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仏教大学講座講義集に学ぶ       【 日蓮大聖人の生涯 】

74 美髯公 ◆zkpDymnu/M :2015/11/28(土) 23:08:10

      【師恩謝徳の書「報恩抄」】

  建治二年(一二七六年)旧師道善房は清澄寺で寂しい生涯を閉じた。その報せが大聖人に入ったのは六月であった。確かに不甲斐のない師匠ではあったが、一度
 師恩を受けた道善房である。その訃報に接した時の胸中を「報恩抄」には「それにつけてもあさましければ彼の人の御死去ときくには火にも入り水にも沈み・
 はしりたちてもゆいて御はかをも・たたいて経をも一巻読誦せんとこそ・おもへども・・・・」(P.323 ⑮)と述べられている。ここには旧師の死去を痛む、一人の
 人間としての大聖人の姿が浮き彫りにされている。本来ならば自分が馳せ参じ、旧師の墓前にて回向したい。しかし、世間の人々は自分の事を遁背の身と思っている
 故、不本意ながら差し控えたと。ここに「報恩抄」の一書をした為、弟子の日向に託し義浄房、浄顕房の許に届けさせたのである。この日向は、大聖人が小松原の
 法難後、房総方面の弘教に努めている折、得度して弟子になったと伝えられている人物である。

 大聖人は建治二年の正月に「清澄寺大衆中」という書を認めて、清澄の同志の人達を教誨しているが、その書は日向が中心となって読み聞かせてあげなさいと、
 言われている。日向が自分の出身地でもある、安房方面の指導的役割を担っていた事が伺われる。義浄房と浄顕房には日向を読み手として、嵩が森の頂上で二、
 三遍また故道善房の墓前で一遍読み、その後はこの日向に預けておいて常に聴聞し修学すべき事を指示されている。当時の清澄寺は、大聖人に強く反発した
 円智房、実成房等の念仏僧も既に死んでおり、他の妙法信仰の人達も自由に出入りが出来たらしい。義浄房等は大聖人の指導通り、故道善房の為に「報恩抄」を
 読誦し、回向を行った。この報告を受け取った大聖人は、大変喜び後年礼状を二人に送っている。「華果成就御書」と呼ばれる書がそれである。
 「さては建治の比・故道善房聖人のために二礼かきつかはし奉り候を嵩が森にてよませ給いて候よし悦び入って候」(P.900 ⑨)

  さて「報恩抄」は、父母・師匠・三宝・国王の四恩報謝の為に著わされた書であるが、別しては師恩謝徳のために記された書である。「報恩抄」には、日蓮
 大聖人が報恩の為に弘通した法華経の実体である本門の三大秘法が顕わされている。本門とは迹門に対する言葉で、仏の本地を説き明かした法門と言う事であり、
 釈尊の場合それは法華経寿量品であった。しかし、日蓮大聖人の本門とは三大秘法の南無妙法蓮華経に外ならない。釈尊は法華経寿量品に於いて、五百塵点劫
 という久遠に菩薩道を行じて成仏した事を説いている。釈尊が、そこで得た法の正体こそ、南無妙法蓮華経なのである。妙楽が「脱は現に在りと雖も具に本種を
 騰す」と述べているように、釈尊やその他の仏菩薩の悟りの核心には必ず南無妙法蓮華経が存在する。


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