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皇軍(明治〜WW2)がファンタジー世界に召喚されますたvol.26

279 303 ◆CFYEo93rhU :2019/12/15(日) 15:53:07 ID:k83QLRus0
皇国は政府としても軍としても、講和を迫るのは相手の為であるという態度だ。
『皇国としては別に好きなだけ相手してやるが、本当にそれでいいのか?』と。
『慈悲深い皇国は、敵対国の人命すら配慮するからこそ講和を勧めるのだ』と。

恫喝そのものであるが……。
不思議で仕方がないのは、このド派手な実弾演習にはセソー大公国の武官も
招かれていたのに、現状で一番の当事者である彼らに危機感が見られない事。
特にロマディアは海に面しているのだから、陸からだけでなく
海から巨大戦艦が攻めて来たら逃げ場はなく一巻の終わりだ。
宮殿、市街地、いずれも海岸線から5マシル以内に立地しており、
ロマディアの胃袋たる周辺の農村地域ですら10マシル以内なのだから。

勿論、内陸に10マシル以上なら大丈夫という事でもない。
皇国軍は列強の飛竜母艦に相当する飛行機母艦を保有していて、
そこから戦闘用の飛行機を運用可能と見られている。
皇国軍にとってこれは戦艦以上に重要で極秘の存在なのか、
未だにその正体について友好国にすら明かしていないが、
存在は確実だ。皇国軍人も、仄めかしてはいるのだから。
ただそれがどれくらいの能力を持っていて、何隻あるのかが
不明であるので、各国は皇国軍の洋上航空戦力を計りかねている。

そして皇国軍母艦の搭載飛行機の行動半径は、
少なく見積もっても250マシル(300km)はある。
つまり沿岸から250マシル以内は爆撃圏内。

ではそれよりさらに内陸なら安全だろうか?
否。
この艦砲射撃と航空爆撃によって得た地域に飛行場を作って、そこから
さらに内陸を爆撃するという方法で、理論上はどこでも攻撃され得る。
真っ先に攻撃される場所か、そうでないかの問題でしかない。
皇国との戦争において、後方の安全地帯など存在
しない事はリンド王国が証明したではないか。

危機感という意味では、むしろユラ神国関係者の方が大きかったかも知れない。
リンド王国の王都ベルグは内陸にあり、艦砲射撃を受ける心配はない。
しかし聖都ユラは海に面している為、艦砲射撃を受けてしまう。
ユラの神殿、宮殿、門前町として発展した首都は何かあれば皇国軍の艦砲射撃によって灰燼に帰すだろう。
行政府や立法府としての首都機能を内陸に移したとしても、神殿だけはどうしたって移動できない。
神殿やそこに安置されている宝物が無くなれば、ユラ神国はユラ神国である土台を失ってしまう。
教皇といった聖職者達に神性を与え、信徒の信仰心を物的に担保するのがユラ神殿という場なのだから。


皇国本国では総理大臣と国防大臣を始めとする閣僚諸氏が頭を下げて
衆議院と貴族院を相手に説得し、非難囂々の中で意思決定されたなど、
この世界の国々に対しては絶対に知られたくない事であったが。


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