したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

皇軍(明治〜WW2)がファンタジー世界に召喚されますたvol.26

269 303 ◆CFYEo93rhU :2019/12/07(土) 21:31:38 ID:k83QLRus0
丁度、飛竜隊の話が出たところで、フェリスは本題を切り出す。
まだロマディアに残っているマルロー王国の外交官は、セソー大公レオニスを
講和の席に着かせるよう説得する事や圧力をかける事を本国から指示されているらしい。
「貴国の飛竜部隊ですが。殿下は皇国との戦争において飛竜部隊がどれ程の戦果を挙げたか、ご存知でしょうか」
「飛竜は最強の戦力であり、無くてはならない存在だ。此度の戦争でも相応に活躍している」
「リンド王国軍が顕著でしたが、偵察や攻撃に出た飛竜が帰って来ない事を以て、付近に皇国軍の存在を探知するという事に相成りました。
 貴国の空軍も同じ意味では活躍していると言って良いかもしれませんが、しかし我が軍やリンド軍と、貴国軍では規模が違います。
 100騎の飛竜が失われても、我が軍やリンド軍は壊滅的な損害とはいえず、立て直せます。しかし貴国は違います。
 私が飛竜師団の戦闘指揮官として助言できるのは、ここまでです。あとは殿下のご決断を待つのみ」
「ふむ。敗軍の将に期待した私が愚かだった」
「このまま事が進むと、新たに“初代セソー大公”位が創設されるやもしれません」

現セソー大公であるカミーロ家が断絶して困るのはリンド王国とマルロー王国。
そこでマルロー王国の降伏後、両大国は秘密裡にセソー大公となり得る家系を協議していた。
結論としては、カミーロ家に匹敵する家格の貴族は存在しないが、どうしようもなければ代理と成り得る貴族は存在し、
マルロー王子との婚姻によって“初代セソー大公”とする事は、一応は可能であるという結論になっていた。
しかし、そういう御家騒動は北方に新たな火種を生む。
リンド王国と北方諸国同盟との戦争が御家騒動であったし、皇国という圧倒的な力を前に、
この期に及んで「我こそが正統な」と名乗り上げて事を荒げるのは懲り懲りだという意見が多い。
だからレオニスには、穏便に講和して貰いたいのだ。

しかし説得が上手く行かないなら、「お前の一族が死んでも代わりは居る」と告げなければならない。
果たして“命が絶たれる”場合と“貴族でなくなる”場合とで、危機感は違ってくるのだろうか。
軍服と白旗を掲げる機会は今夜から5日後の朝までしか無いが。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら



掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板