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即興詩

1工藤伸一:2002/09/14(土) 03:34

【泥沼ガチンコ勝負・詩人男vs詩人女】

詩人男「触らせて!」
詩人女「触らないで!」
詩人男「お願いだから触らせて!」
詩人女「お願いだから触らないで!」
詩人男「いい加減に触らせろよ!」
詩人女「いい加減にあきらめてよ!」
詩人男「ちょっとだけだから我慢してよ!」
詩人女「ちょっとだけならいいかな・・・」
詩人男「マジで?うれしいな!では失礼します。うへへへへ」
詩人女「何よその笑い方!キモイ!やっぱダメ!」
詩人男「さっきいいっていっただろ?」
詩人女「でもダメ!気が変わったの!」
詩人男「そんなこといわずにさ!」
詩人女「ダメったらダメ!」
詩人男「触らせて!」
詩人女「触らないで!」
レフェリー「この勝負は時間切れでドローとなりました」
詩人男(独白)「がっかり。もっと優しくしとけばよかった」
詩人女(独白)「ちょっとだけなら触らせてあげてもよかったかな」

37工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/30(月) 14:03
【続・瑣末的改稿】

「若い娘と激しく和解したいものです」
「そうだったらいいですね」
「便意生理なら自信あります」
「誰も知らない小便でも垂れてて下さいませ」
「チンミにします」
「私、ラリってませんよ。ロリってるんです」
「オカンが感じたら挿入すべきですか?」
「駄洒落はいただけないな」
「故意の駆引きってやつです」
「必ず迂回して家内と離婚します」

……そもそも、


ふめねえよ


                             か (了)

38工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/30(月) 14:12
【続々・瑣末的改稿】

ねけねけねん   ぱっぽりぺ  てぼ!   あっぷ

「これはエロいな。デリヘル嬢ノノカが露出している。社交的な経血の為しかも匂っている」
「君も今日から晴れて僕の脳内の住人です」
「マムコしてェ・揉むべ・生かな」
「君がいるじゃないですか」
「先月中に完成しているのですが、推敲中です」
「医大と遺体も紙一重です」
「奇遇ですね。僕も気になっていたところです」
「若い娘と激しく和解したいものです」
「そうだったらいいですね」
「便意生理なら自信あります」
「誰も知らない小便でも垂れてて下さいませ」
……そもそも、
ふめねえよ                             か
「チンミにします」
「私、ラリってませんよ。ロリってるんです」
「オカンが感じたら挿入すべきですか?」
「故意の駆引きってやつです」
「必ず迂回して家内と離婚します」
「駄洒落はいただけないな」
「……」
「?」
「!」
「、」
「。」
「」

天延の幹に元年して伐れにくい物臭――ならげもにふぃひて・むせるんどをぐゐ
てめす(了)

39工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/18(土) 17:54

『新宿2丁目ニュートリノ』

プラスにもマイナスにもなれない中性素粒子のようなゲイの僕らが安楽の地
を求めて集う新宿2丁目は、渦状銀河だ。 星間ガスや暗黒星雲が分布し青色
に淡く輝く明るい星々が煌くかわりに、きつい香水の匂いが立ち込める路上
に正体 不明の人種がうろつきけばけばしいネオンサインが点る渦状銀河だ。
渦状銀河の暗部にはダーク・マターと呼ばれる目に見えない重力だけの物質
が存在していて、その質量に引き寄せられて 銀河は形成されているという。
電荷を持たない中性素粒子ニュートリノがその物質の正体であるらしい。プ
ラスマイナス の電荷を持った可視原子のように性別通りの性質を持ったノン
ケの男女の心の拠り所としておおような振舞いをしてみせる僕らはまるで本
当にニュートリノみたいなものだ。女も男もゲイも同等の価値を得てこの街
は夜ごと自転を繰り返しつつにぎやかに時を刻む。

40工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/18(土) 17:54

『林檎の色は林檎色』

「林檎はどうして赤いのか」と問う前に君は「赤とは何か?」について考え
る必要がある。もし「赤」という色が絵の具の「赤」と同じ色のことを指す
というのであれば、今すぐに目の前の「この林檎」と同じ色の赤絵の具を持
ってきてくれたまえ。少しでも色合いが違っていたら失格だ。どうだ、でき
るかね? 多分、無理だろう。私にも無理だ。なぜなら林檎の色は赤色では
なく、林檎色だからだ。しかもその林檎色はそれぞれの林檎によって微妙に
違うし、その林檎ひとつとってみても部分によりけりで色の具合も様々だ。
だから林檎の色は赤くはないというのが答えだ。しかし赤色に似ているのは
確かだ。なぜ似ているのか? それは林檎の産みの親に聞いてみなければわ
からないだろうね。農園の人に電話してみるだって? そんなことをしたっ
てしょうがない。私が言っているのは育ての親のことではない。林檎という
物質を最初に作り出した創造主、すなわち神のことを言っているのだ。赤に
似て見える理由までは科学者たちがどうにか理屈をこねてみることも可能か
もしれない。とはいえ赤い必然性までは知る事が出来るとは思えない。少な
くともわたしにはわからない。誰か知っているなら教えてくれ。それを聞く
事が出来たなら今すぐここで命が尽き果てようとも後悔しないだろう。むし
ろ死の今際にでもなればそういうこともわかるのかもしれない。む! 何を
する? わたしを殺す気か! 無念、もうだめだ。血が止まらない。……ユーレカ!

41工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/18(土) 18:24

『みんな好き好きミノフスキー』

ミノフスキーはロシア人の科学者だったけれど、今は転生して
「みのもんた」という名前で司会業を営んでいる。
「みのもんた」が週に10本ものレギュラー番組をかかえ、毎晩のように
遅い時間まで酒をがばがば飲みながらも元気溌剌でいられるのは、
かつてロシア人だったから東京の気温が暖かくて嬉しくってしょうがない
からだ。酒に強いのはヲッカを呑む習性が残っているせいだ。
そしてなによりもミノフスキー時代から受け継がれたカリスマ性がなにより
も人々をうらやましがらせる要因である。これはミノフスキーという人物が
そもそもアルファケンタウリ星雲から飛来した半人半牛の怪物ミノタウロス
が地球人の女に孕ませた子供の末裔だったことに由来する。ミノタウロスと
言えば細胞再生能力に長けた生命力の強さから自らの肉体を餌として美味し
い牛肉を自給自足できてしまう驚異の離れ技によってどんなにひもじい境遇
でさえも乗り越えられてしまうパワーを秘めた神話的怪物である。その血を
ひいた人物が類まれなる強靭な体力と説得力によって生き馬の目を抜くがご
とき芸能界をものともせずに生き抜いていけるのは当然のことだ。奥さん、
いい子孫を残したければ、ひとつ「みのさん」と不倫してみてはいかがですか?
百発百中でもれなくミノフスキー粒子入りの威勢のいい精子がついてきますよ。

42工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/08(土) 13:13

「恋の電波障害」

僕ちゃんの超高感度アンテナで君の電波を傍受したいな

君の出す電波が僕の脳髄を直撃! 恋の電波障害

43工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/08(土) 13:29

この想いまでもメールに添付して送りたいけどサイズオーバー

恋ごころ圧縮ファイルに詰め込んで君の心のハードディスクへ

44工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/08(土) 13:40

あてどなきメシベ求めて花粉とぶ春に僕らも誰かと出会う

45工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/08(土) 14:10

かぎろひの小春日和の帰り路に恋の予感ぞたゆたひにけれ

目配せを交わし体を重ねあふ「まぐわひ」ゆゑに「目合ひ」と書く

46工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/08(土) 14:12

訂正

目配せを交はし体を重ねあふ「まぐわひ」にして「目合ひ」と書き

47工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/08(土) 14:51

『書き込みに込められし想い』

電脳の仮想空間に放たれしわが言霊よ
電流に姿を変えて空を舞う花粉のように飛んでゆけ!
ただひたすらにまっすぐに迷うことなく飛んでゆけ!
まだ見ぬ君の心の端末めがけて

48工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/10(月) 08:43

くすぶっていた導火線に火をつけてくれた 君は僕の「恋の火打石」

49工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/10(月) 08:46

ドンファンをきどったこともあったのに相も変わらず鈍感な僕

50工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/10(月) 08:52

すれ違う風に吹かれて悲しみの雨に濡れても消せない火花

51工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/12(水) 04:36

『超ひも男・ロン』

「超ヒマ〜」って歌舞伎町界隈に最近出来たばかりで大盛況の激安喫茶店に連れ込まれる
なり出し抜けに色白貧乳ロリ声女子校生のアケミちゃんがいかにも気だるそうに言ったの
で「しょうがないな」とばかりに知る人ぞ知る6時間2000円全室共同シャワー個別キーなし
の安宿に場所を移すなりすぐさまベッドに押し倒しパンティーをずりおろし制服のスカート
をまくりあげてクンニ指マンのかたわら自らもズボンを脱ぎ捨て花弁の湿り具合を見計らっ
てキスもせぬままに挿入、腰のグラインドを存分に効かせたご自慢のピストンでアケミちゃ
んをイかせてすぐに僕も「イくよ? イくよ? いい?」「いいよ〜」「どこに出してほし
い?」「中はダメよ」「でももう我慢できないや」「赤ちゃんできちゃう」「嫌かい?」
「だって責任とれないでしょ?」「それもそうだな」「じゃあダメにきまってるでしょ!」
「てゆうか出ちゃったよ」「マジで!?」「うん」「気持ちよかったから許す」「さすが
アケミちゃん、そうこなくちゃ!」「うれしい?」「うれしいよ。お金くれたらもっとうれ
しい」「え〜!? なにそれ? アケミにお金くれるんじゃないの?」「まさか。僕は貧乏
なんだよ」「そっかあ。じゃあしょうがないね。2万でいい?」「おおサンキュ! キスも
してあげよう」「してあげようって何よその言い方!」「僕みたいなイケメンのキスだぞ」
「わかった。ありがたく頂戴いたします」「素直が一番だよ。んじゃ、目を閉じて」「閉じ
たよ」ブチュ〜レロレロレロレロ「すんご〜い! 脳ミソとろとろとろ。。。またシて!」
「いいよ」んでもって二回戦。終了後にさらに2万円請求。「また会おうね、アケミちゃん」
「てゆうかロン君、超ひも?」「モチのロンさ。『超ひも論(ロン)』と呼んでくれ」「だっさー」

52工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/02/20(木) 23:46

ひとしきり笑い転げたあと、急に悲しくなるのは何故だろう?

悲しみをよりいっそうに強くさせるのは在りし日の笑顔の思い出

53工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/03/31(月) 08:10
『詩を書いてみる』

どうしようもないので詩を書いてみる
どうしようもない詩を書いてみる
どうしよう書けない
どうしようもない
どうもない
どうも

54工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/03/31(月) 08:16
『あきらめてみる』

何の努力もしないで
とりあえずあきらめてみる

すると気が抜けて楽になって
うまくいったりする

わけないか

55工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/03/31(月) 08:31
『読んでみる』

考え事するのをやめたら
急に頭が空いてきたので
コンビニに置いてあった
文庫本を読んでみたわけ

題名も見ずに買ったので
よくみたら小説じゃなく
お姉さんが読んだりする
レディコミだったのです

これでは頭が良くならぬ
読むのも嫌だしと考えて
塩コショウを振りかけて
フライパンでひとあぶり

どんな味かと危ぶみつつ
パセリを添えて皿に盛り
一口食べて降参しました
本は読むのが一番ですね

56工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/04/27(日) 07:21
ぜんぶたべる
ぜんぶたべる
のこさずたべる
とにかくたべる
さらまでなめる

おおきなくちを
あんぐりあけて
ばくばくごっくん
むしゃむしゃぺろり

ふう〜
おなかいっぱい
もうたべれないや
ごちそうさま〜

57工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/04/27(日) 07:23
『ぜんぶたべる』(2002/05/08)

ぜんぶたべる
のこさずたべる
とにかくたべる
さらまでなめる

おおきなくちを
あんぐりあけて
ばくばくごっくん
むしゃむしゃぺろり

ふう〜
おなかいっぱい
もうたべれないや
ごちそうさま〜

58工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/04/27(日) 07:24
『ばかげた日々のさなかに』(2002/05/08)

ばかげた日々のさなかに
夢は見えてくるものなのか
ゆるされないことばかりが多すぎて
何も変えられず過ぎてゆくだけの日々

ああ 人生は誰に何を伝えるためにあるの?
いつどこで何時何分何秒に?

誰が困る?
――僕が困る
誰が傷付く?
――僕が傷付く

そうやって自分の中でばかり喋り続けているうちに
いつのまにか僕は誰にもなれなくなっているのか

そうやって誰も彼もが夢中に喋り続けているうちに
いつのまにか何も残さずに死んでいくしかないのか

ばかげた日々のさなかに
何も見えてこないのならば
ゆるされなくてもしたいようにして
変わらぬ日常を楽しげに生きていくしかないんだろうな

59工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/04/29(火) 19:17
272 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/28 07:34
「お待たせしました。カレーライス大盛りです」
「あれ? ライスだけじゃん。カレーは?」
「これがカレーライスです。匂いでわかりません?」
「匂い? ……って、クサッ! 何だこの匂い! このご飯、腐ってない?」
「はい。腐ってます」
「そんなものを食わせる気か? だいたい、これのどこがカレーライスなんだよ?」
「だから、カレーライスです。加齢臭がするでしょ?」
「なるほど、加齢(カレー)ライスってことか。おええええ」

60工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/04/29(火) 19:18
274 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/28 10:24
「行ってらっしゃ〜い! って、あなた! 忘れ物してるわよ!」
「え? 財布も鞄も鍵も携帯もハンカチもあるし、何だろ?」
「持ち物じゃなくて、もっと大事なものよ」
「大事なもの? ネクタイは締めてるし、スーツもシャツも下着も着てるぞ」
「そうじゃなくて、中身よ、中身! あなた自身を忘れているのよ!」

61工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/04/29(火) 19:19
275 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/28 10:35
「あいつは生前から自分のことを正義の味方だと言っていました」
「だからってどうして首吊り自殺する必要があったんでしょう?」
「悪い奴を許せなかったみたいです」
「どういう意味ですか? もしかして頭の悪い人だったんでしょうか?」
「そのようです。遺書には『悪い頭を懲らしめてやる』と書かれていました」

62工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/04/29(火) 19:19
277 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/28 16:36
「反戦とエコロジーを訴えていた団体の代表が逮捕されたらしい」
「なんで?」
「団体のアジトに大量の細菌兵器が隠されていたんだ」
「じゃあ、反戦やエコロジーは表の顔で、実態はカルト集団だったのか」
「いや、そういうわけじゃないらしい」
「どういうこと?」
「戦争をなくして自然を守るためには人類が滅びればいいと考えてたんだ」

63工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/08/03(日) 00:44
「ちょっと死んでくる」

なんてまるで
横丁の煙草屋へでも
ふらっと出かける時のような
セリフだけを残して
それっきり帰って来なかった
君の後姿

すっかり色あせたティーシャツの
裾のほつれをなぜか今でも
寝入りばなの夢に見るよ

64工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/08/03(日) 00:52
『死を笑いとばせ』

死がもしも悲劇ならば
それで終わる全ての人生は
やはり逃れようもなく悲劇なのかもしれない

されど死というものが
もしも喜劇ならば
それで終わる全ての人生も
きっと喜劇といえるに違いないのだ

ならばいっそ死を笑いとばしてしまおう
人生の最期の時をここぞとばかりに冗句にしてしまおう

自分の人生を喜劇にするために
全ての人生の締めくくりを
ハッピーエンドにしてしまうために

65工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/08/12(火) 01:17
『いまこそ君に伝えたいのさ、僕の真実のハートが奏でる、
熱いトゥルー・アジテーション・リアル・フォークソング!』

Hey, Oriental Japanese Fujiyama Sister & Samurai Brother!

「こんな時代だから」なんて安っぽい言い訳で
自分をごまかしている場合じゃないだろう?
どんな時勢だって常に若者って奴は時節の流れに翻弄されながらも
自らの手で時代を作ってきたはずなんだから

都会の空っ風に吹かれて氷のように凝り固まったお前らの心を溶かして
のどごしクリアな清涼飲料水がごとき純度にまで濾過してみせるぜ

コード進行の記憶も覚束ないしセーハもできない
覚えたてのギター途切れ途切れにかき鳴らしながら
いい加減で陳腐なメッセージ載せて
下卑た地声でも精一杯に唄ってみせるぜ

尾崎豊バリに自分の言葉に酔いしれながらステージに這いつくばって
トム・ウェイツ目指した泥臭い調子で路地裏に下呂をぶちまけつつも軽やかに
何の脈絡もなくただ思いつきの若さの特権だけを武器にして
着古したジャケットのホコリ払いながら粋がって伝えてみせようじゃないか

まさに「こんな時代だから」こそいまこそ君に伝えたいのさ
僕の真実のハートが奏でる熱いトゥルー・アジテーション・リアル・フォークソング!

フォークソング、オーイエー!
フォークソング、ティンガティンガ!
フォークソング、チョイナチョイナ!
フォークソング、ノーマーシー!
フォークソング、デストローイヤー! アハハハハハハハ〜

アペタイト!
ノーフューチャー!
三郎、奪取だ! 
ゲットだぜ!

ティス・イズ・トゥルー・アジテーション・リアル・フォークソング!
オーイエー!

66工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/08/12(火) 01:18
『ソフィスティケイテッド・僕ちゃん』

もっと透かしてさ
クールになろうぜ

スガシカオみたいに
ハスキーに歌ってさ

Be Koooool, So kind of everything.

(コーラス)ソフィスティケイテッド・僕ちゃ〜あぁん
(ラップ)ソフィスティケイテッド・工藤伸一!
(コーラス)ソフィスティケイテッド・僕ちゃ〜あぁん
(ラップ)ソフィスティケイテッド・工藤伸一!
(コーラス)ソフィスティケイテッド・僕ちゃ〜あぁん
(ラップ)ソフィスティケイテッド・工藤伸一!

ソフィスティケイテッド!
ソフィスティケイテッド!
ソフィスティケイテッド!
ソフィスティケイテッド!

Let`s stop the music, Go silence!

67工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/13(土) 03:31
『いつでもモチを』

うさぎぴょんぴょん跳ねながら
ひと月かけてモチつけば
真ん丸マルの鏡モチ

うさぎ美味しい顔をして
ひと月かけてモチ喰えば
真ん丸マルの肥満体

さらにひと月ぴょんぴょんと
跳ねてモチつきダイエット

するとさすがにハラペコで
またもひと月モチびたり

かくてウサギはひと月も
休むことなくモチをつき

尽きる事なき月の満ち欠け

68工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/13(土) 23:14
『孤独な関係』

地球に寄り添って離れることがない月ではあるが
かといって決してその軌跡は交わることがなく
常に一定の間隔を置いているがゆえに孤独な関係である

6万年ぶりに地球に接近した火星もまた
地球上からは月と重なって見えたというだけの話で
やはり地球と月の関係同様お互いに孤独な関係だ

そして例外なく孤独な星の下で行われる読書の現場においても
原稿にむかう作者の孤独と頁をめくる読者の孤独とは
空間的にも時間的にもついに交わる事はないのである

しかしながら我々はこのことを悲観することはないのである
なぜならこの世に存在する物質の全てを構成する最小単位の原子自体が
個々の領域を決して侵食することのできない孤独な存在なのだから

69工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/13(土) 23:20
『モウ、ヒトリジャナイ・ヨ』

せっかくの3連休だというのに何の用事もなくあまりにも暇なので人を殺してみた。
そのまま日がな一日することもなく死体の前に立ち呆けて逃げも隠れもせずにいたもので
即刻逮捕されて死刑宣告を受けて首を吊られて5分以内に死亡を確認されました。
おかげでいまや私の魂は母なる宇宙の全体性の中に溶け込んで寂しくないのです。

「モウ、ヒトリジャナイ・ヨ」

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71工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/18(木) 21:47

『無用の長物』

今日も今日とて
株式会社・有限会社の社長・取締役や
屋号代表者の心の隙間に入り込んでは
受注率100パーセントの怒涛の営業力を行使して
胡散臭い商材を売り尽くしてしまった僕であるがゆえに

社内ではスーパースターやら大先生やらと
必要以上に持ち上げられてしまうものだから
吐き気がしてしょうがないのである

嘘や二枚舌が大嫌いな僕は
愛する人を失う覚悟で人でなし野郎の失脚を願う
あくまでも頑固一徹・融通の利かない男だ

それなのに仕事上では営業スマイルを浮かべながら
企業の親玉各位を手のひらの上に載せて営業成績を延ばし続ける
ことの辛さといったら言語を絶するばかりである

家に帰るなり白雪の一升瓶を手にして直飲みし
閉店間際のスーパーで仕入れたカキフライと高菜おにぎりをほおばりつつ
不貞寝するだけの孤独の夜

こんなことならいっそ誰にも相手にされぬ無用の長物として
誰をも必要としない仙人が如き孤高の存在としてただ一人
芸術のためにのみ山に篭って生きていきたいとの考えがよぎって仕方がないのである

72工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/18(木) 22:24

『歯車』

皇居外堀のすぐ近くに或ハゴロモ・フーズ本社の社旗は
どう見ても大帝亜帝国の国旗に瓜二つで
育ちの悪い割に母親のカレーの味付けが嫌いだったグルメな僕は
食文化とナショナリズムの本質的近似性に就いての考察を深めるばかりなので或

或尻人がむっちりしていたので
奇妙な妄想だけを手がかりにして愛撫してみた所
そのカラクリは見事に判明したものだから
僕は何よりもそのことを誇りに思いつつ
今日もヒロポンに思いを馳せつつ
どうにか白雪の一升瓶を飲み干すのである

観たいテレビも観られずに仕事を終えた僕であるがゆえに
写真週刊誌のりんごももか姫こと小倉優子の行く末が気がかりで仕方ない
もともと金髪だったのを黒髪にしたんだからアイボンみたいにアユ化する可能性はないが
それはさておき大開帳はできるだけNGにしたほうがよろしいのではないか?

そんな小市民の声など届かぬところでいつものように
マスコミ御用達の銀座倶楽部におかれましてはいたいけな女優の卵っちたちが
旧来の逆さ言葉でいうところのデルモとシーメーの原理によって
浅はかな希望の未来へのフリーキップを夢見て陵辱される東京砂漠はクールデオドラント

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<削除>

74工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/26(金) 01:20

『実録! 大人の余裕・男のゆとり』

私が先生のことを初めて先生その人であるという事実をはっきりと認識できたのが
本当にその日からだったのかどうかそれは定かではないが
私が平日は毎日利用し続けてきた
10時始業の職場へ通勤するためにぎりぎり間に合う9時30分の電車に居合わせ続けていた
見なれた他人の老紳士の正体がまさしく先生に他ならなかったということを
今日になって初めて知ったのだ

私は先生が同じ路線を利用して出版社に通っているという話を
著書などで何となく知ってはいたものの
まさか自宅から30分圏内にある正午始業の職場に
毎日2時間半もの余裕を持って出かけているなどとは
夢にも思ってみなかったのである

そしてだからこそ先生はいつでも温厚かつ思慮深く
通勤時に老人の荷物を持ってあげたり人に道を教えたり急いでいる人の手助けをしたりというような
大人の余裕をまざまざと感じさせてくれる男のゆとりを体現せしめられていたわけなのだ

それにひきかえ夜更かしによる睡眠不足を性懲りもなく何十年と続けてしまっている私の体たらくでは
余裕もゆとりも全くないことを言い訳にして
毎朝のように乗換駅ホームの階段を駆け足で通り過ぎるばかりで
重い荷物を抱えた老人にも気づかず道を訪ねてくる声も聞こえず急いでいる人とは争うばかりで
何一つとして自分の事以外は考えられなかったのである

75工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/26(金) 01:21

必要のない人間には利用する価値もないし
必要とされない人間には利用される機会すらないのだ

76工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/09/26(金) 01:26

どうしようもない人をけなすのって心が痛くなるから
馬鹿にしてると思われない程度に励ましてあげることができるのだけれど
微妙に自分より勝っているかのように思える相手に対しては
どうしても攻撃的になってしまうものである

そういう意味において僕はむしろ
不気味な手放しの賛辞よりも悪意のこめられた罵倒こそを
願って止まないのである

77宮本 </b><font color=#FF0000>(u5lM5bao)</font><b>:2004/05/15(土) 07:02
>>67
可愛い!

78工藤伸一 </b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2004/05/24(月) 02:35
>>77
その詩は割りと気に入っていたもので、レスして貰えて嬉しいです。
オチもついているので、実はショートショートかもしれませんよね。

79日雇いくん </b><font color=#FF0000>(yaTOiQcI)</font><b>:2004/05/28(金) 00:16
じゃあ私も何か即興で

Webマスター

職業訓練で何年かぶりの学校なのだ
Webマスター科とやらに行くことになったのだ
たった3ヶ月でWebマスターとは
ハロワもなかなか笑わせてくれるのだ
現場の人が聞いたら卒倒しそうなのだ
まともな神経なら恥ずかしくて死ぬかもしれないのだ
でも俺は恥ずかしくないのでWebマスターとはっきり言うのだ
そう俺は3ヶ月経てばWebマスターとやらになるのだ
Webマスター!
Webマスター!
空へ叫べば消えるような叫びなのだ
Webマスター!
Webマスター!
みなも叫んでみるといいのだ
Webマスター!
Webマスター!
もう一つおまけに!
Webマスター!

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 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

80工藤伸一 </b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2004/06/02(水) 03:46
>>79
これはさげとかないとまずいですか? (といいつつage)

81日雇いくん </b><font color=#FF0000>(yaTOiQcI)</font><b>:2004/06/12(土) 00:12
>>80
いえ全然大丈夫です。
リンクどうもありがとうです。
えー、学校はもう2週間通ってますけど、すっかりへろへろです。
なんか飛ばしてやっている感じなので、個人的にはこんなんで大丈夫かなあとか
思ったりしてるんですが、向こうも委託訓練受けてる人達をなんとか就職させない
といろいろとまずいらしいので、まあなるようになるだろうとか思ってます。
早くドリバやりたい。使えるようになったら工藤邸に行ってなんか手伝おうかなあ
とか考えてたりします。出来るかどうかわからないですが。

82日雇いくん </b><font color=#FF0000>(yaTOiQcI)</font><b>:2004/06/12(土) 02:41
即興詩その2



無意味な事が問題じゃない
無根拠な事が問題なんだ
たぶん きっと

83日雇いくん </b><font color=#FF0000>(yaTOiQcI)</font><b>:2004/08/22(日) 02:20
今日の即興詩

吉田一穂の詩集をもらったのです
酒飲んで文学話してたらもらったのです
昨日からぱらぱらめくってるのです
岩波文庫をめくってるのです
岩波とYou really got me は似てるのです
そんなこと思うの自分だけかなあと思うのです
はい

84日雇いくん </b><font color=#FF0000>(yaTOiQcI)</font><b>:2004/10/16(土) 14:54

さあてさいはての地
ましな小女郎はどこにいる?
腰に手あてて考えてみな
勝手な明細書きつけて
手当たり次第に缶ぶつけ
犬すらまともに来やしない
そんな身近に潜りこむ

さあてさいはての地
てんできりがねえ

85日雇いくん </b><font color=#FF0000>(yaTOiQcI)</font><b>:2004/12/23(木) 23:20
元気ですよおという事を知っていただきたい
のであげます。

今日の即興詩


風呂をわかし
パミヤいれ
鬘ゆらす

どこだいな
あっちの店
過去だろな
そっちの店

涙ぐみながらマウントポジション
とるしかない現状
あそこら辺あたりがいいらしい



まあそのうちお会いしたいものです。
あ、それと先日引越ししました。

86秘するが花:秘するが花
秘するが花


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