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マ・マ・マ・漫画ドリーム

1工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 03:37
漫画の話をしよう! 
(ちなみにスレッドのタイトルは桑田佳祐の曲からの引用です)

2工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 04:00
とりあえず、さっき「本日限りの文庫活字本半額セール」に惹かれて閉店間際の
夜12時ごろブックオフに行き、閉店時間直前の深夜25時に文庫活字本だけ数冊購入
しようとレジに並んだのですが、隣のレジで会計をしている男性の購入冊数が50冊
位はあって気になったので横目でちらちらと見てみたら、なんとサンコミやら秋田
書店やらの名作コミックばかりだったので驚きました。絶版作品数が多い永井豪や
松本零士の作品が確認出来たので、「もしやセドリ師では?」なんて思いつつ、
失礼ながらも店を出てきたその男性に話しかけてみたところ、古本屋さんではない
との事でしたが、全て100円コーナーにあったとの事でした。サンコミの松本零士
の作品って、滅多に定価以下で売られてる事がないので、お宝度が高いと思うん
です。文庫活字本半額セールに気を取られて漫画コーナーを見ずにいたのは失敗
でした。

3工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 04:04
>>2の追記です。ネットで検索してみたところ、プレミア値で販売しているお店での
殆どのサンコミの松本零士作品の売値は500円以上ですね。それが1冊100円で10冊
買えたりなんかしたら、4000円もぼろ儲けじゃないですか。ブックオフ恐るべし。

4工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 04:06
とまあ古本の話はこのくらいにしておきまして、現在、漫画雑誌に連載中の、
僕のお気に入り作品について書いてみようかと思います。要チェキ!

5工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 04:32
【ビッグコミック・スピリッツ】連載中のおすすめ漫画第1弾・5作品を紹介します。
 1.古屋兎丸『π(パイ)』
   ……ガロ出身のアート色濃厚な新進作家による「おっぱい漫画(笑)」です。
 2.コージィ(ハートマーク)城倉『ティーンズ。ブルース』
   ……テレビドラマ化とかされそうなリアル感がいいですね。
     女子校生の主人公に思いを寄せる同級生男子の父親が、密かに主人公の
     貞操を狙ってたりする、展開のキモさ加減が絶妙です。
     ちなみに作者の苗字と名前の間にはハートマークが入ります。
     つのだ☆ひろに対抗してるって事なんでしょうかw  
 3.のりつけ雅春『高校アフロ田中』
   ……最初は『稲中の亜流?』って印象もあったんですが、連載が続くに
     つれてどんどん面白くなってきました。アニメ化されそうですね。
 4.朔ユキ蔵『つゆダク』
   ……有名人とのセックスが主人公の仕事です。とにかくエロいw
 5.山本康人『正義の味方・モンキーズ』
   ……普通の青少年達に夢を与えてくれたボクシング漫画『僕』連載終了後、
     間髪いれずに始まった同じ作者による連載です。ヤクザの親分の機嫌
     を損ねてハンマーで頭を殴られてザクロのように頭が砕け散ってしま
     う組幹部など、非常に過激な暴力描写が目を引きます。
     ポスト『殺し屋1』といった感じの作品です。 
     コントラストによる、ドラマツルギーの見本のような作品です。

6工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 04:49
【ビッグコミック・スピリッツ】連載中のおすすめ漫画第2弾・7作品を紹介します。
 ・ 江川達也『日露戦争物語』
   ……維新の時代に少なからずの憧れを持っている僕には楽しめますが、
     いかんせん、マニアックすぎる気もしなくもないですね。
 ・ 細野不二彦『ギャラリー・フェイク』
   ……これはもう定番の名作ですね。美と悪、劇的な冒険と脱力な日常の
     コントラストの妙は、ドラマツルギーの見本といった感じです。
 ・ 浦沢直樹『20世紀少年』
   ……これも定番ですね。とにかく展開がうまいです。
 ・ 中原まこちん『The 3名様』
   ……脱力加減が最高です。ギャグ漫画界期待のホープですね。
 ・ 吉田戦車『殴るぞ!』、
   ……キャラ物はちょっといまいちですが、全体的には面白いです。
     『和歌子』に『かわうそ君』程の人気は期待できない気がします。
 ・ 中崎タツヤ『じみへん』、
 ・ ホイチョイ・プロダクションズ『きまぐれコンセプト』
   ……この辺はもはや文化遺産ですね。いつまでもあり続けてほしいです。

7工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 04:55
【ヤング・マガジン】連載中のおすすめ漫画を紹介します。
 ・ 望月峯太郎『万祝(まいわい)』
   ……主人公の女子校生の江口寿史的な均整のとれた美貌と、テカテカの
     オールバックに胸毛・ウェスタンブーツ・ライダースジャケット・
     カウンタックといった濃ゆいアイテムに彩られたもう1人の主人公の
     若き漁師、そして影の薄い女子校生の父親と格闘部の部長、この
     キャラクターの組み合わせだけですでに萌えますね。ギャグセンスの
     冴えもバツグンです。今後の展開が気になってしょうがないです。

8工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/11(月) 08:17
【ビッグコミック・スペリオール】連載中のおすすめ漫画・5作品を紹介します。
 ・ 小山ゆう『あずみ』
   ……あずみの精神的成長の過程と、登場人物の造形、そしてなんといって
     も血湧き肉踊るチャンバラ活劇の面白さは一級品の娯楽です。
 ・ 青木雄二監修、秋月戸一原作、吉本浩二作画『こまねずみ常次郎』
   ……借金苦から立ち直り、自ら借金取りとなった主人公が奔走する借金取り
     漫画です。世の中、金が全てなのかなあ、なんて思えてきます。
 ・ 大西祥平原作、高橋のぼる作画『警視庁 大門寺さくら子』
   ……劇画コレクターとして有名な大西先生がライター業の傍ら密かに培って
     きた見事なまでのストーリーテリングの技術と、高橋氏の微妙にレトロ
     な画力とが絶妙にマッチして、何ともいえない世界観を醸し出していま
     す。これぞ大人の読むギャグ漫画という感じです。警察物ということで、
     「おいお い、こんな事まで書いちゃっていいのかよ?」と、読んでる
     ほうが思わず冷や冷やしてしまうような、風刺の数々も見ものです。
 ・ 武論尊原作、池上遼一作画『HEAT』
   ……大げさなまでに徹底してハードボイルドなストーリーと美意識の権化の
     如き絵柄が織り成すハーモニーに男ながらに参ってしまいます。僕は滅
     多に絵柄のよさだけで読む漫画を選ぶ事はないのですが、池上先生だけ
     は特別なのです。登場人物の表情の描写がとにかく素晴らしく、特に
     眉毛の形へのこだわり方に尊敬の念すら覚えています。
 ・ 中川いさみ『ゴムテ』
   ……この人のギャグセンスはいつまでたっても衰える事がありませんね。
     狂いぶりが天才的です。作者の頭の中がどうなってるのか見てみたい。

9工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 09:09
【ビッグコミック・スピリッツ】連載中のおすすめ漫画第3弾・2作品を紹介します。

13.村上かつら『』
   ……美貌を武器にして周囲の男どもを次々と自分のとりこにさせ、女たちを
     バカにして生きる悪女・大橋ユキの傍若無人の言動が見ものです。これ
     もドラマ化が期待されます。多分、僕も大学時代に大橋ユキに出会って
     いたら、とりこにされていたかもしれません。なんたって『作り物のよ
     うに整った非の打ち所のない美貌の持ち主にして、ヤリマン』ですから。

14.玉井雪雄『オメガトライブ』
   ……ミステリアスかつバイオレントな展開に魅了されます。最近、どうみて
     も鳥肌実としか思えない外見のヤクザが登場していて、笑えます。もし
     かしてこれって映画化されたときのために用意された鳥肌実の役どころ
     だったりするのでしょうか?

何だか結局、スピリッツは殆ど全て網羅してしまいましたが、いい雑誌なので、
皆さん、必読ですぞ。僕も連載したいくらいはまっていますw 実はひそかに
4コマでも送ろうかと考えていたりするのですが、いつになるかは未定です。

10工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 09:21
というわけで、絶対に読んで欲しいおすすめの作品は、

山本康人『僕』、江川達也『日露戦争物語』、小山ゆう『あずみ』

の3作品です。何故か全てアクションものになってしまいました。

11工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 09:23
『僕』は、何と言ってもネームの素晴らしさ。これに尽きます。
たとえば僕の好きなシーンでこういうのがあります。1人暮らしをはじめた主人公
の家に幼馴染の女の子が遊びに来てカーテンをつけてくれたのですが、主人公は
目線の位置にある女の子の「ふくらはぎ」が気になって、それを触り、こういうの
です。「ご、ごめん、……だって……目の前にあんなやわらかそうなのがあったら、
触るよ、普通! ふくらはぎ!! ふくらはぎ!!」
そのあと主人公は女の子を怒らせてしまい、女の子が帰った後に、こう言いながら
反省します。「ど、どうしてふくらはぎなんだよ・・・ムチャクチャださいんだ、僕
は・・・ああ〜〜どんな時もカッコよくキメられる男になりたい。普通は嫌だ」
なんともいえない絶妙のネームセンスだと思います。

12工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 09:49
『日露戦争物語』は、雑誌連載時の煽りコピーや単行本の宣伝コピーが、作品の
価値を非常にうまく表現しているので、両方のコピーをリミックスして転載して
みることにしました。

世界の三大国、中国・ロシア・アメリカ。
そのすべてと戦争をしたことがある。
私たちが住んでいるのは、そういう国だ。
100年前。この日本という国は、なくなっていたかもしれない。

知っておきたい日本のこれまで。
『日露戦争物語』最新単行本第5集、大絶賛発売中!!

確かに、歴史の授業で学んではいたものの、信じられない事ですよね。
それにしても高校までの授業の近代の歴史の時間、少なすぎだと思います。
現代からさかのぼる形式での歴史の教科書を書いた人がいましたけど、あれって
結局、採用されてないんですよね? やっぱり血なまぐさい政党発足時の歴史等
を出来るだけ庶民には隠しておきたいという政府の陰謀なんでしょうか。

13工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 10:06
『あずみ』については白土三平の『忍者武芸帖』辺りを読まずに本質的な事は
語れないのかもしれませんが、幼い頃より暗殺マシーンとなるべくして純粋培養
されて育った主人公あずみが、成長するにつれて、国の未来のためだと信じて
言われるがままにやって来た暗殺という役目に対する懐疑の精神を持ち始めてきた
ところまでが、これまでの内容です。今後どうなっていくのかわかりませんが、
憂国の士としてのあずみと、1人の女性としてのあずみという両面からの彼女の心
の成長ぶりを見守っていきたいものです。作者の心の内では、連載開始当初から
ラストシーンは決めてあったそうですが、それがどのようなものなのかは、皆目
見当が付きません。あずみが死んでしまう最後は、ファンとしては望みたくない
ところですが、あずみを恋い慕ってきた、あるいはあずみが好意を寄せてきた
あずみの仲間達が新たに出てきては次々と死んでいく、非情なまでの読者からの
期待への裏切りぶりこそが今作の特徴ですから、そういうこともありうるのかも
しれません。

14工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 12:04
>>5の訂正です。
>コントラストによる、ドラマツルギーの見本のような作品です。
という部分は、消し忘れです。

>>9の訂正です。
タイトルが抜けていましたが、正しくは『サユリ1号』です。

15工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/14(火) 07:55
【工藤イチオシの漫画家・村上かつらの全作品リスト】

01「はるの/よるの/ようだ」
  ・第71回スピリッツ賞準スピ賞受賞作。
   週刊ビッグコミックスピリッツ1997年6月30日号(No.28)に受賞の
   発表が掲載され、1997年7月28日号(No.32)に作品が掲載されています。 
02「天使の噛み傷」
  ・週刊ビッグコミックスピリッツ短期集中連載(全4話)。
   1997年11月10日号(No.47)〜12月1日号(No.50)に掲載。
03「いごごちのいい場所」※詳細データは現在調査中です。
  ・初の長期連載(全?話)。
   週刊ビッグコミックスピリッツ1998年11月10日号(No.47)
   〜1999年?月?日号(No.?)に掲載。
04「かさぶた」
  ・読切。週スピ増刊マンプク1999年7月24日号に掲載。
05「99夏あたし15歳」
  ・読切。週スピ増刊マンプク1999年9月17日号に掲載。
06「父伝説」
  ・読切。週スピ増刊マンプク1999年11月28日号に掲載。
07「仮スマ未満」
  ・読切。読切・週スピ増刊マンプク2000年1月20日号に掲載。
08「さよなら奇跡」
  ・読切。週スピ増刊マンプク2000年6月1日号に掲載。
09「LOVE?」
  ・短期集中連載(全3話)。原作のみ。作画・まなべゆう。
   隔月刊ビッグコミックスペリオール2001年7月6日号(No.14)
   〜2001年8月10日号(No.16)に掲載。
10「サユリ1号」
  ・長期連載。週スピ2002年1月5・8日号(No.2・3)〜好評連載中。

※「サユリ1号」の単行本は現在第3巻が発売中。第4巻は1月30日発売予定だそうです。
※短編集の発売が待ち遠しいですが、今のところ予定はないようです。

16秘するが花:秘するが花
秘するが花


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