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TANNOY総合スレ Part7

1薬漬け:2015/02/12(木) 10:36:37 HOST:zaqdb734f70.zaq.ne.jp
Part6の立ち上げが、昨年4月。約一年を経て立春も過ぎたところですが、皆様のお力を
もちまして無事1000スレ達成と相成りました。ここに改めて感謝と御礼を申し上げます。

実はタンノイの知識が一番タンナイのスレ主ですが(汗)、まだまだタンノイの魅力実力を
描き切れていない思いも感じています。前回同様とことん行くさ?で今後とも皆様方の
お力添えのもと、タンノイの魅力や様々な側面等を発信していくことができれば幸甚です。
オールドタンノイのみならず、幅広くタンノイの情報交換の場として、引き続きご愛顧の
ほどをお願い申し上げます。
毎度のことながら少々のスレチは無礼講、場外乱闘はご勘弁で。よろしくお願いします。

TANNOY総合スレ Part1
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1296285912/
TANNOY総合スレ Part2
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1320146185/
TANNOY総合スレ Part3
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1345360476/
TANNOY総合スレ Part4
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1359120136/
TANNOY総合スレ Part5
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1379074819/
TANNOY総合スレ Part6
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1397950538/

585薬漬け:2016/01/27(水) 19:04:44 HOST:sp49-96-34-101.mse.spmode.ne.jp
タンノイばかりを追いかけていると、どうしても「耳」がその音に偏ってくるように感じます。
そのためにJBL::4333AやAXIOM80があるではないかと言われればそうなのですが、もう少し、
“愛想の無い”システムが欲しい。いわば無色透明、タンノイにもJBLにも、また80にとっても、
バイアスの尺度となるような、自分にとってのモニタースピーカー…。

これは以前から意識していて、無職透明に近い(失礼!)個体としてDIATONE:DS3000を考えて
いたのですが、流石にこれとて中型システムなれども、それなりの体積。おいそれとは置き場所が確保
できない。Yamahaは、いわゆるヤマハ・ビューティーが+α要素となるし、ロクハンは使いこなす
自信なし…。サテと思っていたときに、悪友バザーで出物?が見つかりました。何せ安いのが(略)

DIATONE:DS-9Z。その形から前から記憶の端にはありましたが、個体を目にすることは殆ど無かった
代物。悪友も悪食だな(何でも食いつく)と苦笑しつつ、今回はヤレ助かったと一報。譲渡成立。
実物は案外小さく感じましたが、その割にズッシリ重い。外観はややくたびれていたものの機能的には
問題なしでした。

むしろ問題があったのは、これまで高能率SPばかり鳴らしてきた人間としては未体験ゾーンといえる
低能率ぶり。往年のメインであるVictor:Zero3Fineですら90dBあったのに、こちらは86dB!(汗)
とりあえずUESUGI:TAP2とCROWN:D-45で駆動してみましたが、まあ出る音のショボイこと。
これでは使い物にならない。

ただ何せ高能率ばかり扱っていると、パワーアンプもA級とか出力のさほど大きくないものが多いので、
選択肢は一つだけ。えいままよと、Mcintosh:MC2500に接続。プリはAccuphase:C280でソースが
B225、入れっぱなしの大野和士の復活をプレイバックしました。
流石にここまで来ると朗々と鳴ります。ただ、タンノイとかと比較すると、面白くもありました。

よくタンノイには「歌う」という表現を使いますが、これはSPが自ら“鳴ってくれる”(“鳴らす”の
ではなく)結果として、そういう表現を使いたくなる出音となることによります。程度差こそあれ、
80もご同様。(4333Aはちょっと微妙なところがありますが。)
ところが、DS-9Zの場合は、明らかに“鳴らす”という表現が当たります。自律形ではなくて使役形
ですね。パワーで張り倒さないと鳴らないという、まさに引きずっていくような感じ…。
他の低能率スピーカー連も、自宅で鳴らしたらこういう鳴り方をするのかしらん?
(はみ出るので続きます)

586薬漬け:2016/01/27(水) 19:12:14 HOST:sp49-96-34-101.mse.spmode.ne.jp
(承前)
ただ、鳴り方はあまりこういう音に接していないこともあり、新鮮でした。
とにかく分解能が良い。自然界ではあり得ないような?細かい音の聴こえ方です。エンクロージャーが
小さいせいか、低域のトランジェントは非常に良好。しかも、MC2500で大出力を叩き込んでいるので、
歪むかと思いきや、結構なボリュームレベルまで白々しいまでに平然と大曲を鳴らしたのは流石でした。
音域のバランスも良好。この辺、流石に黄金期のダイヤトーンの技術力を思い知る感じがしました。
オートグラフとDS-9Z、おそらく設計思想的には最も相容れない、殆ど両極に存在するような個体同士
だけに、出音もそれに相応しいものがあったということのような。

ところがその一方で、鳴らしこんでいくうちに、ちょっと上の言葉を修正したくなってきました。
その「相容れない」はずのシステム同士であるはずが、DS-9Zの出音が、あれこれ調整していくうちに
何やら懐かしい響きを伴ってきたことです。

何のことはない、何時の間にやら平素と同じチューニングをしたものだから、どこか響きが似かよって
きていたのですね。「オートグラフとDS-9Zが似ているなんて、そんなバカな」と言われそうですが、
実際、完全に同じになるはずはないにしても、どこか共通のファクターを感じるようになっていました。
やはり、鳴らし方の作法というのはそうは変わらないもので、機器を換えようとも、手法はどこまでも
同じ道を辿るものだな、となかば感心したり呆れたりしていました。

ただ、元来はオートグラフ等とのカウンターとして導入したSP。同じに鳴ってしまったのでは導入した
意味が無くなるので、このSPが本来持つはずの「シャープな分解能」(歌心が無いとはいいませんが)を
もっと活かしてやらないといけないな、と再軌道修正に入っているところです。

そうこうするうちにオートグラフの方は…。そろそろアナログ・チェックの出番となりそうです。
いい「異次元モノサシ」を得たことで、またいろいろとアプローチの仕方が出てきそうです。




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