[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
リオ編
15
:
リオ
:2020/10/16(金) 18:27:56 ID:AEAtubYU0
「うぅ……、リオルっ、その力は一体……!?」
ついにマサダの魔法陣に囚われてしまった。
「…これがなんだ、と言われれば…「神聖術」でしょうか?」
「なっ…、神聖術は黒王がとうの昔に滅したはず…。…何故だ!?」
「それは…。」口を開こうとするが…
「いや、知らなくてもいいでしょう。」
リオはルビーの力を精一杯使う。
「うわぁぁあ!!力が……奪われるっ……!!や、やめろっ!!やめろぉぉぉぉ!!!!」
とうとう、アヒラマーも倒れてしまった。
そして…、アヒラマーだったもの…、「サファイア」が姿を表した。
リオは大事そうにサファイアを包み込む。
「ルビー、サファイア…。…良かった。」
一言呟き、宝石に魔法を掛ける。クリスタル・パレスへの転送魔法だった。
「クリスタル・パレスで平穏な時を…。」
全てが終わったあと、リオは黒服達を魔法で回復しながら…
「ありがとうございました。マサダさん。」
体力切れだったほかの3人も、動けるだけの力が戻っていく。
「ボク1人だと…やられていましたからね。って、なんで頭なんか撫でて…?」
「教授のくせだ」と言われるが…。
「…まぁ、普通はしないと思いますよ?」(どんな顔をすればいいか分からず、悩んだ結果笑顔を向けることにした)
16
:
リオ
:2020/10/19(月) 22:18:29 ID:HLz0hB5c0
ダイヤモンドから逃れた後、薬草園
「さいわい…、ここには治療薬もその材料もあるから…。回復には打って付けの場所ね…。」
魔界にあるマスターの薬草園。…なんやかんやあって実質リオが管理していた。
ピクシー達にお願いをして、色々と運んで来てもらう。
リオ自身は魔力の消費と疲労ぐらいだったので、疲労回復薬をゴクゴクと飲み、黒服さん達の回復に当たった。
「よっ!」
聴きなれた声。
「…ニック。どうしてここに?」
突然現れた……火の悪魔。
「伝えるなら今しかねぇ、って思ってな。
…あれから色々潜入してわかったことがある。奴ら…。
もうすでに他の道具を揃えているぞ。」
「えっ?」
なるほど、そう考えれば……一斉に刺客を送ったのも納得がいく。
「…なぁ、リオ。」
「…なに」
力ない受け答えを返す。
「…もし、の話だが…。
〈わかって〉いるよな?」
「…わかってる。」
もし…全ての道具が奪われた時の対処法。
深刻そうな顔の悪魔は続ける。
「ともかく…、ジュエルズをあと2人倒してからだ。」
「あと、2人?」
さっきいたのはダイヤモンドだ。他にもいるのだろうか。
「トパーズだよ。今屋敷の中でウロウロしてる。…しっかし、あの黒マントの男もやるじゃないか。トラップと空間制御でかなり時間を稼ぐなんてよぉ…。」
話を聞くに、まだ被害は受けてないらしい。
「屋敷にはメーベルを向かわせたよ。」
「おいおい、オレの嫁を危険な目に合わせるんじゃねぇよ。」
言葉こそそういうものの、微塵も危ないとは思ってない様子だ。
「『嫁』って言ってるのはニックが勝手に、でしょ?」
ギラリ。
ニックの視線が鋭くなる。
「…回復したら隠れるなりなんなりしろ。オレは、この事をメーベルにも言わなきゃいけないからな。」
言い置きだけ残してニックは姿を消した。
今は、黒服さん達を回復するのを専念しなくては…。
その後のことは……。全部終わってから…かな。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板