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B.B
1
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以下、新新VIPにかわりましてラトビア超速報がお送りします。
:2022/12/20(火) 17:02:43 ID:esyHOHIw0
文化祭当日、ボーカルの奴が風邪で歌えなくなりライブが中止になるらしい。
俺は文化祭自体に興味が無く、ライブなんか中止になっても何とも思わなかった。
教室に行ったらクラス全体が重い空気になっていた。
馴れ合いは嫌いだが辛気臭い空気はもっと嫌いだ。
俺は屋上に行きコーヒー牛乳のブリックパックを飲んだ。
一服し、帰ろうと思い教室に上着を取りに行くと何やら大騒ぎになっていた。
どうやらライブを見に来た他校の生徒がドタキャンに不満らしく暴動寸前らしい。
バンドのメンバーはビビッて退散しちまったらしい。
まぁ、そんなこと俺には関係ないわけで当然俺は無視して帰る。
下駄箱に付くとそこには文化祭実行委員であり、幼なじみ(全盛期馬場激似)が泣いていた。
どうやらコイツはライブ担当責任者だったらしく全責任を負わされるらしい。
文化祭実行委員の奴ら、無茶させやがる。
コイツ一人で暴動を止めるなんて不可能にきまってんじゃねーか。
俺は気休めの言葉でもかけようかと思い幼なじみに近寄った。
俺「潤、大変だな。まぁ頑張れ」
潤「ゴメンね。私のせいで文化祭、台無しだね・・・」
俺「まぁ、気にすんな。これも何年か経ったら良い思い出だ」
潤「ゴメンね・・・高木ちゃん・・・文化祭・・・成功させたかった・・・」
俺「そっか・・・だよな・・・お前これからどうするんだ?」 潤「体育館でお客さんに説明してこなきゃ・・・」
俺「(チッ・・・自殺行為じゃねーか)」
俺は黙って校舎裏に向かった。
イクラ「あれ、高木、お前かえるんじゃなかったの?」
エンカ「絶対戻ってくるって俺の言った通りだろ」
トモ「分かりやすいからな、高木は」
どいつもこいつもニヤニヤしやがって。
あ、ちなみにこいつらは俺の悪友、本当にしょうもない奴らだ。
俺「じゃ、行くぜ」
イクラ・エンカ・トモ「ハイハイ、わかりましたよ」
そうして俺達4人は体育館に向かった。
文化祭を成功させに・・・
2
:
以下、新新VIPにかわりましてラトビア超速報がお送りします。
:2022/12/20(火) 17:03:19 ID:esyHOHIw0
体育館に着くとそこは地獄だった。
舞台に立っている潤は観客から罵声を浴び泣いていた。
潤「き・・・今日のライブの予定は・・・」
観客「うるせーぞ!!ひっこめ!!はやくバンドやれや!!」
潤「今日の・・・ライブは中止に・・・」
待ってましたと言わんばかりに暴れる観客。
もうどうにもならない。文化祭実行委員、そして潤があきらめかけた時
潤の後ろの緞帳が静かに上がった。
イクラ「二年ぶりだな!」
エンカ「まさかまた俺達でバンドやるとはな!」
トモ「高木!!ちゃんと歌えんのか?」
俺「聴いてからのお楽しみだ・・・」
なおも騒ぐ観客、いや、暴徒達。
しかしそのうちの一人が俺達を見て慌てふためいた。
観客「おい・・・あれは・・・『ババ・ラブ・タカギズ』の高木じゃないか!?」
観客「いや、高木だけじゃないぜ!!ギターのイクラ、ベースのエンカ、ドラムのトモも全員いる!!」
観客「嘘だろ!?あいつら2年前に解散したんじゃないのかよ!!」
観客「ちくしょう!!ビデオカメラ持って来りゃよかったぜ!!」
俺「よし・・・静かになったな・・・今日はお前達が楽しみにしてたバンドは中止になった。
代わりに俺達がバンドやることになっが・・・これで勘弁してくれ・・・」
観客「あんな糞バンドどうでもいい!!早く聴かせてくれ!!」
観客「おい・・・このライブどんなサプライズだよ・・・早く聴かせてくれ!!『ババ・ラブ・タカギズ』のいかれた音を!」
俺「それじゃ・・・歌わしてもらうぜ・・・『クローズドアイズ』」
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