【R18】映画 ◆4RZowUX2noの投下場所【ザマミロ親分】 - 1528801235

2076：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/10/29(火) 00:18:40 ID:Oj6qWjPg0: お、いいですねぇ
2077：ゆで女衒 ◆E8kwFGHptY：2019/10/29(火) 00:19:34 ID:Q7x2k5Ks0: いやらしい

バニーや水着で接待させたくなる
2078：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/10/29(火) 00:26:39 ID:Q9b0lg8k0: うーん勉強になる
放流されないのがホント惜しいレベル
2079：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/10/29(火) 17:39:14 ID:y7TGvrus0: 素晴らしい・・・
2080：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/10/29(火) 20:06:39 ID:rASmGsR.0: 乙です
最初と最後で見比べると印象がぜんぜん違うのがすごい
下着を浮かせる発想は脱帽です
2081：浮気 ◆PK4g7ENYu.：2019/10/29(火) 21:02:19 ID:DSKGZZc.0: 乙！これは経過が分かって面白い。人それぞれやり方があるもんですな。
2082：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/10/29(火) 21:19:10 ID:kd9JWz8U0: エロい
>>2069好き
2083：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:50:54 ID:Xf887oHU0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-―-　＿
　　　　　　　　　　　　 __ ／　　　　　　　　￣`～ミ
　　　　　　　　　　　　／／　／　　　　 /　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　／　/　 /　　　　　　　　　　　ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　|　　　　　　　い　ﾍ
　　　　　　 / 　 l　|　　　　　｜　　 |　　　　　　　 l　ﾍ
　　　　　　　　/　　｜ |　　　　　 |　　 /l　l 　 |　　|　　　|
　　　　　　 / 　　 l　|　　　　　 | ＿j__|　　　|　　|　　　　　ﾊ
　　　　　./　　　　　 | ｜　　　 |　　|　|￣「 Tト　　　 |　|　 l
　　　　　　　　　　　　 |　　|　 l乂从,,,i__从｜　 |　-ミ.|　l 　 l
　　　　　　　　　　　　　　 l　　|　ﾄﾐ{~~`爻ミく_いl｜　ﾉ |ﾄ､| 　 |l
　　　　　ハ　　　　　　 l 　 l　　　　｛｛:::}:} Y `'''ﾉﾊ＿ﾉ| ﾉ　　l !
　　　　 ./　　　　　　　　　　　人 `''乂シ　　　　~笏jミ-　　l | l
　　　　 / 　　　　　 {　人.　　トミ= ,, ,,　　　　｛;ｿﾉ// /　j｜|
　　　　　/　　{　　　人　　＼　乂　　　　　　ﾉ｀"ハ / // 　.l
　　　 /{　　{　　　　　＼　　{＼トミ　　　　　　'' 'i ／／　ハ|
　　　｛人　人　　　　　　＼.乂.　　　 ‘ ,,ｧ　　ﾉ￣ノﾉ　/　 |
　　　｛个iー　Y ＼　｛　　 {　不￣　　　　　个ミ＿／} |.　l　　　　　ちょっと小ネタですが、投下します。
　　　＼ .乂{ い人＼乂～乂　乂＼　＿　イ　}　　　　ﾊj　｜　　　　　　　　
　　　　　　＞i⌒ヽ　＼ (￣　　ミ　ミｰノ　ノﾉ　ﾉﾉ/ 　　.ノ丿.ﾊ|
　　　　／　｜| いヽ　ﾏ￣乂　　て下､彡／／／　　乂＿／丿
　　　 ./　　　r┬-ミﾍ ∧　ﾟ*｡￣￣　：＼へｰ--‐彡イ厂　￣
　　 ./｛　　弋|　 } ）ﾍ ∧　　ﾟ*｡　　：＿＼ｰ-＜＿／　　　　　　 r=ﾆ二二ﾆ=
　　（__ﾍ.　　　　　 j/ |　ﾍ ∧　　　 ’*｡,n：　　＼　ヾミ￣ Y　　　　｜　　　　 |
　　 /ノ∧　　　　 (　　　ﾍ ∧ ＿　　　○　　　　ヽ　＼ノ　　　　___／）　　　　　|
　　（￣　∧ 　　　￣下ﾐ）　＼∵Y　　○ 　　　 Y ｜　＼　　／　''"￣￣￣二二二ﾌ
　　 `～ミ∧　　　　　 j／ヽ　＼┴-､　　　　（ﾊ. l::::..　ヽ/　　　　　　弋:::::::|‐┘
　　　　　　|)∧　　　　　￣ﾏ｝　　＼∵)＿＼　 Y∵ 乂:::::／　　　　　　 r-　二二フ
　　　　　廴.∧　　　　　 ∨　　　＼ ∵ )__ヽ乂 |　／　　　　　　　＿＼::::|＼
　　　　　　　　)∧　　　　　 ∨.　　　　＼ ∵ Y ∵ j／　　　　　＿＿　 (;;;;;;＼＼＼)
　　　　　　￣∧　　　　　 ∨ ＼　　 `＜＿／　　　　／∨　　l ＼＼し＼)
　　　　　　　　　　∧　　　　　 ∨.　＼　　ー／　　　　／　｝ ∨ 　|　{ﾉ＼）|
　　　　　　　　　 ∧　　　　　 ∨ ＼ミー／　　　　／/　ハ　＼ |　　　 |
2084：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:51:17 ID:Xf887oHU0: 『君の名は・・・・』　　その①　ー―

　
┌─────────────────┐
│朝、いつも通りの時間に起きて――　　 .│
└─────────────────┘

　／　 | | 　　　　／　| |: : : |
／　／| |　　　／　　 | |: : : |
　／　 | |┐　／　／　| |: : : |
／　　 | |┘／　／　　| | : : :|
　　　 | |／　／　　｜〉==:|
　　　 | |　／　　　　 | |: : : |
　　／| |／　　　　　 | |: : : |
＿／／| |＿_______________| |: : : |　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
＿|「￣￣||＿＿＿＿_rl___|:_:_:_|　　　　　　　　　　　／　　　　＼
￣|l＿＿_|| *==== r｣ [] cx　　＼　　　　　　　 / ⌒　　 ⌒　ヽ
　￣￣￣　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 / （●）　（●）　 ',
￣￣￣「.｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣｢「　　　　　　　ｌ　（__人__）　　　ｌ　　　,. ----------------
　　　｜|　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　＼　｀ ⌒´　　 /.　　ｆ.ｆ´￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　[]｜| []　　　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　　/Z〈　,ﾆr‐=〈　 l　 .| |
　　　｜|　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　 .７　.ﾄ､ｧ'ﾟ/　　ハ八___j｜
＿＿＿ＬL ＿＿＿＿＿＿＿__＿|_|　　　　　 ___/ 　Ｌ.ｉﾟ/ 　 /　 |　ﾐゝｰ'"`ー‐-　､-- ､__
─ ─────── ､　　　　　　　　　　　／ r'二＞ー､　/￣｀ヽ、| ､　　　　　　　　　￣
､　　　　　　　　　＼　　　　　　　 ,. -‐'ｰ-(_､_f´￣｀ヽУ　　　　ﾍ、_`ｰ､
. ＼　　　　　 ×　　　　＼　 ,. -‐'"´: : : : : : : : : :`^ｰ'´＾`～'ヽ、　'"　　￣｀ヽ
　　＼　　　　　　　,.-‐'"´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　　　　ヽ
2085：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:51:31 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　　／　　⌒　 ⌒　＼
　　　　　／　　（●）　（●）　＼
　　　　 | 。°⌒ﾞ（__人__）"(´))ﾟ|
　　　　＼ﾟoﾟ┯。｀⌒ ´。ﾟ。／
.　　　　 /⌒/＾ヽ､　　　,ィヽ、　ｼｮﾘｼｮﾘ
　　　　 /　 ,ゞ　,ノ　ﾞ　 "　, 　＼
　　　　　l ／　 /　　　　　　ト　　 >　　　　　　 ┌──────┐
　　　　ヾ＿,/ 　　　　 |／／　　　　　　　│髭を剃り　　　 │
　　　　　　 |　　　　　　　　 |／　　　　　　　　 └──────┘

　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　 _＿＿＿
　　　　　　　　／　_ノ　ヽ_＼
　　　　　　／ ∩ｌ＾ｌ^ｌnnｌ^ｌ^|＼　つ
　　　　　／　。ヽ　　∥　　ﾉ　＼　っ　　　　　　　　　┌──────┐
　　　　　|　j　 .／　　人　　ｌ　し |　　　　　　　　　　　│顔を洗い　　 .│
　　　　　＼／　　 /｀ｰ´＼　＼／　　ﾊﾞｼｬ　　　　　　└──────┘
.　　　　　　|　　　 /..　　　　＼　|　　　　　　ﾊﾞｼｬ
──────────────────
　　　　　　　　　　　ヾ￣￣￣￣￣￣'
　　　　　　　　　　　　＼ー=-=-一／
　　　　　　　　　　　　　 ~^~^~^~^~

　　　　　　　　　　　 ↓
　　　　　　　 __＿
　　　　　　　//ミミ　　　　　　　　　　　　　　　　ｷﾗｯ!
　　　　　　//ミミ　　　　＿＿＿　　　　　　＿l!＿
　　　　　　//ミミ　　　／＼　　／＼｢i｢i}i　　｀ｌ　
　　　　　 /ヽ⊂ i 　／（ ●）　（●）{　　ﾉ　　　　　　　 ┌──────────┐
　　　　　ヽン　i'／::::⌒（__人__）⌒:ヽ 'ヽ､　　　　　　　│洗面所できっちりと　　　 │
　　　　　　　! 　l　　　　　|r┬-|　　　ヽ　＼　　　　　 │身支度を整えてから、　 .│
　　　　　　l　　＼　　　｀ー'´　　／-ヽ　 )　　　　　└──────────┘
　　　　　　　t 　　　　　　　　　　　　　 _＿ノ
　　　　　　｀ヽ、　　　　　　　　　/￣
　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　|
2086：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:51:45 ID:Xf887oHU0: 　
┌────────────┐
│台所へと顔を出すと・・・　　 .│
└────────────┘

..||　　　　　　　　　　||　　　　　　　::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　ｉ|::::::|:::
..||　　　　　　　　　　||　　　　　　　::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　ｉ|::::::|:::
..||　　　　　　　　　　||　　　　　　　::|　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿__|::::::|:::
..||　　　　　　　　　　||　　　　　　　::|　　　　　　　　　 .|i:i:i:i:i:i:|￣..|─ｰ┬┴───::─┴─┴
└──────ｰ┘　　　　　　　|　　　　　　　　　 :|i:i:i:i:i:i:|　　|　　__|
　　　　　　　　　　　　　　　γ二二二二二ヽ　　　 |i:i:i:i:i:i:|　　|　 (n_)
　　　　　　　　　　　　　　 l||　　　　　　 :|l　ﾐy彡 . |i:i:i:i:i:i:|　　|　/＿rク＿＿＿＿
. 　　　　　　　　　　　IIIIIII||　　　　　　 :||　从　　|i:i:i:i:i:i:|　　|丁∈∋|￣|￣￣￣|￣￣~|￣
　＿＿＿＿＿＿＿＿|:|:|:|:||zzzzzzzzzzzz||-{ミ彡|＿￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣:|￣　|　:|
..rrr──::::　T|ﾆﾆ |:|￣￣￣¨ﾞ|:|￣~|￣￣|ﾞ| ト-=ﾆ二三三二ﾆ=─--　｡｡..,,_　　　 |　　 |　:|
..||:|:::::::::::::::::::::||　 | |:|::::::::::::::::::::|:|＿」　-=ミ| |　　 |　　 ||￣　Τ¨　ｰ┬ ;;;;￣|　　　:ｉ|　　 |　:|
..||:|_:_;;::｡｡ --┴─　　　￣￣　　　　　　　　 ≧｡o=ﾆ二￣:|　.| 　　 ||;;;;;;;;;;;;;|　　:　ｉ|　　 |￣￣
￣　　　　　　　,,...｡｡　-=＝ﾆ二|　　　　　　||:|::::::::::::::::::::||::l ≧s｡　 ||;;;;;;;;;;;;;|　　:　ｉ|　　 |
　　　　　　　　 ||::|::::::::::::::::::::::||::l　　　　 _,||:|::::::::::::::::::::||::|二三ア,,,||ｉ;;;_　-‐====┴=≦
o｡　　　　　　　　||::|::::::::::::::::::::::||::|-─=ﾆ二:_||:|--─　 ''''||::|￣ |::|
`ﾄﾐs｡___　　 -=ﾆ||::|:::::::::::＿,,.. ||::|┬　￣|l　 ||:|　　　　　 ||::| 　 |::|
..| |｀|:|::|二ﾆ=-‐ ||::|丁￣|:l 　 .||::|│___,,⊥ -||:|''"｀`丶､ .||::l 　 |::|
..| | .|:|::|　　　.||　||::|::|　__⊥　 .||::|│|≧o｡:::::||:|:: :: _,.　-‐||::|　 .|::|
..| | .|:|::|　　.:|､￣||::|￣::::::: : ＼||::|└|| l'＜｀`||:|二三二ﾆ:l|::l　 .|::|
..|_| .|:|::|　　 `ﾄﾐx||::|ﾞ:::＿　-=ﾆ||::|　 || |　　｀'||:|~ﾞl| |　　　||::|　::|::|
　　 |:|::|　　　|:|｀'||::|三二ﾆ=-‐||::|　 || |　　　||:|　l| |　　　||::|　::|::|
　　 |:|::|　　　|:|　||::|￣　|| |　　||::|　 || |　　　||:|　l|_|　　　||::|　::|::|
　　 |:|::|　　　|:|　||::|　　 || |　　||::|　 ||_|　　　||:|　　　　　 ||::|　└
　　 |:|::|　　　|:|　||::|　　 ||_|　　||::|　　　　　　||:|　　　　　 ||::|
2087：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:51:59 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　――――　､
　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　／　＿＿　　　　＿＿_　＼
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　／　　　 ,z=＝ﾐ､　　　 ,.z=＝ﾐ､　　　丶
　　　　　　/
　　　　 {　　　　　　　 (　　人　　)　　　　　　　 l
　　　　　、　　　　　　　￣　　￣　　　　　　　　 ′　　おはようだお～
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ハルヒ
　　　　　　　／｀　　　　　　　　　　　　　　　　 ´＼
　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　．:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:..､
　　　　　　　　.／.:.:.:.:.／ニニニ＼:.＼
　　　　　　　 /:.:.:.:/:./.ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:ヽ
　　　　　　　j／ 7:.:.:./{:.:.ト､:.:.:.:.:}l:ｌ:.:.:V∧
　　　　　　 ,:.く/ |:.:.7⌒V`　}ﾊ:./廾ﾍ:.| .:i
　　　　　 .ﾉ: ｲヌl:.:《汽抃　　ｲf抃}:.!/:.:i
　　　　　ｉ:.:| | (_|:.:ﾊ. 辷ﾘ　　　辷jｲ:.|:.:.:.|
　　　　 /:|:.:ﾚ| |:.|:.:.∧　　　 ′　从|:.:.:.|
　　　　 {:.:|:.:.:.:.:从:.:.:.:.ト　　｀ ´ .イ:.:.(:.:i:.ﾘ
　　　　　):ﾊ｡:.:ﾚ__ﾂ〉.ﾘ　 ≧＜:.:.ﾚ:.:.:./l:.′　　　　　おはよう、あなた
　　　　　′ﾏγ´ンﾄ、-ニニ- ､.{∨　′
　　　　　　／'ﾍ// ﾘ.ﾑ｀´｀´｀´ゝヽ｀
　　　　 /./ i: }_.ノ!'/ﾑ i :! : !: i i:i!ﾐ､　　　　　　　　　
　　　　 / /ﾊ:'; :' |_／: ;i :! : !: i:i !.＼
　　　　ゞ._i ﾉﾊゝ: '; :'; ､';:i: !: j: :!: !:､''个s｡.　　　　　　
　　　　　 !iV: i: '; '; :':, ':,｀ii: i: :!: !i:.} : ヽ: ヽ､ヽ　　　　
　　　　 !i !V:':, '; ';. :'; :';.li: !: !: i:ﾂ:.:'; : :'; : :':ヽ＼
.　　　　　!i !: V '; ':,:';. :'; :.!i i :／:i:!、 ';. : :,: : ; :Y　｀,　　
. 　　　 |:!:i: i:.V: ':, ;.'; :'; l:!:i: i: i: {:ﾑ : ,: :.}: : j ﾘ . /　　
.　　　　 !i i: i i iﾏ':,';.'; :,:' !i:i:≧zﾑ: ムj: :i : /:/.　'
.　　　　 !i ! i:.iﾘ., ﾏ ';:'; ; :li i :ゞ=-ヽ :i} /,.:／／　　　　　　　　　 ┌──────────────┐
.　　　　　!i:i:ゞﾂ: ~}:}:} i i人: ゝ、: ､ : ヽ≦´　　　　　　　　　　　　│すでに朝食の準備を終えた　　　 .│
.　　　　ゞ.,_≧z._ﾘr.rヘｰ=丶: ｀': 、: ､｀: ､　　　　　　　　　　　 └──────────────┘
　　　　　　　　γ .rゞﾍ.､ﾑ⌒i ｀'＜:｀': ､｀: : ＞｡.._　　　　 _　_
　　　　　　 ///: i i j j　j ｨ､へへ｀''＜: "' -: _ｰ:｀ヽ　´　　 'ｧ　　　　┌──────────────────┐
　　　　　 , イ　,ｲ^ｰ^// .ﾑ~: : : : : : : : : :｀' ＜_ｰ-: :.f}　　　 _っ　　　　│愛すべき妻の姿を見ることが出来る。　　.....│
　　　　 Y//: : : : :i l　.{_ﾉ: : : : : : : : : : :ﾑ　　｀ -=’ｰ　´　　　　　　 └──────────────────┘
　　　　　 //: : : : : :! .Y : : : : : : : : : : : : : ﾑ
　　　　　 ∥: : : :'; : |　.|.: : : : : : : : : : : : : : :i!　　　　　　　　　　　┌─────────────────────┐
.　　　　 !|; : : i: :':, |　.| : i: : : : : : : : : : : : : i!　　　　　　　　　　　│互いに朝の挨拶を済ませて、テーブルにつき　　　 │
　　　　　 j.!:i: : i:'; :' |　 |: :i:i : : : : : : : : : : : : i!　　　　　　　　　　 │彼女のこさえてくれた食事をいただく。　　　　　　......│
　　　　 i!| i: : i: ';: :}　 |:.:i:.'; : i: : : : : : : : : : il　　　　　　　　　　 └─────────────────────┘
. 　　　 j.｣.V:';:i i: ':j　 .|: i: :'; i:i : : : : : : : : : |!
.　　　　　　 V: i:i'; :｀''‐'i:.i: : ';i:i: : : : : : : : : :;||
.　　　　　　　 ;: i i '; : i: :i i: :i: : !: : : : : : : : :.i.||
　　　　　　　 i i: i: : : : :i: i: :i: : : : : : : : i: : :l ||
　　　　　　　　l: : i: : : : i: i: :': : : : : : : i i : : !.j.!
　　　　　　　　| i: : : : i i: :i: : : : : : : : :i i : : |j.i!
　　　　　　　　|:i: : : : :i:i: :i: : : : : : : : :! i:i: : lj.i!
　　　　　　　　!i: : : : : ii: :i: : : : : : : : :!: i:i: : !||
2088：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:52:11 ID:Xf887oHU0: 　
┌─────────────────┐
│和食なのはやる夫の趣味である。　　　 .│
└─────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　r＝-ーーーー‐‐---ー--ーーーーーー--==---=ー--ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∥　　　 _ノ三ニ=-―'''三二ﾆ=-ー--ｖ- 、__　　　　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　 i,二二三三三三二二ﾆﾆ==--＝＝ニ＝、　　　　ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　ij　　　　 /二二三三二二二二ﾆﾆﾆﾆ==---==＝j__　　　　ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　 ∥_　　　ｿ三三三三ニニニﾆﾆ,,=-―‐- 、三三ﾆ=-,ヽ　　　ﾊ
　　　　　　　　　　　 _, - ' ´　　　｀" ' =,,,_｀ー---ー---ｧ"´::::::::::::::::::::::｀"'ヾ　　　　　　　　）
　　　　　　　　　 ,, '´　　　　 _,、=-、　　　｀"' 、-==-ｧ":::::::r==、ﾊ__,.:.:.:.:.:.:.:'ヽ==--=-=-"´
　　　　　　　　／　　　,、_、/ /　: : : ｀-v、　　ヽ、 ∥:::::::∥　　そヲヽーｧ.:.: ﾊ
　　　　　　　./　　　_i^: : : : : /　　　　　　｀ー、　 ', .i.{:::::::〃　＜くi !ﾌ}__ノ.:.:　　i　　　＿
　　　　　　../　　,、ﾉ: : : : : : j　　　　: : : : : : : 7　ﾊ .ヽ、::ト、__ノ iVハ八.:.:　_,,=-^~￣　　｀"' -　、
　　　　　　∥　,,j: : : : : : : ,,ﾉ　　 .　::::::::::　　∥　∥　.ヽヽーvn、__V、　ノ／ ,;;;;;;'"￣￣｀"' - 、　ヽ、
　　　　　　i　　{　　　: : : : : i　ヾ..　　:::::::　　 /　∥　__　｀'-=,,__　　＞__,,=ｧ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘv:;:;:;｀ﾊ　ハ
　　　　　　∨　｀}　　　: : : ::::::ゝ..　　　　　ｿ　/;;;;´::::::::｀::ヽ、ー二ニ=イ i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:O:;:;:;:;:;:;.',　.ﾊ
　　　　　　..∨　ヾ,: : : : : ノ　　::::..　　　ノ　/〈三三ﾆﾆｺ;;;;;ヽ　　　　　.i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:@o。:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾊ　ﾘ
　　　　　　　ヽ、　｀,_: : : : : : : 　::::;;;,,,''"´_／;;;ノ,ニニ＞、ヽ,,/i　　　　　ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;Ｃﾊ:;:;:;:;:;:;:;ﾘ∥
　　　　　　　　　ヽ,　　｀ー==-～´_,, -' "　ヾ;;;（(_,-----、::::/∥　　　　　ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/./
　　　　　　　　　　　｀ー--==‐'"´　　　　　｀ヽ、t____ﾉノ:::ノノ　　　　　　　ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;..／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ー-=-'"´　　　　　　　　　　　｀ー-...,,,___,,,...=‐"´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|￣＾i
　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆﾆ二二二二二二二二二二二二二ＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆﾆ二二二二二二二二二二二二二ＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!n___j

　　　　┌───────────────────────────────┐
　　　　│パン食の方が準備が楽だが、やはり朝は味噌汁を飲んで米を食べて　　.....│
　　　　│一日の活力をしっかりと補充したい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　└───────────────────────────────┘
2089：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:52:27 ID:Xf887oHU0: 　
　
　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼
　　　　　　　　／　（●）　（●）　＼
　　　　　　 |　　　（__人__）　　　 |
　　　　　　（（　＼　　　　）⌒´　　　,／　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　　　＿ n　　ー‐　　　＼　　　　　 │よく噛んで、三角食べして　　　..│
　　　　　　　　／-(ミ>二＝=＿＿__とｰ､ヽ　　　　 └─────────────┘
　　　　　　　　i　/ヽﾐ/　　 .∨//////　i　|　　　　　　　 ┌────────────┐
　　　　　　　　i/　　|　　　　ヽ､＿_ノ　ヽ|　　　　　　　 │ゆっくりじっくり味わう。　　　...│
　　　　　　　 .〈　　 |　　　　　　ゝ＿,,へ　ﾉ　　　　　　　 └────────────┘

　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　／　⌒　　⌒ 　　＼
　　　　　／　（⌒）　（⌒）　　＼
　　　　 | 　 '" （__人__） "'　　　|
　　　　　＼　　　｀ー ´　　　　／　　　御馳走様。
　　　　　　／ゝ　　　　　ィ'ヽ　　　　　　今朝もおいしかったお
　　　　／　　　　　　　　＼
　　　 /　　ｨ　　　　　　　　　 r 　＼
　　　 | 　 `||　＿＿＿＿　＿|＿＿_ヽ
　　　 /⌒ヾ＿＼＿＿／＿＼＿＿／ｒ－、
　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　┌─────────────────────────────────┐
　│使った食器類はシンクに運び、食洗器にセットしておく。　　　　　　　　　　　　　......│
　│こうしておけば、続いて食べ終えた妻がまとめて洗っておいてくれるのだ。　　　...│
　└─────────────────────────────────┘
2090：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:52:39 ID:Xf887oHU0: 　

　
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ちょっとしたことだが、こういう小さなことまですべて妻任せにしていると　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│積もり積もった不満がいつか爆発して、えらいことになるのだと会社の同僚から結婚前に伝え聞いた。　　　　.│
└─────────────────────────────────────────────┘

┌──────────────────────────────────────┐
│世間一般のそれが、ウチの妻にも当てはまるかどうかは未だに夫婦喧嘩らしきものを　　　 .│
│一度も経験したことがないので不明であったが、大した手間でもないため続けている。　　......│
└──────────────────────────────────────┘
2091：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:52:51 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　| |　　　 |　　 ||l ┬┐ |:::|　＿　＿_ 　＿|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　　 ||l ┼┤ |:::| |＿_| |＿_l l＿_|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　　 ||l ┼┤ |:::|　＿　＿_ 　＿|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　　 ||l ┼┤ |:::| |＿_| |＿_l l＿_|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　　 ||l ┴┘ |:::|　＿　＿_ 　＿|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　　 ||＿＿_ :|:::| |＿_| |＿_l l＿_|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　　 |l￣)／| |:::|　＿　＿_ 　＿|| | 　 || |［］　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　　 |l／／| |:::| |＿_| |＿_l l＿_|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　　 |　］ :||／|　 | |:::|＿＿＿＿＿＿|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　| |　　］ :|　　 || 　| 　| | ￣￣￣￣￣￣. || | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|| | 　 || |　　 ||　　　 | |
　　　　　　　　　　　　――――‐　　　　　　　　　　　 ||_|＿_|| |　　 0コ　　:| |
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　＼. || | 　　 ||　　　 | |
　　　　　　／　　　　＿＿_ 　　　＿＿＼　　　　　　　 ||_|　　 ||　　　 | |
　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　＼　:||　　　 | |
.　　　／　　　　　　　 (　● )　　　　 ( ● )　　　＼　　　　　　　＼||　　　 | |
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　||　　　 | |
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　￣￣￣￣￣ ||　　　 | |
　　　|　　　　　　　　　　　(　　　人　　 )　　　　　　 |　￣￣￣￣￣＼　　 | |
.　　　＼　　　　　　　　　　　￣　　￣　　　　／　　　　　 .　 . 　　＼　 :| |
　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　,,　　　　　　　　　＼| |
　　　　　／丶　＿　　　　　　　　　　／､　　　　　　　　　　　　　　　　　| |
　￣￣　 l| 　 ∧　＼､＿＿＿＿＿_　≦ 　　￣　ヽ
　　　　 l| 　 /∧　　＼　　　　　　 }l　 l　＼　　　l
　　　　 l| 　　 ∧ 　　＼＿＿＿＿ノ　 |　　　　 |l
　　　　 l| 　　　＼　　 /　/　　ヽ＼　 :|　　　ｌ　　|l
　　　　 l|　　　　　　＼ /　　､＿_ ﾉ　　ヽ |　　　|　　|l
　　　　＞　　　　　＼　ﾉ　 l　　　　|　　　|　　|l

　　┌───────────────────────────────┐
　　│そのあと、スーツに着替えて出社すべく玄関で靴を履いていると――　　　 │
　　└───────────────────────────────┘
2092：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:53:03 ID:Xf887oHU0: 　

＞あなた～

　　　　　　　　　　　　　　　　 .　 -――-　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 , '　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　＿_,ノ ′' ｰヘ　Y
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　《 ● 　）　（●　》 !
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　｀￣ ´　　｀¨ヽ　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　V　　　　ヽ. ＿_人＿丿 /
　　　　　　　　　　　　　　∧￣ﾍ　　　　　ー一　／　　　んお？
　　　　　　　　　　　／::::::::::ヽ＼　　　＿＿_／
　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´
　　　　　　　　　　　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ
　　　　　　　　　　　/::´:::::::::::::｀:::.､:::::::::ヽ／￣}
　　　　　　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ﾊ　　|
.　　　　　　　　 ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::ﾊ´¨|､
　　　　　　　 /i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::i.　| i
　　　　　　　　 ./.:ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ､_::::::|　} |,
　　　　　　　　 i::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::i / ノ
　　　　　　　 i::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽi/
　　　　　　 |:::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　|:::::::::::::::::::入:::::::::::::::::::::::::::::::::::V'´
2093：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:53:21 ID:Xf887oHU0: 　

　
　
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:.:.:./／　　 >､
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:./.:.:.:.:./　　　／.:.:.|＼
.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:!.:.:.;　　／｀ヽ.:.:!.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:./.:.:.:.!.:.:.i　／:/ 　 }.:∧.:.:!
.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.ｌ.:.:.:.:.l.:.:.:!/.:.:/‐- //__,∨|
.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.l.:.:.:!.:.:/　　//-､　{.:i
.:.:./.:.:.:.:l.:.:∧.:.:.:.l.:.:.:!.:/ 　 /'､＿_､_乂__
.:/.:.:.:.:.:.｢￣∧.:.:.:.:.::l/ 　 /　｀｀ﾞﾞ`　　　l
.:.:.:.:.:.:.:.:|　ﾌ´＼.:.:.:|　　　　　　　　　　〈
.:.:.:.:.:.:.:.:l／/ / 介ﾄ:i　　　　　　　　　　ﾉ
.:.:.:.:.:/.:.:.:./ /ｉ〈　ﾘ:ﾘ　　　　　　　　　〉
.:.:.:./.:.:.:./ /八　/:/　　　　　　　　　 {　　　　　　　もう――
.:.:/.:.:.:.〈 //　 }7:/―-　　　　　　　＿ﾉ　　　　　　　　　今日も忘れ物してるわよ
:/.:.:.:.:.:.:// ／//　　　　／/´￣
.:.:.:.／￣l/ヽ/'　　　　　／.:/
.:／　　／＼-　　／/.:/
　　　　　　　 ∧ 　 ∨l:/
　　　　　　　 l ∧--ﾍ

　　┌──────────────────┐
　　│そう言いながら、顔を近づけてきて・・・　　 .│
　　└──────────────────┘

　　＿＿,---､　　　　　　　
　 └‐┐┌一′ 　　　　
　┌ ‐┘└‐‐┐ 　　　　
　└ ‐┐┌─┘⊂ﾆヽ　　　　　　　　　,.-､/⌒ヽ
　　　丿ノ　　　　　 | | 　　　　＿　　 {　｜Ｏ j
　　　￣　　　　⊂ﾆﾆﾆ⊃　0 0　|　|　　ヽ　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ /　　 . }／
　　　　　　　　　　　　　　　　-=´イ

　　　　┌──────────────────┐
　　　　│やる夫は唇に妻のぬくもりを感じた。　　　....│
　　　　└──────────────────┘
2094：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:53:34 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.⌒ヾV／:.:.:.::.:.｀､
　　　　　　　　　　　　　／￣￣｀Ｖ.:.:.⌒＞　´￣￣￣｀　、:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　〈.....／⌒丁У／　　-‐━ｰ-　　　　＼:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　／(＿彡'⌒).:.:.:/／.:.:.:.:, /:/:.:.:.:.:.:.:.:.｀　､　ﾞ:.:.:.:.:.:.ヽ_＿彡ﾍ
　　　　　　　　　／／　／／／: :/:.:/.://:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼}:.:.:.:.[__＿＿＿j
　　　　　　　　　{／　／／ : /.:.:.:./:.:/.:// .:.:|i:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}}:.:.:. 「＼＿＿丿
　　　　　　　　／イ（_／/:.:.:/.:.:.:./:.:/.://{:.:.:.:|l:.:.|ｉ :.:./.:.:/:.:.:./ﾊ:.:.:.:|＼＼､、
　　　　　　　/ /　 |　　'V .:.:/ .:.-┼┼＜八:.:.:|l.:.:||:.:/| :/|i: ://:.:}.:.:.:|∧ ヽヽ＼
　　　　　　　ｉ,/　　＼／:.:.〃.:.:八{竓芹ﾐ＼:.:.:|l:.:.||/斗- |┼- 、:V:∧∧　}../＼＼
　　　　　　　|{　　　|:.:|ｉ: : :|ｉ:.:.:.小癶う必ﾊ　ヽ|l:.:.|i:ｨ竓芹ﾐﾒ:.:/:.://}:.:∨}.ﾉ/ヽ　}　}
　　　　　　　| ＼　 |:.:||: : :|ｌ:.:.:.:.|:|{　＾¨¨´　　 ',:.:|´う必癶':.〃:// }|:.}:.:.:|⌒ヽⅣ /
　　　　　　人__/　∧八:.:.:|ｌ:.:.:.:.|:|ﾄ､　　　　　　 ':.|　｀¨¨^｀彡'://:.:.}|:.}:.:.:|｀ヽ },／
　　　　　　　　　　　　＼∨|ｌ:.:.:.:.|八　　　　　 _/　｝　　ｰ=彡イ/:.:.:.小}:.:.,|　ﾉ /
　　　　　　　　　　　　　　Ⅵ:.:.:. |:.:. ヽ　　､_ ＿ __　　　 .イ:.:| /:.:.:./.:|/.:/|}_／
　　　　　　　　　　　　　　|i∨: :{＼(/ヽ　　｀こ ´　　イ:.::.|:.:.|' :.:.:/ ｲ|.:∧|/
　　　　　　　　　-── 、 ||､∨:⌒/　} ＼__　　　´ 　ﾄ､,小:八:./ 　 |/　 j　　　　　　　　はい、これでいいわね。
　　　　　　／　　　　　八　ヽ,/ ーハ　　　　　　//://／ー─}──-＜、　　　　　　それで今日は早く帰ってこれるんでしょ？
　　　　／′　　　　　　　　＼ /　　´　　　　　　　＿彡///' ヽ　　　　　 r=ﾆ≧s｡._
　　 , '　,　　　　　＼　　/　 ,/　　　　　　　　　　　／'}}　ヽ　ヽ　　　＿ハ :i: : : i: :ﾍヽ
.　　 {　　　　　　　｀ ''∥ニ/　　　　　　　　　　　-‐─　　ヽ　ヽ_r- ':i: : i／; : ':!: : : :!: :ﾊ
　　λ　　　　　　　　 i!!　 i　ー─=ミｊ　　 ,／　　　　　　-=ヽ　　!:i : : 〉／／: : :!: : : :i: i:i}
　　 {ﾍゝ、　　　　　　 i!!　 |　　　　　）　,/´　　. ｡z≦λ: : :|　　|:):∥〆: : : : i: : : : !: :.!: !
　　 Ⅶ: :j:辷≧‐-　..,,__i!　 !＿,,.....　 -‐=ﾆ二ﾝi辷_: :..ｲ: : : : : i　　i　,ｲ/:i: : : : : :i: : : : i: :!:;'
　　　V; :.! : : }: ヾ´ i : : i　 .!: :　! : : : ＞´:.i: : : : :! : : : i: : :: : : !　　.!;'/;'´:;': : : : : :i: : : : i : i:'
　　　 V;. :i: ＼ヾ: :i: : :.|　 |: :　! : : ::! : : : i: : : : i: : : : :!: : : i: : |　 j'//: .;': : : : : :i: : : : i : i:i;'
　　　 Yi: :i : : ＼ﾍ:j: : :!　 !: : :! : : : ! : : : i: : : : i : : : :.!: : :.i: : !　ﾄ'i!i: :i: : : : : :.i: : : : i : i:i;'
　　　 {ﾄ､:.}: : : !: ｢｀^ j　 l、 : !: : : :.i: : : :.i: : : : i: : : : i: : : i_;.｣　 : .i!i: :i: : : : : :i: : : : i : i: ;' ┌────────────┐
　　　　ゞヘ: ゞ;.:i:.:}.ﾘ ′ .{ ｀'ｰ- 　_:!__: : :.!: : : :.!: _:_ r‐‐' ノﾉ　 ; i!i : !: : : : : i: : : : i : i i;'　│それをした当の本人は　　......│
　　　　　ヾ､ヾ:.＼:j　　　　　　　　　｀´ヾ;／'^′/ 　　　　 .i!i: :i: : : : : :i: : : : !: :i i;'　└────────────┘
　　　　　　 V;｀ｰ:/　　　　　　　　　　　　　';　:i: / /　　　　　　 i!:!: i: : : : : :! : : : !: :i i;'　　 ┌────────────────┐
　　　　　　　V: :i.;'　　　　　　　　　　　　 i　i : i://　　　　　　　 i!:i: :!: : : : : !: : : :i : i: ;'　　　│いつもどおりの平然とした風であるが　│
.　　　　　　 V :′　　　　　　　　　　　　　i i　! ;'　　　　　　 i!:i: :!: : : : :.i : : : i : i: ;'　　　└────────────────┘
　　　　　　 '‘　　　　　　　　　　　　　　　 i i ;'　　　　　　 .i!:i: i: : : : : i: : : : !:.:{: i
　　　　　　　　 :　　　　　　　　　　　　　　　 i:i　　　　　　　 i!:!: !: : : : :.i: : : : !: :!:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i:{　　　　　　 .j!:/j: : : : : :!: : : :i: : i: l
.　　　　　　 {　　　　　　　　　　　　　　 i ‘　　　　　　 .i!/ i: : : : : :i: : : : i: : i
　　　　　　　 ‘　　　　　　　　　　　　　　　 i!λ　　　　　 j}': :i: : : : : :.!: : : : i
　　　　　　　　八.　　　　　　　　　　　 i!八　　　　 ./; : i: : : : : : !: : :
　　　　　　　 ∧　　　　　　　　　　　　 У~ ﾍ　　　 /;': : !: : : : : :.i
　　　　　　　　　 .ハ　　　　　　　　　　 _ ｨ : : : : : :ゝ. 　 /;': : :i: : : : :
　　　　　　　 // 入　　　　　　　_. ｡z＜: : : : : : : : : :｀ -/:i: : : !: : :
　　　　　　 ////i: i ￣三三´
2095：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:53:47 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　 , 　､
　　　　￣￣　　　￣￣

　　（　 (　　)　）　　（　 (　　)　）
　　//////　　　　　　　///////
　　　　／　　　　　　　　＼
.　　　 {　　　　　　　　　　 }　　　　　　ん・・・・あぁ
.　　　　ヽ.＿＿_ ノヽ.＿＿_.ノ　　　　　　　　定時で帰って来れるお
2096：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:54:04 ID:Xf887oHU0: 　
┌────────────────┐
│こっちはたまったものではない。　　　　│
└────────────────┘
　　┌─────────────────────────────────┐
　　│結婚して１０年、今年でやる夫も妻ともどもに三十を超えたが　　　　　　　　　　　 │
　　│妻が始めた〝夫婦なら当然〟というこの習慣にはなれるということがない。　　　│
　　└─────────────────────────────────┘

┌─────────┐
│恥ずかしい・・・　　　....│
└─────────┘
　┌──────────────────────────┐
　│決して、嫌なのではない。ただただ、気恥ずかしいのだ。　　　 │
　└──────────────────────────┘

　　 / 　　 /:/　 /　　　│　|　　＼ヽ　　ヽ丶　＼
i　 ,′　　 |/　 /　　　 !　 j　　　 !　! 　　 !　 ',　　ヽ
i.　|　　　　 |　 /　　　　 ,′ ハ　　　|　|ヽ/´ ! 　 !　　!ﾊ
ヽ |　　　　 l　 l　　　　 /　/　│　　i|　l ハ　j　　|　　| ﾘ
　N　　　　┼‐|ｰ─ -/t /-　､|　　 j| / { _jzﾑ　∧　│
/　|　　　　 ',　ｌ　　 / 〃　_　lヽ / j/　,ｲ仏}//　}　∧
＼_|　　　　ヽ {　／,ｨ≠テ女､j／　　　 V_;;|　{　 j / ハ
丁∧. 　　　 ∨ 〃{か;;;;小　　　　　　　ちj_　!　ｲｌ　　|
│|仏　　　　ハヾﾊ圦_:::jハ　　　　　　 `ｧ　　',　ﾄ、　l
│|/∧　　　　　ヽ　　ヽ^)::ン‐　　　　　　　　　 }i　|ハ　!
│|.厂ヽ　　　　＼　　｀´　　　　　 __ ノ　厶ﾘ　 ', |
└‐ゝ. ｰヽ　　　ヽ　＼　　　　｀￣　　　 /　 /　　ｌ |　　　わかった。
　ヽ､ `'ー‐＼　　＼　＼　　　　　　　 /　 /　　ｌ.|　　　　　
　　　＼　　｀＼　　　＼　＼　　　　　　 /　 /　　　ﾘ　　　　晩御飯は、やる夫の好きな
ﾍ　　　 ` ｰ- ､　＼　　　' ｰ=＞ーx‐‐ｧ￢′ ,′　　　　　　　　　　　　ハンバーグ作っておくからね。
　＼　　　　　ヽ　｀ミ=-　...__Ｘテ‐ゝ_{__八　｛
　　 {＼　　　　　｀ヽ　ヽ-‐‐''￣￣´__＿｀＞〈
＼　ヽ　｀ヽ､_　　　 }＼ }　　　　／　　　￣　ヽ
　＼　ヽ　　｀ヽ　 ,ﾉ　ﾘ　　　／　　　　　　　　＼
2097：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:54:17 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────────────────────────┐
│いいトシこいてキス一つで赤面しているなど、まったくどうしようもない。　　....│
└───────────────────────────────┘

┌────────────────────┐
│そんな姿をいつまでも妻に見られたくなくて　　　 │
│背を向けて、足早にやる夫は出かけていく。　　 │
└────────────────────┘
　
　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　|　　　　　　　　　 ///　|　　あぁ・・・
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　／　　　　じゃ――、じゃぁ行って来ます！
　　　　　　　,＞二二二二二二ヽ
　　　　　／ Y　　　　　　　　 / ⌒ヽ
　　　　／　　|　　　　　　　　　|　　　 |
　　　　|　　 |　　　　　　　　　|　　　 |-、、
　　　　ヽ＿,/　　　　　　　　　ヽ、　　　｜|
　　　　　／　　　　　　　　　　　ヽ　　　/'
　　　　 /　　　　＿∧＿＿＿　　ﾍﾄ―'
　　　　 |　,－'´＝　　　　　＝＼＼|
　　　　ヽ|／|　　　 ||　　　　　|　/
　　　　　　　　|　　　 | 　　　　　ﾚ'
　　　　　　　　 |　／＿_　　　　　|
　　　　　　　　　| |/ ⌒ ヾi　　 /
　　　　　　　　　 |）三三 |||　／
　　　　　　　　　/三三 / |'´
　　　　　　　　　|三三 | /
　　　　　　　　　、＿ノ''
2098：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:54:32 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　＿___
　　　　　　　　　　　　　．　´:.:.:.:､..`:..､
　　　　　　　　　　　／:.／ニニﾆ＼::.:.＼
　　　　　　　　　,ィ才:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:ヽ.:{￣〉
　　　　　　　　　X /:.:.ハ:.!:.:.:.＼:.:.:.:.:.!:.:.　.ハ
　　　　　　　　〈/ｲ:.:.:|⌒lﾄ＼:.:.| Ｘ⌒ｌ|:.:.∨　〉
　　　　　　　　ｉ:Ⅵ:.:l:| ィ芯　ヾl ィ芯|:.:.:.| Ⅵ|
　　　　　　　　 |:.:个从匕ﾘ　　匕ﾘ|:.:.:.|ｲ:.:.|
　　　　　　　　 |:.:.:l:.:.∧ 　　 ′　　 |:.:.:从:.:.|
　　　　　　　　 |:.:.:i:.:.:.込、　`　´　.イ!:./:.:.:.:.ｌ|
　　　　　　　　 V八:.:.:{:.:: :〕ト-　　{:.:｣/:.:.:/ｲﾘ　　　　　はい、いってらっしゃい♪
.　　　　　 ,. ‐-- ＼:!:-イ　　　ﾄ‘ﾚｲ-‐　　、　
.　　　　　 y' =zｰ^_i!´_　　　　　　　{ '; 　　　__ ヽ、
　　　　　 ,: i　i_／'.i^ｰ^ｰ^ｰ^ｰ^ｰ^;｀_ｰ- ' ^⌒^iハ
　　　　　 ,　i／/　 ~^ﾍ⌒/｀'／^⌒!　 | .! i j .!　! iﾊ
　　　　／　 ´　　　 .i! i.! /, ' 　ﾉ　 | { i j/.! .i i　l
.　　　 ´　　　　　　 .! ! /'　　　　　　| ', ',V　.! i　!
　　 y　　　　　　　　　 i.!:,'　　　　　　　| .i .!Ⅶ.! i .,'
　　 V　　　　　　　　 } {　　　　　　..　}　i i } .! i. '　　　 ┌────────────┐
.　　ﾑ　　　　　　　　　j{　　　　　　 ;　j j ﾊi i il　　　　│玄関で、妻は見送る。　　　 .│
　　γﾆ.ゝ　_　､._　　八　　　　　 ,'　/ .ｲ-‐ /　　　　└────────────┘
　　{ゝ-= ﾆ　￣三二＝ｰ≧ｰ-　..__彡彡'.≧z､.}ﾘ
　　i!￣~~""''''''' ==ー‐---　 ....,,＿∧　｀'＜. _./
　　ゞ.,＿￣~~""''''' ==ー‐---　 ..,,＿〉　　―〈　　　　　　┌─────────────────────┐
　　　　 /i　￣､ー‐ ＝ニ二三 ./_　　二ﾉ　　　　　　│からかっているワケでもないのだが　　　　　　　　　.│
　　　 ,ｲ ! 　　｀ ''' ー─-----‐｀ '' ー‐-'　　　　　　　│ネコめいたアーモンド形のチャーミングな瞳は　　　│
　　　 /.:i l　　　　　　　　　　　 У! ,　　　　　　　　 └─────────────────────┘
.　　 , : l !　　　　　　　　　　　　ｲ.!:.',　　　　　　　　　┌────────────────────────┐
.　　 , : l !　　　　　　　　　　　　ｲ　.!:.',　　　　　　　　　│見つめられるだけで、やる夫を落ち着かなくさせる。　　　 .│
　　　'.: :|.　　　 ',　　　　　　　　　　/ 　 .|: :'　　　　　　　　 └────────────────────────┘
　　 ,.:: :.|.　　　 ':,　　　　　　　　../　　　|: :.!
.　　i.: : :|.　　　　 ' ,　　　　　　　′　　 .| : i
. 　 l: : : |.　　　　 ', ゝ、　　　　　　　　　|: :.l　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　';..:..| i!　　　 :.　、　　　　　　　: !: : :|　　　　　　　│いつものように余裕たっぷりに腕を組んで　　　 │
　　　 ', : !λ　　　 ::.　　　　　　　　　 .: !: : :'　　　　　　　 └────────────────────┘
　　　 ',: | ∧　　　:::.　　　　　　　　 ::l: : :,　　　　　　　　　 ┌─────────────────────┐
.　　　　，ゝｰ'.__　　::::. _　　　　　　　 :.{: : i!　　　　　　　　　 │まるで出来の悪い弟を見る姉のような態度で　　　 │
　　　　 j: : i : i : ≧≦: :＞｡.._　　　__... ｣:..:i:!　　　　　　　　　 │玄関に立っているのだろう。　　　　　　　　　　　　......│
.　　　 }.:! i: : i: : : : i: : :i: : : : :￣´: : : i :i:.λ　　　　　　　　　└─────────────────────┘
　　　ハi: i: : i: : : :i: : :i: : : : : : : : : : :.i: i:.iﾑ
　　　 /.: :.i : V: i: : :.i: : :i: : : : : : : : : : : :i: !:i ﾑ
　　　＼:j: : :V i: : i : : i: : : : : : : : : : : : i: _｣　　　　　　　 ┌──────────────────────┐
.　　　　 lミ:_: ヾi: i: : : ゝ‐‐ -　ﾆ二:_彡'　　　　　　　　　│そんな全部ひっくるめて、やる夫はハルヒが・・・　　　 │
.　　　　　　｀,ｰ─‐┘.l　　　　　　 !　　　　　　　　　　 └──────────────────────┘
　　　　　　　　　}　', 　　 !　　　　　 !　　　　　　　　　　　　　　 ┌───────────────────────┐
　　　　　　　　 ,　　　　 ' ',　　　 ;　 ,　　　　　　　　　　　　　　│あぁ～～～、好きだ！　心の底から大好きだ！！　　......│
　　　　　　　 !　　　　 !丶　　 '　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────────┘
.　　　　　　　　 !　　　　 .!
　　　　　　　 ! 　　　　 ! 　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　 .!
　　　　　　　　 ‘.　　　　　　.i!　　　　　 i
　　　　　　　 ∧　　　　 !',　　　　 !
　　　　　　　ﾑ　　　　 .!:,　　　　 ,
　　　　　　　　　ﾑ　　　　　l. ,
　　　　　　　　　　ﾑ　　　　 .! i　　　 .i
　　　　　　　　　　　　　　　 ! }　　　 {
　　　　　　　　　　 i　　　　 , ,　　　 ,
　　　　　　　　　　　　 !　　　 Y　　　　、
　　　　　　　　　　　　 !　　　 ,’　　　 ,
　　　　　　　　　 y′　　 .!!　.｡‐==‐. .､
　　　　　　　　　　　　　,　　　　　Ⅶ : : : : : : λ
　　　　　　　　　　　 '. -=ﾆ=- ､Ⅶ: : : : : : : :ﾍ
.　　　　　　　　　 γ´: : : : : : : ヽ : : : : : : : : ﾑ
　　　　　　　　　　 {: : : : : : : : : : :j、: :, -=ニ=-}
　　　　　　　　　　　 V: : : : : : : : :./ ｀'ｰゝ==-‐ ´
　　　　　　　　　　　 V' ´:￣｀: У
　　　　　　　　　　　　｀ｰ--‐ ´
2099：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:54:44 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿A.＿_／／＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三／／ ┌┐ ＼＼
　　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三／／―‐┤├‐─＼＼
　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三三三／／　　　 └┘　　　＼＼
　　　　 ┌＜三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／／　　　　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　 └─┬───────────―┬────‐'|／　　　 ┌──┬──┐　　　＼|
　　　　　　｜　　　 ┌──┬──┐　　｜　 ┌─┐　｜　　｜　　｜　　 │ 　　｜
　　　　　　｜　　　｜　// │　// │　　｜　 ├─┤　｜　　｜　// ｜　// │ 　　｜
　　　　　 ┌┴―──┴──┴──┴─―┤　 └─┘　｜　　｜　　｜　　｜　　｜
　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　｜　　 ├──┴──┤ 　　｜
　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ├─────┤ 　　｜　　　　　｜　　｜
.　　　 , -‐┴―――――‐-､＿＿_＿＿_＿＿_|　　　　　　｜　　｜　　　　　｜　　｜爻爻
　　　∠二二二二二二二二二}　　　　　　　 ├┬───┬┤ 　　｜　　　　　｜　　爻爻爻爻
　　　　||　 ||　 |　　　　 ┌──┬──┐　　｜｜三三三｜｜　　 ├──┬──┤ 　爻爻爻爻爻
　　　　||　 ||　 |　　　　｜　// ｜　// │　　｜｜三冂三｜｜　　｜ //　｜　// ｜　爻爻爻爻爻
┌ｒ‐ｒ‐||┬||┬|　　　　　 |　/　　.|　/　　.|　　n. ｜｜┨凵三｜｜ ┌─┼─┬┴┬─┼─千┴干┴千‐
├| n　||　n 　 | .n　　　n .| 　.n.　.|　n.　　|.n . ||..｜｜┨＝三｜｜ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||ｌ/||..｜｜三三三｜｜ ├‐⊆⊇‐┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||ｌ/||..｜｜三三三｜｜ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||___／￣￣￣￣￣￣＼├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴‐
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　／　　　　　　　＼　　　　　　　　　┌─────────┐
　　　　　　／　　￣￣　　　￣￣　　丶　　　　　　　 │愛する妻がいて　　　 │
　　　　　　　／　　　 ( ● )　　　 ( ● ）　　　＼　　　　　　└─────────┘
　　　　　 |　　　////　　　　　　　　　////　　|　　　　　　　　　　　　　 ┌────────────┐
　　　　　 |　　　　　（　　人　　 )　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　 │帰るべき持ち家があり　　　 │
　　　　　　　＼　　　　　　￣　　￣　　　　　／　　　　ふぅ・・・　　　　　 └────────────┘
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　／　　　　　
　　　　　　　／.......丶＿＿＿＿＿＿＿／......＼
　　　　　　　..................l...＼丶介ノ／....l...................
　　　　ｌ........ｌ..........|........l　 l/|　ｌ.........|....................l　　　　　 ┌───────────────────┐
　　　　 |........|...........､.......＼l/| ノ ......./...........|........|　　　　　 │やりがいのある仕事を持ち　　　　　　　　　　　.│
　　　　 |........|..............＼...... Y.........／..............|........|　　　　　 │年収は毎年増え続けていてボーナスもある。...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────┘
2100：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:54:58 ID:Xf887oHU0: 　
┌─────────┐
│華々しさはない。　　 │
└─────────┘

　　┌───────────────────────────────┐
　　│どこにでもあるような平々凡々な日常であろう。　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
　　│だが、それでもやる夫にとっては大事でかけがいのない日常である。　　　 .│
　　└───────────────────────────────┘

┌──────────────────┐
│コツコツと真面目に今まで生きてきて　　　 │
│積み上げてきた結果がこれだ。　　　　　　....│
└──────────────────┘

┌─────────────────────────────────┐
│まぁ、あえて言えばあとは子供が出来ればさらに幸福になれるのだろうが　　　　│
│あくまで授かりものであるのだから、気を揉んでも仕方ない。　　　　　　　　　　　 .│
└─────────────────────────────────┘
2101：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:55:36 ID:Xf887oHU0: 　
　
　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　l　　　　　　　　　　　　　　│やる夫は満足していた。　　　　.│
　　　　　　 |￣￣￣　　　　　　　　　└─────────────┘
　　　　　 /
　　　　 _／　　　　　　 ┼┐
`''ー―''~　　＼　　　　　　││　l l
　　 |　　　　　ヽ、　　　　　　　　　/　　　 ┌───────────────────┐
　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│そして、これはいつまでも続くものと・・・　　　 .│
　　　　　　　　　　　　 .。　　　　　　　　　　└───────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　 /⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　ヽ,,_ノ　　　　　　　　　　　　　　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　。　　＿＿　　　　　　　 │それが当然のことと、半ば信じていた。　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-'~　　　 `ヽ、　　　　 └─────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　○　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　。　____|
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　／　ノヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`- ,,＿__ｌ　　　　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、＿　 ,,-''.,￣￣~''- 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　ヽ　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / :　　　　　l　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　丶　　　ノ　　　　　　 l.

　　┌──────────────────────────────┐
　　│その日は良く晴れていて、気持ちのいい日の光が降り注いでいた。　　　.│
　　└──────────────────────────────┘
2102：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:55:51 ID:Xf887oHU0: 　

┌─────────────────────┐
│徒歩で最寄りの駅に向かい、ゆっくりと歩く。　　　 │
└─────────────────────┘

ﾐ)爻;|::::::::::::　　 |´'┐　 |　　　　　　　|,，'"~~"'㍉-‐┛　　　　 .|: : |　　　 :|´"'￢　　　　 ,､ｘXヾ;::ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;爻爻狄
爻;ﾐ |::::::::::::　　 |爻ｘｿいｿいぃ　　ノ´: : : : .:.:.:;';';'｀;,　　口　　／⌒Y⌒ヽ　|::::::::: |　　　 ;'ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾﾐ:爻爻狄狄
…ー|::::::::::::　　 |爻ミいｿいﾐ;ﾐ;}.,.,.,{: : : .:.:.:;';';';';';';'; ﾐ　　 __,xX|:　　｜　　:|┴-=ﾆＬ＿　ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;爻爻爻狄
￣´~|::::::::::::　　 |─--=ﾆ辷辷ｿ.:.:.:´':,,;';'ＹＹ;';';',.:.:'´爻￣爻.:.:八　　 |　　,ﾉ⌒ヽ～､─-ミ父爻ﾝﾞ;ﾞ;ﾞ;;';';';';';';'爻ニ￣
　　:::|::::::::::::　　 |￣¨¨冖─-- |'"~"''"~"|::|";'´. : :;';';';'爻: : : ;' ;'｀ｉ¨´|Ｔ爪ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;:;.:,)￣¨|´'爻ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;爻爻ﾝﾞ　|
　　:::|::::::::::::　　 | 　　　　　 |¨:|／|＼|￣|¨|""¨¨¨”””￣￣´´|: : | |｀｀｀￣￣~¨¨"""　冖|´'爻爻爻'ﾞ　　 |
　　:::|::::::::::::　　 | 　　　　　 |　|｜|｜|　 | :|　　　　　　　 |: : | |: : : : : : : : : : : : : : : :.:.:| 　 |　　 |　　 |
　　:::|::::::::::::　　 | 　　　　　 |　|┼|┼|　 | :|　　　　　　　 . . : :.|: : | |: : : : : : : : : : : : : : : :.:.:|… |￢冖|""¨¨|´￣
　　:::|::::::::::::　　 | 　　　　　 |　|｜|｜|　 | :|＿　　　　. . . : : :.::|: : | |: : : : : : : : : : : : : : : :.:.:| 　 |　　 |　　 |
　　:::|::::::::::::　　 | 　　　　　 |　|｜|｜|　 | :|.:.:.:.:￣　　─- 　 _|: : | |＿,,,........　　　　 ---‐|＿ |　　 |　　 |
　　:::|::::::::::::　　 | 　　　　　 |￣￣￣￣￣⌒ﾆ￢=- 　 __.:.:.:.:.:|: : | |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___,,..| 　 |￣　 |‐-　 |＿
　　:::|::::::::::::　　 |　　　　　／ﾞ|　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒:|: : |_|…￢冖 "" ¨￣　　 | 　 |　　 | 　　 |
　　:::|::::::::::::　　 |:　　　／.:.:.: |　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨´ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |- ,_|　　 | 　　 |
　　:::|::::::::::::　　 |　　／.:.:.:.:.:.:.:|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__| 　 |´"　_|_　　 |
　　:::|::::::::::::　　 |: ／.:.:.:.:.:.:.:.:./' 二}: : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. . : : :‐ﾆ‐__　| 　　 |　´" |‐
　　:::|::::::::::::　　 |´.:.:.:.:.:.:.:.:. /' ﾆﾆ/: : : : . . .　　　　　　　　　　　　　　　　 . . . : : : : : : : : :＼二-__ 　 |　　 |
　　:::|::::::::::::　　 |.:.:.:.:.:.:.:.: /' こﾆ/: : : : : : : . . .　　　　　　　　　　　 . . . . : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.::＼ﾆﾆｰ_|　　 |
　　:::|::::::::::::　　 |.:.:.::.:.:.::/' ここ/:::::.:.:.:.: : : : . .　　　　　　　　　　　 . . . . : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ﾆﾆｰ _　|
.　　::|::::::::::::　　 |.:.:: .: /' こ二/::::::::.:.:.:.:.:.: : : : : : : . .　　　　 . : : : . .　　　. . . : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::＼ﾆ二-__
　／ﾞ|::::::::::::　　 |.::.: /' 二二/:::::.:.:.:.:.:.:.: : : : : . .　　　　 . . : : : . . .　　　 . . . : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::＼ﾆﾆﾆ-
'´.:.: :|::::::::::::　　 |:.:/' 二二:/.:.:.:.:.:.: : : : : . .　　　　　. . . : : : : :. .　　　　　. . . : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:＼二

　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　│時間には余裕がある。遅刻の心配はない。　│
　　　　　　　　　　　　　└───────────────────┘

┌─────────────┐
│その途中でそれを見た。　　　　│
└─────────────┘

　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　..／＿,　、＿. 　＼
　　　／　（● ）　（● ）　＼
　　　|　　　（__人__）　　　　 |
　　　＼　　　｀ ⌒´　　　／　　(なんだお？)
　　〆~＼　　　　　　　／ヽ
　／:::;;;､:::::::i::ヽ`介´/::::i::::::::::ヽ
<:::::::::::<|:::::::ｌ::::ヽ| | i::::::7;;;;;;:ｌ::::}
. ＼::::::::＼:::::＼;;;i,,/:／:::::::::i:::::{
2103：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:56:04 ID:Xf887oHU0: 　
　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, イ
　￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣　|
　　　| 　 ┌─┐ 　　 ┌─┐ 　　 ┌─┐ 　　 ┌─┐　　 | ２　|
　　　| 目｜　｜　目｜　｜　目｜　｜　目｜　｜　　 | ち .|
　　　| 　　|。　｜　　　 |。　｜　　　 |。　｜　　　 |。　｜　　 | ゃ .|
　　　| 　｜　｜　　｜　｜　　｜　｜　　｜　｜　　 | ん .|
　|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||＃| 荘 |
　＼|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　　|
　　　| 　 ┌─┐ 　　 ┌─┐ 　　 ┌─┐ 　　 ┌─┐　　 | 　　|
　　　| 目｜　｜　目｜　｜　目｜　｜　目｜　｜　　 | 　　|
　　　| 　　|。　｜　　　 |。　｜　　　 |。　｜　　　 |。　｜　　 | 　　|
　　　| 　｜　｜　　｜　｜　　｜　｜　　｜　｜　　 | 　／
　　　| 　｜　｜　　｜　｜　　｜　｜　　｜　｜　　 |／
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

┌────────────────────┐
│ボロボロのアパートの前に停められた・・・　　　　│
└────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´￣￣￣￣￣￣￣￣￣//´ 丁＼
　　　　　　　　　　　　／＿＿＿＿＿＿＿＿＿　//｜　 |　　＼＿
　　　　　　　　　 _ ..． - ' ‐´―――――――‐ｧ―‐ '├┴―|――┼┴‐-　､
　　　　　　　　 /―_┐TニニニニニﾆT┌_―∨ -　＿ |=　　 l|=　　 l| 　＿　ヽ
　　　　　　　 |三三|　ヽ_|＋８９３,|_／　|三三| 　 //::::::ヽ　　 | 　　 | //::::::ヽ　［|
　　　　　　　　　　|￣　´―-----------―｀　￣|´] |:|::::l´ｌ::| ―_┴_―‐'‐|:|::::l´ｌ::|[｀_|

　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　│黒塗りの、不釣り合いに高級そうな車　　　..│
　　　　　　　　　　　　　└──────────────────┘
2104：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:56:16 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　,―＝=７　　　　
　　　　　　　　　　　　　|く ___ _>　　　　
　　　　　　　　　　　　　ｆll｀ｰU+'
　　　　　　　　　　　　　｀''､ｰ=|　　　　　
　　　　　　　　　　_,,..-´:|ヽー-;ｰ..,,_
.　　,－＝-,　,,..-‘≡≡:|　><´|≡::|ヽ　
.　　| l____ヽ.|≡ｌ≡≡≡| |::| |≡:::/::|
.　　|(ｌｌｰ´_ヽ|≡|≡≡≡|.|:::|ｌ≡::/::::|　　
..　４ｌ__｀=|_|≡:|≡≡≡::||:::|'≡/≡|
／|＼,.･|::≡:|ヽ|≡≡≡≡≡:::/|≡::|　　　　　
≡|/}:ヽ|:≡|::::|{≡≡≡≡≡:::{　.|≡::|　　　　
≡:| |:::|ｌ≡:|≡|:|≡≡≡≡≡:::|.　.|≡::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿,,.........､
:::≡ｌ|:::|'≡:|≡:|::|≡≡≡≡≡:::|.　.|≡::|　　　　　　､...､,....,.　　　　　　　　　　　　　　ヽ_,,　　　ヽ
≡≡≡≡/|≡ヽ≡≡≡≡≡::::|.　..|≡::|.　　　　　 /:::::::::::::ﾑ　　　　　　　　　　　　　　/_>　　　|
::≡≡≡::/　ヽ≡ヽ≡::|―､≡≡::ｌ　..|≡::|　　　　 {::::::::,､:::::::}　　　　　　　　　　　　　 |７　llう..　|
::≡≡≡|　　　＼≡ヽ::|　　ヽ≡≡ｌ　　.ｌｊヽｌ　　　　{f⌒r=f⌒l}　　　　　　　　　　　　　ﾑ__　ll´..　|
::≡≡≡|　　　　|ヽ／ｰ.、..　ヽ≡≡ｌ.　　.|/　　　 ,.ｨi￣Lj.￣|ヽ　　　　　　　　　　　　 1´/ヽ＝=,...
:|￢､≡≡ヽ.　　|≡ゞー=ッ　　|≡≡|　　　　｡s./. . |`ｰ-一',,|. ﾍ.ｓ｡　　　　　　　　 _,,,..-｀‐三＝ー-
:|　　ヽ≡≡ヽ　|≡≡ヽミ.　　　|≡≡|　｡s≦ . /._. . !ミﾆﾆ彡.! ._ﾍ . . ≧s｡　　 /ヽ､≡≡≡≡≡
:|　　　ヽ≡≡ヽ≡≡|　　　　　|≡≡|∧ . . . . ´. .ヽ|　　　 .|´. .｀. . . . . ∧　/≡::ヽ≡≡≡≡≡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i. .|. . . . . . . | | 　　　 | |. . . . 　　　　 /≡:::/≡≡≡≡≡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |. .l, . . . . . . | !　　　　　| !┌─　　　 /≡:::/≡≡≡≡≡≡

　　　　　┌─────────────────────────────┐
　　　　　│その間に、黒服の男たちに囲まれるようにして太った男がいた。　　......│
　　　　　└─────────────────────────────┘
2105：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:56:28 ID:Xf887oHU0: 　
　
　　　　　　 -= ‐v‐ =-
　　　　ｧ´　　　　　　｀､
　　　１　　　　　　　亅
　　　　１ NＷｌ∧NＷﾘ |
　　　　fｒ||（≧）ﾆ（≦）||p}
.　　__／ゞ| ｕ　L__｣ｕ　|ﾝ＼__
￣　/　　 {　)⊂ニ⊃(　}　　 ', ￣　　勘弁してくださいよぉ
.　 /　　　｀i'‐- ﾆ -‐'i´　　　 ',　　　　　　来週には絶対に返しますんで・・・

　　　＿､―-､／└ ''Ｚ__
　　_.ﾆ‐　　　　　　　　　　｀ゝ　　　　　　　　　　　 ┌─────────────────┐
　　フ　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　 │借金取りと、債権者だろうか・・・？　　　....│
　　７ /|ハ/＾)ﾉヽ八ﾄ､　　　 !　　　　　　　　　　 └─────────────────┘
　　7ｲｰ ,,_ｰ---‐_,,. -ヽ　　　｜
　　　｣ﾆ::-_'l___l''__-=二.|　r-､ |
　　 .|::::::....,ゝｰ|:::::::::::::...｜|ｺ | |
　　　`iｰ‐|　　_｀ー―‐' | ﾄ.| | ﾄ､
　　　 | /L　- '　ｰ-､　 V,,ン |　＼＿
　　　 /|　⊂ニﾆ⊃　|　∧　　|　　＼｀ー､_
_ -‐/　 |　　≡　　　/ 　ヽ.｜　　　|￣｀―､　　先週もそう言ってたじゃねぇか
.-‐/ 　 └┼┴┴┴ ′　／l| 　　　|　　　　　　　　　　もうこれ以上待ってらんねーよ。
　/　　　 /l|＼　　　　／　 |:| 　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　観念してさっさと車に乗れ！
2106：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:56:40 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　＿_　　＿_
　　　　　　　　　　　　＿ヽ:::::`´:::::::::::::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　,＞:::::｀:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　ｧ::::::;ｨ::i::::ﾊ:::i:::;ｨ:::、::::::::::l
　　　　　　　　ｲ:::ﾉlﾊﾉjﾉﾆ}ハ{ l;ハ:::::::::::|
　　　　　　　　　　　lｲﾆ'_‐-i　┌_''ﾆ"-ﾍ:::::::::|
　　　　　　　　　 F:f==｡ｉｰ:f::=｡=ﾃ:元｢ヽ:|
　　　　　　　　　　　ﾄ::｀ﾆ/￣ヾ::ﾆ´:ノ :||^ﾘ:ﾄ､
　　　　　　　　　ｌ. r‐|　 _┐ｰ- ､　:lﾚ':::|　＼　ｼﾞﾛﾘ
　　　　　　　　　 /l l r｀──‐┐ | ∧:::::| 　　ヾ''‐- ､._
　　　　　　　_,,　-‐''7　l., ,￣二¨￣, , /　ヽﾊ　　 |‐- ､.._ ｀`'''‐ ､.._
.　　, -‐''"´_,,　-‐''7.　 `ｧr───‐'´　 .／|:|.　　 |　　　｀`'''‐ ､.._ ,＞､
.　 /l ‐''"´　　　　/　　 |::|.＼:::::::::::　／　 |::| 　　 |　　　　　　　　/　　ヽ
　 i　|.　　　　　 / 　　 |:::| 　＼　／　　　|:::|　　　│　　　　　　ｌ　　　 l
.　|　 l　　　　　　二ﾆ=-|::::|　　 /ﾍ　　　　|::::|-=ﾆ二_　　　　　　 |　　　〉
　ﾊ　 |　　　　　ヽ.　　 |:::::| 　 ∧::∧　　 |:::::| 　　 /　　　　　　 |　　／.〉

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │まぁ、関係ない。　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　＿＿＿_　　　　　　　　　│関わりあいにならないのが吉だ。　　.....│
　　　　／　　　　＼　　　　　　　 └────────────────┘
　　　／　─　　 ─　＼　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────┐
　　／　（●）　（●）　＼　　　　　　　　　　　　 │足早にその場を去った。　　　....│
　　.| ｕ　　（__人__）　　　 |　　　　　　　　　　　　 └─────────────┘
　　＼　　　｀⌒´　　　／　　　(やべやべ・・・)
　　 .／＼　　　　　　／ヽ
　　/:::::::::::i::ヽ`介´/::::i::::::::::ヽ
　　{::::r:::::::ｌ::::ヽ| | i::::::7;;;;;;:ｌ::::}
　　}::::|::::::::::＼;;;i,,/:／:::::::::i:::::{　ｽﾀｽﾀ
2107：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:56:53 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────┐
│そのすぐあと――　　　...│
└──────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾓﾃ＝=､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　ｆ⌒ゥ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_||_＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ,!-┬┬┐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.イ　 |　 | 　|| 　| 　|
ｨk.　　　　　　　　　　　　　 ,.ｲ,lｲＴIＴIｱl幵l幵l幵l幵l幵l幵幵幵幵幵l干|干|干|干|干|干|干|干|不|ITIT|　ﾚ ¨|￣|￣||￣|￣|
:;:;'ｾ　　　　　　　　　　　　 |,ｲﾚ三アﾚ'￣￣￣￣匝l￣￣￣￣匠l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣¨不ﾚ三三ﾚ' ﾚ' ￣￣ｌZ７￣￣|
;ﾞ:;:;':ﾋ　　　　　　　　　　 ,.ｲﾚ三アﾚ'／¨l丁￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,不ﾚ三三アﾚ'　,ｨー─┬┬─┘
;:;':;':;:ﾞｔ　　　　　　　　 _,.ｲﾚ三アﾚ'／|　|￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ｲﾚ'三三アﾚ'　／　ヽ　∠／
;:';:;ﾞ:;:;ﾈ　　　 ,ｨｉＴlＴlｨｴlｴlｴﾚ'／　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ｲﾚ'三三アﾚ'　／　　　 |｀¨|
;:;';;';:ｨ′　　 ,.ｲﾚ三アﾚ', ┬r‐'’　　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ「「「「「l∠ｲ「「「「ﾚ'　／　　　　 |　 |
ｌﾙ'´　　　,.ｲﾚ三アﾚ'／　 | |　　　　 |　|　　　　　　　　　迂}　　　　　 ,.ｲﾚ'三三アﾚ'￣￣　／　　　　　　 |　 |　＿＿＿_
li|　　　,.ｲﾚ三アﾚ'／　　 | | 「厂|　 |　|　　　　　　　　　　　丁　　　　　,.ｲﾚ'三三アﾚ' ／「¨「￣　　　　　　 |　 | /￣￣7￣l￣｀ｉ￣｀i￣｀l
ニfiニニfiニニfiニニfiニニfiニニfiニニfiニニfiニニfiニニfi|ﾆニfｉﾆ,ｲﾚ'三三アﾚ' ／　　|　| 　 ___＿＿__　　 |　 |ｆ'ー─fﾜｰ┤　 l　　ｌ　　|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´, ｲﾚ'三三アﾚ' ／　　　 |　|　 lf'´￣￣｀ｉ|　　|　 ||,､　,､|′_,j工工工工工|
───「l────「ｌ────「l────「l────「l─,.ｲﾚ'三三アﾚ' ／ｰ─「ｌｰ‐|　|─|l___＿＿_ｌlー‐|　 |ー「l‐┴┴─‐「ｌｰ──┴
───l ｌ────l l────l l────l ｌ────l ｌｲﾚ'三三アﾚ' ／ー──l lｰ‐|　|─||－l l‐－ｌlー‐|　 |ーl l────l l───－
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀￣￣｀¨´　　　　　　　　`¨′ ¨ 　　　 ¨　　`¨′

　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│歩道橋の・・・　　......│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────┘
2108：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:57:06 ID:Xf887oHU0: ┌─────────────────────┐
│狭い、せま～い階段を降りようとしていたとき　　......│
└─────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./ﾄ────────┴i:.',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/. | 　.　 .　... .....:..:.:.:.::.::.:::.:::|;::::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./[￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣]:',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　|　.　.　:　:　: : : :.:.:.:.::.::::::::::::::;|;;:::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./　|　.　.　..:　.::.: :::::::::: ::::::::::::::::::::::::;;;;;;|i;;;',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.ｉ‐┴―――――――――――─┴‐:',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　|　　.　.　..:　.:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|i:',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＿」　:　:　: : : :.:.::.::::::::::　:　:　: : : :.:.:.:.::.::::::::::||:.:',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:',
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::.',.
2109：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:57:17 ID:Xf887oHU0: 　

　
　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　／　ヽ　､:　: ,　 / 　＼
　　　　／　　　ゝ_ﾉ: : :ゝノ　　　　＼
　　　／　　 ( ○　):.:.:.:.( ○　)　　　ヽ
　　 |　　　　　 /　　 !　　ヽ　　　　　 |
　　 |　　　　　ゝ _ノゝ _ノ　　　 l j　　|
　　　＼　　　　 |!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!|　　　　　／　　　　　え？
　　　／　　　　 l!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!|　　　　　＼
　　/　　　　　　ー――‐ '　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　┌─────────┐
　　　　　　　　│それは、来た。　　　　│
　　　　　　　　└─────────┘
2110：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:57:29 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _＿＿___
　　　　　　　　　　　　 ,，≦-ニ二三三三≧=-　_
　　　　　　　　 ,，≦‐ニ二三三三三三三三三三≧ .,
　　　　　　　 r≦ ノ‐三三三三三三三三ア二三三三三≧ｘ
.　　　　　　　　 } Ⅵ 三三三三三三三三三{　‐_ ｀ｰ=ミ三三二〉
　　　　　　　　 Λﾘニ二三三三三三三三三{ 　 _　　　ヽ‐ニ/
.　　　　　　 }三三三三三三三三三三三 { 　_‐　＜　､}／　　　　　　　　　　　　r┐
　　　　　　　　 l三三三三三三三三三三三三≧==―-＼｀{　　　　　　　　　/7 /!◇‐′　　　　　　／{　　　┌　､　　ｲ　　 /７　　_　　　　　 /　￣＞　　　　　　 Λ
　　　　　　　 |三三三三三三／￣ヽ三／`ｰ=ﾆニニ7ニ≧､　　　　　　}⌒　ｰ' ーｧ‐ 　　　　／　ノ　　　 }__厂　／/ー--'∠ __　} ￣　┐　ｰ-－′ 　　　　　 /　〉
　　　　　___ ,，∟三三三三三 {　,，ｒ'　jｱ丶　　￣　7‐ニﾆﾆ〉　　　　　{　　　　 (　 r ､,､　　　/　　`ー-_、　　／　/|　　　　 /´　ｰ‐┐ /　}￣￣￣{　r――-―ァ/　/
ｚ=＝≦　、｀` 　　￣＞三ﾆハ｀ム　!.......∨　　　　　＼‐ニ/　　　　　　７厂７/⌒　 | /{ﾉ／{∠／ーｧ-'′　／　／　￣ 7/￣　　　　 / /　ー‐ ァ　/　∟　-ー ´ /／
‐-=ﾆ三二＼　　＼　 ´ 　￣　ゝ . 　＼......＼　　_‐ 　　＞'＼　　　　　 j/　//　　　｀　/／　　　　//　　　／　／　 ‐､ //　　　 }￣　/　　＿／／　　　　　　　 , 、
　　　　￣＼=＼　　＼　　　　.:.':.:.:,′　　`ｰ､..'，　　／　Ⅵ:.ﾉ　　　　　　V/　　　　 / 　　　 ∨/ 　　ヽ／　　　＼/ 　　　ｰ‐　´　　＼／　　　　　　 ∨
　　　 `　　＼=＼　　＼　,.:.:.:.l:.:.:,　　　　　丶〉　/　　 _」´　　　　　　　 ´　　　　　　　　　 ´
≧‐　_　　_　=-＼=＼　　＼‐.:Λ:.:.:,　　〈　　′　／/ノ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　､_　　　_　　　　　　　　　　　　　　　 jユ　　　　　　 ┌‐-　　＿　　　　　　　 Λ
＼ニニ≧- _=- 　＼=＼　　 V.:.Λ:.:.:.:., 　 ′　　 /:.:/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　￣　{　　　　　　　　 /⌒ ,　　 r ､◇rｰ､＿___　　　　j＿___ノ⌒　　　　　　　　　 /　〉
､　＼ニニﾆﾆ≧ｘ丶＼= ，　 {.:.:.厶.:.:.:.:､　　　{ 　 {:.:.{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ーｧ　／　 , ､　、　　　{ 　 / 　 /　/ 　}　　　　 { 　┌-- ――┐　＿＿＿＿＿　 /　/
‐＼　＼ニニニニ＼＼' =，　 {'　／＼:.:.:.:＾:,　.:.、　＼〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　<　　　{　| / 〉／{　 }_ノ　／／　　￣　7 ／　　} 　＿　　ﾉ　{　　　　　＿{⌒ /　/
ニﾆ＼　＼ニニニニ＼ '，_! 　 ∨　　　丶:.:.; 　丶=ミ丿　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ｲ　　＼　ｰ' `／／　､_　／／　　┌― ' /　　　￣　／／　　⌒￣￣　　　　/／
二二ﾆ丶　Ⅵ二ニニニ＼Λ　　|　　　　　≫　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨／　ー‐ ^′ 　　/／　　　ヽV／　　　　j 　__ノ　　　＼／／　　　　　　　　　　　厂!
二ニニ ‐＼＼ニニニニﾆ〉ム　　　　　　　　　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′　　　　 ´　　　　　　￣　　　　　￣　　　　　　　　　 ` ′
､ﾆニニニニ＼＼二ニニﾆﾆ‐{　｜
　ⅥニニニニΛ Ⅵ二二二ニ{　ﾑ
､　ⅥニニニニΛ Ⅵニニニニ{/ Λ
_丶 ⅥニニニニΛ 〉ニニニニﾊ/ /
ニΛⅥニニニニⅣニニニﾊﾆ　Ⅳ
　　　　　　　　 ┌┬┐　　　　　 ┌┬┐　　　　　 ┌┬┐
　　　　┌─―┤│｜　　┌─―┤│｜　　┌─―┤│｜　　　 ┌───────────────┐
　　　　｜ □　├┴┘　　｜ □　├┴┘　　｜ □　├┴┘　　　 │怒声を上げながら追う黒服！　　　　│
　　　　｜┌┐│　　　　｜┌┐│　　　　｜┌┐│　　　　　　 └───────────────┘
　　　　└┘││　　　　 └┘││　　　　 └┘││　　
　　　　　　　└┘　　　　　　└┘ 　　　　　　└┘
2111：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:57:43 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────────────┐
│それに負けない大声で悲鳴を上げて　　　　│
└──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )鹽鹽(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _j薹ｆ薹(_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _j薹薹薹(＿　　＿　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j闢砥(　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿,ィ参薹薹薹薹薹薹し薹薹し薹薹しi＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j闢砥(　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,ィ参薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　闢　 __　　　 j闢砥(_,ｨｆ灣{　　　　　　　　　 j闢　　_j薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹(￣￣＿＿_,ｨ莎薹{￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j闢ｨｆ莎)　　　j闢薹薹ｆ莎’　　　　　　　　　　　　,漉{薹薹j薹ｆ漉厂⌒⌒⌒⌒ }薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,ｨｆ灣i(￣　j闢　_j闢薹薹莎’　　　　　　　　　　 _,ｨｆ莎薹莎'￣￣漉ｿ　　　　　　 _,ｨｆ薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹薹頓}!_
　　　　　　　　 j闢}　　 _,ィｆ参)_,ｨｆ莎’ ｊ闢　　_闢莎薹薹薹(　　　　　　　　　　 j薹薹莎’ {闢廴＿_,漉(　　　_,ｨｆ薹薹薹莎薹薹薹{￣,漉薹漉'’　｀砥頓ﾄ､
　　　　　　 j闢_,ィ参儚’　(莎’　　ｊ闢ィ参驪驪､j闢薹(　　　＿＿　　　　　{迅莎’ _,斗毛薹薹薹薹ﾄvif薹薹薹ｱ´　　鸞薹薹し'漉薹莎’　　　｀篭頓%｡
　　　　　　囑儚’　　　　　　　　　j鱸参’}鑰’頓}j薹薹Lｨｆ莎薹薹砥ﾄ､　　　 _,ｨ莎'’ 闢ｨ莎'’￣,)灣薹薹ア´　　　　　鸞薹薹薹f莎'’　　　　　 j薹薹ﾘ
.　　　　　_,ィ参灣i(　　,漉}　　　　　　{羆凾ｨ鑰’　 j頓薹薹薹莎ｆ{⌒篭頓}ﾄ､　　,ｨ夕　　 _,ィ参'’　_)薹薹薹ア´　　　　　 __鸞薹薹ｆ￣　　　　　　　_,漉薹ｱ
　　　 _,ィ参’　驪　　,漉’　　　　　　驪　)漉　　,ｨｆ灣薹薹厂 ,漉{ 　｀篭頓}!　jｆ'´　　_,ィ参'篭{ｰ　)薹薹薹く__　　　　　_,ｨｆ莎薹薹薹}__　　　　 _,ｨf莎ｱ”´
.　　,ｨ莎’　　　j腐___,漉砥ﾄ､　　　　迅ｨ靉'　,ｨｆ灣参薹薹{　j漉{ 　　ｊ闢頓} {廴,ィ参'’　　篭{⌒薹薹薹薹廴__ｨし莎薹薹莎'{薹薹ｶ{　　　 ,ｨｆ莎'”´
.　,ｨ莎’　　　,ｨｆ鑰莎漉｢｀砥ﾄ､　　　　　　_,ｨｆ灣厂　 {薹薹{,漉夢　　　ｊ闢頓}　｀¨¨´　　　　　／⌒迅薹薹薹薹薹薹莎'⌒　　鸞ｆ薹}_ 　 ,ｨ莎'”
,ィ参’　　 ,漉闢し'漉　　　｀j砥ﾄ､　　　　,漉ｆ灣　　　{薹薹薹莎’　　 ,漉頓ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j鸞ｆ頓}!,ｨ莎
. 　　　 ,ｨ莎’篭凾%　　　 }醪｢　　　　,漉ｆ灣　　　 {薹薹莎’　　　 {迅莎’　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀^篭%｡_
.　　　　,漉’ _,ｨ莎(　　　　　,ｨ莎’　　　 ,漉ｆ灣(＿_,ィ参薹薹{
　　　 j鱸_,ｨ莎ｲ灣(_　　ィ参’　　　　驪薹薹薹莎’｀篭参
.　　　 {迅莎’　　灣i(_ 　　　　　　　｀砥薹莎’
.　　　　　　　　　　｀篭%｡_

　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　│逃げる！　逃げる逃げる！！　その相手が――　　　│
　　　　　　　　　　　　　　└──────────────────────┘
2112：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:57:55 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────┐
│鬼気迫る形相で――　　　.│
└───────────┘
..ｌ　　ｌ　.!　　 .ｉ　　　│　　 !　　　　ｌ　　　　ｌ　　　　/　　　　　　 / 　　　／　　　　　　／　　　　　 ,／
　.ｌ　　!　l　　　　　 .,!　　 !　　　　l　　　 ./　　　 /　　　　　　 / 　　　／　　　　　 .／　　　　／゛
. 　ｌ　　! .|l　 .． .|　　 !　　 ilﾞ　 .ｌ　.!　　　./　　　 /　　　　　　　　/ 　　 .／　　　　　.／　　　　　 ,／
　h,　l、｝ l|　 l、 l．　.l!　　l!　 .|,! .lﾞ　　　/　　　./　/　　　　　 ./ 　　／　　　　　／　　　　　／　　　　　　　　 ,..-'
　ﾘ､ 'l､　.l.!　ll　||　 .l,!　 !.llﾞ　 |.! .l　、 ./ .、　./ .〃　 ./　　 / .、　／　　　　／　　　　 .／゛　　　　　 ,..ｒ'"
　　ｌ.ヽ.ｌ.ｌ　!|　|| .|.!　.|.!　.|.l.!　 | ! l゛ /　.lﾞ ./　/　,i|′.〃　 ./ .／／　　　 . ／　　　　／ . ,, ‐　　　　 ,..-'´
、　ｌﾞ/Λ.l ! .l.! !.!　l |　i|.!|　 lﾞ,! ! 〃　! ./　/ .,〃　〃　./ .／ ,./ 　　　／　　　 . ／　／　　　　,／´
..ｌ;;　..ｌ .ﾞll,.ﾞll│,!|.! l　! ! .il］lﾞ,/lﾞ.l !.// ./ ./ ./ .// .//　 /　/ .／　　 . ／　　　 .,／　,y!″　　 ,..-'´　　　　　 _..-''
ﾞ'ヽヽﾞl、ﾞ‐ ".ｌ !.ｌ!│l .| .|l|.l/.llﾞ !ﾞ/ ｌ　lﾞ / ./ / /.,//　/ ./ .／.、　／　　　 ,／. _.;;!!"　　._／´　　　　　　 _..-'"゛
, .ﾞ'ﾑ'､ .ｌ　　　ｌ.l│.l.| .,! !l |! .「 l/　! / / / ./ / . ,i"ﾉ゛ " / .〃 ,／　.　　／ .,..;;ｿ"　 .,..-'´　　　　　　,..-'"゛
ヽ　ﾞヽヽｌ　　　!!│|lﾞ .| !| 　　 |" ,! / /./ ,i′　././ 　.／,.〃／ . ／ .,／／ﾝ'ン', ／　　　　　_..-'"゛　　　　　,.. -''″
　ヽ　　 / . |/////////／⌒ヽ/////////＞'ﾞ´ .//／　..|// .|////|/ ///ﾑ.シ´..　　　 .,..-'"ﾞ.,,iv‐　　_.. -''″
　 .ヽ　　 .ﾞ．|/////////　　 /＼⌒￣ィ⌒ ヽ　}} ／　　／￣￣＼// ////゛,／／..-'"ﾞ,.. ;;ﾒ!'"_,, -'"゛
、.ヽゝ　　 |////////　　 ///＼､./｀ﾞ'､　　', ＼＿＿_/ ,／／　'"-'´._.ir‐ ._..-''ﾞ_..-''彡彡-'"゛
.ヽ. "　　　 |///////|　　 //　　.Y　　し､s .}　 }＿＿{‐ﾞ,／　　　._..-/彡‐',ﾞ..-'"ﾞ,ｙ=ﾞ‐'´　　　　　　　　　　　 _,,..
.., .ヽ　　　　{///////|　 .//　し　人　　..:::７　ノ　　人彡--､　　 ///|//　-彡　　　　　　　　　　　 _,,,　-‐''"゛
.,.＼ﾞ-　　 ///////.圦 //　u　　u　＼__.::/／　し　 / sー―一'./イ　!/　　゛　　　　　　　_,,.. -‐'''"゛
　　　　　／⌒⌒⌒　 / /　 ; , --､ ij　 ::::/　u　　　　/:≧＝- 　 /　　　　　　　 ._,,.. -‐''"´　　　　　　　　　_,,,..　-ｰ''
＿＿__／　　　　　 /　　　〃::)h､/＼..:（　　　u　　 ,　　ij　　　/　　　　　　　´　　　　　　 ._,,,..　-ｰ'''''"´
.:.:.:.:.:/　　　　　　　 {　　ノ:::::::::::::)h､/＼⌒Y＿　 /　ij 　 u　,　　　　　　　　,,,..　-ｰ'''''"ﾞ´
.:.:.: /　　ij　　　　　人　u　{::::::::::::::::::::)h､/｀ﾌ7=ｧ-- ､_ 　　 /　　　　　　　　___
.:.:.:.{　　　　　ij　　　　＼　＼::::::::::::::::::::::::≧=‐----く_Y　 /＼　　　　　　　　´
～､、＿　　　　　　　　 ::::＼　 ~"''～､、::::::::::::::::::::::::::::::/　/.|.:.:.:＼　　　　　　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝──────
　　　　　＼　　　　　　　::::::人　Ｕ　､__ ＼::::::::::::::::::::／　/.: |.:.:.:.:.:.:＼　　　'''"――――――――――――――‐
　　　　　　＼　　　Ｕ　　::::::个c｡.,_ 　　　≧=‐=≦　 ,.: .:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.＼　　　―-
￣￣~"''*､　.＼　　　　　　　　:::::::::≧=‐ｧ-----‐=≦.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼　　'''''''――-..........,,,,＿＿
-'''"　　　＼　　Y　　　　　　　　:::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼　　　　　　　　　　￣￣ﾞﾞ"'''''￢ー
　≧s,,,．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,,_　　　　　　　　￣ｰ｀-
　／　/ ./ 　/ /!　 |　|.|..|ｌ　.ヽ　＼＼　｀'-､＼｀''-､,　　　　 .｀ﾞ''ｰ　,,_
　　　　　　　 ┌┬┐　　　　　 ┌┬┐　　　　　 ┌┬┐　　　　　 ┌┬┐　　　　　 ┌┬┐　　　　　 ┌┬┐
　　　　┌─―┤│｜　　┌─―┤│｜　　┌─―┤│｜　　┌─―┤│｜　　┌─―┤│｜　　┌─―┤│｜
　　　　｜ □　├┴┘　　｜ □　├┴┘　　｜ □　├┴┘　　｜ □　├┴┘　　｜ □　├┴┘　　｜ □　├┴┘
　　　　｜┌┐│　　　　｜┌┐│　　　　｜┌┐│　　　　｜┌┐│　　　　｜┌┐│　　　　｜┌┐│
　　　　└┘││　　　　 └┘││　　　　 └┘││　　　　└┘││　　　　└┘││　　　　└┘││
　　　　　　└┘　　　　　　└┘ 　　　　　　└┘ 　　　　　　└┘ 　　　　　　└┘ 　　　　　　└┘
2113：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:58:07 ID:Xf887oHU0: 　
　
　　＼＼　　　　　　　　　 |　| |　　　　　　 /　　　　　　　／
.　　＼＼＼　　　　　　　 .|　| |　　　　 /　　　　　　／
　　　＼＼　　　　　　　　 |　|　　　　　 /'!　　　　／
　　　　＼＼..　　　　　　 |　|　　　　 ./　!　　／／
　　　　　　＼　　　　 |＼　　 |　　　　 //| |＿＿＿
　　　　　　　　＼　　 |　＼　|　　　 .// .l＿　　／
　　　　　　　＿＿＿＿|　|＼＼／＼//　　／／
　　　　　　＼　　＿＿__|　＼／＼/　／／　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　＼＼　　　　　　／　　￣￣　＿＿　　　　　／
　　　　　　　　　　＼＼　　__lV ､＿　￣￣￣￣￣―　""　　／　―――
　　　　　　　　　　 /　 /　,　>　へ´　　｀､￣￣　　　　／　――
　　　　　　　 /　 /／/　 Y　l＼　　　　＼　　　　　く　――――――
　　　　　　　　　/　　／./　　　　!　＼　 |￣　　　　　　　　＼
　　　　　　 /　／ //　　／! .! l＼　＼l　　 !￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　 /／　..//　／　...! l l　　＼　　 | 　　　＼
　　　　　 /　　　//／／ |　.l l ｌ　　　＼　 | 　　　　＼
　　　　 /　/　　　/　／　　ｌ　∥ｌ　　　　　＼ | 　　　　＼＼
　　　 ./　/　　 /／　　　　 l　　.i　　　　　　｀　　　　　　　　＼＼

　　　　　　　　　　　　　 ┌──────────┐
　　　　　　　　　　　　　 │突っ込んできた。　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　 └──────────┘
2114：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:58:19 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゴ
　、　　　　　　　　　　、　､　　　　　　　ロ
　＼　　　　　　　　　　＼　＼
　　　＼　　　　　　　　　＼＼　　　　ゴ
　＼　　＼　　　　　　　　＼　＼　ロ
　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　＿　―‐＿
＼￣ｌ＼　＼　　　　＼　　　　　　　　￣￣　　　＼
＼＼￣ｌ＼　　　　／　　　　　　　 ,-､
　＼＼￣ｌ＼＼ /　/　　　　　､,､-'　弋　　　　　＼　＼
￣＼＼＼￣|＼＼　　　＿,､-'　　　　　（　　　　　＼
￣￣＼＼＼￣ｌ＼　＼(_　　　　　　　　　ヽ、
￣￣￣＼＼＼￣ｌ＼. 　　¨''､　　　　　　　　ヽ､,_　　　　　|
￣￣￣￣＼＼＼￣ｌ＼　　ヽ、　　　 _,､―--､,__)　　　　| ｌ
￣￣￣￣￣＼＼＼￣|＼　　.ヽ　／　　　　　ヽ
￣￣￣￣￣￣＼＼＼￣＼　　| .f　　　　　　　 }　　　/　/　　　ゴ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　し|　 _　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　ロ
　　　　　　　　　　　　＼＼　　　　.ゝ____＿,､-'´　／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―‐

　　┌───────┐
　　│そして・・・　　　　.│
　　└───────┘
2115：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:58:31 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾛ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 □

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌┐　　　　　┌────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └┘　　　　　│やる夫の意識は途切れ　　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　 │　　　　　　　 ┌────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──┘　　　　　　　 │次に気が付いたときには――・・・　　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌──────┐　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　 │　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　 │　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────┘　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │

　　V/　　　　　　　　　　　 ...:::::::|:::. 　　　　　　　'/
､＿_!{　　　U　　　　　　　　.::::::: {::::....　　　　　　｝
//／|　　　　　　　　　　}:.　　　　ゝ--------- ''´|
／　｜　　　　　　　　 ;::　_＿＿＿＿＿＿_,　　 |
　　　|　　　　　　　　ﾉ／-┴┴┴┴┴┴/　　 !　　　
　　　|　　　　　　　　 '´ ゝ-------------┘　U′　　　　・・・・・・あ
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　人　　　　　　　　　　　　ー――一　　　 /
　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　／
2116：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:58:44 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────────────┐
│まず、車の座席の後ろ側が視界に入る。　　　│
└───────────────────┘

　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　　　　　　　　　　　　　　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　 |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|　　　　　　　　　　　　　　　 |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
──┴┴──────┴┴────､.　　　　　 ,r────┴┴──────┴┴───
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.　　　 ,r'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |

　　　┌────────────────────────────────┐
　　　│そのことから乗用車の後部座席に自分が座っているのだと、わかった。　　　..│
　　　└────────────────────────────────┘
2117：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:58:55 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿___
　　　＿　　 -‐―‐=ﾆ二二:::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　‘:,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ‘,
　　　　‘:,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
　　　　 ‘:,:: / ＼::::::::::::::::::／￣￣＼:::::::::::::::::: : l
.　　　　〉′　｀¨¨¨¨¨´　　　　　 ‘:,::::::::::::: : :l
　　　　 / ―‐ -､　　　　斗-‐七´　 ‘:,:::::::::::::::l
　　　　r――‐-ミ＿__　 -‐=ﾆ77777r= }:::{:::::::: l
　　　　∨//////////////////// }　}:::{_｀ヽ: !
　　　　 V///// }¨¨¨寸/////////　}::{、 Y | l
　　　　　 ≧=‐=ﾁ　　　 `ー―‐=≦　 }:{　Yﾉ:}l l
　　　　　　‘:,　 /　　　　　　　　　　　　}{＿_／::l
　　　　　　　　/＿　　 -　　　　　　 ∧:::::::::: }
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　`:,:::::::∧
　　　　　　　∧　 ――――‐‐ -　　/　　 ‘:,::/= ＼
　　　｡o≦ﾆ∧　　　ー――'　　　/　　　　{/ニニ ≧=‐--　　　・・・・・。
｡o≦ニニニニ∧　　　　　　　　／　　　／}ニニニニニニ
二二二ニニニ ∧＿＿＿＿_／　　　／　｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:,　　　　　　　　　｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ|　 ‘:,.　　　／　　　｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ|　　 ‘:,　　 /　　　　　｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ|　　　 ‘:,／　　　　　｝ニニニニニニ
二二二二ニニニ ∧　　／＼　　　　｝ニニニニニニ

┌────────────────────────────────┐
│そして、自分を挟むようにして黒服のヤクザらしき男たちが座っていた。　　　..│
└────────────────────────────────┘

┌─────────────────────────────────┐
│なぜ？　どうして？　という疑問の答えは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│だんだんクリアになっていく意識と、頭に残る強い痛みが知らせてくれる。　　　....│
└─────────────────────────────────┘
2118：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:59:08 ID:Xf887oHU0: 　
┌────────────────────────┐
│巻き込まれて、階段から転げ落ちた自分を　　　　　　　　　│
│この人たちは病院へと車で運んでくれているらしい。　　......│
└────────────────────────┘
　　　┌────────────────────────────────────┐
　　　│意識がなくなったのであれば、素人が下手にいじらずに　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　│救急車を呼ぶのが適切だとは思うが、脛に傷のある職業のためのこういう対応。　　　 .│
　　　└────────────────────────────────────┘

┌────────────────┐
│しかし、有難迷惑であるため――　　 .│
└────────────────┘
　

　　|///　　　　　　　ij　　　　 ....::|:::　　　　　　 ', ;
　　V/　　　　　　　　　　　 ...:::::::|:::. 　　　　　　　'/
､＿_!{　　　U　　　　　　　　.::::::: {::::....　　　　　　｝　　　　　　　　　　　　　　　, へ／⌒Y
//／|　　　　　　　　　　}:.　　　　ゝ--------- ''´|　　　　　　　　　　／　　 }　 ./
／　｜　　　　　　　　 ;::　_＿＿＿＿＿＿_,　　 |　　　　　　　　　／　　　 .;　,.:'Y
　　　|　　　　　　　　ﾉ／-┴┴┴┴┴┴/　　 !　　　　　　　　 .／　／ ⌒Y／　.;
　　　|　　　　　　　　 '´ ゝ-------------┘　U′　　　　　　／　／　　 ./　　 /　　あの・・・スイマセン。
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　 /　／　　　 /　　,.:'
　　人　　　　　　　　　　　　ー――一　　　 /　　　　　　 /／　　　　／　_／　　　おろしてください。全然大丈夫なんで
　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　／　　　　／　　/　　　　　　　意識もはっきりしてますし、会社に行かなきゃ――
2119：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:59:21 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────┐
│左に座った黒服が　　.....│
└──────────┘

　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　|　　　　　　.／｀ー＿　　　　　　　　　,ﾍ　　/
　　　　　|　　　　　／::　　　　　─ ＿　　　　／　ヽ/
　　　　　|　　　 .／::::　　　　　　　　　 ─ _／　　　ヽ
　　　　　|　　／:::::::::ﾐ_ ─ ＿　　　　　　　　　　　／'〃
　　　　　|　　＼::::::::::　 ─ ＿ ─ ＿　　　　　／::／ヽ
　　　　　|　　　　＼::::　　　　　 ─ ＿|||　　 ||:::／　　ヽ
　　　　　|　　/⌒l ━┳━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　| 　 |:i⌒|::|:::::|　　　:::illlllllllllllllll|━━| 　　::illllllllll|
　　　　　|　　|:l⌒| |::::: |　　:::iillllllllllllllll/　　::::::|　:::iillllllllllﾉ
　　　　　|　　|::「］| |:::::　＼::iillllllllllllllノ/　　　:::::| :iillllllllノ
　　　　　|.　　＼_.l |:::::::　　￣￣￣ ::/　　　　:::::| ￣ ./
.　　　.／|　　　　 N::::::::::　　　　　　（＿　　::::_:丿　 /
　　.／::: |　　　 /: ：|::::::::: 　　　　　　　　　ー　　　　/
　／ :::::: |.　　./::　：：|:::::::　　　（￣￣￣￣￣￣)　/
／:::::::::::::|　 ./::::　　：：|::::: 　　　￣￣￣￣￣￣　/　　　　　　黙れ。余計なことしゃべんな。
: : :::::::::::::|.../:::　　　　：：|::::　　　　　　　＿＿　　 /
: : :::::::::::::|/::　　　　　　：：l::　　　　　　　::::::::　　 /＼
::::::::::::::::::|＼　　　　　　：：＼　　　　　　　　　　 /:::::::::＼
:::::::::::::::::|　＼　　　　　 ::：：＼＿＿＿＿＿＿/:::::::::::::::::
::::::::::::::::|　　＼　　　　　　：：：：：：：：：：：：/　|::::::::::::::::::::
2120：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:59:34 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────┐
│右に座った黒服が　　.....│
└──────────┘

..　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
..　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
.　　　　　＼　　　　　　　　　　　　一へ　　　　　　.|
　　　　　　＼/＼　　　　　,─ ￣　　:::::＼　　　　　.|
. 　　　　 /　　＼_ -‐￣　　　　 :::::::::＼　　　　｜
..　　　　　/　　　　　　　　＿ ─‐:::::::::＼　　　.｜
..　　　　/─＿　　　　　　 ─　　　　:::::::::／　　　 |
.　　　　|　　　　‐　　　　-‐￣　　　　　::::::／　　　　 |
　　　 ┏━━━━━━━━━━━┳━ /⌒i　　　|
　　　　|llllllllli:::　　|━━|llllllllllllli:: 　　　|:::::| :|⌒l | 　 . |
　　　　 |lllllllii::: 　/,:::::::　|llllllllllllllii:::　　ﾉ:::::| :|⌒|:|　　 .|
　　　　＼lllliii::/,:::::::::::　＼llllllllllllii:::ノ::::::::|::|⌒|:|　　 |
　　　　 |.￣/,:::::::::::::　　　￣￣￣::::::::::::|:| ノ丿　　 .|
.　　　　　| /,::::::::::::＿::)　　　　　　:::::::::::/l :<´　　　.｜
　　　　　　(::: '＿＿＿＿＿＿　　:::::::::::/： :＼　　　 |＼
　　　　　　　|　＼　　　　　　　）　:::::::::/：：　 :＼　　 |:::::＼
　　　　　　　 |　　￣￣￣￣￣　　::::::/：：　　　＼　 |::::::::::＼　　　今度、あんなことしたら殺すからな。
　　　　　　　　|　　　＿＿　　　　:::::/：：　　　　　＼　|:::::::::::::::＼
　　　　　　　／|　　　 ::::::::　　　　::::/：：　　　　　　::＼|::::::::::::::::::::＼
　　　　　／:::::::::|　　　　　　　　　::/：：　　　　　　　／|::::::::::::::::::::
　　　／::::::::::::::::::l＿＿＿＿＿＿/：：:　　　　　　／　 |:::::::::::::::::::
　／:::::::::::::::::::::::::|　＼：：：：：：：：：：：　　　　　　／　　　|:::::::::::::::::
2121：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:59:46 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────────────┐
│そして、前の助手席に座ったヤクザが　　　.│
└──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　__　-―ーz、
　　　　　　　　　　　　　∠　　　　　｀´こ
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　7　　　　　　　　 /|∧ﾄ､　｢
　　　　　　　　　　　 i　　　　　　 rﾍ{ｰｭ ‐-∨
　　　　　　　　　　 |　　　　　 r‐､|===ﾆニrf′
　　　　　　　　　　　 l　　　　　 |{^li|　　:::::::::l ﾄ､
　　　　　　　　　　　　|　　　　　廴i| 　 r' 　 ┘ i
　　　　　　　　　 |　　　　　　∧　/ ,＿_ ゝ┘
　　　　　　　　　　　 |　　　／ ∧ 　　 __｢　　　　　　　――ったく、なにが会社だ。
　　　　　　　　　　　r｢￣｀ー＜／　ヽ i i ｉヽ　　　　　　　　　r―､＿__　　　お前、無職じゃねぇかよ。
　　　　　　　　　　 /7￣｀ー--ミヽ、　｀Tー┘　　　　　　/^Y｀ }　 |l￣
　　　　　　　 /￣￣フー--⊥｣｀ー{　　　　　　 /　/ ノ　　jﾊ　　　下手な嘘ついてんじゃねぇぞ、安藤。
　　　　　　　　　/　　／　／／　＞‐ ヘ　　　　　 ′ ﾚ'　　　,'　}
　　　　　　 / 　 /　 /　 /　／　　　　＼　　　　　 |　　　　 /　　〉
.　　　　　 / 　 /　 /　 /　 /　　 ∠二￣｀ヽ　　　ｌ　　　　/ 　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│――と。　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────┘
2122：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 17:59:58 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────────────────┐
│安藤？　いや、やる夫は〝入足出やる夫〟だ。　　　　...│
│間違っても〝安藤〟なんて人物ではないはずだ。　　......│
└───────────────────────┘

┌─────────────────────────────┐
│いったいなんの勘違いをしているのだとそう思ったやる夫の目に　　　..│
└─────────────────────────────┘

　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　／　　　　　　　,,====='='=====､､　　　　　　　＼
..／　　　　　　　　 ||　/　//　　　　/||　　　　　　　　　＼
/￣￣￣ヽ　　　　゛============''　　 /＾ヽ￣￣ヽ　＼
|　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　 |　　|　　　　|　　ヽ
|＿＿＿＿|　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿_|＿＿＿|.　　 |
＿||＿||＿＿　　　　　　　　　　　　　　＿＿||＿＿＿||＿.　 |
＿＿＿　　ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/￣ヽ　　＿＿＿＿　ヽ |
　　　　　　　　|__ 　＿＿＿＿　　|　　|　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　|　|　|　 ||三|:|:|三|| 　 |　　|　　　　　　　　　　|
＿＿＿＿__.|　|―ヽ ―――― , ' |　　|＿＿＿＿＿＿＿.|
　　　　　|　|:|　|　　　――――' 　|　　||　|　　　　　 |　||
2123：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 18:00:11 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────────────┐
│バックミラーに映る、自らの姿が――・・・　　 .│
└───────────────────┘

三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　￣￣二ニ≡＝－-＝≡ニ/三三三三ﾆ／三三三三三三
　　　　　/　　　　　　　　　　　 ∨三三三三／＝≡ニ二三三＿
　　　 / /　　　　　　　　　　　　　　 ¨/:/￣￣
　　　 :/ /　　　　　　　　　　　　　　　　/:/
　　　/ /::.　　　　　　＿＿＿＿＿＿/:/＿＿＿＿＿＿
　　:/ /:　　　　　　〃￣￣￣/:￣￣　　￣￣￣￣￣￣丶
　　: /　　　　　　 {{　　　　 //:　　　　　　　　　　　 /　}
　　/:　　　　　　 ||　　　　 /:　　　　　　　　　 .://::　|　　　 :／
　　　　　　　　　　＼＿＿/＿＿＿＿＿＿＿＿＿//＿/ 　　／
　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／
2124：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 18:00:23 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　|/|::::::::::::://:/ ﾑ:／　/::/　　　　　ﾏﾑ　　ﾏ', ﾏ::::::::::::::::::::i::|
.　　　　　　　　　　! |:::::::::::,'/:/ ,'／==､':::/　　　　 .ﾏﾑ,,==ﾏ|=､:::::::::::::::::::l!|　　　　　　┌┐　r‐――‐　、
.　　　　　　　　　　 |::::::::r'/'／／　　/／､　　　　 .//ヾ､　 `!　ヾ､|ヽ::::::ﾘi!　　　　　　 |　|　 |　r--- 、ｌ
　　　　　　　　,ﾍヽ:| //＿＿＿__　ヾ､　___　 //　＿＿＿__ヾ､_|/}:i_　　　　　　　|　|　└┘　ノ　ﾉ
　　　　　　　　　　 /　ﾄ二 { `ｰ-`ｰ'′ ≧} }.-‐‐-.{ {≦　`ｰ'′ ｱ .} rｪr'　 ',　　　　　　|　|　　　 i"´／
.　　　　　　　　　　i　　',::|ﾍ ' ,　　　￣ ´　//.-‐‐‐-ヾ､　｀￣　　 // !:|.　　|　　　　　 └┘　　 └┘
.　　　　　　　　　　|　　 !:!　ヽヽ　＿__ ／ｨ　　　　 .r､ヽ　＿_／ ´　l:|　　.i　　　　　 ┌┐　　 ┌┐
　　　　　　　　　　 i　　 l:!　　 ` ー--‐　´!　　　　 .i　` ｰ --‐ ´ 　 .!!　　,'　　　　　　└┘　　 └┘
.　　　　　　　　　　乂.　 i!　　　　　　 | 　　　　 |　　　　　　　 i!　ﾉ
　　　　　　　　　　　　`r.|　　　　　　　 |　　　　　 .|　　　　　　　 ├ｲ′
.　　　　　　　　　　　　 i::!　U　　　　　ゝ-､＿__,,-‐′　　　　　　　 |::,′
　　　　　　　　　　　　 ,|::!　　　　　　}＿＿＿＿＿＿＿___.{　　　　 |::|
　　　　　　　　　　　／.|:|　　　　　ノ､-──‐-､,-──‐､∧　　　　 .|:|.＼
　　　　　　　　／. . . i!　　　　　　　`ｰ-----------一′　　　　　 |:!. . .ヽ　　　(・・・・・・・・・は？)
　　　　　　　｡s´. . . . . |､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,|. . . . .`.､
　　　　｡s≦. . . . . . . . ..| ヽ　　　　　　　　‐-=====-‐　　　　　　 /.| . . . . . . ＼

『君の名は・・・・』　　その①　ー―　了
2125：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 18:01:34 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　-‐…vﾞ　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　´　　　　ヽＬ{/､　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒7ヽく⌒
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　/　|　　　　　　　　　丶
　　　　　　　　　　　　　/　 /　　　／　　 .′　　　　　　　　　　　 `､
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　/　　i　　　　　　　　　　　　`､
　　　　　　　　　　　　 i　 |/　/ / 　　〃〉　　　　　 i　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　　　／／　　.′ ,　 ∥ i　　 |　￤￤　　　　　ｉ　　　 ′
　　　　　　　　 .　　/　　/ /　 / 　 |{　|　　ｌ　　|　 j　　　　 i |　　　　;
　　　　　　　　　/ / /　　/ /　 / /　 |{ｰj　　、　、　、　　　 |　　　　i
　　　　　　 / / /　　/ /　　∨ jI弍廴＼＼＼　＼＼-､　 |ﾉ　　　　ﾄ､
　　　　　　　　' / 　　 .′!　　 {`〈/__)丐ミ＼)　＼__j止云〉　|　　 /　j:. ＼
　　　　　　　　/|　| 　　　￤　　 {　ﾞ乂　ﾉ　　　　　　/)丐ミ〉V　　 /　∥] i　､
　　　　　　　|/∧ 丶　　　|　　　{　　　　　　　　　　Ｌノ ´/　| 　 /　 /{i | |＼ }
　　　　　　　　　|　く＼　＼　　｀二て　　　　　i　　　ﾟ　_/ ／／　〃くﾉﾉ　∥
　　　　　　　＼__〉　`ー┘｀ｰ-辷　　　　　　　　　辷彡ﾍ、　　／/(_／　メ′
　　　　　　　　　　　しヘ／{ｰ=ﾆ二〉＼　弋_ｰ=ｧ　　乞竺竺彡^~´７
　　　　　　　　　　　／二ヽ＼(レﾍ) .　.`: ..　ｰ　　イj､二二二二ヌﾞ　　　　　　続きはまた、夜にでも～
　　　　　　 ,,.　-┴┴‥ =-ヽ　「ヽ.　.　. ｀. .７´川j{　ミj}￣￣
　　　　　　　/　　＿＿__　　`⇒z|　|　.　.　.　.{ ノ /八彡'ﾞ / 〉
　　　　　　　／「｀「￣「｀＼　ﾞ⇒|　|　　.　.　.:l ` ｰ=ﾆﾍ　/ /
　　　　　　／|　j／／＼＿＼ー|　|￣　-､　 -‐─　 }i}/ /｀ヽ
　　　　　/ {,,」 / ／　／￣￣ ;. ノ}　|　　　　　　　　　/∨｀h､　 .
　　　　　/{ / /　￣_／￣ヽﾉ　＼＼＿　: .　　　/　ﾉ /｀ｱヽ　.､
　　　　/ //　〃　／　　ﾉ´　`､　 j｀ヽ}　｀`こＺ冖ji　{Ｌ/ / /ヽ∨i
　　／／j{　∥ <＾　　　/　､　！　}　　＼　(〉　(ノ}!　　Ｌﾉ┘　/__|＼__
　く／{_/ {　||:. 　`,　　/　)､＼」　|＼_　 |‐　´⌒小､　/　　　,{ |　i| |　|
　　　　 L人」|:. 　├-､{　　＼ﾉ L丿　､／:.　　　　」沁,　　　 {| |　i| 丶＼
　　　　　　　 |　　/:::::::＼　　　　　　／: :　　　　　　沁,　　ーヽ＼＼､＼＼
　　　　　　　 |　./:::::::::::::::)h--‐=ﾆ7´: :　　　　　　　　 : :.,　　　　∨」　| |　|　|
　　　　　　丶{:::::: : : : :　. . . . . /; : : : : : : .　　.　:　: : : :.,　　　　∨⌒7Lﾉ /
　　　　　　　　　＼::.: : : .　　　／! ; ;)h､ : : : :_:_: : :_:_::::::::/:.,　　　　 V / . ∨
　　　　　　　　　／＼ー┐ ／: : i ; j /　　:.¨¨¨¨¨~ : : : :|　|　　　　　Y`､: :j
　　　　　　　 |＼　＼」丿. : : : ′　　　 :.　　　　. : : ::|　|i　　　　＼ヽ|
　　　　　　　　！ :.　＼　　　: : :　　　　　　`､　 . : : : : ::＼|i　　　　　　 }::丶
　　　　　　！ i　　＼　 : : :　　　　　　　: :. : : : : :::::::::|∧　　　　　/::::::|
　　　　　　　　　 ∨　　　　　 : :　　 ;　　　 : : : ., : : ::::「丿: :＼＿＿/:::::./
　　　　　　　　　　|::.　　　　　: :　　　i:. : : : : . : : : . : :.:::::j､　　　: : : : /::::::/
　　　　　　　　　　|::.　　　　　: :　　　i::. : : : : : . : : : : ::.:::::::＼　　 : : :|:::::::|
2126：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/11/06(水) 18:06:13 ID:PcI0CYzQ0: 乙やで
これは新しい視点やな
続きが気になる
2127：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:14:27 ID:Xf887oHU0: 　
『君の名は・・・・』　　その②　ー―

┌───────────────────────────────┐
│やる夫は、自らも未だ飲み込めないでいる現状を　　　　　　　　　　　　　　　.│
│周囲の黒服たちに説明し、とりあえず解放してくれるように懇願したが　　　.│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│それは却下され・・・　　　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────┘

┌───────────────────────────────┐
│なおも、必死に言い募るといったん車を止められ、人気のない場所で　　......│
└───────────────────────────────┘

　　　　ノ７　　　（　　　｣　　―┐ｌｌ　(　　　　　＜　＿|＿　　（
　　：　／　　　　＞　　）　　―┘　　て　 _､, ﾟ｡｝　　ﾉ　｣　　Z,
　　：　‐┐ｌｌ　　（　 ,,　､Z　　ー　　　｛　_哲ｊ_ 　ﾉ　　─ｧ　　　/
　　┃　ノヽ　　　＼Ｌ<,ｆ　）　二.、　（　/ ;ｌｰｌ　` ）　　／ヽ　　{
　　・　　っ　　／´ /　）∠_　　っ　　｢ C 」|　|　ｌ　Z　　っ　　（
　　　　　　　（　ｌ　/ ,ｲ　　/.‐ｙ-､ /⌒/~￣`-ﾍｲﾌ　'ｧ-;＿＿ｒ⌒
　⌒Y⌒Ｙ´￣｀ |　| | {　　　　　′_/ / ￣ｌ　|
　　　　　　　　　L└ﾐト､　　从　＼ /　　　l　ｌ　　　__　　　　　__
　　　　　　　　　l　|　`ヽ＼　ノ⌒⌒＼て　〉〉　　|　|_[][]┌‐'└┐　oo, 、
　　　　　　　　　/ /　　　＼/`つ　人　Vヽ └'　　　| ┌┘　￣|_「Lｌ　　<／
　　　　　　　　/_/　　　　/ｆﾖ Eヽ〈　　ｰ'＾┘　　　　￣
　　　　　　　〈_ﾉ　　　　ｌ'_/盂ハ_ｿ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│制裁が加えられた。　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────┘

　　　　　　　　　　　____/:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　ｱ::::::::::::::::::::::::::::､:::::､::::::＼＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::|＼::ﾊ＼|＼::＼!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :＼:. : :~"''*､
　　　　　　　　　/::::::::::::::::::; :::| 　＼|./, ､ .!＼|-､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :::.:.:.:.:.:.:. : :＼
　　　　　　　　　7::::::::::::|::/ |/　 , -八＿ノ　 ∨∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :| /:.:.:.:.:.:.:. : }＼
　　　　　　　　　∨::::::{::::|,　⌒Y／　＼　u.　∨∧＼:.:.:.:.:.:.:.:. 厶イニニ≧､
　　　　　　　＿／＼::::::从, '´ ﾉ::',:..　　-〉 _.､　∨ﾉ : :＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　_､+''"~:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:||、｀´　　:ゝ^　／:::::::〉､　',:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i⌒ヽ　u 　、／::::／⌒　 .ﾉ、:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　信じてください。私は〝安藤〟じゃないんです。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼　＼　　‘,::_／　／　 ,:'　}＼＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　　　〝入足出やる夫〟なんです。　ほんとなんです・・・
＿＿＿＿, -一'⌒＼:.:. : ≧=＼　 }　　　　 _ノ　 /::::}　￣￣￣￣￣}＼＿
:.:.:.:.:.:. : ／　　　＼　＼:.:.:.:.:.:＼≧=--＝≦　　/::::/　　　　　_＿＿/／.:.:.:.
:.:.:.:.: ／　　＼　　＼　∨＿__ .＼＿＿_,,.､丶´::／　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:. : :/　　､　　　＼　　',　 ',_＿ノ:. : :＼::::::_,,.､丶´　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

┌──────────────────────────┐
│信じられないかもしれないが、信じてもらうほかない。　　　　　　│
│暴力にさらされながらも繰り返し、事実を口にするが・・・　　　　.│
└──────────────────────────┘
2128：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:14:42 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　 __｣ヽ./|／ﾚ1イィ-z_
　　　　　,＞　　　　　　　　＜、
.　　　 ,＞ ,vﾍ/V∨Vv'Vvﾍｨ, ＜、
.　　　 7 ､く、‐-､　　　 , -‐,.ゝ, ゝ
.　　　 l ﾄ!＼.＼.ij`ｰ-‐'　／.／ﾑ.l
　　　　| {＿__＼_｀j|　 |!´_／＿__} |
　　 r'コ.|T::＝=｡=;;ニ;;=｡=＝::T|.lﾆヽ
　　 !にl.! l:::::`ﾆ´:::j| |､::`ﾆ´::::ﾉ !|コ !
　　　ゞﾆ|:ｉj｀,二フ´ | | ｀ﾆ二´　 |ﾆﾝ
　　　/　ﾊ / .＿ ‘‐∪‐’ ＿ヽﾊ　ヽ.
.-‐''7　 |　ｉ｛＿_二ﾆﾆ二＿_｝ / :| 　 i`ｰ-　　　はぁ～・・・まったく！
　　,'　　|　 l　　　 ---　　　 ./　 | 　 :!　　　　　　　頭がおかしくなったフリしてもどうにもならんぞ。
.　 i.　　ﾄ､　i_ !　!　!　!　!　! /　 ,.|　　 |　　　　　　またさっきみたいに逃げられて、一般人を巻き込まれても困るんだ。
　│　　 |　＼三三三三三　／ |　　 |
.　|　　　 |　　＼三三三／　　|　　　 |
　|　　　　|　　　　＼　 .／　　　 |　　　　|　　　　 ┌────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│呆れられ・・・　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────┘

　　　　　　　　　　　　　　＞弋　￣::::::::::::::::＜.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　 /: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　　　　　　　　　　　　　　./　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　 /: : /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　　/-――≒≠、 ∧
　　　　　　　　　　 /: : :/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　 /´　　　　　　　/
　　　　　　　　　 /: : : : !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　/_ｧ-　 _　　　 ∧
　　　　　　　　　,': : : : : !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　＞　´　　　/!　 ∧
　　　　　　　　 .ｊ:',::j::!: : !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‐―:＝＝＝ゝ- ..、　　＞　　　 ,;;'　　　/}　 /
　　　　　　　ノﾉ: : : : : :!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::ﾉ-　/　　 .,;;;ｬ'　　 .ｲ　 ∧
　　　　　　　⌒l: : : : : : !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::,'７/　/｀／ｆ　　 ∠｀-＜´
　　　　　　　　　＼: : ノ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/　! !　!　 f　｀¨´　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::/　　丈人.ノ　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::/　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::::::::::::￣::::/::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 .>、
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　||⌒　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒!: ＼::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ: : :ヽ::::::::／　　　　　　　　　　　　　ヽ -――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lヽ: : :::::／ |　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ――
　　　　　　┌────────────────────────┐
　　　　　　│騒がないように猿轡を、暴れないように手を縛られ　　　　..│
　　　　　　│袋を頭に被せられた状態で、再び車に乗せられた。　　　 .│
　　　　　　└────────────────────────┘
2129：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:14:55 ID:Xf887oHU0: 　
┌─────────────────────┐
│身動きを封じられ、視界も真っ暗闇の中で・・・　　 │
└─────────────────────┘

. : . : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .
. : . : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .
. : . : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .
. : . : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .
. : . : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .
. : . : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. : .. .. : .. : .. : .. : .. : .. : ..
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : 『　自分は〝入足出やる夫〟だ　』 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.『〝安藤〟なんて、名前も知らない男じゃないんだ――　』.:.:.::.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　┌───────────────────────┐
　　　　　　　　　│そう思っていると、ふいに――〝守〟と浮かんだ。　　　.│
　　　　　　　　　└───────────────────────┘
2130：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:15:08 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────────────┐
│苗字は〝安藤〟で、名前は〝守〟だと　　　　│
└───────────────────┘
　　　┌────────────────────────────┐
　　　│知らないはずのことなのに、さも当然の様にそれは出て来た。　　　 │
　　　└────────────────────────────┘

┌─────────────────────────────────┐
│それだけではない、年齢や最近の体調の悪さ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│パチンコで負けてこさえた借金の額なども次々と頭の中に浮かんでは消え　　　 │
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　┌─────────────────────┐
　　　　　　　│それらは確かな事実として、確信が持てた。　　　....│
　　　　　　　└─────────────────────┘

┌──────────┐
│それと同時に――　　　 │
└──────────┘

　　　『　あのときは、アイツが余計なことを言ったから～　』

　　　　　　　　　　　　　　　『　俺は悪くないたまたまタイミングが～　』

　　　　┌─────────────────────┐
　　　　│グチグチとした言い訳まで勝手に出て来た。　　　 │
　　　　└─────────────────────┘
2131：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:15:20 ID:Xf887oHU0: 　
┌─────────┐
│なんだこれは？　　　..│
└─────────┘

　　┌─────────────────────────┐
　　│やる夫はおかしくなって――気がふれてしまったのか？　　　│
　　└─────────────────────────┘

┌────────────────────────────────────┐
│叫び出したいが、猿轡によって叫ぶこともできず　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│暴れてしまいたかったがそれもできずに、塞がれた視界の中で、恐怖に震えた。　　　....│
└────────────────────────────────────┘

┌──────┐
│ただ・・・　　　...│
└──────┘

　┌────────────┐
　│ハルヒに会いたかった。　　 │
　└────────────┘
　　┌────────────────────────────────────┐
　　│彼女にいつものように笑いかけてもらえれば、こんな恐怖も不安も吹き飛ぶのだ。　　 .│
　　└────────────────────────────────────┘

┌─────────────────┐
│だけども、それは望むべくもなく――・・・ │
└─────────────────┘
2132：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:15:32 ID:Xf887oHU0: 　
┌────────────────┐
│しばらくして、車が止まり下ろされ　　.....│
└────────────────┘

┌──────────────────────────┐
│そして頭に被せられた袋を取り除かれて最初に見たのは　　　 │
└──────────────────────────┘

　　　　　　 _ v V v 'i _
　　　　　　≧　,､,　　　'、
　　　　　<x''`^ ／'7　　|
　　　　　r^xi　i∠⊥　　!
　　　　　|￣r=!､__,,'||e　!
　　　　　`t7　_,ｰ-､||ｦ｜
　　　　　　[ｰ──' |ヽ｜
　　　　　　 |　=　　|　ヽ|　　　じゃぁな～
　　f'r.　　 └'-i-'┘,r分､　　　　　達者でな！
　　|.|.!　　　　　'y'"／／＼
　　川.f'i　　　 ∧/ ／r'⌒ヽ､
　r^ミ､`i.　　　| / / f"　　　ヾ
　| ＊|j |　　　|/ i　 i ／　　　ヾ　　　 ┌─────────────┐
　丶_ ,ト'､　　 || |　〈／　　　　 ||　　　│ヤクザの男の顔であり・・・　　....│
　　Fﾆﾆ"i　　 i!<　　|　　　　　　||　　 └─────────────┘
2133：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:15:44 ID:Xf887oHU0: 　

：す　　（　　　__＿ll ＿__ll ＿__ll　　　（.　　：す
：い　　　）　　　／　　／　　／．．．＿＞　：い
：ま　　(　　　／＼／＼／＼　　∠--　　・ま
：せ　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　l.　　! せ
! ん　／　　　　　　　、,　，　　　　　　　　｀１.　ん
　　　（　　i￣|　　　　ｼヵ　　　　　|￣|　　　|
　　　　ゝ,-＝⌒ヽ､m_哲f_m　　,-⌒==ヽ　ゝ､
ー-ｰ´/　　　_ ゝヽ　卒.　i｀／　／　　|　　　l
　　　/　ﾐ^l二／｀ｰ´.　.'　　.｛　／二l杉；　　　｀ー
　　/　　　　/.　　　|　　　　/ '''''　|　　　|
　　（　　　　z　　　|　　　　{　　　/　　　j
　　　ゝ､　　ヽ　/ ,,.-　　.f　　　7　／ |
　　　z　ｌ＼　ヽ/ / 　|.　|　　　/　/ |　|
　　　|　|.　L　(　l.　　.l.　l　　〈.　｢.　.|　|
　　　|_.|　./　/|　|　　.|.　|　　　|　|.　.|__|
　　　ｰ'　/　/　|　|　　.|.　|　　　|__|　ｰ'
　　　　　/_/　　|__|　　|__|　　∠-'
　　　　　'===　∠-｀　　Ｈ
..　　　　　　　　　　　　　Ｕ

┌────────────────────────┐
│引きずられるようにして、やる夫は連れていかれた。　　.....│
└────────────────────────┘

┌───────────────┐
│その先は、地の獄・・・・底の底　　　 │
└───────────────┘

　　　　　　　┌──────────────┐
　　　　　　　│そこで待っていたのは――　　　....│
　　　　　　　└──────────────┘
2134：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:15:56 ID:Xf887oHU0: 　
┌────────┐
│劣悪な環境・・・　　.│
└────────┘

　　　　 __　　　　　　　　　　　　＿
　　　／　ﾉ｀Z‐--z,..,..,　-‐'' "´f　｀ヽ
　　 l　ノ ,ｲＤ`y‐ミ､　ヽ　‐''´　|〃　ﾄ、
　　　ゞノW/)Ｖ,, ,/)) ヾ : ｌ　　;';' L.. -‐ｔヽ　　　 ,r‐ - ､　　　　　　「住人だ・・・・・・！
　　　　　　　ドＴヾ､　|:: : |　　　　〉‐　）ヽ／｀´:::::::::::::ヽ、　　　　お前は・・・・・・　生涯・・・・・・　ここの・・・・・・！」
.　　　　　　　ト |: : |　 | ;'; |　;';'　/　　/ ;'; /::::f｀´ヽ:::::::::::::::ヽ、
.　　　　　　 |` |: : |7､L:_:_|　　./-､ /　　 |:::::|　　　ヽ::::::::::::::::ヽ、
.　　　　　　　|_　￣|　 `‐､__f三`ヾ)r‐;;'ロ|:::::|ヘ　　　ヽ:::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 |._￣|　　　/ ｲ巛( ／"´　　|:::::| ＼＼　　／ゝ､:::::::|
　　　　　　　 |　　|　　　!└‐"／　　;';'　 |:::ノ＿_＼`i　i ∠..___ヽ:ﾉ　　　生涯住人・・・・・・
.　　　　　　 |　 .|　／／￣　:;'　　　 f'r||i　 .::::::::::ニ　 .::::::::::i|nﾞl　　それは・・・　死より恐ろしい・・・　刑・・・・・・
　　　　　　　 [!!!!l]／／　　　r―‐一 ' "|.ﾄ|| ゝ:::::::::ﾉ|　|ゝ:::::::ノ.|H.|　　宣告・・・・・・！
　　　　　　 //_∠イ |　　:;';':| 　　　　ゞ|. 　￣　(　 )　　　　|り
　　　　　　ヾ⊃UJJ　|.　　　|　　　　　　　 .|　　 _____｀´＿_　　.|
　　　　　／／　　　　 |　　　|　　　　　　／|ｌ　（＿＿＿＿_） .ｌ|＼
　　へ／／　　　　　　ﾄ' ==''|__....　-‐ '' "≡| l　　　　==　　　l |≡ ﾞ '' ‐-　...__
／　　ヾ､　　　 __...　-‐ '' "≡≡≡≡≡≡|　l　　　￣　　 l　|≡≡≡≡≡≡ﾞ '' ‐-　...__
　　　　／　　ﾊ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡|　 !---------!　|≡≡┌──────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│地下労働施設・・・　　......│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────────┘
2135：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:16:09 ID:Xf887oHU0: ┌───────────┐
│そこでの生活は・・・　　　 .│
└───────────┘

　
┌───────────────────────────┐
│定められた時間になると、亡者の様な足どりで現場へと赴き　　....│
└───────────────────────────┘

　　　 ∧∧　　　　 ∧∧　　　　 ∧∧　　　　 ∧∧　　　　 ∧∧　　　　 ∧∧
　　　/⌒ヽ)　　　 /⌒ヽ)　　　 /⌒ヽ)　　　 /⌒ヽ)　　　 /⌒ヽ)　　　 /⌒ヽ)
　　　i三 ∪　　　 i三 ∪　　　 i三 ∪　　　 i三 ∪　　　 i三 ∪　　　 i三 ∪
　　〇三 |　　　〇三 |　　　〇三 |　　　〇三 |　　　〇三 |　　　〇三 |
　　　(/~∪　　　　(/~∪　　　　(/~∪　　　　(/~∪　　　　(/~∪　　　　(/~∪
　　三三　　　　三三　　　　三三　　　　三三　　　　三三　　　　三三
　　三三　　　　三三　　　　三三　　　　三三　　　　三三　　　　三三
　三三三　　　三三三　　　三三三　　　三三三　　　三三三　　　三三三

┌──────────────┐
│疲れ果てた身体を引きずり　　　 │
└──────────────┘

:　:: :::: ::::: ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　 : : ::: :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　: : : :: ::: :::::::::::::::::::::: Λ＿Λ . . . .: : : ::: : ::
　　　　　: : : ::　:::::::　:: :/:彡ミ゛ヽ;）ー､　. . .: : :
　　　∧ ＿∧::::::::::::::::/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i 　　　∧ ＿∧
::::::::/⌒￣⌒ヽ）'ヽ::::::/ :::/;;:　　ヽ　ヽ ::ｌ::::::::/⌒￣⌒ヽ）'ヽ:
￣/;;;;;;;;;:: 　 ::::ヽ;; |::::（_,ノ￣￣￣ヽ､_ノ￣/;;;;;;;;;:: 　 ::::ヽ;; |
::::::|;;;;;;;;;::　　ﾉヽ__ノ: : :::::::: :: :: : ::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;::　　ﾉヽ__ノ
￣l;;;;;;:::　　/:::￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l;;;;;;:::　　/

　　　┌───────────────────────┐
　　　│集団生活を送る大部屋でうなだれるだけの日々。　　　..│
　　　└───────────────────────┘
2136：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:16:21 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────────────────┐
│酷使され、身体的にも精神的にもすり減っていく。　　......│
└───────────────────────┘

┌────────────────────┐
│だがそれでもやる夫は諦められなかった。　　　..│
└────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　､...､,....,.
　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::ﾑ
.　　　　　　　　　　 {::::::::,､:::::::}
　　　　　　　　　　　 {f⌒r=f⌒l}
　　　　　　　　　　　,.ｨi￣Lj.￣|ヽ
　　　　　　　　｡s./. . |`ｰ-一',,|. ﾍ.ｓ｡
　　　　　｡s≦ . /._. . !ミﾆﾆ彡.! ._ﾍ . . ≧s｡　　　　　　 ┌─────────────┐
　　　　 ∧ . . . . ´. .ヽ|　　　 .|´. .｀. . . . . ∧　　　　　　│ハルヒに、また会いたい。　　.....│
　　　　 i. .|. . . . . . . | | 　　　 | |. . . . . . . .i. .!　　　　　 └─────────────┘
　　　 |. .l, . . . . . . | !　　　　　| !┌─┐,,. . |
.　　　　{ . { . . . . . . |.|　　　　　.| |└─┘i!. . }　　　　　　　　　　 ┌─────────┐
.　　　　{. . !. . . . . . .!i　　　　　 | |. . . . . . | . . !　　　　　　　　　　 │家に帰りたい。　　　　│
　　　　 | . |''. . . . . .| !　　　　 .| !. . . . . . |. . .|　　　　　　　　　　 └─────────┘
.　　　　i. .f''. . . . . . ! ! 　　　 .l i. . . . . . .|. . .!
.　　　 |. .! . . . . . . l |　　　　　 | !. . . . . . |. . .}
.　　　　!. i. . . . . . . | !　　　　　 | |. . . . . . !. . .|
2137：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:16:35 ID:Xf887oHU0: 　

┌──────────┐
│希望はあった――　　.....│
└──────────┘

　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　／＼…＼.＞＜
　　　　　　　　<o o_o_>＜.　○　＞
　　　　　　　　.／o　　ﾟ.／|＞ｉ＜　o|
　　　　　　　　|￣￣￣lo ﾟ| 8.|　o　 |
　　　　　　　　l　（　）　lo ﾟ|＜|＞　´
　　　　　　　　|＿＿＿|／

┌───────────────────┐
│収容者たちがやっているサイコロ賭博と　　　..│
└───────────────────┘

┌───────────────────────┐
│それで人知れずイカサマを行っている男の存在。　　　...│
└───────────────────────┘

　　　　　　　 ,　-───‐-　、
　　　　　　 / /⌒`'''ー---‐ヘヽ
　　　　　 .l　l　　　` ー---‐''　＼
　　　　　　|　L_　￣｀`ヽ　　 '⌒`|
　　　　　 | r:=､ヽ.　─- ,　　､-‐│
　　　　 | {に.| |. 　　 l　　 l 　 |
　　　　　/|. ヾﾆ|l __,ﾉ　 {.＿＿}（__!
　　　 _/　|　　/l　ヾ:三三三三:ヲ|
-‐ ''´ |　│ /　:l　　　　 ---　　,1`ｰ-
　　　 |.　 |/　　 `ｰ-------‐1´ |
　　　 |　　ヽ　　　　 ::::::::::::::::::/|.　 |
　　　 |　　　＼　　　　　　 /　|　　|
　　　 |　　／｀ヽ:ｰ---::/　 '´＼　|
　　　　 |／　　　o ＼::::/／　　　ヽ!
　　　　　　　　　　　　`/
2138：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:16:49 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./v√ｖ￣ｗ￣ﾚ￣￣'7/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／レ''''ｖ~~W~~~~` ワ'￣/ 　　 .//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　／￣_￣.|　　／_/　/ 　　 .//
　　　　　　　　　　　　　　　　／W~~~|/V''|／ﾚ'~~ 7 _/ 　 /　　　　７　　.//
　　　　　　　　　　　　　　／　　 .＿＿_　　　　／く　　/￣/_./￣　　.//
　　　　　　　　　　　　　 ./　　／＿　 |　　　/._〉　/　 /　　　　　　 //
　　　　　　　　　／|/|／~~V''i／~~レ'7 /　　/　／　/￣￣￣￣￣.//
　　　　　　　／　　＿＿　　　　.／／　　 /￣　　／.三三三三三〈/
　　　　　　 ./　　／　　/ 　　　./　￣/ 　/￣￣／￣￣￣￣￣￣
　　　　　　/ 　　￣/　./ 　　　./￣￣　／￣￣
　　　　　./　　　　./　./ 　　　 /￣￣／
　　　　 /　　　／　 / 　　　 /￣￣
　　　／　　　￣￣　　　／
　／￣￣￣￣￣￣￣／
　　￣￣￣￣￣￣￣

　
┌───────────────┐
│その〝機〟がくるのを待った。　　.....│
└───────────────┘

┌──────────────────────────────────────┐
│一見無理な案件でも、それを通すためのタイミングというのは必ず存在し　　　　　　　　　　　 │
│それを見極める目を、こうなる前のやる夫はサラリーマンとして過ごし鍛えていたのだ。　　....│
└──────────────────────────────────────┘

　　　┌───────────────────────────┐
　　　│そういう勘所はどんな異常な状況に置かれても武器になる。　　 .│
　　　└───────────────────────────┘

　　　　　　┌───────┐
　　　　　　│そして・・・　　　　.│
　　　　　　└───────┘
2139：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:17:02 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　 ! |　　　　　＿＿　　 !　!
　　　　　　　　　　 | |　　　／,. -─-､.`ｰゝ.ﾞ､_
.　　　　　　　　　 | |.　　 /／　 j　ﾄ#､`ｰ-ゝヽ二_ヽ.
　　　　　　　　　　 ! !　,.-ｉ.{　uv　　 | } `ｰ-'´,ゝ_ヽ.ﾞ! !
　　　　　　　　　　 | |/r;‐!}　 <⌒ヽ. !ﾉ　v／'´u ＼ヽ}
　　　　　　　　　 │|!{ ﾂ'　　＞ﾟ‐ ´　　/⌒!　,　/ヽ＼
　　　　　　　　　　　|. !y'　 v 〃　 v' 　 Yﾟ_,ノ　　//⌒ゝ.`'‐､
　　　　　　　　ゝﾞv:-=､八　u　　u'　}　 u　 !,' 'ｦ !　　＼＼
,.ｨｰ- ､._　　　　　　/∧ヽi｀ヽ.ﾆﾞ_ｰ-‐==≦（＿_j ||[_ﾌ/　　　　ヽ. ＼
│　　　 `'''ｰ-　､..｣ | {.ﾞ､ヽ┴-L._匚匚匚[_.」コ }|ト-'　　　　　　ヽ　ヽ
､ヽ.　　　　　　　 ∧ヽヽl＼ヽ┬┬┬┬┬┬ﾉﾉ !　　　　　　　　ﾞ､　ヽ
.|ヽ.＼　　　　 ./　ヽ.`ｰ｀ﾆゝ.＼ニニニ二シ' ./|`ｰ-　､.._
|.　＼ヽ､／｀ゝ「ﾉ/ﾌ　1~7r‐ｰ-＼＼二「'７__,／　!　　「'７　￣~~7ヽ.
!　　　 >'´／ / ´ ´ ヽﾆ　フ-- ､:::ヽ.ヽﾆ　フ-- ､ | ヽﾆ　フ-- ､/ 　ヽ
　　く. <＼ヽ､　　　／|　r'､⌒ヽ.ヽ'´＼|　r''⌒ヽヽ　 |　r''⌒ヽヽ　〃
　　　　＼＼｀ヽﾞﾆ.ｰ／ｨ　L_ヽ／） } .／ｨ　ト`ｰ/ /_／ｨ │　　/ ﾉ /'
　　　　　＼,ﾞゝ　　 `'´レ'‐-ﾆ∠ノ‐-`'´レ'-∠ノ‐-`'´レ'､.._∠ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│やる夫は勝った。　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────────┘
　　　　　　　　　　　　　　,.-==-.／r‐‐‐=-
　　　　　　　　　　　　,.イ::::::::::::::::::::::::::´￣::`::..､　　　　　　　　※詳しくは賭博破戒録カイジをご覧ください。
　　　　　　　　　　　,ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‐-ヽ
.　　　　　　　　　　ﾑ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　ﾑ::/:/:::/:::,ｨ::::::,:::::/|:::i::::::::::､::',ヾ
.　　　　　　　　　ﾑ/!/:::/／-:／|／ .|:::|､::l､:::lﾍ::} `
.　　　　　　　　　 {/ |'zｔ',=/／.､､`　 .,|-|-|j､',::!:|ﾉ
.　　　　　　　　　/⌒f¨| {《弋zヽ}.i____//___ ヾ､j::!
　　　　　　　　　 ',f´ ﾐ .ゞ.､　　ノﾉ￣.{.{=≠､i.l.}/
　　　　　　　　　 i:',rjﾐ　 `ｰ一./_　 _.}ゞ ___ノﾉ
　　　　　　　　　 |:::r'!　　 ,ｨ__ .｀ `´ ´　￣i_ﾉ
　　　　　　　　,.ィ'|:l .l.　　 ' ヽ三ﾆﾆ==} 　 ,′
　　　　　　　ﾑ. . |! .乂　　　　==　　　　 ,'.`. -. .__
　　　　 ___ﾑ. . .|　　 `ｰ､　　　 ,--‐´ . . . . . ∧
　　　　　_,i. .ﾑ. . . |　　　　　`ー一´　　ﾉヽ. . . . / . ',ｰ‐､
　　　,.ィ. . . ﾑ. . . .ﾑ､　　　　　　　 -‐イ / .＼. /‐- _} . . ヽ
　,.イ. . . . . ﾑ . . . . ﾑ `ー-　_　　　_　-´　　ヽ. . . . . . . . . ヽ
./. . . . . . . .{. ./＼. . ﾑ　　　　￣　　　　　　 .ﾏ . . . . . . . . ﾑ
2140：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:17:39 ID:Xf887oHU0: 　

　　　:.:.:::.:::.:::.::.::(
　　　　 :::::.:::.::.::ヽ
　　　　　　 ::::::::::::::`'''‐‐--''''つ
　　　　　　　　 ::::::::::.:::.:::.::(´
　　　　　　　　　　 ::::::::::::::::ヽ､＿＿-‐ ､　　　　　　　　┌──────┐
　　　　　　　　　　　　 ::::::::::::::::::::::::.:::.:::.ﾉ　　　　　　　 │結果――　　 │
　　　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::.::.::.:（　　　,.-　　　　└──────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::.:｀￣: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::::::::::::::::　　　 ┌──────────────┐
:.　.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::::::::　　　│わずか数日ではあるが　　　　　　.│
:::.. :::..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::　　　│地下労働施設から解放され　　　..│
::::.. :::::::..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::　　　└──────────────┘
::::::.. :::::::::..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌──────────────────┐
::::::::.. :::::::::::..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │束の間を自由を手にすることに成功した。...│
:::::::::::.. ::::::::::::..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────────────────┘
::::::::::::::.. :::::::::::::..
　　 , ⌒ヽ:::::::::::::::..　　　　　　　　　　　　　＿＿__
丶''′　 /　:::::::::::::::::.. 　　　　　　 __┌‐ｰ'´,--‐'"´
　　　　（　　 :::::::::::::::::::....　　　　r'´_,.-‐-、''ｰ、
　　　　　`‐' ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..　,ｨ'´''"´　　　ﾚ'"´
　　　　　　　丿:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..　　　　　　　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　ヽ___ノ´￣￣｀ｰ､　　　　　　　　　　　　│そして、向かった先で・・・　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　）:::..　　　　　　　　　 └─────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::.:.::..
　　　　　　　　　　　　　　　（_::::..:.:.:.::..
　　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:..:.. :.:.:.:.:.:.::..
　　　　　　　　　　　　　 : : : : :::.. :::: : : : :..
2141：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:17:52 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　-=ヽ/- _
　　　　　　　　　-　　　　　ヽ
　　　　　　　　ﾉノﾉ.ノヽヽヽヽ
　　　　　　　　（ |-㊦＝㊦-| )
　　　　　　　　　|　.ﾉＵ　.　.|
　　　　　　　　.人_´￣￣｀_人　　　　　　　　・・・・・・・。
　　　／￣￣.|　| ￣ー￣| 　|￣￣＼　　　　　(あぁ・・・・)
　　／　　　　 |＿|＼＿／|＿.|　　　　＼
　　|＼|　　　　　|| 　　　　 ||.＿＿＿ |.／
　 .|＼.|　　　　　||.（(.二.)）.|||☆☆☆||／ |
　 |　　|　　　　　||.=＝＝=.|||☆☆　 ||　　.|
　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣

　　　　／　　　　　　　　∧　　　::　　　:::＼
　　　／　　　　/　/|　/:: |　|　　　　　::::＼
. 　　 /::　　::　　/ | /:| /::::　| |::| |＼:　　　::ゞ
　　　/:::　　/|./─|/ :|/::: 　 _|＿|─＼　　:::ゝ
.　　　|　　:/::/＿＿￣ U　　　＿＿　＼::　::|
　　　| ＿|_／＿＿＼＿＿_／＿＿＼_|＿::|
..　　　l⌒| | |.（￣￣o .|　　　|. o￣￣.）| | |⌒l
..　　　|| :||:|: ＼──／￣￣:＼──／ :|:|:/ |
.　　　|δ||　 v￣￣ /　　v::::|: ￣￣　:::::||:６:|
...　　　| :）|　　　　　 /　　　::::: |:　　 U ::::|:（ |
　　　ゝ_|　　　　（＿　:::::＿）　　　 :::::|_ノ
.　　／:: |　　　）(￣￣￣￣￣￣)（　　:::::| ::＼
... ／::::::::::|　　　　￣￣￣￣￣￣　　 :::|::::::::::＼　　　　何度も、夢に見たんだお・・・
／::::::::::::::|＼　　　　　　──　　　　 ::::／|::::::::::::::＼＿＿
:::::::::::::::::::|　::＼　　　　　　　　　　　 ::／::　|:::::::::::::::::＼:::::::
: ::::::::::::::::| 　 :::::￣￣────￣￣::::: 　 |::::::::::::::::::::＼::::
2142：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:18:04 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿A.＿_／／＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三／／ ┌┐ ＼＼
　　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三／／―‐┤├‐─＼＼
　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三三三／／　　　 └┘　　　＼＼
　　　　 ┌＜三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／／　　　　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　 └─┬───────────―┬────‐'|／　　　 ┌──┬──┐　　　＼|
　　　　　　｜　　　 ┌──┬──┐　　｜　 ┌─┐　｜　　｜　　｜　　 │ 　　｜
　　　　　　｜　　　｜　// │　// │　　｜　 ├─┤　｜　　｜　// ｜　// │ 　　｜
　　　　　 ┌┴―──┴──┴──┴─―┤　 └─┘　｜　　｜　　｜　　｜　　｜
　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　｜　　 ├──┴──┤ 　　｜
　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ├─────┤ 　　｜　　　　　｜　　｜
.　　　 , -‐┴―――――‐-､＿＿_＿＿_＿＿_|　　　　　　｜　　｜　　　　　｜　　｜爻爻
　　　∠二二二二二二二二二}　　　　　　　 ├┬───┬┤ 　　｜　　　　　｜　　爻爻爻爻
　　　　||　 ||　 |　　　　 ┌──┬──┐　　｜｜三三三｜｜　　 ├──┬──┤ 　爻爻爻爻爻
　　　　||　 ||　 |　　　　｜　// ｜　// │　　｜｜三冂三｜｜　　｜ //　｜　// ｜　爻爻爻爻爻
┌ｒ‐ｒ‐||┬||┬|　　　　　 |　/　　.|　/　　.|　　n. ｜｜┨凵三｜｜ ┌─┼─┬┴┬─┼─千┴干┴千‐
├| n　||　n 　 | .n　　　n .| 　.n.　.|　n.　　|.n . ||..｜｜┨＝三｜｜ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||ｌ/||..｜｜三三三｜｜ ├‐⊆⊇‐┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||ｌ/||..｜｜三三三｜｜ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||___／￣￣￣￣￣￣＼├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴‐

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│――数か月ぶりの我が家である。　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────┘
2143：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:18:17 ID:Xf887oHU0: 　

┌───────────────────────────────────┐
│すぐにでも中に入って、己の帰宅を告げたいところではあるが、こんなナリだ。　　　....│
└───────────────────────────────────┘

┌───────────────────────────────────┐
│ちゃんと説明すれば妻は最終的にはやる夫だとわかってくれるはずだと思う。　　　　.│
│そしてそのためのシミュレーションを何度も頭の中で行っていたが　　　　　　　　　　　 │
└───────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　│いざ実際に、この場へと立つと足がすくんだ。　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　└─────────────────────┘
2144：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:18:31 ID:Xf887oHU0: 　

┌──────────────────────┐
│深呼吸をし、気持ちを落ち着かせていると――　　　...│
└──────────────────────┘

:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||￣|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::|| r√入.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::|| |｛（５）.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||└ヽУ.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||＿|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　┼、ゞ ‐ヒ_　　　
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　ﾉﾉ　　　__ﾉ　や　　・　・　・
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||　　　　　　　　　　　　　 |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.

　　　　　　　　　　　　　┌────────────┐
　　　　　　　　　　　　　│玄関のドアが開いた。　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　└────────────┘
　　　　┌─────────────┐
　　　　│中から出てきたのは・・・・・　　 │
　　　　└─────────────┘
2145：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:18:44 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 ∠二_二 __ ＼
　　　　　　　　　　　　 ∧＿八_＿/‐　〉
　　　　　　　　　　　〈　(__人__)　　　′
　　　　　　　　　　　　＿)＼　⌒　＿/　　　おーい、ハルヒぃ
　　　　　　　　　　／. .＼　}　　ノ＼　　　　　　早く出かけようぜ
　　　　　　　 /: : : : : :|/＼／|: : : :ヽ
　　　　　　　　　/ : : Y: :: :|　 :\:　|: : : : :|
　　　　　　 /: : : :ﾉ: :　ﾟ| 　 |　 |: :|: : :|
.　　　　　〈_: :: :/: : : :o| 　 !　 |。|: : :|
　　　　　　　　<^: : 〉: : : :o| 　 ! 　|。|. : :|　　　　　　┌─────┐
　　　　　　　〉: : :}: : : : :d　 ,　 /｡/: : /　　　　　　│俺だ。　　　 │
　　　　　　　　{: : : :}: : : :／　　/｡/: : /　　　　　　 └─────┘
　　　　　　　八＿}: : :/＿＿_r‐く＿八
　　　　　　　_＞Ξ}: :/＿_〔＿｢) 　 /〕::＼　　　　　　　　┌───────┐
　　　　　　　￣|　〈_/ 　　　〈/〉》「￣￣　　　　　　　　│俺がいた。　　　..│
.　　　　　　　＼>′　　　　　 У′　　　　　　　　　　 └───────┘
　　　　　　　　　 / 　　　　ノ! 　　 |
　　　　　　 /　　　 /　|　　　 |
　　　　　　　　/　　　_／　 |　　　 |　　　　　　　　 ┌────────────────┐
　　　　　〈　　　/ 　　 |　　　 |　　　　　　　　 │見たこともない酷く趣味の悪い　　　　 │
.　　　　　〈　　　〈　　　　|　　ノ{　　　　　　　　 │チャラチャラとした服装だったが　　　　│
.　　　　　　 |　　　)　　　「⌒　「　　　　　　　　 └────────────────┘
.　　　　　　　 |￣￣|!　　　「￣＼ >
　　　　　　 |　　 |　　　 |　　/7　　　　　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　　　　＿|　　 |　　　 |　　, /　　　　　　　　　　　│そこには間違いなく自分の身体があったのだ。　.│
　　　　　　￣)k　 /|　　　　|　　〈_　　　　　　　　　　　 └────────────────────┘
　　　＿＿／＼ノ　|　　　　|　　〈￣
. 　　＼＿＿＿＿_|　　　　| ／　＼
　　　　　　　　　　　　＼＿＿)
2146：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:18:57 ID:Xf887oHU0: 　

.　　　|δ||　 v￣￣ /　　v::::|: ￣￣　:::::||:６:|
...　　　| :）|　　　　　 /　　　::::: |:　　 U ::::|:（ |
　　　ゝ_|　　　　（＿　:::::＿）　　　 :::::|_ノ
.　　／:: |　　　）(￣￣￣￣￣￣)（　　:::::| ::＼
... ／::::::::::|　　　　￣￣￣￣￣￣　　 :::|::::::::::＼　　　　・・・・。
／::::::::::::::|＼　　　　　　──　　　　 ::::／|::::::::::::::＼＿＿
:::::::::::::::::::|　::＼　　　　　　　　　　　 ::／::　|:::::::::::::::::＼:::::::
: ::::::::::::::::| 　 :::::￣￣────￣￣::::: 　 |::::::::::::::::::::＼::::

┌────────────────────────────┐
│それを見たら、自分の中の気持ちが萎えていくのがわかった。　　 .│
└────────────────────────────┘

　　┌──────────────────────────┐
　　│ずっと恐れていた疑念が再び鎌首をもたげてきたのだ。　　　....│
　　│すなわちそれは、全部自分の妄想だということ。　　　　　　　　 │
　　└──────────────────────────┘
2147：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:19:09 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────────────────────────┐
│あそこには間違いなく〝入足出やる夫〟が存在しているのだから　　　　.│
│ここにこうしている自分はそれ以外のなにかとしか考えられない。　　　　 │
└──────────────────────────────┘

┌──────────────┐
│つまりは――〝安藤〟だ。　　　....│
└──────────────┘

　　　┌───────────────────────┐
　　　│しかし、そんな気持ちも次の瞬間には吹き飛んだ。　　 │
　　　└───────────────────────┘

┌─────────────────────────┐
│続いて出て来た人物を目の当たりにしたためだった。　　　 .│
└─────────────────────────┘
2148：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:19:27 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　___,. : ´￣￣::::｀ : ､
　　　　　　　　　　　　　　　, : ´:::::::::::::::::::=ミ:::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　, ':::::::::::＞---＜:::::::＼::::__::::::＼
　　　　　　　　　　　　　/::::::::／　　 __,.........＼::::::＼＼::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　 /::::i:::7　,.xく:::::::::::::::::::::∧::::::∧ヽ＼:∧
　　　　　　　　　　　7:::i::|:::{/:::i:::＼:::::::::::::::::::::ハ::i:::∧ ﾍ　!:∧
　　　　　　　　　　　7::::!::!::::::!: |ヽ:::::＼ﾄ＜::::::::::::i::|:::::∧ ﾍ}::::::',
　　　　　　　　　　7:/ |::!::::::|:::|　＼ー- /冫x=ミ､::::::ﾄ､ｲ::::::::!
　　　　　　　　　　!:{_i |::V::i:|i::ト- _　ヽ､＿　i仆r沁::::::! }i::::::::::|
　　　　　　　　　　 i:::::| i::::ﾍ∧ﾘx=ミ｡　　　　　 )z:ソ::::::| /::::::::7
　　　　　　　　　　 |:::::ヽ!::::::＼'､{Vt沁　　　　　　　|::::ﾊ |::::_/:{',
　　　　　　　　　　 |:i!::::||V::ﾑ::::>＼ゞ '　 '　　　　　!::::i::i｛:{/:/ﾄ
　　　　　　　　　　|{ V||::∨:ﾑ:::::::::::=ﾐ、　､-_ｧ　'{:,:{::::|/::{ }:!　　　　　　　　　　　　　┌───────┐
　　　　　　　　　　 |i　ヾ',ﾄ::::／￣i' 〉　}≧=-　..ｲ　乂}〉:iﾘヾ/j_　　　　　　　　　　　　 │ハルヒ――　　....│
　　　　　　　　　八　 iﾘ／ / 　 ,　{／}イ　　　　　　｀ﾞ ''　＜＿　　　　　　　　　　　└───────┘
　　　　　　　　　　　｀ヽ /　　　　ﾉ　´／　　　　　　　　　 __／ｲ::: `'' ＜
　　　　　　　　　　　ュｲ　　　　ｲ .／',　- .._　　　, -―''´　/ /　:::　　　　V　　　　　　　　 ┌──────────┐
　　　　　　　　　　 /　/　　　r≦.イヽヽ　　　　　　　　　./ /　 ::　　　　　}　　　　　　　　 │やる夫の愛する妻だ。　│
　　　　　　　　　 /　/　　　 i ,ノ　 __ヽヽ　　　　　　　　/ /　　 .{ ./　　　.′　　　　　　　└──────────┘
　　　　　　　　　,　 /{,イ__／　　　　　ヽヽ　　Ｙ　　　　/ /　　　 j/　　　 .i
　　　　　　　　　　/　　／　　　　　　　ヽヽ　　i　　　　/ /　　　＼　　　 |
　　　　　　　　,　/　 ,　:,　　　　　　　　　ヽヽ　|　　　/ /　　　　　,: ヽ　　!
　　　　　　　　 / 　/　::,　　　　　　　　　　ヽヽ |　　/ /　　　　　　 :,　　　　　　　==================================
　　　　　　　//　 /　:::,　　　　　　　　　　　ヽヽ|　/ /　　　　　　　 :::　　',　.!
　　　　　　〃　 .′: : : : ,　　　　　　　　　　ヽソ／　　　　　　　 ::: 　　 ' ,!　　　　しかし、妻の恰好は見慣れぬもので・・・・
　　　　　　,　　 .: .: : .: : : : :,　　　　　― .-==/-　　-―　　　　 ,: .: : :
　　　　 .i　　 .{: : : : : .: : : : , 　　　　　　　:_i_: 　　　　　　　　,: .: : : : : : :　i′　　　間違いなく彼女であるはずなのだが、
　　　　　　{　　　',: : : :(:::: .: : : : : 　　　　　　;ー―　　　　　,: .: : : : : : : : : :}　　　　　　　それは見返すぐらいには意外だった。
　　　　　　 ,　　　ヽ : : : : : : : : : : .,...　　　　ム　　　　　......, : : : : ::::　) . ,: :八
　　　　　　 .',　　　　＼ : : : : : : : : : : : ..　イー- ､ : : : : : : : : : : :　 : : : : : ｲ
　　　　　　　ヽ　　　 , .≧= --- =≦＿＿＿　　 ≧=z.x､ : : : : : : : :　イ,　　　　　　　豊かな胸のラインをありありと描き出す
　　　　　　　　ー　´　　/　　　　　　　　　　￣　　　　　　{￣￣´　/　　　　　　　　　　　シャツは薄くピッタリと張り付いていている。
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　/
　　　　　　　　　　　　ｲ　　　　　　　　　　ｲ　　　　　　　　　 ',　　/　　　　　　　　　　襟ぐりは深く開いており
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ソ　　　　　　　　　　',　/　　　　　　　　　　　　　胸の谷間が半ばまで露わとなっていた。
　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨
　　　　　　　　/ﾑ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　　そして腹部は丸出しであり
　　　　　　　ﾍ` ヾ:,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　　　　　　ヘソと、しっかりとくびれた腰が見える。
　　　　　　/j }＼＿ヾ:,　　　　　　　＿＿　　　　　　　　,　　　_イ´V
　　　　　/ﾉﾉY⌒ヽ二二二二二／＿＿＼＿　　　／　..ｲ　　　　V
　　　　　,`く　乂_,ノ　{ 　} Y⌒ヽ　{ ［　　　］　}　Y⌒ヽ二二二/' 二V　　　　　　　　そしてマイクロミニスカートは
　　　　 i::.　￣　'＼二＿乂_,ノ＿乂＼＿ﾉ　厂乂_,ノ　Y⌒ヽ　{ 　}i　　　　　　　　　胸同様に豊かな臀部を押し込めるようにして
　　　　　|　　　　　　　　　　　.:::..,.........　　　　......,..`≧== 乂_,ノ二≧=}　　　　　　　　　　　どうにかこうにか納めているだけで・・・
　　　　　:≧= ---　　　　　　　　 :::: : : : : : : : ::::　　　　　　　　　　　,
　　　　 .',.　　　---　　　　　　　　　,: : : : : : :, 　　　　　　　-- =≦′　　　　　　動く度にズリあがるスカートの裾から
　　　　　:≧=z- __＿　　　　　　　＿,:_:_:_:,＿　　　　　-＿　__,,.　イ　　　　　　　　　　　　　　　むっちりとした太ももがまろび出て
　　　　　　:,　　　　　￣￣￣￣￣￣ヽヾｧ´／￣￣￣￣￣　　　/　　　　　　　　　　　　　わずかに股間に張り付く下着が覗いていた。
　　　　　.:i　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙ　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　:j:　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 ==================================
　　　　　　　:　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　,
　　　　　　　　',　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 ,
　　　　　　　　',　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　,
　　　　　　　　　',　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　|　　　　　 ,
　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　|　　　　　 .,
　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　 .|　　　　 .,'
　　　　　　　　　　　}　　　',　　　　　　 .| ヽ　　 ./
　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　　|　　　　　i
　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　 |　　　　　‘
　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　|　　　　　 V
　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　|　　　　　　V
　　　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　　.! 　　　　　',
　　　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　　!
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 !　　　　　　 :
　　　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　 .!',　　　　　 !
　　　　　　　　　　　　 ,　　　　　　　　 !ﾑ
　　　　　　　　　　　　　',　　　　　　　 ! .ﾑ　　　　 !
　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　 !　ﾑ　　　　.!
　　　　　　　　　　　　　　',　　　　　　　.!　　 ,.　　　 :
　　　　　　　　　　　　　　', 　　　　　 !.　　 ',　　　 V
　　　　　　　　　　　　　　　',　　　　　　 ! 　　 .!　　　 V
　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　　　　',.　　　 Y　　　 V
2149：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:19:43 ID:Xf887oHU0: 　

┌────────────────────┐
│妻は以前より　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│抜群のプロポーションを誇ってはいたが・・・　　　│
└────────────────────┘

┌───────────────────────────┐
│そのため不特定多数の男たちから向けられる　　　　　　　　　　　 │
│不躾な視線を嫌い、家の外ではスカートなどはかなかったし　　　 │
└───────────────────────────┘

　　　┌──────────────────────────┐
　　　│それゆえ、自らあのような服装を選ぶわけがないのだが　　　　│
　　　└──────────────────────────┘
2150：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:19:55 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────┐
│やる夫の知らぬ間に　　　 │
└───────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　.:.:.:
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /`l　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,､. 　 l　 |/ 〉　　　　　　　　　　　　 /　　　　　.:.:.:.:.:.:
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,l |　　l　 |ﾚ'　　　　　　　　　　　　 /　　　　　.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,!　L.-ヾi=,'　　　　　　　　　　　　 /　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　 _,.-'´　　_, - '_´　　　　　　　　　　　　/　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　|_,.- '´|　L-'´_|　　　　　　　　　　　　/　　　　　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-'´　 ,.-'"　　　　　　　　　　　　 .7､ _　　　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　|,.- '´| |　　　　　　　　　　　　　　./　　｀''‐､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|,i　　　　　　　　　　　　　 ./　　　　　＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿、　　　　　/　　　　　.:.:.:.:.｀''‐､:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '‐ｰ７ﾉ゛　　　　　/　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀''‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _＿/ l_=ｯ　　　　 i　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lﾆｰ'''''ﾞﾞ￣　　　　　　`､　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..､._,Π　　　　　　　〈　　 ,　　｀''‐- ..,,＿＿＿／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !┌‐-ニ￢　　　　　　',　〈　　　　　　　u　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　゛´　　 / /　　　　　　　ヽ、',　　　　　　＿／i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／　　　　　　　　ヾﾍ、 `‐-､　　ﾉ　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀‐´　　　　　　　　　　　　ヽ､.＿＞､＿／

　　　┌─────────────────────────┐
　　　│妻の身にいったい何が起きていたというのだろうか？　　　　.│
　　　└─────────────────────────┘

『君の名は・・・・』　　その②　ー―　了
2151：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 19:21:32 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　＿__
　　　　　／/ {∨ヽ
.　　　　/　.! .l乂＼＼
. 　　　 {__/l__lrｯﾑ | .| }
.　　__　ﾊ圦ヽ_, ｱ}ﾊ |′
.　 rr))),ｨ　乂,≧ﾍ　 .ﾘｰr--ﾐ　　　　　　　_ 斗‐_ｚ_
　　ｱr‘ﾉ　　人/_ヽ　／_L｡rｬヽ　　 r､／ __'乏＝′
　 _ヽ、ﾏ､ ,彡'{二￣￣ﾆﾆ川川＼ノl '゜／
＜,＿Уﾆヽﾆ人二二二二｀ﾄ､ﾆ/二| ｲ　　　　　あと、二回で終わらす。
　＼二二二/　 l≧=-二二ﾘ　Yニﾆ∨
　　　ー一 ´　 ∧二ニﾆ／}　　￣￣　　　　　出来上がったら、投下します。
　　　　 _　-‐ ´ニＶﾆ／二.}
　　　　|=ニニニニニ／⌒{
　　　　ーｧ／ニﾆ／ニﾆ=ﾊ
　　　　〈乂_ニ,-､‐…-斗┘
　　　　　〉- ／::::::＼ヽ ./
.　　　 /::／::::::::::::: ,｣∠ -‐:::ヽ
　　　　〆::::::::::::;:ｨｉ厂;:=-┐::: ｣
　　　 ( ::::::::;:ィｉ{＞''´　　./:::::::|
.　　　 l`＝:7ﾟ´　　　　{:::::: ﾘ
.　　　　l::::::::′　　　　｀¨ ´
　　　 |::::: {
　　　 |:::::::ﾔ
　　　ﾔ::::::ﾔ
　　　　 V::::::ﾔ
.　　　　　 '，:::ﾔ
.　　　　　　∨::ﾔ
　　　　　　　ゝ∧
.　　　　　　ﾔ:::ヽ
　　　　　　　　∨::∧
.　　　　　　　 ∨:::ﾊ
.　　　　　　　　乂;;ﾉ
2152：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/11/06(水) 20:01:05 ID:v7r1H0zY0: 乙
中絶とかしてそう
2153：浮気 ◆PK4g7ENYu.：2019/11/06(水) 20:03:34 ID:I4O8/nSM0: 乙！入れ替わり物は多々あれど、こういうＮＴＲ物では意外なほど無かったかも。
実に期待！ｗ
2154：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:42:41 ID:Xf887oHU0: 　
『君の名は・・・・』　　その③　ー―

┌───────────────┐
│やる夫はたまらずに駆け出して　　 │
└───────────────┘

　　　　　　　　　　 _＿_　　＿
　　　　　　　　＞ｰ:::::::`´:::::::::;Ｚ._
　　　　　　　　∠:::::::::::::::::::::::::::::::::＜
　　　　　　　 /:::::::;ｨ::ｨ ;ハヽ;::::､:::::ヾ
.　　　　　　　１:: ﾉﾌjメ._v _>ﾍ｢ﾊ. :↑
　　　　　　　　ｈ.ﾋr',ニヽ＿r'ニ.ヽ.〕r|
　　　　　　　 |ｆ|| い)-ﾟﾉｰﾍﾟ-t)丿||ｆ|
.　　　　　　　 ,ゞ|:u ￣〈_ _ _〉￣ u |K
　　 _,,　-‐''7::: |　）(二ﾆﾆニつ（　|:::ヾ''‐- ､._
‐''"´:::::::::::::::i:::::::ヽ._　　 ‐一　　_.ノ ::::::ｉ:::::::::::::::｀'''‐　　　おい、ハルヒ！
::::::::::::::::::::::: |::::::::::ﾄ､ `:ー─‐''´, |:::::::::::|:::::::::::::::::::::::
:::::::::::r',二Yﾍ ::::::::ﾄ､｀ ‐---‐'´ノ|:::::::::r'Y二.ヽ::::::::::　　　その破廉恥な格好は
::::::: ｛. -ー{_ﾉ:::::::::|　｀　‐-‐ '´　 |:::::::::し}ｰ-　｝::::::::　　　　　　いったいぜんたいどうしたっていうんだお！？
:::::::; ﾍ. ',二j ）‐''ﾌ|　　　　　　 |く⌒（〈こ¨ 人:::::::
:／:{:::::ヾ＝ｲ::::::|oレ;:=＝＝=､、 |o|:::::::ヾｰ''´:ノ:`ｰ
:::::::::`::ｰ::フ′:::|:::|´∠二二＼ヾ;|:::|::::::::::‘く´::::::::::::

　　　　　　┌───────────┐
　　　　　　│妻に詰め寄った――　　.....│
　　　　　　└───────────┘
2155：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:42:58 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　　／: : : : : :./==-―: : :　　 ―-=ミ: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　 : : : : : :　 /　　　　　　　　　ヽ: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　 /.: :_:/: : : :. 厶-‐==＝: : :: : :＝==‐-ミﾊ: : : : :.: :.ヽ : : : : :ヽ
　　　　　　　　 /:／./.:. :. .:./.: : :ｉ: :. |: : : : : : : :.＼: : : .:';_: ヽ : :...: : : :.': : : : : : :
.　　　　　　　　　／ , /: :.　: : : : : ;i|: : : : : : : : : : : ; :|'⌒ ､: :｀ｉ: :.:.::'; : : : ﾏヽ : : : :
　　　　　　　 ∧ .//.: : : : : : : :./ |..ﾞ/'|:ﾊ:.:.:.: :_／|N　　＼: |､ :: : : :: : : ∨ ＼ : .:
.　　　　　　　 /: :У.: : :.:. .:.: ;れ⌒ヽ:.:.:!:! !:.: : : :. :.|レ ≫ ''⌒刈k: : : :: : : :.'.＼　〉.: :
　　　　　　　　　,′:λ! : : : ｉ. :/ Ｎ{　 | :冫:| |∨ : :ﾄ刈〃Yﾆヽ　犹 : : ﾊ',..: :|　∨.:.:｜
　　　　　　　　 : : / /|.: : : :|.ﾞ: i|:|　_,斗=ミｋﾘヽ:.:.:| . ﾘ　　 _,ﾉ| 　り: :冫 }|:. :.|／| : : :|
　　　　　　　　ｉ:.:〈 / :|.: : : :l. : iｋｖ㌻ Yﾆヽ　　＼i.　　　乂ツ　∠ イ　 , |.: :.|｜| : : :|
　　　　　　　　 |.: :/　 | : : :..　: :Ⅵﾄ　　　_,ﾊ　　　　　　　　 -= 　　 |　/ :|.:.: |｜| : : :|
　　　　　　　　 |: ｉ＼_|:､: : :.:.:: :ﾉ八　乂ツ　　　　　　　　　　 |「: : :|..: :|｜| : : :|
　　　　　　　　 |: |: :|: :|: :＼ｉ:､.:. :.:.ﾍ　　 =-　　　　 '　　　 _、　　　八: : :! : :|⊥| : : :|
　　　　　　　　 |: |: :|: :|: : : : 个ｒ≠∧ 　　　　　　　ノ⌒)　　 ,〈: : : : ; : : | : : : : : !
　　　　　　　　 |: |: :|: :|.: : : : :|　|:Tマ卞.　　　　に二　　 ´ 　 ,, ＾: : : :.ｲ..: : ;.:.:./.: .:/　　　　は？　え？　
　　　　　　　　 l;八 |: :|.. : : : :| ｜| : :｀T＾: .,_　　　　　　　　　／′ : : : : |.: :./.:./| : /　　　　　　　誰よアンタ！？
　　　　　　　　　　 L.:|'. : : : :|._」 |: : : :l: : : : ;〕ﾆ=ｩ-　　..　_／　 k: : : : : : |‐…‐-ﾙ､{
　　　　　　　　　　 Vﾊ.: :.:.´　|￤ : : : : : :/∨　{　　　　　　 }ﾊ: : : : : |｝　　　　＼　　　　(語尾に〝お〟ですって？)
.　　　　　　　　　　 V.:./　　 | : : : : : : : ′{　　　　　　　　　｜: : : : |　　　　　　ヽ

┌────────────────────────────┐
│しかし、彼女の引きつった表情と　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│こちらを見る瞳に浮かぶ、困惑した色合いに動きを止め――　　　....│
└────────────────────────────┘

┌────────┐
│やる夫は・・・　　　...│
└────────┘

///////////////////////////////　　∨///|////|///＼/|
/////////////////////// |//////　u　 ∨//.∨//:|///|.　リ
///////////////／/////　|///// 　　　 ∨/:| ∨/:!ヾ/:|
/////////／ /／　///／　/// ／　　}.　　　 ∨:|　.∨:!　ヾ|
///////／　./'´　 /.／,.:'´ 厶イヽ=--ノ　　u ､.Ⅵ　　Ⅵ 　 |
////// |　　/　　 /　 /　＿＿　　',　　　　　 γ⌒ヽ / ﾘ
⌒ヾ＝＝＝＝＝＝＝,.:'　　　ヽ.　 '/＿＿___/,,,、　ﾊ
　　|////　　　　　 {　　　６　　　}ニニニ,' a　ヽ/__}_
　　|///|　　　　　　 ', ＼＿__ノ　　,'　　　 ',　　　|　 ;!
　　|///|　　u　　　　人　　　　　 / 　　　 ∧¨´ ;　∥
　　|///|　　　　U　　　＼＿＿ノ.:　　　　　　∧__,'_ノ
　　|///　　　　　　　ij　　　　 ....::|:::　　　　　　 ', ;
　　V/　　　　　　　　　　　 ...:::::::|:::. 　　　　　　　'/
､＿_!{　　　U　　　　　　　　.::::::: {::::....　　　　　　｝　　　　　　　　　　　　　　　, へ／⌒Y
//／|　　　　　　　　　　}:.　　　　ゝ--------- ''´|　　　　　　　　　　／　　 }　 ./
／　｜　　　　　　　　 ;::　_＿＿＿＿＿＿_,　　 |　　　　　　　　　／　　　 .;　,.:'Y
　　　|　　　　　　　　ﾉ／-┴┴┴┴┴┴/　　 !　　　　　　　　 .／　／ ⌒Y／　.;
　　　|　　　　　　　　 '´ ゝ-------------┘　U′　　　　　　／　／　　 ./　　 /　　　俺が誰か・・・
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　 /　／　　　 /　　,.:'　　　　　　わからんのかお？
　　人　　　　　　　　　　　　ー――一　　　 /　　　　　　 /／　　　　／　_／
　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　／　　　　／　　/

　　　　　　　　┌──────────────────┐
　　　　　　　　│蚊の鳴くような声で、そう絞り出した。　　　 │
　　　　　　　　└──────────────────┘
2156：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:43:12 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────────────┐
│すがりつくように、彼女に伸ばした手は　　 │
└──────────────────┘
　　　　┌────────────────────┐
　　　　│彼女を怯えさせるだけだとわかりひっこめ　　　　│
　　　　└────────────────────┘

　　　　　　　　　　 i| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |:
　　　　　　　　　　 l| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |:
　　　　　　　　　　 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |:
　　　　　　　　　　 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |:
　　　　　　　　　　 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |:
　　　　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |　　　　　　　 ┌──────┐
　　　　　　　　　　 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |i　　　　　　　 │一秒・・・　　......│
　　　　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |　　　　　　　 └──────┘
　　　　　　　　　　 :|::;:;:;:;:;:,.　　　　　 .,:;:;:;:;:;::|:
　　　　　　　　　　　　　 :/:::.　　　　　　　　　　 |:　　　　　　　　　 ┌──────┐
　　　　　　　　　　 :/:　　　　　　　　　　　　 |:　　　　　　　　　 │二秒・・・・　　 │
　　　　　　　　　　　　//:　　　　　　　　　　　　　　　 |:　　　　　　　　　 └──────┘
　　　　　　　　　//:　　　　　　　　　　　　　 |:
　　　　　　　　　　　:/:　　　　　　　　　　　　　　　　 |i　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　ｉ,':　　　　　　　　　　　　　　　 ||　　　　　　　│答えを待つ間の恐怖と不安からくる震え　　　..│
　　　　　　　　 l|:　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:　　　　　　　│それを堪えるために、握りしめる。　　　　　　　│
　　　　　　　　 :|:　　　　　　 ,::..　　　　　　　 |:　　　　　　　└───────────────────┘
　　　　　　　　 :|:　　　　　／::.:.:. 　　　　　　 |i
　　　　　　　　 i|:　　　　 /￣｀ヽ::.　　　　　　 ||
　　　　　　　　 :|:　　　 | 　 .::ノ:::.　　　　　　　　 |:
　　　　　　　　 :|:　　　 | :／　＼　　 /:　 /:　//:
　　　　　　　　 :ヽ＿＿_人.＿＿_＿_／:. ／_／´
　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣
2157：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:43:34 ID:Xf887oHU0: 　

┌───────┐
│返答は・・・　　......│
└───────┘

　　　　　　　／:.:.:./ .イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:..､　ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.:.ヽ
　　　　　 ./:.:.:. ／:.:.:{!:.:.::{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ﾍ:.:.:.:.「＼:.:ﾊ
　　　　　 /ｨ:.:.:/:.:.:.:.:∧:.:.ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:.:.:∨　丶:
　　　　　　「　i:.:/:.:.:.:.:/　Ｖ:.〈:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: !:.:.:.:.:∨＼〉
　　　　 .':ｲi|:.i:.:.:.:.､i__ 　 V:.ｉ､:.:.:〈＼:.:.:.:.:.l:.:..:.:.|:.:.:.:.:.:|＿.ｲ:.:.
　　　　　 ':.〈/|:.{:.:.:.:.:l|　≧ｰV!　ヽ:.:.ﾟ，厶斗匕!:|:.:.:.:.:.:l　!　:.:.:i
　　　　　ﾚ //{:.l:.:.:.:.ハ=ミ　　＼　＼{　x==ミИ7:.:.:.:.: !:￤　､:!
　　　　ｉ| |:ｲﾊ:.､:.:.:ﾚ芹ｆ心　　　　　　ｲ芹心ｱ .':.:.:.:.:.:.l.l |ﾊ　 |
　　　　 || |:.| |:. :.ヽ:.〉辷zﾘ　　　　　　辷ｚﾘ　/:.:.:.:.:.:/ﾉ |:.:.:Ⅵ
　　　　 ||_|:.| |从{:.:.:.|　¨¨　　/　　　　 ¨¨　 /:.:,:.:.:.:/:.|__j:.:.:.:.:|
　　　　 |:.:|:.|_|:.:.:.ヽ八　　　　＿　　　 u /:.ｲ:.:.:./:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!
　　　　 |:.i|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.＼　　　V__）　　　　/:./.|:.:./:.:.:.: |:.:.:.:.: ﾘ　　　いや・・・・えっと・・・？
　　　　 |从:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.i:.:〕ﾄ．　　　　イ〃〉ｲ:./:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.′　　　　　ホントに知らないんですけど
　　　　　)　ﾟ，:.:.:从:.:.:.:.:|:.:.l:.:.:.≧==　　　　 /:.:.:/:.:.:.:.:..:ﾉ:.:.:.:/　　　　(また〝お〟って・・・？)
　　　　　ヽ:.:.:.∧:.:.:.|:.:.／: :V　　　　ｲ:.:./{:.:.:.:／:.:./:.:′
　　　　　　　＼:.:.:＼{.ｲ: : : ∧　　　／　Ⅳ: :〕ド:.:.:.:.:ル'

　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　│ある意味わかりきっていたものだった。　　　....│
　　　　　└───────────────────┘

┌─────────────────────┐
│だが期待したのだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│夫婦であれば、心が通じ合ってわかるものと　　　...│
└─────────────────────┘
┌───────────────────────────┐
│そして彼女が肯定してくれさえすれば、疑念は消えるのだ。　　　...│
│外見がどうあれ、〝やる夫〟は〝やる夫〟でいられるのに　　　...│
└───────────────────────────┘
2158：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:43:46 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　 | :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
　　　　　　　　　　 |::;:;:;:;:;:,.　　　　　 .,:;:;:;:;:;::|
　　　　　　　　　　　　　 /:::.　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　 /:　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 /:　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　 /:　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　/:　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　 ,':　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　 |:　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　 |:　　　　　　 ,::..　　　　　　　 |
　　　　　　　　 |:　　　　／::.:.　　　　　　　　 |
　　　　　　　　 |:　　　　 /￣｀ヽ:.　　　　　　　　　|　　　 ┌─────────────────────┐
　　　　　　　　 |:　　　 | 　　 |:.　　　 .:; 　 .:;　.; |　　　 │やっぱり自分は、ただの狂人だったのだろうか？　│
　　　　　　　　 |:　　　 | 　　 |:.　　　ｉ:　　ｉ:　ｉ |　　　 └─────────────────────┘
　　　　　　　　 |:　　　 | 　　 |:.　　　 |:　　|:　| |
　　　　　　　　 |:　　　 | 　　 |:.　　　 |:　　|:　| |
　　　　　　　　 |:　　　 | 　　 |:.　　　 |:　　|:　|ﾉ
　　　　　　　　ヽ:＿＿ノ　　 /:.　　　 /:.　 /::./
　　　　　　　　　　　　　　　 /:.　　　 /:.　 /::./
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.　　　 /:.　 /::./
　　　　　　　　　　　　　　 /:.　　　 /:.　 /::./
　　　　　　　　　　　 /:.　　　 /:.　 /::./
　　　　　　　　　　　　　　 |::.　　　/:.　 /::./
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ＿／:.　 /／
　　　　　　　　　　　　　ヽ.＿／
2159：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:44:00 ID:Xf887oHU0: 　
┌─────────────┐
│やる夫がどう思おうと――　　 .│
└─────────────┘

　　　　　　┌────────────┐
　　　　　　│どうあれ、事実は事実。　　....│
　　　　　　└────────────┘

┌────────────────────────┐
│この場に自分がいることでハルヒを困らせている　　　　......│
│なにをしでかすかわからないという恐怖を与えている　　.....│
└────────────────────────┘

┌───────────────────┐
│それがまごうことなき、目の前の現実であり　│
└───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　／::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : ＼
　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:／　-──ﾍ、 : :ヽ
　　　　　　　 ,:':.:.:. /: : :...:/　　 --──‐＼..: : :
　　　　　　　　　/:.:.:.: │:.:.:.:/:.:／: :{: :､ : :ﾄ :.:.:.:.ヽ:.:.:..ﾞヽ
　　　　　　　　 ,':.:.:.:／.| i: : i|:/　’,:.:ぃ: ヽ:ﾊ／:. : │:.:. :.:ﾟ，
　　　　　　　 }:.／ｲ. ! i:.:.:i|′　 ∨i ＼: :ﾊ　＼:.:|: :.i 〕:.ﾊ
.　　　　　　 /:.{　 /|:.:| i: : i｢｀¨ ｰリ　　＼:}x㍉ヾ! :.「{:.:.:.i
　　　　　　 ':.:.:.∨/|:.:| i: : i|=元ﾃミ　　 /ｆi刈 //i: :.| 〉:.:.|
　　　　　　　ｉ:.:.:.:〈/l |:.:| i: : i|弋zﾂ　　　ゞ'″｛:.i::. |V:.:.!
　　　　　　　|:.:.:.:〈八|ぃ i: : i|　￣　　　､　　　　':.i:.: |/:.l:.|　　ﾁﾗ
　　　　　　　lﾊ:.:.:.:.:.:.|:. ∨:..ｊ|ι　　　　　　　　 :′!/.|:.:.:!:′
　　　　　　　|! ﾟ，:.:.从:.: ∨:j| ＼　　　 -─　／│:.:′!:.:ﾉ
　　　　　　　|　 }:.:/}:.::.:.:. ∨|ィ:}　＞　.,__,ｨﾊ､:.:.:|:./:.:.:ﾚ'
　　　　　　　ﾊ:! 乂:.:.:.:.:リ:. ﾉ.　　　ト､:.:.:: _j/¨x≪¨ヽ
　　　　　　　　,x≪:--斗'.　　　　/: : : : :r/:／.　　　＼

　┌───────────────────────────┐
　│妻は傍らに立つ夫へと、助けを求めるように視線を投げかけた。 │
　└───────────────────────────┘
2160：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:44:14 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────────────┐
│それを追うようにし――・・・　　　　│
└──────────────┘

.　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､ヽ
.　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　　　　　　　ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',､ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　i,::::::::::::::::,::::::::,ｨ::::::/',:::::::,::::::::::::::::ﾍヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　,'::::::::::,::/i::／ /／　.',:::/!:::!:::::::::::i::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::／,'-/'‐-/､　　 ._|/ ﾍ:|､:::|:::::|ヽ|
　　　　　　　　　　　　　　　 i:::r:=,;' ,,-‐ミ､　　　 ,,|'⌒|'､,i::ﾊ:::|
　　　　　　　　　　　　　　　/r.i:::} i! ゝ　・,}i!ﾆﾆミf'-‐､ヾ{l'　ﾍ|
　　　　　　　　　　　　　　　l ! |:,'　ゞ ___,,ｲ　　 |ヽﾞ_ﾉ　i}!
.　　　　　　　　　　　　　　ﾍﾍ|' 　　　 ,′　　 .!ヾ==イj
　　　　　　　　　　　　　　／｀|　　　　ゝ　　 j　　　i/
　　　　　　　　　　　 ,,-ｯ´. . |/!　　ﾉｪｪｪｪ`ｰ´__　　　.|
　　　　　　　　　_. ／. /. . . .| .| 　 ´`ｰ- 　二二! 　 .,'､
　　　　　｡s≦. . . . . ./. . . . .|. ヽ　　　　===　　｀　 i.ﾍヽ､
　｡s≦. . . . . . . . . ./. . . . . .! 　 ` -､　　　　　 _ノ. .ﾍ . ≧s｡
　 . . . . . . . . . . . . /. . . . . . .l､　　　　`ｰ--‐'´ ￣ l. . . . ﾍ. . . . . ≧s｡
　 . . . . . . . . . . . /. . . . . . . .|ﾐ､_　　　　　　　　　,,;i. . . . . ﾍ. . . . . . . .
　 . . . . . . . . . . /. . . . . . . . .| ヾミﾐ､　______　,,;;;;彡! . . . . . ﾍ. . . . . . .

　　　　　　　　　　　　　┌──────────┐
　　　　　　　　　　　　　│そして、やる夫は見た　.│
　　　　　　　　　　　　　└──────────┘
2161：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:49:33 ID:Xf887oHU0: 　
┌──────┐
│そいつが　　 .│
└──────┘

　　　　　　 .|iニニニニニニニニニニ
　　　　　　 .|iニi|/￣　　　　　　　　　　＜
　　　　　　ﾔニi|　　　　　　　　　　　　　　ヽﾆ
　　　　　ﾔニ|　　 i､ヽ　　　　　　　　　　　ﾍﾆ
　　　　　ﾔﾆ|　　　＼＼　　　　　　　　　　ﾔｷ　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　 .ﾔ |　　　　　＼＼f 心　　　　　　ﾔｷ
　　　　　　　 .ﾔﾍ　　　　　　￣ゞ汐ヽ　　　　　ﾔｷ
　　　　　　　 .ﾔﾆ,　　　　　　　　　　＼　　　ﾔｷ
　　　　　　　 .ﾔﾆﾍ　　　　　　　　　　　　　　　ﾔｷ
　　　　　　　　　ヽニﾆi､　　　　　　　　　　　　　　ﾔｷ
　　　　　　　　 .ヽニニ＞｡.＿＿＿＿＿＿＿__/.ｷ
　　　　　　　　　　＼ﾆﾆiニニニニニニニニニニヽ
　　　　　　　　　　　　　　ー　＿　￣￣　　三ﾐヾi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'

　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘,
ﾆ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
二　＼　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿／
二二 ..＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
二二二 ..＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿／

　　　┌──────────────────────────┐
　　　│サングラス越しにも、こちらを凝視しているのがわかった。　　　│
　　　└──────────────────────────┘

┌───────┐
│しばらく・・・　　　 │
└───────┘

　┌───────────┐
　│黙って見つめ続けて、　　...│
　└───────────┘

　　　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　　　／＿＿　＿＿＼
　　　　　　／＼三三八三三／＼
　　　　　 |　 "　（＿人＿）　　　"|
　　　　　　＼　　　L ｴｴノ　　　／
　　　　　　＜＼　　　　　　　／＞　　　　　 /＼　　 |_ヽ　
　　　　　　／三≧　　　　≦￣三＼　　　　　　.＼　__）　
　　　　　/三三　≧＝＝≦　三三|
　　　　 |三三　　≧二≦　　三三|
　　　　 |三三　　　　||　　　　三三|
　　　　 l三三　　：||　　　三三|
　　　　 |三三　　　　||　　　 |三三|
　　　　 |三三|__　　：||　　　_|三三|
　　　　 /⌒＼三三ﾆ八ﾆ三三 /⌒ヽ
　　　 |　　　､〉エエ回エエエ〈　　　|
　　　　￣7´　　　　　　　　　 7￣　　　　　┌───────┐
　　　　　 |二=　　　 |　　　=二|　　　　　　 │と、笑ったのだ。..│
　　　　　 |　　　　　∧=　　　　|　　　　　　 └───────┘
　　　　　　 |二=　　/　 ∨　=二|
2162：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:49:49 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　　　　　／｀|　　　　ゝ　　 j　　　i/
　　　　　　　　　　　 ,,-ｯ´. . |/!　　ﾉｪｪｪｪ`ｰ´__　　　.|
　　　　　　　　　_. ／. /. . . .| .| 　 ´`ｰ- 　二二! 　 .,'､　　　(やっぱり――そうか！)
　　　　　｡s≦. . . . . ./. . . . .|. ヽ　　　　===　　｀　 i.ﾍヽ､
　｡s≦. . . . . . . . . ./. . . . . .! 　 ` -､　　　　　 _ノ. .ﾍ . ≧s｡
　 . . . . . . . . . . . . /. . . . . . .l､　　　　`ｰ--‐'´ ￣ l. . . . ﾍ. . . . . ≧s｡
　 . . . . . . . . . . . /. . . . . . . .|ﾐ､_　　　　　　　　　,,;i. . . . . ﾍ. . . . . . . .
　 . . . . . . . . . . /. . . . . . . . .| ヾミﾐ､　______　,,;;;;彡! . . . . . ﾍ. . . . . . .

┌─────────────┐
│それで確信し、理解した。　　　 │
└─────────────┘

　　┌──────────────────────────────┐
　　│自分の頭がおかしくなったのではない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　│人生のどん底を這うようにして生きてきた人間の悲しい妄想ではない。　│
　　└──────────────────────────────┘

┌──────────────────────────┐
│いる、あそこには間違いなくいるのだ、本物の〝安藤〟が　　　│
└──────────────────────────┘
2163：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:50:08 ID:Xf887oHU0: 　
┌───────────────┐
│しかし、奴はいけしゃあしゃあと　　　│
└───────────────┘

　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　／＿＿　＿＿＼
　　　　／＼三三八三三／＼
　　　 | 　"　（＿人＿）""　　|
　　　　＼　　　ゝ_＿ノ　　　／　　　　
　　　　＜＼　　　　　　　／＞　　　　　　ちょっと、いきなりなんなんだ？
　　　　／三≧　　　　≦￣三＼　　　　
　　　/三三　≧＝＝≦　三三|　　　　　　　妻は知らないって言ってるし
　　 |三三　　≧二≦　　三三|　　　　　　　　　　もちろん俺もあんたなんて知らない。
　　 |三三　　　　||　　　　三三|　　　ｎ
　　 l三三　　：||　　　三三三三|　￣＼　　これ以上騒ぐなら、警察呼ぶぞ。
　　 |三三　　　　||　　　 |三三三三|＿＿ノ
　　 |三三|__　　：||　　　_￣厂￣￣
　　 |三三三三八ﾆ三三ﾆ|
　　 |三三|エエ回エエエエL
　　　|　　Ｊ　　　　　　　 |
　　　Ｌノ　　　　 |　　　　 |
　　　 |　　　　　∧=　　　　|
　　　　 |二=　　/　 ∨　=二|

　　　　　　　　　　__,---､,:.:.'´:.'´:.:.:.:.:.-‐'＿
　　　　　　　　　　ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ｀
　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.､:.､:.:.:.:.:.ヾ｀　　　　　┌──────────┐
　　　　　　　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:./ヽ:.:.:.:ﾄ:.:ヽ:.:､ヽ:ヽ　　　　 │しらばっくれて・・・　　　 │
　　　　　　　　.l:.:.:.:.:.:.,:.:.:.／l:./　 .ヽ:.:.lヽ:.ﾄ:.:.l:.ヾヾ　　　　└──────────┘
　　　　　　　　.l:.:.:.:／l／　 l/ ､　　ヽl_.ヾl｀､ﾄ､l　　　　　　　　　 ┌──────────────┐
　　　　　　　　.l:.:.:.:l　／￣＼｀'　｀／￣＼' ｀｀　　　　　　　　　│やる夫のフリを続けている。　　　 │
　　　　　　　　,-,l-:l´l .(　о lーーl о 　) l-　　　　　　　　　　　└──────────────┘
　　　　　　　　l "l:.:l　＼＿.イ　　　＼＿／l
　　　　　　　　l ヾl:l　　　　 .l　　　　l　　　 l
　　　　　　　　ヽ､_l　　　　 .ヽ　　_,-'　　　.l
　　　　　　　 . l:.:.:l　　　)=========(　　.l
　　　　　　　／:l:.:/l　　　　　､＿_,　　　　l､　　　　　　　は？
　　　　　 __/: : :l/　l　　　　　　　　　　　,-':.:ヽ_
　　 _,-‐'´/: : : :!　　｀‐‐--､　　　　,-‐‐'!:.:.:.:.:.ヽ｀:､_
-‐'´: : : :/: : : : l､　　　　　　｀‐‐‐‐´　　.!:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:｀｀‐-､_
: : : : : :./: : : : :.! ｀.､　　　　　　　　　　,-!:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀‐-､
: : : : :./: : : : : :!　　.｀‐ ､　　　　, -‐'´　!:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀‐-､

┌───────────────────────────────────┐
│その態度に、そしてこいつの借金のせいで　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│今までの労働施設での苦しい日々も蘇り、ふつふつと怒りが込み上げてきた。　　　 │
└───────────────────────────────────┘
2164：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:50:22 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　／＿＿　＿＿＼
　　　　／＼三三八三三／＼
　　　 | 　"　（＿人＿）""　　|
　　　　＼　　　ゝ_＿ノ　　　／　　　　　　おっと――
　　　　＜＼　　　　　　　／＞
　　　　／三≧　　　　≦￣三＼
　　　/三三　≧＝＝≦　三三|
　　 |三三　　≧二≦　　三三|
　　 |三三　　　　||　　　　三三|　　　　ｎ
　　 l三三　　：||　　　三三三三三|　￣＼
　　 |三三　　　　||　　　 |三三三三三|＿＿ノ
　　 |三三|__　　：||　　　_￣厂￣￣￣
　　 |三三三三八ﾆ三三ﾆ|
　　 |三三|エエ回エエエエL
　　　|　　Ｊ　　　　　　　 |
　　　Ｌノ　　　　 |　　　　 |
　　　 |　　　　　∧=　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────┐
　　　　 |二=　　/　 ∨　=二|　　　　　　　　　　　　　　　 │胸ぐらをつかんで　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────────┘
　　　　　　　　　　　　　　 i⌒ヽ　　　 /⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　,　　　　　 ┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　　i　　　　　　　　　　　│お前が本物の〝安藤〟だろうと　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　 !　　 ! 　 ;　　 i.　/⌒i　　│問い詰めてやろうと手を伸ばしたが――　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　乂ﾉ　　 l /　　,　　└───────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　　　　　　 ′　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　; 　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　乂
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　￣）
　　　　　　i´￣￣¨　ｰ一　´　　　　　　　　　　　　　　　 r　´
　　　　　人　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　｀　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　｀　、　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　 `　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`
　　　　　　　　　　　　　　｀　　 _　　　　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
2165：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:50:37 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _｣Ｌ∟Ｌ｣_　____　　　　|
　＞'ﾞ´￣￣｀゛¨ '' ‐-　...,, _____／::::::::::::::::::::V:::ア　　　　|
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.: /::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾐ　　　　|　　　　／
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / :.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.: /:::::::::／:::::／|::::::::::::}　　　 ∧＿／　　　＼
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:./^!/ アミ／., -ミ:::/ﾊ!　　　　　　＼___／￣￣＼
:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:. /',/;＼{　a )ﾆ{__　 )'::/　　　　　　　／　|　　　　　＼
:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.≧s｡.:.:.:.:./　{ ノ-､テ" /､aﾉ７'´.∨　　　　　　|　　　＼　　　　　＼
:.:.:.／___:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./　ヽゞ､::＼-'__u ,.:'|:.:.:.:.∨　　　　　 |　　　　＼　　　　　＼
-－－､ ):.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:./|　u　＼⌒ヾ::ｱ／:.:.|:.:.:.:.:.∨　　　　 |　　　　　　＼　　　　　＼
二二＼):.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:./　＼＿＿.≧=≦:.:.:.:./:.:.:.:.:.: |　　　　 | 　　　　　＼　　　　　|
----､):.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:./.|　　'　　 ’ /:./:.:.＼/:.:.:.:.:. :. |　　　　 |　　　　　　　　　| 　　　 |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼､_ﾉし/／　　 /:./:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.: |　　　　 |　　　　　　　　　| 　　　 |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ . _）r'⌒'.....､＼＼/:.:.:.:.:.:.:. : |:.:.:.:.:. :|　　　　 |　　　　　　　　　| 　　　 |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／／　　 .：　　､ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨　　　　　　　　| 　　　 |
:.:.:.:.:.:.:.／／　　　　　　　 / ＼　　＼　　　　　　　　　　　　　∨　　　　　　 |￣￣￣ |
:.:.:.:.／／:l＼　　　　　　〈　　＼　　　＼＼　　　　　　　　 ∨　　　　　　 .|＿＿＿_|
:.／／　 `''＜〕iト-------∨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　/　　　　|
.／　　　　　　｀ﾌ7=ｰ----.∨　　　　 ∧　　　　　＼＼　　　　　∨　　　　　,　　　　　|
　　　　　　　　　/ 　　　　 ∨　　　 ∧￣￣￣￣￣＼￣|￣￣∨　　　　乂|　　　 .}
　　　　　　　　 ;　　　　　　　　∨　　　 ∧＼＼　　　 .＼|　　　 ∨　　　　　`ー一'
　　　　　　　　 |　　　　　　 .∨＼　　＼　　　　　　　 | . 　　 ∨
　　　　　　　　 | 　　　　　　 ∨　　　 ∧　　　　　　 |　　　 .∨
　　　　　　　　 | ＼　　　　　　 ∨　　　 ∧　　　　　　　 |　　　　　∨
　　　　　　　　 |　　＼　　　　　　 ∨　　　 ∧＼＼＼　　　|　　　　＼

┌────────────┐
│やる夫の手は空を切り　　......│
└────────────┘
　　　　┌───────────────────────┐
　　　　│お返しとばかりに、鳩尾に膝を叩きこまれていた。　　　 │
　　　　└───────────────────────┘
2166：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:51:14 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-──‐-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／￣￣｀ヽ:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:厶 - ── -ﾐ:.:.:.::.:＼:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ:.:.:/:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:!:.:.:.:.:.:「＼:.:.:.:∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈/:.:.:':.:.:.|:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.＼:}:.:.:.:. 〈＼〕:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .':.:.:.:{:.:.､ﾄ､:.:.:.:{＼:._:_:.厶:.:.:.:.∧　》:.:.:.:.:.!
　　　　　　,.，'|　　　　　　　ヽ　　　　　ｌ:.:.:.:..!:.:.:.lヽ＼:.メ´＼:.{　|:.:.:.ｌ:.:.Kく:.:.:.:.:.:|
　　　,.，'´　　jl　丶　　 :|　ヽ　　　　ｉ:.:l:.:.:.:.:.:.{!沁　　　芹ﾃｧ|:.:.:.ｉ:.:.|)　〉:.:.:.:.|
　＜＿　　｣ !　　　　　　|　　＞　　|:.:i:.:.:l:.:.∧ﾞﾂ　　戈ツ |:.:.::.|:.:.|.У:.:.:.l:.:!
-‐'"´　∧　/　!　､_　　　; |　／ヽ､_　　|从:.∧:.:.∧　' ＿_　　　 |:.:.::.ｌ:.:.|/:.:.:.:.∧|
　　　 /　 ',∧　　　　　 ,ｲ/　　　　　｀ﾟ'ｰ-､　{人:.:＼乂_)　u イ:.::∧ﾘ:.:.:.:.:/　ﾘ
.　　/　r‐/:::‘，　　　／::|ｉ､　　　　 ,'　　　＞'"二!:.≧= rく. /|:./ｿ／::::::/　　　　　　ちょっと、やる夫――
　　　　 | /:::::::::ヽ　.／::::::::|/　　　　　ｉ　|　 /　　ｰ┤::rﾉ　　　/!' ＞ｰ-Ｖ:　　　　　　　　　暴力は不味いでしょ！？
　　　 {/:::::::::::::::`´:::::::::::::|l　　　　　 | ｜./　　　ヽ!:/ヽ　　,ノ　　　／: : ｀ﾞ'ｰ､
.　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::|!　　　　 l　l./　　　　ｨﾉ,'　　Θ　　　／: : : : : : : : : :ヽ
　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　ｌ　; 　　ノ　!　　　　　　／: : : : : : : : : : : : ,ィ!
.　　　 ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!　　　　　　Ｖ　　 ,.ィ　　 ! ヽ／　,イ彡: : : ヽ: 　i : : : ／: : :!
　　　 ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　 /　　 ′　　j: ＞'":￣: : : 丶:､ﾐ､　! ／ : : : : l
　　　,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!　　　　　_/　　 ′　 ,ィ´: : : : : : : : : : : : :　ヽ}: : : : : : : j
. 　　,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ　　　　　ハ　　ﾊ　, ': : : : : : : : : : : : : : : : : :　',: : : : : :./
.　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|.　　　　 ,': :‘，　!l. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　!: : : : :/
　　,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 　　　 ,': : : :`ー| i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　j:/: : : !
　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｊ　　　　 ,': : : : : : :.| ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　ﾉ　　 : :!
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|.　　　ゝ、: : : _,.ﾉ人 : : : : : : :: : : : : : : : : : -!- ヽ　|　-‐　　　 /
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!　　　　　￣　 |: : : : ＼: : : : : : : : : : : : :　α＿ﾉ.　ﾚ (__　ゆ　/｀し

　　　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　　│慌てて、ハルヒが止める。　　　.│
　　　　　　　　└─────────────┘
2167：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:51:27 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼
　　　　　　　　　／￣￣￣＼　　　　　　／　／
　　　　　　　／＿＿　＿＿＼　　　　＼／／>
　　　　　　／＼三三八三三／＼　　　　　<／
　　　　　 |　 "　（＿人＿）　　　"|　　　　　 ┌─┐
　　　　　　＼　　　L ｴｴノ　　　／　　　　　　└─┘
　　　　　　＜＼　　　　　　　／＞　　　　　いやいや、正当防衛っしょ
　　　　　　／三≧　　　　≦￣三＼　　　
　　　　　/三三　≧＝＝≦　三三|　　　　　お前も、こいつが先に掴みかかって来たの
　　　　 |三三　　≧二≦　　三三|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見てたろ？
　　　　 |三三　　　　||　　　　三三|
　　　　 l三三　　：||　　　三三|
　　　　 |三三　　　　||　　　 |三三|
　　　　 |三三|__　　：||　　　_|三三|
　　　　 /⌒＼三三ﾆ八ﾆ三三 /⌒ヽ
　　　 |　　　､〉エエ回エエエ〈　　　|
　　　　￣7´　　　　　　　　　 7￣　　　　　
　　　　　 |二=　　　 |　　　=二|　　　　　　
　　　　　 |　　　　　∧=　　　　|　　　　　　
　　　　　　 |二=　　/　 ∨　=二|

　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:./／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼{:.:.:.:.:.:､:.＼
　　　　　　　　　 /:.:.:/:.:.:.:.:':.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ｖ:.:.:.:.「￣ﾒ
　　　　　　　　　　　／｢〉:.:.:.:./:.:{:.:. ｲ:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.|＼_ハ
.　　　　　　　　　 /У /:.:.:.:./:.:. |:./ {:.:.!、:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:|:.:.:.:. {　/:.:.:.＼
　　　　　　　　　　 ':.{__/:.:.:.:.:.ｉ:.:.:/＿ノⅥ ヽ:.:.､:＿j_:＿:!_:.:.:.:.∨ヽ:.:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　 i:.:刈:.:.:.:.:.:.!:..ｨ＝=ﾐ'、ヽ　＼‐≦ミ､ :}:.:.:.:.:.:.|　 ∨:.:.:.:.ﾟ，
　　　　　　　 l/ /{:.:.:.:.:.:.l..{{　んﾊ　　　　　 rぉヾ: ::.:.:.:.:.:.!￤ }:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　《/ /:.:.:.:.:.:.{ `　ﾏ沙　　　　比ﾘ　”ﾞ:.:.:.:.:.:Ⅳイ:.:.:.:.i:.:.:i
　　　　　　　　　 /:.∨:l:.:.:.:.:. ﾊ　　-‐　　 ,　　　‐-　　￤i:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:!
　　　　　　 /:.:.:/|:从:.:.:.:.圦　　　　　　　　　　 |:.l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:ﾒ
.　　　　　　　 ,:.:.:./: l:.:.:.＼:.　、　　　　　　　　　　　　/. l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:i:.:.:.|ハ
.　　　　　　　 ,:.:.:/:.:. !:.:.:.:.:.|:.:.:.ﾞ＼　　　´￣｀　　　ｲ／:l:.:.:.:.从:.:.:.l:.:.:.|!　}　　いや、それはそうだけど――
.　　　　　　　ｉ:./_＿..ﾞ:.:.:.:. !:.:.i:.:ﾞ/:`ト.　　　　 .ィ. ":/:.:j:.:.:/:.:.:l:.:. l:.:.:.li .ﾉ
.　　　　　　　 |´ヾﾄ: : :`く＼＿_/:.:.:.l.　`　--　 ´ .':(￣`'＜ヽ. :/|:.:ﾉ!:.:./
　　　　　　 /.　　ヾﾄ : : : : : : Vﾊ_ノ　　　　　〈:.:.:.ヱ>､ `〈ｰ-､...《:ｲ
2168：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:51:39 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　／}
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　 /　/ 　　　__
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　./　/　 .　／ .ﾉ
　　　　　　　　　／　　　　　　,　　　､,,.-='､'､　＼　　　　　　　　　 /　厶-　´ ／
　　　　　　　／　　`┬;;;:::┬′　　ﾞ.ﾞ､;;;;::',ﾉ　　＼　　　　　　　 /　　　　／
　　　　　　／　　　　⌒ﾞ''''''´"　　　　｀'''''"　　　　　＼　　　r一'´　ー､　　￣￣￣）
　　　　　　|　　　　　　　　ｌ´　　　ｌ　　｀ｌ　　　　　　　|　　　`ー―.　､＿_　.〈￣￣
　　　　　　|　　　　　　　　 `┬ イ` ┬ '　　　　　　　　|　　　　　ｉ ⌒　　|＼＼
　　　　　　＼　　　　　　　　 |─┬‐ |　　　　　　　　／　　　　　　|　　　　 | 　ヽノ
　　　　　　　＼　　　　　　　｀ ─ ´　　　　　　　／　　　　　　　 |　　　　 |
　　　　　／´⌒ﾞ　　　　　　　ー─　　　　　イ ─　､.　　　　　　|　　　　 |　　　おい、おっさん！
　　　　 /　　　　　　　　ー-　　　　　　＿　　　　　　　｀ー-　＿ |　　　　 |
　　　　/　　　　　　　　　　　　￣｀　´￣　　　　　　　　　　　ﾒ　　　　　|　　ハルヒが美人だから
　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　ホレてトチ狂ったのかもしれねーけど
　　　/　　　　　イ､　　　　　　　　　　　　　　　　　/"＿　　　　　　　　　　　/　　　こいつは俺のもんだし、当然――
　　 /　　　　　ｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |´　　　￣　￣゛　￣
　　/　　　　　/ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　 /　　　　　/　ｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　|

　　┌─────────────────┐
　　│そう言いながら、手を伸ばすと――　　......│
　　└─────────────────┘
2169：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:52:40 ID:Xf887oHU0: 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,　-‐─────-x､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　''"::::::　＿＿＿::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::／:＞=＝＝＝=＜::､::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,:'::::::::::／ '´　　＿＿＿　　　ﾍ:::::::::::､::::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_/__'::::::/ ,. =ﾆ￣::::::::::::::::::￣ﾆ=ﾄ､ V:::::::::T==-L_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r＜　 /:::::::'´::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::',　　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ ,イ:::::::::::::::::/{:::::::::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::V::::::::!　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　i::::::::::::::::::i　V:::::::::＼:::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::V::::::i　 r':::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:>､|:::::::::::::::::i 　 V::::ﾄ､:::::ﾄ､:::::::::ﾊヽ::::i:::::!::::::::::::} ノ::八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '::::::7i::::::::!:::::::'｀ヽ、＼{　＼:ﾍ＼::::::}ィⅥi:::|V:i::::::::　!::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::|:| |:::::::{:::::::| x==ミx__/j　ヽト= ,xﾁ示ミrj }::|:::::::|.｜::::::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i:::::|:| |:::::::::V:::《 {辷:刈　　　　　　 {辷:刈 } ,':::}::::: | ﾘ:::::::::ﾄ､:{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::|:|`!:::::::::::Vﾑ,弋z少　　　　　　　ゞ=='　,'::::,':::::::ﾚ::::::::::::|　ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:Ⅳ:::::i::::::::::::::ヾ、;;; ;;;;　　　 l　　　　 ;;; ;;;; ,':: ,'::::::::::::::::,:::::::}　　　_ ,　 ---- ､
　　　　　　＿＞　　---- ､　　　　i:! V:::::',:::::::::::::|ﾍ　　　　　　　　　　　　　i::::'::::::::::::∠_}:::7　　／　　　　　　　＼　　　ちょっと――
　　　　／　　　　　　　　　ー､＿ゞ､∨斗:::::::::::|´:ﾍ　　　 ,----っ　　／!/::::::::}:::/　　_ ,.　' ´　　　　　　　　　　｀ヽ　　　　ご近所さんに見られちゃう・・・
　　　/　　　　　　　　　　　　　　　￣_￣ヽ:::_＿ヽ＿＞ .　　　　　　 . イ_ ＞-‐ ''"￣｀/　　　　　　　　　　｀ヽ　　　 } ﾍ
　　./　　　　　　　　　　　　　 ,　:':´　　　:｀: -.､　　　　　｀ヽ＞-- ＜ ''"　　　　　 /　　　　　　ゝ　＿__　　ヽ　　 i　∧
.　　{　　　/　　／　　　　, --´--- ､: :　　　　＼　　　　　　　ヽ／　　　　　　 /　　,. : :'　　　　　　＞-ヽ､　｀ー､ .∧
　　 i　　./　　〈　　　　 /: ､___:　　　　　　　　　　＼　　　　　　 ',　　　　　　　　/　.／　　　　　　　　　　　　　≧､　　 }. ∧
　　 l　　i　　　 Y　　　 (: : : : 　　　　　　　　　　　　＼　　　　,　　　　　　　　ノ　/　　　　　　　　　　　　　: : : :ﾉﾊ　　ﾄ､.∧
　　 l　　l　　　 l　　　/≧-　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　i　　　　.......／ゝ- :　　　　　　　　　　　　＞--≦　ﾊ　 l　ヽ∧
　　 l　　l　　　 l　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　 i　　　 .....／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}　}　　〉
　　 l　　l　　　 l　　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　,　　　..／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘﾉ　 /l　i
　　 l　　l　　　Y　　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　.....／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　 /./!　,　
　　 l　　ヽ　　　ヽ　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i..／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　／./ノ　/　
　　ゝ　　＼　　　＼　＼＞ ´　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/ ／｀ヽ
　　 /　｀ヽ　　ー---′ー'　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　／ /　　　　ヽ
.　 /　　　　｀¨´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝゝ '　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 .r-,.　　＿　　　　　　　　　　＿
　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / {　　　　　　　　　　　　　　　.,,=! └,　!､　.ヽ　　　　　　　　／　　｀i　＿
　l　　　　　　　.,,=! └,　!､　.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　`┐ .r'　　r.､''"　　　　　　　　 !　　　　 '´　　｀i
.　',　　　　　　　`┐ .r'　　r.､''"　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼　　　　　　　　　　　 .r'"　ヽ　　| .l　　　ｎ　_＿　　　　　ﾍ　　　　　　 l
　　',　　　　　　.r'"　ヽ　　| .l　　　ｎ　_＿　　　　,.　' ´　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　 .（ .､i　.{,＿ノ　ヽ　　| |└‐ｔﾉ.　r,/7､. 　ヽ　, -― ´
　　　　　　　　.（ .､i　.{,＿ノ　ヽ　　| |└‐ｔﾉ.　r,/7､　　　　　　　　　　　　＞　　　　　　　　'丶.,,,,､　　　　　}.　.| |　　　　..l.l.D )　　　'´
　　　＼　　　　'丶.,,,,､　　　　　}.　.| |　　　　..l.l.D )　　　　　　　　　　　　　　　　＞　　　　　　　　~'''''''''''''″　Ｕにつ. 　ﾗﾉ´
　　　　　＞………　~'''''''''''''″　Ｕにつ. 　ﾗﾉ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞………　　　　　　　＿＿＿　／

　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　│後ろから、妻の胸をわしづかみにし・・・・　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────┘
2170：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:52:56 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　―――― 　-　　　､
　　　　　　　　　　　　　　 , ; '　　　　　＿＿　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＿ノ ≦三三三≧_`ーﾆ､_ 　＼
　　　　　　　　　　　　　　/　　,/ r－､ヽ三三三三ﾆ7　l⌒ヽ il}　　ヽ
　　　　　　　　　　　 /　　{li!　､＿ﾉﾑ三三三三ム　ー'　ﾘ　　　'
　　　　　　　　　　 ,'　　＞＝─､彡⌒三三三ﾆ⌒ヾ´￣￣｀　　　 ',
　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　{　　　　三三　　　　}　ゞ　　　　　 i
　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ヽ＼＿__ , ヘ＿＿／>　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 |.　　　　　　∨:::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　 ,'　　　　このでかパイも！！
　　　　　　　　　　 ',ｭ　　　　　＼/""￣::￣ヽ／　　　　　　　 /　　　　　　　　俺のもんだっ！！！
　　　　　　　　　　＼　　　　　　ゝ　　 ::　　∨　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　＞.　　　　　　＼　　　 |　　　　　￣＼
　　　　　　　　　　　　 ,.　´　　　　　　　　　）　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　ヽ..／

　　　　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　│これ見よがしに揉みしだきだした。　　......│
　　　　　　　　　　└─────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　│己が勝者であると、誇るように。　　　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────┘
2171：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:53:13 ID:Xf887oHU0: 　

　　　 {:::::::!　　　 ,}::{
　　　　､::::! 　　〈:::;'
　　　　 }:::{　　　　}::{＿＿ ,
　　　 {::::二ニ二::::::::ﾆ=´
　　　　 |:Y　　　　｀!::}´
　　　　 |::'　　　　　l::!
　　　　 }:{ 　＿_＿!:{__,ィ='ヘ、
　　　　ﾉ;'　く::ｒ＝=､:ｒ一 ⌒¨¨
　　　 {:::ゝ、ヾゝ､__八
　　　 `ー'´　　｀ー='´

　　　　　　　　　ﾏﾊ
　　　　　　　　　　ﾏ:〉　「;'
　　　　　　　　　　　　　ﾏゝ }{
　　　　　　　　　　　　　 }ｌｰ=､｀ィ='、
　　　　　　　ｰ- ､　　 .,':'　　.ﾏ〈⌒
　　　　　　　ヽ:::ﾍ　 /::{　＿_〉:'､___
　　　　　　　　　ﾏﾊ　＼ヽ＼､.}:「¨｀
　　　「ゝ　　　　ﾏ〉　　ヽ〉ヽ'」　　　　　　 ┌─────┐
　　　ﾏﾊ　　　　　ﾏ〉、__,ィ='ヘ、　　　　　　 │そして　　　..│
　　　　ﾏﾊー----‐'::::´ｒ一 ⌒¨¨　　　　　　 └─────┘
　　　ﾏｒ‐一 ¨´￣ﾏﾊ
　　　　ﾏ､　　　　　ﾏﾊ　　,ィ=',　　　　　　 ┌───────────┐
　　　　　ﾏ､　　　　＿ヾゝ´, -'"　　　　　　　│負け犬へと――・・・　　　....│
　　　　　ﾏゝ、　/:r＝. イ::　　　　　　　　　 └───────────┘

　　　　　　　　　　　____/:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　ｱ::::::::::::::::::::::::::::､:::::､::::::＼＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::|＼::ﾊ＼|＼::＼!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :＼:. : :~"''*､
　　　　　　　　　/::::::::::::::::::; :::| 　＼|./, ､ .!＼|-､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :::.:.:.:.:.:.:. : :＼
　　　　　　　　　7::::::::::::|::/ |/　 , -八＿ノ　 ∨∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :| /:.:.:.:.:.:.:. : }＼
　　　　　　　　　∨::::::{::::|,　⌒Y／　＼　u.　∨∧＼:.:.:.:.:.:.:.:. 厶イニニ≧､
　　　　　　　＿／＼::::::从, '´ ﾉ::',:..　　-〉 _.､　∨ﾉ : :＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　_､+''"~:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:||、｀´　　:ゝ^　／:::::::〉､　',:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i⌒ヽ　u 　、／::::／⌒　 .ﾉ、:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼　＼　　‘,::_／　／　 ,:'　}＼＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　
＿＿＿＿, -一'⌒＼:.:. : ≧=＼　 }　　　　 _ノ　 /::::}　￣￣￣￣￣}＼＿
:.:.:.:.:.:. : ／　　　＼　＼:.:.:.:.:.:＼≧=--＝≦　　/::::/　　　　　_＿＿/／.:.:.:.
:.:.:.:.: ／　　＼　　＼　∨＿__ .＼＿＿_,,.､丶´::／　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:. : :/　　､　　　＼　　',　 ',_＿ノ:. : :＼::::::_,,.､丶´　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

┌───────────────┐
│嘲笑がただ、降り注いでいた。　　.....│
└───────────────┘

『君の名は・・・・』　　その③　ー―　了
2172：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 20:56:27 ID:Xf887oHU0: 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-ー-/::r―-ミ～x､_
　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::~''～、
　　　　　　　　　　　　　 /／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::＼
　　　　　　　　　　　／::::::::::::／:::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　／:::::/::::／:::::::::/::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　 /:::::::/::::/::::::::::::::j::::::j:::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::、
　　　　　　　　 /:::::::::::::/:::::::::::::::::|::::::{:::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　/:::::::::j::::;::::::::::::::|:::人:::::::::::::|:::::::::::い:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　 .::::::::::::|:::{::::::::::::/|::::::::＼::::::::ﾄ:::::::::::::::l:::::::::::::::::|:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 j/::::::::人:乂:::::/　!:::::::::::::＼:::　Vｰ---‐:::::::::::::j::::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::-‐''":::::|:::::::::::::::|　､:::::::::|ヽ::::::}:::ﾊ:::::|::::::::::::|
　　　　　　　 √:::::::::::::::|::::::{::|　八::|:::::::::::::::| 　 `～┘　～/:::::::::j::::::::|:::|
　　　　　　　 j:::/:::::::::::八:::∧し　　＼＼;;;;;;;;|　云z==＝ ./::::::::::;::::::::::|:人
　　　　　　　　 |::j::::::::::::::::个{__,,,,xf云　　　　　　　　　　・/::/::::::/::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 ∧|::::::{::::::::::{　""￣　　　　　　　　　　　　／ /:::／:::::::::::/:::::::::::::ヽ
　　　　　 /:::::::::::人:::::::乂__::/::/::/　　　　　ｰ=彡　/／:::::}:::::／::::::::::::::::::::::､
　　　　　　｛/::∧::{:::个ﾄ:::＼＿,　　　 └<⌒ Y　　､__／　.}:::::ﾉイ:::::::::::::::::::::::::}:::｝
　　　　　　　.:::::j::::::::::::::::::::::弋''"　　　　　　　　丿　　　　イﾉ::::::::::|::::::::::::::::::::::::ﾉ)/
　　　　　　　{:::::{::::::::::::::{::::::::::个ト　＿＿＿　　-‐f''":::::／イ::::::ノ::::::::::::::〈(;;;;;／　　　次で終わらす。
　　　　　八::人ﾄ:::::::::乂;;;:::::|八:::(::::::::::::::丿　　　｀Tiｰﾐｰ--‐:::::::::::ﾉ::::::／
　　　　　／￣￣ Y `～ミ:::￣乂;;＞‐／∥-､　r―　 |:|　＞--‐ﾉ／￣　　　　　たぶん、１０時ぐらいまでには出来る。
　　　　（　　　　　⌒)t__,,／￣　　 /　∥　　　　＿|:|＿＿　}
　　　　乂__　　　　／　　　　「ﾆニζ￣￣ζ<>　o □　￣ヽ
　　　　　　て　＿,,x彡　　　　 /　　ﾑ| ￣￣　| ､＿／|　|　|　い
　　　　　　￣　　　　　〈_/_/ /／）　　f⌒＼::::::└┴┴个’
2173：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/11/06(水) 21:25:47 ID:O3s5klHE0: 乙
むにゅむにゅ見せつけえろい
俺のもんって言葉と行動が伴っているのハルヒも満更でもなさそう
2174：尋常な名無しさん＠┗(　^o^)┛(　・m・)【令和】J('ｰ`)し('∀`)：2019/11/06(水) 21:39:23 ID:KUsFXFDw0: 乙
いやぁえっちっちですなぁ

しかし寝取り男がガワだけでもやる夫だから違和感がw
2175：映画 ◆4RZowUX2no：2019/11/06(水) 21:46:35 ID:Xf887oHU0: 　

『君の名は・・・・』　　その④　ー―

┌─────────────┐
│家も、財産も、人生も――　　 .│
└─────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿A.＿_／／＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三／／ ┌┐ ＼＼
　　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三／／―‐┤├‐─＼＼
　　　　　　　　＿r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三三三／／　　　 └┘　　　＼＼
　　　　 ┌＜三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／／　　　　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　 └─┬───────────―┬────‐'|／　　　 ┌──┬──┐　　　＼|
　　　　　　｜　　　 ┌──┬──┐　　｜　 ┌─┐　｜　　｜　　｜　　 │ 　　｜
　　　　　　｜　　　｜　// │　// │　　｜　 ├─┤　｜　　｜　// ｜　// │ 　　｜
　　　　　 ┌┴―──┴──┴──┴─―┤　 └─┘　｜　　｜　　｜　　｜　　｜
　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　｜　　 ├──┴──┤ 　　｜
　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ├─────┤ 　　｜　　　　　｜　　｜
.　　　 , -‐┴―――――‐-､＿＿_＿＿_＿＿_|　　　　　　｜　　｜　　　　　｜　　｜爻爻
　　　∠二二二二二二二二二}　　　　　　　 ├┬───┬┤ 　　｜　　　　　｜　　爻爻爻爻
　　　　||　 ||　 |　　　　 ┌──┬──┐　　｜｜三三三｜｜　　 ├──┬──┤ 　爻爻爻爻爻
　　　　||　 ||　 |　　　　｜　// ｜　// │　　｜｜三冂三｜｜　　｜ //　｜　// ｜　爻爻爻爻爻
┌ｒ‐ｒ‐||┬||┬|　　　　　 |　/　　.|　/　　.|　　n. ｜｜┨凵三｜｜ ┌─┼─┬┴┬─┼─千┴干┴千‐
├| n　||　n 　 | .n　　　n .| 　.n.　.|　n.　　|.n . ||..｜｜┨＝三｜｜ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||ｌ/||..｜｜三三三｜｜ ├‐⊆⊇‐┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||ｌ/||..｜｜三三三｜｜ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼‐
├| ||====||====||====||====||====||====||___／￣￣￣￣￣￣＼├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴‐
.　　　　　　　　　　 ,. -‐ァ二¨￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　/└‐┘ 　└‐|
　　　　　　　　／　　 ./　　___,∠-‐　|　　　　　　　　　　　┌────────────┐
.　　　　　／　　　〃　　　,.ｲ　　　 |　　　　　　　　　　　│愛すべき妻も奪い去り　　　 │
.　　　　 ,:′ヽ, 　ヽ//　　 //!　　 ,」、　　＿　　　　　　└────────────┘
　　　　 /　 /,/<´＼j {＿､,/､ハ　＿⌒'ｰlT{ ==＼__
ｒ┬ｒ～rｲ　 //合┐　|　`'宀ﾆﾆ仁[l〈(==ヽ＿L_＼`=三:>┌────────────────────┐
{_ＬL____＿__/-v‐'＾'ー＼＿＿＿＿|ハ｀三_＼￣｀￣´　│そのうえ、さらにおっぱいもだと――ッ！？　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣`ー─┘　　　　　 └────────────────────┘