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アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では まともな音にならない理由
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777
:2019/06/15(土) 18:27:37 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由
真空管アンプはハンダで音が変わる!
このアンプの製作者様 チューブオーディオラボ Kさんとの問答を再現してみよう。
Kさん「使用するハンダの種類で音は随分変わりますよ。端的な例を挙げるとエレキ・ギターですね。ギターの内部配線のハンダを変えるだけで音が一変するので、(ハンダの種類に)拘るエレキ奏者がとても多いです。
真空管アンプにしても以前古いウェスタン製のアンプを修繕したことがありますがソックリそのまま復元したのに肝心の音の方が蘇りません。原因は使うハンダにありました。爾来、古いアンプを修繕するときは可能な限り使用されているハンダを吸い取ってそのまま使用することにしています。」
「ハンダは一種の抵抗素材ともいえますから35か所もの関所があればハンダの種類によって音が変わるというのは十分納得できますね。ちなみにこれまで使用された中で一番音のいいハンダのブランドは何ですか?」
Kさん「それはナッソです。もう市販はされていませんので昔買い込んだものを大切に使っています。古いアンプでも回路はそのままで結線の箇所をこのハンダに入れ替えるだけで音が激変しますよ。」
ttp://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/268f28bacb0f04cf1c580a3ace03d11e
チューブ オーディオ ラボ
ナッソ : 今回使用するハンダです・・・
作業効率は最低のハンダです・・・
体にも良くないです・・・が・・・音は良い
ttp://shinkuukan2.web.fc2.com/2015/repair2015_06/repair_2015_06.html
チューブオーディオラボ 真空管アンプ 修理工房
ttp://shinkuukan2.web.fc2.com/Repair/repair.html
チューブオーディオラボ
〒949-6680 新潟県 南魚沼市 六日町1857-3
TEL/FAX 025-775-7383
E-Mail:tubeaudiolabo@rouge.plala.or.jp
修理依頼等お問合せ
ttp://form1.fc2.com/form/?id=561942
2
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777
:2019/06/15(土) 18:33:20 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 2
「最高に良い音質」で音楽は楽しみたいもの。そんな中で「その場を動きたくない」症状にかられるシステムに敵うものは有りません。毎日2時間以上はメインシステムで楽しんでいます。以前録音が悪く聴けなかったソースが非常に新鮮に聴けます。これだけでも相当なグレードアップの成果です。
見えない部分への投資ですので、表から見たら何も変わっていません。しかしサウンドクウォリティは別物クラスに上がっています。機器だけが音質アップの決め手では有りません。ケーブル類は「機器と同等」の効果が有ります。
一般にアンプの音と云われているのは「電源ケーブルの音」です。電源ケーブルを変えれば機器の性能は大きく変わります。50万円のアンプでも100万円以上のアンプと対等な音質を出して来ます。
ttps://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/dee86d13e86090772b27237289cb8b35
電源ケーブルの重要性 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年08月31日
ttps://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6a28fa6840678648cd40a7f81d0d0bd5
電源ケーブルの重要性についてはパイオニアのエクスクルーシブシリーズのアンプの電源ケーブルの推移を見れば一目瞭然だと思う。このエクスクルーシブのアンプは「内部配線」も同様に進化している。
1975年以前は「ヒョロ線」(扇風機用並み)の「直出し電源ケーブル」でした。(例:C3+M4)それが、1980年代になると「やや太めの直出し電源ケーブル」に変わっています。(例:C3a+M4a)その後、電源ケーブルや内部配線(プリント基板等)の重要性に気付いて、「独自の材質・構造の直出し電源ケーブル」に進化している。(C5+M5)この時は「ヒューズ」にも対策がされている。
個人的には電源は「インレット式」にして、電源ケーブルを良いモノに交換出来る様にして欲しかった。メーカーの電源に対する拘りだったのかも知れません。
雑誌で「アンプの音」を色々と書かれている文章を読んで、その確認をした事が有るが、それは「電源ケーブル」の音であった。電源ケーブルを変えればサウンドの質感も音色も音のバランス・周波数特性も変わる。素材のケーブルが持つ音色・音のバランス・周波数特性で有る事が多い。
最近(1990年以降)は、付属する電源ケーブルは「汎用品」が付属していて、「高級電源ケーブルに交換」する事を前提にアンプが作られている。あくまでメーカーオリジナルに拘って、「汎用ケーブル」で使っている方は誤った使い方をしている可能性が有る。
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777
:2019/06/15(土) 18:35:12 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 3
今回のケーブルで考える事 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年06月26日
雑誌では「機器」の紹介記事がメインで、「音質アップ」の事等あまり書いてありません。しかしながら、「少しでも良い音で聴きたい」と云うニーズは確実に有ります。
今までの「音質アップ」対策で効果が大きいのが「ケーブル類」のグレードアップ。基本的に「このケーブルを使えば、CDの中の情報を全て伝送出来る」と云う「規格」が存在しない。この「伝送容量」と云う考え方が業界全体に考えられていない。
また、「ケーブルの原理」として、「すべてのケーブルグレードが統一され、最後の1セットが繋がった時に初めて、「そのケーブルの実力」が出て来る」と云う事が知られていない。システム全体の中で、グレードの音質低いケーブルが使って有れば、その低いケーブルに合わせての音質レベルになる。だから、「どこか1セットをハイグレードケーブルに交換」しただけでは効果はほとんど見えてこない。この辺が「ケーブルのつまみ食い」的な考え方の人が失敗する典型だ。
私の場合、すべてのケーブル類(電源・電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱内配線等)を同一線材で揃えて使っている。要するにケーブルグレードを「統一」して使っている。その状態で、階段を1段づつ上る様に「ケーブル材」のグレードアップをして来た。その回数たるや10回以上。その時のシステムの数だけ作るので、交換するだけでも大変な時間と手間と金額がかかる。
ttps://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/4c6c162e540f54173947da912e2a3031
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777
:2019/06/15(土) 18:38:18 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 4
上杉アンプは何故あんなに酷い音なのか?
新藤ラボラトリー 300Bsingle が製作された当初は電源部への物量の贅沢さが半端では無く、
スピーカーターミナルは米クルカ製、配線材や電源コードは米ベルデンで、
何処かの評論家の名前だけ有名な真空管アンプのように針金だけのご粗末配線では無く、人間の血管のように、適材適所の太さのより線や単線を用いて、米シカゴ・キースター製のハンダで製作されております。
ttps://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p635868031
▲△▽▼
もう故人となられた某管球アンプメーカーのアンプの内部配線を自分なりに考えて見ると、材料(ケーブル・半田材等)については全くのど素人だと感じました。
「何も疑問を持たない電気技術者」を地で行っている様に感じた。
具体的に、アンプ内部の「グランドライン」は綺麗に見せる為に、むき出しの単線を多用されている。
しかし、材料や方法の分野ではほとんどど素人状態である。
何も実験をしなかったのか?疑問に思わなかったのか?・・・技術者の基本が出来ていないと感じる。
そんな方の作ったアンプが雑誌でもてはやされ、高額な値段で取引されている。
名も無い方の非常に考えて作られたアンプの方がよっぽどましだと「管球アンプ」を触っていた時に思った。
一つの機械を作る時は、4M(マン・マシン・メソード・マテリアル)で考えるのが鉄則である。その鉄則を守らない技術者がいくら見かけの良いモノを作っても「本質」は良く成らない。
オーディオの本質は「音質」である。「音質」に目標グレードを置いて開発しなければ無意味な機器を生産する事になる。
ttp://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8daa45309d2187061973c9c764ceb058
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777
:2019/06/15(土) 18:38:56 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
上杉佳郎さんは全然気付いていなかった様ですけど、ビンティージ・オーディオは半田やリード線も徹底的に吟味して選んでいるので、コード 1本で音ががらっと変わってしまうのですね:
デッカ「デコラ」は BUD の宝物。古いSPから新しいレコードまで(但しモノ)なんでもよく鳴ります。
つい最近使われているスピーカーコードを古い単線に換えてみました。
ところがどうでしょう、高音がきつく、堅くてうるさい音になってしまいました。
換えた理由はオリジナルがビニール被膜だったからです。ビニール被膜のコードは音が良くない!と頭で決めた先入感があって、いつかは換えてみたいと思っていました。しかし結果は全く裏目に出ました。安心して音を聴いていられないのは、落ち着かないことこの上なしです。
さらに悪いことに、オリジナルのコードを捨ててしまったのです。ああなんということを、と思っても時既に遅し。覆水盆に返らずです。そんなこんなで居ても立ってもいられず、取り敢えず単線は外し、布被膜の撚り線にしてみましたが、多少の改善は見られたものの、「デコラ」オリジナルの音には復しません。
ビンティージ・オーディオはそれが創り出された当時の完成度が、コード一本によって歪められ、バランスが崩れてしまう、ということが本当によくわかりました。オーディオはトータルバランス。
ttp://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4989053.html
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777
:2019/06/15(土) 18:40:25 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
2010年12月24日 鳴り過ぎないオーディオ
開店以来13年間、十分満足にこれといった不足もなく聴いてきたバドのオーディオなのですが・・。 時に、人間は欲という魔が差すことも、そして僕もしかり。
前に書いたとおり、デコラのスピーカーコード交換は大失敗。
音質は向上しましたが、音色・音味が馴染めなく落ち着かないという結果でした。
同様にメインスピーカーのヴァイタボックスもスピーカーコードを交換してみようと。
動機は単純、もっと良くなる(よく鳴る)んじゃないかという欲から出たこと。
では、こちらの結果はどうだったかというと、交換前と比べシンバルとベースの響きがよく聞こえるようになりました。つまり、音域の情報量が増え、さらに音がぐっと前に出てきたのです。
こう書くとよいこと尽くめのようですが然に非ず。この音が意外にも耳にうるさい、と感じてしまう結果に。
ヴァイタの音は抜けよく長時間聴いても疲れないスッピンの良さが特徴。
元通りのさりげない音に戻し、もういじるのはやめることにしました。
元に戻ってホッと安心し落ち着きましたよ。
音は鳴り過ぎるとうるさく疲れますね。
今回のコード交換は、欲がほどよいバランスを崩し、平常心を乱す格好の例となったようです。
何事も欲張らず「過ぎたるは及ばざるがごとし」でいきましょう。
A-7の箱にヴァイタボックスのホーンドライバーS2・ウーハーはAK156。
ネットワークはウェスタンのオイルコンとトランス。
ttp://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4991115.html
▲△▽▼
ウエスタンのシステムをオリジナルの状態のコンビネーションで使用するというのは、ある意味で正解である。ウエスタンは、まさにその状態でバランスをとっている。
ウエスタンのスピーカーのリード線などを見ても、こんなところに細くて純度の低い銅線を何故使用するのだろうかと思うが、実はそれでもってバランスをとっている。6Nや7Nを使用すると破綻することがある。594Aのダイヤフラムのリード線も細い。オリジナルのWE755Aのリードも初期は細い。
アルテック以降の 755A では、"良い"銅線が使用されている。バランスというものの本質が分かっていない後期の設計者が、抵抗値が低ければよい音になるだろうと思って、変えてしまったものかも知れない。
いずれにしろ、ALTEC 755Aは、外見も仕様も全く同じだが、Western 755A の音はしないのである。
ttp://homepage3.nifty.com/western/audio/nazo2/nazo2.htm
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777
:2019/06/15(土) 18:41:14 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
以前古いウェスタン製のアンプを修繕したことがありますがソックリそのまま復元したのに肝心の音の方が蘇りません。
原因は使うハンダにありました。 NASSAU です。
もう市販はされていませんので昔買い込んだものを大切に使っています。古いアンプでも回路はそのままで結線の箇所をこの NASSAU ハンダに入れ替えるだけで音が激変しますよ。
爾来、古いアンプを修繕するときは可能な限り使用されているハンダを吸い取ってそのまま使用することにしています。
ttp://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/268f28bacb0f04cf1c580a3ace03d11e
WE のものは真空管は当然のこととして配線材からコンデンサ,トランス類まで全て『WE の音』というものを持っています。
配線の仕方や部品の配置ひとつ取ってみましても,WE と WE を真似たものでは音が全然違うのです!
真空管に WE のものを使用して,回路を真似たからといっても WE の音は絶対に出ません。
星の数ほどある WE 風のアンプとは違うのです。
オリジナルのみが持つこの音に魅せられたら最後,他のどんなアンプを持ってきても満足することはできなくなってしまうでしょう。
【Western Electricのオリジナル】以外では絶対に聴くことができない音があります。
新旧アンプの全てを持ってきてもこんなに魅力的な音を出してくれるアンプは見つからないのではないでしょうか。
ttp://homepage2.nifty.com/jazz_audio/audio-5.html
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777
:2019/06/15(土) 18:43:54 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 5
アンプの音はトランスで殆ど決まってしまう
今でも鮮明に思い出すのは、1971年秋、五反田卸売センターでのオーディオ・フェアにおける「無線と実験」誌のブースでの、真空管アンプの鳴き合わせです。
一方はKT-88のPPアンプで、確か片ch70〜80Wも出力の取れるもので、外観的にも超弩級、大変に見事な出来栄えであり、また20dB以上の負帰還をかけ静特性に関しては全く非のつけようもない仕上がりでした。
しかしこの大出力、高負帰還のアンプは、大出力が空振りしているような良くも悪くもまことに普通過ぎる音でした。
もう一方はカンノアンプと呼ばれていた、WE300Bのシングル無帰還アンプ、
それもアウトプットだけでなく段間にもインターステージ・トランスを採用した、いわゆるトランス結合という極めてプリミティブな形式のアンプで、
出力も高々6W〜8Wの出力しか取り出せません。
ただし、そのトランスはウェスターンのコア材を徹底的に調べ上げ、そのコア材から金属メーカーに特注したという高価なパーマロイ・コアによるもので、一般には入手困難な希少な物という事でした。
またスピーカーは名器と称されたALTEC A-5、システムとしても100dB近くの高能率の物で、真空管アンプの比較試聴には大変にマッチしていて、この2つのアンプのサウンドの差を我々の前に圧倒的な明晰さで表現してくれました。
この時のカンノアンプの音色の美しさには言葉を失いました。
多くの聴衆のかなり後方で聴いていたのですが、何か空間に透明なエーテルが漂っているのではないか、と錯覚させるような“美音”、まさに“音楽”が鳴っていたのです
ttp://www.spec-corp.co.jp/audio/rsa-f1/message2.html
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777
:2019/06/15(土) 18:44:43 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
北九州市の菅野製作所(株)の会長で居られた故菅野省三氏が、自分の音楽の趣味のため資材、私財を投入し、昭和30年台に、当時としては珍しい電子顕微鏡!!までをを購入し、米国WE ウエスタンエレクトリック(株) の真空管アンプ類を分解し、音の秘密がコア材のパーマロイにあることを発見されます。
石にも目があるように、金属にも目があります。
金属結晶の分子列配合です。
石の目にそって鏨(タガネ)を入れると、僅かな力で石は目に沿って割れます。
TVなどでも石切場で見られたことと思います。
昔の方はどのようにして金属の目を見つけるのか?
それは光線の縞に答えがあります。
同じパーマロイ厚板から切断しても、組み方が違えば同じ音にはなりません。
そんなことはない!!と言われる方も多いですが、事実、組み手が変われば音は変わります。それは長い熟練と経験と音楽に対する造指の上に完成します。
ttp://www.auduo-1.com/trivia/casa/invitation/casa_007/casa_007.html
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777
:2019/06/15(土) 18:47:44 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
キット屋コラム「私のオーディオ人生」 by Y下
亡き友のオーディオの遺品
9月の中旬に他界されたオーディオマニアの友人が使っていたオーディオ関係の真空管とパーツ一式を奥様から譲り受けました、
またレコード盤も数百枚集められていてその中にコラムでご紹介した「小池レコード」も含まれていた、
彼は小池レコード店に通って沢山のレコードを購入した熱心なマニアでもありました。
小池レコードに関してはある程度の年齢の方なら小池レコードの輸入盤の音の良さとそこで鳴らされていたサウンドに多くの方は感動され何時までも脳裏に焼きついていると思う、
小池サウンドとはいったいどんなサウンドで鳴らされていたのかその辺もご報告したい
とんでもないアンプだった
彼が自作で製作された数多くのアンプがありましたが、
今回ご紹介する自作アンプは見た目は大変汚く、尚且つ内部の半田付けや配線を見ますと汚いのを通り越してこれでも鳴るのかと思えるぐらい酷いアンプですが
使ってあるトランス類は巷ではまず手に入ることのないレアなトランスみたいで
この汚い自作アンプの原器は名古屋駅前にあった有名なメトロ劇場で使われていたアンプらしい、
劇場用アンプはほとんど一般には手に入りませんがどこで手に入れたのか詳細は不明だ、
又どこのトランスなのか大変気になることだが色々調べて見ますと、当時の劇場アンプは信頼度から云って出力トランス、電源トランス、チョークなどは町のトランス屋で巻いたものとは思えないのと、トランスと云えばラックス、タムラ、山水、タンゴではないはずだ、
劇場で使われたアンプ類は果たしてどこのメーカーなのか、この件に関して大阪のヴィンテージマニアでRCAアンプやパルメコスピーカーをお持ちの今田氏にお聞きしましたところ詳しい情報を教えていただきました、
当時の劇場用スピーカー、アンプ類はウェスタンとビクターが沢山の劇場に納入していたらしく、ビクターと云えば馬鹿にしますが本家は米国のRCAになる。
メトロ劇場も米国RCAのスピーカーとアンプが使われていたのではないかと推測できます。
この点を今田氏にお聞きしますと
RCAのアンプに内蔵されていたトランス類は米国シカゴ製のトランスで、此処のトランスはウェスタン、スタンコア、ランジュバン等から受注して製作されていたらしい、
もし本当ならばとんでもない凄いトランスで音響的には最高のサウンドで鳴るはずだが、本当にメトロ劇場で使われたスクリーン用アンプのトランスなのかは半信半疑だ、
結果は音を聴けば答えは返ってくるから試聴してみることにしたが、使用球は6L6GCだがせっかく手持ちのTelefunken/MAZDAのEL34が4本ありますからPin接続を追加してこれを使えば面白いのでは・・・・・
スピーカーはヴァイタボックスのフルレンジを使いこのアンプを鳴らす前にWE-300Bを先に試聴してみた、
さすがWE-300Bは音色、音質とも素晴らしいサウンドである。室内楽でとりわけヴァイオリンを聴くと何とも云えない心地よさが感じ取れヴァイタボックスの持ち味が十分堪能できる。やはり個人的には3極管は私好みの音だ、
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777
:2019/06/15(土) 18:49:58 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
※この試聴にはアナログレコードでコレルリのヴァイオリンソナタをリファレンスに使用した、
それに比べて5極管のEL34は過去に使った経験からすると少し大味的な感じと細身な部分があるから、私の好みからすると長く使いたいとは思わない球でほとんど期待していないのだが、果たして今回はどんなEL34の音が出てくるのか期待せずに接続した、
このアンプは初段、電圧増幅共6SN7GTを使い回路は内部配線やパーツやトランスを見るとウィリアムソン回路を採用しているみたいだが、
こんな商品価値のない汚いトランス類で本当に音が出るのか、
また汚い配線と下手くそな艶のない素人の半田付けでいい音がする道理は無い、
電源投入後にスピーカーから若干ではあるがハム音がでているが試聴位置では気にならないが相当トランスからのリッケージフラックスに伴うノイズが出ているみたい、
何だい!この音は
早速、同じトラックに針を下ろして鳴り出すのを待った、
出てきた音は「何だい!この音は」にぴったりな表現、
今までのオーディオの概念を覆すほどの特徴を持ったサウンド、
ヴァイタボックスのフルレンジがこんな音で鳴るのは初めての経験、
ジャズ喫茶のDaysを含めて京都のヤマトヤなどで沢山のヴァイタボックスを聴いてきたがこんなヴァイタボックスの音は聴いたことがない、
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777
:2019/06/15(土) 18:50:29 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
私が聴かせていただいた三上先生宅や伊勢市のWEC5、東京のウェスタンサウンドインクで聴いたウェスタンの555のドライバーを使ったスピーカーシステム、WE-755Aとはまったく違う異質な鳴り方だ、
勿論アルテック、JBL、タンノイとはベクトルの違う音で部屋全体に鳴り響くのには脅威を感じた、
ではどんなサウンドの音色、音質かと聞かれても返答に困るのと言葉では言い表せない未体験のサウンドとしか云えない、
もしこのサウンドを他のマニア宅で聴かされたら私は完全にノックアウトされてしてしまうか、自分のシステムの音を聴く気になれなくなるだろう、
今使用中のロンドンウェスタン直系のスピーカーも良いが、
このアンプを使ったヴァイタボックスは見えない糸に引き付けられる麻薬的な要素を持ったサウンドで一度聴いたら忘れられない音だ、
このアンプに使用してあるトランスはタムラ、タンゴ、LUX、ファインメットコア、オリエントコアの特性ばかり追っかけた自作マニアが使うトランスでは残念ながらこの音は出てこない、
このトランスは外観こそお粗末だが間違いなしに米国シカゴのトランスと思う、
昔も今も真空管アンプはトランスが一番重要と・・・・・
このサウンドは何処かで聴いたことがあるぞ
色々聴いていくうちにこのサウンドは遠い昔に何処かで聴いたことがあるぞ、そうだ思い出した!
このサウンドの特徴は小池レコード店で聴かされたサウンドと同じだ、
小池レコードのスピーカーはもう完全に手に入らない1950年代のスピーカーだが、ヴァイタボックスのフルレンジも同じ1950年代に登場したスピーカーであるから音はほとんど共通点を持っていると言うか製造元は同じところで作ったのではと思えるぐらい似ている。
接続するアンプがWE-300B、PP5/400のアンプを使うと小池サウンドにはならない標準的なヴァイタボックスサウンドになってしまう、
今回初めてこのアンプで鳴らしたサウンドは小池レコードの伝説のサウンドと瓜二つの音だが、遠い〜昔に高校生の頃、小池氏の新幹線と東海道線の話がこのサウンドと共に蘇った気がしてならない、
小池レコード伝説のエピソード
今になって小池レコードは伝説になってしまったが此処で鳴らすサウンドは誰しも一度聴くと魅了されてしまう音であったのは間違いない、
今でも私の周りにも小池レコード店に通われた方が沢山います。
その方達とお話しますと「あの小池の音は素晴らしかった」と口にする。
噂では小池レコード店に関西では有名なオーディオマニアでもある落語家がこの店に訪れた、小池氏は黙って一枚のレコードをかけて落語家に聴かせた、落語家は落胆して店を出てから付き添い人に「もうオーディオはやめよう」と洩らしていた、相当ショックを受けたのかもしれない、
またこの店にタンノイのオートグラフを持っているオーディオマニアが訪れた、小池氏は口論になるとタンノイマニアに一枚のレコードを聴かせた、小池氏は強い口調で「タンノイでこの音が出るか!」と一喝したらしい、
タンノイマニアは黙って店を出て行ったと後から聞かされた、多分あのサウンドとレコードを聴かされて頭の中が真っ白になったかも(このタンノイマニアは私のオーディオ仲間でもあった)
今回は亡き友人の遺産のパートⅡになりましたが彼が作った弁当箱を使ったようなシャーシーと高価でもないパーツ、汚いが穴明け加工から組み立てまで考えて製作した努力は自作マニアの中でも大したものだ、
こんな音が出るのならこのアンプをオーバーホールして新しく作り直そう、
またこのアンプは名古屋の委託販売のショップの棚に置いてあったが誰も見向きもせず埃が被っていた哀れなアンプだった、
彼のために弔い合戦とはいかないが自分のスキルを屈指して新規に作り直そう、
折角作るのであれば真空管アンプでは価格も高く評価の高い新藤ラボラトリーが有名だが新藤ラボラトリーでも真似の出来ないそれ以上のレベルで亡くなった彼のためにY下オリジナルを作ろう、
次回のコラムはシカゴトランスを使ったEL34 PPアンプの製作記事と試聴になります。
ttps://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-033
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777
:2019/06/15(土) 18:52:59 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
真空管の音だと思っているのは、実はトランスの音だった
オーディオもやや再燃した感じもする中、真空管アンプの情報が多くなってきました。
ところで、真空管アンプがもてはやされるのは、本当に音が良いからなのでしょうか?
率直に言うと、私は、真空管アンプは音が良いという意見には懐疑的です。
真空管アンプの音の評価は、まろやか、暖かみがあるなどの言葉が多く使ってあります。
本当にそうなのでしょうか?
私は何十年も前から、真空管アンプを製作してきました。
だから、真空管アンプを知り尽くしているとは言いませんが、それでも真空管アンプの音の印象というものには、一定の感触を持っています。
そして、このごろは、実は真空管の音というのは、真空管の音ではないとの印象を強くしています。
と言うと、真空管アンプの音を聞いて真空管アンプの音ではないというのはどういうことかという質問をしたくなる人もいると思います。
ズバリ、多くの人が「真空管(アンプ)の音は・・・」と言っているのは、真空管の音ではなく、トランスの音ではないかと思っています。
その証拠に、トランジスタアンプの終段にトランスをつけて、スピーカーにつなぐと真空管アンプのような音になります。
真空管アンプは、まず、ほとんどトランスを介してスピーカーに接続するようになっています。
そのせいで、真空管アンプの特性(性能)は大部分がトランスの性能に支配されてしまいます。
だから、真空管の音だと思っているのは、実はトランスの音であるという根拠がここにあると思うのです。
ttp://bestmusic.seesaa.net/article/106623581.html
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:2019/06/15(土) 18:55:33 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 6
EARの音の秘密
CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic
メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)
ttps://www.yoshinotrading.jp/product-details/acute-classic/
ヤフオク! -「EAR acute」の検索結果
ttps://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=EAR+acute&fixed=0&x=0&y=0
真空管アンプで有名なEARです。このDACはかなりアナログ的で濃い音がするのですが、中身はこんな感じです。真空管関係はあまり詳しくないので正確なことはさほど言えませんが、真空管とトランスがこのDACの音の秘密だとは思っているのでそれについて書きます。間違ってるところもあるかもしれませんのでこの項目は話半分でお願いします。
正直DAC基板自体はとても平凡な設計です。これだけではまず大した音は出ないです。それ以降のアナログ段に音の秘密があります。EARのパラヴィチーニが発言していたことですが、実は真空管はなんでもよく重要なのはトランスだそうです。トランスは市販品では満足できず元々手巻きで自作していたというお話があります。トランスの特性が音を決めるということですね。
トランスの特性で重要なのはアイソレートとLPFを兼ねていることだと思っています。特に現代のDACの場合はどちらの特性も重要です。現代のDAC基板は音声を作り出す源流でもありますが音声帯域外ノイズ源にもなっています。現在ではほとんどのDACが帯域外ノイズを吐き出すデルタシグマ式です。このDACも例外ではなくWM8741を使っています。DAC素子が直接置かれている基板はDACの動作とクロック信号によって汚れています。なので直接この基板にアナログ回路を接続することは帯域外ノイズの音質的影響が無視できません。この帯域外ノイズは配線を接続しただけでGNDにも伝わりますしアナログ信号路にも伝わります。マルチビットDACだと無対策でもこの帯域外ノイズが圧倒的に少ないことが最大の優位性だと考えています。
そこでトランスの出番です。GNDを物理的に分割できる上に周波数特性も制限されるトランスはこの帯域外ノイズをGNDからも音声信号ラインからも除外する役割を果たします。EARの設計は信号伝達の全段にトランスを挟み込むのが特徴ですが、このトランス段を通過する度に帯域外ノイズを遮断し基板間のノイズ伝達を防ぎます。それが結果として広帯域で見ればSNを向上させることになります(帯域内SNは変わらない)。これがEARの音の良さの秘密その1であると考えます。
次に真空管です。よく真空管は特性が悪いが音は良いと言われますが、真空管の最大の音質的優位性はその動作電圧だと考えています。動作電圧と信号電圧が高いということは外来ノイズや抵抗から発生するノイズを見た目上小さくすることが可能です。真空管では電源が300Vで信号が50Vとかが普通にあります。特に抵抗ノイズは音質的影響がかなり大きいですのでこれは重要です。抵抗は値が2倍になってもノイズ発生量は2倍になりません。真空管をつかうと信号レベルを大幅に上げることができるので半導体アンプと比べて伝達中の信号SNの観点で優位性がある、これが音の良い理由だと思います。
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:2019/06/15(土) 18:56:03 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
以上のようにEARの優位性は多段トランスと真空管の組み合わせによって広帯域SNの向上と信号帯域SNの確保、この2つの要因によって達成されていると思っています。このような設計なら緻密なノイズ対策や部品選定など一切やらなくてもよくなると思います。だからEARの内部は音が良さそうに見えません。
補足ですが、SNという概念で重要なのが音質では実測ノイズフロアだけが支配的ではないところです。オーディオではノイズ成分にも音の善し悪しがあって脳がノイズNを分離処理できるときは同じノイズフロアでも音質は悪化しません。そういうNは音質劣化の小さいNです。なので一見SN性能が同じように見えてもN成分の由来によってそこには音の善し悪しが発生します。人間の脳はNに埋もれた情報を取り出す能力があります。それは下記記事にまとめています。
人間の聴覚と音質について
帯域外ノイズの半導体への影響についてはこちらの記事に記載しました。
オーディオ小ネタあれこれ
ttp://innocent-key.com/wordpress/?page_id=8087
要はいかに質の悪いNを排除するか、それが高音質のDAC設計には重要だということです。質の悪いNには帯域外ノイズ成分が含まれることもありますし、帯域外ノイズが半導体によって帯域内に変換されて入り込んでくることもあります。これも重要です。
EARの設計はこの人間的な要求事項に最適化した設計であるからこそ、測定値が悪くても人間が聞いて高音質に感じるのだと思っています。測定至上主義の無意味さは人間が測定器ではないこと=測定器と原理も方式も違うことが理由です。測定データはメーカーの技術力指標として、まともなものを作っているかどうかの最低限の評価にしかならず、それだけで音はわかりません。
ttp://innocent-key.com/wordpress/?page_id=9015
パラヴィチーニは、かつて「EAR Acute」というモデル名でCD プレーヤーをデザインしています。
2005 年にデビューしたAcute はその後、「Acute 3」までバージョンアップしましたが、部品供給が難しくなったことから惜しまれつつも生産が終了していました。
「EAR Acute」はヤフオクで20万円で手に入りますが、修理できるかどうかわかりません。
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:2019/06/15(土) 18:56:38 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
EAR伝統のチューブ・サウンドをこのモデルにしっかりと宿らせるために、パラヴィチーニ氏は他のEAR のプロ用オーディオ機器と同様にトランスフォーマーをカップリングしたチューブ式{ ECC88 (PCC88) x 2 } ライン出力段をアナログフィルターと出力回路に用いました。そしてチューブの特性にマッチするように仕立てられたEAR の心臓部である出力トランスは、パラヴィチー二自身が納得する音が得られるまで、手巻きで幾度と無く試行錯誤を繰り返した後に完成させたオリジナルスペシャルメイドのデザインが採用されます。
この優れたトランス出力回路は、アナログアウトプット(フローティングバランスXLR、及び同等クオリティーのアンバランスRCA)に備わり、バランス/ アンバランスともに最大5Vrms の出力を持っています。これは一般的なCDプレーヤーの2Vrmsの約2.5倍の高出力ですが、出力を高めたことで音楽のダイナミズムが拡大しています。また、この高出力をフロントパネルのアナログ式ヴォリュームにより音量可変出力することで、「Acute Classic」はプリアンプの助けを借りずに、パワーアンプを良好な音質で駆動することを可能としています。
さらにAcute Classicは、Wolfson社製「WM8741 DAC」とそれに対応するS/PDIF レシーバーが搭載され、USB1系統を含む合計3系統のデジタル入力(USB、Coaxial S/PDIF、Toslink Optical S/PDIF)が装備されています。もちろん、いずれのデジタル入力を使っても、パラヴィチーニの理想とするアナログレコードのようなサウンドを奏でるように音質が整えられています。
Acute Classicは「出力回路にEAR 912をおごっている」あるいは「CDプレーヤーと素晴らしいプリアンプが一体化したモデル」と考えなければなりません。
良質なプリアンプをCDプレーヤーとパワーアンプの間に使うと、音質がワンランクあるいはそれ以上アップすることはよく知られています。Acute Classicはまさしくそういう「プレーヤー」です。
このプレーヤーなら、高級なプリアンプを使わずに内蔵のボリュームを使ってパワーアンプに直結したり、あるいはプリメインアンプに繋いでも、100万円以上のプリアンプを使ってそれらを繋いだときと同等の「響きの良さ」が実現するでしょう。そう考えれば、その価格は思わず「バーゲンプライス!」と叫びたくなるほどの価値を持ちます。
手段がどうであれ、パラヴィチーニが目指すものは「いい音を届けたい」という信念です。デジタル/ アナログという音源の違いに関係なく、現在のパラヴィチーニの理想に最も近い音を奏でる再生機が、この「Acute Classic」です。パラヴィチーニの新たなる挑戦を是非お楽しみ頂き、その音の響きを味わいください。
ttps://www.ippinkan.com/ear_marantz_sa10.htm
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:2019/06/15(土) 19:04:31 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 7
有名なWE18GA ブラック 単線シングルスズメッキは ビンテージケーブルか・・・?
2018年07月25日
ttps://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/f473e42f2ecf06da00f29fbcddc43adb?fm=entry_awp
WesternElectric 18GA単線シングル ビンテージケーブル単線シングルスズメッキの入手である、
WEの単線スズメッキ単線を入手してみました。早いも勝ちのようでスグに完売してしまったようだ。
正式名は「WesternElectric 18GA ブラック 単線シングルスズメッキ」というらしい、ただWEの名
資料によるとALTECのA5やA7等といったアメリカンヴィンテージのシステムと相性が良いそうです。此のケーブルはヴィンテージスピー
カーには頗る相性が良いらしい、撚線も良いが、単線が効果的と言われる可なりの癖はあるので、た
だし全てに適合するとは言えないが、古いヴィンテージエンクロージャーには相性は良さそうである
らしくオールドTANNOY駆動には期待は出来る。
同じWE18GAにも撚線もある、こちらは色が黒と赤になっているようです、勿論復刻版のようで、こ
の撚線にも古い物が価値があるようで、新しく低コストのため技術革新は製品の品質が落としたと聞
くWEは現在は閉鎖されて商品在庫も少なくなり、ヴィンテージコードとして取扱してるようです。
WE18GA撚線について調べると「ウエスタンエレクトリック(以下WE)のケーブルも基本的にヴィン
テージスピーカーを使用している場合は単線がお薦めである。特に今回紹介する18GAはとても汎用
性が広く、見つけたら即買いをお薦めする。」などの紹介記事もあった、此のような書き込みも見つ
けたから早速20メートル程注文する、貧困老人にも手が出せる価格送料込みで20メートル約\12,000
考えて見れば高額なケーブルです。
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777
:2019/06/15(土) 19:05:51 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
更に注意事項として復刻版についての注意書きがある非常に気になることが書いてありました。
サイズ14GA:低域が力強い
サイズ16GA:低域から高域までバランスが良い
サイズ18GA:広がりがある、ツイーターや内部配線向き
という説明がされていました。
下の写真がWE(Western Electric)の14・16・18GA、A.I.W.社による、より線の「復刻版」だそう
です確かに復刻版は撚線で単線とは違う、単線シングルスズメッキのオリジナルの品物です。
もし、WEの復刻版スピーカーケーブルを購入しようと思った方がおられたら、WEのスピーカーケーブ
ルの正しい使い方はこうです。単線も同様である。
サイズ14GA:5〜6mほどの長さで使うこと
サイズ16GA:3〜4mほどの長さで使うこと
サイズ18GA:2mほどの長さで使うこと
特に1950年代前後のものは希少である。
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777
:2019/06/15(土) 19:06:45 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
WE、それは単に古いだけでなく、現代でも追いつけることの出来ないノウハウを持っていた企業なの
です1987年製と、細かい年式が明らかなこのケーブルは、綿巻きに樹脂巻、錫メッキのケーブルであ
る。WEのケーブルは古いほど音は良くなるそうだ、そこはタンノイも同様である新しくなるほど絶縁
にコストダウンが見られ質は落ちたようである。これほど技術が進んでもWEのケーブルが重視される
のも可笑しい話ではある、でも使う素材は確かに良いようだ銅の質は単純なタフピッチ銅(純度99.9
%程度)と見られる。これで十分である。屋内配線はすべてタフピッチ銅だ。これが一番安定してい
るのである。純度と音は関係ない。一番関係するのは絶縁の仕方だ。ビニール系の高分子化合物は静
電気を誘発するのでイケない。「例えばこんな経験はないだろうか。特に汚れた環境では無いのにケ
ーブルの外皮が汚れる。これは電気が流れることで静電気が発生し、細かい汚れを付着させるからで
ある。」
WEのケーブルは1940年代にはそのことが分かっており、この会社のノウハウは素晴らしい静電気が
極力起きない絶縁材を使用していたのである。此のためエナメル皮膜に絹巻、又は綿巻きである。現
在日本でも70年以前に作られた戦艦大和は擬装の部分は今の技術だけではは出来ないそうです、造船
技術以外の分野で例えば46センチの砲身、三連の主砲等、体験を元に技術も向上する、技術とはその
ようなもののようです。
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:2019/06/15(土) 19:08:18 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ変更時の簡素化のため、本来ならFURUTECHのバナナプラグを使用したいが、高額なのでオイ
デヤ電気のBP-208CG 金メッキ波形バナナプラグを代用しています。価格も安価で仕上がりも良いの
で筆者はこのプラブは定番にしています。
今回のWE撚線18GA ブラックは昔のヴィンテージ物なので注文すると早速配達された。現在使用して
いるプラグはネジ止めする為シッカリ接続され重宝しています。今回のWE18GA単線シングルスズメ
ッキケーブルと筆者のシステムとは実に良い組み合わせのようだ、丁寧に2メートルにカットして繋ぐ、
この音が出るまでのドキドキする瞬間は何時も興奮を覚える・・・
しかし冷静に考えれば、40年前の機器を聴く為に、このような些細なとこに真剣に取り組んでいるの
が実に馬鹿げた話ではある、接続コードに可なりつぎ込んでしまったようだ、(笑)
最近もフルテック オーディオグレードUSBケーブルを注文してしまった。以前からオーディオインタ
ーフェースに接続ケーブルを交換すると音質が良くなるというコメントが気になった。
どのような音がでるのか?現在アナログケーブルはWEを使用しているが、BELDENに交換した
が今回のスピーカーケーブルの違いは少なかった、現在在庫でBELDEN8428・BELDEN88706
があるがBELDEN88706がいい感じがした、ゆっくりの試聴が必要か?
庭にはホテイアオイが水槽に一杯で片隅に咲く睡蓮の花に癒やされます。
筆者も以前のブログにWE16GA(撚り線)single(緑)を使用したが音は良く気に入ったが
今回のWE18GA単線はそれより細い、早速スピーカーケーブル・コネクター装着し、試聴する、
この細い単線はTANNOYの端子には此の細さは穴に入りやすい細さで大変ありがたい。
交換し改めて試聴する、次はWanda Landowskaのゴルドベルグ変奏曲を聴く、聴きなれている
はずなのに、驚いたことに音質が全体に良く聴こえる特に豊かなまとまるの良い低域に驚く?
今回此のWEの単線スズメッキWE18GA撚線ブラックを繋ぎ視聴する全体的に音の密度が上がっ
た気がするこのたびオリジナルのWE18GA撚線ブラックを購入して、指定のように2メートルの
コードにカットして繋ぎ試聴してみた。結果その差に驚く。
「部屋中にまろやかな音楽が響く・・・」これぞ望んだ音かもしれない・・・・?
以前BELDENのコード?やFOSTEXも良いとされ、種類も色々変えてはみたが、納得は出来WE
16GAに留まる銀メッキが良いと言われ、銀メッキコードにも交換したが、筆者のシステムには
合わず、変更を繰り返すうちに最終的にははWE16GA(撚り線)single(緑)を使用していまし
たが換える前まではもうこれ以上良い音は望めないと思ってましたが、こんなに簡単に上回る製
品があったのだWE18GAは断トツに情報量が多く、音がしっかり聴こえます。
あえて言うならば、少し音源が近づくのが問題箇所ですかネ♪
特にジャズのヴィブラフォンのアタック音はまさに生っぽいの音、低音もさらに低く伸びた感じ
の音、自然な低域まで充実した音、こんなに細いスピーカーケーブルで・・・Western Electric
恐るべし。全く驚くようなケーブルでアッパレである。これはヴィンテージスピーカー専用かも
知れない。
ttps://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/f473e42f2ecf06da00f29fbcddc43adb?fm=entry_awp
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:2019/06/16(日) 07:56:07 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 8
伝説のアンティーク・アンプの音の秘密
管球プリアンプ、Marantz#7は古今の名器とされる多種多様なオーディオ機器の中でも、今日のワイドレンジなソースにも十分以上に対応するだけでなく、近年の機器にない豊かな音楽性を備えた名器中の名器とされ、未だに50年以上も前に作られた中古品が高値で取引されています。
私が考える#7の美点は何よりも抜けの良い、明るく暖かで上質な音質であること、躍動感あふれる豊かな中低音であり、底抜けのダイナミックレンジにも驚かされます。一言で言えば#7は音楽のあらゆる相反する要素、例えば繊細さー彫りの深いある種の線の太さ、暖色―寒色の多種多様な美しい音色、静―動のコントラスト等々を一つに兼ね備えているということです。
そして驚くべき事は、この優れた#7が米国で発売されたのが、1958年、今からおよそ60年も前の出来事であり、世にステレオのLPが発表され市場に出てから2年も経過していない時期であったという事で、そのステレオ初期にこのような優れた完成度の高い工業製品が生まれたことにも畏怖の念を禁じえません。
何故、Marantz#7が単なるヴィンテージ機器の枠を超え、未だに銘機足り得るのかを考察してみたいと思います。
もちろんその最大の要素は奇才と言われた、ソウル・B・マランツによる優れた回路設計による物である事は論を待たないでしょう。特に抜きん出ているのは、前段のフォノイコライザーだと言われていて、回路の安定度を重視する立場からは在り得ない設計と様々に解説されてきたのですが、一度あの生き生きとした再生音を聴いてしまうと、#7以後のこれを越えようとする様々な機種のフォノイコライザーの試みが果たして成功したのだろうか、と思わざるを得ないのです。
そして60年代後半より日本の著名な各メーカもこの#7を意識して、同様の回路も試みたのですが#7ほどの名声を勝ち得なかった事実を考察すると、単に回路だけが優れていたわけではない事にも思い至ります。
これは自作真空管アンプマニアであれば、自明の事実なのですが、当時の米国製の個々の部品の持つ優れた個性も最終的な音質に大きく寄与していると言えるのです。
例えば、カップリングに使われているコンデンサー、名高いスプローグのバンブルビー、ブラックビューティ、アーレン・ブラッドレイのソリッドカーボン抵抗はすでに生産も中止され入手も難しくなっていますが、未だにNOS品を求めるマニアがいるのも如何にこれらのパーツに魅力にあふれているかの傍証と言えると思います。
もちろん、例えば何故、ABのソリッドカーボン抵抗が高抵抗の箇所に使われて好ましいのかは、定性的には語られてきました。例えば、抵抗体となるカーボンの純度が極めて高いからだ、あるいは構造上、L成分を含まないからだと。
これはコンデンサーの世界にも言えることで、初段のカソードのパスコンとして当時の銀タンタル(湿式タンタル)に敵うコンデンサーはないのですが、残念なことにその原因について定性的に語る事はできてもそれらの部品の持つ特性を物理的に、定量的に解析し、聴感特性と関連付けるのは、たとえ最新の測定手法を駆使したとしても至難の業であるというのが、現時点での到達点なのです。
そうであるならば、オーディオ機器開発に関わる我々のなすべき責務は、貪欲に優れた音質のパーツを求めて実際に機器に組み込み、自らの聴感と感性を最大限に磨きあげ、ここにその部品の良否の判断の基準を求める事なのではないでしょうか。
ttp://www.spec-corp.co.jp/message/index.html
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777
:2019/06/16(日) 08:03:17 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
01/09/12--23:51: マランツ#7のパイロットランプが切れた。
数週間前から点いたり消えたりしていたのだが、今日になって全く点かなくなった。しかし、僕が入手したマランツ#7は、店頭展示品で殆ど使われていないものではなかったのか。店頭で電源入れっぱなしだったのか。腑に落ちないが、蓋を開けて各部の電圧をチェックしても、セレンの劣化は感じられないし、実際音も素晴らしい。50年以上昔に作られた電球だから、現在の電球よりも品質が落ちる事は、十分考えられる。僕はメンテ用に、マランツ7Kキットを持っており、これから流用して新品の電球に交換したのだが、今までよりも暗い。定格電圧が違うのかもしれない。しかし、暗いという事は、それだけ電球が長持ちするという事だから、とりあえず良しとしよう。究極を追求するなら、電源を整流して抵抗を入れ、白色LEDにする事だと思うが、今回は代替えの電球が有ったので、これでしばらく使ってみようと思う。
それにしても、マランツと心中する覚悟を決めて入手したマランツ7Kキットだが、これは、オリジナルとは似て非なる全くの別物である。パーツのグレードを別としても、切り替えスイッチのシャフトの太さは違うし、電球の明るさも違う。プレッシーの紙コンデンサや国産ソリッド抵抗の品質の低さは、今さら言うまでもない。これでは良い音は求めるだけ無駄である。
しかし、僕はマランツ#7オリジナルを入手するまでは、マランツと同じ回路で、パーツを最新にしたプリアンプを使っていた。音には満足していたが、レプリカは知らないが、オリジナルマランツ#7と比べると、何ともギラギラした悪い意味で艶っぽい音である。パーツの性能は上がっているのだろうが、50年以上昔に作られたマランツ#7の音には、言葉では言い表せない味が有る。これは、今となっては旧式の、アーレン・ブラッドレーのソリッド抵抗に、バンプルビーのオイルペーパーコンデンサだからこそ出る音なのであろう。オーディオの奥深さに、改めて恐れ入っているところである。
オリジナルのマランツ#7は多数出回っているが、50年以上前に作られたアンプだから、当然劣化しており、劣化していないとしても、改造されていたり、修理の際にオリジナルと違うパーツに交換されていたりと、本当のオリジナルの音を保っているものは少ない。僕のマランツ#7は、中身はオリジナル無改造、外側は、ツマミをシャンペンゴールドの新品に、ノブは茶色マーブルの新品に交換し、一見すると古いアンプには見えない。マランツの普遍的なデザインは、現在のアンプにも踏襲されている。全くもって画期的なデザインと言えよう。ウッドケースは、多数流通している突板仕上げではなく、木の無垢で手塗りでニスを塗った味わい深いもの。電源スイッチのスライドスイッチだけが時代を感じさせるが、これは変更のしようが無い。これからどんなトラブルが待ち受けているかわからないが、愛着を持って使い続けようと思う。
ttp://uninferably2.rssing.com/chan-1376984/all_p2.html
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777
:2019/06/16(日) 08:03:56 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
03/05/12--09:52: またまたマランツ#7
今回、ヘッドフォンを新しくし、ヘッドフォン・アンプをどこにつなぐか迷ったのだが、理屈だけで判断すれば、CDプレーヤーに直結するのがベストなはずなのだが、必ずしもそうならないのがオーディオの奥深さ。結局マランツ#7のプリアウト端子に接続するのがベストという結論に達した。これは理にかなっている。プリアンプとパワーアンプはペアであるが、この場合、ヘッドフォン・アンプがパワーアンプに該当するからである。
それにしても、素晴らしい音である。電気の知識も無いオーディオ評論家なる職業の人間が、「真空管アンプはCDのデジタル臭さを消す」とまことしやかにオーディオ雑誌に書いており、「本当かねぇ」と思っていたが、オリジナルマランツ#7を使ってみて、本当である事が分かった。
マランツ#7はとてつもないプリアンプである。単なる増幅器だから、回路自体はシンプルだが、蓋を開けて中を見ると、高密度ベークによるラグ配線。美しい配線の引き回しなど、これはもう芸術品である。これはとても真似できない。単に同じ回路で組めば同じ音が出るというものではない。これはオリジナルマランツ#7を入手して初めてわかった事である。それまでは、同じ回路で自作したアンプを使っていたが、オリジナルの音を初めて聴いた時はショックを受けた。
メーカーも50年以上プリアンプの王者として君臨するとは考えていなかったようで、真空管ソケットやピンジャックの取り付けがリベットであるなど、今後のメンテナンスに心配な面は有るが、それでもマランツ#7は不滅の名機である。とにかく、運を天に任せて、壊れるまで使うつもりである。
とにかく、これを超えるプリアンプは二度と現れないであろう。なお、真空管アンプは、使う真空管によって音が激変する。中国球などもっての他で、せめてロシア製。出来ればテレフンケン・ダイヤマーク。僕も色々試したが、やはり、テレフンケン・ダイヤマーク以上の音が出る球は無かった。
僕が持っているマランツ#7は、店頭展示品で殆ど使われていない50年以上昔に作られたオリジナルであり、ヴィンテージ・コンデンサなど、全て当時のままで、全く手を付けられていない。この素晴らしい音は、当時のパーツからしか出ない。オリジナルマランツ#7には、修理の際オリジナル以外の部品に交換されたものや、改造されたものも多く、オリジナルの音を保っているものは少ない。また、修理などすべて自分で行う必要が有り、誰にでもはお勧めできない。
不滅の人気にあやかってレプリカも作られたが、使われているコンデンサなどが異なり、僕はレプリカの音は知らないが、少なくとも中国製の真空管だけは交換するべきである。テレフンケンとまでは行かなくても、例えばロシア製ムラードなどでも音が激変するはずである。これをしないと「宝の持ち腐れ」である。中国球は安かろう悪かろうなので、良い音を求めるのであれば、絶対に使ってはならない。
僕のマランツ#7がいつまで良い音を奏でてくれるかわからないが、楽しめるうちに思う存分楽しみたい
ttp://uninferably2.rssing.com/chan-1376984/all_p3.html
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:2019/06/16(日) 08:10:36 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
-私のオーディオ人生-第18回 -
ttps://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-018
マランツ#7を題材にしたパートⅡを書かせて頂きます。前回はマランツ#7及びマランツ#7のキットを書きましたがマランツ#7を愛するマニアは多分憤慨しているのではないかと思いますがY下はマランツを憎くて書いたつもりは毛頭ありません。本来のマランツ#7の音は失われマランツの音ではない音が当たり前になっているのがほとんどではないか、では本当の音とはどのようなのか何故ここに至って真空管プリアンプの名器と呼ばれて現在まで君臨しているのか今回は面白い結幕になりそうです。是非マランツ愛好家の方もアンチ・マランツ派の方も怒りを通り越して楽しく読んで楽しんでください。
マランツ#7レプリカモデルのフロントパネル、リアパネル
オリジナルとの相違はパワースイッチの違いとオリジナルはブッシングでの直出しがレプリカでは3Pinコネクターに変わった、多分日本の電気保安法の安全基準のためと思われる。
マランツ#7の異母兄弟
前回はオリジナル、キットの説明をさせて頂きましたがオリジナルの音はもう過去の遠い伝説でしかないのか、最近のオリジナルはショップのデタラメな改造で本来のマランツ#7の良さが失われオリジナルとは程遠い音になっている、十分にレストアしても歳月には勝てないし本来のオリジナルの音を望むのは無理なのか、
私個人としてマランツの魅力は勿論ウッドケースに入ったあのデザインも魅力的だが当時のマランツの音は本当に素晴らしい音でマニアを引き付ける程の良い音で鳴っていたと思う、そのような音なら一体どんな音でマニアを魅了したのだろうか、遠い過去の事だからひょっとして頭の片隅に残っている方もいるかも知れませんが一般庶民では手の届かない高価なアンプだからなおさらかも・・・・
マランツ#7レプリカ
1996年にマランツ#7のレプリカが発売されました、良質なオリジナルは中々見つからないのとオリジナルより価格的に安いのが魅力であったが期待したほど短期間では売れなかったと聞いている、(最終はSEバージョンで売られた)
このレプリカはオリジナルを忠実に再現したモデルで当時オリジナルに採用したパーツをふんだんに使い生産はアメリカでの手作りで製作され世界各国に販売されたらしい、
オーディオ雑誌にもこのアンプを特集で載せている。お偉い先生が書いた試聴レポートを読むと「この#7レプリカはオリジナルと同じように忠実に再現され私の持っている完璧にレストアしたオリジナル#7とは全く遜色がないぐらい素晴らしいアンプ」と評価している。
この記事を読むとオリジナルなんかより新しいパーツで製作されたレプリカモデルのが安心して使えるのとオリジナルとは遜色がなければマランツマニアならどんなことがあっても手に入れたい心境になるのは誰でも同じではなかろうか、しかもオリジナルと同等のパーツが使われているのであれば即完売するはずなのに完売までは相当時間がかかったらしいがどうも評論家の言っている事とは違うみたいでその辺が怪しい、
マランツ#7のレプリカを入手
私の友人であるM月氏(第6回、ウェスタンサウンドの真髄を聴く)に登場、この方がレプリカを持っているとの情報を入手、このレプリカモデルを福井県まで現金を握りしめて無理を言って分けてもらった、
その時のエピソードでM月氏に恐ろしい殺し文句を言った覚えがあるがここだけにの話にしてほしい(笑)
「あんたの娘さんも今度大学に行くらしいね、行くとなればまとまったお金が必要じゃないの」また「三年以上使わないアンプなら持っていてもゴミと一緒、売るなら今しかないヨ」
今思い出しますと半分脅しのようなセリフと(地上げ屋)がよく使うセリフに聞こえてくる。これは一種の恐喝か脅しにみえるが、
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:2019/06/16(日) 08:11:24 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
売られた喧嘩
M月氏から無理を承知で分けて頂いたマランツ#7のレプリカモデルだが果たしてどんな音をしているのか、今まで自作のプリアンプしか知らない私だが心の中で想像力が湧いてくるのが自分でもひしひしと感じ取れる。
M月氏から譲って頂いた#7の情報は同じ仲間の高松爺さんの耳に入った、翌日に高松爺さんから電話がありM月さんから買った#7を「すぐに俺の所へ持ってこい一度俺のプリと鳴き比べしょうじゃないか」こんな事言われた以上こちらも引き下がる訳にはいかず私は「明日でも持って行く、高松さんのプリは私が製作したアンプだから自分の実力もわかる。」面白い勝負だ、
※高松氏のアンプは私が製作したプロトタイプの真空管プリアンプとPX-25シングルアンプを使用してオートグラフを鳴らしている。
私が製作したプリアンプと譲っていただいたマランツとの鳴き比べはどちらに軍配が上がっても複雑な心境で本音は本当に比較したくはないのだが、売られた喧嘩は買わないと気持ちがおさまらない、
マランツ#7レプリカの音
翌日、爺さんの所へ持ち込み早速マランツ#7レプリカのセッティングが終わるやすぐに音出しとなった、出てきた音は良くもなく悪くもない平均的な音で長い時間使わなかったから多少エージングが必要と思われる。私個人の主観としてそれなりに大変良いプリアンプと感じたがもっと柔らかく膨らみがあればだがこれは好みの問題だと思うから一概に悪いとは言えないが私の思っている音とは違っていた、
これがマランツトーンなのか多少失望感はあったが世に言うマランツの音は飛び抜けて凄いとは感じなかった、所詮レプリカであるからこれが普通の音なのか、それにしてもオーディオ雑誌ではオリジナル同等の音と評価していたお偉い先生がいたが何となく期待外れの印象は免れない、
次に私の製作した真空管プロトタイプに接続してレプリカとの比較である。出てきた音はレプリカとはまったく違う芳醇な響きを伴い広がり+奥行き感と長い時間聴いていても聴き疲れしない音で先程のマランツとは対照的な二重丸なアンプであるがこれ以上書くと自画自賛になるからやめておこう、
高松爺さん曰く、「マランツは皆が評価する程大したことはない、」この前中さんがオリジナルの#7を持ってきてこのプリと鳴き比べしたら本人は愕然とした「中さんはがっかりしてマランツ#7を新聞紙にくるんでシッポを巻いて帰って行ったよ、」と高笑い、(中さんが聞いたらキレると思う)
しかしあまりにも惨めを通り越して哀れである、マランツを馬鹿にされた以上考え方を変えなければあの爺さんに馬鹿にされっぱなしではないか、心の中で「この仕返しは必ず別の機会で果たしてやる。」再度挑戦だ!
レプリカの改造計画
自宅にはもう一台のマランツ回路を真似たコントロールアンプがある。このアンプはラックスのSQ-38で大橋氏の店主日記の(第3試聴室あらわる)で写真付きで紹介されたラックスのパネルを使ったアンプでコンデンサー類はスプラーグのブラックビューティーと抵抗はアーレンブラッドレーをふんだんに使い6X4の整流管とチョークを使ったアンプで自分としてはステンレスのシャーシーを採用し物量とお金をかけた最後のプリアンプである。早速このコントロールアンプと比較試聴した、
やはり歴然の差が出てきた、マランツのレプリカはこの差に惨めな結果になった、天下のマランツ#7がこんなはずではない、購入したアンプが不良品なのかこれが普通のレプリカなのか、オリジナルならもっと違った次元の音がするのではないか、自問自答しながら悩み続けた、
オリジナルとは遜色がないと言った雑誌の評論家の先生はよほど酷いオリジナルを使っていたのだろうか、この状態では個人的には使えないから一度パーツ類を交換してそれでも駄目なら諦めるしかないが問題のオリジナルパーツを探さなければ先に進まないのと肝心なオリジナルとレプリカのパーツの違いを徹底的に調べる必要がある。
本来なら完成品を改造するのはご法度であるが他人に売る訳でもないし騙して譲る訳でもない、また改造すればメーカーのメンテナンスは効かなくなるがそれも承知で自分が納得すればよいではないか、勿論レプリカを使用しているマニアに勧めることはできないから自己責任での改造になる。
頭の中でオリジナル相当のパーツを交換すればひょっとして大化けすれば大成功となるはずだが・・・・・一度オリジナルとレプリカのパーツの違いを調べなければ先には進まない、
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:2019/06/16(日) 08:13:03 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
オリジナルとレプリカのパーツの違い
改造するならオリジナル原機のパーツを使用して忠実に再現すれば事は簡単だが今の時代に当時のパーツ類が手に入れる事は不可能に近いが同等部品が入手できればそれを使うしか手はないがオリジナルとは違うメーカーの部品を使えばオリジナルの音には近づけないしオリジナルとは違う音になってしまう、今回はオリジナルの音の復元であるから極力同等部品を探して使うことにした、
オリジナルの音や音色に拘らなければ他メーカーでも十分である。今回は私個人としてのオリジナルを意識しての改造ですが同じマランツ#7の回路を採用したプリアンプをお持ちにあれば違うパーツを使って自分の好みに合う音作りをして楽しむのも一つの方向性としては間違いではない、#7の3段NF回路、2段P-K帰還フラットアンプ回路、終段のカソードフォロアの組み合わせは素晴らしい音を約束させてくれるはずでカップリングコンデンサーは現代のタイプなら良質なオイルコンに交換するのも面白い、特に変化するのはカソードフォロアの送り出し部分を交換すると違うアンプに変貌します。(ただし回路に使われている部品の時定数は変えてはならない、)
ようは自分の好みに合わせて楽しめればよいだけでオリジナルパーツに拘る必要はない、現代の電子部品は当時の部品と比べて遥かに高性能で特性も良く簡単には劣化しにくいのが特徴である。
オリジナルとレプリカのパーツの比較
オリジナル レプリカ
真空管 テレフンケン12AX7 中国製12AX7
電解コンデンサー スプラーグ 30D マロリー
コンデンサー ブラックビューティー EFCフィルムコン
抵抗 アーレンブラッドレー アーレンブラッドレー
ボリューム クラロスタット クラロスタット
B電圧用整流器 セレン ダイオード
ヒーター整流器 セレン ブリッジダイオード
コネクター シンチ 多分シンチと思う
ハーネス BELDEN BELDEN
スイッチ類 CRL CRL
上記の比較を見ますと真空管、カップリングコンデンサー、整流素子が違うぐらいで大きな差はないがオリジナルのブラックビューティーはギターアンプに使われたレスポールコンデンサーの名称がバンブルビーである。
※ブラックビューティー(赤文字タイプ)とバンブルビーの音の違いは後で詳しく述べさせていただく、
マランツ#7レプリカ改造
今回の改造は音の変わり易いパーツを重点的に交換する。交換部分は以下のようになった。
1.真空管をムラードの12AX7(この球は私の一番のお気に入り
2.整流素子をダイオードからセレンに変更する。
3.信号系統のカップリングコンデンサーはEFCフィルムコンからすべてバンブルビーもしくはブラックビューティーに交換
4.イコライザー回路のカソードコンデンサーを電解コンデンサーから高価だが銀タンタルコンデンサーに変更
※この部分をタンタルに交換すると低域の分解能がアップして全体にボケた音が多少解消される。
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:2019/06/16(日) 08:13:44 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
以上の部分を改造すれば音は激変するはずと思うがマランツのパーツ交換は簡単なようで非常に神経を使う5.半田付け手直しと引き回し配線のやり直し
レプリカ改造でカップリングコンデンサーの交換よるブラックビューティーとバンブルビーを実装、銀色のコンデンサーは銀タンタルコンデンサー
右側の写真はマランツの重要パーツであるクラロスタットボリューム
レプリカモデルはダイオード1本による半波整流から高圧用セレンに交換
トランスの下側に赤いフィンが見えるのはヒーター用セレン
レプリカの部品交換
構想から数カ月でコンデンサー類は手に入れることができた、またセレンも高圧用、ヒーター用も苦労せずに手に入れることができたがパーツを購入する費用がアンプ1台分ぐらいの出費になった、
問題は果たしてパーツを交換して半田付けを再度やり直しすれば音は変わるはずだがまだ他に音の変わる要素が隠されている。例えば#7の場合はL/R別々にアース点の取り方が違うのと配線材に単線と撚り線をミックスして音を作っている。単線は音が固く撚り線は音が柔らかい傾向になる。後は回路図と照らし合わせながら時間をかけて慎重に交換する必要がある。
レプリカの内部処理
本体のケースカバーを外して中を見たら汚い半田付けと引き回し配線には正直言ってがっかりした、(この辺が日本と欧米の考え方の相違)オリジナルの配線とはかなり隔たりがあり当時の引き回し配線方法と今の引き回し配線では明らかにその差歴然であるがこれは仕方がないと思う、
マランツ#7の内部構造をよく観察すると個々にブロック毎の組立方がわかる。
アマチュアが1台のアンプを製作する場合は部品の取り付けから配線組立完了まで回路図を見ながら完成するがこのマランツの場合は個々にブロック毎に組み立てて最後は一つに合体して完成するシステムのやり方でこれは量産を考えた合理的な組立方式で製品のバラツキは極力少なくなるメリットがある。
また当時はプリント基板がない時代であるから配線の技術はそれなりに丁寧であったが今の時代は手配線で組み上げるよりフラットケーブルでのコネクター接続が当たり前になっているのでそのような作業者は少なくなったのと手配線の難しさも有因である。
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:2019/06/16(日) 08:14:21 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
改造完了とマランツの音
約1週間かけて半田部分を吸い取り再度半田付けをしながらコンデンサー類を交換して全てが完了した、音出しをする前に入念に測定器を使って信号の流れと個々の電圧確認とSN比を確認後異常が無いので現用システムに接続して初の音出しである。
いつも聴いているリファレンス用のCDを鳴らした瞬間音の世界が激変である。
一言でいえば独特な音作りとホールトーンの効いた奥行き感を伴っている。音の粒立ち、雰囲気感すべてに素晴らしい音でシステムがグレードアップしたような錯覚にとらわれ今迄の自作アンプとは音の世界が違っていた、これが名器と言われるマランツ#7の音なのかマニアが魅了する何かを秘めている。
次にレコード再生を確認してみた、私の手持ちのプレーヤーはディスクジョッキー用のお粗末なプレーヤーと付属しているMMカートリッジでも素晴らしい、これには参った、改造前のレプリカとは歴然の差が認められる。
再度、同じ回路で製作したラックスのパネルを使ったSQ-38型とも比較したが正直な話SQ-38は聴く気にならない、折角お金をかけて製作した自作プリアンプだが改造レプリカを聴くと嬉しいのか悲しいのか複雑な心境でもある。
カルチャーショック
同じ回路と同じパーツを使って作ったSQ-38タイプなのになぜこんなに差が付くのだろう、技術的な立場から考えたら理解できない、改造したマランツの音楽の雰囲気を醸し出す独特な音色とホールトーンの効いた響きとシルクの肌触りのような感触は自作では作ることが出来ないのか、今まで沢山のアンプを汗水垂らして苦労して製作したのは何だったのだろうか、ソウル・B・マランツは偉大な人物で自らチェロを弾く演奏家でもあり音楽家でしかもオーディオマニアでもあったと聞くと音楽を良く知ったオーディオの天才か芸術家でもあると思う、
オーディオだけを考えるとただ技術的に優れている技術者が設計した真空管アンプの良さは認めるが肝心の音楽を知っていないと単なるクラフトマニアで終わってしまう、その点SUNVALLEY AUDIOさんの大橋氏は音楽と真空管アンプに精通した方でこの方がヴォッシングして世に送り出したアンプなら間違いはない、
私のような自作マニアのアマチュアもどきでは到底立ち向かうことや乗り越えることは不可能と痛切に感じた、
今回の改造でどれが決め手か言われても返答できないのとまたその違いを解析するだけの気力は無くなった、
その昔瀬川冬樹氏がマランツ#7を手に入れてから自作をしなくなったと雑誌に書いてあったが瀬川氏もマランツの音を聴いてから自作ではこの音を乗り越えることは無理と悟ったのか、私も瀬川氏の心境と同じ気持ちなのかも?今後メインアンプは別としてプリアンプを作る気力が失われていった、
オリジナル#7との鳴き比べ
いよいよオリジナルと改造レプリカの音の違いである。オリジナルは私の友人の中氏が自分で完璧にレストアしたマランツで17000番台の極上品、(真空管はテレフンケンのダイヤマーク)果たして結果はいかに、
オリジナルを繋いで音出しするとこちらも大変良い音でマランツ独特の響きである。欠点と言う欠点は見当たらない、さすがに中氏は技術もさることながら凄い耳の持ち主でこのマランツでウェスタンのスピーカーを上手く鳴らしているのもうなずける。
さてレプリカ改造の音との比較であるがこちらの球は名球でもあるムラード管(SUNVALLEY AUDIOさんで購入)を使用、マランツトーンはそのままだが音のニュアンスが多少異なる、オリジナルは年数の問題で少しボケた厳しい音になり躍動感、切れ込みが不足している、例えで言うとオリジナルは50代のおばさんの音のイメージで改造タイプは20代の若いピチピチのギャルの音と言えばおわかりいただけると思う、マランツも50年と考えれば仕方がないのではないか、これは使っている中氏が悪いのではなく50年と言う長い歳月に問題があるがそれにしても50年前のアンプを中氏の耳と技術力で完全にレストアしてまだ現役で使えるマランツ#7は凄いの一言、
中氏は音を比較しながらぽつりと一言「Y下さんのマランツの音は50年前は多分この様な音で鳴っていたのだろう、」そのように褒めて頂くと今回の改造は大成功であった、また比較試聴のためオリジナルを提供して頂いた中氏にも感謝である。
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:2019/06/16(日) 08:14:53 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
最後にブラックビューティーコンデンサーとバンブルビーの音の違い
マランツ#7やマッキントッシュのプリアンプのカップリングコンデンサーはスプラーグのバンブルビーを採用している。このコンデンサーのお陰でマランツ、マッキンも世界のトップクラスの音作りに影響を与えているのは言い過ぎではない、ではブラックピティーとバンブルビーとの音の違いをマランツを使って比較試聴してみた、正直な話音は歴然と差が出たが同じスプラーグであるから音色的には似たような感じだがバンブルビーはもっと深く味がありコクのある音に変わる。ワインで例えるなら安いワインと高級ワインの違いである。この違いには私も驚いたがもう良質なバンブルビーは手に入らないと思う、もし手に入れる事が出来たのなら入念にチェックしてから使用してほしい、
スプラーグのブラックビューティーコンデンサーとバンブルビーコンデンサーで上の3本が160Pの赤文字タイプ、下側がカラーコードの入ったバンブルビーコンデンサー
あとがき
今回はマランツ#7を題材にしましたがこれだけ激変するとは自分自身驚いていますがマランツ#7の生みの親であるソウル・B・マランツこそ20世紀最高の偉人で今日のオーディオの在り方を変えた素晴らしい人と感じたしだいである。
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:2019/06/16(日) 08:25:58 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
-私のオーディオ人生-第17回
ttps://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-017
マランツステレオコンソールModel7
オーディオマニアならマランツ#7を知らない方はまずいないと思います。真空管のプリアンプの名機と言えば必ず名前の挙がる名機中の名機と呼ばれています。発売は1958年で10001〜23000番台の生産で販売台数は1万台を超えています。マランツ#7は初期、中期、後期と3種類に分けられていますが特に人気のあるタイプは10001〜17000番台がマニア間では高額に取引されている。後期の#7はパーツの変更で人気が今一ですが初期、中期はヤフーのオークションやヴィンテージショップでの販売価格は50〜70万円、極上の初期モデルですと80万円以上で取引されていますが果たしてそれ程までに価値のある素晴らしいアンプなのか独断と偏見で検証してみる。
マランツの魅力は何と言ってもこの外観ではないだろうか
マランツ#7のパネルレイアウト
マランツの素晴らしさはパネルのレイアウトが高級感のあるイメージを感じます。このマランツ#7の出現で色んなメーカーのアンプパネルに多大な影響を与えました、このパネルレイアウトを真似たアンプもあるぐらいですが何と言ってもマランツ#7はイコライザー回路に3段NFBを施した特殊な回路でこのアンプの回路が発表されると自作マニアはこぞってマランツ#7の回路を真似たアンプを作る方が沢山いましたが当時はオリジナル#7の音など聴いたこともなく実際はどんな音なのか回路定数が同じであればこれがマランツの音ではないかと単純な憶測で誌上を賑わしていた、
私個人もこの回路を採用して10台以上のマランツ#7のコピーを作りましたが正直な話マランツの音がどのような音なのか知らないのが当たり前であるから自作のマランツのコピーが本当の音なのかわからない、
オリジナルマランツ#7の補足説明
#7のオリジナルは初期、中期、後期と3つに振り分けられる。マランツ#7は発売から20年後にキットモデルが登場してマニアの話題になった、その後1996年にレプリカモデルも発売されオリジナル、キット、レプリカと3つのマランツ#7がありますからこの部分を詳しく述べたいと思いますがマランツ愛用者にとっては不愉快な思いをされる方もお見えですがこれは現実であり私のせいではありませんからあしからず、
初期タイプはマランツカンパニーの存続をかけた製品で自らソウル・B・マランツ氏が心血を注いだステレオプリアンプであった、仲間から好評になり自作での生産が追いつかなくなるとマランツ氏はクラフト工場を作り此処で生産を行ったと思われる。その後にシドニー・スミスが加わり有名な#9,8Bが発売された、
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:2019/06/16(日) 08:27:16 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
オリジナルマランツ#7
マランツ#7が発売されたのは先程も述べましたように1958年で当時の価格は15〜6万円ぐらいですがこの価格は現代の貨幣価値から換算しますと約300万ぐらいの高価なプリアンプになります。(当時は1ドル、360円)
初期モデルは50年近くの歳月が経ち人生で言うならば「70〜80歳のご老人」と同じと考えても良いのではないか、この年齢になっても健康な方も沢山いますがやはり何処かに持病をお持ちになっている方も多い、マランツ#7も同じことが言える。初期動作するのはこの世に1台も無いはず、完璧にメンテナンスを施しても年月には勝てないしショップなどの工房で再調整しても100%音の復元は不可能に近い、
ひどいショップにメンテナンス、修理依頼するととんでもないパーツを使った状態で帰ってくる場合が多い、外観はマランツ#7でも中身は別物になっているからマランツの音など似ても似つかない音になってしまっているのが多いのとマランツの音を知らないことが致命傷である。購入者はマランツの知識などは皆無だからデタラメに調整した悪態なアンプに「メンテナンスしました」と当たり前な顔して売りつけるショップもあるのが現状だ、
アンプ内部を見せてもらってもオリジナルパーツの状態なら良いかと言えば答えはNGである。見た目でパーツの状態が良いか悪いかは絶対判断できません。40〜50年も経ったアンプのパーツは100%劣化している事を忘れずに、
マランツ#7をほしがるマニアを騙すのは簡単である。特にマランツ#7を愛用する方は電気知識には疎いからそこが付け根でもある。しかもメンテナンスをショップにすべておまかせでは不安が先に来る。マランツ#7の愛好家は音にはうるさいが電気知識は皆無だから騙しやすい、本当に信頼できるショップでないと修理及びメンテナンス依頼すべきではない、
では信頼できるショップとは?オーナーが自ら半田コテを握り保守部品をいつも持っている店なら信用できるのと数多くのマランツを修理した実績をお持ちのショップなら問題はないが修理、調整を他に託すショップは信頼がおけない、このように書きますとヴィンテージショップからブーイングが出そうですが購入者の立場に立って良心的に販売してほしいものである。
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:2019/06/16(日) 08:28:54 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
マランツ#7の問題点
マランツ#7に使用されているパーツとしてコンデンサーはスプラグのバンブルビーコンデンサーを使っています。このバンブルビーコンデンサー(カラーコードタイプ)は1950年代に製造中止になったコンデンサーですがこのコンデンサーの劣化で故障になる場合が多く見られる。日本のような湿度の高い国ではまずこのコンデンサーがトラブルになりやすい、
代替え品としては同じスプラグのブラックビューティーがありますが、ブラックビューティーとバンブルビーとの音の違いはあるのかは次回にてご報告させて頂きます。
次に劣化するのは電解コンデンサーの容量抜けが生じてきます。コンデンサーの容量抜けになりますと規定の電源電圧が維持できなくなるのと直流分にリップルが増加しますから音に多大な影響が出てきます。
その次にトラブルになるのはボリュームのガリが発生します。一度ガリが出ますと修理不能に近い状態ですがこれを修理するには分解して清掃すれば使えないこともない、マランツ#7のボリュームはクラロスタットを採用していますが後期モデルはコスモスに変更されたのを見るとガリが出るので苦情が沢山あったのではないかと推測される。
このクラロスタットを一般のボリュームに交換すると音は激変してしまいマランツの音ではなくなってしまうからボリュームだけは丁重に使用してほしい、
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:2019/06/16(日) 08:30:13 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
それ以外の問題点は整流素子のセレン、コネクター及び接点部分の接触不良も無視できない、年数が経ち過ぎると経年変化で接点部分の酸化で接触不良が生じてくる、時々接点やコネクターを掃除することが大事であるがマランツ#7の場合はピン コネクター、ソケットなどは交換できないようにカシメで固定してある。特に真空管ソケットは接触不良になりやすい、マニアは色んなメーカーの球を好みに応じて何回も抜 き差ししている方がいますがこれこそトラブルの原因にもなるから要注意である。またタバコを吸う方はタバコの煙やヤニで接点部分が接触不良になる要因もあるから絶対システムの前でタバコだけはやめてほしい、これはアンプに限らずスピーカーや精密機器にも言える。オーディオマニアこそ「ホタル族」が似合うと思いますけど、
最後の問題点は40〜50年も経ったアンプは半田が劣化している場合が多い、
最終的には半田を吸 い取り再度半田付けをし直す必要も生じてくるがこれは素人には無理と思う、
このような古いアンプは日々のメンテナンスが大事です。回路図も読めない、半田付けの経験もないマニアが以外とマランツ#7のようなアンプを大事そうに持っている人を写真などでお見受けしますが自分でメンテナンス出来なければ本当に信頼できるショップにお金を出して大切に使うしかないと思う、同じ#7も50年以上も前の機器であるから全部音が違って当然、最終的にはマランツに詳しいマニアか仲間に相談するかご自分の目と耳で判断するしか方法はないのではないか、
例えショップに修理依頼してもオリジナルパーツがないから修理は出来ても音の復元は不可能と肝に銘じる事を忘れずに、
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:2019/06/16(日) 08:30:45 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
以上のように書きますと一部分だけの問題ではなくすべての問題がからんできますから今日は良い音で鳴っても明日は良い音で鳴る保証はなく一週間後には音も出ないお陀仏アンプになる要素もある。
一部のマニアは#7を2台3台と所有している方がお見えですが私に言わせれば「ア ホか!」と思う、首まで「棺 桶」にどっぷりつかったマランツ#7などにどれだけ魅力があるのか理解できないがそれでもほしい方(私も含めて)マランツの魅力は音でなくパネルデザインつまりウッドケースに入ったあのデザインが魅力かも・・・
結論を言わせてもらうと初期のオリジナルの音を望むのは100%無理だからマランツの音を諦めてパネルデザインの素晴らしさを見て部屋の調度品として飾って置いて楽しんだ方が利口かも知れない、
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:2019/06/16(日) 08:31:20 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
マランツ#7キット
1970年代の終わりにスタンダード工業からマランツのキットが発売され大変な人気が出ましたが誰でも簡単に組めるのとマランツの音を楽しめる為沢山販売された記憶があります。
問題なのは果たしてオリジナルと同等の音で鳴ったのかであるが残念ながらオリジナルとは似ても似つかない音はっきり言ってひどい音、であったが外観が同じなら満足なのか、キットだから誰でも組み立てられる利点はあるが誰でもが問題でメインアンプとは違いプリアンプ、特にマランツは三次元的な立体の配線技術の要素がありいくら製作マニアルがあっても簡単には組み立てられないのと素人的な半田付け、クモの巣配線ではオリジナルの足元にも及ばない、
パーツに関してもロータリースイッチ、レバースイッチはアルプス製を採用、この部分からも不評を買っている、使用するパーツが違うためオリジナル同等の音など望むのがお門違いである。それでも一般市販の真空管プリより音は良かったと言うことは市販のプリアンプがお粗末と言える。
キットに採用してあるカップリングコンデンサーはPLSSEYのフィルムコンを使用、抵抗は松下のソリッド抵抗と思われがこの部分もオリジナルとは異なる。またボリュームも国産のバイオレットを使っているがクラロとは全然音が違うのと整流回路がダイオードになっているためツルンとしたトランジスターぽい音になってしまい外観はマランツ#7でも中身が違うから異母兄弟のようなマランツ#7だ、それでもキットアンプが中古市場やネットオークションで人気があるのは、やっぱりウッドケースに入ったデザインか!
※このマランツ#7キットに関しては無線と実験誌で森川忠勇氏が詳しく述べていますからそれを参照して頂きたい。
ここまでずばりと書きましたがマランツマニアなどから文句が出てきそうですがこれは私が悪いのではない事をご了承して頂きたい、
次回はマランツ#7のレプリカモデルとオリジナルの音の違い、レプリカの改造とブラックビューティーコンデンサーとバンブルビーコンデンサーの音の違いなどを詳しく説明させて頂きます。ご期待下さい。
ttps://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-017
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:2019/06/16(日) 09:24:56 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
私のオーディオ人生-第26回
ttps://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-026
今回は300Bの交流点火方式のコラムになります。
外装をステンレスパネルに合うように黒色塗装を施したSV-91Bアンプ
300Bの本当の音
名出力管の王様と云えば皆さんもご存じの鳴く子も黙るWE-300Bになります。刻印タイプのWE-300B、オールド管のプリントタイプ、最近まで生産されていたWE-300Bその他に中国製やロシア製、日本製の300Bが沢山あります。
巷で云われている300Bアンプはフィラメントへの供給は直流点火がほとんどで交流点火の300Bは一部を除いてありません。また再生産のWE-300B、中国製、ロシア製の300Bは音が悪いとケチを付ける真空管マニアの方が沢山いますがその様なマニアは直流点火でしか聴いた事の無い音を判断して評価しているのではないだろうか、
オールウェスタンを愛用しているスーパーマニアで小松市にお住まいの中氏に言わせると本来の300Bは交流点火で動作するのが本物の音と力説していますが、この件に関しては私も同感ですが残念ながら交流点火の音を一度も聴いた事がありませんから正直わかりません。
大橋氏の店主日記にヒーターの交流音と直流音の違いの日記が載っていた記憶がある。直流点火は音痩せするが交流点火の場合はゾリゾリ感のある音になるらしい、またハムノイズを嫌ってバッテリー電源でフィラメントを供給すると確かに残留雑音は低下しますが痩せ細った音になるらしい、またすべての300Bアンプを交流点火に変更すれば良いとは云えない、
雑誌の記事で発表している先生方、俺こそは自作アンプの師匠とか達人と豪語しているマニアでも残留雑音の多さに悩まされるのを避けて直流点火の300Bアンプで製作されるのがほとんどだ、
その昔、故浅野勇氏が設計された75-76-300B-274B、伊藤喜多雄先生が発表された6SH7-6SH7-300B-274Bはすべてオール交流点火のアンプです。
かの有名なウェスタンの91Bアンプも交流点火である。確かに300Bアンプを安易に交流点火にすれば膨大なハムに悩まされるのは間違いないと思うが製作の基本を守ってきちんとセオリー通りに組み立てればそれなりに上手くいくのではないだろうか、
私の聴いた300Bはすべて直流点火になりますから交流点火の300Bは聴いたことがありません。一度自分で組立ながら交流点火の音と直流点火の音の比較をこの耳で確かめてみたい好奇心がある。
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:2019/06/16(日) 09:26:09 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
交流点火の残留雑音
300Bをプッシュプルにして交流点火で行うとハムの打ち消しで残留雑音は少なくなりますがシングルの場合は打ち消しがありませんから一つ間違えるととんでもないハム音に悩まされます。
また直流点火方式は上手く作れば残留雑音は0.5mmV以下に抑えることは可能だが交流点火の場合は下手をすると10mmV以上の膨大なハムに悩まされ音楽を聴くどころの騒ぎではなくなるから自作アンプマニアはハムに悩まされるのを嫌がって簡単な直流点火で逃げてしまう、またこのWE-300Bに限ってと思うがこの球はフィラメントノイズの多い球であるのがわかったのとフィラメント電圧が5Vであるがため難しさが先に来る。回路図も読めない、修理や回路変更、改造も出来ないマニアには絶対無理であるから簡単に交流点火方式に改造することは望ましくない、
今回は自分のノウハウを注ぎ込んでこのWE-300Bを交流点火にして実験を兼ねて挑戦することにした、もし上手く行かなければダイオード、3端子レギュレターを残して何時でも直流点火に戻せば失敗しても気にはならないはずだ、目標としている残留雑音は3mmV以内に抑えれば成功と思う。また比較対象にしているPP5-400シングルアンプは全段交流点火に係わらず残留雑音は1.3mmVに抑えてあるアンプですからこの91Bアンプも全段交流点火方式にすれば完成後に交流点火同士の音の違いを十分比較することができる。
テスター1本と耳だけで作る91Bアンプ
本来は周波数発振器、ミリバル、オシロ、歪率計等の測定器を駆使して調整しながら1台のアンプを仕上げるが91Bの回路は決まっていますから今回は測定器にご厄介にならずテスター1本と永年のノウハウと耳だけで作ることにした、
お医者様なら聴診器と永年の感だけで病気を当てて治すようなものと良く似ている。また折角今迄使用してきた91Bアンプだが皆さんは自分で完成されたアンプを再度オーバーホールして作り直す阿呆な方はまずいない、完全にオーバーホールするのには勇気がいるがY下は異端者ですからAC点火のためならオーバーホールも苦にならない、
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:2019/06/16(日) 09:26:42 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
91B回路の変更点
今回は自分の納得のいくパーツを使うことにした、例えば抵抗器はアーレンブラッドレーに統一、カップリングコンデンサーはスプラグのバンブルビー、カソードパスコンは銀タンタルコンデンサー等である。また配線色は多色を使えば誤配線は少なくなるのをあえて同一の線色にして製作したが誤配線の元になる恐れがあるから真似をしないでほしい、
問題となるフィラメントの供給電圧はSV-91Bの場合は300Bのトランスのタップは7Vですからダイオードブリッジを使って直流に変換後3端子レギュレターで5Vにして供給していますが交流点火にする場合は7Vタップからドロッパー抵抗を入れて5Vに下げないと使えない、また310Aのフィラメント供給電圧は10Vですからこの部分もドロッパー抵抗が必要になってくる。91Bのヒーターのタップはセンタータップが出ていませんからハムバランサーを使わなくてはならないのが少し不利な条件になってくるのと91Bのシャーシースペースが直流点火用の設計であるがため製作は大変困難を要するからパーツ配置、引き回し配線等を十分考慮しないと改造することは難しい、
7回も作り直した91Bアンプ
SV-91Bアンプの回路を変更してフィラメントを交流点火にするのはシャーシースペースが不足しているので無理のような気がする。本来は交流点火にする場合はモノラル2台で作るのが正しいと思う、特に電源部からのノイズの影響もあるので対策を施さずに製作すると失敗してしまう、今回は直流点火に戻したり再度交流点火に変更したり試行錯誤を繰り返して7回も作り直したため人には見せたくない汚い中身になってしまったのだが交流点火には限界があるような気がしてきたがこれが最後と思い電源回路を手配線からプリント基板に作り直すと今迄悩んだハム音が少なくなってきた、
もう少し抑えれば完璧である。最後は皆さんには教えられないマル秘テクニックを使ってテストをしてみたら自分でも納得のいく雑音レベルまで下げる事に成功した、
直流点火方式に戻しても91Bアンプはこの状態で聴いているのには何ら不満はない、スピーカーのそばに耳を近づけても微かなノイズしか聞えない、直流点火の場合は残留雑音の少ない優秀なアンプに仕上がるが交流点火方式にすると確かにスピーカーの近くで微かにブーンとハム音が聞こえてくるが2〜3mぐらい離れたポジションで音楽を聴くにはほとんど気にならないぐらい小さいが今回ほど悪戦苦闘するアンプには苦労を通り越して嫌気が刺したのは偽らざる事実だ、
最後の確認でミリバルを使って雑音レベルの測定をしましたらLチャンネル側は20mmVでRチャンネル側は2.4mmVであった、Rチャンネル側の雑音レベルが高いのは多分電源トランスの磁気の誘導の影響と思われるがこのレベルなら合格である。
電源回路はパターン設計を行い基板で実装、ダイオードが4本実装されているが失敗を考慮して直流点火でも動作させる予定であった、
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:2019/06/16(日) 09:28:54 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
使用機器と音源
同じ300Bでも交流点火にしたプッシュプルとシングルとは根本的に出音の表現力が違いますから一概に絶対この音とは云えないのをご理解して頂きたい、
早速スピーカーに接続して音出しを確認した、
使用機器と音源は以下の通りです。
アナログ系は
カートリッジ ELAC EMC-1
MCカートリッジ
デジタル系
CDプレーヤーCEC TL51X
D/Aコンバーター Model2
ライントランス UTC A-21
プリアンプ マランツ#7(改)
スピーカー
GOODMANS 3Wayのホーンタイプ、
ネットワークは自作、
ボックスは米松合板を使った特注品
使用音源は
アナログ盤
ナタリーコール Still Unforgettabie
デジタルCD
マイスキー バッハ無伴奏ソナタ
以上のシステムと音源を使って試聴
≪試聴ソース≫
ナタリーコールの名盤Still
UnforgettabieのLPレコードで録音は大変良く一番のお気に入りだ、CDとは違う温かみのあるアナログらしい音、
いつものリファレンス用マイスキーのバッハのチェロ
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:2019/06/16(日) 09:29:54 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
交流点火と直流点火の音の違い
まずはテスト的に交流点火と直流点火のフィラメントの切り換えは配線を少し変えるだけで分かるように全段交流点火と全段直流点火にした、全段直流点火の音ですが、まったく問題なくいつも聴くWE-300Bらしい音色で中域の厚みと抜けと味わい深い音で油の乗りきった素晴らしいサウンドだ、ナタリーコールの歌声は色気満点で心地よいサウンドでさすがアナログレコードらしく心に響く、
デジタルCDはマイスキーのチェロの胴鳴りが大変心地よく聴かせてくれる。もうこれ以上は望まないと云えるぐらい良い、自分で納得しながら電源を落としてすぐに配線を変更して再度投入、投入後はブーンとハムが聞こえ始めたが時間の経過と共に無くなっていく、15分後に早速マイスキーの無伴奏チェロをトレーに入れて音出し開始である。不安と期待でこの時ほど緊張した事はなかった、
チェロが鳴り始めると先程の音とは別な音質と音色を持っているのがわかる。今迄聴いてきたチェロの響きや音色が違うのが一目瞭然で何とも云えない心地よくゾリゾリ感にふくよかさと奥行き感を伴ってしかも不思議と先程の直流点火と違って暖かい響きが特徴だ、
ナタリーコールは濡れ色的な甘い囁きのある声で男心を燻ぶるのには参った、これがWE-300Bの音なのか今迄聴いてきた音とは違う、直流点火のWE-300Bを交流点火にすると別の300Bに聞こえて来る。WE-300Bの音は交流音と直流音の2種類の系統を持ち合わせている新しい発見でもあった、
直流点火でも不満はないがマニアの間で評価されているWE-300Bや他の300Bの音は直流点火の音を聴いて良い悪いと評価しているが交流点火の音は言葉では言い表せないもっと奥が深い音に変わるがこれこそ本当の300Bの音なのかも知れない、
ヨーロッパの名球PP5/400対WE-300B
PP5/400はイギリスのEdiswan Mazdaが1920年〜30年代ごろに製造されたオーディオ用の直熱三極管になります。同等管は有名なPX-25があります。このPP5/400も全段交流点火を採用したアンプですからWE-300Bなら相手にとって不足はありません。早速鳴き比べを行いました。使用音源はナタリーコールとマイスキーのバッハのチェロソナタです。
先にPP5/400を聴いてからWE-300Bに切り換えて聴き比べしました。
PP5/400は高域の抜け具合、中域の瑞々しい爽やかな透明感のある素直な音質は大変好感が持てて特にマイスキーのチェロの響きは直熱三極管らしくさすが英国の名出力管の面目躍如で音の押し出し感は見事です。次に300Bと比較しますと300Bは高域の抜けも然ることながら音に粘りがあり低域の安定感のある土台のしっかりした音作りと味のあるサウンドになっている。此処まで来ると正直好みの世界になる。
最近のWE-300Bはオールド管でも新しいタイプでもあまりにも高価になってしまったのでどうしても中国球に頼らざるを得ないが上手く作れば中国球でも十分使えるはずだ、今回はWE-300Bで行ったが中国球で交流点火すれば今迄とは違う顔の表情が出ると思うから一度テストしてみたいものである。PP5/400はウェスタンに負けないヨーロッパの名球の一つでもあるが音質音色これは好みと云えば好みですがこの球も大変希少価値があるのと非常に高価になってしまった、
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:2019/06/16(日) 09:30:27 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
WE-300Bと比較に使用した自作のPP5/400アンプ
左側がヨーロッパの名出力管PP5/400ナス管、右側はウェスタンのWE-300Bになります。
あとがき
今回のコラムはWE-300B交流点火の音を題材にしましたがWE-310Aを含むすべて交流点火方式を採用した為一概にこれが300B交流点火の音とは断言できないのと前段とドライバー管の310Aのみ直流点火にすれば残留雑音は少なくなるような気がします。
今回は交流点火を試みたが決して直流点火は悪いとは思っていない、300Bは直流点火のSN比の良さで比較すると点交流点火は惨敗だが暖かみのある特徴もあるからこのコラムを鵜呑みにして無闇に改造しないで頂きたい、一つ間違えるとトランスや大切な球を壊す恐れもあります。
ttps://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-026
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:2019/06/16(日) 09:33:34 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 9
直流点火のアンプなんか聴く価値は無い
真空管アンプ「カトレア」 交流点火の刻印300B と PP5-400 のコンパチブル モノラルアンプ 2018年08月14日
ttp://www.cattlea.jp/news/info.php?id=149
交流点火の刻印300BとPP5-400を差し替えで聞くことの出来るアンプを制作しました。
WE製の球で作りました
トランスドライブでキャノン入力です。初段はSTCの310を使用しました。
刻印の300B と PP5-400
元祖300BとPX-25の元祖PP5-400と究極の球で交流点火でオーダー品を作りました。
ttp://www.cattlea.jp/news/info.php?id=149
▲△▽▼
「新大陸」300Bの交流点火シングルアンプ
ttp://www.cattlea.jp/product/?no=71
価 格 330,000円
サイズ W430*D280*H200 17kg
回路構成 ダブルチョーク回路
入力感度 1.5V
出 力 8W+8W
使用真空管 プスパン300B 6SL7 GZ-34
シャーシー カリン材の無垢
NFB回路 なし
納 期 1ヶ月
図面
ttp://www.cattlea.jp/up_img/amp/71/f_01.PDF
「新大陸」300Bの交流点方式を使用し、銅パイプのアースライン、ルンダールのアウトトランス、チョークはダブルとここまで拘り、実用新案の回路を載せて(登録第3193415号)究極の300Bアンプを作りました。
別バージョンでさらに電源トランスを大型し電源回路を2回路にした新大陸デラックスも作れます、プラス6万円。
ttp://www.cattlea.jp/product/?no=71
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:2019/06/16(日) 09:34:35 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
直流点火のアンプなんか聴く価値は無い _ 2
KR PX-25 「the・ヨーロッパ Ⅲ 」
ttp://www.cattlea.jp/product/?no=11
価 格 360,000円
サイズ W440 x D270 x H220
回路構成
CR結合 交流点火
入力感度
1.5V 100KΩ
出 力 7W + 7W
使用真空管 6C8G 5R4
シャーシー マホガニー材
B電源回路 独立二回路
NFB回路 なし
納 期 1ヶ月
図面
ttp://www.cattlea.jp/up_img/amp/11/f_01.pdf
さらに進化したステップ15の交流点火回路を使用しました。カトレア美学を追究して完成させた「the・ヨーロッパ」ヨーロッパトーンの音質と木目の美しい形にKR製のPX-25とスエーデンのルンダールトランスで鳴らし重心の低い安心感の高い音質になりました。回路的には電源回路が前段と終段と二回路に分け強力にドライブしています。また貴重な球の寿命を少しでも延ばすためとPX-25の音質を最大限に発揮できるよう交流点火で作りました、交流点火で音楽を楽しめるのはカトレア製だけです。
高級パーツやオリジナルの電源トランス等こだわりのアンプに仕上げています。外見は無垢のマホガニーの木製シャーシーを使用し音質と同じように外見も暖かみのあるデザインにしました。球なしで販売していますので お好きなPX-25で聞いて下さい。 また別売りで KR PX-25ペア70,000円で販売もしています ※SPは8Ωオンリー
写真2はオシロスコープの最大感度時のノイズ波形です。
カトレア回路がバージョン20へステップアップしました。ハムノイズは0.7mV以下です
ttp://www.cattlea.jp/product/?no=11
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:2019/06/16(日) 09:35:39 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
直流点火のアンプなんか聴く価値は無い _ 3
KR PX−25 トランスドライブ
ttp://www.cattlea.jp/product/?no=57
価 格 430,000円
サイズ W440 x D290
回路構成 トランスドライブ
入力感度 1V 100KΩ
出 力 6W + 6W
使用真空管 6SN7 KR PX-25 5R4
シャーシー カリン材
B電源回路 独立二回路
NFB回路 ナシ
納 期 1ヶ月
PX-25 回路図
ttp://www.cattlea.jp/up_img/amp/57/f_01.pdf
KRの真空管はとても作りが良く 音質もなかなかの物が多く今回 日本の代理店が変わり 新規入荷が始まりました これを記念し ヨーロッパトーンの音質にこだわり タムラのパーマロイトランスで柔らかく立体感の有る音質を楽しんで下さい。回路的には電源回路が前段と終段と二回路に分け強力にトランスドライブしています。
また、最近生産し始めたKRのPX-25も挿せるように定電圧ヒーター回路で動作させ高級パーツやオリジナルの電源トランス等こだわりのアンプに仕上げています。外見は無垢のカリンの木製シャーシーを使用し音質と同じように外見も暖かみのあるデザインにしました。
特別にヨーロッパの古典球のPX-25を使用したアンプも作れます。
※古典球のPX-25の場合 プラス75,000円です
ttp://www.cattlea.jp/product/?no=57
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:2019/06/16(日) 09:37:11 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
直流点火のアンプなんか聴く価値は無い _ 4
かけがえのない「音の記憶遺産」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年07月09日
ttps://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/72092f44e94c1c7280b2f73b09dab4eb
東海地方にお住いのメル友「I」さんから、このほど「ペンションすももの木の音は素晴らしかった!」というメールが届いた。
拝読させていただくと、明らかにじぶんのオーディオ記事よりもずっと上質だし、システム自体の新鮮さもあるのでご同意をいただいたうえで広くオープンにさせていただくことにした。
ちなみに「ペンションすももの木」といえば山梨県の山中湖畔にあって老舗の真空管アンプ工房としてもつとに有名。
「ペンションすももの木」に行ってきました。お客さんの少なそうな曜日を狙って行ったため、私達の他は家族4人連れの一組だけでしたので、チェックイン後に音を聴かせていただくことができました。
装置の写真がうまく映っていませんが、部屋は24畳のダイニングルームです。
アルテックのヴォイスオブシアターより少し大きな小池さん設計のフロントロードホーンに、
ドイツ製でオイロダインの元になったという励磁型の40㎝ウーファー、
ドライバーはヴァイタボックスのS-3、
これにヴァイタボックスのホーン(クロス450HZ)
ツイーターは、なんとヤマハのJA0506・・・当方の愛好品(クロス4000HZ・・記憶が曖昧です)以上LCネットワークです。
アンプは300Bの交流点火(よくわからないのですが、全国で小池さんのアンプだけだそうです)。
初めにジャズで、カインド・オブ・ブルーとアートペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクションを掛けていただきました。とにかく、シームレスのスムースさです。特上の大型フルレンジを聴いているようです。
Fレンジも、拙宅のを比較に持ち出すのもおこがましいのですが、当家のシステムが、低域が100HZくらいからダラ下がりの限界が60HZくらいとすると、すももの木システムは、50HZまでフラットという感じです。
音色ももちろん素晴らしく、キャノンボール、ペッパーのアルトがなまめかしく響きます。リズムセクションも文句なし!
クラシックに移り、モーツアルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲(五嶋みどり盤)、弦楽五重奏曲(スーク+スメタナ四重奏団)がほんとにいい音で再生されます。音場もナチュラルで心地いい。
次の展開が驚きでした。ムターの弾くツゴイネルワイゼンの時に、小池さんが「アンプを換えますね」といった後のヴァイオリンの音が絶品でした。
きめが細かく、柔らかく、澄んでいて、伸びやかで、音像の定位もきまっている!! こんなヴァイオリンは初めて聴きました。B&Wの802Dなら出るのかも・・・。
換えたアンプはKRのPX25、交流点火。
アンプによる変化にはびっくりしました。ブログで拝見している、〇〇様が楽しんでいる中身が、少し覗けたような気がしました。
300Bも素晴らしいと思って聴いていましたが、このPX25のヴァイオリンには思わず拍手でした。
小池さんのお話では、LCネットワークのSPシステムを練り上げて、ジャズには300B、クラシックにはPX25、それと大編成用に大型真空管のアンプと、計三種類のアンプで音楽をカバーするのが楽しいとのことでした。
夕食後、一杯やりながらオーディオの話をしましょうと誘っていただき、ゴロゴロしているドライバーやフルレンジユニットをいろいろ見せていただきました。これも楽しかったです。
今回はいい音が聴けて、本当に良かったです。あの音に、ヤマハのJA0506が一枚かんでいるとは愉快でした。」
ttps://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/72092f44e94c1c7280b2f73b09dab4eb
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:2019/06/16(日) 09:42:14 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
直流点火のアンプなんか聴く価値は無い _ 5
2018年12月04日 2013年から交流点火に拘るカトレアアンプの世界
ttp://www.cattlea.jp/news/info.php?id=152
[更新日]: 2019年01月11日
交流点火に拘るカトレアアンプ
実用新案に続いて完成回路を特許申請に進化しました。完成度も上がり。世界初の4Vから20V管で全て交流点火が可能になりました。
2013年に845、300Bを管球王国に交流点火方式で発表し211,DA30、DA-100、PX-4、VT-52、MC1-60、50、3X-75B、PX-25,GM-70と全て交流点火シングルアンプの世界を楽しんで来ました。2014年実用新案 登録番号3193415、約40回の実験と改良を加えて、2018年特許申請 出願番号2018-221529 確実に追従型交流点火回路が完成に至りました。
交流点火回路特徴1
NO1 AC100V波形ノイズ
NO2 ヒラメント波形
追従型交流点火回路のため電源に変化する高調波が載っている電源でもつ追従しながら電源ノイズを消してくれます。この画期的な回路は特許申請中です。NO1 AC100V波形で第10高調波まで載っています。 NO2 ヒラメント波形はハムバランサーでバランスをとった波形です。写真は300Bです。音楽を聴きながら電源ノイズだけを追従しながら消してくれます。
交流点火回路特徴2
合成後の波形
出力の値
追従型の回路で出力管のグリットにキャンセル信号を合成すると、綺麗にヒーターハムが消えます。カソードで合成すると電流帰還が掛かり音質が落ちます。(実験済み)この完成度を聞いて下さい。(オシロスコープは最大感度です)
高圧遅延回路
高圧遅延回路を使用すると電源系にリレーなどを使用しないので接点が有りません。この回路にモスFETを取り付けてB電源がソフトスタートでコンデンサーほか球に優しい動作となり、ラッシュ等も防止出来ます。これもカトレアオリジナル回路です。
交流点火方式のお客様の感想1
4年程前に845を直流点火動作したアンプを作り今回交流点火方式に改良しましたので交流点火方式の良さが聴けたと思います参考にして下さい。(有名オーケストラの演奏家です)交流点火、凄く良いです。低音が床下から鳴るようになりました。実際、防音室の床が振動します。全体の響き、音楽感が別物と思うくらい良くなりました。オーケストラはもちろん素晴らしいのですが、大好きな女性シンガーUruさんの声も変わりました。口や顔の筋肉の動きまで判るような気がします。先日、ノイズが聞こえると電話でお話ししましたが、最近全く聞こえなくなりました。(アルテック604)耳が慣れたのではなく、実際にスピーカーに耳を近づけなければ、聞こえないレベルになりました。「交流点火は音が良い」という話はオカルトの世界かも?と半信半疑でしたが、本当だったのですね!感激です。(THE富士山845アンプ)
ttp://www.cattlea.jp/news/info.php?id=152
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:2019/06/16(日) 09:44:22 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
2019年01月11日
交流点火に拘るカトレアアンプの新世界Ⅲ お様の感想です
ttp://www.cattlea.jp/news/info.php?id=153
実用新案に続いて完成回路を特許申請に進化しました。完成度も上がり。世界初の4Vから20V管で全て交流点火が可能になりました。ここでお客様の声を紹介します。(特別に直流点火式のアンプを交流点火方式に改良したアンプの感想です、新しい球の世界を聞いて下さい)
完成の交流点火用基板
特許申請中のヒーターハムキャンセル回路です。ほぼ全ての球を交流点火で動作が可能にしました。又 追従型の回路ですから音楽を聴きながら変化する高調波ノイズに対応していますので消すことが出来ます。2013年から開発してきた集大成です。
お客様の声 球はAT-20 ヒーター6V
自作のAT-20シングルアンプを「交流点火」に変更した。
私の思いとしては、交流点火は先ず直流点火よりも真空管にとってやさしく、球の動作も自然なものになるだろう。音はともかく、真空管を自然な状態で動作させたい。また私のまわりにいるオーディオマニアの古老のみなさんは、ハムノイズがあっても、交流点火での再生音を求めていた。音楽への思いの強い先輩諸氏がここまでこだわる交流点火のサウンドの魅力はそれ相応の深いものがあるだろうと理解してきた。しかし、そうは思ってもppの緊張感の中でのあのハムノイズには耐えられず、「直流点火」を選択してきた。
正月あけ、出来上がったアンプが自宅で試聴できる運びになった。いよいよ交流点火のサウンドをノイズ無しで、静寂の中で再生できる。期待がふくらむ中でスイッチオン、ブーンというノイズの後、動作に入り、いわゆる6v管のAT-20のノイズが続く、すぐにすーっとノイズが消え、アルテック38㎝ウーハに静寂がくる。
先ずはcdでピアノトリオで女性ボーカルから、一聴してこれまでの音とは異なる。一段とクォリティアップしたサウンドに驚いた。自分の慣れ親しんだオーディオシステムで聴く、アンプの変化に明確な違いを感じた。
低域の厚み、広がり、それでいて芯のしっかりとしたベースの音の頭、立ち上がりも一段と鮮明になっている。何よりも大きな変化は弦バスのしっとりとした弦の質感が出ている。ピアノもそれぞれの音の厚みを感じる。速いパッセージでも輪郭のしっかりした動きである。ボーカルもしっとりした質感を感じさせる。ドラムスと管のリズムの縦の線がきっちり出て小気味よく、ブレーヤーの息の合った表現の意図が読み取れる。これはラテン音楽の試聴でも管楽器の息づかいとパーカッションのリズムの切れのよさを感じた。シェラザードのバイオリンのソロ部分では音の艶、スピード感の変化がくっきりと伝わってくる。弱音までしっかりと再生されていると感じた。
このように感じることは、全体として音が静かになり、VRの位置が自然に上がっていることに気付いた。それを音量としてではなく、サウンドのダイナミクスとして感じる。ちなみにこのアンプはクラーフ結合(パラフィード結合)で、真空管アンプとしては帯域は広い。その良さも交流点火でさらに生きてくる。オーディオマニアは良質な音を求めて、各種のケーブルや部品等の選択をしている方も少なくないと思うが、交流点火のような回路の基本的な所での改善は、部分の改善だけではなく、音楽再生の本質的な変化を生み出していると感じた。
ttp://www.cattlea.jp/news/info.php?id=153
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:2019/06/16(日) 09:51:28 HOST:softbank221052219121.bbtec.net
アンプ自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない
という事で、自作の酷い音のアンプを我慢して聴くより、プロにカスタムアンプを作って貰うのが正解です:
チューブ オーディオ ラボ
ttp://shinkuukan2.web.fc2.com/index.html
真空管アンプ「カトレア」
ttp://www.cattlea.jp/
サウンドパーツ
ttp://www.soundparts.server-shared.com/
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