工廠裏の壁　8枚目

1： ◆mJdX6c4XyM：2015/06/07(日) 22:47:25 ID:cFROP7qc: 　　　　　　　　　　　　　　　　　描きたいけどいきなりスレを立てる勇気が無い
　　　　　　　　　　　　　　試してみたいけど何処かでひっそりと行いたい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんなときに！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　工　廠　裏　の　壁

　　　　　　　　　　　　　　　　　　・短編、試作、とりあえずなんでも良し
　　　　　　・やる前には利用予告スレッドと壁の両方で宣言して被らないようにすること
　　　　　　　　　　・投下された作品は基本的にwiki、及び保管サイト様に保管されます
　　　　　　　　　　・保管を控えてもらいたい場合は投下の際に一言断る
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もしくは管理連絡スレッドへ一報を
　　　　　　　　　　　　　　　　　・またＡＡの支援はＡＡ支援スレッドに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ハートフルに
　　　　　　　　　　　　　　　　　・埋まりそうだったら次建ててね　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　ｊｊｊｊ　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　タ　　　　　{!!! _ ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／}¨ﾆ=-　 _　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,/　　ﾉ　　　　＿　　~ `､　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／　｜　　　　　¨ﾆ=-　 _　　　　　　　　　　　　 `､　`ヽ　 _{_[＿]＿} ,. ‐'` 　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 |　　　　　　 _　ﾆ=- ｌ|]ﾆ=-　 _　　　　　　＼　　`ヽ(´･ω･｀)"　.ノ／
　　　　　　　　　　　／　　　　｣　ﾆ=-　¨　　　|| 　 ||| 　　ｌ　 ¨ﾆ=-　 _　　　｀､ヽ.　　｀`Y"　　r '
　　　　　　　　　　l　　　／_]　ﾆ=-　¨　　　　　　　　　 || 　 ||| 　　 | 　　 |　　 l¨ﾆ=-　 _ｉ. ､　　￥　　ﾉ
　　　　　 _　. 　-‐}‐-　［|　 ||　　　　　　　　　　　　　_　 |｢=ﾆ|||=- 　 | 　　 |　　 |　　 |　　 ¨ﾆ=-　 _ーｲ
　　¨￣　　　　 |　　 ||　 ||　　　　　 _　 -=ﾆ　 ¨　　　|| 　 ||| 　　 | 　　 |　　 |　　 | 　｜　 | 　ｌ ¨ﾆ=-　 _
　　　　　　　　　　|　　 ||=‐||-=ﾆr_‐￢冖ニ〔}　　　　　 || 　 ||| 　　_|＿＿_|＿＿|＿　 | 　｜　 | 　 | 　 |　 |　 |
　 ―‐---　　　｣　＿_||　 ||　=　|｢ : : l/|: : :|　　　　 || 　 |||　/´-―‐.ｧ/ -‐,．=＝＝ァァュ　　| 　 | 　 |　 |　 |‐
　圭℡rｮ　　　　　 ||　 ||　-　||: : : l/|: : :| 　　 _　　|| 　 |||//　　／///　〃　　　　///´||　　　 | 　 |　 |　 |
　圭圭}l℡ _∠７ｴヽ_　||　 || |[Τ||: : : l/|: : :|　晶品嵒晶t℡| {__／＿{ | L[ｆ―――‐' {］―|l＿＿＿＿_ |　 |　 |
　圭}圭圭‘＝“０-０┘||＿||_|_｜||;_;_;_l/|;_;_;Ｌ晶晶品嵒亟亟lｪｪ―_‐ｪｪ|ｭ　|ｭ￣ r=ｭ Γ二ｌ|＿＿＿＿_||＿|[]⊥
　 “““¨¨´　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨¨¨¨“““““““ｆ=======fｮ_/:{zzzzzｭｪｭ┴7ffT]三三7ffT{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀￣V::}:リ￣V::{iリV::}:7￣V::{i:ﾉ￣￣V::{i:ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨´　　｀¨´　｀¨´　　｀¨´　　　｀¨´
4685： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:04:50 ID:.4bEBFJo: 　　#;'　　　;,;'.　　　　　　　　　　メ　　　　　':;,:
　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
　┃　　 ┃　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃　　 ┃　　　　　　　　 ┃　　 ┃
　┸──┸┐ ====================┌┸──┸┐＿＿＿＿＿＿┌┸──┸
　　 15番　｜ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉ||||ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉ||｜　 16番　｜__lﾆﾆl＿l||l＿ｌﾆ｜　 17番
　────┘ =======||||==========||└────┘__lﾆﾆl＿l||l＿ｌﾆ└────
　　　　 ||[[[[[[[[[[[[[[[[||||[[[[[[[[[[[[[[[[||　　　　　 .|l＿lﾆﾆl＿l||l＿lﾆﾆl＿l|
　　 ∧＿∧ 　 =======||||==========|l　〃ﾉﾉ＾ヾ　 |l＿lﾆﾆl＿l||l＿lﾆﾆl＿l|
　　（´∀｀.*）　[][][][][][]||||[][][][][][][][]||　ﾘ´－´ﾙ　 |l＿lﾆﾆl＿l||l＿lﾆﾆl＿l|
　 Α＿Α ────‐,──,─────∧ ∧───────────────
　（.　　・）￣￣￣￣|￣￣|￣￣￣￣￣(　； )￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　（　　　）　　　　 |￣￣|　　　　　　　 / ﾞ^ﾊ
　｜｜｜..＿＿＿＿|　　 |＿＿＿＿＿ｿ　　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　（__.（＿_）　　　　　　　　　　　　　　　　.ﾉ_,､ﾘ_」

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　　　システムメッセージ　　　┃
┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　わたしの思いはおじいさんに届きません。カ□リーメイトを押し込んで、コップ一杯の水分で流して湿らせて。

　それでもちょっとだけ口に残ったパサパサ感と格闘しながらたどり着いたのはスカヴェンジャー協会の窓口。

　もちろんおじいさん同伴です。というよりわたし同伴？
4686： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:06:50 ID:.4bEBFJo: 　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　＿　　　　　　　＿
` 　　｀ヽr '',.Ｚ.._　　　　　　　　　　＿ヽ｀Y　,Ｚ._　　　 ,　-─-　､　　,＞　`´　 '‐z　　　　≦-｀　`' ¨ Ｚ_
　　　　　　 ′∠.._　　,.　-─- ､　　＞　`　　　　＼.　〃＾''ｰ-‐uﾍヽ .7 ,ィr=､,.=ヽ､ヾ　　　＞,.ｨィィィィｨ_｀ヽ
　　　　　　　　＜　〃＾''ｰ-‐へヽ/ィ　 ,.ｲﾊ　i､　ゝ.|{ ‐-､　 , -‐ }| 1/‐-､　 ,.-‐i. |　　　´7‐-､　 ,.-‐ 7 .|
　　　　 ,ｲﾊlヽ.　ヽ. |{.‐-､　 ,.-‐ }| ﾚlｲ/_ヽ　ゝ!ヽ. | ｎTこ･lﾆl･つﾌｈｎ|. －,　.－　}ｈ　　 r|:＝｡　｡＝ 7ｎ!
　　　 ,ｲヘ.｀7　ﾊ|ヽ!r!| こ･　･つ |h ｎ| ´_０i i ０_｀ |ｈL|v￣L_.｣￣u|ﾉL|ur　|__|　､v|ﾚ　　 l_L￣L_｣￣_, |ﾚ|
　　 r' ＝=f ,, /　　 L|.u　/_ヽ　　|ﾘ Ll v　r'_'ｧ　.u ﾙ' .|: :-──- : |　/l ! -─‐- ｌ |ヽ　　　 | (三三三) :Ｎ､
r'ﾆl.|　` ｰ-　＼　　　l　-──-　|　　ｌ　-──-　 l　_ﾊ : : :￣: : : ﾉヽ_ l＼. ￣　, ｲ　| `'ｰ-⊥._ ￣ _,,. イ/ |`ｰ
|.|-||. ijv 　 r __　＼‐'ﾊ＼　￣ ,.イl`iｰ/l＼. ￣　,.イヽ l　|` ｰ─‐ 1|　|　`ｰ-.二_／|　 |　　　　ﾊ￣　／/　|
ヽﾆ|.　　──r-ゝ ´.|　l＼､二／レ‐''|　ヽ. `ｰ ' ／l　|` ｰ-　､__.ノ|⊥_|　　　　　 /ヾ￣　　　 l　l￣/_￣＼|
　 .ﾊ.u　 ┌;┘　　　l／ヽ. l　.ﾊ´　　 |_.⊥ヽー/ _⊥._|　　　 /ヽ　|_　　　　　　　.l　ヽ　　　 |　 l./
　 |　ヽ v　lハｰ-　 _　　ﾟヽ/ .l　　　　　ﾟ∨`　　　　　ｌ　 l. |　　　　　　　 |　　∧ r─┐| ／l
　 .| 　＼._｣. ヽ　　　 ` ‐ ､/ヽ |　　　　　　　|　　　r──┐| ／,!|_　　ｌニ｡ﾆｌ |　 / ∧ト｡ｲ |. ／l° 　ｌニ｡ﾆｌ
ﾄ、 l　　/, / 　 l　　　　　 /ヽ＼|　　　　　 | ｡　ト　｡　ｲ | ／ﾍ　　 |　　　| |　　/　〉＿| Ｌ_, イ　　　|　　　|
|ヽW-‐'〃|⊥.　|　　　　 /　 l＼|　　　　　 |　　 |　　　 | | 　 ,.イ　　　￣￣　| 　 _,.イ　　　|　　 |｡　　　￣￣

　　　　　 -――　、　　　　　 , :: ::´￣: :｀:: : .、
.　　/: : : : : : : : : : : :＼　　　　 /: :: :（ M ）: :: :: : :＼
　　{: : : :（ L ）__: : : : : :ヽ　　 i: :: :: :ゝ-―‥､: :: :: ::':,
　　ヽ／-―‐-ニﾆヽ、: : }　　 ':, ／-----＝一≧: :: :}
　　￢ｫﾃﾏ　ｷﾃﾐ∨,-､〃　　　寸ｹﾋﾃ} "rﾃﾇ　ミﾆヽ
　　　　{i　,.し､__　ﾐ!6:/ 　　　　　 {i　　,ふ__　　ﾐし/
　　　　 ',彡ごテ`　ir'ﾐ　　　　　　　',ｨ彡ﾞミデゞ　/ﾐ
　　　　　ﾍ　¨¨　ィ∧　　　　　　　ヘ　｀¨ ´ 　ｲ: ﾄ､
　　　　 |｀¨ ´/　　/∧ｰ,- ．　　　〉'ー＜ / 　}::/≧7-ｭ､
　　 ,=-ｨ､"',　 ,　-‐/∧∨: : : :｀ヽｨ≦| ヽｰ"∠ -, '////／: :｀ヽ
＜´i//l: :ヒ 7"．＜: :l/∨: : ,ィ:´: i///ヽ￣У／: ::i///!/: :: :: :: :l
: :i l//|: : : :Y´: : : : : l//|: : ,':: :i: :i/:/i: :: :｀¨´: :: :: l///!i: :: :: :: :: :|
: :l l//|: : : : : : : : : : :l//|: : |: :: i: l/:/! :: : i': :: :: :: :l///!|: :: :: :: :: : !
: :l l//l＿＿＿＿＿:l//ヽ: |:: :: i l/:/|:: :: :: :: :: :: : l///|7: :: :: :: :: : l
: :t〔○〕/////////〔〇〕/i:: :: :tl/:/|:､＿＿三二l///|,．-‐‐- ≦:|
: : |/////////////////.←‐-〔〇〕/////////〔〇〕{　　　　 P
￣l//,l77777777777l/// l　　　〈//l7777777777l//.ゝ‐-　、　 !
　ヽ/,l///////////l＞'´ }　　 {//|///////＞"´　　　　　　 /
⌒ {//lｧｰ--ｨ￢＞'" 　　 l　　　 }:/|//＞ ´　　　　　　　　ノ

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　　　システムメッセージ　　　┃
┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　おじいさん昔はブイブイ言わせてたらしいですけど、今の世代には通りが悪いのか、いつもどうり

　電子機器の買い取りの掲示をお願いに来たぐらいにしか思われてないないですね。一応おじいさんを

　只者じゃないと思ってるような顔の人は数人。他には老い耄れて食い扶持も無くなってスカヴェンジャーに

　なった哀れな爺さん。と思ってるように嘲笑を隠さない若い男の人たちがちょっと。と言ったところでしょうか。
4687： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:07:50 ID:.4bEBFJo: 　　　　　　　　　　　　　　　,　　-二二-　、
　　　　　　　　　　　　　／,ｨ=-::￣￣::｀ミ､:＼
　　　　　　　　　 //´:::::::::::::::i::::::::::::::::ヾ、ヽ
　　　　　　　　　　　　//::::::∧::::::::ﾊ:::::::::ﾄ､::::::ヽ:'.
　　　　　　　　　　 l::{:::､/　ﾚﾍ/ uゞ‐┘N::::::::!:|
　　　　　　　　　 |::|:::|　○　　　　　 ○ |::::::|::l
　　　　　　　　　 '､|:::| u　.:::::::::::::::::.　　|::::::|::|
　　　　　　　　　　 l:::|、 ;　　 △　　 J l:::::.;:/
　　　　　　　　　　　ヽ:::}ト　 _・　＿,..ィ´|:://
　　　　　　　　　　　　　｀iLf圭)ｽ_人-w从ﾘ (
　　　　　　　　　　　　　　　　,. ｲr ぅヽ/ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　/ |: :ヽ爪Y: : : }ヽ、

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　　　システムメッセージ　　　┃
┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　打って変わって受付の内側にいる人は大層な困り顔でした。協会の偉い人とも軍部とも繋がりがある

　人がふらっとやってきて「白骨化寸前の5級遺跡行くわー」はそりゃあ困るでしょう。

　　わたしと言う名目がいるから遺跡入場用の半券も2枚ちゃんとくれましたけど。
4688： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:08:50 ID:.4bEBFJo: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 || 　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 l ! 　.//　　／
⌒⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ＼　　| |　//　／
　　乂　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＼ | | //／
　　　　｀ー､＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ―＝ﾆ二´　｀二ﾆ＝‐
　　　　｀ヽ　　￣⌒｀ヽ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ――――＝ﾆ二､　　,二ﾆ＝――
⌒⌒ヽ＿ノ: : : : : 　　　　｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／ | |＼＼
: : 　　　: : : : : : : : : 　　　　　｀⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／//｜!　＼＼
: : : 　　　: : : : : : : : 　　　　　ー―'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　//.　| !　　　ヽ＼
: : 　　　　: : : : : : : : 　　　　　　｀ー―v⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 // 　 l ! 　　　　＼
: : 　　　　　　　: : : : : 　: : : : : : 　　　　　　｀ヽ＿＿ノ⌒ヽ､　　　　　　　　　　／　　 /　　 ||
: : : : 　　　　　　: : : : : : : : (⌒ヽ: : 　　　　　　　　　　　　　　）　　　　　／　　　　　　　 |
: : : : 　　　　　　　　　　　　｀ヽ{: : 　　　　: : : : : : : 　　　　　　⌒ヽ　　　／
: : :　　　　　　　　　　 r―‐' ｀ー‐､　　: : : : : 　　　　　　　　＜
: : : : : : 　　　　　　　　　　ー―― ､　ー‐､　　　　　　　　　　　　｀ー､　　　　　　　　　　　 /＼
⌒⌒⌒辷‐､＿x― ､＿　　　　　　）＿　　｀ヽ＿＿人＿)⌒)　　　　ノ　　　　　　　　　　　/　　＼ー――'⌒⌒
￣￣二ﾆ=ﾆ二_　　＼　｀ヽ＿＿＿＿￣￣　 :r‐---‐ｒ―---―ｒ―---‐ｒ―---―ｒ―--―┐⌒´＿　　　: : : :
￣:; :; :; :; :; :; :; :; ￣￣:; ー‐＝fhュュ――zz　　il　　　　;　　ロ　 ;　　ロ　 ;　　　　　 ;　　　　　|.　三三三二ﾆﾆ=
:; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; [lj .|i'~i｀　　　.i　　| 　 il　　　　;　　　　　;　　　　　;　　　　　 ;　　　　　il 三三三三三三
:; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; lｺ ||__|__________|＿_| 　:il　　　　;　　　　　;　　　　　; 　　　　　;　　　　　il }-､三三三三三
:; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; ＿＿.t_/o .i,.----.、| 　|　　il　　　　;　　　　　;　　　　　;　　　　　 ;　　　　　il.; :; :; :; :; :; :;￣￣
:; :; :; :; :; :; :; :; ／　　／:;../ 　 ii＞＜　||j　.|）　|￣￣￣||￣￣￣||￣￣￣||￣￣￣｀||￣￣￣｀|.:; :; :; :;仁}:; :; :; :;
:; :; :; ／￣￣　　　　　｀ _/＿__i｀ﾆﾆﾆ´ |　 .| .　|ｪｪｪｪｪｪ||ｪｪｪｪｪｪ||ｪｪｪｪｪｪ||ｪｪｪｪｪｪｪ||ｪｪｪｪｪｪｪ|; :; :; :; :; :; :; :; :; :;
:; ／　　　　　　　　　 .λ~｡￣i―‐_-_-.!二| .!___!!!二ﾆ_ﾆ二!!　| |／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ＼| |＿..＿＿:; :; :; :; :; :;
　　　　　　　　　　　 .[λ＿__γ ´⌒｀ヽ.ヽ三|三|三i「P~o~［ | 　〆´⌒ﾞヽ　〆´⌒ﾞヽ　　| |:; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :;
　　　　　　　　　　　　　　　　＼..:i　（∴）　i　|三|三|三三ﾆ|ﾆ［　　i　（∴）　i i　（∴） .i　:; :; :; ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ:; :; :; :; :; :;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､.____,ノ　.　　　　　　　　　　　　 .ヽ､.____,ノ :ヽ､.____.ノ

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　　　システムメッセージ　　　┃
┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　なにはともあれ協会での用事も済んで、それぞれの遺跡へ向かう……またトラックですか。

　　これに乗り込んでオカヤマ市街地に近い遺跡から順番に人を下しながらわたしとおじいさんの行く遺跡に

　向かいます。
4689： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:09:50 ID:.4bEBFJo: 　　　　　　　i´ヽ､
　　　　　　　i　　ヽ.
　　　　　　　| 　　_ｒ'7ヽ. :::─:::,.:-､_　　　　　　　　　　　　　　　　　_____
　　　　　　　! 　 ri.{ __ヽｒ'-7'´　　 /_ﾄ､　　　　　　　　　　,. -─ ''"´　 /
　　　　　　',　 /:::ゝ-ﾍ/_/二____」{::::::::':,　　　　　　　／　　　　　　　/
　　　　　　　 Y:::/::::_!_:!::!i:::::i:::;:::､::::::::::::::!　　　　　／　　　　　　　/
　　　　　　　　i::::i::::!ｫr､!:! !::!-!-!::::',::::i:::::i　　　　/　　　　　　　　 /
　　　　　　　　L!:ﾊ:!! ﾄ,! 　｀ｫ=‐!､!:::i:::!:::::|　　　 /　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　! .ﾉ:ﾉ!,,´　.　　!__ﾘﾉ-'i:::::!::::|　　／　　　　　　　　　　/
　　　　　　　,:'´:::/:i:>.､　ｰ　　"/:::/:::::!:::::i／　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　!::::i::| /:i_;ｨ｀rｰ=''7::::/､::::::!::::',　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　ヽ:ﾊ」i k!　/ﾑヽ. !::i::i　ヽﾊ::::::',　　　　　　　　　／
　　　　　　　/:::i:::〈ｋ´〈/ヽ〉､ﾚﾍ」へ〉::!:::::::':,_____,. -─''"´
　　　　　　/::/::::7'ヽ､!.　　k､　　,〉!:::ﾊ:::::::::::ヽ.
　　　　　, -,'::/::!r/､___」､ !/　⌒/,.ｲ:/! !ヽ:::::::::::i､
　　　　 i　 i::::!::／　　 | ／ヽ-､_」＜ﾍ/:/::::!::::::i::| ｀ヽ.
　　　　 !　,r‐r「ヽ､___.〈　　　　」､__ﾊ/k___/:::::/!::!　　　!
　　　　,,r!-'"ヽ､!　　/´ヽ､__/」　　i 　｀ヽ､ヽ､::/　　　 |
　　 _ｒ/　　／　｀ｰ'ヽ､_ノ /　　　　!　　　　ヽ. !_　　／
　　L!／　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　　!/　〈
　　　!ゝ.　　　　　　　　/　　　　　　 |　　　　,.ｲ !　　',
　　　　L>ヽ　　　　　 /　　　　　　　 |　　,.くﾝ´　　　 !
　　　　　｀ヽ7､　　　/　　　　　　　　 | ,.ｲ」´　｀ヽ. 　 |
　　　　　　　｀ヽ､7､二ヽ_ｒ二ﾆr__r二ン´　　　　　レ'
　　　　　　　　 !-,:/____／
　　　　　　　　「/'ｰﾍ7
　　　　　　　　/ヽ､_,ｲ
　　　　　　　/　　　/
　　　　　　ヽ,__.,／

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　　　システムメッセージ　　　┃
┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　悪友の話では女スカヴェンジャーも珍獣レベルで珍しいと言うほどじゃないとの事でしたが、遺跡に向かう

　トラックに乗り込んでる中で女性はわたしと後もう一人。年端もいかない少女ですが、飾りでなければ

　半ミュータントの印である人では有り得ない2対4枚の羽が生えていました。傍らには鈍く光る銀のライフル。

　　おじいさんが「SHADEか、いい趣味をしている」って言ってました。おじいさん的に彼女は好印象なようです。
4690： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:10:50 ID:.4bEBFJo: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /∧:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　//i:i:i∨ヽ､　　　　　　　　　　　　 __,,.　-=ﾆ¨ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 //i:i:i:i:i:∨: :`ヽ､　＿,,..　　-=　￣: : : : : : : ,ﾍ :|i,
　　　　　　　　　　　　　　　＿,//i:i:i:i:i:i:i:i∨: : : j{￣: : : : : : : : : : : : : : : : ::,ｲ:i:i:, :|i,
　　　　　　　　　／￣￣: :.:::://ｉ:|二二ﾞ|ｉ:ｉV:::::j{: : : : : : : : : : : : : : : : : __/i:iト.:ｉ:, :|i,
　　　　　　　　／ : : : : : : :::://i:i:ｉ|:|::: : |:|i:i:i:V::j{ : : : :_:_:_:,. 　 -=ﾆ二「i:i:i:ｉ:ｉ:ト.||i:, :|i,
　　　　　　／: : : : : : : : : ://i:i:ｉ:ｉ|:|==::|:|i:i:i:i:≧=ﾆ「i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|i:i:i:i:ｉ:ｉ|::ﾞ||i:i:, :|i,
　　　　　／_:_:_:;;;　--─=彡i:i:i:i:i:|:|::: : |:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|i:i:i:i:ｉ:ｉ|`'||i:i:i:, :|i,
　　　　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|:|zzｪ|:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|i:i:i:i:i:i:ト.||i:i:ｉ:|__|i,
　　　　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|
　　　　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ__jjIIL　｡｡　--|-　､i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|
　　　　　 |jjIIＬi:i:i:　｡｡　　---───…　　'''　￣￣　　　＿,,,....... ⊥..,__|｀`''ミ+s｡.,
　　　　　 |-- ┬r─‐┬─…tt====ュTTTTT::/||~￣￣ ||i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|i:i:i:ｉ:|:::::::::::::｀`''ミ+s｡.,_
　　　　　 |i:i:i:i:i| | : : : :||i:i:i:i:ｉ:ｉ|:|:|￣:::|:|i:i:i:i:i:iｉｉ:ｉﾉ::||zzzzｪｪ||i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|i:i:i:ｉ:|:|:|￣~ |:|: : : ::::|｀''ミs｡　　　　　. . : : .
　　　　　 |i:i:i:i:i| | : : : :||i:i:i:i:ｉ:ｉ|:|:|　　:|:|i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:::||　 l　 | ||i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|i:i:i:ｉ:|:|:|::: : ::|:|: : : ::::|:;:;:;:|丁 . . : : : : : : : : : : .
　　　　　 |i:i:i:i:i| | : : : :||i:i:i:i:ｉ:ｉ|:|:|,,,,_/|:|i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:::||　 l　 | ||i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|i:i:i:ｉ:|:|:|:::: : :|:|: : : ::::|::::;::|│.: : : : ､: : ∨i/: : ::.
''^''^''^''^''^|i:i:i:i:i|_|＿＿||i:i:i:i:ｉ:ｉ|:|:|ニﾆ|:|i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:::||＿|___|_||i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|i:i:i:i:|:|:|:::: : :|:|: : ::: ::|:::;;;;|│{ : :/／＼/ /{__ノ
ｰｰｰｰｰｰ |i:i:i:i:i:TTTTTi:i:i:i:i:i:ｉ|:|:|ニﾆ|:|v-‐'""└─── ┘i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|i:i:i:i:|:|:|:::: : :|:|: : ::: ::|== |│＼|i'"　　｀Y|'^'ｰ
ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞﾞ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:洲洲i:i:i:|:|:|ニﾆ|:|ｰrーrｰi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ/二二|i:i:i:i:|:|:|:::: : :|:|: :: :; ::|::;:::;|│ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:
:,　:..　.::　,:|＿￣”“''　…─‐‐-=====⊥_;_;_;_;_;i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:|:|zzzzz|:|:::: : :: |:::::::|┤　.:　　:　　:　　:
:,　:,　　:..　.::　:　:　:　l￣　二ﾆ=-　...,,＿＿＿　＿￣￣￣￣￣￣　丁￣|￣￣￣￣￣ﾞ|:|:::::::|丁　.:　:　,:　:.　.　,:
:,　:,　:,　:,　:,　:,　::　:,　,:　　:,　　:.　..:　:..　　.::　　　:.l二二二二二二丁￣「￣￣￣￣￣|:|,.｡o≦　:,　　:..　,:　:　,:
.:　:　　..　.,　:.　＾　.:　′　.::　　:.,　.:　　:.,　　..:　　:..　　:,　:　　:.　￣￣　　￣￣￣￣￣￣　.: ┌───┐　::　,:
.:　:,　,,　.　　.:　　,:　　:..　　;:　'^　.:　　,.:　　:..　　,..:　　.:　　:..　　:..,　　　..:　　..:　　:,　　:..　:..　└───┘:,　:,
:,　,:　..:　　,:　　:'　　..:　　　,.:　　:..,　　:,　　:,　　,.:　..:　　:.,　:.　　:...,　　.::　,.:　:..　:,　:..　　　　.:　　:,　　　:,

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　　　システムメッセージ　　　┃
┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　到着したのは１つの廃屋。外観は2階建ての住宅です。周りは何もないちょっとした荒野。かつては

　住宅街だったのかはたまた……。

　寂しい所ですがこんな所でも詰めてる軍人さんが居るんですね、お疲れ様です。

　　さあ、初めての遺跡漁りです。死なないように頑張りましょう。

　　　　　　　つづく......
4691： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:13:50 ID:.4bEBFJo: やっと遺跡探索の前段階まで来たよ！　この先も続くんですがさっきみたいな「●」で隠れた
問題文が頻出するんで、いったんここで区切ろうかなーって。
　正直どうだろうこのシステム……問題作るのは楽なんですけどね。面白いかどうかは別ですし
4692：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:16:11 ID:vldphK/k: 乙でした
隠し方で難易度全く代わりますからねえ
前提知識がないと１文字で本当に全くアウトになる可能性も無くはないし（キャラ名ググれないとか）
4693：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:19:23 ID:EmOLbqd6: おっつおっつばっちし☆
隠し所によってはかなり難易度上がりそうすなー
4694：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:21:18 ID:vldphK/k: 個人的にはダディの所で見た「対抗ロール関係のオマケ」みたいなのが
何かで得られるシステムとかあると面白そうかなと思ったり

要するに銀はがしをする権利というか、何かの要素で隠し文字を開けられる感じ
出題者と回答者でこんなに意識の差があったなんて・・・となったら妖精さんの力でオープン
みたいな救済措置も出来なくはないし

でも問題数増えすぎるかなあ。序盤は隠しなし２問ずつ（片方EX）
EXの正解数でラストのボーナス隠し文字問題のオープン数が違う、とか・・・？
4695：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:22:07 ID:rzu2LneI: 乙ー
4696：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:22:26 ID:i0naUvUE: 乙乙
4697： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:30:39 ID:.4bEBFJo: 「●」の数はわたしちゃんの能力依存なので懸念は

・判定に使用する能力の比重（筋力の無いキャラに筋力判定ばっかりになってないかみたいな）
・問題の難易度そのもの（●の数関係なしにさじ加減難しいです。）
・●で隠す場所（今回なんか「マスターキー」が「●●●ーキー」になる可能性も見てる人は想定するわけで。
　意図的に●が連なるようなのは避けてますけどね）

すぐ出てくるだけでこんだけ不安な場所が……
>>4694さんの言う銀はがしも想定しておりまして、わたしちゃんのスキルが《銃器取扱/F+（全能力）》って
なってるんですが、今回は前触れなしにクイズしましたけど、これ以降にはスキルを使用するか否かって前置きをつけてて、
スキル使用の安価の結果を受けて「●」の数が減るっていうのを想定してました。
4698：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:35:19 ID:vldphK/k: 銀はがしはありましたか
スキルの種類による差はありますか？
4699：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:38:30 ID:nIf6bISI: ●で問題を隠すのはあんまりよくないと思う

というか自分はクイズ安価自体がややフラストレーションだなぁ
ググればわかる問題は手間を強いるだけで最初から正解にしてるのと変わらないし
ググってわからない高難度問題はたまたま詳しい人がいなければわけわからん意地悪と変わらんしで

いずれにしろキーワードを隠してググれなくしてしまう●は、一般教養範囲を超える難しめの問題では理不尽感を醸造すると思うよ
4700： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:42:21 ID:.4bEBFJo: わたしちゃんのステータスを●クイズ式にリビルドしたのを見せたほうが早いっすねこりゃ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ﾆ=-=ﾆ .,　 __＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : :／: : : : : :｀≦
　　　　　　　　　　　　　　／: : :／: ／: :/: : : :＼: ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /: -=彡: :/: : : /:.i: : : :i: :＼: :`=一
　　　　　　　　　　　　 ,': : : :/: : : : : : :/: :|: : : :ﾊ:|: : : :',
　　　　　　　　　　 |: : :i.: : : :／-≠: /|.:.i: :刈|: i: : :|!
　　　　　　　　　　　　　 l: : :.|: :／／ｨ=≦、|从ｨ=,||: |: : :|
　　　　　　　　　　　　 | : -=´イ.: : :|ﾋc! 　　　ﾋ! |: |.: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 |: : : : : :|: : : :|　　　　 '　ｲ/／
　　　　　　　　　　 /: : i: : : |: : i: :|　　ー　　,.イ: |
　　　　　　　　　　　　/: : :/: : :/: /|.:.:|≧=-　イ: : ',: ',
　　　　　　　　 /: : :/: : :/: /.┤:.|.,　　ﾄ,_: ! : : :＼＼　　　　 |
　　　　　　　　　 /: : :/: :／／ヽ |: /　,ゝ<　｀7=:; : :.＼＼　　　 ||
　　　　　　　　／: :／:イィ　＼:::/:/ﾐ/＼　｀ y.＼　ヽ.; : ',: ',　　ノﾉ
　　　　　／: :／: : : :|　　　／:/:.:.:.:.:.:.:.＼/.:.:.:.:.＼　＼',: ﾋ彡
　　＝ニ≦: :／: /: : /:|ー=彡イ:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:爻.:.:.:.:.:.:.:＼　| |
　　　　／: :／/: :/: : /: :|　　　 |::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.爻.:.:.:.:.:.:.:.:ヽﾘ＼
　　　/: :／　/: :/: : /: : :|　　　　 |ﾐ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:::::爻::::.:.:.:.:.:.:}　　＼
　　　: :/ 　./: :/: : : |.: : :| /　　　 {ﾐﾐ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;乂;;;;;;;;;;;;;;ノ　　　＼
　　　:/ 　./: :/|: : : :|.: : :ﾚ　　　 |ﾐﾐﾐ三三三乂三三ﾐ∧＼　　　　　＼

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【名前】？？？・オーキド（自称：わたし）　【年齢】２２　【出身】“皇国”オカヤマ（育ちはほぼキョウト）
【能力】
　筋力C 体力C- 俊敏D 知能A- 運勢 (・ワ・) 知名度F-/E+

【スキル】

　《インテリ（知能）》　　　　　　　 .：知能判定に『乙補正』が入る。またスキルの覚えも良くなる。

　《お菓子作り（筋力/体力）》　　：筋力と体力の判定に『丁補正』が入る。

　《研究者の卵（体力/知能）》　　：体力と知能の判定に『丙補正』が入る。

　《皇国乙女（俊敏）》　　　　　　　：俊敏の判定に『丁補正』が入る。また徒に他者に危害を加える行動に制限がかかる。

　《銃器取扱い/F+（全能力）》　　：全能力の判定に『丁補正』が入る。

【所持品】
　《中性能PDA（知能）》　　　　　　.：知能の判定に『丙補正』がかかる。ただし、戦闘中など使用できない状況もある。

　《お土産のお菓子×２》　　　　　：持って帰ったお土産の残り。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　乙補正で3文字、丙補正で2文字、丁補正で1文字、それぞれ開示できるようになってます。

スキル名の後ろについてる（知能）とか（筋力/体力）ってのがその判定の時に使えるスキルだよっていう印です。
　今回の問題なら《インテリ》は使用できますが、《皇国乙女》は使用できない。ってな具合です。
　明記が無い場合１回使うとそのフェイズでは同じスキルは使えなくなることでバランスを取ろうかと。
4701：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:43:08 ID:vldphK/k: それはあるよね＞理不尽感
自分で「ボーナス」と書いたのもその辺

命掛かった状況だとかは相当キツいしね　オマケ問題の難度変更できまーす
まあ失敗してもデメリットはないよ！くらいのが気楽でいいというか
4702：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 21:46:23 ID:vldphK/k: 確かにこれだと特定の判定ばかり必要な問題連打だとつらくなりそう
戦略レベルでは、どの能力を伸ばすかで議論する感じかなあ
4703： ◆itgz3QiiZQ：2015/07/03(金) 21:55:02 ID:.4bEBFJo: 　とはいえ壁で見えるランダム性を出そうとすると結構大変な気がして……それをどうにかできないかなって試み
も兼ねてはいたんですよね、副次的な物ですけど。
　ダイスが使えないとなるとクイズか、トリップに数字を隠すかぐらいっぽいですし。スカ点はその点優秀でしたね。
参加できるハードルが低くて且つ楽しいという。

この遺跡に関する問題文は全部作成したんですが、「●」で隠された文字を想定してググれば答え出る難易度には
してるつもりなんですけどねえ。それでも問題数と使用した能力の関係で半分近く●になってる問題文もあったし、
なによりやっぱりググらなきゃいけないじゃないか！　っていう。
　ダイスが使えるところに行って独立！　ってのが安価する型としては安牌なんですかねえ……
4704：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:20:16 ID:exSBcfxw: ダイスの女神様信じるとえらい目に合うのはお約束だから怖いです……（ボドゲ民並の感想
4705：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:23:59 ID:Rvmt9Weg: たまにゲーム系安価スレでみる固定値教とかか＞ダイスの女神さまは
4706：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:27:58 ID:HRfkVcS.: これをいうと本社にも当てはまるんだけど
なんで大半の人が出すクイズ安価＝サブカル知識当てなんだろう
[焼　肉　弱　定　食　強]　[]の中にある単語を組み合わせて四字熟語を作りなさい、みたいな検索機能不要かつその場で考えるクイズってほとんどないよね
4707：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:29:50 ID:Rvmt9Weg: 焼肉定食！
4708：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:32:36 ID:HRfkVcS.: 680円！（ご飯大盛り無料、税別）
4709：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:32:53 ID:exSBcfxw: >>4705
確殺できる状況まで持ってこないと万一荒ぶってえらいこっちゃになりますおし……

>>4706
以前大喜利をクイズ安価にした人はいたような
あとそういうのは考えるのに時間かかるからそんなもんに頭裂くよりはさっさと本編進めたいと考えるからかと
4710：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:34:54 ID:nIf6bISI: >>4706
そらやる夫スレの作者層も読者層も基本オタなんでサブカルなら問題出せるし答えられるからね
4711：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:46:20 ID:HRfkVcS.: つまりクイズ安価自体が茶番みたいなものでそういうの良いからさっさと本編みたいというところに至る、と
4712：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:48:25 ID:exSBcfxw: クイズはあくまでその行動と選択がどうなったかという判定やからね
その意味ではランダム性の高いダイスは適しているのよ
尚荒ぶってえらいこっちゃになるのは稀によくあるので……
4713：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:48:49 ID:OLrf9pBA: ダイス振ろうぜ！
4714：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:49:59 ID:mpmyalzA: ダイス安価だけ取って最低値を叩き出す単発とかおるよね……（レイプ目）
4715：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:50:20 ID:C.v47aP2: 結局のところトリップ数字当てみたいな運絡まないなら進行は正解前提だしな

だから大喜利（スカ点）みたいに「ヒット数でボーナスが増えていく」のは理にかなってるし、
むしろチマチマ問題考えずに済む分製作側も楽なのではないかと
4716：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 22:57:20 ID:exSBcfxw: 女神信者→固定値主義者→そもそもダイスを振らない状況を（ｒｙ
ダイス使うボドゲ結構やってると大体こうなるからな……
4717：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 23:15:47 ID:fHWH6MCs: ダイス判定でヒロインファンブルで死亡寸前だったのを主人公がクリティカル出して阻止（しかも同じ判定を同じタイミング）
この展開にリアルタイムで遭遇してから女神信者になりました（実話
4718： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:21:05 ID:dUp0TLBA: ゆるふわの者です。
今からちょっとお借りして、外伝をやりたいと思います

前回：ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/8225/1433684845/2946-3003
4719： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:21:57 ID:dUp0TLBA: イ
¨´`''＜￣⌒ー---''´￣￣￣二ー-ミ､
　「ﾉ　ヽ　　　　　　　　　/ ／￣`''ーｚ＞ｘ　　　　　　　　　　　　　_rー---ミ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,r＜￣￣「
　　　,　　i/　　　　　　　　i　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛￣￣｀ヽ　　　　　　　_. イ´　　　｀''ト､＼　　　　　　　　　　　　　　　　.／￣:.:.:.: ｀ヽ　|
≧≫-ミ .辷ミｘー----ミ､ヽ|:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾐ､.ィ≦二ｱアア￣￣/ /　　　　　　ヽ＼｀7⌒¨⌒ー＜￣￣Y´￣￣7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i　.|
∠＿＿＼__／￣￣￣`　≧}ｲ:.:.:i!:.:.i!:.;､{ /:::::::::／ /, ' 　　 ./ /　　　　＼＼｜ムﾍ＿__r―― ､＼　＼:.:.:.: i:|:.:.:i:.:|!:.:.|!: V　ﾑ
ー-､　￣　　　　　　　　　　　`ー==≠　`''＜::::廴//　　　　 i　|　＼　　Y }　寸/　　＼　　　　　＼! 　　＼:.从:. 川|:.:.ﾘⅣ ./ｲ

　　　　　　　　　　　＼:::｀::ヽ
　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::）
　　　　　　ｨ'´:::::::￣｀＞､ﾉ:::／＿
　　　　　￣￣｀＞　　　　　　　￣｀丶
　　　　　　　　＜　......:::::::::::　　........::::::　　ヽ- ､
　　　　　　／　:::::::::::::　　　..........:::::::::　　::::::::::::::丶
　　　　　 /　...:::::::::::::　　 ..:::::::::::::::::::::　　::::::::::::::::::ハ
　　　　　,'　::::::::::::::::::　　::::::::::::::::::::::::::　:::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　i :::::::::::::::::::　..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::i
.　　　　ﾊ::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　 i::::::::::::::!
　　　　/:ｲ::::::::::::::::::::::::::／｀ヽ::::::::::::::::::::::::/､　 !::::::::::::::|
　　　　　 !::::::::::::::::::::::/　　　 !::::::::::::::::::::::,　｀ヽ::::::::::::::!
　　　　　 i:::::::::::::::::::::,'ヽ　〈　|::i|:::::::::::::::/　　　|:::::::::::::::!
.　　　　　 i:::::::::::::::::::,　｀i _　!ﾘ !::::::::::,:i　ヾ､/|:::::::∧:ﾘ
　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'　　　　　　　　┌───────────────────────────────────┐
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､　　　　　　　　　　 │気が付いたら、周りが死体に囲まれていた――――これが、僕の原初の記憶　　　　.│
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､　　　　　　　　　 └───────────────────────────────────┘
//////////////////////≧//∧
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

.
4720： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:22:54 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　 /|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::',　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::.　　　i::|
　　　　　　　　　　　　　丶::::::..　　|:::.
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::::......ヽミ......
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....
　　　　　　　　　　　　　 ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....
　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::..
　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::＼::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::',::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　 |::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::＼:::::::::::::＼
　　　　　　　　　 |:::i::::::::::::',::::::::::::::::::::∧::::::::::::::＼::::,ﾍ::::::::::::＼:|￣￣　　　　　┌───────────────────────────┐
　　　　　　　　　 |:::l:::::::::ﾄ- 、 ::::::::::::|-‐込ミx::::::::V'´ ﾍ ',――＼　　　　　　 │勝手に死んだのか、あるいは僕が虐殺したのかは知らない　　　..│
　　　　　　　　　 |:::l::::: 下斧x＼::::::::|ィ'斧竿ﾘl＼:::＼　il }::,'　　　　　　　　　　└───────────────────────────┘
　　　　　　　　　　 /:∧::::::ﾍ寸炒＼::|　込少'/／￣_ 彡'/-　_
　　　　　　　 /ノ　＼:::::::..　　　、＼　　／　／￣|::::::::};;;;/;;;;)　　　　　　　 ┌──────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　＼(＼　　　　　／　　人从И;;;;;/、＿　　　　　 │ただ、なんとなく僕が原因で死んだんだな、とだけ思った　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　イ　　　　　／;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;,,,,,,＿　　└──────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /;;;,,ー;;;;;;;;Jヽ　　＜;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　x ＜;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　 <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　-――-;
　　　　　　　　　　　　　　フ;;;;;‐ - ;;;;;;|: :',;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-;;;￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　 (;;;;;;;;;',　　　 |: : 丶;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

.
4721： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:23:57 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　 !　　　　　　　i
　　　　　　　　　　　 ,Ｌ. __　　　　/'
　　　　　　　　　　　 Y´￣二　／〉
　　　　　　　　　　　 |　　　　 /!
　　　　　　　　　　　　|　　　 .／｣!　　　　　　　　 ┌───────────────────────────────┐
　　　　　　　　　ｌ　　　　　 !ｌ　　　　　　　　│とりあえず、状況がさっぱり飲み込めないから生きている人を探した　　　　.│
　　　　　　　　　　 |　　　　 |ﾑ　　　　　　　 └───────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　 │　　　　　| ∧
　　　　　　　　　 !　　　　　 |'/∧
　　　　　　　　　 |　　　　 !　/L_
　　　　　　　　　　 |　　　　ｌ　/￣〉
　　　　　　　　　　　 |　　　　　 |　　/∧　　　　 ┌───────────────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　 |　　　　／｀i　′,∧　　　 │幸いなことに、此処は街のすぐ近くの荒野らしい。ミュータントにも野盗にも出会わず街まで行けた　　　 │
　　　　　　　　　　　　　|Ｌ... _ 　　 │　/'/∧.　　　└───────────────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　「￣　`　　/　 ′/ ∧.
　　　　　　　　　　　　 |.._＿ ,　／〕､　　　＿」.
　　　　　　　　　　　　　/￣　｀　　￣|　　￣　,〉
　　　　　　　　 ∠.. _　　　　／!-‐=ﾆ／>..
　　　　　　　　　　∠￣　￣二ﾆ､　厶-､ , '／　〉
　　　　　　 r‐=≦￣ `　　　　　　∨　　 //｀ｰ'´
　　　　　　 iＬ.. ＿＿＿＿r‐=ｉﾆﾆ｣二ﾆ´/'
　　　　　　｀￣￣￣￣ ´　　｀￣￣￣´

.
4722： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:24:48 ID:dUp0TLBA: 　＿ヽ.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.￣￣/
　＼　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∠ ＿
＜￣:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.::.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:／
　　｀＞:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::.:.::.:.:.::.:.:.:.:／
＜／::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::::_,＞
　/:.:..:.:.::.:.:.:.:.:::.:.:..:.:.:.::.:.:.:.:.::ﾄ､:.::::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:::.:.:／
　厶イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::..:.:.:.ﾄ､＼:::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:::＼　　　　　　┌──────────────────┐
　∠:::イ:.:.:.::.:i:.:.:.::.ﾊ:ﾊ.::|ヽ:.::| 　＿Ⅵ:.:.:, --､:ﾍー‐　　　　　 │僕はそこで、お人よしの少年と出会う　　　 │
　　/_::::::::::.::.:i:.:.ﾊ,x==､ヽ　ヽ|　´⌒´　ヽ!｛. ﾘ:.:.:＼　　　　　　└──────────────────┘
　　　　/.:.::.:.:i::ﾊ.　　　　 !　　　　　　　　　ノ:ﾄ|￣
　　　　￣ /.:iﾊﾊ.　　　〈j　　　　　　　厂:.:.:|
　　　　　　ﾚ.i　ヽヽ　　　　　　 -‐ｧ　　ｲ:.::.:.ﾊ|　　　　　　　　 ┌─────────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　＼　ヽ、_,,,ノ　／ ! ヽ| ﾍ　　　　　　　　 │こんなご時世に、記憶喪失の人間を助けようと思うほどに、どうしようもないお人よし　　......│
　　　　　　　　　　　　丶､　　　／　 -''"　　ヽ　　　　　　　└─────────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　 -――"''"|￣＼　　　　　〉＼
　　　　　　　　　　　 |ハ　　　　| |　　　ヽ　　　/　　＼
　　　　　　　　　　　/　＼　　ﾑ |　　　 | 　 /　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　入　>'"　／　..|／　　　／　　ヽ
　　　　　　　　／ﾑ-‐'　.／<＼／　　　　　　　　/　　　　　ヽ
　　　　　　　　|　　　　　＼　＼| ヽ　　　　　　 /　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　|　|　　　　　　＼|　|　　　ヽ　/　　　　　　　　　|
　　　　　　　　|　 |　　　　　　 |　|　　　　Ｖ　　　　　　　　　　|
　　　　　　　/.|　　|　　　　 {　{　　　　　　|　　　　　　　　　 |

　　　　　 /　　/　　　 ,，‐＝ニニニ＝‐=ミ　ヽ
.　　　　 /　　 ,，　７　　　（／　　У 　　ヽ　‘，
　　　　 ′ 　 i　　/　　／　　／⌒　　／!　　‘，
　　　　　　 |_,Уi　／　＿ ∠. : ―‐ ＜___|
　　　　　i　　　 |　＞≠7: /}:|　 }:ﾄ､: ﾊ:ﾄ､{:ﾊ: :ヽ､__　　　　　　　┌──────────────────────────┐
　　　　　| 　　レ: : /}ﾊ{:/八{　 jﾉ j/ｘ≠ミ､ }ﾉ:.i＜⌒　　　　　 │お人よしの少年には、伴侶が居た。美しい銀髪の少女だ　　　 .│
　　　　　|　⌒７: : :/}ｘfﾁ斧ｘ　　　 "fじ::j::}㍉: :从{　 :　　　　　 └──────────────────────────┘
　　　　　| 　ノイ{ﾊ〃{::f::じ} 　　　弋う:ｿ　ｉ :|　　 |
　　　　　|　　 j从 :{{ 弋う:ｿ　　　　　　ー　　|: |　　 |
　　　　　|　　　　 i.: :.　　‐ ´　　　, 　　　　 ,| :|　　 |　　　　　 ┌─────────────────────────────┐
　　　　　|　　　　 |: : :.　　　　　　　　　　　人 |　　 |　　　　　 │多少食いしん坊で子供っぽいところはある者の、優しい人だった　　　..│
　　　　　|　　　　 |: : :.ヽ　　　　　＾　　／/: 八　　　　　　　　 └─────────────────────────────┘
　　　　　|　　　　 |{: : :､　≧ 　　 __ 　イ　}:i: :,′ ヽ　 :
　　　　　|i　　　八: : :.ヽ ::＼ー―‐　´　/ !:.:i　　　　　ﾄ､
.　　　　八　　　　　＼ : :＼::::＼　　　　/::::|: :| 　　　 |　:.
　　　　/　ヽ　　　　　＼: :.:＼::::＼　／:::::ｉ|: :|　　　　　　 i
.　　　/　　　　　　　　　＼: : ＼:::::/＼::::::|: :|　　　　　　 |

.
4723： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:25:40 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　/:::::::::/_ヽ::::::::::::::::::ヽl
　　　　　　　　　　l::::l∨ .ｔッ　ヽl ｀l:::::l
　　　　　　　　　　ヽlく　　　　　　ノ::::::l
　　　　　　　　　　　l 　／　　　ﾉ::::∧l__
　　　　　　　　　　　　ヽ　　_　　_　- ´　ヽ_　_
　　　　　　　　　　　　　　ゝ　ヽヽ　　-　´, - ｀l
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　/ /　　　　////∧　　　　　　┌──────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　l´／ /　　　　　l/////∧　　　　　│楽しい日々だった。こんな日常が続けばいいと思うほどに　　　.│
　　　　　　　　　 /／　　l　　　　　l///////∧　　　　└──────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　/:::/　　l　　　　　∨///////∧
　　　　　　　　　　/::::::l　　　l　　　　　　∨∧/////∧
　　　　　　　　　/:::::::::l　　　l　　　　　　　/ 　∨////∧
　　　　　　　　/:::::／　　　l　　　　　　/　　　∨////∧
　　　　　　　ノ:::::/　　　　　l　　　　　　l　　　∨/////∧

　　　　　　_＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　∠:::::::::::::::::::::::::::::;::::;::::;::::::::::::;::::;::::::::::::ゝ‐
　　　　　　＞'¨ﾌ:::::::;::::'::::;::::///　l::::::;::::::;::::::::::＞‐
　　　　　イ:.::::':::::::::::::::::::/l/十ー l/vl::/l/l:::::::::::＼
　　　　　　フ::::::::::_::::::l/　l でテ　l/ .V 气ﾚ':::::::::ヽ、
　　　　　　／:': :/: ;t: l　　¨￣　 /　　!tﾌｿ;::::::::ゝ、
　　　　　　　/¨ヽ　 i:::ゝ　　　　　_ :　　¨ .;::::/｀
　　　　　　　　　　ｰﾍ　　　　　　　　　　 /"'
　　　　　　　　　　　人　　　　r==、　 /
　　　　　　　　　z ┤　＼　　　　　／　　　　　　　┌──────────────────────────────────┐
　　　　　　　　/　ヽ'　　　　｀　＞‐<　　　　　　　　 │こんな僕でも、お人よしたちの幸せを願ってしまうほどに、楽しい日々だった　　　 .│
　　　　　　　人　　＼　　: : : / : : : ＼　　　　　　 └──────────────────────────────────┘
　　　　／￣亅　 /　 ;　　 : : :冫 : /　|
　　／　　　　 |　 /　 .入ー―‐': : :ゝ　|
. イ　　　　　　レ'　　　亅::::::::::/　　>　＼

.
4724： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:26:22 ID:dUp0TLBA: ∨　　 l　 `'Λ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　ｌ　　　　　　　　　│　　│　　　　　　　　 i′
　　　　.l　　　ﾞ'レ　　　 |.ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘ l　　　　　　　 lr'ﾞ｝ ._.!　　　　　　　　.il|
　　　　 !　　　｀　　　　从　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ,!　　　　　　　　　　　 ! .|ﾘ　　　 /!　 ./ |
＿＿__..!　　　　　　　　 l　ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘ　　　　　　　　　　　,ﾄ　|　　　　　l |しｲ　{
/////ﾍ.,　　 |.ｌ　　　　 .!　.ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 |　　　　 !　　／
////　!ﾍ　　ﾞl　ｌ　　 .、│ . ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　l　　　　 l　　/
.i/i/　　　',＿＿__..　　廴）　 .ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./ , 、 .乂! 　　　 │ /
/i/　II iI　，;;;;;;∧.ｌ　　!　ﾉ⌒i　廴　　　　　　　　　　ノ|　　　　　　 .l./　,! .| 　　　　 │ {
￣i　　　 |;;;;;/　ﾍ_!　...ｌ .!. 　＋.そ　　　　　　　　　 lﾞ .lﾞ　　　　　　 l.l　/　ﾚi　　　　ﾉｲ　ilﾞ
　 | ┌┐　| ;.;　i　ﾍ＼_BOX　|| 　ヽ　　　　　　　　　　　! .,!　　　　　　ﾘ / 　,/　　　　　/　し' {
,.,.,|　|!+!|.　|;.;.;.;＿　',　＼￣￣|｀i　　　　__　　　＿__　　|　.ｌ,〃　　　　....i´|￣￣i＿＿＿.｀Y　　ｌ
;.;.;.;　￣.　..;.;.;.;.;.|||　|　￣|ii　ii |　| ,,:,,,,,　|I|__ﾄ､./　　',　 /　　て　　　　　|...| ii ii|´ II 　 II.　　}　　 .|
;,;,;,;,＿＿　;,;,;,;,;,;iii....|　|｀i|..　　| ii.|,;,;,;,,, ..|I.ノ（.　|¨|.　',┌──┐　　　./|...| ii ii｀i 　＿__.../ 　┌─────────────────────┐
;:;:;:;:;ii || ii　|;:;:;:;;￣ .|　｀.|i.､　　,..|;:;:;:;:;.`Y　　 |..＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ |　//// ﾉ　│――――街が焼けてしまう、その瞬間までは　　......│
￣｀i`i￣￣￣i｀i￣￣i''/i.,ﾉ）i|￣ii￣i￣|.|　　人 TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT|￣ii￣i￣｀i　└─────────────────────┘
_二.|..|..二..　,..|..|二　｀Y´（ i/￣'.　￣'l.,/　　　く、　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣￣￣￣
￣￣￣￣￣.ヽ､　　/i_|　　）､.：：：／　　　　　 }.￣￣￣...丿）　￣￣￣￣｀--i：：：：：..、..
：：：：：：：：：.__,ﾉ）./'__./　(＿,ﾉ）.：（::::::::::::::::::::::　＼ﾉ!.::: ;../　(.;;;;;;;;;;;;;.ﾉ!.;;;;;;;;＼￣.　　,ﾉ）.：
：：：：：：：：.（.　 (＿,／　　　（＿＿）　　　 ::::::::::::::::::::::ゝ／　　,）..　_-.|　＼.= 　＼..｀Y´（

.
4725： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:27:09 ID:GnqY8lC.: lliii, llllllli， .ﾞ!lllll|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,iiilll!ﾞ".,iillllllllll|
lllllll　'llllll　 .,.'!lll　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,ill!lﾞ°.,illllllllll!!ﾞ′
llllllli､ '!llll　/　｀　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,,il!l° ,,iilllll!lﾞﾞ,iiilllli､
llllllll、 .llll　ヽ　　　　　　　　　　　＿__　　　　　　　　 :ﾞﾞﾞ｀　,,iilll!ﾞﾞliilll!!ﾞﾞﾞ°
lllllllll， .ﾞ!　　＼　　　　　 _,,,―'''"＾＿,,,"''i､　　　　　　 ,,il!lﾞ|llll!ﾞﾞ゜　　　　 ┌─────────────────────────────┐
lllllllllli,,　　　　ヽ　　,,,-‐ﾞ,,,,,iiiiiiiiiilllllllllllllllllllliii,,　　　　　　 ‘｀″　　　　　　　 │街の為政者が、何故か狂った。己の街の人間を虐殺するほどに　　　 │
llllllllllllli,,、　　　ﾞl .i″　.~ﾞﾞﾞﾞﾞ!!llllllllllllllllllllllllllllllliiii,,,、　　　　　　　　　　　　　　└─────────────────────────────┘
lllllllllllllllllii,,,　　　　ﾞl!liiiiiiiiiiii,,iilllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!i､
lllllllllllllllllllllllii,,,、　　　ﾞ!lllllllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ’　ヽ
lllllllllllllllllllllllllllllli,!、　　ﾞﾞllllllllllllllllllllllllllllﾞ゜　　　　　　 .ﾞl,　　　　　　　　　__
lllllllllllllllllllllllllllllllト｀'i､　　.”ﾞ!llllllllllllllllll!° 　　　　　ﾞl　　　　　　　 ,,,illl
llllllllllllllllllllllllllllllll|　｀'､、　　.ﾞ!lllllllllllll　　　　　　　　　　ﾞl　　　　　 .,,,illllllll!　┌────────────────────────────────────────┐
lllﾞ!lllllllllllllllllll!lllllll　　　lii,,、　　ﾞﾞlllllllll,　　　　　　　　_,,,,,〃　　　 ,,,,iilllllllllll、　│幼い子供から花束を貰って微笑んでいた彼は、今や幼い子供の内臓を掲げて哄笑している　　 .│
ﾞ!li,.ﾞﾞ!lllllllllllll .'llllll　　　llllllii,,、　ﾞ!llllllli,　　　 _,,―'"＾　　　　 ,,,iillllllllllllllllllll　 └────────────────────────────────────────┘
: ﾞllL .ﾞﾞl!llllllli､ﾞ!lll　　　llllllllll'y　　ﾞﾞﾞ!!!l←'''"゛　　　　　　　,,illlllllllllllllllllllllllll
　 .ﾞﾞl,　 .ﾞﾞﾞ!lli,、.ﾞlll　　 .lllllllll|.liiii,、 .'=n,!-,,,ｯyuii〟　　.,,,iillllllllllllllllllllllllllllllll
　　 .ﾟli､　　ﾞﾞ!ll、'!li　　 'llllllll |lllllllii,,,　￣｀　　　　 .,,,,,iiillllllllllllllllllllllllllllllllllllll
　　　 .″　　ﾞﾟ･ .ﾞ･　　'l!!!!".!!!!!!!!!l!‐　　　　　　'l!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!°

.
4726： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:28:00 ID:dUp0TLBA: 　　､__｀≧=-.:／.:.:.:.／..:.:/:/.:.:.:.:.:./.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ニＺ.´
　　､_｀ニ ⇒..:.:.:.:.／.:./.:./:/.:,:.:.:.:./.:.:/.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.-:≦二、
　　 `'￢彡.:.:.／.:././.:./:/.:/.:.:.:/.:.:/.:.:,:.ｉ.:.:j:.:.:.!.:.:.:.:.ｉ:.:.:.､:.:.:.:.:.ー'Ｚ＾
　　　ー=≦／.:.:.:.'ｉ:.:i:./i/,〃.:.:/.:.:/:/:,1:.!:.:'i:.:.,1:.:.:.:.:!、:.:.:＼:.､≦二
　　　　 __彡.:.:.:./.:.!:.:!∨/l/!:./.:.:,.:./:/ }:.j/_j:/.｣:.:.:.:ｉ:|い:､:.:.:.:＼く￣
　　　　｀¨ア.:〃.:.:!!.j厶{劣iｲ.:.:/:/:厶イｨ岱㍉〕.:.:.:ｉ从Ｖ.:＼_:_:_戈
　　　　 /／/.:/.ｉ|i∧　{iJ＾|:./:/i/'¨下'{iJ　ﾉ从:./:.}:.川:.:ヽ.≧=-
　　　　　´　/イ.:/!い＾`＝‐彳/　　　 ‐＝'^″}':.://∧＼:.:＼_
　　　　　　　　|/|小.i　　　　 '｣〉　　　　　　　　/イ､く:＼ヽi^''ｰ一
　　　　　　　　　　|;小　　　　!{　　　　　　　 /|｢:.､:＼｀:ト　　　　┌───────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　、　　　　　　　　　　 /　!!:厶トへ|　　　　 │壊れていく街を救うために、お人よしの少年は立ち上がった　　.....│
　　　　　　　　　　　　＼　　─…‐-　　　 ' 　ｉ｢》}　〉　　　　　　└───────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　 .＼　　　　　／　／″ /{
　　　　　　　　　　／／个　.___ 　 ´　r＜　　 /　}
　　　　　　　　　　　／／　 /j　　　　　　　}/ハ　 / _,厶__

　　　　|　　 V　　　　　　＿＿＿＿__＿ _＿_　　 |　｜
　　　　|　　　 !　　　イ |!　| | ｜ !　ﾄ､　､ _ヽ__￣＼_|__
　　　｜　　 !/,／　｜ |= ! ≠= ! ､|　イトﾄ¨ヽ`, ヽヽr'´
　　　｜　　V　　 iイ| ∧十ﾄﾐ从　　 jzﾆヽﾊ !　ﾄ､|
　　　｜　　　イ | | |　ﾊｨ云升ゞ　　　 '´ん:ﾊ从_..ゝ|
　　　｜　　从ハ|V/´ん:::01　　　　　 fz::ﾘ八　　'.
　　　｜　　　 |　｜`　弋z沙　　　　　　｀　´ 　｜　 |　　　　　　 ┌───────────────────┐
　　　｜　　　 |　ヽ　　´´ 　　　　　' 　　　￤:.｜　 !　　　　　　│彼の伴侶も、呆れながら彼と共に戦った　　　 │
　　　｜　　　ﾄ! 　 ! 　　　　　　　　　　人:.｜　ヽ　　　　　 └───────────────────┘
　　　人　　　 |:! 　ヽ　　　　　rっ　　ｲ:.:.:.ヽ|＼　＼
　　　 /　　　　　　｀ヽ　　＼　　　　　　 .．く:.|:.:.:.:.: |　 iヽ. 　ヽ
.　　〈　　　　　　　　＼　　ヽ｀　‐-‐ ´| ｨ　Y:.:.:.:.:..|　 |　|　　￤
　　　ヽ　　　　　　）ハ　　 }ー──'´　　｜＼从　　| 　　ヽ

.
4727： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:28:52 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　 ┌────────────────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　 │お人よしな二人は帰ってこなかった――――噂によれば、狂った為政者と相打ちになったのだという　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　 └────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　＼:::｀::ヽ
　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::）
　　　　　　ｨ'´:::::::￣｀＞､ﾉ:::／＿
　　　　　￣￣｀＞　　　　　　　￣｀丶
　　　　　　　　＜　......:::::::::::　　........::::::　　ヽ- ､
　　　　　　／　:::::::::::::　　　..........:::::::::　　::::::::::::::丶
　　　　　 /　...:::::::::::::　　 ..:::::::::::::::::::::　　::::::::::::::::::ハ
　　　　　,'　::::::::::::::::::　　::::::::::::::::::::::::::　:::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　i :::::::::::::::::::　..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::i
.　　　　ﾊ::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　 i::::::::::::::!
　　　　/:ｲ::::::::::::::::::::::::::／｀ヽ::::::::::::::::::::::::/､　 !::::::::::::::|
　　　　　 !::::::::::::::::::::::/　　　 !::::::::::::::::::::::,　｀ヽ::::::::::::::!
　　　　　 i:::::::::::::::::::::,'ヽ　〈　|::i|:::::::::::::::/　　　|:::::::::::::::!
.　　　　　 i:::::::::::::::::::,　｀i _　!ﾘ !::::::::::,:i　ヾ､/|:::::::∧:ﾘ
　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／　　　　 ┌────────────────────┐
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ　　　　　│僕は失意の中で、とある軍人に保護された　　　.│
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／　　　　　　　└────────────────────┘
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､
//////////////////////≧//∧
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

.
4728： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:29:45 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　／!　　　　,.ィ/
　　　　　　　　　　　　　 /:::::ﾍ　 ,イ::::::{___
　　　　　　　　　　 /::::::::::::ﾍ/::::::::::::::::::::｀＞:..._ヽ､
　　　　　　　　　 {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:ﾍ　,｝
　　　　　　　　　　 V:::::::::::::::::::::::__＿＿＿＿_::::::::::ﾚ:ﾉ
　　　　　　　　ﾄ､、_＿∨::::::＞''"´　__＿＿＿__ ｀"＜:く
　　　　　　　　　ヾ:::::::::::::::::/　　, ＜:::::::::::::::::::::::::::｀＞.､∧!
　　　　　　　＼:::::::::〈／（　∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::!　j
　　　　　　　　　　　__＞:::ノﾍ∨ﾉ　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'
　　　　　　　　　　　　￣´ｊ　 i　{_ノ∨::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　 ┌──────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　ヾ::::::::::::::::::::::::::У　　　　　　　│彼は街の復興のために派遣された軍人だった　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　j∨ヾ∧:ﾄ､::::ﾄゝ　　　　　　　 └──────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼..ｲ.___∨-ﾍ!-ﾍjL
　　　　　　　　　　　　　 __.......,,,,,,,,,,/__＿＿＿＿___ j
　　　　　　　　　　　_..ノ=ｰ、　 ,､:＜三三三三三≧x､、_　　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　/⌒ヽ／ﾍ　Ⅵ三三三三三三三≧x､｀i　　　 │傷ついた人々のために奔走し、昼夜を問わずに働き続けた生真面目だ　　　 │
　　　　　　　　　 ,'　　 ∧　　 l　Ⅶ三三三三三三三三l|! l7　　　└────────────────────────────────┘
　　　　　　　 i　　 ,'　ヽ　　l　i三三三三三三三三三i ｲ!
.　　　　　　　 l　　ﾉ;／　ﾍ　l　弌三三三三三三三三l/! !
　　　　　　　　 l　／ヾ／　 i ｜○ ）三三三三三三三iｊi |∧
　　　　　　　　／　／}′　 ij.ノヽ､.__￣￣¨¨"""''''''''（○/ヘ∧　　　 ┌─────────────────────────────────┐
　　　　　　　　ヽ／　/ 　　 i!　　　　￣　‐‐‐ 　--┬′イ　l　　　 │失意の中で、呆然と生きていただけの僕を拾うぐらい、物好きのお人よしだ　　 │
　　　　　　 / 　 /　　　 |　　　　　　　　　　　／　/　　 |!　|　　　└─────────────────────────────────┘
.　　　　　　 / 　 /　　　　｜　　　　　　　／　ム＼　|!　l
　　　　　　 / 　 /　　　　 !　　　　　　　　／　　／　｝　　ヾ∧

.
4729： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:30:37 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ"　/
　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨ　　　　　／　　 /
　　　　　　　　　　　　　 / |　　　　 /　　　　|
　　　　　　　　　　 /　＼　　 / 　　　＼＿＿＿　　 ∧
　　　　　　　　　　　 |　　　＼_|　　　　　　　　　　　＼　/　|
　　　　　　　　　　　　　 | 　　　　　　　　　　　　　　　　　 V 　 |　ｲ
　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／/　　　　　　　┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　／/　,イ　 /――-､　　／　　　　　　　 │彼はこれ以上ないくらい、人間だった　　　 │
　　　　　　　　　　 /ﾆﾆ‐､ .__＞　　　／-/／ ┤ /ー―--､ヽ、ヽ　　　　　　　　└──────────────────┘
　　　　　　　　 /　　　　 `ー--r-r'´￣｀ヽu /イ￣｀＼　/⌒Y＾V
　　　　　　　　　/　　　　　＿_／,ィ|　,ﾆﾆﾕ_ 　,ﾆﾆﾕ　　 V/´y
　　　　　　〈　　　　 / ＿／/ハi!`ー“　　 `ー“´　　ﾚ /
　　　　　　　　＼　　　/ /　／/ ＿|ilili　 `ｰ　　　 u　r-イ
　　　　　　　　　　　＼　 V　/　/　|　 ! 　 r＿　　　 ,才「￣￣￣￣rへ、　　　　　┌───────────────────────────┐
　　　　　　　　　＼　〈　/i 　|　　＞　￣　　／/ /　　　　　 /／￣|　　　　 │臆病で、情けないところもあって、女にだらしない所もあって　　　..│
　　　　　　　　　　　＼. V　　|　l7777｢マﾆィ_／ /7777777 / ll 　／）　　　　└───────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　＼　　 |　|///∧＿][＿／/////// /　jl／　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　`ｰ-|　|/￣＼//l l////>､//// / ／<》　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|＼＼　> | K_／／/// /　　 ∥　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＼弋ﾏ.（ ○ ）く //／／| 　　∥ 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |l>,＼ゝ//L!V/ ／／　ム　　　`＝＝1

　　　　　　　　　　　　｀`'＜::::::::::::::::::::/　!:::::/ l::::::/ _＿..,,,,､γ｀ヾ
　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::／ｰ/／ｰ/::::/´＿__ヽ:::://こ｝
　　　　　　　　　　　　　___／::::::／ラ／ﾍ--'､_　 /:／イこ心　j:/ }ソ /
　　　　　　　　　　　　　￣ ´ﾉ／　ｲﾍ弋）　′ 　_ゞ=イ　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　.イ　ト￣　　　　　　　　/ヽイ;ゝ　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　／　　／ /　 /　ﾍ　`　　 _,　　　 ′　トゝ　　　　│けれど、誰よりも勇気がある人間だった　　　 .│
　　　　　　　　　　　く　　／　 / 　/　　ヽ　￣　　／　　　 |　　　　　　└───────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　ヽ´ 　　/ 　/ 　　　ヽ __,.イ--ｰ─‐┴-、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ/　　　　　/　 /´　　　　　_　＜｀ー―イ７´￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 / 　 _ ,.､＜::::::::::::::::::::７/／｀ヽ　　　　＼

.
4730： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:31:45 ID:dUp0TLBA: 　　　　　 r≦ 三〈┃〉三ミ､　　　　　　　　〃三〈┃〉三 ≧､
　　　　　　　′　　　　　　　　　｀　　　　　　 ´　　　　　　　｀

　　　　　　　　　　　　　　　　　、　　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │そんな時、彼が所属していた部隊の隊長が狂った　　.....│
　　　　　　　｀寸＝‐-‐==＝＝ﾆニニﾆ＝＝==‐-‐=七爪　　　　　　　└───────────────────────┘
　　　　　　　　寸 Ⅴ::::Ⅴ::::::∨:::::∨:::::∨::::::Ⅴ::::Ⅴ／
　　　　　　　　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　　　　　　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　　　　　　　　　　　〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈　　　　　　　　　　　　 ┌────────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ　　　　　　　　　　　　│厳格な正義の信念を持つ男だったが、今は楽しそうに守るべき人々を殺している　　　 .│
　　　　　　　　　　　　／:,::::::,::::::,::::::,::::::,::::::,::::::,::::::,＼　　　　　　　　　　 └────────────────────────────────────┘
　　　　　　　　＜ＷＷＷＷＷＷＷＷＷ＞
　　　　　　　　　　　ｰ-=ニ二三二ニ=-‐

.
4731：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 23:32:11 ID:vldphK/k: 今までの死亡リストになってしまうのか・・・
4732： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:32:43 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｝::ヽ.
　　　　　　　　　 _ ......... _ 　 /::::::::ﾍ　　　　,ｨ
　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::｀′:::::::: ;　　／:ﾊ
　　　　　　　　,ｲ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ....イ::::::::::!
　　　　　　 {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j
.　　　　　　 ,ゝ:::::＞-ー＝TTｰ￢::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　/／く＿二ニ＝V＝ニ∨廴_ :::::::::::く__＿
.　　　　　 ′　 !:::::::::: ｛こ_| |/　γﾃﾄ人::::::く￣
　　　　　　　　　 ∨:::::::人（_ | |!　　 _iｿ (　ソ⌒
　　　　　　　 ∨::::::::::ゝ | |i　　　　　ゝ　　　　　　┌───────────────────┐
.　　　　　　　　　〉ﾊ小/　| |:! 　　 - ′　　　　　 │それを見過ごせるような彼では無かった　　　 │
　　　　　　　　　 _|_＿　| |」、　 /　　　　　　　　└───────────────────┘
　　　　　　　　 /＿＿　￣￢￣
　　　　　　　　　／::i　　　　￣ _￢- 、
　　　　　　 /:::::/　　　　　 /::::::::::ハ
.　　　　　　　 ,:::::://￣￣｀iiヾヾ:::::::::::::ﾊ　　　　　　　┌──────────────────────────────┐
. 　　　　　 i:::://　　　 ll　Ｖﾍへへ::ﾊ　　　　　　 │彼は震える声で、震える足で、精一杯怯えながら立ち向かって行く　　　 │
　　　　　　　 l::::i ! 　　　 lｌ　Ｖﾍ＼＼>ﾍ　　　　　　└──────────────────────────────┘
.　　　　　　 V:l ! 　　　 lｌ　　iハ::::》（()）｝
.　　　　　　 ∨ /　　　 jj＼_j　 !:::ヽ辷ｲi
.　　　　　　　　 У　　　 ll　　〉　㍉､、 ::::!
　　　　　　　　　i ＼　　／ﾍ　 l　　　ｌｌ　|i:::::i
　　　　　　　　　l　　ヾ "　　 ∨j　　ｌｌ　|| ::::i
　　　　　　　　　l　　　　　　　ヽ　　ｌｌ　||::::::l
　　　　　　　　　l　　＼　　　　　',　　 ||　||::::: l

.
4733： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:33:55 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│彼が帰ってくることを祈りつつも――――薄々、彼が帰ってこないことは予感していた　　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　 /|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::',　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::.　　　i::|
　　　　　　　　　　　　　丶::::::..　　|:::.
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::::......ヽミ......
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....
　　　　　　　　　　　　　 ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....
　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　┌───────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::.　　　　　　　 │こんなことが何回も繰り返されれば、僕の何かが悪いことぐらいは分かっていた　　 .│
　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::..　　　　　　　└───────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::＼::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::',::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　 |::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::＼:::::::::::::＼　　　　┌───────────────────────────┐
　　　　　　　　　 |:::i::::::::::::',::::::::::::::::::::∧::::::::::::::＼::::,ﾍ::::::::::::＼:|￣￣　　　　│僕の所為で、愛すべき人たちが死んだことも、分かっていた　　.....│
　　　　　　　　　 |:::l:::::::::ﾄ- 、 ::::::::::::|-‐込ミx::::::::V'´ ﾍ ',――＼　　　　　　└───────────────────────────┘
　　　　　　　　　 |:::l::::: 下斧x＼::::::::|ィ'斧竿ﾘl＼:::＼　il }::,'
　　　　　　　　　　 /:∧::::::ﾍ寸炒＼::|　込少'/／￣_ 彡'/-　_
　　　　　　　 /ノ　＼:::::::..　　　、＼　　／　／￣|::::::::};;;;/;;;;)
　　　　　　　　　　　　　　　＼(＼　　　　　／　　人从И;;;;;/、＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　イ　　　　　／;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;,,,,,,＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /;;;,,ー;;;;;;;;Jヽ　　＜;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　x ＜;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　 <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　-――-;
　　　　　　　　　　　　　　フ;;;;;‐ - ;;;;;;|: :',;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-;;;￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　 (;;;;;;;;;',　　　 |: : 丶;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

.
4734： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:34:44 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　 r:､　 _
　　　　　　　　　＿_＿ヽY／｀
　　　　　　　 ...::::´::::::::::::::｀:::⌒ヽ
　　　　　　 ,::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ､
　　　　　　,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　 ,':::::::::::::::::::::::::::::,､:::::::::::::::::::::::ﾄヽ
　　　　　,'::::::::::::ﾊ:::::ﾊ不ﾉヽ:::ﾑ:::::::::::-‐"ヽ
　　　　 ∧:::::::::::! ';ﾉｲ似ﾌ　ﾙ'ｸ）イ　　　＼
　　　　 )ﾊ::ﾙ'ﾝ　´　　　／　　　　　　＼　　　　　┌──────────────┐
　　　　　 ):' ｋ　 /〉^^v^/　　　　　　 ´￣｀〉　　　　 │死に場所を探す旅を始めた　　　..│
　　　　　　　　_ヽ／　　　/,＿＿ー‐- 　　　／　　　　　 └──────────────┘
　　　　　　　〈::::〈　　　´つ　　｀　　　／
　　　　　　/￣￣ヽ　／￣ヾ￣　‐-　　／
　　　　　 /　　　　 Yヽ　　　　　　　　‐-〉　　　　　　　　 ┌──────────────────────────────┐
　　　　　ゝ､＿＿_/　ヽ_　　　　　　　＼　　　　　　　 │どこかで野垂れ死にしてもよかったのだが、何故か仲間が出来る　　　　.│
　　　　　/　　　　ﾉ　　　＼　　　　　　　く　　　　　　　 └──────────────────────────────┘
　　　　 /　　　　'´　　 _ -‐ ヽ　　　　　　〈
　　　 /　　　　ｲ　, -‐　　　　＼　　　　　/
　　　ゝ､＿＿,　∧　ヽ　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　}:::ﾍ　　＼　　　　　　　　|　　　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　{::::::ﾍ/　　＼　　＼　　　|　　　　　　　　　│僕を庇って、仲間たちが死んでいく　　　...│
　　　　　　　　　〈:::::::〈／　　 ‐､　ヽ　　|　　　　　　　　　└─────────────────┘
　　　　　　　　　　|::::::く　　　　　　ｰ　＼_|
　　　　　　　　　「:::::::/〉　　　　　　　ヽ.　了
　　　　　　　　　'´:::::/ { 　　　　　　　 |
　　　　　　　　/:::::::/　il 　　　　　　　 |

.
4735： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:35:43 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　＼:::｀::ヽ
　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::）
　　　　　　ｨ'´:::::::￣｀＞､ﾉ:::／＿
　　　　　￣￣｀＞　　　　　　　￣｀丶
　　　　　　　　＜　......:::::::::::　　........::::::　　ヽ- ､
　　　　　　／　:::::::::::::　　　..........:::::::::　　::::::::::::::丶
　　　　　 /　...:::::::::::::　　 ..:::::::::::::::::::::　　::::::::::::::::::ハ
　　　　　,'　::::::::::::::::::　　::::::::::::::::::::::::::　:::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　i :::::::::::::::::::　..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::i
.　　　　ﾊ::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　 i::::::::::::::!
　　　　/:ｲ::::::::::::::::::::::::::／｀ヽ::::::::::::::::::::::::/､　 !::::::::::::::|
　　　　　 !::::::::::::::::::::::/　　　 !::::::::::::::::::::::,　｀ヽ::::::::::::::!
　　　　　 i:::::::::::::::::::::,'ヽ　〈　|::i|:::::::::::::::/　　　|:::::::::::::::!
.　　　　　 i:::::::::::::::::::,　｀i _　!ﾘ !::::::::::,:i　ヾ､/|:::::::∧:ﾘ　　 ┌─────────────────┐
　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／　　　　　│だから僕は、その内壊れてしまった　　　 │
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ　　　　　　└─────────────────┘
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､　　　　　　　　　　　 ┌────────────────────────┐
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､　　　　　　　　　　 │誰かを真っ当に想う機能が、壊れてしまったのである　　　│
//////////////////////≧//∧　　　　　　　　　　└────────────────────────┘
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

　┌──────────────────────────────────────┐
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　└──────────────────────────────────────┘
　┌───────────────────┐
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　└───────────────────┘
　┌──────┐
　└──────┘
　┌──┐
　└──┘
　 □

.
4736： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:36:35 ID:dUp0TLBA: ﾟ　　　。　　　　　゜　　ﾟ　　　。　　　　　　　　゜　ﾟ　　　。　　　　　　　　゜
　　　　　　　　　゜　　｡　　　。　　　　　　　゜　　　　゜　　　　　ﾟ　゜　　｡　　　。
　゜　　｡　　　。　　　　　　　゜
ﾟ　　　。　　　　　゜　゜　　｡　　　。　　　　　　　゜　　ﾟ　　　。　　　　　　　　゜　ﾟ　　　。
　　　　　　　　゜　　｡　　　。　　　　　　　゜　　゜　　｡
　　。　　　　　　　゜　　　　゜　　　　　ﾟ　゜　　｡　　　。
　゜　　　｡　　　。　　　゜　　｡　　　。　　　　　　　゜　　　　　゜
　　　　ﾍ　l ﾉ　r　　ゝＹイｿ。　　　　　　　゜　　ﾟ　　　。
　　゜　゜ヽＹソ　　　ヾｖﾉ／　゜　　｡　　　。　　　　　　　゜　　　　　　　　　　　　　 ┌─────────────────────────────┐
　　　　　　|i|　　　　　||i。　　　　　　　　　　　　　　　　　゜　　ﾟ　　　。　　　　　　 │死に場所を求めていたら、いつの間にか北の果てまでやってきた　　 │
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''､.''"""'ﾞﾞ''''''''"""'､.""''"''''"""''"""'''''"""''""　└─────────────────────────────┘
. ..:.:.:.｡.. . ..　.:.o:.. . ..　. ..:.:. .ﾟ.Ｏ.:.:..｡..ﾞﾞﾞﾞ''''''''''‐-- ､,,,,,_　　.~ﾞ"'ｰ-. . ..:.:.:.｡.. ..:.:. .ﾟ.Ｏ.:.:..｡.. .. .
..:.:. .　｡　　　。　　　　　　　゜　　　　゜　　　　ﾟ　゜　　｡｀ﾞ''ｰ-、　　　。　`'‐.､,,
　゜　　｡　　　。　　　　゜　　゜　 ..: . ..　.:.o:.. . ..　. ..:.:. .　,,,,-‐'゛　　　　　.　,,''　゜　　ﾟ
　　:..｡.　. .. . :. 　.ﾟ.Ｏ　　　　　　　.:.:..｡.. .. ._,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ　　　　　　　　　,,-‐'゛
。　　　　　　　゜　　｡　　　。　　　　　　　゜　　.　.:.o:.. . ..　. ..:.:. .　　゜　　　　　ﾟ　゜
　　｡　　　。　.　.:.o:.. . ..　. ..:.:. .。

　　　　　　　　　　　　 ..ｨｸ´　,,..........__　　　ﾞ、 /
　　　　　　　　　　 , 斗r ..;/´　　 .. ｀ヽ、　./∨
　　　　　　　　　ｌ' ;/ 　　　　　丶ゝ≦/
.　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　／::::::/　　　　　　　　┌─────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　/:::::::／　　　　　　　　 │ろくな備えもしてこなかったから、大型ミュータントの襲撃で死にかけている　　.....│
　　　　　　　　 /　　　　　　丶- '　　　　　　　　　　└─────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　 ',
　　　　　　　　 /　　　　　　　ﾊ
　　　　　　　　 .／　　　　　　　　　　　ﾊ_
.　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　｀'‐､
.　　　　 / 　 ..-、　　　　　　　　　ｨ冖‐ｰ. 　＼　　　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　　　i　／　,'　　ハ　　 l´ﾞ' 、＼　　ヽ　.}　　　　　 │最後の仲間ともはぐれてしまった……どうやら、僕はここで死ねるらしい　　　..│
　　　　　ｌ　} 　 / 　 / 　 }　　|　　丶.　＼　 ` ′　　　　　└────────────────────────────────┘
　　　　　　 `′ .{ 　〈　　 .i 　 | 　　＼、 ',
　　　　　　　ﾍ　ﾍ　ﾞ､ .∧　　　　',　ﾊ
　　　　　　　　　　ﾍ　ﾊ　　ヽ　' 、　　｀ｰ′
　　　　　　　　　　丶 i 　　ヽ_ !
.　　　　　　　　　　｀′

.
4737： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:37:56 ID:dUp0TLBA: 　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´　　　　　　　　　　　よかった……これ、で……も……う
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､　　　　　　　　　　　　　あぁ、どう、せなら…………もっと、はやくに、しに……た…………
//////////////////////≧//∧
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-､　　　,-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　｝　ﾉ　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　 f^ヽ　{　 { 　 ' 　 '
　　　　　　　　　　　　　 {　 }　',　 ',　}　: :{　　　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　 {　 ',　} 　 `'　 : :{　　　　　　　　　　 │もう冷たくない。眠い、眠たい、あぁ、眠い　　 │
　　　　　　　　　　 {｀ヽ　 ',　 `'　　　　 : : ',　　　　　　　　　　└───────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　＼} 　　　　 : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　 : : : : :｀ー-―-､
　　　　　　　　　　　　　　 }　 ,　　　　　 : : : : : : : : :__ノ　　　 ┌─────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　 .　-'‐'´　　　　　 . : : : : : : , ''´　　　　　 │もしも、死後があるのならば、あのお人よしたちに謝って回りたい　　 .│
　　　　　　　　 ...　-‐''´　　　　　　ヽ : : : : : , '´　　　　　　　 └─────────────────────────────┘
　　　　 ...　-‐'''´　　　　　　　　　　　 . . : : : : ,r‐'´
.-― '''´　　　　　　　　　　 . . . : : : : : : :／
　　　　　　　　　　 . . : : : : : : : : : : ／　　　　　　　　　　　　　 ┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　. : : : : : : : : : : : : : ／　　　　　　　　　　　　　　　│いや、同じ場所に行けるはずが、無いか　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────┘

.
4738： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:38:49 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　 |:::: 　　　　　 |
　　　　　　　　　 |:::: 　　　　　 |
　　　　　　　　 |:::: 　　　　　 |
　　　　　　 , ，　　 l:::::　　　　　　　 l
　　 γヽ　ゝ　＼ /:::: 　　　　　 l
　 .... ヽ:::::＼＼::::/::::　　　　　　　　'　　ｶﾞｼｯ
，{:::::＼＼:::::＼／::::　　　　　　　　 ',
::::＼:::::.＼＼／::::　　　　　　　　　　 ,
＼::::＼:: :／::::　　　　　　　　　　　　 i
　＼::／::::　　　　　　　　　　　 l　， -＝､
　　 {:::::::　　　　　　　　　　　／　　　ィ
　　｜::::　　　　　　　　　　　　／　　／
　　　 Y::::　　　　　　　　　　　　／　　　/
　　　 }::::::::　　　　　　　　　／　　　./
　　　ゝ,/::::　　　　　ノ　　　　　/
　　　　　ゝ、/　　　／　　　　　 /
　　　　　　 /::::　　／　　　　　/
　　　　　　ゝ，;;;ノ　　　　　 j
　　　　　　　　　ヽ::::　　　　　　/
　　　　　　　　　/::::　　　　 /
　　　　　　　 /::::　　　　 /
　　　　　　 /::::　　　　 /
　　　　　　　 /::::　　　　　　/

.
4739： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:39:32 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　よし、腕から先があるな　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´　　
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'　　　　　　　…………ぅあ
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､
//////////////////////≧//∧
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

.
4740： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:40:26 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::l
　　　　　　　　　　 lヽ　　 /:::::::::::::::l　　,/l
　　　　　　 l＼　　l::::ヽ /::::::::::::::::::l 　 /::l
　　　 l＼　 l＼ヾ:::＼ l::::::/::::::::::::::::::::::l　/::::l 　／/
　 l＼ l:::::＼l::::::＼ヾ:::＼:::::::::::::::::::::::::::l /:::::l ／::/
＿ヾ::::＼:::::::＼::::::＼:::::::＼:::::::::::::::::::::/:::::／::::::/
＼::::::ヾ::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/＿
＿＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
＼::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::＼
　／＼:::::::::::::/:::::::／:::/:::::::／/:::::::／ /:::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::/::::／::::::/::::／　/:::／:l:::/ l::＼:::::::::＼￣
,￣/:::::::::::::::/／::::::::::/∠＿_/／ｌ／ｌ/＿l:::::::＼l￣　　　　　　　　要救護対象を一名保護
　/／, ┌──/￣//::::::::ヾ　 r==t//::::::ヾ, ┐
,￣＼＿ｌ　　　{ 　{ {::::●:::} } ｨl⌒ﾄ {::::::::::} }│　　　　　　　　　　これより、救助行動を優先し、本部へ帰還する
￣＼　└──ｌ＿ヾ:::::::::::ﾉﾉ　　 (　ヾ::::::ﾉﾉ,┘
　　￣,／￣￣￣￣￣／　　　ヽ　 l￣￣／
　　　／:::::::::::::::::::::::::::／　　　,.--‐ｧ　 /::::／　　　　　　　　　　　ったく、手間をかけさせやがって
　／::::::::::::::::::::::::::::::::＼＼,　 !＿_j　／:／
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＞　＿／:／　　　　　　　　　　　　　　　…………ん？
＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　l／

　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／　　　　　ほうって、おいて、くれ
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´　　
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'　　　　　　　　ぼく、は、たすけられるような、人間、じゃ、ない
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､
//////////////////////≧//∧　　　　　　　　　このまま、しなせて、く、れ
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

.
4741： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:41:42 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　_　　　　　　ヽ　　ヾ､
　　　　　　　　　　　＜ﾆ=-≧=-ト＼ }/∧∧
　　　　　　　　　＿__　,＞///////////,∧∧／'　 _
　　　　　　　　　｀　‐-=//////////////////イ／
　　　　　　　　　／////////////////////≧=-
　　　　　　　／イ/////////////////////,＼
　　　　　　　　　／イ////////////ヘ＜//////,'ﾍ
　　　　　　　　 '　////,ｲ//,'＞r==､｀ヽ,ヘ＼',///∧ ｀
　　　　　　　　／イ//, ∨,〈　_　。r〉ｨ≦ニヽ〉∨/〈ヽ　　　　　　　　　　　　　なるほど、お前は自殺志願者か
　　　　　　　　　　〃イ, r==≦､￣//ｨ{　 ,}〉ﾉ〈〉∧ヾ
　　　　　　　　　　ﾚ.|!: !{ﾆﾆﾆ〉＞≧=‐ ‐' ' ﾚr'//==≧i　　　　　　　　　　　　確かに、それならば俺がお前を助ける理由なんてないかもしれんな
　　　　　　　　　　　　〈 ∧≧r' ゝ:|｀ '　　　　ﾉﾚr'=====}i
　　　　　　　　　　／==|:=＼　　　_　 - 　ｲ, ソ=====,ﾘ≧x
　　　　　　　　　　ﾄ､===＼.-＞　_　　／≦====。s≦ﾆﾆﾆ=-　　　　　　　　死にたい奴は勝手に死ね
　　　　　　　 r‐======≦=,〉ニニニ〉'======≧ニニニﾆ=-/
　　　　　　／==========/ニニ／/=======r'ニニニ≧=-＼x
　　　　／===〉-‐=≦ニニニ／ﾆ/===＜ﾆx≦ニニニニﾆ=-／ヽ　　　　　　こんな世界じゃ、生きたい奴だって真っ先に死んでいくんだ
　　　 ∧,===/　　{ :-=ﾆニ／ニﾆrイﾆﾆ／ニニニニﾆﾆ=-／====〉
　　　　　∨/　　r≦〈ﾆ／ニニニﾆﾆ／ニﾆ＞ ´=｀=.＜／====／
　　　　　　'　／-=ﾆ,∨ニﾆﾆ／,ﾆ／ニ＞´======＞=====r '=-
　　　　　_　-=ﾆニニニ＼_／,ﾆ／＞ ´======＞ ´-=ﾆニﾆ=-〈　　　　　　　　死にたい奴を態々助けてやるほど、俺は聖人じゃない
　　 r≦ニニニニニニ〉 Yﾆﾆ＞.´======＞ ´-=ﾆニニニﾆﾆ=-
　　∥ニニニニニニニニ|´=======＞ ´-=ﾆニニ}7ニニニニニ}
.　.∥ﾆニニニニ／ニニﾆ!==＞≦ニニニニニニニ{{７ニニニﾆﾆ!
√-=ﾆニニニ／ﾆ＜´ニ＜ニニニニニニニニ≧x ﾘ {ニニﾆﾆ=-

.
4742： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:42:44 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､　､ /ﾆ三ﾆ-_　／,.. ゝ-‐/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾏﾑ,ﾄﾆ三三三ﾆ三三ﾆ-' ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ｩ,､＞ﾆ三三三三三三三ﾆﾆﾏ'
　　　　　　　　　　　　　　　iﾝ,､　　　　　 /ﾆﾑﾗﾑ＞､ﾆ三三三三三三三ﾁｪｭ､､､､､ｬ
　　　　　　　　　　　　　　　ﾏﾑﾖ　　　ｨ／＜ﾆﾆﾝﾑﾅ/!ﾆ三三三三三三三三三ﾆﾝ
　　　　　　　　　　　　　　　ヽﾎ＞-ﾆ-'　　-‐ﾆ-／-'-ﾔi!ﾆﾔi!三三三三三三ﾆ-'
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ二ﾆ/　,ｨ-ゞｪ／/:/r' /ｲ卞､ヽﾆ三三三三ﾆ-ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　＜ﾆ三ﾆ〉--ﾑx､　{{i〇ﾓ},}､ﾆﾔ',ﾆ三三三ﾆ､
　　　　　　　　　 /二ﾆﾆ=--､　　,ゝﾆ三ﾆ､ﾆ/'' ﾏﾆ-卞匕ﾆﾐ､ﾏゝﾐﾆ三ﾆﾆﾆﾆ-'
　　　　　　　　,-'ﾆ三三三三三〈ﾆﾆ､ﾆ三ﾆ:〈 .!　　　　 ~． }i}{三ﾆ}ﾖﾆﾏﾆﾆﾐ
　　　　　　,. /ﾆ三三ﾆ-__ﾆ三三',ﾆﾆ',ﾆ三三',.ﾑ　　＼､　´~ヽﾆ彡'ヽﾉ｀ヽﾆ}
　　　　_-ﾆ三ﾆ_ﾆ三ﾆ/ﾆヽﾆ三ﾆﾆ､ﾆ',ﾆ三三}　ヽ　　　｀　　,.ﾄﾏ'　　　,.ｨﾆﾑﾆヽ､　　　　　　　　　　―――とでも言うと思ったか？　馬鹿が
ﾆ､ ,-ﾆ三三三ﾆヽﾆ/ﾆ三ヽ-‐=ﾆ､ﾆ!ｪ!ﾆ三三ﾄ､､〉､...､ -‐ﾔﾐﾆ三ﾆﾔ´　　　　　ヽﾄ､
ヽﾆヽﾆヽﾆ三三ﾆ｀〈ﾆ三三三三三)!ﾆ{､ﾆ三ﾖ!///三三三三ﾑ`＜ヽ　　　　　　　.ヽﾆヽ､
ﾆ＞ﾆヽﾆ､ﾆ三三三ヽﾆ三三ﾆ-ﾆﾆ}ﾆﾆ｀ﾆ厂〉〉:〈ﾆ三三三三ﾔ　ヽ}　　　　　　　　〉ﾆ/
ﾆ三ﾆ-_ﾆ-､ﾆ三三三〉､ﾆﾆ三三ﾆ＞ﾆ三}}＼''ﾆﾆ;ﾆ三三三ﾆ'　　　!ﾑ　　　　　　　ﾑﾔヽ
ﾆ三三三三ヽﾆ三三三ﾖ仆‐-/ﾆ三三三ﾖﾆﾖ/ﾆﾆヽﾆﾆ',　　　　　　!三ﾄ-ﾔ　　　　　　　　　　　　　お前が意思なんて、どうでもいい
ﾆ三三三三ﾏ-ﾆ三三ﾆ;','ﾆ三!ﾆ三三三ﾆ}ﾆ/ﾆ三!ﾆ',ﾆﾆヽ､　　　　¨¨¨｀´
ﾆ三三ﾆ‐'　　ﾄ､ﾆ三ﾆ;.;ﾆ三ﾆ!ﾆr‐ﾄｨﾁ´0ﾆ'ﾆｬﾁﾖﾆ三ヽ､ﾆ三ﾆ=-ｪ､　　　　　　　　　　　　　　　　『ミュータントに襲われた人間の保護』が俺の仕事だ
三ﾏ´　　　　　}ﾆ三ﾆr'_,._‐=ﾆﾆ/;' ,'ﾆ三ﾆ/οﾆﾆ/ﾆ三三ﾆヽﾆ､｀ヽﾐ､
r'　　　　　　　}ﾆ三三三三ﾆ=-r}´!ﾆ三ﾔﾆ三ﾆ/ヽﾆ!ﾆ三三〉'　　　'ﾑ
　　　　　　／ﾆ三三三三三三r;'ﾆ三ﾔﾆ三ﾆ' /´ヽ､ﾆﾆ／/　　　　{ﾆヽ　　　　　　　　　　　　　　死ぬんだったら、俺の仕事が終わってから、勝手に死ね
＿......＿,／ﾆ三三三三三三／ﾆ三ﾆ/ﾆ三;/./ﾔ´ﾆ〉〉;´ﾆｦ　　　　　ﾏﾆﾑ
三三ﾔﾆ三三三三三三ﾆr'ﾆ三三三!ﾆ三ﾖ＼ヽﾆr'/ﾆ/ﾆi}　　　　　　ヽﾑ}
ﾆ三ﾔﾆ三三三三三ﾆr'ﾆ三三三三{ﾆ三ﾆヽﾆヽﾖﾆ／ﾆヽ!
ﾆ三!＼ﾆ三三三ﾆr'ﾆ三三ヽﾆ三三}ﾆ三ﾆ/ヽﾆヽﾆ!ﾆ三ﾆヽ

.
4743： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:43:53 ID:dUp0TLBA: 　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´　　
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'　　　　　　こうかい、する、ぜ？
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､　　　　　　　ぼくみたいな……だいあくとうを……いかした、ことを
//////////////////////≧//∧
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

　　　　　　　　 /＼
　　　ｌ＼　ｌ:::＼　　/:::::::::＼　　　／:l　／l
　　　＼::＼l::::::::＼/::::::::::::::::＼／:::::::l／:::::l／/＿＿＿
　　ｌ＼ヾ::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::＼:::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::／
　　　ヾ :::ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　＿ヾ:::::::::::::::::／ / ￣l:::::::／l:::::/l:::::::::::::／:／＿
　　＼:::::ヾ::::::／　 /＿＿l／＿ｌ:::/_l::::::::／::::::::::::::／
　＜::::::＼::::::/ ＿ｲ´＼／｀ﾄ＿ｌ/ /:::／::::::::::::::／＿
　　　　＞::://::::::::ヾ ,r==t､//:::::::ヾ　＼:::::::::::／::::::／　　　　　　　　　　　　…………一つだけ、良いことを教えてやる
　　／:::::::｛｛::::::::::::｝ｨl⌒ﾄ｛｛::::●:::｝｝　l:::::::::::::::／＼
,　　　￣∨ヾ:::::::::::ﾉﾉ　l:::: ヾ:::::::::::ﾉﾉ　 │:ｌ＼／::::＜
,,　　　　ｌ　,' ￣　　　l:::::: 　￣　＼丿::ｌ　ｌ::::::::／　　　　　　／
,　　　　ﾊ/　　　 _＿＿＿＿　ｲ　　　ﾉ::ﾉ │＼::＞⌒＼　　　／
　　　　　　ヾ　　ゝ辷_＿＿＿_ ノ　　 /＼＼ﾉ:::::::＼＿＿＼＿／　／　　実はな、俺の正体は悪魔で、未来を自由に視ることが出来るんだ
　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　/:::／￣　￣￣l　 l　＼　　／
,　　　　＞＜⌒＼　　　　　　　, イ　│ 　　　　ﾉ　l 　　＼／
　　　／::::::::::::::::::::ｌ＼,　　　＜ ,＞＜⌒＼　　　/　　 l　　　　　　　　　　　その俺が、お前に教えてやるよ
　　／:::::::::::::::::::::::│ 　　　／::::::::::::::::::::::＼　＼　 l＼
　　ｌ:::::::::::::::::::::::::::::l　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　＼l:::　＼

.
4744： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:45:24 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　　　/ヽ,　./｀ヽ　　,
‐=ﾆ＞､　　　　　　　　　.,_　　,ﾆ三ﾊ乍三ヽ/ﾆ',
.｀¨´￣｀ヽ､　　　　　　　 !ﾆ三三三三三三三ﾆ!
　　　　　.ヽヽ　　　　　＞ﾆ三三三三三三三三＞‐-ｧ
　　　　　　ヽヽ　　＜ﾆ三三三三三三三三三三ﾆﾏ
､＿＿　　　.ヽヽ-､_　ヽﾆ三三三三三三三三三ﾑ
｀`ﾏ三ﾒｬｪｪｭヽ‐-､三三ﾆﾆ厂勹ｲ!ﾝ!ﾆﾔﾅ/ﾆ三ﾆﾔ
　　¨`´　ヽﾆ三三＞ﾆ-＜/　　,':;'!' '~/⌒､ｬ-!ﾆﾆ!
　　　　　　　　　　.--､/ﾒﾑﾘ`ヽi!`ヽ､ii(_ﾉ+r' iﾆｧﾆｭ
　　　　　　,.,-=ﾆ三三ﾆ-､　 ,' !　ゝ-r'｀⌒!r'i/　　　　　　　　　　俺は絶対、この時のことを後悔していないし
三/ﾆ＜ﾆ三三三ﾆヽﾆ三ﾆ-､ .＼　｀- .，‘
ﾌ'＞/ﾆ三ﾆ=､ﾆ三三ﾆ､ﾆ三i}.／弋ヽ '
ゞﾆ!三三三三ﾊﾆ三三ﾑﾆ-r'i!三ﾆ}　　　　　　　　　　　　　　　　それどころか、お前は俺のことを崇め奉るほどに感謝している
i}ｌ三＞ﾆ三厂ﾆﾑﾆ三三三ﾆ'ﾊ┼〈､
i}l三三ﾆ/ﾆ三三ﾆ/ヽﾆ三三!ﾆ'ﾆ三',
:ﾑﾆ三三三三ﾆﾇ三三ゝﾆ三!r､ﾆ三!　　　　　　　　　　　　　　　『あぁ、あの時死ななくてよかった』ってな！
三ﾑﾆ三三三ﾏ三三ﾏﾆﾆゝﾆ!ﾆﾑﾆ}!
三三〉-､ﾆ三三ﾆr‐…ｪｪﾑﾏi!ﾆﾝ三!
三三三三ﾊr‐=ﾆﾑﾏ三ﾆﾑﾏ〈ﾆ三〉､ .,ゝ‐=､.
＼三三三三ﾆ-､ﾆﾑﾏﾆ=‐,._.)ゝ-;r'〉 ´／;/ﾍﾝｭヽ

　　　　 / ﾍ:::::::::::,'　　　 i　　 '::::::::ハ!　　　 !::／
　　　　 '´　　i:::::::/　　　　､　　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　ﾉ::::/　　　　　　､　　　　　_　_／
　　　　, -- ､イ:'　　　　　　　へ　　　, '´　　
　　／　　　　｀ヽー-　＿　/　　　　ｰ'　　　　　　　…………ぼく、は――――
ｨ' ´　.:.:.:.:.:ｨ＝―-､＿＿　　｀ー-､
ﾍ　.::ｨ≦////////////≧､　　ﾉ､
//////////////////////≧//∧
///////////////////////////∧
∨//////////////////////////∧

.
4745： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:46:20 ID:dUp0TLBA: 　┌──────────────────────────────────────┐
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　└──────────────────────────────────────┘
　┌───────────────────┐
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　└───────────────────┘
　┌──────┐
　└──────┘
　┌──┐
　└──┘
　 □

【現在】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,...::-::――:...、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.:::::::::／￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .{:::::::::/ ,...:::――::..､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:::::::::{/.:;ｘ ――::.､:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｘ≧:::::::〈‐-ミ、　　｀ヽ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.＜:::::::::::::::::::::::::::..＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.:::::::::::::::::::::::::::::::..＼:∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //.:::::::ｌ::::::::::::::::::::::::::::::∨:，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,::::::|::::::|:::::::::::::::::::::::|ｌ:::::::|'〈',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ::::::|::::::|:∧:::::::::::::::∧:::::::::';:{　　　　　　　やる夫さん、やる夫さん
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 } ::::|::::::l:ｊ__∨::::::::::ｊ.‐∨::|:ｌ|.ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'.::::/}:::::〈＿.乂:ﾄ､/.ｲﾞ∧:::::| 〈　　　　　　　あの時助けてくれたお礼に、女装をしてみたんですが、いかかでしょう？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ;:::::::{. |::::〈.{ﾟ:ﾊ.　｀　　ゞ-'〉:::|ｲ:|　　
　　　　　　〈＼　〈.ヽ　　　　 i::::::::ﾄ.ｌ:::|:::.｀¨′ }　　　 .从:::::::}　　　　　　　 /´〉
　　　　　　 r‐､.＼ヽ_ｌ .{　＿_　　 |::::: :|:::Ⅵ:∧　　､ｧ　 .ｲ:::::::::::{　　　　　　ト､.../-〈／.)、
　　　　　　__＼｀ヽ〉　　∨ ／　　:::.';::乂l::::乂:::::;＞ｘ-._ .く:〈/.::::::::::＞　　　　 .}. ∨　　〈_ﾉ
　　　　　　＞- ､　　　　　ﾉ　　　 .∨.::}〉::_人_:＞ﾘ　　乂:/ｰミ:::乂　　　　人　｀ヽ　ｆ_〉
　　　　　　　　 >. - ―〈　　　　　　.〉:::::::＞'´::::::〈:二二:/./::::::::::::＞ｘ　　　　　＞― く _}
　　　　　　　　 .{　　　　ヽ　　　　 ⌒＜:::::::::::::::::.∨二/:´.:::::::::::::／〉:＞､　　/　　　　　|
　　　　　　　 ∨　　　＼　　　／..〈＞､::::::::::::∨/.:::::::::::::＜.／　　　＼_}　　　　 ;
　　　　　　　　　 ∨.　　　　　＼_／.　　＼　￣＞/〈‐＜　　彡　　　　 ∧〉　　　　 :|
　　　　　　　　 .∨　　　　　 /　　　　　￣〈￣´〉￣.,－､　　　　　　 .{　　　　　 .|
　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　　　　　 /￣ |　　 {　　.〉　　　　　　 ∧　　　　 .ﾉ
　　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　 |.　　　　;′　 |.　　　￣　　　　　　　　　＼　＿_〉
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　|　　　　;.　　 ∨　　　　　　　/⌒＞＜ _　　　／
　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿　／ヽ〉　　　 i　　　 |　　　　　　／　　　　　￣´

.
4746： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:47:36 ID:dUp0TLBA: 　　　　　　　　　　　　　　　　_{＿、　　　}:}
　　　　　　　　　　_,〟 '"￣: : : : :”`…≪ﾞ
　　　　　　 rｆ圭圭圭圭圭圭圭圭№〟`: ､
　　　　　　　刈圭圭圭圭圭圭圭::;〟--ﾐ№`:､
　　　　　　　　/　 ′ 　 : : : : : : `y′0　0 V圭li＼
　　　　　　　 {　　､　_＿_､＿: : :{　__＿___ }圭圭ｌｉ＼
　　　　　　〉弋{￣＼|＼_〉_≧'．ｔjjjjjjjﾘ,ヶ､圭|亥′
　　　　　　　 V上_　　,≦-ｫ=ｫ`yヘﾆﾆイ_: : :Y´
　　　　　　　朮j　　 {しﾜ〝 ′　 /l:l:l＼_ソ
　　　　　　 /√ '　　｀´　J,′　 ,'ヽ:l:l:l:l:|　　　　　　やる夫さん！　そんな！
　　　　　　　　/ :{ｕ　, -- 、　 ,′　 ,'　ﾉ:l:l:l:l:|
　　　　　 /　:i:＼丶＿ﾉ／　　斤:l:l:l:l:l:ｌ:|
　　　　　　 ,:′:i:ｌ:l:| ｀ｉー／　　　／:l:l:l:l:l:l:l:l:ｌ:|　　　　　　男同士なんて、非生産的ですよ！
　　　　　 ,′::l:l:ｌ从:l:ｌ:ｌ/ 　　／三三ﾐ:､:l:l:l小.
　　　　 ,′: :l:l/,＞'",′　 ///:i:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:ｌ:小.
　　　　｛　: :::/ハ／,'　　 ,'￣: ;れ¨￣¨ﾐVl:l:ｌ:ｌﾊ

　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼
　　　　　　　　／　（●）　（●）　＼　　助けたことは後悔はしてないけど、今殺すぞ、スプーキー
　　　　　　 |　　　（__人__）　　　 |
　　　　　　　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　／　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【ゆるふわスカベン――――続く？】

.
4747：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 23:49:27 ID:fHWH6MCs: ファッ！？

乙
4748： ◆MVg030/EDQ：2015/07/03(金) 23:49:30 ID:dUp0TLBA: これで投下終了です。お付き合いいただき、ありがとうございました。
本人はさほど悪くないにしろ、時としてその性質が悪となる場合があります。
まぁ、それでも助ける時は自己責任ですよね
4749：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 23:50:43 ID:rzu2LneI: 乙ー
4750：名無しの工員さん：2015/07/03(金) 23:53:11 ID:exSBcfxw: 乙
マーカーみたいに狂気を呼び込むってことなのか
4751：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 00:00:20 ID:5QbPbKeI: おつー

笑ってるかっこうなんて初めて見たと思ったらやる夫だった
4752：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 00:01:26 ID:bqlAQM5s: 乙乙
4753：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 00:01:42 ID:HLQrFMXs: いうても周りに被害出すタイプのは助けたら自分が死ぬだけじゃ済まんからなぁ
4754：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 00:07:31 ID:AogHUGEg: 乙でした
4755：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 00:14:43 ID:djVgl9Qo: 乙ー
異能生存体の悪性変異みたいな状態よね
4756：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 01:54:56 ID:Dso7pYGU: ヤルオのフィルターOFFそっちかよｗｗｗ
4757：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 02:01:39 ID:Dso7pYGU: 訂正
そっち→そいつ
4758：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 02:09:18 ID:IwOMuItI: いーちゃん無為式持ちか。周りに居る一般人はほぼ死ぬし、超人クラスでもうっかりすると死ぬんだよな。
ラスボス的な存在にすら効果を及ぼしてたし。
4759：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 02:21:43 ID:bRzNN3mk: このやる夫は白饅頭じゃなかったのか
4760：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 10:55:55 ID:GqVwsHJI: 　　久しぶりに、壁８でちょっと語ってみますー簡単な講座です。
4761：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 10:56:38 ID:7BKjBCRU: 　　　　　　　　　　　マﾆZ_　/从　　／ィ⌒　　　　＼､::::＼
　　　　　　　　　　　　　＞　￣＞=一彡´　　　　　　 /)/) }::V:::::}
　　　　　　　　　　　 ∠二彡´　　　　　　　　　　　　/ /／):::}V:::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __／　 _,>　-─‐- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒≦￣￣＼＼ノ／＼ヽ i //＼
　　　　　　　　　　　　　　〈.: .: .: .: :＼＿__}__,}/　＼　ヾ　//／∧
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨.: .: / .: ／⌒V ∧　／⌒ヽ＿ィヽﾊ　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨.:./.:／.: .: .:.:.:.:.|　く　　　L_　/ 〈　.リ　　　　 .'　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V/, ´.: .: .: .:/／り∧ 弋沙 i Lィ沙/　　　　 '　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨.: .: .:､ .: {.: .:.V〉/|　　　　| !　-- .　　　 .'　　　 |　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: .: .: .: ＼∨.:.八从　 ∠ノ /　　∧　　 .'　　　　|　　　　　　　老師のちょっとした講座
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/.: .: .: .: .: .: .ヽ.: .: .:＼　ﾏ二ﾆ! 　　 .ﾊ　　 '　　　　.′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .′.: .: .: .: .: .: .─-　＿＼＿__ !　　　 |　 .'　　　 /　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　, .: .: .: .: .: .:／.: .:＿ .: .: .:.:.＼　.|　　　　 | ./　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　 . .: .: .: .: .: .: .: .: /　　＼.: .: .: .｀.:!　　　 |/　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　　　　 | .: .: .: .: .: .: .: .:.{　　　　＼ .: .: .:|　　　　 |　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　　　　 |.: .: .: .: .: .: .: .: .:＼.　　　＼.: /　　　　..|/　　 .∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 | .: .: .: .: i .: .: /.: .:.:＼　　　　 ∨　　　　'　　／　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 V.: .: .: .:.| .: ./.: .: ./.: :＼　　　 '. 　　　'　　　　　〉ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨.: .: .:. ､.: .: .: .:/／￣＼　　 .} 　　 /　　　／　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　〈 .: .: .: .:.:＼.: ／　　　　　　／　　　　　　／　　　　L_＿
　　　　　　　　　　　　　　〉 .: .: .: .: .／　　　 _ノ　　　　　　　　／　　　　　) 　　＼
　　　　　　　　　　　_ノ￣￣＼,ノ＼.: .: .:／　　／{　　　　　　　　 / 　　　　 /　　　　＼
　　　　　　∠二￣ .: .: .: .: .: .: .:ヽ .: .: ／　　／:､八　　　　　　　 /　　　　　　　　　　/＼　＼
　　　　 / .: .: .: .: .: .: .: .r=──‐＜(＿＿彡､.: .:＼＼　　　　　　∠＿＿＿_ ィ二≧{　　　　 .|
.　　　 / .:＿＿＿＿＿_＼ .: .: .: .: .: .:l.:.:厂.:| i.: .: .: :＼＼　　　　／.: .: ／　　　　　＼　　ﾉ
　　　　/／　　　　　　　　〉 .: .: .:.＿人ﾉ.: ./.:|.: .: .: .: .: ＞､ ‐一 ´ .: .:／　　　　　　　　　￣
　　　 ´　　　　　　　 /∨￣ .: .: ／.: .:/.:.:|.: .: .: .: .: .: イ}＼＿_ ィ´
4762：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 10:58:04 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,iｰ..
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　/　　　　　 |＼　　　　 /＼　　　　　/ |　　　／/　 /
　　　　　　　　　　　　　　　 / 　/　　　　　＿|　＼/＼/　　＼／＼/　|∧／　/／/
　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　/　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　：.　 / 　/：　　　　　　∠　　　　手が動かなぇYO！！！　＞
　　　　　　　　　　　　　　 / . /　　　　　　　／＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＼
　　　　　　　　　　　　　　　 / . /　　　　　　　　￣　/　／∨|　/Ｗ＼　　/＼|＼　 .|　￣
　　　　　　　　　　　　　　 / 　/　　　　　　　　　　　/／　　　|/　　　＼/　　　＼|
　　　　　　　　　　：.../ . / ：
　　　　　　　　　　　 / 　/
　　　　　　　　　　　　　/ . /　-''''^ﾞ''''ｰ-.._
　　　　　　　：　 , ‐'./　,iﾞ.、　 .．　　　　｀ﾞ'ｰ　,,,　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　 ,／　У ./ .|______l,,..-'゛　　　　　　 .｀'''ｰ　..,,,,、　　　　この講座は、壁で新しく投下したいが、なかなか始められない人向けに
　　　　　　　 /　 , ‐‐'~´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スカベ二次の事始をアドバイスするものである。
　　　　　 !　（　　!
　　　：　ｌ　./丶､_＿_._.ﾉ┬―-､.. ;;ﾝ'　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと煮え詰まった老師が、気分転換したいだけなので、
　　　　　　　 .ﾞ/　./ 　ヽ .,,ﾞ_''く　　　|''ｰ .._　　　　　　　　　　　　　　　大したことは語っていない。ゆるく聞いてほしい。
　　　　　　　 / .,/ゝ⊥_,l‐､.(　八.　 |　　　.￣^ﾞ''''''"゛
　　　　　 l.／　　　 `''､ l＿)ー'ーｰ-　..,,＿__,　　＿,,.　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　’　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣
4763：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 10:58:24 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　主人公のステータス
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃ 　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃.　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃.　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　／
　　　　　　　　　　　┃　　　　／
　　　　　　　　　　　┃　　／
　　　　　　　　　　　┃.....／
　　　　　　　　　　　┃
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ヾ￣￣｀　　､
　　　　　　　　　　　　　　　／=/´⌒　‐-　___　-､ﾊ
　　　　　　　　　　　 /　 /____　＿　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　　 /-‐ ‐,／　-‐｡≧' ‐≦ﾆ　}
　　　　　　　　　 r {/＾/　:!　　｀ー´,　| {ｰﾟ' 〈　　　　　優れたスカベ作品というか、
　　　　　　　　　　　 /ヽV { 　 |　　　　 ,　_ 〉　　〉
.　　　　　　　　　 ∧__〉V|　　|ヽ　　/ニニニ≧ /　　　　　　所謂王道漫画のストーリーを解析すると、
　　　　　　　　　　 {　ヽ}　从　i}　|　　ゝ‐‐‐‐' 　':|
　　　　　　　　　　∧__ﾉ　　|| 八　　　　｀¨¨i´　{从　　　　　　このような一次関数になっていることが多い。
　　　　　　　　 {＼,_〉　　|ｊﾉ　｀　　　　'　_ﾑ′
　　　　　　　　　　ヽ__ﾉ　　 | 　　　＞-‐＝´‐┐　　　　　　　　　　マイルドインフレでストーリーが進んでいく。
　　　　　　　　　（｀__〉　「≧=‐≦-‐=　´　　 |‐┐
　　　　　　　　　　 {＼} 　 | |///,'|　　　　　／　　｀　＝=‐-
　　　　　　　　　 ∧ノ-‐‐|_|///,'|＿＿___／　　　　　　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　／´　　　 /////'　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼
　　　　／￣￣　　　　／,////　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
4764：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 10:58:46 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿__ .. _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｘ＜_＿　　｀ヽ　　｀　､
　　　　　　　　　　　　　　　　ィ´￣　,ァミ｀ト､　 ',　 i 　 .::＼
　　　　　　　　　　　　　　rv彡／∠.., 　｀　‐- 」_.:|　.:.:.:.:.ﾐ}
　　　　　　　　　　　　　ｨ r彡′∠..,　　　　　　　｀¨~￣ 1′
　　　　　　　　　　　 r' ﾚイ_,　／-‐=ミ:、　　 .:　　 ,　　 |
　　　　　　　　　　　ｒ:1 ｲ/ ｧ′i　　 -‐ｔ:ｧ≧ｘ:. _{　 /_＿_:.　　　　　　　時間経過と共に、主人公のステータスが上がり、
　　　　　　　　　　 ,ｲ　７〈〃小{　　　`ー彡′' =くｰ' > /　
　　　　　　　　人Ⅳ　！ｲ 7ﾊ!　　　 ´　　 i　|ヾ｀彡.′　　　　　　　　ラストで最高潮に達して、物語が終わる。
　　　　　　　　　 {　v′ 　 v!〃ハ　　　 __.:　.:　{　　ﾉ!
　　　　　　　　 ∧ ﾉ　　ハｲ′}　∠三三≧:ｰく　　/N
　　　　　　　　 r廴ﾉ　　 /　 Ⅵ　　ー气ニニユミｵ //　　　　　　　　　　　所謂、王道展開である。
　　　　　　　人 7　　_:′　　＼　　　　ー:r-　　7ﾚ
　　　　　　　 {　 Y　 /└- ．_　　丶　　　　 l　　 {"′　　　　　　　　　　　　　主人公の成長物語と言ってもいい。
　　　　　　 ,ﾊ.: ﾉ　/　　　　　￣¨ ‐-≧=…‐- ＜
　　　_ .．-:┴ｧニ小､　　　　　　　　 |////「￣i　　　　　　　　　　　　　　　
￣:´ : : : : : : : : : : : : : ＞　．.. _　　　 |////| 　 L _
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＞ｘ. :|////|＿」: : : ＞ｘ
: : : : : : : : : : : : : : : : :_:_: :．: -:―――┘///「: : : : : : : : : :｀ｧ:､
4765：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 10:59:26 ID:GqVwsHJI: 　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;）
　　　　..|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;_;､ '
　　　　.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,､r'〈-‐‐'''"
　　　　.'l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,､､ィ:::::::::::'i
　　　　.├----------―'''''"　ゝ';:::::::::;⊥,
　　　　　|---.､　　 ,､-――　　　　ﾞ;;;r'"ｰ､',　　　　　　　　成長物語＝立身出世物と考えてもよい。
　　　　　',,,,,,,,_ ',　 ,' ._,,,,,,,,,,__,､ -　　ﾘ r ﾉ.ﾉ l
　　　　.　l┴'‐' i　 ;　'┴'‐''", ' "´　;　　＾r'ノ
　　　　.　|､, ,ノ.l　　' - ,.,.,.､- "　／　' -' j　　　　　　　　　　日本史上屈指の成長物語を成し遂げた人物としては、太閤豊臣秀吉がいる。
　　　　　ﾞ､ゝ､l　　　､　　　　　／　　 't‐"
　　　　　　ﾞ､　L__ ､-ヽ　　　　l　　／ .|ﾗ'it''"i､　　　　　　　　秀吉さんの人生を描いた大河ドラマは大ヒットした。
　　　　.　　 ',　_r;ﾆ;‐､,ゝ.ヽ､,, .,　／ ,､r',r" `''".＼　　　　　　　もう一度、再放送してほしい。
　　　　　　　ﾞfゝ､￣ﾞフ`'‐､, .,､r' ,r.',r'"　　　　／　`''''
　　　　,,,,､､､､ヽiﾘ川ゞ､,,,､r'"_,,,,､ﾚ'　　　　／|
　　　　　　　　人ﾘルr‐' ￣　　　　 ,､ -''"　　|　　　　　　　　　
　　　　　　　 /　ヾﾘ''　　 .＿,,,,､-''"　　　　　 |
　　　　　　／　　　￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::/-――――‐-...ー―ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,..--':::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／‐ｧ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.〃::::::::::::!:::::/:::::::|:::::|:::::::ﾄ::::::::ヽ:::::::::::.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /'|:::::::|::::-!::/_{:::::::{:::::ｉ＼::i-＼::::::!::::::!:::!　　　　　　　立身出世物というなら、ゼロの使い魔もそのパターンである。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ:::::::|ｌ:::::i/＿＼:::ヽ::::. _)'＿_‘::::|i:::::|l::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {:::::::|ｌ:::::｢丐心＼i＼{ 丐刃 }i::ﾘ∨:!ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::|ｉ:::::i ﾋz少　　　ﾋz少　i/　}:::i′　　　　　　　　なろう界隈の異世界立身出世ものも、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)八从　　　　 ,　　　　　厶イi::ﾘ　　　　　　　　　　チート的な要素を除けば、成長物語と言える。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ﾍ　　　＿＿,　　 ..ｲ:::::ﾘﾙ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )ト .　　　　 .ィﾙﾘﾉﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r―――}` ー‐　 {i/---- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }: : : : : : :＼＿. -: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__人: : : : : : i i: : : : : : : : : : : --〈_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　　　＼: : : : i i: : : : : : : ／　　　　｀　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:i　　　　 `介: リ:_:i´i:_:／　　　　 /⌒丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,: :.|　　　　 // //　 i i|　　　　　　 /: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i: : :!　　　　　// // 　 .i i|　　　　　　　/: : : : : : :i
4766：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:00:09 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　 '"￣　　￣~''＜￣　ｰ-　　＿
　　　　　　　　　　....::::::::::::／／＿　　　　 ⌒`ヽ　＼＿＿:::::::::つ〕
　　　　　　　　／:::::::::::／　/／￣　　　　　　　　＼　､　￣￣ /
　　　　　　　　{ ⌒～　　　// 　　　　　　　ヽ　ヽ i 　＼　/
　　　　　　 V　　　　　///　/　　爪爪　　　　い〕　　　Y
　　　　　　　 V 　／　j /　 l　　 l l 　　 Y　　 l　} ｜l,｝　＼ }
　　　　　　　　　 Y 　　｛ l　　{　　l｜　　 }　} 斗┼｜lｲ　　/
　　　　　　　〈　　　　{ l l　 l―l-l､l　　ﾉ /l 从ﾉ! 　 l―ｯ /
　　　　　　　　　＼　　 {:l l 　ト从 |　　 /j/,　　　￣　l／ /　　　　　　　　　　このタイプの王道展開で、今盛り上がっている作品は、
　　　　　　　　　　／／l　―　　　　　　　　　　￣　|　 l l｜＼
　　　　　　　　　　／　＞-l l　八　,,,,,　　、　　'''' l　　 l l　　＼　　　　　　　　　「白レンは崩壊世界で体を売って生き足掻くようです」である。
　　　　　　　／　　／..::::::!l　　＼　　､　ノ　／ |　　 l l　　　＼
　　　　　　　／　　　..::::::::/:j l　l　｜＞　＿／l ｰ┤　　l ∨　　　＼
　　　　　　　　 ...:::::::::::/ ﾉ｜l l　l l'''" }　　　乂,:'l ｌ　　l　∨ 　　　ヽ
　　　　　/　　 ..::::::::::::::::/ / /l｜l　ﾄ|　　`::,,　　　 ,;'　}　　l }＼∨　　　／
　　　〈　／::／:::::::/　／　ﾄl l　{ }　　　 ^''､　fﾞ　从　ﾊj　ヽV.　　/　　　　　　　　農家出身の主人公が、裸一貫・・・というか、裸をうって生活費を稼ぎながら、
　　　　　 ⌒＼/　.:::::/／　　　八 l`''～､,,,　斗0ミ～'"}/ ｛　　l ∨ /　　　　　　　　　スカベンジャーとしても栄達を目指すストーリーだ。
　　　　　　　＼:::::::/　　　　l　　`l　　　／　/爪　＼ﾉ　　＼　 }　V　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　/／　　　)|　　|　　《　 /∥:lﾄ、　}}　　　 Y ﾄい　　　　　　　　　　しかもスタート地点は、レイプされて体を売ることを覚えたとか、
　　　　　　　　　／　　　　/｜:::::...... 　＼/∥::::ll ＼/　 ....::::::}:::: ＼l　　　　　　　　　　メタクソに底辺から始まる。
　　　　　　／　　　..:://　　　::::::::::::::::::::::∥::::::ll:::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::. ＼
　　　　　　＼......::::::::/　　　l　　:::::::::::::Y ⌒YY"⌒Y:::::::::::::/:::{::::　　　〉　　　　　　　　だが、それがいい。
　　　　　　／　　`＜:::/　　　 l　　＼::::::乂,,ノ乂,,,ノ　　／＿ }::::　イ
　　　　　　}　-― ＼/￣""～＜　　ヽ::/　　　　　 l　　／　 l￣　 }
　　　　　　l⌒＼　＼〉｜ l l　　/＼＿＿/　　 ○　　l ／ l　 /　〉}　}　l　　　　　　　　　成長物語は０から始まらなければならない。
　　　　　人　　＼　ヽ　 { l　〈　　　　　　　　　　　　　　 l　-‐へl　j　j　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　＼　　　 ∨ l l／＼　　　　　　　　　　　　　 l　　　＼ﾉ
　　　　　　　　 Y　　　　 Y　|　　＼＼　　　 ○ 　　 ..:::l　　　　　　＼
　　　　　　乂　　＿}/人｛　　　＼::.....　　　 ...::::::::l＞―-＜::＼｝
　　　　　　　　　　厂::::／{　　　＼　　　 ::::::::........::::::::::／ -┐　　　 Y:::}
　　　　　　　　　入;;;//い　　　　　　ミ＿　○　　 └イ／　　　　ﾉノ
　　　　　 /)__/ 　 /　　 l:::.　　　　`ｰ-　＿￣　-‐⊂彡　＿　／
　　　　　　〈└'"　 /　　　 l::::::.　　　　＼　 j ￣　　　　 `＜―／
　　　　　　　ｰ=ﾆ/　　　　　ﾞ､:::.　　＼　 ∥　／　　 l　 l￣
　　　　　　　　 j　　　　　　 :::::..　　　 /l ／　　/　　|　 l
　　　　　　　　 {　　　　　　ﾞ､:::::...　　/ll|　/　 / 　　　 l
　　　　　　　　　　l 　　　　　｀､:::::::::/川|　　 /　　　　 l
　　　　　　　 l　　　　　　　　:::::::/l川l|　　　　　　　　 l
4767：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:00:43 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..-'´::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::ヽ::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　 |: :/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::|::::::|　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 |:::|:: :/:: :ｌ: /:::::::ヽ:::::ヽ:::ヽ::::::|::::|::::::|
　　　　　　　　　　　　　　 |:::|::::|:: :::|::|::::::::::::|:::::::|:: :∧ミﾐ :|::::::| 　　　　　　　　同じレイプ被害者ながら、一流のボトムズ乗り・・・あれ？底辺のままだ
　　　　　　　　　　　　　　 |:::|::::|::|V|/∨: :: :|:::::∧/　∨ミ卩ヽ、　　　
　　　　　　　　　　　　　　 |:::|::::|::| 　　Ｖ::::::|∨ :::::::::::: |彡| | |､_>　　　　　　　　　スカベンジャーメイカーの各主人公も人気がある。
　　　　　　　　　　　　　　 |:::|::::|::|　　　＼/ :::::::::::　　|:: :| .| |:|__　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　／|:::|::::|∧　　　　ｌ　　　　　 /l: ::|　| ト.､＼＿, -―――-､　　　　　　これも０から積み上げていく成長物語だからだ。
　　　　　　　　　　　　ｌ´　 |:::|::: ::::|｀　ヽ=＝＝ァ l／: !: :|__,|_|.　｀ヽ、　　　　　　　｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　 |＼. |:::|::: ::::l:::l| ＼｀ー‐‐ イ/::::∧:::::ﾍ.　　　　ヽ　　　　　／::::|
.　　　　　　　　　　 |　｀|:::|: :: ::| ､|: :＼≧≦／:::::/; :∨::::ﾍ　　　 ,-| 　　 _, -'´:::::::::|　　　　　　スカベンくんとか、老師も大興奮だったよ。
　　　　　　　　　　　　_,Ｖ　 |:::|::::::::|/ ∨:::::｀:: ::´::::／く.　 ∨::::ﾍ, -‐'´ /__,..-'´::::::::::::::::::::|　　　　
　　　　　　 , -‐'´　〉　.|:::|: :: :|'¨７ ,-､〉〉: :／:::／Ｖ ./∨:::::|　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　, -―'´￣　　　〈　　|:::|:::::::|.　ヽ!　| ,-､::::／　　∨　.|: ::/　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　／　　　＼　　　　　　∨ .|:::| :::::|.　　|　| |　l/¨ｌ,-､　　　./:::/　.／/:::::::::::::::::::: :::::::::::::::∧
／　　　　　　＼　　　　 V |/l: ::人　./ . l/　.|　.|　.| 　 ∠／.／　/:::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::∧
　　　　　　　　　｀ー―-　 |.＼∨.　Ｙ V　l　　　 /ー/´　　　　./::::::;;-―'´￣￣￣￣￣∧
＼　　　　　　　　　　　　　Ｖ　｀／/l. 　　　　 /;;;;;/　　　　 ./￣´　　　　　　　　　　 .＼
::::::｀ー-､＿__　　　　　　 |.　 /　 ! l､　　　　　/＿/　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ、
::::::::::::::::::::::::::::｀ー-､＿＿＿V./　　 V＼＿＿_/l　./　　　　　./＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　｀ー､
::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＿___|　　　＼二二/ﾉ_,/　　　　 |―-､;;;;;;:::: :::::::::::::::::::::::::::::｀ー―――――＼
:::::::::＿;;-―'´, -――'´:::::::::::｀ヽ、　　　 , -‐'´::/　　　　　 |:::::＼:／｀ー‐-､;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
一'´　, -―' ´　　　　|:::::::::::／:::::::X, -‐'´::::: :::::/　　　　　 |:::::::::::l∧ 　　　｀ー-､｀￣ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.／／　　　　　　｀7￣〉:::::／:::::::: :::::::／: /　　　　　　 |::＼／ .∧ 　　　　　｀ヽ、｀￣｀ヽ､::::::: ::::::::|
／　　　　　　　　　　 /　 └-〈::::::::::::::::／::::::/　　　　　　 |:::::::|　　 .∧　　　　　　　　　＼　　　　｀ヽ、:: :ﾍ
.　　　　　　　　　 /　　　　　∨::::::／:::::::::/　　　　　　 |::; -'　　　 .∧　　　　　　　｀ヽ、　　　　｀ヽ､:＼
　　　　　　　　 /　　　　　└､∧::::::::::/　　　　　＼　　.|´　　　　　　∧　　　　　　　　　　　＼　　　　　　｀ .＼＿
　　　　　　　　　 /|　　　　　　 ./ Ｖ:::::;;∨二二＞＿≧ _〉＿　　／/i∧　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　｀ー､
4768：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:01:15 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　主人公のステータス...　　,.　' ´　＜　　　　あれ・・・話が続けられない（汗　 |
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　 ,.　' ´　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　┃　　　 ,.　' ´
　　　　　　　　　　　┃ ,.　' ´
　　　　　　　　　　　┃　
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ヾ￣￣｀　　､
　　　　　　　　　　　　　　　／=/´⌒　‐-　___　-､ﾊ
　　　　　　　　　　　 /　 /____　＿　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　　 /-‐ ‐,／　-‐｡≧' ‐≦ﾆ　}
　　　　　　　　　 r {/＾/　:!　　｀ー´,　| {ｰﾟ' 〈　　　　　　さて、すぐに手が止ってしまう・・・・という人はこうなっていないだろうか？
　　　　　　　　　　　 /ヽV { 　 |　　　　 ,　_ 〉　　〉
.　　　　　　　　　 ∧__〉V|　　|ヽ　　/ニニニ≧ /　　　　　　　主人公のステータスが最初から高すぎるパターンだ。
　　　　　　　　　　 {　ヽ}　从　i}　|　　ゝ‐‐‐‐' 　':|
　　　　　　　　　　∧__ﾉ　　|| 八　　　　｀¨¨i´　{从　　　　　　　誰でも主人公からまず設定を始めると思うが、
　　　　　　　　 {＼,_〉　　|ｊﾉ　｀　　　　'　_ﾑ′　　　　　　　　　　　思い入れがあってスペック盛りすぎてしまうことがある。
　　　　　　　　　　ヽ__ﾉ　　 | 　　　＞-‐＝´‐┐
　　　　　　　　　（｀__〉　「≧=‐≦-‐=　´　　 |‐┐
　　　　　　　　　　 {＼} 　 | |///,'|　　　　　／　　｀　＝=‐-
　　　　　　　　　 ∧ノ-‐‐|_|///,'|＿＿___／　　　　　　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　／´　　　 /////'　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼
　　　　／￣￣　　　　／,////　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
4769：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:02:02 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ｨｰr―- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ヽ l　l　　/ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l７⌒' ー' ⌒ｖ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔ﾘ ≧､l　|,≦ 7|〕
　　　　　　　　　　_　__ __　　　 _　　　r ┐l　二,j　|二　l:ｈ
　　　　　　　　_ /　|　〈　|　　〈　⌒⌒{　ﾋ｣ーーーーー'ｲl|
　　　　　　　 |､_）ｰ'⌒^ｰ'ァｧｰl　　　　〉ﾚ勹ーｰrーｧーr′
　　　　 /´￣｀Yーf⌒⌒二ｺﾆ|　　　　　 ∠!ｰト--イ￣{＿＿,　-―- ､　　　　　　えいやっと見切り発車して、
　　　　/,　　 /ﾘーｸー'／　　八　　-―く　ー‐|　 |ｰ一'/　／　　　　　＼
　　　ノｲ　／|　　/ |￣　　ﾍ　　＼　／⌒＼￣＿｣　／　/￣￣￣　　　 l　　　　　　　　エターになるパターンともいえる。
　　〈　lｲ　　＼/ /　　　　 V　[lｰ}/　　／⌒＼　　　／￣￣￣丶　　　/
　　 /}ﾉ　＼　　Vl　　　　　　|　　 |　　/　　　　￣￣＼_　　　　　　　　 /
　　,　　　　＼／|　　　　 /　 [lｰ|　　|　　　　　　　　　 l＼　　　　 /　　　　　　　　成長要素のない話は辛い。
　　|　　　　　/´　〉　　　　_｣　　　ハ　＼　　　　　　　　 l　 |　　　／,　　　　　　　　
　　丶　　　　／　　　／　＼　｛　＼＿l　　　　　　　　　　　　／ V　　　　　　　　　　共感が得られないからだ。
　　　　＼＿∠ -　￣　　　　ト　＼　ヽ　＼　　　　　　　／　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　l　￣ |　 | ￣＼　　　　　　／　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　 |　 |　　　　￣＼＿_／　　／　　　　　　　　　　　　白レンのさんがあれほど人気を博するのも、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　|　 |　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　〕　 |　 |　　　　　　　　　　　　〔　　　　　　　　　　　　　　　ド底辺から、成長していく主人公に皆が共感して、応援しているからだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　く＼j　｜　　　　　　　　　　/こ寸　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼＼」＿＿＿＿　　-―ｲ /l　ト､
　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼　＼＿　　 ――　￣／|｜し' 、＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　￣ト､＿￣　　／￣　ﾘ　　|＼ }　|　　　　　　　　　　もちろん、ほかにもいろいろ要素はあるだろうが。
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 |　 |　￣￣　　　 |l　　|　 |　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　 |　 | 　　　　　　 |l　　廴ﾉｲ
　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　 |　 |　　　　　　　　　jj　　|｢　｜
4770：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:02:29 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　主人公のステータス.　　　　　　　　　　　＜　　　gdgd消化試合・・・スリルねぇな　　 |
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　_,.．-‐'''"~　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　_,.．-‐'''"~
　　　　　　　　　　　┃_,.．-‐'''"~
　　　　　　　　　　　┃　
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ヾ￣￣｀　　､
　　　　　　　　　　　　　　　／=/´⌒　‐-　___　-､ﾊ
　　　　　　　　　　　 /　 /____　＿　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　　 /-‐ ‐,／　-‐｡≧' ‐≦ﾆ　}
　　　　　　　　　 r {/＾/　:!　　｀ー´,　| {ｰﾟ' 〈　　　　　　　ちなみに、主人公のスペックが高くても話は書ける。
　　　　　　　　　　　 /ヽV { 　 |　　　　 ,　_ 〉　　〉
.　　　　　　　　　 ∧__〉V|　　|ヽ　　/ニニニ≧ /　　　　　　　　　だが、ｇｄｇｄになりやすい。
　　　　　　　　　　 {　ヽ}　从　i}　|　　ゝ‐‐‐‐' 　':|
　　　　　　　　　　∧__ﾉ　　|| 八　　　　｀¨¨i´　{从　　　　　　　　　　　困難に立ち向かい、苦戦し、興奮するという要素がないので、
　　　　　　　　 {＼,_〉　　|ｊﾉ　｀　　　　'　_ﾑ′　　　　　　　　　　　　話が平板になりやすい。　　　　　　
　　　　　　　　　　ヽ__ﾉ　　 | 　　　＞-‐＝´‐┐　
　　　　　　　　　（｀__〉　「≧=‐≦-‐=　´　　 |‐┐　　　　　　　　　　　　　　　途中でエンジョイできなくなって辛くなる。
　　　　　　　　　　 {＼} 　 | |///,'|　　　　　／　　｀　＝=‐-
　　　　　　　　　 ∧ノ-‐‐|_|///,'|＿＿___／　　　　　　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　／´　　　 /////'　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼
　　　　／￣￣　　　　／,////　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
4771：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:02:54 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ :「　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　 _| ─-　ﾍ　　　　　　　　　　　 rﾍ __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　rｉ|工（__)─- .　│　　　　　__ .. -‐=＝Ｙ:::::::::i
　　／::::::＼　　　　　　　　　　　　　　 | 厂「　＿　｀V 　　ﾏ¨:::::廴l:::::::|::::::|::::::::::|
　　＼::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　　 X＼ l　　　　 `7l　　　　|:::::::::::::::::r‐===≧≦|
　　　　､::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　 ′＼.｢　ー‐v'/　　く:|:::::::::l:::::::|:::::::::::|:::0::::|
　　　　　 ‐く:::::::::::＼　　　　　　　　　　 __{__.＞───く¨　　　 r‐ﾍ::｢::::::::: ト:::::::::l::::::::::|
　　　　　/::厶:::::::::::::::..､　　　　　　　　　__|:.／:.:.:.:.:.:.:. -‐===ミ､　 .|　　Ⅵ｢¨l:::|￣￣「￣
　　　　　У:::::::::::::::::::::厶　　　　　 /:.:/´:.:.:.:.-‐f:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼|＼__j:::ゝ'::::! 　 .ノ
　　　　 ∧_〉二¨ヽ:::「　　　　　　　　ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:-==ミ､∧ {　￣￣￣￣}
　　　 ./＼/::::/ 　 }¨　　　　　　． ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::.:.|i:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.{　ー─一　 {
　　　 .＼/::::/l　　ﾊ、　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::: |l:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ { ＼_＿＿__／
　　　　　丈　.／￣￣＼　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::.:八:.: !:.:.:.:.:.:.:.:. ／|／¨＼_＿＿_ ﾉ
　　　　　　　Ｖ　／ィ ¨¨¨∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.: --─==彡:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:i　 |　　７¨Y ０ V/　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　 ∨:/　＼／:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:. /::＼:.:.:.:.:.:|／＼_/　/¨¨ﾞ7/　　　　　　　　とはいえ、例外はあり、最初から強くても、
　　　　　　　　.Ｖ＼／:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. にス::::::::＼ :.::＼／　∨二７/　　　　　　　　　スリル満点って作品も当然ある。
　　　　　　　　 .l＼/:.:.:.:./ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.′:.:にス:.::::::::::::/＼:::: ＼／　／ｲ　　　　　　　　　　老師が大好き、棺桶さんのお話だ。
　　　　　　　　　＼{:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::／　　　ー…=彡"　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　＼:.:.:.:.:.:.′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.¨}:::::::＼::::{　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
4772：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:03:10 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　... ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ┃カトルカール由来成分
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ━━
　　主人公のステータス.. 　　　／　　　
　　　　　　　　　　　┃　　　　　／....　　
　　　　　　　　　　　┃　　　／
　　　　　　　　　　　┃.....　／
　　　　　　　　　　　┃...／
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ヾ￣￣｀　　､
　　　　　　　　　　　　　　　／=/´⌒　‐-　___　-､ﾊ
　　　　　　　　　　　 /　 /____　＿　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　　 /-‐ ‐,／　-‐｡≧' ‐≦ﾆ　}
　　　　　　　　　 r {/＾/　:!　　｀ー´,　| {ｰﾟ' 〈　　　　　　　　　　　　とはいえ、棺桶さんの場合、
　　　　　　　　　　　 /ヽV { 　 |　　　　 ,　_ 〉　　〉
.　　　　　　　　　 ∧__〉V|　　|ヽ　　/ニニニ≧ /　　　　　　　　　　　　　敵役がインフレして天元突破しているので、
　　　　　　　　　　 {　ヽ}　从　i}　|　　ゝ‐‐‐‐' 　':|　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　∧__ﾉ　　|| 八　　　　｀¨¨i´　{从　　　　　　　　　　　　　ある意味、王道展開と言えなくもない。変化形というやつだ。
　　　　　　　　 {＼,_〉　　|ｊﾉ　｀　　　　'　_ﾑ′　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ヽ__ﾉ　　 | 　　　＞-‐＝´‐┐　
　　　　　　　　　（｀__〉　「≧=‐≦-‐=　´　　 |‐┐　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 {＼} 　 | |///,'|　　　　　／　　｀　＝=‐-
　　　　　　　　　 ∧ノ-‐‐|_|///,'|＿＿___／　　　　　　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　／´　　　 /////'　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼
　　　　／￣￣　　　　／,////　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
4773：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:03:40 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　ヾ、ヽ　ヾ､ｿ　illﾉ　//　　>､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　 ´　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ヾミﾍ　　　ヾﾍ､　　　 /, 　／,ｚ彡　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　｀ﾞｿﾞ　｀ﾞ^´ ｀ﾞ'ﾞヾｿ,;ﾉ j/ ／／jz彡≦三 }､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ヾﾐソ　　　　　　　　　｀'´ﾞ''´´´´´´´´´ﾞ''ｿ　　ヽ
　　＿__　　　　　　　　　　　／j ､ﾍ}　　　　　　＼　､　　 ,　　　　　　　　 } ,z彡}
　 /　　　＼ー､　　　　　　/〃/ヾ､/　ヾ:.z､　　　　ヾ､j　ﾉ　＿　　　　　　i　　丿
. /　　　　　ヽ' ´ ヽ　　rｿヾ､ {{　　ｿ　＞-―ﾐz:,､　　　},: /'´　　　　　　　 zヾ,z彡}　　　　だが、このパターンは茨の道だ！
/　　　　　 /　　　　ﾞ'<ﾐゞ､彡'ヾj　|　ヽ　　 o　ヾﾐ:､ノ八_＿＿__,,.. ．-‐ 」三ト=ﾞ
　　　　　 /　　　　ﾉ_＝-=＝-} { j　　　｀ー--彡'　>z´ ｀Kﾞ´ o 　　ヽ;::' }彡'´j }
　　　　 ' ﾞ　　　　 /　｀ヽ. 　 /　 i　　　　 ,,,;;;;;' ´ .:::::,'　 ,'´ヾヽ､＿　ノ　 / {　//　　　　　　何しろ、強い主人公を苦戦させるぐらい強ーーーい敵が必要なのだ。
　　ﾉ　　　　　　 /　　　　iﾞｰ､!∧ ﾍ　　'　　　　.:::::::::,'　 ,'　　｀ﾞ:::::::::::::;　　i　 }'ノ　　　　
　　'　　　　　　　　　　　 i!　 |　 |　i|　　　　 -=.:::::::,'　 ,'　　　　｀:::::; '　　 }　 |
　　　　　　　　　　　i　　 | 　 !　 !　|!　ｒ=＝-､ヽ　　　 '　　> -､　　　　〃　 j　　　　　　　　　カトルとか、天元突破した強さの敵やギミックを毎回考えるのは辛い。
　　　　　　　　、　ﾉ　　 '　　|　 |　| 　ト彡､　´ ｀ヽ,_彡'ﾞ´ー-､_　　 j/　　 /}
　　　　　　　　　　　　　　　　}　j{　|　　　{ﾞﾐﾞ-=､_,z､_,;_＿__j　)　i　//,　　 /〃　　　　　　　　　　ぶっちゃけ、新人工員には全くお勧めできない。
　　　　　　　　　　　　　　　 /　|ヽ｜　八ヽ　　　｀ﾞ゛'ー-､, i｀'ﾞ/. / |　　/'´　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　 /　 |　　ヽ　　　＼｀>=-､＿　／ノ, 　 /　iヾjｿ
　　　　　　　　　　 /　　ｌ　　 ∧ 　､　｀￣｀ﾞ＝- 'ﾞ　 / .〃　 }　　　　　　　　　　　　　　　　　老師も無理です！！こんなアイデア湧いてこねーよ！！
　　　　　　　　　　　　／　　　＼　　ﾊ　　｀ﾞ≧=---=彡　/／　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　／　　　　　　＼　｀:､　　　　　　　／　　　〃
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼_　｀ﾞﾐ≧≡=-=彡　　　／
4774：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:03:58 ID:GqVwsHJI: 　　主人公のステータス.. 　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　＜　　　もうやることないや・・・（汗　　　　　 |
　　　　　　　　　　　┃ . 　　　 /　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　┃. 　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　/
　　　　　　　　　　　┃...　　/
　　　　　　　　　　　┃.....　/
　　　　　　　　　　　┃ 　 /
　　　　　　　　　　　┃　 /
　　　　　　　　　　　┃　/
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ヾ￣￣｀　　､
　　　　　　　　　　　　　　　／=/´⌒　‐-　___　-､ﾊ
　　　　　　　　　　　 /　 /____　＿　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　　 /-‐ ‐,／　-‐｡≧' ‐≦ﾆ　}
　　　　　　　　　 r {/＾/　:!　　｀ー´,　| {ｰﾟ' 〈　　　　　　　　　　さて、もう一つ手が止ってしまうパターンがある。
　　　　　　　　　　　 /ヽV { 　 |　　　　 ,　_ 〉　　〉
.　　　　　　　　　 ∧__〉V|　　|ヽ　　/ニニニ≧ /　　　　　　　　　　　　所謂、ハイパーインフレだ。
　　　　　　　　　　 {　ヽ}　从　i}　|　　ゝ‐‐‐‐' 　':|　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　∧__ﾉ　　|| 八　　　　｀¨¨i´　{从　　　　　　　　　　
　　　　　　　　 {＼,_〉　　|ｊﾉ　｀　　　　'　_ﾑ′　　　　　　　　　　　　０から始まるが、いきなり主人公のステータスがきわまって、
　　　　　　　　　　ヽ__ﾉ　　 | 　　　＞-‐＝´‐┐　　　　　　　　　　　　　ストーリーが続けられなくなる。
　　　　　　　　　（｀__〉　「≧=‐≦-‐=　´　　 |‐┐　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 {＼} 　 | |///,'|　　　　　／　　｀　＝=‐-
　　　　　　　　　 ∧ノ-‐‐|_|///,'|＿＿___／　　　　　　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　／´　　　 /////'　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼
　　　　／￣￣　　　　／,////　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
4775：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:04:29 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　/＼　／　IVI ＼
　　　　　　　　　　　　　　 /　　｀´　＿_,,..　　ー―i
　　　　　　　　　 , -='　＞　´　　　　　｀''ｰ .､　|＿_
　　　　　　　　く　 ,. -'　　　 , 　　 !　　　 `＜　 {＿
　　　　　　　　　 V　　　　　　/　　　,'　　　　　　ｰ､/
　　　　　　　　　　　　,:　　　　/　　/ /　 /　　 }　　　 i_
　　　　　　　　　　　　i　　　i.　 /　　/ /　 / .,　　,　　　i　|
　　　　　　　　　　　　|　　　|　ﾊ　 /! /　/! ./ / /,　　 ,!　|
　　　　　　　　　　　 r|　　　|/二ﾐ､ﾚ //_.|/!/ﾚ' /　　 !|　!
　　　　　　　　　 i |　　　|　　　　〃,.　　　/ /,　　 , |　ト､　　　　　　　　　　スカベンジャーのテンプレート的な展開として、
　　　　　　　　 | |　i!　ﾄ　　　　,　　　　/,ｲ/　　/ .|　!　',
　　　　　　　　　 ,ﾄ.|. ﾄ. 　ﾐ､　　_ _　　　,/ ./!　　/　.| .;'__,.ﾍ　　　　　　　　　　主人公が最初の遺跡で、自動人形ゲットがある。
　　　　　　　　　　　i#ﾄ､! ヽ　i i＼　　 .. イ/ / ﾊ　/__,,. | i!###}
　　　　　 r-=､--- ..｀ヾ## ＼!. 　i｀¨´{乂 i/|/　∨!### ﾘ##ｨ__
　　　　　 !　　.）､　⌒ｰ-＜-く　　j　ﾊ｀ヾ）ｰ.､　　{#ィ / ／　　｀ヽ　　　　　　　　　　この展開、実は社長の罠でないかと思うぐらい、新人殺しである。
　　 /⌒ヾ　 ,/ __}　　　　　){｀ヾノ /:::ヽ＼::!　ヾ:.､ﾑ　　　　　　　 ,
　　　　　 ,....イ::::::',　　　　　ヾ、／｀''ｰ＼＼　　　｀＜　　　　 }
　　　　　ﾏ::::!:::::::::}　　　　　　｀ゝ　　　　　';.:.:ヽ　　　　　Y　　　 /　　　　　　　　　　　そこで強さが極まって、成長が止ってしまうのだ。
　　　　　　ヾ:::ヽ::く　厂￣｀く.　　i!　　　　;.:.:.:!　　　 i　 }　　__ソ
　　　ヽ.___,, ＼::ヽ::７　　　　　/　　i!.　　　 i:.:.:.!　　　,'　/　　 /
　　　　　　/　　}::::}::ヽ　　　,／　　　i!　　　　|:.:.:.!　　ﾉイヽ.__／
　　　　　　｀¨¨ }/ヽ!::::＼_,.ｨ__人__　ヽ__　,,.-|.:.:.:|¨¨ ´!､レ::::::::::::ヽ
　　　　　　　　ﾊ__ﾉヽ::::::::::::i｀ヾ三彡／　 |:.:.:.|　ﾞヾ}　＼::::::::::::::＼
　　　　　　　 /　　　　 ',::::::::::i　　＼:.　　　　|:.:.:.|　　　!　　＼:::::::::::::::＞::..､
　　　　　 /__　i　　　 ',:::::::::}　　　ヽ. 　　 |:.†:|　　　V }ｰ､ヽ::::::::::::::::::::::::＞..,,__　　, ´￣　ー-　､
　　　　　　 ,##ﾐ.､!　 __,,..:',::／　＿_ r-’､　　ヽ;/　　彡 /　} }_r ､｀＜:::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　）
　　　　　　ヽ###|ｰ''####}　./　　　ゝヾｰ-　　　　 //　//　}　 }::..､｀￣￣　 У　　　 ,.ｨ≦三У
　　　　　　　／ーﾍ####ノ ./__　／　ヾ＼　　　　〃　//　/　 ,::::::::::＞..,,__　ヽ　　　／　　　 {
　　　　　／::::::::::::::／　　 / |　 {　　　　＼　　　　　　　 /　/　 / |:::::::::::::::::::::＞:..､ヾへ　　,.. ､　∨
　　　´ ￣ヽ:::::::／　　　__i ,,j 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　/　 !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　〈:::::::ヽ./.
　　　　　　　ヾ.　　　/　／::!　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j__ ﾉ::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　＼　/ ／:::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::/:::::::::::::::|
　　　三三ﾆ= ､　 //.:'::::::::::::::!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::/:::::::::::::::::::,
　　　',.　　　　T´::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::／:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::',
　　　 }　　 ,.､　（/／:::::::::::::::::::,　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'::::::::::::::::::::::::::::､
　　　ヽ r:::::（__/:::::::::::::::::::::::::::',　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
4776：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:05:04 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　主人公のステータス..　　　 l
　　　　　　　　　　　┃.　　　　　 l..
　　　　　　　　　　　┃ .. 　　　 l
　　　　　　　　　　　┃. 　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　/
　　　　　　　　　　　┃...　　/
　　　　　　　　　　　┃.....　/
　　　　　　　　　　　┃ 　 /
　　　　　　　　　　　┃　 /
　　　　　　　　　　　┃　/
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ヾ￣￣｀　　､
　　　　　　　　　　　　　　　／=/´⌒　‐-　___　-､ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　/　 /____　＿　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　　 /-‐ ‐,／　-‐｡≧' ‐≦ﾆ　}
　　　　　　　　　　　　r {/＾/　:!　　｀ー´,　| {ｰﾟ' 〈　　　　　　　　　もちろん、社長なみの熟練者であれば、
　　　　　　　　　　　 /ヽV { 　 |　　　　 ,　_ 〉　　〉
.　　　　　　　　　 ∧__〉V|　　|ヽ　　/ニニニ≧ /　　　　　　　　　　　敵のスペックを天元突破させつつ、ストーリーを描き続けられる。
　　　　　　　　　　 {　ヽ}　从　i}　|　　ゝ‐‐‐‐' 　':|　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　∧__ﾉ　　|| 八　　　　｀¨¨i´　{从　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　{＼,_〉　　|ｊﾉ　｀　　　　'　_ﾑ′　　　　　　　　　　　腐敗した軍隊が襲ってきたり、エイリアンのハイブ攻略とか、
　　　　　　　　　　ヽ__ﾉ　　 | 　　　＞-‐＝´‐┐　　　　　　　　　　　　　巨大な政治的な陰謀劇とか、ひたすらインフレし続けられれば、話は続けられる。
　　　　　　　　　　（｀__〉　「≧=‐≦-‐=　´　　 |‐┐　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 {＼} 　 | |///,'|　　　　　／　　｀　＝=‐-
　　　　　　　　　　∧ノ-‐‐|_|///,'|＿＿___／　　　　　　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　／´　　　 /////'　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼
　　　　／￣￣　　　　／,////　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
4777：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:06:06 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ V
　　　　　　　　　＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ(　 )ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
　　　　　　　　　　}=-　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　 -=={
　　　　　　　　　　＼-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　 lヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　l::::＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　 ├ Yl:＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-:::::::::l　　　　　　　　　　　インフレ芸としては、甘党さんも強烈だ。
　　　　　　　　　　　{　 l::::::::l`　--=======ﾍ＝ '　　l:::::::l
　　　　　　　　　　　ゝ _l:::::::l　　　　　　＼:::::i　　　　l:::::::l　　　　　　　　　　　　　真似できない。
　　　　　　　　　_ ＿　 l:::::::l　　　　　 ` '　＼l　　　 l:::::::::l
　　　　　　　／　 r--=,l::::::l　　　　　　　＿ _ ,　　ﾊ::::::::::l-----　、　
　　　　　　/　　　V///l::::::l＼　　￣　　　　　　/ l:ﾊ:::::::l/////}　、　　　　　　　　すくなくとも新人にはお勧めしない。
　　　　　/　　　　 V//l:::::::l/l ＼　　　　　　　／　l:l//i::::l/////　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　|　　　　　 V/l:::::::' /l　　＼　　　　／　　l:l//l:::::l//／　　　ヽ
　　　　ﾊ　　　　　　V::::::/__/l　　　ヽ　イ　　　___,l:l//l::::l／　　　　　　|
-=　　　　l　　　　／l:::::/|=-￣ _--　　_　　-=ﾆ- // {/l:::::l ＼　　　　｜＼　　　　　　　詳しくは、
　　　　　 l ○ ／　　l::::l　|ﾆﾆﾆﾆ=　__　Y　__　-= l:l　　 l:::::l　　＼　　　 |　　＼　　　　　　「できない夫は大空に翼を広げたいようです」で確認されたい。
　　　　　 l ／　　　 l:::l ＼_____￣-=ﾆﾆVﾆ=-￣　l:l　　 l:::::l　　　＼ ○ |　　　　＼
　　　　　　　　＼　　;:::l　　＼ﾆﾆﾆ＼lﾆﾆ} --￣//　　 l:::::l 　　　　＼/　　　　　＼　　　　　凄まじい勢いでインフレしつつ、それでも走り続ける様は爽快だ。
　　　　　　　　　　ヽl::/　　　　＼ﾆﾆﾆﾆ/　　　//　　　l::::::l　　　　　　　　　　　　　　＼
4778：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:06:34 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　主人公のステータス..　　　　　　　　 _,.．-‐'''"~　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　 _,.．-‐'''"~　　　　　　　＜　　うわぁ・・もうだめだーgdgdだー　　　 |
　　　　　　　　　　　┃ . 　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　┃. 　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /
　　　　　　　　　　　┃.　　　/
　　　　　　　　　　　┃...　　/
　　　　　　　　　　　┃.....　/
　　　　　　　　　　　┃ 　 /
　　　　　　　　　　　┃　 /
　　　　　　　　　　　┃　/
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ヾ￣￣｀　　､
　　　　　　　　　　　　　　　／=/´⌒　‐-　___　-､ﾊ
　　　　　　　　　　　 /　 /____　＿　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　　 /-‐ ‐,／　-‐｡≧' ‐≦ﾆ　}
　　　　　　　　　 r {/＾/　:!　　｀ー´,　| {ｰﾟ' 〈　　　　　　　　　　ちなみに、ハイパーインフレしたあとで、
　　　　　　　　　　　 /ヽV { 　 |　　　　 ,　_ 〉　　〉
.　　　　　　　　　 ∧__〉V|　　|ヽ　　/ニニニ≧ /　　　　　　　　　　　　軌道修正は困難だ。
　　　　　　　　　　 {　ヽ}　从　i}　|　　ゝ‐‐‐‐' 　':|　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　∧__ﾉ　　|| 八　　　　｀¨¨i´　{从　　　　　　　　　　　　　　　ストーリーが消化試合になっているので、どっかで辛くなる。
　　　　　　　　 {＼,_〉　　|ｊﾉ　｀　　　　'　_ﾑ′　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ヽ__ﾉ　　 | 　　　＞-‐＝´‐┐　　　　　　　　　　　　　　　　よって、適度なマイルドなインフレが望ましい。
　　　　　　　　　（｀__〉　「≧=‐≦-‐=　´　　 |‐┐　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 {＼} 　 | |///,'|　　　　　／　　｀　＝=‐-
　　　　　　　　　 ∧ノ-‐‐|_|///,'|＿＿___／　　　　　　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　／´　　　 /////'　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼
　　　　／￣￣　　　　／,////　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
4779：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:07:01 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　ァＺ二二≧
　　　　　　　　　　　　　　　／j ／　　＞ー--　＼
　　　　　　　　　　　 /{_／　厂　　＼ー‐┬__}⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　〈|　l ｌ{ r‐ ｡ﾗ　　〉　 V＾ヽ　人__
　　　　　　　　　　　　ﾄ､__У￣　　ノ}　　人ｊリノ__ﾉﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　人ﾟ|ﾉ__r─‐く /|　 { /∨　　{ノ人
　　　　　　　　　　　　 |　ー'／⌒ヽｌ | l/ｊ∧　　　 ∨__ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　/＼〈 /⌒　 }人{　　}／＼　（__ノ=-----=ミ
　　　　　　　　　　　　　　 { l |l '｡}＿___ノ　　／　　　__}一'´　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　Ｖ {/ } ｰ ‐ 　／　　　　´　／　　　　　　　＼　　　　　　さて、ここで、じゃあ主人公のステータスを途中で落せばいいじゃん！
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨　‘ｰ‐一く　　　／　　 '　　　　　　　　　　 '，
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＼:::::＼／　　ｌ i　　　　_...:::::::::'´　　　 _...::i　　　　　　って思ったそこの貴方。
　　　　　　　　＿_r──=　´＿_／:::／　　　 | |　__...:::'´￣　　　ｰ一'´￣　|
.　　　　　　　　　ﾉ　　｢￣￣:::::::___／　　　　　　リ'´　_....::::::::::::::ﾆ=一　　　　 |
　　　　　　　　　 /　　　　|:::::::｢￣　　＿＿＿　　（__／　￣￣___,　　　　　 /|　　　　　　　それは大きな間違いです！と言っておく。
　　　　　　　／{　　　　 }:::::::レ'´￣　/￣￣＼／　　,..:::::::::´￣／　　　　 ...::/:/
.　　　　　 _Λ　＼＿__,厶イ　　　　 '　　　　 /　 ..::::::::::::::::::::／　　　　 ..::::::::／
.　　　　／　￣￣　 .／　 |　　　ｉ　　　　/　.::::::::::::; : 　´　　　 ....::::::ィ::´__}
　　　　／　.::::::::::::::::／　　　│　　　 |_______/　'´￣　　　　_....　　'"´:::／　　/
.　　 /　 ..:::::::::::::／　　　　　ｊ　　　　/ ／{＼　　　　　　　　　 .::::::/　　　/
　　 /　 _.:::::::::／　　　＿.::| 　　 _し' ,八　｀　ｰ---　　　　 .::::::Λ　　 /
. 　 {　　　　　　　　　　ﾌ:::／￣￣　　 {　＼　　　　　　　 ..::::::::′ ＼ノ
.　　i　　　　　　　　　..:::::／::::::::::::::.　　　　　　　　　　　　　 ..::::::／　　　 /
　　 V、　　　／...::::::::／　{::::::::::::::::::.....　　　　　　　　　 ..::::::／　　　　 /
　　 {:::..__／::::::::::: ィ＼　　＼__､:::::::::::::::::.........　　　　..:::::::／　　　　 /
　　乂＿___r一'　 }　〉￣:::}　　＼::::::::::::::::::::::::::..　/::::::/　　　　　　 {
.　　　　　　　　　　/　/:::::::::/　　　｀＜__:::::::::::::::::::＿ノ /⌒ーく＼__}＿
.　　　　　　　　 /　/:::::::::/　　　　　　　　￣￣￣　　 ,人　　　 }　|＼　＼
　　　　　　　　 {=‐-　 __　　　　　　 __　-‐=ﾆ￣｢ ,　＼　V　/　ヽ　　丶
　　　　　　　人　　　　　￣￣￣￣　　　　　　　__|/　　 ∧　 Λ　　＼　＼
　　　　　　　　Λ　｀　ー―----一　´ 　　　　　 /　　 /　}／{　＼　　丶＿__}
　　　　　　 /＼＼　　　　　　　　　　　 ´／/　　 ,　　|　 ‘,　　　　　　　　|
.　　　　　 /　/::丶＼＿＿　　　　　=-‐ '　__∠　/　　 /　　|　　 ∨　　　　　　 ,
　　　　　 /　/::::::/ ＼　　　　　　　　　ィ´　　　 /　／　,　 |　　　 ∨　　　　　/
　　　　 ,　 /::::::/、　　ー――一'´　 /　　　／　　　　/　　　　　　＼＿___／
. 　　　 ′/::::::/　＼　　　　　イ　　／　　　　 /　　 |
.　　　　ｉ　.:::::::/　　　　　　　／　 /　／　　　　／　/　 |
4780：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:07:45 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　主人公のステータス..　　　　　　　　　　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　＜　　ありえない！>>1よ。やりなおせ！　 |
　　　　　　　　　　　┃ .　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　┃. 　　　 /..｀ .、
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /　　｀ .、　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /.　　　　　　＜　　はぁ！なんで、そこでミスるの！？　 |
　　　　　　　　　　　┃.　　　 /.　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　┃.　　　/
　　　　　　　　　　　┃...　　/　　　　　　　　　　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　┃.....　/　　　　　　　　　　　　＜　　　苦労して手に入れた××が！　　 |
　　　　　　　　　　　┃ 　 /　　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　┃　 /
　　　　　　　　　　　┃　/
　. 　　　━━━━╋━━━━━━━━━━━━━ ストーリー進行度
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　┃

　　　　＿＼ |　| |i　　/＿　　＿＿
　　　　　　 /　｀　´　ヽ　　;＼　　＼
　　　　　　 |　　　　　}　　　　ヽ＼　＼
　　　　　　ヽ　! 　　/　　　　｀、＼　ヽ
　 - 、　　　ヽ .| 　　, 　　　 - 　 |＼　＼　　　　　　スレ民は、主人公に共感し、応援している。
　　＿｀≧、::::｀i::::: / . ｨ ≦_´ 　　!　＼
　　＼_｀´ノ::::::´、:〈::::〈｀´ _/ 　　/　ﾍ　＼　　　　　　　そこで主人公が転落したら、どうなるだろう？　炎上必至である。
　　　　　／/　| : ＼.　　　　　|　| |｀、＼
　　　　　　 ´　 | |　　　　　　　　 !　| |　ヽ
　　　　　　 .::　| |　ヽ.　　　 / 　!　|/　　.} !　　　　　　　　スレが荒れたら辛いのだ。廠長ほどの男でも、ハートフルでないと辛いのだ。
　　　　　く　、| | ,　人　　 | 　 |　!　　　! !
　　　　..::::::::::::｀::::´:::::::::::..　　 | 　/　|　　　| |　　　　　　　　　　
　　　　ト;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ　　／|　 !　　　! !
　　　　　ー――――‐´　　/　 !　/　　　!/　　　　　　　　　　よって、ストーリーは常に右肩上がりが基本である。
　　　ヽ　― ―― ―― 　 /　　 !/　　　|　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　＼　　　　 |:　　　　／　　　 |
4781：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 11:07:58 ID:bqlAQM5s: ひゃっはーｗ老師の講座だーｗ
4782：中年 ◆y/0mih5ccU：2015/07/04(土) 11:09:48 ID:GqVwsHJI: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ｨｰr―- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ヽ l　l　　/ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l７⌒' ー' ⌒ｖ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔ﾘ ≧､l　|,≦ 7|〕
　　　　　　　　　　_　__ __　　　 _　　　r ┐l　二,j　|二　l:ｈ
　　　　　　　　_ /　|　〈　|　　〈　⌒⌒{　ﾋ｣ーーーーー'ｲl|　　　　　　　　　　　　　長々と語ってしまったが、要点を纏めるとこうなる。
　　　　　　　 |､_）ｰ'⌒^ｰ'ァｧｰl　　　　〉ﾚ勹ーｰrーｧーr′
　　　　 /´￣｀Yーf⌒⌒二ｺﾆ|　　　　　 ∠!ｰト--イ￣{＿＿,　-―- ､　　　　　
　　　 /,　　 /ﾘーｸー'／　　八　　-―く　ー‐|　 |ｰ一'/　／　　　　　＼　　　　　・人気作品はみんな王道展開＝成長物語　成長要素を入れよう
　　ノｲ　／|　　/ |￣　　ﾍ　　＼　／⌒＼￣＿｣　／　/￣￣￣　　　 l　
　　〈　lｲ　　＼/ /　　　　 V　[lｰ}/　　／⌒＼　　　／￣￣￣丶　　　/　　　　・主人公のスペックは最初は低く。
　　 /}ﾉ　＼　　Vl　　　　　　|　　 |　　/　　　　￣￣＼_　　　　　　　　 /
　　,　　　　＼／|　　　　 /　 [lｰ|　　|　　　　　　　　　 l＼　　　　 /　　　　　　・インフレはマイルドに、計画的に実施。だが、デフレはあかん。
　　|　　　　　/´　〉　　　　_｣　　　ハ　＼　　　　　　　　 l　 |　　　／,
　　丶　　　　／　　　／　＼　｛　＼＿l　　　　　　　　　　　　／ V
　　　＼＿∠ -　￣　　　　ト　＼　ヽ　＼　　　　　　　／　 /　　　　　　　　こんなところかのう？
　　　　　　　　　　　　　　　　　l　￣ |　 | ￣＼　　　　　　／　　 /　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　 |　 |　　　　￣＼＿_／　　／　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　|　 |　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　〕　 |　 |　　　　　　　　　　　　〔　　　　　　　　　　　　　じゃあ、そういうことで。
　　　　　　　　　　　　　　　　　く＼j　｜　　　　　　　　　　/こ寸
　　　　　　　　　　　　　　　 /＼＼」＿＿＿＿　　-―ｲ /l　ト､
　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼　＼＿　　 ――　￣／|｜し' 、＼　　　　　　　　　　 ,、　　　　,、
　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　￣ト､＿￣　　／￣　ﾘ　　|＼ }　|　　　　　　　 ,l´.,ゝ　　 ./ ｀ー-‐ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 |　 |　￣￣　　　 |l　　|　 |　ﾉ　　　　　　　ノ／　　　 / /＾ー,　　}
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　 |　 | 　　　　　　 |l　　廴ﾉｲ　　　　　　＜ ´ヽノ,> ノ-＾､､ノ　 ,ノ
　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　 |　 |　　　　　　　　　jj　　|｢　｜　　　　　　　　｀> ∠ノ｀ヽ　 >　　<_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／__、┌'ヽノ／_ノ´ヽ、｀ｰ､__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀~ ,､} 卜'ヽシ'´ <~ヽ、ヽ　　　｀ヽ-,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ノノ} | }､ﾉ　　､-ヽノ　　｀ー--‐'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .~´〈　}　　　　ヽ　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀´　　　　　｀´
4783：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 11:11:50 ID:bqlAQM5s: 乙乙
老師も最初は二人でおそぼそとー…あれ、今人形大量でどうしてこうなった
とかいってたからなあｗ
4784：名無しの工員さん：2015/07/04(土) 11:13:04 ID:cloanlas: 乙

工廠裏の壁 8枚目