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DAT音源どうする?
1
:
山七
:2015/01/03(土) 17:36:48 HOST:ntoska603203.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
2015 年が始まりました。皆さん、どうぞよろしくお願いします。
録り溜めたDATのテープを大量保有している方(会社)は、多いでしょう。
かつては、そのままアーカイブになると信じて疑わなかったものです。
しかし、DATデッキの製造が終了して年月が経過していくなか、いつまで
修理可能か、わからなくなってきました。
テープメディアそのものがこの世界から急速に消えつつあります。
仮にDATテープを100年間保存できたとしても、100年後にそれを再生できる
デッキ自体がない、ということになりかねません(いや確実に、そうなる)。
今のうちになすべきことは何か。少し考えただけでも大きな障壁があります。
・データ(wav)化 ・・変換には膨大な実時間が必要!
・最終保存媒体の選択 ・・100年先にも再生可能な媒体や保存形式は?
2
:
くろねき
:2015/01/03(土) 18:15:51 HOST:wb92proxy09.ezweb.ne.jp
あけましておめでとうございます。
>録り溜めたDATのテープを大量保有している方(会社)は、多いでしょう。
メディア変換サービス
(ユニテックス)
www.unitex.co.jp/service/mediaconversion.html
法人に関しては、今のところはさほど心配なさそうです。
問題は個人の場合ですね。
>最終保存媒体の選択
以前、別スレに書きましたが「デジタルロゼッタストーン」という、
期待のニューメディアが開発されています。
一言で言えば、一種の無線接続を使うフラッシュメモリ
(↑これについては既に、東芝がSDカード+
無線LANのを出してますが)の親玉みたいなやつです。
慶応大、シャープ、京大の産学共同開発ですが、
発売がもうちょっと先なのが痛いところ。
でもメディア寿命は1,000年で、アクセススピードも問題無く、
お値段も現実的なものになる見込みです。
>仮にDATテープを100年間保存できたとしても、100年後にそれを再生できる
>デッキ自体がない、ということになりかねません(いや確実に、そうなる)。
>今のうちになすべきことは何か。少し考えただけでも大きな障壁があります。
こればかりは時間との戦いですから、
「悩むよりまず行動」という向きもあるかと(塩対応)。
余談ですがテープメディアは意外としぶといというか信頼性があり、
最近はIT分野でテープストレージが見直されている状況もあるそうです。
3
:
SAT-IN
:2015/01/03(土) 18:27:25 HOST:pl025.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp
真面目な話、デッキごと冷凍保存するとか。
4
:
SAT-IN
:2015/01/03(土) 18:31:07 HOST:pl025.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp
あ!テープが減磁するの忘れてた。(笑)
しかしノーマルでも3〜40年は持ちますからメタルなら100年は持つでしょう。
5
:
くろねき
:2015/01/03(土) 19:55:04 HOST:wb92proxy15.ezweb.ne.jp
>かつては、そのままアーカイブになると信じて疑わなかったものです。
会社関係、というかプロであればそれが誤りなのにはかなり前から
気付いており、既に何らかの手を打っているものとは思いますけどね。
零細だと対策を講じていないところもあるかな…。
放送局などならともかく、自分ひとりで聴くだけのものの場合、
メディア寿命の他にこれも計算に入れるべきかもしれません。
それは、自分自身の寿命。
そういう種類の音源の場合、デッキの供給も含め、
確実に100年持つようなメディアは私にはいりませんね。
その頃、私は確実に骨だけですから。40〜50年先でさえ怪しいもんです。
新年早々リアルにしょっぱくてスミマセン(略)
6
:
山七
:2015/01/03(土) 20:08:08 HOST:ntoska603203.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
くろねき さん、ことしもよろしくお願いいたします。
メディア変換サービス ですね。
放送局やスタジオなら、何らかの取り組みを始めているか、検討しているところでしょうね。
しかし、そのサービスを行うにも多数のDATデッキが必要になるはずで、いつまで良好な
変換が保証できるのか、他人事ながら、気になるところではあります。
以前、TASCAMの製品で、ダブル倍速DATデッキ(DA-302)がありましたね。
倍速でDATを再生して、そのままクローンを作れるデッキでした。
PIONEERの業務用DAT、D-9601にも倍速を利用して2台接続しての高速ダビング機能が
あったような気がします。
倍速で読み込んだS/PDIF信号をそのまま出力して、wavに変換できたら、時間が半減
できるんですけれども。
両機とも、そのような出力機能はなかったと思います。はて、改造すれば可能か?
あるいは、S/PDIFからwav に変換する外部プロセッサーが、そのようなデータに対応でき
ないかもしれない。特注製作(改造)品で作れそうな気はしますが・・
まぁ、そんなことばかり考えてないで、地道にやるとしてもプロセスは長いです。
当面は、すべての保有DATのナンバリング(一連番号化)から始めなければ。
保存媒体についてですが、半導体メモリーが1000年持つというのは驚きですが、一抹の
不安というか疑問もあります。
原理的に極小サイズの部品が集積されているわけですから、故障のリスクをどう見ている
のか、というところです。
記録の劣化という尺度とは別のところです。
光ディスクには、最近、M-DISKなるものが出てきています。
ttp://www.soho-jp.com/modules/products/content0268.html
原理が単純なところに説得力を感じますが、問題は書込みマシンともども普及するか
どうかですね。
SAT-IN さん、よろしくお願いします。
テープがダメになるよりも先に、デッキのメカが正常に動かなくなると睨んでいます。
劣化要因は、素材の劣化(ゴム・樹脂・潤滑材)、機構部品の劣化(電解コンデンサの容量
抜けなど)です。
たとえ使っていなくても、劣化は進むので厄介です。
7
:
山七
:2015/01/03(土) 20:36:28 HOST:ntoska603203.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
M-DISKの輸入販売代理店のページがありました。
ttp://www.rijapan.co.jp/product/disc/m-disc.html
自身の寿命を超えて保存する必要性、ですね。
もともと著作権があるものをコピーしたものは、自身の寿命まで持てばOKで異議なしです。
問題は、自身または依頼主のオリジナル音源である場合ですね。
個人的な「ナマロク」音源のすべてが、100年保存する価値がない、とは思えません。
価値があるかどうかは、後世の人々が判断すればよいことで、残すことに意義がある、と。
録音物に限らず、映像記録でも同様と考えています。
8
:
SAT-IN
:2015/01/03(土) 20:52:35 HOST:pl025.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp
ゴム・樹脂の劣化原因は大半が風化ですから、保存は真空パックでかなり持つでしょう。
もし、ダメでも復元は進化した3Dプリンターでどうにかなると思います。。
電解コンデンサーは経年変化の少ないOSコンは既にディスコンですから、新たに出ている個体タイプの物に置き換えれば良いと思います。
9
:
くろねき
:2015/01/03(土) 20:56:18 HOST:wb92proxy16.ezweb.ne.jp
>自身または依頼主のオリジナル音源
それ自体、記録性のある場合がありますからね。
ただし「もともと著作権があるもの」でも油断できなかったりはしますね。
著作権者側に記録が残っていない場合があるからです。
よくあるのは、録画テープが高価だった頃のテレビ番組。
テレビ局が重ね録りで消してしまった番組が、
個人蔵のUマチックから見つかった、というような例があるようです。
NHKなんか、残っていない番組の録画テープが無いか、
自ら呼びかけたりしてますからね。
10
:
山七
:2015/01/03(土) 21:40:24 HOST:ntoska603203.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
SAT-IN さん、
真空パックですか。良いアイデアですね。
一般家庭でできるとすれば、布団の圧縮用のものを流用することくらいしか思いつきませんが・・
そのくらいで効果が出るなら、やってみるべきですね。1台、これと決めてお蔵入り化。
んー。でも本当に効果があるのなかぁ、と思わなくもありません。
一般論としては、多かれ少なかれ、メカというものは、メンテナンスが欠かせない存在なので、
できるだけ機構や構成部品が単純で調整・修復しやすいもののほうが機械的寿命は長い、
という事実がありますね。
その意味で、DATよりもアナログカセットの再生環境のほうが、長く生き残ることは確かだろう
と思います。
博物学的視点になりますが、対象が何であれ、保存のためにはメンテナンスが不可欠です。
メンテナンスの労力が大きいというだけで、保存への障壁はとても高くなってしまいます。
11
:
くろねき
:2015/01/03(土) 22:34:42 HOST:wb92proxy09.ezweb.ne.jp
>できるだけ機構や構成部品が単純で調整・修復しやすいもののほうが機械的寿命は長い、
>という事実がありますね。
そこへ行くと、やはり半導体メモリーは有利ですよね。
そういえばファ○コンのような、カートリッジ式半導体メモリーの
ゲーム機は生存率の高い印象がありますね。
私も四半世紀近く前の携帯型ゲーム機を隠匿してますが、
不具合はボタンがやや接触不良なときがあるという程度です。
同じゲーム機では液晶表示に筋が入ったなんて話は聞きますが、
ソフトの電気的動作がどうこう、という話はあまり聞かないような。
ファ○コンではセーブデータが飛んだ、という話がありますが、
これは電池とDRAMで記憶を保持する一部ソフトの話のようです。
12
:
くろねき
:2015/01/03(土) 22:44:00 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp
↑あ、それとデジタルロゼッタストーンは
風化対策で全体がシリコン詰めになってるようです。
データの読み書きも、電車やバスの非接触ICカードのような方式で、
外部との電気的接続も無ければ電池なども内蔵していません。
13
:
SAT-IN
:2015/01/03(土) 23:58:01 HOST:pl030.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp
とりあえずサービス・マニュアルは入手しておくべきですね。
14
:
山七
:2015/01/04(日) 00:02:29 HOST:ntoska603203.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
デジタルロゼッタストーン、実際に製品化されるのを待ちたいですね。
いずれは、JIS や ISO規格になっていくでしょうから、耐久性や信頼性を見極められると
思います。
やはり書換え可能メディアになるのでしょうか。
ヒューマンエラーを防ぐためにも、1度限りの追記型メディアを期待したいところです。
現状としては、半導体メモリに追記型はありませんが。
15
:
ワッチ
:2015/01/04(日) 00:15:01 HOST:PPPa3302.e11.eacc.dti.ne.jp
皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお手柔らかにお願い致します(笑)
さて、アーカイブのメディアとしては最近はくろぬきさんの仰っているように
テープメディアが再び注目されているようですね。
ttp://fujifilm.jp/business/oa_media/datastorage/ltotape/index.html
このLTO、30年という保存期間を確認しているそうです。
アーカイブですから、HDDのような高速アクセスを要求されないわけで、
そこがミソかもしれません。ただし個人ユーザー向きではないですね。
私はDATの音源はHDDにコピーしましたが、数年に一度別なHDDに移す
ことで長期間の保存をしようという、ごく一般的な手法です。
何年か後には、個人のデータ保存に適した別な媒体が世に出るかもしれませんね。
メディアの寿命より人間の寿命と言う問題もありますが(笑)、素人の撮った写真が
数十年を経て貴重な記録写真として社会的な価値を持つ場合もありますから、個人所蔵
の音源は持ち主が死んだら価値が無くなる、というわけでもないと思います。
だから人の寿命より長くてもいいわけですね。
16
:
山七
:2015/01/04(日) 00:19:13 HOST:ntoska603203.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
SAT-IN さま
サービスマニュアル、入手したとして誰のため?
自身の寿命を超えて、メディア(ソフト)そのものを保存する労力に加えて、再生機(ハード)の
メンテナンスをさせる(してもらう)ことのハードルは、一個人には高すぎますよぉ。
そういった民間記録の保管を一手に引き受ける公的・私的機関があれば、寄贈しても良いの
ですが、現在の日本国には、そのような制度も仕組みも取り組みもありません。
いや、どこかの博物館が現代史の記録の一環としてやっているかもしれませんが、まったく
儲からない話です。
保存とは、労力のかかるものです。ごく一部のものには歴史的価値が出て、視聴や配布など
で経済的価値が生まれるのでしょうけれども。
人生のスパンを超える「保存」は、一人称で完結させることはできません。
17
:
SAT-IN
:2015/01/04(日) 01:03:21 HOST:pl023.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp
>サービスマニュアル、入手したとして誰のため?
>一般論としては、多かれ少なかれ、メカというものは、メンテナンスが欠かせない存在なので
↑メンテナンスに関して、やるやらない、誰がやるのか?は別にして、サービス・マニュアルが無いより有ったほうが良いと思ったまでです。
まあ、後世の誰かが勝手に探せば済む話と言えばそれまでです。
18
:
山七
:2015/01/04(日) 01:27:54 HOST:ntoska603203.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
SAT-IN さま
>メンテナンスに関して、やるやらない、誰がやるのか?は別にして、サービス・マニュアルが
>無いより有ったほうが良いと思ったまでです。
了解です。
ワッチ さま
HDD にすべて移されましたか。そこまでいけば、後は最適な保存媒体が出現するのを待つ
だけですね。
PC データ化しておけば、後はノンリニアで複製可能ですからね。
まずは、最低限そこまでは自分自身でやっておかなければいけませんね。
もし自身のDAT音源のデータ化&別媒体化が完了すれば、それでよしではなく、時代の中に
埋もれていく民間記録(音声・映像)の救出にも眼を向けたいと感じています。
くろねきさん、SAT-INさん、ワッチさん、ありがとうございました。
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