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46本当にあった怖い名無し:2023/05/20(土) 01:56:08 ID:TlLKjZ.o0
【役に立つガイガーカウンタ】
引越しで疲れて荷解きも終わらずソファで寝てしまった。
蛍光灯が眩しいくらいの明るい状態だが、頭の方向からかさかさと音がしていた。
それが何かを順に考えてみて、窓も開けた覚えはなくエアコンも不要な季節なので点けていない。
カーテンを付け替えていなかったので、ビニールの遮光シートが吊るされた状で、
鳴っているのはそれなのだが、なんで?
かさかさという音は、私の気を引くように意図的に出されているのだと思った。
手の指や脚は動く状態で金縛りはない。

さて、どうするか。
ソファから顔を揚げて怖いものを確認するのか?
嫌だなと考え続けている間、それは催促するように続いた。さっきより音が大きいようで、
音の主もじれているのかと、妙に冷静な感覚。

ピッ、と突然電子音がすると、カーテンの音が止んだ。
その電子音は、25年ほど前に、西原の「できるかな」というマンガを見て作った秋月のガイガー
カウンタキットの音だった。引越しの段ボールに放り込んでスイッチが入ってしまっていたのだ。
プラケースはお菓子の乾燥剤を入れた上でスピーカ穴とスイッチをボンドとビニールテープで
封止しているので湿気は入らないのだが、電力消費が少ないので、9Vアルカリ電池が信じられない
ような持ちかたをしていた。
2〜3分に一二回、宇宙線だか大気中のラドンガスだかの自然放射線を検知して鳴る代物だが、
2011年の東電事故では感度が低くて実用にならず、別途ロシア製の計測表示付きのガイガーカウン
タを買ったので、ただの玩具でしかなかった。

これが役に立つの?という感じだし、ここは事故物件や心理的瑕疵の告知はなかったので、いると
したら私が連れてきてしまったのかもしれない。
それにしても、これで居なくなってしまうのは、お年寄りか知識のない女性をイメージしたがどう
だろう?
もしかして、別の理由で有用なのかもしれないが、理由は想像もつかないね。


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