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『魔法にかけられて』

1:2011/04/30(土) 02:15:12
『東京ディズニーランド』━━━━━━━━━━━━
 
ウォルト・ディズニー社にライセンスを与えられたオリエンタルランド社によって、
1983年にオープンしたディズニー・リゾートのテーマパーク。
ライセンス方式での運営は、世界でも『東京ディズニーリゾート』のみである。
 
キャッチコピーは、『ようこそ、夢と魔法の王国へ』。
シンボルは、高さ51メートルの『シンデレラ城』。
 
 
『ピンキー』がパークに入園したのは、午後2時を回った頃だった。
入園口の正面奥に『シンデレラ城』が見え、手前には『ワールドバザール』がある。
混雑の様子は無かったが、周囲には数多くのゲスト(入園者)が確認出来た。

19:2011/05/06(金) 23:45:23
>>18
『バキィッ』
 
子供を振り払うと、肛門に突き立てられた手が抜けた。
周囲を見回すと、『ピンキー』を囲んだ数人が身体を押さえ、悲鳴を上げている。
 
「『ピンキー』の反撃に注意して下さい!」
 
キャストが注意を促すと、ゲスト達の包囲が少し遠巻きになった。
駆け寄って来る子供達も足を止め、『ピンキー』のズボンも破られていない。

20ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/05/16(月) 21:03:52
>>19
「いや……この場で狙うべきはッ」

ゲストたちが躊躇しているうちにキャストに向かってかけ出す。
走りつつまた髪の毛を4〜5本抜いておく。

「おい、イベントは注意だと言え!
 そうすりゃ怪我しないで済むぜ!」

21:2011/05/16(月) 23:42:37
>>20
キャストに駆け寄ると、キャストは離れて行く。
付かず離れず、キャストは『ピンキー』と一定の距離を保っていた。
 
「『ピンキー』は、あまり素早く無いッ!」
 
キャストの声に、ゲスト達は再び『ピンキー』に駆け寄って来る。
今までとは違い、ゲスト達はジグザグに移動して、こちらを牽制し出した。

22:2011/05/20(金) 18:38:52
>>21
「この野郎ッ!」
 
呆然と立ち尽くす『ピンキー』に、怒声と共に一人の若者がタックルをして来る。
足を取られてグラついた直後、他のゲスト達も次々と殺到して来た。
 
「ボケッとしやがって!
油断してるぞ、コイツ・・・・・・!!」
 
仰向けに倒された『ピンキー』に、タックルをして来た若者が馬乗りになる。
体格の良い若者は、茶髪に染めたスポーツ刈りで、耳には銀色のピアスが光っていた。
ストライプ柄のTシャツを着ており、振り上げた拳には幾つもの指輪が嵌っている。

23:2011/05/21(土) 22:47:32
>>22
『グシャアッ!』
 
次の瞬間、若者の拳が『ピンキー』の顔に無慈悲に振り下ろされる。
衝撃と同時に生臭い鉄の臭いが口の中に広がり、ドロリとした鼻血が鼻腔から
広がり出るのが分かった。
 
「『ピンキー』にも、遂に最期の刻が来ました!
お腹の中のキャンディーは、死んでも取り出せますッ!」
 
キャストの声が、遠く聞こえた・・・・・・・・・・・・。

24ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/05/25(水) 00:35:16
>>23
「……ああ、ぼんやりしていたところに……いい気つけになったぜ」

素手で殴ったのなら若者の手にも血がついているだろう。
その血を『超酸』化しつつ起き上がる。

「俺に触れると火傷するぜ?」

25:2011/05/25(水) 00:43:24
>>24
『ジュゥッ!』
 
肉の焼ける嫌な臭いと共に、若者の悲鳴が響いた。
若者が飛び退くと、『ピンキー』は素早く起き上がる・・・・・・・・・。
ゲスト達は、再び警戒して『ピンキー』から距離を置いていた。
 
「『ピンキー』は、何度でも立ち上がるぞ!」
 
キャストが叫ぶ。

26ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/05/27(金) 00:15:29
>>25
「ここで戦ってもキリがねえな……。
 少なとも包囲されてる状況はキツイ」

鼻血をぬぐい、たぶん一番近いと思われるウエスタンリバー鉄道に向かって走りだす。
距離を置いたということはその分包囲の間隔も広くなっているはず。
捕まえようと接近してくるゲストにはぬぐった鼻血を手を振って飛ばし、『超酸』化して追っ払う。

27:2011/05/27(金) 00:31:21
>>26
走り出した『ピンキー』の後方を、ゲスト達が追って来る。
距離を詰めて来る追っ手に鼻血を飛ばしながら、何とか『ウエスタンリバー鉄道』の
ステーションへ辿り着いた『ピンキー』は、そのまま列車の中へと駆け込んだ。
 
『ピィ━━━━━━━━ッ!』
 
直後、けたたましい警笛と共に、列車が動き出す・・・・・・・・・・・。
 
 
『ウエスタンリバー鉄道』
 
蒸気機関車で行く荒野の旅。
白い煙を吐きながら進む蒸気機関車に乗って、のどかな旅をしよう!
密林から姿をあらわす愛らしい動物達、蒸気船や筏が行き来するアメリカ河。
赤茶色の岩山を越えたら、なんと恐竜達の住む太古の世界へとタイムスリップ!
路線は、アドベンチャーランド→クリッターカントリー→ウエスタンランドを巡る環状コース。

28ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/05/28(土) 21:33:43
>>27
「……勝手に乗り込んだが、職員は特に止める気は無いのか……?」

ティッシュで血を拭いつつ、近くのキャストやゲストの行動を確認する。

29:2011/05/28(土) 22:45:18
>>28
『ウエスタンリバー鉄道』は、アトラクションとしては忠実に蒸気機関車の内装を
再現しているらしく、本物のそれに乗っている様な迫力があった。
『ピンキー』以外のゲストは、子連れの親子3人と若いカップルが2組。
キャストの姿は無く、ゲスト達は移り変わる風景を静かに楽しむ趣向らしい。
 
「ケケケ・・・・・」
 
ふと、『ピンキー』の斜め後ろの辺りの座席から、小さな笑い声が聞こえて来た。
咄嗟に顔を向けると、黄色い塊が蠢いている。
塊は、走行中の列車の通路に転がる様に飛び出すと、フラフラと歩き出した。
真っ赤なシャツを着た黄色い生き物・・・・・・・・・・・・ズボンは穿いておらず、小脇には
汚らしい小さな壷を抱えている。

30ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/05/29(日) 22:48:05
>>29
プーさんはそんな笑い方しない。

「ん……?
 なんでこんなところにいるんだ?
 世界観が違うと思うが」

プーさんの後を追う。
途中、プーさんがいたと思われる座席を確認しておく。

プーさんは中に人が入っていそうな大きさか?

31:2011/05/30(月) 01:35:00
>>30
黄色い生き物は、5等身で成人男性ほどの背丈だった。
 
「プーさんだ・・・・」
 
『ピンキー』の2つ後方の座席に座っていた子供が、声を上げる。
『プーさん』と呼ばれた生き物は、親子の座席の横で立ち止まると、
子供に小さく手を振った。
 
「プーさん、プーさん!」
 
車内に子供の歓声が響く中、他のゲスト達は『プーさん』の動向を
微笑まし気に見守っている。
『プーさん』の座っていた座席は、『プーさん』の横を通り抜けて
行かなければ確認出来ない。

32ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/01(水) 21:50:20
>>31
「すいません……ちょっと失礼」

プーさんの側を通り抜けて座席を確認。
また、通り抜けるときにプーさんがピンキーに対して何らかのアクションを起こしたりしないか観察する。

ゲストたちはピンキーに対して全く関心を向けていないのだろうか?
捕まえようとはせずとも、イベントの関連キャラとしてチラチラ見たりとか。

33:2011/06/02(木) 00:50:41
>>32
『ピチャ・・・ペチャ』
 
『ピンキー』が横切ると、家族が『プーさん』の差し出した手に顔を寄せて、
何かを舐めている様子が垣間見えた。
『プーさん』と3人の家族は、通り過ぎる『ピンキー』を目で追っていたが、
それ以上は何かして来る事も無く、『ピンキー』は座席に辿り着く。
 
『ドドドドドドドドド』
 
『プーさん』の座っていたらしい座席には、1匹の『豚』が横たわっていた。

34ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/02(木) 21:01:41
>>33
(な、何か舐めてる……はちみつとか?)

「ってうわっ、豚ァ!?」

豚は起きているか?
というか豚が横たわっていたら座るスペースが無い気がするが、小柄なのだろうか?

35:2011/06/02(木) 21:22:35
>>34
豚は、赤とピンクのストライプ柄の服を着ており、赤ん坊程のサイズだった。
横たわった豚が動く気配は無く、虚ろな目で車窓を見つめている。
 
『チッチッチッチッ』

36ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/03(金) 22:44:17
>>35
「こいつもディズニーキャラクターだっけ……。
 でも本物の豚ってのはありえねえだろ。
 ……何の音だ?」

ピグレット? とプーさんを一応警戒しつつ、音の発生源を確認する。

37:2011/06/05(日) 03:41:33
>>36
耳を澄ませた君は、豚から聞こえる『奇妙な音』に気付いた。
よく見ると、豚の口の中には、銀色の『懐中時計』が1つ入っている。
 
『チッチッチッチッ』
 
「『ピンキー』。」
 
不意に名を呼ばれ、君は咄嗟に顔を向けた。
振り向くと、同じ車両にいた若いカップルの2人が、君の方へと近付いて来る。
『プーさん』は、車両の奥へと歩いて行く・・・・・・・・・・・・・・。
 
「『ピンキー』・・・・・・写真撮っていい?」
 
そう言ったカップルの女性の手には、デジタルカメラが握られていた。

38ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/07(火) 23:44:44
>>37
「悪いけどまた今度ね。
 今は休憩時間なんだ」

血を拭ったティッシュ(>>28)を持ちつつ豚の口の中に手を突っ込み、懐中時計を取り出したい。
もし噛み付いてくるようなら口内にティッシュを落とし、血を超酸化する。
取り出せたら懐中時計に変わったところがないか(ついでにカップルの様子もチラリと)確認しつつプーさんを追いかけたい。

39:2011/06/08(水) 01:53:52
>>38
ぐったりとした豚の口から懐中時計を取り出すと、カップルは怪訝な顔をして
自主的に『ピンキー』から離れて行く。
懐中時計は、裏に『ミッキーマウス』のシルエットが刻印された銀色の時計で、
時刻は大きくズレている様だった。
『プーさん』の姿は、すでに車両には見当たらない。

40ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/10(金) 19:28:22
>>39
「奥へ行ったな……。
 ただふらふら動いているだけか、目的地があるのか……」

ティッシュをちぎり、ピグレットの服にそっと挟んでおく。
汽車は何両編成だったか思い出しつつプーさんを追いかけて前(後ろ?)の車両へ移動する。
移動中、懐中時計が何時を指しているか確認しておく。
時間がズレているだけで動いてはいる?

41:2011/06/10(金) 20:08:32
>>40
編成車両の数は、思い出せない。
懐中時計は、6時頃を指し示しており、秒針は刻々と動いていた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
 
移動した後部車両に、乗客の姿は見当たらない・・・・・・・・・・・・・・。
通路の中程には、『プーさん』らしきものが転がっていた。
 
「クズ野郎・・・・・」
 
ふと、『プーさん』のいる辺りの座席から、甲高い声が聞こえて来る。
 
「前から思っていたが・・・・・・・こいつ、『薬中』だったんじゃあないか?
指も無いし、目もイッてよなァ〜・・・・・・・」

42ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/14(火) 21:19:55
>>41
「なぜ客がいない?
 スタッフ専用ルームというわけでも無いと思うが……ん?」

(こ、この『甲高い声』は……まさか……)

プーさんが動く様子は無い?
念のためその場で状況を確認する。

プーさんの手を見て>>33で舐めていたのが何か確認しておきたい。

43:2011/06/16(木) 02:44:04
>>42
『プーさん』は、豚の死骸の様にピクリとも動かなかった。
その手には、特に何も持っていない・・・・・・・・・・・・。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
君は、座席のシートから黒い円形の物体が2つ突き出している事に気付いた。
続いて、手袋をはめた手が『プーさん』に伸びる。
手は、『プーさん』の服を探ると、静かに戻って行った。
 
「どこかに隠したのか?
俺の『時計』を・・・・・・・・・許さねェェ〜〜〜・・・・・・・」
 
甲高い声と共に、再び手が座席シートから突き出す。
その手には、拳銃らしきものが握れていた。

44ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/19(日) 00:22:55
>>43
(……時計だと?
 おそらく『コレ』だよな。
 しかし拳銃……客の姿のないここで二人っきりってのはヤバイんじゃないか?
 ……客の前では猫被る、はずだ)

わざと足音を立てて前の車両へ戻る。
戻る最中に時計の裏に薄く唾をつけておきたい。
むろん、乗客などに悟られないようこっそりと。

拳銃から硝煙はあがっていたか?
また、発砲音らしきものは聞いていないだろうか?

45:2011/06/19(日) 02:05:18
>>44
踵を返して前の車両に戻った君の背後で、乾いた銃声が一度だけ響いた。
戻った車両には、先程のゲスト達が残っており、その視線が君に集中する。
 
「『ミッキー』!」
 
最初にそう叫んだのは、子供だった。
振り向くと、後部車両から見覚えのあるシルエットが進入して来る。
赤いズボンに白い手袋をして、身体は黒く、頭部には大きな円形の耳が2つ。
突き出した鼻先には、黒光りした鼻がヒクついており、その目は暗く虚ろだった。
その手には、まだ微かに硝煙の立ち昇った拳銃が握られている。

46ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/24(金) 21:07:10
>>45
「……おう……機嫌悪そうだな」

(拳銃しまえよッ)

懐中時計は自身の体でミッキーからの死角に隠しつつ、ピグレットのいた場所まで戻りたい。

汽車はいまどのあたりを走っている?

47:2011/06/25(土) 01:09:33
>>46
『ピンキー』が通路を歩き出すと、その横を子供が走り抜けて行った。
窓の外には、岩石砂漠が広がっており、馬に乗った一団が遠くを走っているのが見える。
 
「『ピンキー』、写真撮らせて・・・・・・・・」
 
ふと、座席に座っていた若いカップルの女性が、声を掛けて来た。
 
『パンッ!』
 
その直後、背後で銃声が響く・・・・・・・・・・・・・・。
振り向くと、『ミッキー』が足元に倒れた子供を踏み越え、近付いて来る所だった。

48ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/06/28(火) 20:39:20
>>47
「……おい、おいおいおい、おい。
 いきなり何してんだお前……!」

ピグレットはどこにいるだろうか?
1〜2座席分くらい離れた位置なら急いでそこへ身を隠したい。
遠そうなら近くの座席へ。
指先の皮を噛みちぎり、血を出しておく。

49:2011/06/28(火) 21:26:27
>>48
「『洋人』!!」
 
『ピンキー』が横の座席に逃げ込んだ直後、子供の母親の叫び声が車内に響く。
『ピンキー』の方へ近付いて来る『ミッキー』の脇を駆け抜け、母親と父親が子供の
元へ走って行くのが見えた・・・・・・・・・・。
 
『パン、パンッ!』
 
不意に、今度は2度続けて銃声が響く。
他の乗客達も異変に気付き始めたらしく、ザワめきが車内に広がり始めた。

50ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/07/06(水) 20:49:24
>>49
(ミッキー、というかとりあえず拳銃をなんとかしないとまずい。
 やつの目的はこの時計……人質代わりになるか)

時計を手に持ち、通路に突き出す。
腕以外は座席に隠れるようにしておく。

「おい、おめーの目的のブツはここにある。
 あるから、とりあえず拳銃を捨てろ。
 捨てないと……『こう』なる」

指先の血を床に垂らし、『超酸』に変えてみせる。

拳銃はリボルバーとオートマチック、どちらだろうか?

51:2011/07/07(木) 01:17:44
>>50
『ジュウッ・・・・』
 
『ピンキー』の指先から滴り落ちた血は、床を焼き焦がし、小さな穴を空けた。
 
『バシィッ!』
 
不意に、向かい側の座席に座っていた若いカップルの女性が、通路に突き出した
懐中時計を素早く奪い取る。
 
「やったわ!
何か知らないけど、『ピンキー』の宝物を・・・・・・・」
 
『パン!』
 
女性の声が、銃声で途切れた。
通路に躍り出る様に倒れた女性を、男性の方が慌てた様子で抱き起こそうとする。
だが、再び銃声が響き、男性も通路に崩れ落ちた・・・・・・・・・・・・・・・。
 
「皆殺しだ・・・・・・・・・・どいつもこいつも、ナメやがって。」
 
『ミッキー』の呟く声が、車内に響く。

52ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/07/11(月) 00:05:51
>>51
「おま……何やってんだバカかッ」

(く、だがこれで5発……プーさんに対して最低2発撃っているとして7発。
 この調子で弾切れになってくれれば……)

懐中時計はすぐに(全身を出さずに)拾えそうであれば拾っておきたい。
無理なら放っておく。
ミッキーの足音を聞いてその場を移動しているかどうか確認。

どこかの座席にジュースとか置いてあったりしないだろうか?

53:2011/07/13(水) 02:43:32
>>52
『ピンキー』は、運良く近くに落ちた懐中時計を拾うと、通路を進む『ミッキー』の
足音を確認した・・・・・・・・・・・・・・。
通路を挟んで、カップルが座っていた座席には、ペットボトルの茶や水が入っている
エコバッグが残されている。
 
「『ピンキー』ィィィ〜〜〜〜〜・・・・・」
 
『ミッキー』の声が、先より近くで聞こえた。

54ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/07/19(火) 20:52:38
>>53
「何だァ?
 用があるなら口で言えよ?」

いつでも立ち上がれるようにしつつ、ミッキーが2〜3mの距離まで近づくまでその場でじっと待つ。

撃たれていないゲストはどれくらいいる?

55:2011/07/21(木) 01:22:53
>>54
撃たれていないゲストは、若いカップルがいるはずだった。
だが、『ピンキー』の位置から2人の安否を確認する事は出来ない。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
『ミッキー』からの返事は無く、足音だけが近付いて来る。
足音は、2〜3メートルの距離にまで近付いて来た所で、ピタリと止まった。

56ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/07/25(月) 21:19:43
>>55
(足を止めた……俺の反撃を警戒している?
 拳銃で戦うならある程度の距離を取るのは当然とも言えるが……どうする)

「……さっきも言ったけどよォ〜〜。
 妙な真似したらお前の大切な時計が『ドロリ』だぜ」

言い終えたら時計を口に咥え、靴を脱ぐ。
また、髪の毛を数本抜いておく。

57:2011/07/26(火) 01:34:28
>>56
懐中時計を咥えた『ビンキー』は、靴を脱ぎ、おどけた仕草で自分の髪の毛を抜き始める。
 
『キィィイ〜〜〜・・・・・・・・・・ッ!!』
 
突然、鉄の擦れ合う音が外から響き、列車が急停車した。
体勢を崩した『ピンキー』の口から、懐中時計が零れ落ちる・・・・・・・・・・・・。

58ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/08/01(月) 22:14:49
>>57
「ぐっ……」

(な、急ブレーキ?
 なぜだ……客車にいるミッキーに列車を止める術など無いはず……ッ!?)

ピグレットの口内にある、ティッシュで拭った血を超酸化。
(ミッキーからすれば)ピグレットが突然悲鳴を上げるはずで、一瞬でもそちらに気を取られた隙に反対側の座席へ移動したい。
移動する際にミッキーの姿を確認、もしこちらに銃口を向けているようなら靴を投げつけて狙いを逸らしたい。

落ちた時計は拾うか軽く蹴って反対側の座席へ持って行きたいが、無理そうなら落ちた場所を確認するだけに留める。

59:2011/08/01(月) 23:01:20
>>58
『ピンキー』の思惑とは裏腹に、いつまで経っても『悲鳴』は聞こえない。
代わりに、『ミッキー』の声が響いた。
 
「出て来い、『ピンキー』ッ!!
射殺してやる!!
お前の家族と同じ様になァ━━━━━━━━━━━ッ!!」
 
『ドドドドドドドドドドドドド』
 
ふと、通路に倒れた女性のハンドバッグから、小冊子の様なものが半分開いたまま覗いていた。
カラフルなイラストで、どこか見覚えのあるキャラクター達が紹介されている。
 
『〜ピンキーズ・ファミリー〜
キャンディーの詰まった皮袋のピンキーは、4人家族!
お父さんのピンキーダディとお母さんのピンキーママは、戦後のドサクサに結婚。
米軍の撒いたガムやキャンディーを集めて、ピンキーとポンキーを作ったよ。
お父さんとお母さんは、『ファンタジアン(1941年)』でミッキーに銃殺されてしまい、
ポンキーも剥製にされちゃった。』
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

60ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/08/10(水) 00:08:46
>>59
「……あっ、そーか分かった!
 『人違い』だ!
 だって俺にポンキーなんて兄弟はいないからな……同名の別人さ。
 お前の宿敵はどっか別のところにいるよ、だから俺を撃つんじゃねー。
 OK?」

(おいおいおいおい、ピグレットはどこ行った?
 それにこのキャラ紹介……。
 どんどん状況が狂っていってねーか?
 このまま俺の存在がディズニーに組み込まれていくのはヤバイ!
 列車が止まったのは……ミッキーから逃げ出すチャンスと見るべきなのか……ッ!?
 やつも俺を警戒しているのか座席を回りこんでこねえ)

一度その場から外の景色を確認後、隣の座席へ飛び込むようにして移る。
移動の際に抜いた髪の毛を超酸化しつつミッキーに向けてふりかけておきたい。
至近距離である以上、銃撃を1〜2発程度食らってしまうのは覚悟しておく。

61:2011/08/10(水) 00:56:56
>>60
窓の外を覗くと、緑の木々が鬱蒼と繁っているのが見えた。
 
「キャンディーをブチ撒けろッ!」
 
『ピンキー』が座席から乗り出すと同時に、『ミッキー』が叫ぶ。
車内に銃声が響くのと、『ピンキー』が抜いた髪の毛を飛ばすのとは、ほぼ同時だった。
 
『ジュワッ』
 
「VAAAAAAAAA!!」
 
『ミッキー』の悲鳴を背に隣の座席へ移った『ピンキー』は、脇腹に鋭い痛みを感じる。
 
『コロォ━━━━・・・・・ン』
 
ふと、傍らに何かが落ちた。
脇腹の傷から零れた『それ』は、宝石の様に赤い球形の『キャンディー』だった。

62ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/08/11(木) 00:52:15
>>61
「こ、れは……まさか……俺の」

キャンディーを手に取って大きさや硬さを確認する。
また、自分の手にかからないように一部分を超酸化してみる。
『ピンキーの血』なら、超酸化できるはずだ。

(ミッキーのやつ、超酸を受けて痛みを感じるってことは……『着ぐるみ』じゃねえ……ッ!
 現実がおかしくなったというより、そもそも『現実ではない』?)

キャンディーを一通り確認したら口の中に含み(飲み込んだり噛み砕いたりはしない)、
水の入ったペットボトル(>>53)を拾っておく。
懐中時計はどこにある?

63:2011/08/11(木) 01:38:21
>>62
キャンディーの大きさは、ビー玉程だった。
指先がベトついたが、持った程度で形は崩れない。
『超酸』には、ならなかった・・・・・・・・・・・口に含むと、豚の味がした。
ペットボトルを拾った『ピンキー』は、懐中時計を探したが見当たらない。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
ふと、視線を感じた君は、その先へ咄嗟に顔を向けた。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
通路の反対側の座席を見ると、2匹のシマリスが『ピンキー』を見つめている。
シマリス達は、懐中時計を手にしたまま窓に駆け上った。

64ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/08/23(火) 22:49:23
>>63
「うげえ、不味ッ!
 なんだこの味は……!
 クソ、そんでまた新キャラかよッ!
 その懐中時計は切り札になるかも知れねえってのに……!」

(何故超酸化できない?
 まさかこの体が『俺』じゃなくなってきている……!?)

キャンディーを手に吐き出し、すぐに水を口に含む。

窓は開いているのか?

65:2011/08/24(水) 01:46:36
>>64
吐き出したキャンディーが、列車の床をコロコロと転がる。
車窓は一部が開いており、シマリス達の上った窓は半分程開いていた。
 
「この列車は、爆発するぜ・・・・・・」
 
「本当かよ、『チップ』!」
 
シマリス達の会話が、聞こえた様な気がした。

66ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/08/26(金) 23:27:09
>>65
「……爆発だと?
 いやいやおかしいだろ、爆発する理由がねえ。
 『ディズニーの世界』に入り込んでいる感じだと思っていたが……さすがに展開が唐突すぎる」

ミッキーがいると思われる地点に向かって水を勢い良く吐く。
座席から頭は出さず、放物線を描いて当てる感じで。
そして水に混ざっている唾液を超酸化。

撃たれていない乗客が何か行動を起こしている様子はあるか?

67:2011/08/27(土) 00:50:33
>>66
『ジュゥッ!』
 
『ピンキー』が水を噴くと、肉の焼ける様な臭いが車内に広がった。
残った乗客の動きは、分からない。
 
「3・・・・・2・・・・・」
 
ふと、シマリスの一方がカウントダウンを口ずさみ始める。
 
「やめてくれェ━━━━━━━!!
逃げるんだよ、『チップ』ッ!」
 
もう一方のシマリスが叫んだ。

68ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/01(木) 23:34:35
>>67
「やかましいッ!」

落ちたキャンディーをシマリスに向けて蹴り飛ばす。
蹴った直後にキャンディーについた唾液を超酸化。
その後再び水を口に含んでおく。

「しかし停車中の列車に居残り続けて事態に進展があるとも思えねえ。
 ミッキーが本当にやられたのかは疑問だが……とりあえず出るか」

69:2011/09/02(金) 02:37:38
>>68
『パキィッ!』
 
蹴り飛ばしたキャンディーは、砕けながら床に飛び散った。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
ふと、視線に気付いた『ピンキー』は、『ミッキー』のいる方に顔を向ける。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
『ミッキー』の姿は無く、床には焼け焦げた跡だけが残されていた。
その傍らには、黄色い犬に似た生物が2本足で立っており、だらしなく開けた
口から長い舌を垂らしている・・・・・・・・・・・・・。
首には、『PLUTO』と書かれた首輪を付けていた。
 
「『プルート』だ!」
 
「Yhea!」
 
シマリス達が、興奮気味に叫んだ。

70ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/07(水) 23:49:39
>>69
(……また新キャラかよ。
 ミッキーはどこ行った?)

プルートはスルーして(警戒はしておく)出口か入り口へ向かいたい。
途中、消火器とか鈍器になりそうなものがあれば確保しておく。

71:2011/09/12(月) 01:33:53
>>70
『ピンキー』は、『プルート』のいる方向と反対側のドアから車両を出た。
武器になりそうなものは、見当たらない。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
隣の車両に入ると、通路の中程に黄色いシャツを着た緑色の生物が立っている。
『ピンキー』の方に上半身をクルリと向けた生物の顔は、『鳥』のそれだった。
生物は、両手を『く』の字に曲げ、各々を頭の横に添えると、甲高い声を上げる。
 
「バーカ!」

72ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/12(月) 02:23:14
>>71
「プルートのことをバカと呼ぶのはよせ!」

ジュウシマツ住職に>>68で口に含んでおいた水を吹きかける。

車両に『外へ出るドア』は無いのだろうか?

73:2011/09/12(月) 02:56:19
>>72
『ブプゥッ!』
 
水を吹くと同時に、目の前の生物は軽やかなステップで『ピンキー』と距離を取る。
 
「この『ピンキー』がッ!!」
 
外に出る方法は、2つ・・・・・・・・・・・窓から出るか、各車両の非常ドアから出るしかない。
非常ドアは、丁度『ピンキー』の右横にあった。
 
「おい、『ピンキー』!!」
 
生物が叫ぶ。

74ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/12(月) 23:25:01
>>73
「なにか用か?」

非常ドアを開ける。
開け方が分からなくても近くに説明があるはずだ。

この車両にはピンキーとジュウシマツ住職以外に誰か乗っているか?

75:2011/09/13(火) 00:09:30
>>74
『ピンキー』が返事をすると、生物は両手を『く』の字に曲げ、各々を頭の横に
添えると、甲高い声を上げた。
 
「バーカ!」
 
車両に他の客は見当たらず、他の生物も見当たらない。
『ピンキー』は、非常ドアを勢い良く開いた・・・・・・・・・・・・・。
列車の外には、線路沿いに森が広がっている。

76ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/13(火) 01:02:45
>>75
「はいはい」

周囲を見回し、『園内の森』であるかを確認する。
それと線路は地面に敷かれている?
そうでなければ地面までの高さも確認。

77:2011/09/18(日) 03:56:15
>>76
森は、地面に敷かれた線路に沿って広がっていたが、遠くに城らしき建物の
先端が確認出来る。
耳を澄ませば、園内の喧騒も微かに聞こえて来た。
 
『ヒュン!』
 
ふと、『ピンキー』の足元を擦り抜けて、2つの小さな影が外に飛び出す。
それは、2匹のシマリスだった。
 
「爆発するぞ!」
 
「本当かッ!」
 
口々に叫びながら、シマリス達は森の奥へと姿を消す。

78ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/21(水) 23:10:22
>>77
「城のほうがディズニーランドの中心だよな……」

城に向かって移動しつつ、振り返って列車を確認したい。
車内の様子や、他に車両から出てくる人・キャラがいないかなど。

79:2011/09/22(木) 00:49:10
>>78
森の中へと足を踏み入れながら、君は列車の方を振り返った。
車窓からは、『プルート』や『鳥』が覗いている・・・・・・・・・・・・・・・・・。
出て来る者はおらず、ただ君に向かって中指を立てていた。

80ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/24(土) 20:39:03
>>79
「マスコット集合しすぎだろ……。
 もっと園内全体に散らばれよ」

そもそも何故列車が止まっているのかは見ただけでは分からないだろうか。
線路の先に障害物があるとか。

プルートたちにさよならと手を振って颯爽と森の中へ消える。
目指すは城。

81:2011/09/24(土) 21:06:33
>>80
列車の進行方向を見たが、線路は先へと続いており、障害物は見当たらなかった。
『ピンキー』は、列車の方に手を振ると、森の中へと入って行く。
深い森の中は、しばらく進むと太陽の光すらも遮り、薄暗い緑に包まれた。
 
『ガサッ・・・・』
 
足元には、太い木の根が張り巡らされており、どこにも道は無い。

82ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/25(日) 01:27:00
>>81
「暗すぎないか……?」

一応太陽の位置を覚えておき、まっすぐ歩いていく。
木々の合間から『森の外』は見える?

83:2011/09/26(月) 11:16:46
>>82
空は木々が覆い隠しており、太陽の位置は確認出来ない。
周囲は木々に囲まれており、外の様子は確認出来ない。
ふと、『ピンキー』の鼻先に不快な臭いが漂って来る。
 
『ブッ・・・ブビビ、ブリブリッ・・・・・』
 
歪な音が聞こえて来るのは、数メートル先の草薮の向こうだった。

84ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/27(火) 01:23:30
>>83
「うげ……シマリスどもが糞でもしてんのか?」

回り道をする。

歩きながら木々、というか森の手入れ具合を確認しておく。
園内の森なら地面に人が手入れのために通ったような跡があったりするはずだが。

85:2011/09/27(火) 01:47:23
>>84
森に手入れのされた痕跡は見当たらず、獣道以外の道も無かった。
 
『ブリブリッ・・・』
 
ふと、背後から再び歪な音が響く。
咄嗟に振り向くと、数メートル後方の草薮が微かに揺れていた。

86ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/27(火) 23:52:53
>>85
「……いやいや、なんで『獣道』があるんだよ!?
 園内の森にそんなものがあるわけねえ!
 まずいぞこれは……やはり異空間になってるな」

適当な木に登って現在地を確かめたい。
せめて城が見えるかどうかくらいは。

87:2011/09/28(水) 22:43:01
>>86
近くの木に登り始めると、木の上から何かがポロポロと落ちて来る。
見上げると、2匹のシマリスが枝の上で尻を向けていた。
その肛門からは、断続的にポロポロと茶褐色の固体が零れ落ちている・・・・・・・・。
 
『ポトォ』
 
固体が数粒、見上げた君の口の中に落ちた。

88ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/28(水) 23:51:44
>>87
「木登りなんていつ以来だ……?」

周囲を見回す。
ある程度まで登れば城とかジェットコースターだとかが見えるはずだ。
それと、『アトラクションの音』『それを楽しむ人々の声』などは聞こえるだろうか?

89:2011/09/29(木) 02:52:56
>>88
周囲を見回したが、周囲の光景に大差は無い。
 
『プリ・・・ピチ・・・』
 
耳を澄ますと、下から微かな音が聞こえて来る。
人工的な音は聞こえず、カサカサと木の葉の擦れる音に包まれていた。
いつの間にか、頭から肩に掛けて茶褐色の物体が積もっており、不快な悪臭と
生温かい湯気が立ち昇って来る・・・・・・・・・・・。

90ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/09/29(木) 23:50:16
>>89
「いつ世界が変化した……?
 戻って抜け出せるかは怪しいところだな……」

木から降りて周囲を見回す。
人工物は全く見当たらないだろうか?

91:2011/10/04(火) 01:41:41
>>90
木を下りた『ピンキー』は、森の中を注意深く見回した。
 
『→』
 
ふと、ペンキで黒い矢印の書かれた、小さな板切れが1本の木に打ち付けてある。
矢印の方向に目を凝らすと、その先に同じ様な板切れがあった。
板切れは、その矢印の方向に点々と続いている。

92ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/04(火) 20:33:11
>>91
「あからさまに罠……だよな」

矢印の逆のほうを見る。
『矢印の道』はもっと前から続いているのか、それともここがスタート地点なのか。

93:2011/10/04(火) 22:55:35
>>92
矢印の逆方向に目を凝らすと、遠くの木の幹にある『突起』に気付く。
それは、1本の太い釘だった。

94ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/04(火) 23:26:04
>>93
「釘……?
 呪いのわら人形とかそういうアレを連想するが……」

釘の刺さった木に向かう。
移動中、一応足元に注意しておく。

95:2011/10/07(金) 19:46:56
>>94
釘の刺さった木の近くまで行くと、木の根元に落ちている板切れに気付く。
板には、黒ペンキで矢印が書かれていた。

96ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/07(金) 21:37:09
>>95
「あそこがスタート地点じゃないらしいな」

釘を抜きつつ周囲を見回す。
相変わらず矢印しか見当たらないようなら、しょうがないので矢印にそって進む。

97:2011/10/09(日) 02:18:54
>>96
『ピンキー』は、矢印の逆方向を進む形で、森に点々と設置された板切れを辿って行った。
 
しばらく進むと、次第に人々の喧騒や明るい音楽が聞こえて来る・・・・・・・・・・・・。
突然、前方の木々が途切れ、森から出た。
目の前には、何層にも隆起した小高い丘が横たわり、そこにポツポツと木造の建物が並ぶ
のどかな光景が広がっている。
丘の下には、舗装された歩道が伸びており、数人のキャスターやゲストが徘徊していた。
 
 
『クリッターカントリー』ッ!
アメリカ河の畔に存在する、赤土の山。
数多くの小動物が生息しており、ゲストの荷物や身体の穴に侵入して来ます。
又、カヌーで探検したり、密造酒を作ろうとする知的な一面も・・・・・・・。
醸造に失敗し、水浸しになった山は『スプラッシュ・マウンテン』。
商売上手な彼らは、山をアトラクションに変えて、薄汚い人間達から搾取します。

98ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/09(日) 10:52:01
>>97
「あのイベントはまだ続いているのか……?」

周囲の人々を確認、ピンキーに対して何か反応はあるか?

99:2011/10/10(月) 00:59:43
>>98
周囲の人々は、『ピンキー』の存在に気付くと、不快な顔で避ける様に遠ざかって行く。
 
「おい、『ピンキー』!」
 
不意に、1人のキャストが血相を変えて近付いて来た。
 
「何やってるんだ、こんな所で・・・・・・・・糞塗れじゃないかッ!」

100ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/11(火) 22:04:04
>>99
「やってるんじゃない、やられたんだ。
 なあ……ミッキーとプーさんって仲悪いのか?
 それと俺、ミッキーに嫌われるようなことしたかな?」

ウエスタンリバー鉄道の運行状況は今いる場所から確認できるだろうか?

101:2011/10/13(木) 00:20:17
>>100
『パンッ!』
 
答えた直後、キャストの平手が『ピンキー』の右頬に命中した。
『ピンキー』は、強い衝撃に足をフラつかせながら、倒れない様に踏ん張る・・・・・・・・・・・・・・。
ポロポロと足元にキャンディーが零れたが、気にしている余裕は無かった。
 
「どうしたんだ、『ピンキー』。
ちゃんと喋らないとダメだろ・・・・・・・・・・・話し方が、普通じゃあないか。」
 
朦朧とした意識の中、キャストの声が聞こえる。
 
「ホラ、早く河で糞を洗い落として来い。」
 
キャストは、おぼつかない足取りの『ピンキー』を、アメリカ河の方へ勢い良く突き飛ばした。
姿勢のバランスを取りながら、『ピンキー』は河辺へフラフラと近付いて行く。

102ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/13(木) 00:37:04
>>101
「怪我してんだよ……医務室行かせてくれ」

傷口を抑えつつキャストに告げる。
キャストがさらに突き飛ばそうとしてくるなら避ける。

103:2011/10/13(木) 02:35:16
>>102
『ゴッ』
 
不意に、キャストの投げた石が『ピンキー』の右肩に命中する。
 
「早く『河』に入れ、糞野郎。
此処は、ファンタジーなんだよ・・・・・・誰も糞なんてしないし、糞塗れにもならない。
怪我だって、すぐに治る。
医務室は、人間の為にあるんだ。
『お前等』は、傷を舐めたり、洗っていれば自然に治るからな・・・・・・・・・。」
 
『ドドドドドドド』
 
「『ミッキー』と『プーさん』が、お前を探してるらしい。
お前の肛門からキャンディーを抜き取って、代わりに『どこかのオッサン』を
入れると言っていたぞ。
そうなったら、お前は『ピンキー』って呼べばいいのかな。
オッサンになるのかな。」

104ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/13(木) 23:36:15
>>103
「なぁ……お前、どっから石を持ちだした?
 森の中ならともかく、こんなところに落ちてるわけねえだろう。
 それとも何か?
 従業員連中は園内の掃除もろくにできねえクズ揃いってことか?」

足元に落ちたであろう石を拾う。
『石を投げる距離』である以上、即座に殴る蹴るの暴行を受ける心配はない。
それと周囲の様子を確認、特に人々がピンキー達に対して何らかのリアクションを見せているかどうか。

105:2011/10/15(土) 00:41:54
>>104
「よォ、『ピンキー』。」
 
拾い上げた石が喋った。
よく見ると、石の表面の凹凸が人間の顔を形作っており、ニヤニヤと薄ら笑いを
浮かべている・・・・・・・・・・・・・。
周囲を見回すと、ゲストの中にはチラチラとこちらを見ている者もいた。
だが、立ち止まったり、近付いて来る者は見当たらなかった。
 
「糞が付いてるぞ。」
 
石が、その口を滑らかに動かして言った。

106ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/17(月) 21:35:36
>>105
「なあ、キャスト用の通路とかってどっから入れるか知らねえ?」

石に尋ねる。

107:2011/10/17(月) 23:58:23
>>106
「知ってるさ。」
 
石が答える。
 
「でも、教えたくないな・・・・・・」
 
そして、付け加える様に言った。

108ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/18(火) 20:44:22
>>107
石をキャストに向かって投げつける。

109:2011/10/19(水) 00:11:17
>>108
『ヒュン!』
 
石を投げると、キャストは軽やかなステップでそれを避けた。
 
「ヘイ、『ピンキー』ッ!
本当にどうしたんだ・・・・・・・・?
反抗するなんて、お前らしくないぞ。」
 
そう言いながら、キャストは携帯電話らしきものを取り出し、話し始める。
 
「もしもし・・・・・・・・ああ、此処にいる・・・・・・・・
妙に反抗的だ・・・・・・・・・・・やはり、『入れる』しかないらしい・・・・・・・・・」

110ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/10/21(金) 22:52:12
>>109
「ああ?
 入れるってなんだよ」

キャストに近づく。

111:2011/10/22(土) 00:30:47
>>109
キャストの方へ歩み寄った『ピンキー』は、その後方に見覚えのある影を見つける。
1つは、『ミッキー』。
もう1つは、『プーさん』だった。
両者の間には、小太りの中年男性が1人並んでいる・・・・・・・・・・・。
 
「『入る』のは、『彼』だ。」
 
キャストが言った。
直後、『ミッキー』と『プーさん』が一直線に『ピンキー』の方へ駆け出す。
 
『ドドドドドドドドドドドドドド』

112ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/11/17(木) 19:45:48
>>111
「なあお前……ファンタジーやメルヘンって知ってるか。
 知らなけりゃ辞書で引いてみろよ」

腕を振りつつ爪の先を超酸化し、キャストの右半身あたりに向けて跳ばす。
同時にキャストへ向かって走りだす。
キャストがピンキーの能力を知っているなら超酸を避けようとするだろう。
超酸は右半身に向かって飛んできているのだから『右』は無い。
そして『後ろ』はミッキーとプーさん(と中年男性)が邪魔になる。
ピンキーから距離を取ろうとしている以上、『前』も消える。
つまり『左』(ピンキーから見て右)に避けることは予想でき、そこを捕らえる。

ミッキーとプーさんに負傷した様子はあるか?

113:2011/11/18(金) 00:51:59
>>112
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
 
『ピンキー』の攻撃に、キャストが『左』へと移動する。
動きを予測した『ピンキー』が飛び掛ると、キャストも『ピンキー』に抱き付いた。
 
「今だ、お前らッ!」
 
キャストの声と同時に、その後方にいた2体と1人が一気に飛び込んで来る。
『ミッキー』と『プーさん』に目立った傷は無く、中年男性も元気そうだった。
 
『ガシィッ!』
 
2体が左右から『ピンキー』に圧し掛かると、中年男性が素早く後方に回り込む。

114ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/11/20(日) 01:07:39
>>113
「ああ、『今』だ」

拘束された瞬間、その部位の体表を超酸化。
キャスト、ミッキー、プーさんに同時にダメージを与える。
ピンキー自身も痛いが、自分でやるのだから覚悟する暇はある。
拘束が外れたら後ろにいる中年男性に肘鉄を食らわせる。
こちらもピンキーが自由に動けるのは想定外のはずで、一瞬戸惑って隙ができるはずだ。
邪魔者がいなくなったらすぐキャストの首に後ろから手を回す。

「お前ら動くな。
 動くとこいつの首が大変なことになる」

(客が負傷してもこいつらは止めねえ。
 そしてキャラクターたちはなんか知らんが対立設定? があって、当たり前のように攻撃してくる。
 ならば、この状況で『人質』となりうるのはこいつしかいねえ!)

115:2011/11/20(日) 04:14:55
>>114
『ドジュウゥゥッ!!』
 
「うッぎゃア━━━━━━━━━━ッ!!」
 
肉の焦げる嫌な匂いと共に、キャストや『ピンキー』『ミッキー』『プーさん』が悲鳴を上げた。
超酸が体表を焼きながら、ジワジワと皮下組織へと染み込む様に破壊して行く。
キャストが弾かれる様に離れたのに対し、『ミッキー』と『プーさん』は拘束を緩めない。
 
「熱いよ、もうダメだ・・・・・・」
 
「頑張るんだ、『プー』!」
 
互いを励まし合いながら、2体の手足は焼け焦げて行く。
その声を掻き消す様に、『ピンキー』が大きな悲鳴を上げた・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
「ギャアアァァァッ!!!」
 
突然、肛門に激痛が走る。
後方の中年男性は、水泳選手がプールへ飛び込む様に両手を伸ばし、その先端から『ピンキー』の
肛門へと侵入し始めていた。

116ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/12/06(火) 22:23:15
>>115
男の顎をカカトで蹴り上げる。
位置関係的に可能なはずだ。
さらにミッキーの瞳に向かって唾を吐き、超酸化。
デフォルメによって大きい瞳は『狙いやすい』。

117:2011/12/07(水) 04:47:34
>>116
『メキメキッ・・・・』
 
肛門が大きく広がり、異物が腸内にまで達そうとしているのを感じた。
踵を打ち付けたが、拘束された体勢なので大きなダメージは与えられない。
 
『ボゴォ!』
 
『ミッキー』に顔を向けようとした『ピンキー』の頭部を、キャストが横から蹴った。
唾と共に口から飛び散った血飛沫が、目の前の地面を焦がす・・・・・・・・・・・・。
自身の身体を焼きながら、『ピンキー』は肛門の激痛と共に意識を失いつつあった。
口の中には、血の味と共に覚えのある味が広がる。

118ピンキー『ビッグ・ピンピン』:2011/12/11(日) 22:30:53
>>117
「ぐ、くそっ……ん?」

脇腹を撃たれた時、血はキャンディーの形で体外にあふれた。
そしてキャンディーは『豚の味』がして『血の味』はしなかった。

(おかしい……戻っている、のかは分からないが、『変化』が起きているのは確かだ)

首を後ろに振って髪の毛を超酸化。
後ろにいる男に浴びせかける。
ケツから侵入しようとしているとはいえ、『真下』ではないはず。
そして体表が超酸によって溶けていることを利用して滑るように抜け出したい。

『覚えのある味』はどんな味だ?


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