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とあるSSの禁書目録 PART11

1 ■■■■ :2011/10/08(土) 20:31:05 ID:G1GZclqY
ここは「とある魔術の禁書目録」のSSを書いたり読んだり原作の予想外の展開にテンパってみたりするスレッドです。

【全般的な注意事項】
1.このスレはsage進行です。レスする際には必ずメール欄に半角で『sage』と入力しましょう。
2.ネタバレ注意。ネタバレは本スレ同様公式発売日の0時から。
3.基本マターリ進行で。特に作品及び職人への不当な文句と思われる発言は厳禁。
4.レスする際はスレの流れを確認してからにしましょう。

【投稿時の注意】
1.まずは原作を読み込む。最低でも登場人物の口調や性格は把握しておきましょう。
2.オリジナル設定や妄想はほどほどに。ここは『とある魔術の禁書目録』の二次創作を投稿する場です。
3.書いた作品はテキストファイル等で保存。投稿ミスによる文章消去を防ぎましょう。
4.投稿前に深呼吸して保存したテキストを読み返す。誤字脱字はありませんか?分量は十分ですか?
5.投稿時には作品タイトルを、投稿後には終了宣言を。共有の場なので始めと終わりは明確にしましょう。
6.特殊だったりや好みが分かれたりするシチュは投下前に警告しましょう(例 百合,BL,鬼畜,死にネタ等)。
7.18禁(と思われるもの含む)はスレ違い。

【前スレ】(Part9)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1280227550/

※ 参 考 ※
禁書風味SSの書き方
ttp://www12.atwiki.jp/index-index/pages/1682.html

【次スレについて】
次スレは原則として>>980の人にお願いします。
立てる前には宣言を、立てられない場合は代わりの番号指定をお願いします。

【まとめ】
とある魔術の禁書目録 Index SS自作スレまとめ
ttp://www21.atwiki.jp/index-ss/

491 牧田さん :2013/07/20(土) 23:59:34 ID:ZCrQb.vY

==============================

そこでは、ガキィィン!! という、重い音が絶え間なく聞こえていた。
金属音と爆発音とが問答無用に響きあうその広場で、微かに鳴る斬撃を繰り返す神裂火織は冷や汗を拭う暇もなくその身体を稼動させ続けていた。
「アニェーゼ!! これでは埒があきませんよ!! 『なぜ一時撤退の指示を出さないんですか』!?」
神裂は蝗害のように降り注ぐ緑色の真空刃を凌ぎながら、通信霊装を介してアニェーゼへ叫んだ。
「ルチアの言う通り、ここは一度引き下がるべきです!! 広場の外へこの弾幕が及ばないというのなら、それに甘えて不都合は無いはず!!」
一人だけ、周りと比べて明らかに捌く攻撃の数が多すぎる彼女は、それでもそれらを若干の余裕を残して対処し続け、同時進攻でアニェーゼを睨みつける。
対するアニェーゼは『聖人』の言葉に臆することはなく、あくまで落ち着いて言葉を返した。無論、迫り来る真空刃を軽やかに避け続けながら。
「そうは言いましてもね、神裂さん。・・・・・・今現在、負傷でこの広場から離脱した修道女が何人いるかご存知ですか?」
「な、何を呑気に質問しているんです貴方は!!」
「うるさいですねいちいち・・・・・・現在の離脱者は、六人です」
神裂は霊装越しに聞こえたその数を聞き、少なからず驚いた。
「六人、ですか・・・・・・!? 失礼ながら、もう少し多いものかと・・・・・・」
「ええ、まあ、『貴方の存在』が敵の意識と攻撃を多めに持っていってくれてますし、今現在襲ってきている『一人平均三秒に一発程度』なら、うちの部隊でも充分避け続けられる量ですしね。実際、避けれてますし。当たるときは当たるでしょうけど」
「それでも充分に無茶な話でしょう・・・・・・!!」
ちなみに神裂が現在受け続けている真空刃は、他の修道女の約三倍、つまり一秒間に一発食らっていることになる。もっとも『ロキの咆哮』はそれ自体の命中精度が高くなく、そもそもクリスタルは修道女達を細かく狙って撃っている訳ではないので、妙に多く攻撃のやってくる数秒間もあれば、その逆のまたある。

「驚くのはそこじゃないですよ、神裂さん。貴方、クリスタルの足元に何か見えませんか?」
「足元?」
神裂はなおも迫り続ける刃を紙一重で綺麗にかわし、常人には有り得ない視力でもって二十mほど離れたクリスタルの足元を見た。
広場に適当(に見えるように)ばら撒かれたルーンのカードの密集率は、中心に近づくほど、つまりクリスタルに近づくほど増していき、彼女の足元はカードの山のような状態になっていた。そしてそのクリスタル近くのルーン上に、アニェーゼの言ったそれは見えた。
「あれは・・・・・・、アラビア数字の『5』?」
ぐしゃぐしゃに積まれるような形のルーンの上に、『5』という数が浮かび上がっていた。それはとても薄い光で、目を凝らさないと見えるはずがないほどだった。
「あれは一体・・・・・・?」
「よく、見ててください神裂さん」
そう言うと、アニェーゼは数m離れた『遠爆』第一班の金髪の修道女に、とある指示を出した。
『仲間の手を借り、お前だけ一時離脱せよ』という指示を。
金髪の少女は一瞬困惑したような表情を見せたが、すぐに周りのシスターに援護を依頼し、防御術式を何人かのシスターに施されながら弾幕に逆らうように広場の沿を目指して走り出した。
そして、彼女が広場の外周へと無傷で到達したころに、
「神裂さん、耳を澄まして」
アニェーゼがステップを刻んで攻撃を受け流しながら、静かに言った。神裂もそれに従い、耳の神経を尖らした。
すると、

カチッ、と。

大量の雑音が蔓延る空間では、とてもとても聞こえ辛い音が鳴った。

492 牧田さん :2013/07/21(日) 00:00:18 ID:r39TFej2

そしてそれと同時に、神裂は再びクリスタルの足元の数字を見て、そして異変に気づく。
「・・・・・・数字が・・・『4』になっている・・・・・・?」
「日本語で言うと、カウントダウン、ってやつですかね。私も気がついたのはついさっきなんですが、どうやら最初は『9』だったみたいですよ。広場から出た人数、それも『髪の毛が金色のシスター』の数だけが、そのままカウントされてるみたいです。現在離脱したシスター七人の内、黒髪と赤髪が一人ずついましたし、この二人の装飾物や霊装に金色黄色が混じっていたので、どうやら『髪の毛が金色』というのが重要らしいですね」
「髪の毛が金色? カウント? それは、つまり・・・・・・」
「・・・・・・『ロキの軌跡』の第三段階は、恐らくあのカウントダウンの先にあります」
心無しか、少し勢いの弱まった弾幕の中でアニェーゼは通信霊装に声を送り続ける。
「第二段階の『咆哮』とは、つまり『ロキの捕縛』。これは、酒の席で他の神々を侮辱したロキが、その息子ナリの腸で拘束され、洞穴にて蛇の毒液を垂らされ続けた説を元にしていると見て間違いないでしょう。そうなれば、それが解かれる時にやってくるのは何か、分かりますよね?」
北欧神話に於いて、ロキがその戒めから解き放たれるタイミングは、神話の終盤。つまり、
「『終末(ラグナロク)』、ですか」
「ええ、その通りです。元々が巨人族の一部だったロキはその後、アース神族を滅ぼすために巨人族を引き連れて出陣したと伝えられています。つまりクリスタルの扱う『ロキの軌跡』の第三段階は、恐らく巨人をモチーフにしたものなのでしょう。これだけ大量のルーンを“規則正しく配置している”ので、何が来るかは大体予想できちまうんですけどね」
バラバラに見えるように広げられたルーンの真意に、アニェーゼはすでに気づいていた。神裂はそれに対しては特に驚きもせず、尚も迫り来る刃を捌いていく。
「なるほど、『ロキの捕縛』ですか。確かにそれなら説明はつきますが・・・・・・、しかし、貴方が先程言った『金髪のシスターがカウントされている』というのは、そこにどのように絡んでくるのですか?」
離れた場所で別々に動きを続ける二人は、周りに注意を払いつつ会話を続ける。
「そもそも神裂さん。ロキ、つまり巨人とは、元々“どの属性を表すか”ご存知ですよね?」
「・・・・・・北欧神話での、それもロキの話だと言うなら、巨人は原初のユミルの説に従って『霧』。霧は水分と認識されがちですが、古来の捉え方では大気の流れの一種、つまりは『風』を表しますね。しかしそもそも“ロキは『嘘』の役が一番メジャーですし”、だからこの広場には、ロキの属性とは関係の無い緑色のルーンがばら撒かれているのでしょう? それだけで『嘘』が成立する上に、ルーンというのはそれ自体が結界になったり魔法陣になったり色々便利ですから」
「それがそもそも、おかしいんですよ」
「・・・・・・と、言うと?」
「“ロキは『嘘』を表す”。これは、魔術世界での最もポピュラーで扱いやすい認識のはずです。第一段階『ロキの虚言』の人を欺くという性質から見ても、クリスタルがこれを応用しているのは間違い無いでしょうが・・・・・・、肝心なのは第二段階、つまり今現在の『ロキの咆哮』です。咆哮、というのはロキが動きを封じられ、毒液を垂らされた際の痛みによる叫び声のことです。・・・・・・まあ要するに、それを表す為には“ロキは封じられていなければならない”んですよ」
「・・・・・・」
神裂は少しだけその言葉の意味を考えた。
そして、“少し考えただけで分かってしまった”。

493 牧田さん :2013/07/21(日) 00:01:11 ID:r39TFej2



神裂火織が理解できたことは、此方の認識に混ざる矛盾に関してだった。
『把握報網(MasterNet)』からの情報や、実際にこの目で見る限り、『ロキの軌跡』はルーン以外の魔力媒体を使用していないし、それらしい霊装も無い。
(つまり広場に置かれたルーンの中に、『ロキの咆哮(捕縛)』の性質を示すことの出来る、ロキを縛り付けていた『ナリの腸』、つまりは『嘘を打ち消す何か』があるはず。『嘘』を構築してそれを後から意図的に封じることが、ロキを生み出してそれを縛り付ける役へと直結するはずですし・・・・・・)
しかしクリスタルによって用意されたのは全て緑色、『土』のルーンである。これでは『嘘』を正当に表せてしまうため、『ナリの腸』が成立しない。
(しかしアニェーゼの話に寄ると、敵が言い放つ詠唱は決まっていて・・・・・・)

『C E V U U D D(五大の元素の第一 風よ 力を解き放ち 神に属する愚か者を狩り尽くせ)』

使用するルーンは『土』。詠唱では『風』。正しく巨人(ロキ)を表す風属性によって、“『嘘』は『真』に上書きされる”。
(この時、媒体よりも詠唱を優先しているとすれば、これで上書きされた『ナリの腸』の役は果たされるはず、ですね)
カチカチと高速で動く時計になった錯覚に囚われながら、神裂の脅威的すぎる考察は続く。

(もう一つ、私が此処へ到着した頃にルチアから伝達でもって、大抵の状況は知らされていた。その中にこんな事実がありましたね)

『アニェーゼ等が広場の外で居る時には、詠唱付きの真空刃で牽制。広場に進入した後には、詠唱無しの攻撃』

つまりアニェーゼ部隊が進入する以前には『ナリの腸』が成り立っていて、彼女達が戦闘へと乗り出してからは『ナリの腸』が成り立っていないことになる。
そしてそれを数秒かからずに考え終えた辺りから、神裂の頭にもう一つの選択肢が浮んだ。


つまり『金』髪のシスター。


金髪。それはそう称されるだけであって、実際に金色に光っている訳ではなく、その色は『黄色』である。
黄色は『風』の属性の色。『嘘』で構築された広場に、正しい属性を表す少女達が進入する。
この時、媒体よりも『アニェーゼ部隊の存在』を優先しているとすれば、“『嘘』は『真』に上書きされる”。髪の毛とは個人の存在の中で最も目立つ部分の一つであるため、それ自体を重視して『風』の役としていても不思議ではない、はずだ。
(・・・・・・今日は、妙に頭が回って助かりますね。もしそうなら、金髪と認識されるシスターが居ることで『ロキの咆哮』の発動条件は満たされる訳で・・・・・・)
逆に言えば、それらの『風』の役を持つ金髪の少女達がいなくなれば、ロキの捕縛が解かれるということになる。
(・・・・・・それが、クリスタルの足元のカウントダウン。具体的な数字が書かれている所を見ると、一定数のシスターが広場から出ていった時点で“ロキが解放された”と術式が認識するように設定されているのでしょう)
例えば『風』の役を背負わせる者をランダム、または意図的に『選択した』とすると、自発的に離脱したシスターがカウントされていく説明がつかない。特定の人物云々よりも『風』の役が出て行く、という事実が重要なのだろうと神裂は予想した。ちなみにこれは正解なのだが。


(そう考えると、第三段階はあと四人の黄色い髪の毛の離脱者が条件。霊装や装飾の『黄色』は、どうやら関係が無いようですし。・・・・・・しかしアニェーゼは、まさか、これに気がついて・・・・・・?)
神裂は疑問を感じながらも、アニェーゼへの通信を再開した。

494 牧田さん :2013/07/21(日) 00:02:05 ID:r39TFej2

「神裂さん、ですか。“何秒か”黙ってましたけど何か分かりましたか?」
「・・・・・・ええ。『金髪が風の役』ということまでは、大体」
「そんなに分かったんですか。まあ、実は私もでしてね。お互い冴えているみたいでラッキーです」
「それは・・・・・・、いいですから。それよりも、貴方はさっき『ロキの軌跡』に関して「大体予想はつく」と言いましたよね? その予想を教えてください」
アニェーゼは少し間を空けて、面倒そうな声を出す。
「・・・・・・ま、多分アレですね。あの、ほら、ステイルとかいう不良神父が使っている滅茶苦茶に物騒な術式あるじゃねえですか。多分それです」
「・・・・・・もしかして『魔女狩りの王(イノケンティウス)』のことですか?」
「あー、はい。多分そんな感じの」
神裂は呆れたように息を吐き、会話を続けた。
「特士召喚術、ですね。特定の数のルーンがある限り決して倒れない戦士を呼び出す術式。もしもその予想が正しいのならば、北欧神話の『巨人』か、はたまたロキそのものがそのまま召喚されるかもしれませんね」
その言葉に、アニェーゼは思い出したような声を送る。
「そうです。私はそこまで予想していて、尚且つ考えていたんですよ。今の状況ではみんな、・・・・・・いや正確には何人かのシスターを除いて、『ロキの咆哮』を充分に捌ききれています。反撃はままなりませんがね。ですがもし『ロキの軌跡』が第三段階へ移行した時に、今とは比にならない“絶望的な状況が始まる”としたら・・・・・・、と。そんな事を数分も考えこんでしまっているんですよ。本当に情けない話ですが」
「絶望的な、ですか・・・・・・。それで硬直していたのですね貴方は。・・・・・・・でも、ですよ。アニェーゼ」
「なんです?」
神裂は広場の淵へとチラリと目を向けた。薄暗い林の出口には微かに『広場にあるものとは違う色のルーン』のカードが見える。
「つまり貴方の心配というのは、第三段階の『ロキの軌跡』が、自分達では対応できないほどの強大なものではないか、ということですよね。そういうことなら大丈夫ですよ」
「・・・・・・大丈夫とは、何がです?」
「貴方の言う不良神父が、コソコソと準備を進めているということですよ」
それを聞いたアニェーゼはすぐさま広場の外側へ首を回した。するとそこには神裂の言った通り、アニェーゼの脳裏にトラウマ混じりに焼きつく『赤いルーン』が広場の外側を中心に規則正しく並べられている様子だった。
不良神父、ステイル=マグヌスが応援に来ていたということだ。
「ステイルは、特士召喚術である『魔女狩りの王(イノケンティウス)』を扱えます。貴方の予想が正しくとも間違っていようとも、法王級の魔術が味方にいるというのは心強いでしょう? それに私に言わせれば『ロキの咆哮』をいつまでも受けつづけている方が、むしろ身動きが取れなくて危険だと思いますよ」
「・・・・・・ですね。じゃ、いきなりで悪いですが『離脱命令』・・・・・・ってことで、金髪を何人か追い出しましょうか。そうすれば『ロキの軌跡』は第三段階へ移行して、“もしかすると今より状況は良くなるかも”しれませんし」
「・・・・・・そうですか。では、お願いします。ステイルも、じきに参加するでしょうから、慌てずに」
そう言うと、神裂は通信霊装を切った。“いつもの神裂なら片手間では捌ききれないはずの攻撃”を、いとも容易く退けながら。

495 牧田さん :2013/07/21(日) 00:02:42 ID:r39TFej2

本当は神裂はわざわざアニェーゼに丁寧な助言などせずに、彼女自身がシスター達に指示を出せば早かったのだが、そうしなかった。いや、できなかった。
アニェーゼ部隊のシスター達はアニェーゼの指示しか聞かず、アニェーゼ自身もシスター達はアニェーゼ=サンクティスの命令なら自殺以外何でも聞き入れるものだと信じているのだ。

(彼女達は相変わらず、怖いほどに一途で、従順。それは“いつも通り”。なのに、この言い表せない違和感は何でしょうか?)

神裂は、数人のシスターに離脱命令を出すアニェーゼを遠目で見ながら『妙に冴えた頭』で考えた。
(そもそも、アニェーゼは“なぜ『ロキの軌跡』の構造に気づく事が出来たのでしょうか?” ローマに正教にいたこともあり魔術経験が浅くないとは言え、あそこまで複雑に組まれた術式を状況と事象だけで見破るなど、常軌を逸しているとしか思えない)
しかも、と神裂は思わず呟く。
(金髪云々の術式構成に関して、クリスタル=アークライトが『元からそうしていた』とは考えにくい。具体的な人数を示して術式を動かしている辺り、“一番最初から金髪の人物が九人以上来る前提”でないと、そもそも『ロキの咆哮』が当たり前に発動できない。つまり、この『ロキの咆哮』に関する『風』の役の選び方は・・・・・・)
アドリブ、ということになる。アニェーゼ部隊が攻めてくると分かった時点で、その場で術式を改造して『金髪を風の役にする』設定を組み込んだのだ。天才の一族と謳われたアークライト家だが、どうやらそれは真実らしい。むしろ、噂以上だ。
(しかしそうなれば、ますますアニェーゼの『ロキの軌跡』への辿り付き方が化け物じみたものに思えてきますね・・・・・・。確かに古今東西様々な術式のパターンなどもローマ正教にいたころに学んでいたのだろうし、北欧神話に関してそれなりの知識があっても魔術師の一人として何ら珍しいことではない。それでも、禁書目録を保有するインデックスや対魔術に特化した『必要悪の教会(ネセサリウス)』でも無い限り、短時間であそこまで的確な分析は・・・・・・、)
そこで神裂は、気がついた。
(・・・・・・いや『必要悪の教会(ネセサリウス)』でも難しいかもしれない。何せ“情報が少なすぎる”。『ロキの咆哮』で常に攻撃に意識を取られ続けている中で、クリスタルの足元の数字と、敵の前説明だけでここまで糸を手繰り寄せるのは、至難の業のはず)
それならば、と神裂は思った。そして背筋が震えた。

(何故、私はそれを出来たのでしょうか・・・・・・?)

降り注ぐ真空刃を全て捌ききり、尚且つアニェーゼと同じように『ロキの軌跡』の構造理解へと辿り付いた『必要悪の教会(ネセサリウス)』の神裂火織は、それをとてつもなく疑問に思った。

496 牧田さん :2013/07/21(日) 00:03:44 ID:r39TFej2

(何かが、おかしい)
冴えすぎる頭。研ぎ澄まされすぎた感覚。今の神裂のコンディションは、『聖人』などいう枠を越えた“紛れも無い化け物のレベル”だった。何故かいつもより焦燥感が激しいせいで、中々この事態には気づけなかったのだが。
(あれだけの事を、この状況下で落ち着いて話せる自分が理解できない。あれだけの考察をしながら、敵の絶え間ない攻撃を完璧に弾いた自分を説明できない)

『ロキ』に関する知識については、アニェーゼと同じように元からクリスタルの術式に追いつけるだけのものはあっただろう。しかしそれらを数秒程で組み上げて、分からないところも予想だけで補って、しかもそれでしっかり矛盾が削れていくというのだから、さすがの神裂でも今の自分の能力の高さに気持ちが追いついていかないのだ。
(そしてそれは私だけじゃない。アニェーゼはもちろん他のシスター達だって、この量の攻撃を数分間も避け続けるだけの身体能力を持っていただろうか?)
神裂は知らぬうちに底上げされていた味方を見回した。皆、明らかに普段よりも動きが洗練されていて、『集団で力を発揮する』という部隊のキャッチコピーさえ疑わしくなってくる。

(何か、得体の知れない『方向』に引っ張られているような、そんな高揚感が湧き上がってくる。早く突き進んで行きたいと、頭が喚くように)
何かに身体を預けて引っ張ってもらえる時、人間はとてもリラックスして高い能力を引き出すことができる。“引っ張っていく側だった”神裂はそれをよく知っていた。だからこそ、少し時間がかかってもそれに気がつくことができた。
そして、神裂がそれを感じているということはつまり、
(何かが、いる。絶大な影響力を持つ『方向性』を生み出す何かが、この空間にのさばっている・・・・・・っ!?)
それに少しでも身を委ねるだけで、それに取り込まれるように個人のスタータスそのものが底上げされてしまう、絶大な『流れ』を生み出す者がこの場にいる。
(味方か、敵か、それとも・・・・・・?)


そしてその瞬間、またも神裂の説明できない勘が蠢きだした。
神裂は、何となく、本当に何となく、『方向性』の根源が“居るような気がする”所を見た。
チラリと見ただけのつもりだったが、今の神裂のとっての『何となく』とはつまり、真実に直結させることでもある。

(・・・・・・あれが、私やアニェーゼ達を化け物に変えた、『方向性』・・・・・・・・・・・・のような気がするだけですが、今の私がそう思うなら多分それが正解なのでしょう。しかし・・・・・・アレは・・・・・・?)

神裂の目線の先には、血走った目をした少女がいた。




絹旗最愛という超能力者である。

497 牧田さん :2013/07/21(日) 00:05:06 ID:r39TFej2

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十月一六日午前二時三〇分。ハイドパーク内サーペンタイン湖辺。


「・・・・・・引き込まれるような、流されるような、うざったい感じがする。エーミル、本当にロクなことしないなぁ」
煌々と降り注ぐ月を見上げながら、一人の少女がのんびりと、散歩するように歩いていた。
横手に広がる池は真夜中の月を大きく映し出し、それ自体が大きな鏡のように煌いている。少女は何となくそれに惹かれ、後ろ手を組みながらゆっくりと池を覗き込んだ。
しかし、そこには誰もいない。覗き込んだ自分の目が、池に誰も映っていないことを認識できてしまっていた。
(・・・・・・映るわけないのに。馬鹿みたい)
自分の顔など、数年間見ていない。自分が綺麗なことぐらいは分かっているが、それでも自分の姿がこの目で確認できないのには不安がある。
(・・・・・・エーミルも、クリスタルも、みんな綺麗で、美しい。私は綺麗だけど、美しくない)
限りのある美こそが人の求める美しさであり、少女の美には儚さが欠けている。これから数百年間は顔が変わらない予定なのだから、当然だ。
刹那、少女は視界が濁った。涙が溜まっていたのだと分かり、慌てて拭う。
(悲しくない。寂しくない。・・・・・・はず、だけど)
言い表せない感情が、少女の心を薄黒く染めていく。

その時、湖を呆然と見つめていた少女は、不意に横からの足音を聞いた。
ゆっくりしているのか、テンポは遅い。足音は二人分聞こえる。

足音が止まった。音の主が口を開く。

「イラーリア=リビングデッド=ラウレンティスだな?」
「・・・・・・ええ、そうだけど。何か用? シェリー=クロムウェルさん」
イラーリアは目を向けずに答えた。対するシェリーは、頭を掻きながら言葉を続ける。
「月明かりを背負って湖を覗き込む、金色で儚げな少女、ね。・・・・・・アンタ、美しすぎるわ。芸術って以前に、本能的に痺れてくる」
「私は美しくも儚くもない。ただ綺麗なだけよ」
イラーリアはそこで初めて会話をしている方に顔を向けた。そしてシェリーの横のもう一人に笑顔を向けた。
「あら、ソフィアじゃない。こんなところで会うなんて、奇遇ね」
銀髪で片手に巨大な斧を携えたシスター、ソフィアだった。
「・・・・・・ああ、奇遇だな。ところでその気持ち悪い口調は何だ?」
「こっちが普通よ。そっちに居た頃は程よい馬鹿を演じる必要があっただけ」
「隠し切れてなかったがな」
「それは光栄ね」
そうしてイラーリアは手を解き、胡散臭いほど愛想の良い笑顔を露にしながら、もう一度質問をした。
「二人共、何か用?」

498 牧田さん :2013/07/21(日) 00:06:45 ID:r39TFej2
シェリーが何か言おうとしたが、その前にソフィアが前へ出た。
「お前、吸血鬼らしいな」
「半分ぐらいね」
「具体的には?」
「無限に等しい大量の魔力と水、鏡の類からの拒絶。不死身とまではいかないけれど、寿命は無い。治癒能力も、指一本くらいなら秒単位で再生するわ」
ソフィアが眉を顰めた。その手に持つ斧を強く握り締め、額に汗が浮かび上がる。
硬直しかけたソフィアに代わり、シェリーが質問を続けた。
「通信霊装ごしのカテリナから聞くところによると、アンタは敵で、吸血鬼。・・・・・・つい昨日まで同じ席で飯を食ってた事にはおぞましいの一言だけど、とりあえずさっきカテリナを殺さなかった理由を聞こうか」
「別に、理由があるわけじゃない。ただ『私の仕事はもう殆ど終わっているから』、あんまり余計なことをするつもりが無いだけ」
それよりも、とイラーリアは付け加えた。
「シェリーさんはともかく、ソフィアは何していたの? カテリナ達が心配していたわよ」
「・・・・・・単なる黒服狩りだよ。カテリナからの通信は、全部拒否してただけだ。それにどうせ向こうも大した心配なんてしてねぇ。大方『敵と間違えられて攻撃されたらたまんないから、のんびり捜そう』とか言いながら、公園内ブラついてただけだろ?」
「結構、分かっているのね。さすがにいつも同じ班なだけある」
「お前も、」
ソフィアは少し悲しそうな顔をした。

「お前も、今日たまたま違う班割なだけで、いつもは同じ班だっただろう?」

アニェーゼ=サンクティスの横暴についていけない者として、同じ境遇の仲間として、よくトランプをした仲だったはずだ。
イラーリアは目を細め、嬉しそうに口元を緩めた。
「・・・・・・私に騙されてご立腹?」
「怒ってはいない。騙されるほうが悪いんだからな。・・・・・・まあ、この話はもういい。そんなことよりも、だ」
そう言うとソフィアはポケットを探り、ワッペのような物を取り出して、イラーリアの前へ投げ捨てた。
それは十字に斜め線の入った、『対十字教黒魔術(アンチゴットブラックアート)』の象徴(シンボル)だった。
「それをつけてた男達は、一回倒しても蘇った。たまに蘇らない奴もいたが、俺の戦った奴の八割ぐらいは『蘇生術』を施されていた」
人体の強制回復術式、『蘇生術』。一度倒れても、もう一度だけは立ち上がらせることのできるゾンビ術式。ただし再生後は意思を失い、文字通りゾンビのような状態になってしまう。
ソフィアは先程シェリーから聞いたことをそのまま喋りながら、声を少し鋭くする。
「・・・・・・それ、黒服に施したのお前だろ?」
イラーリアは特に動じる様子もなく、淡々と受け答える。
「まあね。ちょっと噛んであげたってだけなんだけど。私の場合は他人を噛んでもその人が不死身になったりはしないから、ちょうどよく残機が増えるって訳。不完全な吸血鬼だしさ」
「噛んだだと?」
「そう。百何人も噛んで回るの大変だったけど、みんな愛想悪いわりには結構ノリノリで受け入れてくれたの」
イラーリアがそう言うと、シェリーが咳払いをして怪訝な表情で口を開いた。
「・・・・・・ちなみにだが、アンタは野郎共のどこを噛んだのよ?」
「? 首筋に甘噛みしたの。あんまり痛いのは可哀相だし、そこが一番効果があるから」
「首筋に、甘噛みだと?」
「だから、そこからが一番楽に効力発揮するんだって」
「(・・・・・・そりゃあ、男共もノリノリな訳だ)」
シェリーが何を言っているのか分からずキョトンとするイラーリアを見て、当のシェリーは呆れた顔をして溜息をついた。
「アンタ、黒服の部下達はどのくらい信用している?」
「そうね、あんまり。彼等は元々クリスタルに付き従いたくて集まってきた人が殆どだし、私の事もちょっと不思議な上司、くらいにしか思ってないはず」
「そうか。今後も、その姿勢は貫きべきね」
「どういうこと?」
「男はみんなムッツリスケベだって言ってんだよクソガキ」
実年齢的にはシェリーもイラーリアも大差無いのだが、人生経験的にイラーリアは少し純粋なようだった。

499 牧田さん :2013/07/21(日) 00:07:25 ID:r39TFej2
「・・・・・・よく分からないけど、何だかんだ言ってても私はまだ貴方達の目的を聞いていないわ」
話が逸れたと言わんばかりに、イラーリアは初めて不満そうな顔をした。
「ああ、そうだな。悪い。じゃあ単刀直入に言おう」
ソフィアはそう言うと、全く表情を変えずに右手に持つ『バルディッシュ』と呼ばれる巨大な斧をイラーリアへ突きつけた。
「お前がまだ動くようなら、俺達はお前の邪魔をする」
「・・・・・・へぇ」
イラーリアも表情は変わらない。しかし、明らかにソフィアを見る目が変わった。
「・・・・・・動く、ってほど大袈裟でもないけど。でも私としても『禁竜召式(パラディンノート)』が発動しないのも困るのよ。だから、『今の状態が続くようだと』私もクリスタルの援護に向かわなければならないかもしれない」
「今の状態が・・・・・? まさか、アニェーゼ部隊がクリスタル=アークライトを圧しているとでも?」
「まさか、『今は』そんな訳ないじゃない。ていうか、自分のいる部隊くらい信用してあげなさいよ」
「神裂火織と不良神父が予定通り合流してくれりゃあ、ちょっとはマシになるとは思うが・・・・・・。それよりも、それが無いってんなら何でお前がクリスタルに増援として向かう必要がある?」
「ハァ・・・・・・、ちょっと親切に答えてあげたらすぐ図に乗って質問重ねてくるのね。まあ、答えてあげるけど」
イラーリアは首を傾げるような仕草を見せた。

500 牧田さん :2013/07/21(日) 00:11:31 ID:r39TFej2
「多分、キヌハタかな? うちの魔術師に変な魔術かけられて、暴走寸前だと思う。もしかしたらもう手遅れかもしれないけど」
「・・・・・・なに・・・・・・っ!?」
ソフィアが驚愕の声を上げるが、イラーリアは構わず話を続けた。
「・・・・・・『あわてんぼうのサンタクロース』っていう術でね。貴方達は知らないかもしれないけれど、現代の日本で生まれた歌の名前のことよ。クリスマスなんかに子供達がよく歌っているらしいわ」
「に、日本の・・・・・・?」
「そう、日本の。別にその歌の歌詞だの起源だのに深い意味はない。ただそのフレーズが気に入ったってだけで、うちのエーミルとかいうキチガイ美女が“一つの魔術として完成させてしまったの”」
一九七〇年代に発表された、魔術的には何の価値もないただのクリスマスソング。しかしその歌は日本と全く関係の場所で、全く関係の無い人物に気に入られ、今は絹旗最愛に纏わりつく魔術として脅威を齎している。
「『あわてんぼうのサンタクロース』の効力は三つ。『理性を無視した問答無用の戦闘意欲の増幅』と『周囲への軽度の同症状』、そして『それに伴う周囲の身体、思考能力の上昇』。ちなみにこれらは時間が経つにつれて効力が増す・・・・・・ま、最後のに関しては、実際は増幅なんてレベルのものじゃないけどね。多分、アニェーゼ部隊は今ごろ研ぎ澄まされた化け物の集団になっているはずよ」
「化け物って・・・・・・、お、おい!! ならなんでわざわざそんな事をした!? こっちが強くなってそっちに何か得でもあんのかよ!?」
「知らないって。エーミルの独断だし、アイツが何考えてるかなんて分かる訳無いじゃない」
ソフィアが言葉に詰まっていると、シェリーがまたも口を挟んだ。
「つまり、思ったよりもアニェーゼ部隊が強くなりそうだからクリスタルへの応援が必要になる可能性があるって訳か」
「可能性というか、そうなるでしょうね。本来、私の役目は『禁竜召式(パラディンノート)』への魔力注入の時点で終了していたはずなのよ。それなのに何故かアニェーゼ部隊が対クリスタル掲げて出撃することになって・・・・・・。本当、運が無い」


「・・・・・・・・・・・・あー、まあ、何にせよ、だ。イラーリア」
愚痴をこぼすイラーリアに対し、落ちついたソフィアは再び巨斧を構えた。
「取り乱して悪かった。しかしお前のような化け物を、アニェーゼ達の戦場に放り込む訳にはいかないんだ。お前に動く気が少しでもあるっていうなら、ここで止めさせてもらう」
「横の銀髪に同じだ。化け物ならイギリス清教に沢山いるが、アンタは化け物すぎる。悪いけど本気で足止めに徹するわ」

ソフィアは『バルディッシュ』に薄い光を纏わせ、首を鳴らした。
シェリーは即座に魔法陣を地面に刻み、重々しい音と共にゴーレムを出現させた。
そして二人は静かに『覚悟』を口にする。

「・・・・・・『Pugno cupiditas156(戦欲に狩られし者)』」
「・・・・・・『Intimus115(我が身の全ては亡き共のために)』」

対するイラーリアは大して面白くもなさそうに、それでも笑っていた。
「現役『必要悪の教会(ネセサリウス)』に、アニェーゼ部隊最強のシスター、か。二人とも血の気が多いし、一筋縄じゃいかなそうだなぁ・・・・・・。しかも魔法名言っちゃってるってことは、こっちも応えなきゃ駄目か・・・・・・面倒臭いことするの好きなのかしら」

そしてイラーリアは両手にこの世の物とは思えない眩い光を生み出し、さきほどよりも口角を吊り上げてから同じように『覚悟』を言い放った。



「・・・・・・『Immortalitas666(死を殺す死屍)』。この名を脳を刻めるこの日を、死んだくらいで忘れないでよ?」

501 牧田さん :2013/07/21(日) 00:17:32 ID:r39TFej2
投下終了です。
いつになくカオスだったと思います。絹旗が戦う理由なんて最初から無かったという大きめの伏線回収
久々にソフィアさん出せて嬉しいです。お気に入りのシェリーさんとは意図的に二人で出しました、ハイ

誤字脱字のご指摘、感想お待ちしています。


蝗害は言いすぎたかなぁ・・・・・・

502 ■■■■ :2013/07/24(水) 00:56:34 ID:iVFeDlN6
いつものすっごい丁寧な人がくるまで待ってようかな、と思いましたが、
やっぱり感想言わせてもらいますー

まず見ていて引っかかった誤字脱字なんですが、
>>500の「ま、最後のに関しては、実際は増幅なんて」のとこ、直前の説明から見て増幅よりも上昇の方が自然かな、と思いました
>>501の「この名を脳を刻めるこの日を」のところ、脳を→脳に

感想ですが、
「あわてんぼうのサンタクロース」は、何というかこれを読んでて引っかかっていたところを一気に解消してくれましたね
絹旗が妙にやる気まんまんという伏線が回収され、その他シスター達も・・・
というかこの術が出てくること自体、神裂さんに説明させたかっただけなような・・・w
ですが辻褄がズレてはいないと思うので個人的には分かりやすくていいかと
そして『ロキの軌跡』ですが、思った以上に神話に沿っていて、禁書らしい魔術だと思います
『嘘』を作って封じるというのを繋げてきたのも中々練っていて面白かったです
ちょっとクリスタルさんが天才すぎる感じもしましたがw

言いたかったのは以上です。駄レス失礼しました

503 ■■■■ :2013/08/05(月) 22:27:02 ID:YiRPKdsg
過疎ェ・・・

504 ■■■■ :2013/09/08(日) 13:16:24 ID:QJqYi4Qg
乙ぅうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!

505 ■■■■ :2013/10/07(月) 14:28:23 ID:mIKzhDDY
大丈夫なんかいな此処は…

506 ■■■■ :2013/10/22(火) 20:20:30 ID:LSy9GdrE
上琴以外のSSはこちらに投稿すればいいんですか?
超電磁砲風味なんですけども。

507 ■■■■ :2013/10/23(水) 23:29:07 ID:wMnESXT.
>>506
ここで大丈夫ですよ

508 ■■■■ :2013/11/09(土) 13:26:29 ID:0rxEVU/E
カモーン!!

509 ■■■■ :2014/02/12(水) 23:11:32 ID:0arb/KJw
アカンか…

510 ■■■■ :2014/04/01(火) 07:38:14 ID:4kQ5ZzP2
未だに過疎ってるのか…

511 ■■■■ :2014/05/27(火) 16:28:09 ID:Nql7.e2k
超久々に来たけど相変わらず過疎ってる・・・
垣根SSのおまけ書いてたけど捗らず、気づけば本編復活しちゃっておじゃんです

512 ■■■■ :2015/01/16(金) 21:30:02 ID:LtWe8aOY
ぐぬぬぬ………

513 ■■■■ :2015/03/24(火) 11:16:17 ID:SSs.hfp6
諦めて堪るか!!!

514 ■■■■ :2015/03/30(月) 00:13:22 ID:g0rhAeS6
ここで一方通行のss書いても大丈夫ですか?

515 ■■■■ :2015/03/30(月) 20:22:52 ID:e6s6K88Q
別にいいんじゃなかろうか。

516 ■■■■ :2015/08/12(水) 23:51:08 ID:hzcL2I8k
みこちゃんこと美琴さんはかわいすぎる

517 ■■■■ :2015/12/01(火) 19:31:22 ID:rYsii7/M
アルテミス

518 ■■■■ :2015/12/18(金) 23:58:36 ID:yiWFAxIU
みこちゃんこと美琴さんはかわいすぎる

519 ■■■■ :2015/12/18(金) 23:58:52 ID:yiWFAxIU
みこちゃんこと美琴さんはかわいすぎる

520 ■■■■ :2016/03/28(月) 00:03:21 ID:SFe2A6as
みこちゃんこと美琴さんはかわいすぎる

521 ■■■■ :2016/06/01(水) 02:41:14 ID:aDqS90ZY
もうそろそろ当麻くんと美琴さんもちょっと関係踏み込んでも良いよなあ。
イマブレもそうだが

522 ■■■■ :2016/07/17(日) 12:19:11 ID:H7wZ/eUU
もっと来い!!

523 ■■■■ :2016/10/17(月) 01:13:31 ID:LdzpF9GA
全ての始まりはSSだったなぁ

524 ■■■■ :2016/12/18(日) 12:59:11 ID:qjM.3jZU
ツンツン頭こと当麻くんと美琴かわいいなあ
イマブレや電撃もいいわ

525 ■■■■ :2017/01/06(金) 23:59:00 ID:cQYbL4ko
ツンツン頭こと当麻くんと美琴さんのやり取りいいなあ
イマブレや電撃のやり取り含めてな

526 ■■■■ :2018/04/07(土) 21:18:36 ID:hMdxvhys
懐古の客

527 ■■■■ :2018/05/10(木) 21:06:12 ID:kRzGo4o.
リメンバー・ミー

528 ■■■■ :2019/03/09(土) 14:05:35 ID:j/ju/Bn.


529 ■■■■ :2019/03/09(土) 14:06:58 ID:SLYNxWww
勝鬨を上げろ!!!

530 ■■■■ :2019/03/10(日) 17:41:25 ID:Bu0Oucn6
dsfdgfh

531 ■■■■ :2019/03/10(日) 17:41:56 ID:98BWNqv.
そんなに悔しかったの?

532 ■■■■ :2019/03/11(月) 18:08:00 ID:s4X9KBco
心の中が透けて見えるようだ

533 ■■■■ :2019/03/12(火) 18:19:24 ID:K1UV2Fnk
このまま勝ち逃げさせて貰おうか

534 ■■■■ :2019/05/08(水) 17:21:35 ID:sUhO/XRw
」4415

535 ■■■■ :2019/06/01(土) 19:07:29 ID:07bE7iiQ
56123513

536 ■■■■ :2019/06/11(火) 00:05:26 ID:PdBSxTNs
46315.123

537 ■■■■ :2019/07/06(土) 15:38:38 ID:y84Zq8e.
また勝ってしまった
公式は完全にこっち側だ

538 ■■■■ :2019/07/13(土) 01:31:15 ID:Cy7ITrYM
489612052

539 ■■■■ :2019/07/13(土) 01:31:56 ID:Cy7ITrYM
ツンツン頭こと当麻くんと美琴さんのやり取りいいなあ
イマブレや電撃のやり取り含めてな

540 ■■■■ :2019/07/16(火) 14:04:40 ID:mhVzFIyE
涼しいぜ


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