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それでは!!!!!!!!!! なんとかファイト

789名無しさん@避難中:2014/10/14(火) 01:24:59 ID:K7QIPGJkO
ギル「とりあえずあぁ言った手前もありますから 皆さんでディミリア様の部屋に行きますか」

ビラコ「先生と会うの久々ですよ♪」


〜〜〜

コンコン
ギル「ディミリア様! ただいま戻りました」


しーん…


ヤンデル「…反応なし…」

ギル「おかしいな
ディミリア様? ディミリア様ー?」
コンコン コンコン


しぅ〜〜〜ん…


エンカ「いないのではないか?」

ギル「うーん…………入ってみますか」
ガチャ…


ガッサァァァァァァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドササササササササササァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「べぷぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《扉を開けた瞬間になだれ落ちてきた書類に埋もれたギル!》

ヤンデル「ギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「なに これ!!?」
ガサ…
ウソニ「使用許可申請書…? 何のだ…?」

ビラコ「それより先生はどこですかぁ!!?」
ドカドカ

ゲシゲシゲシゲシ
ギル「ふげー!!!!!!!!! 踏んでる!!!! 踏んでるー!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!


ごっちゃごちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜

ツバメオー「うわー 中まで紙だらけだヨ」

エンカ「それで 統括はどこだ?」

ビラコ「先生〜〜…………ふぁっ!!!!!!!!」


ばぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ディミリア「くかー」

《ディミリアは部屋の奥の休憩スペースで大の字で寝ていた》


ヤンデル「寝てる……紙の上で…」

ツバメオー「なんつー無防備な寝姿だヨ ボスの威厳もないヨ」

ビラコ「先生かわいいですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はぁ〜〜〜〜〜もうっ添い寝したい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロリ!!!!!!!! ぴたっ…

エンカ「さっそくした!!!!!!」

ツバメオー「キマシタワアッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

790名無しさん@避難中:2014/10/14(火) 12:11:33 ID:K7QIPGJkO
ディミリア「むにゃむにゃ…」

ギル「ディミリア様〜〜〜……… うーむ…起きないでありますね………」

エンカ「相当疲れが溜まっているようでござるが…?
この書類の山が関係しているのか…?」

ツバメオー「にしてもだらしない格好だヨ」

ビラコ「………ぐ〜〜…す〜〜…」

ヤンデル「ほ…本当に寝た…」
ずーん…

ディミリア「…あ〜〜…う〜〜〜…
むにゃ…むにゃ… ホットケーキ〜〜…
ホットケーキの精霊に奥歯ガタガタ言わされたよぉ〜〜〜…………」


ツバメオー「なんの寝言だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
の〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!

ビラコ「ぐーぴー………先生っ…ホットケーキの精霊は水につけるとフヤけるですよッッ…
バケツに大山の涌き水を汲んでブッかけるですよぉ…!!!!!!」

ディミリア「し…しまった!!!!! 大山の涌き水はどん兵衛に使ってしまいました!!!!!!!!!! むにゃー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「かーっ!!!!!!!!!!!!!!!! 涌き水でどん兵衛とか超贅沢思考なんですけどーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐぴーーーーーーーーーぽぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むにゃー!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「寝言で会話すんな!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「はっ…………」
ガバッ!!!!!!!!

ディミリア「………………? …むにゃあ…?
んむぅ〜〜〜〜…くあぁ…」
ふあああ…… ごしごし…

ディミリア「よくねた……………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバ!!!!!!!!!!!!!!!!

うつらうつら
ディミリア「………うーん…」
キョロキョロ…

ディミリア「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『………』
じ〜…

ディミリア「い…いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!! ドゴオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ディミリア様ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
錯乱して壁に何度も体当たりしないでくださいーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

791名無しさん@避難中:2014/10/14(火) 12:21:32 ID:K7QIPGJkO
訂正

ディミリア「むにゃむにゃ…」

ギル「ディミリア様〜〜〜……… うーむ…起きないでありますね………」

エンカ「相当疲れが溜まっているようでござるが…?
この書類の山が関係しているのか…?」

ツバメオー「にしてもだらしない格好だヨ」

ビラコ「………ぐ〜〜…す〜〜…」

ヤンデル「ほ…本当に寝た…」
ずーん…

ディミリア「…あ〜〜…う〜〜〜…
むにゃ…むにゃ… ホットケーキ〜〜…
ホットケーキの精霊に奥歯ガタガタ言わされたよぉ〜〜〜…………」


ツバメオー「なんの寝言だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
の〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!

ビラコ「ぐーぴー………先生っ…ホットケーキの精霊は水につけるとフヤけるですよッッ…
バケツに大山の涌き水を汲んでブッかけるですよぉ…!!!!!!」

ディミリア「し…しまった!!!!! 大山の涌き水はどん兵衛に使ってしまいました!!!!!!!!!! むにゃー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「かーっ!!!!!!!!!!!!!!!! 涌き水でどん兵衛とか超贅沢思考なんですけどーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐぴーーーーーーーーーぽぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むにゃー!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「寝言で会話すんな!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「はっ…………」
ガバッ!!!!!!!!

ディミリア「………………? …むにゃあ…?
んむぅ〜〜〜〜…くあぁ…」
ふあああ…… ごしごし…

ディミリア「よくねた……………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバ!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『………』
じ〜…

ディミリア「い…いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!! ドゴオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ディミリア様ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
錯乱して壁に何度も体当たりしないでくださいーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾ〜〜ン!!!!!!!!

792名無しさん@避難中:2014/10/14(火) 21:42:35 ID:K7QIPGJkO
ディミリア「…は…恥ずかしいところをお見せしてしまいましたね……すみません…」

ギル「いやいや…そんな…」

ツバメオー「いや超恥ずかしい姿だったヨ
いい大人が大の字でへそだしてヨダレ垂らして寝てるなんて」

ディミリア「い…いやぁーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!! もう言わないで下さいぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガババァ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《布団をかぶり隠れるディミリア》

ディミリア「……………すぴぃ〜〜〜〜…」
ゼットゼットゼットゼット…

ヤンデル「また寝た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…そんなに疲れてらっしゃるのでありますか…?」


―――

ディミリア「…ごめんなさい 最近雑務に追われてて…
みなさん 任務お疲れ様でした
やはり皆さんを選んで良かった
メッコウ村の方々もよく耐えて下さいました
ようこそネアメへ…」

魔法使い達『お邪魔してます』

ギル「しかディミリア様…
疲れで眠ってしまうほどのし雑務とは……この書類の山でありますか?
一体これはなんの書類で…?」

ディミリア「……ご覧になります?」

ピラ…
エンカ「…ふむ
第3軍議広間使用許可申請書…
第7グラウンド1日使用許可申請書…
空き農園改修許可申請書…
その他も……これら全て要望・申請書の類か」

ツバメオー「どこがこんなに申請してくるんだヨ」

ディミリア「スパルティーさんです」

ギル「スパルティー……って…あの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ディミリア「はい
それらの…アジト内で比較的空いているスペースを 訓練などで使わせてもらえないかと…」

エンカ「理解した
このアジト内の惨状はあの男の仕業か!!!!!!!!」

ディミリア「惨状…?!! ど…どういう状況なんですか…? ちょっと詳しく教えて貰えませんか?」


―――

ディミリア「そんなことに……!」

ギル「ディミリア様 この状況を知らなかったのでありますか…?」

ディミリア「…すみません
これらの書類が次々と私の元に来て…その処理に追われて 最近この部屋から出れずに居たのです」

エンカ「ふむ…それは恐らくスパルティーの作戦か…
統括殿を半軟禁状態にしてその内に好き勝手ネアメを改造したのでござろう
姑息な…」

ディミリア「………」

793名無しさん@避難中:2014/10/14(火) 23:32:06 ID:K7QIPGJkO
ウソニ「しかし勝手に話を進めたわけではないのでしょう?」

ディミリア「えぇ………もちろんスパルティーさんとは色々お話を詰めました
あの人の考えも分かることですし しかし私はその方面に関しては疎いもので…
“あまり無茶をしない範疇で”ほぼほぼコトをスパルティーさんに任せていたのですが………
まさか私が見ない間にこんなことになっているとは思いませんでした」

ギル「ディミリア様が強く言えばこんな無茶なことはやめるはずです」

ディミリア「ええ……しかしスパルティーさんの思いも分かりますから…計画を無しにしろとは言えませんね
いつか魔反会と再び正面から戦う日が来ますし…
…とりあえず…その話のような酷いことはやめるように言っておきます
あくまで戦う意思のある人だけに 常識の範囲内の訓練をするように…と」

ギル「はい」

ディミリア「メッコウの方々も…あとのことは私が手を回しておきます
今日は安心してお休み下さい」

魔法使い『やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「…ふぅ では…私はまたこの書類と向き合わなきゃ
私をここに留める策であろうが 統括としてやらなければならないので」

ギル「……無理はなさらず」


ビラコ「…むにゃむにゃ…ふあぁ〜〜…天狗の川流れですよぅぅぅ…ぅ…」

ギル「まだ寝てたんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ガチャ

魔法使い「ひやぁ〜〜〜〜 やっと落ち着けるぜ!!!!」

魔法使い2「来ていきなり戦いに出ろとか言われた時はヒヤヒヤしたぜ
魔法使いだけど魔法なんて使えねんだ 無茶な話だぜ マジな」

魔法使い3「それな」

わいわいキャッキャッ




ス…
スパルティー「……………ふん……」

794名無しさん@避難中:2014/10/15(水) 02:20:57 ID:OPWqKqr.O
―――

ディミリア「……というわけです」

スパルティー「なるほどな
まぁ考えておこう」

ディミリア「お願いします」

スパルティー「しかし統括っ娘殿? いつまでこのような状況を続けるつもりかね
…“戦わない” “誰かが他に戦ってくれる”なんて考えは甘いと思わんかね?
以前のネアメがどうだったかは知らんが…今は圧倒的に戦力不足…
魔反会と戦うためにも力は養って行かねばなるまい そこのところ…分かってもらいたいがな」

ディミリア「分かっています…しかしやり過ぎはよくない…ということです
そのあたり よろしくお願いしますね」

スパルティー「そうか まぁいい
統括っ娘殿の命令ならば多少は善処しよう」
ザ……

ディミリア「…」

スパルティー「…最後に…リーダーたるもの あまり下の者の顔色を窺うような事はやめることだな…
…でなければいつか…人が離れるぞ…統括っ娘殿………」
ザッ ザッ ザッ ザッ…

ディミリア「……………」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


――― 夜

ギル「…あッ!!」

ヤンデル「…どうした…?」

ギル「そ…そういえばこのギルチームの解散の事 するの忘れてました
…ど…どうなるのでありましょう」

ヤンデル「……このままならこのままでいいよ…」

ギル「ま…まぁそうですけど 一応アレが最後の任務ってことでしたし………
…また話に行ってみますか…」

ヤンデル「…チームを再編することがあったら…俺はまたギルと同じチームがいい…」

ギル「そ…それは本当ですか?! う…嬉しいでありますね…!
し…しかしヤンデル殿が入るとなると当然ツバメオー殿も一緒では…
そうなって前と同じ状況でありますよ」

ヤンデル「いいさ…ツバメのアホなんて…
あいつはマンツウと一緒に居させりゃいいさ…」

ギル「マンツウさんですか…

あの方はやる気満々でしたから明日以降も残るでしょう
…何故あそこまでたぎってるのかは分かりませんが…」

ヤンデル「まぁあいつはクズだからな…」

ギル「は…はぁ…そうですか…
ま…まぁそういうことにして……今日は寝ますか 色々あって疲れましたからね 本当」

ヤンデル「あぁ」

ギル(…新しいチームかぁ…)


―――

795名無しさん@避難中:2014/10/15(水) 02:38:21 ID:OPWqKqr.O
――― 3日後

超朝


マ゙ーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マ゙ーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ガッバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「な…なんじゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


マ゙〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「な…なんでありますか…!? アジト内の放送…!!?
ま…まだ6時でありますよ…?」

ガラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服「起きろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「んななっ…なんでありますかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

軍服「6時30分より朝の体操を開始する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様の組分けは『即戦力グループ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
時間通りに第6広間に来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1分でも遅れた場合はそのテーブルの3番目の引き出しの奥に隠してあるパン筋写真を没収する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「なんで知ってるんすか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


――― 第6広間

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ギル「う…うごごぉ…!!! 体操って…!!!!」
ブン…… ブン……


軍服「そこォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
振りが遅い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
剣の素振り 片手ずつで500回!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 休まずやれェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「は…はひぎぃ…!!!!!! こ…これ…両手剣でありますよ…!」

ヤンデル「…ッ これの前に腕立て・腹筋・背筋・スクワットやってるから余計にキツいな…!」
ブン…ブン…

ギル「え…えぇ… し…しかしこの広間の集まりは…
全員特外部隊の方々でありますか…」
魔法使いのツバメオー殿やサポートのビラコ殿は居ませんが…

軍服「そこォォ!!!!!!!!!!!!!!!! ぴーちくぱーちく囀るな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


エンカ「まったく 偉そうでござる かく言う自分は出来ないだろうに」
スイン スイン

ギル「さ…さすがエンカ殿…
両手剣を軽々指3本で振ってる…」

796名無しさん@避難中:2014/10/15(水) 03:13:14 ID:OPWqKqr.O
――― そすて

だく〜〜〜〜〜〜〜…!
ギル「ん…んぜぇ〜〜〜〜〜…!!!!!!!! ぜぇぇ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!
ち…ちかりたァ…!! 結局あれから…槍の突き500回…弓の弦引き600回…ケツバット100回…!
朝からキツすぎる…!!!!!!!」

ヤンデル「最後にケツを鍛える必要性が分からなかった…」
ずーん…

軍服「まだ終わってないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次はすぐに19番扉から外に出ろ!!!!!!!!!!!!!!!! すぐにだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ま…まだあるのでありますか…」

特外部隊兵「なんだよこれ…! 朝から…!!!! やってらんねーぜ…」

エンカ「まぁ確かにキツいが 我々前線の兵もたまにはこうして訓練するのも良いでござろう」

特外部隊兵「バ…バカ言うな…! ここまでしたら昼の仕事に影響するだろうが…!!!!!!!!」

ギル「ま…まぁ確かに…」

特外部隊兵「それにこれ…今日だけか? これから毎日続くとなったら勘弁だぜ…
統括の頭はどうなってんだ? こんなのまかり通るなんておかしいだろ…」

ギル「なッ…そんなことを言ってはダメでありますよ…」

特外部隊兵「…俺だって言いたくねぇよ でも…言いたくもなるだろ…」

ギル「………」


―――

ギル「…ディミリア様…あのあとスパルティー殿と話はしたのでありましょうか…」

ヤンデル「…うーん…」

エンカ「あの統括殿ならそのへんはちゃんとしていようぞ
まぁ拙者達くらいはこの程度あっても良いのではないか?
拙者達こそネアメの前線で戦う兵でござるからな」

ギル「いやしかしさっきの方が言ってた事も分かりますし…朝からこれはやり過ぎじゃ…」

エンカ「この程度で音をあげているようではむしろ問題でござろう」

ヤンデル「さすが…タフガイ……」


軍服「着いたぞ!!!!!! 全員出ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ガチャ…

ズオオオォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン………
《扉を抜けると 目の前には角度90度の絶壁がお目見えした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

軍服「次は全員この壁を登れェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
100mの頂上まで着いた者はすぐに飛び降り 地上で受け身をして着地!!!!!!!!
それから帰って善し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーーz__ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!


エンカ「…………確かにやり過ぎだな…」

ギル「………………………」

ず〜〜ん…

797名無しさん@避難中:2014/10/15(水) 03:16:12 ID:.x5bJTZk0
死ぬわwww

798名無しさん@避難中:2014/10/16(木) 00:25:47 ID:l6H3Vr9oO
―――

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜ン………

エンカ「ふん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガゴオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

軍服「ぬおぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

パラパラパラ…
エンカ「ふむ 多少足がしびれるでござるな」

軍服「だ…誰が着地しろとッ…」


ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜………
ヤンデル「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ズドギャーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ふわっ…ストンッ
ヤンデル「…よし」

エンカ「ほうやるな
地面と激突の瞬間に打撃で地を穿ち衝撃を和らげたか」

ヤンデル「さすがに100mの高さから落ちるのは怖かった…」

軍服「お…お前も…!!
この訓練は受け身を鍛えるものだ…!!!!!!!」

エンカ「無傷で降りれたわけだから良いでござろう
そもそもこの高さからの受け身が分からぬ 手本を見せてくれるか?」

軍服「うッ…ぐッッ……くそがッ…」
そそくさ


特外部隊兵2「…さすがだな 顔色一つ変えずに簡単に突破しやがった」

特外部隊兵3「さすがにネアメの精鋭と名高い部隊の連中だけはあるな
あいつらにゃ軍服も何も言えねー こっちも溜飲が下がるぜ」

特外部隊兵2「だが…」


ヒュルルーーーー… ドカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うげ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「あ…あいたたたた…」

軍服「貴様…何度目の落下だ!!!!!!!! 真面目にやれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「す…すみませんッ よ…よし…」
ガッ!!!!

よじよじ…
ギル「ふぃぃ…この崖…直角で引っ掛かりも少ないから登りづらいでありますね」


ヤンデル「ギル…がんばれ!!」

エンカ「いや 普通に登る分には問題ないんだが」



よじよじ
ギル「よし…いい調子…………ふぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜
特外部隊兵4「ぎゃああ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 滑ったァ〜〜〜〜!!!!!!!!!」

ギル「危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぬほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《落ちてきた特外部隊兵をキャッチし共に落ちるギル》


エンカ「…あぁいうことをするからいつまでたっても終わらないんだ」

ヤンデル「人が良すぎる…… 人が良すぎるよギル…」
じ〜〜ん…

799名無しさん@避難中:2014/10/16(木) 01:21:22 ID:l6H3Vr9oO
――― そして

ぐったぁ〜
ギル「や…やっと終わった…」

ヤンデル「すごいよギル…ざっと200回は人助けたよ…」

エンカ「最終的に一番受け身が上手くなっていたぞ」

ギル「そ…それまでの過程が過酷すぎます…」

エンカ「…もう昼も近いが…朝食をとりに食堂へ行くか」


―――

どっよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ………

ズゥーーーーーーーーー…ン

ネアメ達『―――』
ちーん…


ヤンデル「うわっ…みんなテーブルでぐったりしている…」

エンカ「全員拙者達のように朝練をした後か…」

ギル「……結構人数が居ますが…
強制参加は無くなったのでは…?」

ヤンデル「…あ」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

ツバメオー「―――」

ビラコ「―――」

ち〜〜〜ん…


エンカ「ツバ嬢とビラビラ嬢ではないか?
拙者達のところに居なかったから てっきり彼女らは免除されたのかと思ったが
あの様子ではそうでもなさそうでござるな…」


ツバメオー「―――」
ビッチャア〜〜…

ヤンデル「…ツバメの顔のまわり…なんか濡れてるなと思ったら…これヨダレ…」

ギル「よほど疲れてるようでありますね」

ツバメオー「ご…ごぼ……ごぼっ…!!!!! もごぼぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「何事ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ツバメオー殿が自分のヨダレに溺れてるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのまま死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「いやダメですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ツバメオー「…死ぬかと思ったヨ…」

エンカ「あれほどヨダレ垂らして眠ってしまうほどの事をしたのでござるか」

ツバメオー「…そうだヨ…
朝急に起こされたと思ったら…純血魔法使いが集められて…
軍服のやつらが魔法の練磨だとか行って色々させたんだヨ
自分が使う以上のランクの魔法を無理矢理試させたり
魔力を容量を上げるためとかほざいて魔力を空になるまで放出させたり
魔法耐性を付けるためにとかで生身に魔法を打ち合いさせたりさッ…
朝っぱらからバカみたいな事させられたヨっ…
何がムカつくって…ボクらに偉そうに指示してる軍服が魔法使いでもなんでもないってことだヨ!!!!!!!
魔法のまの字も知らないようなやつらが知ったふうな事を言うからマジむかついたヨ…!!!!!!!!」
ギリギリ…

800名無しさん@避難中:2014/10/17(金) 00:21:39 ID:SRjeVUVQO
エンカ「…して ビラビラ嬢の方はなにゆえぐったりしてるのでござるか」

ビラコ「うぶぶ………私もヒドい目に遭ったです…
…魔法を覚えろって…強要されて…」

ギル「え………魔法って………
ビラコ殿は混血でありませんでしたか それもかなり薄い」

ビラコ「そうですよう…だから無理だって言ったんですけど…
暗い個室で…」


―――

軍服「はやく魔法使えオラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「つ…つ…使えないれふぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

軍服「ふざけんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
混血といえど血に魔法使いが混ざってる以上素質はあるはずだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やるまえから諦めるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「む…む…無理れふよぉ…
だって私のお母さんも魔法使えない混血だし…お父さんもそうだし…
もう殆ど一般人…」

軍服「やってみなきゃわかんねぇだろぉオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぴっか〜〜
《ビラコの顔にライトを当てる軍服》

ビラコ「ま…まぶしぃぃーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

カチャ…
軍服「…な? 多少でも因子がある限り…可能性ないことねんだ…
何事もやってみなきゃわからね…
勝負の前から勝敗を決めてどうするよ?
そんなんじゃ…おめぇさんのおふくろさんも天国で泣いてるぜ…」

ビラコ「いや生きてるです」

軍服「それより腹減ったろ…?
…ま…これでも食いねぇ……
………糸コンニャク丼だ…」
コト…

ビラコ「…!!」
ぐ〜〜〜…

軍服「それ食って…一緒に魔法使うために頑張ろうや…」

ビラコ「…いや…だから…無理です…」

軍服「ふざけんじゃねーオラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガシャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ひ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

801名無しさん@避難中:2014/10/17(金) 01:44:19 ID:SRjeVUVQO
エンカ「…つまり魔法を無理矢理習得させようとしていたと…」

ツバメオー「…無理だヨ!!!!!!!!
混血の…しかも今まで一回も使ったことないような人間が今更魔法を使えるようになるわけないヨ!!!!!
あいつら本当に何もわかってないヨ…!!!!!」

ビラコ「…私の他にも混血の人いたみたいです…」

ギル「…なんということでありますか…」

ツバメオー「満身創痍で食堂に来たら来たで水すら来ないし」

ギル「どうしたのでありましょうか…ミーコ殿…
ちょっと調理場を覗いてみます」
ザ…


―――

ギル「ミーコ殿?」
ヒョイ

ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「……はぁ…」
ぐたぁ…

ギル「ミーコ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ミーコ「あぁ…ギル様…すみません みっともないとこ見せて…」

ギル「…!! すごい熱…! 何故こんな!!!!!!?」

ミーコ「あはは…朝ちょっと無理したから…ですかね…」

ギル「朝……そうかあなたもツバメオー殿のように魔法の訓練を?」

ミーコ「いえ…私は体が弱いのでまともな魔法が使えないんです…
だから戦力としては免除されたんですが…その代わりにサポート係だと言われて…
朝の皆さんの訓練の準備を深夜からしたり…さっきまで後片付けしたり…
す…すみません…食堂の仕事があるのに…!
急に無理をしすぎて…体力が…!!!!!!!」
ガクガク…

ギル「良いです!!!! ゆっくりやすんで下さい…!!!!!!!!!」


―――

ザ…
ギル「……訓練に借り出されなかった人はサポート係…?
なんなのでありますか……それは」

魔法使い「お…おい!!!!!!!」
ザッ

ギル「あなた方は…メッコウ村の?」

魔法使い「どういうことだ!!!!? 俺達は戦う必要はないんじゃ!!!!!!!?
なんで訓練に借り出されるんだ!!!!!!!!!?」

ギル「え…!!!? それはどういう…!?」

魔法使い2「どうもこうもない!!!!!!! 今日の朝にあの軍服連中が押しかけて俺達を無理矢理訓練に参加させたんだ!!!!!!!
『俺達は戦わない』『統括のお墨付きだ』とか言っても
軍服連中は『規則に則った正しい召集だ』の一点張りで話も聞きゃしねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い3「お…おれは怪我があるから戦力にならねぇって言って訓練はやらないことになった…
しかしサポート係だか雑用係だかしらねぇが あいつらが言うものを運んだり用意したり
あげく魔力を底が尽きるまで搾り取られたり……
こんなの体がもたねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どういうことなんだよ ギルさんよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


ギル「…な…!」

802名無しさん@避難中:2014/10/18(土) 01:25:08 ID:a9Ds7yZgO
――― 食堂の一角

オオオオオオオオオオ…


わいわいギャッギャッ

軍服達『ギャハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!』

ギル「あの すこしよろしいですか?」

軍服「あ? なんだよ?」

ギル「まわりを見たところ たくさんの方が今日の訓練に参加しているようでありますが
ディミリア統括より強制は禁止されたのではないのですか」

軍服2「強制なんかしてねー」

ギル「しかし!!!!!!!! 戦闘を希望していない方々まで徴集されたこの状況…!!!!!!
誰がどう見てもこれは強制です」

軍服「強制じゃねー!!!!!!!!!!!!!!!! これは義務だ!!!!!!!
義務としてお前達もこいつらも徴集したんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
とやかく言われる筋合いなどない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…義務…? よく意味が分かりませんね」

軍服「だったらこれを見てみるがいい」
ぺら…

ギル「…これは…
育成計画についての合議書…?」

軍服「統括とスパルティー様が決めた項目が書き連ねてある!!!!『そこによると
戦闘訓練に参加する基準は『60歳以下である』『持病持ちでなく 健康な体である』『戦闘に使用できる技能や能力を所持している』…
…“以上の項目に当てはまるものは この戦闘訓練の参加を義務かし それは何よりも優先される”
…そう書いてあるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ギル「なッ…」

軍服「つまり!!!!!!!! 強制ではなく“参加して然るべき義務”である!!!!!!!!!!!!!!!!
これは統括を含めたお上が決めた絶対のルール!!!!!!!!!!!!!!!!
これに対してごちゃごちゃ言ってるのは 自分の都合の悪いことを排斥し否定し拒否しようとする許容の狭い愚か者だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「なんですかそれはッ…戦えない人だっているのでありますよ!!?」

軍服「言っただろう? 『健康』基準に問題があるものはハナから排除している」

ギル「いや…そういう問題じゃ… 戦い慣れてない方もいるわけで…」

軍服「そのための訓練だろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今戦闘訓練に参加しているのはスパルティー様が基準から判断した者達だ
今は戦えなくても…戦う力が無くても 我々の訓練で間違いなく強くなるだろう 秘めた力も開花するだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…ならばもう一つ
サポート係を決める基準は!!?」

軍服「簡単なことだろ
戦闘訓練参加の基準に満たなかったものがサポート係になるだけのこと」

ギル「…そういうことですか
…しかし!!! この様子は…サポート係への負担が大きすぎませんか?!」

軍服「戦闘に立てない時点で裏方なんだ
あのくらいのことはしなきゃならないのは当然だろう
それとも 何もせず何も出来ない奴らを無能だけを増やす気か?」

ギル「…無能…!!?」
ギッ…!

803名無しさん@避難中:2014/10/18(土) 08:17:02 ID:a9Ds7yZgO
×奴らを

804名無しさん@避難中:2014/10/19(日) 01:48:02 ID:Ww/yXNSEO
ざわざわ

エンカ「どうしたどうした?」

ヤンデル「ギル…?!」

ツバメオー「軍服と喧嘩してるじゃん!!!!!!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ギル「…………無能?」

軍服「あ? なんだおまえ……その目は!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「無能などこのアジトに居ませんよ
訂正してください」

軍服「ふん!!!! 誰が訂正するか!
無能だ無能!!!!!!!! 魔力があるのに戦いもしないチキン共は全員無能だ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなやつらがのさばるくらいなら そいつらは死んだ方がマシだ!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…なんてことを…! 同じネアメの仲間でありながら…!!!!!
このネアメ魔法使いの方々は 確かに魔力はありますが…以前まで 魔力の無い方々と同じように普通に暮らしていたのですよ
それが急に虐げられ このネアメへと逃げ込んでこられたのであります
つい最近まで戦いも魔法も無く暮らしていた方に 急に戦え 急に魔法を使えなど言って…出来るはずがない!!!!!!!!!!!!!!!!
それを守るのが我々ですし あなた方傭兵の方々も そのためにここへ来たのでは?
あなた方のやっていることは…あなた方を受け入れたディミリア様の思いを裏切ることなのでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

軍服「へへ…へへへへへ……だからなんだよ?」

ギル「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

軍服「確かに俺達は統括と契約し 今ここにいる…だが
あんな戦いも知らない甘ったれた女なんかに従う理由はねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんな女に心酔しているお前は…どうかしてるぜッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ザザザァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


軍服「お…おぉ…う…!!!!!!!?」

ギル「……」
ギラ…
《ギルは一瞬にして軍服に剣を突き付けていたッ!!!!!!!!!!!!!!!!》

805名無しさん@避難中:2014/10/19(日) 02:06:52 ID:wzBL4uX.0
逆鱗に触れたか…

806名無しさん@避難中:2014/10/19(日) 02:18:23 ID:Ww/yXNSEO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ギル「……訂正を」

軍服「…! ぐ…ぐおぉ…!!!!!!!!!」
ギリギリ

軍服2「てめッ…」
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ザザザン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャキィン!!!!! ビシィッ!!!!! ヒュッ!!!!!! イヨォ〜〜〜!!!!!

軍服達『ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

《ギルにかかろうとするその他の軍服達を ヤンデル・ツバメオー・エンカ・ビラコもギル同様武器を突き付け制した!!!!!!!!》

ヤンデル「…………やめろ…」

ビラコ「先生の悪口………許せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「お前らいい加減にうるせーヨ 鼻をバールのような杖でこじ開けるぞ」

エンカ「立場を弁えろ 傭兵ふぜいが
拙者は騎士…そっちは傭兵…立場は違えど “主に仕える”という意味では同じはず
お前達の不遜な態度は見るに見兼ねる……恥を知れ!!!!!!!!!!」

軍服達『…!!!!!!』


わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使い達『うおぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! よくやったッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


軍服「ッ…………ッッ! く…くそッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そそくさ

ギル「あっ……お待ちをッ」

軍服「…お…お前ら…覚えてろよ!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達をこんなメに合わせて…後悔するなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「後悔なんてするかヨ馬鹿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

軍服「…け…けけ…いつまでそんな態度を取れるかな…!!!?
お前らの大好きなあの女が…統括を降りたら…お前らもそんな態度は取れなくなるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はー!!!!? 先生は統括ですよう!!!!!!
ずっとずっとみんなのリーダーですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

軍服「へ…へへへ…それはどうかな…」

ギル「…どういうことでありますか!!!!」

軍服「…そのままさ…!
俺達“傭兵連合”は決起した…!!!!!!
今の脆弱なこの組織は消える そして新たな
『新生ネアメ・ルート』が生まれるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの方の主導でなぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィィィィィィィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

軍服達『ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
スタコラサッサ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…新生ネアメ…!?」
ゴゴゴゴゴゴゴ…

807名無しさん@避難中:2014/10/21(火) 00:02:30 ID:j3fjd6VQO
―――

オオオオオオオオオオ…

ギル「……気になる…」

ヤンデル「…あぁ…気になるな…」

ギル「…なんでネアメに協力する傭兵なのにあんなにガラが悪者風なのか…」
ゴゴゴゴ…

ヤンデル「え!? そっち!!!!?」
たしかに気になるけど

エンカ「傭兵は騎士とは違うでござるからな
性格も粗野なものが多い 魔反会に居る公認傭兵団と本質は変わらん
ただ所属が我々の味方というだけでござる」

ツバメオー「そう考えると嫌だな…」

エンカ「しかし一度雇えば 主には忠実…それが傭兵の本分だと思うが…
奴らはそれすらない 傭兵の風上にも置けないクズ共でござるな あれでは」

ギル「困ったものでありますね」

エンカ「……あの増長具合は…何か裏があるように感じるでござるな
奴らの発言も…気になることが多い」

ギル「……“傭兵連合”とか… ディミリア様が統括から降りるとか…
物騒なことを言っておりましたね………」

ビラコ「そんなことならないですよっ!!!!!
先生以外に誰がリーダーになるですかっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
むーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「…一人だけそんなことを画策してそうな人間が思い浮かばんこともないが…」

ギル「…とりあえず それらも含め今朝のことやサポート係のこともありますから
一度ディミリア様のところに行ってみましょう
また忙しい時にお邪魔するのも気が引けますが…」

ツバメオー「さすがにあの時の仕事は片付いてるっしょ」


―――

コンコン
ギル「ディミリア様 自分です」

しぃ〜〜〜〜〜ん…


ヤンデル「…反応なし…」

ギル「ディミリア様? ディミリア様!!?」
コンコンコンコンコン!!!!!!!!!!!!!!!!

しーーーん

ギル「……入ります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ザブァブァブァブァブァブァブァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「はんぐぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《書類の雪崩がギルを生き埋めにした!!!!!!!!》

ヤンデル「ギルーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「デジャブ」

808名無しさん@避難中:2014/10/21(火) 01:12:35 ID:j3fjd6VQO
ごっちゃ〜〜〜〜〜


ツバメオー「なんも片付いてねーし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガサガサ…
ギル「そ…それどころか前より酷くなってませんか?」

ヤンデル「あ……また奥で寝てる」

ビラコ「先生〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! また一緒に寝るですよ!!!!!」
ダダァ〜〜〜!!!!!!

ゲシゲシ!!!!!!
ギル「ふげんがぁー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん

パサァ…

エンカ「…ん? …この紙は…」
ぺら…


ビラコ「せ…先生ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!? どうしました!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「………………」

ツバメオー「寝てんじゃん …何驚いてんだヨ お姉さん」

ビラコ「ち…違うですよ…これは…寝てるんじゃなくて…気絶してるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「き…気絶…!!!!!!!?」

ビラコ「……先生…すごい熱!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
顔色も悪いし 息も荒い かなりひどい状況です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そ…そんな…何故!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「…無理が祟ったんですきっと…!!
この前もあまり元気そうじゃなかったし…
と…とりあえず治療しなきゃ…! お…御布団を…!! そ…その前にこの場所空けなきゃ…」

ヤンデル「…適当に片す!」

ギル「布団出してきます!!!!」

ツバメオー「一応氷出しといたヨ」

ビラコ「ありがとうございますです
…あぁ先生…なんでこんな……」


ザッ
エンカ「恐らく…原因はコレでござろう」

みんな『!!?』

809名無しさん@避難中:2014/10/21(火) 01:51:00 ID:j3fjd6VQO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

パサ…パサ…

ギル「…書類…? それは…?」

エンカ「そこに落ちていた
…ただの書類ではない よく見てみるといい」

ヤンデル「…………ふしん…にん…とどけ?」

ツバメオー「なんだヨこれが」

ギル「…! 不信任…届けって…!!」

エンカ「そう
つまりは『お前はその役職に相応しくないから降りろ』という声明でござる
…これはどうやら署名…約300名の名が書かれている」

ギル「こ…ここに書かれている名前の方々は……
……ほとんど…傭兵…?」

ツバメオー「まさかッッ」

エンカ「恐らくな
これで合点がいった つまり傭兵連合とはこのこと
傭兵共が結託して統括殿を降ろそうということでござろう」

ギル「……!!!!」

ビラコ「せ…先生は……その署名を突き付けられて…追い詰められて 倒れたのかも…」

ギル「な…何と言う…!!!!!!」
わなわなわな

エンカ「ここにこんな大それたこと実行した主犯の名前が書かれているぞ
…やはりというか なんというか」

ギル「!」


ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【代表者:スパルティ】


ヤンデル「…こいつ…!!!!」

ツバメオー「ロン毛の無駄キューティクル親父っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「この強兵敢行を考えた張本人…
たしかに野心…というか 腹に一物を抱えてるようだとは思っていたが
まさか水面下でこのような事をしていたとはな」

ギル「…なんと…!!!!!」

ツバメオー「まさかあの親父……自分がここのボスになろうとでもしてんの?」

エンカ「おそらくな
…これはもう クーデターでござるぞ
傭兵どもめ」

わなわなわなわなわなわな…!!!!!!!
ギル「ゆッッ…ゆるせません…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギ…ギル!!!!」

810名無しさん@避難中:2014/10/21(火) 02:35:45 ID:j3fjd6VQO
―――

ぺちゃくちゃ
スパルティー「〜〜〜」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


スパルティー「む?」

ザザザァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「スパルティー殿ォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「おぉ? 君はギル…君だったかな?」

軍服「あッ お…お前…」

ギル「あなた方はさっきの…」

スパルティー「んふふふ
いやはやすまんな 先程はこやつらがみっともないことをしたようだな
こいつらめ みっともないその上に恥を上塗りするように情けなくも 私に君の事を告げ口に来てな
あまりにも情けないので叱っていたところだ
食堂の件は細かく聞いたが 悪いのは全面的にこいつらだ
まったく…雇われ傭兵でありながら不遜なことをしくさりおって…
それだけでなく 雇い主まで批判するとはなんという愚かな了見か
まさに…NOな脳!!!!!!!!!!!!!!!!
NO脳だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前らは…」

軍服「す…すみません…」

スパルティー「今後二度とこのようなことがないよう キツく言っておく
…それで? 要件は何かな」


ツバメオー「やいこらタヌキ親父!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「ん?」

エンカ「スパルティー殿 随分と白々しいものでござるな」

スパルティー「おん? これはこれは塩化ビニール君
白々しいとはどういうことかね」

エンカ「ふん 分かっているでござろう
こんなものをしこしこ書き溜めて統括殿にたたき付けた分際で」
ペラリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「ほぉ 見たか」

ギル「見たかではありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはどういうつもりですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「いやなに? 私のまわりで最近 統括っ娘殿に物申す傭兵がやたら多くてな
それらを纏めてみたら そのようになっただけ」

エンカ「纏めるだけならわざわざ不信任届けにする必要はないでござろうが!
そろそろ本性を出すでござる」

スパルティー「本性?」

ギル「単刀直入に聞きます
スパルティー殿はネアメを乗っ取るつもりでありますか?!」

ゴゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「…」

ゴゴゴゴゴゴゴ…

811名無しさん@避難中:2014/10/21(火) 03:12:19 ID:j3fjd6VQO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スパルティー「………」


スパルティー「…ききき……ここ……へゃっへゃっへゃっへゃっへゃっへゃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もいほほー!!!!!!!!!!!!!!!! も〜〜〜〜〜〜〜〜ほ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぷりぷりぴっちぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲラゲラー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「どんな笑い方だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「んはははは………いやいや…
乗っ取る…とは…単直すぎないかね …くくく
答えは…NO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!?」

スパルティー「支配するつもりなどない
ただ 変えたいだけだ このネアメをな」

ヤンデル「変える…?」

スパルティー「今のネアメは停滞している
魔法使いは集まっているが 戦おうという意気がない!!!!!
分かっていないのだ 一時の安息に居るだけという今の現状をな
魔反会が本腰を入れて動き出せば我々はすぐに袋の鼠だ
そうならないためにも!! 今必要なのは保全ではない
戦への備えなのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…戦いなれていない人々を戦場に駆り出すなんて 無謀では!!!」

スパルティー「ならば我々傭兵だけで前線に出ろと? 我々だけで死ねとでも言うのかね」

ギル「…いや…!」

スパルティー「分かっているのかね
魔法を追放せんとする魔反会に対抗する力もまた 魔法なのだよ!
強大な力があるのに 何故それをもっと使わん!!!! 何故戦わん!!!!!
理解出来ん… 私には」

ツバメオー「魔反会は退魔があるヨ!!!!! 下手な魔法使いが出たって返り討ちだヨ!!!!!!!!」

スパルティー「退魔の影響を受けない後方からのサポートという策もある
魔法があるとないとでは戦術の幅が違うのだよ!
今有るもの このネアメの最大の利点を捨てるなど
ネアメが魔反会に勝つための道を自ら狭めているようなものだ
それでいいのかね」

ギル「……しかし…魔法があったとしても…魔反会に勝てるかは…
事実 前ネアメは負けました」

スパルティー「はなから可能性を捨ててるようでは 君は既に敗北したようなものだぞ
……いいか…変えるものさえ変えれば 現ネアメが前ネアメと同じ徹を踏むことはないのだ
……例えば…“上に立つ者”……とかな」

みんな『!!』

スパルティー「ハッキリ言おう
今の統括………ディミリア君はリーダーには相応しくない!!!!!!!
リーダーとしては無能だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ッ」

スパルティー「彼女の愚かな指揮では…ネアメは前ネアメとはまた別の方向で破滅しかねない
彼女は前のリーダーの意志を汲んでる部分もあるのだろうが…
そもそもそこが間違いだ!!! 組織を一度壊滅させた無能の模倣をして…何がしたいのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギ…ッ

グツグツグツグツグツグツ……ボァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

812名無しさん@避難中:2014/10/21(火) 03:24:55 ID:j3fjd6VQO
ジャキィィーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「!!!!!!!!!?」

ヤンデル「ギルッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ちょっ……!」

ギル「……!!!!!!」
《剣を抜いたギル!!!!!!!!》

スパルティー「…なんのつもりかね」

ギル「…ディミリア様…そしてあろうことか…ヒャダオ様まで………愚弄しないでもらいたいッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの方々は…誰よりもッ!!!!!!!!!!!!!!!!
同志達の事を思っていたッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
仲間を道具のように扱うあなたとは…違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「だが結局負けたな 拙い指揮のせいでな
つまり間違っていたのだよ…」

ギル「黙ってください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「やめッ…」

ツバメオー「や…やっちゃえっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんなおっさん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッツ!!!!


スパルティー「やれやれ…」

ギル「どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



シュリンッ
スパルティー「剣気が若いぞ」
シュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ピタァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …!!!!!!」

きらぁぁん…
《ギルの眼前に刃の切っ先が向けられていた…》

ギル「…は…はやいッ…」

スパルティー「私も昔は前線で戦っていたんだ
しかし数年前 膝に矢を受けてしまってな
それで現在は前線を退き後進の指導に回っているが……一応まだ上半身は元気だ
君のよう若造に遅れはとらんよ」

ギル「………ッ……ッッッ!」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

813名無しさん@避難中:2014/10/22(水) 00:57:38 ID:CGt7Si/AO
スパルティー「…そこからどうするのかね」

ギル「…!」
チャキ…

軍服「ギャハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!
自分から仕掛けといてあっさり退きやがるッ!!!!!
ダッセェ野郎だなァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「馬鹿者ども!!! そういう小物的な発言をやめろというのだ!!!!!!!!」
カァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

軍服「ひ…ひひぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「…これ以上何も無いようなら私はこれで失礼する
意見があるならばまた来るがいい」
ザッザッザッ


―――

ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「くッ………何一つこちらと向こうの意見が合わなかった…
しかも…カッとなって攻撃してしまった上に…あんな無様な…」

エンカ「少し短絡的すぎたな
ギル殿ではまだ敵う相手ではない」

ヤンデル「まぁでも…気持ちは分かる…
俺は前のネアメの事は知らないけど………一緒に戦ってきた人を侮辱されたら…きっと怒る…」

ツバメオー「…」

ギル「…これからどうなるのでありましょうか」

エンカ「不信任届けが出された以上
ディミリア統括殿が皆の前に立ち 弁解を述べたり質疑を受けたりすることになるでござろうな
しかしあの様子では…」

ギル「…」


たたたたっ
ビラコ「みんなぁ〜〜〜〜!!!!!!!!」

ギル「ビラコ殿!!!!!!!!? なにかありましたか?!」
ビラコ「そ〜〜〜〜〜〜〜〜いッ……TENGAーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃあじゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『!!?』

ビラコ「…という一発ギャグを思いついたですけどぉ」

ギル「え!? このタイミングで発表!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「こいつはいいTENGAだ
名前は?」

ビラコ「ジェリカちゃんです」

ギル「いや TENGAの話はいいです 広げなくても!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

814名無しさん@避難中:2014/10/22(水) 01:06:13 ID:ueGpf2QI0
ジェリカwww

815名無しさん@避難中:2014/10/22(水) 01:11:12 ID:CGt7Si/AO
ツバメオー「いやこれ 伸縮性抜群だヨ」
ぐいぃ〜〜〜ん

ギル「なにがスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もういいですよTENGAは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴ〜〜〜〜ン!!!!!!!!

ヤンデル「それで…それだけ?」

ビラコ「一番目ははそうですけど
二番目は 先生が気がついたです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「なんとッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやそれを一番目に話して下さいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ここ向かってる途中に『すごいの思いついたぞ…』ってなって…言わずにはいられなかったですう…」

ギル「と…とにかく行きましょう ディミリア様のところへ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヤンデル「…なぁツバメ……TENGAって……何に使うんだ…?」

ツバメオー「下ネタやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ほぶらァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「ひどい理不尽」


――― そすて

ディミリア「ぐごぉ〜〜〜〜〜〜〜〜…」
《ブリッジしているディミリア…》

ビラコ「どうやら熱が引いて リラックスしてまた眠ってらっしゃるみたい」

ツバメオー「おいおい リラックスしすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

816名無しさん@避難中:2014/10/22(水) 01:48:01 ID:CGt7Si/AO
――― そて―

ディミリア「…どうもご迷惑をかけました」

ギル「いえ……体調が良くなったならそれで…」

ディミリア「ふふ…まさに医者の不養生ですね これじゃあ…」

エンカ「…まぁこんなもの突き付けられては心身にストレスがかかるのも仕方ないでしょうな」
ペラ…

ディミリア「…見ちゃいましたか…」

ギル「えぇ………」

ディミリア「…うふふ…恥ずかしい
やっぱり ダメだったみたいです私」

ギル「そ…そんなことはありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今このネアメで ディミリア様以外に相応しいリーダーなんて居ませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのにスパルティー殿はッ…何も知らずッ…」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「…まさか…スパルティーさんと一悶着ありましたか?」

ギル「……す…! すみません…
あの方が…ディミリア様に…ヒャダオ様……戦死なされた皆さんを愚弄するようなことを申したので…つい…」

ディミリア「そうですか…………」

ギル「ディミリア様…これからどうするのでありますか」

ディミリア「…多分 色々追求されてリーダーとしての適正を測られると思います
…傭兵の人達が結託したとはいえ これほどの署名が集まってる以上 ソレを受けないわけにはいきません
…しかし私は乗り切れないでしょうね こんなので参ってるようでは」

エンカ「それではこのネアメはスパルティーのものでござる…」

ギル「い…行けません…それはッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「あんなやつリーダーにしたら身がもたないヨ!」

ディミリア「…しかしどうするわけにも…」

ツバメオー「どんなに署名持ってこられようとさ 今は統括さんが統括なんだから
ビシッとこう『出ていけキューティクルおばけ!!!!!!!!!!!!!!!!』つって追い出しちゃえば?」

ディミリア「それはいけません」

エンカ「…まぁ確かに 奴を手放せば傭兵達も皆出ていくだろう そうなればただでさえ少ない戦力がまた減る」

ディミリア「それもありますが
スパルティーさんは追い出していいような方ではありません」

ギル「何故…?」

ディミリア「あの方の『魔法使いを救いたい』という気持ちは本物だからです
…スパルティーさんが初めてここにいらした時 あの方は言いました
『なんの罪もない魔法使いが虐殺されるのは間違ってる 魔法使い達の勝利のために我々にも協力させてくれ』…と
熱い涙を流し… そう語りました
あの涙は嘘ではありません」

ツバメオー「…」

ディミリア「あの人は本当は ホントにいい人なんです
熱い正義感を持っている 本当に…武人といえる方です
…だからこそ許せないのでしょう この…今のネアメに…

スパルティーさんは魔法使い全てと共に…力を合わせて戦おうとしている
…しかし今の我々の第一の目的は戦いではなく魔法使いの保護です 戦いについてはまだ考えていません
…そこから大きな…思いの食い違い… それから不満と落胆が生まれているのでしょう
彼の正義感が強く出た結果だと思います」

ツバメオー「悪そうな顔してるくせに…」

エンカ「…まぁ昔から評判はいいからな……スパルタなのを除けば…」

ディミリア「…それが一番問題なんですけどね…」

817名無しさん@避難中:2014/10/22(水) 02:48:01 ID:CGt7Si/AO
ディミリア「基本的に正しい事を言う方ではあります
あの人と話した時 あの人の言うことは正しいと思ったでしょう?」

ギル「うっ……確かに反論は出来ませんでしたが…
ディミリア様や前のネアメの皆さんを悪く言うのは…」

ディミリア「まぁそれは 亡くなった皆さんを知る私とギルさんにとっては許せないことですが…
スパルティーさんは客観的に意見を述べただけでしょうし…」

ツバメオー「ねぇねぇちょっとちょっと
何さっきから熱烈にあのオッサンを持ち上げてるのさ!!!!!!!!!!!!!!!
なんか…統括さん もうあのオッサンを認めちゃった系!!!!?」

ディミリア「…確かに この組織のリーダーには…あぁいう人が相応しいかもしれません…」

ビラコ「そ…そんな…先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「しかし現状のようなスパルタが続くようでは とてもじゃないですが…あの人にリーダーは渡せません
…だからこそ…あの人を抑えることができて ネアメを正しい方向に導けるような強い意思を持ったリーダーが必要です」

ギル「…ディミリア様以外にはッ…」

ディミリア「……私では無理です
…私はヒャダオさんの代わりをしているにすぎません
本来人の上に立つような器ではない… 私はスパルティーさんのいうとおり リーダーなど向いてないんです」

ビラコ「そんな…」

ディミリア「それにもう傭兵の皆さんには舐め腐りまくられてますから威厳も何もありませんよ」

ギル「…いやッ しかしディミリア様以外に誰がリーダーが勤まるというのですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分にはディミリア様以外には思いつきません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それともディミリア様は このネアメに…リーダーを譲るに値する人間の見当がついてるとでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ディミリア「えぇ
私は ギルさんが相応しいと思っています
ギルさん あなたがリーダーになってください」

ギル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それってあの元魔反会で目が傾けた分度器みたいでダサいバンダナした奴でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あんなモブあがりのクソ無個性をリーダーにするなんて正気ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
その面倒くさいキャラのせいで未だにキャラ立て出来てないような扱いにくいパン筋マニアの変態がリーダーなんてとんでもないですよ
って自分んんんんんんんんんんんんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

818名無しさん@避難中:2014/10/22(水) 17:42:36 ID:ueGpf2QI0
テンパりすぎwwww

819名無しさん@避難中:2014/10/23(木) 01:25:46 ID:dkHxayHcO
ツバメオー「ええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「じ…自分ですかァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっ…と…ディミリア様…?!! 本気で言っているのでありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ディミリア「こんな時に冗談は言いませんよ
ギルさん 私はギルさんにリーダーになってもらいたいのです」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ギル「…!!!!! 何を…無理でありますよ…」

ディミリア「いえ あなたしかいません」

ギル「じ…自分のような……ダメな人間が…」

ディミリア「そんなことないと思いますよ
あなたは真っ直ぐな人間です
ギルさん 私が思う最高の人は…あなたしかいないんです
このネアメを引っ張れるのは…あなただけ…
あなたは誰よりもヒャダオさんを近くで見ていた そして尊敬もしていた
そうですよね?」

ギル「…え…えぇ」

ディミリ「ヒャダオさんの意志を一番受け継いでるのがあなたなんです
誰よりも仲間を思い 行く末…未来を思う
リーダーの器アリです オールクリアです ナイス☆」
ウィ☆

ギル「なんか言い方めっちゃ軽いでありますが………」

ビラコ「ギル君! 私ギル君ならリーダーでもいいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「あぁ……俺も…
今の統括さんがやめるなら… 次はギルがいいと思う…」

ギル「お…お2人まで…」

ディミリア「…お願いです
私でもスパルティーさんでもなく…ギルさんが!!!!!!!!!!!!!!!!
リーダーとなってください このネアメを引っ張る存在になって下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「………!!!!!」
ゾクッ…


ギュゴルルルルルル…
ギル「お…お腹が…!!!!!!!!!!!」
ガクゥ…

ヤンデル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「頼りねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

820名無しさん@避難中:2014/10/25(土) 02:04:15 ID:kP5S/Fq2O
ディミリア「ギルさん………頼み…ます」
フラ…

ギル「!? ディミリア様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ディミリア「ネアメを…頼みます…
正しい方に…導い…て」
ドサ…

ビラコ「先生…?! 先生ッッ…
先生ェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「んがァ〜〜〜…ゴゴォ〜〜〜〜〜〜…」
ゼットゼットゼットゼット

ツバメオー「寝てるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「相当無理をしていたようだ まだ体力が回復しきっていなかったのだろう」

ビラコ「…先生…
このまま心労が続いたら…本当に大変な病気に…うぅ…」

ぞわわわっ…
ギル「――――ッッ」

キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギル!!? どこへ…!!!!?」

ギル「少し………行ってきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガチャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヤンデル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダダ!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「なんなのさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

エンカ「……今の顔……まるで何か覚悟を決めたような…
まさか……あの男っ!!!!!!!!!!!!」

ゴオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

スパルティー「〜〜〜〜」
ぶつぶつぶつ


ギル「スパルティー殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「ん? 君かね
どうしたのだ? そんなに息を荒げて
…私か? 私は今 部下の傭兵達に“小物に見えない笑い方作法”を教えていたところだ
…いいか!!!!! 笑うときは豪快に!!!!!!! 口を大きく開けて発声よく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
叫ぶ声の選択も気を引き締めてかかれ!!!!!
『ゲヘヘ』とか『ヒャヒャヒャ』とかいうようなやつがいたらそれは小物だ
絶対に真似しないように!!!!!!!!!!!!!!!! では笑え!!!! さんはいッ!!!!!!!!」

傭兵達『がぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ッハハハハハハハハハハハハハハハァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ディミリア「そこぉ!!!!!!!!!!!!!!!! ハが4オクターブ高い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しっかりやれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

821名無しさん@避難中:2014/10/26(日) 01:57:03 ID:dm36uJjAO
ギル「スパルティー殿」

スパルティー「なにかね? 改まって」

ギル「スパルティー殿はディミリア様に代わってリーダーをなさるおつもりなのですか?」

スパルティー「なにかね薮から棒に? 確かに不信任の署名は出したが―――」

ギル「ハッキリ言ってください
あなたはディミリア様に変わり このネアメのトップになろうとしていますね?」

スパルティー「…………
……ふ…
……ふふふ……ふははは…ふっはははははははははははははッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

軍服「うぉつ!!! スパルティー様の大物笑いの実演だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

軍服2「音程も発声も威厳も完璧だァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スパルティー「……はははは………ッ ふふ
…あぁそうだ 私は 私自身がこの組織を率いるべきだと思っている」

ギル「…! やはり…
そしてそれは この体制のままで? ですか?」

スパルティー「当然だ
私は彼女とは違う 前のリーダーとも違う
“勝つための組織”を目指す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこに一切の妥協は許さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一切の手抜きも 一切の気の緩みも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はこのネアメを…必ず勝利者にするのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そのためには人が何人潰れようと構わない…と?」

スパルティー「潰れて良いとは思わないが
多少振るいに掛ける結果にはなるだろうな
…それは致し方ない」

ギル「………潰れても…仕方ない…?
スパルティー殿…そう思う時点で やはりあなたはこの組織のトップには相応しくないであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたにリーダーは渡せません…!」

スパルティー「ならばリーダーは誰だ? あの娘っ子が続投か それとも…」

ギル「……ぶんが…」

スパルティー「ん?」

ギル「自分が……なります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは絶対に…譲れない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

822名無しさん@避難中:2014/10/26(日) 02:27:52 ID:dm36uJjAO
スパルティー「…?? …何を言ったのかね?
…今 何て言った?」

軍服「わかんないっスけどなんか『モルスァ』みたいなこと言ってた気がします」

ギル「…自分がリーダーになる…と言ったのでありますッ」

スパルティー「! ……いやはや
…何を言い出すかと思えば…ふっ!!!!!!!!
………わははは!!!!! ギル君…だったかな?
いいかね? これは学級の係を決めるのではないのだよ?
笑えない冗談は…NO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「冗談ではありません
自分がディミリア様の跡を引き継ぐ新たなリーダーとなります
そしてあなたの暴走を止めます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「はははははははははッ!!!!!!!! 暴走ときたか
そう言ってる時点でもうダメだ
…君のような…若造がッ リーダーになってどうする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
上に立つということがどういうことか 分かっているのかね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうは見えんね! 君は圧倒的に経験が足りん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな頼りがいも何もないリーダーに誰がついて来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「確かに自分には経験は足りない
しかし自分には“志”がある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今は亡き前任者達が残してきた志がある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魂がある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたの…必ず勝つという思いは素晴らしい
でも自分のこの思いは…きっとあなた以上であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「詭弁だねぇ 今更根性論かね
そもそも…前任者の志が…なんだって?
それはつまりだ 君はかつてのリーダー達が辿ってきた悲劇を繰り返そうとしてるのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正しいというのかね それは!!!!!!!!
戦いも無能をのさばらせておいて いいのかね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「……戦う準備をする前にまず必要なのは“絆”だと思います
そして絆が生んだ“結成”は…強い意思を生む
今は戦えない人も 自ら戦おうとする意思を生むはずです
あなたのような 強引なやり方では…本当の強い意思は芽生えないのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「…言うねぇ」

823名無しさん@避難中:2014/10/26(日) 02:39:03 ID:dm36uJjAO
スパルティー「面白い
やってみるがいい」

ギル「!」

軍服「えッ やめるんですか!? スパルティー様!!!!!!!!!!!!!!!!?」

スパルティー「やめはしない
私にもね “強い意思”とやらがあるのだよ
それこそ君に負けないくらいの強い意思…
こちらとて譲れんね」

ギル「……ならば…」

軍服「じゃんけんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今ここで泣いても笑っても一度の“真剣じゃんけん”で決着をつけるのはいかがイデェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ごちぃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「少し黙れ」
しゅう〜〜〜〜…

軍服「ひ…ひひ〜〜〜…!」

スパルティー「ならば決着をつける方法は一つッ」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スパルティー「……『リーダー選挙』だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


軍服「せんきょ? あの相撲でやる体勢を低くして爪先で立つやつ?」

軍服2「それは“そんきょ”だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かりづらいネタやめろッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「少しだまれ」
バキキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

軍服「モルスァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

軍服2「ブルスコファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

824名無しさん@避難中:2014/10/26(日) 02:42:09 ID:1NpIKBXg0
この部下共はwww

825名無しさん@避難中:2014/10/26(日) 02:55:56 ID:dm36uJjAO
スパルティー「娘っ子がリーダーをやめ
その後釜を狙うものが2人居るのならば…当然の流れ!!
民意………この場合は員意か この組織の人々にどちらがリーダーに相応しいか決めてもらうしかあるまい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうかね?」

ギル「…異論はありません」

スパルティー「しかと聞いたぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さて…ならばまだ現統括の娘っ子からの正式な通達を待つ!!!!!!!!!!
その通達を我々の戦いのゴングとしよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえず今回はさらばだ」
ザッザッザッザッ

ギル「…」

ザ…くるっ…
スパルティー「…覚悟しておけ 私は君の……君達の志とやらを全て否定する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「行くぞお前達…………むぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

軍服達『―――』
《壁に減り込んでる》

スパルティー「なんだその小物なやられ方は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦士たるもの やられ様すら大物でなければならんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どれ 私が手本を見せてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ
ジィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
《懐から時限爆弾》


ジジジジジジジジジジジジジジジジ…ジッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュッッドドゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ジュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「これが大物の“やられ方”だァァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う わ ら ば ッ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュッ…


しーん…

ギル(いや…大物か…?)
ズーン…

826名無しさん@避難中:2014/10/27(月) 21:49:12 ID:5sa0VH0kO
すぃ〜〜〜〜〜ん…

ギル「ぽか〜〜〜〜〜〜ん」

ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン………

オオオオオオオオオオォ…

ギル「…………………」


自分が……なります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「…………」


自分が……なります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「…………………………」


自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分が新たなリーダーになります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「………………――」

ガクガクブルブルガクガクブルブル
ギル「お…おぱァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「言ってしまった…言ってしまった…言ってしまった言ってしまった言ってしまった言ってしまったァァァぽォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルブルブルブルブルブルブルブル
じょばぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「じ…自分ゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テンションにまきゃしぇてなんちぇこちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぱぉぱあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じょっばああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「どうしたギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「なんかきちゃない」

827名無しさん@避難中:2014/10/28(火) 01:15:40 ID:/X0HyFrEO
―――

ヤンデル「つ…つまり…宣戦布告してきたわけか…」

ギル「え…えぇまぁ…」

エンカ「随分と肝の据わったことをするでござるな」

ギル「あ…頭がカッとなって…思わず…
あ…あぁ…!!! 自分はどうすればいいんでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
あせあせ

ビラコ「ギル君が新しいリーダーになるですよ! 私 応援するです!!!!!!!!」

ギル「あ…あわわ…」

ディミリア「私も…応援します」
フラ…

ギル「ディミリア様!!! だ…大丈夫なので…?」

ディミリア「えぇ もう大丈夫…
……ギルさん ありがとうございます 決断してくれて」

ギル「いえ…」

ディミリア「それと同時に…本当にすみません
結果的に…ギルさんに全てを背負わせる形になってしまいました」

ギル「…いや いいんですよディミリア様
未熟な自分が…どこまで背負いきれるか…分かりませんが…
言ったからには …やり遂げるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア様はお休みになられてこれまでの疲労を落として下さい!」

ディミリア「…ふふ ありがとうございます
…とは言っても まだ休めませんけどね
スパルティーさんが言った通り 私は新たなリーダーが決まるまで一応はまだリーダーです
それまでやることもありますし…休むのはそれからです」

ギル「……」

ディミリア「大丈夫です 体調管理はしっかりしますよ」

ビラコ「もう倒れないように私が毎日検診するですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムン!

ディミリア「まず 明日 この件を正式に皆さんにお伝えしなければなりませんね
…私がリーダーを辞退すること …2人の新たなリーダーの立候補者 …そして投票について
そしてそれまでの選挙活動について」

ギル「せ…選挙活動…!!!! そこまでやりますか!!!!!!!!!?」

ディミリア「もちろんです 何て言ったって選挙ですからね
それにここに来てまだ日の浅い方々も居ますし
そういう方々 そしてここに来て長い方々にも存分に自分をアピールして下さい」

ギル「う…うぅー…き…緊張するぅー…!!!!」

ヤンデル「でも…あのスパルティーとかいうやつ…やってることが横暴から皆に嫌われてる…
きっとこっちが有利だ…」

エンカ「…それはどうかな」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

828名無しさん@避難中:2014/10/28(火) 10:13:22 ID:/X0HyFrEO
エンカ「あの男は20半ばで傭兵団のリーダーとなり一大勢力を率いた男でござる
内に秘める素質はバカにならぬでござるぞ」

ヤンデル「…!」

ギル「も…もちろんバカになどしていません
…気を引き締めねば…」

ツバメオー「………つか
新しい統括さん候補って…どっちも真人間じゃん
魔法使いのレジスタンスとして それはどうなの」

ギル「う…ぅあ… そ…それは正直気にしていたであります…
な…なんならツバメオー殿も立候補しますか? 今なら間に合いますし」

ツバメオー「んなもん…ボクは勘弁だヨ」

ヤンデル「あぁやめた方がいい
ツバメみたいなチビがリーダーなんかになったら皆に舐められて内乱が起きる…」

ツバメオー「な…なんだとヤンデルゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「魔法使いかどうかはあまり関係ないと思います
必要なのは 魔法使いの自由のために戦うという覚悟です
それを上手く伝えられれば…」

ビラコ「大丈夫ですよぉ! ギル君なら!
それに先生の太鼓判があれば皆ギル君を選んでくれるですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「…そのことなんですが…
今回の選挙で ギルさんは私の推薦だとかの後押しはしないつもりでいるのですけど…」

ビラコ「え!!!!? 先生が推薦するってだけで大分違うですよ!!!!?」

ディミリア「そうかもしれません
しかし私は ギルさん自らの力で皆さんから信頼を取ってリーダーになってもらいたいんです
…ギルさん どうでしょう?」

ギル「もちろん 自分も始めからそうするつもりでありました」

ビラコ「そうだったですかー」

ギル「しかしそれは…やはり自分だけの力では無理であります
だから皆さん…どうか自分に力を貸して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギル…! 当然だ…!!!!」
ぐっ

ビラコ「みんなで力を合わせるですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パン!!!!!!!!

エンカ「断る」

ギル「それでは皆でッ
えい えい えェェーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズコォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

829名無しさん@避難中:2014/10/29(水) 00:32:40 ID:fGjMKOF2O
ギル「エ…エンカ殿…」

ビラコ「エンカさんKYーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
空気読めてないですー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プンスカ

エンカ「そもそも…手を貸す義理がない」

ヤンデル「義理って………同じチー……あ…」

エンカ「そう
元々このチームは先のメッコウ救出作戦までだったはず
いつまでもつるむのは契約に反する
故にここまで 拙者はイチネアメとして見守るでござる
投票も…拙者の目と耳…どちらがリーダーに相応しいか 判断させてもらう」
ザッザッザッ

ビラコ「エ…エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと一緒にいても…このチームは…楽しくなかったですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

エンカ「…楽しいか楽しくないか……まあ 退屈はしなかったでござる
……しかし
いつまでもそのままではダメでござろう…?」

ザッ… ザッ…


ギル「…!」


ビラコ「…エンカさん…薄情です…」

ツバメオー「…別に間違った事言ってないんじゃない?」

ギル「…そう…ですね」

ビラコ「…だ だったらこの4人で頑張って―――」

ツバメオー「ボク マンツウにご飯奢ってもらう約束してるから帰るヨ」

ヤンデル「ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「じゃーね 一応ボクも応援“だけ”はしておくヨ」
すたすた

ビラコ「!!!!!!!! そんな…ツバメオーちゃんも手伝ってくれないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「…」
スタスタスタスタ…

しーん


―――

バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「なに? ヤンデルもマンツウに奢ってもらう?」

ヤンデル「…それがお前の答えかッ…」

ツバメオー「なんだよ急に 厨2臭い事言って…」

ヤンデル「ギルに助けられたのに その仕打ち
それがお前の答えかって聞いたんだよ…!!!!
…正直がっかりだ…お前がそんなやつなんて…」

ツバメオー「……いつからお前は ボクの内面まで分かるようになったんだヨ!
うるさいヨ!!! ボクにはボクの……考えがあるんだ…
…………じゃあね」
ザッザッザッザッザッ…

ヤンデル「…ツバメ…」

830名無しさん@避難中:2014/10/29(水) 01:32:22 ID:fGjMKOF2O
―――

ビラコ「…というわけで…
ギル君を手伝えるのは私とギル君だけです…あう…」

ギル「じゅ…十分です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
十分すぎるほどでありますよ もうお二人がいれば百人力ッ
百人乗ってもダイジャーブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! でありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「が…頑張るよ…
俺頑張って…スパルティーに丑三つ刻の呪いをかける…」
オオオオオオオオオオォ………

ギル「いや正攻法でお願いします」

ディミリア「…ギルさん よろしくお願いしますね」

ギル「…はい!!!!!!!! ディミリア様のためにも…自分ッ 頑張ります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「……リーダーになったらまず…
その慇懃すぎる所を治しましょうね」

ギル「ッッ…!!!!! そ…それは難しい…!!!!!!
こ…この性分はもはや…呪いのように絡み付いてるでありますからそう簡単にはッ…
例えるなら……いぼいぼスリッパからいぼを外すような……そんなアイデンティティの喪失ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「それただのスリッパだな…………」

ビラコ「すごいです〜〜 ギル君根っからの社畜なんだぁ〜〜〜」
ぺか〜〜

ギル「さ…さて…
まだ選挙は正式に始まってませんから…
とりあえず一応仲間内にだけ話しておきますか」

ヤンデル「仲間内…?」

スタスタ


ビラコ「あー!! 待ってですよぉ!!!!!」
タ…

ビラコ「…あ 先生」

ディミリア「…なんですか? 私は大丈夫… ビラコさんはギルさんを手伝ってあげて下さい」

ビラコ「はい」

ディミリア「…私も嫌な女…
この役職をやめられると思ったら なんだか肩の力がフッと抜けたわ
今日はよく眠れそうな気がします」

ビラコ「いいですよ いっぱい寝てください!
…お疲れ様です …先生!!!」パタン…

ディミリア「…………ありがとう…」
スゥ… ゼットゼットゼットゼットゼット…

831名無しさん@避難中:2014/10/29(水) 02:24:09 ID:fGjMKOF2O
――― 特外部隊 宿舎 談話室


特外兵「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? お前が統括に立候補!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ばーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「え…えぇ」

特外兵2「あのスパルティーの野郎に真っ向から挑むってわけか
やるじゃねーか
勝ち目はあるのか?」

ギル「い…いやだからこそこうして皆さんにまず報告とお願いをしようと…」

特外兵3「いきなり根回しとか… さっそく先が思いやられるな」

ギル「い…いやお恥ずかしい
しかしこうして身近なところかお願いするのが正攻法かと思いまして…
スパルティー殿に勝つにはまずこれくらいのことはしておかねば…」

特外兵「……ま 確かにスパルティーを統括にするわけにゃいかねーもんな
あんな横暴を繰り返されちゃ特外兵としても困る」

特外兵2「…しかし
お前の障害は山ほどあるぞ それらもクリアしていかなきゃ とてもじゃないが統括なんて無理だぞ」

ギル「……障害…ですか」

特外兵4「お前さんがネアメでどういうイメージ持たれてるか 知ってるかい?」

ギル「………『元魔反会』…ですか」

特外兵4「あぁ そいつが落とす影は大きいぞ」

ズイ
ヤンデル「だれもかれも…なんでそんな前のことを引きずるんだ…?
ギルはもう1年近くはネアメにいる… ギルに助けられた人もいる!!!!!!!!!
ギルはいいやつで 俺達の仲間だぞ…!」

特外兵「それはそうだ だけど感情ってのはそう簡単に割り切れるものじゃないんだ
ネアメには魔反会に家族や故郷を消された魔法使いが多いしな…
俺達特外兵の中にだって ギルに対していい印象を持ってない奴がたくさん居る
お前についての罵詈を お前の事を詳しく知らない連中に言い回ってる輩が居るとも聞く」

ヤンデル「そんな奴が…!!!! 許せないな…!!!!!!!!」

ギル「…仕方ないであります
自分が魔反会に居たというその事実は変えようがありません
実際 魔法使いの方を捕らえてた時期もありました…
自分の罪は…大きいです…」

ビラコ「ギルくんッ… ギルくん…ギルくんはぁ…こんなに頑張ってるのにぃ…」

特外兵「あぁ…もちろん頑張ってる その罪を償おうとしてるってな
俺達はそれくらいは知ってる
だから俺達はお前に投票するよ」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 皆さん…!」

特外兵「もちろんさっき言った通り 特外兵の中にもお前を嫌ってる奴が居るから 全員とはいかないけどな」

ギル「…っ 十分であります…!
ありがとうございます…! ありがとうございます…!!!!」
じわ…

特外兵3「頑張れよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

特外兵2「今日は飲もうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいのわいの

832名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 00:28:34 ID:Zf.FichkO
――― 食堂

マンツウ「…ふふ どうだツビー?
世界三大珍味の一つ『やわらかいいんせき』のラム浸け煮はさ?
こんなの普通はないんだけど 特外の人が持ち帰ったのを無理言って買わせて貰ったんだ!!
今日の料理は食堂の人に作ってもらった特別メニューだぜ
しかも貸し切りときたもんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「こんな寂れた食堂を貸し切るなんて贅沢な無駄だヨ」
くちゃくちゃ

マンツウ「ははっ 言われちゃったなぁ〜〜
でも…まわりに誰もいないなんてなんだかロマンツックだろ?」

カサカサカサ

ツバメオー「ゴキブリがはいずる食堂のどこがロマンちックだヨ!!!!
つーかこんなに食べれないヨ この珍味とか…なんかグミっぽい」

マンツウ「ははは 胃が小さいんだね やっぱりツビーは女の子だなぁ!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「いや単純にまずいんだヨ もういいから食えヨ」

マンツウ「え!!!!!!!!? ちょっ…ツビー…?!!
お前…! お前…!!!!!!!!!!
俺に間接キッスの許可を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキィィィィーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

わなわなわな
マンツウ「わ…分かったツビー…!!!! まかせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺がお前の皿を…お前の手の汗・指紋・匂いごとたいらげちゃる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んべぇぇろんべぇ〜ろんべろんべろんべぇろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
べりょりょりょりょりょりょりょりょりょりょりょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー(あー…帰って寝たいなぁー…
……でも…)

―――

マンツウ「さって…お腹もいっぱいになったし どうするツビー?
このあとの予定とか… もしよかったら俺の部屋来る?
へへ…俺の部屋は個室なんだ! 2人きりになれるぜ
なんだったら…今日は俺の部屋に泊まっても…////」

ツバメオー「うーん………そうしょっかなぁ…」

マンツウ「え!!!!!!!!? マジデジマ!!!!!!!!マジデジマ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー(部屋帰ってヤンデルに会っても気まずいし…)

マンツウ「だッ…だだだだ…だったらッ だったら今すぐへへ部屋をヘヘッ片付けてくるッヘヘッうへ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あと風呂はいっ…ウッヒョwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ダダダダダー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


《その後 ツバメオーをめんどくさかったので 用務室のロッカーで寝た》


――― 次の日の朝

急転した事態は至極短くにネアメの住人達に知らされたのである――

ピー ガガーz_


放送「私 統括 やめる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

放送「選挙開始!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ネアメの人々『え!!!!!!!!? なに急に!!!!!!!!!!!!!!!!?』


こうして ネアメの未来を決める統括選挙(たたかい)が始まった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

833名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 00:40:51 ID:NIs5S9Vg0
いきなりwww

834名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 00:50:10 ID:Zf.FichkO
―――

ギル「…で…
はじまったわけではありますが
実際…投票日までの一週間 何をすれば良いのでありますか? 選挙って?


ヤンデル「わかんないな…
そもそも投票なんて 俺みたいな田舎人はトイレ当番決める時くらいしかやったことないしな…」

ビラコ「私ー!! 見たことあるですよ!!!!!
よく地元の町でなんかの議員さん達がよくやってるです」

ギル「おぉ!!!!!! なんとナマで見たことあるのですか!!!!!!!!?
それで 一体どのようなことをしていたのでしょう?!」

ビラコ「えーっと
たしかー車にのってー! 窓から体を半分以上出してー
体をすっごい逸らしてみんなに手振ってたですよ!」


  /  _________________
/  /_______   ________
  //    \  \  | | |_,,,,,、、
//    _   \/●>/⌒ }{ ┃ 、ミ
/   /  (( ̄/●/( () :     )三
  rー ´   ヾ/●/   \   }{ ┃ , 彡
 (       /●/ __   ̄ ̄'''''  l 'lーTY⌒ ニ) ☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \/ヽ」' /  ̄ヽ、__」。」―Et_三}


【※参考】



ギル「なにゆえ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…そうか 高速で走る車で危険な事をあえてして…リーダーに足る度胸を見せ付ける…それが選挙のキモなんだ!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「な…なるほど…!!!!!!!!」

ビラコ「じゃあギルくんも車でアクロバットするですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「しかしこの中を走れるような車なんてものは…ありませんが…」

ヤンデル「リヤカーがある…俺が引っ張る…」

ギル「しかしリヤカーだけではアクロバットは…」

ビラコ「あーッ!!!!!!!!!!!!!!!! 私 ポールダンス用の棒持ってるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それをリヤカーに取り付けてポールダンスするです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「なるほど名案であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


なんでポールダンス用の棒なんて持ってるんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙ォ゙ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

835名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 01:10:16 ID:Zf.FichkO
そすて

ガコッ
ヤンデル「取り付け完了……」

ギル「一気にシュールなリヤカーに」

ビラコ「じゃあさっそくこれでアジトの中を爆走するですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな見るですよぉ」

ギル「待ってください! 自分 ポールダンスの経験はなくて………
ちょっと…いきなりのいきなりに出来る自信がないのでありますが…」

ビラコ「そうですか? 分かった! じゃあ私がポールダンスを教えてあげるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私ポールダンス得意なんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「本当でありますか!!!!!!!! ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


得意ってなんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


――― そして猛特訓がはじまった!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「まだまだ腰の動きが甘いです!!!!!!!!!!!!!!!! もっと情熱的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
盛りのついた犬のように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もういっそこすりつける勢いで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

クイクイクイ
ギル「ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ククククククククイイィィィーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴッチィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!コ
ギル「うぎゃぽごォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

ビラコ「そこで棒をなまめかしく愛撫!!!!!!!! もう舌でぺろぺろするように!!!!!!!!
顔を紅潮させることも忘れずに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「はえええええええええええ…!」
ぺンろぺンろペンろぺンろペンろ

―――

ビラコ「大股開きで棒をくるくる滑るように回転!!!!!!!! ポールダンスの花ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

くるくるくるくるくるくる
ギル「ヒョーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

―――

ビラコ「もういっそ服脱いじゃいましょっ 服っっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

836名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 01:24:48 ID:Zf.FichkO
そして


――― 通路


わいわい



ネアメの人「ん?」


ほわぁ〜〜〜〜〜ん…
テレッテ テレレレッテレ アハ〜ン ウフ〜ン
《どこからともなく色っぽい音楽が!!》



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


ネアメの人「なんだ!!!!!?」

ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド〜〜〜〜〜〜〜〜
ドオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「フォッフォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるくるくるくるくるくる


ネアメの人々『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ギル「あっふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
くいっくいっ ふりふり

《リヤカーの上 パンツ一丁で腰を振ったりお尻をなまめかしく振ったりするギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのまま去って行った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


し〜〜〜〜〜〜〜〜ん……

ネアメの人々『』




ォォォォォォ……… ガタッ

絶倫乳首「やるねぇ…」

《ホモ 着 眼 》

837名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 22:02:05 ID:Zf.FichkO
―――

パタパタパタ
ギル「いぃやぁー! いい汗掻いたでありますねぇ!!!」

ヤンデル「主要なところは大体走った…」

ビラコ「みんなビックリして見てたですよぉー!!!!!!!!!!
これ間違いなく注目度No.1ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「いやなんかもうすっごいやりきった感があるでありますね
選挙の9割は終わったんじゃないでしょうか? あははは」
キラキラキラ

ヤンデル「ところでいつまでブリーフ一丁なんだ? ギル…」

ガタ…

ギル「ん?」


ザ…
??「…みなさまっ 現在私は
今日ネアメ内で様々な混乱とカオスを振り撒いた張本人達がここに居ると聞き 早速足を運んでみました
するとどうでしょう! 興奮に満ちた声が聞こえてきます!
早速突撃してみたいと思います!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ウラ・ギルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お話を」

ギル「誰ですか あなた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
つる〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

??「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪人ブリーフーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「え?! 怪人!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

??「な…何と言う事でしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの奇行も終わった後というのに ウラ・ギル氏は未だブリーフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるでそれが普通だと言わんばかりのナチュラルスタイルです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
履いてるブリーフはオーソドックスの白ブリーフ!!!!!!!!!!!!!!!!
端に刺繍されたコミカルな飛行機が光る〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブリーフの表面から伺える膨らみは さながらBカップといったところか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「な…なんですか あなたは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

838名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 23:16:07 ID:Zf.FichkO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org94479.jpg

839名無しさん@避難中:2014/10/30(木) 23:27:29 ID:NIs5S9Vg0
落選どころか追放もんじゃwwwww

840名無しさん@避難中:2014/10/31(金) 00:12:57 ID:NZUFSbSQO
ビラコ「あ! この人混血の…
たしか…作文書く人!!!!!!!!!」

??「作文じゃないです!!! 記事です! 記事!!!!!!!!!」

バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「どうもこんにちは! 私はルミと申します!!
ぷりぷりの海老出版社・ネアメ支局の特派員をしています!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「あぁ…このネアメの中で勝手に新聞作って配ってる人か…」

ルミ「か…勝手にって!!!!!!!!
私は記者として 情報をこの組織全体で共有しようと計らっているだけです!!!!!!!!」

ギル「いやまぁ
確かにその点では非常に助かってますが」

ルミ「本日は 今日突然言い渡された統括選挙の立候補者であるギル氏に話を聞きたくて参りました
今朝からかなり弾けたことをしていましたね」

ギル「あ…/// 見ていらっしゃいましたか
いやはやお恥ずかしい しかし自分としてはリーダーとしての資質を存分にアピールしたつもりで」

ルミ「まず なんなんですかアレは」

ギル「へ?」

ルミ「選挙とは本来神聖で由緒正しく礼節が重要とされたもの
だからこそこの選挙期間は立候補者として真摯に取り組み 真面目に未来を見据えながら活動するのが普通です
はっきりと自分の主張や方針などを伝え 有権者達にリーダーとして組織の未来を言葉や行動で見せて行かなければならないのです
この一日目はそんな選挙期間で最も大切なスタートダッシュの日…
あなたに期待する人もいたというのに 蓋を開ければブリーフ一丁で卑猥な腰つきを見せる暴走っぷり
これにはそんな人々も…世間も開いた口が塞がらないといった印象ですね
一体あの蛮行にどのような意味があったのか 聞かせてもらえませんか?」

ギル「へ……あの…はへ…」

ルミ「まぁ“注目度”は良い意味でも悪い意味でも高くなったと思いますが
こんな出オチの一発芸めいたもので終わったらただの変態というイメージだけ残るでしょう
これからの選挙活動…たとえば演説や意見交換
それに統括になった後ネアメにもたらすマニフェストなど…
お聞かせ願いますか?」

ギル「え……いや……あの…その………あ…えっと…」
ゴソ… ゴソ…

《服を着ていくギル…》

841名無しさん@避難中:2014/10/31(金) 01:03:36 ID:NZUFSbSQO
ギル「え…ぃやあの…選挙活動って…こういうものなのでは…ないのでありますか…?」

ルミ「はいぃ? …えーっと あの…あははは…
いやー…あの 今回の記事は比較的真面目に書くつもりなんで…ちょっと真面目に答えてもらいたいんですけど…」

ギル「…」

ルミ「…じゃあ…なにかしら マニフェストとかは決めてるのでしょうか」

ギル「マっ マーニーフェイス?
誰ですか? ものまねですか?」

ルミ「……えー なら 意気込みなどあれば」

ギル「はひッほはひぇ!!!!!!!!? ほんほろひゃほっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
パクパクパクパクパクパク

ルミ「…はい 分かりました
ご協力ありがとうございました
最後に写真撮らせてもらってもいいですか?」

ギル「は はい」

ルミ「では…チーズ」
カシャ

ギル「あへぇ」
どん

ヤンデル「ギルゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! アヘ顔になっている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!アヘ顔Wピースになっているーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「き 緊張すると昔からアヘ顔になるであります…」

ルミ「……ありがとうございました
じゃ…じゃあこれで失礼しますー
次の新聞をお楽しみにしてて下さい!!!」
そそくさー


しーん…


ギル「…………」

ヤンデル「……ギル! や…やったな!!!!
あの人の話から 選挙活動は何をするのか 情報を得たぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「得たけどなにかとても大切なものを失った気がするーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

842名無しさん@避難中:2014/10/31(金) 01:11:54 ID:Rb2p.yrI0
ダメダメすぎるwww

843名無しさん@避難中:2014/11/01(土) 00:45:08 ID:p2DadSr.O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org94913.jpg

844名無しさん@避難中:2014/11/01(土) 01:15:23 ID:p2DadSr.O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org94928.jpg

845名無しさん@避難中:2014/11/01(土) 01:33:02 ID:HsHTOC8Y0
ちょwwwww










ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

846名無しさん@避難中:2014/11/01(土) 02:38:56 ID:p2DadSr.O
次の日


ヤンデル「ギル!! 昨日の記者が書いた新聞が出たぞ!!!!!」

ギル「ほ…本当でありますか!!? い…一体どんなことが書かれているのでありましょうか…!」
ドキドキ

ペラ…


【昨日 突如始まった『統括選挙』
混乱覚めやらぬ中 ネアメの舵取となる最重要ポストに名乗りをあげたのは
現ネアメ・ルートで古参にあたるまだまだ若くパワー溢れる特外部隊長ウラ・ギル氏(20)
そして誉れ高い傭兵団を率いていた勇将スパルティー・スパイス氏だ
事実上の決闘となるこの選挙
果たしてこの2人の立候補者が思い描く未来とは―――
さっそく突撃取材してみた】


《スパルティー氏》

『今こそ、組織として真に強くならねばならない』
そう強く そして熱く語ったのがスパルティー氏である
スパルティー氏と言えば 先日から敢行された『強兵計画』の立案者とされる
彼が立ち上げたこの計画は その厳しさから
始まってまだ数日足らずでネアメ中から不満の声が挙がっている
その声にスパルティー氏は
『いつまでも傍観者ではいられない、誰もが。
魔反会という大きな敵に真っ向から立ち向かうには、全員が力を付けることが必須である。
ネアメの未来のために、今こそ皆が立ち上がるべきだ。
私はこの組織のリーダーとなり、皆に少しでもそのような力…“戦い、生き延びる力”が付くように手を貸して行きたい。』
と力強く語った。
同時に、スパルタ訓練に対する各所からの不満について
『その点に付いては色々と考えていることがある。詳しい事は近くに話す。』とした。
含みのある言い方である。今後の発言が注目される。

最後にスパルティー氏に意気込みを聞くと
『私は魔法使いではないただの人間だが、魔法使いを友と思っている。それは本当だ。
私は確かにキツいところがあるが、それは愛情の裏返しだと知ってほしい』と言葉をしめた。



ギル「ぬぬぬ…すっごく良いこと言ってらっしゃる…」

ビラコ「ギル君は?」


《ウラ・ギル氏》

続いて、昨日ネアメ内で驚天動地の奇行を強行したウラ・ギル氏の元に突撃した。
少数の仲間と、先の奇行をやり切り満足そうに談笑していた。
ギル氏は興奮も収まらず、記者が突撃した際もまだブリーフ一丁で、私の目測ではもっこりチンカップは約Bカップ程度であった。
先の奇行の真意を尋ねると
『これが我々の選挙活動である』と胸を張って語り、溢れんばかりのユーモアを見せ付けてくれた。
ギル氏は、掲げるマニフェストは『マーニーフェイスのものまね』とし
上の写真のようなアヘ顔で
『はひッほはひぇ!!!!!!!!? ほんほろひゃほっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』と意気込みを語った。
面白い人だったです。



オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ギル「…」

ヤンデル「…」

ビラコ「感動して泣ける…」
ぽろぽろぽろ…

ギル「どこが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ばべーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

847名無しさん@避難中:2014/11/02(日) 02:58:52 ID:JqrxxTCEO
ビラコ「ギル君が新聞に…! なんだか行方不明の妹が町内回報に載ったあの日を思い出したです…!!!!!!!!」

ギル「いや全然感動出来ませんよ!!!!!!!!!!!!!!!! むしろなんかもうすごい惨めな気分になりましたよコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜なんだこれもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変な人の記事だよこれはァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「もうちょっとオブラートに包んで書いてくれたらいいのに…」

ギル「うぅぅ…こ…これだけでありますか…
なんかもっと挽回するようなことは…」

ビラコ「…あー!? こっちのページに聞き込みによる支持率が書かれてるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「け…結果は!!?」



ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

【投票前支持率表(数百人に聞き込んだ結果)】

スパルティー 支持40%

ギル 支持18%

無回答 42%


ギル「ぐッ…低いッッ…」

ヤンデル「でも相手も50%行ってないぞ…」

ビラコ「こっちに内訳が書いてあるですよ」


スパルティー 40%

その内

外部戦力(傭兵など) 60%
魔法使い 12%
ネアメ特外部隊 15%
その他 13%



ギル 18%

その内

特外部隊 20%
ホモ 80%



ヤンデル「す…すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前にはホモの味方が付いてるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「嬉しくぬぇえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

848名無しさん@避難中:2014/11/02(日) 03:13:39 ID:brb8IlEs0
ホモォ…

849名無しさん@避難中:2014/11/02(日) 23:04:31 ID:JqrxxTCEO
ヤンデル「元気出せギル…… こんなの新聞が適当に調べた数字だろ…」

ビラコ「いやでもこういうデータは案外当たるものですよぉ
統計学的ちんこスライダーがマウストゥマウスだとかなんとか」

ギル「うぐぐ…! あの記者さんなら年齢層など派閥など偏らず聞いてそうですし…!
仮想のデータとはいえ おそらくこのデータは正しいでしょう…!
な…なんとか真面目に…方法を考えないと…」

ヤンデル「…このデータだと…ギルも向こうも支持は50%も届いてない…
確か本番だと支持率が過半数は超えてなきゃダメなんだろう…?
つまり…いかにしてこの“無回答者”からの支持を引き込むかが重要だ…
仮にこの無回答の奴らが全員ギルに付いたら…勝ってる…」

ギル「それはそうですが そう簡単にはいかないでしょう…
この支持者の割合を見るに…無回答者の多くは魔法使いの方々…
自分は魔法使いの方々に良く思われてませんし…」

ヤンデル「それはスパルティーも同じだ…
そうなるとこういうのは…少しでも早く先手を打たなきゃな…
魔法使いの心を掴んで…支持してもらうようにするんだ…」

ギル「なるほど
しかしどうやって…」

ビラコ「向こうの陣営さんは何してるですかねー?
気になるですよぉ」

ギル「スパルティー殿の選挙活動でありますか……
確かに気になるであります」

ヤンデル「だったら…見に行くか…?」

ギル「えぇっ!!!!!!!!!!!!!!!! 相手方のところに偵察でありますか…!!!?
なんだか気が引けるでありますが…」

ヤンデル「ルールじゃ別に禁止されてない…
勝つために相手を探るんだ…」

ギル「……うーむ………そうでありますね…」

ビラコ「よぅーし!!!!!!!! だったらみんなで殴り込みですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「い…言い方が物騒です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

850名無しさん@避難中:2014/11/03(月) 00:25:11 ID:gZe3mVMIO
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5395390.jpg

851名無しさん@避難中:2014/11/03(月) 20:01:30 ID:/UBeO4mc0
ぐろいwwww

852名無しさん@避難中:2014/11/04(火) 20:14:40 ID:jGB/ddeEO
――― 第2戦闘訓練所 前

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………

こそこそこそ…
ギル「こ…ここにスパルティー殿がいるとの情報が…!
とりあえず中に入って2階の見物席から探って見るであります…」
でで〜〜〜〜ん…
《おっぱいの着ぐるみを着ているギル!!!》

ヤンデル「…そんなわざわざ変装しなくとも…」

ギル「そ…それでもやはり相手方にバレない方がいいでありますよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
用心に越したことは…」

ルミ「あれ? ギルさんじゃないですか? 何をやってるのでしょう?」

ドッキ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「う…うご〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ち…ちがうよ!!!! 僕はおっぱいの妖精だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼい〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「なるほど
それでギルさんはどうしてこんな場所に?」

ギル「き…聞いてない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「まぁ聞かなくても分かりますよ
敵情視察ですね! やっとちゃんとやるつもりになったみたいで安心しました」

ギル「も…もちろんです」
プルルン

ルミ「それより記事みましたか!? 取材対象になったギルさんに感想聞きたかったんですけど!」

ギル「え…えぇ… ほぼ間違いのない ありのままの素晴らしい記事でした…」
へこぉ…

ルミ「なんだか含みのある言い方ですね 乳首陥没したし」

ヤンデル「…そのまま書きすぎ……俺達は選挙の事何も知らなかっただけなのにあんなの書かれたら…
余計人が離れる…」

ルミ「事実を捩曲げて報道しろと? それはプロとして出来ません!
そんなのは三流記者のやることです!
事実を捩曲げて報道するのは三流記者
見たままを報道するのが二流記者
見たものに気の利いた脚色を加えるのが一流記者なんです!!!!!!」

ギル「そ…それって三流と一流変わらなくないですか!!?」

ルミ「違います! 全然違いますよ!!」

ビラコ「ルミさんはどの記者さんですか?」

ルミ「私はもちろん…二流記者です!!! だから見たままに報道したんです!!!!!!」

ギル「い…一流ではないんですね」

ルミ「えぇ もちろん
…一流記者は 一人だけです…」

853名無しさん@避難中:2014/11/04(火) 20:28:23 ID:BA3qD9Cw0
またなんでそんな着ぐるみをwww

854名無しさん@避難中:2014/11/04(火) 21:18:43 ID:jGB/ddeEO
ギル「…ルミ殿?」

ルミ「…あぁごめんなさい
ちょっと考え事をしてました
ところで 入らないんですか? スパルティーさんは間違いなくこの向こうに居ますよ」

ギル「え…あー…うーむ…」

ルミ「私のこと気にしてるなら このことは記事には書かないんで安心して下さい」

ギル「あ…はい…じゃあ 行きますか」

ルミ「…その着ぐるみはやめた方がいいと思いますけど…」

―――

わいわい

ビラコ「わっ…人がいっぱい…」

ルミ「我々と同じ2階席に居る人達は見物人ですね
スパルティーさんは…ほら 一階の道場です」

ヤンデル「下にも人が結構居る…」

ルミ「今は訓練の最中のようです
傭兵が主ですが チラホラと自分から戦闘訓練に立候補した物好きもいるようです
そういう人達はスパルティーさんが相手をするようです 今もホラ」

ギル「え……選挙活動は?」


バキィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男「うぎゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「振りが甘い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんな弱々しい攻撃では蚊も殺せないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
竹刀を振るならこのように……」
ググ…

男「ひっ…」

スパルティー「振るだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャギャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《男の目の前で竹刀を地面に振り下ろすスパルティー!》

スパルティー「すぐ立て! 今のように竹刀を地面にたたき付けて壊せたら休憩させてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「み…水………傷薬…」

スパルティー「つべこべ言うなァ!!!!!!!! 戦場に貴様のお母さんは居ないぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぃ!!!!!!!!!!!!!!!!

男「ひぎぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「…そっちもぉ!!!!!!!! いつまでも受け身をする“フリ”の練習をするなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!

男2「フ…フリって…!」

スパルティー「ほう! フリじゃないならばその成果を見せてもらおうか!!!!!
おいお前達! そいつの受け身が完璧にキマるまで相手をしてやれ!」

傭兵1「モルスァ!!!」

傭兵2「げへへへwwwww投げ飛ばしてやるからなwwwwwwwwww」

男2「ひ…ひひーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

ビラコ「あう〜た…! 怪我いっぱいですよぉ…!」

ヤンデル「…! とんでもないスパルタ訓練だな…!!
あいつ…何考えてるんだ…? こんなに人が見てる前で…!!!!!」

ルミ「…いえ よく見ていて下さい」

855名無しさん@避難中:2014/11/05(水) 01:04:51 ID:xTAl4Bz.O
スパルティー「いいかァ!!!!!!!!!!!!!!!!
私の訓練である以上一切の手抜きも許さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
休んでるものが居たらすぐに冷水を打ちかける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いいなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男達『…!!!!』

スパルティー「どうしたァ!!!!!!!!!!!!!!!!
私の言葉には『Yes! せっかん!!』と返せと言っただろう!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男達『イ…Yes! せっかん!!』
ゴォウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「良!!!!!!!!
では各自私が教えた事を踏まえ個別訓練!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
成果のあったものから私のところに来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵2「オラオラァ!!!!!!!! 俺達が見張っておいてやるからしっかりやれよォ!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵1「モルスァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズイ
スパルティー「いつお前達をそんな閑職に回すといった?
お前達は引き続き小物感からの脱出訓練だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
主人公補正を身につけるために私がお前達を100叩きにする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自由に覚醒出来るまでだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵1「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵2「無理っスよ!!!!!!!! 俺達名前もないモブっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

856名無しさん@避難中:2014/11/05(水) 01:29:48 ID:xTAl4Bz.O
―――

スパルティー「…ん? なんだ」

混血男「え……えと…あの…」

スパルティー「混血の魔法使いだな 貴様には魔力の練り方といくつかの基礎魔法を習わせたはすだが?」

混血男「あ……あ…あの………あの…」

スパルティー「なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ハッキリものを言わないのはNOだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

混血男「ま…魔法…ちょ…ちょっと…出た…」

スパルティー「ほぉ?! 度重なるせっかんから来る幻覚ではあるまいな?
どれ 見せてみるがいい!!!!」

混血男「え…えぇっと…えぇっと……」

スパルティー「的が欲しいなら私に撃て」
ズン

混血男「えっ!!?」

スパルティー「いいから撃て はやくしろ」

混血男「はっ…!!!!! …えと……バ… バク メ…コ…!!!?」
キュア… PON!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ブボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「むぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《ビー玉程度の魔法弾がスパルティーに当たり 弾ける綿菓子程度に爆発した!!!!!!》


しゅうウウウウウウウウウ…

混血男「う…うあぁ!!!!!!!!? ス…スパルティー隊長!!!!? だ…だだ…大丈…!!!!!!」

ぬぅ…
スパルティー「…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… ギロッ…

ビク!
混血男「ひぃ!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ガシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「やれば出来るじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!

混血男「へ!!!!!!?」

スパルティー「よくやった!!!!!!!! 素晴らしい!!!!!!!! 撃てないと思っていた魔法を撃てたぞ!!!!!!!! 君がだ!!!!!!!!!!!!!!!!
威力はまだまだ だが! 大きな一歩だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく頑張ったな!!!! 上出来だ!!!!!!!!!!!!!!!! ナイスガッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!

混血男「あ…ありがとうございます…!!」

スパルティー「素晴らしい! 君には家族が居たね?
君が今日発現させたその力は! 家族を守る力になり得る素晴らしいものだ!!!!
その力を継続して鍛えれば君は本当に家族を守れる立派な男になれるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからも共に頑張ろうな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシ!!!!!!!!!!!!!!!!

混血男「は…はい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ギル「な…なんだあの綺麗なスパルティー殿は…?!」
ゴクリ

857名無しさん@避難中:2014/11/05(水) 01:50:18 ID:xTAl4Bz.O
バギャ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「ん?」


ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
男1「わ…割れ…た…!!!!!!!!!」

スパルティー「やったのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!

男1「や…やれた…! やれたァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「あぁよくやった! やり切ったな 偉いぞ!!!!
その不屈の闘志! いい戦士になれるぞ!!!!
ほら 水だ 飲め」

男1「は…はい!!!! ……!!!!!!」
ゴキュゴキュゴキュゴキュ…

スパルティー「ははは!!!! あわてすぎだ」


ギュウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男2「ぐっふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「!!!!! …今の…! 綺麗な受け身だったぞ!!!!!!!!
ついにモノにしたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男2「い…痛くなかった…! 吹っ飛んで首から落ちたのに…!!!!」

スパルティー「もちろんだ! それが受け身だ!!!!!!
まだ君は入口に立ったばかりだが 受け身を更に磨けば上空から降り注ぐ隕石をも捌ききれるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男2「…ぷぷッ…それいいすぎ…ッ…いつつ…!!」

スパルティー「しかし大分生傷を負ったな
だがそれも勲章だ! …最高に…最高にカッコイイぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシ!!!!!!!!!!!!!!!! ギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男2「いぎぎッ…!」

スパルティー「よくやった!!!!!!!! 3人ともよくやった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…

スパルティー「……失礼!
…見事成果を出した君達には特別授業だ!
私が直々に“戦闘後の勝利ポーズ”をレクチャーしてあげよう!!!!!!!!
思いっきりカッコイイやつだ!!!!!!!!!!
私の勝利ポーズはこれだ! まず足を広げて腰を低く下ろし 両手を足の後ろに回し『妖精の翼』と叫び…」

傭兵1「また始まった! スパルティー様の戦闘勝利講座!!」

傭兵2「ここだけの話 スパルティー様はそんなことやってる間に膝に矢を撃たれたんだぜ」

スパルティー「ッ!!!!!!!! よ…余計なことを言うな貴様らァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵達『ナデナデシテ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


どっ
わははははは

わいわい…

858名無しさん@避難中:2014/11/05(水) 02:38:07 ID:xTAl4Bz.O
ギル「い…意外な光景でありますね… スパルティー殿が人を労ったり褒めたり…」

ビラコ「ギ…ギル君…!!!」


ざわざわざわざわ…


ギル「…! まわりの方々もなんだか困惑していらっしゃる…
今まであんなスパルティー殿見たことないでありますから…」

ルミ「ここにいる大多数の人が好印象を抱いたでしょうね」

ヤンデル「…! あんなの…マッチポンプだ…仕込みだ…!!!!!!
みんなの前でいい人を演じているんだ…」

ルミ「いや スパルティー氏の凄いところは アレが演技ではないというところ…
スパルティー氏はスパルタで有名ですが それ以上に熱い性格です
元来からの熱血スポ魂気質といいましょうか…
厳しい時は容赦ないですが 素晴らしい功績をとったり 最後まで訓練をやり切った人にはあぁして優しく熱く労るんです
そのギャップがこの場の好印象を呼んでいるかと」

ギル「あ…飴と鞭でありますか……」

ルミ「訓練の最中は辛いですが 最後はあぁして全力で労ってくれるから訓練参加者のやる気は下がらず『次も頑張ろう』という気持ちが出てくるんですね
その分 訓練も辛くなるんですけども…」

ギル「……スパルティー殿を慕っている方がたくさん居る理由が分かりました……あぁいうことですか…」

ルミ「えぇ
そしてあれこそスパルティー氏の選挙活動…
…スパルティー氏は特別な選挙活動はしないつもり…と私に教えてくれました
『いつもの自分を見てくれれば人々はきっと分かってくれる』…と
まさにその思惑通りですね スパルティー氏自体は積極的に動かなくとも
こうしてネアメの人々が自ら見に来ています
そうしてスパルティー氏の姿に関心し 支持するわけです」

ギル「…なんと…」

ルミ「…うーん…これは偵察に来ても参考にはならないんじゃないですか?」

ギル「……………えぇ 自分には同じことは…出来ません…
………もう帰りましょう…」
ザ……

ビラコ「ま…まって!!!! ギルッパイくん!!!!!!!!」
タタッ…


ヤンデル「………!! ………くそ…」

ルミ「行かないんですか? 私はもう少し取材するので ここでお別れですが」

ヤンデル「……………」
ザ…

ルミ「あ! そうだ! あのー…一つ聞きたいんですけど」

ヤンデル「……;」
あせあせ
《女とタイマンで話すことがあまりないので キョドるヤンデル》

ルミ「私 人を探してるんです
ここに来たのは………もちろん避難もありますけど その人探しでもあるんです
もし知ってたら情報を…」

ヤンデル「…?」

ルミ「私の同期の男の人なんですけど
緑の髪で 頭の後ろで髪を結ってて…
眉毛が太くて声が大きく 23にもなって未だに半ズボンの小さい記者です
彼は魔法使いなんですが…なにか知りませんか?」

ヤンデル「………?? …分からない……えぇっと…
…じゃ…じゃあこれで…」
タタタタ…

ルミ「…あ…そうですか………
…居ませんでしたか……………」
ハァァ……

859最後:2014/11/05(水) 02:39:55 ID:xTAl4Bz.O
× 居ませんでしたか
○ 分かりませんでしたか

860名無しさん@避難中:2014/11/05(水) 21:14:39 ID:xTAl4Bz.O
―――

ビラコ「分かったです!!! つまり選挙というのは人気者になればいいですね!!!!!!!!!」

ギル「まぁ端的に言えば」

ビラコ「つまりギル君はアイドルになればいいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「なるほど!!!!!!!!!!!!!!!! ………えぇ!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「というわけでさっそく握手会をするですよ!!!!!!!!!
それも最近流行りの握手券商法ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「どこで握手券なんて発行するんだ…?」

ビラコ「食堂ですよ!!!!!!! 出てくる食券の数十枚に一枚の割合で一緒に握手券を紛れ込ませるです!!!!!!!!!!!!!!!!
簡単には出ないことでレアリティを上げてみんなに興味を引かせるですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうして握手券が話題になれば食堂の売上ものびるですから食堂にとっても悪い話じゃないはずです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうと決まればさっそく食堂に頼みに行くです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「だ…大丈夫かな…」


《ビラコ達はさっそく手作りした握手券を食堂に売り込んだ!
食堂のミーコには(;<。>皿<゚>)みたいな顔をされたが めでたく握手券は食券に紛れ込めたのだった!!!!!!!!》


そして握手会の当日…
選挙期間3日目 ――――

多目的室


AM8:00 ――― 握手会 開始

ギル「…………」

し〜ん


AM10:00

ギル「…………」

し〜〜〜〜ん


PM13:00

ギル「……………」

し〜〜〜〜〜〜〜〜ん…


PM16:00

ギル「………………」

しぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ちんこ「ちんこ祭の会場ははここですか?!」

ギル「ちがいます」


PM18:00

ギル「殺し…て…… 誰か殺し…て…」
ぽろぽろ……

ヤンデル「ギルゥーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

861名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 00:03:48 ID:dyNr/T/2O
ギル「じ…自分が一体何をしたというのでありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
このような虚無の時間を過ごしたのは初めてでありますぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
机の木目の数? 1088でありま〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!! ドゴォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!! ドゴォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギル落ち着け! 机に頭を打ち付けるのはやめるんだッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「うぅ…大切な選挙期間の一日をこんなみじめな結果に終わらせてしまうとは…」
ず〜〜ん…

ビラコ「ごめんなさいですよ… 私のせいで…」

ギル「い…いえ ビラコ殿のせいでは…
やはり自分がアイドルというのは無理があったのであります…はぁ…」

ヤンデル「ホモの一人くらい来ると思ったんだがな…」

ギル「それは来なくて良かったと思います…」


ガラ…
ウソニ「やってるか?」


ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ウ…ウソニ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
もしかして…握手に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぱあああっ!!!!!!!!

ビラコ「よ…よぉこそですよ!!!!! 握手場所はこちらです!!!!!
本日は特別で握手のみならずハグとフレンチキスのサービスもお付けするですよ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「いや…握手に来たわけじゃない」

ギル「なんだ……」
ガク…

ウソニ「なんだか苦戦してるみたいだから協力しに来たんだ」

ヤンデル「協力…?」

ウソニ「選挙のだ 手こずってるみたいじゃないか
人手も少ないようだし」

ギル「え…! 本当でありますか!! それは助かるであります…
我々 選挙というのがよく分からないので何をすればいいのか途方に暮れていて…」

ウソニ「この迷走具合を見ればわかる
…俺は君に投票するつもりだ 全力で応援する」

ギル「あ…ありがとうございます…!」

ウソニ「なに…いつかのお礼だ
…………とりあえず まず君達に足りないものがある……それは基本的なものだな」

ヤンデル「基本的なもの…?」

ウソニ「“ポスター”だ」

ギル「ポスター…ですか」

ビラコ「あー!!!! そういえば選挙の時ってあちこちにポスター貼られてたですよ!!!!!!!」

ギル「お…思い出すのが遅いでありますよ…」
ズーン…

ウソニ「選挙にポスターは必需品だ 本人に会わなくても主張や顔を知らすことが出来る
スパルティーはポスターをあちこちに貼っているぞ 初日から」

ヤンデル「い…今からでも間に合う…! ポスターを作ってアジト中に貼るんだ…!」

ギル「しかしどのようなポスターを作れば…」

ウソニ「ポスターを作るときのポイントは…簡単にまとめれば
・人の目に付くインパクトのあるポスターを作る
・はっきりした主張やメッセージを載せる
・リーダーらしい堂々たる姿を写す …といったところか
ちなみにスパルティーのポスターはこれだ」
ペラ…


オオオオオオオオオオォ…

http://download2.getuploader.com/g/sousaku_2/871/141101_013352.jpg


ギル「す…すごいインパクトだっ…!!」
ゴクリ…!

ヤンデル「主張というか脅しだろこれ………」

862名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 01:05:33 ID:dyNr/T/2O
ギル「か…書いてあることは物騒でも 目にはとまりますね…」

ウソニ「あぁ そして“強いリーダー”というのをしっかり示した力強い写真だ
君の写真は少なくともこれを超える必要がある」

ギル「う…うーむ…」

ウソニ「悩むまえに写真を撮ろう そうでなきゃ始まらない」

ギル「は…はい!!!!」


―――

ビラコ「いきますよ♪ はいっ チーズっっ!!!」
パシャ!!!!

ギル「あへぇ」
ぴーす

ウソニ「…もう一枚行こう」

ビラコ「チーズ♪♪」
パシャシャッ!

ギル「んほぉぉ」
ぴーす

ウソニ「………もっと凛々しい顔つきで!!!」

ビラコ「チーズゥ♪」
カシャ〜〜!

ギル「ひ…ひぎぃ」
ぴーす

ウソニ「…ちょっと待て
何故アヘ顔になるんだ」

ギル「…い…いやすみません… じ…自分昔から写真撮る時は緊張してアヘ顔になるのであります…」

ウソニ「…なんとかならないのか…
こんな写真じゃ発禁されるぞ」

ギル「い…いやこればっかりは…
このアヘ癖のせいで 履歴書を出してもどの企業も雇ってくれず…
結局魔反会のみが採用してくれたわけです
魔反会はアヘ顔に寛容でありました…」

ヤンデル「つまりギルのこの現状はその妙な癖のせいだったのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「こ…こんな癖一つのせいで自分の人生は…! ひ…ひぐ…!! ひく…!!!!」
ぽろぽろ…

ウソニ「…もうそうまで来たら治しようがないな…
………いきなりエベレスト級の壁じゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「み…見捨てないで下さい…」

ウソニ「……見捨てはしないが なにか対処法を考えなきゃまずいだろう」

ギル「対処法…………それはどういった…」

ビラコ「そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル&ヤンデル&ウソニ(天狗の予感!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゾクッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

863名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 01:10:18 ID:IOzHGx9k0
天狗の予感www

864名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 01:30:39 ID:dyNr/T/2O
ビラコ「この天狗の面なんですが―――」

ギル&ヤンデル&ウソニ(やっぱり!!!!!!!!)
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「これを被れば表情が見えなくていいと思います」

ギル「お…お面を被る…ですか…
しかしそれは……どうなんでしょう?」

ウソニ「いやまぁ…インパクトはあるな 確かに」

ビラコ「でしょ?」

ウソニ「顔を宣伝するためのポスター ―――…といっても
正直君の顔自体はこの狭いネアメでは十分認知されてると思う
アヘ顔を晒すわけにも行かないし ここはある意味見栄を切れる天狗の面を被るのも良い判断だと思う」

ギル「な…なるほど」

ビラコ「決まりですー♪ 私がギル君に似合う天狗面を見繕ってあげるですよ!!!!」

ウソニ「…じゃあ 一つ大きな問題がクリア出来たところで…あとはまかせても良いだろうか
俺はこの施設内の印刷所に行ってくる
恐らく夜中にフル稼動して刷る事になるだろうから そこらへんの交渉をしておくよ」

ギル「す…すみません…何から何まで…」

ウソニ「じゃあ後はまかせた
とりあえずポスターの原画は完成させておいてくれ メッセージなどもまかせる
とにかく 主張は分かりやすく 簡潔に
広く伝える主張もいいが ある一部の人達に特化した主張もありだと思う
それにポスターを作る際の技術なんかも色々あるから 余裕があればそういうのも調べて取り入れてくれ
では 健闘を祈る」

ギル「ありがとうございます!!!!!!」

865名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 01:56:37 ID:dyNr/T/2O
ぽつ〜〜ん…

ギル「…ふぅ… …あとは我々の仕事でありますね…!!!!!
どういう写真を撮りますか…!」

ビラコ「天狗の面はこれがいいです!!!!!」

ギル「なるほど ではさっそく…
…ふむ しっくり来ますね」

ヤンデル「じゃあ…これで撮るか?」

ビラコ「んー…でもこうして見ると……お面が目立ってるだけで他に特徴がないですよ
もっとみんなが全身に目が行くようにしたいですよ」

ギル「全身に…うーむ…」

ビラコ「いっそ裸になるですか? ブリーフ一丁」

ギル「え!!!!!!?」
ドキ!!!!

ヤンデル「…確かに この前のゲリラポールダンスで良くも悪くも印象に残ってるはず…
これを利用して……というのもいいかも…」

ビラコ「更に裸の体を縛る事で“逆境”を表現して
“苦難に立ち向かう強いリーダー”を演出するのはどうです?」

ギル「…おぉ!!!!!!!!!!!!!!!! 素晴らしい演出!!!!!!!!!!!!!!!!
一流の演出家でありますねビラコ殿は!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!

ビラコ「えへへ////」

ギル「さっそく撮りましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

ヤンデル「…おっけ…! 撮れた…!!」

ギル「いい写真でありましたね!」

ビラコ「…うーん…」

ギル「何か不満でありますか?」

ビラコ「………“小さい”…」
ギンッ…!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「顔は天狗面で見栄を切れてるですけど下の見栄が切れてないです
諺で言うなら“頭切らしてチン切らさず”…ですよ
これはいけないです 強いリーダー的にかんがえて…」

ギル「そ…そんなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「そうだ! じゃあこの部分を…“チンコラ”で加工して…
“飛び出す3Dちんこ”にして勇ましさを出すですよ」
キリッ

ギル「す…素晴らしい案!!!!!!!! 自分の尊厳も守られて一石二鳥でありますね…!」

ヤンデル「次は…主張…
なんか……言いたいことある…?」

ギル「え…! そんな急に……!!!!!」

ヤンデル「なんでもいいから…」

ギル「…!!!! え…えぇ〜…!!!? えーっと…え〜っと…!!!!!!!!
…! ………ッ!!!! パ…………
“パン筋を守る”………!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「パン筋を守る……と…」

ビラコ「どうせならお得感も出したらどうです? みんな喜ぶですよ!」

ギル「なるほど 主婦をターゲットにするわけですね」

ヤンデル「ターゲットと言えば……ギルを多く支持してくれた人達(ホモ)へのちょっとしたメッセージを入れてもいいと思う…」

ギル「そ…そうですね」

ビラコ「…あ!!!! ウソニ君のアドバイス通りポスター作りのコツの本を調べたら
“サブリミナル”を利用する…という技術もあるみたいですよ!!!!!!!!」

ギル「サブリミナル…
なんらかの言葉などをさりげなく挟んで 人の脳に刷り込むやつですね」

ビラコ「このポスターにもそれを取り入れるですよ!!!!!!!
薄い字でポスターにさりげなく書き込むです!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュッキュッ!!!!

ヤンデル「ちょっとしたユーモアも挟もう…って書いてある…!!!!」

ギル「お…おぉ…!!!! なんだかすごいポスターができる予感…!!!!!!!」



《こうして ポスター作りは夜通しで制作され 朝方に刷り上がった!!!!!
そしてネアメ中に貼られたのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》



――― 次の日…

キキルコッコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ざわ…ざわ…

http://download2.getuploader.com/g/sousaku_2/873/141101_013331.jpg



《発禁になりました》

866名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 01:58:26 ID:IOzHGx9k0
アカンこれwww

867名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 02:24:11 ID:dyNr/T/2O
―――

ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン………

ギル「」

ウソニ「まず言いたい
どうしてこうなった」

ギル「深夜のテンション……と言わざるを得ません…」
ず〜〜ん

ウソニ「…………毒電波だそれは…」
ズズ〜ン…

ビラコ「あうあうぅ〜〜〜…! 私の…! 私のせいですよぅ…!!!!!
ごめんなさいですよーッ!!!!!!!! 調子に乗りすぎたですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「い…いや大丈夫… 調子に乗りすぎたのは皆です…」

ヤンデル「で…でも…! あのポスターもまったくの逆効果ってわけでもないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ざわざわ… ひそひそ…

人「見ろ… あの…ポスターの…」

人2「あぁ…統括に立候補してる変態…だったか
初日からポールダンスしたりあんなポスター出したり…
とんでもねぇ変態だ……」

子供「ままー」

人3「しっ!!! 見たらいけませんっ!!!!!」

ガキ「ぎゃはははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブリーフマンブリーフマンwwwwwwwwwwwwwww」

ガキ2「ヒューwwwwwwwwwwラーメンくれYOwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ガキ3「温泉たまご投げようぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


ヤンデル「見ろ!!!!!!!! ただ居るだけで注目の的だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「悪い意味でな!」


人4「ストリングプレイスパイダーベイビー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ビラコ「みて!!!!! サブリミナルのおかげでストリングプレイスパイダーベイビーをしてる人がたくさん居るです!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「だからどうした!!!!!」


ホモ「うっひょーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ガッ!!!!!!!! ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「うわぁポスターが!!!!!!!!!!!!!!!! 人に盗まれるくらい大人気だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「思惑通りホモにだけ受けてどうする!!!!!!!!!!!!!!!!
逆効果まっしぐらじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

868名無しさん@避難中:2014/11/06(木) 02:56:19 ID:dyNr/T/2O
ウソニ「…とりあえず代わりのポスター…
手書きで君の名前だけ書いた画用紙を貼っておこう」

ギル「そ…そこはかとなく漂う小学校感…」
ズーン………

ウソニ「ないよりはマシだろう
…主張があるなら書き足すが」

ギル「う…うーん………
そ…そう言われると思い浮かばないでありますよねぇ…
……主張と言われても…………」

ウソニ「………リーダーとして最も重要なことだと思う
…そのあたりはきちんと考えておくべきだろう」

ギル「…………はい」

ウソニ「今日で選挙も4日目…
投票は3日後だ このまましてたら何もしないまま投票日を迎えてしまう
スパルティー側が動かないならこちらは大きく動くべきだろう
今日はネアメを回って 人々に声をかけていこう」

ギル「…ポールダンスですか!!!!!!!!」
ぬぎっ…

ウソニ「いや頼むから普通に選挙に挑むという認識を持ってくれまず…」
ずずーん…


――― 夕方

ギル「はぁー……今日は歩き回りましたね…」

ヤンデル「…みんなあまり相手してくれなかったな…話し掛けても…
魔法使いは無視してくるし…」

ギル「そうでありますね…
話しても大体“ブリーフよりトランクスにしろ”的な事言われてばかりです…
ブリーフのほうが……ブリーフの方が守られてる感があるのにっ
最近の人はそれが分からんのでありますッ…!」

ヤンデル「俺はトランクス派だけどな…
トランクス以外はちょっと…」

ウソニ「何を言ってるんだ

ボクサーパンツはブリーフとトランクスの上位互換だろう
認めろ」

ビラコ「いやそこは前張りじゃ?」

ギル「いやそこでビラコ殿が会話に入るのはおかしい」


わいわい


ザ…
エンカ「……危機感のない連中でござるな…
あのままでは…………負けるな」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォ…


――― 夜

ガチャ…
ヤンデル「…!」

ツバメオー「よー」

ヤンデル「…」

ツバメオー「おひさ〜 久しぶりにツバちゃんが戻ってやったヨ!!
寂しかっただろ! んー?!」

ヤンデル「…ツバメ…お前…今までどこに居た…?
マンツウの部屋ででも寝泊まりしてたのか…?」

ツバメオー「んなわけねーじゃん ロッカーだヨ」

ヤンデル「??? ロッカー…?」

ツバメオー「まぁそんなことはいいヨ
……それよりどう? 選挙の方はさ」

ヤンデル「……………ぼちぼち」

ツバメオー「ダメそうだなぁ …ま あんなキモいポスター作ってるようじゃ当然だヨ」

ヤンデル「…」

ツバメオー「睨むなヨ」

ヤンデル「お前…まだ協力しない気か?」

ツバメオー「…言っただろーがヨ ボクにはボクの考えが…」

ヤンデル「それってつまり他の魔法使いと同じってことか?
つまりギルは断固拒絶する…支持しない…」

ツバメオー「…」

ヤンデル「…ツバメ… ギルはお前を…」

ツバメオー「…あ〜〜もう!!!!! 帰って早々説教とかやめてくれる!!!?
せっかく久々に帰ってきたのにさ…!!!! もういいヨ
ボク…今日もロッカーで寝るもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガチャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヤンデル「……………」
…ハァ…

869名無しさん@避難中:2014/11/07(金) 02:29:09 ID:LEj.D6gAO
選挙期間 5日目……


ギル「さぁ〜〜て今日はどこへ行きますか…」

ルミ「ギルさん!」

ギル「ふぁ!!!!!? ル…ルミ殿? 今日は一体…?」

ルミ「私 本日勝手ながらこういうものを組ませてもらったんです」
ペラ…

ギル「ふぁ…………ふぁッ!!!!!?」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


【ここで会ったが100年目! 次世代統括の座を狙う男達のガチンコDEATH舌戦討論会!!!!!!!!!!!!!!!!
殴る蹴る必至!!!!! 絶望の乱闘の末生き残るのは果たしてだれなのか!!!!!!!!
(命)ポロリもあるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ファ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブボバァブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「驚きましたか?
本当に勝手ですけど スケジュールを組ませてもらいました
こういうのは必要なんですよ」

ギル「いやしかしなんですかこのタイトルは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あからさまに対立を煽ってるし…命をポロリとか物騒なこと書いてありますけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ルミ「えぇ!! 選挙というのは………命の取り合いなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「それは例えであって実際に取り合うものじゃないと思うのですが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「とにかく!! 10時から始まるので早く会場へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「早ッッ!!!!!!!!!!
なんで自分に話通さずそこまで話進めてるのですかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダァァ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

870名無しさん@避難中:2014/11/08(土) 03:18:13 ID:/3pKFwtsO
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


ざわざわざわ…


ギル「ひ…ひとがおっぱい……いやっ…おっぱいだぁぁぁぁぁ…おぱあああああああああああぁぁぁぁぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタ


ヤンデル「ギル!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!

ギル「み…みなしゃんああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルァブルァブルァブルァブルァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「朝起きてみたらこんなイベントのチラシがあるもんだから…
どうしてこうなったんだ」

ギル「いやまじこちらが聞きたいくらいでありますよ……」
ズズーン…

ルミ「私がセッティングしたんです! これはお互いの主義主張を発表する大切な場です!!!!!!」

ウソニ「だったら事前に話くらい通してもらえたらありがたかったのだが」

ルミ「事前にお話して台本用意されてからじゃ生の討論会にはならないんです!
抜き打ちでこそお互いの心の底からの主張というものが出てくるんです!
きっとみんなそれを知りたがってると思います
ただでさえ二人ともまともに主張を伝えるような選挙活動をしてないんですから!!」

ギル「あ…あぁ…いやまぁ」

ルミ「納得したところで入りましょう!!!!! スパルティー氏は既にお待ちかねです!!!!!!!!」

ギル「あ…あわわ…………」


ガチャ…

ルミ「みなさーん!!!!!!!! お待たせしましたぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
討論会のもう一人の主役の到着で〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメに咲く忠誠の花!!!!! ディミリア統括が最も頼ったとされる特外部隊のわかき隊長〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
先のメッコウ村脱出の偉業も記憶に新しい ギル氏です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みなさん大きな拍手ぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「どうもコンチャーッッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ポールダンスで登場したギル!!!!!!》

ギル(掴みはバッチリか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ニッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


し〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「超アウェー感〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッコォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「あの…真面目にやってもらえます…? そういうのいいんで…」

ギル「はいすいませっ……はいすいませっ……」
しょぼーん…

871名無しさん@避難中:2014/11/10(月) 00:23:44 ID:i6ruPC2wO
し〜〜〜〜〜ん…

ギル「いや…すみません…ハイ…すみません…」
へこへこへこ


ヤンデル「ぐぅぅ〜〜…! …ギルッ! いきなり出鼻をくじかれたッッ…!」

ウソニ「なんであれでイケると思ったのか…」



ギル「え…えーっと…自分はどこに…」
キョロキョロ

ルミ「前のあちらの席にどうぞー!!!!!」

ギル「えっと…前の…………うッ!!!!!!!!?」
ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

スパルティー「…」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……


ギル(す…すごい威圧感だ… こ…怖い…
ス…スパルティー殿の前でポールダンスはまずかったであります…!
こ…これは間違いなく怒られる…!!!!)
どきどき

スパルティー「―――…今のポールダンス…」

ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!」

スパルティー「腰の動きが………NOッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
振りが甘いぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

スパルティー「ポールダンスで最も重要なのは腰の振りだ!!!!! いかになまめかしくッ エロチシズムを溢れさせるのかが重要…
君の動きは大仰が過ぎる… 動きを大きく見せることに重きを起きすぎているために 動きが大きくなり緩慢になる
いいかね? 地味だが それでいて腰を主張させるようなキレのある素早い腰フリがポールダンスには求められているのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなものも守られてないようなポールダンスはポールダンスとはいえない
ただの『発情した犬ダンス』だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「発情した犬!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


どっ
わはははは


ルミ「おぉーっと! スパルティー氏! いきなり先制攻撃だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴク!!!!!!!!!!!!!!!!

872名無しさん@避難中:2014/11/10(月) 01:37:33 ID:i6ruPC2wO
スパルティー「もう一回やってみろ」

ギル「え?」

スパルティー「もう一回やってくれと言ったのだよ
ポールダンスを
私が見てあげよう」

ギル「へ………は……」

ルミ「いやいや何を言い出すんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…あ…はい…」
ぬぎ…

ルミ「やるんかいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

―――

ズンチャチャズンチャチャ テレ〜〜レ〜〜〜〜
ギル「お…おぉ〜〜〜う…イエェ〜〜〜〜〜…!」
クイッ ククイッッ


しーん…

スパルティー「……」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…



ビラコ「すごいっ…! ギル君…この場で最高のパフォーマンスですよ…!!
私が教えた事以上の事をしてるですよ…!!!!!」
ゴクリ…

ウソニ「これ確か討論会だったよな」


そして

ギル「ハァー…! ハァー…! ゼェェ…!!! と…どうですか…」

スパルティー「20点」
どんッ…!

ギル「!!!!!!? なッ…!!!!!!!!?」

スパルティー「私が指摘したところを多少改善しようとした部分も見受けられたが……君は全く分かってないようだ まさに…NO!!!!!!!!!!!!!!!!
発情の犬が発情の猿になっただけだそれじゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!
君は人だろう!!! 人ならば腰フリの素早さと美しさを両立させたまえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「し…しかし自分は…」

スパルティー「習ったことを忠実にやってるだけ…と?
ならばそれを教えた者が無能だったのか」


ビラコ「ッ…そんな…!!!!!」



ギル「そ…それは関係ないでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!
て…というよりスパルティー殿はポールダンスの何を知って…」



クィンッ



ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? え…?!!!!」

スパルティー「見えたかね?」

ギル「い…今…腰を…?」

スパルティー「あぁ 今のが見本だ」

ギル「バ…バカな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今のが腰フリですと?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
信じられない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんな腰フリが――――」

クィンクィンッ スィ〜〜
《腰を振るスパルティー
残像が生まれた》


ギル「――――ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「どうかね?」


ビラコ「い…今のは…『腰虹』…!!!!! 腰フリを極めたポールダンサーがだすとされる伝説の宴会芸…!!!!!
かの戦国武将“越前屁鞠助”が切腹の直前に披露し その美しさに免じて赦されたという逸話もある幻の技ですよッ…!」
ゴクッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「あ…あなたはまさか…ポールダンサー…だったので…!!!?」

スパルティー「昔の話だ
かつては“練り腰明神”と呼ばれ ポールダンスも800段を超えていた
あの時は…ゆくゆくはポールダンスのプロになると信じていた…
だがその夢も…腰に矢を受けたことで費えたがね…」

ゴォォォォォ……

873名無しさん@避難中:2014/11/10(月) 01:57:42 ID:Rp97mfE.0
矢受け過ぎwww

874名無しさん@避難中:2014/11/11(火) 02:12:38 ID:2EAZU6G.O
スパルティー「おっとすまないな
私は中途半端なものを見るとつい指導したくなる悪い癖があってな…」

ギル「いえ……
しかし…その腰フリ… とても素晴らしい
是非とも教えてもらいたいくらいであります」

スパルティー「よかろう レクチャーしよう」
ぬぎ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬぎ!!!!!!!!!


ルミ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何おもむろに脱いドルのですかァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「正装に着替えただけだが?」
そいやっさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「いやだから着替えたんじゃなくてそれは脱いで…って
すっげーーーーーーーーーおっさん臭いブリーフ履いてたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「おっさんとは…NO!!!!!!!!!!!!!!!! 私はまだ31だ
そしてこれはポールダンスの正装だ!!!!!!!!!!!!!
さぁついて来い…!!!! 私の腰フリに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クィンクィンクィンクィンクィンクィンクィンクィンクィンクィィィィィィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぐッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
かくかくかくかくかくかく

スパルティー「ちがう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんなものでは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脳を経由した運動で振るのではない
無の意識が生み出す反動で振るのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「無の意識…無の意識…無の意識ィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かくかくかくかくかくかく


絶倫乳首「今です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カシャッカシャッカシャッカシャッ

ホモ「イィヤッホオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ルミ「か…会場のホモ達が騒ぎ出しましたッ!!!!!!!!!!!!!!!! 会場にひどい雄臭さが漂いはじめます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ってなんだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

875名無しさん@避難中:2014/11/11(火) 02:41:57 ID:2EAZU6G.O
そして

スパルティー「ワン・トゥユー!!!!!!!! ワン・トゥユー!!!!!!!!
そらそら動きを止めるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男達『ワン・トゥユー!!!!!!!! ワン・トゥユー!!!!!!!!!!!!!!!!』
グングングングングングン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「なんか腰フリ教室始まってたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
討論会ですからこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 討論して下さい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ふざけてるです…!」
ギリッ…!

ルミ「そ…そうです! あなたもなんとか言って下さい!!!!!!!!」

ビラコ「あんなのもうポールダンスじゃないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私が本当のポールダンスを見せるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ルミ「あんたもかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッコー!!!!!!!!!!!!!!!!


ズイ
ビラコ「いつまで腰振ってるですかーッ!!!!!!!!
ただ腰振りたいだけならフラダンスでもするですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなのばかりしてるようじゃポールダンスとは言えないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「なにかね」

ビラコ「確かに腰の振りはポールダンスには大事なものですけど
ポールダンスの真髄はポール大回転からポールストレッチなどまだまだ奥深いのが沢山あるです!!!!!!!!
腰の振りだけ練習してたって一芸特化の一発屋にしかならないです!!!!!!!!!!!!!!!!」

ピクン…
スパルティー「ほう…私の腰フリが一発芸…と?
ならば君は違うのかね」

ビラコ「違うですよ! 私のポールダンスは…ポールダンスの集大成です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「ならば手本を見せてくれるかね」

ビラコ「…良いですよ!」

スパルティー「そんな格好でか?」

ビラコ「……………脱ぐです」
ス…

男達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
スチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! クィンッ…

ルミ「うおぉッとォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビラコ女史が服を脱ごうと手をかけた途端 男達が動きを止めカメラを構えたァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員前屈み!!!!!!!!!!!!!!!! スパルティー氏の指導の甲斐あって素晴らしい腰の動きでしたァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

876名無しさん@避難中:2014/11/11(火) 02:53:07 ID:2EAZU6G.O
ビラコ「う〜…!」

スパルティー「どうした? 恥ずかしいのか? それならばポールダンスなどやめるべきだ」

ビラコ「ぬ………脱ぐです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ

男達『う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「…!」

男達『P・O・L!!!!!!!! P・O・L!!!!!!!! P・O・L!!!!!!!! P・O・L!!!!!!!! P・O・L!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「い…いやダメですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ギ…ギル君」

ギル「さ…さすがにこんな場で服を脱ぐのはダメですよ!!!!!!!!!!!!!!!! 脱ぐのはやめてくださいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「は はいですよ…!」


男達『…』

男達『BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオウ!!!!!!!!!!!!!!!!


ルミ「服を脱ぎかけたビラコ女史を止めたギル氏に壮絶な大ブーイング〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
倫理的にはナイス判断だったものの 本能に忠実な雄達からは総スカンだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは一気に敵を増やした予感〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


BOO〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

BOO〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「あわわ…何と言う状況…!」

スパルティー「……ニィ…」

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!?
(まさか…スパルティー殿はこの状況になることを予想して…!
くっ…まんまと……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
ギリリッ…

877名無しさん@避難中:2014/11/11(火) 03:20:34 ID:2EAZU6G.O
スパルティー「…さて そろそろ本題に戻ろうか 司会」

ルミ「そ…そうしてください」

スパルティー「ふむ では席へ行くか」

ギル「…」

スパルティー「なにかね?」

ギル「…いえ …ありがとうございました」

スパルティー「なに 構わんよ
…とにかく これからも精進を忘れぬことだ
腰フリを重点的にな
…もちろんあの女子が言った通り 技も大事だ
しかし技の前に基本を完璧に極めるべきなのだよ
基本の腰フリをマスターして…それから初めて技に入るのだ
…それでもすぐに技をやりたい…というのならば…バレエでもやるといい」

ギル「…バレエですか…」

スパルティー「うむ
バレエは体幹と体の動きのキレ鍛えられる
つまり一石二鳥だ
実際私はそれで体を鍛えた」

ギル「バレエまでやっていたのでありますか…」

スパルティー「もちろんだ あの格好をし たくさんの人々の前で踊った…
私にはバレエの才能もあり…ポールダンスがダメならバレエで行こうと考えていた時期もあった
しかし…足の爪先に矢を受けてしまってな…
もうトウシューズを履く事も出来なくなった…」

ギル「そ…そうだったのでありますか」

スパルティー「…ふ 昔の話はこれまでにしよう
さぁ…壇上へ行くぞ」

ギル「…あ ハイ」


―――

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ヤンデル「…やっとはじまるのか…」

ウソニ「………あの…スパルティーという男…
かなりの策士だな 討論会が始まる前に場の空気を自分に有利に運ばせた」

ヤンデル「…?!」

ウソニ「彼の人の良さビラコ先生を使った好感度sage…
さらには会場の人々(男達)を操り一体感を演出…
そしてさりげなく彼を先導しイニシアチブを取っている
これだけの短時間でこれほどの策を次々と使っている
やはり強敵だぞ あの男…!!!!!」

ヤンデル「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ギル君……頑張って…!!!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

878名無しさん@避難中:2014/11/11(火) 20:14:40 ID:ZBVnYIfI0
つま先めちゃくちゃ痛そう

879名無しさん@避難中:2014/11/12(水) 12:33:17 ID:QGBIaTrMO
ルミ「それでは席に着かれたようなので討論会を始めたいと思います」

ギル「あ…あのぉ…討論会って何をすればいいのでありますか…?」

ルミ「討論です」

ギル「え……いや …ハイ」

ルミ「色々プログラムはありますが
とりあえずお互い質問等あれば相手にぶつけて下さい」

ギル「し…質問…?」

ルミ「スパルティー氏はギル氏に質問等ありませんか? 例えば当選した後のネアメの方針についてなど」

スパルティー「…ふふ NO! 特にないね…
私以外に当選するとは思っていないのでね」

ルミ「…なるほど なんという…不遜っ!!!!? いや…絶対的な自信ッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー氏の見る未来には既に統括となった自身の姿が見えているのでしょう!!!!
ならば逆に…ギル氏! あなたからスパルティー氏への質問等ありませんか?」

ギル「へ…へあぁ?!!!!!!!!
え…ええーと…! えっとぉ……!!!!!!!!!
す…好きな…食べ物は…」

スパルティー「スパゲッティーだ」

ギル「しゅ……趣味は…」

スパルティー「スパめぐりかね」

ギル「好きな…映画は」

スパルティー「スパルタンX」

ギル「最近の悩みは」

スパルティー「スパムが頻繁に来ることだな なんとかならんか」

ギル「それなら設定でなんとかなりますよ」

スパルティー「スパシーバ(ありがとう)」

ギル「……はい」


し〜ん…



ルミ「終わってんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「なんですかその中身のない質問は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お見合いか!!!!!!!! お見合いなのか!!!!!!!! これは!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてスパ縛りしなくていいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「スパ縛りか…
今思えば私は生まれた時から“スパ”に囚われていた
私の両親はスパイで スパでスパコンの部品の取り引きが初めての出会いだった
お互い目が合った瞬間にスパークが走り 愛のスパイラルが素晴らしい勢いで心をすっぱ抜いたという
デートはもっぱらジムでのスパー… お揃いのスパッツを履いてな
そんなこんなで出来た子供が私でね… 私がお腹に居る間
母は酸っぱいものが食いたくて食いたくて仕方なかったそうだ
私はそんな2人の間に生まれてスーパー幸せだった…」


ルミ「なんの話ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…泣ける!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…

ルミ「そうですか?!!!!!!!」
ズーン

880名無しさん@避難中:2014/11/13(木) 00:22:35 ID:8wK9f..wO
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

見物人「感動した!!!!!!!!!!!!!!!!」

見物人「イイハナシダナー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

見物人「頑張れー!!!!!!!!!!!!!!!!」

見物人「応援する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

見物人「僕は栄養士!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ワァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ルミ「な…なにぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
スパルティー氏の脈絡のない独白が大きな反響を呼んだぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見物に来た人々がスパルティー氏に大きな拍手を送っているぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「…ありがとう」


ワ〜〜〜〜〜〜〜〜 ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ウソニ「おいおい 更にポイント重ねて来たじゃないか…」

ヤンデル「まずい… まずい…ぞ…」
ゴォォォ…


―――

ルミ「え〜〜 最初の腰フリのおかげでかなり予定が押してますので
続いてのコーナーに行きたいと思います
今度は私が質問しますので お二人に答えてもらいます
ではまず お二人が立候補 リーダーに名乗りをあげた理由は?
スパルティー氏から」

スパルティー「一言で言えば…危機感…か
誰も考えたことがあるかね 魔反会との全面戦争がいつか必ず来るということ
それは避けられんし 必ず決着を着けねばならんこだ
だからこそ戦力は増やさねばならないし 明確で力強い指導者が必要なのだよ
…ディミリア前統括が悪いとは言ってるわけではないが 少々その部分が足りない気がした
だから私が立候補したのだ」

ルミ「なるほど
ではギル氏 お答えを」

ギル「へッッッ………! ピン…! ぱるし…!!!!!!!!!!」
どぎまぎどぎまぎどぎまぎ

ルミ「なんやて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

881名無しさん@避難中:2014/11/13(木) 00:52:59 ID:8wK9f..wO
ルミ「なんですか!!!!!? ピン!!!!!!!!? ぱるし!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにが言いたいんでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「ぽ…ぽりっし…!!!! ぱるし…!!!!!!!!
んぽぽ…!!!! ん〜ぽぉ…!!!!!!!! ぱるし……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ルミ「なんなんですかぱるしって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ヤンデル「ダメだ…緊張している…」

ウソニ「…メンタル弱すぎるだろ………」


ルミ「…では次の質問です
魔反会について どう思っていますか?」

スパルティー「許しがたい悪だな 危険な思想すぎる
今でこそその脅威を魔法使いにだけ向けているが 果してそれがいつ世界の全ての人々に行くか…
我々が止めねばならんのだよ」

ルミ「同感です ではギルさん」

ギル「はッッ……ま……マヒャ……マヒャドデス…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ルミ「………なるほど
その心は?」

ギル「………ぱるし…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ルミ「はい」


ギル(だ…ダメだ…!!!!! こんなんでは…!!!!!!!
なんとかもっと発言しないと…!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぐッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ルミ「!!!? ギルさん!!!!!!!!?」

ギル「じ…自分はぁ…!!! 自分はぁぁ…!!!!!!!!」
ゴオオオオオオ…

ギル(ま…まずい 勢いで立ち上がったけど 何を言えばいいのか…
え…えぇと…!! えーと…!!!!!!!!!!!!!!!!)

ギル「パン…筋…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ルミ「はい?」

ギル(あああああああああああうあー!!!!!!!!!!!!!!!!?
じ…自分はなにを…!!!!!!!! さ…さすがにこれはまずッッ…)
あせあせ

わたわた
ギル「いやちがッ」
ガッ!!!!!

ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「わぶわァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガラガラガラガラガラガラ

ルミ「大丈夫ですか!!!!!!!!!!? ん? これは…」

ギル「いたたたた……………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「ギル氏の懐から たくさんのゲームが………これは…………うッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…


【パン筋クエスト 〜伝説の食い込み〜】
【Pan Two スージー物語】
【北方筋神話帖】
【ボーイミーツパン筋】
【はじめての留守パン(筋ver)】
【ときめきパン筋リアル】


ギル「いやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見ないでええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分のパン筋ゲームコレクション見ないでええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

882名無しさん@避難中:2014/11/13(木) 01:33:04 ID:8wK9f..wO
ルミ「…こんなものいつも持ち歩いてるんですか?」

ギル「こ…これはあのそのアレでして…あのはい…願掛け的なアレのあれでありましてアレはい
任務の際もいつもこのマントの内側に入れてたのでありますこれ」


ヤンデル「そ…そうだったのか…」

ビラコ「えろげー」


ギル「い…いや断じてエロゲーなどではありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
断じてそれは違います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「いやその線引きはどうでもいいんですが……
こんなものを毎日肌身離さず持っているというのは…」

ギル「い…いやそれは…」


ひょい…
スパルティー「…『おっちゃらけパン筋部』…か」

ギル「…あ…そのゲームご存知でしたか」

スパルティー「ああ AVGの名作だ」

ギル「AVGですが難しいでありますよね…
自分…まだ完クリはまだで…」

スパルティー「完クリか……もしやスジャータを脱がしてないな?」

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? スジャータとは……このゲームのヒロインの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それは一体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

スパルティー「隠しイベントだ
6月7日の放課後 購買部で指サックを買いそれを嵌めてトイレでケツに出し入れする
その後指サックを金魚にやり 全裸で校庭を100周するとフラグが発生しイベントが始まる
部室でスジャータと二人きりになったとき 5秒でボタンを100連打するとスジャータがおもむろに脱ぐのだ
これもイベント扱い故 これを見なければクリアにはならん」

ギル「そ…そんな隠しイベントが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ…ふおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ス…スジャータさんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤ…ヤバい…見たいであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「さっそくやってみよう」

ギル「は…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キラァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「おい」

883名無しさん@避難中:2014/11/13(木) 01:43:28 ID:8wK9f..wO
そして

スパルティー「よし フラグは立ち上げた
あとは連打のみだ」

ギル「は…はい…!!!!!!!」
スッ…



スジャータ『ねぇ…ギル君… パン筋がほとばしるね…』



スパルティー「誘ってるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタァァァァーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


スジャータ『ちょっと…蒸し暑いね…』
シュル…


スパルティー「よォし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 来た!!!!!!!!
連打を怠るなァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ぬふウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


スジャータ『靴下だけ残して…脱ごうかな…////』


見物人達『脱ーげ!!!!!!!! 脱ーげ!!!!!!!!!!!!!!!! 脱ーげ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぐぅぬオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ


スジャータ『脱いださきには…』

マッチョ『マッチョルホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぐおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムッキィイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「あぁ ダメなやつだこれ」

884名無しさん@避難中:2014/11/14(金) 01:06:02 ID:nLOXXqgMO
ギル「うわあああああああああああッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「全然駄目だな… 連打が足りないせいでスジャータがガチムチマッチョになった…」

ギル「い…いやだぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「…貸してみろ」
ス…

ギル「!!!!?」

スパルティー「指に無駄な力を入れすぎだ…
脱力せよ…」
フッ……………


ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「チェイアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!? 全然連打になって…………え!!!!!!!!!?」


スジャータ『脱いじゃっ…た…<3』
パンパカパ〜〜


ギル「脱いどるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

見物人達『ヒャッホォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「何故!!!!? 一回しか操作盤を叩いて…!」

スパルティー「そう見えたかね? だが実際は158連打していた」

ギル「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「私はちょっとしたゲーマーとしても鳴らしていてね…
連打ゲーなど得意ジャンルなのだよ
全盛期は一秒で516連打を記録したこともあるが 人差し指と中指の第二関節に矢を受けてしまってな…
今では一秒で最高200連打が限界だ」

ギル「し…師父!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
弟子にしてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「いや弟子入りしないでください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかスパルティー氏はどんだけ矢ぁ受けてるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

885名無しさん@避難中:2014/11/14(金) 01:35:14 ID:3yG6PhJU0
よくそんなピンポイントでw

886名無しさん@避難中:2014/11/14(金) 01:45:49 ID:nLOXXqgMO
ルミ「真面目にしてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あることないこと新聞に書きますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スパルティー「堂々とした職権乱用だな」

ギル「あ…あわわ す…すみません…」

ルミ「はぁー…じゃあもう次です
とりあえず一人ずつ壇上に上がって適当に話してください」

ギル「適当って!!!!!!!!!!!!」

ルミ「統括になったあとの方針や ネアメの行き先など
またはマニフェストなど語ってもらいます」

スパルティー「なるほどな ならば私から行こう」
ザッ…



ウソニ「…堂々としているな 嫌な予感がする」

ヤンデル「…!」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


ざわざわざわ…

ツバメオー「…」


エンカ「……」


ざわざわざわざわざわざわ…


ザッ…… カッ…
スパルティー「………ごほん
えー……皆のもの まずは一言………
…これまでの非礼を詫びたい 許してほしい」
ぺこ


ざわわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見物人達『!!!!!!!!!!!?』

ツバメオー「!!?」

エンカ「…!!!!!!」



ギル「…!?」

ざわざわざわ… ざわざわざわ…


スパルティー「私は君達に大変酷いことをしていたようだ
確かに私にはこの組織を強くしたいという望みがあるが
そのために強行した策はあまりにも独りよがりで無茶であった
これからは皆の意見も聞きつつ そして共に戦っていきたいと思う」

スパルティー「まず強兵策についてだが 全員を無理矢理前線に出すのを前提にするのはやめようと思う
自己申告で『戦える』と言ったものだけに前線に出てもらう
それ以外のものは 非常時を除けば前線には直接出ない後方支援部隊として協力してもらいたい
その分訓練も少なくするつもりだ
いかがだろうかね」


ざわざわざわ…



ヤンデル「…みんな…戸惑ってる…
急に譲歩してくるなんてな…」

ウソニ「………果たして本当に譲歩だろうか」

ヤンデル「え?」

ウソニ「“前線には出なくてもいい”が
“後方部隊としては出す”…
だが“非常時はその限りではない”…そういうニュアンスの言葉だ
後方部隊といえど 理由を付けて結局は望まぬ者達も前線に借り出される可能性がある
いや恐らく奴はそのつもりだろう」

ヤンデル「…!! だ…騙してるじゃないか…!!」

ウソニ「…とはいえハッキリと言ってるわけじゃないからな…
見物人の多くは真正直に受け止めてるみたいだが」

ビラコ「あう…なんか“このオッサンよくね?”的なヒソヒソ声が聞こえるですよ…」

ウソニ「…これまでの悪い印象からのギャップ…全員術中に嵌まっている
恐らく多くの者がスパルティーを見直し 指示しようと心を決めてるかもしれない」

ヤンデル「た…単純すぎる…」
ゴオオオ…




ギル(ス…スパルティー殿…! 優しいところもあるのでありますね…!)
じーん…
《↑こいつも》

887名無しさん@避難中:2014/11/14(金) 02:11:36 ID:nLOXXqgMO
スパルティー「…と これが私の統括になったあとの方針だ
あとの…語りたい事はまだまだあるが それは今はやめておく
以上だ」

ルミ「あ…ありがとうございました…!!!!!!」


ざわざわざわ…
ざわざわざわざわざわざわざわざわざわ


ルミ「…会場がどよめいております
スパルティー氏が示した未来図に 今日いらした有権者の方々は何を思うのか…!
このどよめきの中 プレッシャーもあるかもしれませんが…続いてギル氏お願いします」



ウソニ「…大丈夫か… 今の話の後でトチるわけにはいかないぞ」

ヤンデル「…あ…! でも…!!!!」



かきかきかきかきかきかきかきかき
ギル「…!!!!!」
ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク



ヤンデル「ものすごい勢いで手の平に『人』って書いて飲んでる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「古典的ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「でもあれ 書き順的に『人』じゃなくて『入』じゃないです?」

ウソニ「幸先不安すぎるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ギル「…ふー…」
すたすたすた… ピタ…

ギル(…落ち着け… 最後くらい落ち着いて話そう
…自分の思いを伝えればいいんだ
伝える…こと… 伝える…こと…)

しぃん…


ルミ「…………ギ…ギル氏ぃ? どうしましたかぁ?」

ギル「………!!!!!」

ルミ「…」


??「…あの」

ルミ「は はい? そこの見物人の方?」

??「…話すことないならこっちから質問してもいいですか」

ルミ「…あ…あ〜〜〜〜… ギル氏が話す内容を考えあぐねているなら その形式も良いかもしれませんね
えーと…ギル氏 構いませんか?」

ギル「うぇ?!!! あ…はい…どうぞ」


??「…………じゃあ
………教えてくれよ
あんたは今まで 何人の魔法使いを殺したんだ?」


ざわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

888名無しさん@避難中:2014/11/14(金) 02:31:38 ID:nLOXXqgMO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルミ「…その…質問は…」

スパルティー「…」

ギル「!!!! あなたは…」


ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「…答えてくれよ …元魔反会さんよ…」
ゴォ…

ツバメオー「…!!」



ビラコ「あっ…あの人…! ツバメオーちゃんの…!!!!」

ヤンデル「マ…マンツウ…!!!!! あの野郎…」



ギル「マ…マンツウ殿…なにを…」

マンツウ「いいから答えろよ
お前はこれまで何人の魔法使いを殺した?」

ギル「こ…殺してなど…」

マンツウ「“荷担しただけ”…ってか? …ふざけんなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いを捕まえて魔反会に連れてくなんて…殺すのと同じだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうやってお前は何人も魔法使いを殺してきたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何人殺してきたんだんだ!!!!!!!! 答えろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それとも今まで食べたパンの数なんてわからねーとでもいうのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオ…

ギル「そ…そんなことは…」


マンツウ「…ふざけてやがる…!! なんで…なんでお前みたいなやつが統括なんかになろうとしてるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな騙されるなよ!!!!!!!! こいつは元魔反会なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今は味方だとか 昔から居るからだとか そんなのしらねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつらは俺達の家族を!!!!!!!! 友を!!!!!!!! 故郷を!!!!!!!!!!!!!!!!
平穏を殺した魔反会の同胞なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…マンツウ…ッ!!」


ざわざわざわ


ルミ「え…えっと…!!!! ス…ストップ!!!!!!!!
か…勝手にヒートアップしないでください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


マンツウ「うるせぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかく俺は…魔反会なんて許せねぇーんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いでお前に投票するなんてやつはいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺を含めたたくさんの魔法使いが決起した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いはお前なんか信用しない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「…!」

スパルティー「……」

889名無しさん@避難中:2014/11/15(土) 00:02:45 ID:ny9V/sC.O
マンツウ「そうだろ…みんなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《見物人の中の魔法使い達が立ち上がった!!!!!! その手には…》


ガササ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「それは自分のポスター!!!!! 発禁になったのに持ってる人がいたなんて…」
テレッ


マンツウ「そぉい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリリリリリィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い達『そぉい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ビリャリャリャリャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「いぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分のポスターぐぁああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


魔法使い達『ギョーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ギョーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バリ!!!!!!!! バリ!!!!!!!! バリビリバリビリリリ!!!!!!!!!!!!!!!!
スパァーーン!!!!!!!!!!!!!!!! スパァーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぐあああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな股間を重点的にぃィィーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い達『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギョリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《シュレッダー》

魔法使い達『フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ミキサー》

魔法使い達『ひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《燃やし》

魔法使い達『きええええー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《トイレに流した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ギル「せ…せめて肥料にしてええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

890名無しさん@避難中:2014/11/15(土) 01:59:28 ID:ny9V/sC.O
マンツウ「これが俺達の意思だ」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「あ…あんまりだァ…!!!!!!!」
がくぅ…


ルミ「こ…これは…何と言う事態でしょう…」

スパルティー「…」



ビキィッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「マンツウゥゥ…!!!!!! あの屑がッ…!
ブチ殺してやる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎょおおおおおおおおおおお…!!!!!!

ウソニ「お おいやめろ 目がイッてる」

ビラコ「ヤン君落ち着いてですよ! ヒッヒッフー!!!!!!」


ゴオオオオオオオオオオオ…

ギル「………やはり自分は許されないのでしょうか…」

マンツウ「…当たり前だ…! むしろ今までデカい顔してたのが…おこがましいんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…みんな行こう」
ザ…

ツバメオー「………」


ザ…
ヤンデル「ツバメェェェェェェェェーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は……お前もッ…そっち側なのか…!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「…ボクは…」

ぐいっ
マンツウ「こっち側さ
ツビーは俺の言うことに賛同してくれた」

ツバメオー「ッ…」

ヤンデル「…ツバメ!!!!!!!!!」

マンツウ「お前も本来ならこっち側だろ
ツバメと一緒に…村を…家族を殺されたんだろう!!!!!?
何故そいつをサポートするんだ? 理解に苦しむ」

ヤンデル「ギルはいいやつだ…
…ギルは確かに元魔反会だけど…今はネアメの人間…みんなを助けてる…
昔がなんだろうが俺は 今のギルがこんな奴だから支持している!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル本人に危害を加えられたわけでもないのに 情けない逆恨みを晴らしてるようなやつらと…
助けられたのに恩を仇で返すようなお前らと
同列でいたくはない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マンツウ「…ちっ!!! よくしゃべるなぁ…ヤンデル!!!!!!!!!
いいさ 負けるそいつを支えてな
さぁ行こうみんな! ツビー!!!!!!!!」
ぐい ぐいぐい

ツバメオー「いッッ…!」


パラパラパラパラパラパラ…
《魔法使い達が出ていった…》


しぃん…


ヤンデル「…!」
ギリリッ…

891名無しさん@避難中:2014/11/15(土) 02:28:44 ID:ny9V/sC.O
―――

し〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

ギル「……」

ルミ「え…えーと… なんかもう討論会って感じじゃない…ですね」

スパルティー「当然だ」

ルミ「じゃ…じゃあこれで…お開きということで…
どうもありがとうございました…」

ギル「……」

スパルティー「…フー… あの魔法使い達…
君の仲間の言う通り ただの逆恨み…当てつけだな
君には同情するよ
…だが私は容赦なく…勝たせてもらうぞ」
ザッ… ザッザッザッザッ…

ギル「…………」



エンカ「…」
くるっ… ザッ… ザッ…



―――

しん………

ビラコ「ギルくぅん…みんな帰っちゃったですよ」

ギル「……………」

ウソニ「ずっとうずくまってるな」

ルミ「あ…あの なんかすみません…
私がこんな討論会を開いたばっかりに…」

ヤンデル「…いや
あのマンツウなら…多分討論会が無かったとしても何かしらやるつもりだったに違いない…
だからこの討論会のせいじゃ…ない」

ビラコ「ギル君 もう暗いですよ…?」

ギル「…………」
ス… ぐしゃ…

ウソニ「……泣き腫らしたような顔だな」

ギル「…ずびばぜん…とんだご迷惑…とんだ情けない姿を…!
もう…もう大丈夫…」
ス…

ヤンデル「…ギル…今日は俺が奢るから…おいしいもの食べような…」

ギル「…ありがとうございます…
…しかし自分は…ある場所に行きたいのであります」

ヤンデル「ある場所?」

ギル「…自分 行ってくるであります
すみません皆さん 先に食堂へ向かっていてもらえませんか?」

ヤンデル「…? でも…」

ウソニ「分かった
先に食堂へ行っておこう
君のは旗つきのチャーハンを頼んでおくよ」

ギル「あ…ありがとうございます」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

892名無しさん@避難中:2014/11/16(日) 19:41:54 ID:PBtl3s3gO
―――

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……


ギル「…自分は 何故こんなところまで…」


ヒュゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ…………


ギル「…ここに来て どうとなるわけでもないのに」


ズオオオオオオオオオォォォ…

《ここは
ディミリアのいる教会より更に奥深くへと入った場所…
ギルはある扉の前に居た》


ギル「…」
スッ…

ピタ…《扉を開けようとするギル
しかし手を止めた…》

ギル「…ダメだ ディミリア様にも許可をとってないし
それに…あの方に会っても お話出来るか…」


「…誰か居るのか…?」


ビクッ!!!!!
ギル「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…今のは…中から…!!!!!!!!」

「…………誰かいるのか …………誰だ…?
扉を介してると 声がくぐもっていて判断がつかないんだ…
俺の知っている人か…? そうじないなら…」

ギル「い…いや 自分です!!!!!! ギル………ウラ・ギルでありますっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「…!! ……ギル…か…!!!?
………あぁ…! 久しぶりだな…!!!!!!!」

ギル「え…えぇ…! こちらこそ…!」

「……嬉しいよ わざわざ来てくれたなんてな
…さぁ…さぁ… 中に入ってくれ」

ギル「…い…いやしかし…」

「遠慮するな
外の…状況は聞いている
…相談なら多少は出来るだろう
それに久々にお前と話したい」

ギル「…わ…分かりました」

「さぁ入れ入れ!!」

ギル「…」

ギル(…今日は調子が良さそうでありますね …お会いするのは本当に久々だ…)


―――

ギギィィー…

ギル「し…失礼します」

「…よく来たな すまないこんな格好で
…立ち上がることがあまりまだ満足に出来なくてな」

ギル「い…いえ…! そのままで結構であります……………ヒャダオ様!!!!!!」


ドンッッ…!!!!!!
ヒャダオ「…変わらないな」

【ネアメ・ルート 元リーダー
ヒャダオ】

http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/878/141114_014824.jpg


ゴオォォォォォォウ…

893名無しさん@避難中:2014/11/16(日) 21:50:51 ID:FRO.Vyfs0
おお

894名無しさん@避難中:2014/11/17(月) 01:37:30 ID:SFKm4uJAO
ギル「…少し痩せましたね」

ヒャダオ「そうか? 痩せたというより シェイプアップされただろう?」

ギル「そ…そうとも言いますね」

ヒャダオ「…はは…」

ギル「…」

ヒャダオ「…苦労しているようだな…」

ギル「い…いやそんな…」

ヒャダオ「ふふ…隠すな… お前についてはディリ(ディミリア)からもよく聞いてる…
チームリーダーとして…仲間との連携で大きく悩んでるとか…」

ギル「ま…まぁ自分の力不足で…」

ヒャダオ「…確か…お前のチームは俺が編成したんだったな
悪いな 余計な事をしちまったみたいで…」

ブンブンブンブンブンブン
ギル「い…いぃやいやいやいやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことはないでありますよ!!!!!? ただただ自分の力不足でありましてッッ…
みなさん素晴らしい人材…! ただ本当に…自分の頼りないから…!」

ヒャダオ「自信のなさも相変わらずだな」

ギル「う…うぐ……ハイ…」

ヒャダオ「…それで? 今日はどうした…
わざわざ…俺みたいな者のところまで…」

ギル「え………えぇっと…実は…」

ヒャダオ「統括の選挙の事だろう? 何か壁にでも当たったか」

ギル「!! ……選挙のことはご存知なので…?」

ヒャダオ「言ったろう? ディリから話は聞いてる…
まぁディリも俺に心配をかけないように全ては言わないが…
だがどういう状況かはやはり知りたい
ギル 詳しく教えてくれないか…?」

ギル「え…えぇ…!」


――― がくがく あしこし ―――


ヒャダオ「…そういう状況だったか…
スパルティー……なかなかのくせ者だな…
だが間違ってはいないだろう…」

ギル「そ…そうですがやはり限度があると思うであります…」

ヒャダオ「…確かにな…
…そしてお前はスパルティーに対抗するが 魔法使い達から厳しい言葉を頂いた…と」

ギル「え…えぇ …まぁそう言われるのも仕方ないのでありますけど…」

ヒャダオ「………確かに 複雑な心境はあるだろうな…
だがギル そういう者達の顔色を窺う前に お前はリーダーになろうとする者としてハッキリとするべきだ」

ギル「そ…それはつまり…」

ヒャダオ「お前がリーダーになった後の このネアメの行く先だ」

ギル「……や………やはりそこでありますか」

ヒャダオ「それは当然のことだ
何も決めずに表面だけのリーダーになろうったって誰が支持するだろう?
お前を支持してくれてる者達のためにもそこはハッキリするべきだし
ハッキリとした心強い目標掲げれば魔法使い達も冷静に見てくれるかもしれないだろう?
まずは今ここで お前が何をしたいか決めるんだ」

ギル「…!!」

895名無しさん@避難中:2014/11/17(月) 02:01:50 ID:SFKm4uJAO
ギル「い…今ここで!!!!!!!?」

ヒャダオ「あぁ それはハッキリさせておいた方がいい
もうすぐで投票日だろう」

ギル「し…しかしどんな目標を掲げればいいのか…」

ヒャダオ「人々に希望を与え 士気を高めるようなものが一番だな
しかし 同時にそれを必ず実行するリーダーとしての力強さや頼りがいも相応に必要だが…」

ギル「じ…自分が…人々に与える希望…」


ギル「……靴みがき…とか?」

ヒャダオ「…リーダーがやることじゃないし 別に希望もない!!」
ズーン!!!!!!!!

ギル「…無料マッサージとか…?」

ヒャダオ「だからリーダーがやることじゃないだろうソレ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「……………ポールダンス…!!!」

ヒャダオ「むしろ絶望だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「もうない…であります…」
ガクゥ…

ヒャダオ「…」

ギル「…やはり自分は“リーダー”という大きな役職には向いてないであります…
自分は何も出来ないであります…」

ヒャダオ「ギル…だからその卑下はやめろ
お前はお前が思うほど弱い男じゃない
お前は 魔反会は間違ってると思った正しい正義感と
魔反会を抜け出し ネアメに来る実行力
規格外の者達と共にしても決して埋もれない度胸
そして 今日までこのネアメで戦ってきた場数があるじゃないか

それらを 自虐で覆い隠すな」

ギル「ヒャダオ様…」

ヒャダオ「いいかギル 良い目標が思いつかないなら
“自分に何が出来るか”考えてみろ
自分の最大限の力を使って どこまで人のために…何が出来るか
その最高を考えてみろ
そうすれば きっと答えは見えて来る



多分」

ギル「自分に…何が出来るか……」

ヒャダオ「そうだ







多分な」

896名無しさん@避難中:2014/11/17(月) 02:21:34 ID:SFKm4uJAO
ギル「…………………」

ヒャダオ「…自分に何が出来るか… どんなリーダーになりたいか…
じっくり考えてみろ………」

ギル「…自分が………自分が目指すリーダーは…………」
ジッ…

ヒャダオ「…俺のようにはなるな」

ギル「え……」

ヒャダオ「………俺のようなリーダーにはなるな」

ギル「ヒャダオ様………あなたは…」

ヒャダオ「俺は………独りよがりなリーダーだった
理想ばかり掲げ 仲間達を気遣うフリばかりし 負担だけかけ
一人で突っ走ろうとして 皆をそれに付き合わせ……」

ギル「ヒャダオ様…?!!!」

ヒャダオ「みんなを…! みんなをッ……おォ…!!!!!!!!
おおぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクガクガクガクガク

ギル「落ち着いて下さいッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みなさんはッ… あのみなさんはッ…
誰ひとり嫌々でヒャダオ様と共に戦っていたわけではッ…
ヒャダオ様は立派な…! とても立派な…!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「だが俺はァ皆を見殺しにしたぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆は死に俺だけが生き残ったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 俺は…リーダーなのに…!!!!!!!!!
俺だけ生き残った……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆と共に…死にたかった…死にたかった…おおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉッッ…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサッ………
ガンッ!!!!!!!! ガンッ!!!!!!!! ガンッ!!!!!!!! ガンッ!!!!!!!! ガンッ!!!!!!!!
《床に落ち 頭を何度もたたき付けるヒャダオ…》

ギル「ヒャ…ヒャダオ様…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「ごめんよ……ごめんよみんな…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムクロォ…すまない…!!!!!! エロリーナ すまない!!!!!!!!
左右チンポ…すまない…!!!! コンパニョン…モロクマ…チトツ…A&B……すまない…ごめんよ…
ごめんよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺も…お前達の元へ…逝きたい…!!!!! いや…俺は地獄でいい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死なせてくれ…!!!!!!!! 死なせてくれェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガッゴ!!!!!!!! ズガッゴ!!!!!!!! メギャキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽろぽろ…

ギル「や…やめてください!!!!!!!!!!!!!!!! ヒャダオ様ッ…ぐす…!!!!!!!!
ディ…ディミリア様…!!!!!!!!! ディミリア様ぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!

897名無しさん@避難中:2014/11/17(月) 02:42:04 ID:SFKm4uJAO
――――――


ディミリア「…鎮静剤を打ちました もう大丈夫です」

ガバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「す…すみませんディミリア様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝手に忍び込んだ上に自分はなんと惨い事を…!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな話をしたら ヒャダオ様が過去の事をフラッシュバックするのは分かったことなのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分は…自分は愚かなことをしてしまいましたァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…

ディミリア「顔を上げてくださいギルさん」

ギル「うぅ………しかし…!」

ディミリア「…たまにああなるんです
……何気ない会話をしていても…まるで発作のように…
ギルさんのせいじゃありません ヒャダオさんもそう言うはずです
むしろヒャダオさんは嬉しかったと思います あなたが尋ねてくれたこと…
頼ってくれたこと…
だからここに来たことを後悔してあげないで下さい…」

ギル「…ディミリア…様…」

ディミリア「…さぁ 今日ももう暗いです
みなさんもお待ちじゃないですか?」

ギル「あ…! あぁハイ…! …失礼します…」
ザッ…

ディミリア「…頑張ってくださいね」

ギル「…ハイ…!」


―――


ザッ… ザッ… ザッ…

ギル(……自分に何が出来るか… 皆さんに何が出来るか………
………自分が目指すリーダーは………)




オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…



〜〜〜 そうして ――――


時間はあっという間に流れ
ついに8日目―――― 投票日となったのである…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


オ゙ンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

898名無しさん@避難中:2014/11/18(火) 22:53:05 ID:k9tM1T6sO
――― ネアメ・ルート 第一会議大ホール

ざわざわざわざわざわざわざわ

《ネアメ・ルートすべての人間が……この大ホールに集まっていた…!!!!
今日決する……新たな統括ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


わいわい… ざわざわ…


ウソニ「…ふぅ ついにこの時が来たか」

ビラコ「あぐぅ〜 緊張するですよ…!!!!!!」

ヤンデル「…どうなると思う…?」

ウソニ「…さぁな
あの討論会から特になんかしたわけでもないからな…」

ヤンデル「………まずいんじゃないか…」

ウソニ「そう決め付けるには早いだろう
………少なくとも
彼の眼は燃えている」

ヤンデル「!! …………!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「………………」


アナウンス『立候補者の方はそろそろステージの方にお願いしま〜〜〜〜す』


ギル「――――!」


ガタガタガタガタガタプルプルプルプルプルプル
ギル「き…きき…きんてょうしてたてましぇん…!!!!!!!!!
て…手をかしてくらしゃい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタ

ヤンデル「ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんがらがっちゃ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「普段通りですねぇ…」

ウソニ「…」


――――

ザッ……

ギル「…!!」

スパルティー「いよいよこの日だな…」

ギル「スパルティー殿…」

スパルティー「君と私 どちらが正しいか…決着をつける時だ
…まぁ勝負は目に見えているがね…」

ギル「…………」


ルミ「それでは席にどうぞ
司会進行はこの私 ルミが執り行わせて頂きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

899名無しさん@避難中:2014/11/18(火) 23:04:05 ID:k9tM1T6sO
子供「ママー! あのお兄ちゃん勝つかなぁ?」

ミーコ「うーん…わからない …けど! しっかり応援しましょうね!」

子供「うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 応援するぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ファイッッオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙お兄ちゅああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ミーコ「…静かにね」


―――

のりぽん「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張れよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の一票はあんたのもんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

妻「あなた…静かにね…」


―――

紳士ペトロ「ヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ペトロ「オッフゥwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwンォォッッwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ペトロ「ペロロwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwシャイwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ペトロ「あまおおおおおおおおおんwwwwwwwwwwwwwwwふぁっひぃぃーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ワラワラワラワラワラ…

アナホ「ちょっ!!!!! 先輩達声デカイっスって…!! 処分されますよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

ウソニ「…彼の支持者はみんな声がデカいな」

ヤンデル「…」

900名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 00:22:09 ID:a/y9Q4/.O
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「それでは 本日が統括を決める投票の時となります
この2人のどちらかが ネアメの未来を決める主となるわけです
…投票はお二人の最終演説の後行います
もちろん票数が多い方が統括です
…ただし 投票率が50%を下回った場合 今回の投票は無効となり 投票日が再び一週間先伸ばしにされます
出来れば今日ハッキリさせたいので 皆様ご協力よろしくお願いします!!!
…さてまず それに先立ちまして
ネアメの前統括となるディミリア氏より ご挨拶です」


ざわざわ…

ザッ……………
ディミリア「………」

ディミリア「皆さん まずは
未熟な私がとんだご迷惑をおかけしてしまいました
そしてこれまで未熟な私について来てくださって感謝します
…私は 統括…リーダーとしては何も出来ませんでしたが
これからはネアメの医療部門で皆さんの力になりたいと思います
…本当に…ありがとうございました…!」
ペコ


わぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「先生ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「あんたがリーダーで良かった!!!!!!!!」

「お疲れ様です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「引退後の初グラビア 10万でどうっスか!!!!!!!!!!!!!!!!?」

わ〜〜〜〜〜〜〜〜 わ〜〜〜〜〜〜〜〜


ルミ「すごい歓声です…! ディミリア氏がどれほど皆さんから慕われていたのか伺いしれますね…!!!」


ディミリア「…立候補者のお二人には
どうかこのネアメを正しい方向に導いてくれるよう お願いしたいです
このネアメを…魔法使いの未来を…よろしくお願いします」
ペコ…


ギル「……!」

スパルティー「…ふっ…」


ルミ「ディミリア氏 ありがとうございました
それでは続いて立候補者の最終演説です
まずはスパルティー氏からどうぞ」


ズゥ……
スパルティー「……」
ズズン…!

901名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 01:30:07 ID:a/y9Q4/.O
ざわ… しぃーーーーん


スパルティー「……あーーー…最終演説か…
しかし私が語りたい事はもうこの期間中に語り尽くした
皆が戦わなければならないこと…後方部隊の検討…など
………もうそれで十分だと思っている
そこで この時間は少々昔話でもしようか」

ギル「…?」

スパルティー「私は傭兵という仕事柄 世界中を旅していた
…傭兵といっても ちょっとした警護や 狩りの手伝い…暇な時はボランティア活動など…基本なんでもやっていた
それというのも 傭兵がでしゃばるほどこの世は動乱に満ちているわけじゃなかったからね…
人々は 魔法使いも普通の人間も関係なく仲良く暮らし
過去の遺恨など微塵も感じない 素晴らしい世界だ
私はこれが平和の究極系だと信じて疑わなかった
しかし違った 裏では魔反会が魔法使いを蔑み そして無惨に殺していた
…誰にも気づかれることなく 粛々と…残酷に…!!
当の私も…知らなかった むしろ…魔反会の『魔法使いとの調和』という外面にまんまと騙され 彼等を評価していたほどだ
……それから魔反会の悪事がどんどんと明るみになっていくと…私は悔しくて仕方なかった
『何故もっと早く気づけなかったのか!』

…そうだ 私がもっと早く魔反会の本性に気付けば たくさんの人々を救えた…はずなのだ」
つ…


みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


つーーーー……
スパルティー「後悔しても遅いのは分かっているが…それでも…!!!!
知っていれば…!! 知っていれば人の命を救えていた…!!!!!!
…あの日 ある町で『これから魔反会の交流館に行く』と言っていた子供は生きているだろうか…!!!!!
あの時 宴会で私と笑いあった魔法使い達は この世界で生き残っているだろうか…!!!!!!!
今まで出会った全ての魔法使いを思うと………夜も眠れないのだ…
これは私の罪だ…何も知らず たくさんの人を見殺しにしてしまった罪だ…
だからこそ私はここへ来た 魔反会を倒し あの平和を取り戻すために
それが私の使命であり贖罪だ」
キッ…!!!!!!!!!!!!!!!!

しん…

スパルティー「私はリーダーになり…必ず魔反会に打ち勝つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのために皆の力が必要なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆が力を合わせれば…きっと勝てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの平和…平穏を取り戻そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手を取り合い……共に戦い………勝利の後に笑い合おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ざわッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

902名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 01:47:28 ID:a/y9Q4/.O
スパルティー「………私からは以上だ」



ざわざわざわざわ
パチパチパチパチパチパチ………
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…



ヤンデル「…あわわ… なんか知らないけど大反響だ…」

ウソニ「………やはり 皆が思うほど悪い人間じゃないかもな…
今の涙を見れば分かるが…」

ヤンデル「わ…悪いやつじゃなくても…!」

ウソニ「あぁ分かってる
奴の問題はスパルタ教育だな
…しかし今の言葉を聞いて多くの人間は奮い立ったに違いない
スパルタ教育も受け入れる気になるくらいな…
その末にどうなるかは…想像に難くないが」

ヤンデル「そ…そうさ…! 例えいいやつでも あんなのを続けられたら戦う前に皆くたばってしまうよ…!!!!!!」

ウソニ「……………まぁ
…ギル……彼がどう出るかだな…」


―――

ギル「………………………」

ルミ「ギル氏 あなたの番ですが」

ギル「はい…」


スパルティー「…さぁどう行くのか
やはり私のアンチテーゼかね?」

ギル「……………いえ」

スパルティー「?」



ザッザッザッザッ…

ザッ……


ツバメオー「…」


ザッ…


エンカ「………………」


ザッ…


ヤンデル「ギル…頑張れ…!!!!!!!!!!」

ビラコ「ファイトですよ…!!!!!!!!!」

ウソニ「…」




ザッ…
ギル「………………………
…………………ふぅー………」


ギル「………………」


ギル「……………色々考えました
ネアメのためにどうすべきか ネアメをどうすべきかと
それから出た答えは…………
スパルティー殿と全く同意見であります」


みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「この魔反会との戦いは このネアメの人間全員で戦うべきです」
ゴォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ヤンデル「…ギル…!!!!?」

ウソニ「な…なんのつもりだ…?」

903名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 02:35:32 ID:a/y9Q4/.O
ざわ…ざわ…ざわ…


ヤンデル「な…なんだギル…!!!?
今までそんなこと一言も…」

ウソニ「…ただでさえ好感度が低いのにスパルティーの案に追随するのは…
……一体狙いはなんだ…?」


ざわざわざわざわ


スパルティー「………………」



ギル「…あの討論会のあと色々考えた結果 自分もスパルティー殿と同じ考えになりました
最初はスパルティー殿を否定し…それこそアンチテーゼの立場をとっていました…
しかしやはりそれは違うのであります この戦いはこのネアメの人々皆の戦い…
皆で戦うべきであります 強大な魔反会の戦力には… 魔法・戦士・傭兵…全ての力で挑まねば対等にすらなりません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦いましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もちろん世界中の魔法使いの方々も助けてであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
救い 戦い 勝つ…!!!!!!!!!!!!!!!! やることは多いです」


ざわざわざわざわざわざわざわざわ


ギル「だから自分が一番働きます」


ざわ…
みんな『!!!!?』


ギル「自分がもし統括になったら
自分は誰よりも働きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けを求める魔法使いがいたならば 誰よりも先んじて この体をなげうって戦います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
戦いが起こったならば 自分が先陣を切ります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆さんの相談にも乗ります 面倒な任務や仕事があれば引き受けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰よりも何事もやります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな統括になります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分は皆さんの前を進み 皆さんの行く先の灯となる統括になります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


みんな『…………!』

ギル「それが自分の…“理想”……………ですが」

ギル「それでも自分一人ではこの理想を達成出来ない事もあるかもしれません
そんなときは どうか力を貸してください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコッ!!!!!!!!!!!!!!!! ゴンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ビラコ「わぁ…! これまたすごい反響…!!!!!!!」

ヤンデル「は…ははっ…!!!!!!!
“自分がなんでもやる”っていいながら“力を貸してくれ”…なんて…!!!!
これもうわかんねぇや…!!!!!!」

ウソニ「…だがッ…このざわめきは…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ

904名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 02:55:13 ID:a/y9Q4/.O
ざわざわざわざわざわざわざわざわ…

ツバメオー「………リーダーさん…」

マンツウ「…っ」


エンカ「…」
にぃっ…

ざわざわざわざわざわざわざわざわ



スパルティー「………………………………………」

傭兵1「ひ…ひひひ なにいってんだあいつ…
言ってることがめちゃくちゃ…」

スパルティー「黙れ」

傭兵1「モ…モルスァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スパルティー「…………………………………………」



ディミリア「……ギルさん… まるでヒャダオさんみたい…」

ディミリア(しかしヒャダオさんとはまた違う…
あなたらしい 素敵なリーダー像です…)


ルミ「…ありがとうございました…!
それでは正真正銘運命の時です
有権者の皆さんは
手元にあるボールを目の前の2本の筒のうちの一つに入れてください
入れたボールが筒を流れてここまで届き 積み上がって結果が一目で分かります」



ヤンデル「オンエアバトルみたいな方式だな…」



ルミ「それではお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ズンチャッチャ ズンチャッチャ♪

ヤンデル「あっ!!!! 音楽もオンエアバトルだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…

ズンチャッチャ ズンチャッチャ ズンチャッチャ♪


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ………


ギル「………!」

スパルティー「…」




ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………

ルミ「……出ました!!!!!!!!!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ……………
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル 66%

スパルティー 34%



ルミ「き…決まったァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメの新リーダーは………ウラ・ギル氏ィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

905名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 12:19:02 ID:a/y9Q4/.O
ルミ「ネアメの新たなリーダーはッ まさかまさかの下馬評大ひっくり返しィ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ウラ・ギル氏に決まったァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ルミ「最後の演説がネアメの人々の心を動かしたのかッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何はともあれ ここに新たに生まれたリーダーを祝し…大きな拍手をーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ



ビラコ「やったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やったですよぉう〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッ!!!!!!!! ガッ!!!!!!!! ガッ!!!!!!!!

ヤンデル「ほ…ほうぎゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさん興奮して天狗の鼻でこめかみを打たないで…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「は…はは…! なんだかうまくいきすぎてるな…!!!!!!
まるで創作発表板のなんとかファイトみたいだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
力が…抜けたよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フラリ…



ディミリア「…ギルさん…!!!!! 素晴らしいです…!
ふふ…ヒャダオさんに話す事が増えました…」



スパルティー「…」

傭兵1「ス…スパルティー様…」

スパルティー「…何をしている …拍手だ
新たなリーダーに 賛美を送ろう」
パチ…パチ…パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

傭兵2「へ…へい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャ…ヒャッホォ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 超めでて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ万歳〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ギル万歳〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵2「い…一生付いて行きモルスァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ワ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

906名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 14:18:00 ID:a/y9Q4/.O
ルミ「それでは新しいリーダーになったギル氏よりご挨拶です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ギル「…………」
ふらふら…


ざわざわざわざわ… しん…


ギル「……………………」

ルミ「ギ…ギル氏? ほ…放心状態です…無理もありませんが
一言でもいいので ギルさんに投票して下さった皆さんに言葉を…」

ギル「……!!!!!! ………ッ…
………………っ」
ぽろぽろ…

ざわざわ…

ルミ「なんと……涙です…!! ギル氏…感極まり熱い涙を流しています…
この涙に これまでの苦労が窺い知れます…!!!!」

ギル「あ……あにょ…!!!!!!!!!」

ルミ「はい」

ギル「じ…自分これからどうしゅればいいんシュかねぇぇぇ?
じ…自分にリーダーなんて無理ですぇうぇぇええええええええええええ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
じょばぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ルミ「ズ…ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギ…ギル氏 念願の統括に選ばれたのにまさかのビビりまくり状態〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「じ…自分は…学校のクラス委員ですら選ばれたらお腹が痛くなって半年くらい登校拒否になるような男なのでありますよぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふぇええええええええええええ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お腹がァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルォルォルォルォルォルォルォ〜〜〜〜〜〜〜〜


ヤンデル「ギ…ギル〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「………」


ルミ「い…いやそのようなことを言われましてもですね……
じゃ…じゃあどうなさるんです? 皆さんに選ばれたあなたの今後は…」

ギル「もっ…もちろん自分は…!!!!!
誰よりも働くであります…!!!!!!!!
でも統括としての仕事を全て一人で熟すのは…む…無理であります…
だ…だから…」

ルミ「だから…?」

ギル「ディ………ディミリア様と……スパルティー殿も……統括になってもらえませんか…?」


ディミリア「えっ」

スパルティー「は?」


ルミ「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

907名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 14:34:02 ID:a/y9Q4/.O
スパルティー「な…なにを言ってるのだあの男は」

ルミ「な…なんですかそれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
統括をまさかのスリートップーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? そんな前代未聞です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「だ…だから… 自分の他にディミリア様とスパルティー殿が統括になって…
ディミリア様はこれまでの統括の仕事から このアジトや組織全体のまとめる役割として…
そしてスパルティー殿には…戦力の育成や組織部門を統括する役割として…」

ルミ「つ…つまり 統括を分業化!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ですか!!!!!!!!?
重ねての前代未聞です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも統括を退いたディミリア氏を引き止めるばかりか! あのスパルティー氏を戦力部門に置くという!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ


ルミ「これには会場も困惑!!!!!!!!!!!
そして指名されたお二方の反応は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


スパルティー「…」

スッ
ディミリア「…私は…喜んでお引き受けしますよ」

ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「良い事じゃありませんか ギルさんの言う手を取り合い共に戦うネアメ…
ギルさんの理想… ひいてはネアメ・ルートの理想を叶えるために
私も出来る限り協力します…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「あ…ありがとうございます…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ルミ「ディミリア氏…受け入れた!!!!!!!!!!!!!!!! 果たしてスパルティー氏は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

スパルティー「………………ふん」
くるっ

スパルティー「…こんな統括が居るか
危なげなくて見ていられん
……その分 支えがいがあるというものだがな」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー氏も…快く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つ…つまりこの瞬間…ネアメに3人の統括が誕生したァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

908名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 14:50:09 ID:a/y9Q4/.O
わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ありがとうございます…! ディミリア様…スパルティー殿…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「いえ… まさかそんなことになるとは…
最初から考えてたんですか?」

ギル「い…いえ…気づいた時には口に出てまして…」

スパルティー「なんだ 結局いきあたりばったりではないか
しかし良かったのか? 私が戦力部門を司って…」

ギル「ネアメへの思い 勝利への思いを考えれば あなたしかいません
スパルティー殿…どうかよろしくお願いします…!!!
…た…ただ… 戦力育成については…」

スパルティー「…分かっている
この結果はどうあれ…私は君に敗れた
君の意図は組むさ」

ギル「…………………この選挙で勝てたのは自分の力ではありません
自分の最後の演説は…前のスパルティー殿の演説があったからこそです
なんだか…卑怯な気がします」

スパルティー「それでも勝ちは勝ちだ
私の言葉より…君の言葉の方が皆の心に響いたのだ
君が統括と決まったときの歓声は…君への信頼の現れだ
私ならばそれはただの恐怖心でしかなかっただろう
…私も変わる時なのかもしれんな いつかこんな多くの人々から…“信頼”の視線で見られたいものだ」
スッ…

ギル「…スパルティー殿…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルミ「熱く…固い握手ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライバルだったギル氏とスパルティー氏が…今まさに同志に…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


わぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギーール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ギーール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スッパルティー!!!!!!!!!!!!!!!! スッパルティー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディーミリア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ディーミリア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パーンチラ!!!!!!!!!!!!!!!! パーンチラ!!!!!!!!!!!!!!!!

パーン筋!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! パーン筋!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…


ヤンデル「ギルゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!! よくやった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 感動した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ふええ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ギル君も先生も良かったですよう〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムチュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チューッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「にゃ…にゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!//////」

ウソニ「…ふふん …もみーの…お前にも見せてやりたかったな…」



わぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……

909名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 15:04:09 ID:a/y9Q4/.O
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


エンカ「…」
スッ… スタスタスタスタ


―――

マンツウ「……………………」

ツバメオー「………ひっく… …ぐす…ぐす…」
くる…… スタ…スタ…
《顔を覆いどこかへ立ち去るツバメオー》

マンツウ「…ツビー………
…………………くッそ…!!!!!!!!! …くッそぉぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メラメラメラメラ


―――

パン パァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「祝杯だぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「わ…わぁー!!!!? ビールかけでありますか!!!!!?」

ビラコ「優勝したらビールかけは常識ですよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
それそれー!!!!!!!!!!!!!!!!

バシャーーーーーーーーー!!!!!!!!

ギル「ぶぎゃはーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いや別に優勝とかそんなのじゃなく…!!!!!
て…ていうか問題はこれからで…!!」

ウソニ「それはそれだ 今は心から喜べ
お祝いしたい人達もたくさんつめかけてる」

ドダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガキ「かけつけ一杯だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばっしゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ブバポ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「やるじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「マジすっげーマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシャシャ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


もみーの「あの世ビール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「へぶらりぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょ…ちょっと皆さんかけすぎ…」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ペトロ達『ひひひひひひひひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』

ギル「ペ…ペトロの大群!!!!!!!!?」

ペトロ「ひひっんっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ

ギル「お…おンもはァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…からだのビールめっちゃ舐められ……おひィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…このペトロ…バター犬ならぬバターペトロでありますおひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわいわいわいわいわいわいわい


ビラコ「…うふふふ みんなお祝いしてくれる……でも…
ツバメちゃんとエンカさんは来てくれないんですね…………」

ヤンデル「…」

910名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 15:05:14 ID:a/y9Q4/.O
× バターペトロ
○ ビールペトロ

911名無しさん@避難中:2014/11/19(水) 22:17:31 ID:a/y9Q4/.O
すぃ〜〜〜〜ん…

ヤンデル「……やっと落ち着いたな…」

ビラコ「ギル君も疲れてるですー」

ベッタァ〜〜〜〜〜〜…
ギル「ひゃ…ひゃべば……もうお婿にいけにゃい…」
ず〜〜〜〜ん………

ヤンデル「…………今日はもうゆっくり休もう…」

ウソニ「そうだな 俺もこれで失礼する
今回のこと…もみーのの墓前に報告してくる」

ギル「…ウソニ殿 …ありがとうございました」

ウソニ「いいや 俺は何もしてないさ
だからもみーのの礼はまた後日… 君をサポートする形でとらせてもらうよ
…統括殿」

ギル「ウソニ殿…」

ウソニ「じゃあな」
ザッ…!!!!!!!!!!!!!!!!

わらわらわらわら
猫達『にゃにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん』

巨猫「なぁ〜〜〜〜〜〜〜ご」

《ウソニは猫を引き連れ帰っていった…》


ヤンデル「……なんか今でかいの居た…」

ビラコ「…さてと これから二次会するです?」

ギル「い…いやさすがに疲れたでありますよ…」

ヤンデル「じゃあ戻るか…」


ザゥッ…
マンツウ「…待てよ」

ゴォウッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「マンツウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マンツウ「……浮かれやがって…
ふん…良かったなぁ…統括さんよ…」

ビラコ「あーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お祝いに来てくれたです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ビールかけるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「い…いや…そういう感じじゃないからビラコさん…」

マンツウ「ふん……ビール瓶で殴るならいくらでもやってやるがな…」

ギル「…」

ヤンデル「…マンツウ!!!! 何しにきたんだ!!!!!! わざわざ嫌味でも言いにきたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
残念だったな 魔法使いのみんながお前の思い通りにならなくて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マンツウ「…浮かれてんじゃねー!!!!!
………俺も…お前に入れた…」

ヤンデル「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「あ…あなたが…? な…何故…」

マンツウ「勘違いするな……! 決してお前のあの演説にほだされたわけじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいか……お前のこの結果は…全てッッ
ツビーのおかげなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

ゴウッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

912名無しさん@避難中:2014/11/20(木) 00:37:33 ID:5WzMU4rsO
ヤンデル「…ツバメの…おかげ…?
ど…どういう…」

マンツウ「…………あの日… そう 討論会があった日だ
俺がお前を非難し 魔法使い全員で去ったあと
ツビーは何をしたと思う?」

ギル「?!!」

マンツウ「…………ツビーは…」


俺達の前で 土下座をし こう言ったんだ


――― あの人を許してほしい ――― …と


ギル「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …!!」

ヤンデル「なッ…」

マンツウ「制止する俺の言葉も聞かず あいつは続けた」


ギルは本当にいい人だと
体を張って自分を助けてくれたこと
だから元魔反会という事は忘れて 純粋にあの人の話を聞いてほしい…と

ギル「………!!!!!!」

マンツウ「その時ツビーの話をまともに聞いたのはわずかだった
だがツビーは諦めなかった」


選挙までの3日… ツビーは毎日のように色んな魔法使いの元を回り 頭を下げ 懇願しつづけた
魔法使い仲間に罵られようと 嫌われようと それでもツビーは続けた
いつしか 一人…また一人と魔法使いが折れた
そして………


マンツウ「……で…結果はこの通りさ」

ギル「ツ…ツバメオー…殿…」

マンツウ「もちろんお前が目標も持たない半端な気持ちなら誰も投票はしなかった
だが魔法使いの皆がお前の話に耳を傾けたのはひとえにツビーのおかげだ…
それだけは覚えておけッッ…!」

ヤンデル「………ツバメ…」


―――

あの日のツバメオー「ボクにはボクの考えもやり方もあるんだヨ…!!!!!!!」

―――


ヤンデル「…あいつ…!!!!! そういうことかよ…!!!!!!!!
へへ…! あのツンデレ野郎…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐす…

ビラコ「ツバメちゃん…!」

マンツウ「………くそがッッ!!!!!!!! …それだけだ…
………でもなぁ…俺は決しててめーを認めた…わけじゃねーぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はこれからもスパルティーさんの訓練に参加して強くなってやる…!!!!!!!!
それで今度こそお前を越えてッッ………覚悟…しろよッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


しぃん…

ギル「………………」


ギル「ッッッ」
ダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギル!?」

913名無しさん@避難中:2014/11/20(木) 01:05:09 ID:5WzMU4rsO
――― どっか


ツバメオー「……………」
ぽけー


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…


ツバメオー「ん?」


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツバメオー殿おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「リーダーさん?」

キキーz_ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぜ…ぜはーッ…!!!! ぜはーッ………!!!!!!!!」

ツバメオー「どうしたのさ? テンションあがりすぎだヨ
ていうかおめでとー」

ギル「ツバメオー殿ォ…!!!!!!!!!!
ありがとぅおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシシィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダッキィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ふんぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あンりがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
す〜〜〜り す〜〜〜り す〜〜〜りすり

ツバメオー「もぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オープンセクハラあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ダダ!
ヤンデル「ツバメ! ギル!!」

ツバメオー「ヤ…ヤンデル〜〜〜〜!!!!!! 助けろ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「フフフ」
にこにこ

ツバメオー「微笑んでる場合じゃねーぞうぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
髭の剃り後がズォリズォォ〜〜〜〜〜〜〜〜リィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

914名無しさん@避難中:2014/11/20(木) 01:24:23 ID:5WzMU4rsO
ツバメオー「は…離せってばー!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ピキピキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うごごぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「も…もう…びっくりするヨ…」

ヤンデル「ギルがこんなことしたくなるのも無理もないさ
まさかお前がギルのためにそこまで…」

ツバメオー「…………あーー〜〜……もしかしてマンツウから話聞いた?」

バキャッ
ギル「もちろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じ…自分は…! 自分は本当に嬉しくて…嬉しくて……
ツバメオー殿ォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ササーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ひーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

こそ…
ツバメオー「ボ…ボクはただ…お礼したかっただけだヨ…
ぎ…! 義理の浅い女だなんて思われたくないから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…ただそれだけだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「えぇ 分かります
あなたは優しくて義理堅い方です
本当にありがとうございます」

ツバメオー「……べっ…別にっ…!!!
そ…それよりこんなとこで遊んでていいの? もう休むとかしなきゃさ…!
あんなこと言ったんだから明日から早速色んな人が何かしら頼んで来るヨ…!!!!」

ギル「そうですね
きっと自分一人じゃこなしきれません」

ツバメオー「な…なにそれ…! あんなこと言っといてそれじゃカッコがつかないヨ…!」

ギル「はい
だから力を貸してくれませんか?」

ツバメオー「はぁ?!!!!」

ギル「みなさんに改めて頼まなきゃいけませんでした
どうかみなさんにも…自分に協力してもらいたいのであります
色々な方々からの依頼を “元ギルチーム”の皆で引き受けたいのであります
…勝手なことではありますが」

ツバメオー「…」

ヤンデル「…当然だ…! 俺は協力するぞ…! ギル…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「私も!!! テングミラクルパワーで頑張るです!!!!!!!!!!!」

ギル「…ツバメオー殿は…どうでしょう」

ツバメオー「…」

915名無しさん@避難中:2014/11/20(木) 01:44:05 ID:5WzMU4rsO
ツバメオー「…………………きょ……
協力……………………するなら ………条件があるヨ…」

ギル「条件…とは?」

ツバメオー「……名前………ボク…」

ギル「…名前? ツバメオー殿…?」

ツバメオー「…その…“殿”っていうの…いい加減やめてくれる…?
なんかさ 他人行儀じゃん 仲間なら 普通に呼んでヨ」

ギル「ふ…普通って…」

ヤンデル「ツバメオーか…ツバメか…
適当に呼び捨てにしちゃえよ…」

ツバメオー「うん」

ギル「ツ…………!!! …………!!!!!!
…う…うーーーん…!!!!!!!!!!!!!!!!
ツ………!!!!!! ………ダ…ダメだ…
や…やはり急に呼び捨ては…!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あの…“さん付け”じゃダメでありますか?」

ツバメオー「うーん……………まぁそれで許すヨ」

ギル「は…はい じゃあその―――
…………………………………………………」


ギル「………………ツバメさん」
キッ

ツバメオー「っ//////」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「わぁ!!!? ツバメちゃん顔真っ赤ー!!!!!!!!!!」

ツバメオー「い…いやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だってあんなシリアス顔の作ったような声で言われたらなんか知らないけど恥ずかしい感じにもなるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
普通に言えヨ普通にぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

ギル「い…いややっぱり慣れてなくて
あ…あ〜〜〜〜〜………………ツバメさん…」
キリッ

ツバメオー「だからそのキメ顔とキメ声やめ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!////」
かかか〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「す…すみません 慣らします」

ツバメオー「も…もういいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあボクも………ギルって呼ぶヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギ…ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ギルギルギルギルギルギルギルギルギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…! …た…確かに気恥ずかしいですね…!///」

ツバメオー「でしょ!!!!!!!!!?」


ワイワイ
キャッキャッ

916名無しさん@避難中:2014/11/20(木) 01:58:20 ID:5WzMU4rsO
ヤンデル「…だったら俺も… ヤンデル殿なんてやめてくれ…」

ビラコ「私も! “ビラコ”もしくは“マスターオブ天狗THEフィクサー”と呼んでです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…え…え〜〜〜……じゃあ……ヤンデルさん…ビラコさん…
よろしくお願いしますであります

ツバメオー「待った!! この際その“あります口調”も治そうヨ
その喋り方も堅苦しいヨ」

ヤンデル「あぁ もっと崩していこう」

ビラコ「そうですねぇ〜〜〜
ギル君も統括さんになるですから
もっとビシーッ!!!!!!!!!!!!!!!! …っとしなきゃですー!!!!!」

ギル「く……崩して……ふむ…
…………明日から精一杯頑張るゾイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
むーん!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「いやおかしくなった」

ツバメオー「無理に敬語を治せとは言わないからさ とにかく『〜であります』から外して行こうヨ」

ギル「…な…なるほど 了解でありま…………いや
了解です」

ヤンデル「いい感じだ」

ビラコ「ねぇねぇ…! やっぱり二次会するですよ…!!! この4人で…!!!!!
今まで気を遣いすぎて話せなかった事を…話すです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「……ギル …どうする?」

ギル「そうですね ……ふふ
…やろう!!!!!!!! やりましょう是非とも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「決まりだな」

ビラコ「じゃあ早速ミーコさんに頼んで食堂を貸し切りだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル君と私のポールダンスを披露するですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「やりますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「やらなくていいヨそれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

917名無しさん@避難中:2014/11/20(木) 09:17:27 ID:pdHr/9HE0
ビラコ姐さんだけ見たい

918名無しさん@避難中:2014/11/21(金) 00:35:16 ID:m.dqzywkO
―――

―――――

ギル「…やー…飲み過ぎたー…
まさかお酒まで出てくるとは…
未成年のヤンデルさんまで飲んで…
しかも最後はヤンデルさんにツバメさんもポールダンスしてたし…
…………楽しかった…」
ザ… ザ…

エンカ「それはよかったな」
ズン…!!!!!

ギル「!!!!!? ……エンカ殿!!!!!!!!!?」

エンカ「見事な結果でござったな とりあえずおめでとう」

ギル「え…えぇ…………ありがとうございます」

エンカ「…それはまぁともかく 少し付き合ってくれ」

ギル「?」


―――― 地下倉庫

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ギル「…こんなところまで来て一体なんなんです?」

エンカ「まぁアレよ…… ギル殿もめでたく統括になったわけだが…
ここは君の前途を祝して……」


チャキ…!
エンカ「一対一で戦おうじゃないか」
ドン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なッ…?!!」

エンカ「統括の一人となった君の力を見せてくれ」

ギル「な…なんのためにそんな…!!!!!!!!」

エンカ「力を見るため……今言っただろう
あのような大口を叩くほどの実力があるか見せてもらうのでござる
………拒否するなら逃げと捉えるが?
…そうなれば君に統括の資格などない 即刻下りるべきだな」

ギル「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「やるのか やらないのか ハッキリとするでござる」

ギル「……! …分かりました」
チャキ

エンカ「良」
チャキン…

ギル「し…しかしなぜこのような場所で…? 手合わせなら道場でだって…」

エンカ「笑止
理由は簡単」


エンカ「統括になったばかりのギル殿の負け姿を大勢の人々に晒さないよう………拙者の優しさでござる」
ニィン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!! …!!!!!」
ゴオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

919名無しさん@避難中:2014/11/21(金) 01:32:30 ID:m.dqzywkO
――― ヤンデルとツバメオーの部屋

ツバメオー「ねーねーねーねーねー」

ヤンデル「なんだよ…」

ツバメオー「ボクもポールダンスしてたの? ボクも一緒に混ざってポールダンスしてたの?」

ヤンデル「あぁ…らしいな…
俺もお前も酔っ払ってて覚えてないが…」

ツバメオー「じゃあボクも服脱いでた? ねーねーボクもしかして服まで脱いでた?」

ヤンデル「知らないよ… ギルとビラコさんが脱いでたのは見たが………どうだったかな …俺もお前も脱いでたかもな」

ツバメオー「マジかー」

ヤンデル「まぁ…別に…お前みたいなモンが服脱いだところでどうってことないだろ…」

ツバメオー「いやまぁそうなんだけどさ」

ヤンデル「それよりもう寝るぞ… 今日は疲れた…」

ツバメオー「うん… ……ここで寝るのも久々だヨ
今までロッカーで寝てたからさ」

ヤンデル「なんでロッカーなんだよ…」

ツバメオー「ギルも寝たかな?」

ヤンデル「そりゃそうだろ…一番疲れてるのはあいつだ…」

ツバメオー「そうだなー
じゃま おやすぅ」

ヤンデル「………あぁ……………
…………ありがとな」

ツバメオー「……んー
……………へへ…」



―――……


ガキィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ザザン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「むぐ…!!!!!」
よろよろ…

エンカ「どうした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカカカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガキィ!!!!!!!! ガキィ!!!!!!!!
ギル「ぬっ!!!! くッ…!!!! まるで防戦一方…!!!!!!!!!
エンカ殿の武器は紙のように薄い『ディスペラード(This is PERAPERA swordの略)』…!!!!!!
それでフェンシングのような突き主体で攻めて来るため 間合いを詰めれない…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……くっ…! この状況で攻めきれないとは…! なにせまだエンカ殿は…!」

エンカ「どうした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いつになったら拙者は本命の超便利盾(チョベリグ)を使えるのでござるかな!!!!!!!!!!?」
ゴォウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

カカカカカカカカカカカカカカカン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

920名無しさん@避難中:2014/11/21(金) 01:52:15 ID:m.dqzywkO
カカカカカカカカカカカカカカカァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぐっ…! ぐっ……!!!!!!」

ギル(そう!!!!! 自分はまだエンカ殿の本領を引き出せていない!!!!!!!
エンカ殿の真の武器はディスペラードではなく 超便利盾!!!!!!!!!!!
現在のエンカ殿がそれを使っていないということは 使わずとも自分をあしらえるという絶対の自信の表れ!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは…あの盾を使わせることだ!!!!!!!!!)
ググン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「今度は攻めて来るか!!!!!!!」

ギル「うおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル(エンカ殿のディスペラードには弱点がある!!! それは“紙のような薄さ”という特性そのもの!!!!!!
あの剣はその薄さ故に 剣と剣の打ち合いに弱いということ!!!!!!!
鍔ぜり合いすらまともに出来ないはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
力いっぱり剣を振り抜いて当てれば 吹き飛ばせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グオア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「…と 思うでござろう?」
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グニィー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「うぐぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぐはっ…逆に弾かれた…!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「ハハハ! 重い剣であればあるほど拙者のディスペラードは大きく“しなる”
それがバネのようになり 君を吹き飛ばしたのでござる
まぁもちろん このようなことは拙者のような腕力がなければ不可能だが」

ギル「う…ぐ…!」

ギル(やはり強い…! そうだ エンカ殿は自分のチームでも一番に強かった…!!!!!
経験も技も能力も…全て上だ…!!!!!!!!!!!!!!!
…正攻法ではダメだ…!!!!!!! …使うか……仕込み七星剣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
オ゙オ゙ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

921名無しさん@避難中:2014/11/21(金) 02:05:52 ID:m.dqzywkO
チャキ…
ギル「……………スー…!」

エンカ「…雰囲気が変わったかな?」

ギル「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ハァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《剣を大きく振り エンカの右側に攻撃を定めるギル》

エンカ「また大振りの攻撃!!!? 何度無駄な事を繰り返せば…」

カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「『ストライクバッカーソード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』」

ボウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギュイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《エンカの右側を狙っていた剣が猛スピードで切り替えし 左側を狙う!!!!!!!》

エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!?」



ガゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


エンカ「…!」
ギギギギギギギ…
《エンカはついに盾を取り出しギルの攻撃を止めた!!!!!!!!》

エンカ「…………今の剣の切り替えし……! 剣の仕掛けでござるな」

ギル「仕込み七星剣『エアソード』
柄から溜め込んだ空気を 剣の背から爆発的に放出し剣を加速させる……のが本来の使い方です」

エンカ「なるほどな その空気の爆発を利用して 超スピードの切り替えしを実現したわけか
やるな 拙者に盾を取らせるとは
…だが…これで終わりよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カートリッジ“タルモード”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチィーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《盾がまるでタルのようになりエンカを完全防御した!!!!》

922名無しさん@避難中:2014/11/21(金) 22:41:50 ID:m.dqzywkO
ギル「こ…これは…エンカ殿の完全防御形態…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「ハハハハ!!!!!!!! 多少動きにくくはなるが もはや拙者に付け入る隙はないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タルチャージ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《体当たり》

ドガァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
《壁に追い詰められるギル!!!!!!》

ギル「…なんという圧力…!!!!! …くっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!! ガッ!!!!!!!!
《タルの所々に空いている穴に剣を差し込もうとするギル………しかし》

ギル「くっ…この穴じゃ自分の剣は入らない…!!!!!!」

エンカ「当然でござる この穴はディスペラード専用!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ザシューーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!!!!」

《盾の中から伸びたディスペラードがギルの顔の横を通り壁に刺さる!!!!!!》

エンカ「本来ならここで決まってる所… ここで終わらせないのは情けないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タルバッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドギャアァァーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「がは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッザァァーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドガァァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《山積みにされた物資に吹っ飛ぶギル!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「…がは…………ぐっ…ハ…!!!」
ガラガラガラガラ…

エンカ「その程度か? もう終わりでござるか」

ギル「…! ぐッ…!! ぐぐ……!!!!!!」
ガラガラガラガラ…


スン…
ギル(………!? …この匂いは…)

923名無しさん@避難中:2014/11/22(土) 01:10:35 ID:9W1A40EcO
エンカ「ん?」

ギル「く…!」

エンカ「ふむ まだやれるか …いいぞ 来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「うおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッッたァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「…やけくそか? …がっかりでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《タル盾の外装にトゲのような突起が現れた》

エンカ「タルネード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そのまま回転しギルを迎え撃つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「せやぁーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ギャギギギギィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《交差するギルとタル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》



ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………



ギル「………ぐふっ!!!!!」
ドッ…
《膝をつくギル!!!!!!!!》

エンカ「…………終わりか」

ギル「………………」


エンカ「…………あっけな……! …!!
……………………!」
スン…




エンカ「……………なるほど
……………まいった 拙者の負けだ」

ゴオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

924名無しさん@避難中:2014/11/22(土) 01:49:24 ID:9W1A40EcO
エンカ「拙者の負けでござる
……まさか 交差の刹那…タルモードの…このわずかの『ディスペラード穴』から…」


ドンッ……!


エンカ「“糸”を通すとはな」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《タルの中に糸が張り巡らされていた!》

エンカ「しかもただの糸ではない
この匂い…油か」


ギル「…先程倒した荷物の中に油がありました
その油に…仕込み七星剣の仕込み糸を浸け
その糸をエンカ殿の盾の中に通したのです」

エンカ「このまま火でも付けられたら拙者はたちまち火だるまでござる
…降参だ これでは戦えない」

ギル「…!!! …こんなので勝ちとはとても言えませんけどもね
実際 ダメージを多く受けてるのは自分だ…」

エンカ「…ふん…何を言う
拙者はギル殿を倒しきれなかったが ギル殿のこれは…まさに必殺の決定打!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上のものなどなかろう
それに…回転するタルモードの…この小さな小さな隙間に糸を通すとは…
到底出来るものではない その集中力…技…あっぱれだ!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「………あ…ありがとうございます…!
し…しかし本当なんでこんな急に…」

エンカ「…なに ただ単純に
ギル殿とは一度腹を割って戦い合ってみたかっただけでござる」

ギル「は…腹を割るなら普通話し合うのでは…」

エンカ「男のコミュニケーションは殴り合いでござるよ
……」

エンカ「…そしていつか…もみーの嬢にもこういった気がするでござる
『男は一度殴り合えばそれで友達』…と
拙者とギル殿は今こうして拳(剣)を交えた
つまり拙者達はもう仲間でござる」

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! エ…エンカ殿…!!」

エンカ「ギル殿のリーダー像…見事でござった
君の頑ななる理想への協力を拙者にもさせてもらえぬかな?」

ギル「…!!!! …ありがとうございます…!!!!!!!!!
エンカ殿が居れば100人力であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「だったら拙者にもその堅苦しい呼び方はやめてくれぬでござるか?
一人だけ仲間外れは寂しいでござるからな」

ギル「……………はい!!!!!!!!
…よろしくお願いします…! エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「こちらこそでござるよ ギル」



―――― というわけで

ついにギルは仲間達との心を繋いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしギルの統括としての戦いは始まったばかりである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

―――

925名無しさん@避難中:2014/11/22(土) 02:11:55 ID:9W1A40EcO
そして

あのネアメ内の乱からあっという間に二ヶ月が経った ――――


ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「特外部隊『ルンローチーム』withギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただいま帰還しましたァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/880/141122_015435.jpg


ネアメ1「おー!!!! ギル!!!!!! おかえり!!!!!!!!!」

ネアメ2「今日も大活躍だったか!!!!!?」

ルンロー「もちろんさ!!!! ギルのおかげで魔法使いを助けられたぜ!!!!!!!」

ネアメ3「よっしゃ!!!!! さすが統括!!!!!!!!!!!!!!!!」

ネアメの人々『ギール!!!!!!!! ギール!!!!!!!! ギール!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「い…いや恥ずかしいんでやめてくださいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
て…ていうかわざわざみんなで出迎えにこなくたって…////」

ネアメ1「なに言ってんだ!!!!!!!!!!!!!!!! ずっと待ってたんだぞお前が帰るの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「そ…そんな!!!!! 待ってたなんて…////」

スッ
ネアメ1「トイレ掃除やってくんね?」

ギル「」

ネアメ5「あ!!!!!!!!! ズッリ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル統括は人体模写のヌードモデルになってもらおうと思ってたのに!!!!!!!!」

ネアメ6「いや!!!!!!! 割り箸をケツに挟む内職を手伝ってくれよ!!!!!!!」

ネアメ7「ぼくの宿題手伝ってぇー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ネアメ「いやおれが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ネアメ「おれが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わーわーギャーギャー

ギル「み…みなさん落ち着いて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全部手伝うから とりあえず順番で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あせあせ

926名無しさん@避難中:2014/11/22(土) 02:42:28 ID:9W1A40EcO
〜〜〜

ネアメ8「もの運ぶの手伝ってー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「は…は〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

ネアメ9「ちょっとこれ買ってきて」

ギル「り…了解でーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

ネアメ10「マッサージしてくれ〜〜〜〜」

ギル「わ…わっかりましたぁー!!!!!!!」

〜〜〜

ネアメ11「料理つくって!!!!」

ギル「へいおまち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
こと…

《湯がきはんぺん》

〜〜〜

絶倫乳首「私のためにポールダンスを少々」

ギル「はい」
ぬぎ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

絶倫乳首「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!」
ぬぎぬぎ

ギル「何故脱ぐ」


―――

ギル「は…はぁー…やっと休める…」


ネアメ12「おーい統括さん!!!!!!!! トイレを修理してくれないか!!!!!!?」


ギル「は……は〜〜〜〜〜〜〜〜い…! ぜ…ぜぇ…」

ヤンデル「ようギル…」

ギル「ヤンデルさん どうも!!!!!!」

ヤンデル「…協力を求められた特外の仕事がやっと終わったのに 帰って早々またたくさん頼み事されたのか」

ギル「あ…あぁ みなさん待ってたみたいっすね」

ヤンデル「まったく
なんだかここの皆 めんどくさいことは全部ギルに押し付けてないか?」

ギル「いやまぁそれは自分が掲げた事でもあるし」

ヤンデル「これじゃただのパシリだ」

ギル「いいんですよ 今はこれで
さぁて トイレを治しに行きますか…」
ふらふら


ビラコ「あー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お疲れマンハッケン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…あ! ビラコさん!!!!!!」

ビラコ「やっほー! ですよぉ!!!!!!!!」

ギル「なんだか久しぶりですね!!!!
自分が色々な仕事でネアメ中を駆け回ってる間はあまり会えませんでしたけど!!!」

ビラコ「私も色々勉強したり他の特外部隊に参加したりしてたですよ!!!!!!!
色んな人達と色んな任務熟して一皮も二皮も剥けたですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「なんと! そんなアクティブに!!!!!?
そういえばなんだか雰囲気変わりましたね!!!!」

ビラコ「そぉ?」

きゅぴぃぃぃぃぃぃぃぃ…!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/881/141122_015628.jpg

927名無しさん@避難中:2014/11/22(土) 03:46:54 ID:TAWUK1Ls0
おみ足むちむち

928名無しさん@避難中:2014/11/23(日) 01:47:16 ID:nh/k1xtkO
ビラコ「それはそーとギル君! 疲れてるなら休まなきゃメッッですよ!!!!!!!!
統括になってみんなと約束守らなきゃいけないからって無理はダメです!!!!!!!!!!!!」

ギル「え…えぇ しかし一度約束してますから せめてトイレの修理くらいはしないと」

ヤンデル「だったら俺が代わりにするよ… ギルは休め…」

ギル「ほ…ホントですか?」

ヤンデル「あぁ…俺は比較的暇だったから…大丈夫だ…」

ギル「じゃあ……そうさしてもらいますか
さすがに……疲れました」

ビラコ「大分体力ついたっぽいですけどねぇ」

ギル「えぇ なんせ色んな仕事を引き受けていますからねぇ」


――― ネアメの3統括…『実行リーダー』であるギルは 人から頼まれるあらゆる仕事を引き受けるのが主な役割である…
それは例えば部屋掃除などの雑用から 時には任務の戦力として他の特外部隊から呼ばれることもあるのだ
ギルはどんな頼みも断らず引き受け 見事に完遂していた
しかしギル一人では手が回らないときもあるため
その時は“ギルチーム”のメンバーだった……ヤンデルやビラコ ツバメオーや塩化ビニールが代わりを努める

ネアメ中から引く手数多の現在 “ギルチーム”はバラバラで この二ヶ月共に仕事をすることはほとんどなかった
だが たくさんの仕事 あらゆる種類の任務を熟したギルチームの面々は
着実に力を付けていた ……


ヤンデル「じゃあ行ってくる…」


スパルティー「待ちたまえ」
ザッ

ギル「…あ! スパルティーさん? どうしたんですか?」

スパルティー「ふっ 聞いたぞギル君
大きな仕事を済ませて帰ってきたというのにさっそく山のような頼み事をされたらしいじゃないか
随分と人気になったものじゃないか」

ヤンデル「…人気というか…いいように使われてる気もするけど……
なんかみんな…ギルを都合のいい小間使いとでも思ってるんじゃないか?」

スパルティー「そうかもしれんな だがその分ギル君の誠実さに感心している者達も多い
それに ギル君に仕事を頼む全員がただ楽したいから押し付けているわけではないし」

ギル「というと?」

スパルティー「人々の中には 君に仕事を押し付けて そこで浮いた時間を私の所の“戦闘訓練”に時間を割いてる者もいる
数えてみるとかなりの人数そのような者達がいるぞ
今私が教えてる者達は…以前の数倍以上…もちろん全員自発的にな
なにもかも君のおかげだよ」

ヤンデル「…そうだったのか…」

ギル「スパルティー殿こそ… そちらの訓練のおかげでネアメの戦力は着実に上がってますよ」

スパルティー「ふはは…以前の私のようなやり方じゃこうはいかないというのがハッキリして
なんだか悔しいがね …だがこういうのも悪くはない」
ニ…

ビラコ「スパルティーさん…私… ずっと怖くて意地悪で変態でサディストで頭の硬い5世代くらいまえの古くて偏屈な時代遅れ爺だと思ってたですけど
そんなことないんですね 誤解してたです ごめんなさいですよ」

スパルティー「ふはははははははははははははははははは……
“〜偏屈な時代遅れ”まではだいたい合ってる」

929名無しさん@避難中:2014/11/23(日) 02:01:21 ID:nh/k1xtkO
ヤンデル「…えーとそれで…俺はトイレ修理に行かなきゃなんだけど…」

スパルティー「あぁ待て待て
実は私が来たのは 君達を呼ぶためだ」

ギル「自分………達を?」

スパルティー「あぁ
ディミリア君が呼んでいるぞ
君達“ギルチーム”をだ」

ギル「ディ…ディミリアさんが!!!!!!? …なんのようでしょうか…」

スパルティー「それは分からぬな
とりあえずディミリア君の部屋へ行く事だ
ツバメオー君と塩化ビニール君には既に伝えてある」

ギル「えーと…しかし」

スパルティー「安心しろ トイレ修理は私の部下にやらせる」

傭兵1「モルスァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
びく〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そういうことなら安心ですね
じゃあ行きますか」

ビラコ「やった〜〜〜! みんな集まるの久々ですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― ディミリアの部屋前

ツバメオー「あ 来た来た
遅いヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「あぁすんません! 今しがた聞いたもので」

ツバメオー「もー!!!! すんませんじゃねーしぃ!!!!!!!! 待たせすぎだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
おかげでエンカのおっさんと二人きりで気まずいよ!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなおっさんと話すことなんかないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今の今まで膝のお皿の裏にウニが居たらどうしよう なんていう不毛な話をしていたところだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
盛り上がったではござらぬか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
膝の皿の下にウニがあったら養殖する……それで決まったでござろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「いや!!!!!!!! それを利用して殺人膝蹴りの名手になるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「不毛な話を再開しないでください!!!!!!!!!!!!!!!!
全員揃ったのなら行きますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリアさんも待ってますし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

ガチャ!
ギル「すみませんお待たせしました」

ディミリア「いいえ 待ってませんよ
それより」


ディミリア「ウニじゃなくてクリじゃダメなんです?」

ギル「乱入した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

930名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 00:52:35 ID:6UhlSBI2O
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/882/141124_004319.jpg

931名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 00:53:04 ID:6UhlSBI2O
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/883/141124_004426.jpg

932名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 00:55:25 ID:6UhlSBI2O
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/884/141124_004417.jpg

933名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 01:40:16 ID:6UhlSBI2O
ディミリア「だって栗の方が栗ご飯が出来ておいしいでしょう?」

エンカ「ウニだってウニご飯はご馳走でござろう」

ディミリア「ウニはプリンに醤油で間に合ってますし……」

ツバメオー「ビンボーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
栗ご飯もウニご飯も 殺人膝蹴りがあれば簡単に手に入るし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「だから栗でも殺人膝蹴り出来るじゃありませんか」

ギル「いやもういいですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホントに不毛だなこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「あぁ…ごめんなさい
私のクリラー(栗る者)の血が騒ぎました…」

ツバメオー「なんだヨそれ…」

ディミリア「最近の調子はどうです?」

ツバメオー「どうもこうもないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなマジどうでもいいこと頼みすぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この前なんて「階段にゴキブリが居るから通れない」とか言われて夜中に呼び出されてゴキブリ拾ってやったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクらパシリだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
他にも氷魔法でクーラー代わりになってとかかき氷が食いたいとか…ふざけすぎー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「まぁまぁ…」

ツバメオー「それもこれもお前がメンドくさいこと皆の前で言うからだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
責任とれバカギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「わ…わぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! すんません!!!!!!!! すんません!!!!!!!!!!!!!!!!
て…ていうか 今は3人が自発的に手伝ってくれてますけど 別にアレなら断ってもらってもいいんですよ
ツバメさんも嫌なら断っても…」

ツバメオー「なッッ…!!!!!!
そ…そうしたいのは山々だけどなぁ…!!!!!
ボ…ボクがいなくなったら戦力も半減だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いとのパイプ役にだってなるし…!!!!!!!!!」

ヤンデル「そんな慌てて訂正するなら始めから突っ掛かるなよ……素直じゃないな…」

ツバメオー「ち…ちち…チガウし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「くすす ツバちゃんかわいいですー」

934名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 01:59:39 ID:nbVEqqoc0
    ノト、
   , @ l@  クリラー
   ノ トェェイ 、
 Yム (川リ) >
  し'Цー‐Ц

935うむ:2014/11/24(月) 02:13:02 ID:6UhlSBI2O
エンカ「まー確かに面倒な仕事は増えたが やりごたえはあるでござるぞ
他の特外チームと組めば大体拙者達が先頭に立つ状況になるでござるからな
今までの倍働いて倍鍛えられて………なかなかのハードトレーニングに匹敵する運動量だ」

ツバメオー「確かに
まさか他の特外チームがあんな弱いとはね」

ビラコ「私達のチームは凄かったんですね」

エンカ「そう
ただ一つ不満があるとすれば そういう状況で鍛えられた皆の力を見れない事くらいか……」

ビラコ「私もそれ寂しいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
またこのメンバーでお仕事したいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お仕事の後のパーティーまたしたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「そうっすね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! またみんなでポールダンスしたいですね」

ツバメオー「したくねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そうですか? 前はツバメさんもノリノリだったじゃないすか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「の…ノリノリじゃないし!!!!!!!! してないし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「してましたよぉー あの選挙のあとの…
ヤンデル君とツバちゃんも…」

ツバメオー「!!!!」

ヤンデル「やっぱりしてたんだ…………」

ギル「えぇえぇしてましたとも
二人ともパンツ一丁で靴下は履いた王道スタイルで棒の上を待ってましたね
しかしツバメさん 今時あんなハート柄のパン…」

ツバメオー「凍り死ねオラァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッキャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ほぶうら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ワーワーギャーギャー


ディミリア「ふふふ 仲が良いですね 嬉しいです
そんな皆さんに朗報です
今回お呼びしたのはみなさん…“ギルチーム”に任務を依頼するためです」

ギル「に…任務ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! このチームで!!!!!!!!?」

ビラコ「わー!!!!!!!! やったぁー!!!! パーティー!!!!! パンティー!!!!!! ポールダンス〜〜〜〜!!!!!!!」

ツバメオー「やらねーし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「…ふむ
…我々が集まる任務が無いのが不満…とは言ったが
今の我々が集められたとすれば かなり重要で大きな任務でござろうか?」

ディミリア「はい
あなた方にしかできません」

ギル「な…なんとそこまで…
………その任務とは…?」

ディミリア「…実は…………」



ギンッ…
ディミリア「妖怪が出ました」

みんな『妖怪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

936名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 02:28:55 ID:6UhlSBI2O
ギル「よ…よよよ…妖怪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「そ…それって気持ちのいいこと!!!!!!?」

ツバメオー「それは爽快!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「先に立たないものか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「それは後悔だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「パイオツカイデーのチャンネーとザギンでシースー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「それは業界人だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「よ…妖怪ってつまり…お化けって…ことでありますか…?」

ディミリア「えぇまぁ…
ある地方に向かおうとした渡り鳥からの報告がありまして…
『怖くてこれ以上先に進めない』と……
それで皆さんに対処してもらおうかと」

ギル「対処って…」

ツバメオー「な…なんだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! バカじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それこそ全然関係ない仕事でしょ!!!!!!!! 寺生まれか神社の人にでも頼めヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「本来ならそうなんですけど…
その…“妖怪”というのが少々問題でして…」

ギル「……どういうことです?」

ディミリア「…ギルさんならピンとくるかもしれませんね」

ギル「は…?」

ディミリア「いいですか よく聞いてください
その妖怪とは
渡り鳥の人を震え上がらせたその妖怪とは
『ゲーム脳地方』に現れた――――――」
ゴオオオオオォォォ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!




ディミリア「“踊る骸骨”…………です…」

ツバメオー「お…踊る骸骨? なに…それ…」

ビラコ「なんか楽しそうです」

ヤンデル「はは…そんなの居るわけ…………なぁギル…」

ギル「………………」
ワナワナワナ

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

エンカ「…ギル?」


ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ギル「そ……それって…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………






つづく…

937名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 03:05:49 ID:6UhlSBI2O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org106100.jpg

938名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 03:18:57 ID:nbVEqqoc0
おお

939名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 03:28:59 ID:6UhlSBI2O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org106113.jpg

940名無しさん@避難中:2014/11/24(月) 14:47:42 ID:6UhlSBI2O
キリがいいのでここで

規制が解除されたようなので 次から本板のスレに戻ります
このスレはまたなんかあった時のための避難用に 埋めずに残しておきます

941名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 00:53:00 ID:7F5Z5866O
なんとか短編『雨の日』

ザアアー…《今日は朝から雨》

大魔女「…」

フーリャン 窓の外を詰まらなそうに見詰めている
賢い大魔女は雨の日には行動しないのだ
何故なら濡れるからだ 濡れると寒いからだ

大魔女「……」

チク タク チク タク

大魔女「……」

大魔女「………」
ギシッ… ぺらぺら

椅子に座り本を読むフーリャン
読書は雨の日に向いている 雨音が心地好いBGMだ……普段なら
今日の雨は土砂降りだ 雨音も激しい
本を読んでても気になるほどだ だけどすることがないので我慢するしかない
ちなみにフーリャンが読んでいる本は『こっこクラブ』である

〜〜〜

チク タク チク タク…… ぼ〜ん…ぼ〜ん…

大魔女「………」ふぅー…
パタン… スッ

大きな雨音が気になりフと時計を見るとお昼だった ご飯を作るために席を立つ
最近は自炊を覚えた

大魔女「……」
トントントン じゅー…

手慣れた手つきで何かを作るフーリャン
一体何をつくるのだろう?

大魔女「………」
コト…

ぬ〜〜〜ん…《黒い何らかの物体》

大魔女「………」
ぱく…

大魔女「!!」
ブーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まずかった

―――

大魔女「…」
ふー… ギシッ

食事を終え また椅子にこしかける 何もすることがないので目をつむるが眠れなかった

大魔女「……………」
はぁー…

スッ… ガチャガチャ…

何かを用意し始めた 普段は点けないテレビを点ける
チャンネルは『ちんちんこチャンネル』というペイチャンネルだった
フーリャンはエロ番組に目もくれずチャンネルを変えた 映ったのは真っ黒な画面

大魔女「…」カチッ… ブン…

用意しテレビに繋げた機械のスイッチを押すとゲームが起動した
実はフーリャンはゲーマーである アクションと格ゲーを得意としており 待ち技の使い手なのだ

大魔女「…」カチッ カチチッ ポチポチッ ポチッ

オラッ モガファイアッ ヌルポッ セイヤッ ウーアウーアウーア

大魔女「…………」
カチカチカチッ

ザ〜〜〜〜……

―――

大魔女「……」ふぅー…
カチッ…

ゲームも終わった フーリャンに再び虚無の時間が訪れる

大魔女「………」

フーリャンは何かを考えている 孤独はいらぬ感情を増幅させる
今フーリャンが何を考えているか 窺い知る事は出来ないが
窓の外で降り続ける雨を視覚でなぞっているだけのフーリャンのその顔はどことなく寂しげだった
雨音は激しくなるばかり

大魔女「!」

と フーリャンは窓の外で何かをみた

大魔女「…」ガタ…

立ち上がるフーリャン おもむろに玄関の前に立った
そして…

ガチャッ
ねこ「こんにち…」

大魔女「誰だテメ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィー!!!!!!!!

ねこ「ほんブバリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッズァー!!!!!!!!

大魔女「なんだねこか」

ねこ「いきなり何するのー!!」

大魔女「いきなり来るからよ!!!!!!!! 何しに来たのよこの糞毛野郎!!!!!!!!!!!!!!!! 雨の日だから余計悲惨なことになってるわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「あ…あにゃにゃ…! ひ…暇だったから…」

大魔女「ふん!! 暇人ねぇ! まぁいいわ 来たからにはやることやっていきなさいよ!!!!!!!!!!!!!? まず飯!!!!!!! 腹減ってんのよ私は!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「えー!!!? もう3時だよぅ!!!?」

大魔女「うっせ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いいから作れバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃー!!!!!!!!

ねこ「わ…分かったよぅ…!」

大魔女「飯食ったらゲームよ!!!!!!!!!!!!!!!! この前あんたに勝ち逃げされた怨みを晴らしてやんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「の…望むところだよぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわい

楽しそうな声が雨音を掻き消した
それともそろそろ止むのだろうか

おわり

942名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 03:39:14 ID:7F5Z5866O
なんとか短編『いきさつ』

それはフーリャンとなサナバーの仲直り会が終わった後(なんとかファイト文参照)の話…

ホー ホー


チロリーン「なんだかんだあって大変だったね じゃあまぁみんなお疲れ」

ジュリー「お疲れー」

サナバー「お…お疲れ…」
とぼとぼ

亀「まぁ元気ん出せよサニー! また仲直り出来るって!」

サナバー「あ…あぁそうじゃな……では…じゃあの」
とぼとぼ

亀「…ったくよー …………ん?」


うさぎ「…」
しーん

亀「よっ! お疲れさん 今日はデュエットありがとよ」

うさぎ「ぴょ」

亀「………」

うさぎ「……」

亀(最近は多少話すようにはなったが…
やっぱこいつ僕に心開いてねぇな… 気まずいぜ…………)

亀(フーリャンのやつはいつか僕をこのチームから追い出してやろうって機を伺ってんだよな
その時のために それを止めてくれる後ろ盾が必要だ
サニーとチロリーンは僕に味方してくれるだろうが まだ少ねぇ
僕の居場所のために…こいつにもなんとかして取り入ってもらわねぇとな…)

亀「お前今夜暇?」

うさぎ「?」

亀「一緒にカラオケいかね?」

うさぎ「いく」

亀「へへ…じゃあ行こうぜ!!!!!」

亀「くくく!! 計画通り! こいつはチョロそうだし カラオケで機嫌取って取って取りまくってやるぜ!!!!」

―――

【カラオケ『スーパー下心』】


うさぎ「ぴょ!」


そればっかり三味線
作詞作曲:ヤスオ

お前そればっかりだな
お前マジで…そのズボンばっかり履いてんな
お前いつもお母さんに送り迎えしてもらってんの?
お前いつも人前で薬飲むな
お前いっつもアニメの話しかしねーよな
お前いつも立ち小便トイレを屈んでするよな
お前いつもゾウリの裏みたいな匂いするよな
お前っていつも俺の側にいるよな
愛してる?
お前そればっかりだな


パフパフパフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「ひゅーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 名曲きた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナイスナイスぅ!!!!!!!! んじゃらば次は僕だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


腹減った
作詞作曲:夜中3時39分の腹の虫

腹減ったからなんか食わして…
肉食いたい…肉… ステーキ肉がいい…
柔らかくてジューシーで…マジで…おいしいやつ…
おいしくて…安いやつ… うん…安いやつじゃなきゃ無理…
肉がダメなら…寿司でいいんだよ… 寿司…寿司くいたい…
ウニ…かな… うん…ウニだよ… ウニが食いたいよ… いくらでも… サーモンでも… 炙りサーモンでも!!!!!!!!!!!!!!!!
んあああああああああああああああああああああああ炙りぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウゥゥニィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンに醤油かけたらウニの味になるって本当ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

――― 試食中 ―――

大してウニの味しないじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寿司… 寿司食いたい…
安いやつでいいから… 安いやつじゃなきゃ無理…
まわるやつでいい… 頼む… 寿司くわせて…

943名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 13:35:29 ID:7F5Z5866O
亀「ヒョオォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕の美声によるかの名曲にして音楽大賞を総なめにしたこの曲はどうだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!

うさぎ「…」
すーん

ズコー!!!!!!!!
亀「反応薄いな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えぇいもういい!!!!!!!! とりあえず歌え歌え!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― 1時間経過

ぼえ〜〜〜〜

――― 2時間経過

ま゙〜〜〜

――― 3時間経過

もえ゙ぇ〜〜〜〜ん

―――…

ガクゥ…
亀「ぜ…ぜぇ…ぜぇ…! う…歌いすぎた…! さ…さすがに…!!!!
く…くッそ…うさぎはまだ元気に歌っていやがる…!
くっそ…! 歌うにも体力つけなきゃな……
…」


うさぎ「ぱよえ〜〜〜〜ん♪」


亀(こいつも大概歌好きだな…
なんだか僕の勝手な思惑で連れて来たのが申し訳なく感じるぜ…
…今回はこのまま別れて帰っ……ん…!?)


うさぎ「ぴょ〜〜〜〜〜ん♪♪…」
つー… ぽろぽろ…

亀「!!!!!!? なんで泣いてるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

うさぎ「ぴょ〜〜〜〜………ぴょっ…?! …ぴょ……ひっく…ひっく…」

亀「どうしたよ…おい? よくわかんねぇけどまず座れ
そいで話してみ? なんで泣いてるんだ?
そだ なんか食おうぜ?! 奢るからなんでも頼んでみ」

うさぎ「……フライドポテト…」

亀「フライドポテト…な」

うさぎ「…フランクフルト…フライドチキン…フランスパン……フラペチーノ……富良野だんご……それから…」

亀「結構食うな……………ってなんだそのフラ縛り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

944名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 14:11:17 ID:7F5Z5866O
もぐもぐ
うさぎ「…おいし」

亀「…で? なんで泣いてた?」

うさぎ「かなしくなったぴょん…」

亀「なんでだよ」

うさぎ「チィ…みんなと一緒にいていいのかピョンって思ったぴょいい」

亀「な なんでだ? お前は僕なんかよりかなりの古株だろうが
僕なんかより強いし…役に立つだろ」

うさぎ「でもね…チィ…いつもあそこに居ても みんなが何してるかよく分からないピョン…
チィアホだから…みんながしてる話がいつも分からないピョ…」

亀(そういやこいつシリアスシーンだとしゃべらねぇもんな)

うさぎ「みんな難しい事話してても チイには
『きつねさんが果物屋さんにりんごを買いに行ってみんなでダンスを踊る』的な話にしか聞こえないピョン…」

亀「そんなメルヘンな話したこと一度もないぜ………」

うさぎ「みんな真面目に戦ってる席での チイばかり不真面目の段 大変申し訳ないぴょ…
とてもいたたまれなく 自責の念にさいなまれてるピョン…
本当に弁解の余地もないほどにチイの愚かさに我ながら閉口ピョイィ…」

亀「なんで謝罪の言葉だけそんなに語彙あるんだぜ…」

亀「ねこには相談してねぇのか」

うさぎ「ピョ……ネコチャンには迷惑ばかりかけてるからいえないピョン」

亀「そうか…」

うさぎ「あそこにはチイみたいなアホは邪魔だピョン… みんなのメイワクになる前にいなくなった方が…」

亀「んなわけねぇだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!

うさぎ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

亀「なに勝手に一人で納得して一人で決めようとしてやがる!!!!!!!!
残念だがなうさぎ 誰もお前がいらないとは思ってないぜ!!!!!!!!
少なくとも僕よりは!!!! お前はあのチームに必要だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「でも…」

亀「お前これまでに何度みんなを助けてきた!!!!? 重要なのはまずそこだろ…!!!!!!!!
その剛脚が何度敵を倒してきたんだ!!!!!!!! お前の攻撃力はあのメンバーNo.1なんだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
戦いでお前以上に頼もしいやつはいやしねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「でもチィアホぴょ…?」

亀「だからなんだよ! むしろプラスだろそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとくらい天然のアホキャラが居た方がチームのいい清涼剤だ!!!!!!
お前は強い上に…そんな重要な役割まで持てるんだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すげぇぜ…!!!!!」

うさぎ「そうピョ…?」

亀「そうだそうだ!!!!!! アホがかわいいっていう風潮が最近の流行りなんだぜ!!!!!!!!!
僕もそんくらいのがかわいいと思うぜ!!!!!!?」

うさぎ「ぴょ…かわいい…ぴょ?」

亀「あ あぁそうだ!!! かわいいぜ!!!!!!!!!!!!
と…とにかく歌おうぜ!!!!!! デュエットデュエット!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「……うんピョ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


うさぎ(この人いい人ぴょん)


うさぎ「エンぴょん!!!!!!! 大好きピョイィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「エ……エンぴょんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カーッ…


こうして2人の仲は深まったのであった…
スイーツ(怒)

945名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 15:35:10 ID:xpr8uphQ0
(怒)www

946名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 21:32:03 ID:7F5Z5866O
なんとか短編『シェアワ(物理)』

にじ「ライジー!!!!!!!! なまこ拾ったよ! 生で食べて!!!!!!!!!」 むぎゅむ!!!!!!!!!!!!!!!!

ライジー「も゙も゙も゙も゙も゙も゙も゙も゙も゙も゙も゙も゙も゙ォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ぬぇちゃああああ…

〜〜〜

いかづち「う…ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 口の中がぬちゃぬちゃすゆうううううああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

シンキ「ライジーサン! ボクの手品の試作にご協力下さいヨー!!!!!!!!」

ライジー「え…ヤだけど…」

シンキ「ネタは簡単 この剣を口の中に入れるだけデスヨー!!!!!!!! 大丈夫!!! 食道から胃を真っ直ぐすればいいだけデスカラネー!!!!!!!!!!!!!!!!」 ギギギギ

ライジー「やめろやめろやめろ切れる切れる切れるうぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

いかづち「は…はうぐぁァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 体の中に斬れるような痛みギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ごろごろごろごろぉぉ〜〜〜〜!!!!!!!!

〜〜〜

カンシャ「私は感謝しない〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 感謝なんかしない〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ドカドカドカ!!!!!!!!!!!!!!!!

一般人「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ライジー「そろそろやめろよカンシャ!」 ガッ!!!!!!!!

カンシャ「邪魔すんなや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 メゴッパァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ライジー「めごブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

メキメキメキ…
いかづち「ぐッはァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

てんきゅう「どうしました?」

〜〜〜

ツキ「モットハヤクアルクデス!」

ライジー「…ったく なんでオレが子守でこいつを肩車しなきゃいけないんだ…」

ライジー(まぁこいつは幸運を操作するからな こいつの相手をしてたらオレもいいメに会えるかも…
くっくっく 最近は散々なメにしかあってないからな…ありがたく利用させてもらうぜ…!) ブチャ

ライジー「ん?」

ツキ「キッタネ! ウンコフンダデス!」

ライジー「づわアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんでええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

づわづわづわづわづわ…
ライジー「……ってツキお前オレの運を吸ってんじゃね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ズーン…

〜〜〜

いかづち「う……うぅ……うんこ踏んだ上に転んで頭を石で打って持ってたお金が全部溝に落ちちゃったよ…」
ぽろぽろ…

にっしょく「ひとりでなにしてるのですか」

いかづち「こっちが聞きてぇよ…(泣)」

おわり

947名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 21:35:12 ID:xpr8uphQ0
リンクしてんのかwww

948名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 22:18:08 ID:7F5Z5866O
なんとか短編『シェア(物理)②』

たいふう「くすくすくすくすくすくす…今年の夏に向けての台風の練習に付き合って」
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いかづち「う…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオォー!!!!!!!!!!!!!!!!

〜〜〜

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「な…なんじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

ダイヤ「誰の胸がイッツ乳ねー(it's New Day)ですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つららアタック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビギャアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いかづち「言ってなブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

ヒョーゲン「誰の胸がパイナイぷるぷる絶対無し(パイナップルFULLで種無し)ですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エターナルブリザード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキパキパキパキパキパキパキパキ…

ライジー「言ってな………冷たッッ!!!!!!!! 冷た冷た冷た冷たッ!!!!!!!! 体凍るッ!!!!!!!!!!!!!!!!
そして体痛い!!!!!!!! なんか凄く殴られてる感じがする痛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベキベキベキ…

〜〜〜

いかづち「こんにゃろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキッ!!!!!!!!!!!!!!!!

かまいたち「ぐっ…!!!! やるな…!」

〜〜〜

おかま「いやん!!!!!!!!!!!!!!!!」

ライジー「!?」

てれび「どうしたのです」

おかま「わ…分かんないわ…急に殴られて…ぐすっ!」

にじ「え!!!!!!!? ライジーに!!!!!!!!!!?」

ライジー「なんもしてねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

てれび「なんてひれつな!!!!! ゆるせないのです!!!!!! ぜんしんこちょこちょの刑なのです!!!!!!!!!!!!!!!!」

ライジー「ちょっ…いや…やめ……ひゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

〜〜〜

いかづち「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ごろごろごろごろ

にっしょく「どうしたのです」

かまいたち「いや…分からん… 急に悶絶しだした」

にっしょく「きみがわるいのです とりあえずやいておくのです」
ヂリヂリヂリ…

いかづち「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂリヂリヂリヂリヂリヂリ

〜〜〜

ライジー「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははッッアツッ!!!!!!!! 熱ッッ…あッ…ギャハハハはははははははははハハハハハハハハハハハハハハハァッツゥーあひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あッッつ…あひゃあ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ギャハハハハハハハハあづいよあひゃギャハハハハハハハハひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

てれび「なにこれこわい」


おわり

949名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 22:43:01 ID:xpr8uphQ0
安定のいかづちイジリ

950名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 23:38:51 ID:7F5Z5866O
なんとか短編『うつつの夢』


ホー… ホー…

うさぎ「ローぴょん お休みピョイィ」

ローシン「うむ」

ローシン(今日もいい日だった 男畜生と非常骨を存分にかじったぞ
明日もかじろう グー…)
ゼットゼットゼットゼット…


〜〜〜

―――……ちゃん
――…ちゃ〜〜〜ん

ローシン「…?」
パチ…

ローシン「む………ここは?」

わいわいわいわい

ローシン「…人混み?! いつの間にこんな騒がしい所に…
いや待て… これは…夢か? 随分と現実感のある夢…
そして人間的な夢じゃ…
いつも見る夢は 山のような肉にかぶりつく野生的な夢ばかりだというのに」

ざわざわざわざわ

ローシン「えぇい! 人が多いな
こんな夢じゃ快眠出来ん! 一回起きるか…」

??「……ん ………〜〜〜〜ん
〜〜…ちゃんったら〜〜〜〜」


ローシン「?」

ガシッ!!!!!!
??「見つけた〜〜〜」

ローシン「だ…誰じゃ!!!!!!?」

??「何言ってるの? ××ちゃん?」

ローシン(…? よく聞き取れん…名前か?
この女は……この夢の中での儂の……母親…? いや…)

??「はやくはやく! せっかく動物園に来たんだから!
いっぱい見て回るんだよ!」

ローシン「ど…動物園…?」

ローシン(狼の神たる儂が動物園に行く夢とはな…
しかし不気味な夢じゃ
夢とは何かしら本人に関係あるものを見るはずじゃが…
…インギュギュ(夢の神)が死んでからその法則も乱れたのか?)

??「はやくはやく! ほら…手繋いで」

ローシン「し……知らない人と手を繋いじゃいけないって…」

スッ…ギュッ

??「はーい 行きましょ♪」

ローシン「!!?
(な…なんじゃ? 勝手な手を…
…明晰夢じゃなかったのか…これ?)」


―――

??「見てみて! カバさん!!!!!」

ローシン「あぁそうじゃな」

??「あそこにはジャガー……ヤックルもいるよ!!!!!!!!!!!!!!!!
あそこには幻獣ケツァコァトルまでいる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ローシン「なんでもいるな…;」

―――

ペトロ「いひひひwwwwwwwwwwwwwww」

ローシン「ペトロまでいるのか」

??「わー!! すごい! ナマで見たの初めて! かわいいね××ちゃん!」

ローシン「あぁ ペトロはいい動物じゃ」

ペトロ「おひひひっひwwwwwじゅるぉwwwwwwwwwwwwwww」
ニュニュニュ

ローシン「あ 友情棒じゃ」

??「これ知ってる! これにね 唾を垂らすと喜ぶんだよ!
ぺっぺっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペペーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ペトロ「おッ…おッおッ…オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びく〜〜〜〜ん!!!!!!!!

ローシン「…」

951名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 23:39:08 ID:7F5Z5866O
―――

??「見て! あそこ…犬!」

ローシン「犬…」


バン!!!!!!!!
狼「ぐるるる…」


ローシン「犬じゃない!!!!!!!! 狼じゃアレは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

??「かわいいワンワン♪ お手!!!!!」

狼「わふ」
ぴっ

ローシン「するんかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 犬じゃないだろ貴様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

??「ちんちん!!!!!!!!!!!!!!!!」

狼「わふ〜〜〜<3」
ごろごろ〜〜〜 ち〜〜〜〜〜〜〜〜ん

ローシン「やめろ貴様あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 狼の誇りはどうしたああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!

―――

??「いっぱい回った〜〜 楽しかったね」

ローシン「あ…あぁ」

ローシン(狼の神たる儂が動物園巡りなど滑稽だが…なんとも不思議にも…なんだか…とても気持ちが安らぐ
この繋いだ手から…優しい気持ちが溢れて来る この女の…この体の乙女への思いが流れ込んで…)

??「あー! キリンさんだぁ!」


のび〜〜〜〜ん


??「キリンの首長い〜〜〜!」

ローシン「最近の麒麟ってこうなってるのか…知らんかった」

??「長いと言えば……アレも見なきゃ! こっちこっち!」
ぐいぐい

ローシン「む!!!!!!!!?」

―――

象「パオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

??「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 象〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!

ローシン「興奮しすぎじゃ! そんなに象がいいか!!!!!!!!!!?」

??「当たり前ですよ
だってほら… 象さんって “アレ”みたいでしょ?
“鼻の長い”象さんは動物の中で一番ですよ 大正義象さんですよ」

ローシン「アレ? …下ネタか?」

??「……あ もう夕方だ〜 ……帰らなきゃ
ねぇ××ちゃん 楽しかったね! また…一緒に来ようね…一緒に象さん見ようね」

ローシン(いや…そんなことよりこの夢がなんなのか分からなすぎて楽しむどころじゃ…)

ローシン「うん!!! とっても楽しかった!!!!!!!! また連れてって!!!!!!!! お姉ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ローシン(!!!!!!!!? 勝手に言葉が……!!!!!!!!?
これはまさか……… …! 待て…姉!!!!!? まさかこの乙女は―――――…
ちょっと待ってくれ――お前は――――…)


〜〜〜

ガバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ローシン「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……………」

ローシン「………夢… 今のは…儂の………………いや
今のは…この体の乙女の…記憶………?
この体の乙女の…昔の…楽しかった頃の…」

オオオオオオオオオオ…

ローシン「……………! …………乙女……体の…乙女よ…
…いつか…絶対に……この体を…戻してやるからな……絶対に…!
そうしたらまた…お前の姉と―――…」

おわり

952名無しさん@避難中:2015/03/04(水) 23:41:27 ID:7F5Z5866O
× 勝手な手を
○ 勝手に手が

953名無しさん@避難中:2015/03/06(金) 01:44:45 ID:XSGsGanUO
なんとか短編『チェンジリング』


―――

男「くっ……や…やめろ…やめてくれ」

紳士「ふははは! やめるわけにはいかんね!!
君は私のシマに現れた侵入者…
『飛んで火に入る夏の虫』…ならぬ! 『這って湯に入るボイルガニ』…といったところ!!!!!!!!!!!!!!!!
もう逃げられん! 大人しく茹で上がるがよい!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男「なんで私が蟹扱い……う!!? ぐ!!!!! あ…足元でわさわさするなぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わっさわっさわっさわっさ…
《男は蟹の大群の中に居た!!》

わっさわっさわっさわっさわっさ

ぞぞぞ〜〜〜〜!!!!!!!!
男「ひ…ひぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あッ痛ッ!! 痛ッこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ちくちく

紳士「ふははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうだこの私が用意した実にファニーなこのトラップは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
痛いだろー!!!!!!!! 気持ち悪いだろー!!!!!!!!!!!!!!!!
これぞ敵の心身を同時に痛め付けるサディスティックな禁忌…『蟹三昧入江』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふははは…このトラップを味わって生き残った者は……………10人くらいしかいないぞー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男「け…結構居るじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

紳士「黙らっしゃい!!!!!!!!!!!!!!!! 分母が大きいのだよ 分母が!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「な…ならば俺が…11人目になってやる!!!!!!!! 踏み通る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

紳士「ほう? 恐怖を乗り越え突き進むのかね! 蛮勇だなそれは!!!!
気をつけろ! その地帯は既に!!!!!!!!!」

ぐしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! わっさぁ…
男「ひ…ひいいぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! き…気持ち悪ぅい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

紳士「ふはははははははははははは!!!!!!!! どうだー!! 気持ち悪いだろー!!!!!!!!
そこは既に“毛蟹地帯”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
踏んだらわさわさするぞー!!!!!!!! 気持ち悪いぞー!!!!!!!!!!!!!!!!」

わっさわっさわっさわっさ…
男「ほ…ほひぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞぞぞー!!!!!!!!

紳士「いかなる勇気も圧倒的に上回る不快指数!!!!!!!!!!!!!!!!
これが蟹三昧入江の恐怖なのだああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

954名無しさん@避難中:2015/03/06(金) 02:10:58 ID:XSGsGanUO
男「う…うぅおおおおおおおおお……!!!!!!!!」
ググググ…!

紳士「なに! まだ動けるのか!!!!」

男「こんなところで心が折れては…! 私は冒険家などやっていない…!!!!!!!!
未知を…困難を…不可能を進むのが冒険家だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
蟹が不快なのはその環境に適してない証拠…一流の冒険家は周りの環境に自分の体を合わせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ならば私はこの蟹地獄の中……蟹と一体となろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!

パチパチパチパチパチパチ
紳士「ブラボー!!!!!!!! ブラブラボー!!!!!!!!
…素晴らしい覇気!!!!!!! まさに君は男の中の男…!!!!!!!!!
いや 男の中の蟹!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが君が蟹ならば私も本気を出さねばならん
なぜなら私は…蟹が嫌いだからだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヒュルルルルルル…

男「!!!?」

ババッ!!!!!!!!!!!!!!!! ぶらーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《紐で吊られた何かが男の前に落ちてきた!》

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ぶつぶつぶっつ〜〜〜〜…

男「―――」
サー…

紳士「ふはーーーーーーーーーははははははははははははははははははぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうだそのぶつぶつの付いた蟹は〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気持ち悪いだろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! ゾクゾクするだろ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これぞ最上級の精神攻撃『エイリジッドゥ サイコクラッシュ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみにそのぶつぶつ 多くの人間は蟹の卵と思っているようだが
実はカニビルの卵なのだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
知りたくなかった豆知識の味を喰らえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男「ぐ…ぐはあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

紳士「ずっと私のターン!!!! 紳士的に畳み掛けよう!!!!!!
我がライトエグザよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
呪われし甲殻の身を焦がせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


じわわわわわ…
グツグツグツグツグツグツ…

男「ぐぅおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? あ…足元が…ああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

955名無しさん@避難中:2015/03/06(金) 22:33:03 ID:zj5Dm7Q60
アレはグロいwww

956名無しさん@避難中:2015/03/07(土) 00:44:24 ID:jPRYY8pQO
じわじわじわじわ… ごわわわわわわわわわァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男「ぐ…ぐあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カ…蟹が…! 蟹が…あ…熱…熱いイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これは…!!? 蟹がッ…ボイルされている…!!!!!!!!!!!!!!!!?
お湯も何もないのにッッ…何故ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

紳士「ふぅっはっはっはっはっはっー!!!!!!!!
これが私のライトエグザさっ!!!!!!!! 世界の全蟹が私の思うまま…
自在にボイルするという世の理を超越した神のごとき力よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この世界に私のこのエグザより蟹を良い加減でボイルするエグザはなしッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!

男「蟹を…ボイルする…力…!!!!?
…なんなんだこの世界は…!? この世界に在る能力とは…」

紳士「ふむん? エグザを知らないのかね!
これはまた奇っ怪で珍妙な もしかして今日まで冬眠でもしていたかね
この世界の人間は昼と夜で別のエグザを持つのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それとも君は違うのか? 違う世界からやってきたのかな?
はっは! 馬鹿な! それとも無知か!」

男(の…能力… この世界の…)
紳士「まぁ良い
このまま蒸しに蒸して蒸しまくってやるから裸になるなら今のうちだぞ!!!!
そおおお!!!!!!!! ボイルサークル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

じわああああああああああああああああああ
《ボイル蟹がどんどん増えていく……部屋に熱気が充満するッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

男「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅううううううううう

紳士「フ…私の勝ちだ」

男(し…死ぬ…!!!!!! 死ぬ!!!!!!!!
い…いや…だ…! 死にたくない…!!!!!!!!
能力…私にはないのか…!!!!!!!? この世界に迷い込んだ私にはないのか…?!!!!!!!!
もしあるのならば…この状況を乗り越えられる能力…を…)

男「能力をオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギュオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

紳士「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ズズズ… わささささささ…!!!!!!!!


紳士「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なに……蟹達が……彼の回りから…逃げていく?!」


男「!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ぱっかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


紳士「ぬぅ!!!!!!!!!!!!!!!! 否!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げているのではない…! 開けている!! まるで彼に道を譲るように…!!!!!!!!!!!
切り開かれし蟹の道………これはまさに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モーゼの………いや!!!! 蟹モーゼの奇跡!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男「こ…これが俺の…力…!!?」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

957名無しさん@避難中:2015/03/07(土) 03:16:22 ID:jPRYY8pQO
――― この世界に迷い込んだ私は
別の世界の人間ながら この世界の“常識”を身につけた…
この能力を身につけてから戦いが増えた
成り行きだったり…私の能力を狙う者だったり…
そんな中で私は戦友と呼べる存在に出会ったのである…
そして彼とともにまた 幾度となく戦った―――

男「来るぞ!!!!!!!!!!!!!!!! 月下ァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

陽太「分かっている! フォールス・レイディッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴガガァ!!!!!!!!!!!!!!!!
殺人鬼「なに…! 俺様の殺人警棒を止めただと……ただの大根ではないなッッッ」

陽太「大根じゃない レイディッシュだ! そしてその実態はフォールス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今年一番の大物さ」

殺人鬼「そうかよ 人間八百屋さんよぉ!」
ビュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガガッ!!!!!!!!
陽太「ぐッ……フォールス・レイディッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!!!!!!!!!!!!

サッサッ!
殺人鬼「無駄無駄!!!!!!!!!!!!!!!! 俺の昼の能力は『超理回避』!!!!!!!!
俺の理解の範囲内の事象は全て捌ききれる絶対防御の能力だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
大根を振り回すなど 理解しようとも思わんが その動作を理解するのは簡単だ!
お前の動きは堅すぎる! 見切るのは容易い! それにそんな重い大根を振り回すなど 隙が多すぎるぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガガァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒュアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!《大根が空中へ弾き飛ばされた!》

陽太「くっ…フォールス!!!!!!」

殺人鬼「恐るべき大根使いと噂されていたが…所詮ガキだ!!!!!!! 死ねい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ!!!!!!!!!!!!!!!!

男「月下ァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

陽太「ヤム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! アレ行くぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《落ちて来る大根に向かってジャンプする陽太》

男「お…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
開放!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ピシシッ……パカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

殺人鬼「!!!!!!!!!!!!!!!!? 大根が2つに…割れた!!!!!?
能力か!!!!!!!!!!!!?」

陽太「
俺の昼の能力は万物創造【リ・イマジネーション】…!
レイディッシュを生成するのは夜の能力は叛神罰当【ゴッド・リベリオン】!!!!!!!!
そして今は昼……つまり俺が持っていたレイディッシュは能力によるものではなく 事前に用意したものだ!!!!!!!! 故フォールス(仮)!!!!!!!!
あのフォールス・レイディッシュには先に細工をしておいた! 切れ目を入れて
ヤムの“開く能力”で割りやすくするためにな!!!!!!」
ガッガッ!!!!!!!!《分かれ大根2つをキャッチする陽太》

陽太「2つに分かれれば軽い!!!!! だが威力はそのまま!!!!!!!!
連携二刀流……ツイン・フォールス・レイディッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォ!!!!!!!!!!!!!!!!

殺人鬼「こ…こんなもの…俺の…
理解を超えているーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


バキャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

958名無しさん@避難中:2015/03/07(土) 03:20:14 ID:jPRYY8pQO
訂正



陽太「ちがうぜ
俺の昼の能力は万物創造【リ・イマジネーション】…!
レイディッシュを生成するのは夜の能力…叛神罰当【ゴッド・リベリオン】!!!!!!!!
今は昼……つまり俺が持っていたレイディッシュは能力によるものではなく 事前に用意したものだ!!!!!!!! 故にフォールス(仮)さ!!!!!!!!
そしてあのフォールス・レイディッシュには先に細工をしておいた! 切れ目を入れて
ヤムの“開く能力”で割りやすくするためにな!!!!!!」

959名無しさん@避難中:2015/03/08(日) 02:23:19 ID:6BYFfrvAO
―――

陽太「……帰るのか」

男「あぁ…私にも故郷がある
遠く離れた…次元にな」

陽太「…ちっ せっかく俺のアシスターが板についてきたってのによ」

晶「あれ? 寂しいの? 陽太」

陽太「そんなんじゃねぇよ」

男「…ありがとうな
君らのおかげで 右も左も分からぬこの世界でなんとかやっていけた
感謝する」

陽太「よせよ」

男「この世界は不安定で危うい世界だ…
この世界を置いて帰るのは忍びないが…月下が居れば安泰だ
君の熱い正義… 真っすぐでひたむきなその精神……君はいつかきっとこの世界の救世主となるだろう」

陽太「神に叛く俺が救世主だって? ははは! まるでジャガ芋ではなくサツマイモのフライドポテトのような冗談じゃねぇ話だぜ!」

晶「どういうこと」

陽太「ヤム それを言うならそういうお前もだろ!
俺の予想だがお前の世界に戻ってもその能力は残ってるだろう
そうだったらどうするか…分かるか?」

男「正義のために使え…だろ?」

陽太「そうだ! もし金庫破りにでも使ったらレイディッシュで殴ってやるよ」

男「はは それは嫌だな
…もちろんだ月下 私はこの能力を悪用したりはしない
私は私の正義をまっとうする」

陽太「お前の正義…か 簡単な道じゃねーぞ」

男「やってみせる」

陽太「そうか じゃあ やってみせな!!!!!!」
ニッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

男「あぁ 次元の向こうから見ていてくれ」

晶「…陽太ったら素直じゃないなぁ…」

男「晶くん 君にも世話になった」

晶「い いえ」

男「君は若いながらいいパン筋だったよ… 君が大人になったらまた会いたいものだな…
フヒヒ…ヒヒ…」
ジュル…

晶「また来てくださいね(意訳:もう来るな)」

男「では…さらばだ」
ザッ

陽太「ヤム!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「!」

陽太「餞別だ! …食いな」
ブンッ…

パシッ ズシンッ…
男「ッ…! だいこ…………いや…レイディッシュか
ありがとう かじりながら帰るとするよ」

パアアアアアアアアアアアアアアアア…
《光が男を包む》


男「…さらばだ……友よ
さらばだ 戦友よ…」


ピカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…………

960名無しさん@避難中:2015/03/08(日) 02:32:42 ID:6BYFfrvAO
〜〜〜〜

ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンムジャルック「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


チクタクチクタクチクタク…


ギシ…
ヤンムジャルック「…夢か
書類整理をしている間に寝てしまったようだ
…まさか今頃 あんな昔の夢を見るとはな…」

ヤンムジャルック「…………」


――― そうか じゃあやってみせな お前の正義 ―――


ヤンムジャルック(……友よ ……月下よ
お前と共に戦い 語り合い そして別れたあの日からもう幾年が過ぎてしまった
私は今 こちらの世界で魔反会の長をしている
今の私は この能力の力で世界の魔法使い達から恐れられる存在に………)

ヤンムジャルック(………フフ…何を
今の言い方だとまるで私が“悪役”のようじゃあないか
私は……私のしている事は…全て正義だ
これが私の正義 目指した理…
私は…自分に恥じるようなことなど…してはいない
私は間違いなく……………………………正義…だ…
…………月下よ… お前も…そう思ってくれるだろう…?)

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………


おわり

961名無しさん@避難中:2015/03/09(月) 00:31:44 ID:5fiCfahQO
なんとか短編『有名人とファン』

キャッキャッ
5バカ『わ〜〜〜〜〜〜〜〜<3』
ワラワラ

SSP「HAHAHAHAHA!!!!!!!!! 押すな押すな」

ウマミ「SSPだ〜〜〜!!!!!!!」

ガム「SSPだべ! 本物だべー!!!!!!!」

イチモシ「す…すごっ…!」

わいわい

SSP「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」

彼方「おいコラてめー なんでまたこの世界に来てやがんだ」

SSP「だから興業に決まってるだろう 私は世界を問わず戦っているのだ
それで…今回はかわいいファン達の要望に応えて小さな交流会さ」

シヌカ「パパに頼んでもらって来てもらったですぅ!!!!!!!」

プリンムシ「しかしいいんですか? SSPは最強のヒーローだから忙しいはずですハイ」

SSP「大丈夫だ 私はファンとの交流を大事にしている! 君達のようなファンと交流出来るとあらばディナータイムを削る事も惜しくない」

ウマミ「かっけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!! やっぱSSPかっけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァー!!!!!!!!

SSP「さぁ ベイビー達 今だけは君達だけのSSPだ なんなりと申し付けてくれ」

ガム「じゃ…じゃあ……あの…サイン下さい!!!!!!!!!!!」
ぺろ〜〜〜ん!《スカートをあげてパンツをおっぴろげるガム》

彼方「ブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!

SSP「いいだろう どこがいいかな?」

ガム「じゃ…じゃあ後ろにッ…」

SSP「オーケィ じゃあ後ろを向いてお尻を突き出して」

ガム「はいっ!」
ぷり〜〜ん!

ウマミ「やっぱSSPのサイン貰うとしたらパンツだよな!」

プリンムシ「ワタシも欲しいですハイ」

SSP「HAHA まぁまぁ待て待て 順番だ」

わいわい きゃっきゃっ

彼方(……このオッサンは基本無害だからいいが… ハタから見たらどうしようもなくヤバい絵面だよ…)
ズーン…


――― そして

SSP「さぁて そろそろ帰るか」

彼方「さっさと帰れ」

ガム「あっ…あのっ…SSPさん……! これっ…貰ってください!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!《パンティ》

彼方「なにやってんだお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!

ウマミ「女の子のファンはSSPに使ってたパンツをあげるのがお決まりなんだ! そのパンツをSSPが被ってくれるのさ!」
もちろん洗ったやつな

シヌカ「私もあげるですぅ!」

プリンムシ「ワタシもワタシも!!」


彼方「お前らいいのかそれで…」


イチモシ「え…えっと…! じゃ…じゃあ…あたいも!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あっは〜〜〜〜〜〜〜〜ん<3


彼方「意外ッッ!!!!! それはTバック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズコー!!!!!!!!


おわり

962名無しさん@避難中:2016/10/15(土) 01:15:16 ID:HN4X5a6.O
《なんとかファイトファイトまとめ1》


【超神会編】

糞スレ創作
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219852732/224-

(一応の○○編と括りがあるが 打ち切りのため続きは存在しない)


{以降の話補足}

魔力を失い幼女化したフーリャンは魔力を取り戻すため、世界各地に存在する魔力が湧き出るの『魔力地場』を巡る旅に出る。
しかし魔力を失い幼女になったフーリャンにとってその旅は過酷であり、思うようにいかない自分に苛立っていた。
そんな旅の中でフーリャンは色々な人々に出会い、そしてあらゆる場面で助けられた。
今までそんなパンピー達を『弱者』として目にも掛けず虐殺しまくっていたフーリャンは、ここに来て人の善意に触れちょっぴり考えを改めたのだった。

旅が続くに連れ、旅に同行する仲間も次第に増えていった。
ねこの親友うさぎ、
チェリー魔法使いサナバー、
笑い男ワラース、
ロリコン騎士発泡スチロール(当時マリモス)……。
そんな心強い仲間と共に世界を巡り、少しずつ魔力を回復しつつ…カルト教団超神会と戦いを繰り広げ、そしてその背後にうごめく陰謀に触れて行くのだった。

旅も終盤に掛かり、魔力がほぼ回復したフーリャンの前に、かつてフーリャンの魔力を奪った宿敵ミャンチューが現れる。
絶大な魔法耐性能力を持つミャンチューを前に、魔力が回復したにもかかわらずフーリャンは手も足も出ず、仲間達もミャンチューには敵わなかった。
そして…ついにミャンチューがフーリャンにトドメを刺そうとした……その時
いぬがフーリャンを庇い、命を落とした。
いぬはフーリャンに故郷を滅ぼされ、怨みを持っていた。
しかし、それでもいぬはフーリャンを守ったのだった。

いぬを侮辱するミャンチューにフーリャンは怒り、暴走モードへと覚醒。
急上昇した魔力により魔法耐性を持つミャンチューですら防ぎ切れず、フーリャンはミャンチューに勝利した。
そのあと、他の超神会の幹部達を破ったフーリャン一行は、超神会が復活させた黒幕にして“終わりを司る神”……『終末の影・エス』と対峙する。

エスは世界を終わらせる力を持つ神である。
暗い未来しかないこの世界を哀んだエスは、せめて苦しみなく平等に死を世界の人々に与えるため、この時代に復活したという。
超神会を利用し世界に終末感を蔓延させ力を増大させていたエスは、ついに世界を滅ぼす力を発動する…。
だが世界各地を回り、あらゆる希望や夢に触れてきたフーリャン一行はそれに反抗し立ち向かう。

他人のために命を投げ出したいぬの姿を脳裏に刻みながら
フーリャンは初めて人々のために戦おうと決意し
最強の『英雄』へと覚醒……そしてついにエスを打ち破ったのだった。

963名無しさん@避難中:2016/10/15(土) 01:15:39 ID:HN4X5a6.O
age

964名無しさん@避難中:2020/04/25(土) 01:02:06 ID:gz1gfc6k0
創発系のwikiを見てるとたまぁにこのスレ関連の事が書かれてることがあって驚きます
ついさっき初めて見たものもありました
驚きましたがとても嬉しい気分になります
ありがとうございます

965名無しさん@避難中:2020/06/06(土) 12:45:04 ID:FYgB3o9U0
『フーリャンチーム』に替わるなんかかっこいい名称募集中です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

966名無しさん@避難中:2020/07/13(月) 00:39:43 ID:ebxG67Fo0

https://i.imgur.com/37BNogO.jpg

967名無しさん@避難中:2020/09/06(日) 02:04:55 ID:35cy8C4o0
ハルトシュラーの話の続きが見たいよう〜

968名無しさん@避難中:2021/09/28(火) 13:43:00 ID:FXHu1bYw0
パンチラロボ かのたんSZ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/69/20210928_133810.jpg
フーリャンの親戚 さかもと
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/70/20210928_133814.jpg
パイプ椅子バトロワJK ミサイル子
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/71/20210928_133818.jpg

969名無しさん@避難中:2021/09/29(水) 01:21:43 ID:r3BfaA860
実況姉弟の姉 なんてん
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/72/20210929_011533.jpg
蝶の超真虫 シグ・シック
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/73/20210929_011551.jpg
無限道場 シヌカ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/74/20210929_011545.jpg


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