したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

哲学について

1工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/05(火) 04:23
これは単なる僕の趣味なのですが、僕は子供の頃から宇宙や時間や
人生についてあれこれ考えをめぐらしてみることが好きでした。
誰でもそういうことは一度は考えるものだとは思うのですが、僕は
どうもそういうことに関してはかなり徹底して妥協せず考えたい部分
があって、そう簡単には納得できないのです。哲学者の中島義道氏は
「哲学にもその他の音楽や文芸などの表現同様に専門的な才能の有無
が存在する」と言っています。さらに中島氏は、こう続けます。
「哲学的才能は、やはりその他の表現の才能同様に、知識をどれだけ
積んでいるとか知能指数が高いというような事とは一切関係なく、あら
ゆる物事に対してどれだけ徹底的に疑問を投げかけ、答えを探求できる
か、というところにこそある」

2工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/05(火) 06:32
ちなみに僕が2ちゃんねるに書いたものを一部、転載します。

文学における「神」とは、「作者」のことです。「作者」なしには「文学」は成立
しません。そして「作者」は「言葉」を用いて「作品」を創ることで「読者」に語
りかけます。その作業は、独りで考え事をしているだけの「永遠に孤独な存在」か
ら、考えた事を表現することによって「他者からの賞賛を得られる存在」として孤
独から開放されるための行為に他なりません。

もしもこの世に神が存在し、神が人を造ったのだとしたら、やはりそれも同様に、
神が独りで考え事をしているだけの「永遠に孤独な存在」から考えた事を表現する
ことによって「他者からの賞賛を得られる存在」として孤独から開放されるために
人を造ったとはいえないでしょうか?

3眞壁 鶏</b><font color=#FF0000>(3V4M/23M)</font><b>:2002/11/07(木) 17:28
「タマゴ」が先か、「ニワトリ」が先か。
「ヒト」が先か、「神」が先か。

神が存在したとして、人間を創り出したのが彼ならば、
彼は既に投げ出したのでしょうね。人間創りを。
ヒトが神にとって他者から賞賛を得る為の存在なら、
人間の誕生の、その瞬間が賞賛してもらえる点なのか、
それとも、モノを思考し、創り出し、今のような「文化」という
無ければ決して思いつかないモノの存在が賞賛できるのか。
どちらにせよ、神はヒトを見放している。
個人を助ける如何こうの問題ではなく、存在そのものを。
何故、神はヒトの「敵」を創らなかったのか。
ヒトは、同族同士で戦い合い、殺し合う。
この「同族殺し」は神の意図するものなのか。
その通りだとするならば、神とは人間以外の何者でもないと思われる。

僕は、宇宙こそが神だと思う。
その巨大過ぎる混沌は、一部の理性さえ持っていない。
神とは、そういう存在なのだろう。

4ミキ都立</b><font color=#FF0000>(76fFko5o)</font><b>:2002/11/08(金) 18:47
>>1
徹底的に疑問を投げかけ、答えを探求できる

いい感じだね、興味多大にあり。
徹底的に疑問を投げかける性質が必要だね(当たり前だけど)
その性質がこの場合「哲学の才能」になるんだろうね、
工藤くんと宇宙談義してみたいな、
工藤君はかなりのところまで触覚を伸ばしていそうだ、世辞じゃなくね。

5ミキ都立</b><font color=#FF0000>(76fFko5o)</font><b>:2002/11/08(金) 18:51
だから哲学者といわれる多くの人も(よくわからんが)
既成の哲学をなぞっているだけの人も多いかもね。
詩の真似して「漆黒の闇」だの「処女の血」だのみたいにさ

徹底的に疑問を投げかける「性質」は
そういう性質をはぐくむ「幼児期の体験」
etcその他先天的etcその他の要因がといるかな、ここまではどう?

6ミキ都立</b><font color=#FF0000>(76fFko5o)</font><b>:2002/11/08(金) 18:56
徹底的に疑問を投げかけなければ
存在していくことが出来なかった(自我を維持できなかった?/言葉の使い方違うかもスマン)
丁度いい按配の経験とうくミツクスする先天的な性質のシンクロ

それからも一生「哲学者でいる為」には
その性質が、その幼児期の(とラウマ?自我存続の為の/まぁそのへん俺知識ないから
うまく言葉使えないごめん)

7ミキ都立</b><font color=#FF0000>(76fFko5o)</font><b>:2002/11/08(金) 19:03
読み返すとかなり乱文。まとめます。

徹底的に疑問を投げかけ→幼児期の経験+先天的な性質+α+
(そうして生きていくしか選択肢がないような)
答えの探求→

んー自分がしてきたつもりたけどうまく書けないな、
「自惚れ」とか「妄想」とかさんざん誤解されまくったから
工藤くんの書き込みみて泣きそうになるわ。
アピアでは俺のLIVEに来てくれて失礼なこといってごめん。

8ミキ都立</b><font color=#FF0000>(76fFko5o)</font><b>:2002/11/08(金) 19:08
答えの探求について

スレ汚しすまんね乱文乱筆、
俺は論理苦手だから感覚で書くけれど
「自分の目の前にいる人間がナイフを持ってこっちに向かってきているのに
その人が本当に自分のわき腹にナイフを刺すまではその人から回避しなければならないってことを
判断しないでいる状態、っつーかかり説明下手だな、
また来るよ工藤くん

ちなみに>>2は俺全然わかんないよ

9ミキ都立</b><font color=#FF0000>(76fFko5o)</font><b>:2002/11/08(金) 19:11
>>8のような状態でも「本当」にこだわれるのは
もう性質の反応、いわゆる才能ってやつやね

頭いいだけのやつは、なぞってるだけだよ
アルツハイマーになって忘れてしまうような知識は多分偽者かも
ちと熱くなっちった、感情的になってしまう 過去思い出すから
ごめんね、おちます、これからライブ!

10ミキ都立</b><font color=#FF0000>(76fFko5o)</font><b>:2002/11/08(金) 19:25
「性質の反応」とは我ながら巧く言ったな、
また来るよ!

11工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/10(日) 10:46
ミキ君も哲学的考察は好きなんですよね。そういえばミキ君のサイト内の
【抜粋王】によく出てくるショウペンハウエル(英語読みではショウペンハウアー
ともいいますけど、僕は本国ドイツでの呼ばれ方に準じてショウペンハウエルと
表記しています)の思想は素晴らしいですよね。彼は結構、長生きした哲学者
でしたが、思想の根幹部分を記した著作『意思と表象としての世界』は31歳の時
に書き上げたものなんですよね。哲学は難しいものですが、必ずしも時間をかけた
からとか勉強を積んだから得られるという類のものではないという考え方には、
僕も賛同します。

12工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/10(日) 12:36
哲学はやはり、芸術表現に似たものなのかもしれません。
僕は音楽をたくさん聴いてきましたから、作曲のノウハウは身に付いているかも
しれません。しかしだからといって名曲を産み出すノウハウはわかりません。
また、楽器は聴いただけでは弾けるようにはなりませんよね。
練習しなければ、弾けるわけがないのです。
ところがどんなに練習を積んだからといって、誰もが必ず一流の演奏者になれる
わけではありません。それも当然の事です。
哲学にも同じようなことが言えると思います。
言葉が足りないかもしれませんので、後でまた補足しようと考えています。

13工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/10(日) 12:41
哲学は人生全般を含めたすべての表現行為の根幹を成すものです。
だから誰しもが自分の哲学を持っているわけですが、自分以外の他者にまで
影響を及ぼすほどの哲学となると、誰でもが持ちうるものではありません。
しかし他者に影響を及ぼす芸術的表現行為を成し得るためには、やはり他者に
影響を及ぼすほどの哲学が、思想の根幹部分になくてはならないのです。
あるいはそれは自分自身では自覚していない場合もありますが、
哲学なき芸術表現などというものは存在しないのではないでしょうか?

14ミキ:2002/11/11(月) 22:20
ごめん、ちょっと工藤くんの文を読み解く能力がない。

15ミキ:2002/11/12(火) 20:41
何か日常に溢れてるようなたわいもないテーマ決めて
そこから掘り下げていってみない?
「哲学アンダーグラウンド」みたいな風味で。

16工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 06:42
>>15 ちょっとショウペンハウエルについて書いてみます。
彼は著作において 「本を信用しすぎるな」というメッセージを繰り返し打診して
いますよね。 そうするとですね、ショウペンハウエルの著作自体も、やはり彼の
言うところの、信用 し過ぎてはならない「本」の一種であるからには、彼の言葉
を鵜呑みにしてしまう事は、 すなわち彼の言葉を理解できていないという矛盾を
産む事になりかねないのです。 矛盾を承知の上で思索をめぐらしてみると、ショ
ウペンハウエルの言葉をも信用しないことこそが、ショウペンハウエル的な哲学の
真のあり方と言う事になるのです。

17工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 06:46
>>15 日常的なことということなら、やはり僕らは表現活動に重きを置いて生活
しているわけですから、それが一体、どんな意味を持つのかって事を、哲学的に
考えてみたいです。ところで、ミキ君はバタイユを読んだ事ありますか? 彼は
性的体験をベースにして世の中の事を考えようとした稀有な思想家です。僕も斜め
読み程度なのですが、下ネタを崇高な思想にまで高めて語りつくした彼の著作
『エロティシズム』は、歴史的名著だと思います。

18工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/13(水) 07:25
以下、僕が2ちゃんねる文学板に書いたものです。

ショウペンハウエルは「読書とは人の頭を借りて物を考える
事だ」と言っていますが、読書をする以前に自分の哲学を持ち得ている読
者にとってはそうはならないのです。その場合には「自分の考えた事がす
でに先人によって言われつくされていたり、反論されたりしないだろうか
」と言う事を確認するための作業として機能します。読書をする以前の哲
学は、自覚のあるなしは存在するにせよ誰しもが持っているはずのもので
す。何の哲学も持たない人間は、一切の人生の選択も決定もできない、
操られ人形です。

19ミキ:2002/11/15(金) 20:23
ショウペンハウアー横道ついでに

「本」について

ボクは小学5年で数学を諦めたくらいなのでかなり理論に頭が弱いです。
ショウペンハウアーが簡単だったのは、ボクの喉まで出かけていた事が書いてあった為です。
PUNKから革命を目指していた(つもりだった)十代の頃は、E・フロム、W・ライヒを
読んだりしていました。ボクの場合「本」は音楽とし対して変わりが無いような感じでだと解釈しています。
あまりボクは勉強していないのです。
この為、哲学の初歩の初歩で簡単につまずいて塞ぎ込むな馬鹿な真似もします。

20工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/16(土) 01:32
僕が和光大学時代にお世話になった岸田秀教授のメッセージが、和光大学公式サイト
の表現文化学科のコラムページに掲載されていました。やっぱり心に沁みます。
以下、岸田先生のメッセージからの抜粋です。

人間は、パンのみで生きるにあらず、つねに何かを表現していないではいられ
ない存在である。その表現の手段は何でもいい。詩をつくり、歌を歌ってもい
いし、音楽を奏でても、作曲しても、芝居をやっても、小説を書いても、絵を
描いてもいい。人間がこれまで腹の足しにならないそれらのことを飽きもせず
に続けてきたのは、何の役にも立たない無償の表現にこそ、人間の人間たるゆ
えんがあるからである。

そうなんですよ。生きるための努力をするだけならどんな動物にだってできる
んです。僕らは人間なのです。だからこそ、表現するんですよね。

21ミキ:2002/11/18(月) 23:47
表現させられてしまう生き方というのもあるね
意思とか関係なく
息を吸ったら吐くものが芸術というか
まぁなんかもうちょっと細かいところに突っ込んでいかない?
自分から積極的に議題のテーマを出せないのは今のボクは、他人の何らかとシンクロしないと
何も出てこないからです。

22工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/19(火) 04:25
ちょっとテーマからずれてしまうかもしれないのですが、現状の僕にとっての
表現と言うものについて書いてみます。僕は今、とにかく小説で新人賞をもらい
たいと思って小説を書いているのですが、実はプロ作家になる事が目的ではない
のです。それはあくまでも僕が抱いている大きな目標の達成に必要不可欠な社会
的発言権を得るための通過点でしかないのです。哲学も何らかの目的意識が根底
にないと、袋小路に迷い込んでしまうような気がします。考える事が目的なのでは
なく、目的のための手段として考えるということです。

23工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/19(火) 04:32
たとえばいまこうして行っているミキ君との交流の成果が、1+1で2になるのでは
なく、1+1が10になるような方法について考えているのです。それぞれの活動が
ばらばらに行われている限り、1は1でしかないわけですが、活動をうまくリミック
スしていく事で、それは普及率においても収益面においても、10倍以上のの成果を
あげられるのではないかと考えているのです。10人いれば100倍になります。

24工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/19(火) 04:34
具体的に何をしようとしているのかはまだ書かないでおきますが、大まかな答え
はすでに見つかっています。現実にそれを実行する方法を考えているところです。

25ミキ:2002/11/19(火) 23:38
了解。

26工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/30(土) 17:38
何故と問う必要なしに本能のままに生きていゆける動物とは違って人間の本能は
壊れてしまっているから生きる理由を物語に求めるのだと岸田先生の唯幻論では
説明されています。「物語」というのは「小説」というような
狭義の「物語」のことではなく、人間が創り出した全ての「物語」のこと
を指します。たとえばそれは「国家の物語」であったり「宗教の物語」で
あったり「家族の物語」であったり「仕事の物語」であったり「スポーツ
の物語」であったりするのです。そういった人間が営むありとあらゆる文
化活動を総称して広義の「物語」と呼ぶことが可能なのです。他にもたと
えば食事にも「料理の物語」とも呼ぶべきバックボーンがありますし、
「お洒落の物語」、「恋愛の物語」、「セックスの物語」などなど、何も
かもなんらかの「物語的背景」を持つ活動にすぎないのです。

27工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/30(土) 17:38
僕は唯幻論の支持者ですが、実はこの「唯幻論」自体も「物語の一種」に
過ぎないという矛盾をはらんでる事は重々承知の上です。「唯幻論」を社会に
適用すると実はとんでもないことになるのです。人間が編み出したいかなる
法も正義も悪も全ては人類が生き延びていくために創り出した「幻想」にすぎ
ないということですから、この世には本当の意味での「善」も「悪」も存在せ
ず、本来人間はいかなる「法律」や「教義」に従う必要もない自由な存在なの
だという思想なのです。そういうこともあって「唯幻論」を危険視する知識人
も多いと聞いたことがあります。しかし僕には「唯幻論」が最も社会の本質を
説明できている思想であると思えてならないのです。岸田秀先生は、「優れた
思想体系というものは、それによって世の中のありとあらゆる事を説明できる
ものでなければならない。そして私の説く唯幻論を適用するとそれが可能なの
です」と著書の中でおっしゃっています。実際、岸田先生が何か社会的事件が
起こる度にそれを見事に説明してしまうところを見るにつけ、唯幻論で説明で
きない事象は一切ないとしか思えないのです。

28工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/30(土) 17:39
「金銭や不動産、その他あらゆるものの所有が可能である」という発想も
単なる幻だし、「血縁や恋愛、友好、その他全ての人間関係」も幻なのです。
全てはその幻のルールが変化すれば泡の如くに消えてしまう単なるその場しのぎ
の「思い込み」にすぎないのです。地球もいつかは滅びます。何もかも終わるのです。

29工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/30(土) 17:39
でも別に全てが幻だからといって落胆する事はないのです。この世の全ての
面倒くさいしがらみが人為的なその場しのぎの戯言だとわかる事によって、
胸のつかえがとれて楽な心地になれる人が大勢いるはずなのです。唯幻論は
そのための方法論なのです。宗教も学歴も資本も戦争も全ては幻想に基づく
勘違いが原因なのです。この理屈さえ知っていれば過ちは阻止できるのです。

30ぽげ:2002/12/01(日) 21:15
ワタクシも岸田さんの本は結構読んでます。
唯幻論とはいわゆる唯物論に対置されるわけですが、岸田さんの出した対談集で、
マルクスのいう「物」とは実はフェティッシュ(つまりは幻想)なのではないか、
と、柄谷行人が突っ込んでいたのが興味深かったです。

31工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/02(月) 11:08
>>30 個人の思い込みより共同幻想のほうが怖いということです。思い込みの激し
さから個人が殺人を犯すのも怖いですが、共通の思い込みにとらわれた大勢の人間
が殺し合えば戦争が起こります。それを考えると個人個人が争うだけの個人主義の
ほうがどれだけ平和だろうと僕は思うのです。資本主義にも社会主義にも宗教主義
にも言える事です。国や宗教ありきではなく個人ありきであってほしいものです。

32ぽげ:2002/12/04(水) 20:56
岸田秀はどうですか?
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1003332798/l50

こんなスレッドを発見しました。

33工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/05(木) 23:33
>>30 実は「唯幻論」は単なる学者の一思想に留まるようなものではないんじゃな
いかと僕は考えています。「国粋主義」「宗教主義」「唯物主義」による政治は、
世界各国で行われてきましたが、そのいずれもが様々な国内外の紛争や無秩序を
産み出す弊害を伴った不良品の側面を持っているということは歴史を紐解いてみ
れば明らかです。ここで思い切って「唯幻論」を基本とした国政を考えてみても
いいのではないだろうかと思うのです。

34ぽげ:2002/12/06(金) 17:51
全てが幻想だとする「唯幻論」では、
「国政」等々の「物語(幻想)」を纏め上げることはできるのでしょうか。
むしろそれらを必要としないアナーキズムを擁護する思想に思えるのですが。

35名無しさん:2002/12/23(月) 02:52
工藤さんは様相論理学にも精通しておられると
聞いていますが、本当でしょうか。

36名無しさん:2002/12/23(月) 02:58
>>30
柄谷さんは岸田さんの精神分析のことを
「インチキ精神分析」と言っていましたよね。
という、柄谷さんのNAMも結局解散になって
しまいましたが。
しかし、このNAMの解散というのは、戦前の
共産党の解体と似ていますね。挙国一致体制にむかう
中で、共産党が解党したわけですが、今もそんな雰囲気が
漂っていますから。

37名無しさん:2002/12/23(月) 03:09
それと、工藤さんのプロフィールの好きな思想家欄に
ラカンの名がありますが、あれを本当に読めるのなら
凄いですね。自分なんかはジジェクを読んで解った
つもりになるのが精一杯ですからね。
『イデオロギーの崇高な対象』とかで。因みに
所謂ラカンの「対象a」ですが、ジジェク的にはあれは
「金・薬・女」だそうです。解りやすいですね(w。

38工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/23(月) 07:11
>>35 プラトンやアリストテレスといった古い論理学しか齧っていませんので、
想像されているようなものとは違うかもしれません。現代思想には疎いのです。

>>36 これは>>34にも通じる事なのですが、唯幻論はフロイドの精読から岸田先生
が読み取った思想を独自に膨らましていく事で編み出された思想体系です。宗教や
戦争や犯罪といったありとあらゆる人間の社会的行動の全てをひとつの理論で説明
しようとするスケールの大きさは、資本論に比較される事もあります。理論上は完
璧であると多くの人々から信じられていた社会主義が事実上は次々と崩壊してして
いったわけですが、唯幻論を政治利用した政府はいまだかつて存在しないため、ど
うなるかはわからないのです。「何も存在しない状態」を「ひとつの物質で満たさ
れている状態」と区別できないように、法律が一切ない無政府主義と、世界がひと
つの法律の支配下にある全体主義は、実は全く同じものです。そういった理論を用
いれば「法律なき法治国家」の実現は可能だと思うのです。結局、柄谷氏が一度は
支持したはずのNAMという機構もまたインチキな側面を持っていたということです
よね? 理論を実践した結果、どんな結果が待ち受けているかは、試してみないこ
とには完全には知りえないということです。

39工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/23(月) 07:12
>>37 ラカンはユングやアードラー等と同じくフロイドの精神分析から派生した思
想体系を打ち立てた一人ですよね。そういう意味では岸田秀も同格にあると僕は考
えています。ラカンの著書そのものは読んだことがなく、新宮一成氏による解説書
を読んで知っただけです。それで興味をそそられたのです。

僕は基本的に思想哲学というものを自分の都合のいいようにいいとこ取りして受け
取るようにしています。「正しさ」よりも「好ましさ」に重きを置いているという
ことです。受け手次第では必ずしも正しいものが好ましいとは限らないし、正しく
ないものが好ましくないということにはならないというわけです。こういった考え
方は文化人類学や社会学でいうところのマルチカルチャリズムといった思想体系に
連なってくるものです。アインシュタインの相対性理論やゲーデルの不完全性定理
やホーキングの多元宇宙論なども考慮して結論を出してみると、「真理がひとつで
あるとは限らないという真理」が明らかになります。現代思想の潮流に暗いもので
すから、すでにそれはどなたかの思想として発表されているのかも知れません。

40名無しさん:2002/12/23(月) 21:02
工藤さんは同志を集めて文学集団「工藤組」を作ったら
どうですか?

41名無しさん:2002/12/25(水) 02:54
それと、工藤さんはクイズミリオネラに
出たらどうですか。工藤さんの雑学は
かなりのものがあるわけですから。
生活費も賄えるし。

42工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/28(土) 00:06
>>40 僕の創作傾向とそれに対する評価がある程度さだまってくるような時期が来
たら、そういうことも考えたいですが、現状はまだまだです。

>>41 クイズ番組は出てみたいですが、不況ということもあって参加したい人が
多いみたいなので、予選に出るのですら数ヶ月待ちで難関らしいですよ。でも番組
を見ていると8割くらいの質問は難なくわかるので、悔しい思いはしています。2割
は答えられませんから優勝できるほどではないにしても、いくらかの賞金は絶対に
獲得できると思います。

43工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/28(土) 00:21
>>41の続きです。僕の知識は良くも悪くもとにかく「浅く広い」んです。本屋で
目を通す雑誌は数十冊ありますし、ネットで循環しているサイトは100以上、必ず
見るテレビ番組は20ほどといった具合にアンテナを張り続けてきたからだと思いま
す。あと、「リスト」の制作や「年表」「目録」を見るのが好きだということもあ
るかもしれません。だからひとつの分野に関する知識では専門家の先人にまず敵わ
ないですが、たとえば「歴史・文学・映画・漫画・絵画・写真・彫刻・建築・数学・
科学・物理学・コンピュータ・テレビゲーム・ファッション・クラッシック・ジャ
ズ・ロック・パンク・テレビ・アニメ・アダルト・少女漫画・自動車・アイドル・
演劇・お笑い・地理・法律・哲学などなどのありとあらゆる分野からセレクトされ
た100問」というテストがあれば、けっこういいところまでいける自信はあります。
これを何らかの仕事に活かせればいいなと思っているところです。クイズ王と呼ば
れる方々が誰でも仕事上でその知識を活かせているわけではないでしょうけれど。

44名無しさん:2002/12/28(土) 06:15
雑学的知識がおありなら、公務員試験を受けたら
どうですか。郵政外務職員なら33歳まで受験可能です、
関東、東海、関西方面では。(詳しくは官庁のHPを見て下さい。)
一次試験は「教養(人文科学、社会科学、
自然科学、数的処理、判断推理など)」を問い
ますから、雑学のあるひと、本を読むひとは有利です。
東京アカデミーなどの通信講座(5万円)を受講すれば、
工藤さんなら余裕で一次試験は突破でしょう。
(東京アカデミーのHPでも見てみて下さい。)

ただ、原付バイクの免許は持ってないと二次試験の面接では
不利かもしれません。
原付バイクは学科試験だけで取れます。実技は不要です。
これも学ぶもの向きですよね。なんで、工藤さんは郵便配達員
をやりながら、気長に作家を目指すのがいいと思います。
作家を目指すなら、書籍の購入費用とかもかかりますし。

45工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/28(土) 08:18
>>44 不況ですから公務員志望者が多くて難関だったりはしないかと気がかりでは
ありますが、「郵政外務職員なら33歳まで受験可能」というのは知りませんでし
たので、考えてみます。高校時代に年賀状の配達のバイトはやっていたんです。あと
確か、親戚に郵便局員をしている人がいますんで、聞いてみようかと思います。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板