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短編小説集
24
:
ゆん
:2013/11/06(水) 03:08:27
「はあ…」
思わずため息が出た。
私は去年司法試験に落ちて、今は来年の試験に向けて勉強しながらバイトをしている。そのせいで彼氏に中々会えず、ふられてしまった。
「でも落ち込んでる暇ないよね!がんばらなきゃ!」
何とか自分を奮い立たせてまた問題集に向かう。
「ゆりこおねーちゃん?」
「和也くん?どうしたの?」
和也くんは、私の従弟。私は今叔父さん(つまり和也くんのお父さん)の家に下宿してるの。
和也くんは5歳で無邪気ですごく可愛い。
「ゆりこおねーちゃん元気ないね?だいじょうぶ?」
「心配してくれたの?ありがとう。おねーちゃん元気だよ」
「ほんと?」
ふられたショックでこんな小さい子どもに心配かけるなんて…恥ずかしい。和也くんはいい子だなぁ。
「ほんとだよ。元気だからおねーちゃんと一緒に遊ぼうか?」
「うん!じゃあね、ビデオ見よう!元気になるビデオもってくる!」
25
:
ゆん
:2013/11/06(水) 03:27:13
アンパンマンかなんかだろうと思って、私は内容も確認せず和也くんが持ってきたビデオをセットした。
『あぁんっ、きもちいぃっ』
「え!?」
なんと、和也くんが持ってきたビデオはAVでした。巨乳の女優さんがおっさんにアハンウフンなことをされている…
「…和也くん、これ誰のビデオ?」
「ゆうやにーちゃんのだよ!元気になるビデオってゆってた!」
「和也くん、これじゃなくてアンパンマン見よう?」
「やだぁ!これがいいの!」
何度説得してもダメだったから、仕方なくそのまま見ることにした。たぶんすぐ飽きるでしょ。
AVでは女優さんがすっかり裸にされて、胸を舐められている。
『あんっ、あんっ、らめぇ…乳首きもちいよぉ…』
「この人あんあんゆってるー。ドラえもんみたいだねー」
「あはは…」
「ゆりこおねーちゃん、ドラえもんごっこしよー!」
和也くんはそう言うとあっというまに洋服を脱ぎ捨てた。
「和也くん!洋服着て!」
「やだぁ!ドラえもんごっこしよー!ゆりこおねーちゃんもぬいでー!」
和也くんは相変わらず頑固で、私もしょうがなく服を脱いで全裸になった。
普通なら絶対にやめさせるのに、彼氏にふられてヤケになっていたこともあったのかもしれない。
「わーい!ドラえもんごっこー!」
「あ…っ」
和也くんはいきなり私に抱きついて、AVの真似をして私の胸をペロペロ舐めた。
ぺろ
26
:
ゆん
:2013/11/06(水) 03:40:26
ペロペロちゅうちゅうペチャペチャ
「あんっ、あっ、和也く…だめよっ」
「えへへっ、おねーちゃんもっとあんあんいってー」
「あぁっ、んぅ…だめ…やめてぇ…」
和也くんはまるで赤ちゃんのように私の乳首に吸い付く。
こんな小さい子どもとなんてダメなのに…その背徳感がさらに私を高めてしまった。
ちゅぱちゅぱ、べろべろ
「あぁっ、らめぇっ、和也くぅん…きもちぃのぉ…」
拙く激しい舌使いで私は理性がなくなっていった。
「おねーちゃん、おかおあかいよ?かぜひーた?」
「あんっ、ちがうの…ねぇ、もっとドラえもんごっこしよ…?」
「うん!おねーちゃんいっぱいあんあんゆってね!」
ペロペロちゅうちゅうちゅぱちゅぱっ
「あぁんっ、あんっ、んぁっ!いいよぉ。もっとちゅうちゅうしてぇ…っ!」
「うんっ!いっぱいちゅうちゅうするっ!」
ちゅうちゅうちゅぱちゅぱペロペロペチャペチャ
「あぁっ、ふぁっ、いっちゃう、和也くんにちゅうちゅうされてっ、ゆりこいっちゃうのおおっ」
私はだらしなく開いた口からよだれを垂らしてイッてしまった。
胸だけでイクなんて初めてだった…
27
:
ゆん
:2013/11/06(水) 03:58:15
「おねーちゃんぴくぴくしてるー」
「ふぁ…乳首だけでイッちゃったのぉ…」
絶頂の余韻にふわふわしたまま、私は自分のあそこに指を添わせた。
胸の愛撫だけでそこはグショグショに濡れていた。
『あぁんっ、らめぇ、奥きもちいよぉ!』
つけっぱなしのAVではすでに女優とおっさんが一つになっていた。
私も…ほしい…
「…何してるんだ?」
「…っ!!」
「あ、パパおかえりー!」
見られた…叔父さんに…。
私は一気に血の気がひいた。
叔父さんは何でもないかのように裸の和也くんを抱き上げた。
「和也、お洋服着ないと風邪ひいちゃうぞー?」
「いまね、おねーちゃんとドラえもんごっこしてたのー!」
「そうか、おねーちゃんに遊んでもらってよかったなぁ」
28
:
ゆん
:2013/11/06(水) 18:04:19
私と和也くんは裸で、AVが流れている。どう考えても言い訳の仕様がない、異常な状態だ。
「お、叔父さん…っ」
「百合子ちゃんも、そろそろ夕食だから早くおいで」
「…え?」
それだけ?何も言わないの?安心したような、拍子抜けしたような複雑な気持ちでポカンとしていた。
「後で話があるから、寝る前に私の書斎へおいで」
「!…はい…」
やっぱりそうだよね…大事な息子にあんなことしたんだから。家を追い出されるかもしれない。
悶々として、せっかくの夕食も喉を通らなかった。
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