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【臨時レス置き場】異能者達の奇妙な冒険【荒らし対策】
383
:
よね
◆Cj3ysYNKG2
:2011/05/23(月) 00:57:52
Sum For Oneは、よねの潜在意識の顕在である、通称"裏のよね"が表の人格を奪ってから使えなくなっていたSum41の能力である。
そこは、あらゆる物理運動は停止し、時間でさえも静止する世界。唯一、動くことが許されるのはよねの思考、即ち意識のみ。
(…勝手にSum For Oneが発動したのだろうか?)
そんな事は有り得るはずも無い。何故ならば、スタンドとは人間の精神の具現化であり、本体の精神無しには存在しえないからである。
だが、エイドリアン・リムのスタンド、ザ・ファンタジアが最期にやって見せたように、
スタンドだけがほんの少しの間だけ、自我を持ち、存在することが可能なのだとすれば…?
よねがそんな事を考えていると、
「自分でも思うだろう?裏の人格、潜在意識の顕在だなんてつくづくフザけた設定だって」
よね自身の声がする。否、これはよねの声ではない。"裏のよね"の声だ。
「でもね、私は確かに存在するよ。君の潜在意識の顕在として。そして君の"表の人格"を奪ったんだ。
けれど、君は"表の人格"を私から取り戻そうとした。おかげでこの有様だよ」
何物も動くことを許されないハズの世界で、よねの視界によねが現れる。
だが、そのよねは体の大半が黒く変色していた。
「一つの身体に、二つの人格が"表の人格"として存在し続けれるワケないだろう?だから、私と君の人格もとい精神は"融合"し始めているんだ。
だから、使えなくなっていたSum For Oneの能力も復活した。そしてそれを朦朧とした意識の中で私が発動させたのさ。この私の体の変色も"融合"のせいだよ」
べらべらと、目の前のよねは一人で喋っていた。だが、その話はどこか性急に感じられた。
「精神が融合するってことはさ、私の精神と君の精神がそれぞれ一つずつ持っていたスタンドも一つになっちゃうってことだよね。
半分になったスタンドとスタンドが融合…私はきっと元に戻るだけなんだろうなって思っていたのさ。
けど、違った。私が君から人格を奪っている時に、私の精神が持っていたスタンド、つまり私のSum41が成長してしまったんだよ。
本当なら、半分と半分で一つのスタンドに戻るハズだった。けれど、片方が大きくなったから本来のスタンドよりも大きくなってしまうんだ。
本来の許容量を超えたスタンドはどうなるか…これは十人十色かもしれないけれど私たちの場合は――」
その話の突然、何かが弾けた様な音と共に、Sum For Oneが解除された。
動き出した世界。物が燃焼する音も、生理的な耳鳴りの音も、確かに存在していた。
(本来の許容量を超えたスタンドは……消滅する…ッ!?)
最後まで言葉を聞かなくとも、"裏のよね"が言わんとすることは理解できた。
これも精神と精神が融合しはじめている証拠である。
(大丈夫…まだSum41は使えるみたいだ…出来る限り早く脱出する…ッ!)
今のよねはゲームに負け、死を確信していたよねではない。
よねの精神は十分に休息を取り、復活していた。
「足は使えないッ…!けれどスタンドならッ!これが最期の"書き換え"だァァァッ!
Sum41ッ!この床は自分と反発しあう!それもとびきりヤバいくらいにッ!!」
最後にSum41がよねに見せた姿。
よねの精神以上のスタンドとなったSum41は、以前の少年のようなスタンドから、大人びた風貌に成長していた。
ドビッシュゥゥッ!!
凄まじい勢いでよねが南側の窓から飛び出す。
その時、頭の中にとてつもなく禍々しいヴィジョンが流れ込んできた。
だが、よねはそれどころではなく、上手く着地するために姿勢を作るのに必死だった。
着地!すると同時に勢いを殺さずにゴロゴロと芝生の上を転がる。
身体中が痛む。視界も霞んでいる。しかし、よねが感じた外の世界は、普段と特に何も変わらず、爽やかだった。
――米コウタ、スタンド消滅、再起不能
【よねも脱出しました】
384
:
生天目有葵
◆gX9qkq7FNo
:2011/05/26(木) 20:29:31
無惨なものが生天目有葵の目に映りこむ。
それは書庫の天井を見上げ転がっているエイドリアン・リムの死体。
>「おわったわ…多分ね……」と佐藤ひとみ。
「…そう……やっぱり死んじゃったのか」
少女の胸に小さな痛みが走った。
見つめ返す佐藤の瞳には影がちらついていた。体の芯が震え胸がざわめいた。
彼女の心に繋がろうと、ひたすらに言葉を探す自分が、生天目には不思議だった。
でもそうしないと、胸がなんだか痛い。痛いまま。
>「あっちはあっちでカタがついたみたいね。
ここから出ましょう。早いとここの建物から脱出しないとマズイことになりそうだわ。」
「え…。うん。そうしよ…」
※ ※ ※
炎上する市民会館。崩壊する『場』。
最後の悪あがきで扉の前に立ちはだかるザ・ファンタジアをステレオポニーがなじる。
>『……弱者は"力"を手に入れなきゃゴミさ…"力"を……』
「ザカシイネズミダヨ〜!最後マデ人ヲ馬鹿二シテ!自分(エイドリアン)サエ「ゴミ」扱イカイ?
トットトサリヤガレ悪党!自分自身二、アノ世デ詫ビナッ!」
ザ・ファンタジアは霧散し道が開ける。ぐねぐねの床が怖いくらい気持ち悪い。
非力な生天目に、天野、御前等、よねを助ける余裕なんてなかった。
>「もう間に合わないッッ!!ここから飛び降りるわよ!!
各自スタンドで何とかできるでしょ?下は芝生!上手く落ちれば骨折程度!死にゃしないわ!!」
「うそーっ!!ヒモなしバンジーなんて冗談じゃないぃいいっ!!」
意を決し飛び下りる。頭上で響く轟音。
流れる風景に混濁するヴィジョン。錯覚と言うにはあまりにもリアルなヴィジョンだ。
スタンドをクッションにして着地する。振り仰げば四階は炎に包まれている。
――眩しいくらいの夏の雲がゆるゆると蒼天を流れる。
光る風が渡る。さわさわと茂みが鳴りどこかで咲く花の香りが
生き残った者たちのあいだを流れさる。
風は佐藤ひとみの長い黒髪を大地から掬いあげ天へなびかせていた。
風の行方を目で追い雲間からこぼれた陽射しのまぶしさに生天目は目びさしをした。
見あげた北条市の空は悲しくなるほど青かった。
385
:
天野晴季
◆TpIugDHRLQ
:2011/05/27(金) 19:02:28
>『そこの少年…チートってのは"負けない"存在のことを言うんだ…♪負けちまったら結局は弱者の仲間入りさ…
気をつけな…君も借り物の言葉ばかり使ってると、ウザキング君みたいになっちまうぜぇ……♪』
「…そうでもしないとキャラが立たないんだよ…。君や御前等さんは良いよね、キャラが強くてさ。…取り合えず『非科学的だ』を口癖にしてみるか?
…でもスタンド使いって時点でそんなこと言える立場じゃないよね。伊達眼鏡でもかけてみるか? …眼鏡キャラはよねさんと被るな…
でも良く考えたら他作品ネタ多様も御前等さんと被るんだよな…
…『チートは“負けない”存在のことを言う』か…ま、確かにそうかもね。でもさ…
『負けることしかできない』ってのも、それはそれでチートなんじゃないかな…? …なんてね! ただの独り言だよ!
だから気にせずそのまま消えちゃって!」
ちょっとメタっぽいことを言う天野
>『……弱者は"力"を手に入れなきゃゴミさ…"力"を……』
「消える間際に全国の弱者を敵に回したね、君。全国の弱者様申し訳ございません。お気を悪くしたのであれば、
えーと…すみません。何も思いつきませんでした」
全国の弱者様ってなんだよ。
「…さて、これでザ・ファンタジアは消えて僕達の勝ち。ハッピーエンドですねっ!
じゃ、早くここから脱出しないと火達磨になっちゃうな…」
そう言って窓を開ける天野
「…うん。いい風だ。この風なら…フリーシーズン。気流操作! タイプ:エアクッション!」
無風状態で気流操作をするには、風を生み出してそれを操る必要があるのだが、既に風が吹いているのなら、
その向きを変えるだけで良い。足りない分の風力は生み出して補えば良い。
「よし、脱出!」
窓から飛び降り、風で自分の身体を支えてゆっくり地面に降りる天野
「ふわり。さて、皆は大丈夫かな…」
脱出に成功して、特に怪我もないので周りの様子を窺う天野
【脱出成功】
386
:
御前等
◆Gm4fd8gwE.
:2011/06/08(水) 05:06:04
崩れゆくライブラリ、ひいては市民会館の中で、ザ・ファンタジアは末期の叫びを上げた。
終わっていく。ザ・ファンタジアというコンテンツが、終了していく。それは大団円などでは決して無い――強制終了。
>『……ちくしょう…体を保てねえ…〜…♪ダメージを受けすぎたのか…それともアイツが死んだせいか…?
……僕は所詮アイツの"創作幻想"でしかいられなかったのかァ…?…』
ザ・ファンタジアの、白濁して機能を失った眼球が、ぐるりと御前等を見た。
死神に首を触れられた死者が、生者を引きずり込もうと必死になる、そんな眼をしていた。
>『…ウザキング君……君にはヤラレたよ……ヒヒッ…
僕と君は似た者同士だ…♪お互い創作物から借りたものでなきゃ自分を表現できないんだから…
……僕は姿を、君は創作物から派生した言葉をね…僕には君の心がよ〜く分かる…♪
君は他人から嫌われるより、無視されることの方が余程怖いんだろ…?
だから、ウザがられ、嫌われても声高に自己主張をし続ける…クヒヒッ…違うかい?』
「フハハ、知ったような口を聞くじゃないかアメリカねずみよ!オワコンの貴様と一緒にされちゃ――」
>『君はメガネ君のことを"頼れる仲間"なんて言ったけど、そうじゃないだろぉ〜♪
タマタマ目的が同じだから協力しただけだろ?言わば僕が作ってやった臨時のお友達さ♪
御前等の、いつもの白々しい発言が。初めて他者の言葉で潰された。
類まれなる自己主張の強さを誇る御前等にとって、それは初めてに近い経験だった。
図星だったのである。
> ヒヒッ……"忘れるべき現実"だって?……忘れたって現実は無視しきれるもんじゃない…
いつか必ず、忘れた筈の現実に足を掬われる時がくるぜ……ヒヒヒ…
君みたいなカラッポな人間が、望み通り、注目を浴びて、人の中心にいたいなら…
"力"を手にするしかないだろうね…
「フン……いいだろう。ここから先は俺も腹を割ろう」
御前等は、いつも顔面を装飾していた、狂気じみた笑みを消した。
今の彼はまったくの無表情で――それこそが、御前等祐介の本音の顔。偽らざる真実の意志。
「本当は、ずっと前から分かっていた……『俺には何も無い』。縋れる過去も!誇れる栄光も!忌むべき歴史すらない!
ここに至る18年余の人生で!自分以外の誰からもモブキャラ以上の認識をされなかった!だから、だから俺は――」
ウザキャラを被ることにした。
場違いなテンションで騒ぎ立てていれば、誰からも忘れられずに済むから。御前等は、絶やすことなく誰かに構って欲しかった。
「空気を読んで!おとなしくしていて!得られたものなんてなかった!敵意だって関心なんだ!だから俺は戦えた!
お前もそうなんだろザ・ファンタジア!どうしようもなくしょうもない、最後の自己表現として、俺たちは正しく間違えたんだ!」
きっと、彼はザ・ファンタジアのことを憎めずにいたのだ。同じ志を持つ、共感できる相手として。
敵味方の枠組みを超えて、自分に関心を向けてくれる最良の相手として。いつの間にか、友情めいたものを感じていた。
「根っこの部分以上に、同じなんだよ俺達は!似たもの同士が戦って、より自己主張の強い方が勝ち、負けたほうが死んだ。
だからこの物語は、これでおしまいなんだ、ザ・ファンタジア。俺とお前の戦いは、『終わってしまった』……!」
>「もう間に合わないッッ!!ここから飛び降りるわよ!!
各自スタンドで何とかできるでしょ?下は芝生!上手く落ちれば骨折程度!死にゃしないわ!!」
建物の維持が限界に達していた。
床が傾き、壁が崩れ、御前等は外に放り出される。消えていくザ・ファンタジアを、最後まで視界に捉えながら。
「俺はお前を忘れない。お前が俺を忘れないようにな。お前という存在にケリをつけたのは俺だ。
最後の最後――お前という『世界』の『中心』は、間違いなく俺だったッ!俺が渇望したものは、お前の中にあったんだッ――!」
重力加速度が御前等から血圧を奪い、脳から血の気が引いて意識が遠のいていく。
体中がズタボロで、全身が疲労していて、なにより今日はスタンドを使い過ぎた。精神が瞼を落とすのに、逆らえるはずもなかった。
意識を手放す直前、御前等は唇を震わせて、確かに呟いた。
「――これが、たった一つの俺の勝ち方だ」
【脱出&気絶】
389
:
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:2013/11/30(土) 04:09:11
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