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工廠裏の壁 7枚目
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描きたいけどいきなりスレを立てる勇気が無い
試してみたいけど何処かでひっそりと行いたい
そんなときに！
工 廠 裏 の 壁
・ 短編、試作、とりあえずなんでも良し
・ やる前には利用予告スレッドと壁の両方で宣言して被らないようにすること
・ 投下された作品は基本的にwiki、及び保管サイト様に保管されます
・ 保管を控えてもらいたい場合は投下の際に一言断る
もしくは管理連絡スレッドへ一報を
・ またＡＡの支援はＡＡ支援スレッドに
・ ハートフルに
・ 埋まりそうだったら次建ててね ＿
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／ タ {!!! _ ヽ､
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圭}圭圭‘＝“０-０┘||＿||_|_｜||;_;_;_l/|;_;_;Ｌ晶晶品嵒亟亟lｪｪ―_‐ｪｪ|ｭ |ｭ ￣ r=ｭ Γ二ｌ|＿＿＿＿_||＿|[]⊥
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l: ,':::::::::::{::::; ―|- -|― }::::::::::::Y :ﾊ
l: ;::::::: ::::x===ﾐ ｨ===ﾐ:::::::::::} ﾊ
l: iｲ:::::::::::::廴r} 廴r}::::::::::: i ﾊ 楽しんで頂けたのなら幸いです。
l: | }::::::::::::: /ｲ:::::::::; ﾊ
l | ';::::::::::::: / ,'.:::::::::; ﾊ
l: | ';::::::::::::ゝ -- ｲ::::: :::;' :ﾊ
l ゝ. ';:::::::::ﾑ ilヽ イ >,'::::::::;' :ﾊ ありがとうございました。
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リンチされたり拉致られたりﾌｨﾋﾋﾋﾋｰ
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ポケット臭漂ってんじゃねーかｗ
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こんな夢みたいなことされたら、何かお返しするしか……！
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乙乙！！ｗ 鈴谷さん受難待ったなしｗｗ
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最上型家のお嬢様かー
…航戦SUMOU部屋「伊勢」と浮かんであのドカドカ走ってくるGIFが浮かんできて頭抱えた
そしてイバラキからこっちまできたんかｗｗｗぽいぬｗｗｗ
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武蔵さんのキャラメイクはほっこりすと思った矢先に>>309である、おおブッダ！？
まあカンモンは一部例外を除けば軍隊が凄くしっかりしてるし大丈夫かなー…
>>311
髭のショーフク「婦女子に拉致暴行とは感心しないな、ちょっと兵学校の道場まで来なさい」
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拉致られた後、ステータス更新で処女が非処女になるのか・・・胸が熱くなるな。
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>>315
ＳＵＭＯＵ教導艦はこないでくれませんかねぇ・・・・；
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>>316
ﾌｨﾋ!?
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あるいはカンモンの海軍分遣隊にマッチョな提督が着任するのかな？
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非処女になる前に誰かがエントリーしてケジメする
それもまたインガオホーなのだ・・・（真顔）
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おつー
すげぇ普通っていうかまともに少年少女というか青年とその仲良しの少女しててよかった
そして鈴谷お嬢様で処女か……閃いた
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乙でしたー
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ってシンちゃんポジですかー！
そらそうか、原作ヒロインはカリスマの妹って以外路地裏と接点ないもんなあ
ここは仲間を・・・ってエデンの対戦相手には仲良くなれるのも居るわなあ、ケンイチとか
そうだな、ここはホーリーランドだ
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>>319
礼号作戦やキスカ撤退で有名だけど、あの人は鈴谷艦長経験者で、
なおかつその時に捕虜虐殺や僚艦・陸軍輸送船を不安がらせることを厳禁するなど、
陸軍からさえ信頼の厚い名艦長でもあったのよ。
そんな紳士で潮気のある海軍士官が、自分の艦をリョナられたらどうすると思うかね…？
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>>325
ｱｲｴｴｴｴｴ!?
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いやほんと、ありがとうございました。改めまして感謝を。満喫させていただきましたっ！
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>>325
陸軍にも信頼があったっつー時点ですげえ
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良い対比だな壁5の投下とあわせて
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>>326
なおこのカイゼル髭、身長こそ170cmと当時としては長身に留まるが、
講道館柔道五段の有段者でもあったりする、加えてチャドー(茶道)の心得もある。
>>328
海軍護衛作戦最大級の失敗、ダンピールの悲劇の時に駆逐艦敷波にて負傷。
指揮官負傷の信号旗を「陸さんが不安になるからすぐに降ろせ」と寝台から指示を飛ばし、
更には生き残った駆逐艦で限界まで漂流者救助を行ったりもしてるのよ、この人。
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>>330
実際強い…逃げるﾌｨﾋﾋﾋﾋﾋｰ!
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>>331
後は弟さんが「あの」神通最後の副長である。
「(逃げ切ったとは)油断しましたね、次発装填済みです」
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結局モスキート＝サンはケジメされるんやな
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>>332
ｻﾖﾅﾗ!!(爆発四散)
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まあ昔の軍人さんだからガッチガチに柔道やら何やらおさめてる人多かったみたいだしなぁ艦長って
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ああ！またモスキート＝サンが爆発四散していらっしゃるぞ！！
まあ軍人てのは文字通り軍に勤務している人ですから多かれ少なかれ訓練で格闘技は倣っているのです…
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乙でしたー
スカベ世界の地下ではいったいどんな「異種」格闘技が行われてることやら
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第一航空艦隊(南雲機動部隊)などは…
南雲忠一：合気道及び柔道高位有段者
山口多聞：やはり柔道高位有段者
草鹿龍之介：一 刀 正 伝 無 刀 流 第 4 代 宗 家
おおブッダ！？
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事務仕事の多くなる階級や役職だってのに一線級の腕前を維持していたその方々は本当凄い
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陸奥と大和の艦長も剣道でヤバい級の人が居たよねｗ
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>>340
このお方たちやなｗ
ttp://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3821061
因みに別の意味でヤバい人－
ttp://seiga.nicovideo.jp/seiga/im4005605
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>>335
海軍じゃ柔道を推奨してたしな
上でチラッと説明にあった講道館柔道ってのは、今も江田島の学校に残ってるし
まあ、海は戦闘職でも技術屋的な面が強いから、皆んなが格闘技やら、白兵銃撃の心得があるわけでは無いんだが、それでもそこそこ居た時代
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>>310
乙でしたー
趣味でAA作ってたユウが出てきて「!?」ってなりましたｗ
ということで最新のユウAAを置き逃げ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1431949405/436-437
おいでよ！ カンモンのエデン！
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19：30あたりからお借りいたします
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/8225/1426950807/5359-5390
の続きです
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待機
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正座
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では、そろそろ投下開始しますかね……
新キャラ登場です（ネタバレ
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::|; γ￣|￣ヽ γ￣|￣ヽ ;;' ; γ￣|￣ヽ γ￣|￣ヽ ;;' ; γ￣|￣ヽ
::| l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! [「 二二二二二二二 ｌ] l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! [「 二二二二二二二 ｌ] l!┼┼┼l!
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さて、これからどうするか。
官営武器店で装備の手入れは終わったので、組合に顔を出してもいいだろう。
だがどこかでマップデータを手に入れられれば、不慣れな遺跡でも不安は大きく減る。
であれば酒場あたりに顔を出すのもいいのだが。
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マップデータは遺跡潜りにおいて極めて価値が高いものだ。
待ち伏せに使える場所や待ち伏せされやすい場所、未踏破区画。
スカベンジャーにとって宝と言える情報の宝庫。
マッパーや情報屋が４０円５０円、時に８〜９０円という価格をつけても売れる理由がここにある。
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八:三|i三(O)三Ⅳ:人 Vゞ三三彡 ﾉ:::乂 夂ソ////} / ｀ ー ´ ｀ヽ: : : : : : : ￣ -‐-イ ﾉ
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ﾈｸﾗﾌｧｼﾞｰ
あとは……死体漁りたちから死体がよくある場所を聞き出せればなおいい。
死体がよくあるということは脅威がそこに一定の頻度で出没するということなのだ。
もっとも彼らにとっての飯の種でもあるので聞き出せる可能性は低いが。あまり期待してはいけない。
彼らのように危険な場所を依頼傾向とマップから割り出せるような人材は貴重だ。
機嫌を損ねるのは避けるべきだろう。人間だれにも言えることだが。
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／|i三i三i三i三ii］＼ ／|i三i三i三i三i三i三i］＼
／ｉ =| |二| ＼ ／|二| |二| .| ＼
／: |二| |二| ／ |二| |二| .| |ﾐ|＼
.／ |二| |二| ／ |二| |二| .| |ﾐ| |i＼
／ｉ_________|二|＿＿＿＿|二|／＿＿＿|二|＿＿＿|二|___＿___| |ﾐ|.|ii.|i | 【 スカベンジャー管理組合 】
／| |二| |二| |二| |二| .| ヽ |ﾐ| '' |i |
／ｉ =| |二| |二| |二| |二| .| ヽ､....|i |
／ｉ |二| ＿_ ＿ |二| ＿_ ＿ |二| ＿_ ＿ |二| |二| ＿. | |ﾐ| ヽ |,.;；:｡;：､;
／ . ｜ﾆ| |＼| |ｉヾ|｜ﾆ| |ｉヾ| |ｉヾ|｜ﾆ| |ｉヾ| |ｉヾ|｜ﾆ| |二| |＼| | |ﾐ| |i |｡;:；ii:;;;：､;＿＿＿＿
｜. ｜ﾆ| |＿| |＿|｜ﾆ| |＿| |＿|｜ﾆ| |＿| |＿|｜ﾆ| |二| |＿| | |ﾐ|.|ii.|i | ∠∠∠∠∠∠∠ｉ|
＿＿|＿＿＿|二|＿＿＿＿|二|＿＿＿＿|二|＿＿＿＿|二|＿＿＿|二|___＿___| |ﾐ|＿＿_.!＿ , ∠∠∠∠／ |
| |二| |二| |二| |二| |二| .|｀ﾞ'' ／＿＿＿/ ＼∠∠∠／ |
| |二| [二二二二二二]｀ﾞ''ｰ､!. |二| |二| .| : : : | |ii====||^|| ∩ ∩ | :|
| ＿_ ＿ |二| ＿_ ||ﾞ''ｰ､＿＿_＿||二ﾞﾄ-ｉｉ ＿_ ＿ |二| ＿_ ＿ |二| ＿. | _. | |｀ﾞ' -| || ||: : : : : : : |: : : : :|
| |＼| |ｉヾ|｜ﾆ| |＼| .||＼|｜ﾆ| |:::::::||:: | | ﾆ| |＼| |＼|｜ﾆ| |ｉヾ| |ｉヾ|｜ﾆ| |＼| | | | | |:::: : :| || ||ー----------
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| |二| || _ |二| |:::::::||:: | i二| |二| |二| .|_,,. -‐ｰ'＝＝-'" .:.::
￣￣￣￣￣￣￣... .||-‐''"￣ ￣ . ||, - '" ￣￣￣￣￣,:'"':,:'"':￣,:'"':￣,:'"'"': "'' ／
''"'"' "''' _,,.-‐''" ￣￣￣￣￣/ ''"' "' "'' ';.；,,;､.ii:'; ;..;;ｲ;; ;,ii.;;:' ／ ..:.:.
''"'"''.'
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まあ、そういったマッパーやらなにやらは後でいい。
カンモンの地下は絶賛魔境と化しつつあるらしい。
管理組合にいけば何が起こっているのか情報が集まるだろう
ついでにマップデータを売り物にしている地図売りがいるかも聞いておけばいいのだから。
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／::::ヽ:::::::::::}:::::ヽ:::::ヽ
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_,...::::::::::,.ｲ::::_|:::::::::::::::/:/}:::::} !::::::::::::l Ⅵ_,､::::::::l::! 新人かー？
＜＿__,..／ /:::/ !:::ｨ:::::::::!/ｰl::/- |::::::/!:/ｰﾘ__ｨ}:::::/ﾘ｀ヽ
/:::/ /Ⅵ ､::::::| ｫ┬ ┬}:::/ ﾘ 弋(ｿ ﾊ/: : :', ',
／:::/ /: : :{ (＼:{ 弋(ｿ j/ {ノ: : : : :, ､
／::／／: : : ;:ヽ､__,.､ ｀ ;､:l: : : : : :､ ＼__
／:{: :{ {:__: : : : ､: :l: : :.ゝ. ／: Y: :/: : : : ＼ 〉
／:::ｨ::{:/ /: : ヽ: : : ＼!: : : : : ＞ .＿__~~ イ: : : :{: /: : : ／: :{ {!
::／/:/:=-‐＿_: :',: : : :}: : : : : : :＼o＿oノ: : : : : :!/: ___/_:／｀ヽ､ヽ
´ /:{/ ´ ｀丶､ノ:_:r‐ '´￣ヽr-､r､{ヽ-_-'''-´､ ｀ヽ､ ∨
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イントネーションが独特な少女が私を出迎える。
登録証を差し出し、どのような仕事があるのか問いを投げる。
少女の後ろにあるのは、名前が書かれたボード。
……おそらくは、未帰還者名簿。相も変わらず未帰還者は多いようだ。
スカベンジャー管理組合ではよく見る光景ではある。
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:/:::::::::::::::::::::::::: ＼＿::::::::::::/::ｲ::::::::::::::::l:::::::::i ああ、ヤマナシからきたのかー。遠かっただろー
':::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::/'::/::,ｨ::::::::::: |:::::::/
:::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::/イ,}|:::::: ／|:::,ｲ でー、リハビリ中？３級の依頼でいいのかー？
∧::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::／ // |::／! j/ ﾘ
､:::::::::::::::＼:::::::::::::::_::人 { ! / { /
＼::::::::::::::::::::::::从{ ､j !
}´｀､_イ-- ' ﾉ
/ ／
＿_,/ ,.......＿＿__／
//∧ /￣｀ヽ､
∨/∧ ＼/} ',
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￣｀ヽ///ヽ＿＿＿,!/∨/r ﾉ＼
r / - ヽ￣ ＿＿＿}r´{_+_/ ＼
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徐々に体を慣らすのが目的なのでな。
どうも療養中は体を動かせなくて鬱憤が貯まっているのだ。
その状態で５級当たりの依頼など受けたら自分が暴走しかねない。
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', ＼__:::l:::::::/::,..--_､:／ }
＼／三ミ､::＿ /,イ､／ /.､
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/ ｲ:::::::::::{::::::|イ´＼_::::::::::| ヽ! ﾘ ､:l:::::|:::}:::::::.
|:::::/::::::､:::{ ＿ ＼＼:{ ,ｨﾁ斥下,::::|｀::::::::::::. ３級あたりで身体を慣らすなら中層あたりが丁度いいさ
|::::||::::::::ﾙ'ｲﾃ弍ﾐ ｀ 弋zｿ 从ﾄ,:::::;:::::,:::::.
. 八:::{l:::::::::圦 弋zｿ , lr.,/:::::l::::::::,::::::. それより深く潜ると出てくる機械とかミュータントが一変するしな
ヾjﾊ､r､!､ ;-'i:::::::|::::::::}､:::l
/:::::,ヽ､_ﾊ < ￣ ｿ 人::!::::/:::l:::::| l:::!
. /:::イ::::::::::込､ ｀ ´ ／:::::::|::/:::::j､:ﾘ l:/
/´ |:::::::::::::::::::::＞ _ イ::::::::::::j/:::::/ / /
/::::::::::::/::::::::::::::l |::::::::::::/:::::/
,':::::::::::,ｲ:::::::::::＿} ｀￣777―-- ､
/::::::::／/-‐77{ ＿__ {//l ／￣｀ヽ
/:::::／/´ {//! ｀ ///| ／ =´ ｀ヽ }
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まあ依頼はミュータントの討伐であったり、行方不明者の捜索であったり。
……ああ、電子部品を集めてほしいとかいう依頼もあるのか。
用途は協会の電子機器修理のパーツとして。報酬は悪くないので受けたいが……
私自身にそういった技術はないので、その場合だれかを雇い入れる必要がある。
そういったのは、どこにいけばいいのだろう。
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/／:::::::::::::::::::::::∧T--,ｲ/ /｀) , -v― ､ ﾊ::::ﾊ:{ おーい、ユウキー！！
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問いかけてみれば、ちょうど今臨時募集をしている者がいるらしい。
彼女の眼を追って行けば……
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| ノ‐'-､_, ､_,ﾘ‐W. │ .ﾉ∠ﾆﾆﾌバﾆﾆぅﾚ' ｲ ,ｲ/ l/ ヽ}ヽl､ !｀ | |'⌒'ｰ' ｰ'⌒ | |
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ノ 'ｰ|! `! ｕ L_｣ r１ |`7|!rー'‘‐〜‐' ‐-| |ｈ||`ｰ-ｲ .ト-‐'||ｦj `7l. '-U-' :|く
,ノ／| l、 -‐-ｰ- ,'＿／|./ | -ー〜〜′ ! ﾞｰ|! u ‘ｰ-‐' ｕ ll‐' -‐''7 | -──- |. ヾ''ｰ-
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´ |ヽ| |.r;＝'｣ | ||│/ | ｿl‐十十十| | ,ﾍ |
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_ノ l:: !:::::::::::::::l::/-l/ ‐ 一 ーｌ!‐ 一l:::l::::::::lヾ:ヽ `
ｔ一l:::::::::::::l::l ,x＝ﾐ､ヽ ,斗=ミ j!::!:::::::l-, ｀ `
丶 l::::::::::i:::l::l { .ｒ; ﾊ んﾊ ヾ !:::::::lノ
l:ヽ:::::::::l!::l!:l ` Ｖ:ﾘ V::ﾘ ' /::::::::l
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ｌ:: :l::::::::l.l::l.､ u ′ . 'l:::::::ll
l::::::l::::::::l l::! ゝ /:l:l:::::::l:l
ｊ:::::::l:::::::::l.l:lﾆﾆヽ ⊂ ⊃ イ::::l:!: :: l::l
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;:::::::: :l::::::::l.ヾ／::::::l ` ´_l:::ヾ.／ l::::::l:::::l
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お世辞にも碌なものじゃないだろう連中にしつこく絡まれて、迷惑そうにしている少女がいた。
組合の広い建物の中。何を話しているかまではさすがに聞こえないが……
あの様子ではかなりの時間絡まれているのだろう。
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{二三三三三三三三＞=一一一 、
}二三三三三三三三三三三三三 ヽ
ゝ二三三三三三三二二二二二二=ヽ
ｊ二ヽ三三三二二二二二二二二二＝ヽ
/ ヽ二三'三三三二二ゝ＝、￣二二ゝ ／
ゝ / /ヽヽ三三三三三二二 ゝ ﾉ二二／
, ==＝二´／ / ﾉ / ヽ三三三三三三 γ二 ／
／ ／／ // ／ // / ゝ三三───── ‐}
// ゝーﾉ ／ //} ／/ } ヽ三三三三三二 ﾘ
{{ / } / ／ノ / {ﾉ/ / }}ｽ㌘ゞ＜三三三= ﾉ
イ;;:;:', ／{ { l l / ／ ／/㌃ゝ‐ｲ {
>;:;:;:;:;:;:ヽ { {ｌ { ｌ ／／ ｌ / /} }
___ ｲ三 ∧;:;:;:;:;:;:;:', ', { } /; ;丶、 」 ／ / ﾉ/ー 、
/三三三＝=};:;:;:;:;:;:;:ヽヽ , ー 、 } ─ -;.／/ / }/ iiiiiiiiiiiiiiil',
＜三⊂ ゝ、三、_ﾍ;:;:;:;:;:;:;:;:∨三三三,ゞ }; ; ; ; ;／ﾉ/三} 三三iiiiiiiiiiiiﾑ
二三三ゞ、 ヽ/三=ヽ;:;:;:;:;:;:;:/三三三=} >ｊ}ゝ-ｲ }三三=ヽ}二二=ﾑ;iiiiiｌ::ﾑ
三三三三三/三三三ゝ;:;:;:;:,'三三三三}/＞ﾍ、 {三ー 、}ｊ三三三=ヽ;l::::ﾑ
三三三三=,'三三三}三ゝ:/三三三 /ゝ‐、＿ ヽ}三ｌ三二}',三三二二};:;:;:;:ヽ
三三三三 ,'三三三/≡ノ,'三三三三{三三三三', ｌ三三 } }三三＞7;:;:;:;:;:{二=、
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みれば少女の耳はすこし尖っているように見える。軽度の突然変異か。
だというのに恐れる様子もなく彼女を邪魔しているあれらは度胸があるというか……
……いやないな。相手は少女だから簡単に取り押さえられるだろうとか考えているのだろう。
まあ人数がいるから不可能ではないだろうが。
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おそらくは互助会の皮を被ったナニカだろう。
ヤマナシにおいてああいうのは大抵ミュータント大行進で真っ先に死ぬので滅多にみない
妙に新鮮な気分だが……放っておくのも目覚めが悪いし、なにより不快だ
暴行となればさすがに問題だろうが……脅すくらいならば注意を受ける程度か。
スカベンジャーとしての心得、死角への警戒を怠るな、を叩き込んでやるとしよう。
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', ヽ::::::::::::::／ }..
＿＿ ＼ r- ､／ /:::::.
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,..::―-:..､}_/,.-､:::::::::::::＼::::::::::､:::{
／::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ:::::::::＼
,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::,:::::::::::::＼ ……互助会の連中だぞ。
/::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::l::::::::::::::､::＼
!:::::::::::::::/:::::::::::::::::::､:::::::::,::::::::ヽ::::}::::::::::::::::,､:::::. おんなじようにしつこく話しかけて注意したばっかりだっていうのに……
{::::::::::::,ｲ:::::;::::::::::,ﾊ::!＼::::l:::::::::::∨::::::::::::::::::. ＼::::..
',:::::::::/､＼!､:::::::l ﾘ ／､＼::::::lﾘ::::::::::::::::::::::.
}::::::::l { ｀ｰtｫ､::{ ,..-ｲtｿ￣ﾄ,::::/l }:::::::::::::;､:::::.
|∧: |ﾊ､｀ｰ ｀ ｀´ l:/,.イ::::::::::::::} ヽ::l
Ⅵ ,.:} ' U イ:::::::::::::::::::::::; }/
/イ＼ ‐- v ／ {::::::::::::::::::::::/
/::r-r≧=--=≦ ｀rr,-- ､_:/
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/::::{ ｀ヽ､ ／//／ ヽ
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まあ念のために受付に問えばやはり互助会の連中であるらしい。
しかも累犯。
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＼ ｀ ー-- ､_.--／:::..:::l::::＞''´ /
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. {::;::::/::;::::./ ― ､::::::::::::|. ＼}＼::::::|:::::::::::､:::}＼i.::::::::::: : : : : : : ／
. !||:::i::::{:::ｲ.ｨfiう㍉ ヾ;::::::} ,ｨ 行示ｧj::::､::::::::l::!:::::::::::::::::::: : : : ／ ちょっと前までなら強引な勧誘くらいだったからよかったんだけどなー。
. {!|:::::从::: ゝ乂ソ ヾ::: 乂 ソ '｝:::}:::::/ﾘ｀ヽ:::::::::::::::::::::< ……最近じゃあヤバい薬に手をだしたとか風の噂で聞いてる。
Ⅵ:::::乂 ｀ . ﾘ::: ﾊ/::::::::::::::::::::::::::::::::.∧
＼:{ 、 /／:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::∧ だからといって私たちが何かできるわけじゃないんだけどなー。
. ＞ － 、 人 .ｨ::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::ﾊ.
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確固たる物証がない以上どうにもならない。つまりはそういうことなのだ。
……まあ、あいつらが去らねば私の要件も進まない。
早々に、お引き取り願うとしよう。
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. |.}:::::::::::::::::i '´ ヾ,ィ ｧ:::::::::::: }::::::::::::::::: ′. .:::ヽ やるなら怪我させないようにしてほしいぞー
. i! |:::::;::::::::ﾊ ,ぅ我7}:l＼:::|_ /:::::::::::::::: ′ .::::|ヾ、、
. . ゛ i::::ｊ ＼ヾ ｀/ |i 〃´ソ ,::::::::::::::/ ′::| ＼ そこまでいくとさすがに私も見逃せないから。
ﾍ !/ ノ j! {{ }}ｿrﾘ,-/. .::::::::|
ヽ ,ハ , ヾ＝ ' {/ .;::::::::::|
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i い, '´ ｀ - ´ } ,l // /:::::::::::::::i:!
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／ | ./ ／／:: |.| } i ; |:::::::::::::::|il
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／ / , / |｜ / ::::::::::::::::: ヽ、
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ﾍ ＼ / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ゝ ′ .|::::::::::::::::::::::::::
＼ >、,へ ＿＿＿＿ ::::::: } |:::::::::::::::::::::::::::|
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そういうと髪を解き、手元の鏡を見ながら再び結い始めた。ことさらにゆっくりと。
つまり、私は見ていないぞ という意思表示だろう。ありがたいことだ。
それだけ迷惑していた、ということなのだろう。
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では、先達として出来の悪い後輩共にキツイ灸を据えてやるとしよう。
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ふむ
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／ ゝ
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／/ /l、 l
l /| ./ l、iﾍ |
.l /| , /! /. l./ u l | , 〉.iﾍ、 . | なあ別にいいだろ！！お前が俺たちと一緒に行くって受付に言えばいいんだから！！
|/ |/|/`!/-ﾆl_ v'|/'_ﾆl~ ヽ|、 l
/´l|.| !' /⌒ ⌒ヽ |.i^ヽ
l |6|| ｌ （0） （0） l u ||.6l|
ヽ._|| ヽ､_ :| |: _,ノ ||_ノ
∥ u （ ） .∥
| v /⌒ヽ､` ‐'´,.ノ⌒ヽ |＼
._／l l ,. -─‐三─‐- ､ﾉ ! l ､
,.‐''"´/ ヽ､` -‐ '´.＿｀` ‐-" ,‐'´. | ｀` ‐
, -‐''"⌒)ヽ`‐､. ≡ , ‐'´l .l │
（ -‐'"⌒)-､〉l:::` ‐--‐'":::::::::l | . |
.（ -‐'"⌒)ノ, |、::::::::::::::::::::::,ノ! | .|
/（ -‐''"⌒)ﾉ ! ` ‐----‐'´ .l | |
(._,,. -‐' ,"＼ l l ,へ、 |
/ ヽ ﾚ' ＼ .|
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あえて足音を立てて歩いているというのにまるで背後に気を配る様子がない。
雑多な音から自分に接近してくる音を判別するのも重要な技能だ。習熟は必要だが。
それを抜きにしても本当にスカベンジャーなのかと問いたくなるような連中だ。
銃は小口径で手入れされているようには見えない。万一のための近接武器すらない。
この様では昇給など夢のまた夢だろう。
小銭欲しさに欲を出して死体になってミュータントに食われるのがオチだ。
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ｉ.::.::.::.::.i.::.::.:|.::. /j/ :.| ヽ.::.|.:|.::.::|.::.::.::.:|:|^＼ 誘ってくれるのは嬉しいけど、ボクは臨時ＰＴの募集を受け付けさんに出しちゃったんだよ、
|.::.::.::.::.|.::.:/|.::/￣ －|--ｉ.::|.:|.::.::|.::.::.::.:|.､
|.::.::.::.::.l.::.,斗气ミ､ _,...,,,|.::ﾊ|.::.::|.::.::.::.:|. こっちで勝手に決めちゃうと失礼だから、まずそっちに行って？
|.::.::.::.::.|./《 fノ:ﾊ /fノ不㍉ }.::., .::.::.::. |.´ そんなに焦らなくたって順序追ってくれれば話は聞くってば。
|.::.::.::.::.|.:i 乂ソ v:::::ｿﾉ^'.::/.::.::.::.::.:|＞
|.::.::.::.::.|:ﾊ ｀¨´ /.:/.:|.::.::.::.::.: |
∧.::.::.::.:|ー:. ' /.:ｲ|.::|.::.::.::.::,. |
/.::.ｉ.::.::.::.|ノ込 ７- |.::|.::.::.::./.:i|
/:／|.::.::.::.| //＼ v::.､ ｲ{___|.::|.::.::.:,'.::八
' i|.::.::.::.| ,'/二ﾆ＞., ,. ＜ﾆ／ |.::|.::. / ＼:.､
_/ 八 .::.:.:| 二二二二≧≦二ニ／ ﾉ.::.::.:/ ',.＼
ノ/ｉ ＼.: | 二二二二二二ニ／ /.::./ ,' iヽ :＼
ｉ//:| ＼ {ニ=《￣￣￣￣￣ ／}.::/ / /ノ}}::.::.＼
|＼:| ＼ ノ二=≫ ／二 :/ ｲ ＿ ,／ﾆノ.::.::.::.:: ＼
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徐々にヒートアップしている男どもを相手にそう返す少女。
私の胸程度の背丈だが、周りを囲む男達とは立ち振る舞いが違う。
そこそこに場馴れしているようだ。５級ではないだろう。３、あるいは４級と言ったところか。
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＞ｰ:::::::`´:::::::::;Ｚ._
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::＜
/:::::::;ｨ::ｨ ;ハヽ;::::､:::::ヾ
. １:: ﾉﾌjメ._v _>ﾍ｢ﾊ. :↑
ｈ.ﾋr',ニヽ＿r'ニ.ヽ.〕r| こ、の……半ミュータントの癖に生意気な……！！
|ｆ|| い)-ﾟﾉｰﾍﾟ-t)丿||ｆ|
. ,ゞ|:u ￣〈_ _ _〉￣ u |K
_,, -‐''7::: | ）(二ﾆﾆニつ（ |:::ヾ''‐- ､._
‐''"´:::::::::::::::i:::::::ヽ._ ‐一 _.ノ ::::::ｉ:::::::::::::::｀'''‐
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:::::::::::r',二Yﾍ ::::::::ﾄ､｀ ‐---‐'´ノ|:::::::::r'Y二.ヽ::::::::::
::::::: ｛. -ー{_ﾉ:::::::::| ｀ ‐-‐ '´ |:::::::::し}ｰ- ｝::::::::
:::::::; ﾍ. ',二j ）‐''ﾌ| |く⌒（〈こ¨ 人:::::::
:／:{:::::ヾ＝ｲ::::::|oレ;:=＝＝=､、 |o|:::::::ヾｰ''´:ノ:`ｰ
:::::::::`::ｰ::フ′:::|:::|´∠二二＼ヾ;|:::|::::::::::‘く´::::::::::::
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i ヽ ／/ / √ ）
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| ./ / し／ ／
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/ ( ／ _丿 いいからこいって言ってるんだよ！！
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／⌒ヽ､ ヽ､ ____ ノ
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そしてこの手の輩は気が立つとすぐに実力行使にでる。
そこがどこだかも考えずに、だ。管理組合の中でやれば問題が起こる。
そんな簡単なこともすこしの苛立ちで忘れているのだ
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,. '" ＿_ ､
,. '" -‐ ￣ -=､､ ＼
. '" ＿ ＿＿ ヽ` _.)
.. _／ /ヽ ￣ ￣ ｰヽ、 ', そこまでだ。
. f. ヽ / /. -‐,ﾍ. ＿_ . ヽ
,.!, '､ / / .i┐ l .l. ｰ- _￣`ー '
/ ! ＼ / / .l｀ .l .l .l.＿ ｀ 、
. / l `/ ,.'..＿,l ｌ ｌ .l ￣ -'､ .)
/ ! / / ￣ .l l .l l
/ .l ./ / .l l .L ｣
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まあ普段ならそれでよかったのかもしれないが……
私がいる以上いまはそうは問屋が下りない。
少女をつかもうとした腕をすかさず後ろから捕まえる。
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安定の福本族
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寸三三三三ゝzx｀´zz≧三三三三三三ｱ
／::{､寸三三三三ゝｲﾆ三三三三三三ア
,,=＝'':::::ハ＼｀≪三三ﾆｧ‐､三三三三三三ｱ
_,,,,((__,ｲ::::/:::,'::ﾏ/＞､_｀"''‐ゝィﾂ======ー''",ｨ:::',
,ｨ''"／:::::／::::/.{......ﾏ//////＞zzzzzzzzzz≪ア::::::::i 強引な勧誘だけなら手を出す気もなかったが。
. ＿__/::::／_/:／ }::::::::::寸////////////≫ｲ:::/:::}::::::}
＿__ｨﾆ::::: ≦三三/ 从::::,':::::/｀寸//////筏ｧz/:::/;:::::}:::::ﾊヽ＼ 実力行使まで行くのならば、黙っているわけにもいかん。
ヽ__ヽ::::::::: 二ﾆｱ ,ｨﾆ{:::::::／ / /:ﾉ=}三≧=从:::ﾊ:::::::{::::::::}ﾆ', ヽ
ﾆ',____〉::::ﾞア ノﾆﾆﾆ}::::ﾍ / ,ｲ'::{ } /:::/.ﾊ::::::乂::,'ﾆﾆ',. ＼
二',::::::::∨ __ノ/ﾆﾆ＝从=ヽ/ ､〈...ﾑ. /:::::{/ V:::::从ﾆﾆﾆ! ＼
二ﾑ::／ ／:ﾏ /≦≦}}ﾆﾆ,' ﾊ , ,__｀ _´_ /{::::,' ﾑ:::::/ﾆﾆﾆﾆ}. ﾄ､
二ｲ ／::::::::',/{≦≦}}ﾆﾆ{ ｀ヽ; , == ｀ 〈'{:::/ /ﾆﾆ}::/ﾆﾆﾆﾆ∧. ',ﾆヽ
ｲ ／{:::::::::::::} {zzzz}}ﾆニ{ ／iヽ;_'_;_ ;イ )::/ ,ｲﾆニ从ﾆﾆﾆﾆ/ ﾊ }ﾆﾆヽ
／ﾆﾑ:::::::::::::}＿＿＿｀¨''}ｲ//{_____∧ (::ﾊｲﾆﾆﾆ/ ＼ニ//ﾆ} }ﾆﾆﾆﾑ
／ﾆﾆﾆﾑ､___::ノ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ﾏ//////} ／ﾆﾆﾆｱ/iロiiii〉〉//ニ{ }ﾆﾆﾆﾆﾆ>
ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}:::::::::::::}ﾆﾆﾆﾆﾆニ| V///イ ',／==ﾆﾆ∧iiiiiロi////.ﾆﾆ} }ﾆﾆ≠ﾆﾆ',
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ',::::::o::::}ﾆﾆﾆﾆﾆニ|ｲﾉ//| ／＝＝ｘ｀ヾ､＼iiii////ﾆﾆﾆ} }≠ﾆﾆﾆニﾑ
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆニ',::::::::::::}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.|////ﾚﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽヽ ヽﾍ// /ﾆﾆﾆﾏ. }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ
ﾍﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ',::::o::::}ﾆﾆﾆﾆﾆニ|／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ',ﾆヽヽ´./ﾆﾆﾆﾆ{ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾍ
{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ',::::::::::}ﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ',ﾆﾆゝｲﾆﾆﾆﾆﾏ }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ ___
',ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ゞ==''ﾍ〉ニ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ',ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞──‐─''":zzz∨ /
. ',ﾆﾆﾆﾆニﾑ ﾏ.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ',ﾆﾆﾆﾆニ/ }ﾆﾆ＞''" zz=,､=====＝" : : :∨ /
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┣ Monologue .┫
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手を抑えられて初めて気づいた男たちは振り返る。
当然私がいる。自分でいうのもなんだが、190ｃｍを超える身長にこの顔だ。
威圧感は相当なものだろう。
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､-‐- ､r'7-‐;z.._
＜⌒ ⌒＞
∠´ ≧
. / NヽＮヽ!ヽl＼ﾍl＼トゝ
1 ,ゝﾆ_ｰ-:U_,, u ／,ﾍ
| ヽ ,二=-ll l∠、l な、なんだよアンタ……
| .r‐、|u（__ﾟ＿ " /_ﾟ__,ﾉl
| |.h.| | u `i. ! アンタは関係ない、だろ？
| ヽ._|.! U r __ l l
| / 1 (二二ニﾆY´'
|__./ ＼ ＿__ ,'
/ `'‐､ ＼ ￣ /
, '＼ ＼ ` ｰr-‐'
. / `‐､ ＼ |
≦三三三≧ｯ､
ﾏ三三三三三三≧i､
＞;;;;;￣｀'＜三三三三三三ミ､
＞;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;｀'＜三三三三三ミ､
＞≦i､ｲ;;;;;;／/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼三三三三三i､
＿＿＞≦三三i{;;;;;／;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;|＼三三三三三i､
＞≦三三三三三三三三{;;;;/;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞ｲ;;;;;ﾉ|二＼三三三三三i
./三/三三三三三三三三三ヾﾉ;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;／ i{;;;;;;;i .|ﾆﾆﾆ＼三三三三ﾑ
/三/三三三三三三三三三 .ｲイ i;;;;;;;;;;;;;/.| i{.i;;;;;i ﾏﾆﾆﾆﾏ────ヾ
./三/三三三三三三三三三三三三 ヾ;;;;;;;i三| .ｰi;;;;;;i .／|ﾆﾆ/
／三/三三三三三三三三三三三三三三ヾ{.三.| _,ヾ{‐-´;;;∧/ 受付に話を通してある。
.＿|三./三三三三三三三三三三三三三＞──ﾏﾆゝ'´ iﾉﾉ;;;;;;/
／:.:.:.:.:./三三三三三三三三三三三＞'´:::::::::::::::::＿}}三i /;;;;;;/ その結果、正式に交渉する権利を私が持った。不服か？
.,ｲ:.:.:.:.:.:.:.:i三三三三三三三三.三.＞'´:::::::::::::::＞'´三三三ゝ､彡;;;;ｲ
,ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.i三三三三三三三三＞'´::::::::::::＞'´三三三三三三ﾆ}イ
,ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i三三三三三三三／:::::::::::::＞´三三三三三三三三i
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i三三三三三三,ｨヽ,:::::::::／／三三三三三三三三／
ヽ≧ｯ､:.:.:.:.:.:|三三三三ﾆ／;;;;;;;;;〉〉イ ,ｲ三三三三三三三三.／;;i
ﾉ三三三i､:.:|三三三三,ｲヽヽｲ／三,ｲ三三三三三三三三ｼ´;;;;;;i
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淡々と事実を述べる。
行動を共にしたいのなら、受付を通すのが一番手っ取り早い。
スカベンジャーが一時的にチームを組んで遺跡に潜りたい場合、
大抵受付に一言伝えるからだ。そのほうがスムーズにチームを組める。
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-
ヤマナシも北領と同じ試される地・・・
-
,.. -─────- .､
,.‐'´ ｀'‐､
/ ./` ‐.､. _,. -‐'ﾍ. ヽ
i. / ｀''ｰ----‐'" i、i
. l. i u l. l
l. l ￣~`''‐-､ v ,.-‐'"´￣ ｌ l
! ヽ＿＿＿＿_＿＿_＿＿＿＿_./│
,.-､~| ,:=== |二二| ===、 |~,.-､
!ｉ´ |.|!、 （ ＿_ﾟ ｌ￣￣l、ﾟ＿_ ） .ﾉ|.| ﾞｉ.| あ、あとから出てきて横取りでもしようってのか！
|.l".|.| ` ‐---‐１ l` ‐--‐''´ |.|ﾞ,ｉ !
ヽ._|.| .U. . . { u } . . . .v. |.!_ノ
ﾞ| . : : ,.-‐-､` ‐--‐' ,.-‐-､ : : . !
_,.‐''´|: : :（. ￣￣￣ ）: : :|｀ﾞ‐､._
-‐''"´l !: : : `ｰ--────--‐' : : : l l｀ ‐-
_| ,! : : : : : : : : ==== : : : : : : : : :!. l_
‐''"´ | |ﾞ､: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾉ| l ` ‐-
| ｉ|:::` ｰ--------------‐'´:::|i |
! | l、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;.ｲ| |
.! │ l`‐､._ ,. ‐' | | |
|. | l ` ｰ----‐ ''"´ .| .! |
∠三三二=‐ 、
∠三三三三三三三= 、
/三=== ==三三三三三三 ＞ 、
ヽ三三ゝ三三三三三三三三三=-丶
ヽ三三三三三三三三三三三三三＞
}二二三三三三三三三三／ {
∠三三三三三＝＝＝＝=====.}
{三三三三三＞ゝ´ }ヽ ヽ ｊ ｌ
ゝーｭーゝ´ ㌢ .} l ｌｌヽヽ ｌ l、 そこの少女が出した条件を聞かずに機会を棒に振ったのはお前たちだ。
/ {/ ｊ ｌ .{ }ｊ 7 l ∧
/ } .ヽ ,'.{ } ｒ´} } l }、 まずは筋を通せ。順序を主張するにはまず手順を踏まねばならん。
/ }', .',｀＿;_ ; l j ／} l l l l',', お前たちが自分で機会を溝に捨てたのだ。
{ }ヽ{ } ｀ ; } ﾚ´ / /ｌ l l lj
ヽ { / l ; ; ;_{ { ﾉ ´,' 人ヽ
{ｌ =‐ ７ } _', }´ { ∠三=} ＼
＿ ＿ ／ ／/ /、 l }ﾉ ∠三三=.] ＼
∠三三三三／ ／ / / / l ∠三三三=」 }ゝ
}三三三 ／ ∠三[ /三三] ∠三三三三=} }三ヽ
,三三=／ ∠三三ｌ ﾉ三／／三三三三. 三 } /三三三ヽ
,三三／ ∠三 三 }/ 三 }／===ヽ ヽ三三三 .} {三三三三 >
/三 / ∠三三三 }三三／三三三＼ヽ三 // ,'三三三 ∠三ﾍ
}三/ ∠三三三三}＞三三三三三三 ﾍヽ/ / /三三三∠三三',
ヽ´ ∠三三三∠三三三三三三三三三' // ,'三三∠三三三三
/ ∠三三三´三三三三三三三三三三三 / ,'三三三三三三三 }
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全ての基本なのだ。
撃破したミュータントの所有権が撃破したスカベンジャーに行くように。
発見した自動人形のマスターが発見したスカベンジャーになるように。
いまは自分が交渉していると順序を主張したいならば。
まずは交渉相手が提示した条件を達成することが必要なのだ。
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-
／三三≧ｯ､
.〈三三三三三≧ｯ､
＼三三三三三三＞
/≧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ彡
.ゝ===ｰ≦;i＼;;;;;;;;|
./i;ｲ__ };;;i ｼ;;;;;;;} 少女も、まずは受付を通せと言っていただろう。
{､i;;;}.ｰ- i;;;i／;;;;;;;;;i.}i
i└‐イ;;;iノ/i/i;;;{＼ それを無視して強引に話を進めようとしたのはお前たちだ。
,ｨｪｪ,ｨﾆ／／i}/|ｼ.{i／ﾆﾆ};;;;}､ 自業自得、というやつだな。
.ﾑﾆﾆ.／／.| / ノ.／ﾆ／ヽ;;;;;iﾆ.＼
iﾆ ／.／｀"'i/ .}ｲ'''＼＼/ﾉ;;;;;iﾆﾆﾆ.＼
|／.／ﾆﾆﾆi／ﾆﾆﾆﾆ＼/;;;;;;/ﾆﾆﾆﾆﾆi
/;;;;/ |二.／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ/;;;;/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
/;;;;/|___.|／==========./;;;;/.ニﾆﾆﾆﾆﾆ|
/;;;;/.| i￣ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/;;;;/ iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ｨシi
/;;;;;/ |::》{,}《ﾆﾆﾆﾆﾆﾆi‐iﾆ/;;;;/ﾆヽ.ﾆﾆﾆﾆﾆ／:.:.:|
./;;;;;/ |::ゝイiﾆﾆﾆﾆ└i._i┘;;;/ﾆ./i───ｲ:.:.:.:.:.|
/;;;;;/ .|ﾆ.i iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/;;;;;{ﾆ./ | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
/;;;;;/ .|/∧ ∨ﾆﾆﾆﾆﾆ.|;;;;;;;| / .}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
＿､ｰ- 、 ＿
＞ ` ′,∠.._
/ , ＜
i ,.ィ,ハ i:､ ＼
. ｌ ノﾆ= ｧ=ヽ ヾ
| ∩| ｆ;j f;j N` う、ぐ……
. |. しl! ｰ 」 l_ｰ .|
| / | v ‘‐ｕ‐' |
｣__/ ｌ ￣￣￣ .l
/ ｀ヽ.`'‐､ ￣ ／
／7ｰ-----｀ｧﾆ＜
,.ｲ / ／ ヽ
/./ / / |
/!/ ./ / ヽ,|
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淡々と事実のみを言い連ねていく。
反論する場所を潰してしまえばこういった輩はそれ以上注目を集める前に逃げようとする。
そしてそのあと逆恨みに襲撃したりもするのだが……こいつらにはその度胸もあるまい。
万一襲撃してきたのなら、その時は殴り潰すというだけなのだが。
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＼ ＼ ＼ ⅧIi:::: : :| | ＼ ＼ ＼ ⅦIi::: : | |
＼ ＼ ＼ ⅧIi:::: : | | ＼ ＼ ＼ ⅦIi::: : | |
＼ ＼ ヽ ⅧIi:::: : | | ＼ ＼ ヽ. ⅦIi::: : :| |
ヽ __＿彡1 ::〉. ⅧIi:::: : :| | ヽ _＿彡1::〉 ⅦIi::: : :| |
〉￣￣ /::/ ⅧIi:::: : :| | 〉 /::/. ⅦIi::: : | | く、くそっ！！
/ /::/ ⅧIi:::: : | | / /::/ ⅦIi::: : | |
〃 /::/ ⅧIi:::: : :| | 〃 /::/. ⅦIi::: : :| |
{ __＿彡'::/. ⅧIi:::: : | | { __彡'::/ ⅦIi::: : :| |
`ｰ===彡' ⅧIi:::: : | | `ｰ=≪ ⅦIi::: : | |
}}}}}:::: : ＿人__ム }}}}::: : ＿人ム
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｀ヾ三三三三二ニ才”
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絡んでいた連中は言い返す言葉も見つからなくなったのか、踵を返して組合を出て行った。
タカリ、あるいは裏路地で犯す相手を探しに来ていたのだろう。実に無駄な努力であった。
遺跡に潜って、手に入れた物資を売るなりなんなりして貯蓄すれば
運が良ければ一週間と少々で下級娼婦くらいなら買えるだろうに。
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,イ /:／
{::{ ＿//＿＿＿＿
,...-‐ゞ､::::':/:::::::::＿::::::::::＼
_,／---...､:::::::{'＿／＿_｀ヽ､::ヽ｀丶､
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'::::::::::::! ´{::::::::|:: !ヾ ヽ,，:t‐＼-ヽ:::::::::::＼､:::::＞ヾ..,,_
!::::::::::::'::::|,.，---| ヾ ',:::::' ＼:ゝ::::::::::::＼ ｰ- ＿≧＝‐
!::::::::::::／ ':::::::|',::l ＼ ',/ ヽ:＼::::::::::::＼ .おじ、じゃないや。おにいさんありがとう！
':::::::::::::::' ヽ::::{ ゞ ,.r=＝ミ ||:}‐ヽ::'，:::::::＼
'::::::::::::::::' ,.r=＝ミ ||:| , ﾍ::'＼::::::::ヽ 前々からよく絡まれてたんだけど、今日は特別しつこくて困ってたんだよぉ
,::::::::::::::::',/ ' }|:| ´::::::',::,:::＼::::::ヽ
::::}::::::::::::'， , -‐ ┐ /リ::::::::::::ﾚ:::::::::＼::::::.，
l:::l',:::::::::::::'､ 乂 ﾉ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::，
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'/ ,:ヽ::::::::::::ヽ ≧‐- .イ ',＼ >:::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:}::＞
/ ,::::'，:::::::::::ヽ_',≦二〉〈二',::::｀:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:!::::::::::::＞
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／￣￣￣＼:::::::,ニ≧‐--‐≦ニﾆヽ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
' ＼::::.,ニニニニニニ／-､ ,::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
{ ／::>､:',ニ｀ヽ､__,， '´ニニ.＼ }:::::::::＼ .,:::::::::｀ ､:＼::::::::::::::::::::::::
' , -― '´::／ニヾ:,ニニニニニニニニ.ヽ!__:::::::::::＼ ｀ ‐- _::＼:::::::::::::::::::
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イ :::::::::::::::::::::{.ニニニﾆ'，ニニニニニニニニ}::::::',＼::::::::::: ＼ ヽ:::＼ ｀
|:::::::::::::::::::::::::､.ニニニﾆ}ニニニニニニニ.／|::::::::, ＼:::::::::::::＼ ,:::::ヽ
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ゝ:::::::::::::::::::::::::::::/ニニニニニニニニニニﾆﾆ.',::/:::＞...., ，::::::::::',ヽ::::ヽ }::::: !
〉::::::::::::::::::::::/ニニニニニニニニニニニニ.}:{:::::::::::::::::::::＞‐- ,__} ヽ:::ヽ|:::::,'
{:::::::::::::::::::::::::'，ニニニニニニニニニニニ./ゞ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::::ヽ/
|::::::::::::::::::::::::::|',x―＜ニニニニニニニニ/ニﾆ/＼ ‐- ＿:::::::::::::::::::::',:::::::',
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こちらとしても電子戦要員の確保が必要だったので礼を言われるほどの事ではない
それ抜きにしても忠告を入れたのは否定しないが。
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＿＿＿__ノフ':::/:::::::／ }ミ::.､
＼ ￣ ¨ヽ::::{::::> --- /＼ ヽ:.
､ ___ ＼ 廴:/.イ￣ ≧ ミx:::＼}!
イ へ::::＼ {_//__,彡_'＿:::::::::＼:::..､
〃:::{:{::::::＞:ヾ:::{:::::::::::::::::＿:::::ミx:::ヾ::::.
. ' }:::{::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::＼:::::::.
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{:{ {/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::.
. 八:∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::::::.
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }ｉ､::::::::::::::::::::',:::::::.
. ':::::::::::::::::::::::::/{::::{::::::::::::::::::} ＼:::::::::::::::::',::::::.
|::{::::::::::::: {::::' {::::{:::::::::::::::斗≦､:＼:::::::::::::::::::::.
|::{::::::::::::/{:::{____:::{::::::::::::::::::} ,斗zミ､:::::::::}ﾍ::::.
|::{:::::::::::|才:{ ｖ::｢ ::::::: /::::} ｲf弍ぅ｀}! ､::: } }::::. おー、おかえりー。
{::{:',::::::::| V才=ミx :::::/}:::/ V辷ﾘ ﾊ: }ノ:::::::､
v:::':::::::|ヾ《 Ｖしr} ､/ ﾉ' ｀¨´ √V:::::＼:::＼ かっこよかったぞー？
}::::: ',:: |＼.｀ ｀¨´ 〃〃 八}.}:::. ::::::＼:::＼
,.:::::}:: ヽ{７ﾊ ､ 〃〃 ' ,..:::Vﾉ::::::. ::::::::. ー―
. /::::/}::::::::::{{::}}ハ 丶 - ´ ／::::::::::::::::::::. ::::::::.
/::: ' }::::::::::ゝｿ_::::::≧ _ イ::::::::r､__:: -=ミ:::::::::.
ノ ' ／ ￣に{{こ}--- ﾉ ｀¨´ __ァ -ゞ}に） Ｙ::::::.
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. /{ { }::} ﾉ:ﾉ / }::::::::::.
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. ／:彡イ::八 八 }:/ ／ /::::::::::::::::::::.
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世辞はいらん。もう３０にもなる男にその言葉は似あわんだろうが。
それよりも、彼女の提示している条件を教えてほしい。
よほど無茶でもない限り同行願うつもりではあるが。
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. . ./7__~￣￣/. : : : : : : : : : : : : : : . 〈. . . . . . . . . .ヽ . ／. . . . .
. . . .ｉ . : / . :/ . : -────‐- : : ._〈. . . . . . . . . . V. . . . . .／
. . . .| : / :／1 ､_／〈. .i . . .i . . . . . . . ｀ . . . . . . . . ｉ. . ＼. .／. .
. . . .| :ﾞ／. . .| 〈.l . . .|､. . . . . ｉ. . . . . . . . . . .iト ._._. ≧=-.
. . . .|/ . .|. . .| | . . .ｉ|__. .i. ｉ. .|. . . . . . . . . . .i|＞┐. . . ./. まあ特別上げるほどのことがあるわけじゃないんだけどね。
. . . . ｉ. . .|. . .| |. . . ﾘ V、|. .|`. . ｉ. . . . . . . .|τ j : . . . /
. . . . |. . .l. .斗- /i|. ./ j}斗=|ミ､ |. . . . . . . .|ｿ /: : : . / 拾得物を売ったお金と、なにか発見した場合の報酬折半ってのと、
. . . . | . λ. iﾍ / |./ ｱ´ ノiぃ j｝|. . . . . . . .|ン: : : : / ハッキング中の護衛が欲しかったから、ある程度の戦闘能力があること。
. . . 丿ﾘ′_辷__ ﾉ′ 丈_rツ |.!. . . . . . ｉﾄ辷彡:∧
. . . . / 《 ﾉiぃ 从i. . . . . .ｉl〉 // あとは私３級だから潜ったとしても中階層の浅目まで、っていうくらいだし。
〉. . . . .＼ ゝ 丈ツ 〃|. . . . . . λ:〉//
∧ . . . . .ふ / |. . . . . . 辷彡
〉∧ . . . . .ハ ｀ ／ |. . . . . . ｉ : : : ＼ .
∧ . . . . .人 、 ノ ／＜~|. . . . . . |: : : : : : ＞‐ｉ
-─∧. . . . . .⌒ぅo｡ _ ／ ｀|. . . . . .j}￣￣ ｉ : : |: .
∧. . . . .＼ ⌒ぅ=r≪ j . . . . / | : : l: : .
l ＼ /::/::::::::,:::::::::::ヽ ／l
', ＼__:::l:::::::/::,..--_､:／ }
＼／三ミ､::＿ /,イ､／ /.､
／ ＼＿/r..＼/´, -―-､／::::::;
/,.::´::::::::::｀´::::::::::::::::::＼::::::{
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::.
／:::::::::::;::::::i:::::::::::::::::{::::､:::::::::::::::＼､
,:':::::::::::::::::{::::::{:::::::::::::::::l､:::､＼:::::::',:::::ヽ､
. /:::,:::::::::|::::::|::::〈:::::::::::::::::{イ￣､:!､::::i:::::|::{:::.､
/ ｲ:::::::::::{::::::|イ´＼_::::::::::| ヽ! ﾘ ､:l:::::|:::}:::::::. まあハッキングに関してなら、接続さえできれば警備ロボットの強制シャットダウンくらいならできるみたいだ。
|:::::/::::::､:::{ ＿ ＼＼:{ ,ｨﾁ斥下,::::|｀::::::::::::.
|::::||::::::::ﾙ'ｲﾃ弍ﾐ ｀ 弋zｿ 从ﾄ,:::::;:::::,:::::. ソフト込になれば……そこそこ堅いロックの解除とかまで手が伸びるらしいぞ。。
. 八:::{l:::::::::圦 弋zｿ , lr.,/:::::l::::::::,::::::. 電子戦に特化したＥＳＰも持ってるから、併用すればもっと行くだろうなー
ヾjﾊ､r､!､ ;-'i:::::::|::::::::}､:::l
/:::::,ヽ､_ﾊ < ￣ ｿ 人::!::::/:::l:::::| l:::!
. /:::イ::::::::::込､ ｀ ´ ／:::::::|::/:::::j､:ﾘ l:/
/´ |:::::::::::::::::::::＞ _ イ::::::::::::j/:::::/ / /
/::::::::::::/::::::::::::::l |::::::::::::/:::::/
,':::::::::::,ｲ:::::::::::＿} ｀￣777―-- ､
/::::::::／/-‐77{ ＿__ {//l ／￣｀ヽ
/:::::／/´ {//! ｀ ///| ／ =´ ｀ヽ }
,::／{￣￣｀ヽ､//＼ _,///／='´ ＼
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実力は申し分ない、か。
だがそれなら浅階層で手に入れた警備ロボットを売るだけでも十分な収入になると思うが……
電子戦が得意なスカベンジャーは３級ともなればある程度唾をつけられると思うのだが。
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,...::::::::::::::::::::: /ﾆﾏ=＝≠ー...､.ﾆﾆﾆ＼:: l:::::::ﾍ:::::::::::.
､ __,..:::´::::::::::::::::::::::::::/:::::::/:::::/ヾ=ｔ:::::::::::<ﾆﾆﾆヽ:l::::::::::､::::::::::ヽ
｀ ー－ ,::::::::::::::/:::::::/::: / ｌ:::::::::::::＼ﾆﾆﾆｌ:::::::::ﾑ::::::::::::::､ ソロなのは半ミュータントだから嫌煙されちゃった、ってのが大きいんだけど……
ﾒ:::,::::::::/!:::::/l::::/ ｌ::::::;:::::::::::ヾニｌ!:::::::::::ﾑ:::::::::: ﾊ
;:l:::l::::::/' !::/ !/ ｌ:::::l ､::::::::::::ヾｔ!:::::::::::::ﾑ::::::::::::::.
.: l::l:::::/ -l::! ､ ｌ:::l ヽ:::::l:::::::l::::::::::::::::ﾑ:::::::::::ﾊ ハッキング中に同行者に狙われた！！
.':::l.!:::/:, ! ヽ l::l l:::::!::::::l:::::::::::::::::::ﾑ:::::::::::l ……とか考えるとちょっと怖くてねー……
;:::::l!: j:: i __ ￣ ｀ヽ.!:::ﾊ:::::!:::::::::::::::::::::::､:::::::::l.
ｌ::::::!:::!::::l ｒ≠ミ __ l/ l:::j::::::::::::::::::､:::::ﾍ:::::::! .私の場合ＥＳＰも併用できるけど、その場合私の肉体無防備になっちゃうんだ。
ｌ::::::l::l:::: , ｒ==ミｘ .l:j::::::::::::::::::::::〉､:::::､ j
ｌ:::: l:l::::::i ヾ! /:::::::::::::::::::::/:::::へ:ヽ
!:::::lj::::::. ′ /:::::::::::::::::::::/_:::::::::::::l｀`
l:::::::::::::::, u /:::;:::::::::::::::: / ヽ:::::::l
l::::::::::::: ヽ ﾏ - ､ /／:::::::::::::::::/-..:´:::::::: l
ｌ:::::::::::::::| ､ ` 一 ´ ´./::::::::::::::::/:::::::::::::::::::;'
ｌ::::::::::::: ! ヽ _ , ＜ ./::::::::::::::::/ヽ:::::::::::::::::l
l:::::::::::::; }_,, -=＝'::::::::::::::::/ﾆニヽ::::::::: l
〃⌒`
i:{
／:＼‐.／:^＼
.／: : : :/＿_ﾍ: : : : .､
/: : : : :/_〉〉＿_'，: : : :＼
./: : : : :/ : /Vﾊ: : :'，: : : : : : .、
': : : : :/ : / ⌒`､ : '，: : : : : : :＼ こっちにきたばっかのころ、性質の悪い勧誘を断るときに派手にやっちゃって。
.∠ｌ : : : ∧ﾊ{ }ハﾊ: : : : :}「⌒^` そのせいで互助会からちょっと睨まれちゃったしね……。
.|: : : :l 斗=ミ 斗=ミl : : : :}{ なおのことソロでのハッキングは怖いんだよ。
._| : : ∧ Vソ Vソl : : : 八 そんなわけでこういう臨時募集だしてるんだ。
./:|: : :|乂', ` ': : : '⌒:'，
/: :|: : :| : 込、 ` ｲ: : :/: :{: : :'，
./: : :|: : :| :く／≧=‐=≦l ! : /: : :'，: : :'，
xyﾍ : 八 : 「￣ア⌒￣￣^ V: :/: : : : :'，: : :＼
{ﾆﾆ⌒l: :∧:{ //〈⌒￣￣ 7: :/` 、 : : '，⌒￣
∧ﾆﾆl┘¨Ｌ ∨/__〈 「l: ,' l: : : : '，
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きけば出身地はここカンモンで、幼いころから互助会に関していい噂を聞いていなかったらしい。
その上でしつこく勧誘されたとあれば分からない行動ではない。
先ほどの連中も、あるいはそれに関する報復をするためだったのかもしれん。
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´.:.:.:.::::::::ヘ ,.:.:＼.:.:.:／.:.:.:.:＼
./.:.:.:.::::::::::/'´- ―‐―‐ｰ-ﾍ.:.:.:.:ヽ
l.:.:.:.::::::::/ 〉〉 ―‐.--――ﾍ､.:.:.:.:＼__
丨.:.:,.::::::::| ／ ´:::::::::/w＼:::::::ｒヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＝-
i.:::/.:.::::::::!::::/ｌ:::::::/ }从:仆ヽ.:.:.:.:.:ﾍ￣
l!.::ハ..:::::::iィ |::::ｲ ,ィ≠ミx｝.:.:.:.:.:.:ﾊ
.:::::/.:.:i.:::::::::|,ィ≠ミx : i.:.:.:.:.:.:::::i まあ条件は大体こんな感じ。
,.:::::/.:.:.:::;:::::::::::ﾊ .,z＝=xｌ.:.:.:.:.::::::;
/／l.:.:.::::::ヽ::::￤ ヽ,ィ=ミ. |.:.:../j::::｝ どう？うける？
│.:＜￣'、::::l 〃 ＼ ; |.:.;..´::/
│.:.:.:＼〔:::::::'、 レ:::::/
│.:.::::::::│:::::ヽ ｀ ‐ ´ ノi:::::ｲ
ゝ.:.::::::::│:::::::ヽ≧‐-＿ ,／::::|::::/:|
!.:.::::::::::::ヽ:::::::ヽ i ‐ﾍ二-､|::/:::!
!.:.::::::: -‐-⊥_::::ヽﾉ≦二〉〈j二ﾞゝ /￣｛
! :::::´ ＼:｝､二二二二二/ / ＼
ﾉ..::::! ij ﾞ|二二二_-┘ 〉 ､ ',
/.:.::::::ヽ __ -‐ 、;:. |二二/ 〉ﾆﾍ _┤
/.:.:.:.::::::::／二二二二ヽ,: i二二二`> <ﾆニﾍ ﾆ|
/.:.:.:.::::::::::::!二二二-─‐-ﾆ---－￣ ￣￣∧
/.:.:.:.:.: .: ,;::::ヽ二／￣ ＿__ __ ｝￣ / ∧
/ .: .: .: .: /:::::::::::::│十／二二二＼ ∧
' .: .: .: .: ./::::::::::::::::::ゝ‐'二二二二二〉 / ∧
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提示された条件は全て常識的な物であり、ハッキング能力は申し分なし。
３級までソロだったことを鑑みても実力は十分だろう。
そう考えて二つ返事で了承する。
受付にそう伝えると、受付の少女はボードに貼ってあった臨時募集の紙を剥がし、
さらさらとペンで手続きを済ませていく。
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':::::::::l:::::::::::/::/ ヾ:／, ｚ=＝ミｘ、ヾ! ヾ|:::::::::::|:::::ﾊ:::::::l::::::::::|:::::::::::::::::::::::::|
':;::::::::l:::::::::/ !:l '´ヾ/〃 ヽ::::::ﾊ ｀i l ::::::: :|::::::::i::::: l::::::::::!:::::::::::::::::::::::::l
ｌ:l::::::::l:::::::::l ｌ::! / .r:´ti::::::! i .!::::::::: !::::::::l::::: l:::::::::l::::::＿:::::::::::::::l
|!ｌ:::::::|::::::::l ` !lー- !::､:::::::/j. ′ !::::::::::ﾊ::::::::l::::::| ::::: l´ / ::::::::: l
l! !::::::l::::::::l ,ｘミ､ ヾゝ-'ｼ ｌ:::::::::; |:::::::::l::::::!::::::::l /:::::::::::::::l .じゃあ自己紹介しよっか！
〉:::::;:::::::ﾊ / _,ﾉﾊ ￣ :::::::/:::l :::::: l:::: l::::::::j / :::::::::::::::: l
i:ﾏ::l:､::::l:::､ ! ﾏ:t!:i j:::::/::::::l:::::::::|:::::l::::::::l' ./::::::::::::::::::::::, ボクは紺野木綿季 ！
l:::ﾏ!::ヽ:|:::::,｀ .∨ｼ, ｊ:::/:::::::::l:::::::::!:::::l:::::::l./::|:::::::::::::::::::::::, .３級スカベンジャーだよ！！
!::l::ヾ::::ヾ:::::i ´ ヽ ,::/ ::::::::::l::::::::l::::::|::::::j::::::l::::::::::::::::::::::::,
. ｊ::j! :: :::::::::::: l , - － ､ ,:/ |:::::::::: l:::::: |::::::!:::::j:::::::l:::::::::::::::::::::::::,
,: ﾊ:::::::::::::::::::! ／ i ,/ .l:::::i:::: l :::: l::::::l::: ;:::::::::l:::::::::::::::::::::::::,
,:/ .,:::::::::::::::: , ｒ' / ノ .!:: l::::::|::::: l::::::|:::;:::::::::::､::::::::::::::::::::::::.
ノ ∨:::::::::::::::､ Ⅴ ./ ｌ:: |::::::l:::::::!:::::ｌ::;:::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::::::､
∨:::::::::::::::ヽ ヽ ノ ｌ:::l::::: l:::::::::::::l/::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::::::､
. ∨::::::::::::::::::＼ `ー ´ ／.!::l:::::::l:::::::::::::|::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::､
j::::::::::::::::::::::i::＼ イ .l::!::::: l::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::､
ｌ:::::::::::::::::::::l::::::::＞ ´ ｌ:l:::::: l::::::::::::j:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::､
ｌ:::::::::::::::::::::l::::::::::::::::i` - ＜ ,.x≦ll::::::::l::::::::::::j:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::ﾍ
. l:::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::l::::::::::::::::::ヽ f´ﾆﾆﾆﾆ!:::::::j::::::::::::j､:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::ヽ
l::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::ﾏ≧ｊﾆﾆ＞´ l:::::: j:::::::::::;_,, ｪ=＝::::::::::::::::::::::::::_ヽ -一ー- ､
ｌ:::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::: l::::::::::::::::::::::ﾏｼ＞´:.:.:.:. l:::::::j:::::::::::lﾆﾆ/ﾆ/:.:￣:￣＜´ ` ､
ｌ:::::::::::::::/ ヾ::::::::::::::l:::::::::::::::::::／.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l::::::j:::::::::::lニ/ﾆ/.:.:.:.:.:.:./ ヽ
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二級スカベンジャー、ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン。呼びにくければベルとでも呼べ。
そういって登録証を見せればその顔は驚愕で染まる。
……わりとこれが楽しくなってきた。ヤマナシではないことだからだろう。
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ｉ.::.::.::.::.i.::.::.:|.::. /j/ :.| ヽ.::.|.:|.::.::|.::.::.::.:|:|^＼
|.::.::.::.::.|.::.:/|.::/￣ －|--ｉ.::|.:|.::.::|.::.::.::.:|:|
|.::.::.::.::.l.::.,斗气ミ､ _,...,,,|.::ﾊ|.::.::|.::.::.::.:|:| ……なんで二級が三級と？
|.::.::.::.::.|./《 fノ:ﾊ /fノ不㍉ }.::., .::.::.::. |:| 二級なら中階層の深いところまで十分行けると思うんだけど。
|.::.::.::.::.|.:i 乂ソ v:::::ｿﾉ^'.::/.::.::.::.::.:|＞
|.::.::.::.::.|:ﾊ ｀¨´ /.:/.:|.::.::.::.::.: |
∧.::.::.::.:|ー:. ' /.:ｲ|.::|.::.::.::.::,. |
/.::.ｉ.::.::.::.|ノ込 ７- |.::|.::.::.::./.:i|
/:／|.::.::.::.| //＼ v::.､ ｲ{___|.::|.::.::.:,'.::八
' i|.::.::.::.| ,'/二ﾆ＞., ,. ＜ﾆ／ |.::|.::. / ＼:.､
_/ 八 .::.:.:| 二二二二≧≦二ニ／ ﾉ.::.::.:/ ',.＼
ノ/ｉ ＼.: | 二二二二二二ニ／ /.::./ ,' iヽ :＼
ｉ//:| ＼ {ニ=《￣￣￣￣￣ ／}.::/ / /ノ}}::.::.＼
|＼:| ＼ ノ二=≫ ／二 :/ ｲ ＿ ,／ﾆノ.::.::.::.:: ＼
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いや、ボクとしては御の字だからいまさら拒否なんてしないけど。
そういいながらちょこちょこと後ろについてくる。小動物か。
まあ、酒場に向かう道すがら説明することにしよう。
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＼ ｌ:::::::::l::: l､ .!iヾ:､ _ つ'´ 人､ ´ i ! l::::::::::::::ﾊ l ﾍ:::,
l::::` l:::::::::､:::l Y!i r .´／´ ／ ）.ヽー ､ , j:´l::::::::::::/::::l! ﾍ:::,
l::::::::::!::::::::::､:l,∧; x ‐/ ./ /´ .／,-､. ﾍ ﾊ ｲﾞ:: :j::::::::::/::::: :l ヽ:､
ｊ::::::::: :ﾏ:::::::::ヽ::ゝ､!-/ﾆノ.ﾆﾆ/ヽ / / ∧ノ.ﾏﾆｌヾ､::::::::/::::::: /:::::::::::l `
/:::::::::::::∧:::::::∧≦ｌﾏﾆﾆニﾆ/ニ/ / ./ｚﾍ.ニヽﾑﾆｌ≧/:::::::::/::::::::::::::l （臨時募集の理由はそれだけじゃないんだけど……）
/::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::ﾍ 升.ﾆニニﾆﾆ〈./≧/ﾆニヽﾆﾆﾆﾏｌ /::::::::::/:::::::::::::::::l
/::::::::::::::::::::::ヾ∨:::::::l lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆヽﾆﾆﾆニﾆﾆ｝::::::::::/_ -－ ､::､ （まだ、言えないよねえ……。ごめんねお兄さん）
,:::::＞ ― ､: : ヾ::::::::l lﾆﾆﾆﾆﾆニﾆﾆﾆｆﾆﾆニニニﾆﾆﾆ!::::::::/ ヽ､
i:/ ＜ﾏ:::::l.!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆj!:::::::; Y
, l.､::::l!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ!,!ﾆﾆﾆﾆﾆニﾆﾆ!:::::::j.､ i::､
l.ﾑ:::::lﾆﾆﾆﾆニﾆﾆﾆｌ .lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆj::::::::l. ﾍ l:::､
i lﾆ! l::::lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆj !ﾆﾆﾆﾆニﾆﾆ!:::::::l 〉 _ !::::､
ｌ x‐､ lニ》.l:::jﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ー‐.ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆl:::::::l ／ / ＞ ､ﾊ
, < ｌ ｊﾆ/./ノ一 ､ﾆﾆﾆ/ ヾﾆニﾆﾆ＋‐ =､ //ﾆﾆﾆ≧ｘヽ
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_ノ l:: !:::::::::::::::l::/-l/ ‐ 一 ーｌ!‐ 一l:::l::::::::lヾ:ヽ ` うへえ、ヤマナシかあ……
ｔ一l:::::::::::::l::l ,x＝ﾐ､ヽ ,斗=ミ j!::!:::::::l-, ｀ ` 風のうわさには聞いてたけど、本当に修羅場なんだねえ
丶 l::::::::::i:::l::l { .ｒ; ﾊ んﾊ ヾ !:::::::lノ
l:ヽ:::::::::l!::l!:l ` Ｖ:ﾘ V::ﾘ ' /::::::::l
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平時はそうでもない。外に出にくいというのは間違いないが。
スカベンジャーやマーセナリーが利用できる宿も手頃な価格でそこそこの物が多い。
加えて軍からでる依頼の報酬に、ミュータントの死骸の買い取り価格も高め。
ここまで条件がそろえば外に出たがるスカベンジャーはあまりいるまい。
数年に一度のミュータント大討伐も、殺したミュータントの買い取り価格と数に左右されるが
後方で撃ち漏らしを落として売るだけでまず１００円はくだらない。間違いなく一攫千金の機会だろう。
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_,／---...､:::::::{'＿／＿_｀ヽ､::ヽ｀丶､
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,':::::::::!:／ニニ＞―――-＜ヽ:::::::ヽ:::＼丶::::＼
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'::::::::::::! ´{::::::::|:: !ヾ ヽ,，:t‐＼-ヽ:::::::::::＼､:::::＞ヾ..,,_
!::::::::::::'::::|,.，---| ヾ ',:::::' ＼:ゝ::::::::::::＼ ｰ- ＿≧＝‐
!::::::::::::／ ':::::::|',::l ＼ ',/ ヽ:＼::::::::::::＼
':::::::::::::::' ヽ::::{ ゞ ,.r=＝ミ ||:}‐ヽ::'，:::::::＼ だとしてもボクはちょっと遠慮したいなあ……
'::::::::::::::::' ,.r=＝ミ ||:| , ﾍ::'＼::::::::ヽ
,::::::::::::::::',/ ' u }|:| ´::::::',::,:::＼::::::ヽ 数年に一度必ずミュータントが押し寄せてくるんでしょ？
::::}::::::::::::'， , -‐ ┐ /リ::::::::::::ﾚ:::::::::＼::::::.，
l:::l',:::::::::::::'､ 乂 ﾉ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::，
|::ハ:::::::::::::::ゝ ｀ ¨ ／ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::，
'/ ,:ヽ::::::::::::ヽ ≧‐- .イ ',＼ >:::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:}::＞
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,::::::',:::＼::::::ヽ≧､ニニニ.',::::::＿ ＿＿ ::::::::::::::::::::::ﾚ::::::::::::::::::::::::::::＞
／￣￣￣＼:::::::,ニ≧‐--‐≦ニﾆヽ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
' ＼::::.,ニニニニニニ／-､ ,::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
{ ／::>､:',ニ｀ヽ､__,， '´ニニ.＼ }:::::::::＼ .,:::::::::｀ ､:＼::::::::::::::::::::::::
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ゝ:::::::::::::::::::::::::::::/ニニニニニニニニニニﾆﾆ.',::/:::＞...., ，::::::::::',ヽ::::ヽ }::::: !
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そういったスカベンジャー、マーセナリーに対する優遇された措置はつまりそういうことなのだ。
ミュータントの迎撃のための戦力確保。そのための必要経費。
銃や弾丸の購入、メンテナンス費用、ミュータントの死体転売……
そういった行為で黒字になるからこその優遇措置なのだ。
スカベンジャーへの投資は経済の流れに乗って通常の市民にも流れ込み、生活が安定している。
そういう意味では非常に治安がいいのがヤマナシだ。
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. j{:/::|::::::::::|:::/}／}/‐- ∨{:::::|::∨:::::∨::.
. j{/イ|::::::::::|/x===ミ､ ´｢_Ⅵ|::::∨:::::∨::. それで、遺跡に潜る前に地図屋だっけ？
j〈￣ }::::::::::}《 斤ｚ｢｀ ｨ芹Tヽ∨:∨::|::｢＼
j{::::＼_}::::::::::. 乂ツ 乂ツ ″iⅣ:::::|::| ＼ 本当に前準備を徹底してるねえ
j{:::::::j{:: }::::::::::}、 /ノ|:|::::|::|
j{:::::::j{┌‘.::::::‘､＼ ′ .:｢:::::|:|::::|::| f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
j{:::::::j{::::| ‘.::::::‘.丶 ｃ ／:::|::::::|:|∨::| |. 死にたくないし、まだ死ねんからな|
j{::::::/::: └::´‘.::::::‘. ＞ __ ....:::::|:::::::|:::::: 从::::| 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
|::::/::::::::::::::／∧:::::‘.=ｭ /__:::::::::::::{:::::::{:::::ｲ |:::|
|:/::: -‐く////∧:::::∨={///ヽ ‐- ､:/／{ ::::|
|／ ∨‐-/∧:::::∨＼//∧ .:::::::::| :::|
. ′ ∨////ﾊ:::::∨////∧ i::::::::| .::/
/ }/////∧:::::∨////.} | ::::::| .:/
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３級だというからには知っているだろうと聞いてみたところ案の定だった。
イエローフラッグなる酒場に地図を売っているスカベンジャーがいるらしいのだ。
中層の地図は２０円だそうだ。まあそのあたりの額が妥当だろう。
裏路地にあるということなのでユウキに先導してもらうことにした。
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ベルさん
ベルくん
ベルさま
ベルおにいさん
…地味に多いなベルって人！
-
. ∧∨=＝＝＝＝＝＝＝ハk/ｷ≦／ﾍ∨./r' ﾟｿ_＿ﾊ∨///_八厶斗=＝ﾆ ( ヽ}三三三三三二ニ≡≡＝＝
三三三ム∨三三三三三三 }ii{ ＞}´|l|lll|三.∧'.{{ 乂 __ ﾄ }}イ { ｀ゞii厶斗=＝ﾆ二} i|片＝≦ -＝＝≡≡;;;;}{
＝＝＝＝! 斗 ＝ ＝ ＝＝＝斗ｾ≧.!.!l |＝＝ゝ.ゞﾐﾉ}八/.イ}=z:| } | : : | || .|:| || }{ .ji_i:! _ ハ
. |否! ＿＿ |iiii{{否}}{l{lll{ |iii|＞＝彡く:!:::::| | | : : | || ＿ .|:| ii ﾊ∨::∨-从 } {:::::|
. |iiiii| |{ﾟωﾟ}| !iiiiiゝ.ｲ |l|lll| |iii|{{__}}､＠ }}::::::! ! ! : : ! !! |:::::::||:|＿＿（_)＿}::::::} |::::}(__)__j
. |iiiii| ￣￣ .!iiiii! .|l|lll| |iiお ￣!:|:::: | | | : : | ||｜:::::||:|三二ニ≡≡≡≡≡≡＝＝＝
三三三三|iiiii|三三三三三_.」iiiiiL三 |l|lll|三三＠Y⌒i ﾄvえ| !:::: ! ! ! : : ! }! |:::::::||:| .Y .ハ.⌒ヽ ||
|{ |{ |{ .!iiiii! |{ r――――ziii＋.|{.|l|lll| @ゞ＝彡咲咲 |::::::! __| | : : |◎ ||＋≦」:! ! } }}== 从 /∧
|{ |{ |{ .!iiiii! |{ r=ァ===＝≦＿ .!..|l|__!＿＿ |_____|艸艸艸!: : | ./ハ ＿: ::!__ || !! ゝ=彡 乂＿Y ﾊi i ii|
￣￣￣｀ヽ三三 Ⅹ t=ァ//ゝ=彡 . |l{::｀.＜ ｀ー－'´|____|Li::::::| {_彡' | | / .ﾊ/⌒ヽ. || }-=ﾆ二三＿＝ゝイi i i j
==＝＝彡'＿___ ￣ Ⅹ .Ⅶ .|l|l＞ ｀.＜ ＿乂ノ￣ ＞ {zzz}ﾑ//{ ':! ||//// ||//,￣三二ニ＝=-
|| ／イ ((＿__)) ￣ .L!ll!::::::::＞ .｀.＜｀ヽ__}{__｀ヽ ゞイ八 彡'＜.!!///! .||///⌒ヽ
＞―＜ ∨/ Y´￣￣｀Y!:::::::::::::::::::＞ ｀. ＜ 弋__ノ ｀ ＜.... ||/i{ ,i≦
ミ===彡 ./∧ 乂＿＿.ノ.!::::::::::::::::::::::::::::::＞ .｀ .＜ _}{_ ｀ ＜ﾑ ,.ｲ/ {
∨/ .￣￣ ゞ===彡 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ｀ ＜ ≧彡'＝台
/∧ Y´￣￣￣ ｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ .｀ ＜
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}} ||{{::＞=＝＝=ミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ｀ .＜
|| |イ ｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ｀ ＜
ﾑソi＞ . , ｲ}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ｀ ＜
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｀≦ ヾミー=二二=彡':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ｀ ＜
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案内されてきたのは裏通りに入りすこし歩いた場所にある酒場だった。
洒落っ気のある店ではないが……
カウンターにならぶ酒の銘柄は多種多様。
広さはほどほど。朝早くだからか客は少ない。
まあ、遺跡に潜る前に酒を飲むスカベンジャーはいないだろう。
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_/: : : : : : : : : : : : : : :＼
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
. ／: : : : : : : : : .／￣ヽ从 : : : : : :',
/: : : : : : : : : :／ } .} ヽ: : : : :',
/: : : : : : : : ／{! -‐ ､ ! | | } } : : |
{: : :,─､ : / i! ＿ ミ'' ､＿刈:}
. {::.//心Ⅴ. ィ ｔｧヽ / ＿ |:/
|:{ { 〈 ￣ { ` ｔｧ〉i おう、いらっしゃ……′
|:.:ﾍヽ_j .:.ヽ V }
|:.:.:.:≧┐ .:.:..} 〈 / ,′ なんだお前か。またオレンジジュースでいいのか？
|:.:.:.:／ { .:/ ,彡 ミ /
_|:.:./ ＼ / '´ｒ二二〕｀/
／ ＼ : : ＼ ヽ ─ /
-‐── ， ＼ : : : : ＼ ./
／////////＞， ＼ : ::.:.:.:＼＿＿ ノ
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｀ ー－ ,::::::::::::::/:::::::/::: / ｌ:::::::::::::＼ﾆﾆﾆｌ:::::::::ﾑ::::::::::::::､
ﾒ:::,::::::::/!:::::/l::::/ ｌ::::::;:::::::::::ヾニｌ!:::::::::::ﾑ:::::::::: ﾊ
;:l:::l::::::/' !::/ !/ ｌ:::::l ､::::::::::::ヾｔ!:::::::::::::ﾑ::::::::::::::.
.: l::l:::::/ -l::! ､ ｌ:::l ヽ:::::l:::::::l::::::::::::::::ﾑ:::::::::::ﾊ
.':::l.!:::/:, ! ヽ l::l l:::::!::::::l:::::::::::::::::::ﾑ:::::::::::l
;:::::l!: j:: i __ ￣ ｀ヽ.!:::ﾊ:::::!:::::::::::::::::::::::､:::::::::l
ｌ::::::!:::!::::l ｒ≠ミ __ l/ l:::j::::::::::::::::::､:::::ﾍ:::::::! あー、今日は潜るから。帰ったらでお願い。
ｌ::::::l::l:::: , ｒ==ミｘ .l:j::::::::::::::::::::::〉､:::::､ j
ｌ:::: l:l::::::i ヾ! /:::::::::::::::::::::/:::::へ:ヽ
!:::::lj::::::. ′ /:::::::::::::::::::::/_:::::::::::::l｀`
l:::::::::::::::, /:::;:::::::::::::::: / ヽ:::::::l
l::::::::::::: ヽ ﾏ - ､ /／:::::::::::::::::/-..:´:::::::: l
ｌ:::::::::::::::| ､ ` 一 ´ ´./::::::::::::::::/:::::::::::::::::::;'
ｌ::::::::::::: ! ヽ _ , ＜ ./::::::::::::::::/ヽ:::::::::::::::::l
l:::::::::::::; }_,, -=＝'::::::::::::::::/ﾆニヽ::::::::: l
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ｌ::::/ ヽ:.:.:.:.l:::::::::::::: ヽ'::::::::: l
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┣ Monologue .┫
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カウンターで頬杖をついていたマスターが顔を上げて問いかける。
ユウキはこっちこっちと私の手を引いてテーブルの一席に案内してくれた。
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,イ /:／
{::{ ＿//＿＿＿＿
,...-‐ゞ､::::':/:::::::::＿::::::::::＼
_,／---...､:::::::{'＿／＿_｀ヽ､::ヽ｀丶､
/::::::/￣::＞ ´ニニニﾆ≧ヽ::::::ヽ:::ヽ:::::｀丶,
,':::::::::!:／ニニ＞―――-＜ヽ:::::::ヽ:::＼丶::::＼
,:::::::::::{ニ＞:::´:::ﾄ::|＼::::::::::ﾄ､:::::ヽ::::::::＼::::丶｀丶ヽ ここ、ここ。
'::::::::::::! ´{::::::::|:: !ヾ ヽ,，:t‐＼-ヽ:::::::::::＼､:::::＞ヾ..,,_
!::::::::::::'::::|,.，---| ヾ ',:::::' ＼:ゝ::::::::::::＼ ｰ- ＿≧＝‐ おーい、アルゴさーん？
!::::::::::::／ ':::::::|',::l ＼ ',/ ヽ:＼::::::::::::＼
':::::::::::::::' ヽ::::{ ゞ ,.r=＝ミ ||:}‐ヽ::'，:::::::＼
'::::::::::::::::' ,.r=＝ミ ||:| , ﾍ::'＼::::::::ヽ
,::::::::::::::::',/ ' }|:| ´::::::',::,:::＼::::::ヽ
::::}::::::::::::'， , -‐ ┐ /リ::::::::::::ﾚ:::::::::＼::::::.，
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'/ ,:ヽ::::::::::::ヽ ≧‐- .イ ',＼ >:::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:}::＞
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_f＾ヽ` ， ﾏ: ‘，:Lrx ﾘ:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:γ"´-=＝¨¨¨＝==‐- 二ﾆﾆｚｭx アﾞ,イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ
｣ ‘， ‘ j ..ﾏ: ‘，!`:ﾑ / :.:.:.:.:/.//三三三二二ニニニニニニ｀ｰ='ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=ﾑ
( ヽ､ ｀ .ﾏ:.‘ﾍ: : :｀｢¨! . : :/.//三三三二二ニニニニニニニニニニニニニニニニ=ﾑ
.( ヽ .|＼jヽ､: :|:..:{ .: :///三三三二二二ニニニニニニニニニニニニニニニニ=ﾊ
. ヽ .／⌒＞､: :,r.､Ⅹ:.ﾑ ヽ. .: ;' ' '三三三二二ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=ﾑ
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. ／ =-‐. _≧′,' ,' .!:.: ＼.，.i. Yx､入. : :i! i.i!三三三二二二ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ=ﾑ
... / .／ ! .! i:.:.:.:.:｀ﾑ_j .| ﾄン:.ヽ j! !ﾘﾆﾆﾆ二寸三三三二二二ニニニニニニニニニニニニニニ=ﾑ
.,′ f i! .! .i :..:ヽ:.:.:.'ｰ'ノ=:｀ｰ=x!.{.{_`ﾞ寸ﾆﾆﾆ寸三三三二ニニニニニニニニニニニニニニニﾆ=ﾑ
′/7 .ﾑ .! ! ! :.:.:.:.:.:.:.:.:.‘，ﾆﾆ二｀¨ヽニ=`ﾞ寸ニ'寸三三三二二ニニニニニニニニニニニニニニ=ﾑ
..1 .// .:.ﾑ_ | .!:. .! :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘，寸ﾆニ二≧ｘﾆ=ﾞ'寸三`寸三三三ニニニニニニニニニニニニニニニ=ﾑ
..1〈:.{ :.:.:.｀¨´! .! : : ! :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.寸=:寸ﾆニ二≧x､=`ﾞ'寸三`寸三三三二二二二ニニニニニニニニﾆニ=}
. 1.Ⅵ :.:.:.:.:.:.:.:! !:. : : ! :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:寸二寸ﾆ二二二＞x､`ﾞ寸ﾆ`寸三三三二二ニニニニニニニニニﾆﾆ=}
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┣ Monologue .┫
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ユウキが声をかけると、その席に座っていた少女が体を起こす。
フードを外して、隠していた顔をだしてユウキを確認する。
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／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
／: : : : : : __: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
／: : : : ＞ ´:::::::}:｀..＜: : : : : : : : : : : : : : : : :',
i: : ＞ ´::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ: : : : : : : : : : : : : : ',
j／::::::::::::::::::::, i:::::::::::.ヽ::＼::＼: : : : : : : : : : : : :',
/:::..:/:::::::.:/:ｉ:::::::ｌ::::::::::::::.}:|:::ヽ::::＼: : : : : : : : : : : ',
厶ｲ::′:::::/ｌ::|:::::// 、::::..//,′.',:::::::＼: : : : : : : : : :.',
i:::i::::::::::i |八.ヽ/ .i ヾ=ｰ- ___.',:::::::::::::､: : : : : : : : : ',
l:::|:::::|::::| ヽ ! !:i .:.//'′＿__}￣:::::::::';: : : : : : : : : ヽ 誰かと思えバ、ユーちゃんじゃないカ。
. !∧八 :ィ示 ! ﾉ | //ｨ''"伝乏ﾊ ﾞｱ:::::::':: : : : : : : : : : ＼
. '{ ': /::::| ｒｊ| ', ﾉ / 乂茫ソ '':::::::::::',: : : : : : : : : : : : : ､ どうしたんダ？
/::::::{.- , / , , , , /:::::/:::::}: : : : : : : : : : : : : :}
.'::::::::::iﾆ ﾉ ー― / .／:::::/: : : : : : : : : : : : : /
ｉ.::l.::::八 ､＿ ＝ニ彡:::::::::／: : : : : : : : : : : : :／
'八::::::::i ヽ（ ' ｀＞- /:::::::::::´::/ : : : : : : : : : : : ／
.ノ~ 丶:::|、 ､¨´ {:::::::/::::ノ : : : : : : : : -=＜
／ ､ __ .ヾ!.: :ゞ-＼__ . イ乂::::{/´: : : : : : ＿: : : : : : :＼
／ __ ＼ ﾊ }_,,.ィ: : --┴ '': ::ヽ{: : : : ＞.:´: : :＼: : : : : : }
/ __ ｀i、 .V~} r,;!__ﾉ: : : : : : : : : : : :＞.:´: : : : : : : : :＼==彡
./ ´ r ’_,j } ﾊ人{;;!: ＼: : : :(⌒＞: ´: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
ﾊ 'イ ＞､}: :ヾ!: : : ＞=: lイ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨
∧ ,.イ i: ､: : ヽ,____: : イ: : : : : : : : ,.. -― -: ､: : : : : : : :∨
./{ ', ｰ ´ / /: :}: : : : : : : : : : : :_:_: -==ミ､: : : : : : : ＼: : : : : : :∨
{ ､ ヽ,, ＞.:i"´ 乂:_:_:_:_: x＜"´}＿___ ｀ ＜: : : : :ヽ: : : : : :.∨
∧ ＞.:´: : : :! , / ｀ ､ ＼: : : : : : : : : : :.∨
./ ／: : : : : : :ﾉ__´-- ―― ==＝,/ X_/ ＼: : : : : : : : : : ヽ
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{: : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : / /: : : /: : : : :.＼: : : : : : : : : : :
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┣ Monologue .┫
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鼠の髭のようなペイントを頬に施した、独特のイントネーションで話す女性だ。
テーブルの上には無数の紙。ちらりと見える部分には……地図がある。
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{二三三三三三三三＞=一一一 、
}二三三三三三三三三三三三三 ヽ
ゝ二三三三三三三二二二二二二=ヽ
ｊ二ヽ三三三二二二二二二二二二＝ヽ
/ ヽ二三'三三三二二ゝ＝、￣二二ゝ ／
ゝ / /ヽヽ三三三三三二二 ゝ ﾉ二二／
, ==＝二´／ / ﾉ / ヽ三三三三三三 γ二 ／
／ ／／ // ／ // / ゝ三三───── ‐}
// ゝーﾉ ／ //} ／/ } ヽ三三三三三二 ﾘ 地図屋、か。
{{ / } / ／ノ / {ﾉ/ / }}ｽ㌘ゞ＜三三三= ﾉ
イ;;:;:', ／{ { l l / ／ ／/㌃ゝ‐ｲ {
>;:;:;:;:;:;:ヽ { {ｌ { ｌ ／／ ｌ / /} }
___ ｲ三 ∧;:;:;:;:;:;:;:', ', { } /; ;丶、 」 ／ / ﾉ/ー 、
/三三三＝=};:;:;:;:;:;:;:ヽヽ , ー 、 } ─ -;.／/ / }/ iiiiiiiiiiiiiiil',
＜三⊂ ゝ、三、_ﾍ;:;:;:;:;:;:;:;:∨三三三,ゞ }; ; ; ; ;／ﾉ/三} 三三iiiiiiiiiiiiﾑ
二三三ゞ、 ヽ/三=ヽ;:;:;:;:;:;:;:/三三三=} >ｊ}ゝ-ｲ }三三=ヽ}二二=ﾑ;iiiiiｌ::ﾑ
三三三三三/三三三ゝ;:;:;:;:,'三三三三}/＞ﾍ、 {三ー 、}ｊ三三三=ヽ;l::::ﾑ
三三三三=,'三三三}三ゝ:/三三三 /ゝ‐、＿ ヽ}三ｌ三二}',三三二二};:;:;:;:ヽ
三三三三 ,'三三三/≡ノ,'三三三三{三三三三', ｌ三三 } }三三＞7;:;:;:;:;:{二=、
. ＜: : : : : : : : : : : : : : :＞ .
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
／: : : : : : :/: : : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : :∧
〃: : :／: : :/! : : : : | ＼＿ヽ: : :ヽ : : : : :.
／／ /＿__:/ ＼ : : | ￣ ヽ ゝ_: :ﾍ: : :',: :!
. /: /＿_/ γ´ ＼:| ニニﾆ. ヾﾘ : : }: i お？おうそうダ。
＞＜ : : Y-ﾆ三 三三三 У: : /: :l
. /: : : : : : : ! 三ニ ￣￣￣ /: : : ﾊ: : ! 俺ッチが人呼んで地図屋の……
/: : ＞ : : : j=＝‐ _＿＿＿ ､ ‐＝=/: ;.イ : |.:.∧ って新しい顧客紹介かユーちゃん！
,' ／ { : :/ :Y=＝‐ V´: : : : : : : }‐＝,'〃{:.ﾄ､: |: : ∧
. |/ |: /､.:入=＝‐ ヾ : : : : : : ﾉ‐=/´イ|: !.ﾍｲ:r―ﾍ ありがとヨ！
. , -､ |/∠ ＼!≧ｭ ＿ 二二 ＜ ¨＞.入|`＜」
ゝ､ ` zz _､―― ､〃 r―― ^ヽL ＼
／ 〆// ァ} j ｰ ＜ j Y
(_ノ ` ー ' ＿__ ﾉ＞イ .ﾋ ___ノ､＿__ノ
| V :| ∧
i V:| ∧
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┣ Monologue .┫
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問えばそう返し。勝手にテンションを上げ始めた。
商売人、ということだろう。であれば、自分の仕事にも誇りがあるのは間違いない。
それが商売人という人種だ。
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このユウキは絶剣じゃなくて電子の妖精型か
-
／:.ﾄ:.:.:.:.:.ヽ｀ ＜:.:.ｰ,､:.ﾊ'ｰ-イ:.:.:.:.:.:.:.:.:i : :
/:.:.:.i:.k:.:.:.:.:.:.:.＼／｀ー｀ ｀Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i : :
/:.:{:.:.ﾊ:.ヽﾍ r´／｀ _,. ｩ､ ./Ⅶ:.∧:.:.:.:.:.:.i : :
,′:.i:.:.! {f ｀ / ,ｲf::ﾊ "/../ﾘ:∧:.:.:.:.:.:.i : :
:.:.:.:.:.ﾄ:.:{ ｀ ! 〃し{{ﾉ /../ }:j:.:.:.:.:.:.:.:.i : :
7:.:.:.:.:Ⅳ 乂" ./../ /..}:i:.:.:.:.:.:.:.:i : : いやいいタイミングだヨ！
,′:.:.:.〉 |/ /../j∧:.:.:.:.:.:.i : : いまは人も少ないから個別でじっくり希望が聞ける！
}:.!:.:.:.fr⌒ _, ,|/ /../.',:.:.:.:.:.i : :
{:.ﾄ:.:.:.ヽ f 乂) ,／ｲ /../ ...i:.:.:.:.:i : :
}∨!:.:.:.:.:kｰ /| ..／／ﾉ ..|/ ...!:.:.:.:i : :
//!:.:.:.:.:.:.:.i/ /./| ../ , .'}:.:.:.i : :
// j:.:.:.:.:.:.:.:.',// / /|.’´ i:.:.:i : :
､ /ﾑ´i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.// / }:.:.i : :
.＼＞ ､ _, ＜//: : :|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!＞ ､ ／ j:.:.:i : :
. ＼: : ｀ー＜: : : : :f/: : : :!:.{:.:.:.:.:.:∧:.:.{: : : j＞ ., _ イ' /:.r≦ｰ=-
. ＼: : : : : : : : : {i: : : : i:.iﾄ:.:.:.:.:i : Ⅵi: : :/:.:.:.:.:.:.:.:.／ﾊ /ｲﾊ//////
｀＜: : : : : : :i!: : : : {:{: ヽ:.:.:!:_:_ヽ{: : 'イ:.:.:.＞´:j:./:レ':i:!///////
ヽ: : : : : {: : : _ｨ≦7∧:{//´: : : :/: ＞､: : :ﾑ／:i:i:ij////∧//
｀ ＜≧////////ヽ{/{ : : : /: j:.:.:.:.:.＞､r ':i:i:i//////∧//
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≦ﾆﾆ≧y ' ‐- _ -- ､
ﾆﾆﾆ.／ ＿＿ ／三三ﾆﾑ
ﾆ ／ _ -‐: : : : : : : : : : : ` ､ V三三三三 }
'´ _ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼三三三 ,
, . . : : : : :|: : : :|: : : : : : : : : : : : |: : : : : ､ `＜三ノ
/: : :/: : : : :|: : : :|: : : : : : : : :i: : : :!: : : : : : ､ |
./: : : , : : : : :.i-‐‐ｉ!: : : : : : : :イV : :トv､: : : : :ヽ、 !
: : : : :!: : ／: :!: : :i !: : : : : : : : | V: ! ∨ヽi: : : :∧ i ところでお前は何級で、どこの地図が欲しいんダ？
: : : : :! /: : : :j : : :!.!: : : : : : : : ! ∨ .}: : |: : : : :∧ i
: : : : :! : : : : 厶w、L: : :＿ , ≦￣ ｀ ､.L __! : : : : :|i i! ユーちゃん連れて深くまで潜るのカ？それともユーちゃんに合わせるのカ？
: /|: : V: :iV/ ` .|: : : : : :! i
/: :!ハ:∨＝＝‐ ‐＝＝|: : : : : :| ,
!: : | V ｉ |: : : : : :| /
∨:i |＝＝‐ r―――――‐┐ .‐＝＝i: : : : : :j /
V≧=! | ./ ! , : : : : ::/!／
V: : :i＝＝‐ .i / , ‐＝＝, : : : : :/: !
V: : ` _ V / _ イ: : : : :/|: :|
∨: : : : |:≧= ヽ ＿＿_ ∠ イ ＞}／!: / :|∨
.}:∨: : i: :| r＜´ } , '´ .i/Y＾
.i:ハ: : i∨:j ｀ヽ.! ／ {
V / V _ ノ >､
.／i ＿＿＿_ ,ｲﾆﾆ＼
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階級は２級。今回は怪我のリハビリもあるので中級の浅い階層の地図が欲しい。
階級証を提示して、そう地図の要望を告げる。
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xく__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
./::::/ / ＜___:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::/ / ﾊ ＼｀.＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
/::::/ / / ヽ ､. ＼ ､＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
,:::::::| | |-―＼＼ ≧{:ｔ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
.:::::::::| | |〃f心 ＼≧､ヾﾟ ｿ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::| ……二級がリハビリ必要になるレベルの怪我するってどんな修羅場に突っ込んだんだヨ……
|:::::::::| | .,ヽ ゞﾟ' } ＝ニ彡:::::::::::::::::::::::::::::::|
|:::::::::| | ,==- ′ u-=＝=|＼:::::::::::::::::::::::| ミュータントに囲まれでもしたのカ？
|:::::::::| | :.==- _ -＝=z| ト､:::::::::::::::|
|:::::::::| ﾄ､.込=- ｀ｰ ｀ .| | | | ヽ::::::::::{
|:::::::::| ||!|ヽ 介､ イ | | | | /:::::::::::::〉
. .ヽ::::::| |||{::::∨ | ｀ ト _ ＜ ヽ ﾄ .| |'.:::::/／=､ _
＼|从ﾄヽ: ﾊ ﾄ､ ! |ヽ＿ _ =≦::::::::::::::::::/::::::::::ヽ
￣￣｀¨ヽ|从ﾄﾘ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::..
,. )!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃::::::::::::::::::::::::､
／::ﾍ::､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
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……怪我に関しては、なんだ。
そのあとの説教を思い出したくないので伏せさせてくれ。
……売れそうな地図はあるか？
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rfフ:/≧'=┌z=zzz｡:;__ :::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
ﾉ::::/ ｀¨≦ミz｡:;::::::::::::::::::::::::::::',
/:::/'' ヽ ヽ｀ヾZz､::::::::::::::::::::::l
. /:::/ , ', .iヽ _＞= ＼:::::::::::::::::::::::|
/:::::i | .ヽ l／ヽ__ヽヽ, .ヽ;::::::::::::::::::l
':::::::| i!ﾘｿ､ﾘﾉノｿヾ|ヽ,ｨf示Zヽ､. ヽ､::::::::::::::|
K:::::ｌ ー十二_¨ '' ヾt;シ l .i Vz:;_:::::ﾍ オウ。中層の地図データなら一枚２０円ナ。
. ヽ::l ヽ .」_,.ィｧzr､ ,,,,x l.ﾉ .i!:::::::::::::/
ヾ ヾ''ヽ 弋シ ´-ニl lハ::::::::::ﾊ 中層は人気だけどその分数用意してあるからまだ余裕もあル
＼ ､ ｀'' ==- i -==! |::::|:::::::::::::i! 丁度客を捌いた直後で時間もあるし、初回利用ってことである程度見繕う。
|i!, lヾX ==- , _ ノﾍ l::::::::/:::::::::i!
.. .|ﾊ.|ヽ i!≧z- .／ .ハiノ'´::::ノ::::ヽ､ 何枚欲しい？
/ l ヽ.|:::ヽ N, l. ｀≧z｡_.／ _,.ィf'':::::::::／::::::::::::::ヽ､
l ', 寸z_ヽ_l__,ﾊ_ﾊ_,..V..ャ'''´::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::｀ヽ,
. ', ', ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::／:::::::::::::::::::::::::::::::l
. ', ', .／::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:ィ''´:::::イ::::::: ::::::::::::::i!::::::::::l
,l ', ／::::::::::::｀:::¨¨ｰ､:::::::::::::::::´:::::::::''´:::::::::: :::::::::::::::::i!:::::::::::ヽ
,r''´ .｀ヽ,.rｧく::::i:::::::::::::::::::ヽ､::::::::::::::::::_ノ:::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::i!:::::::::::::ヽ
. ' .ヽ/_ヽ::l:::::::::::::::::::::::::＞zャ'''´::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::: :i!::::::::::::::l:＼
./ r､ rf´ .｀ヾ;::::＿_::::::::::::／:::::::::::::::::::::::i:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::､::::::::::::i::::::＼
ヽｰヽ / ／¨¨ ヾ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::':;::::::::::::::::::::::ヽ
｀ァz､| ,' ｀寸::_:::::::::::::::::::::::::::::＞''｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::i!::::::i::::::::／
／::::::::≧z､,j ｀¨¨¨'''＜¨ソ'´ ヽ;::::::::::::::::::::::i!::::::i!／
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３枚ほど。
懐から６０円をテーブルに置く。一枚４０円５０円ほどは覚悟していたのだが、大分安い。
手持ちには余裕はあるが、安いのは非常にありがたい。。
安い理由も知りたいところだが……いまはいいだろう。
聞きたいのなら御得意様にでもなればいいのだ。そんな機会もないだろうが。
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ﾆﾆﾆ.／ ＿＿ ／三三ﾆﾑ
ﾆ ／ _ -‐: : : : : : : : : : : ` ､ V三三三三 }
'´ _ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼三三三 ,
, . . : : : : :|: : : :|: : : : : : : : : : : : |: : : : : ､ `＜三ノ
/: : :/: : : : :|: : : :|: : : : : : : : :i: : : :!: : : : : : ､ |
./: : : , : : : : :.i-‐‐ｉ!: : : : : : : :イV : :トv､: : : : :ヽ、 !
: : : : :!: : ／: :!: : :i !: : : : : : : : | V: ! ∨ヽi: : : :∧ i まいドー！！
: : : : :! /: : : :j : : :!.!: : : : : : : : ! ∨ .}: : |: : : : :∧ i
: : : : :! : : : : 厶w、L: : :＿ , ≦￣ ｀ ､.L __! : : : : :|i i! 金払いよすぎネ？俺っチとしては有り難いけどナ！！
: /|: : V: :iV/ ` .|: : : : : :! i
/: :!ハ:∨＝＝‐ ‐＝＝|: : : : : :| ,
!: : | V ｉ |: : : : : :| /
∨:i |＝＝‐ r―――――‐┐ .‐＝＝i: : : : : :j /
V≧=! | ./ ! , : : : : ::/!／
V: : :i＝＝‐ .i / , ‐＝＝, : : : : :/: !
V: : ` _ V / _ イ: : : : :/|: :|
∨: : : : |:≧= ヽ ＿＿_ ∠ イ ＞}／!: / :|∨
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.i:ハ: : i∨:j ｀ヽ.! ／ {
V / V _ ノ >､
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／ﾆﾆ| {__ ＿_} /ﾆﾆﾆﾆﾆ.＼
iﾆﾆﾆﾆ! / ∧＼ iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ }
|ﾆﾆﾆﾆ! ￣ ￣ !ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi!
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ミュータント大行進で稼いだので、懐には余裕があるのだ。
だからといって稼がなくていいわけではない。
行き過ぎた怠惰は人を殺す。適度に働くのが人間にはちょうどいい。
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. . . . |. . .l. .斗- /i|. ./ j}斗=|ミ､ |. . . . . . . .|ｿ /: : : . / ｉ
. . . . | . λ. iﾍ / |./ ｱ´ ノiぃ j｝|. . . . . . . .|ン: : : : / | 欲しい物、揃った？
. . . 丿ﾘ′_辷__ ﾉ′ 丈_rツ |.!. . . . . . ｉﾄ辷彡:∧ |
. . . . / 《 ﾉiぃ 从i. . . . . .ｉl〉 // ∨
〉. . . . .＼ ゝ 丈ツ 〃|. . . . . . λ:〉// ′ ∨
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∧ . . . . .人 、 ノ ／＜~|. . . . . . |: : : : : : ＞‐ｉ ´ -───
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┣ Monologue .┫
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欲を言えばネクラファジーにも会いたかったが……
周囲を見渡してもそれらしき人物はいないようだ。
であれば、無い物ねだりしても意味はない。できる限りの準備はできたのだ。
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|辷ﾆﾆﾆﾆ――ﾆﾆ-ｰフ､::::::::::::::::::::::::::::::,,イぐ／::::::::::::::::::::::::::::::::::丶 / / / / // // / // ｀ヽ､
' .＞ '" ＞ '" ＞ .ﾍ::::::::::::::::::::::,,イぐ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ､ / / // .// ./ .//｀ヽ 、 ﾂｲ
＞ '" ＞ '" ＞ '" ﾍ:::::::::::,,イぐ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ / // // ｲ // ､ ﾌヾ/ ィ､
、＞ '" ＞ '" ＞ '"ﾍ ,,イぐ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀ぐ/ // / // 7 ヽ､/ /-､
――――――行くとしよう。カンモン地下遺跡に――――――
ｨく／:::::::::ﾍ ＞ '" ＞ '" ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::// ｀丶､ ､〉' } ﾉ ｀丶､
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.,' ,' 7｀ト ､ﾍ＞ '" ＞ '" ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::// ｀丶､ / / ﾌ / ｀丶､
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｜ To be continued >
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以上となります。胃が痛い。本当に胃が痛い。
お付き合いいただきありがとうございました。投下速度早いな と投下終わってから気付いた模様
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乙乙
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乙乙
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乙
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>>388
後はダンディーなベルが出れば大抵揃うな
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乙ー
棺桶さんには接触なしか
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>>388さん
それに気付いて、名前にベルがあって。かつ名前が長い。
ここまであったらそりゃもう狙いますとも（
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乙でした
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>>406
接触させようと思ったんですが、接触させた後にどう描写するかが思い浮かばず諦めた次第。
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