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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part6

62名無しリゾナント:2015/07/15(水) 00:59:18
「例えば。道歩いてたら、自動販売機がありました。喉渇いてたら、ジュース飲みたいわぁ、そう
思うやろ?」
「つまり、『喉が渇いていた』から『ジュースを買った』と。私にそういう役割を、求めているん
ですね」
「お、ええな。そういう返し。確かにお前の言う通りや。俺がこれから研究を進めてく中で、もの
すごく何かヒントをくれそうな、そんな予感がしたんやわ」

まるで論理的ではない、つんくの言葉。
しかし、裏を返せば「科学者」という枠に嵌らない人物とも言える。曲がりなりにも現在の組織の
科学面における基礎を構築した男、掴みどころの無い言葉にもそれなりの意味があるのだろうと紺
野は推測した。

「ところで。お前が研究室長っちゅうことは周りには秘密やで。『ダンデライオン』っちゅう隠
れ蓑もあることやし、しばらくはバレへんと思うけど」
「なるほど。あれは、貴方の差し金でしたか」

「ダンデライオン」。組織の上層部が結成を決定した特殊部隊。紺野の研究室長就任と、ダンデ
ライオンの入隊はセットであった。つまり、まさか組織の科学班研究室長がそんな部隊に編成さ
れるわけがない。と思わせる目論みだったのだろう。確かに降りかかる火の粉を振り払うのも億
劫な話で、持ち前の好奇心もあり了承はしていたのだが。

紺野とつんくの邂逅から、しばらくして。
つんくは、突如組織から姿を消す。そのことについて上層部からの言及すらないという、実に不
可解な話ではあったが。
紺野は、そうなるのが当然であるかのように、二代目科学部門統括に就任した。


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