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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2
1
:
名無しリゾナント
:2011/01/18(火) 17:04:23
アク禁食らって作品を上げられない人のためのスレ第2弾です。
ここに作品を上げる → このスレの中で本スレに代理投稿する人が立候補する
って感じでお願いします。
(例)
>>1-3
に作品を投稿
>>4
で作者が代理投稿の依頼
>>5
で代理投稿者が立候補
>>6
で代理投稿完了通知
立候補者が重複したら適宜調整してください。ではよろしこ。
2
:
名無し募集中。。。
:2011/01/20(木) 23:59:21
ああもう、暴走しないでよ……証明されたんだから!
身体が解放されたその時だった。目の前の出来事に怒りを通り越して悲しくなる。そしてまたすぐ怒りが沸いてくる。
えーいとにかく自由になったんだ、みんなのところに行かなきゃ!
「コラーえりぽん!ばか!はやくカメ治して!!」
走りながら叫んでいる私以外の全員の動きが五秒ほど止まった……と思う。
あの子たちは私の勝利を見せ付けられたこと、みんなは私が現れたことに驚いてるんだろう。
そう、いたんだよ私ずっと!命を賭けて証明するために。
えりぽん、ちなみに私がつけたあだ名ね、あの子は私を一瞥するとカメのところへ歩いていった。
よしそれでいい。って素直に治す気があるなら最初から攻撃しないでよねー。
「にーがきさぁーん!」
「うおっ、小春!」
いきなり飛びついてくるんだからーもー。このキンキン声も懐かしいよ。
あはは……はあ。疲れたなー。やっと帰れる。
リゾナントでお茶したい。
ゆっくり眠りたい。
みんなの元へ
「こは
「小春もういい、こっち来るっちゃ」
田中っち? ………… みんな?
3
:
名無し募集中。。。
:2011/01/21(金) 00:00:18
訝しがるような、あるいは睨んでいるような。はっきりと嫌悪を向ける顔もあった。
あっ……そうか……なんで気付かなかったんだろう。精神を読まずとも解る。
えりぽんに声をかけるタイミングを間違えたんだ。えりぽんがそれを誘ったというのもあるけど、まんまと引っかかった私も悪い。
また左脚が言うこときかなくなっちゃった……。
「はぁーい」
いつもと変わらない返事で私から離れる小春。
右手がぼんやり光ってる……きっと妙な動きを見せたら即感電させられたんだろうな。
ああなに私冷静になってるんだ。いや、冷静であれ。里沙。
「みんな」
声が震える心音が早まる冷や汗が出る今の私はどうみられてる?まだ間に合う?きっとグレーから
「裏切り者!なに亀井さんにしとんねん!」
黒に
「光井、落ち着いて」
「こっちは散々心配したんやで!泣いて、傷ついて……意味わからへん!指示したんやろ!仲もいんやろなぁあだ名で呼んで!」
冷静であれ 冷静で
「ちょちょちょおっと、今から説明するから、ね」
「うっさいわ!もうわかってるんや!探しに来たん、やで、なのに、こんな小さい子たち、使うてまで」
新垣さん……卑怯や……って言ったかなぁ。涙声になっててよく聞こえないよ。
あ、右脚はもう駄目だ。頭が真っ白になりそうなるのを必死で耐える。こんなはずじゃない。まだ望みは捨てられない。
4
:
名無し募集中。。。
:2011/01/21(金) 00:01:07
「新垣サン見損ないマシタ」
「攻撃されテモ信じてタノニ……」
ジュンジュン、リンリン。両肩の自由がなくなった。
「本当に、待ってみんな、私に話もさせてくれないの?」
「聞かなくても解るけん。れーなたちが来るの知って待ってたんやろ?もう子分おるんね、まとめてかかって来いっちゃれーな手加減せんよ」
股関節が。
「絵里は落ち着いたみたいだけど……まだ目覚めないの。ジュンジュンとリンリン、絵里にまでヒドい目に遭わせるなんて……。
いくらガキさんでも問答無用、さゆみは許しません」
左腕が。
私の身体はもうほとんどが動かない。ずっと立ちすくんでいるからみんなは気付いてないけれど。それに言えない。これは『縛り』。
自由がきくのは右腕と首から上だけになってしまった。まだ声が出せるのが救いだ。
そう。諦めちゃだめだ里沙。私は証明しなければならない。
「愛ちゃん……お願い聞いて……」
愛ちゃんは、話聞いてくれるよね?愛ちゃん。愛ちゃんってば黙ってないで応えてよ。
心にも問いかけるのに、それを受け止めてくれない。愛ちゃんの心の中に投げ込まれたまま反響せず放置されている。
つまり拒否、だ。あ、あ、あああああああ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
5
:
名無し募集中。。。
:2011/01/21(金) 00:02:08
「あんたか!!」
「きゃっ」
首だけ左に動かすと、瞬間移動をした愛ちゃんがフクちゃんを羽交い絞めにしていた。
「なんかピンみたいなの投げてたな。僅かな動作だったからなかなか解らなかったけど、それでガキさんの動きを奪ったんやろ?」
「くるし……」
「苦しいのはガキさんだ!ずっとここに閉じ込めて!!今この瞬間も!!遊ぶのもいい加減にしろ!!」
「……ご、めっ……」
筋繊維に刺さった針の気配が消えた。
無理矢理封じ込まれていた反動なのか、解放されると身体がふわりと浮き上がってるんじゃないかと思った。
膝が、ふにゃふにゃする、転ぶっ、…………いぃった尾てい骨打ったよーーー。
ぬっと大きい手が目の前に出てきた。
「ガキさん。立てるか?」
「愛ちゃん……」
ぎゅっと掴んで起き上がり、そのまま抱きしめる。温かい。
あー、愛ちゃん。愛ちゃん。愛ちゃぁん。うううう。視界がぼやけるよう。
はははってなによ笑わないでよ。鼻水出てる?しょーがないでしょー泣くとセットで出るでしょおー!
別に愛ちゃんだから、とかじゃない。誰一人聞く耳を持たない状況で、一人でもわかってくれたことが嬉しいから。
そしてこの結果はあの子たち四人にとって逃れられない証明になるんだ。
私がすでに得ている信頼を投げ捨てて、証明したかったこと。探しに来てくれる“仲間”が存在する。疑念を超える“絆”が存在する。それは生きる希望となる。
わかって、くれたかなぁ…………?
6
:
名無し募集中。。。
:2011/01/21(金) 00:05:16
>>2-5
『Lost children 中編』
スレ51話目に投下した『Lost children 前編』の続編です
荒削りですがお許しを。。。
アク禁のためこちらに投稿させて頂きました。
どなたかお気づきの方、よろしくお願い致します。
7
:
名無しリゾナント
:2011/01/21(金) 17:42:58
今から代理投稿に行ってきます!
8
:
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 10:49:53
>>7
遅くなりすみません代理投稿ありがとうございます!
9
:
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 15:27:54
「ちょっときみたち?動物いじめちゃだめじゃない」
驚いた。
今のご時世、赤の他人に忠告してくる大人がいるなんて。
無視したら「ちょっとちょっとー」と食い下がってくる。うざい。
「ハァ……いじめてなんかないし。遊んでるの。これ私のだもん」
何したっていいじゃん。生まれたときからいつも一緒にいる相棒。どうせ私から離れられないんだから。
「だったらなおらさ大事にしなよ……泣いてるよ?」
この人、動物愛護団体かなんかなの?はー、めんどくさいやつにつかまったなぁ。
なんにも知らないくせに出しゃばる大人は大嫌い。まぁ……この子たちも信用してるわけじゃないけど。
「さやしりほちゃん」
え?
「すずきかのんちゃん。いくたえりなちゃん。ふくむらみずきちゃん。ちなみに私は新垣里沙ですヨロシク」
みんなの名前も次々と当てていく。私の口もぽかーんと開いてたんだろうな、四人揃って同じ顔してる。
当然、こんなうざい大人の名前は知らないし会ったこともなかった。
そして次の言葉には驚きというより恐怖を感じた。私は思わず相棒を抱きしめてしまった。
10
:
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 15:28:40
「私もきみたちと同じで……力を持ってる。心を読めるんだ。驚かせてごめんね。
きみたちからさー、こんなこというのもあれだけど、なんていうか絶望感が出てる。
いっぱいいっぱい傷ついて、何も信じられなくなってるんでしょ。私もそうだったから……。
でも本当は寂しいんだよね。全員今にも泣き出しそうだよ?この子みたいに」
相棒を見ると、いつもと変わらずどこか遠い目をしていた。その目で、この人の正体を映し出してよ。
「いきなりごめんね。謝ってばっかだね。でも、あんまり悲観しないでほしい。
私も見つけられたから、きみたちも信じられるものと出逢えるといいね。
あ、そうだ、よかったらここ来なよ!えーと……あった、ハイこれ。私の理解者が集う喫茶店」
わかった。この人の正体は……偽善者だ。
心を読めるのは本当で、境遇を理解しているのもわかる。でもみんながみんな自分みたいに救われると思ってるんだ。
名刺のような紙……地図が描いてある。それを差し出された手ごと払いのける。
「証明して」
「へ?」
「あんたの“信じられるもの”を、証明して」
「じゃあ今からみんなで行く?私の信じられる仲間たち、紹介しようか」
「だめ。イチから。ううんもっと、ゼロからじゃなきゃ証明されない。証明できたら喫茶店、行ってもいいよ」
「ふーん……もしできなかったら?」
「殺します」
11
:
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 15:29:18
◆
里保ちゃーん、どうしちゃったの?
私は今のやりとり、よくわからなかった。証明?殺す?
おねえさんは……ゆっくりと頷いてた。
「みんなも協力してね」
「待って里保ちゃん、よくわかんないんだけど」
「ここじゃ寒いから、あそこに戻ろう。あんたもついてきて。もう始まってるの」
あそこというのは、私の借りてきた空間。
しばらく歩くと使われていない倉庫が立ち並ぶ。
そのなかの一つの倉庫に、地下への階段と空間を持ってきて、一週間ほど前から過ごしていた。
私たちの避難場所。そして再びやり直すための、出発地点。
階段を降りながらおねえさんが話しかけてきた。
「へー。これは誰の能力?作り出したの?」
「私です。作るんじゃなくて、借りてくるの」
「かのんちゃんかー。へええーすごーい」
おねえさんはさすがって言ったらいいのか、全然驚いてなかった。
この力を知っちゃった人は気味悪がってどんどん遠ざかっていったのに……。
おねえさん自体が、私の知らない世界そのものに思えた。
12
:
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 15:29:56
「里保、説明してよ」
「珍しいね熱くなっちゃって。私もよくわかんなかったよ」
衣梨ちゃんも譜久村さんもわかってなかったんだ。ちょっと安心。
「じゃあ説明するね」
説明の間、おねえさんはただ静かに聞いていた。きっと里保ちゃんの心を読んでいて、もうわかっていたんだと思う。
このおねえさんは“信じられるもの”を命を賭けて証明することになった。
今日から三日間ここに軟禁、携帯電話も使えなくする。
三日経ったらおねえさんの仲間に連絡をし、ここに呼び出す。そのとき私たちは別の空間を借りて隠れてる。
まずここで仲間が来なかったら証明失敗。おねえさんは殺される。
仲間が来たらおねえさんは、仲間を裏切る。信頼を失わせる方法は自由。それができたらおねえさんも別空間に入れる。
ここからが『ゼロからの証明』だよ、と里保ちゃん。
また三日以内に、裏切られてもなお仲間がここに探しに来ればおねえさんの勝ち。証明できたことになる。
でも三日過ぎた時点で来なければ証明失敗。おねえさんは殺される。
「りほちゃん、私途中で逃げ出しちゃったらどうするの?」
「逃げたり証明失敗したら死ぬ呪いをかける。仲間に計画を漏らしてもあんたは死ぬ。あと、譜久村さんにも身体の自由奪ってもらうから安心して」
里保ちゃんは相棒の頭をなでなでしながらさらりと怖いことを言っている。
胃のあたりがぐっと冷えた感じがした。なんだか私のほうが逃げ出したい気分だ。本気?ねえ本気なの?
私の知らない世界は、私以外のすべてなんじゃないか?
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