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ARS総合....166337580

1フォルスカーター ◆xfhTk4Pgy6:2012/05/03(木) 12:14:13
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ARS総合来ました(。・ω・。)

13新手のバスコーンかッ!?:2012/06/13(水) 13:03:59
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344 名前:『OE−BI』 投稿日: 2005/04/20(日) 02:23
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『ズドォォオンッ!』

『敵スタンド』が、拳を地面に打ち込んだ。
途端に『大鳳』の足がぬかるむ━━━━━━━━━━

「ギギギ・・・・・・・
 俺ノ『能力』ハ『地面ヲ糞化サセル』・・・・・・・」

「なんだと!?」

「糞ノ海ニ『沈ミナ』ッ!」

「うおおおおぉぉぉぉ・・・・・・!」

『シュゴォォッ』

地面が容赦なく身体を沈めていき、
やがて排水溝にも似た音が響くと、『大鳳』は地面の内側へと姿を消した。
その様子を見つめながら、『スタンド』は満足そうな表情を浮かべる。

「サテ・・・・・次ハドイツヲ・・・・・・」

『ゾゾ・・・』

「・・・・・・・・・?」

奇妙な音に反応し、『スタンド』の表情が曇る。
違和感に気付いたのは、その直後だった。

「コッ・・・・・コレハ・・・・!」

何時の間にか『地面の水位』が下がっていることに気づく。
先程まで胸程の高さだった水面は、腰の位置にまで降りてきていた。

「バッ、バカナッ・・・・・。
糞ノ海ガ、『減ッテイル』・・・・・・・ハッ!?」


『ドドドドドドドドドド・・・・・・・』

ふいに地面が隆起すると、そこから『人型の輪郭』が現れる。
その正体が『大鳳』だと察するのに、そう時間はかからなかった。
芽生えた感情が『恐怖』だと理解するのにも・・・・・。

『ズゾゾゾゾ・・・・』

口元を細めながら『大凰』は何かを吸い上げていた。
それとともに、地面は見る見るうちに体積を減らしていく。
『啜られていた』。

「ヤ、ヤメロォォォオオオオオ!」

『ズゾゾンッ』

14新手のバスコーンかッ!?:2012/07/20(金) 13:33:41
あるところに『大鵬祐一郎』という男が徘徊してました。
彼は特に力もちではありませんが大鵬流の伝承者でした。
ある日隣の村へ行くと『梅』という外見だけ美しい娘がいました。
祐一郎は、知的好奇心と人体の関節の限界点を探るべく、梅に話しかけましたが、
梅は梅で詐欺師の一族であるため、彼を罠にハメるべく近付きました。
遠目から見れば二人は仲良くなりましたが、裏では隙の探り合いが続きます。
ある日、梅は大鵬の全財産を巻き上げるために結婚を提案します。
先手を取られた大鵬は、親の反対を丁稚上げ、駈け落ちの旅を落とし所にします。
その日から二人は一睡もできぬ、食うか食われるかの日々が始まりました。

旅に出た二人が山をのぼってる途中、『山賊』に襲われました。
これは梅の仕掛けの一つでありましたが、梅の一切を疑う大鵬にはお見通しでした。
彼は大鵬流奥義『四方膳』を駆使すると、無様な負けをあえて演出します。
他人が見れば、彼は刀を持ってなかった故に負けたように見えますが、
彼が本気を出せば素手で人を解体できるため、山賊はその場で17個の肉塊となり、鍋にされてました。
山賊は大鵬の身包みを剥ぎましたが、大鵬は特に気にしませんでした。
梅は、山賊のかしらに何やら命じると、狂言誘拐を演出し、身代金300両を提示させました。
大鵬は、その様子を見ながら歪んだ笑みを密かに浮かべ、やがて山賊達と梅が居なくなるや、
獣のような雄叫びをあげ、全裸で山を駆け下り、その勢いでふもとの人間である『馬養い』を厠で惨殺……
『馬養い』だった男は、顔の皮を剥ぎ取られ、肥溜めの中でその生涯を閉じてしまいます。
その日から大鵬は、『馬養い』となりました。村の最期が始まりました。

『三週間』の地獄の後、屋敷や村から元気な人間の姿は見えなくなりました。
大鵬は……すでに人と呼べるのでしょうか?わかりませんでした。
全てを手に入れた彼は、梅を罠にかけるべく、300両を手に手紙を出します。
『山賊のかしらへ。このお金を譲ります。梅を返しください。明日お伺いします。』
大鵬的には手紙の内容は完璧でした。
ですが、大鵬は山賊のすみかがどこにあるのか知りませんでした。

そこで、屋敷の地下室でギリギリ生かしておいた、村一番の物知り老人に質問します。
「死なせて欲しいですか?山賊の住処を教えてください。」
老人は発狂寸前でしたが、安堵感から意識をはっきりさせ、1000%しゃべりました。
大鵬はその情報に満足すると、老人には触れずに地下の扉を閉め、以後そこには行ってません。
余談ですが三年後、村が復興した時にある仲良し家族の息子が地下室を開けてしまいます。

一方、山賊の住処の近所にある『朽ち果てた神社』で、大鵬は『神』と対峙してました。
『神』はこの界隈を支配する山の主で、『二十三夜』と名乗ってました。
山賊はここから少し離れた場所に住居を構えており、この神は全くの無関係でしたが、
名前が数字であることを不愉快に思った大鵬は、『二十三夜』を拷問の実験台にしました。
「コレは本当に神なのかァァ?神様なら壊れるはずないよなァァアア!?」
壊れました。
大鵬はキリスト教だったので特に気にしませんでした。

色んなイベントをクリアしつつ、ついに山賊の住処に辿りついた大鵬は、
門番である二人の大男を『おにぎり』にすると、同じ門番の犬に与えました。
入口から堂々と侵入した大鵬ですが、その姿は血塗れで面影はありません。全部返り血でした。
その格好のまま梅に会うと、梅は己の人生で過去最大となる叫び声をあげ、心不全で亡くなりました。
その直後、すぐに山賊のかしらが帰ってきました。
「血、血のにおいがするぞ、だ、誰かいるのか!?」「か、かしら……あ、あれ」
暗闇に浮かぶ眼光と三日月型に裂けた口、そして裸足の足からはペチャペチャと湿った血の足音……
大鵬が現れると、山賊達は一切の考えを放棄し、人生を諦めました。
「戦って生き残った一人に300両あげます」
大鵬の命令が出ると、山賊達は無我夢中で殺し合いを始めました。
激戦の末、生き延びたのは山賊のおかしらでした。
結論から言うと、大鵬は約束を守りました。
彼は生きたままおかしらの身体に300両を詰め込んだのです。
300枚全部が体内に埋まりきるまで、おかしらはまだ動いてました。

住処から出ると、大鵬は全裸になりました。
そして、急に暖が取りたくなったため、山に火を放ちました。
これによって二十三夜様の痕跡はこの世から完全に消失しました。
ひさびさに楽しんだ大鵬は、次の偽名をアロタと決めると、
北陸地方に向けて旅立ちました。次は貴方の村かもしれませんね。

終わりじゃ・・・・。


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