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国家・都市スレ

219言理の妖精語りて曰く、:2025/04/26(土) 08:46:11
【華の都】とも呼ばれる巨大花弁都市【アーファニウム】は、常に新生を続ける植物文明である
その構造は三層に分かれ、最下部から【根のガリヨンテ地下墓地街】【幹のティリビナ商業区】そして、【華のレルプレア芸術科学学園】によって構成されている
それぞれの区域には【三大地生族(アーケプラスチダ)】と呼ばれる三種の固有の民族が分かれて住まっているが、それはあくまで原則であり各区域間の移動は自由である
また、それらに含まれない【古代シダ族】さらには【紅色地生族】や【灰色地生族】などの少数民族や都市外の異民族まで、さまざまな民が住んだり商いや勉学、創作活動などに勤しんでいる

私が思うに、この都市の繁栄を支えているのは【新生】つまりは都市自体が新陳代謝を繰り返し、常に活発に己自身を作り変えていることだ
そしてそれは、異民族の受け入れや、対立や競争関係を抱えつつも交流や融和を絶やさぬよう歩み続けている、都市民や都市内の体制・非体制を問わない大小組織の努力の成果なのだろう

あるいは、そうした文化を支えているのは、この都市につたわるおとぎ話のようなある種の物語なのかもしれない
この都市に生きる民族はそれぞれ全く異なる文化や、ときに激しく解釈が異なる神話をその自己定義(アイデンティティ)として保有しているが、それでもおとぎ話だけは共有しているのだ
そう、都市の最下層より更に下、過労とエネルギー枯渇によって滅びたという侵略機械文明の逸話こそが、この都市の教訓となり、共生を支える真の下地となっているのではないか
私には、そう思えてならないのだ

巨大な華の都の下に眠る廃都は、共生の支えとして反面教師を演じつつ、今も地の底で往時の夢を見続けているのかもしれない
機械の女帝が統べる繁栄の時代の夢、文明が続いていればきっと今も幸福で満ちていたであろう鋼の神話の夢を

風俗学者、あるいはただの享楽的な旅人たるエクサミーナ・ヘルサルがこれを記す


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