したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

随筆・コラム・エッセイスレin避難所

37名無しさん@避難中:2010/11/23(火) 12:05:02 ID:83Prq9Us0
三人称には三人称でも、密着した三人称とやや引いた視点の三人称があるように思う
密着して細かく観察するように描写する三人称と、やや引いて時間の流れがちょっと早いときすらある三人称
これは一人称にも言えることであるようだが、主観ではなくあくまで客観である三人称は、このような分類があるのではないか


というお昼前の戯言

38名無しさん@避難中:2011/02/11(金) 21:34:12 ID:7rHN4cXg0
寒いと思ったら今日は雪降ってた
けどもう何日も前から予約しちゃってたから根性で映画観て来た
電車止まって無くて助かった

以下ネタバレになるかもしれない





流星のブレドラン出てきたけど、最初期のこのデザインが一番好き
でもどうこくさんと違ってブレドランさんのあの、
ああこの映画が終わる頃には死んでそうな感じ臭はどうにかならないのか
コスプレ趣味のブレドランさん転職しすぎやでー

あとゴセイナイトさん成分が少なすぎるッ!
まぁいつもの決めぜりふ聞けたから許してやんよ

にしてもVシネとは思えぬあの商業臭はなんなんだ
Vシネってもっとあれだろ!
良く訓練されたオタどものための各シリーズ最後の祭りじゃなかったのか!
新戦隊とか出してんじゃねーよ!販促だろ!

39名無しさん@避難中:2011/02/15(火) 11:51:54 ID:98m/1qJkO
眠い
最近イライラして夜眠れてない気がする

40名無しさん@避難中:2011/02/15(火) 15:54:52 ID:N4r41M5E0
ああもうESとかなんなんだよチクショウ
そろそろ就活から目を逸らせなくなってきて心情的にしんどいぜひゃっほぅ!

41名無しさん@避難中:2011/02/16(水) 20:43:32 ID:vwtyBoPQ0
LUMIX DMC-G2W ダブルズームレンズキット¥44,700
α NEX-5D ダブルレンズキット¥50,500
PENTAX K-r ダブルズームキット [ブラック]¥55,599

最近のカメラの値崩れが激しすぎて死にたい
k-rのレンズキットに至っては45k前後ってふざけるな
レンズの数だけカメラは必要なんだよ
付け替えるの面倒だし、複数持っててもいいよね?

42名無しさん@避難中:2011/02/22(火) 19:12:28 ID:NUIe9lsg0
おれにはわからない
違うスレに誤爆する理由
アンカーミスならしたことあるけど
おれにはわからない
パソコンが壊れる理由
ミスってデータ消去はあるけど
わからない
わからない

43名無しさん@避難中:2011/02/24(木) 17:46:15 ID:Otif3Srs0
腹が減っている時はあれもこれもと買い込むが
身の程を知れ
おれはそんなに食えないぞ
学習したまえ

44名無しさん@避難中:2011/02/24(木) 17:52:01 ID:Rnds/vRU0
なぜか定期的にコンビニのパスタ系商品を食いたくなる
やめるんだ
あれはコスパそんなによくない

45名無しさん@避難中:2011/02/26(土) 07:48:35 ID:DcFazF8o0
いいか
学習しろ
もう絶対買いすぎるなよ
そうだ金の問題じゃない
おれの胃袋にはおさまらんというのだ

46名無しさん@避難中:2011/02/27(日) 21:05:35 ID:SvyH00Lg0
そういう場合はお腹いっぱいな時にお買い物するといいよ
お腹すいてるときに買い物すると余計なものまで買っちゃうんだって

47名無しさん@避難中:2011/02/27(日) 22:28:30 ID:j2fW8Xf2O
酒と一緒なら胃袋のキャパシティが150%になるぜ。

これが酒で太る原因。

48名無しさん@避難中:2011/02/27(日) 22:48:44 ID:WmDDsa3.0
酒自体カロリー高いしね

49名無しさん@避難中:2011/03/01(火) 19:08:04 ID:qVy.pnvU0
よし今週末だ
耐えてみせろよ
もう少し賢い買い物をするのだ
絶対だぞ!

50名無しさん@避難中:2011/03/03(木) 20:31:32 ID:WRx.Zq9I0
評論……とまではいかないけれど、読んだ本や漫画の感想を書いてみる
これが書き手さんの刺激になればいいなと思いつつ

51『ニューイヤー星調査行』:2011/03/03(木) 20:33:13 ID:WRx.Zq9I0
※ネタバレ注意です

未読の方は名前欄で回避をお願いいたします

52『ニューイヤー星調査行』:2011/03/03(木) 20:34:55 ID:WRx.Zq9I0

これを読んだのは小学校時代だった。

当時から今までずっと、ロッシュ博士はイヤな奴だと思っていた。
バンボルグ博士を小馬鹿にし、カネのために調査団に加わったことをあっさりと悪びれもせず言い放つ。
ラストでは真実を突き止めながらも口を閉ざし、調査団を浮かれさせたまま帰路に就かせる。

けれど、大人になってから再読すると、また違った見方ができる。

祝杯を上げる調査団に背を向け、部屋を出て行くロッシュ博士に主人公が問いかける。
「ロッシュ博士。貴方は嬉しくないんですか」

博士は主人公を見つめ、言う。
「そう……、君にだけ教えておくか」

調査結果はでっち上げだったこと、バンボルグ博士の説は振出しに戻ったこと、それらを伝え、主人公は愕然とする。そこへ、
「バカだなぁ、博士の耳に入れるやつがあるか。あんなに喜んでいるのに」

ここでも淡々とした表情は変わらない。
そして、こう付け加える。
「バレる心配はない。こんな星へ再調査に来る物好きはいないだろうからね」

この行(くだり)だ。

ロッシュ博士は、“優しい”人だと言えるだろう。
それが真実であるかどうかにかかわらず、人を傷つけまいとする気遣いは、一概に否定されるものではない。

53『ニューイヤー星調査行』:2011/03/03(木) 20:37:12 ID:WRx.Zq9I0

ここからは妄想だ。

ロッシュ博士も、若い頃は物事の神秘を探求する研究者であったのではないか。
しかし、この宇宙はそうそう真実の姿を表さない。
なかにはでっち上げや政治的な動きもあったろう。研究者として真実を追い求め続けるには、あまりにも多くの汚いものを見過ぎたかもしれない。
純粋な心は、無知で無防備であることと裏表だ。

無防備な心を持ち続けているバンボルグ博士には、見下すでもなく羨望でもなく、複雑な想いがあったのではなかろうか。
それはあるいは、騙されたり利用されたりしないで欲しい、という願いに似たものだったかもしれない。
バンボルグ博士の暴走や、泥沼にハマるのを止める役割を担うリアリストとして、ロッシュ博士はその職務を全うしたのではなかろうか。

彼は、真実をバンボルグ博士本人には伝えなかった。しかし、それを自身の中だけに留めておくこともしなかった。

――君にだけ教えておくか

年老いたバンボルグ博士に真実を告げるのは、酷なことだ。
しかし若い主人公は、挫折を喰らいながらも幾度となく立ち上がり、真実に向かって進んでいける。
ロッシュ博士は、主人公に“未来”を託したのではなかろうか。
そして主人公もまた、ニューイヤー星へ再調査に来ることを胸に誓うのだった。

ロッシュ博士は、極めて冷静で妥当な選択をしたのではないかと思える。
そして、彼はひとを見下すどころか、ひとを大事に思う人物ではないかとさえ思えてくるのだ。

54名無しさん@避難中:2011/03/03(木) 20:42:41 ID:WRx.Zq9I0
↑以上です

「良いものを上手く紹介する説得力のある文章」を身につけたいのですが、なかなか……
というわけで、既存の商業作品で気に入ったもののレビューを晒そうと思った次第

55『戦場スパイクヒルズ』:2011/03/25(金) 23:35:41 ID:lcz3zdFo0
原作は原田宗典『平成トム・ソーヤー』。

原作を読んでいたのだが、これは結論から言うと漫画のほうが面白いと思った。
というより、漫画は原作の残念な部分(と個人的に思っている)がうまく薄められていると感じた。

原作小説は、今時の高校生を意識して書いたのかも知れないが、はっきり言って捉えきれていないと思った。
言葉は悪いが、おじさんが「今時の高校生はこんな感じだろう」と決めつけて書いている感じがした。
それはちっともリアルじゃなく、なんかあざとい。
今っぽさを演出しても、500円札が出てきてしまうあたりが(当時はそうだったのだろうが)、残念に感じた。

漫画は、今っぽさを追うことを捨てて“90年代前半”という時代設定をしている。
まだ携帯電話も普及しきっていない、ポケベルなどが活躍していた頃だ。この設定は潔いと思った。

スリの描写については、ネット上ではイマイチな評価だ。
たしかにそうかも知れないが、スリというものをビジュアル化するとああいう演出になるのは仕方ないとも思う。
リアルに描写すると、この上なく地味なものになるだろう。目立ってはいけない行為なのだから(そうは言っても、例えば麻雀漫画のように、
緊迫した心理描写だけで描くことは出来たのかも知れないが)。

56『戦場スパイクヒルズ』:2011/03/25(金) 23:37:58 ID:lcz3zdFo0
ラスボスとしてオリジナルキャラを投入したのも、そうした方向性の延長上にあったのだろうと思う。
正直、蛇足とも思えたが、さほど気にならなかった。

ただ、冗長になってしまった感は否めない。
原作小説は400ページに満たないものだが、それに7巻も費やしている。せめて3、4巻くらいに収められたのでは、という気はする。

描画は言われているほどひどくはないと感じた。
キクチは問題なくかわいいし、ノムラとスウガクの描き分けもストーリーを追う支障にはならなかった。

画を担当した井田ヒロトはその後、伊坂幸太郎の『グラスホッパー』の漫画化も担当している。こちらは3巻でまとまっているようだ。
機会があれば、原作読後に読んでみようと思う。

57『博士の愛した数式』:2011/04/20(水) 00:07:56 ID:xP0TWZ6c0
映画化もなされた有名作。
これは原作未読のまま読んでしまった。というか、気にはなっていたのだが、原作を読んでから映画を、と思っていたときに偶然見つけた。

描いているのは くりた陸 という人で、どうやら少女漫画の描き手のようだ。絵柄が気に入ったので買ったが、これは良かった。

小川洋子の他の小説は数冊読んだが、静謐な空気感が素晴らしい作家だと思った。
それを損なうこと無く、描き出しているような気がした。(原作と読み比べていないので、ここの評価はできないけれど……)
落ち着いた雰囲気、淡々とした描写、そういったものをビジュアルに還元しようと腐心している様子が伺えた。

映画は大人になったルートがもうちょっと出てくるようだが、そこは要らないのではないか? とは思った。
博士と一緒の数日間が、物語の肝なのだ。
ラストにちょっぴり出てくるだけで、物語に余韻を持たせる。

まぁ、映画も未見なのでこれについてもなんとも言えないが。

58『ショートソング』:2011/04/20(水) 00:11:59 ID:xP0TWZ6c0
歌人の枡野浩一が書いた小説の漫画化である。

枡野浩一は知っていたが、小説も書いているとは知らなかった。
だがやはり歌人らしく、大学の短歌サークルなどが出てくるので、当然話の中にも短歌がたくさん登場する。

この短歌がなんとも心を打つ。
枡野自身が詠んだものの他、歌人仲間の作品なども入っているが、それらを登場人物の作品として作中に出している。

これだけなら漫画にすることもないと思うのだが、描いているのは小手川ゆあ。『死刑囚042』や『おっとり捜査』の描き手だ。
女性キャラの書き方がなんとも色っぽくて、それが短歌に対する地味で暗いイメージを取り去っていると感じた。
基本的にラブストーリーなので、これはよくマッチした人選ではなかろうか。

枡野浩一は『ドラえもん短歌』という歌集を出している。
升野は選者という立場なので公募したものなどが主なのだが、これもなんとも素晴らしい。
ユーモアあふれるものも多いが、心の深い部分にズキッとくる短歌がたくさん詰まっている。

59『ルート225』:2011/04/20(水) 00:15:45 ID:xP0TWZ6c0
原作は同名小説(藤野千夜)。

これは描いている漫画家、志村貴子目当てで買ったものだ。原作者の方は初めて見る名前だった。

志村貴子は『夏のこどもたち』(川島誠)や『今夜は眠れない』(宮部みゆき)※角川版 で表紙絵を担当しているのを見ていて、
独特の水彩感が素晴らしいと思っていたので、本業の方も見たくなったのだ。

またしても原作未見で漫画先行なので評価できないが、志村貴子は素晴らしい。好きな絵柄だった。

お話自体は奇妙な物語で、ホラーまではいかないものの不気味な感じもあり、一方でノスタルジックな感傷もある、不思議な味わいのある作品だった。
ちなみに、原作小説の表紙絵も志村が描いている。

※余談だが、『今夜は眠れない』は先に中公文庫で出されており、その表紙絵はイラストレーターの古川タク。
氏によるパラパラ漫画がページ隅に描かれているのだが、この演出はなかなか良かったように思う。

60名無しさん@避難中:2011/04/20(水) 17:39:55 ID:cpFvuI7Y0
4-20

図書館行ってきた
前に借りた本と同じのを借りようと思ったのに全然違うのを借りてきてた
やっぱ記憶と勘に頼るのはだめだなぁと実感

61名無しさん@避難中:2011/05/08(日) 20:44:52 ID:O7Nzd7bQ0
母の日 カーネーション 3000円以内
楽天に値段別のギフトリストがあった
ネットショップは便利だな

62 ヘ ノ: ヘ ノ
ヘ ノ

63名無しさん@避難中:2011/05/11(水) 13:07:25 ID:ePuObcFo0
嘘がホントになって良かったね!
御母上も喜ばれたことでしょう

64『精霊の守り人』:2011/05/11(水) 13:23:35 ID:ePuObcFo0
アニメ化もされた、上橋菜穂子の名ファンタジー。
作画は藤原カムイ。言わずと知れた『ロトの紋章』の人である。

とか言いながら、実は『ロトの紋章』を読んだことはない。ドラクエは好きだし『ダイの大冒険』は夢中で読んだのだが……

そういうわけで、藤原カムイの名前が気になってはいた。
それとは別に、上橋菜穂子の『守り人シリーズ』も東洋ファンタジーの有名作なので、いつか読んでみたいと思ってはいた。
そんな折にこれを発見し、気になる作家二人なので、即購入(これも原作未読のまま読むことになってしまった)。

カバー折り返しにはアニメ化の話がはじめにあった、とカムイ氏のコメントがあり、アニメは既に放送終了していたので
(リアルタイムだったとしてもNHKしかもBSなので)観ることはかなわず、漫画を楽しむことにした。

この漫画は素晴らしいの一言に尽きる。

作画に関しては申し分なく、描き手がこの世界をいきいきと描いていることが伝わってくる。
3巻で完結なのだが、『守り人シリーズ』自体はずっと続いていくので、ぜひカムイ氏に続編も描いて欲しいと思った。

これは原作を読みたくてたまらなくなり、すぐに購入。
読み進めると、いかに氏が原作準拠で描いているかがよく分かる。
もちろん、原作の描写で省かれている部分はあるのだが、極力掬い上げようとしていることが伺える。
しかも、原作では描かれていない細かな描写も入れているのだが、それがちっとも浮いていない。

氏が原作の世界を愛していて、もっと描写したいと思わない限り、こういうことは不可能ではないだろうか。
たいてい、オリジナル要素は原作ファンに違和感をもたらすことが多いと思う。

この手のものは、はじめに触れたバージョンを良いと思いがちであることは承知している。

アニメは動画サイトでいくつかつまみ観してみたが、原作にない描写が多かった印象。
またキャラ造形はマンガ版と大きく違わないものの、なんとなく違和感を感じた。

バルサはとくにアニメ・漫画でギャップは無かった(とはいえ、やはり藤原カムイ版バルサのほうが断然好みではある)。
だが、例えばタンダのキャラデザインはアニメだとイケメン兄ちゃん、漫画では朴訥な青年として描かれている。
ネットでこのアニメと漫画の評判を検索すると(タンダに限っては)、「漫画版は酷いww」といった書かれ方をされている。
しかし、美男美女ばかりが活躍するというのも非現実的だし、はっきり言って面白くないと個人的には思う。

漫画版のタンダは言うほど不細工ではないし、原作から伝わる人物像を上手く表現していると思えるのだが……。
同じことはトーヤや狩人たちにも言える。トロガイなど、実にうまい描き方をしていると思ったものだ。

アニメ版に関してネット上の評判では、「ストーリーを水増ししていて、途中ダレる」といった意見も見受けられた。
1冊の本(文庫にして340ページほど)を30分×26話に仕立てるので、ある程度そうしたことは仕方ないのかも知れない。
原作者自身も、12話程度に収まると考えていたようだった(ソースhttp://www.ne.jp/asahi/yumi/koubou/moribito/uehasi_1.html)。

となると、3巻でまとめた漫画版はやはりよく出来ていると言える。
藤原氏に対する原作者上橋氏のコメントも載せておこう→http://www.ne.jp/asahi/yumi/koubou/comic.htm

作画を藤原カムイに依頼したスクエニの英断に拍手を贈りたい。

65名無しさん@避難中:2011/05/14(土) 20:44:05 ID:cZIuvNtY0
筒井康隆の「夢の検閲官」は面白くていい話

66名無しさん@避難中:2011/05/18(水) 00:20:41 ID:AexL0yqQ0
『パプリカ』の漫画版は絵柄が好きになれなくて読まなかったw
映画は観ていない。原作は夢中で読んだから、もうそれでいいや

『旅のラゴス』のアニメがあったら……

見てみたいような観たくないような?ww

67メディア・ミックスについて:2011/07/05(火) 00:38:41 ID:NsmOuitQ0
小説を漫画化またはアニメ化する際は、原作に忠実であるほど良い、と思うことは多々ある。
それは、昨今の安易な漫画原作ドラマ(たいてい原作をよく読み込んでないと思われ、タレントの売名に使われる道具に成り下がっている)にうんざりする気持ちから出たものだった。

なので、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』を観たときには、その原作再現ぶりに驚いた。

アニメから入ったのだが、その後原作を購入し見比べると、セリフなどそのまんまだ。
漫画のほうもチェックしたけれど、オリジナル要素が気になって買うには至らなかった(もちろん、「はじめに触れたものを良いと思いがち」という傾向に振り回されていることは承知の上である)。

しかし、小説から漫画(あるいはアニメ、ドラマ)と表現方法が変わる以上、「忠実な再現」はどだい無理な話である。表現上どうしてもオリジナル要素を入れなければならなくなるだろうし、
そうでなくとも“大人の事情”でオリジナルエピソードを入れなければならないケースは多々あるのだろう。
『ハルヒ』の場合、原作に忠実に作る代わりに放映順を入れ替えたりサプライズを仕掛けたりしたようだったが、リアルタイムで視聴していない人間にとってはそれはあまり意味を持たない。

忠実に再現することも大事だと思うけれど、それでは発展性が無い。
このことは、ライトノベル作家の松智洋氏がメディア(ニコニコ動画2010年12月30日)にて語っていた。

メディアミックスとは、オリジナル要素付加を含む前提で捉えるべきなのだろう。
ならば、原作の魅力をさらに推し進め、かつ「これはこれでいい」と思われる展開が理想である。

……そのような作品には、めったに出会えないのだが。

68名無しさん@避難中:2011/07/05(火) 00:54:16 ID:ZJ13uN2E0
ハルヒのアニメって原作に忠実なのに放送順入れ替えたりしてるから、原作見読者には何やってるかわからなくなってないか?
あれ、俺の中ではカブトボーグと並んで、1話見た時に間違えて途中から見たかと思ったアニメの筆頭格の一つだわw

69伊藤たかみ『ぎぶそん』:2011/07/07(木) 17:57:09 ID:Zy0C4ijI0
なんとなくすっきりしない読後感。
読んでいる最中も感じていた、違和感が残った。

バンドものということで、これの前に読んでいた 越谷オサム『階段途中のビッグ・ノイズ』が面白すぎたので期待してしまったところがあったとは思う。
そちらは高校生が主人公だったが、『ぎぶそん』は中学生の物語。読者も中学生を想定した、いわゆるヤングアダルト?(児童文学とは違う、ティーンズ向け?)。

だからなのか、文章の書き方がわざと稚拙にしてあるように感じた。
中学生が実際に喋ったことをそのまま文にしたような感じ……を狙っているのだろうか。
地の文に、聞いたセリフも語り手の心の声もごちゃ混ぜになっていて、読みづらさを覚えた。

中学生が話しているんだからそんなもんだ、というのはひとつの見方だろう。
けれど「中学生らしさを出す」ことと「中学生が書いた(喋った)ような文章にする」こととは、別な気がする。

たとえば乙一の作品は、たとえ語り手が小学生でも、地の文では理路整然とものを考えている。
筆者曰く、幼くても言葉を知らないだけで彼らなりの論理できちんと考えている……ということのようだ。これには同感だ。
せめて、実際に口から出たセリフ・心情の吐露・情景描写、この3つは分けて欲しかったな、と思う。
なにも宮部みゆきの作品に出てくる少年たちのように相当頭が切れるような語りをさせなくたっていい。
他の部分で中学生らしさを演出することはできたんじゃないか? と思う。

バンドをかじった者としては、音楽・楽器関連用語にもやっぱり違和感があった。これは地域性によるのだろうか?
「ギブソン」と言ったら、レスポールを真っ先に思い浮かべるのだが……。

フライングVは、その形状とネーミングが印象的なだけあって「フライングV」あるいは単に「ブイ」と呼んでいた。
「フェンダー」と言ったらストラト、というのと同じだ。ジャズマスターを引っ張り出す人は、ストラトよりは少数派だと思う。

もちろん、じいちゃんがエレキギターのこと(あるいはそれで演奏する音楽のこと)を「ぎぶそん」と呼ぶのはまったく違和感がない。
けれど、だからと言って、かけるやガクたちまでフライングVを「ギブソン」と呼んでいるのには、なんとなくすっきりしない感じがあった。

もうひとつは、ドラムを「打つ」と言ったこと。
ドラムは「叩く」が一般的だと思っていたのだったが……。単に「叩いてくれ」とか「叩ける?」とか言ったら、「ドラムを担当してくれ」というような意味になる。
「打てよ」とか「もう打たない」とか、言うのだろうか? 聞いたことが無いので分からない。そういう地域もあったんだろうか。

さらに、雑誌やカンペンを使っての練習は分かるのだが(実際に鍋でやってる奴はいた)、バスドラムの代わりに座布団を叩く、という描写はどうなんだろう? 
バスドラはペダルで踏むものだ。右足で叩いたのだろうか(なら踏んだと書くだろう)。そこの描写は些細な事だが、ひどく気になってしまった。

70伊藤たかみ『ぎぶそん』:2011/07/07(木) 17:58:11 ID:Zy0C4ijI0
これも個人的な経験のみで言うことではないだろうが……
中学生といったら、もっとも女子を意識してしまう時期じゃないだろうか。そんな時に、女の子と同じバンドで盛り上がれるだろうか? 
幼なじみだとしても、周りの目が気になったりして、結局男同士でバンドを組んでしまうんじゃないだろうか。
自分は、幼なじみの異性とは中学になってなんとなく疎遠になってしまったので、余計にそう思う。中学生の頃は、そういう心持ちだったような気がする。

この手の物語は、具体的な名称や描写を入れることで、読み手の経験や思い出を呼び起こし、ますます作品の世界に引きずり込むカギになると思うのだが、
上記のごとく些細な点が気になってしまい、いまひとつ入り込めなかった。読んでいる最中、心の中でツッコミを入れつつ
「この人はほんとにバンドやったことあるんだろうか?」とまで思ってしまった。

はじめ、筆者は女性だと思っていたので、これはむしろリリィ視点で固定して、
メンバーでない立ち位置からバンドを見ているかたちで書かれたほうが良かったんじゃないか…なんてことまで思ったりした。
まあそれは大きなお世話なのだが、ともかくもバンド描写はもう少しリアリティを持たせて欲しかったと思う。
前出の『階段途中のビッグ・ノイズ』は、バンド練習や楽器の描写が素晴らしく細やかで、楽曲も多く出てきて感情移入しまくりだった。

じいちゃんのとの絡みが深く描かれなかったのも残念だったし、バンドメンバーの確執もあっさり解決してしまった。
いろいろな要素を浅くさらって終わってしまった印象。
(余談だが、老人を描いたものでは湯本香樹実の『西日の町』がとても良かった)


悪い点ばかりでは不公平なので、良かった点を。
やはり恋愛要素というか、ガクとリリィのやりとりは素晴らしい。この一点だけで、この作品は読む価値があると思った。
また、関西弁での会話がとてもイキイキとしていて良かった。テンポも良く、生々しい。近所の中学生が実際に交わしてそうな雰囲気があった。


表紙イラストはゴツボ☆リュウジが担当している。
案の定というか、同氏によって漫画化されたようだ(それを見越した人選だったのだろうか?)
そちらは未読だが、漫画で読んだらまた違った感想を持つかもしれない。

71装丁について:2011/07/14(木) 19:00:15 ID:M2On.Y3s0

書籍に於いて、装丁は重要だ。

CDをジャケ買いをするのと同じように、装丁に惹かれて買ってしまうことも多い。
最近は、一般書籍でもマンガ的なタッチのイラストを使った装丁が増えてきたように思う。
そして彼らはやはりCDやゲームキャラのデザインなども手がけている。
(以下は主に文庫版について述べている)

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットデザインを担当する中村佑介は、
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦、『親指の恋人』石田衣良 などの装丁を手がけている。

宮尾和孝(GOING UNDER GROUNDのCDジャケを担当)は、バンドもの作品『ぐるぐる回るすべり台』中村 航 や、
小学生をいきいきと描いた『きのう、火星に行った。』笹生陽子 などの装丁に起用されている。

ワカマツカオリは携帯ゲーム『怪盗ロワイヤル』のキャラデザインを手がけているが、
装丁では『インディゴの夜』加藤実秋、『蒼きサムライ』福田栄一 などがある。

他にもスカイエマ、カスヤナガトなど多くのイラストレーターがいて、彼らはやはり個性豊かな絵柄を持っているように思う。


漫画家が装丁を描いたものもある。
・桜沢エリカ(『ナイフ』重松 清)
・志村貴子(『夏の子どもたち』川島 誠)

彼女らの本職(漫画作品)のほうはあまり読んでいない。
というよりも、漫画家によるイラストだったことすら知らなかったのだけれど、装丁に惹かれて買った。
絵が内容にマッチしていて良かったように思う。

彼女らの起用は、本職の人気にあやかったものではないだろう。一人のイラストレーターとして、表紙を担当した。
その一枚で小説全体の雰囲気を表すような、プロの仕事だと思った。


一方で、違った意味で漫画家を装丁に起用することがある。

72装丁について:2011/07/14(木) 19:05:27 ID:M2On.Y3s0
数年前の出来事だが、集英社文庫が純文学の装丁にジャンプ漫画家を起用したことがあった。
それは2011年の現在にも続いているものなのだが、当時はそれについて思うところがあったのでメモのかたちで書き連ねた。
以下、それを引用する。

> 太宰治『人間失格』の表紙を、『デスノート』の小畑健が描いている。
> 他にも、いわゆる純文学の諸作の表紙をジャンプの人気漫画家が手がけているのだ。

> 本が売れない時勢であるので、ああでもしない限り手に取ってすら貰えない(言い方は悪いが「釣れない」)というのは
> あるだろう。
> 純文学を穢した! などと言う気は、さらさら無い。

> 『伊豆の踊子』の装丁は良かった(ジョジョの新シリーズ出たかと思ったw)。
> けれど、それはあのイラスト単体が良いのであって、『伊豆の踊子』の表紙としては、少々疑問だ。

> それは『人間失格』をはじめとする諸作品すべてに言える。
> あのシリーズの中で、これはイイ! 内容にぴったりだ! と思えるものはひとつも無かった。

> 時を同じくして、角川文庫がとった“対抗措置”は、俳優・松山ケンイチのポートレートを使うことだった。
> 主演した映画版『デスノート』とのタイアップであることは自明だ。
> やはりこれも「釣り」でしかない。原作マンガを持つ集英社への“対抗措置”というわけだ。

> 装丁に写真を使うのはいいと思うし、作品イメージにそれが合うなら、
> ある特定の人(有名俳優など)を使うのも有りだろう。

> 実際、こうした”装丁合戦”で、『人間失格』は売上を伸ばしたようだし、そのこと自体はどうでもいい。
> 問題は、装丁が与える影響は大きい、ということだ。

引用ここまで


2011年現在、この装丁合戦はもはや夏の風物詩……とまではいかないまでも、ある種定着してきた感がある。
集英社文庫は、やはりジャンプ漫画家を起用。(ソース;http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/genre/special.html
『遠野物語』柳田國男 ← 椎橋 寛(『ぬらりひょんの孫』)
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治 ← 浅田弘幸(『テガミバチ』)
etc

一方、角川文庫はライトノベルの絵師を起用している。スニーカー文庫をはじめとして、
同ジャンルに強みを持つ角川ならではの作戦といえる。(ソース;http://www.kadokawa.co.jp/hakken/summer2011/cover/
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治 ← 黒星紅白(『キノの旅』イラスト)
『李陵・山月記』中島 敦 ← あさぎ桜(『少年陰陽師』イラスト)
etc
(※余談だが、角川文庫は2009年に写真家の梅佳代を起用してキャンペーンを張っている。
ソース;http://www.kadokawa.co.jp/fair/200904-03/

73装丁について:2011/07/14(木) 19:16:45 ID:M2On.Y3s0
こうした漫画家の起用が目論むところは言うまでもなく「釣り」なのだろうが、
逆に「この絵は誰が描いているのか?」という興味を惹くこともあるだろう。
それが漫画作品の売上に繋がれば言う事なしだ。
そういう意味では、こうした試みも「メディアミックス」と言えるかも知れない。


純文学作品はもはや古典であるので、複数の出版社から発売されている。
中身が同じなら、どの版(どの出版社)を選ぶかは表紙にかかっているといっても過言ではないだろう。

しかしながら、うわついた表紙はどうも……という向きもあろう。
ストイックな読者のために、新潮文庫は漫画にも映画にも走らず(走りたくても資源がなかった?)特別カバーとして
このような落ち着いたデザインのものを用意した(http://www.shinchosha.co.jp/bunko/100satsu/)。
さすが、読書好きのための新潮文庫である。

ぶんか社については……触れないでおく。


こうした装丁の変更(一時的含む)は、純文学に限らず、また読書フェア等にかかわらず、わりと頻繁に行われている。
例えば小説が映画化されると、主演俳優や映画のワンシーンの写真を用いることなどである。

近いところでは、三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』。
文庫が出た当初は静物写真だった(ように記憶している)が、ほどなく映画化され、主演の瑛太、松田龍平の
正面写真が表紙となったものが店頭に並んでいる。

貴志祐介『青の炎』もしばらく二宮和也(映画版主演)が表紙を飾っていたのだったが、この前見たら
ダークな部屋の写真に変わっていた。さすがに2003年の映画を表紙に使い続けることはできなかったのだろう。

少し前に、村上春樹の新潮文庫作品に新装版が出た。そのなかで、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は
新装版のほうが良いと思った(他の作品は新旧どちらでも良いかなと思った)。
洋画家の落田洋子だそうだ。単行本の表紙に使われたようである。

筒井康隆『パプリカ』は現在新潮文庫から出ているが、以前は中公文庫から出ていた。
この時の表紙は、シュールレアリズムの画家、ポール・デルヴォーの作品である。
幻想的な雰囲気が作品にぴったりと思った。 新潮版は……

あさのあつこ『ガールズ・ブルー』は文春文庫から出ているが、ポプラ文庫でも出ている。
文春版のイラストは丹地陽子。繊細なタッチが物語の雰囲気によく合っている。
対し、ポプラ文庫版は……ある意味個性的と言えるが、好みが分かれそうだ。イラストレーターの名前は分からない。
持っていないしウェブでも検索できなかった。
個人的には好きではない。中身を読まずに、冒頭の数行だけで判断して描いたような印象を受けた。

ポプラ社はこの他に「teens best selection」なるレーベルも展開していて(非常にややこしい)、
そこでも『ガールズ・ブルー』を出しているのだが、また別のイラストレーターを起用している(なにがしたいのかよう分からん)。
それは清原 紘(松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズの表紙を担当)が描いたようだ。

74装丁について:2011/07/14(木) 19:24:25 ID:M2On.Y3s0
さて、ライトノベルである。
ライトノベルの表紙イラストは、どれも似たようなタッチに見える。
それはあまりこのジャンルを読んでこなかった不見識からくる偏見かもしれないが、
いわゆる「萌え絵」の定型に乗っかっているというか……。

それはニーズにマッチした、ひとつの様式なのかもしれない。
けれど、もっと個性を前面に出した装丁があってもいいのでは、とも思う。


ライトノベルは、装丁だけでなく挿絵が入っていなくてはならない。
そして挿絵は、物語とリンクしていなければならない。
イラストレーターに一枚描いてもらえばOKな表紙と違い、物語を多少なりとも把握してもらわなければならないのだ。

多忙な売れっ子イラストレーターや漫画家に、それを求めることは難しい。
となるとやはり、ライトノベル専属の絵師、という存在が必要なのだろうか? 
それは「萌え絵」の様式を守る没個性な絵師である必要がある……。
というよりむしろ、絵師自身がそういった様式に身を任せた結果なのだろうか。


ライトノベルについて持っている個人的な印象は以下のようなものだ。
アニメのような表紙、挿絵も多め、超能力や異世界といった現実離れした世界観・設定、エキセントリックなキャラたち、セリフ多めの文章構成。
これらのことから、「オタク向け」という印象が強くあり、ライトノベルコーナーへ足を運ぶのを躊躇させた。
中学・高校時代、ある意味意識的に避けてきたのだったが、実は興味津々だった。

『涼宮ハルヒシリーズ』を契機に、ライトノベルコーナーへも行けるようになったけれど(開き直ったというのが正しい)、
あのアニメ絵の装丁は両刃の剣な気がする。

そういう絵を求めている人が、あのジャンルの主な購買層であることは分かるけれど、
逆に自分のように、興味はあるけれどあの装丁で敬遠してしまう人もいるのではないか。

しかしそれはごく少数に過ぎないとも思う。

  ライトノベルの表紙を            ライトノベルのアニメ絵表紙を
  アニメ絵にすることで     >>     敬遠して手に取らない
  獲得できる読者数              潜在的読者数

ということだ。

『涼宮ハルヒの憂鬱』の表紙が、いとうのいぢのイラストでなく、静物写真(例えば放課後の誰もいない教室の写真)とか
だったりしたなら……今ほど売れてはいなかっただろうと思う。
やはりこのジャンルは、アニメ絵あってこそ成り立つものなのだ。

そして、これは他のジャンルにも波及する。
例の『もしドラ』だ。
あの本が売れた背景に、あの表紙がまったく寄与していない、とは到底考えられない。

75装丁について:2011/07/14(木) 19:31:07 ID:M2On.Y3s0
文庫とは本来、洋書のペーパーバックにあたるものなので、基本的に読み捨てるものである。
たかが文庫本の装丁についてあれこれ論じるのは、無為ともいえることは承知の上で、ご容赦願いたい。


はじめのほうで書いたとおり、表紙や装丁というのはCDやレコードのジャケットデザインに似ている。
優れたジャケットは、もはや芸術の域に達している。
文庫本の表紙というのは、最も身近に接することのできる絵画ではなかろうか。
なにも美術館に行かなくても、優れた絵画に出会える可能性はあるのである。

それは、さきに挙げたポール・デルヴォーや落田洋子といった画家の絵を指すのではない。
イラストもまた絵画である。
いわゆる萌え絵の定型から踏み出し、個性を磨いてその存在感を出しているイラストレーターも多い。


そうしたイラストレーターを応援したいので、本を選ぶときは装丁も重要な要素の一つなのである。

76『螺子とランタン』:2011/07/31(日) 00:21:38 ID:mbNHoJu20
まったく……
『BROOD+』が無ければ、手に取らなかったであろうシロモノ。
上記作品の漫画版を描いていた 桂明日香 の読み切りである。

しかしながら、手に取ってしまった。そして、あろうことか「ロリ」の魅力に取り憑かれてしまった、
そんな罪深い焚書である(笑)

10歳の女の子ココは、幼くして公爵家の後継となってしまった。
彼女を社交界にデビューさせる名目で雇われたインテリ青年、ニデル。
彼はスラム育ちの身の上を、学力で覆してやろうと躍起である。
しかし彼は公爵家への歪んだ憎悪とココの天真爛漫な振る舞いの狭間に立ち、翻弄される……

というようなストーリー。
まぁ、ありがちと言えばありがちですね。

けど、注目すべきは
この話を書くにあたって、作者がしっかり資料をあたったであろう、ということです
ま、それはカネ貰ってるプロなら当然のことなのでしょうけどね
それって、結構大変ですよ。お世辞にも売れてる漫画家とは思えないし
相当の売れっ子でない限り、漫画家の仕事だけで食っていくのは大変そうだし

けれど、時代背景やら考証やらをきちんとさせるのは、
その時代や文化に 深い愛情 無くしては出来ないものだと思うのです

ほんのちょっとそれっぽい感じを出したい、とか
ファッション感覚 で良いものは決して出来ないと思うのですよ

そうした意味で、本書は作者の気概がよく伝わってくる良い作品だと思うです

ブコフなどで見かけたら、ぜひレジへ。

77『螺子とランタン』:2011/07/31(日) 00:52:04 ID:mbNHoJu20
↑綴りを間違っていました(/ω\)
×『BROOD+』
○『BLOOD+』

こんな初歩的かつ根本的なことを……
関係者の皆様すみませんですたm( _ _ )m

78名無しさん@避難中:2011/08/20(土) 11:30:20 ID:4iRkkcxgO
おなか痛いよおおおお
早起きしすぎると体調が狂っておなかが痛くなる
わかってるのについ早起きしちゃう不思議

79名無しさん@避難中:2011/11/01(火) 20:24:50 ID:GLXUeWrk0
ゲームのリロードに疲れた
条件分岐どうなってやがんだちくしょー
装備品か!?装備品が悪いのか!?

80名無しさん@避難中:2011/12/29(木) 01:52:47 ID:a5C8nPjYC
age

81名無しさん@避難中:2012/01/01(日) 22:31:07 ID:0CL78k0YO
豪雪旅団が砂ぼうずに見える。
どうせなら砂ぼうず装備配信すべきだろ。

82原田宗典『十九、二十』:2012/01/09(月) 21:00:27 ID:seF1drB60
原田宗典というと、笑えるエッセイの方が有名かも知れない。
しかし、最近はめっきり減ってしまったものの、独特の雰囲気を持った短編小説は素晴らしい。
とくに若い青年に特有の焦燥感、厭世観、恋人とのすれ違い……といったものを、実に上手く描いている。


“大学生”と言う時期を、「勉強するための時間」と考えている学生はかなり少ないと思う。
といって、きっぱりと「遊ぶため」という人もどれほどいるのか。マスコミなどで言われるほど、多くはない気がする。
大部分の人は、いわゆる“モラトリアム(猶予期間)”、「自分探し」「本当にやりたい事を見つける」時間で
あると捉えているのではないか。

十九歳〜二十歳と言えば大学一年か二年というところだろう。
大学入学者のほとんどが現役、あるいは一年浪人した後に入学しているのだ。
二十歳以上の大学一年生はめったに見かけない(故にそういう人たちは、はじめは居心地が悪い)。
つまり、高校の延長のような感覚が、まだ抜け切っていない時期と言えるだろう。

一方で、コンパやサークル、初めての一人暮らしなど“人付き合い”の面で、今までとは全く異なった文化に
さらされている。
どんな人でも、一つや二つ悩みを抱える時期なのだと思う。

彼らは一見、遊び呆けているように見えても、悩みの種は尽きない(ホントにただ遊び呆けてるだけの輩もいるけれど)。
それも、はっきりとした“悩み”にすら成っていない、“もやもや”とか“うんざり”といったかたちで、である。
悩んでいる姿というのは、当人にとってみればカッコいいモノではない。
他人がどう言おうと、自分が納得できない、満足しないのならどうしようもないのだ。


この小説の主人公の青年も、決してカッコいい人物ではない。
読んでいても、カッコいい場面など出てこない。
逆に、とくに惨めな出来事もない。
あるのはただ、平凡な貧乏学生の冴えない姿だけだ。
 
自分の中に“もやもや”を抱え、乱れる青年の心とは裏腹に、ロードムービーの如く淡々と流れる情景。
もしかしたら、この作品ほど「読むのに最適な時期」を選ぶ小説は無いのではないか。

二十歳前後の頃にしか感じられないものというのは、やはりあると思う。
小説に限らず、作品というものは、それを受け取る側の年齢や経験で、大きく評価が違ってくるのだ。

今日、成人式を迎えた人も多いだろう。
今しか味わうことのできない作品。

これは、そんな小説だと思う。

83名無しさん@避難中:2012/02/22(水) 07:47:07 ID:aDZ7euj20
牛乳が切れた
買ってきたら
今度は丁度砂糖が切れた
買ってきた
そしたらコーヒーが切れました

84名無しさん@避難中:2012/02/25(土) 05:52:37 ID:sZGyM8A2O
休みなのに変な時間に起きちゃって睡い。

85名無しさん@避難中:2012/02/29(水) 12:06:25 ID:eV3tTeBY0
どんなに困難でも、諦める事だけはしねぇ。

86続・装丁について:2012/04/11(水) 15:05:54 ID:wO1bNdKs0
2ちゃんねるのニュース速報VIP板、通称「VIP」は、たまに面白い観点でトピックが立てられることがある。
普段は見ないのだが、まとめブログの見出しに釣られ、そうしたスレッドを読むことがある。

先日もなかなか興味深いものを見た(読んだ)ので、かねてから考えていたことと絡めて綴ってみる。


以前、この欄で「装丁について」というテーマで書いた。
今回はそれの続編ということになる。
まず、くだんのVIPスレから紹介しよう。


>【画像】参考書の女の子の可愛い画像集めようぜ(ラビット速報)
> http://rabitsokuhou.2chblog.jp/archives/67162199.html

今頃気づいたということが恥ずかしい限りなのだが、昨今の学習参考書は有名漫画家が表紙を描いているようである。
上記スレをさっとでも流し見してもらえばわかるが、スレでは中経出版のものが多く取り上げられている。

中経出版は、老舗の学習参考書出版社のようだ。
たしかに会社のHPを参照すると、自分が学生時代に目にしたような書籍を見つけることが出来た。
だが、ここでは会社について多くは言及しない。

表紙を見て、画期的だと思った点がある。
漫画家(絵師)のクレジットをしっかり載せているということ。
ていねいにカバー折り返し部分にも代表作と共に紹介文が載せられている。

名前は知っていても、具体的な作品名が思い浮かばなかったので、ちょっと調べてみると、このようなエントリーが。

http://emma.blog.shinobi.jp/Entry/208/

よく知らない自分の拙い説明よりも、上記エントリーのほうが分かりやすく紹介しているが、
(漫画を読んでいないので)内容は知らないけれど、どこかで目にしたことのある作品名ばかり。
絵単体で見ても、ちょっと手に取る気にさせる。「釣り表紙」としては上々のものだ。


そしてやはり、これはメディアによる記事にもなっているのだった。

> 参考書に「ハルヒ」や「らき☆すた」 中経出版が仕掛ける“コラボ参考書”の裏側に迫る(ニコニコニュース)
> http://news.nicovideo.jp/watch/nw216478

中経出版については、上記記事を読んでもらえればひとまずは十分だろう。
そして、この「学参表紙に漫画家起用」という事象だけを取り上げるなら、この記事だけで事足りる。


上記ニュース記事によると、このような「有名漫画家表紙の学参」の購買層は、
メインターゲットである中学・高校生よりも、その漫画家のファン層が大部分を占めているそうだ。

87続・装丁について:2012/04/11(水) 15:07:24 ID:wO1bNdKs0
「絵師が誰であるか」は、そのコンテンツの出来不出来にかかわらず、売上に寄与する要因として極めて重要なのだ。
場合によっては、その絵が作品にマッチしているかどうか、よりも。


綾辻行人『Another』は漫画化され、それは清原紘(『万能鑑定士Qの事件簿』表紙)が描いたのだったが、
アニメ化にあたってはキャラクターデザインをいとうのいぢが担当した。

いとうは、言うまでもなく『ハルヒ』『シャナ』の人である。

だがしかし、ここで清原の絵でアニメ化することはかなわなかったのだろうか?という疑問が残った。


なんというか、売れたアニメの絵師にデザインをさせ、漫画は(そこまで有名でない)別の作家が担当、という流れが
あからさまに見えてしまい、何とも言えない気分になる。

アニメ化と漫画家のどちらが先行したか、という疑問が出たが、おそらくこの二つはメディアミックスとして、
企画段階から同時に仕掛けられているものなのだろう。
市場に出てくるタイミングがずれていても、メーカーやプロデューサーの間では同時に青写真が描かれているものなのかもしれない。

ただ、余計なお世話ではあるが、清原紘という作家にも名が売れるチャンスを与えて欲しかった、とは思う。

さきの中経出版の画期的な点は、クレジットをきちんとしていることにあると書いた。
しかし既に有名作家を使っている場合、絵柄そのものがクレジットと言えるわけだし、
メインの購買層が、既に漫画家としてその作家を知っているファンなのだから、これではあまり意味はない。

比較的無名であっても、いい絵を描く作家を起用できなかったものか・・・と思ったが、今までにもそうしたことは多々あった。

セミプロといえるくらいのイラストレーターのブログを見ると、ちらほらと学参や進路説明情報誌の表紙や挿絵の仕事が話題に出てくる。
しかしそれが彼らのデビュー(漫画やゲームキャラのデザインなど名前が大きく出る仕事)につながるかというと、必ずしもそうではない。
そうした仕事では、彼らの名前が作品とともにきちんとクレジットされることはほとんど無く、ましてや他の作品を
紹介するスペースなど皆無に等しいのだ。


紙の本が売れない時代になって久しい。
学参とて例外ではないだろう。

売るために“勝ち馬に乗る”のも、ある程度しかたのないことなのかもしれない。
しかし、より多様なイラストレーター、漫画家が出てこれる環境を維持しない限り、やがて見出されるべき才能も埋もれてしまうだろう。
たかが表紙一つ、挿絵1カットでも、好感を覚えた絵柄は絵師が誰か気になるし、他にどこかで描いているのか知りたいと思うものだ。
そうした情報に容易にアクセスできる状態が、彼らのチャンスにつながるのではなかろうか。


しかしそれはそれとして、学習参考書に拍子にそうした試みを行った事自体は画期的であると思った。
クレジットしている点も好感を覚え、この記事を綴るに至ったわけである。


まあしかし、あからさまに既存作品名を前面に押し出したものなどは、安直かつ下品の極みとは思う。

8886-87:2012/04/11(水) 22:56:34 ID:wO1bNdKs0
たはー、誤字が多い・・・失礼しました。

>>86
l.28 引用符( > )抜け

>>87
l.16 誤:漫画家      正:漫画化
l.43 誤:参考書に拍子に   正:参考書の表紙に

89名無しさん@避難中:2012/06/19(火) 11:06:57 ID:wfJ7m6HU0
エッセイエッセイ!

90短編漫画について:2012/06/22(金) 01:34:37 ID:EWsxvxgc0
短編漫画が好きである。
1話読み切りのもの、あるいは連作で1巻完結のものだ。

何故こんなことを書くに至ったのかというと、少し前の事になってしまうが、とある漫画雑誌編集者のツイートがきっかけだった。
正確な言い回しは忘れてしまったが、いわく「短編漫画には意味があるのか」というような内容だったと思う。

もちろんこれは言葉足らずで、それゆえに短編漫画を軽視したつぶやきと誤解され、有名漫画家らからそれを諌めるツイートが返された。
そのことがネットニュースの記事になったのだ。
ツイートした編集者も、軽視する意図はなく、
短編は連載とは違う技術を要する表現形式であること、連載で力を見せられる若手のプロ志望者に門戸を広げる意味で、
「まずは読み切りを持ち込め」的な風潮に一石を投じたい思いがあったことを、その記事では報じていた。

漫画業界に詳しくはないので、プロになるためにどのようなプロセスを踏むのかは存じないが、
短編と長編連載とではアプローチが異なる、というのは異論を差し挟む余地がない。
ときに短編は連載よりも高度な技術を要し、新人やプロ志望者にとってはハードルの高いものであるのかもしれない。

これは漫画に限らない。小説、映画においても全く同じことが言える。
短い中で、プロットや起承転結をまとめあげ、登場人物を無理なく動かすのは、なかなかに経験と技術のいるものだ。
登竜門といえる場でそれを求めるのは、ある意味では酷なことなのかもしれない。

91短編漫画について:2012/06/22(金) 01:37:05 ID:EWsxvxgc0
話が逸れてしまった。

作家の側からすると、短編とは力を見せられる格好の(そしてごまかしのきかないシビアな)場であるといえる。
では、読み手にとってはどうか。

まず、下世話な話からすると、購入するにあたっての心理的負担がない。
1冊で完結のため、2冊3冊と買い続け(ないと面白さがわからない)る事を考えなくて済む。
それゆえ、どんな作風の作家か分からない場合、それが自分に合うかどうかを確かめる意味で、
まず短編から入る、というのは理に適っているのではないだろうか。

もちろん、連載ものと読み切り短編とでは、あえて全く違った作風で臨む作家もいる。
それもまたその作家の違った魅力を発見することになり、決して無駄ではないと考える。
個人的には、短編の持つ独特の、余韻をひくような読み味が好きである。
優れた短編は、もっと続きが読みたいと思わせる。

とは言え、小説と異なり、漫画の短編はなかなか書籍化されないと聞く。
連載ものであればある程度回数が重なれば単行本として世に出ることとなるが、短編は雑誌に掲載されてそれでおしまい、ということが多いようだ。
単行本として発刊するには本数が必要で、単発の読み切りでは難しい。
また、一部の読み手にとっては、読みきり短編とは、雑誌の中のとある連載作品が急遽休載となる(いわゆる『落とす』というやつ)ときに
誌面を埋めるもの、くらいの認識かも知れない。
そんな短編をどうにかまとめて書籍化したとしても、セールスを見込めるかどうかは怪しい。

92短編漫画について:2012/06/22(金) 01:49:11 ID:EWsxvxgc0
だらだらと聞きかじった業界の話を書いてしまったが、
要するに、短編は高い技術を要し、それゆえ優れた作品があるのに、不遇の扱いを受けているのではないか、ということが
言いたいわけだ(そんなことをここで書いてもしょうがない気もするが)。


さて、最近読んだ短編漫画を紹介して終わろう。

『夜のスニーカー』星里もちる
『コンチェルト』はっとりみつる
『彗星少年団』倉薗紀彦

漫画雑誌を定期的に読む人なら、「ああ、あの人ね」とすぐ分かるくらいの有名作家である。
しかしそうでない人間にとっては「名前は聞いたことあるけれど、どんな作品を描いているのか知らない」という程度の認識である。



『夜のスニーカー』
>趣味のウォーキングで意気投合し、付き合い始めることになった中川とミサキ。
しかし、恋愛に対してコンプレックスを持つふたりは、なかなか身体を重ねられずにすれ違っていく…(裏表紙より)

登場人物の二人が、30目前にして性交渉に奥手・・・という設定。なんとなくオトナ向けの話か? と思い、
読んでいて、たしかに「大人向け(中高生に比べれば)」かも知れないとは思った。
もちろん性交渉の描写は出てくるが、いやらしさはまったく無く、とてもリアルな心理が描かれていると感じた。

これは、読み手を選ぶだろうと思う。まさにその年代なら、共感できる部分は多いと思う(自分は大いに共感した)。
この年代より下なら、実感を伴わなくてつまらないだろうし、この年代より上ならば「なんだ、こんなの」と
陳腐に感じてやはりつまらないのだろうなと思う。

カテゴリで言えば恋愛ものなのだろうが、テレビドラマでやっているような感じはなく、かなり地味な展開。
ただ、自分に重ね合わせる部分で読むものであろうと思う。

93短編漫画について:2012/06/22(金) 01:50:24 ID:EWsxvxgc0
『コンチェルト』
女の子同士の恋愛を描いた、いわゆる百合もの。
エロい描写こそあるものの、エロ漫画までは行かない、いわゆる「お色気」とでも言ったらいいのか・・・?

女の子(女子高生、ひとり高校教師)の心情が切なく描かれていて、この手の属性がある人ならば損はないかと思われる。
絵柄がかわいらしく、好感が持てた。

ただ、気になったことがある。
いわゆる「萌え」のポイントは、やはり描き手と読む側では違うのだろうか、ということだ。
作者はあとがきで、最も気に入っている作品として第4話を挙げている。
たしかに第4話は、漫画としての表現は文句なしに素晴らしいと感じた。
静謐な空気感を上手く描写し、登場人物にも心地良い緊張感が満ちている。

しかし、読者受けはしないかもしれない、と思ってしまったのだ。
読者は当然、百合的「萌え」を求めているのであり、芸術的表現は求めていないかもしれない・・・

まあしかし、そんな小難しいことは考えずとも楽しめる良作であることを記しておく。



『彗星少年団』
短編漫画を選んで、当たりを引いた時の嬉しさは、何にも代えがたい。
そしてそれは、残念ながら他の人と共有できないことが多い。

多くの人が良作を認める作品は前評判がイヤでも耳に入ってくるので、当然バイアスがかかった目で手にとってしまう。
しかしこれは事前情報が何もない状態で入手した。上ふたつと違い、作家の名前すら知らなかった。

昔、週刊少年ジャンプに『ボクはしたたか君』という漫画があり、その中で夏休み編と称して
田舎町で過ごすシリーズがあったが、それに似た感じを受けた。
豊かな自然の中で過ごす日々が、とても魅力的に描かれている。
自分も同じような体験をしたエピソードは懐かしく読み、体験できなかったことは憧れ、羨ましくも思いながら読んだ。
物語のラストは少し切ないのだが、それもまた良い味になっている。

あっと驚くような仕掛けは何もなく、言ってしまえば平凡な作品ではあるが、
全体に流れる雰囲気が、好きな人にはたまらなく何物にも代えがたい印象を残す。

94名無しさん@避難中:2012/06/22(金) 14:39:01 ID:7eO7mv3E0
短編は何かの連載ものの巻末にぽんっと挿入されて刊行されてたりするんだよな

95名無しさん@避難中:2012/06/23(土) 21:21:29 ID:aLJPMZ4M0
>>94
レスありがとうございます

創発住人の皆さんには釈迦に説法のような駄文を書いてしまいましたね・・・
申し訳ない。

96原作ものの映像化:2012/06/23(土) 21:28:52 ID:aLJPMZ4M0
○HKがK談社を提訴 ドラマ化許諾契約めぐり
http://www.asahi.com/national/update/0621/TKY201206210509.html

ニュー速ではないので記事の引用はしないが、大意は以下のとおり(伏字は筆者)。

>辻村M月さんの小説「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」のドラマ化を進めていたN○Kは出版元の講D社と映像化の許諾契約を結んだ。
 だが同社は今年2月、辻村さんがドラマの脚本に納得していないことなどを理由に、契約の白紙撤回を伝えたという。
 K談社は「脚本における原作の改変が著者の意向に大きく反していたことから、NH○と話し合いを続けたが、合意に至らずドラマ化を見送りたい旨を伝えた。


こういうことはよく起こっているのだろうと思う。

原作つきのドラマは多くなっていることは、前にこの項で書いた。
作者側がドラマ化するにあたっての脚本にNOを突きつける、そうしたことはあってしかるべきと考える。
昨今のドラマ状況を思うに、おそらく本件も、作品をろくに読み込まず、作者の意向を汲もうともせず、

芸能事務所との利害のみでキャスティングされる → キャストに合わせてシナリオ大幅変更 → 作者「 ( ゚ω゚ ) 」
というような流れだったのではと妄想する。

もう、こんなことはやめたほうが良い。
もちろんドラマ化そのものは良いことだと思う。
メディアミックスは、ときに作品の魅力を多角的に見せてくれる手法であることは事実だ。

しかし、テレビ制作陣のスキルもそれにかける意気込みや熱意も、10数年前と比べると低下しているのではないか。
とくにドラマは、本当に見たいと思わせる作品が少なくなったように思う。

原作つきが多くなったのも、脚本にかける手間や時間を省くのと、原作のネームバリューに乗っかっている構図がある(これについても前述した)。
熱意とスキルを持つスタッフによる映像化であれば、シナリオもそこまで大きく変わることはないだろうし、たとえ大幅な改変があったとしても、
それはメディア違いに起因するものであったり、あるいは監督その他の「見せたい」と思う意志によるものであって、
そこには同じ表現者・創作者どうしの矜持が現れるのだから、原作者も納得するのではなかろうか。

詳しいことは分からないが、そうした話し合いを持てなかったのであろうと、勝手に想像する。
ともあれ、原作者も納得のない映像化物を見せられるファンはたまったものではないだろう。

原作者を損ね、原作ファンを損ね、そしてそれが新規のファンをも呼び込めないのだとしたら、一体誰が得をするのか?

創作物全般に対する冒涜といえよう。

もう、こんなことは辞めるべきだろう。

97名無しさん@避難中:2012/06/24(日) 05:36:35 ID:9wLut0Fg0
ああ、それ担当が作者に一切話を通さず企画の契約結んだのかと思ってたw

98名無しさん@避難中:2012/07/31(火) 22:54:34 ID:NXDsEY4w0
書く

99名無しさん@避難中:2012/07/31(火) 23:57:24 ID:NXDsEY4w0
810

100名無しさん@避難中:2012/08/01(水) 22:34:03 ID:b/aI3CoU0
ともかく45分、慣れたら90分

101名無しさん@避難中:2012/08/06(月) 21:47:28 ID:XoSGL5hQ0
フムン

102名無しさん@避難中:2012/08/06(月) 23:31:38 ID:XoSGL5hQ0
1170

103名無しさん@避難中:2012/08/24(金) 19:40:45 ID:cBi1mbr.0
首痛い、どうも寝違えたっぽい
こんなに痛くなるまで寝違えたのは初めてだわ

104「道具」と「霊性」:2012/08/27(月) 22:49:36 ID:d5munNkg0
東急ハンズやロフトが好きである。

自分としては「道具や専門ツールを扱うお店」という認識だ。

道具というものは(例外はあるにしろ)、基本的に無駄がない。
目的がはっきりしているゆえ、それに向けて素材および形状(シェイプ)を磨いてきたモノたちである。

ある一点の目的だけに集中したモノは、美しい造形を持っている。
これは、自然界を見れば一目瞭然だ。

動物でも植物でも、生物たちはみな、目的に特化したシェイプを獲得し、進化させてきた。
肉食動物の筋肉が美しくしなやかに発達したのは必然であり、
昆虫によって媒介される植物の花弁が魅惑的な花を咲かせるのもまた必然なのである。


戦車や戦闘機といった兵器に、多大な愛情を寄せる人達がいる。
また、銃器や刀剣に執心する人もいる。

兵器や武器への執心と、道具への愛情とは、根っこが同じなのではないか。
そういう仮説に基づくと、彼らの心理は理解できるような気がする。


勿体ぶった解説(妄想?)をしよう。

兵器にしろ動物にしろ、そこに「装飾」は存在しない。
一切の(無駄な)装飾を許さない、ただただ目的を全うするためだけにある、その形状および素材。
それが、喩えようもない美しさ、一徹の潔さを醸し出す。


さて、道具というものは、それを見ればおのずとどのような用途なのか分かるものがある。
例えば調理器具。あるいは工具、あるいは画材。
実際にそれを使用する機会は無いものの、その道具が「どのように」用いられているか、
眺めているだけで想像力を掻き立てられるというものだ。

道具というものには、プロフェッショナルな匂いがつきまとう。
優れた道具は、それを使うことで、普段以上の能力を手に入れられるような気にすらなる。
反面、一切の妥協を許さない、いい加減な「仕事」を許さないニュアンスがある。

創作の物語、とくにバトル物や伝奇ものに関しては、「武器」に非常に大きな意味を持たせていることが少なくない。
それは、目的に特化した「職人的」気質と唯一無二の存在である「希少さ」が合わさって醸しだす、
一種の「霊性」に拠っていると思う。

・・・考え過ぎだろうか?

105名無しさん@避難中:2012/08/27(月) 23:05:05 ID:r1GMRLm.0
戦闘機は機能美の塊であるのは飛行機ヲタの常識ですぜ。

106名無しさん@避難中:2012/08/27(月) 23:59:37 ID:d5munNkg0
>>105
レスありがとうございます

そうですね。自分も戦闘機は大好きですよ!
『エリア88』に出てくるやつくらいしか知らないニワカですけどw

107名無しさん@避難中:2013/03/07(木) 01:24:58 ID:EJsfY4Rs0
春はあけぼの。
というか深夜だが、雪解けが始まり顔をのぞかせた自宅周辺の垣根の
葉っぱを2頭の汚い羊(おそらくカモシカ)が夢中になって食ってたw
よほど腹が減っていたのか、俺の車が近づいても逃げる素振りを見せず
パッシング数回でやっと道を開けてくれた。
つーか邪魔だしぶつかったら間違いなく車が壊れるんでとっとと逃げてくれw

108母の日に向けて   『おおかみこどもの雨と雪』感想:2013/05/04(土) 02:53:25 ID:9WHrBy7g0
<おおかみこどもの雨と雪>興収40億円突破 オリジナルアニメとしては異例の大ヒット
http://mantan-web.jp/2012/09/18/20120918dog00m200006000c.html

素直に嬉しい。

いまさらの鑑賞レビュー。
細田守という名前もこの作品で初めて知った。つまり自分は、語るには「ニワカ」過ぎるのである。


事前のアオリでは『時をかける少女』『サマーウォーズ』の名が頻繁に出てくるので、それに関わった人物だとは知っていた。
けれど、それらの作品もチェックしていない人間にとって、その情報は意味を持たない。

したがって、これをある意味「先入観なしのニュートラルな」立場で鑑賞できた、とも言える。

結論を先に言う。

非常に良い映画である。

もちろん粗はある、だがそんなものは些末な出来事に過ぎない。
人間描写が細やかで、子育ての喜びや子供らの葛藤をよく描いていると感じた。

「おおかみこども」という、ファンタジーそのものの存在を描くにはアニメしか無いと思った。
そして、それを地に足ついたものにしているのは、他の部分の描写についてリアリティを追求し、過剰な演出を抑えた成果ではなかろうか。
風景など、実景写真をそのままトレースしたようなカットが多く登場する。
人物キャラも、一部声をあてている役者さんに似せたデザインがある(これには苦笑したがw)


子育て(および田舎での生活)を美化し過ぎ、という批評は多く目にする。
それについては否定も反論もしない。
現実の子育てはもっとままならないだろうし、現実の畑仕事はあんな生易しいものではないだろう。

個人的スタンスなのだが
現実の世の中があまりにもクソッタレなので、せめてフィクションの世界では幸せに完結してほしい、という気持ちがある。
だから、本作は確実に現実の『幸せ成分』をうまく抽出していると感じたのだ。現実に大きく乖離すること無く。


積極的に自然とかかわりお転婆な姉・雪と、自然の存在に圧倒され、引っ込み思案な弟・雨。
それが成長するに従って、雪は他者とのかかわりに気を遣う女の子に、雨は対照的に人間に興味を持たず学校へ行かなくなり、山に籠るようになる。

兄妹が違う道を自分たちで選んで歩いてゆく。
この違いが遠因で彼らは喧嘩をするのだが、これが彼らの本性の姿、狼のかたちで激しく行われる。

人間である母・花は彼らを止めるすべを持たず、雪は風呂場へ逃げ込み人間の姿で悲しみに咽び、雨は形容しがたい凄みを漂わせて人の姿でそこに佇む。
ここは映画のハイライトと言ってもいいだろう。様々な思いを突き付けられる場面だ。


ヒトを含む動物はやがて成長し、親元を離れ一人で生きてゆく。その過程で伴侶を見つけ、子を生す。
これは自然の摂理なのだ。

ヒトは、賢くなり過ぎてしまったのかもしれない。
進化を推し進める結果は、自滅だという。あまりにも賢くなり過ぎた動物は、自ら死を選ぶ。



冒頭の記事から。
>「有名な原作があるわけでもないノンブランドな作品がたくさんの方に支持していただいたのはありがたい」

この言葉にぐっとくる。
原作があろうがなかろうが、結局のところ話が面白ければ「売れる」のだ。
良いものは良い。
ドラマの「家政婦のミタ」や「MOTHER」を引き合いに出すまでもないだろう。

原作に倬る低クオリティな作品が多い今、このことをきっちりと認識すべきだと思う。
「売れない時代だから」は言い訳でしか無い。原作だのキャスティングだの、話の本筋とは無関係なところで狡くやろうとする。

本末転倒だ。
良い物を、ストイックに丁寧に作れば、必ず答えが返ってくる。


余談。
なんで、子どもはあんなに可愛いのか!?
幼い子どもの“可愛らしさ”を、リアリティを持って克明に描いたのは、本作をもって他にないと思う。
彼らに豊かな未来を残すこと、これだけが、先に生まれた我々に課せられた使命なのではないだろうか。

「元気でいてくれれば、それでいい。」

子を社会へ出し、離れて暮らす世の親は、おそらく子に対してこういう感情を持っているのだろう。
音信不通だろうが勘当同然で家を出ていようが、関係無い。

作中で花は、山へ回帰した雨にそう言う。人間として生きていく決意をし、寮生活に身を投じた雪に対しても同じことを思っただろう。
親というのは、いつまでも子の世話をしたいけれどそれはかなわない、彼らが一人でやっていくのを見守るしかないのだ。
彼らが立派にやっているのを見る時、誇らしさとともに一抹の寂しさを感じるかもしれない。けれど、それは甘く苦い寂しさだろう。

「子を思わない親などいない」

この言葉が、ずっしりと重く感じられる作品である。

109名無しさん@避難中:2014/04/10(木) 01:27:56 ID:Itx/EoWY0
ksks

110名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:00:39 ID:lIG/kegc0
子供の頃の、ある思い出について書く。



はじめに断っておくが、これを読んで「もしかして俺/私のこと書いてる?」と思わないで欲しい。
子供の頃の記憶など曖昧で、僕が脳内で勝手に作った話かもしれないからだ。
これが事実という証拠は何も無いし、個人を特定するような物事も一切ない。

111名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:04:28 ID:lIG/kegc0
小学校の5年生、あるいは6年生だったかも知れない。
クラスの友達グループのうちの一人と遊んだ時のことだ。

彼とはすごく親しいというわけでもなく、「ときどき遊ぶ友達のうちの一人」だった。
彼としても、僕はとくに近所というわけでもないし、同じ認識だっただろう。


「あいつの家へ行こうぜ」

家を訪ねると、彼が言った。


「あいつ」とは、クラスの一人の女の子のことだ。
彼とは家が近くだった。

僕は、彼がその子と幼馴染のような近しい存在だから、そう言ったのだろうと思った
(それは、おそらく大きく違わなかっただろう)。


印象的だったのは、以下の出来事だ。

112名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:07:38 ID:lIG/kegc0
彼とともに、その女の子の家へ遊びに行った。
彼女の親は不在で、彼女一人だった。
そこへ、僕ら男子二人が行ったのだ。

彼女は僕らを迎え入れ、ゲームなどして遊んだように思う。
やがて彼女は、習い事である新体操に行く時間だと言った。

そこで友人の彼は言った、「レオタード着て見せてよ」と。

113名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:11:01 ID:lIG/kegc0
僕は女の子のレオタード姿など見たことがなかったが、初めて見るそれは、素朴な当時の感情で言えば
「恥ずかしくないのかな?」
だった。

水着みたいなもの、といえばそれまでだが、濃いピンク色(確かそうだったと思う)のそれは、
当時の僕には、今で言い換えれば「きわどい」と思えたのであり、
当然、僕はすごく驚いていた。

それと同時に、彼女がためらいなくそれを着て見せたことにも驚いたし、
そんなことを何気なく、ごく自然に要求できる友人にも驚いたのだった。

114名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:14:13 ID:lIG/kegc0
彼女のレオタード姿を見て、また友人の平然とした態度に、僕は為す術がなかった。
彼らの間では特に驚くようなことではないんだ、と思って、リアクションを抑えていたように思う。
というより、どうリアクションしたものか分からず混乱していた、という方が近いかも知れない。

結局、その後どうしたかの記憶はあまりない。僕らは普通に帰ったのだろう。


何が言いたいのかというと、
彼は、そのようなことをさらっと言える存在だったのだ、ということだ。

115名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:16:37 ID:lIG/kegc0
彼はなかなかモテるヤツで、家もお金持ちだった(当時は意識しなかったが、後から思えば間違いなくそうだった)。
バレンタインなど、他クラスの女の子からもたくさんチョコレートを貰うタイプだった。

当時の僕がそんな彼とも臆せず遊ぶことができたのは、やはり小学生だったからなのだろう。
今のように、リア充だのイケメンだの気にして引け目を感じるものはない。

116名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:21:22 ID:lIG/kegc0
女の子は、「レオタード着て見せてよ」という要求に、誰にでも応えるというものではなかっただろう。
幼馴染の、ちょっとかっこいい彼だから、応えたのではあるまいか。

彼女は、幼心に――いやいや、女性は幼い頃から“オンナ”なのだ――「彼になら見せてもいい」と思って
そうしたのではなかったか。
僕というオマケはあるにせよ、些細な事だっただろう。

117名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:23:29 ID:lIG/kegc0
で、これをなぜ話題にしているかというと、もうお分かりだと思うが

女性に不自由しない男というのは、幼い頃からその素地を身につけているものなのだ、ということだ。
思春期、中高生になって突然女扱いが上手くなるのではない、彼らはもっと幼い時分から
何となく、そうした「女心の扱い」を試行錯誤して知っているのだ。

そんな彼らと、マヌケな喪男である自分が同列に語れるわけもなく、
このことからも、恋愛相談など、まるで意味のない物事だと思える。

彼らのような人間と自分とでは、根本から、素地からして違うのだ。
そんな相手に、ひと通りの「相談」なぞ適用できるはずがない。

118名無しさん@避難中:2014/05/03(土) 05:26:37 ID:lIG/kegc0
思い出話と、それについて考えたことは、これで終わりだ。
「で、なにが言いたいの?」と言われても、恐縮するしかない。
ふとこの話を思い出して、ちょっと書き留めとくことにした。
ただそれだけのことだ。


まあ、何かのネタになるかも知れない。
面白くなるかどうかは別として。

119名無しさん@避難中:2015/03/18(水) 23:24:04 ID:VllIsVos0

 数日前の帰宅途中の出来事。深夜と言っていい時間帯。
鼻歌交じりでハンドルを握っていたところでフロントガラスの向こう側約20メーター先で
二つの何かが光った。捨て猫野良猫か?っと思った矢先、そいつはくるりと背を向け、自分の
車から逃げるように反対方向へ動き始めた。
 バスケットボールにまだらな茶髪のかつらを被せたような謎の生物。わさわさ身体は揺れているが
尻尾はおろか足さえ認識不明な後姿はユーモラスだが少し不気味。冬を耐え、暖かくなって活動的に
なり始めた冬毛の狸。そう思うのが一番妥当な線だ。
 県道に野生動物。田舎では稀によくある光景でそんな大げさに驚くことではない。
だがしかし今回の出会いにはちと問題があった。その狸と遭遇したのは事もあろうに全長100メーター
程度の橋の上。しかも対岸まではまだまだ遠いちょうど橋の真ん中あたりなのだ。

 片側一斜線で車幅は狭い。歩道が整備されていればまだ救いもあるが当然そんなわけもなく
そして落下防止用のガードは隙間だらけ。高所恐怖症の歩行者にはかなり気の毒な、車を運転する者に
とっても対向車、歩行者にかなり気を遣う老朽化がすすんだ橋である。

 自分の置かれている立場を理解しているのか狸はけして路肩には近づかなかった。、
そして厚かましいオバチャンのように、イラっとくるじれったくなるスピードで道路のど真ん中を
ちんたら走り続けた。
 縁もゆかりもない一匹の狸。
一発ダッシュをかませば追い越せなくもなかったが、その弾みで狸がビビって妙な挙動をして誤って
轢いてしまう。あるいは捨て身で川へダイブされてしまう可能性も否定できず、万が一そうなったら
今後しばらく夢でうなされそうなので鈍足狸への威圧兼対向車がきた場合の合図としてチカチカと
パッシングを繰り返し、ハザードを点けながら狸が橋を渡りきるのを待った。
 時間にしたら一分そこらだろうか。
運良く対向車後続車もなく無事狸は橋を渡り切った。そしてその瞬間一目散で茂みの中に消えていった。
 
 橋向かいのコンビ二にゴミでもあさりに行くつもりだったのだろうか。命知らずというか随分たくましい
狸だなとほのぼのする。が、やっぱり道路に出てこられるのは勘弁願いたい。一歩間違えればアクション
映画コメディ映画にありがちな多重クラッシュに発展する危険性もある。
 動物は嫌いじゃないしたまにカモシカなんか見かけると可愛いなと思う。
でも基本的に敵対視されてるので突然遭遇したらお互い困るだけだ。日常の些細な、でもちょっと
ほんわかする出来事としてネタにはなったが、動物は動物園で見るのが一番だなとつくづく思う。

120名無しさん@避難中:2015/06/24(水) 21:50:28 ID:jiHpkfoc0
ぬるぽ

121名無しさん@避難中:2015/06/24(水) 23:28:16 ID:EcCKUqCE0
ガッ

122名無しさん@避難中:2015/08/15(土) 23:38:31 ID:bK59jEq.0
何も考えず、「消費」だけする。

接した作品について、いちいち考えてなどいられない。

ぼーっと読み聴き視て、「面白かった/カッコ良かった」と感嘆し、それを創ったのが自分ではないことに嘆息する。

「受け手サイド」にいることに、もう飽きている。

しかし「創り手サイド」はもっと修羅の道だ。

「好きだから」だけで続けられるものではない。

創る苦しさ、評価という試練。

創作者とは、真性マゾヒストまたはただの変態にしか成り得ないポジションなのである。

123名無しさん@避難中:2016/03/18(金) 04:34:53 ID:AgK0ON9.0
変態は大変なのだ

124『精霊の守り人』実写ドラマ化:2016/03/26(土) 17:20:53 ID:3CqkVSPA0
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/25/guardian-of-the-spirit_n_9549014.html

小説・漫画・ライトノベルの実写化は、今に始まったことではない。
というよりも、完全オリジナルの映画やドラマのほうが少ない印象を受ける昨今だ。
特に邦画は、原作ものでない映画を探すほうが難しいだろう。

5年前に、『精霊の守り人』について書いた(>>64)。
実写化など無理だろうと思っていたが、そこはさすがNHK、持っている技術を使って
「和製・ロード・オブ・ザ・リング」的なものを作り上げたようだ。

ハリー・ポッターもそうだが、SFX技術の進歩でファンタジー世界も実写で違和感なく描けるようになってきた。
進撃の巨人も(観ていないが)好評だったようだし、この流れはしばらく続くのだろう。

125名無しさん@避難中:2016/03/26(土) 17:26:19 ID:3CqkVSPA0
ところで、『精霊の守り人』の漫画は3巻で完結している。
個人的には藤原カムイの起用は大当たりだったと思っていて、出来れば続編も描いて欲しかったのだが
人気漫画家は多忙で、それどころではないだろう。

似た作風の若手漫画家(例えば藤原氏に師事jしているような人)に、
『守り人シリーズ』を描いてもらえたらいいのにな、と思う。
ドラマとのタイアップ、メディア・ミックス戦略としてもありではなかろうか。

126名無しさん@避難中:2016/04/25(月) 23:23:19 ID:w.VR2tk.0
今日はツイてない1日だった
どんくらいツイてないかというと

・いつも持ち歩いている折り畳み傘を、たまたま忘れた日に限って雨に降られ
・定食屋で大盛りを頼んだ筈はないのに、大盛りが来て無理して食べて大盛りの代金を請求され
・今日届くよう発注した品物が「あ、ごめんなさい明日になってました」と言われ、
ごめんなさいだけで済まさざるをえない(物理的にどうにも出来ないから)

朝から晩までどこかハズれてる
そんな日、ありませんか? 
「いつも出来てるのに・・・よりによって!」って、悔しくなること、ありませんか?

今日はそんなクソッタレな日でした

127名無しさん@避難中:2016/06/29(水) 18:23:34 ID:fT44vlz.0
ksks

128名無しさん@避難中:2016/06/30(木) 00:28:09 ID:fbXh/fa60
>122

受け手 → 労働者
創り手 → 経営者

と置き換えると
「意識」の面で共通点が見いだせる……ような気がする

129名無しさん@避難中:2016/09/01(木) 08:18:47 ID:I6NJbLzM0
夢の中の自分はなぜか高潔な人物のことが多い
エロエロな夢も見てみたいんだがどうも潔癖な深層心理が拒んでいるようだ
というわけで夢の中でやたらとクサいセリフを吐いたのでここに残す

大統領選挙があり私は仲間とともに賄賂を渡されて○○に投票するようにうながされた
金額は200万円ぐらいだったかな
拒否した際のセリフが「そんなことをしなくても貴方が支持に値する人物なら投票しますよ」
なんで候補者本人が直接賄賂を渡すんだとかそういうのは無視して
他に良い候補もいなかったので結局○○氏に投票
それに感動した○○氏に500万円あげると言われ心動くも拒否
なんで誰に投票したかバレてるのか怖すぎると思いながらも
「500万でも心を売ることはできない」
「それだけの価値しかない人間だと思われたくない」だとさ
現実なら買収されてるかもしれないのになあ

130名無しさん@避難中:2016/09/03(土) 06:50:06 ID:I9MwuY8k0
>>129
かっこいい
「潔癖な深層心理」が現れてるな

オレは夢の中で誰かに罵られてばっかりだ
しかも当たっててグサリとくるやつ

131『イエスタデイをうたって』完結:2016/09/10(土) 22:56:15 ID:RnWEjIZY0
冬目景の漫画『イエスタデイをうたって』が、完結した。

じつに15年ほど連載していたことになるのだが、不定期連載なので単行本の刊行数は11巻と多くない。
非常にゆっくりと進んだ話で、現代劇でありながら作中の時系列と実際の時間の流れに乖離がありすぎる作品ではあった。
連載当初はまだ固定電話が活躍する余地があったが、いまや携帯を持っていない人を探すほうが難しい時代になった。
結果、主人公のリクオ(魚住陸生)はわざわざ“ケータイを持たない主義”というキャラ設定をするハメになった。

この作品を読み始めたのは高校生の頃で、定期的に読んでいたのではない。
兄が買っていたビジネスジャンプをこっそり盗み読みするかたちで初めて目にした。
そのすぐ後に大学に入って一人暮らしを始め、近所の古本屋で単行本を見つけて、以後は単行本だけを追っていくこととなった。

が、なにせ話がなかなか進まないから単行本もなかなか出ない。
1年に1冊出れば良いほう、という有様で、新刊を読んだ後はしばらく存在を忘れて、
気がついたら買う、という感じになっていた(うっかり既に持っている巻を買ってしまうこともあった)。

132『イエスタデイをうたって』完結:2016/09/10(土) 22:58:44 ID:RnWEjIZY0
そんなに時間が空いてしまうと、読み手だって歳を取る。

読み始めた頃は主人公(リクオ)のほうが年上だったのだがすぐに同年代となり、読んでいて大いに共感したものだった。
月日は流れ、気がつけば自分のほうが年上になっていて、僅かにだが以前ほど共感できなくなってしまっていることに気が付き、愕然とし、また寂しい思いもした。

愕然としたのはそれだけではない。
最終巻は、明らかに「まとめに入っている」感が全面に出ていた。

かつて登場した人物を再登場させて主人公らに再会させるなど、タイミングとして“あざとい”感じがした。
それはまあ良いのだが、ちょっと「結婚」を意識させ過ぎなのでは? とも思った。

現実問題として、主要人物の年齢(作中では20代後半〜30代前半)というのは、『結婚』の二文字から無縁ではいられない。
最大の関心事、やっかいごと、揉め事のタネ、帰省時の地雷ネタ・・・と言っても過言ではないだろう。

だからこそ、飄々と生きている風なヒロイン・ハルをはじめ、
彼らには世間一般の「『結婚』という呪縛」から自由な(結婚しない、というのではなく)生き方を見せていて欲しかったな、とも思ってしまう。

133『イエスタデイをうたって』完結:2016/09/10(土) 23:01:04 ID:RnWEjIZY0
最終巻の時点でハルは25,6歳、主人公・リクオは30になったばかりくらいか。「結婚適齢期」ではある。
イヤでも意識せざるを得ない「結婚」について、世間とはもう少し違った視点を与えてくれるものと「勝手に」思っていたのだが……。

けれど、それに対して「裏切られた」とは、まったく思わない。
「そうですよね」と思うだけだ。

喫茶店の女店主・杏子さんが、高校の同級生である居沢クマさんとゴールイン(←この言い回しも昭和だなw)するのも、祝福するばかりだ。
結婚は、やはり「幸せ」の象徴としてまだまだ威力を発揮している。

だが、トシをくって世の中にスレてしまった人間は、クマさんの実家の印刷業が妹夫婦によって回ることになるのを“都合よい”展開と捉えてしまう。
あまりにも上手く行き過ぎていると見えてしまう。

通常の恋愛ドラマではまずピックアップされない、平凡で些細な日常を切り取っていた作品だからこそ、
終わり方も“良い意味で中途半端”にして欲しかったのかも・・・と思った。

134名無しさん@避難中:2016/09/12(月) 07:24:16 ID:Hf8VDnVY0
なんか途中で読まなくなってそのままだけど、
今思い出してもいい作品だったとは思うんだよねぇ>イエスタディをうたって
自分も年下→同年代→年上って流れの中でおっかけてたわ。
冬目景作品は全部追っかけてたなぁw 懐かしい。

135名無しさん@避難中:2016/09/15(木) 22:38:25 ID:vX1u1QNw0
>>134
ありがとうございます

自分も冬目景作品の、独特な透明感やラフな絵柄が気に入って、読んでいました

136名無しさん@避難中:2017/01/05(木) 00:46:55 ID:QQ1UsgdM0
話題の漫画『金の国 水の国』を読んだ。
詳細なレビューは後日にするとして、もしこの漫画が実写化されるのなら、

サーラ → 柳原可奈子
ナランバヤル → 大泉洋 or ユースケ・サンタマリア

でお願いしたいと思った

できれば『逃げるは恥だが役に立つ』スタッフで、丁寧に作ってほしい


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板