したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

AIKa過激派

90名無しさん:2008/05/23(金) 19:09:49
副官様藍華さん様、そして何人おられるかわからないが他の読者の方、
大変ご無沙汰して申し訳ないですが、間違っても放棄したわけではないのです。
しょっちゅう顔を出せるわけではないし、もともと人一倍強烈なアレルギー体質で
花粉症による体調不良が続いていたとはいえ、期待を裏切ったり、予めやるといって
おきながら結局やらなかったり途中でやめたりするようなことはしたくないのです。

というわけで、いよいよ次のレスで第1部が終わります。

91名無しさん:2008/05/23(金) 19:11:07
ホワイトデルモがいるコントロールルームのモニターにはゴールデンデルモ全員の失神姿が映っている。
よだれをたらしてうつ伏せに失神しているリエはスカートが背中まで見えるほどめくれており、半ケツをさらした
つややかな小尻と健康的に引き締まった生脚が、華奢ながらもエロ可愛さを感じさせる。
このエロ可愛さが、力なくうなだれるように意識のない表情とのコントラストにより、なおさら引立っている。
大の字で倒れているビアンカはスカート全開はいうに及ばず、左腕の袖が破けてうっすらと血がにじんでおり、
先ほどの衝撃でデルモ服を大きく破かれ、胸から下腹にかけて剥き出しになっている。露にさらした胸や臍の辺りが
色っぽく、痛々しさをなぜか打ち消している。
サニアとトニアはともに臍まで見えるほどスカートがめくれており(サニアは破けている)、コスチュームの
胸の辺りは派手に破かれて形の良い乳房が露出している。トニアは乳房から鳩尾の辺りまで露出、サニアはあちこち
破かれているためほぼ半裸、また露になった乳房は片方が髪で隠れて見えそうで見えなくなっているところがかえっていやらしくそそられる。
さらに、彼女達は他のデルモと比べてひどいダメージを受けているに関わらず、なぜか表情は痛々しさよりも
眠っているようにも見えるため、痛々しさを感じさせない分いやらしく見えてしまうほどである。
さらに別のモニターには、他のデルモ達が倒された姿が映っている。
昏倒しているデルモ達は皆コスチュームまで破かれ、腰から背中にかけて剥き出しでパンティもずり下がったり破けたりして
形の良い尻まで露(青デルモA、S、黒デルモえり、Ⅲ−E、6話登場の正体暴かれた娘など)になっている。
さらに青デルモBは胸元から下腹にかけて
コスチュームを思い切り破かれて乳房が見え隠れしており、臍や下腹はハイレグパンティと共に剥き出し。
おまけで生脚をだらしなく投げ出している。青Xはほとんどパンティ一枚の裸で失神、黒デルモのあゆみとなおみは
袖の一部とヒールを残してほとんど全裸に近い格好に剥かれている。
あゆみはパンティまで破けてむっちりした尻に白いぼろきれを巻いているような姿、なおみは上半身が裸に剥かれて
大の字になっているうえに、ヒールは片足のみ、秘肉が見えそうなパンティが千切れかけてほぼ全裸。
(この娘達の中には見逃してもらったり救護班に助けてもらったりした娘もいたが、後にティアマットが身体から
切り離した蛇に運悪く襲われた模様)

92名無しさん:2008/05/23(金) 19:12:34
司令(迷いはなく、覚悟を決めた表情)「・・・みんなを、助けないと。」
副官「司令、危険です。今ヤツと遭遇してしまったら・・・。」
司令「私は最高指揮官。仲間が傷つけられるのを黙って見過ごすわけにはいきません。」
副官(頷きながら)「司令、私もお供いたします。私達が敵をひきつける間に、皆を避難させましょう。」
(背後で2人の様子を心配そうな表情で見ているエスコ→他のホワイトも同様だが、エスコが特に表情などから顕著)
副官の言葉を遮るように、コントロールルームに低い顫動音が響いてきた。それは、巨大なワニのいかつい唸り声にも聞こえなくもなかった。
副官「今の音は?」
低い顫動音はますます不気味に響いてきたかと思うと、パタッと止んだ。しかし、若い女性のものにも聞こえるクスクス笑う声が、嘲るように響いてきた。
P(鋭い顔つきで)「・・・いるのか?」
ホワイト達はティアマットが既にすぐ近くまで辿り着いていたことに気づいた。
司令(隣にいる副官と共に悲壮な表情)「来たわね・・・。」
Nの声帯模写「メロンが二つ、スイカが二つ。私の胸はでかいだろう、触りたい奴はいるか?」
N(驚いた表情)「言ってないぞ、やつはどこに隠れている!?」
エスコの声帯模写「私がホワイトで一番若いの、そんなにいけないかしら?」
エスコ(怯え気味の表情)「そんな・・・。」
さらに続く声帯模写。
司令の声帯模写「侵入者が近づいています」
副官「!!ふざけたマネを・・・。」
司令「姿を見せろ!」
再びいかつい顫動音が不気味にこだました。さらに、あのレーザー砲を破壊したときのような地響きと同じように部屋全体が大きく振動した途端、
床が中央から地割れのように大きく裂けた。
司令「危ない!」
衝撃で近くにいたN、P、Rの3人は思わずバランスを崩す。
Nは巨乳を揺らしながら腰から崩れるように倒れてしまい、秘部が透けて尻に食い込みそうな感じのパンティまで晒してしまう。
(思い切り床に尻をぶつけて痛そう)
PとRは床に突っ伏すように倒れ、大きな胸が床に押し付けられた状態でいやらしく変形し、スカートが捲れて
安産型の尻がむき出しのTバックが露出し、それに加えて見えそうで見えない半ケツのドアップだ。
さらに地割れに伴って下から見上げるアングル。スカートが捲れてすっころんだ3人以外のホワイト達のパンモロも見える。
なおかつ全員色っぽいつやの尻にはちきれんばかりの食い込んだパンティ、そして秘部が透けたスジまで露。
司令と副官はお互いを支えあうようにして踏みとどまり、倒れそうになったエスコを赤毛のホワイト(7人目)が後から支えてやる。
(またこの際、副官が司令の形の良い胸に顔を埋めており、司令は副官のくびれた腰と豊満かつ引き締まった尻をおもいきり掴んで
柔らかく形の色っぽい尻に手がめり込むほど。)

93名無しさん:2008/05/23(金) 19:13:49
地響きは収まったが、無論それで終わりではない。何か巨大なものが、力強い咆哮と共に床を破って現れた。
「グゥルルルルルル――――!!」
間近に見たそれは、スカイブルーの鱗を纏った竜だった。さらにその数は7体!
司令達は床が裂けた場所より離れながら、それを見上げた。なんということだ!自分達の大切な部下は、こんなとんでもない怪物と戦っていたのだ。
司令達と相対した7体の竜は、獲物に狙いを定めたように見下ろしながら重厚な顫動音を響かせた。そして猛禽のくちばしのように大きく鋭い口には、
獲物を切り刻み、粉砕する牙がずらりと並んでいるのが見えた。その内の1体の目がシャープな音を響かせて白く煌いたかと思うと、
残り6体の竜が強化改造されたアナコンダのように襲い掛かってきた。
R「うわぁっ!」
最初に抵抗する間もなく襲われたRは片脚の太ももと腰と胸の谷間を締め付けられ、圧迫された乳房は大きく丸い形が乳首もろとも浮き出るほどである。
空中で前後開脚のような格好にされ、秘部が透けそうなスカートの中が丸見えの姿で持ち上げられてしまう。
腰と胸を締め上げられた上半身は無理やり反り返された痛そうな姿勢だ。
さらに、両腕は頭上でまとめて竜の牙に捕らえられ、出血しない程度にやさしくではあるが、噛みつかれているので
Rの顔が苦痛にゆがむ。(本気で噛みつかれれば悲惨かつ凄惨)
R「くっ・・・!」
胸の谷間に食い込んだ竜の胴体は、そのまま擦り上げるようにコスチュームを剥ぎ取っていくため、大きな胸が揺れながら露出、
下腹の辺りまでモロ見えになってしまう。Rは胸や股間の秘部まで竜のゴツゴツとした鱗に圧迫されながら擦り上げられているため、
苦痛を味わいつつも恥らうように頬を赤らめている。
ホワイトデルモも一応ハンドガンやマチェーテ級の大型ナイフなど、武器は携帯している(制服やスカートの裏に隠すように)が、
無駄な抵抗に過ぎない。
Pが竜の目を狙って弾を次々撃つが、青デルモの撃った銃弾が効かなかったのと同様の結果だ。
さらに別の竜が一瞬で彼女の背後に回りこむと、
スカートに噛みついて軽々持ち上げ、これまた尻や腰や胸の辺りを強弱の力加減をしながら締め付けてくる。
P「は、放せ!」
みるみるうちにコスチュームの胸の辺りがはだけ、パンティは半分ほど脱がされ生の尻が露出、褐色の肌にみずみずしい艶がエロく際立つ。
さらに乳房や胸の谷間、股間の辺りまで締め付けたり擦り上げたりする度に強弱の度合いが異なるため、苦痛だけでなく、不本意にも気持ちよく感じてしまう。
(前開きのように胸がモロ出し、スカートは腹巻みたいに見えるほど捲り上げられ、ずり下がったパンティの中に白蛇が侵入。
パンティは千切れそうなほど引き伸ばされ、両脚も拡げられ、太ももや足首に食い込むように絡みついている。)

94名無しさん:2008/05/23(金) 19:14:48
司令と副官は何とか助けに向かいたかったが、彼女達もどこからともなく現れた白蛇に襲われ、行く手を阻まれていた。
彼女達は一応他のホワイト達よりも強く、藍華にもそこそこ善戦したことがあるが、今回の相手はそれが通用しない。
食らいつくように飛びかかってくる他、絡み付こうと鞭のようにしなる蛇の攻撃を逃げるようにかわすのが精一杯である。
オルタネートの白蛇「ギィガアァァァ・・・。」
さらに、赤毛のホワイトとNが竜に腰と首に巻きつかれたまま宙吊りにされ、足元から襲ってきた蛇に、
絡めとられた両脚を無理やり前後や上下にこじ開けるように拡げられたと思うと、今度は別の蛇が胸や股間に牙を剥いていた。
蛇は容赦なくコスチュームの胸の辺りを引きちぎって乳房を露にすると、出血しない程度にNの乳房に噛みついた。
N「ぐぁっ!やっ、やめろぉっ!」
さらにスカートとパンティの中にも侵入し、まさぐり出した。
他のホワイト達が次々嬲られていく間、エスコは電熱式の特殊ブレードを投げつける(6話で藍華にトレイを投げつけたときと同じような感じ)
が、竜は意に介さず軽々噛み砕く。銃で応戦するも装甲のような鱗には全く効かない。
エスコ「・・・い・・・いや・・・!」
銃を構えながらも、エスコは腰を抜かしてM字開脚の姿勢でパンモロ、かつて藍華の反撃を目の当たりにしたとき以上の怯えっぷりだ。
だが、それで見逃してもらえるはずなどない。そんなことをするのは餓えた肉食獣に血の匂いを嗅がせるようなものである。
司令と副官は助けてやりたかったが、何処からともなく現れるオルタネートの白蛇に足首を絡めとられ、
両腕を背中で縛られてしまったうえに、
蛇はコスチュームの中にまで入り込んで柔肌をじっくり舐めるように這いずり回り、乳房や尻や秘部を次々刺激してくるため、
身動きがろくに取れない。
それどころか立っているのがやっとである。
おびえたエスコに対し、シヴィエドラゴンは獲物に襲い掛かる猛獣の如く、いかつい咆哮とともに
スカートに食らいつき、両脚をロックするように捕まえて逆さ吊りにしてしまう。
さらに、下から突き上げるように襲い掛かってきた蛇が、彼女の胸や腰や尻に絡みつき、コスチュームの中に入り込んで
侵食するように柔肌を擦り上げ、乳房や秘部の上を這いずり回り、絶妙な力加減で快楽と苦痛を交互に与え続けた。

95名無しさん:2008/05/23(金) 19:19:25
シヴィエドラゴン(両目を白く煌かせている)「グオォォ――――ガゥルルルル――――――!!」
7体の竜―正確には7つの首をもつ竜は、紛れもなくティアマット自身といってよいものだった。地割れの中より、
司令達の前にふわりと舞うように姿を現すティアマット。これまでモニターを通して見ていたのと違い、
生で見る堂々たる体躯は、犬吠島で戦ったシヴィエ藍華と比べると大分違っていた。身体は一回り以上大きく、
雪景色か氷山を思わせる艶やかな白い皮膚は、それ自体が頑強な装甲のようで、透き通るような腕輪や脚輪などの装飾品は
見る角度によって七色に変化している。
豊満な胸から肩と背中にかけて、または腰から股間の辺りを際どく覆うプロテクターは、裸体の美女の左脚から右肩にかけて、
昇り竜が巻きついて一体化しているように見える。
これまでむしろ穏やかに見えた目つきと眉は、今はどちらもシャープに尖っており、よく研がれた刃のようにギラついている。
青味がかった銀白色に煌くロングヘアーは乱れるように舞いながら、銀色、白、青緑とめまぐるしく色を変化させ、
7体の竜と連結してそれらをコントロールしているようであった。
冷たい印象を与える肌や顔とは対照的に、燃えるように煌く黄金色の目が、白蛇に絡めとられて動けない司令と副官を見据えた。
司令「なぜ、こんなことをした!?ハーゲン様に造られたお前がなぜ・・・私達は味方のはずだろう!」
ティアマット「・・・ルドルフ・ハーゲンハ私ヲ造ッタガ私ノ主トシテ不適格ダッタ。私ヲコントロールスル資格ノ
ナイ者、私ニ危害ヲ加エル者ハ全テ攻撃、破壊ノ対象ダ。」
副官「お前はそんなことで襲ってきたのか?仲間をこれだけ傷つけておいて・・・。」
ティアマット「私ハソノヨウニ造ラレテイル。ハーゲンニ従ッテイタ君達モソレナリノ扱イ、サセテモラウ。」
ティアマットはいきなり司令の胸をはだけ、大きく揺れながらあふれ出た乳房を鷲づかみにする。
頬を赤らめながらも、驚きと苦痛に顔をゆがめる司令。
副官「やめろ、司令に触るな!」
絡みつく蛇に強烈なまでに絞めつけられながらも、副官は気丈に振舞う。されど当然、白蛇が副官の胸や秘部や尻を
これまで以上に強烈に刺激し、意識が飛びそうになってしまう。白蛇が柔肌をまさぐる勢いで副官のコスチュームのあちこちが爆ぜて、
乳房や背中が露になってしまう。
ティアマットは今度は自分の胸を司令の顔に押しつけ、顔どころか頭までめり込みそうなほど埋める。
司令「な、何をする・・・。」
ティアマット「・・・感触デハ負ケテイナイダロウ?・・・フッ。2人ヲ除イテ、誰モ殺シタリ
拷問ニカケタリナドシテイナイ。コノ程度ハ警告ニ過ギナイ。」
司令「・・・2人だと?」
ティアマット「ルドルフ・ハーゲン、ネーナ・ハーゲン、コノ2人ハ私ガ宇宙空間ニ捨テサセテモラッタ。
ティアマット「ハーゲンハトモカク、ネーナハヨロコンデイタヨ。モットモアンナヤツニオルタネートメタルヲ
扱ウドコロカ、触レル資格スラナイワネ。」
司令「お前だったのか?・・・ではホーリーファクス号の爆破は・・・。」
ティアマット「艦ノ爆破ハ、皇藍華トカイウ女ニ続イテ侵入シタ連中ガ仕掛ケタ爆弾ニヨルモノダ。私ニトッテ、君達ハ抹殺対象外ダ。
・・・ソモソモ私ニヤラレテ死ンダ娘、誰カイタカシラ?」
(司令&副官をはじめデルモはみんなハーゲンとネーナの最期を目の当たりにしたわけではないから疑えない)
いきなり締め付けを強める白蛇。さらにきつく絞めつけながら、パンティを引きちぎりそうなほどの
勢いで陰核と秘部と尻の割れ目をきつく擦りあげて刺激。パンティの上からもわかるほどに、白蛇が異様な動きをする。
おそらく、全員オルタネートの蛇による挿入を食らったようである。司令&副官以外は全員失神してしまう。
ティアマット「随分長イ間、何モワカッテイナカッタヨウダネ。」

96名無しさん:2008/05/23(金) 19:20:17
頬を赤らめている司令「・・・それで、私達をどうする気?」
ティアマット「・・・ソノ前ニモウヒトツ。君達ハ今ラグヲ持ッテイナイヨウダネ。他ニ存在シテイルコトハ知ッテイルカシラ?」
見ツケテモ手ハ出スナヨ。」
司令「・・・それはどういう意味なの?」
ティアマットが話し続ける。
ティアマット「無理ヲ言ウカモシレナイ。君達ガサラニ強イ組織ヲ目指スコトハ大イニ結構ダ。
ダガラグニハ手ヲ出スナ。ラグ二手ヲ出セバ、私ハ君達ヲ全員抹殺スル。私ガ造ラレタノハ、ラグノ守護ノ為デモアル。」
司令と副官は少しでも気を緩めれば意識を失いそうだったが、次々明かされる驚きの事実に毅然とした表情を崩さなかった。
薄れる意識の中で、ティアマットが話を続けたのが聞こえた。
ティアマット「威勢ノ良イ表情ダガ、今君達ガスルコトハ、傷ツイタ仲間ヲ助ケテヤルコトダロウ?
最後ニ言ッテオク。今回私ガ現レタノハ警告ニ過ギナイ。私ニ報復スルコトハ、間違ッテモ考エルナ。」
ティアマットが話し終わったとほぼ同時に、半ば意識が遠のいていた2人は失神、半昏睡状態に陥った。
全員が意識をなくしたところで、パンティだけでなく肌も露な格好にされてしまったホワイト達は解放された。
副官は上半身をほとんど裸にされた司令の胸に顔からつっこむようにドスンと下ろされる。
司令の巨乳に
副官が顔を埋めているうえに、裸体を絡めあっているように見える格好だ。
7体の竜は一瞬でティアマットの髪に姿を戻すと、切り離されていた白蛇も全て胸元に吸い込まれ、溶け込むように身体に収められた。

97名無しさん:2008/05/23(金) 19:21:04
穏やか過ぎた天気は一変し、異様なまでに荒れ狂っていた。快適な日差しをもたらしていた青空は、
分厚い雨雲に飲み込まれるように全て覆われてしまった。大雨は地面や海面をえぐるような勢いで降り注ぎ、
強風がさらなる勢いを促すように吹き荒ぶ。眩い稲光に続いて、爆雷とも呼ぶべき雷鳴が次々に轟く。
一方その頃、デルモ基地からそれほど離れていない海域で、浮上してきた潜水艇があった。
そこから姿を見せたのは、スレンダーかつグラマラスなプロポーションに扇情的なビキニを纏った、美しい女性だった。
(本編1話のオレンジ色ビキニ姿)
優しい感じでありながらも知性と意志の強さを感じさせる、透き通るような紺碧の瞳と長い睫が際立ち、ブロンドに近い
美麗なロングヘアーをまとめ、円錐型のピアスがよく似合っている。
美人ではあるが、か弱い貧相なイメージは全くない。一言で表すと、「かっこいい女性」という印象が強い彼女は、
いうまでもなくあの特A級サルベイジャー、皇藍華だ。
偶然にも、今回の仕事はデルモ基地の近海で行っていたのであった。順調に回収作業を済ませた彼女は、作業を始める前とは
天気が別物のように荒れてしまっていることが気にかかっていた。
藍華「予想外に荒れてるわね・・・あら?」
天候の荒れ模様を気にしながら船に戻ろうとした藍華の動きが止まった。彼女の視界に一瞬入ってきたものが、異様な光景だったからだ。
藍華が見たものは、灯台の頂上に立っている人影だった。船は岬からさほど離れていないうえに、稲光が眩く照らしたため、
肉眼でも灯台の様子が捉えることができた。
藍華「・・・?」
これだけの強風を何の障害にもせず、灯台の頂上に平然と上っている者など普通は考えられない。風はますます勢いを増しており、
大波が渦巻くのも時間の問題だ。
しかし、「それ」は全く動じている様子などなかった。どうみても人間離れしている。藍華は不思議に思った。
何者かはわからないが、「それ」の真意が解せなかった。
彼女の所属するサルベイジャー会社の社長であり、養父でもある郷造が船の中から呼びつけた。
郷造「藍華、急ぐんだ。これ以上荒れるとまずい。」
藍華「わかったわ。すぐ戻りましょう。」


灯台に立っていた人影の正体は、紛れもなくティアマットだった。荒れた空模様と暗雲から吹き荒ぶ雷雨を全くものともせず、
長槍を構えて悠然と佇んでいた。美しくも力強く見えたそれは、全滅させた敵兵を背に敵将を討ち取り、
なおも獰猛に荒ぶっている戦士を思わせる姿だった。

(第1部終了)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板