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ファルコムエロパロ避難所&代行スレッド

3名無しさんが妄想します:2011/01/08(土) 00:32:40
***

「おお?」
「これは…。」
「ぴかぴかー。」

ロイドとキーア、ランディの三人は、たまたま同じ時間に起き合わせ、一緒に一階へと降りてきていた。
はじめは日光による錯覚かと思ったが、よくよく見ると部屋においてある家具、窓、壁にいたるまで、見事に磨き上げられている。
手入れの方法も完璧で、クリームで保護された皮のソファは美しい光沢を放ち、壁紙は傷一つ付けられることなく油煙が拭き取られていた。
気配を感じ取ったのか、キッチンからエプロンドレスを身につけたアロネが出て来る。

「おはようございます、ロイド様。今朝は良い天気ですわね。」
「おはよう、アロネ。」
「アロネのお嬢さんが、コイツを?」
「ええ。宿を提供してくださった、せめてものお礼ですわ。」

その後ろから、ティオも顔を覗かせる。ロイドが彼女を見つけると、いきなり睨みつけられた。

「お、おはよう、ティオ。な、何か?」
「いえ…。おはようございます。朝食はもう出来てますので、座って待っててください。」
「おう!キー坊、手あらってこようぜ。」
「はーい。」

セルゲイは既に出かけているようだった。テーブルに料理が並び終わる頃に、エリィが起きてくる。

「よお、お嬢。珍しく遅いじゃねえか。」
「おはよう、皆。」
「エリィ、どうしたの?元気ない?」
「ありがとキーアちゃん。ちょっと寝すぎちゃったみたい。」

椅子から乗り出すキーアを、エリィが抱えるように優しく抱きしめる。そのままロイドの前に座るエリィに、彼は少し遅れて挨拶を送った。

「おはよう、エリィ。」
「…。」

エリィは口を開き、何かを言いかけたが言葉には出ず、返事の変わりに小さく首を傾けた。その様子にロイドが再び声をかけようとしたとき、アロネの腕が横から絡まってくる。

「ロイド様、今日のお仕事はいつまでかかるのかしら?」
「え、いつまでっていうか、仕事の量にもよるけど夜までかかるかな。」
「まあ。それなら、今のうちに沢山食べて、体力をつけませんと。」

アロネがグラタンをすくって、ロイドへ差し出す。

「ロイド様、あーん。」
「ちょ、まってくれ。そんなこと出来るわけないだろう!?」
「未来の予行練習ですわ。照れなくてもよろしいのですわよ?」
「予行練習って、だから昨日も言ったけどそんなつもりは…」
「ふふ、ロイド様ったら。お顔が真っ赤。」

相変わらず会話のかみ合って無い二人を正面に、しかしエリィには覇気が無い。ティオがその姿に、いつかの彼女を見ていた。

「ロイドおきゃくさまと、なにのれんしゅうしてるの?」
「ああ、そいつはだな、前言ってたパパとママっていうやつの」
「ランディさん舌に張り付くほどよく冷えたグラタン、食べたいですか?」
「ああなんてこった!たったいま忘れちまったよ。悪いなキー坊。」
「えー。」


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