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今野緒雪作品 感想・考察

77ごきげんよう、名無しさん:2003/11/03(月) 10:20 ID:rL8Br/iw
解禁かな?んじゃ、こっちに書こう。
>74
『いばらの森』に「十月に紅、十一月に黄ときて、今度は白」という記述があるから
学園祭当日は10月と見るのが自然だと思う。『黄薔薇革命』は、学園祭の翌々日
が初日で、10日後にスール解消、3週間後が剣道の交流試合だから11月中に
収まる計算になる。

で、『レディ、GO!』。「再来月の剣道の交流試合」の記述から、体育祭は9月で
確定的。「二ヶ月足らず」だから10月直前くらい。学園祭までちょうど一ヵ月か?
この時期、主力の二年生が修学旅行に出掛けるのはけっこう辛いだろう。旅行中
の実働戦力は、可南子と瞳子、二人の手伝いでようやく前年並みに確保できる。

78ごきげんよう、名無しさん:2003/11/04(火) 20:55 ID:Zph7qtmE
ふと思ったんだが。

77の言うように、2年生の修学旅行中は1年生トリオが実動部隊として
活動することになるとして、修学旅行ネタだけで1冊エピソードは
(何かイレギュラーっぽい独立エピがない限り)難しいと考えた場合、
「2年生が修学旅行中の1年生トリオ」のエピが入る可能性があるわけだ。
その場合、やっぱ可南子と瞳子のいろいろを盛り込むことになると考えられるが、
語り手は乃梨子になるのかねえ?

79ごきげんよう、名無しさん:2003/11/04(火) 21:38 ID:NfKJg5Vk
>78
祥子さま視点はラストエピソードまでお預け、妹未定の段階で視点として使われた
子は候補脱落という説が有力ですから、消去法から言って、残留組で使える視点は
令か乃梨子しかいないですからね。季節感無視で、文庫未収録の書下ろし短編を入
れて一冊にしちゃうという手もありますけど。

80ごきげんよう、名無しさん:2003/11/05(水) 00:29 ID:otDuDz1c
再読して気付いたんだけど。

祐巳が意識的に人との絆を求めるのって、物語が始まって以来
可南子が初めてなんだよね。
一巻目で祥子さまと姉妹になったときは、絆どうこうではなく、
ひたすら状況に対応して祐巳らしく振る舞った結果、姉妹になった
わけだし。パラソルで瞳子との関係修復を図ろうとしたのも、
目的は「祥子さまのため」だったわけだし。
(物語中盤での祥子さまとのすれ違いは、「姉妹」の話だから
この際おいておくとして)

どっちが妹になるかはおいといて、いままで受動的に人間関係を
築いてきた「ひとたらし」祐巳の本気でのお手並みやいかに、
ってのが今後の見所のような気がする。

81ごきげんよう、名無しさん:2003/11/05(水) 00:34 ID:ff3jIw9g
>>80
絆と言えば絆なんだろうけど、このままにしたくなかったというだけじゃないのかな?
今回の可南子とのやりとりって「パラソルをさして」で瞳子に行ったのと同じだと思ったな。
瞳子はそのまま素直に受けたけど、可南子は受けなかったから賭にしたってことじゃない?

82ごきげんよう、名無しさん:2003/11/05(水) 01:17 ID:otDuDz1c
いや、「絆」ってのは作中で使われてる言葉だから。
「だけれど、理屈じゃない。可南子ちゃんとの絆を断ちたくない
という感情が、祐巳にはあった」 p.35 l.10


パラソルをさしてでの、やりとりの時点では、祐巳は祥子さまの事情
がまるっきり見えてない状態だからね。パラさしp.134あたりの

瞳 「……それは祥子さまのお手伝いであって」
祐 「祥子さまのお手伝いよ。祥子さまがお休みしている分
   カバーすることになるんだから。それで、瞳子ちゃんが
   適任だと思った」
  本当は、理由はそれだけではないけれど……

なんてやりとりがある以上、祐巳自身が瞳子を必要としているのではなく
祥子さまが「祐巳でなく」瞳子を必要としている(筈)だから、形式的にでも
仲良くして祥子さまのために働いてもらおう。場合によっては自分は
身を引いても構わない。ってりくつで取った行動だと思う。

今回の対可南子とはかなり趣を異にしてるように感じられるけど。

83ごきげんよう、名無しさん:2003/11/05(水) 19:33 ID:fljPGUQY
>本当は、理由はそれだけではないけれど……

ここで述べられてない理由のひとつが「絆」だと思うんだけどな。

私がなぜここで可南子と瞳子を同じに考えるかと言えばどちらの時点でも祐巳は
彼女たちを妹候補として考えてないということなんだな。
実際、レディで真美に妹にするのか訊ねられて最初は否定しようとしたのがその
証拠だと思う。
可南子に妹にして欲しいといわれたらどうしようと考えること自体彼女を妹候補と
して考えてないからだろ。

祥子様云々というのは瞳子との「絆」を繋ぐために使った方便だと思うよ。
それはレディで可南子との賭と同じ物だと思うけど。

84ごきげんよう、名無しさん:2003/11/06(木) 07:22 ID:m7p0ZI8s
祐巳「姉妹になるなんて考えてないよ〜」
瞳子「・・・私だって」
可南子「・・・私だって」

85新世代に期待:2003/11/07(金) 04:04 ID:Xm.uBEcU
ネタばれOKとの事なので、私もフライングからこっちに。

今回の「レディGO!」では、ようやくみんなの目に見える形での
妹候補選択レ−ス(?)が、提示されたと思います。
まぁ、どう見ても、瞳子と可南子のマッチレ−ス状態なんでしょうが・・

83書込で、言及されておられます、祐巳が「妹候補として考えてない」
って事、私も同意です。
意識してるのは、むしろ周りの登場人物たちと、あと、瞳子でしょう。
開会前の時間に祐巳にアプロ−チしたり、棒引きで可南子に1歩たりとも
譲らなかったり、フォ−クダンスで祥子と同じ男性パ−トに回ってて
祐巳に対して彼女らしからぬ曖昧な受け答え・・・
祥子を慕ってて祐巳はなんとも思ってないんです!や、可南子は不快で
天敵でやることなすこと気に食わないから!という理由だけでは、
これらの行動に何1つ説明がつかないと思います。
私としては、瞳子が「涼風」から急に出てきた可南子の存在によって
意識せざる得なくなって、先に仕掛けてきたんだろうと思ってます。
可南子は可南子で、まだ祐巳(その人間性)をちゃんと見てないのですが、
瞳子が「チェリ−」から「パラソル」を通して、祐巳と関わった事で
祐巳に対する態度が変わってきてるのと同じ様に、
可南子もそうなっていく可能性が、これからのエピソ−ド次第で
十分にあるんじゃないかな〜とも思います。
むしろ、先に仕掛けた瞳子が気持ちの上で本気であるならば、
そのせいで可南子の気持ちの方にも火がつく可能性があるのでは。
(可南子が等身大の祐巳を肯定する気持ちになったら、
 可南子の方から祐巳にアプロ−チしてくると思いますし)

少し話ずれますが、2ちゃんねるのマリみてスレッド関係の方でも
「レディ」発売後に可南子推進派が急激に増えたらしく、
瞳子推進派と論争を繰り広げられている様ですしね。
(個人的には、可南子推進派の方に同人での大物作家さんの1人が
 いらっしゃるので、その影響もあるのかな、と)

(話戻して)とりあえず、現況から言うと、
祐巳の妹フラグが確実に立っているのは、瞳子と可南子。
で、単行本未収録だけど、話の繋がりから・・・
祐巳、由乃、蔦子の妹フラグが立っていそうなのが内藤笙子。
で、新年度(祐巳たちが2年生次)になってから、
フルネ−ムで出てきた1年生の新キャラが他にいない事も考慮すれば、
この3人の内の2人が、次代の薔薇様になると個人的に思っています。

個人的には、祐巳の妹は瞳子がなると思っているので、もしそうなれば、
エピソ−ドの展開次第では、可南子が由乃の妹に、祐巳・由乃の妹フラグが
それによって消えた笙子が蔦子の妹に、ドミノ連鎖起きる様な気も。

祐巳、由乃、志摩子の世代で、蔦子と真美がサポ−トに回ってる様に、
乃梨子、瞳子、可南子に、笙子と新聞部ル−キ−(←名前まだ無い)が
サポ−トする様な形で収まっていくのではないでしょうか。

86ごきげんよう、名無しさん:2003/11/07(金) 05:38 ID:3Tm4tEyg
どうもこの妹位置争奪戦は
いままで避けていた姉妹制度の不粋な面を
強調してるだけに見える。
スポーツ観戦気分で盛り上がりたい所かもしれないが
本編で主人公にやっちゃいけない事だったんではないか。

87ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 01:11 ID:3ghYFcLU
今話題になっている妹位置争奪戦なんだが、実はマリみて本編で「瞳子を妹に」なんて話は出てきていない。
あるとすればBGNでの由乃の例え話だけなんだよね。

しかし、レデゴで可南子と瞳子の争いなんて云われている。
これは読者視点だからだろう。

実際のリリアン内では、「何か拗れたかもしれないが、祐巳さまの妹は可南子」
なんて噂がまだあるかもしれない。祐巳もそれっぽい事をしてるし。(いや、分からないけどね)
多分、学園内の噂だと瞳子の「と」の字も出てきていないんじゃないかな。(いや、分からないんだけどね)

つまり何が云いたいかというと
 「私は、マリみてというまな板の上で今野先生に料理されるのを萌える放置プレーで待っている鯛です。
  煮て良し!焼いて良し!でも、叩きはイヤ!」

88ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 01:27 ID:ttuWe8cE
スールなんて部活動の先輩後輩がほとんどで、
指導を担当する先輩後輩がそのままなし崩し的になるものが
ほとんどなんだよね?マリみてでは。

だめ1年生を指導するってのは
スール制度の趣旨(後輩を先輩が教育的指導をする?)
にぴったりと思いません?

ところで、これまで姉妹って何組くらい出ましたかね・・・
部活動つながり以外の姉妹って出てきたかなあ?今まで。
生徒会もある意味部活類と同じと見なすと。

89ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 09:59 ID:Ym0TlZF.
うちの会社には、新入社員を先輩が一対一で指導する「シスター制度」と
いうのがあり、姉を「シスター」妹を「シスコ」と呼びます。

もちろんロザリオの授受なんかしませんが、この程度のことは世間的に
良くあること・・・なんて言うと身も蓋もないですかね。

90ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 13:47 ID:w4WHbya2
何の会社か 化粧品?

91ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 14:35 ID:CAYNTg6o
>>88
サークルの先輩いわく
「スール制度っていうのは、ヤクザの兄貴分弟分の女子高版だな」

92ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 18:00 ID:Ym0TlZF.
>90
いや、金融。男子(というか総合職)は集合研修の期間が
半年とか長いんだけど、女子はOJTが基本だから。

最近女子の採用減っちゃったけど、数年前は上司が
「君たち姉妹は・・・」とか「妹さんはどうした?」とか
「詳しいことは『お姉さま』に教えてもらいなさい」とか
普通に使ってますた。

93ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 18:27 ID:iSNeBstc
>88
んー、山百合会と部活を同じに見なすのは無理があるでしょ。
部活は、まず入部して、クラブ内で姉妹になるわけだけど、
山百合会幹部の場合、つぼみなり薔薇さまが誰か下級生を
妹にした時点で、はじめてその子は薔薇の館に正式に
迎えられたことになるんだし。

つまり、紅白黄薔薇ともみな、部活類つながり以外での姉妹
なんじゃない?

94ごきげんよう、名無しさん:2003/11/08(土) 19:37 ID:AhNogOYw
生徒会を率いることができるかどうかというのが薔薇ファミリーへのプレッシャー
になっている部分ってあるよね。

実際志摩子がそれを考えて迷路に嵌っちゃったし。
いや、乃梨子が出来ないという意味じゃなくて重荷を背負わせてもいいのだろう
だったけど。

祐巳も由乃もその辺はどう考えているのかな?
令や祥子だったらそれが出来る妹に育てればよいと考えているだろうから
そんなことはなかったのかも知れないけど。
特に祐巳は自分に自信を持てない様なだけにいざ妹を作る段になるとその
プレッシャーに押し潰されかけるような気がする。

ま、そうなれば祥子が導いてくれるんだろうけどね。

9588:2003/11/09(日) 20:07 ID:slgVa8UY
先輩後輩の接点という意味では部活動が一番多いのかな
とおもって、それなら生徒会も同じかなと思って一緒
みたくかいたけど、部活動と山百合会はやっぱり別かな
生徒会幹部の妹選びってほんと大変だなあ・・・


それからスール制ですけど実社会をかえりみればやくざの親分子分やら
会社のシステムに組み込まれてるのやら、結構あるんですねぇ
参考(?)になリました

96ごきげんよう、名無しさん:2003/11/09(日) 22:19 ID:4O6dUB/U
そもそも山百合会って生徒会だから下級生(特に一年生)がちょくちょくこれる
雰囲気はあまり無いと思われ。
それだけに部活動をしていない薔薇ファミリーだと下級生との接点は更に少なく
なるだろうね。

それと下級生の方も薔薇さま達をあこがれを持ってみるだろうからやっぱり声を
かけにくいんじゃないかな?
もっとも祐巳達はそれまでに比べると気さくに話をしてくれるので人気が高いようだけど。

97ごきげんよう、名無しさん:2003/11/16(日) 21:10 ID:0BTcq6Co
久々に「可南子の事情=父親」ネタを。
「他所に女つくって蒸発」説やDV説など、いろいろ出てますが
同性愛者説を推しておきます。

大好きだった父親に同性の恋人がいたことを知り、仮面夫婦の
両親、母も自分も実は愛されていないと考え激しい憎悪を・・・。
ところが母親「も」父親をかばうので、男全般を最低の生き物と。

1.瞳子の見解ではアッサリと祐巳に語れる程度の「不幸」
→柏木の性癖を知っている節のある瞳子は、あまり同情しない。
2.祐巳の見るところ可南子の憎悪は愛情の裏返し
→可南子に注がれた「父の愛」は本物で、知る前は幸福だった。

マリみて読者層的にも許容範囲というか。可南子が気嫌いしてる
アリスも、この先結構キーパーソンとか・・・。(長文失礼しました)

98ごきげんよう、名無しさん:2003/11/17(月) 08:37 ID:R8FRQBEs
ああ、銀杏王子と祥子さまが結婚した場合のモデルケースか。有り得るな。
ただ、そうすると、可南子の実父は母親の恋人とかドロドロ展開も…。

つーか、どこかで見たような設定と思ったら、アレだ。『課長島耕作』の樫村。
あれも息子のことはちゃんと可愛がってたが、最後死んじゃうんだよな。

…スマン。何か鬱展開ばかり考えてしまう。
同性愛者説は結構いい線と思うが、正直アリスの出番はお腹いっぱいです。

99ごきげんよう、名無しさん:2004/01/07(水) 10:59 ID:bfncl/u6
銀杏王子と祥子が結婚してもいい結果なんてでないだろうね。
ここは祐巳と祥子が結婚する「プリティ・タフ」方式を採用しましょうや。

100ごきげんよう、名無しさん:2004/01/30(金) 22:49 ID:yru0F9f2
祐巳の瞳子へのスキンシップってどうだろ?
聖→祐巳のような感じになるのか、それとも瞳子プチ・スール派の立場に
たってベタベタな姉妹で祥子様はヒステリー?
祐巳→笙子、由乃→瞳子(抱きつきはやっぱり他人の妹で)
蔦子→可南子(ストーキング技量を生かしてパパラッチに)
の展開だと面白いんだけどな〜。

101ごきげんよう、名無しさん:2004/01/31(土) 18:14 ID:f/BedxxY
どっちの妹も確定していない状態で「他人の妹」もないと思うが
妹になるかならないかでスキンシップのあり方は変わってくる
だろうね。
何となくだけど、祐巳は、聖さまと違って他人の妹にちょっかい
出さないタイプのような気がするので、その意味からも瞳子を
他所にやってほしくないんだけど・・・。

102ごきげんよう、名無しさん:2004/01/31(土) 20:04 ID:pUBkoZ/6
瞳子ファンの方ならそうでしょうね。
顔のしわから性格と近況をよみ、乃梨子・可南子等に世話を焼き、
レディGOでは祐巳の計画を見抜く。
高校1年でこれではスーパーギャルです。物語が祥子卒業で終了
なら瞳子でもいいかもしれません。ほぼ、完成されてるから、祐巳
の支えにぴったりですね。でも素直になれなくて悔む瞳子もみたく
ありませんか?
反面、祐巳に振り回され、百面相のスキルをゲットする瞳子もみたい
んですけどね。
あと、志摩子がグズグズしてる間に祐巳が乃梨子を妹にしてたら非常に
面白かったんですがね〜後の展開も・・・・

103ごきげんよう、名無しさん:2004/02/07(土) 10:14 ID:2amPvpEQ
アニメの予告編で、由乃が令の選挙ポスター描いてたけど、投票形式とか
判明するんだろうか?自分のイメージでは候補者全員の枠があって、最高
3つまで○を書き込む(4つ以上は無効票)準信任方式なんだけど・・・。

104ごきげんよう、名無しさん:2004/03/01(月) 22:22 ID:q0UBzjYo
リリアン高等部において、先輩後輩はおしなべて広義のスールであるわけだが
一対一のロザリオ授受により成立する狭義のスールの意義とは何だろう?

一種の師弟関係ならば、複数の姉や妹がいても問題ないし、「儀式」など必要
ないのではないかとと思われる。一方、百合的な意味が強いとすると、二年生
が姉と妹を同時に持つことさえも二股のように感じられて、どこか釈然としない。

思うに、元々は「薔薇のつぼみ」に顕著なように、クラブの部長など特定役職の
「後継者指名」の小道具としてロザリオを使用したのが始まりではないだろうか。
それが、女同士で公然とバレンタインチョコをやり取りするような独特の校風の
中で擬似S的要素が加わっていき、一般生徒に広まっていったと。

結果「百組いれば百通り」で、お姉さまの卒業まで(卒業後も?)妹を作れない
者もいれば、頓着なく三姉妹を形成する者もいる。
作中で姉妹の両方が描かれている祥子や令の場合、姉とは師弟関係的側面
が強く、妹との関係が擬似S的でも辛うじてバランスが保たれていた気がする。

祐巳や由乃の妹がなかなか決まらないも、姉と築いたような関係をもうひとつ
作ることに本人(というか作者)が躊躇を感じるからではないかと思う。

105ごきげんよう、名無しさん:2004/04/02(金) 00:05 ID:453RR.MU
ごきげんよう

新刊、どうせなら発行日4月1日にして、
可南子が「いもうとになる気はありません」
はエイプリルフールのうそぴょん
っていうてんかいにして欲しかったな

とか思った。新刊は、読む前からいろいろと評価が微妙だったので
アンシンして読めました、それほど期待してなかった割にはよかったです

106ごきげんよう、名無しさん:2004/04/05(月) 01:52 ID:8WzdPUZ2
Ciao sorella!
やっと読めた……
うーん、海外旅行の雰囲気はかなり出てたし、良いとは思うけど、
まるで話が進行してないからなあ。その点が不満って言えば不満かな。
それとち、名所巡りがょっと詰め込みすぎかも。
修学旅行だから当然そうなわけだし、過密スケジュールって事自体が
リアルではあるんだけど。

ま、それでも、私にとっては、祐巳と由乃のコンビでの行動ではなしが
展開しるのが好きなもので、楽しく読めた部類かな。

でも結局、たった7ページの「紅薔薇のつぼみの不在」こそがこの巻の
キーになる話なんだよね、きっと……

107ごきげんよう、名無しさん:2004/04/15(木) 01:14 ID:CuGDRfoQ
チャオ、ソレッラ! 何回か読み直してみたけど
なんだかんだ言って、結構楽しめる話だったと思う。。
海外旅行初体験って、なんだかんだ言ってチップや税金、
作中で頻出するトイレの問題ってかなり切実な問題だし。
修学旅行であるのならば、詰め込まれた日程のために
旅行全体の印象は散漫になりがちだし。
ある意味、ものすごくリアリティーにあふれていたような(w

それにしても、今回読んで思ったのは各姉妹ごとの話より、
現二年生主体で進行する話の方が、個人的には好きだってこと。
冒頭近くの由乃が熱を出すくだりとか、帰国直後に鞄を振り回して
帰る由乃をみて、お互い同じことを考えつつも無言で志摩子と
祐巳が顔を見合わせるところとか、なんだかいいなって。

リリアンに帰れば、また妹問題で各色はらばらで話が進んで
行きそうなだけに、今回の話は完全にインターバルな話とは
言え、貴重なエピソードなんじゃないかな。

108ごきげんよう、名無しさん:2004/04/15(木) 23:26 ID:AJ1aUcsU
コバルト本誌の短編でもいいからサトーさん×カトーさんのイタリア
珍道中が読んでみたいなぁ。ちょうどBGNみたいに視点を変えてさ。

109ごきげんよう、名無しさん:2004/04/18(日) 23:31 ID:P10QLEV.
サトーさん、カトーさんのイタリア滞在は、あれだけしつこく本編中で
その影のみが語られているだけに、本筋に絡ませる気まんまんな
ようにもみえるし。
となると実際の旅行の様子が語られる可能性はかえって
少ないかもね……

ところで、話は全然関係ないけど、P.122の幼稚舎でのクリスマス会の
劇の描写からすると、受胎告知の大天使が百合の花を持っているって事
祐巳はちゃんと知っているんだよね。
となると、子羊たちの休暇で、祐巳が「天使さま」って呼ばれたのが
単に白い服を着ていたからだけじゃないってこと、分かってたはず
なんだよね……(作者自身分かっていて、わざわざ祐巳に
山百合の花を持たせたうえで「マリア様のこころ」を歌わせた)
何となくそんな気がしてたけど、やっぱりあれは結構象徴的な
シーンだったんだ。


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