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『天国の門 プラスチック・ドリーム』

1:2014/03/02(日) 02:14:15
『モンゴリアン』は、ある富豪の護衛だった。
富豪の名は、『グレゴリー・バックマン』。
いつから護衛だったのか?
どうして護衛をしているのか?
そんな疑問は、どうでもいい事だった・・・・・・・・・・・・・ただ、忠実な護衛であるべきだと思っていた。
 
『グレゴリー』がイギリスへ向かう事になると、『モンゴリアン』は他の護衛達と共に同行する。
そこは、スコットランドの山中にある小さな田舎町だった。
町の名前は、『スリーデック』。
町に着いた『グレゴリー』は、身体の不調を訴え、早々にホテルの部屋を取る。
『モンゴリアン』は、ホテルのロビーラウンジで不意の襲撃に備え、警戒を続けていた。

2モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/02(日) 20:37:42
>>1
 
「しかし、見張りってのはどうも性に合わねーな、襲撃の前に決闘の申込を事前に出してくれる連中ばっかなら世の中もっとマシになると思うんだが」
 
とりとめの無い愚痴を呟く。
自分以外にもこの場に護衛がいるならそいつに向かって。

3:2014/03/02(日) 23:35:09
>>2
君の知る限り、他の護衛は『2人』。
ロビーラウンジには、君以外の護衛も客もおらず、他の護衛はホテル上階で
各々待機している。
ラウンジのテーブルには、君が頼んだコーヒーのカップが1つ。
まだ中身は半分程残っていたが、すでに湯気は立ち昇っていない。

4モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/04(火) 00:24:43
>>3
 
 他の二人の護衛はスタンド使いだろうか。
 よほど信頼されてなきゃどんな能力かまでは教えないと思うが(誰だってそーする、俺だってそーする)、一緒にドンパチやってれば能力持ちかどうかくらいは判断できる機会はあるだろう。
 
「暇だぜ、眠い」
 
コーヒーに砂糖を入れ『スーパーバッド』の能力でコーヒーの水分を飛ばす。
水分を飛ばすことでコーヒーの成分が濃縮された飴ができあがる。
それをひとかけ口に放り込んで眠気をさます。

5:2014/03/04(火) 04:55:49
>>4
他の護衛も『スタンド使い』ではあったが、『能力』は知らなかった。
今まで襲撃された事は(少なくとも君がいる間は)無く、『能力』を知る機会は
無かった。
コーヒーで作った飴を口に放り込むと、やや甘いコーヒーの味が口内に広がる。
 
ふと、ホテルの従業員が1人、君に近付いて来た。
小脇に円形のトレーを抱えた男性従業員は、背丈の低い小太りの中年。
大きな鼻で髪の毛はほとんど無く、眼鏡の奥に脂ぎった目を光らせていた。

6モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/04(火) 19:12:18
>>5
 
あまり食べ過ぎるとカフェイン中毒になるので残りの飴は食べずにティッシュに包んでポケットに入れておく。
 
「おい、俺たちに用事がある時は近づく前に声をかけて、許可を先にもらえって言ってあるよな?」
 
上の発言はかまをかけただけのデタラメだが、本物のホテルマンが通常業務の範疇の用件で近づいてきたならこれで立ち止まるだろう。
止まらないようなら敵と判断してテーブル(ホテルのロビーにあるならきっと立派な重量をしてるやつだろう)をスタンドではねあげるようにして男にぶつける。

7:2014/03/05(水) 01:41:33
>>6
男性従業員は、立ち止まってペコリと頭を下げた。
 
「失礼致しました。
コーヒーのお代わりは、いかがでしょうか。」

8モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/05(水) 23:43:09
>>7
 
「いらん。用があったらこっちから声をかける。
 それ以外は余計なことはするな」
 
男を追っ払う。

9:2014/03/06(木) 03:07:34
>>8
男性従業員が立ち去ると、君はテーブルを見た。
ふと、そこに置かれていたコーヒーカップが、いつの間にか人形の様なものに
変わっている事に気付く・・・・・・・・・・・・・・。

10モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/06(木) 20:20:53
>>9
 
「うお!?なんかわからんが!」
 
スタンドでテーブルを蹴飛ばすことでテーブルごと人形を(直接触れずに)吹っ飛ばす。
 
「そこのテメー止まれ、そこから動くな!」
 
さっきのホテルマンを呼び止める。

11:2014/03/07(金) 00:53:44
>>10
『ドガァッ!』
 
テーブルを蹴り飛ばした君は、同時にテーブルの変化にも気付く。
木製の黒い樽型テーブルは、いつの間にか人形が組み合った様なオブジェに
変わっていた・・・・・・・・・・・・・・。
君の声に、背を向けていた男性従業員が振り返る。
男性は、ニヤニヤと笑みを浮かべ、君の様子を見つめている様に見えた。

12モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/07(金) 23:09:26
>>11
 
「こちらロビー!敵だ!『スタンド使い!』」
トランシーバー(持ち場を分けて護衛するなら連絡手段として当然持っているだろう)で、他の護衛二人に襲撃を知らせる。
 
「俺が迂闊だったぜ。よく考えりゃあテメーみたいなブ男がホテルマンなわけねーよなあ。
 温厚なブルジョワのお客様でもテメーの顔を見れば気分をさぞ気分を害されることだろうぜ!」
 
男を挑発しつつこちらのスタンドの射程内まで近づく。

13:2014/03/08(土) 00:09:41
>>12
連絡用の携帯電話を取り出した君は、それが人形の様なものに変わっている事に気付く。
 
「お客様、何か御不満でも・・・・・・・・」
 
男性従業員は、笑みを浮かべたまま言った。
離れる様子は無く、君は『スタンド』の射程距離に踏み込む。

14モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/08(土) 10:33:03
>>13
 
「護衛の鉄則は『疑わしきは殺れ!』だぜ!
 ブッ散れ!『スーパーバッド』!」
 
男にラッシュを叩き込み、両腕両足をへし折る。
こいつが敵だとしても一人とは限らない。
できれば生かして情報を得たい。

15:2014/03/08(土) 19:55:19
>>14
『ボゴボゴボゴドゴォ!』
 
「ほギャ━━━━━━━━━━ッ!!」
 
『スタンド』の拳を叩き込まれ、男性従業員は飛び退く様に後ろへ倒れた。
すると、ロビーカウンターの方から他の従業員が数人集まって来る。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
近付いて来る従業員達は、全員が背丈の低い小太りの中年男性だった。
大きな鼻で髪の毛はほとんど無く、眼鏡の奥に脂ぎった目を光らせている。
その服装で、辛うじて男女の区別は出来た。

16モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/08(土) 21:02:27
>>15
「あぶねーぞ!近づくんじゃあない!
 伏せろ!物陰に隠れろ!うおおお(演技)!?」
 
近づいてくる従業員に警告を発しながらスタンドでなんでもいいので近くにあるもの(何もなけりゃ床でもいい)をスタンドで派手に破壊し、自分もそれに驚いた降りをする。
近づくのは危険だと思わせてこちらに来ないようにさせ、この場にいる人間が迂闊に動けない状況を作りたい。
 
もし敵がこの場に紛れてるとしてもこの状況で動けば目立つことになる。
おそらくはこの状況に紛れて良からぬことを企んでいるだろうが、それを牽制したい。
 
自分も安全のため(という名目で)に最初にいた椅子の影に隠れる。
 
「なるほど、『そういう能力』か。
 ということは変わってるのは見た目だけだな、たぶん」
 
手に持っている(人形に見える)携帯電話を操作し、仲間に連絡を取る。
自分の携帯の操作は体が覚えてるものだ。人形に見えても操作はなんとかなるだろう。

17:2014/03/08(土) 23:01:29
>>16
『グシャアッ!』
 
君は、蹴り飛ばしたテーブルを『スタンド』で砕いた。
潰れたテーブルからドス黒い血飛沫が噴き出し、臓物の様なものが周囲に飛び散る。
シングルソファーに身を隠すと、それが小太りの中年男性の姿に変わっている事に気付いた。
従業員達は、遠巻きに君の方を見守っており、近付いて来る様子は無い。
 
『グェッ』
 
携帯電話は、それと同じサイズの中年男性になっている。
ボタンであろう場所を押すと、男性が低い声で呻いた・・・・・・・・・・・・。

18モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/10(月) 20:28:45
>>17
「落ち着け、惑わされるな。
 これが本当に見た目通りになってるなら、
 他の連中はもっと違う反応をしてるはずだろ。
 それに俺がなんらかのアクションを起こしたものが変わってることは能力の基準というかトリガーというか、そいつは俺ってことだ。
 俺にだけ影響を与えてるってことはいかにもありそうだ」
 
構わずボタン(推測)を押し続ける。
それと自分の服を見る。
何か変化はあるだろうか。

19:2014/03/12(水) 19:35:32
>>18
手の中の中年男性を押していると、男性が何やら呟き始める。
 
「・・・・・フォッ・・・・・ウェアア、ダディアザァン・・・・」
 
君の着ている衣服や靴に、変化は見られない。

20モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/13(木) 21:30:36
>>19

「こちらモンゴリアン、現在敵スタンド使いの攻撃を受けてる。
 どうもこっちの感覚を操作されてるようでどいつもこいつも
 変なおっさんに見えるし、生き物だけじゃなく物までおっさんに見える。
 この携帯電話がちゃんと繋がってるかどうかもわかりゃしねえ。以上、気を付けろ。
 助けに来ても味方かどうかわかんねーから救援はいらん。
 が、もしこれが通じてるならそれとわかる合図をくれると助かる。
 そうだな・・・エレベーターを全階に止まるように全部ボタンを押した上で
 無人の状態でここまで寄越すってのはどうだ?」
 
自分にわからないだけで電話が繋がってるかもしれないのでとりあえずまくし立てる。
 
ホテルのロビーだからエレベーターは当然あるだろう。
複数あるようなら自分から見て一番右端のを指定する。

21:2014/03/14(金) 02:18:26
>>20
君が手の中の中年男性に話しかけている内に、従業員達が倒れた男性従業員を囲んでいた。
ロビーを見回すと、所々に大小様々な中年男性がおり、それが元々何なのかも分からない。
ドアや柱、敷き詰められた床材にも中年男性がデザインされていた。
 
ホテルのエレベーターは、最上階への直通と、最上階を除く各階に止まるものの2つ。
『グレゴリー』は、最上階に宿泊していた。
直通エレベーターは、専用のカードキーが必要だったが、君は持っていない。
エレベーターが動く気配は無く、手の中の中年男性も口を閉じた・・・・・・・・・・・・・。

22モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/15(土) 13:02:06
>>21
 
「さて、あとは・・・」
 
エレベーターを誰か乗ろうとする人間がいないか確認しつつ上の階へ続く階段へと向かう。
階段には防火用のシャッターがあるはずだ、それのスイッチを探したい。

23:2014/03/16(日) 23:46:55
>>22
エレベーター付近には、誰もいなかった。
正面玄関の向かい側に、2階に繋がる幅1メートルほどの階段があったが、シャッターは無い。
エレベーターと並んだ、ロビーの隅の方には、防火扉の設けられた非常階段がある。

24モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/18(火) 00:22:45
>>23
 
「さて」

さっき作ったコーヒー飴を口に放り込む。
これも変わってるかもしれないが無視して口に放り込む。
変な味がしても我慢する。
 
(とりあえずは時間を稼ぐ!)
 
スタンドで階段を破壊し、上に上がれないようにする。
まあ、なんかの道具を使うなりすれば上がれなくもないだろうが、
少なくともこちらが一瞬目を離した隙に上に移動したりできない程度に手間取るようになればいい。

25:2014/03/19(水) 02:15:58
>>24
ポケットから取り出したティッシュは、薄く広がった中年男性になっていた。
その中のコーヒー飴も、小さく丸まった中年男性に見える。
 
「アァァ〜・・・・」
 
口に放り込んだ中年男性が、小さな声を上げているのが分かった。
味だけは、コーヒーのそれと変わりない。
 
『ドグチャアッ!!』
 
非常階段は、中年男性が折り重なる様に横たわった不気味なオブジェになっており、破壊すると
血飛沫や肉片が飛び散る・・・・・・・・・・・・・・・。

26モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/21(金) 15:33:05
>>25
 
「味覚はそのままか」
 
続いて飴を噛み砕き、歯に伝わる感触や、匂いを確かめる。
階段の破壊が終わったらロビーに戻り、エレベーターが動いている様子がないかと、人間(と思われるもの)の動きを確認。

27:2014/03/24(月) 01:49:20
>>26
『コリッ・・・・』
 
飴を噛み砕くと、口の中の声は途切れた。
食感や香りに、変化は無い・・・・・・・・・・・・・・・・。
ロビーに戻ると、君と入れ替わりに男性従業員が1人、非常階段の方へ駆け寄って行った。
エレベーターが動いている様子は無く、従業員達は正面玄関の方に集まっている。
やがて、外から低い呻き声の様なものが響いて来た。
 
「ウァァ・・・・・アァ〜・・・・・・・」

28モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/26(水) 02:12:33
>>27
 
「あー、たぶんありゃ救急車か警察だな。
 救急車ならともかく警察なら厄介そうだ。
 もうちょい時間を稼ぎたかったが、しゃあねえ」
 
 非常階段に駆け寄った男を背後からスタンドで気絶させる。
 その上で非常口(非常階段があればすぐそばにあるはずだ)から外に飛び出す。
 そのまま走ってホテルから全力で遠ざかる。
 
「一旦射程距離の外に出る!
 あのまま留まってもへたすりゃ同士討ちだ。
 味方に警告は(多分)したし、時間稼ぎもした!
 というわけで逃げるんだよぉー!」

29:2014/03/27(木) 02:09:53
>>28
背後から男性従業員を殴り倒した君は、そのまま非常口から外に出た。
外は、芝生の敷かれた中庭になっており、所々に四つ這いになった中年男性の姿がある。
中庭の奥は、屋外プールになっており、プールサイドに数人の中年男性が横たわっていた。
プールの中では、中年男性が一人で泳いでいる。
 
中庭を横切り、敷地を囲む白い柵を越えると、君はホテル裏手の道路に出た。
左右に伸びた片側2車線の舗装道路は、道路沿いに建物も無く、閑散としている。

30モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/28(金) 23:26:37
>>29
 
「しかし見た目が変わるものと変わらないものの違いはなんだろうな。
 人間はもれなく変わってるようだが、
 四つん這いなのはテーブルかなんかか?
 どうも俺の主観に依存してるような気もするが・・・」
 
一瞬振り替えってホテルを見る。
外観は変わっているだろうか。
 
「まあ、とりあえずは距離だ」
 
二輪車を探したい。
見た目が変わってるとしたら中年男性の上に中年男性がまたがっているという形になっているだろうと推測してそれを探す。

31:2014/03/30(日) 01:53:46
>>30
振り返った君の目に映ったのは、ホテルのあった場所に横たわっている巨大な半裸の中年男性だった。
周囲を見回していると、道路の向こうから2メートル程の中年男性が現れる。
四つ這いの中年男性は、路面を滑る様に走りながら、君の前を通り過ぎて行った。

32モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/03/30(日) 17:08:01
>>31
 
「俺が意識を向けたものが変わるのか?」
 
ホテルから隣の建物、さらに隣と順番に遠くの物に視線を移していく。
ある程度遠くの物は変化しないというような法則性があるかどうか確かめる。

「今のは多分車だな。二輪車にしてはデカすぎる。
 四輪車だと中の構造がわかりづらいから
 バイクか自転車がいいんだがな。
 しゃあないしばらく走るか」
 
道をまっすぐに走ってホテルから離れる。
どれくらい移動したかは大体でいいので覚えておくようにする。

33:2014/04/03(木) 01:01:01
>>32
ホテルの周辺は、木々に囲まれており、他の建物は見当たらない・・・・・・・・・・・・・・・。
君は、とりあえず道路を右方向へと走り出した。
 
『ドドドドドドド』
 
ふと、前方の道路脇に全長1メートル程の中年男性が、四つ這いになっている。
 
「うェェ、オボボボボ・・・・・」
 
後方からは、不快な呻き声と共に、それよりも少し大きな中年男性が四つ這いで近付いて来た。
中年男性の上には、同じ姿の中年男性が1人跨っている。
その更に後方には、中年男性が二足歩行で1人、道路脇をこちらに向かって歩いて来る。

34モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/04/05(土) 07:18:37
>>33
 
木は普通に見えるということでいいか?>>木々に囲まれており

(よし、来たな)
 
顔を見られないようにうつむき加減にしつつ、二輪車(予想)が近づくのを待つ。
その間にまたがっている中年男性の姿勢からブレーキやアクセルの場所にあたりをつけておく。
そして射程内に入った瞬間に能力発動。
運転手の目を瞬間的に乾燥させる。
それに合わせて4つんばいの方の中年男性をスタンドで掴み、動きを止める。
 
急な目の乾燥で同様しているところにバイクが謎の急ブレーキをかけることで、運転手はカタパルトから射出された戦闘機のように空を飛ぶだろう。

35:2014/04/06(日) 02:45:01
>>34
木々の様子は、特に変わりなく見えた。
 
『ガシッ!』
 
すれ違い様に『水分』を蒸発させ、跨られていた中年男性を『スタンド』で掴むと同時に、
路面をタイヤが擦る様な音が響く。
跨っていた方の中年男性は、勢い良く前のめりに地面に投げ出された。

36モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/04/08(火) 23:24:48
>>35
 
歩いてくる中年男性に顔を見られないようにしつつバイク(多分)にまたがる。
さっきまで乗っていた男性の姿勢を参考にハンドルの位置を見当つける。

37:2014/04/09(水) 03:00:54
>>36
ブヨブヨとした中年男性の背中に跨った君は、男性の側頭部を両手で押さえ込む。
どこをどう見て触っても、男性がバイクだとは思えなかった。
アクセルやブレーキらしきものも見当たらず、それらしい感触も無い。
男性は、生肉の様に柔らかかったが、温もりは感じられず、死体の様に呼吸や鼓動も無かった。
 
『ウァァ・・・バアァァ・・・・』
 
━━━━━━━━━不意に、低い呻き声と共に君の懐が震え出す。
懐で震えているのは、携帯電話と思われる小さな中年男性だった。

38モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/04/11(金) 08:04:09
>>37
 
「何ぃ!?感触まで変わってるだと?
 『症状』が進行してるのか?」
 
『コーヒー飴』をまた少しかじってその感触と味を確かめる。
 
「電話か・・・・とりあえず出るか、
 だがその前に・・・・
 もしもし!事故だ!救急車を呼んでくれ!
 場所?ちょっと待て、目印になるものがないか探してくる!」
 
電話に出る前に善意の第三者の振りをするため、救急車を呼ぶ振りをしながらその場を離れる。
移動しながら今度は本当に通話ボタンのあったであろう位置を押して電話に出たい。

39:2014/04/13(日) 01:01:49
>>38
取り出した飴は、ベト付いた小さな中年男性だった。
齧ると、生肉を噛んだ様に噛み砕けず、生臭い匂いと微かな悲鳴が鼻腔を抜ける。
小さな男性を携帯電話に見立て、喉仏の辺りを押してみると、男性は苦しそうに呻いた。
救急車を呼ぶフリをした君を、歩いて来た中年男性は薄笑いを浮かべて見送る。

40モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/04/15(火) 02:13:02
>>39
 
「俺だ、さっきの電話を聞いたかもしれんがもう一度言うぞ」
 
>>20で話した内容をエレベーターの下りを除いてもう一度話す。
 
「敵の能力がどんどん悪化していってやがる。
 持ち場を離れてる気もするがここがどこだかもわかんねーぜ、逃げた訳じゃねーぞ」
 
異動しながら(無駄かもしれないが)電話の反応を確認する


41:2014/04/17(木) 12:50:56
>>40
手の中の中年男性に向かって話をしたが、意味不明な言葉を呟くだけで、まともな返事は無かった。
 
「うェア!うェア!」
 
ふと、後ろから叫び声が響く・・・・・・・・・・・・・・。
振り向くと、数人の中年男性がこちらへ向かって小走りに近付いて来ていた。

42モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/04/18(金) 08:11:39
>>41
 
(警察か?どうすっかなー、このまま逃げても泥沼っぽい気がしてきたぜ。いっそのこと警察のお世話になるか?)
 
とりあえず両手を挙げた状態で相手の出方をうかがう。

43:2014/04/20(日) 03:23:32
>>42
君の方へ集まって来た中年男性達は、口々に喚きながら、何かを尋ねている様にも思えた。
 
『ドズッ』
 
不意に、脇腹に鈍痛が走る・・・・・・・・・・・・・・・・。
目を向けると、いつの間にか1本のミートナイフが突き刺さっていた。
服の上にジワリと血が滲み、チクチクとした痛みが次第に鋭く、大きくなって来る。
中年男性達は、その様子に更に騒ぎ出し、君の身体に手を伸ばして来る者もいた。

44モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/04/21(月) 22:56:05
>>43
 
「うおお、いてえ!」
 
(意外!まさか敵が近くにいやがるとは、どおりで移動してるのに状況が悪化するわけだ!
だが、このナイフ、なんで『普通に見える』?)
 
「畜生!誰だ、こんなことしやがったのは!
 テメーか!?」
 
ナイフを引き抜き、近づいてきた連中に向けて威嚇する。
これが本当にナイフなら、近づいては来ないだろう。
 
(だが、攻撃してきたってことは奴は近くにいる!
射程もそう長くないのかもしれん。
逃げる俺をわざわざ追ってきたってことだからな・・・
そんでスタンド自身の攻撃力は弱い。
そうでなきゃ人のいる場所でナイフを使うリスクを犯す必要もないはずだ)

ナイフを使って人を遠ざけつつその場から離れるように道路を移動する。

45:2014/04/28(月) 00:08:46
>>44
ナイフを引き抜くと、血の温もりが更に広がり、服の染みも広がり出す。
痛みは、君の鼓動に合わせてズキズキと脈打っていたが、それ以上に喉に何かが詰まった様な
不快な息苦しさを感じた。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
引き抜いたナイフを周囲に向けた君は、変化に気付く。
光を反射して煌く銀色の刃の先に中年男性の姿は無く、どこか見覚えのある男女がいた。
その服装から、ホテルの従業員達である事が分かる。
 
「お客様、大丈夫ですか!?」
 
「救急車を呼びますから、落ち着いて!」
 
道路の方へフラフラと向かう君に向かって、従業員は口々に声を掛けて来た。

46モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/04/29(火) 21:18:40
>>45
 
「あ、どういうことだ・・・?」
(能力が解除された?)
 
携帯電話を取りだし、履歴を確認したい。

47:2014/04/30(水) 22:38:44
>>46
携帯電話を取り出すと、それは元の携帯電話の形に戻っていた。
だが、取り出した携帯電話は、君の手から滑り落ちる・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
君は、自分の手が小刻みに痙攣している事に気付いた。
やがて、それが全身に伝わると、君は身体の自由を奪われ、その場に蹲る様に倒れ込む。
不快な息苦しさと共に呼吸が苦しくなり、視界も霞み出す中、周囲の呼びかけも遠のいて感じた。

48モンゴリアン『スーパーバッド』:2014/05/02(金) 22:25:57
>>47
 
「あ、やべえ・・・これ死ぬか・・・
 くそ、こんな地味な・・・」
 
意識を失う前に『スーパーバッド』の能力で出血した血液の水分を飛ばし、瘡蓋をつくって止血をしたい。

49:2014/05/05(月) 21:10:31
>>48
出血を凝固させ、止血したかどうかを確認出来ないまま、君は意識を失った。
そして、二度と目覚める事は無かった・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
『モンゴリアン・デスドリーム』
スタンド名:『スーパーバッド』
 
            ━━━━━━━━━━━━『死亡』

50:2014/05/15(木) 23:42:35
評価:D
 
本来の役割を、どう貫くべきか?
その覚悟と手法が、十分であったとは言い難い。
護衛とは、他者を守り切る事でのみ評価されるのだ。
 
 
魂の優位性が上昇しました。
参加時には、下記のパスワードのいずれか1つが有効となります。
 
『携帯電話』『コーヒー味の飴』『ミートナイフ』


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