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虐厨いじめスレ

384終わりなき活動 2/2 首おいてけ濠 ◆vBEOnE9fo2:2025/03/13(木) 19:20:31 ID:BwTL5dh60
 また別の場所
「ゆ、誘拐した子たちは返します、だから命だけは・・・!」
「ゴキブリ未満の害虫が一丁前に人間様の言葉をしゃべるんじゃねぇ!!」
 行方不明になった妖精を探していた一団が悲鳴を聞きつけて民家に押し入っていた
そこにいたのは捜索対象の妖精ではなかったが、ゆっくりをはじめとした
数々の生命体がいた、あるいは死体となって転がっていた
 壁には金バッジや首輪、名札などが並んでいた
明らかに『飼い』ないし誰かのパートナーが犠牲になっていた
 軽犯罪でも虐待厨は人権をはく奪される
誘拐は重犯罪であり人間であっても極刑相当である
 この虐待厨は重犯罪をした、しかも複数回
その上、被害者は痛めつけられ、あるいは死んでいた
 つまり、この段階で最高刑以上の処罰執行は決定している
「こいつは『地獄』行きだな」
「ああ、それ以外あるめぇ!」
 聞いた虐待厨は一気に青くなった
『地獄』とは、文字通りの意味である
ただしあの世ではなく、この世に作られた施設の通称だ
 そこでは生かさず殺さず日夜を問わず数々の拷問が悪党に加えられる
死なせるための処刑場ではない、ただただ痛めつけ苦痛を与えることが目的の施設だ
 だから、虐待厨を生かすための設備も装備も充実している
『死』という解放をできる限り先延ばしにするために
「い、いやだああああああああ!
それだけは、それだけはやめてくれええええええええ!!
殺してくれ、ここで、たのむ・・・」
一団の一人が虐待厨を蹴飛ばして黙らせた
「さっき『命だけは助けろ』って言っただろうが!!
俺たちを馬鹿にしてるのかテメェ!!」
 わめく虐待厨の口に猿轡を噛ませてズタ袋に放り込むと、運搬役の面々は一団から離れた

 別の場所、そこに集うのは虐待厨のみ
なぜならここは、虐待厨が唯一寝泊まりしても咎められない場所
『虐厨団地』だからだ
 もちろん、無料かつ無条件で許されているわけではない
ルールは存在する
「ひぃ・・・」
 虐待厨の一人が悲鳴を上げた
彼らの目の前には、大きな画面が用意されていた
 そこに映るのは、虐待厨たちが犯した罪のデータ
そして、右上の枠にある数字のみ
 最初は六桁だったそれは、今や一桁にまで減っていて、5を下回っていた
「頼む、これ以上は何もしないでくれ・・・」
 虐待厨の一人が毛布をかぶったまま祈るように呟いた
それは神に対してだけではない
 無遠慮に暴れまわる同胞に対してだ
しかし無情にも、数字は減っていき・・・・・・
 ついに、ゼロになった
 ある虐待厨は外へ逃げ出そうとドアを開け、ある虐待厨は失禁しながらへたり込んだ
恐怖のあまり発狂する虐待厨もいた
 それらはまとめて、団地の爆破に巻き込まれた
虐待厨たちは木っ端みじんになった上に団地の構造物に埋まった
 また新たにその上に団地は作られ、別の虐待厨が入ることを許される
旧住人らは墓も作られることなくその存在を知られることもなく、土に還るだろう

「た、助かった・・・ぎゅべ!?」
 運良く外に逃げることに成功した虐待厨らもいたが、巡回してきた攻撃ドローンが始末した
ドローンに下された命令は『外に出ている虐待厨すべての排除』だ
 虐待厨の唯一の住居である『虐厨団地』が爆破された時点で、
この町にいる全ての虐待厨は、その生存権すら失ったのだ

 こうして、町から虐待厨はいなくなった
しかしそれは、一時的なものに過ぎない
 今日もどこかで、虐待厨の駆除活動は続いていく

(終わり)

385続いていく系譜 1/4 首おいてけ濠 ◆vBEOnE9fo2:2025/03/13(木) 19:22:30 ID:BwTL5dh60
 むかしむかし
とある掲示板に「虐待モララー帝国」が誕生しました
モララーというAAキャラクターのみで構成されたその国は
他のAAを虐げ領土を広げました
しかしそれは長くは続かず・・・
他のAAの内外からの蜂起により帝国は滅びました
 しかし、戦争が終わった時、どの世界も甚大な被害を受けていました
 AAたちは誓いました
もう二度と悲惨な戦争を繰り返さないと

それから、長い年月が経ち・・・

「オレは腹くくったぜ!!」
 ギコは机を叩きながら集まった仲間に告げた
今、もはやかつての「誓い」は機能していない
「第二次モララー帝国」と名乗る勢力によって、掲示板はどこも虐待であふれていた
 しかしその構成員はモララーではない
『虐待厨』という、人に似た別の種族がそのほとんどを占めていた
 皮肉なことに「荒らしに反応しないこと」「荒らしは通報するだけで放置」
「荒らしに構う奴も荒らし」「住み分けを大事に」といったルールが
虐厨たちの好き放題を助長していた
 すなわち「虐厨に文句を言えば荒らし」「虐厨・虐待派へ苦情を言えば荒らし」
「虐待派の居場所に足を運んで訴える者は荒らし」などなど・・・
 ルールを守る側に制約が課される反面
ルールを守らない側・荒らしを自認するクズは好きにできるという矛盾を産んだ

 この事態に、こんなことを思うものが現れ始めた
「ルールって何のためにあるんだ?」と
守っても守ってはくれない、守れば守るだけ不利になる、守らないほうが好き放題できる
もはや、ルールとは鎧ですらない枷にすぎないのではないか、と
「そんな幼稚な奴がネットにいるなよw」
そう言って疑問に思った人々を叩いて追い出す者がいた
 しかし、これらの出来事は、ルールの無意味さを証明することに他ならない
自分や守るべきものを守る事こそ、人々の行動原理だ
守ってくれると信じたからこそルールを守った
 しかしルールは守ってくれず守らない無法者の天下となっている
これでもなおルールを守る者はいない
ギコの周囲に集った者たちは皆、そんな人々だった
 AAだけではない、様々な種族の代表が一室に集っていた
彼らはひそかに戦力を集め、ついに決起を決意したのだ

「ギコ!偵察の部隊から連絡が・・・」
 恋人のしぃからの報告を受け、ギコは気合を入れ直す
「よし!!!」
 誰もが武器を手に立ち上がる
「時は来た!!!虐待は悪なり!!」
「虐待は悪なり!!」
「いくぜ兄弟!!暴虐なる帝国を永遠に終わらせるぞ!!!」
「お〜!!!」
「話を聞けこの馬鹿野郎!!」
 しぃの正拳がギコの顔面にめりこんだ
「な、なにひゅるのさ・・・」
 突然の恋人の折檻に、ギコは涙目になる
「モララー帝国が、ないって報告が来たのよ!!」
「「「ハァ?」」」
 これから戦うはずの敵が消えた
その報告は、彼らにとって寝耳に水だった

 しぃの受けた情報は最初こそ半信半疑だったが・・・
第二次モララー帝国のあった場所に行った誰もが、そこが廃墟と化しているのを見た
そこかしこに転がっている虐待厨の白骨が、帝国がすでにないことを語っていた
 しかも、どれもこれも五体満足なものは一つとしてない
 固まった血の跡の中で腰のあたりから二つになっていたり、
あるいは胴体だけが転がっていたり・・・
中には、綺麗に真ん中で二つに割れていて、どういう最期を遂げたのか全く分からない骨もあった
 ただ分かることは、そいつらが悲惨な最期を苦しみながら遂げたこと
第二次モララー帝国は、もう無いということだ

「・・・帰るか」「だな」「畑でも耕して暮らすモナ」
こうして・・・「第二次モララー帝国」と名乗る勢力は
数々の暴虐を犯しながら、突如として歴史の表舞台から姿を消した
レジスタンスも自動的に解散となった

386続いていく系譜 2/4 首おいてけ濠 ◆vBEOnE9fo2:2025/03/13(木) 19:23:22 ID:BwTL5dh60
 ギコが決起を決意する一年ほど前、別の武装した民衆が帝国へ襲い掛かっていた
帝国があちこちに喧嘩を吹っ掛けた結果、帝国の総動員数の何百倍・何千倍という数が
周囲から襲い掛かったのだ
 大切なものを壊され奪われた人々の恨みは凄まじかった
完全包囲されていたため、帝国から逃げ出せた虐待厨は皆無だった
 しかし・・・・・・
「歯ごたえ、なさすぎやしないか?」
 彼らもまた首を傾げた
敵はいる、数もそれなりに多い
 しかし、あまりにも抵抗が弱すぎるのだ
それによく見れば、負傷している者が少なくない
 施設や武装も、満足なものは一つとしてなかった
「他の誰かと先に喧嘩したんじゃないかな?」
 そう結論を付けて、掃除は再開された

「よせ」
「あん?なんだてめぇ?」
 ギコの蜂起未遂から半年後、
別の場所で暴虐を働く虐厨たちの背後に、耳のないモララーが現れた
「昔話をしよう・・・ある掲示板にモララーだけの国ができたんだ」
 ミミナシは、話をし始めた
「かつてあった”モララー帝国”の復活、あちこちで潜伏していた
虐待モララーたちはこぞって集結したよ
 昔と違い、自分らと趣旨を同じくする虐待厨という種族もいた
彼らは数が多かった
そして皮肉なことに、非戦基本のルールや不文律のおかげで
侵略はとてもうまくいった、そう、うまくいきすぎたんだ」
 そこでミミナシは言葉を切る
「気が付いたら、周囲にエモノはいなくなっていた
抵抗すらされないことで、容易く根絶やしにされていったんだ
でも、虐厨たちは虐待できるモノを欲しがった・・・
地獄はそこから始まったんだ」
 ミミナシは天井を見上げてつづけた
「虐待できるものが何もなくなった虐厨やモララーたちは、その矛先を
あろうことか同胞へ向けたのさ」
誰もが驚きのあまり息をのんだ
「最初こそ愛護派のモララーが標的だった
しかしそれもいなくなると、いよいよ狂気は加速した
耳の形、体の色、胴の太さ、身長・・・
次々と理由を作っては狩っていった
もう何が原因で被虐生物にされるか分かったもんじゃない
疑心暗鬼になった人々は仕事も手に付かず国は荒廃していった・・・
けど、決定打はここからだ」
「何があった?」
 一人の疑問にミミナシは答えた
「喧嘩を売っちゃったのさ、非戦のルールが関係ない連中と
非戦のルールに納得いかず他所にこもってた連中に」
 ミミナシは続ける
「さすがに同胞同士の殺し合いに辟易したグループが遠征を行った
エモノさえいれば同族同士の殺し合いは終わるだろうと考えたのさ
 それはうまくいったよ、まだ未発見だった里がいくつも焼かれた
けどそいつらは知らなかったんだ
 その遠征先が天国じゃなくて地獄に向かってることに・・・
そいつらは、”墓場”に手を出した」
 ”墓場”とは、文字通り知名度がなくなり隠居することになったAAたちの隠れ里だ
ただの姥捨て山ではない
 「グレートカメモナー」「ヴィ」「ポロロ」など単体で一つの世界を滅ぼすことが可能な
危険なAAの隔離生息区域でもある

387続いていく系譜 3/4 首おいてけ濠 ◆vBEOnE9fo2:2025/03/13(木) 19:24:16 ID:BwTL5dh60
「当然、あそこの住人に勝てるはずもない、生き残った連中は命からがら逃げかえった
けど、尾行されてることに気付かなかったんだ
向こうにしてみれば自分たちの領域を侵犯した敵で・・・
 彼らにとって敵対的な生命体など”餌”にすぎないからな
不運はそれだけで終わらない、別の遠征軍が同時期に”つー族の里”へ手を出したんだ」
 虐待厨たちは身震いした
 「つー」、それは体の赤いネコ型AA種だ
しぃに似るが、常にイっちゃってる目と「アヒャー」という鳴き声が特徴であり・・・
何よりも、単体戦闘力においてAAの中でトップクラスであることで有名だ
 彼女たちはその高い戦闘力と見た目とは裏腹に、親切かつ情に深く
敵対さえしなければ良き隣人として付き合ってくれる
 そう、敵対さえ、しなければ・・・だ
単体ですら一個師団を壊滅できる彼女らを一族単位で敵に回すなど
自殺という言葉ですら表現が追いつかない愚行である

 今や伝説となった第一次モララー帝国の戦争においても
リーダーギコの側近に、つー族の女性がいたことは周知の事実であり
彼女の活躍は外伝が何冊も作られ出版されるほど
研究が進むにつれてどんどん出てきている
「一飯の礼のため孤児院をモララー帝国の精鋭部隊から一人で守り抜いた」
「モララー帝国の生体兵器から幼い少女を守り、返り討ちにした」などなど
上げればキリがないが、どの話にも共通しているのは
「弱者を守るためにその身を盾に敵を狩るハンター」としての姿である
 こんな彼女たちだが、単独行動を好むため「徒党を組んで襲い掛かる」など滅多にない
そして徒党を組んでいたとしてもそれが表沙汰になることは少ない
 と、言うのは・・・
彼女らは基本、やはり単独で行動するからだ
あらかじめ行動指針や場所時間などを打ち合わせて決めて解散
後は個々人で動いて任務を達成する、というのが最も多く使われている方法だった
物陰に隠れ闇夜に紛れ、建物の屋根の上に天井裏に木々の上に潜み
相手の隙を突いて襲い掛かる
 だから表沙汰にならない
目撃者がいてもそれが単独なのか徒党を組んだ一体なのか判別などできはしない
哀れな標的は、襲われた事すら気付くことなく冥府へ送られることもある
表沙汰になることがあるとすれば、彼女らと飲み会でも開いて当人から聞き出すしかない

「あとは想像通りメチャメチャさ、怪獣や怪物に蹂躙された上に
指揮官や司令官、重役らは赤いAAに優先的に狙われて狩られて指揮系統も壊滅
 そうでなくても同胞同士の殺し合いで互いに疑心暗鬼だったんだ
そんな状態で全員に武器がいきわたってれば・・・」
 隣人同士が憎み合い、同族同士が互いの命を狙う地獄
国を離れようとした者は脱走者として撃たれ
食べ物を分けてもらおうと隣人を訪ねて撃たれた子供の報復に
親兄弟が隣人宅に押しかけて皆殺しにしたりと
完全に国民同士の殺し合いへと発展していった
 宗教も信条も関係ない、相互の「不信」が原因の殺し合いは
国民全体を巻き込んだバトルロイヤルと化した
 気が付いたときは帝国内は、かつての勢力も武力もなくなっていた
「すべては、思い上がりが招いた自業自得さ・・・」
 滅んで当然だった、とミミナシは自嘲気味に笑った
 虐待厨たちは顔を見合わせた後で、ミミナシを放置して別の場所に移動した
「オレらは、ああはなるまい」
「ああ、集落に帰ろうぜ」
 彼らはミミナシが後から来た つー族の戦士と会話を始めたことに最後まで気づかなかった
尾行されたことにすらも・・・・・・
「改心してくれれば、違う未来もあっただろうにね
このボクみたいにさ」
 ミミナシは無くなった耳のあった場所を撫でながらつぶやいた

388続いていく系譜 4/4 首おいてけ濠 ◆vBEOnE9fo2:2025/03/13(木) 19:27:18 ID:BwTL5dh60
「お姉ちゃん、見てみて!!」
 ここは、つー族の里
一人のつー族の少女の前でモララー族の少女がナイフを投げた
ナイフは全て立っていた練習用丸太に命中する
「アヒャ〜、すごいじゃねぇか!」
 大好きな「姉」に褒められて幼いモララー族の少女は照れる
彼女は見た目の通り、「姉」とは血はつながっていない
「姉」たちがモララー帝国へ「狩り」に言った際に保護した子供の一人だ
「大人に翻弄されるしかない子供たちにまで罪を負わすのは酷だ」
 モララー族であっても一枚岩ではない
帝国の方針に反発したり、帝国に従わなかったために
 また、気が付いたら帝国の暴走に巻き込まれ
同胞のはずのモララーに狩られる立場になった”異端者”のモララーたち
彼ら彼女らへの協力もしくは保護もまた、つー族は一族全体で行っていた
 最初は つー族を怖がっていたモララーたちも
自分たちを守るために戦うつー族を見て心を入れ替えた
 せめてもの恩返しにつー族の里近くに里を新たに作り
つー族へ技術や知識を無償配布していた
 今、彼らは畑を耕しながら平和に暮らしている
もちろん、帝国=モララーに恨みを持つ人々が来ることもあったが
隣人が他ならぬつー族であったため
「あの人たちが認めたんなら」と、みんなあっさり矛先を収めた

「・・・ろして、くれ」
「ああん?
”的”がしゃべるなよ」
 練習用丸太の中に固定されている虐待厨へ、つーはぼやいた
 虐待厨は全くほかの種族とは違った
種族単位で相手を裏切り時に騙し、平気で恩を仇で返す
 だから、今はゴキブリと同じ扱いを彼らは受けていた
「おーい、ちょっと集まってくれ
西のほうで、虐待厨の集落が見つかったんだ!」
「なんだって?」
 絶対に和解が不可能な、ただしゃべるだけの悪質な害虫
そんなものは駆除一択である

 人々の虐待厨へのその扱いが終わる時があるとすれば
それは虐待厨が根絶された後の話だろう

(おわり)


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