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カセットデッキ好き集まれ!-SECTIONⅢ-

128酸化鉄:2018/05/21(月) 11:25:55 HOST:124-140-136-28.rev.home.ne.jp
カセット好きな皆様こんにちは。

私事ですが先日、台湾へ食い倒れ三昧、もとい、カセット探検紀行をしに行ってきましたので、その戦果報告を、と思いカキコさせていだだきました。

さて、はるばる海を渡ってきたので、ここはひとつ、台湾におけるカセットデッキ(テープも)の流通具合をこの目で確かめるべく、観光がてら現地のお店を物色してきました。結果はおおよそ予想通りでしたが、ラジカセはありますが、フルサイズデッキとなると滅多に見かけません。

とは言え、それなりのサプライズはありました。台北は延三夜市近くのオーディオショップの中古品陳列棚で意外なものを発見、ナカミチbx150という機種でした。まさか台湾でナカミチデッキを見るとは想定外なのでじっくり観察。結果はジャンク品でしたが、外観は綺麗でした。お店の人に知る限りの片言英語で聞いても相手は英語が完全アウト、しかも私は中国語がほぼ分からないので意志の疎通に難あり、Google翻訳先生の力を借りて修理するかどうか聞いたら、欲しい人がいないから直さずそのまま放置だそうです。しかも、もう数年置いてあるらしく、自分で修理するほどウデと自信がないので購入は断念、そのせいか、うかつにも値段を聞くのを忘れてしまいました。

お次は台北駅のすぐ近く、西門町の大通りの向かい側に有名な音響街ですが、近辺の雑居ビルには日本メーカーの看板が所狭しと並んでいるのですぐにわかります。当然、カセット関連探しのお散歩を。すると、この一角のとある中古店のガラスケースにカセットウォークマンが10個近く置いてありました。全て完動品でソニーとパナソニック製、どれも良好な状態で値段は最安値が再生専用機でNT2000$前後(およそ7500円)、録再機だとNT3000$前後(およそ11000円)【※概ねNT1$=3.7円前後で換算、2018年5月現在】あたりが相場のようで、現地の為替からすると中古品の割には少々高い感じがしました。ちなみに、台湾においてもカセットは既に過去のメディアだけに、売れ行きはあまり良くないそうです。

日本のすぐ近くにある台湾ですが、大都市台北でも、カセット需要の少なさが伺えました。こんな具合なので、もしかしたらまだまだ掘り出し物がたくさんあるのかもしれません。

今回の探検で印象的だった事は、カセットに限らずアンプやスピーカー、CDプレーヤーなど他のオーディオ製品も、日本メーカー製のものは台湾を含む諸外国メーカー製と比較して、新品、中古に関わらず総じて高い傾向でした。(関税などとの関連性はわかりませんが)参考までに、アキュフェーズなどのハイエンド製品も見てきましたが、実質日本の1.5倍くらいの値段で販売されており、この辺りの事情を知ると、日本国内で高品質な製品が安く買える事のアドバンテージはとてつもなく大きいと言わざるを得ません。少なくとも、台湾ではオーディオはかなりの贅沢品である事に間違いはありません。そんな現実があるので、日本国内で買うのも高いなどと、現地の人にはとても話せません…(汗)

この他、海外における言葉の壁を垣間見た例として、現地の人と話す時、ウォークマンはそのままでも通じましたが、カセットデッキは「テープレコーダー」、カセットテープは「レコーディングテープ」な上、ネイティブに発音しないと通じません。カタカナ言葉は意外と通じないのだと痛感すると共に、翻訳アプリは本当に便利だなぁと思いました。ただ、相当御年配の方は、歴史的な事情から日本語で会話が出来るため、不自由なくコミュニケーションがとれる嬉しさと共に、何となく複雑な気持ちになりました。

余談ですが、旅のお供に持参したウォークマンWM-GX788で現地のFMを楽しんできました。中国語は全然理解できませんでしたが、異国の雰囲気は充分感じられました。また、再生用に仕込んでいったテープはADとスーパーメタルマスターで(スーパーメタルマスターのアルミケースは本当に丈夫でアウトドアユースに大変便利だと気付きました!)、特に後者は現地で超が付くほどプレミアものらしく、先方が興味津々で、話のネタとして盛り上がりました。やはり、知っている人にとっては価値があるのですね…

以上、拙い台湾カセット探検紀行でした。長文失礼しました。


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