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《吉総研》吉受けリレー小説「いやよだめだめ」《企画》
1
:
姫子
:2002/07/26(金) 01:12
娘。小説界隈でいろんな企画を立てるのが流行っている模様。
こりゃ乗り遅れちゃダメよダメダメ。
ちゅうことでここでも姫の独断と偏見で企画スタート。
企画名
「吉受けリレー小説」
ルール
最初は姫子が書くんで続きを書く人は「次書くよ」と書いて24時間以内に書き込む。
キリのいいところで「つづけ」と書いて終わる。
相手は誰を出してもいいけど必ず吉受け。
参加者がいなければ、単なる姫子のエロ小説になるか、何事もなかったかのようにスレごとさくっと消去。
高尚なものは求めていません(ヲイ
みんなで気軽に萌えるエロを書いてみましょう。レッツゴーカモーン!!
163
:
名無しひー誕B
:2003/07/02(水) 00:45
以上です、お目汚しでした。
164
:
名無しひー27H。
:2003/07/20(日) 08:54
�堯�
いつの間に!!
かおよし最高っす!!
続き楽しみにしてます。
せっかくの更新なのに、気づいてない人多いんじゃないですかね?
一旦ageるか、上の方のスレで更新報告した方がいいかも。
165
:
名無し藍
:2003/07/20(日) 09:47
イエー!お仕置きお仕置き〜(w
>164
確か強制sage設定だったはず(といいつつメール欄のsageは忘れない)。
なので、スレ違いかと思われたが勇気を振り絞って業務報告のとこに一応報告してみますた。
166
:
名無しひー誕B
:2003/07/21(月) 08:26
≫164、165
恐縮です、どうも有難うございます。
167
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:30
えと、読んでくださっている方もいらっしゃるようなので続きを少々。
168
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:31
慌てて手洗いの個室に飛び込み、息をつく。
蠕動はまだ止まらない。
「あぁ・・・」
一生懸命にこちらを見つめる田中の顔が浮かぶー瞬間、自分の体が疼いたことに気づいて吐き
気がする。
ケガラワシイ。
その思いとは裏腹に、体は疼きを止めない。
シタイ。
ケガラワシイ、シタイ、ケガラワシイ、シタイ、ケガラワシイ、シタイ、ケガラワシイシタイケガラワシ
イシタイケガラワシイシタイ・・・
169
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:32
思考のループを破る、カツン、カツンという靴音。
あの人だ。
個室のドアが開き、マリアの姿をしたサキュバスが姿を見せる。
壁にもたれかかり、立っているのがやっとの獲物に、冷たい視線を送り、ものも言わずにシャツの
上から胸をつかんだ。
「あぐぅ・・ぅ」
痛みを訴える声の中に、かすかに甘さを感じた飯田の顔に、はじめて笑みが浮かぶ。
月の表面に写る影のような、笑みが浮かぶ。
「よっすぃ〜。分かっているわね。」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
幼児のように謝罪の言葉を続ける吉澤の体が、ふいに軽くなる―蠕動が、止まる。
170
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:33
「まぁ、いいわ。今日は許してあげる。」
ネコ科の動物は、しばしば獲物を捕らえて殺さず弄ぶという残酷ともいえる性質を有している。
飯田は、その意味ではあきらかにネコ科だった。
反動で床に崩れ落ちた囚われの少女を見つめて、その大きな眼が細く絞られる。
―じっくりと楽しまなきゃ。
そう、壊れたおもちゃではもう遊べないのだから。
171
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:35
「もう行っていいわよ。よっすぃ〜」
床に座り込んだ吉澤を見下ろし、冷厳と飯田は言い放つ。
「どうしたの。立ちなさいよ、ほら!」
邪険に腕をつかみ、立ち上がらせる。
くたっとした力の入っていない腕。
白い肌に朱が差され、普段は強く前を見据える瞳はうるみを帯びている。
それを確認し、飯田は心中ほくそえむ。
帰すつもりなど毛頭ない、お楽しみはこれから。
172
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:36
帰れない。
蠕動は止まっても体の疼きは止まっていない。
いや、むしろ体全体に疼きが広がったような感すらある。
あの人の見えない手が、体中を這い回っている。
屈辱の思いと、疼き。理性と欲望が一瞬争い、そして
「飯田さん。シテください。」
欲望が、勝った。
173
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:37
「嫌」
さらに冷たく飯田は言う。
「カヲリじゃなくて田中なんかと話する、浮気者の相手をするほどカヲリ、心広くないの」
「そんな・・・」
母親に見捨てられた眼で、少女は女を見る。
あともう少し、もう少しで堕ちる。
「お願いします。お願いします。もう他のメンバーと話したりしません、飯田さんの言うことを何でも聞きます。だから、だから・・・・」
ほらね。
174
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:39
「じゃあさ、よっすぃ〜。自分でしなよ。」
細められた眼―盲目のクピドがもつ弓の如くひきしぼられた女の眼が、戸惑う少女の顔を映す。
「自分で・・って。」
「カヲの言うことなんでも聞いてくれるんでしょ?じゃあ、よっすぃ〜が自分でシテるところ、カヲに見せてよ。そうしたら、シテあげる。」
逡巡をみせる少女に向かい、女は言い放つ。
「どうしたの?よっすぃ〜がいやならしなくていいんだよ。カヲは帰るだけだし。」
そのままドアノブに手をかける。
「・・分かりました」
簡単なもの。快楽のためなら理性はかくもたやすく崩れるものだ。
ふ、と飯田は笑う。
175
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:41
―ぬちゃり。
下着をおろすと同時に、独特の匂いが狭い個室の中にたちこめる。
ずるり、と道具が抜き出される。
「あふぅ・・・」
それだけで、軽く昇天する。
「上も脱ぎなよ。よっすぃ〜、胸好きでしょ。」
言われるままにズボンと下着を足にかけたまま、シャツをめくり上げホックを外す。
決して豊かとはいえないが、しかし色白のかたちのよい胸が露になる。
176
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:44
飯田の思いなど知らない少女は自分自身に、指を這わせはじめた。
こり。
ぬちゃ。
どくっ、と体が跳ねる。
「あぁ!」
彼女は知らない、美しい瞳で冷たく見下ろされていることが彼女自身を一層興奮させ、快感を強めていることを。
もう止まらない。
半分白目をむきながら必死で自身をこすり上げ、撫で回す。
「あぅ!・・ひん!」
思わず知らず、上半身にも片手が伸びる。
目の前に立つ、あの人の手つきが忠実に全身の上に再現されている―それに気づいて、いない。
「くはぁ!」
牢獄に閉じ込められた人は、しばしば自らが牢獄に居ることに気づかない。
そういうものなのである。
177
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:45
狭い個室に、ただ甘い吐息と、水音のみが響く。
―もう、そろそろね。
飯田は、何を思ったか、ドアノブに手を掛け、
思いっきり引っ張った。
178
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:47
「あっ!」
すこし幼さの残る高い声とともに、もうひとり不幸な獲物が勢いあまって飛び込んできた。
一瞬、吉澤の頭に理性が戻る。
「田中・・・・!」
だが、体はそうではない。もはやその持ち主は吉澤ではない、二匹目の獲物を捕らえて喜ぶ美しきアルテミスその人が真の所有者なのだ。
呆然としながらも幼さの残る視線は目の前の先輩の狂態に吸い寄せられる。
「いやぁ!見ないで見ないで!こっち向かないで!いやぁ!」
泣き叫ぶ、その間にも、指は今朝、飯田がしたように吉澤自身の突起をつよくひねりあげる。
後輩に見られている―吉澤自身は決して認めないであろうが、その事実がより快楽を強めたことは確かだ。
「あぁ、ぐ!」
どくん。
弓のように体が反り返り、吉澤の脳内が白く染まる。
ぴしゃり。
そのまま、体液が広がるタイルの上に、体を落とした。
179
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:50
以上です。
大変申し訳ございませんが175と176の間が抜けてしまいました。
175の下に
ゴクリ。
飯田はこっそりと唾を呑み込む。
今すぐにでもこの、屈辱に耐え全身を朱で染めている羊に襲いかかりたい。
自分の中の狼がそう告げていることを、下半身の染みが気づかせる。
まだ、だめ。
そう、まだだめ。
ご馳走は後から。
今我慢すれば、おいしいデザートもついてくる。
ふ、気づかないとでも思っているのかしら―あの子。
やっぱり、いくらテレビで見ていても限界はあるわね。呼び方の違いに気づかないなんて。
と補ってくださいませ。。・゚・(ノД`)・゚・。 鬱だ氏のう
180
:
名無しひー誕B
:2003/07/25(金) 01:51
えと、もし続きを書いてくださる方がいらっしゃればよろしくお願い申し上げます。
ひとりでつづけているのもアレですので。
181
:
名無しひー11。
:2003/07/25(金) 10:40
長い間待ったかいがありました。
作者の皆さんがんばってください。
182
:
名無しひー誕B
:2003/08/18(月) 23:23
半月の空白・゚・(ノД`)・゚・。
続けての書き込み恐縮ですが、少しだけ書かせていただきたいと存じます。
もしご迷惑でしたら仰ってくださいませ。
183
:
名無しひー誕B
:2003/08/18(月) 23:53
桃色に体を染め、焦点をあわない目をした先輩から、田中は目を離すことが出来なかった。
まだ幼い体の―オンナの部分が静かに覚醒する。
そのことに、彼女は気づいていない。
気づいているのは―
「ふぅん。田中、覗きの趣味があったんだ。」
冷たく彼女を見下ろす、この人。
新しく獲物を見つけた喜びに―その瞳はきらきらと輝いている。
184
:
名無しひー誕B
:2003/08/18(月) 23:55
「違います!吉澤さんが調子が悪そうだったから、だから心配で・・!」
「心配で追いかけてきて、それで吉澤が自分でシテるところ声をひそめて聞いてたわけ?
あのね、気づいてたのよ。
カヲが吉澤のこと、二人きりのときよっすぃ〜って呼ばないこと知らなかった?
どお、観客一人だけのショー、感じた?」
覆いかぶせるように飯田は言う。冷たく、切り捨てる。
「どうなの?先輩が自分で上も下もさわってぐちょぐちょになってるところ、聞いて喜んでたんでしょう?」
いやいや、と田中は耳を塞ぎ首をふる。
185
:
名無しひー誕B
:2003/08/18(月) 23:56
「そういうのメンバーにしておくの、危ないよね〜。きっと石川とかが着替えているの見て、興奮してたんでしょう。こんど石川に言っておかなきゃ。」
自分のことを棚にあげて後輩を更に追い詰める、その言葉を聞いて田中の表情が変わる―憧れの先輩が自分を軽蔑の視線で見つめるのを想像し、手が震える。
「飯田さん!やめて・・それだけはやめて。」
「やめてください―でしょう?」
「やめてください、お願いします。」
長いパンタロンのすそに取りすがり、彼女は懇願する。
ゾクゾクする―気の強い後輩が、恥も外聞もなく自分にすがっている。
下半身のしびれに、飯田は酔っていた。
もっともっとめちゃくちゃにしたい―今放心している白い羊と、すがりつく豹を。
辱めて、堕として、壊したい。
「いいわ。」
田中の顔がパッと明るくなる。
ふ、現金なものね。
「その代わり、今夜吉澤と一緒にうちにいらっしゃい。」
悪魔が哄笑する声―それを確かに田中は、聞いた。
186
:
名無しひー誕B
:2003/08/18(月) 23:58
「行きなさい。」
ふらふらと立ち去る田中を見送る、彼女のシャツが引っ張られる。
不審そうに振り返ると、先ほどまで座り込んでいた吉澤の手。
「飯田さん・・約束です、お願いですからシテください。」
ねだる目。
上目遣い―発情した雌猫の目。
いつの間に覚えたのか、誘う手管。
そうさせたのは自分なのに、無性に腹が立った。
187
:
名無しひー誕B
:2003/08/18(月) 23:59
「なに?後輩に見られてイッちゃって、トイレの床に座り込むようなヘンタイ女の相手を―なんで私がしなきゃいけないのよ。」
シャツにすがる指を、汚いものかのようにはらいのける。
「そ―」
「あなたの相手は、これで充分よ。」
ガッ。
抗議の意を示そうとした少女の股間を、スニーカーの踵で踏みつける。
嗜虐の喜び、壊す喜び。
飯田の目の前が真っ赤に染まる。
ぐりぐりと、さらに踏みつける。
188
:
名無しひー誕B
:2003/08/19(火) 00:00
達したあとの敏感なオンナの体―苦痛と屈辱の中でも、それは快感の信号を脳へと送り続ける。
知らぬ間に、吉澤は腰を使い、達していた。
悲鳴の中に混じる甘い吐息。
彼女の全身をじっとりと湿らせる涙と涎と体液。
それは―決して断ち切れることのない鎖。
189
:
名無しひー誕B
:2003/08/19(火) 00:03
以上です。
なんだか改行とかおかしいような気がする・・気のせいと思おうそうしよう。
大丈夫きっと大丈夫大丈夫きっと自分次第。
190
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 02:55
ええと、書かせてもらいます。
191
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 02:55
田中は一人で楽屋への廊下を歩いていた。
その道のりが、やけに長く感じられたのは気のせいだろうか。
――あたし、夢見てたわけじゃないよね…。
ふらふらと歩いていたために何人かにぶつかっていた。
しかしろくに謝ることもできなかった。
頭が上手く回転していない。ついさっき見た光景。
田中は、それをまだ現実の事として認識できていなかった。
192
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 02:56
新メンの緊張をほぐそうと、何かと気をつかって和ませることの多い吉澤。
ちょっとおかしいところもあるけど、田中はそんな先輩が大好きだった。
しかし、今日はその吉澤の様子がいつもとは違ったのである。
いつもはあたしばっか励ましてもらって…あたしだって、吉澤さんの役に立ちたい。
いきなりいなくなった吉澤を、田中は心配になって追いかけた。
するとそこで目にしたのは、想像もしていなかった先輩の淫らな姿。
…ゴクン、と喉の奥が鳴った。
自らの指で、自らの秘部を掻き回し、恍惚の表情を浮かべている吉澤。
その傍らには、口元に厭らしい笑みを浮かべている飯田。
しかしその目はゾクッとするほど冷たいものだった。
193
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 02:57
あの人…ほんとに飯田さんなの?
いつも辻などといる飯田は優しいお姉さん、という感じだった。
メンバーの事も遠巻きながらに見て、リーダーとして立派に支えている印象を受けていた。
自分には決して手の届かない、綺麗で素敵な女性だな、と憧れていた。
まだまだ慣れないけれど、田中にとっては二人とも大事で尊敬できる先輩だった。
その先輩二人が何故こんな事をしているのか。
田中には訳がわからなかった。
しかも吉澤は飯田のいいなりになっているようだ。
自分だったら、人前ではあんなこと絶対に出来ない。
そんなの――死んだほうがマシだ。
194
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:02
吉澤はぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てながら無我夢中に腰を動かしている。
―――あれが濡れてる、ってことなのかな。
ああいう状態になるのは、気持ちいいからだ、ということは知識として知っていた。
田中も、自分でしたことがないわけではなかった。
そういう年頃だし、興味本位で自分の秘部を触ってみたことはある。
しかし気持ちいいと思ったことは正直なかった。濡れたりもしなかった。
吉澤の口は半開きで端からよだれが少し垂れていた。
息は荒く、頬は赤く染まっている。
下から順にその様子を見ていって、最後にその特徴的な瞳が目に入った。
その瞬間、田中は思わず息を呑んだ。
子供ながらにようやく気付いたのである。あれは、いつもの吉澤ではない。
そこにいたのは田中の知ってる吉澤ではない。
一人の女、だった。
195
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:04
頭の中ではぐるぐると色んな考えが浮かんでいた。
しかし、その間にも田中の目はその行為に釘付けであった。
そして―――。
それはほんの小さな熱で、自分で気付く事は困難だったのだけれど。
二人の様子を盗み見ながら、まだ幼い田中の体の奥に火がついてしまったのである。
田中は飯田の冷たい視線から、吉澤の淫猥な姿から、目が離せない。
それでも田中はまだ気付かない。無意識に自分の中に芽生えた欲求に。
196
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:05
覗いていたのを飯田に見つかった後、そのことで田中は脅された。
一番の憧れの先輩である石川にバラすと言われ、田中は目の前が真っ暗になった。
どうしようどうしようどうしよう。
こんなことが石川さんに知られたら―――それこそ、死んだほうがマシだ。
気付くと田中は飯田に跪きながら懇願していた。
飯田の冷たい視線を一身に受けながら。
そうして何度目かに、ようやく飯田は「いいわ。」と許しの言葉を述べた。
田中にはそれが神の声にも聞こえた。
「その代わり、今夜吉澤と一緒にうちにいらっしゃい。」
続くその言葉は耳には届いていたが、その意味を田中は理解できなかった。
197
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:05
やけに長く感じられた楽屋までの廊下にも、終わりがきた。
目の前の楽屋のドアを開けて中に入ると、突然田中は我に返った。
「れいなーどこ行ってたの?」
「お菓子あるよ〜食べるでしょ?」
同期の二人が話し掛けてくる。
「うん、ちょっとね。何のお菓子あるのー?」
「えーっとね、色々あるんだけど…。」
他愛のない会話を口先だけで続けていた。
ふと、もう一人の同期である藤本の姿がないことに気がついた。
しかし、どうせまた松浦の楽屋にでも行っているんだろう、と思った。
198
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:07
藤本のほかにいないのは…あの二人だけ。
別にいつも全員揃っているわけじゃないから、この状態が珍しいわけではない。
変わったところなどなく、いつもと同じだった。
楽屋がメンバーが騒いでうるさいところも、新メンが完璧に馴染めていないところも。
でも田中は初めて孤独というものを味わった気分になっていた。
自分一人だけが別の世界にいるような気がしていた。
飯田さん、本当に黙っててくれるかな?
田中は不安だった。孤独だった。
199
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:09
ふと、飯田の冷たい目が頭に浮かんできた。
自分を見下ろす冷たい目。
しかし、それは新しいオモチャを見つけた子供のようにも見えた。
そして、いつもは男っぽい吉澤のあられもない姿。女の顔。
田中はまだ気付かない。
それを思い出すたび、確実に火が大きくなっていることを。
自分も女であるということを。
体の奥に小さな熱を持ってしまったことを。
田中はまだ気付かない。
――気付くのは、もうすぐ。
200
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:13
とりあえず謝ります、ごめんなさいごめんなさい(汗
ちっともかおよしじゃないですね。
ほんとごめんなさい。こんなのもありかなと勝手に思いまして。
あやみき好きなんでチラッと入れてみたりとかしちゃいましたし。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
ところで、「ひーたん」って可愛くないですか(どうでもいい
お目汚しすいません。
201
:
名無しひーたん
:2003/09/05(金) 03:16
あっ、そして前に更新された方のセリフ、使わせてもらいました。
話をつなげるためにです。勝手なことばっかしてほんとすいません。
202
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:33
なんか今までROMの奴がなにしやがんだって感じですが、続き書かせて頂きます。
初めてなので上手く行くかどうか微妙…
203
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:35
――――
「…はぁ、っはぁ…っ」
吉澤はまた遠のいてきた意識に任せてトイレの壁にもたれ掛かった。
秘所がじくじくと早い鼓動に合わせて痛む。
開け放たれたドアから微かな開放感があり、ほんの少し余韻に浸りきれずにいた。
田中がいたと言う映像が吉澤の脳裏に薄っすら浮かぶ。
それがいまだ夢か現実か分からない。
今はただ、白い恍惚と痛みで頭が埋め尽くされていた。
じっと飯田は吉澤を見下ろす。
単純に、飴と鞭。
この子はすぐにはまった。
でもここで冷たくし過ぎたらホントに壊れちゃうから、また甘い蜜を与えてあげるの。
「吉澤…ごめんね、痛かったでしょう?」
飯田は吉澤の目線に合わせて屈み、優しく吉澤の髪を撫でた。
「ぃ、…ださ…いたぃ、よぅ……」
薄い唇から震えた声が聞こえる。
優しく自分のそれで塞ぐと、飯田は冷たさを増して笑う。
吉澤の目がやや焦点を取り戻し始め、首を動かして飯田を見つめる。
204
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:35
「シて、欲しい…?」
吉澤はその問いに、こくりと喉を鳴らして頷いた。また幾らか焦点がブレる。
飯田はゆっくりと吉澤の白い頬に自分の綺麗な爪をなぞらせ、静かに呟いた。
「じゃあ、今日カヲのお家にいらっしゃいね、田中と一緒に」
205
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:36
夢じゃなかった。
見られた。
吉澤は体をびくつかせ、目を見開いた。
なんだ、すぐに行きます、行きますってがっつくと思ったのに。
田中も一緒、ってそんなにショックだった?
…贅沢。
飯田は苛つく。
吉澤の長い首にその右手をあてがう。ゆっくりと力を入れていく。
ひ、と吉澤が高い声を漏らし、苦しそうに薄く目を閉じた。全身に緊張が走る。
「…来るの?来ないの?」
「……ぃ、きま…す」
ふるふると震えながら、かすれた声がその喉から出た。
飯田の指がそっと離れた。
206
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:36
弱々しい咳が吉澤の全身に響く。
「そう、待ってるわ。じゃ、服来て戻りましょう」
吉澤はゆっくりと自分の服を整え、がくがくとする自分の足を酷使して立ち上がる。
少しズボンと下着が汚れていた。
それは、自分から溢れ出た欲望の液体化したもの。
衣装に着替えるまでの辛抱だ、とそれを上げた。
そしてトイレットペーパーで便座を丁寧に拭き取った。
そしてその一連の動作はすべて飯田の瞳に刺されながらする。
時々くすりと笑う声が聞こえると、吉澤は顔が熱くなっていくのが分かった。
こんな姿、本当なら見られたら死にたくなるくらいなのに。
あたしはもうおかしくなってるの…?
まだ間に合う……?
吉澤は理性の部分で自分を取り戻そうと必死に戦う。
ふと田中の見開かれた目が浮かぶ。
一気に狂気の沼へ自分が沈んでいった。
207
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:37
「綺麗になったわね、帰るわよ」
「はい」
あたしは、……
この人について行くしかもう残された道はないのかもしれない……見られてしまったから……
…………ううん、もし二人だけの秘密でも。
208
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:37
――――
楽屋に戻ってきた二人は、いつもとなんら変わりはなかった。
田中はそのまま何にも無かった事になればいいのに、と思っていたが。
本番終了後、着替え終わった後。
田中はきょろきょろと目だけで当たりを見回していた。
あの二人は。
どこ…?
「れいなっ。あのさー、今日の…」
道重が話しているのも全く耳には入らず、適当に相槌を打ちながら警戒していた。
「田中ー」
びく。
その少しハスキーな声。
耳に親しんだ美しい声の持ち主がいつもと変わらず笑顔で田中に寄ってきた。
「行こ」
「は、い」
田中が立ち上がる。
209
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:45
「もう遊びに行けるような仲になったんだぁ。いつの間に?」
「よっすぃー早い」
石川と矢口の声。
『きっと石川とかが着替えているの見て、興奮してたんでしょう。こんど石川に言っておかなきゃ。』
田中の中でその言葉が反芻した。
たらりと冷や汗がつたう。
「そーだよ、あはは。ね、れーいな」
吉澤はにっこり笑って田中の肩に手を回した。
「…へへ、まぁ、はい」
絶対に、あの人には逆らえない。
きっとこの人も。
夜に13歳と18歳は、また一つ階段を踏み外す。
無言でタクシーに揺られる二人は、何もする気が起きずにいた。
受け入れる事が幸せかどうかは分からないのに。
210
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:45
つづけ
211
:
名無し厨以下
:2003/10/14(火) 23:46
はい…すみませんでした(土下座
本当にドキドキしました。
一応先の構想はありますが文にはなってません。
お邪魔しました。
212
:
名無し詠み人
:2003/10/15(水) 11:19
やったー!更新されてる!
続き、楽しみにしています。
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