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【ついにメインが】国際的な小咄【全員休息】
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天守閣の屋根にはトタンを張り付け、壁はブリキを塗装して白壁にした。安価な素材を駆使した天守閣の総工費はわずか5万円だ。磯野さんが資材の回収を始めてから、じつに10数年の歳月が流れていた。
そして、二条城を見て以来、書院造に興味を持つようになった磯野さんは、外観だけでなく住宅内部も書院風に改造するようになる。ベニヤ板を取り付けると千畳敷の大広間が広がる「だまし絵」風の部屋をつくったり、1坪ほどの庭の岩に水色のペンキを塗って滝の流れを表現したりもした。
「僕が死んだとたんに自分の体もお城も消えると思うてる。僕がつくったもんは、僕が生きてる間に形があればええわけ。僕がおらんようになったとき、消えてしもうても、その時代は過ぎたんやから。子供の時代には、また子供のもんがまた出てきたらええんや、それが文化いうもんや。あと、人の脳裏に残ったらそれでええわけ」。
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