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良い音の条件
1
:
まあちゃん
:2011/03/04(金) 05:35:07 HOST:p1148-ipbfp1404osakakita.osaka.ocn.ne.jp
良い音にもいろいろありますよね。
中高域が澄んでいて低域が柔らかいとか、高域に伸びがあって
低域が力強いとか、
人さまざまです。
そこで、皆さんが思う良い音の条件を教えてください。
俺はこんな音が好きだでも結構です。
94
:
RW-2
:2011/07/11(月) 20:21:13 HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp
>>「オーディオマニアはどうして音を分解して聴こうとするんだろう。
>>オケは音が溶け合ってるのがいいのに」
ってなことはオーディオファンは重々承知なんですよね。その上で「ポン!と
立ち上がるピアノ」を求めるのか「シャボン玉のような音色のピアノ」を求めるのか。
名曲、名演奏はラジカセでも判りますでしょ。もっと楽器固有の音色、そのフレーズ、
演奏者の生きざまとしての表現に対峙したいのです。仮に仕事としてやっつけの演奏
だとしてもですよ。
>>77
のように再生者は一生懸命なんですよ。ハイ。
95
:
D-150
:2011/07/11(月) 20:25:57 HOST:p3113-ipbfp2804osakakita.osaka.ocn.ne.jp
くろねき様
私は音楽の素養がないので最初に細かい音(デフォルメ)がいるのです。
小澤氏ならば音が溶け合っていても全てが把握できるのです。
音楽的素養の差はいかんともしがたいのが現実なんです。
ジャズでもAMラジオで十分な方もいらっしゃれば私のような無教養な人間
にはカブリツキ状態でないと駄目なのもいる。
尊敬はしますが別に偉い人が趣味では全て正しい訳ではない。
人それぞれと思います。
趣味なんで初めから“埋められない溝”は存在しないと考えた方が楽ですよ。
教養のない人間は趣味をする資格なしみたいな選民思想が恐ろしい。
96
:
前期高齢者
:2011/07/11(月) 20:32:56 HOST:h219-110-122-065.catv02.itscom.jp
>>94
RW-2さん、こんばんは。
以前にもカキコしましたけどナマでもNHKホールの一階前方S席と二階後方
S席では同じ値段、同じオケ(N響)でもまるで音は違いますね。
前者は分離がよくていろいろな楽器の細かい音が聞こえる。後者は渾然一体
となった響きですね。どちらを取るかは結局聞き手の好みでしょう。
小生は二階派なんですが友人たちは一階を選ぶ人が多いですね。
結局再生音もどちらを指向するかで相当違ってくるのではないでしょうか。
ただまあ二階席だってシャボン玉は絶対にありませんが・・・・
97
:
くろねき
:2011/07/11(月) 20:45:53 HOST:KD113159118125.ppp-bb.dion.ne.jp
☆D-150さん☆
こんばんは。
ハイッ、私もその手の選民思想は嫌いです!
こういうのはスノビズムというんじゃないでしょうか。
結局のところ、
>>73
で前期高齢者さんがおっしゃったように、
「あまり難しく考えずにたとえひとりよがりでも自分が好きな音を実現する、
ということでいいのではないか」と私も思います。
そもそも
>>1
でスレ主様が、
「良い音にもいろいろありますよね。(中略)人さまざまです。
そこで、皆さんが思う良い音の条件を教えてください。
俺はこんな音が好きだでも結構です。」
と書いておられるわけで。
と言いつついろんなことを書いてしまいました。ごめんなさい。
98
:
北国タクト
:2011/07/11(月) 20:58:40 HOST:110-133-124-122.rev.home.ne.jp
努力しだいで趣味も洗練させることができるのです。
音楽の聴き方もそれに同じです。
それなのに"自分が好きなのだからこれでいいのだ"という開き直りをされると、
なんだかなあ、と思わざるを得ません。
たとえばオシャレも同じで、努力することでどんどんセンスもよくなるのに、
それをしないでひどい格好でリュックを背負って人前に出てくるのをよしとする大人もいる。
本人はそれでよくとも、見る目がある人間からしたら"滑稽だなぁ"というところでしょう。
とくに失礼ながら、この掲示板にはたとえばクラシック音楽に精通している方も少ないように見えます。
もっとも尊重されるべきは演奏であり、その基になっている作曲家なのではないでしょうか。
99
:
D-150
:2011/07/11(月) 21:10:18 HOST:p3113-ipbfp2804osakakita.osaka.ocn.ne.jp
私は音楽的教養がないですけど音楽大好きです。
でも音いじりはもっと大好きなんですよ。
スネアのスッコンコンとかラッパの朝顔から出る独特の響きとか
を気のせいとか思い込みとか笑われても日夜いじっております。
自分はこの時間を楽しんでいる。
エエ趣味やでこれは。誰が何を言おうと100歳までやるぞ。
問題はオーディオいじりをしているとあっという間に時間が過ぎること。
楽しい時間は極端に短く感じるのが贅沢な不満。
良い音より良い時間を楽しんでいる似非マニアでございます。
100
:
北国タクト
:2011/07/11(月) 21:22:15 HOST:110-133-124-122.rev.home.ne.jp
たとえば岡田暁生は、音楽の良否の判断は、聴き手が属している集団の文化程度、コモンセンサス、社会状況が影響していると書き、そのレベルは聴き手本人の努力によって普遍的な次元まで高めることができると主張しています。
たとえばドイツ・ロマン派の音楽を規定することが、シューマン以降の文化潮流として、叙述による形象化を経ることになったことも、その音楽観の体系としての流れも、結局は言語によるパラダイムの共有というところに行き着くのです。
そうしますと、いわばドイツ音楽の批評文化の動きというのは、大衆による理解を言語によって進め、そのレベルを向上させるために根付いてきた、ひとつの聴き方の"型"になっているともいえるわけでしょう。
そういう批評精神の文化が、残念ながらオーディオマニアでクラシックをよく聴かれる方々に浸透していないことは、すこし残念です。
ご自分の中で言語による聴き方の"型"を身につけておられないということになるでしょう。
これはよい演奏と悪い演奏、優れた音楽とつまらぬ作品を峻別できるようになるための道程でもあります。
良い悪いの判断と好みの問題はまったく別なのです。
日本人は往々にして"好きなら良いだろ"という短絡に陥りやすい。
批評精神の欠如といえるのではないでしょうか。
101
:
くろねき
:2011/07/11(月) 22:13:09 HOST:KD113159118125.ppp-bb.dion.ne.jp
先ほどの
>>97
のレスを、
というか
>>1
でスレ主様が・・・(中略)・・・
と書いておられるわけで、ここ(このスレ)は
そもそもディベートする場じゃないんですよね。
としようと思っていたんですがやめました。
批評精神の文化云々については、別にスレ立てされたほうがよろしいかと。
そういえば先日亡くなられた大賀典雄さんが生前、
「クラシックは時代の流れにもう合わない」とおっしゃっていたそうです。
いわゆる売れ線の音楽はポップソングなどに任せて、
クラシックの伝統は私たちで守ってゆこう、と。
102
:
でしべる
:2011/07/11(月) 22:30:38 HOST:ed223.BFL19.vectant.ne.jp
生演奏も音、再生音も音、自然音も音、好みはあるかと思いますが
いろんな音を聴いて楽しみたいですね、地球の音楽なんですから^^
103
:
MT
:2011/07/11(月) 23:27:17 HOST:PPPpf231.aichi-ip.dti.ne.jp
クラシック音楽も音楽の一つですよ。
雅楽を聴くと強烈にそう思います。
104
:
ディラン
:2011/07/11(月) 23:44:18 HOST:FL1-122-130-194-135.kyt.mesh.ad.jp
私は数年前までJAZZ、POPS、ROCK、フォーク、カントリー、シャンソン、ファド等
色々なジャンルの音楽を楽しんで来ました。クラシックも同等に楽しんで居ります。
心の琴線に触れればどんな表現形式でも楽しめます。同様に文学も思想も哲学もね。
どろどろした人間を扱う訳ですからそういう意味では全てテーマは普遍的ですね。
御託をひり出し悦に入るより楽しんだほうが良いに決まってる。
作曲家も演奏者も聞いて欲しいんでしょう?楽しんで欲しいんでしょう?訴えたい、メッセージを運びたいんでしょう?
楽しませて戴いて居ります、良い音で。良い音の条件は楽しめる事。感動出来る事だと思います。
105
:
薬漬け
:2011/07/12(火) 00:04:42 HOST:zaq3a551c80.zaq.ne.jp
北国タクトさん、こんばんは。
熱中症…にかかわらずボケた頭でですが、北国さんの所論、興味深く見させていただきました。
どうも既視感とミスマッチ感とが交錯していたのですね。前にも同じような議論があったなあと。
音楽芸術の大衆文化への浸透と止揚のプロセスということでいえば、
>>100
の一段目・二段目の
北国さんの立論は、一般論としてはよく判ります。
ただ、三段目と、なかんずく
>>98
の4段目が、少し余計だったように思えますね。
RW−2さんのご意見に立腹された方の文章とは思えないな、と少々戸惑っておりました。
芸術解釈は個々人の人格の投影であり、体内アセンブラ言語の世界であって、それに係る対話と
いうのは非常な困難と努力を要するでしょう。それでも芸術の水準を上げていくためには敢えて
通らなければならないプロセスだというのも、判ります。
そして、こちらで書き込みをされている方々は、(私を除いて)皆さんそういう水準を、何らかの
形で体得されている方々だと私は理解しています。(ちなみに、文学部哲学科や芸術学部音楽科の
出身かどうかは問題ではありません。その人の生得的な芸術感性の問題ですから。)
そしてその上で、皆さん、個人別のアセンブラ言語では会話ができないので、こうした形での
会話が展開されている、という点はご理解いただけるでしょうか。
それと、往々にしてオーディオマニアとは、上記のような隘路に入り、のたうち回っていても、
それでも「音楽」と「音」と「機器」の三位一体の中で、とにかく遊びたい人種だと思います。
ここはそういう「遊び」の場なのです。そういう精神の弛緩も必要ではないでしょうか?また、
そこでの会話が「批評精神の文化が、残念ながらオーディオマニアでクラシックをよく聴かれる
方々に浸透していない」ことの証左と論破できる内容と言い得るのでしょうか?そう簡単な話では
ないと思います。北国さんとは形は違えど、皆さん百戦錬磨の方々(音楽でも、オーディオでも。注:私を除く)ですから。
その意味では、北国さんのお説はお説でわかりますけれども、ちょっと場違いな感じがしますね。
場末の中華料理屋で、極上のフォアグラのムースを注文されても、ミスマッチだと思いますしね…。
(ここは場末かと?!こりゃまた失礼。(汗))
くろねきさんが仰るように、オーディオではなく、音楽スレとして別スレでご議論されたほうが、
より実り多いのではないか、と思います。
106
:
たそがれ
:2011/07/12(火) 00:36:46 HOST:FLA1Aae228.myg.mesh.ad.jp
音楽で感動するようにオーディオでも感動するのです。
クラの演奏会でブラボーと叫ぶ人のように。
音楽ジャンルは関係なく楽しむのがオーディオですね。
気兼ねすることなくこっそり自宅で楽しめる訳ですから。
時々とんでもないジャンルに好録音があったりして、そんなのを
見つけた時に、いつも高尚な音楽ばかり聴かせられる知人に持っていったり
して無理やり掛けると、実は歌謡曲も聴くのですよと打ち解ける場合だって
あります。オーディオなんて言うのは、そんなに気高い趣味でもないし、
こっそりな部分が面白いですね。
107
:
くろねき
:2011/07/12(火) 01:49:03 HOST:KD113159118125.ppp-bb.dion.ne.jp
自分のレベルをわきまえた上であるなら「独りよがり」でもよいのでは?と思います。
(中略)それはつまりどんなに大言壮語してもネタになる、ってことですから。
向上心を云々する向きもあるいはあるのかもしれませんが、
そんなこと言われる筋合いはありませんよね、それが趣味というもので(笑)。
と、「オーディオ雑談・総合」スレのNo.456に書いたのを思い出したので、
ほぼそのまま再録しておきます。
さて、私なりの「良い音の条件」というか、一応の基準とは何か?
まず周波数バランスですが、「オーケストラが鼻声に聞こえないこと」というのがあります。
1〜2kHzあたりが山なりに盛り上がっているとこういう音になると思います。
これはまだ良いほう。どこかおかしいな、という音はほかにもあって、
中域がおかしいのか、何だか耳抜きしたくなるような音というのもあります。
これは位相の関係もあるのか、スピーカーの配置が奇抜な
一部のミニコンポで時々こういうのがあるようで、
もっと安そうな別のコンポのほうがよほど自然に聞こえた、ということもありました。
では、そのあたりは何を基準にするのか?私の場合はヘッドフォンの音。
周波数特性だけなら、下手にスピーカーで聞くよりヘッドフォンのほうがずっと良い、
という話がありますが、よほどの安物でない限り、
ある程度の水準のバランスは取れていると考えるからです。
特殊な例を除いてフルレンジである、というのもありますし。
そう、この掲示板にも「フルレンジに戻った方!」というスレがありますが、
何の変哲も無いフルレンジというのも基準としていいかな、と思います。
ラジカセやテレビのスピーカーがそうですよね。
単にそれに慣らされてんじゃないの?と言われれば何も言い返せませんが・・・。
(続く)
108
:
くろねき
:2011/07/12(火) 01:50:18 HOST:KD113159118125.ppp-bb.dion.ne.jp
(承前)
次に、音が立体的なこと。これを意識するようになったのは20代になってからです。
雑誌の記述に刺激された、というまったくお恥ずかしい話なのですが(笑)・・・。
その時点ですでに長らくの顔見知りであった、サンスイLMスピーカーにはたまげました。
実は、片方のトゥイーターのアッテネーターが変な位置に回っていたのに
長らく気づかず、「これ片方壊れてる」とその実力に気づかなかったのでした(笑)。
もっと優れたものはおそらくほかにいくらでもあるのでしょうが、
今でも強く印象に残っています。
同じ頃に姉が買った、オンキヨーのFRシリーズのコンポも印象に残っています。
MDをかけてみると、スピーカーの大きさと設置間隔なりの小ぶりのものではありますが、
スピーカーの間に不思議にリアルな感触の音場が。あれは何だったんでしょう。
音の分離が良くなると、例えばドンカマ負けして聞こえたボーカルが
改善されて見通しが良くなったり、ということもありますね。
この点で逆にあまり良くないな、と思ったのがシャープの1ビットコンポ。
当時話題の製品だったので、どういうものなのか聞き耳を立てていたのです。
ミニコンポですし、スーパーに入っている電気屋さんの店頭デモですから、
セッティングもあまり望ましい状態になかったのでは、とも思いますが、
音色は実にきれいで細かくて滑らかなんだけどなぜか奥行きが感じられない。
最近の製品では改善されているんでしょうか?
音色がキレイなだけに目立ったのかもしれませんが、
個人的には何だか物足りない感じがしました。(続く)
109
:
くろねき
:2011/07/12(火) 01:55:06 HOST:KD113159118125.ppp-bb.dion.ne.jp
(承前)
いろいろ書きましたが、音も含めて装置の雰囲気がアリアリなら、
先に書いた条件から外れていても良し。まったくいい加減なものです。
こういうのは、一般的なオーディオとは一応切り離して考えるべきでしょうが、
例えば窓辺でラジオがのんびり鳴っている光景などはいいものです。
110
:
ただの親父
:2011/07/12(火) 05:36:50 HOST:59-171-245-146.rev.home.ne.jp
ジャズなんか、PCでのYouTube、ラジオで小ボリュームで聞き「こりゃいい」と
思うことがしばしば。同曲をオーデイオ装置でのCD再生に切り替えたとたん
音は綺麗なのだが雰囲気がなくガッカリ。若干、音が歪んでいた方がジャージー
な雰囲気をかもし出す場合もあるようです。面白いね
111
:
ジークフリート
:2011/07/12(火) 07:54:02 HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp
>>110
ジャズなんか?
大衆音楽でもキモチ良く聴こうとすると、簡単なもんじゃないですよ〜。
上手く鳴らないというのは、使い手や装置等が試されているようなものかもしれませんねぇ。
112
:
あらい
:2011/07/12(火) 08:13:06 HOST:p016.net182021192.tokai.or.jp
>110 名前:ただの親父さんの言われている
モノラルな音は魅力あるとおもいます。
CDの鳴らし方がどうのと言う事とまた違いますね。
113
:
前期高齢者
:2011/07/12(火) 09:28:23 HOST:h219-110-122-065.catv02.itscom.jp
>>109
くろねきさん、おはようございます。
同感ですな。何事も「かくあらねばならない」という硬直的な発想は貧困です。
まして趣味の世界では迷惑以外の何物でもありません。
114
:
RW-2
:2011/07/12(火) 10:57:09 HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp
前期高齢者様
近くのホールのステージピアノはスタインウェイなのですが、ロビーのカウンターで
コーヒーでも飲みながら聴きます。「シャボン玉のようなピアノ」にうっとり。
薬漬け様
小生発端の上から目線事件。ご迷惑をお掛けしました。諒としてくださいまし(略)
パルジ様
競技場でのワーグナーの行進曲、漁港での演歌流しっぱなし・・・
トランペットスピーカーでの味わい。あの場あれ以上にHi-Fiだとかえって心を打ちません。
115
:
ワッチ
:2011/07/12(火) 11:14:29 HOST:d59.FtokyoFL171.vectant.ne.jp
いろいろな方向性があると思うんですよ。趣味ですからね。ただ自分の目差す方向だけが唯一無二と思い込んじゃうと
ややこしくなりますね。
大きく分けると出来るだけ高忠実度に再生したいか、それともそういうハイファイにこだわらず自分の心の琴線に触れる
ような方向を目差すか。
もちろんこの間でもさまざまなベクトルがあるわけですが。大事なのは自分が何を目指したいか、己を知るということの
ように思いますね。
116
:
マリオ
:2011/07/12(火) 19:23:25 HOST:softbank221071013123.bbtec.net
>自分の目差す方向だけが唯一無二と思い込んじゃうと
ややこしくなりますね。
正に。
自分にとって良い音でも他人からは何じゃこりゃなんてことは往々にあるわけで
しかも、どちらも間違っていないという矛盾。
ですから簡単に他人の好みを否定したりしたらいけないのです。
117
:
前期高齢者
:2011/07/12(火) 19:29:05 HOST:h219-110-122-065.catv02.itscom.jp
マリオさん
御意。価値観は人それぞれです。絶対なんてものはありません。それを主張
するなら「個の否定」つまり共産主義思想です。いやですね、オーディオに
までそんな思想が蔓延したら。
118
:
SX-3Ⅲ
:2011/07/12(火) 20:32:16 HOST:so7-2.cty-net.ne.jp
世の中、白もあれば、黒もあって、さらにそのブレンドというか折衷ともいうべき灰色
もあるから面白いと思うのです。選択肢の多い多様性は大事ですよね。昔昔、灰色高官なんて言葉も
有りましたね。その濃淡もいろいろだったのでしょうね。
趣味とは手段が目的化したものだと長岡先生は喝破したと以前ここの掲示板で教わりましたが、
音楽ファンの方にとっては、往々にして音楽が主でオーディオはツール(従)というウエイト配分のことが
多いかと推察するところですが、オーディオファンは、まさに薬漬け様のおっしゃるとおり、
「・・(前略)・・のたうち回っていても、それでも「音楽」と「音」と「機器」の三位一体の中で、
とにかく遊びたい人種」で、それぞれに対する重きを置くウエイト配分も人によって様々で最右翼には、
「機器」または「音」が主で、音楽がツール(従)も方もいらっしゃるでしょうね。
さて、このスレの主題の、好きな音についてですが、拙者の好きな「音」は、まるでアンプからSPへ、
あたかも電気ではなく血が通っているかのような電気臭を排除した有機的で肉感的な音、人肌の体温の温度感を
感じる音ですね。ソースにそれを求めることもありますけど、併せて機器にそれを求めて、どのソースでもそういう音で
聞きたい願望がありますね。これが果たして正義なのか邪悪なのかは問いません。極めて個人的な事柄です。
127
:
あらい
:2011/07/12(火) 22:32:34 HOST:p016.net182021192.tokai.or.jp
欧州において
芸術復興と称して始まった、産業革命は芸術の分野をいかに一般大衆に広めるかという
趣旨のものです。
当時優れたデザインが生まれたのも、元はアールヌーボーやアールデコ
ポストモダンに目指す、ベーステクノロジーがあったからこそ
工業の進歩もあったわけです。
芸術が、唯一無垢なものとして考えるのはかなり頭が古いか
排他的に自分を弁護する、こだわりや偏見を持つ人だと思いますね。
128
:
ワッチ
:2011/07/12(火) 22:37:52 HOST:PPPa3671.e11.eacc.dti.ne.jp
北国タクトさん
しかし芸術というもの、その作品に触れて何かを感じる事が作者の本意でありましょう。
この「感じる」事を「楽しむ」あるいは「楽しい」と言い換えても何の不思議もないでしょう。
何故なら、その作品に何かを感じたならば、何度でも触れてみたくなるからです。
不快であるなら遠ざけられるでしょう。
芸術を理解する、わかるというのは困難でもあり、同時に簡単でもあります。
例えばバッハの「フーガの技法」は20世紀になるまで、学問的価値はあっても芸術的価値はない
とされてきました。しかし、20世紀初頭になってその芸術的価値が認められるようになり、今日
ではこの曲はバッハの金字塔として輝いております。
私たちが芸術作品に触れた時、何かを感じたくて触れて(聴いて)いますね。
その感じ方、なにを感じ、何を魅力に思うかは人それぞれ違う事もあるでしょう。
しかしそのこと事こそ芸術作品が世代を超えて愛され、支持される理由ではないでしょうか。
言い換えると、それだけその作品が深く広い多面性を内包しているからです。
またバッハの例えになりますが、グールドの「ゴールドベルク」はヴァルヒャの演奏とは
まったく異なりますが、どちらが正しいというわけでもありません。そこにあるのはバッハの
多様性、多面性、奥深さであります。
私たちが趣味として楽しむ、という事は作品の「何か」に共感しているからに他なりません。
しかし作品の中の「何に」共感しているかは人それぞれです。同じ人でも年齢を経るとまた感じ
方も変わります。演奏者でもそうですね。
「何か」を感じる事がその作品の魅力を発掘しているのだと私は思いますし、それこそが作者の
本意とするところであると思いますね。
画家であった私の恩師はこう言ってました。
「ある絵を見て難しいと思ってもね、何かを感じればいいんだよ」
129
:
くろねき
:2011/07/12(火) 22:47:36 HOST:KD113159118125.ppp-bb.dion.ne.jp
ありゃ、削除が来てる。
皆さんこんばんは。
北国タクトさんは、楽しむために聴かれてる、なんて聞いたら
ベートーヴェンが怒ると書いておられましたが、果たしてそうでしょうか?
えらく気分屋で無茶苦茶なところのある人だったともされるものの、
後世の研究ではイエス・キリストについて
「磔にされたただのユダヤ人じゃないか」(!)と発言したともされ、
天文学やインド哲学を勉強して汎神論的境地に近づき、
政治的にも相当リベラルな人だったそうですよ。
「音楽家=芸術家」と公言してはいたようですが、
これもパトロンとしての宮廷や有力貴族を相当に嫌っていたことも背景にありそうで、
例えばリヒノフスキー侯爵という人に、あなたは生まれがたまたまそうだったから
侯爵なだけだ、ベートーヴェンは私一人!と言い放ったり、
オーストリア皇后・大公一行の前を、頭を上げて昂然と横切って
顰蹙を買ったりしたそうです。
若い頃を除き、きれい好きではあったけれど服装には無頓着で部屋は散らかり放題。
親しい人に危険なブラックジョークを言うこともしばしば。
むしろ自分が権威付けされることを嫌ったんじゃないか?とも思います。
130
:
くろねき
:2011/07/12(火) 22:51:26 HOST:KD113159118125.ppp-bb.dion.ne.jp
☆ワッチさん☆
こんばんは。
若い頃画家志望だった父が、登山をしていて
ある有名な山岳画家に出会った、という話を思い出しました。
「とにかく描き続けることが大事」とアドバイスされたそうです。
131
:
北国タクト
:2011/07/12(火) 23:56:41 HOST:110-133-124-122.rev.home.ne.jp
ワッチさん今晩は。
芸術とは心地よいものでなく、人間存在の核心をえぐるものであり、
その意味で恐ろしさや不気味さ、気持ちの悪さを当然持っているはずのものですよ。
ここちよいだけのものを芸術とは呼びません。
むしろ鑑賞者に心地よく涙させるものをわれわれは娯楽作品と呼んできたのです。
これは良し悪しではなくてジャンルの違いです。
そしてくろねきさん。
ベートーヴェンは自分のop.20を聞いて喜んでいる方々に、
「わが作品群の娯楽の面しか見れぬ愚物ども。
貴様らに褒められるのは最大の恥辱だ」
と公言していますよ。
つまり彼は自分が大衆に迎合して書いてしまった作品についてひどく悔やみ、
芸術作品を理解してくれる相手を捜し求めていたわけです。
それと、彼がリベラルだったことと、芸術鑑賞に対して寛容だったということの推定には
何の繋がりもありません。
ヴァーグナーはまさに俗物でしたが彼の芸術と芸術論は真に偉大なものです。
個人の人格と芸術に相関関係はありませんよ。
また、くろねきさんのように
芸術=権威
などと思うこと自体が、すこしおかしいことなのではありませんか。
特に私が以前にも書いたように、シューマン以降のロマンは音楽の流れは、言語による形象化によって、
広く芸術需要の型を、聴衆に向けて醸成してゆこうとする試みだったわけです。
であるからにはそれは、むしろ大衆(私たち)に、芸術作品への扉を(ベートーヴェンが望んだように!)
啓いて見せたということになるのです。
私の言いたいことは言い尽くしたので付言はありません。
ただ、途中で激昂していきなりキレた前期高齢者さん、
ご年配の方のとられる態度としては少し疑問です。
血圧が上がりますよ。ちなみに私は110-60。
132
:
自作人
:2011/07/13(水) 00:55:37 HOST:p4220-ipbf501aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
>大型角型平面のユニットはその昔富成さんのMFBユニットを試聴したことが有ります。コーン型に比べ低音楽器の音像のピントが、何かおかしいと感じました。
思うにNFB型のシステムはどうもおかしいと思います。アンプも基本的にはNF無しの方がよいのでしょう。問題なのは価格か?。金ないもののひがみか!
133
:
薬漬け
:2011/07/13(水) 01:01:06 HOST:zaq3a551c80.zaq.ne.jp
北国さん、こんばんは。
恐らくは掲示板の皆さんと、音楽に対するスタンスが異なるので、多分議論のすれ違いになる
だけだとは思いますが…。なので私も、お話はこのくらいにしておこうかと思います。
北国さんはおそらく、少なくとも私などよりは遥かに芸術的教養を身に着けておられるから、
芸術作品としての音楽に対峙する姿勢として、十字軍的思い入れになるのでしょうかね。
ただ、ワッチさんはじめ多くの方々、そして北国さんの仰っていることも含め、ことほど左様に
芸術は多義的ですね。北国さんが挙げられた例も、それは唯一の例ではないでしょう。歴史を
紐解けば山ほど矛盾例が出てこようかと思います。互いにone of themですね。
むしろ北国さんの論点は、「シューマン以降のロマン派音楽の…」で代表されているのでしょうが、
芸術を玩味する主体としての大衆の芸術的感性の底上げということ…大衆は主体的・自覚的に芸術を
理解し、鑑賞しているか?ということにあるのでしょうか。
社会学のエリート理論を持ち出す気はありませんが、これを論じだすと、最後は芸術にとって非常に
不幸な結果にならないでしょうか。大衆の大多数は貴方のような理性派ばかりではありません。(逆に
貴方より遥かに芸術的感性の高い方も多いかも知れませんが…お気を害さないで下さい。例です。)
圧倒的多数の大衆が、芸術を「仰ぎ見る」ようになった時、結局はそこに残るのは「理解すること
への無関心」ではないか、ということを畏れるのです。そうなった時、芸術は大衆、さらには「人間」
の意識から乖離したシーラカンスとなり果てはしないでしょうか。
芸術は本来、人間が日常の営みの中で生み出してきた知的活動の一つのはずです。今でもそれが
様々な態様で残っている。独り芸術(もっぱらクラシックを対象にお考えのようですが)のみが
例外ということでもないと思いますが、如何でしょうか。
ちなみに、北国さんは、「赤とんぼ」をクラシックと思われますか?
クラシックでないとなると、この音楽の音楽学的背景をどう解釈していいか悩むところですが、私は
一つの古典的芸術作品だと思っています。そしてそうならば、上で北国さんが言われたスタンスとの
関係で、人々はこの曲とどういう芸術的スタンスのもと、付き合い、歌っていけばいいのでしょうか。
芸術の方法論を語ることはフェルマーの最終定理を解くより困難かも知れません。少なくも掲示板の
スレの場で議論できる対象ではないだろうと思います。論文を書かれた方が早いのでは?
ちなみに、血圧数値は自律神経の安定を必ずしも保証しません。ご自愛を。
134
:
MT
:2011/07/13(水) 09:30:50 HOST:PPPpf231.aichi-ip.dti.ne.jp
<大型角型平面のユニット>は
テクニクスの屏風スピーカーのAFPシリーズに使用されています。
友人が使用していますが、平面ユニットなので音が直進していきますね。
これは理論的にそうなります。
普通のコーン型スピーカーは音のベクトルが直進だけでは無いので音が拡散して行きます。
アンプのトータルNFBの有る無しとは関係がありませんね。
尚、ローカルNFBの無い素子はありませんよ。
135
:
電解液
:2011/07/13(水) 22:15:22 HOST:210-236-012-141.ohtv.ne.jp
皆様方こんばんわ
私の思う良い音とは
ソフトから引き出される音(波形)に何も付け加えず
そして何も失わない再生音がよい音と思っています。
136
:
自作人
:2011/07/14(木) 02:33:44 HOST:p4220-ipbf501aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
>平面ユニットなので音が直進していきます
ここが気に入ってる所です。特に低音の100Hz以下がそうです。中高域はだいたい何でも良いの気分です。極端な差が無いと言う意味です。(趣味はやはり大型ホーンですが)
低音平面ウーファーは、プラスチックでやってましたがやはりウッドコーンに分が有りそうなのでこちらに変更。アンプはA級は高価格になりやすいので、敬遠。どんなにレベルが高くても年収以上の金を出す気になれません。
139
:
自作人
:2011/07/20(水) 02:07:48 HOST:p2239-ipbf1003aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
>普通のコーン型スピーカーは音のベクトルが直進だけでは無いので音が拡散して行きます。
アルニコにしろフェライトにしろ緻密な質感を狙うとここが気に食わないわけです。なんか薄めたビールみたいな質感になります。ステージ上を歩いてくる響きがきっっちり出てくれないともの足りません。重い人はそれなりに女性の軽い人は上品に?。
140
:
MT
:2011/07/20(水) 09:49:55 HOST:PPPpf231.aichi-ip.dti.ne.jp
<ステージ上を歩いてくる響きがきっちり出てくれないともの足りません>
これは録音機器の低域特性や位相特性も関係ありますね。
それと再生機器の低域カットコンデンサーの数が少ないと再生し易いです。
当方ではDACからスピーカー間に1個のみ低域カットコンデンサーが入ってますので、
簡単に再生します。
141
:
自作人
:2011/08/01(月) 02:41:18 HOST:p2090-ipbf1108aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
最近は大型スピーカーの低音をそのままに、
エンクロージャーを小型化するのを遊んでいます。4分の一120L(リッター)位で。大音量を避けて、ほどほどの質感を平面で出そうかなと
142
:
SAT-IN
:2012/06/13(水) 16:52:31 HOST:s597183.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp
フォノイの仕上がり具合を確かめている時に思ったのですが、良い音が出ている時は
鳴っている音楽より他の事を考えて居られるのです。
逆に音が気になってしょうがない場合は何らかの問題が生じています。
耳は最良の測定器と言われることは否定しません、ただ測定器なら測定値を出さないと
意味が有りませんから、判別器?探知機?
いや普通に聴覚器官でしょう。
143
:
SAT-IN
:2012/06/14(木) 00:53:09 HOST:s597183.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp
>>142
フォノイ→フォノイコライザーでした。
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