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オーディオ雑誌と評論家について
1
:
まあちゃん
:2011/03/04(金) 05:44:25 HOST:p1148-ipbfp1404osakakita.osaka.ocn.ne.jp
皆さんは、日頃、どんなオーディオ雑誌を読み、
どの評論家の意見や感想を当てにされておられ
ますか??
是非、お聞かせください。
2
:
まるちゃん
:2011/03/05(土) 18:26:23 HOST:p25062-ipngn2501marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
まあちゃんさん、いろいろなスレットを建ててらっしゃいますが、ここは個人的なAUDIOお悩み相談室ではないと思うのですが?
AUDIOにおける「音」の基準は人それぞれですし、まずは貴方がその基準を明確にしていくことが大事ではないかと思います。
良い音で鳴らすには、その基準を目標にして、ご自分の機器と対峙していくしかありません。
ご健闘をお祈りします。
3
:
前期高齢者
:2011/03/05(土) 18:49:52 HOST:h219-110-142-101.catv02.itscom.jp
>>2
回顧変じてまあちゃん専用クリニック!なんちゃって!
4
:
あらい
:2011/03/05(土) 20:50:31 HOST:p079.net220216009.tnc.ne.jp
オーデオは、個人の趣味性が基本ですから
自分で探求して、このサイトなどの、お互い共通な情報を共有するのが本筋だと思いますが。
1から10まで、人の意見を聞くだけでは何時までも本人の意見はもてずに
他人任せになってしまいます。
間違っても、自分の意見や考えを出すことから始めましょう。
5
:
あらい
:2011/03/05(土) 20:57:29 HOST:p079.net220216009.tnc.ne.jp
サイトの釣り目的と思われかねないですので、ご注意を。!!
6
:
SX-3Ⅲ
:2011/03/05(土) 21:52:54 HOST:so5-2.cty-net.ne.jp
まあ、巷には超難関大学の入試問題でも尋ねれば丁寧に答えてくれるところがありますからねぇ。
けっこうオーディオ関連のQ&Aもあるようですよ。○○○知恵袋の活用も一考の余地ありかと思われます。
7
:
アラン・ドロン
:2013/10/28(月) 18:03:35 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
まあちゃんさんへ
現在は、雑誌は読みません。以前は、音楽の友社のステレオ、
サウンドボーイ、サウンドレコパル等を読んでいました。
参考になる評論家は、第一に瀬川冬樹氏です。
audio sharingと、検索して下さい。
複数の評論家の中に氏がおります。
お勧めの本は、瀬川冬樹のステレオテクニック、
オーディオABCの上巻、下巻です。
興味深く読めると思います。
8
:
アラン・ドロン
:2013/11/27(水) 21:11:57 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
○○○知恵袋で、ベストアンサーに選ばれた答えがありますが、
これは、質問者が選んだんでしょうかね。
ならば、質問者にとって都合の良い回答を選びかねませんね。
自分の考えと違う人、ちょっと批判的な人のは、選びませんね。
しかし、時には、自分と違う考えが正しい場合もあり得ると思います。
しかしまあ、自分で調べないですぐに人に聞く人も多いですね。
現在は、雑誌、評論家共に必要性は薄いです。
一番良いのは、中立的な考えを持っている、オーディオの科学全般
電気工学、音響学、心理学、勤続学などに精通している人を
知人に持つことです。出来れば、半導体のアンプを素子がバラバラの
状態から作れる人なら尚良いでしょう。
9
:
果報モン
:2013/11/27(水) 21:31:42 HOST:122.196.12.44
でつね
わかります。
直ぐ警告などをノタマウ輩&カッペの太鼓持ちも散見しますでつ。
イテ○ウ!が手っ取り早いかも??? マサカ!だす。
そうじゃないかえ「皆の衆」♪
(〃^∇^)o彡☆がははははっ
ベスト アンサー (〃^∇^)o彡☆あははははっ
10
:
AD
:2013/11/28(木) 05:45:31 HOST:250.143.138.210.bf.2iij.net
イテ○ウ!ってことは・・・
ベストの上からアンチャンを刺す→「ベスト・アン・サー」?? でつか?
近親○○・・・いや、(謹慎)モン でつね・・・(省)
11
:
アラン・ドロン
:2013/11/29(金) 08:51:29 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
先日、ステレオサウンド別冊、瀬川冬樹全集、良い音とは、
良いスピーカーとは、を買いました。
まだ少ししか読んでいませんが、読み応えあります。
フォノカートリッジ、レコードプレイヤーのコーナーは不要ですが、
結構なページ数があります。
アンプ、スピーカーに関しては、今でも十分通用する内容です。
基本的にはそんなに変わっていませんからね。
アンプに関しては1980年代前半にはほぼ、設計理論等は確立された
と言うことです。瀬川氏が言っていた訳ではないですが。
SPも、1970年代後半には外国製品に負けない物も多くあったと
思います。
12
:
アラン・ドロン
:2013/12/02(月) 09:00:01 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
どこのスレッドに書き込むか迷いましたが、ここにします。
クリスキットの開発者、桝谷英哉氏の変なところ
1.ソニーの一番安いCDプレイヤーが音が良いと思っている。
彼曰く、DAコンバーター製作メーカーで一番シンプルな物が良い
と言っていました。
2.バスレフはだめで、密閉型が一番良いと言っているところ
解説
バスレフは箱鳴りがする、天板に手を当てるとかなり振動が多いと。
3.バックロードホーンはだめと決め付けているところ。
13
:
bu
:2013/12/16(月) 13:17:40 HOST:ZG228140.ppp.dion.ne.jp
オーディオ評論家の評はあてになりませんね。ずいぶん失敗した気がします。
14
:
デコポン
:2013/12/16(月) 18:29:34 HOST:om126204022001.3.openmobile.ne.jp
↑↑
同感です。
15
:
bu
:2013/12/17(火) 00:44:28 HOST:ZG228140.ppp.dion.ne.jp
あてにならない理由でやっと気がついたのは①彼らが聴いているのは試作機でないか。②大音量で聴いているのではないか、です。まじめに聴いて忌憚なくものを言っていればの話ですが。
16
:
くろねき
:2013/12/17(火) 01:02:34 HOST:wb92proxy09.ezweb.ne.jp
皆さんこんばんは。
あてにならない理由その3は
「彼らの試聴室は読者の部屋とは違う」
じゃないでしょうか?
最近引っ越して改めて思いましたが、
ルームアコースティックというやつは侮れません。
読者に部屋を貸してもらうか、読者の居室を想定した
複数の試聴室があればよかったのかもしれませんが、
そこまではなかなかできないでしょうね・・・。
17
:
哲人
:2013/12/17(火) 08:53:54 HOST:p18012-ipngn100407kyoto.kyoto.ocn.ne.jp
くろねきさんに同意です。
音は部屋の造りでかなり変わります。構造や容積で全く変わるのにその事はあまり議論されません。
個人的には一番お金をかけるべきは家、またはオーディオルームだと言う事実感しています。
18
:
前期
:2013/12/17(火) 09:21:49 HOST:h116-0-192-081.catv02.itscom.jp
>>16-17
激しく同意。度々カキコしていますがオケのコンサートホールだって同じ
楽団でさえ相当に音は違って聞こえます。まして体積の小さい一般の
リスニングルームでは顕著な違いがでるでしょう。
但しソースがクラオケであまり弄りまわしていない録音に限定しての話でつ。
19
:
アラン・ドロン
:2013/12/17(火) 09:36:10 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
なるほどです。
上記条件を考えて判断しなければなりませんね。
元、松下電器の石井伸一郎氏は、ルームアコースティックを考えた
本を出版していますね。
しかしながら、部屋にコストをかけるには、莫大な資金が---です。
機器を買うより高いですからね。
また、根本の部屋の作りが悪ければ、どうにもなりませんね。
20
:
フォルテ
:2013/12/17(火) 11:13:03 HOST:hcccbcac939.bai.ne.jp
>>19
>莫大な資金が---です
そうですかね?500万も掛ければそれなりの部屋が作れると思いますけどね。とにかくぼったくりの
被害に遭わないようにしっかり見積もりをとることが必要です。変な先入観に左右されてはいけません。
レノベ屋がウッシッシと喜ぶだけですよ
21
:
薬漬け
:2013/12/17(火) 12:27:41 HOST:zaq77189080.zaq.ne.jp
部屋を“特注”される方はよほどのマニア度でしょう。
どこかで書きましたが、昔、モデルハウスのオーディオルーム(数百万円也)の音があまりに
酷いので、百貨店のオーディオ担当に聞いてみると「あれはひどくて当然。本気でリスニング
専用ルームを作ったら一千万円以上はかかる。そんなことより普通の部屋でルームチューンを
施しながらの方がよほどマトモな音が鳴るよ」と。
私たちはオーディオルームも含めて居住環境としているわけで、そこだけの「自分の巣」として
独占使用している人は稀でしょうから、あまり難しく考えない方がいいのかも知れませんね。
もし普請する時に気をつけるとしたら、オーディオを設置する場所だけでも床は十分に補強して
おいてもらった方が後々モノを言うようです。
22
:
前期
:2013/12/17(火) 12:55:14 HOST:116.0.192.81
>>21
>床は十分に補強・・・・・・
これはもう絶対条件でつね。
23
:
哲人
:2013/12/17(火) 12:55:19 HOST:p18012-ipngn100407kyoto.kyoto.ocn.ne.jp
オーディオルーム=防音室と言う概念が有るからでしょうか。
爆音が好きな方を除いてオーディオルームにはそれ程お金はかかりません。
機器に回すお金の一部でより効果的な音質改善ができると思っていますし実行しています。
なぜ皆さんがこの話題で盛り上がらないか不思議です。
最初からあきらめているのか、興味が無いからでしょうか。
24
:
つづき
:2013/12/17(火) 18:08:00 HOST:d-117-74-31-252.d-cable.katch.ne.jp
>私たちはオーディオルームも含めて居住環境としているわけで、そこだけの「自分の巣」として
独占使用している人は稀でしょうから
私は独占しています。申し訳ないです。
25
:
くろねき
:2013/12/17(火) 19:15:09 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp
皆さんこんばんは。
オーディオ誌でルームアコースティックの話題が上がるものといえば、
Q&Aやクリニック、スピーカー台やチューニング材関係の記事、
あとは出来立ての試作スピーカーを聴きに行った
緊急レポートの類いで軽く触れるくらいのような。
何となくですが、オーディオよりホームシアター関係のほうが、
ルームアコースティックには身を入れて取り組んでるような気がします。
測定器の話題も畑違いということか、あまり出ませんね。
ホームユースの測定キットとか出ないもんですかね?
今ならパソコンを利用する形にすれば、お手頃な製品ができるような。
26
:
RW-2
:2013/12/17(火) 23:49:40 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp
音楽好きは移住環境に合わせてシステムを選びます。ですからソファーにまったりと腰かけ
紅茶を沸かし、タウン誌片手にエクレアやフルーツケーキをほうばりながら音楽を聴きます。
オーディオマニアは4畳半に#4343Bを入れます。まずスピーカー在りき。ついで2本アームの
大きなプレーヤーを置きます。万年床の上の椅子でカップ麺すすりながら音を聞きます(略)
27
:
SAT-IN
:2013/12/18(水) 00:18:04 HOST:s1406194.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp
一方どちらとも言えない拙者は、万年床で天井の節穴を数えて溜め息をつくのでした。
28
:
フォルテ
:2013/12/18(水) 11:24:36 HOST:hcccbcac939.bai.ne.jp
私自身はリビングで聴いてます。我が家を新築する際に専用ルームも考えましたが、政権与党である
家内の賛成票が得られないだろうと諦めました。その分リビングにはそれなりの投資をしましたが
やはり両スピーカーの間に色んな楽器や歌手が現れては消えするのですが、そこには何も無い方が
良いですね。
29
:
ジークフリート
:2013/12/18(水) 12:43:56 HOST:KD182249240066.au-net.ne.jp
家屋の構造や部屋の内装は音質に大きく影響しますが、部屋の中のどこに何を置くかも重要なところ。
家族との共有スペースですと、音質優先てことは、ナカナカ難しいですねぇ。(自分の居場所があるだけでも感謝!テレビのチャンネル権がないのもガマン?)
30
:
つづき
:2013/12/18(水) 19:05:29 HOST:d-117-74-31-252.d-cable.katch.ne.jp
>なぜ皆さんがこの話題で盛り上がらないか不思議です。
最初からあきらめているのか、興味が無いからでしょうか。
私の場合は今の部屋で満足しています。何の不満もありません。
もう40年以上使っています。
31
:
666
:2021/04/15(木) 09:27:37 HOST:softbank126194174068.bbtec.net
Peter and the Wolf(その2)
(その1)を書いたあとで、
そういえば、黒田先生、「音楽への礼状」でプレヴィンについて書かれていたな、と思い出した。
書き出しも憶えていた。
ある高名な評論家のことから始まる。
*
「こういうあつかいをされるのなら、これからは、きみのところとのつきあいを考えさせてもらうよ」
受話器からは、そのようにいう、くぐもった声がきこえてきました。声の調子から判断して、声の主が感情をおしころしているのはあきらかでした。連載を依頼している、さる高名な、そして高齢でもある評論家に、そのようにいわれ、ヴェテランの編集者である彼は、大いにあわて、同時にびっくりもしました。なんでまた、そんなことを気にするのだろう、このひとは。彼がそう思ったのは当然でした。
電話は、彼の雑誌の、その前日の新聞に掲載された広告に、件の高名な評論家の名前がのっていなかったことについての、厭味たっぷりな苦情でした。たまたま、その号の特集にスペースをとられ、そのために、連載をしている評論家の名前をのせられなかった、というだけのことでした。その程度のことは、わざわざ広告部に問い合わせるまでもなく、彼にも予測できました。
*
この高名な評論家が誰なのかは、なんとなく知っている。
そんなことをする人だったのか、と思ったし、
黒田先生が書かれているように、その行いは《想像を絶すること》だ。
高名な評論家といえど、いわゆる自由業である。
出版社から毎月決った額を受けとれるわけではない。
だからこそ、名を売っていかなければならない──、
そういう考えの人も多いのは経験上知っている。
十分な名声があったとしても、新しい人たちが参入してくるし、
将来が保証されているわけでもないから、名前が載ることは名によりも優先することなのだろう。
黒田先生も音楽評論家だったから、この高名な評論家と立場としては同じである。
《めだって、広く世間にその名を知られるようになる、というのは、たまたまの結果でしかなく、目的であってはならないでしょう》
とも書かれている。
ttp://audiosharing.com/blog/?p=34528
32
:
666
:2021/04/15(木) 09:34:34 HOST:softbank126194174068.bbtec.net
菅野沖彦
さあ僕とレコ-ド演奏について語ろう。ただし
装置総額1000万以上
レコ-ド枚数10万枚以上、
年収5000万以上、
愛人5人以上
でなければ 書き込んじゃいけないよ。では始めよう!!
菅野沖彦
自動車評論家界の重鎮、徳大寺有恒との親交も厚いらしく、そのファッションセンスや時折紹介されるリスニングルームの様子から見ても他の評論家とは別次元にいる、名実共にハイエンドな方。ECMファンの間ではキース・ジャレット『サンベア・コンサート』の録音に携わったことでも知られている。
独自の『レコード演奏家論』を発表以降、オーディオという趣味に一種の「ステイタス」を求める菅野の、評論家としての姿勢がより明確になったように感じられる。アンプ、スピーカーともにマッキントッシュを使用しているあたりも彼のステイタス指向の現れなのか。だから低価格機種の評価はほとんど行わないし、新興メーカーの機種を積極的の紹介したりもしない。あらゆる意味で長岡鉄男の対極にいる。(1997,10/23 記)
評論家も人間ですので、そこんとこよろしくとの事です。(W
評論家も商売の1つです、そこんとこよろしくとの事です。(W
評論家は慈善事業ではありません、そこんとこよろしくとの事です。(W
マッキントッシュのアンプは老舗高級オーディオ雑誌の「ステレオサウンド」のボス的存在だった菅野沖彦が猛プッシュすることで、わが国での栄光を持続させてきた感がある。
菅野現役時は、この雑誌の「権威ある」とされるベストバイにおいてマッキンが常に上位にあった。しかし、菅野が一線を退き、ベストバイ選定委員から外れた途端にマッキンのアンプは上位から姿を消してしまった。
菅野とマッキンの癒着構造に、どの程度の金銭が絡んでいたのかはわからないが、マッキンの実力が普遍的なものであれば、菅野引退後も上位ランキングを維持し続けたはずである。
オーディオがオーディオジャーナリズムと不可分の関係にあり、たった一人の評論家がわが国におけるマッキンの「位置」を決定していたという事実。これはオーディオというもののあり方を知る上でも重要である。
33
:
666
:2021/04/15(木) 09:38:40 HOST:softbank126194174068.bbtec.net
はじめにマッキンがあった。
マッキンはスガノと共にあった。
マッキンはスガノであった。
このマッキンは、初めはスガノと共にあった。
オーディオはマッキンによって成った。
成ったもので、マッキンによらないものは何一つなかった……。
967: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/01/30(土) 20:57:29 ID:opLpEqZA
昨年のSSベストバイでマッキンはほぼ0。
と思ったらこの方が選定者から外されてたんだ。
それまでは一人だけ☆☆☆で入ったのがあったような。
菅野沖彦の自宅でオールマッキントッシュのシステムを聞いたら、「聞き賃」として15万円を請求されるそうです。
(それでも予約待ちだそうです)
オーディオの秘訣も伝授してくれるそうで
「いい酒を飲み、いいものを食べ、いい車に乗り、健康に気をつけてよく寝る」
というのが一番大事だそうです。
菅野沖彦の家で音を聞いた・・・というのが一部のオーディファイルの間ではステイタスになるらしいですね。
プラチナカードという「うちで聞きました証明書」が発行されるそうです。
それから今もやっているかどうか知らないけれど、雑誌「ステレオ」に「菅野沖彦が自宅にやってくる」というコーナーがありましたね。
あれに出る人は皆「〜でございます」っていう喋り方をするんですよね。
菅野を崇め奉っている感じで気色が悪かった。
(あれに当たると税務署が来る!っていう噂が流れていて敬遠する人もいたらしい)
34
:
666
:2021/04/15(木) 09:54:34 HOST:softbank126194174068.bbtec.net
五味先生の名著に「オーディオ巡礼」があります。
それには、幾人かのオーディオマニアを五味先生が訪問した感想が書かれています。
皆、評判のいい感想ばかりですが、おそらくもっと多くのマニアを訪問していると
思うのです。しかし五味先生が気に入らなかったものは削除されているものと思われます。
私が興味を持ったのは、五味先生がオーディオセールスマン(評論家)の音をどう評価していたのかです。
これは、「五味オーディオ教室」という本に、菅野沖彦と上杉佳郎の音についての感想
が載っています。
菅野沖彦の音については、録音技師の聴く音であって音を響かせようとしておらず、
ステージがない、音の歪のない再生を追及するあまり無機的な音と評価しています。
ただ、だから菅野沖彦の音はだめだというつもりはありません。
音の好みは人それぞれ違いますから、菅野沖彦の音を好む人がいても当然のことと
思います。
しかし、ステサンなどで菅野沖彦の書いた文章を読むと、音に関することばかりで、
作曲家や指揮者、演奏家に対する感想などなく、音楽的教養が限りなくゼロに近い人間
だという事がわかります。
つまり菅野沖彦は音はわかるが、音楽は理解していないということですね。
上杉佳郎の音については、さらに厳しく評価しています。
上杉邸でマーラーの交響曲第4番(バーンスタイン指揮)を聴いたところ、第2楽章に
ヴァイオリンの独奏パートがあり、マーラーはこれを「死神の演奏」でと指示している、
つまりこの演奏は悪魔が演奏するように響いてくれなければならないが、上杉邸の弦の音はシャリつく音で「死の舞踊」が「アパッチの踊り」に聴こえたというのですね。
私はこの文章を読んで、早速マーラーの交響曲第4番(クレンペラー指揮)を購入しました。最近改めてこの第2楽章を再生してみたのですが・・・・
うーん、むずかしいですね。アパッチの踊りではないのですが、果たして悪魔的に響いて
いるのだろうか?
私は最近少しでも音を良くしようとスピーカーベースを購入し、スピーカーコードを変え
さらに昇圧トランスも変えました。確かに音は以前より好みの音になりました。
しかし、それは音を聴いているのであって、音楽を聴いていないようにも思えます。
オーディオで音楽を楽しむには、やはり音楽的教養が必要ですね。
ttps://6629.teacup.com/fuku25252/bbs/2657
35
:
666
:2021/04/15(木) 09:55:09 HOST:softbank126194174068.bbtec.net
五味康祐さん、菅野沖彦さんところを訪問してこんなことを言っています。
一言でいうと、其処で鳴っているのはモニターの鋭敏な感覚が絶えず検討しつづける音であって、音楽ではない。音楽の情緒をむしろ拒否した、楽器の明快な響き、バランス、調和と言ったものだけを微視的に聴きわける、そういった態度に適合する音である。
無論、各楽器が明快な音色でバランスよく、ハーモニーを醸すなら当然そこに音楽的情緒と呼ぶべきものは生まれるはずだと、人は言うだろう。
だが理屈はそうでも聴いている私の耳には、各楽器はそのエッセンスだけを鳴らして音楽を響かせようとしていない、そんなふうに聴こえる。
たとえて言えば、ステージがないのである。演奏会に行った時我々はステージに並ぶ各楽器の響かせる音を聴くので、その音は当然、会場のムードのなかできこえてくる。
いい演奏者ほど、音そのもののほかに独特のムードを聴かせる。
それが演奏である。
ところがモニターは、楽器が鳴れば当然演奏者のキャラクターはその音ににじんでいるというまことに理論的には正し立場で音を捉えるばかりだ。――結果、演奏者の肉体は消え、楽器そのものが勝手に音を出すような面妖な印象をぼくらに与えかねない。
つまりメロディは聴こえてくるのにステージがない。
レコード音楽を家庭で聴く時、音の歪みのない再生を追及するあまり、しばしば無機的な音しか聴えてこないのはこの肉体を忘れるからなので、少なくとも私は、そういうステージを持たぬ音をいいとは思わない。
そしておもしいことに、肉体が消えていくほど装置そのものはハイファイ的に、つまりいい装置のように思えてくる。
この危険な倒錯を、どこで食い止めるかで音楽愛好家と音キチの区別はつくと私は思ってきた。
さぞや菅野さん、堪えたでしょうね。
こういうことを言える、言ってくれる人がいなくなってオーディオ評論家も堕落したのでしょう。
オーディオ評論家が、お互い仲良し倶楽部のメンバーになって、他人の悪口は言わない、意見の合わない人は入れない、金を貰った製品は全部ほめる、こうなったのは五味康祐がいなくなってからではないですかね。
上杉さんもこてこてやられています。
山中さんも、「劇場用の音である。多勢に聴かせる音である。夜更けて独り、挫折感や悔いや生き難さへの憾み、愛に酬われぬ痛哭、そんなものを癒され明日への己れを鼓舞してくれる曲を聴くにふさわしい音ではないと私には思えた。人に聴かせられる音なのである。」と言われています。
瀬川さんは褒められています。
シャープになった、スピード感が出てきた、定位が良くなった、等と言って音の変化ばかりに耳が行っていますと、「鳴っているのは、音楽ではない」と菅野さんならずとも、言われそうですね。
心しなくては。
(6月19日)
面白い評論を有難うございます。
五味さんあたりは、文字通り命の糧として音楽を聴いていたので自分の感じと妥協するところがなかったのでしょうね。
菅野さんへの感想はいまで言うなら、やはり前に出てくる音でどこやらのよく聴く押し付けがましい音だったのではないでしょうか。
もう少し音場を考えたサウンドステージとホールトーンがあれば五味さんの感想も違ったものになったかもしれませんね。
ttp://www.aafc.jp/Essay/matumoto7.htm
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