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宇宙塵月例会・日本SF大会レポート

1秘するが花:2006/08/17(木) 18:47:14
宇宙塵月例会・日本SF大会レポート(アーカイブ)
http://www.din.or.jp/~aoyama/uchujin.html

87秘するが花:2006/12/23(土) 19:32:47
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) まるみ
 バーバラさんは仕事で携わったという、
「『小説現代』の幻の連載、単行本化! 『ご町内回覧板』横山えいじ」
 というチラシを配っていました。
「小説現代」誌の漫画といえば、高信太郎先生の「日本むつかし話」でも何でも、講談社文庫に収められるのが相場なのですけど、それをコネクションを使って、携わっている出版社に引っ張って来てしまったのです。
 横山先生の作品は新潮文庫の表紙絵でも見たことがあるぐらいで、大出版社から引く手あまたで、それを持って来たのですから、編集者として大金星です。
No.1111 2004年10月27日 (水) 19時07分

88秘するが花:2006/12/23(土) 19:33:24
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) まるみ
 柴野先生は「回覧板」からの連想で、梶尾真治先生の、自分の母親を「ちり紙交換」に出すというショートショートを紹介されていました。
「題名は忘れたけれども」
 とのことでしたが、その作品は、「時空祝祭日」(早川文庫)に収録されている、「御町内の皆様!」であります。
 そうしているうちに、「宇宙鹿」編集長の、森喜朗(シンキロウ)先生がやって来ました。
 やって来たのはいいのですけど、来るなり、ここの掲示板でも触れております通り、春の原稿募集以来7カ月近く全く音沙汰がなかったので、たちまち皆から弾劾される羽目になってしまいました。
No.1112 2004年10月27日 (水) 19時08分

89秘するが花:2006/12/23(土) 19:34:08
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) まるみ
 春の月例会ではチラシを配り、青山先生の掲示板や2ちゃんねる掲示板でも原稿募集をしたものの、その後、原稿がどれだけ集まっているのか、編集作業がどれだけ進んでいるのか、誰の協力が必要であるのか、まるで中間報告がなかったのでした。
 会場の雰囲気は、たちまち、ぴりぴりしてしまいました。
 シンキロウ先生は、柴野先生からの、
「誰から原稿を貰っていますか」
 との質問に、
「青山さんに、兜木さんに、菅原(嬉野)さんに、宮本さんに……」
 と答えていったものの、いきなり柴野先生の知らない名前が出て来て、
「宮本とは、誰ぞなもし」
No.1113 2004年10月27日 (水) 19時08分

90秘するが花:2006/12/23(土) 19:34:51
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) まるみ
 シンキロウ先生が答えに詰まり、私が横から、
「宮本さんとは、『ショートショートの広場』に寄稿している作家さんです」
 と言わなければなりませんでした。
 宮本晃宏(宮本晃弘)先生は、私が推薦した作家さんですので、私が説明するのが筋です。
 すると、柴野先生は、
「ということは、君(まるみ)も編集に携わっているのかね」
 こちらに矛先を向けて来ましたので、
「とんでもございません。私(わたくし)は編集には無関係です」
 慌てて逃げました。
No.1114 2004年10月27日 (水) 19時09分

91秘するが花:2006/12/23(土) 19:36:44
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) まるみ
 ほかの人からは、
「進行に無理があるのだから、12月のコミック・マーケットに間に合わせなくてもいいのではないか」
 という意見があったり、青山先生から助け船があったりして、結局は、柴野先生から、
「この雑誌は、『宇宙鹿(昭和37年)』、『宇宙塵紙(昭和51年)』、『宇宙馬鹿(平成2年)』と続く伝統あるものです。シンキロウ君は皆とも良く相談して、とにかくいい雑誌を作るようにして下さい」
 と要望かあり、締めくくりになりました。
 山岡さんは、すぐにシンキロウ先生に、「宇宙鹿」のバックナンバーのコピーを送ることになりました。
No.1115 2004年10月27日 (水) 19時09分

92秘するが花:2006/12/23(土) 19:37:23
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) まるみ
 それにしても、ピーンと張り詰めた空気の中で、大真面目な顔をしながら、「宇宙塵紙」とか「宇宙馬鹿」といった単語が頻出する討論を続けているので、眺めていて吹き出しそうになって困りましたです。
 柴野先生は15時30分頃に中座しましたけど、こんなに心労した月例会は初めてです。
 青山先生も、疲れのためか、ごろりと畳に横たわりました。
 私も脳内酸素が不足して、欠伸ばかりが出てしまいました。
 初めて月例会に参加したという人もいましたけど、どのように感じましたでしょうか。
 シンキロウ先生は、家に帰ったらすぐに集まった原稿の作者名と作品名を一覧表にして、柴野先生に郵送した方がいいですね。
 校正刷ができたら、見やすいように、拡大してから柴野先生に目を通していただくといいですね。
No.1116 2004年10月27日 (水) 19時10分

93秘するが花:2006/12/23(土) 19:38:09
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) まるみ
 16時頃に、山岡さんの進行で、先頃亡くなった矢野徹先生に向けて、黙祷が行われました。
 そういえば、今回は、ヘン様の参加がありませんでしたね。
 バーバラさんも心配していました。
 17時頃から、自由が丘駅前の居酒屋に会場を移して懇親会となりましたが、私は中座させていただいたのでした。
 プロ野球日本シリーズ第6戦は、私が贔屓の、西武ライオンズの勝ち(○●○●●○)となりました。
 元監督の東尾修氏は、私と同じ和歌山(まるみ)県出身なのです。
 和歌山(まるみ)県出身の選手も多いです。
 あと1勝で日本一であります。
No.1117 2004年10月27日 (水) 19時11分

94秘するが花:2006/12/23(土) 19:38:55
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) new! まるみ
(参 考)
《「銭形金太郎(文学貧乏の巻)」を視ました》
(ショートショート研究家の)工藤伸一さんが登場した大阪朝日放送制作のテレビジョン番組、「銭形金太郎(文学貧乏の巻)」を視ました。
 その日(平成15年8月21日(木))は誤って寝ないよう、23時30分(番組は45分から)に目覚まし時計を鳴らすことにしました。
 内容は、東八郎ジュニア氏がレポーターとして、東京某所にあるという、工藤さんのアパート部屋を訪れるというもの。
 本来の番組趣旨は「貧乏自慢」なのですが、カメラが工藤さんの部屋をつまびらかにしますと、冷蔵庫や電子レンジ、ワイド・テレビジョン、パーソナル・コンピューターなど、最新式の設備が揃っていていました。
No.1266 2005年01月29日 (土) 18時18分

95秘するが花:2006/12/23(土) 19:39:32
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) new! まるみ
 放送作家さんは、
「昔はお金持ちだった?」
 と、字幕スーパーで説明を加えていたものの、番組の成立を危うくするのではないかと思われる光景です。
 部屋も、カメラの写し方によるのでしょうけど、ずいぶん広いように感じました。
「いったい、どこが、『貧乏自慢』なんだ」
 といったところです。
 さて、気になる蔵書なのですが、ジュニア氏が、
「非常に多い」
 と感想を述べていましたけど、これは本心ではないでしょう。
 というのは、ジュニア氏ぐらいの芸人さんになりますと、自宅には、「倉本聰全集」の類いが揃ってる筈で、だから、これは、視聴者レベルに合わせてのものだと思われます。
No.1267 2005年01月29日 (土) 18時20分

96秘するが花:2006/12/23(土) 19:40:07
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) new! まるみ
 良く分からなかったのが、
「書き込んだだけで買った気持ちになる」
 という「欲しい物リスト」のバインダーなのですが、
「どうして、パーソナル・コンピューターの表計算に入力しないのかな」
 と思いました。
 気の毒だったのが、工藤さんからキムチ丼(みたいな物)を食べさせられたジュニア氏で、こういった娯楽(バラエティ)番組ではお約束で、
「うわー、まずい」
 と叫んで悶え苦しむ場面があったりする筈なのですが、ジュニア氏の場合は急に黙り込んでしまいましたので、
「あれは、本当にまずかったのだな」
 と思いました。
No.1268 2005年01月29日 (土) 18時21分

97秘するが花:2006/12/23(土) 19:40:53
Re: 宇宙塵月例会(平成16年10月24日) new! まるみ
 実は、番組はオーディオ・テープに録音しておいたのですが、後に聴いても、この沈黙は異様に長いようでした。
 確か、20秒以上沈黙が続いてしまうと「電波法違反」扱いになる筈です。
 この番組がきっかけで、中には芸能人になる人もいるそうですが、工藤さんの場合は、声が低くて電波に乗りにくいのが難点です。
 工藤さんが敬愛する阿刀田高先生が、民間放送の娯楽番組に良く起用されるのは、何よりも、声が電波に乗りやすいからであると聞いたことがあります。
No.1269 2005年01月29日 (土) 18時21分

98宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)):2006/12/23(土) 19:42:00
宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
「わがままな注文である。(中略)時刻表いじりというものは非常におもしろいのであって、しばしば実際の旅行よりおもしろい。そのおもしろい部分を明円君が担当して、私は横から眺めている。(中略)いろいろ注文をつける。すると、明円君はますます時刻表いじりを楽しむことができるという妙な構造になっているように思われる」
         (宮脇俊三「時刻表おくのほそ道」(文春文庫)より)
No.1139 2004年12月01日 (水) 18時16分

99秘するが花:2006/12/23(土) 19:42:50
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 大韓民国の人気映画俳優、ペ・ヨンジュン氏(=ヨン様)、2度目の来日の最中(さなか)、平成16年11月28日(日)、東京・目黒区の緑が丘文化会館にて、宇宙塵月例会が開催されましたので、報告文を書きます。
 テレビジョンの報道番組でも、プロ野球選択(ドラフト)会議の開催があって、世相を映す「変わり雛」の紹介があって、年末宝くじの発売があって、「紅白歌合戦」出場歌手の発表があってと続いて、もうじき流行語大賞の発表もある筈で、平成16年もだんだんと残り少なくなって来ています。
 駅前商店街も、すっかり降誕祭(クリスマス)の飾り付け一色であります。
 いつもの事ながら、開始までの時間を利用して書店に入ってみましたが、今回も欲しい本はありませんでした。
No.1140 2004年12月01日 (水) 18時17分

100秘するが花:2006/12/23(土) 19:43:32
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 この1カ月の間に揃えたショートショート集は次の通りです−−

 阪田 寛夫「わが町」                      (講談社文庫)
 高井  信「ショートショートで日本語をあそぼう」         (筑摩文庫)
 山口  瞳「梔子(くちなし)の花」                (新潮文庫)
 日本民話の会編訳「世界昔ばなし(上)ヨーロッパ」        (講談社文庫)
 日本民話の会編訳「世界昔ばなし(下)アジア・アフリカ・アメリカ」(講談社文庫)

 −−「世界昔ばなし」は、ヨーロッパ編に限られているものの、「話型番号」が振られているのが興味深いです。
 例えば、読んでみますと、大韓民国の「藁縄一本で長者になる」は、日本の「わらしべ長者」と同じ構造を持ったお話です。
 そんな風に、同じ構造を持ったお話に、共通する番号を与えるわけです。
 それぞれのお話は、いわば、「数学の公式」みたいなもので、公式の数字を入れ替えるみたいに、その国や、その民族に相応しい登場人物と舞台を「代入」することによって、たちまち新しいお話になるわけです。
No.1141 2004年12月01日 (水) 18時18分

101秘するが花:2006/12/23(土) 19:44:24
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 カメルーン版の「兎と亀」なんかもあって、こちらでも亀が勝っていました。
 本書によって、「猿の手」の作者として知られるジェイコブス氏は、それよりももっと知られる「ジャックと豆の木」の作者だったことも知ることができました。
 それから、「あとがき」によりますと、担当編集者として、「ショートショートランド」誌(昭和56年〜昭和60年)の元・編集者だった宍戸芳夫氏と根岸勲氏が係わっていたことも知ることができました。
 この2人は、講談社の中でも短いもの専門の仕事をしているようですね。
「わが町」の阪田先生は、芥川賞作家と言うより、童謡「サッちゃん」の作詞者と言う方が分かりやすいです。
 このショートショート集とあと2編で、合わせて3回、芥川賞と直木賞の候補になった後、「土の器」という短編小説で芥川賞を受賞しています。
 ショートショート集での芥川賞・直木賞受賞(候補)は、第1回に、太宰治先生が作品集「逆行」で候補になっていましたし、今年(平成16年)の第 131回も、北村薫先生が作品集「語り女たち」で候補になっていました。
 受賞に至った作品集も3組ありますね。
No.1142 2004年12月01日 (水) 18時19分

102秘するが花:2006/12/23(土) 19:45:17
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
「わが町」の「あとがき」を見てみましたら、ここでも、ショートショート・エディターの根岸勲氏が係わっていました。
(訂正:受賞に至った作品集は4組でした)
 毎月のように買い込んでいますが、今はたまたま気持ちが向いている時期なのです。
 周期的にそういう時期があるのですけど、しばらくしたら醒めた気持ちになって、休止の時期に入る筈です。
 その時は、せっかく集めたショートショート集を、手放さないようにだけ気を付けなくてはなりません。

 9月、10月の月例会では、皆、妙に早く集まっていましたので、今回は、いつもより早く、13時過ぎに、会場である3階和室に着く事にしました。
 すると、幹事である山岡謙さんただ一人が、「SFマガジン」最新号を読みながら、畳の上に寝転がっていました。
 しばらくすると、青山智樹先生が、昭和63年頃のプロ野球、近鉄バファローズみたいな服を着せた息子さんを連れてやって来ました。
No.1143 2004年12月01日 (水) 18時19分

103秘するが花:2006/12/23(土) 19:45:57
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 プロ野球ファンに、
「昭和63年10月19日を知っているか」
 と言えば、
「知ってる。知ってる」
 と返って来る、あの時の、肩の部分が赤い、例のユニフォームです。
 嬉しくなった私は、
「仰木監督の時代ですな」
 と言ってみたのですけど、意味が通じなかったようです。
 どうやら、これは私の考え過ぎのようで、青山先生は、お店で、ただ単に息子さんが気に入ったという服を買っただけとのことです。
 私が言うユニフォームに関心がある方は−−

 佐野 正幸「1988年10・19の真実 平成のパリーグを変えた日」(光文社文庫)

 −−を読んで下さい。
No.1144 2004年12月01日 (水) 18時20分

104秘するが花:2006/12/23(土) 19:48:11
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 その日は、柴野拓美先生こそお見えにならなかったものの、ヘン様をはじめ14名もの多くの人が集まりました。
 なぜか、「宇宙鹿」編集長の森喜朗(シンキロウ)さんが来ず、虎視眈々と、その編集作業について一言文句を言ってやろう企てていた私は、拍子抜けしてしまいました。
 何となれば、編集長殿が私の原稿を、
「内容に馴染まない」
 と外そうとしているからで、私は、
「内容に馴染まない原稿を、いかに馴染ませるかが、編集の腕の見せどころであーる」
 と、言ってやるつもりだったのです。
 それに、編集長殿が、内容に馴染まない原稿である事を知ったのは、11月になって慌ててバック・ナンバーを取り寄せてからの事でありまして、企画開始の3月からそういった作業を進めていれば、原稿は8月の初めに届いていたのですから、8月、9月、10月、11月と、いくらでも書き直し、差し替えの時間があったわけです。
No.1145 2004年12月01日 (水) 18時21分

105秘するが花:2006/12/23(土) 19:48:56
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
「やるべき作業をやらないで、そうした時間を奪っておいて、今になって馴染まないはひどい。理由なんか、いくらでも、こじつけられます。構わないから、入れなさい。入れられないなら、あなた自身の原稿を削りなさい。ばーん」
 というわけです。
 その旨を記した私信も既に送っていますので、無闇に原稿を外す事はないとは思いますけど、直接伝える事が出来ないのは、はなはだ不安ではあります。
 編集長殿は、10月の月例会の時にも皆から一斉に弾劾されていましたけど、ここに集まっている人は、大なり小なり同人誌などの編集経験者ばかりなので、決して無茶な言い分はしていない筈ですので、その辺りは分かってほしいものです。
 編集開始時期そのものが遅すぎるので、冬のコミック・マーケットに間に合わないのならば、来年夏に回せばいいと思います。
 とにかく、人を不愉快な気持ちにさせたまま、印刷に踏み切ったりしないでほしいものです。
No.1146 2004年12月01日 (水) 18時22分

106秘するが花:2006/12/23(土) 19:49:37
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 さて、月例会進行は、最初のうちは、ヘン様が来ていませんでしたので、誰かが、
「今日は、蟹鍋の席みたいですな」
 と言っていたほど静かなものでした。
 私にしても、煎餅を食べる事に集中していましたし、山岡さんも、さっきから「SFマガジン」をひたすら読んでいます。
 それでも、人数が増えるにつれ、コンピューターの話なんかで盛り上がったようです。
 青山先生が、どこかの大型コンピューターの見学に行った時の事、ちょうど、その時に、雷があって停電になってという話をしていましたが、私が、
「今こそ神は存在する、というやつですな」
 と言ってみますと、
「いや、そんなに大袈裟なものではない」
 と笑い、さすがに今度は意味が通じたようです。
No.1147 2004年12月01日 (水) 18時22分

107秘するが花:2006/12/23(土) 19:50:16
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 詳しく知りたい人は−−

 アイザック・アシモフ(編)、風見潤(訳)
           「海外SFショートショート秀作選(1)」(集英社文庫)

 −−を読んで下さい。
 青山先生は、「日本SF大会」の時に、理科の授業の企画をやって、その時に、理科の教員免許の提示をしたという話なんかもしていました。
 その現場は見ていませんが、あれは表彰状ぐらいの大きさがありますので、かさ張らなかったのかな、間違えて折ったり、破ったりしなかったのかなと心配しました。
 縮小コピーにして運転免許証入れに入れておくと、有効であるかはともかくとして、携帯に便利ではあります。
 ここに集まっている人の場合は、理科や数学の先生が多いと思いましたら、中には、
「僕は社会科を持っている」
 という人もいましたね。
No.1148 2004年12月01日 (水) 18時23分

108秘するが花:2006/12/23(土) 19:50:49
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 そういえば、青山先生は航空機の免許証も持っていて、その取得体験が、篠田節子先生の直木賞受賞作、作品集「女たちのジハード」(集英社文庫)に生かされたという挿話もあります。
 そのあたりのお話しは、「オール讀物」(平成9年9月・直木賞発表号)のインタビュー記事にも出ていて、青山先生の名前も登場しますので、興味ある人は図書館で閲覧してみて下さい。
 余談ですけど、発表号に掲載されている、井筒啓之画伯による女性はきれい過ぎます。
 作品集「女たちのジハード」は、いわば、「不細工女性の大集合」といった性格を持った短編小説集で、あの挿絵は正しくありません。
 とはいえ、そこを現実的手法(リアリズム)で描いてしまうと興ざめになってしまうわけで、それだけに、集英社文庫表紙の、5人の女性を果物で暗示した、関彩子画伯は賢明だと思いました。
 私は、仲間の中で一番グズでノロマで、皆から同情を集めていたのが、最後になって一番幸せになっちゃうという話の、「コースアウト」が一番笑えました。
No.1149 2004年12月01日 (水) 18時24分

109秘するが花:2006/12/23(土) 19:51:36
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 余談の余談で、同時掲載の、浅田次郎先生の「鉄道員(ぽっぽや)」の挿絵も、旧型ディーゼルガーのお話しの筈なのに、新型のディーゼルガーが描かれていましたね。

 あと、この場を借りて、今度の「宇宙鹿」にショートショートが掲載される予定の宮本晃宏(宮本晃弘)先生について、少しだけ触れておきます。
 宮本先生は、阿刀田高選「ショートショートの広場15」(講談社文庫)に、「ままごと」、「論理的な幽霊」といった作品が掲載されているほか、インターネット掲示板でも、「ショートショートの広場」の全作品講評・添削を続けているほどのマニアです。
No.1150 2004年12月01日 (水) 18時28分

110秘するが花:2006/12/23(土) 19:52:17
Re: 宇宙塵月例会(平成16年11月28日(日)) new! まるみ
 ショートショートの蔵書もかなりあるようですけど、一覧表の類いは作っていないみたいです。
 もしかしたら、
「月例会にまるで顔を出さないのは、けしからん」
 という声もあるかもしれませんけど、先生は関西在住ですので、東京で開催されている月例会には来れませんので念のため。
 月例会の方は、最初の「蟹鍋状態」から一転、最後には喋り足りないほど賑やかになって、たちまち17時のお開きの時間になってしまいました。
 17時30分開始の懇親会に向けて、皆で掃除をしたり、食器を洗ったり、後片付けをしてから、私たちはぞろぞろと、会場である自由が丘駅駅前の和風居酒屋さん、「魚や一心」にと向いました。
No.1151 2004年12月01日 (水) 18時35分

111秘するが花:2006/12/23(土) 19:57:22
宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 平成16年12月26日(日)の13時から、東京・目黒区の緑が丘文化会館に於いて、「宇宙塵月例会」が開催されましたので報告文を書きます。
 波田陽区(はたようく)師匠、浩宮殿下、古田淳也選手、裴勇俊(Pae-Yong-Jun )氏、堀江貴文社長に象徴された平成16年も、いよいよ押し詰まって来ました。
 5人の共通点は、
「ずばり言っちゃって、日本を大きく動かした人」
 ばかりです。
 年初めには綿矢りさ先生の芥川賞受賞なんかがあって、「女性の年」などとも噂されていたのですが、いつの間にか男性の活躍ばかりが目立つようになった年でした。
 拉致被害者のひとみさん、芥川賞のひとみちゃん、女優の平原麻紀さん、お札の樋口一葉さん、卓球の福原愛選手、占いの細木数子先生といった面々もいたものの、男性陣に比べると、どうしても小粒な印象が否めません。
No.1227 2005年01月09日 (日) 12時27分

112秘するが花:2006/12/23(土) 19:58:03
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 とはいえ、どの名前も「はひふへほ」で並んでいるというのも、何だか不思議な傾向でした。

 さて、いつもの通り、東京急行電鉄の最寄り駅を降りてから書店に入りますと、今回は掘り出し物ばかりが見つかって困りました。
 それも含めで、この1カ月に揃えたショートショート集は次の通りです−−

 石川  淳「おとしばなし集」            (集英社文庫)
 神吉 拓郎「明日(あす)という日」          (文春文庫)
      「曲り角」                 (文春文庫)
      「夢のつづき」               (文春文庫)
 菊村  到「耳の中に誰かいる 病院ミステリー傑作集」(光文社文庫)
No.1228 2005年01月09日 (日) 12時27分

113秘するが花:2006/12/23(土) 19:58:33
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 水上  勉「停車場有情 ていしゃばうじょう」     (朝日文庫)
 推理作家13人会「犯人探し推理ゲーム」         (二見文庫)

 −−菊村先生の「耳の中〜」は、今回初めてショートショート集であることを知りました。
 どんな本であっても、とりあえずは目次を眺めてみないと、どこにショートショート集が隠れているか分かりません。
 神吉先生のショートショート集にはほかに、「私生活」(文春文庫・直木賞受賞作品集)と「笑う魚」(旺文社文庫)があって、これで5冊の総てが揃ったことになります。
「犯人探し〜」は、青山智樹先生と兜木励悟先生の作品が収録されているので買い求めました。
No.1229 2005年01月09日 (日) 12時28分

114秘するが花:2006/12/23(土) 19:59:09
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 月例会会場である会館3階の和室に足を踏み入れますと、毎度の事ながら、劇場の舞台にあがるような緊張した気持ちになります。
 幹事の山岡謙さんは、畳の上に寝転んで、「SFマガジン」の最新号を読んでいます。
 今回は既に机も座布団も並んでいる状態ですが、以前、並んでいない状態の時に私が並べようとしたところ、止められた事があります。
 何となれば、それは山岡さんと青山先生、要するに「偉い人」の役割に決まっていて、「偉くない人」はやらして貰えないみたいなのです。
 別に、そう言われたわけではないのですが、そう決まっているみたいです。
 そのつもりで見ていますと、例えば斉藤英一朗先生など、会場が調理室の時には食材や調理器具一式を持って来て、料理の腕を見せるのですけど、食後の食器洗いや掃除に至るまで、総てを自分の手でやっています。
No.1230 2005年01月09日 (日) 12時29分

115秘するが花:2006/12/23(土) 19:59:53
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 横にいる誰かに、
「お前、食器洗っておけ」
 と、言って言えなくもない立場なのですけど、決っして言いません。
 一度だけ山岡さんに、
「麺つゆを買って来てほしい」
 と言っているのを見た事があるものの、これにしても、
「偉い人が偉い人に頼んでいる」
 わけです。
 だから、もし、「宇宙塵月例会」に参加し始めて久しいつもりのあなたが、座布団運びやその他の「雑用」を買って出て、山岡さんや青山先生から止められなかったら、立派な「常連メンバー」の一人になった証拠です。
No.1231 2005年01月09日 (日) 12時29分

116秘するが花:2006/12/23(土) 20:00:30
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 青山先生は私の姿を見るなり、
「今度、『宇宙塵』本誌に何か書きましょうよ」
 と言いました。
 近く矢野徹先生の追悼号を出さねばならないので、原稿が必要なのだそうです。
 私は、
「実は、つい先日も、これなら大丈夫だろうと搦め手から攻めて、コンテストの最終候補に残ったような作品を渡してみたのですが、それでも駄目でした」
 と、決して怠けていない旨を主張しました。
 すると青山先生は、
「下手な商業雑誌より、掲載基準が厳しいですからね」
「いいや、それどころか、下手でない商業雑誌なんかよりも厳しいです」
No.1232 2005年01月09日 (日) 12時30分

117秘するが花:2006/12/23(土) 20:01:19
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 思えば、私が一番最初に原稿を渡したのははるか昔の事で、柴野拓美先生から、
「星新一の真似をしてはいけません」(要旨)
 という回答が返って来て、途方に暮れてしまった覚えがあります。
 2度目は比較的最近で、こちらは、三田誠広先生ほかの講座本を併読しながらこしらえた、得体の知れない作品でした。
 数は少ないものの、自分としては野心的な作品ばかりを渡しています。
 それでも、かつては、航空宇宙工学にまつわるノンフィクション作品を掲載してくれるという話もあったのですが、その時は、
「創作でなくては」
 と、私の方から難色を示してしまいました。
No.1233 2005年01月09日 (日) 12時31分

118秘するが花:2006/12/23(土) 20:01:57
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 小説部門と評論部門が分かれている日本推理作家協会賞にしても、評論部門での受賞に難色を示してしまう、あるいは、その逆の作家さんがいるそうですけど、その気持ちは私にも良く分かります。
 とにかく、その時の難色が、後になって後悔にならないよう、頑張らなければなりません。

 今回の参加者は、柴野先生の参加はなかったものの、ちびっこも含めて17名にもなりました。
 ヘン様については、年末年始に多忙になるものの、堅実な職に就くことができ、皆で、
「良かった、良かった」
 と喜んでいたのですが、その合間を縫っての参加でした。
No.1234 2005年01月09日 (日) 12時31分

119秘するが花:2006/12/23(土) 20:02:35
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 毎度のことながら畳の上に座布団を敷いて、煎餅やクッキーを戴きながら情報交換しました。
 ヘン様は恒例で、長身を利用して、ちびっこ3人を背中に乗せて、お馬ごっこをしています。
 私のそばを通り過ぎる時、
「徹夜の仕事の後だから、つらいよ」
 と、ぼそっと言っていましたが、3人の親は、
「勝手にやっていることだから」
 などと冷たく言わないで、感謝の気持ちを忘れないようにしましょうね。

 最初はやはり「宇宙鹿」最新号についてで、編集長氏による、回りの人の恩を仇で返してしまう性癖や、自分を勘違いしたことによる言動が話題になりました。
No.1235 2005年01月09日 (日) 12時32分

120秘するが花:2006/12/23(土) 20:03:11
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 いわば、宮沢賢治先生の童話、「貝の火」の、あれですね。
「お金を出しているから自分は偉い」
 みたいな意味の発言があったのですけど、その点についてだけは、特に誤りであると指摘されました。
 原稿がたくさん集まったのは、あくまでも、「宇宙鹿」の名前に価値(バリュー)があるからです。
 宮本先生やほかの人が寄稿してくれたというのも、その価値のためです。
 決して、
「お金を出している編集長が偉いから」
 ではありません、というわけです。
 でないと、バッジにお辞儀される国会議員、名刺にお辞儀される会社員、机にお辞儀される公務員みたいに、自分を「勘違い」してしまいます。
No.1236 2005年01月09日 (日) 12時32分

121秘するが花:2006/12/23(土) 20:03:42
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 その辺りは、雑誌名から「宇宙鹿」の文字を外してみれば、良く分かると思います。
 私だって、それがなければ掲載にこだわりませんし、ほかの人だってそうでしょう。
 もっとも、感情を持つ人間として、
「勘違いするな」
 と言う方が無理な相談で、宮本先生にしても、ともすると、世話になった筈の阿刀田高先生の事を批判したがって、
「そういう事は、言うものではないよ」
 と、たしなめられているのを見たりします。
 それはともかく、宮本先生については、感激の余り2ちゃんねる掲示板の創作文芸コーナーで、
「今度、塵に創作が載る」
 と自慢していて、掲載をとても喜んでいる様子がうかがえました。
No.1237 2005年01月09日 (日) 12時33分

122秘するが花:2006/12/23(土) 20:04:15
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 バーバラさんは、仕事で携わって印刷ができたばかりの漫画−−

 横山えいじ「ご町内回覧板」(イーグルコミックス)

 −−をたくさん持って来て、
「横山先生のサイン入りです。買いませんか」
 と、畳の上をすりすりしながら回り、早速、何人かが応じていたようです。
 会計は、後述の懇親会時にまとめて支払うことになります。
 私はというと、もともと多くは持っていなかったものの、現在、吾妻ひでお先生の一連の作品と、秋月りす先生の「かしましハウス」(竹書房)、新田朋子先生の「バラ色カンパニー」(芳文社)以外の漫画本は泣く泣く手放してしまい、現在は文庫の活字本に絞っている状態で諦めました。
No.1238 2005年01月09日 (日) 12時33分

123秘するが花:2006/12/23(土) 20:05:41
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 たびたび触れているショートショート集にしても、その道の専門家から邪道と言われそうですが、総てを文庫で統一しているぐらいなのです。
 私も、今日も来ている斉藤英一朗先生みたいに、本専用の部屋が欲しいです。
 冬のコミック・マーケットでは「宇宙塵」販売の区画もあるそうで、
「一緒に売ってみてはどうですか」
 との声もありましたが、かつてはともかく今は規則が厳しくなって、書籍コード入りの本の販売は禁止されているとのことでした。

 バーバラさんはほかに、「宇宙鹿」最新号に寄稿している宮本晃宏先生と同じく「ショートショートの広場」(講談社文庫)の作家さんが出した、鈴木輝一郎先生の新刊の宣伝をしていました。
No.1239 2005年01月09日 (日) 12時34分

124秘するが花:2006/12/23(土) 20:06:44
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 鈴木先生は、「〜広場」の作家さんを大相撲の番付に習って『序ノ口』(大相撲では約 150人)から『序二段』(同 400人)、『三段目』(同 200人)、『幕下』(同 120人)、『十両』(同30人)、『前頭』(同40人)、『小結』(同4人)、『関脇』(同4人)、『大関』(同4人)、『横綱』(同4人)といった具合に並べますと、『横綱』に相当する作家さんです。
 ほかで『横綱』に相当するのは、慶応義塾大学教授で理学博士で「知恵蔵」解説委員である淡里茉莉子(有澤誠)先生、元・自衛隊員で山本周五郎賞候補作家である古処誠二先生といった作家さんがいます。
No.1240 2005年01月09日 (日) 12時35分

125秘するが花:2006/12/23(土) 20:07:37
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
『関脇』ですと、腹話術師「いっこく堂」の座付作者をしている藤井青銅先生、『小結』になりますと、「サンデー毎日」に連作ショートショート「定年チーパッパ」の連載を持っている小川有里先生がいます。
 我らが宮本先生はと言いますと、『前頭』には入らずに『十両』に位置しそうで、同じ『十両』には、理学博士で「imidas」解説委員である井元信之先生の名前も見られます。
 東と西の区別のやり方も分からない奴が並べた番付表ですから、当然、大きな誤りを含んでいるものと思われます。
「〜広場(4)」(同)には、鈴木先生の「金太郎侍」という作品が収められていますので、ぜひ読んでみてください。
No.1241 2005年01月09日 (日) 12時35分

126秘するが花:2006/12/23(土) 20:08:57
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 もちろん人によって評価はまちまちですが、一般的には「金太郎侍」と、「〜広場(8)」(同)に収録されている八塚顔高先生の「みんなの願い」が、人気の一番、二番を争っているみたいです。

 その後、平成17年1月6日(木)の芥川龍之介賞・直木三十五賞候補作品の発表で、古処先生の「七月七日」(集英社)が直木賞候補に挙げられました。
 決定は1月13日(木)になります。
「〜広場(12)」(同)に「職業病」という作品が掲載されていますので、こちらも読んでみてください。
No.1242 2005年01月09日 (日) 12時36分

127秘するが花:2006/12/23(土) 20:09:32
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 青山先生も出したばかりの科学解説書−−

 青山智樹「手にとるように物理学がわかる本」(かんき出版)

 −−の宣伝をしていましたが、この場では売るつもりはないらしく、持って来たのは2冊だけでした。
 後日、書店で見てみますと、その本は平積みにもなっていましたし、かなりの勢いで売れているようです。
 来年(平成17年)1月の月例会時に、青山先生から直接買ってもいいですけど、
「どこにでも売られている本ならば、近くの書店で買え」
 の「鉄則」もあります。
No.1243 2005年01月09日 (日) 12時36分

128秘するが花:2006/12/23(土) 20:10:23
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 同じ定価の 1,470円を出すのでも、近くの書店で買えば、
「 1,500円近くもする本を買うのだから、日頃の立ち読みは大目に見なさいね」
 といった具合に、店員さんに対する「武器」としても使え、「割安感」が生まれて来るのです。
 その上、
「知り合いに、こんな人がいる」
 と回りの人に自慢までできるのですから、そこまで計算したらタダみたいなものです。
 私は、こういった「知恵」を、ショートショート研究家の工藤伸一先生にちなんで、「工藤家の食卓」と呼んでいます。
No.1244 2005年01月09日 (日) 12時37分

129秘するが花:2006/12/23(土) 20:10:58
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 ところで、ここに集まっているのは会の性質上、自然科学分野が好きだという人ばかりだと思っていましたら、中にはそうではないという人もいたみたいですね。
 もちろん、ほとんどの人は中学・高校時代に、自然科学の学科については校長室に呼び出される程の成績を残した反面、人文・社会科学の学科では地理以外は全滅、しかも校長室に呼び出される程の成績を残したという人ばかりなのですが、その正反対という人もいたわけです。
 いえ、別にいても不思議はないのですけど、そんな人がどうして、ここにいるのか分かりませんけど、油断していたためか、ちょっとした会話から経歴が発覚してしまった人がいました。
 その人は早速、青山先生から集中講義を受けるという、改めて考えてみれば、贅沢極まりない体験をする事になっていました。
No.1245 2005年01月09日 (日) 12時37分

130秘するが花:2006/12/23(土) 20:11:30
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 でも、地理という学科は自然科学系の学部ですと人文・社会科学扱いになるものの、人文・社会科学系の学部に行くと自然科学扱いになったりして、厳密な人文・社会科学系とは言い難い不思議な学科ですね。
 集中講義を受けていた人も、
「地理は自然科学として受講していました」
 と言っていました。

 自然科学分野は、一般的に「女性は苦手」と決めつけられてしまう傾向があるのですけど、実際にはそんなことはないようで、ここに集まる女性陣は皆、自然科学が大好きです。
 とはいえ、今まで理科系の学校など、女性が少ない環境でばかり過ごして来たので、いわゆる「女の園」というものを知らないまま過ごして来たという話をしていました。
No.1246 2005年01月09日 (日) 12時38分

131秘するが花:2006/12/23(土) 20:12:02
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 鳩首していても、
「男の人が女の園に行っても、きっと地獄でしょうね」
 とか、
「女子校にいると羞恥心がなくなるそうです」
 といった具合に、体験そのものがないので、男の人が語る場合と同様、「伝聞」や「妄想」の域をまるで出ません。
 むしろ、南極のペンギンや火星のタコについての話題の方が、もっと身近に語れるといった感じです。
 結局、そうした世界を体験をしているのは、女子校の経験こそないものの女権活動にも顔を出している私だけのようで、
「女性会館の図書館なんかですと、体験できるみたいですよ」
 と語ってみました。
No.1247 2005年01月09日 (日) 12時38分

132秘するが花:2006/12/23(土) 20:12:36
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 そういった女性図書館は、東京の渋谷区や神奈川県の戸塚区なんかにありますけど、女性関係の図書が充実していて、いきおい館内も女性ばかりになって、「女の園」が形成されてしまうのです。
 本を読むのに疲れて、男の人の眼を全く気にせず爆睡している姿も見られたりして、まさしく、
「リアル女子校」
 です。
 併設されている研修室で研究発表会が開催されることもあって、こちらを聴講してみても、回りは女性、女性、女性ばかりです。
 一般的には年配の人の活動を想像しますが、若い人の集会もあったりしてさまざまです。
No.1248 2005年01月09日 (日) 12時39分

133秘するが花:2006/12/23(土) 20:13:10
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 もっとも、そうした中に「女性として」参加をすれば、
「女の園を体験した」
 と言えるのでしょうけど、男の人が参加する場合には、回りの女性から意識もされるでしょうし、居心地も良くなさそうですし、「体験」と呼べるかまでは分かりません。
 青山先生にしても、女権活動のCAPに参加しているものの、「体験」の意識はないと思います。
 しかも、数少ない男性参加者については、
「全員の女性と平等に、均等に接しないといろいろあって、気苦労が絶えない」
 といった話も聞いた事があります。
 特に女権運動に関心がなければ、行っても楽しくはないと思います。
No.1249 2005年01月09日 (日) 12時41分

134秘するが花:2006/12/23(土) 20:13:43
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 私にしても今年(平成16年)は、ウルトラQ脚本家、北澤杏子先生の集まり以外では、もちろん深く関心のある活動なのですけど、東京・世田谷区で9月に開催された1回しか参加していません。
 実際の体験でなくて良ければ、綿矢りさ先生の芥川賞受賞作「蹴りたい背中」の中に、「女の園」の雰囲気が良く出た描写がありますので、殿方の場合は、それを参照するのがいいと思います。

 それでも、
「『リアル女の園』ではない方の『女の園』を、どうしても体験したい」
 という殿方のために、とっておきの場所を紹介します。
No.1250 2005年01月09日 (日) 12時42分

135秘するが花:2006/12/23(土) 20:14:13
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 実は、東京・新宿区の韓国人街に、大韓民国の書籍やCDが売られている「コリアン・プラザ」という店があるのですが、今、その店が、ヨン様こと裴勇俊(Pae-Yong-Jun)氏の写真集目当ての女性でぎっしりなのです。
 しかも全員が「恋する乙女」状態で、その、やかましいこと、やかましいこと。
 年齢層はいささか高めであるものの、いわゆる「女の園」の条件ならば、こちらの方が満たしているように思われます。

 話がそれました。
 女性陣は、ほかに、
「女子校ですと、女の上級生にバレンタインのチョコレートを贈ったりもするそうです」
 という話なんかも、顔の両側で手のひらをひらひらさせながら語っていました。
No.1251 2005年01月09日 (日) 12時42分

136秘するが花:2006/12/23(土) 20:14:56
Re: 宇宙塵月例会(平成16年12月26日(日)) new! まるみ
 私の場合も、かなり複雑な事例ですけど、芥川賞作家の藤野千夜先生に、サイン会の時にチョコレートを贈る計画を企てた前科があります。
 その顛末については、「宇宙鹿」の最新号にも寄稿しています、といったところで今回のお話しは終わりにします。

 閉館時刻の17時が近くなると、館内放送の音楽が流れ、それを合図に皆で手分けをして後片付けをして、忘年会会場である、自由が丘駅前の和風居酒屋に向かいました。
 毎月が忘年会・新年会みたいなものですが、今回が本当の忘年会です。
No.1252 2005年01月09日 (日) 12時43分


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