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波動SPとは?

1Moon:2007/06/15(金) 21:33:58 HOST:i219-164-199-247.s02.a001.ap.plala.or.jp
 SPの音を出す原理は振動と理解していましたが、
Σプレーヤーの寺垣氏は『物質を通過する波動で音を出す』
波動SPなるものがあると聞きました。
よく分からないのですが、どなたかレクチャーいただけませんか?

14フォルテ:2007/07/17(火) 20:57:45 HOST:FL1-125-199-47-203.hyg.mesh.ad.jp
>>12
HP見ました。これまたすごい装置ですね。4っつの小さな円筒状のものは夫々がボイスコイルとヨークなんでしょうか?
それによってコンデンサーSPに似た無指向性の平面的な振動を得ようと言うことなんでしょうか?もしそうならこの4っつのボイスコイルとヨークにはかなりな工作精度が要求されますね。

それからUltrasound technologyというのは医療現場などの超音波映像技術とはまた別物のようですね?色々ネットで調べていると可聴帯域の電波などという謎めいた仮説などにも出くわして、何やら異次元の妖しい空間に取り込まれそうで怖いですね(^^)

15Shino:2007/07/18(水) 01:08:55 HOST:adsl-1421.ehm.enjoy.ne.jp
寺垣スピーカーは、ソニーの4点駆動平面スピーカーと基本的に同じです。

別のメーカーWebでは、オルゴールのメカを湾曲した板に当てると大きな音がして云々・・・
とありますが、あれは単に、オルゴールメカの振動が湾曲板に伝わって、振動面積が大きくなったので、
振動の音波への変換効率が大きくなったので、大きな音がする、それだけです。

湾曲させて片方を固定し、もう片方に振動を加えると、湾曲した部分の振動の方向が整って空気振動変換効率が
よくなるのです。簡単な原理です。

16Moon:2007/07/18(水) 12:43:01 HOST:EATcf-363p86.ppp15.odn.ne.jp
 しかし、振動板(に相当する面?)を押さえても
音は全く変化しない、というような記録が見られますが?

17フォルテ:2007/07/18(水) 13:15:28 HOST:FL1-125-199-47-203.hyg.mesh.ad.jp
>寺垣スピーカーは、ソニーの4点駆動平面スピーカーと基本的に同じです
多分sonyがAPMスピーカーとして世に出したスピーカーだと思うのですが、
ACCURATE PISTONIC MOTION SPEAKER SYSTEM 
などというものすごいネーミングはsonyらしくない泥臭さを感じますね。フラットパネルスピーカーとかの名前では駄目だったんですかね。
1980年台初頭に世に出たそうですが、私は全くその存在を知りませんでした。

18鉄造:2007/07/18(水) 14:20:33 HOST:proxy276.docomo.ne.jp
Shino様ご紹介のサイトを拝見しました。
寺垣氏がどれだけ優秀で独創的な研究者かは存じませんが、オーディオに関わった先達の功績を全否定する
ような発言は些か独りよがり過ぎる印象を受けました。
また、発音体には固体の共振によるものだけではなく、気柱共振(管楽器など)や破裂音(拍手や雷鳴、
花火など)、またスピーカー自体(PAやオンド・マルトノ)があり、オーディオはその全てを再生しなければ
いけないと言うことが考慮されていません。
聞いてみなければ何とも言えないですが、私はシンパシーを感じませんでした。

19フォルテ:2007/07/18(水) 16:02:25 HOST:FL1-125-199-47-203.hyg.mesh.ad.jp
>このスピーカーの振動板を押さえたら音が出なくなるはずですが、ご覧の通り、押さえても音は変わりません

Shinoさんご紹介のHPからの引用ですが、手で押さえても相変わらず音が出ているのは振動板が相変わらず振動しているだけの話しだし、音に変化が無いのは振動板が変形しなかっただけの話ではないかと思うんですけどね・・
その後に続く「波動はストレスをかけると分子間を通りやすくなりますので、・・云々」の記述がありますが、ここで述べられている”波動”というのは一体何なんでしょうね?無学な私には良く分かりません・・

先ほど聞いたマーラーの4番、5番(デンオンのCD)の音はすんばらしいい!
私のありふれたコーンスピーカでもこの素晴らしい音の世界が楽しめるんだから、今更複雑怪奇な代物には全く関心無し!ですね。(^^)

20鉄造:2007/07/18(水) 16:23:10 HOST:softbank218179037092.bbtec.net
平面振動版の節ではなく、腹を駆動しているのでしょうか。

21フォルテ:2007/07/18(水) 18:00:18 HOST:FL1-125-199-47-203.hyg.mesh.ad.jp
>>20
私は実物を知らないので、鉄造さんの質問にはお答えできませんが、ところで話しは変わりますが、鉄造さんがお好きなガムラン音楽にはアルファ波を大量に発生させる超高周波が含まれているそうですね。
あの喧しい音楽が癒しになるとは!(^^)

先日N響のCDはどんな音を聞かせてくれるのかなと期待して1枚(スラブ舞曲と、チャイコフスキーの1番の組み合わせ)買ったのですが、見事に期待はずれでした。癒しにも何にもなりません。(ーー;)
¥2,400返してくれー!と言いたい。

22usagi:2007/07/19(木) 13:43:32 HOST:usr167.g016.nabic.jp
18 >の鉄造のご意見に全く同感です。

ちなみに、オルゴールをいろいろな木板やガラス板〔厚さの違う板など〕はたまた石板などで試してみましたが、材質や厚さの違いで音域の出方が違って聴こえます。
このことは材質の形状によって共振特性〔出力音圧特性〕が違う為だと思います。ですから、材質の周波数共振特性がフラットでないと、なんらかの色付けがなされる思います。

私も寺垣氏のスピーカーを聴いたわけではありませんが余程周波数特性が良いのでしょう。?

23usagi:2007/07/19(木) 13:53:07 HOST:usr167.g016.nabic.jp
鉄造さん
失礼しました。いきなり鉄造などと書き込みましたが、あわてて〔さん〕を書き忘れました。ごめんなさい。

24Moon:2007/07/19(木) 20:22:29 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
>>19>>21
フォルテさん 申し訳ないが苦言呈します。

 私は、少しでも『寺垣氏の波動SP』に関する情報と知見をお持ちの方に質問し、
その情報提供をお願いしています。
全てを一から発想しつつ実践して、何物かを作り上げる寺垣氏を、
フォルテさんのように口先だけの評論であれこれと語り、否定するのは止めていただきたい。

 フォルテさんは、何ら実践せずに、安直なモノノ本に由来する情報だけで
その範疇より大きな新発想を否定するだけ、挙げ句の果て話を散漫にしている。
という自分の行動を、自覚していますか?

 語るなら、自分がやってみた自己のオーディオ実践に基づき
寺垣氏が何をやったか事実を調べ、または実際にそれを試聴体験するなりした上で
寺垣氏の新開発(らしい?)技術に批判すべき点があったなら、
それは、十分聞くに値します。

 フォルテさんが、このサイトに登場して間もなく
あなたの実践、こんなシステムでこんな音をめざして、こんな実践……という情報提供を依頼しても一度も回答はなく、
あげく真剣な話の言葉尻をとらえて相手を小馬鹿にしたような発言という、ルール違反で痛い目にあった筈。
その時お詫びが少しはあったようにも記憶しますが、こりない方のようですね。

> 手で押さえても相変わらず音が出ているのは振動板が相変わらず振動しているだけの話しだし、音に変化が無いのは振動板が変形しなかっただけの話ではないかと思う……
 フォルテさん、この書き込みは、実際に振動板を押さえて音がどう変わるか
その位はやったのでしょうね。
その上で、音に変化を聞き取れなかったのだね?

 反論はかまわないが、自己の詭弁擁護の空しい反論は不要。
もし語るなら、半年前の質問にしっかり答えて、自分がどんなオーディオ体験を為し
自己の実践から知ったオーディオを語った上でお願いしたい。
最近のおためごかしなオーディオ評論家の書く専門誌は読む気がしなくなったが
ましてや、音出し実践体験のない空想評論を聞く気は毛頭ありませんので。

 最後に、振動と波動との表現差についての考察ですが、音の伝播を一概に振動と表現するのは危険かと考えました。

 物質には気体・液体・固体があり、その状態によって、存在する音波が異なる。気体・液体では縦波(伝搬方向と振動方向が同一)で、))))の形ですが、オーディオではこれだけを粗密波伝搬として念頭にありましたが、固体では縦波と横波(伝搬方向と振動方向が直角)さらにはねじり波や表面波なども存在するとのこと。つまり、図形で書けないのですが、サイクルを現す表記の〜〜の伝搬形。

 つまり、寺垣氏の発想のベースには、固体から気体への音伝搬形の変化、SPから空中への音伝搬形の変化に着目したのかな?

25Shino:2007/07/19(木) 21:06:06 HOST:adsl-1506.ehm.enjoy.ne.jp
私の知ってる寺垣さん

寺垣武氏が我々一般人の前に現れたのは何年前だったでしょうか、FMfan 人気のダイナミックテスト正月特別篇でした。その時は本名ではなく、編集部の意向で仮名での登場でした。本名で出ると、騒乱(大袈裟^^)に巻き込まれる懸念からの判断だったようです。

紹介された機種は、フロート式リニアトラッキングアーム搭載のプレーヤー、パンタグラフ式リニアトラッキングアーム搭載のプレーヤー、そして件の波動スピーカー(当時は波動を名乗ってなかった。名乗っていても編集部もしくは長岡さんが使用を許さなかったと思われる)。このとき既にレコード吸着システムを完成していました。

フロート式リニアトラッキングアームとは全体的には双胴船のような形で、双胴ですから二つの船体のために二つの池を構えて船が左右(前後と言ったほうが良いかな?)に移動するようにして、二つの池の間からカートリッジをレコード面に吊り降ろす構造でした。

寺垣さんは機会好きマニアを泣かせるエピソードの持ち主です。
彼が幼少の頃、蒸気機関車のクランクが死点の位置で停車したとき、発車はどうなるのだろうと興味津々でそうなる機会を見逃すまいと駅に日参したそうです。そうして数ヶ月、ついにその日がやって来ましたが、蒸気機関車は寺垣少年の心配をよそに悠々と発車したそうです。蒸気機関車のクランクは90°クランクなんですね。

私が泣けるのは、機械の理想を疑うことなく純粋に信じた彼の行動です。この場合の機械・クランクの理想とは重量バランスに優れた180°クランクで、これをを疑わなかったことです。

寺垣プレーヤーで私を泣かすのは、4号機か5号機だったか、糸ドライブの糸の掛け方です。糸ドライブは普通一本の糸を一輪にして掛けます。しかしこれではスリップが避けられません。輪をいくつも用意してやるのも良いけど、寸法を揃えるのは至難の業。そこで考えたのが一本で複数条掛ける方法です。

 モーター  糸   ターンテーブル
A >■<ーーーーーー>■■■■<
B >■<ーーーーーー>■■■■<
C >■<ーーーーーー>■■■■<

上のように三条掛けにする場合、Aの溝からBの溝、Bの溝からCの溝、ここまでは良いのですが問題はCの溝からAの溝にはすんなり戻らない。糸が外れなかったとしてもプーリーの溝の縁に糸が当たってノイズも出るでしょう。

そこで考えたのがCからAに戻るところにプーリーを構えて

●/●

スムーズに糸を流してやる仕組みを設けたのです。
糸のつなぎ目は一カ所ですから、つなぎ目の平均化にも持ってこい!! 泣けますね。

26フォルテ:2007/07/19(木) 22:16:08 HOST:FL1-125-199-47-203.hyg.mesh.ad.jp
>>24
Moonさん、あまり熱くならないで下さいね。私の投稿が気に入らなければ読み飛ばして下さい。
ところで半年前のMoonさんからのご質問というのはどういう内容のものだったのでしょうか?
今までどなたからの質問にもその場ですぐにお答えしてきたつもりですが、お答え漏れがあったかもしれません。
お手数でなければ今一度ご質問内容をお知らせ下さいませんか?

27Moon:2007/07/19(木) 22:21:36 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
>>25 Shinoさん

 寺垣氏の、いかにもさもありなんと言うエピソードの数々
うんうん、と頷いたり、クスリと笑ったり、
何度も読み返しました。

 最近、知的所有権に関する仕事に就きましたが、
『モノ』ばかりが尊重されるこの世界で、
日常『形のない財』として発明する人知のすばらしさに敬意を払いながら、
その周辺事情を追跡します。

 これは批評家があれこれいう世界ではなく、
新たな発明であるという厳密な実証で、
それは文明と文化の基礎を支えることです。

 彼らの多くは、野次馬的評価によって常にむち打たれ、
つぶてを投げつけられるのが宿命でもあるようです。
これにくみする輩に、古くはニーチェが鋭い警句を発していますが
私も激しい怒りを感じる事が屡々あります。

28Moon:2007/07/20(金) 06:11:11 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
 寺垣氏の波動SPをテーマにして、話題は寺垣氏の事になりました。
寺垣氏は80歳を越えて、現役の機械技術者を続けており、
特許庁の公開特許情報では寺垣氏の発明として現在20が掲載されています。
内訳はSPまたはSP関連8、移動機器駆動装置4、プリンターのシート送り装置、
トーンアーム、駆動装置等々です。

 この中には例のSPが含まれますが、発明の名称は単に『スピーカ』として、
1998年の申請で発明者が寺垣氏で、ラリーマスター株式会社が特許の申請者です。
『波動SP』というのは、販売戦略として後からの呼称かも知れません。
個人の発明では、開発費用や特許取得までの費用負担が大きく、
スポンサーがつくのは稀ではありません。

 ご自身が発言し、公開された情報から引用します。
開発に当たっての発想は、既に存在する物は参考とせず、
『物事を素直に見て論理を極め、機械や装置を開発する』と述べ、
『 私は50%の可能性が見えたら、手をつけてしまう。そして進めながら100%の完成まで持っていく』と
実践的技術者としての信念を述べております。

 Σシリーズのレコードプレーヤーについては、5億円をかけたと云われ、
彼の開発者としての実力に惚れて、常に支援者が現れます。
だから、一つの会社の中で仕事をする発明家ではありません。
多くの発明には、氏自身の会社のみならず、キャノン、オーディオテクニカ、多分ソニーも絡んでいます。

 私が最も驚いたのは、氏が究極のアナログを開発したきっかけで、
『ある音楽雑誌に載った短い文章に目がとまりました。
そこには「レコードはカッティングするとき、片チャンネルに300〜400ワットのパワーを投入している」
と書いてあったんです。』と、
小さなレコードを刻むのに実に大電力を投入している事に驚き、
そこに入っている全てを取り出そうとしたそうです。

 更に、自然の豊かな力を次のように述べています。
『もちろん人間も自然ですから、機械などとは比べ物にならない能力を持っている。
たとえば人間の耳は、ジェット機の騒音を聞いた後でも、すぐに虫の声を聴きとれる。
こんなレンジの広い測定器は存在しません。』

 私自身のオーディオ評価法は、『人が感じる快さ』を基準としていますが、
氏のアナログへの傾倒といい、自然の偉大さに畏怖を感じつつを開発に当たる姿勢といい、
深く共鳴しました。

 例のSPについては、特許庁のIPDL(電子図書館)で検索して閲覧出来ます。
ttp://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl

29Shino:2007/07/20(金) 12:33:09 HOST:p1013-ipbf06matuyama.ehime.ocn.ne.jp
私の知ってる寺垣さん その2

寺垣さんはオーディオテクニカで「すしロボット」を設計していたと思います。寺垣プレーヤー開発の置き土産だそうです。オーディオテクニカでは寿司の酢飯を作る「酢合わせ機」も製造していまして、この酢合わせ機の競合機を製造するメーカーに関係している職場に私は在籍していますから、「寺垣」の文字に鋭く反応するのはやむを得ないこどであります^^)。
さて、
寺垣さんが、レコードカッティングの際に300Wもの電力が投入されているのに驚いて、プレーヤーの開発に没頭したのは有名な話です。彼はあの微細なマイクログルーブに300W!!と驚いたのですが、常人の私は驚くことは驚くが次の瞬間「300Wでたかだか振幅1mm なんて非効率な」と驚くのであります。変換効率は何パーセントくらいでしょうか? ちなみに出力音圧90dBのスピーカーの電力→音圧変換効率は1%程だそうです。

しかし、その驚異的な非効率変換システムであるにも関わらず、LPレコードからジャズライブさながら(同等以上だ! の反論の声が聞こえます^^)の音響を得ることが出来るのは驚くべき事であります。

意外に認識されていませんが、マイクロフォンは音響機器の中では最もダイナミックレンジのとれている機器です。レーザーディスクの話ではありますが、コンコルドの飛行のLDがあります。オープニングの駐機シーンに画面ノイズが入るやつです。この中で印象的なのは、離陸シーンでの草むらの虫の声のみならず、着陸後のタキシング中にエンジンのスラストリバーサー(逆噴射装置)の動作音が聞こえることです。減速を終えてリバーサーバスケットが通常位置に戻るときですからエンジン音は静かになっているとはいえ、排気ノズル近傍の機械音であります。マイクはそこから50mは離れています。

話題がずれますが、巷間謂われる「カクテルパーティー効果」は、十分解明された「学問」ではありません。マイクロフォン(オーディオ全般と言っても良い)を貶すときに、人体器官の優秀性を印象的に語るときにしばしば引用されますが、私は怪しんでいます。

30usagi:2007/07/20(金) 13:46:34 HOST:usr167.g016.nabic.jp
何方か、寺垣さんのスピーカーの動作原理を解説して頂けませんか。
入力は普通のパワーアンプに接続するのでしょうか、あるいは特殊なアンプが必要なのでしょうか。

31Shino:2007/07/20(金) 15:43:07 HOST:adsl-457.ehm.enjoy.ne.jp
>28のMoonさんの紹介Webから特許庁に入り、
新案特許で「寺垣」を検索するとリスト44番にあります。

これによると、一次湾曲面(下敷きを曲げた形)の振動版を、通常の電磁気駆動(ボイスコイル)により
振動させる、と読み取れます。

それにしても、「波動」で検索すると、驚くほどの物件が登録されています。
審議官に、理系の人は居ないのでありましょうか????

32ビックリマスダ:2007/07/20(金) 16:29:27 HOST:p5090-ipad28niho.hiroshima.ocn.ne.jp
300Wにはカッターのヒーティング用の電力は含んでないのですかね?

33Shino:2007/07/20(金) 17:03:01 HOST:p1013-ipbf06matuyama.ehime.ocn.ne.jp
純粋なカッティングヘッド駆動アンプです。
300w+300w

ヘッド冷却用のヘリウムガスは要るわ、
カッター加熱電力は要るわ、

もう大変な、アナログカッティングシステム!

34Shino:2007/07/20(金) 17:05:53 HOST:p1013-ipbf06matuyama.ehime.ocn.ne.jp
「カッティングアンプ」でググルと、トップにでてくる「20世紀のアナログへ」
をクリックしてください。

寺垣プレーヤーも出てきますから、とくとご覧下さい。

35ビックリマスダ:2007/07/20(金) 17:28:59 HOST:p5090-ipad28niho.hiroshima.ocn.ne.jp
Shino さん有難うございました、お気に入りに追加して、ゆっくり読みたいと思います。
カッティングした原盤を試聴してますが、プレスした製品と、どの程度音質が違うのか興味沸きます。

36Moon:2007/07/20(金) 18:23:20 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
 何か、とても楽しみな展開になって来ましたね。

 衰退一路のオーディオの現状で、
改善技術と思われたSACDの話題までが、芳しくない方向に展開するのを見て、
オーディオにとって何か新しい技術展開はないのかと探って
寺垣SPの話を小耳に挟みました。

 最も技術変化の少ないSPに、
この時代になって、やっと少しはインパクトのある技術展開があるか?
と、寺垣氏の発明であると聞いてわくわくしました。

 しかし、同じ『波動SP』が2系統あったことは予想外で混乱しましたが、
Shino さんのリードで、無事めざす軌道に乗りました。
チャンネルあたり300〜400W、ラッカー盤に一本の溝を造るのに600〜800Wを消費するのですから
やはり驚きですが、この時代にこれを再生する装置に5億円掛けた執念は尋常ではなく
Σプレーヤーには興味津々ですが、入手はおろか聴く事も不可能です。

 開発の自己資金が切れて、支援を受けて開発が続けられ
リコーの協力で開発されたΣ3000、1987年発売230万円、販売数6台。
セイコーエプソンなどの支援でΣ5000、1994年発売320万円、販売数30台ほど。
セイコーエプソンからΣ2000、140万円で販売数47台ほど。

 滅多なことでお目にかかれることはありませんが、
先日Mixiサイトで友誼関係のある方が所有しているとのこと、
音を言葉で表現するのは不可能、いつか聴かせていただく機会を願いつつ、
そのうち、どなたか寺垣波動SP入手情報があれば更にオーディオの愉しみも増えました。

37鉄造:2007/07/20(金) 20:31:25 HOST:softbank218179037092.bbtec.net
貧乏性なのかもしれませんが・・・
開発費5億円に対して、�凜轡蝓璽困料軫箴紕渦哿沓毅僑伊譆漾ΑΑ�
やっぱりオーディオは儲からない?

38Moon:2007/07/20(金) 22:01:35 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
鉄造 様

 リコー、セイコーエプソン、その他
最も大きな億単位の出資者はオーディオテクニカだったとか。
そのノウハウが残って、今もアナログメーカーとして残ったのかも知れませんし
あれもこれも、人類の文化遺産に貢献する宣伝費と思えば良いのでは?

39Shino:2007/07/20(金) 22:11:50 HOST:adsl-1711.ehm.enjoy.ne.jp
寺垣さん宅のSPはダイナミックテスト登場以来、外観的には余り変化を感じません。
掲載誌は部屋のどこかにあるはずですが、さてどのあたりにうずもれているのやら??
バックシャンと申しますか、SP背面の構造は切削面の艶も手伝って独特の美しさがあります。
しかし、この美しさは一品製作、一品削り出しゆえのことで、例えばソニーの
平面板ウーハーのフレームを削り出し加工品にすると、狂気の殺人兵器に見えるかもしれません。
同じく、切削加工を施せばパイオニアの同軸平面ユニットは、原爆起動装置に見えるかも^^)。

寺垣スピーカーの振動板に手を当ててもあまり変化が無いのは、分割振動をしているからです。
ピストンモーションを理想的と考える通常スピーカーは、手の当て方で音が変化しやすいのは当然です。

40Moon:2007/07/20(金) 22:27:59 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
> 寺垣スピーカーの振動板に手を当ててもあまり変化が無いのは、分割振動をしているからです。

 ありがとうございました。謎が一つ解けました。

41ゴルフ13:2007/07/20(金) 22:42:48 HOST:OFSfb-19p1-157.ppp11.odn.ad.jp
カッターヘッドのコンプライアンスは途方も無く低い、ようするに硬いのです。
手で押したぐらいでは、トルクチューブはびくともしません。このようなモノを
作動させるには数百ワットのアンプが必要です。
手元に有るSX−74(シリアルNO777)カッターヘッドで確かめました。
それから動く機械には必ずガタ(微視的に見て)が有ります。なければ動きませんからね。

42Moon:2007/07/20(金) 23:04:20 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp

>>41 ゴルフ13 様

 ということは、再生側のカートリッジも、
カンチレバーのないタイプで対応するのが正しいと云う事になるかな?

43鉄造:2007/07/21(土) 00:17:13 HOST:softbank218179037092.bbtec.net
>>38 Moon様、寺垣氏を貶めようと言うつもりはないのです。
いずれのメーカーも一流どころですから、回収の見込みのないところに投資はしないでしょう。
最も投資したオーディオテクニカは、おそらくスシロボットの関連で利益を上げているのでは。
後期に支援した他2社は、�凜轡蝓璽困世韻妊撻い靴討い襪里ǂ眞里譴泙擦鵝�

44Moon:2007/07/21(土) 06:16:27 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
鉄造 様
> いずれのメーカーも一流どころですから、回収の見込みのないところに投資はしないでしょう

 先に挙げた会社だけではなく、非常に多くのメーカーの技術顧問を勤めていますが、
開発のため投資だけではではなく、技術者とは理論家ではなく実践家であるという価値感を
技術者に教えるだけで製品開発と同様の価値があるでしょう。
大メーカーほど、社員の教育訓練に多額の投資をしますから。

 趣味のオーディオも全く同じでしょ。
実践なき理論は無価値。
ブランドものの機器を揃えるのだけがオーディオ趣味ではないし、
ジャンク品を蘇らせてシステムを組み自分にとって快い音響環境を作ることは、
それ以上に立派なオーディオ趣味と考えます。

45Moon:2007/07/21(土) 07:04:11 HOST:i121-116-205-72.s02.a001.ap.plala.or.jp
 寺垣武、で検索するとさまざまあり
昨夜から読み続けていますが、まだ半分にも未達。
残念、URL後半も貼り付けだめ?

 寺垣氏が、集大成セットでデモる。
再生中?イーグルスの『ホテルカリフォルニア』つき、これお奨めです。
www.youtube.com/watch?v=Tw-upwFoUbA

 寺垣ミュージックトランサTMT-M450 セットで850k
手の届く方、レポート聞かせて?
www.tmtjapan.co.jp/index.html?=mttop1.html

 寺垣氏の著作 知恵『知識だけではダメになる』
標題だけで納得ですね。

46ゴルフ13:2007/07/21(土) 09:11:19 HOST:OFSfb-22p2-223.ppp11.odn.ad.jp
Moonさん 

カッテングは新しく道路を作るようなこと、だから大変な重機が必要。
ただしこの道(溝)大変なオフロード、出来上がった道(溝)を如何に軽やかに走らせるかが再生側の仕事。
ウエストレックには、カッタレースに着装して使ったと思われるプロトタイプのステレオカートがありました。
カンチレバーは必要悪ですが、発電は出来る限り針の近くで(針の真上)が正解でしょうね。
ビクターL-1000、イケダー9がこの構造です。サテンは針からヤヤ離れたところにリンクがありますね

47Shino:2007/07/21(土) 11:52:06 HOST:p1013-ipbf06matuyama.ehime.ocn.ne.jp
カッティングヘッドはオルトフォンも製造していました。

駆動コイル   駆動コイル
  ■       ■
  =========
      ▼
    カッター針

駆動コイルは上下に動きます。

48Shino:2007/07/21(土) 21:07:44 HOST:adsl-672.ehm.enjoy.ne.jp
先ほどの図解のズレを勘案して下書きしましたが、うまく登録されるかどうか。

駆動コイル   駆動コイル
  ◆       ◆
  ・・・・・・・
   ・・・・・
    ・・・
      ▼
    カッター針

一般的なカッターヘッドは駆動コイルが45°傾いています。
モノラル信号は音溝の左右の蛇行として記録されます。
つまり、左右の駆動コイルは逆相の動きになります。
モノラル信号とは、左右同相の信号なのですが、
いざ、記録しようとすると逆相動作を強いられるのです。
なんとなくいや〜な感じがします。
しかし、左右の押し引きで、プラマイゼロなのかもしれません。

同相接続するとモノラル信号は上下振幅です。
押し引きは左右同時ですから、押しと引きになんらかの相違があると
それが重畳される危険性があります。
これも嫌ですね。

49Shino:2007/07/21(土) 21:10:44 HOST:adsl-672.ehm.enjoy.ne.jp
うまくいきませんでした。これでどうだ!!!

駆動コイル   駆動コイル
  ◆       ◆
     ・・・・・・・
      ・・・・・
       ・・・
      ▼
    カッター針

50Shino:2007/07/21(土) 21:12:37 HOST:adsl-672.ehm.enjoy.ne.jp
再挑戦! これで最後。


駆動コイル   駆動コイル
  ◆       ◆
    ・・・・・・・
     ・・・・・
      ・・・
      ▼
    カッター針

51Shino:2007/07/23(月) 00:46:56 HOST:adsl-653.ehm.enjoy.ne.jp
YOU TUBE ムービーを解説してみます。

寺垣プレーヤーが先ず映ります。ターンテーブルの写り込み映像によりレコードを乗せる面が平面ではないことが判ります。浅い円錐状に凹んでいます。レコードを乗せてその上にスタビライザーを乗せると隙間無く一体化します。吸着システムは、面倒くさかったのです。カートリッジはZYX。レコード面はへこんでいますから、通常の設計ですとトーンアームは演奏中にどんどん下がるのですが、これを避けるために、カートリッジのトレース面が水平になるようにターンテーブル自身を傾けています。

プレーヤーの左のラックに置かれているのがアンプです。下側がパワーアンプで真空管式ですね。手前に小さな真空管、奥の方に大きな真空管が4本見えます。大きな真空管が出力管で、独ノイマン製のカッティングアンプに使われていました。このアンプの出力は大きく見積もって100W+100Wでしょう。

回転中のレコードをゲンコツでたたいています。針飛びもせず、スピーカーから小さなコツコツという音しか出ません。「凄いでしょう!」by寺垣

寺垣スピーカーの背面構造が判ります。真鍮の円柱が四本見えます。これはヴォイスコイルの反動を吸収する(制動する)錘です。駆動コイルから振動板への構造はかなり複雑で、ここでの信号ロスや不要共振、感度の低下などが想像されますが、実物を見てないので、ソーゾー、想像です^^)。

平面振動板は振動モードが複雑で、ソニーなど大メーカーはレーザーによる振動モード、振動分布を解析して最適駆動点を決定していました。4点駆動ですと4点が完全に同一運動しなくてはなりませんから生産管理は大変です。

寺垣スピーカーは4点駆動のフルレンジですから、分割振動無しには広帯域再生は不可能です。振動板や駆動機構が均一でない方が良い結果をもたらす可能性が高いのいです。2次(偶数次)歪みの多い方がつややかに聞こえることもありますからね。

52片貝孝夫:2007/08/14(火) 05:20:37 ID:???
初めまして!
みなさんの議論をドキドキしながら詠みました。
私はオーディオには素人ですが、寺垣さんのお宅に出入りしている者として
みなさんを寺垣さんのお宅にお連れしたいと、心から思いました。
技術論は別として、寺垣さんの生き方にはきっと感動されると思います。
youtubeの映像もありましたが、あんな感じで3時間くらい熱心に
いろんなお話をしてくださいます。

53synthetios:2008/02/26(火) 15:27:35 HOST:proxyjp02.ext.ti.com
エムズシステムの「波動スピーカー」は 波動スピーカと言って欲しくない。
これまでにいろいろ技術的に質問したけど一回もまともな返事が来た事が無い、
殆ど逃げた返事以外来ない。 インテリアの諸ショールームの展示くらいにして
欲しい。

54くろねき:2008/02/26(火) 22:14:52 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
エムズシステムの波動スピーカー( www.mssystem.co.jp/sp.html )、以前ここで私が間違えて話を振ったものですね。

二つのフルレンジ・ユニットを同一キャビネットに対向配置としたこのスピーカーは、二つのユニット(通常はこれをステレオの左右とする)から同じ音が出たときにキャビティ振動が相殺される利点があり、そのこととタイムドメインYoshii9同様に、円筒の端にユニットを取り付ける形のためバッフルでの回折が少なく箱鳴りも生じにくいこと、一台でステレオとする場合は音軸が横を向くので準無指向性となること、といったところで音質的利点や特徴は説明がつきそうな感じがします。

55FTSP:2008/05/22(木) 16:12:52 HOST:z6.219-103-153.ppp.wakwak.ne.jp
>>30
ラジオ技術の2006年6月号に読者のレポート記事があります。
構造等についても参考になることが書いてあります。

56Shino:2008/06/10(火) 21:21:49 HOST:adsl-125.ehm.enjoy.ne.jp
オーディオベーシック最新号に寺垣さんが登場しました。
元気だなあと思います。
オーディオは論理だ!と仰っていますが、
論理的なお話をされているかといえば・・・。
多分、編集が悪いんでしょう^^;)

57Shino:2008/09/09(火) 00:16:57 HOST:adsl-605.ehm.enjoy.ne.jp
寺垣スピーカーがいよいよ市販されるようです。
デザインはかなり良くなって、リビングに置いても違和感は無さそうです。
しかし、お値段が普通じゃ無い。
裏側も綺麗に被覆されていてメカメカしくはありません。
たぶん、二点駆動と思われます。
ttp://www.tmtjapan.co.jp/index.html

思いついて[teragaki analog]で検索しましたらこんなページが出てきました。
ttp://www.aca.gr/turntable.htm

エキゾチックプレーヤーってことで、世界の異形(偉業^^)作品が
堪能出来ます。
ここを見ると、一昨年、一部世間を騒がせたニュージーランド製の
プレーヤーシステムに使われたアームが単品使用されて掲載されています。

百花繚乱 いやいや百鬼夜行

マイクロの早すぎる退場が惜しまれます。

59アラン・ドロン:2013/12/21(土) 09:16:16 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
SPの音を出す原理は振動と理解していましたが、
Σプレーヤーの寺垣氏は『物質を通過する波動で音を出す』
波動SPなるものがあると聞きました。
よく分からないのですが、どなたかレクチャーいただけませんか?

=全てのスピーカーは波動スピーカーと言えるのではないでしょうか。
ダイナミック型でも、コーン紙という物質を通過しますね。

60薬漬け:2013/12/21(土) 12:55:23 HOST:s654097.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp
>>全てのスピーカーは波動スピーカーと言えるのではないでしょうか。ダイナミック型でも、
>>コーン紙という物質を通過しますね。

では、ダイナミック型ではどうやって音は前に飛んでいくのですか?
音がコーン紙を透過するなら、コーン紙がピストンモーションしても音はコーン紙を出たり入ったり、
置き去りになってリスナーに届かないのではないんですか??

61アラン・ドロン:2013/12/21(土) 13:43:18 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
コーン紙の後ろの音も音も前に通過=透過でもいいですが
---するでしょうね。
紙一枚で音を遮断できませんから。

そして、通過するだけでなく純粋に前に出てくる音もありますよ。
コーン紙のすぐ前の音を振動させて音を出すのがダイナミック型ですから。

この辺の事は長岡鉄男のコメントにも書いてありました。
密閉型の場合、後ろの音も前に出てくる、バックロードホーンの場合、
ホーンロードの板も貫通して音も出てくる、直接コーン紙からも出てくる、
ホーンロードの音道通りにも出てくる、です。

波動スピーカーというネーミングが誤解を生むと思えます。
他に何か適切な言い方があるといいのですが。

62アラン・ドロン:2013/12/21(土) 13:46:43 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
訂正

コーン紙のすぐ前の音を振動させて音を出すのがダイナミック型ですから。

コーン紙のすぐ前の空気を---でした。

63横波の音に注目:2014/02/11(火) 09:54:45 HOST:175.21.183.58.megaegg.ne.jp
縦波の音とは物性がまったく異なる横波の音について
きちんと理解して話を進める必要があると思う

空気中を伝搬する横波の音の特徴は
他の音と混ざったり濁ったりしない
反響しない(エコーがかからない)
なぜかドップラー効果もかからない
縦波の音と比べると減衰しにくい
音速よりも伝搬速度が桁外れに速い
鼓膜を失った人や難聴者でも明瞭に聞き取れる
といった、かなり顕著なもの

したがって、縦波の音を出すことを主としたスピーカーとは
まったく異なる認識で接する必要がある

さらに
横波の音は縦波の音と脳内の情報処理の仕方が異なる部分があるらしい
そのため、脳のモードを変えないと
横波の音を出すことに重点を置いたスピーカーの音は綺麗に聞こえず、特に高音が出ていないと感じる
つまり、脳の訓練が必要になる

タイムドメインスピーカーでも、エイジングの不思議として説明されているが
スピーカー側のエイジングではなく、聞き手の脳のスイッチの切り替えで
音に対する印象が劇的に変化して、こんな良い音がするスピーカーだったのかと
ある日突然気付いて驚く現象が多数報告されている


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