何ちゃらで見たんだけど」
「うっそ、あたしクラスに1人くらいだって教えてもらったよ」
不確かな又聞きで誑かすのはよして下さい。

「まあとにかく、危機はたくさんあるんだよ」
「危機はないから」

「まず小春ちゃんね。教育係との禁断の関係に…まさにミラクルが」
「聞いてないし。よっちゃんさん、あり得ないから」
「で、ほら田中ちゃんだってさ、好きっちゃとかなったりなんかして」
「うるさいぞ、マイノリティ」
「美貴ちゃんさんはよしざーに首っ丈だから良いとしても」
「違うから、全身全霊で違うから」
「5期だったいるし」
「そこはまとめちゃうんだ。巻き込もうとするの止めなって」

881楽屋話2〜逃すと魚は大きいぞ!〜:2005/11/07(月) 21:38:30
「だって幸せなんだもん」
忍苦の恋も成就してしまえば重荷です。惚気られるエリ達にとって。

「大事な事はだよ、誰かと同じかじゃなくって
大事な人とおいしいサンマを食べることなのだ!」
「おいしいのは食べれてないじゃん」

「冬には食べれないんだ、今を逃すな!」

輝くような男前笑顔で断言した吉澤さんに藤本さんが呆れた。

あーでもなんでかな?
吉澤さんは時々、そう奇跡的なほど時々だけど。
エリには何だかかっこよく見えて困った。

END

882名無し(0´〜`0):2005/11/07(月) 21:39:14
>>869さん
ありがとうございます。書いてみました。

883名無し(0´〜`0):2005/11/27(日) 04:01:46
続きがきてるの気づかなかったです…申し訳。
今回も面白かったです。この楽屋トークやけにリアルでw
みきよしかめの3人がそれぞれ勝手で笑えます。
また続き期待してます。


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